こんにちは! 助産師のREIKOです。昨年12月29日、「厚生労働省が『母乳バンク』を全国的に整備する方針を固めた」という報道がありました。そこで今回は、母乳バンクについてお話ししたいと思います。 母乳バンクとは?「母乳バンク」とは、母乳がたくさん出るママが寄付した母乳(ドナーミルク)を、適切に検査、保管・管理をおこない、母乳を必要としている他の赤ちゃんに提供する仕組みのことを言います。ドナーミルクを提供されるのは、早産などで生まれた極低出生体重児(出まれたときの体重が1,500g未満の赤ちゃん)です。 現在、世界の50カ国以上で600を超える母乳バンクがありますが、日本の母乳バンクは昭和大学江東豊洲病院内の1箇所のみとなっています。その後、2017年に一般社団法人 日本母乳バンク協会が設立され,2018 年以降、ドナーミルクを利用するNICUは増加しているそうです。 母乳栄養のメリットは早産で生まれた赤ちゃんにも早産で生まれた赤ちゃんは体のさまざまな機能が未発達なため、呼吸器や消化器に合併症を生じる恐れがあります。なかでも新生児壊死性腸炎は、極低出生体重児や超低出生体重児(生まれたときの体重が1,000g未満の赤ちゃん)の約3〜7%に発症し、進行すると赤ちゃんの命に関わる恐れのある疾患の1つです。 母乳(特に初乳)には免疫物質が多く含まれるため、育児用ミルクより新生児壊死性腸炎を起こしにくいと言われています。また、新生児壊死性腸炎だけでなく、慢性肺疾患や後天性敗血症に対する予防効果,将来的な神経発達予後の改善など、早産で生まれた赤ちゃんにとってもさまざまな利点があるということが明らかになってきています。 早く赤ちゃんに母乳を与えたい! でも…。そのため、早い時期から赤ちゃんに母乳を与えたいところですが、赤ちゃんを産んですぐにたくさんの母乳が出るというママはあまりいません。そのため、低出生体重児用のミルクか他のママの母乳(もらい乳)を使用するという方法が取られます。 しかし、低出生体重児用とはいえ、やはり消化機能が未発達な赤ちゃんにとって人工乳は負担になってしまいます。また、もらい乳の場合は、他のママから提供された冷凍母乳を解凍後、加温して使用します。そのため、感染症のリスクが否定できないという問題もあり、もらい乳を実施していない施設も多々あります。 私が働いていたNICUでは、もらい乳が必要だと判断された場合、母乳を提供してくださるママの感染症の有無を確認し、母乳を必要としている赤ちゃんのママ、双方に個別で説明をおこない、同意書をとったうえでもらい乳をしていましたよ。 母乳バンクでの徹底管理母乳バンクで取り扱われる母乳はドナーからの提供によるものですが、ドナー登録にはいくつかの条件があり、指定された施設での検診が必要になります。母乳を提供する際にも家族を含めたその時点での健康状態の確認がおこなわれます。 そして、提供された母乳は殺菌処理の前に細菌検査をおこない、母乳に病原菌が含まれていないことを確認します。そして、62.5℃、30分の低温殺菌処理をおこない、その後、あらためて細菌検査で細菌がまったく検出されないことを確認し、冷凍保存されます。 このように徹底管理された母乳バンクのドナーミルクは、一般的に安全であると受け止められています。ですので、日本小児科学会でも早産・極低出生体重児の経腸栄養に関して、「自母乳が不足する場合や得られない場合,次の選択肢は認可された母乳バンクで低温殺菌されたドナーミルクである」と提言しています。 ドナーになりたいママはたくさんいるけれど…日本母乳バンク協会では、ドナー登録、ドナーミルクの殺菌処理、ドナーミルクの他施設への無償提供、地域の母乳バンク設立への働きかけ、研究などさまざまな活動がおこなわれています。このような活動に賛同するママたちも増え、ドナー登録をする方も200人を超えたとのこと。しかし、現行の母乳バンクではキャパシティの問題もあり、ドナー登録を制限しているそうです。 こうした状況の中、育児用品を取り扱うピジョン株式会社が、日本母乳バンク協会への経済的支援に手を挙げ、2020年春から会社の一部スペースを「東日本橋 母乳バンク」として使用することになりました。現在の母乳バンクが年間80人の赤ちゃんにしか対応できていないのに対し、新しい母乳バンクは年間200人に応えていく予定だそうです。 母乳バンクが全国に整備されるのはいつ?