ハイ・リゾリューションは、デジタルDJのワークフローへの融合を実現するAllen & Heathのサウンドカード内蔵4+1チャンネルDJミキサー「Xone:43C」を発売した。同社オンラインストア価格は14万400円。同製品は、高品位な16チャンネルUSBサウンドカードを内蔵したDJミキサー。人気のDJソフトウェア「Serato DJ」に対応しており、Serato DJ Club Kitに追加されたDVSアップグレードによって、別途インタフェースを用意することなく、デジタルDJ環境を構築できる。また、同社伝統のXoneフィルター、3バンドEQを装備し、クロスフェーダーは3種類のカーブを選択可能。各チャンネルに配置されたX:FXではセンド・リターンから外部エフェクターをコントロールすることができ、さらに、X:LINKを使用してXone:Kシリーズコントローラに接続すれば、MIDIコントローラの拡張も行える。
2015年05月19日ティアックは、自分好みのサウンドとデザインを楽しめる、ドイツのbeyerdynamic社のセルフカスタマイズヘッドホン「CUSTOM ONE PRO PLUS」を発表した。発売時期は3月下旬。価格はオープン。全国の量販店およびオーディオ店を通じて販売される。同製品は、好みに合わせてサウンドとデザインを変えることのできるセルフカスタマイズヘッドホン。アコースティックな手法で、密閉型から開放型へ4段階に音質を変えることが可能なバリアブル・バスレフシステムを搭載しており、本体下部にあるカスタムサウンドスライダーを操作するだけで、バスレフ効果を高めることができ、落ち着いたサウンドから迫力あるサウンドまで、音楽のジャンルに合わせて音質を変化させることが可能となっている。また、16種類のカバーとマイク内蔵リモコン付きケーブルを同梱しているので、その中から好みのデザインを選んで楽しめる。さらに、70種類を超える別売アクセサリーも用意されており、ヘッドバンド、イヤーパッド、カバーなどのアクセサリーを買い足すことで、自分好みのヘッドホンにカスタマイズできる。そのほか、高効率なプロフェッショナル 16Ωベロシティドライバーや、周囲のノイズを遮断して音漏れを防ぐバリアブル・ノイズリダクションシステムを搭載。また、世界中で高い評価を得ているDT 770 Proなどのプロ用ヘッドホン同様に、ドイツ工場でハンドメイド生産されているということだ。
2015年03月20日ミュージカル映画の名作『サウンド・オブ・ミュージック』の日本語吹替版が4月17日(金)より映画館で公開されることが決定した。日本語版が劇場公開されるのは初めてで、平原綾香、石丸幹二、日笠陽子らをキャストに迎えた“製作50周年記念日本語吹替版”が公開される。その他の写真リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世によるブロードウエイミュージカルを原作に製作された『サウンド・オブ・ミュージック』は、ナチス占領下のオーストリアのザルツブルクを舞台に、厳格なトラップ家の家庭教師としてやってきた歌が大好きな修道女のマリア(ジュリー・アンドリュース)と、7人の子どもたちとの交流を描いたミュージカル映画。第38回アカデミー賞で作品賞を含む5部門を受賞し、劇中で歌われる『ドレミの歌』『私のお気に入り』『エーデルワイス』は、映画の枠を超えて世界中の人々に愛唱されている。このほど新たに収録された“製作50周年記念版”は、主人公マリア役をシンガーソングライターの平原綾香が、トラップ大佐役を俳優・歌手として幅広い分野で活躍する石丸幹二が、長女リーズル役を日笠陽子が担当している。また、5月2日(土)には“製作50周年記念吹替版”のブルーレイ&DVDが発売されることが決定。ジュリー・アンドリュースが再びザルツブルグを訪れた様子を収録した特別映像や、歴代の日本語吹替キャストの音声を収録した6バージョン(ソフト版、40周年記念版、テレビ朝日版、フジテレビ版、テレビ東京版、50周年記念版)が特典として収録される(※DVD版は3種類)。『サウンド・オブ・ミュージック』製作50周年記念版4月17日(金)TOHOシネマズ新宿ほか全国順次公開『サウンド・オブ・ミュージック』製作50周年記念版5月2日(土)DVD&ブルーレイ発売DVD(2枚組):3990円+税ブルーレイ(3枚組):5980円+税ブルーレイ・コレクターズBOX(5枚組):15000円+税発売元:20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