極低出生体重児を産んで、母乳を与えたいのに母乳が出ない(与えられない)ママにとって、母乳バンクの整備は朗報だと言えます。ですが、今すぐ実現する……というわけではないようです。 厚生労働省によると、まずは2020年度から3年程度、調査研究をおこない早ければ2023年度からの事業開始を目指すとのことです。調査研究の内容は、現行の母乳バンクにおけるドナーミルクの提供を受けた児の予後の追跡調査、諸外国での母乳バンクの運用と法的規制等の実態調査と整理、医療機関関係者・NICU児の親・一般の妊産婦に対する母乳バンクに対する意識調査などがあがっています。 過去には不衛生な状態の母乳をインターネット上で販売していたとして、厚生労働省や消費者庁から注意喚起がなされたこともあります。より安全な方法で安心してドナーミルクを活用できるようなシステムが全国にでき、1人でも多くの小さな命が助かるといいなと思います。 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年01月15日マーベル・ヒーローたちの中で世界でいちばん知名度が高く、最も人気があると言っても過言ではないスパイダーマン。その版権をめぐり、ディズニーとソニー・ピクチャーズがバトルを繰り広げた末に決裂したニュースは日本のエンタメ媒体でも大きく報道された。映画ファンの中には知らない方(あるいは気にしていない方…)も多いと思うが、スパイダーマンはソニー・ピクチャーズが「実家」で、マーベル/ディズニーは産みの親だが「実家」ではない。スパイディの“養育権”は、あくまでもソニーにあるのだ。ではなぜマーベル・ヒーローの一員でありながら、スパイダーマンだけがマーベル本家から切り離されているのか?ソニーがスパイダーマンの「育ての親」になった経緯それはまだマーベルが単体で、ディズニーの傘下に入るずっと前の1998年のことだ。当時経営不振のマーベル・エンターテイメントにソニー・ピクチャーズの敏腕エグゼクティブだったヤイル・ランドー氏が「スパイダーマンの版権を売らないか」と持ちかけた。資金難に苦しんでいたマーベルは、これはチャンスとばかりに、「アイアンマンからブラックパンサーまで、うちのキャラクター全部ひとまとめで2,500万ドル(約26億円)で売るよ!」と返答。いまとなっては考えられないオファーだが、当時のマーベルはコミックブックの衰退で将来の見通しも明るいとは言えない状況だったため必死だったのだろう。でもソニーはこのバーゲン・オファーを断る。結局当時から人気があり将来性もあったスパイダーマンの版権のみを700万ドル(約7.5億円)で買い上げることになる。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が世界中で11億ドル+の興行収入を叩き出した現状を考えれば、信じられないバーゲン価格である。スパイダーマンは、その昔お金に困った産みの親マーベルから、ソニー・ピクチャーズに里子に出されたわけだ。言うなればスパイダーマンはソニーにとって我が子も同然で、スパイディの「育ての親」なのである。まるで養育権争い2015年にマーベルの豪腕プロデューサーであるケヴィン・ファイギが、新装スパイダーマンを立ち上げるために里親ソニーと協議の末、期限付きの有利な契約をソニーに渡してスパイダーマンを「一緒に育てる」契約を結ぶ。いわば生みの親と育ての親が仲良く話し合って、子どもに活躍できる場を与える資金援助をしてあげたのである。でも抜け目のないディズニーはスパイディの商品版権をキープ。スパイディ関係の商品から得た利益はソニーに1銭もいかないということになる。これはソニーにとって巨額の富をギブアップしたことになる。だがマーベル・ユニバースの大成功は新装スパイダーマンも含めて敏腕プロデューサー、ケヴィン・ファイギに負うところが大きい。前出の契約が切れる段になって、このままケヴィンと共同製作を続けたいソニーは、ディズニーに現状維持の契約でスパイダーマンを「一緒に育てよう」と提案した。ソニーを悪者扱いはお門違いしかし新作スパイダーマンの大成功で絶好調のディズニー。ソニーへの返答はこうだった。「これからもケヴィン(・ファイギ)のインプットを必要とするのであれば、商品版権100%はもちろん、製作費を50%出す代わりにスパイダーマンを含む、関連キャラクター全てから派生する興行収益50%を要求する」と強気のオファーを出してきた。ソニーは閉口し双方の話し合いはここで決裂となる。ディズニーの言うスパイダーマンの「関連キャラクター」というのは、ヴェノムを筆頭に「スパイダーマン・ユニバース」と名付けられた世界に属するあらゆるキャラ900種類(!!)を指している。おまけにディズニーが言う、「50%の製作費を持つ」は、聞こえがいいものの、これには製作後発生するマーケティングにかかる莫大な費用や興行にかかる経費などは含まれていない。よって最終的にソニーが受け持つ金銭的負担は素人には想像出来ない額となり、取り分の部が合わなくなってくる。アベンジャーズの大切なメンバーでありマーベル・ユニバースの人気者であるスパイダーマンがマーベルの世界から消えてしまうとあらば心配になってくる。スパイダーマンが映画の世界から消えるわけではないにしても、この「養育権」バトルのせいでスパイダーマンが、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーやキャプテン・マーベルなどと共演する可能性がなくなってしまうかもしれない。このことに憤慨した一部のファンはソニーがディズニーのオファーを却下したという側面だけを見てソニーを責め、ソニーへのボイコット運動すら促すハッシュタグまで広め始めた。事の詳細も知らずに相手を責める昨今のオンライン事情は大いに問題である。最新のニュースによれば、ソニーとディズニーは熱りが冷めたら水面下で協議を続けるのでは、といううわさもあるらしい。いずれにせよ最終的にはファンの気持ちよりも$サインの力がものを言うだけに、我々は祈るしかないのである。(text: Akemi Kozu Tosto/神津トスト明美)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)■関連作品:スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 2019年夏、全国にて公開予定
2019年08月30日メガバンクの店舗は減る一方。そこで経済ジャーナリストの荻原博子さんは、手数料が割安のネットバンキングや、現金不要のデビットカードなどの利用をすすめる。荻原さんが、銀行には“行かずにつきあう”お得な方法を教えてくれた――。今月20日、三菱UFJ銀行は’23年度までに店舗数を180減らすと発表しました。’17年度末に515あった店舗を、当初は20%、100店を減らす計画でしたが、今回、35%、180店減らすと加速させたのです。また、みずほファイナンシャルグループも’17年度末の500拠点から、’24年度までに100拠点減らす方針でしたが、削減数を130に拡大。銀行の店舗削減が進んでいます。というのも、以前の銀行は効率を無視した経営でした。「収支が1円でも合わなければ全員残業」などとよく聞きましたが、たった1円のために高い人件費をかけるムダが横行していたのです。’79年からの金融自由化、’96年の金融ビッグバンなどを経て、銀行も自由競争の時代。経営を見直し、地価の高い都心の店舗に、高い人件費をかけて行員を配置する効率の悪さに気づいたのでしょう。さらに、’16年からのマイナス金利政策などで経営状況が悪化。店舗削減を急ぐようになりました。この流れは止められません。今後、銀行の店舗は減る一方でしょう。残る店舗も、資産運用や相続などの相談ブースを増やし、振り込みや入出金などのハイカウンターは極端に減っています。振り込みや入出金はATMやネットバンキングに移行させ、窓口には来てほしくないと大きく舵を切ったのです。私たちも、考えを切り替えるときです。できるだけ銀行に行かずに済む方法を実践しましょう。【1】ネットバンキングを使うネットバンキングは自宅から24時間いつでも手続きできて、手数料が銀行窓口より割安です。たとえば、三菱UFJ銀行の窓口で3万円以上を他行に振り込むと手数料は864円ですが、ネットバンキングなら324円。同じ三菱UFJ銀行への振り込みでも、3万円以上なら窓口だと540円かかりますが、ネットバンキングなら無料です。【2】会員登録で手数料優遇を受ける近くの銀行店舗がなくなっても、コンビニATMでほぼ代用できますが、問題は利用手数料です。そこで、各行の会員サービスを利用しましょう。