2015年03月10日音楽制作・サウンド編集ソフトウェアメーカーのインターネットは、サウンド編集ソフト「Sound it! 8 Premium for Windows」を3月19日に発売する。価格はパッケージ版が1万6,800円、ダウンロード版が1万2,000円。「Sound it! 8 Premium for Windows」は、音声の録音・編集・加工をはじめ、各種エフェクトの適用、ファイルフォーマットの変更、マスタリング、CD作成などが行えるサウンド編集ソフト。今回発売される「Sound it! 8 Premium for Windows」は、「Sound it! 7 Premium for Windows」の後継商品となる。新たに搭載された、周波数と定位で特定の音をエフェクト可能なVSTプラグイン「F-REX」をはじめ、アナログサウンドのデジタル化に欠かせないレストレーションエフェクトやレコーディングの制作現場でも定評のあるSonnoxのエフェクト、放送業界のラウドネス環境にも応える 「Loudness Meter」など、39種類ものプラグインエフェクトを収録している。そのほかの新機能として、高音質オーディオフォーマットであるDSDファイルに対応し、DSD64/DSD128(DSDIFF(.dff)/DSF(.dsf)/WSD(.wsd)]の読み込みおよび保存が可能となった。DSF(.dsf)ではアルバムアートワークを含むタイトルなどのタグ情報がサポートされている。また、複数のファイルに対して同一条件の処理(操作や調整)を一括して行えるバッチ処理にエフェクトが追加され、ゲイン、ノーマライズ、オートレベル、フォーマット変更、フェードイン、フェードアウト、ファイル変換、ミキサーのエフェクトの設定を一括して処理できるようになった。さらに、クロスフェードで前後をつなげるカット&ペーストがサポートされノイズが軽減されたのに加え、新搭載のSPTI(SCSI Pass-Through Interface)を使用したCD作成モードでは、曲毎に異なるプリギャップ設定や曲間のクロスフェード設定が可能となった。このほか、VST3の対応や64bitネイティブ対応がなされている。対応OSは、Windows 8.1/8/7/Vista(いずれも64bit,32bit)。なお、同社のWebサイトでは試用版が公開されている。なお、従来バージョンの登録ユーザーは、優待価格または早割価格(3月18日 15時まで)でのバージョンアップ・優待販売価格が適用される。価格などの詳細はこちらのページを参照して欲しい。さらに、今年2月1日以降に「Sound it! 7 Premium」を購入したユーザーは、無償でSound it! 8 Premiumにアップグレード可能とのことだ。無償アップグレードの応募方法などは、「無償バージョンアップキャンペーン」ページで確認のこと。
2015年02月25日日本人アーテイストとして初めて、Mastered for iTunesのサウンドエンジニアとして認定されたブンブンサテライツの最新アルバム『SHINE LIKE A BILLION SUNS』が本日、2月4日発売となった。iTunes Storeおよび、CDでの販売に加え、ハイレゾ音源の配信も行われている。マイナビニュースでは、メンバーの二人、川島道行(Gt,Vo)と中野雅之(Ba,Gt,Key,Prg)から新作の制作背景についての話を聞いてみた。──まずは、Mastered for iTunesのサウンドエンジニアとして日本人アーテイストとして初めて認定されたことについて感想を伺ってみたのだが、これには「光栄と言うか、はい、嬉しいです」と、とてもシンプルな答えが返ってきた。