ネットバンキングの登録と合わせて、三菱UFJ銀行の「メインバンク プラス」やみずほ銀行の「みずほマイレージクラブ」、三井住友銀行の「SMBCポイントパック」などに登録すれば、給与や年金の振り込みや口座残高などによって、コンビニATMの利用手数料が月3回まで無料などの優遇を受けられます。【3】デビットカードで支払うまとまった買い物の際、わざわざ現金を引き出さなくても、ほとんどの銀行のキャッシュカードが、加盟店でデビットカードとして使えます。デビット決済は手数料無料。その場で口座から引き落とされるので使いすぎもなく安心です。「定期預金が満期になったので銀行に行ったら、投資信託を勧められた」などはよく聞く話です。「銀行だから安心」という時代は終わりました。とはいえ、タンス預金は危険です。銀行は“無料の貸金庫”と思って、上手につきあっていきましょう。
2019年05月31日アリアナ・グランデの新曲『ノー・ティアーズ・レフト・トゥ・クライ(No Tears Left To Cry)」が2018年4月20日(金)にリリースされる。アリアナ自身2年ぶりの新曲となる本楽曲のタイトルは、"もう流す涙は残っていない"の意。2016年5月に発表したアルバム『デンジャラス・ウーマン』以降の2年間、様々なことを経験したアリアナ。まもなく25歳となる彼女の等身大の今の心情と、世界への「強い心を持ち、元気に生きていこう」という普遍的なメッセージが詰め込まれた、パワー溢れる1曲になっている。【詳細】アリアナ・グランデ『ノー・ティアーズ・レフト・トゥ・クライ』リリース日:2018年4月20日(金)配信価格:250円
2018年04月23日ビジネスバンクグループは4月6日、中小企業に必要なシステム(ERP・CRM・グループウェアなど)をまとめたクラウドサービス「ALL-IN(オールイン)」の提供を開始した。価格は初期費用は無料で月額3万8000円(税込)~。新サービスの特徴として顧客管理(CRM)、営業支援(SFA)、人事/給与、会計、販売/仕入/在庫管理、グループウェアなど、中小企業の経営に必要な業務システムがオールインワンになっている点が挙げられる。従来、中小企業は必要なシステムを別々の提供者から購入したうえで、それぞれのカスタマーサポートに連絡し、代金の支払いやアップデートなどを行わなければならず非効率的だった。また、上記のそれぞれのサブシステムがすべてつながっているため、入力の二度手間がなく、例えば顧客管理で入力した顧客情報は営業支援→販売管理→会計と自動的に入力される。これまで別々のシステムを使用していた場合、何度も同じ情報を入力する必要があったが、新サービスを利用すれば効率性の向上が見込まれるほか、業務が自動化され省力化につながるという。さらに、新サービスには「コックピット」機能があり、それぞれのサブシステムから重要な情報をリアルタイムで集め、分かり易い図表にして経営を一画面で見える化できるとしている。
2016年04月06日「銭の戦争」シリーズや「疑獄 小説・帝人事件」の著者・波多野聖の「メガバンク絶滅戦争」を原作に、椎名桔平と桐谷健太が、史上最大の買収合戦に挑む銀行員を演じるWOWOW連続ドラマW「メガバンク最終決戦」。このほど、緊迫感みなぎる特報映像とポスタービジュアルが解禁された。舞台は帝都銀行、東西銀行、EFG銀行という3つの銀行が合併して誕生したメガバンク、東西帝都EFG銀行(TEFG)。合併以来、行内では帝都銀行出身者が主導権を握り、出身銀行ごとのヒエラルキーが強く残る中、辣腕ディーラーの桂光義(椎名桔平)は、帝都銀行出身ではないものの、手腕を買われて為替部門の専務にまで上り詰めていた。一方、総務部の二瓶正平(桐谷健太)も、TEFG内で“最下層”と位置付けられているEFG銀行の前身・名京銀行出身者でありながら、行内のヒエラルキーには屈せず生真面目に仕事に邁進していた。ある日、TEFG上層部と金融庁官僚との密談で行なわれた超長期国債の購入と、同時期に生じた日本国債暴落により、突如TEFGは破綻の危機に陥る。会社存続のため、桂は二瓶とともにTEFG買収を狙う外資ファンドや、陰謀をたくらむ官僚たちに立ち向かう。史上最大の大勝負に挑む彼らの行く末とは…?今回解禁された映像は、銀行に押し寄せる人々、悲痛な表情で上司に詰め寄る二瓶、部下を相手に「勝負のできないディーラーは要らない!」と檄を飛ばす桂など、シリアスな場面が次々と映し出され、その緊迫感に思わず手に汗握ってしまう。また、同時に解禁となったポスタービジュアルは、強い意志に満ちたまなざしの桂と二瓶の姿に「本当の勝負(ディール)はこれからだ!」