前作『EMBRACE』から約2年ぶりとなるアルバム『SHINE LIKE A BILLION SUNS』だが、この間、川島が脳腫瘍を発症。治療に専念するために、一時活動を休止せざるを得ない状況に置かれた。この困難を乗り越えた上での新作だけに、馳せる想いも並々ならぬものがあるのではないだろうか。──作業はブンブンサテライツのプライベートスタジオである「studio NICE」で行われたとのことだ。前作は生のストリングスが入っていたりしたが、ドラマーが参加している以外は、今回、ほぼ二人で創り上げたという。そもそもキャリアのスタートが大学の同級生で、川島の自宅にMTRやサンプラーがあったというとこから始まっている。一連の制作もその延長で、特別なことをしてる感覚はないとのことだった。セルフプロデュースで二人で創っているというのが、プロフェッショナルな現場でCDなどの音源をリリースするアーティストの中では特殊かもしれないが、十代の頃からこういうスタイルなので、ずっと同じ創作姿勢であるらしい。中野ドラムの録音以外は全部ここです。ギターを録る場合は幾つかパターンがあって、ギターアンプシミュレーターを使ったり、アンプとキャビネットを使ってマイクで録ることもありますし、ラインでってこともありますね。用途に合わせて使い分けています。今回はFractal Audio Systems Axe-Fx IIというギターアンプシミュレーターとラインが多かったです、なかなかマイキングは難しいので。川島歌詞を書いたり、仮歌を考えたりする程度のモニタースピーカーとオーディオインターフェース、鍵盤、楽器類は一通り置いてあります。自分で録音したものを持ち込むこともありますが、基本的にはここで作業してます。中野制作期間はほぼ2年近くですね。実質稼動は1年半くらいです。録音してアップデートしていく作業を続けていました。デモとかプリプロといった作業を僕らあんまりやらなくて、最初から本チャンの音を録っていってレイヤーしていくという感じです。DAWはSteinbergのNuendoを使っています。Nuendo長いですね、その前はLogicを使ってました。LogicはLogicで使ってる時期長かったですけど。90年代から使っていて、2005、6年くらいまでですね。ソフトウェア音源で入っているエレピの音(EVP88)が好きで、そのためだけに起ち上げるってことは今回もあったと思います。曲を作るのに、切り出しになるのはメロディーである場合もありますし、リズムから始めることもあり、特に決まってないです。思いついたことからスタートしてますね。今回、アルバムの収録曲が11曲なんですけど、「ボツ曲」がなくて、2年間でその11曲しか作ってないんです。──その中で、二人の役割分担はどのようなものなのだろうか?中野僕がプロデューサー兼エンジニアって感じで、川島くんがアーティストって感じだから、川島くんがやりたいことを具体的な音楽に変換していくという按配ですかね。機材の操作だけじゃなく、彼との対話も通じてということになりますけど。川島プロデュースされているという感覚は確かにあります。セルフプロデュースという観点からも、自分を出していけば、それを汲み取ってくれるといった感じです。信頼関係ですよね。言葉で上手く伝えられないことも拾ってくれたりとか。中野二十年活動していて、親より一緒にいる時間長いですから。家族みたいなものです。「おい、お前、アレ」で通じちゃうような(笑)。妥協ができないですよね、これが三人になると多数決原理が働いちゃう。それができないので、意見が食い違った場合は絶対に決着つけないといけない。そこは大変でしたけど、妥協せずに進んできて正解だったと思ってます。ただ、そういう心境になったのはここ最近ですね。二十代のころは酷かったです(笑)、どこでも喧嘩始めちゃうような。川島こうして並んで話していること自体、ある意味、奇跡かもしれないですね(笑)。ツアーに出たら、車の中でもやりあいましたし、その後、着いた先のホテルは同じ部屋だったり。──30年前だったら、ミュージシャンは演奏、録音のエンジニアは録音、マスタリングのエンジニアはマスタリングと、役割の分担がはっきりとしていた。ところが、20年ほど前のDAWの登場によって、音楽の制作現場は激変。それまで、時間幾らで貸し出していたバジェットスタジオから、プロジェクトスタジオと呼ばれる、小規模なスタジオでも充分制作が可能となった。そういった状況下、ミュージシャンは演奏だけでなく、録音やマスタリングも含めて、全部、自分たちで作業にあたるようになっていった。ブンブンサテライツはその変化の只中にあって活動を発展させていったわけだが、そういったことをどう捉えてきたのだろう。中野ポジティブな面とネガティブな面、両方あると思います。専門職の方がいて、その人たちの耳とノウハウ、経験はすごいものがあるのは間違いないという中、今はソフトウェアやプラグインが揃っていて、極端な話、誰でもマスタリングまでできる環境にあるわけですよね。それがまた良いか悪いかは別な話で。ただ、その選択の自由が与えられていることはポジティブに捉えて良いと思います。ベッドルームミュージシャンが創ったものが流通に乗るようになったり沢山の人々と繋がるようになったり、可能性としてはどんどん広がっているわけですから。ただ、インターネットが生まれてからは、ひとつひとつの情報の価値は落ち続けていると感じます、それは音楽も含めてですけど。その意味では宝の山がある可能性が高まったと同時にゴミの山に行き着く可能性も高まったと言えるのではないでしょうか。誰でもクリエイターになれる時代になっただけに、プロフェッショナルな人だけでなく、すべての人が真摯に取り組んでもいいんじゃないかなと思います。もっと皆が高みに登れるような。自分たちもこのような制作環境がないとやりきれないと感じていて、今までのバジェットスタジオで一から十までつくらないといけないって話になったらアルバムの制作には1億円でも足りないでしょうね。──また、今回はiTunesでの配信のほか、ハイレゾ配信、CDと複数のフォーマットでの発表となる。これには、ユーザーの選択肢が増えたことに対し、どんな環境にあっても良い状態で聴けるようにという配慮に基づいている。Mastered for iTunesに関しては、従来と比較して断然、情報量が多いので、期待している面が大きいとのことだった。コンパクトなデータではあるものの、音楽的な情報量は多い、これまでならCDからリッピングしたWAVファイルをiTunesに持ってきてという聴き方だったのが、積極的にダウンロードで購入するというスタイルに変わっていくユーザーも増えるだろうとも話していた。中野録音に関しては24bitの48KHzです。特に理由はないのですが、サンプリングレートを高くすると扱いが大変になってくるので、作曲のスピードを考えると48KHzがいいかなと。作業の途中でbitのデプスに関しては、32bitのフローティングポイントになってくるので、一度録音してしまえば、トラックダウン以降は32bitを扱っていることになりますね。配信に関してはハイレゾ配信でもiTunesでもビットレート落とす形になってます。──Mastered for iTunesのコンバート用ツールは、原音のイメージが崩れないというのが印象的でもあるという。実際聞いてみると、音圧がしっかりあって、かつ奥行きと広がりのある仕上がりになっている。これについて、エンジニアリングの面で何か秘密があるのではないかと思い、手法を訊いてみたのだが、別段特別なことはしていないという。自分たちで録音のレベルからミックスのバランス、マスタリングまで行っていて、コントロールが利くという面があるからではあろうが、一方で、自身のセンスが問われる面もある。それについては、自分たちの感覚を信じて創作にあたると答えてくれた。──ただ、彼らとしては、iTunes Storeで配信されるとしても、アルバムはアルバム単位で聴いてほしいという想いがあるようだ。通して聴いて頂ければ分かるが、曲の終わりが、次の曲のアタマと被さっている。どこでどういう形で手にしてもらったのだとしても、アルバムの1曲目を再生したら50分間通して聴いてほしいし、アートフォームとしてのアルバムはまだまだ追求していきたいと語ってくれた。