というコピーが踊り、こちらも見る者に鮮烈な印象を与えるビジュアルとなっている。2020年のオリンピック開催を前に、国際社会に向けて新たな成長を迫られている日本人の背中を押してくれる、痛快な経済エンターテインメントドラマとなる本作。“仕事とは何か!? 会社とは何か!?誰のために働くのか!? ”と日々疑問を抱えて過ごす人に、必見の作品となることは間違いないはず。まずはこちらの映像から、本作に込められた熱量を感じてみて。連続ドラマW「メガバンク最終決戦」は2016年2月14日(日)より毎週日曜日22時~放送(全6話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年12月21日富裕層の資産を運用しているプライベートバンク。お金持ちはどんな運用をしている?? 興味津々ですね。○今回のポイント「資産保全」とは、インフレなど環境の変化に負けない運用のこと。大きく儲けることが目的ではありません。富裕層も私たちも同じです! バランス(アセット・アロケーション)運用が大事です。○富裕層の資産運用とは?ピクテは、1805年にスイスのジュネーブでプライベートバンクとして設立された会社です。プライベートバンクでは、一般的に数億円あるいは10億円以上の金額から資金を預かって運用しますが、富裕層は一体、どんな運用をしているのでしょうか? 気になりますね。実は、いたってシンプルで堅実です。ヨーロッパは昔から戦争が絶えず、いかにして家族代々資産を残していくかが重要なカギでした。しかし、資産はただ持っておくだけでは、本当の意味で資産を守ったことにはなりません。なぜなら、「インフレ」などの環境の変化があるからです。そもそもお金に困っていない富裕層の運用目的は、大きく儲けることではなく、「インフレ」に負けない運用なのです。これを「資産保全」といいます。○どうやって「資産保全」する?現在、富裕層の「資産保全」はどのように運用されているかというと私たちと変わりません!バランス(アセット・アロケーション)運用です。「資産保全」のための運用なら、債券運用がよいのでは? と思われるかもしれません。しかし、今のような世界的な低金利の環境下では、債券投資だけではなかなかインフレ以上の利回りを目標とするのは難しいのが現状です。しかし、バランス運用だからといって従来のような債券、株式半々ずつ投資するのとも異なります。株式や債券のなかでも様々な戦略で運用するものに投資をしたり、危機時に備えて金にも分散投資することでリスク分散を図ります。また、為替リスクを取り過ぎないようにしたり、市場環境によってはキャッシュも含めた資産配分の変更をする場合もあります。ピクテのバランス(アセット・アロケーション)運用には、資産を守るために経験してきた210年分の知恵がぎゅっと詰まっているのです。●ピクテ投信投資顧問が提供する、「「欲張らない投資」のススメ」からの転載です。
2015年09月04日フォトバンクは、紙の写真の撮影年代を推定するサービス「節目スタンプ」の提供を開始した。同社の写真データ化サービス「節目写真館」の無料オプションとして提供される。「節目スタンプ」は、写真から撮影年代を推定し、Exif情報として付与するサービス。古い紙の写真では、撮影情報を撮影者の記憶に頼るしかなく、それらをスキャンしたデータについても、手作業で日付情報を入力する必要があった。「節目スタンプ」では、写真から読み取れる年代情報や登場人物の年齢推移などを総合的に分析し、90%以上の写真について、正確な年代を割り出すことに成功しているという。年までしか判断できない写真については、月日の部分に「1月1日」が入力され、月まで判別できる写真は、その月と「1日」が入力される。単体では日付がわからない写真であった場合、前後の写真で撮影日を推測する。そのため、入力された撮影日に数日、数カ月のズレがある可能性があるとしている。