──最近では矢野顕子のアルバム『飛ばしていくよ』収録の『Never Give Up on You』でアレンジを手がけたり、MAN WITH A MISSIONのシングル『Seven Deadly Sins』のカップリング曲『evils fall』ではリミックスを担当している。海外に拠点を置いていた頃に比べると、日本のミュージシャンとのコラボレーションが増えたように感じられる。中野今の邦楽シーンの中では浮いた存在ではあると思いますが、このイベントには出ない、この人たちとはツルまないとかってことは考えたことないです。でもどこに出て行っても、自分たちがブレなければいいなと思ってますし、今の日本は良いアーティストの登場が続いてますから、その辺はポジティブな要素ですよね。本当に上手いバンドとか、良い音楽作るアーティストがここ数年の間で沢山現れたなと。──シーンで異彩を放ちながら、着実にキャリアを積み重ね、リスナーの心も体も揺さぶる音楽を生み出してきたブンブンサテライツ。よりエモーショナルにダンサブルに迫る『SHINE LIKE A BILLION SUNS』は絶対に聴き逃せないアルバムだ。3月15日にはEX THEATER六本木で新作の発売に伴ったライブパフォーマンスも決まっている。アルバムを聴いたら、是非こちらにも足を運んでいただきたい。
2015年02月04日Razerはこのほど、Bluetooth 4.0に対応したワイヤレスサラウンドサウンドバー「Razer Leviathan」を発表した。グローバルでは11月より販売を開始し、価格は199ドル。日本での販売予定や価格についてはいまのところ未定だという。63.5mmのドライバと19mmのツイーターを2基ずつ搭載したサウンドバーと、133mmのサブウーファーがセットになったサラウンドシステム。5.1チャンネルのコンテンツを、2本のスピーカーを使い、サラウンドサウンドとして再生する「Dolbyバーチャルスピーカー」を採用する。高音質コーデックaptX対応のBluetooth 4.0をサポート。PCやモバイル機器からのワイヤレス再生が行える。過去に接続したデバイスを記憶し、優先的に検知するほか、NFCによるデバイスとのペアリングが行える。また、光デジタル入力や3.5mmステレオミニジャックを搭載し、有線での再背にも対応する。主な仕様は、実用最大出力はバースピーカーが15W×2、サブウーファーが30Wとなっている。インピーダンスはともに8Ω。本体の重量はバースピーカーが2kg、サブウーファーが2.35kg。
2014年11月05日ヤマハは10月15日、デジタル・サウンド・プロジェクター「YSP-2500」のカラーバリエーションとしてシルバーモデルを発表した。発売は10月下旬で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は93,000円前後(税別)。関連記事ヤマハ、4K/60Pパススルー対応で4Kテレビに最適なサウンドバー「YSP-2500」(2014年7月8日)2014年7月にブラックモデルが発表されたYSP-2500のカラーバリエーションモデル。YSP-2500は、16基のビームスピーカーを搭載するバースピーカーと2基の10cmコーン型ウーファーを搭載するサブウーファーユニットで構成される7.1chサラウンドスピーカーだ。バースピーカーでは、16基のビームスピーカーとヤマハ独自の「デジタル・サウンド・プロジェクター技術」により音のビームを壁に反射。左右や後方にスピーカーを置かなくても、リアルな7.1chサラウンドを実現する。「インテリビーム」機能により、ビームスピーカーによる音の反射を最適な状態で行える。4K/60Pでのパススルーに対応した最新規格のHDMI端子を搭載。レコーダーなどから4K/60Pの映像信号を入力して、テレビに伝送することができる。また、Bluetooth機能搭載により、スマートフォンやタブレット端末などからワイヤレスで音楽を再生することができる。Bluetoothのバージョンは2.1+EDR、対応プロファイルはA2DPおよびSPP、対応コーデックはSBCおよびaptXだ。SCMS-T方式のコンテンツ保護にも対応している。主な仕様は次の通り。スピーカーユニットはビームスピーカーが2.8cmコーン型×16基、サブウーファーが10cmコーン型×2基、実用最大出力はバースピーカー部が32W、サブウーファー部が75Wとなっている。バースピーカー部に搭載されている接続インタフェースはHDMI入力×3系統、光デジタル入力×2系統、同軸デジタル入力×1系統、アナログ入力×1系統、HDMI出力×1系統(ARC)、ヘッドホン出力×1系統、サブウーファー出力×1系統。消費電力はバースピーカー部が24W、サブウーファー部が45W。サイズはバースピーカー部がW944×D144×H51mm(レッグ非装着時)、サブウーファー部がW434×D353×H129mm、質量はバースピーカー部が4kg、サブウーファー部が7.9kgだ。
2014年10月15日LGエレクトロニクス・ジャパンは9月12日、サウンドバー「NB5540」「NB4540」「NB3540」を発表した。発売は9月19日。価格はオープンで、推定市場価格は、NB5540が41,000円前後、NB4540が36,500円前後、NB3540が32,000円前後(いずれも税別)。3製品はいずれも、スリムなバースタイルのメインユニットとワイヤレスサブウーファーを組み合わせた製品。NB5540とNB4540は、メインユニットにフロントチャンネルとサラウンドチャンネルのスピーカーを内蔵した4.1ch構成を採用。NB3540はフロントチャンネルのみの2.1ch構成となっている。定格出力は、NB5540とNB4540がフロント40W×2、サラウンド40W×2、サブウーファー160W。NB3540がフロント80W×2、サブウーファー160W。いずれも、「MUSIC」「Standard」「BASS」「NEWS」「CINEMA」「SPORTS」の6種類のサウンドモードを備えている.NB5540とNB4540の入出力端子は、HDMI(入力×1系統/出力×1系統)と光デジタル音声入力×1系統、USBポート×1基。NB3540はHDMI端子を装備しておらず、光デジタル音声入力×1系統とUSBポート×1基のみとなる。USBポートはType Aで、USBメモリやポータブルプレーヤーなどの接続に対応する。NB5450では、192kHz/24bitまでのWAVとFLACファイルの再生を行うことも可能だ。3製品ともBluetooth接続に対応。Bluetoothのバージョンは3.0+EDRで、プロファイルはA2DPのみ使用可能だ。コーデックはSBCとAACに対応している。
2014年09月12日レビューの前編では、テレビサウンドをめぐる現状とヤマハのデジタル・サウンド・プロジェクター「YSP-1400」の主な特徴などについてご紹介した。後編となる今回は、実際に自宅のリビングにてYSP-1400をセットアップ。機能の詳細や使い勝手、そして気になるサウンドクオリティなどについてお伝えしていこう。前編はこちら【レビュー】テレビからスマホまであらゆるサウンドを大迫力で再生! - スタイリッシュなサウンドバー「YSP-1400」を使って楽しもう・前編○まずは気になるボディ周りをチェック!さっそく箱からYSP-1400本体を取り出すと、付属品はリモコン、単4形乾電池が2本、光ケーブル(1.5m)が1本、取扱説明書、取付用テンプレートのみでとてもスッキリしている。ボディサイズは幅1,000mm×高さ96mm×奥行き141mm、重量は4.3kgと女性でも一人で持ち運ぶことができるほどのコンパクト・軽量さで、驚かされた。ここで、テレビ前にYSP-1400を設置するまえに、筆者が個人的に非常に気になっていた本体に内蔵されたサブウーファー部分などをじっくりチェックしてみた。ボディの左右両端のスタンド部を見ると、スタンドそのものがサブウーファーという設計になっており、かなり斬新なスタイル。そのためスタンド部底面と背面には、大きな開口部が設けられているのも確認できた。従来の一般的なサブウーファーであれば、別途設置スペースを確保し電源とオーディオケーブルを接続することが必須だった。