2015年08月05日三井住友フィナンシャルグループはこのたび、2014年12月25日の発表のとおり、SMBC信託銀行(以下SMBC信託)によるシティバンク銀行のリテールバンク事業取得について、関係当局の許認可などが得られることを前提として、2015年11月1日(予定)の統合日に向けて統合準備を進めており、統合日以降、SMBC信託は、シティバンク銀行から取得するリテールバンク事業を、新たなブランド「PRESTIA(プレスティア)」として展開すると発表した。○新ブランド「PRESTIA(プレスティア)」創設SMBC信託は、シティバンク銀行がこれまで培ってきたリテールバンク事業の独自性を維持し、SMBC信託の既存の商品・サービスと明確に区別するため、統合日以降、新たなブランド「PRESTIA」として同事業を展開するという。具体的には、承継事業に関する商品・サービス、店舗などに統一ブランドを冠することによって、顧客にわかりやすく、安心してサービスを利用できるようにするとしている。「PRESTIA」というブランドネームは"Prestige"(名声、威信、一流などの意)を由来としているという。SMBC信託が、統合後も引き続き顧客から高い評価をもらえるよう、グローバルでプレミアムな商品・サービスを専門のスキルを有する担当者を通じて提供していくという決意を、「PRESTIA」というブランドに込めているとしている。○「PRESTIA」による商品・サービス提供「PRESTIA」は、日本国内のほか海外でも利用可能なキャッシュカード、豊富な外貨運用商品ラインナップ、取引量・口座残高に応じた優遇サービスなど、シティバンク銀行の独自性の高い商品・サービスを、しっかりと承継するとしている。また、シティグループとの包括的な契約締結により、グローバルな商品・サービスも引き続き提供するとしている。現「Citigold(シティゴールド)」は「PRESTIA GOLD(プレスティアゴールド)」、現「Citibank Online(シティバンクオンライン)」は「PRESTIA Online(プレスティアオンライン)」といったように、承継する事業に関する商品・サービス・店舗などに、統一的なブランド名称を冠することによって、顧客にとって分かりやすく安心して利用してもらえるようにするとしている。さらに、SMBCおよびグループ各社との連携を強化して、さらなる商品・サービスの向上に努めていくとしている。
2015年06月17日ソニー・ピクチャーズが、メディア向けに新作映画を発表するイベント『Summer Of Sony 2015』がメキシコのリゾート地カンクンで現地時間11日から開始になる。今回のイベントでは今年と来年の新作映画のプレゼンテーションが行われる予定で、『007 スペクター』をはじめ、注目作の新情報がこの場で“解禁”になる可能性が高い。その他の写真ソニー・ピクチャーズの大規模なメディア向け発表イベントが行われるのは6回目で、今年はメキシコのリゾート地カンクンにあるリッツカールトン・ホテルで実施される。会期中は様々な会見やプレゼンテーション、パーティが予定されており、まだ誰も知らない情報や発表が、この場で明らかになりそうだ。注目を集めているのは、日本でも12月に公開される『007 スペクター』や、来年公開の超大作『ザ・ウォーク』、女性キャストで新生される『ゴーストバスターズ』、トム・ハンクスが『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』に続いてラングトン教授に扮する新作サスペンス『インフェルノ』に関する会見や新情報だ。他にも間もなく公開の『ピクセル』やクロエ・グレース・モレッツ主演のアクション大作『FIFTH WAVE』、メリル・ストリープ主演の『RICKI&THE FLASH』、ジャック・ブラック主演のファンタジーホラー『GOOSEBUMPS』、ジョディ・フォスターが監督を務める『MONEY MONSTER』、ウィル・スミスの主演最新作『CONCUSSION』などの会見や発表が予定されており、会場にはモレッツやブラック、セス・ローゲンらが登場する予定だ。現在、発表になっているのは14タイトルだが、会期中にはメディアがアッと驚く“サプライズ発表”の可能性もあり、世界各地から集まったメディア関係者、記者たちがイベントに大きな期待を寄せている。『007 スペクター』12月4日(金) 全国ロードショー『ザ・ウォーク』2016年1月23日(土)全国ロードショー(C)2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. Danjaq. LLC and Columbia Pictures Industries. Inc. All rights reserved