これらの作業は面倒だと感じることも多かったが、YSP-1400のような設計なら気軽にサウンドバーの導入を考えることができるだろう。なお、ボディの前面左側には、各種動作などを確認できるLEDインジゲータが、前面右側には入力切換、音量、電源などのボタンがシンプルにレイアウトされている。○いざ、 自宅に「YSP-1400」を設置!さて、YSP-1400のボディチェックも一通り済ませたところで、テレビ前にサウンドバー本体を設置し接続してみる。付属の光ケーブル1本をテレビと接続すれば作業は一瞬で完了。ここで問題となったのが、テレビの前面にスピーカーを置いたことで、テレビのIR受光部が隠れてしまいリモコン操作ができなくなってしまうこと。しかし、ご安心あれ!YSP-1400では、赤外線を利用したリモコン信号を中継してくれるテレビリモコンリピーターを装備しているため安心して設置が行えるのだ。ちなみに、メーカーではYSP-1400との組み合わせとして40型以上のテレビを想定しているが、あいにく我が家のテレビのサイズは32型のため、横幅が左右に10cm程度づづはみ出す格好となってしまった。ただし、今回はスペース的にも違和感なく設置を行うことができ、想定より小型サイズのテレビとの組み合わせでも問題は少なそうだ。○Bluetoothとアプリを活用することで利便性が大きく向上テレビと接続する際に気が付いたことだが、YSP-1400には残念ながらHDMI端子がなく、テレビとの電源連動やオンスクリーンディスプレイ(OSD)などの機能を利用することができない。そこでぜひとも活用したいのが、YSP-1400に搭載されたBluetoothと無料の専用コントロールアプリ「HOME THEATER CONTROLLER」(iOS/Android対応)だ。本アプリを利用すれば、スマートフォンやタブレットの画面上で入力中の機器や選択中のサラウンドプログラム(映画・音楽・スポーツ・ゲーム・テレビ番組)など本体の状況をアイコンで分かりやすく把握できたり、部屋の大きさ・壁までの距離・視聴する位置など設定しサラウンド音響効果を最大限に発揮する理想の視聴環境を整えられる「YSPポジション」といったアプリ機能も用意されている。また、YSP-1400には、スマートフォンなどの対応端末側からBluetooth接続すると本体電源が自動的にオンになり、接続を切断すると本体電源が自動的にオフになる「Bluetoothスタンバイモード」機能が装備されており、電源操作の手間も省くことができ大変オススメ!なお、初期設定では、Bluetoothスタンバイモード機能はオフに設定されているのでご注意を。○一度「YSP-1400」のサウンドを聴いたら、元の環境には戻れなくなる!YSP-1400で、実際にブルーレイディスク(BD)コンテンツやスマートフォンからのオーディオ再生してみたところ、バーチャルサラウンドなどにありがちな違和感を感じることもなく、映画などでは迫力満点の臨場感を楽しめた。そのサウンドクオリティは非常に高く、テレビ内蔵スピーカーとの差は歴然であった。また、人の声と背景音を判別して人の声のみを自動的に音量アップする「クリアボイス」、音声ソースの音量差を自動的に補正してくれる「ユニボリューム」、テレビのリモコンでYSP-1400の操作も可能になる「テレビリモコン学習」など痒いところに手が届くユーザー本位の機能が用意されており、普段使いするテレビ用スピーカーとしての高い利便性も見逃せない。映画やゲームなどのエンターテイメントコンテンツを満喫したいユーザーだけでなく、テレビやスマートフォンのサウンドをより手軽に高音質で楽しめるシンプルな再生環境を構築したいユーザーにも最適だ。一度聴いたが最後。テレビ内蔵スピーカーだけの環境には戻れなくなるほどのYSP-1400のサウンドを、皆さんもぜひ一度味わってみてほしい。
2013年12月09日「Sound Horizon」を主宰するサウンドクリエーターRevoが、新プロジェクト「Linked Horizon」名義で、8月22日(水)にシングル『ルクセンダルク小紀行』そして9月19日(水)にアルバム『ルクセンダルク大紀行』をリリースする事を発表した。【アーティストページはこちら】これは「Sound Horizon PONY CANYON移籍第一弾 制作発表会」で明らかにされたもの。「Linked Horizon」とはRevoが他作品とのコラボで音楽活動をする際のユニット名で、外の世界と繋がるという意を表している。この名義での第1弾シングル『ルクセンダルク小紀行』は、Revoが全収録曲を書き下ろした、スクウェア・エニックスが贈るニンテンドー3DS対応ゲームソフト『BRAVELY DEFAULT』(2012年発売予定)中の音楽をCD用に再構築したものを収録している。なお、この日の発表会は公募から募った一般のファン30名を認定特派員と呼び、その製作発表の模様を認定特派員が逐一テキストで実況中継するというユニークな形式で行われた。その場で、先述した新作発表の他にも、11月25日(日)に横浜アリーナでコンサートを行う事を発表するなど、内容盛りだくさんの製作発表会となった。2010年発売のアルバム『7th Story CD『Marchen』』はオリコン週間チャート2位を記録、売上枚数も12万枚を超えるヒットとなっただけに、今回の作品も大きな話題を集めそうだ。
2012年07月06日『ドレミの歌』『エーデルワイス』などスタンダード・ナンバーを数多く含む『サウンド・オブ・ミュージック』。ジュリー・アンドリュースが主演した1965年公開映画も大ヒット、世界中で愛されている名作が、いよいよ福岡で上演される。舞台は1938年のオーストリア。母のいないトラップ家の7人の子どもたちの家庭教師となったマリアが愛情と音楽で一家を明るくしていくが、ナチス台頭という不穏な時代の波が一家にも影を落とし……という物語。3月5日、福岡市内のホテルで記者会見が行われ、マリアを演じるキャストのうち、井上智恵と笠松はる、トラップ大佐を演じるキャストのうち、芝清道と村俊英が福岡公演へ向けての抱負を語った。(複数キャストでの上演により、他キャストの出演も予定)今回上演されるのは、『キャッツ』『オペラ座の怪人』の作曲で知られるアンドリュー・ロイド=ウェバーがプロデュースした最新バージョン。新曲が加えられ、アルプスの雄大な風景を舞台上に再現した美術など、見どころも増えている。笠松曰く「映画のマリアはパワーウーマンな感じだけど、今回の演出では“弱くて脆いけど、あきらめずに頑張ることで物事を動かしていく”女性」へと変更になっているようで、こちらも楽しみ。また曲順も映画版から変更があり、その効果も感じられるとか。芝も「歴史的背景をふんだんに入れてあり、単なる幸せ物語というより困難を乗り越えての家族の絆が強調された。人間模様も複雑に演出されており、音楽だけでなく芝居としても深く面白くなっている」と自信をのぞかせる。また、昨年大きな話題をさらったTVドラマ『家政婦のミタ』さながらに、本作でもトラップ家の子どもたちが重要な役割を果たしている。「子どもたちには嘘が通じない。お芝居も含め、心から交流することを心がけている」と井上が語れば、芝も「トラップ大佐が子どもたちとの本当の愛に触れてハグをするシーン。ここは観ても泣けるけど、実際に演じていても泣ける。自分の中のピュアな部分を引き出してくれるよう」とコメント。それを受け、村も「そのシーンは、マリアや子どもたちとの絆を実感できる大切なシーン。ひとりひとりと心をこめてハグしてます」と語るなど、子どもたちの純粋な演技に、大人の俳優たちも影響を受けている様子だった。東日本大震災に襲われた昨年3月11日は『サウンド・オブ・ミュージック』東京公演の千秋楽の前日だった。震災の混乱を経て、祖国を思いながら歌う『エーデルワイス』を歌う時に「愛する日本」を思いながら歌い、さらに一段と思い入れのある曲になったとか。家族の絆を改めて考えたい今だからこそ、じっくり楽しみたい作品となりそうだ。公演は6月24日(日)から10月14日(日)、福岡・キャナルシティ劇場にて開催。チケットは6月24日(日)から8月31日(金)公演分までを4月22日(日)に一般発売する。
2012年03月07日