2015年06月12日リサーチバンクは、同社のアンケート・調査結果レポートサイト「ライフメディア」において、「インターネットショッピングに関する調査(2015年)」を実施し、その結果を発表した。調査は、全国の10代~60代の男女を対象に、1月16日~21日の期間に実施したもので、有効回答は1200件となる。これによると、「85%の人が1年以内にインターネットショッピングを利用した」と回答。利用頻度では、「61%の人が月に1回以上利用する」という結果となった。○ネットでの買い物は、価格の安さがポイントか次に、1年以内にインターネットショッピングを利用した人を対象に、インターネットショッピングをする理由を尋ねたところ、「外出しなくても買い物ができる(59%)」や「価格が安い(53%)」との回答が多い結果に。ショッピングをするWebサイトを選ぶ条件としては、「信頼できること(73%)」や「価格が安いこと(69%)」「送料が無料・安いこと(62%)」という声が多数あがった。○「購入はパソコンから」が多数派同調査では、1年以内にインターネットショッピングを利用した人が使用したデバイスについても質問している。これによると、パソコンを所有すると答えた94%のうち、「90%がパソコンを利用してインターネットショッピングをした」経験があると回答。一方で、スマートフォンを所有するとした48%のうち、インターケットショッピングでの使用経験があると答えた割合は23%となった。また、スマートフォンを所有するが、インターネットショッピングの際は使用しないと回答した人を対象にその理由を尋ねたところ、「画面が見にくいから(68%)」や「パソコンで十分だから(44%)」「操作がしにくいから(40%)」「商品検索がしにくいから(34%)」という意見があがった。なお、パソコンとスマートフォンの両方を使用した経験がある人のうち53%は、今後のインターネットショッピングでは「パソコンの方が利用頻度が高いと思う」と回答している。
2015年01月30日ライフネット生命保険はこのたび、スルガ銀行と代理店契約を締結し、20日に同社Dバンク支店で保険販売を開始した。なお、同社は従来から、ウェブサイトを活用したインターネット販売に加えて、ウェブ代理店を中心とする代理店でも保険を販売してきたが、地方銀行における保険の販売は初めての取組みだという。これにより、「正直に、わかりやすく、安くて、便利に」をマニフェストとする同社の保険を、より幅広い層の顧客に届けることが可能となるという。20日に開設されたのスルガ銀行Dバンク支店のウェブサイトから、同社の保険の申し込みが可能。スルガ銀行Dバンク支店は、「夢やライフスタイルに合わせて欲しい商品を自由に組み立て、買いたいモノ、したいコトを叶える」というコンセプトによって運営されているという。同支店を通じて、インターネットで申し込みが完了する同社の保険を申し込むことで、「夢があるから、安心をそなえる」ことを便利に実現するという。近年、わが国において、地域の活性化が最重要課題のひとつとして認識されている中、同社は地域経済の活性化に欠かすことのできない役割を担う地方銀行との協業の検討を進めている。その一環として、ライフネット生命はこのたび、インターネットを積極的に活用しているスルガ銀行と代理店契約を締結し、20日に開設されたのスルガ銀行の新たなインターネット支店であるDバンク支店で同社の保険の販売を開始した。なお、ライフネット生命は、「子育て世代の保険料を半分にして、安心して赤ちゃんを産み育ててほしい」という思いで2008年に開業。インターネットを主な販売チャネルとすることなどにより、多くの顧客の支持を集め、10月に保有契約件数は21万件を突破した。その一方で、生命保険に対する顧客の多様なニーズに応えるため、保険プランナーによる保険相談サービスの開始や対面代理店の活用など、ネット生保第2ステージとして、顧客の利便性を追求した様々なサービスの強化に取り組んでいるとしている。同社とスルガ銀行は、Dバンク支店での保険販売開始をきっかけに、保険の販売強化策の実行等、両社の事業活動に資するその他の協業の可能性を今後も継続的に検討していくとしている。
2014年10月23日じぶん銀行は9日、KDDI、沖縄セルラー電話と連携し、auの各種ネットワークサービス利用者を対象とした特典プログラム「プレミアムバンク for au」において、円定期預金の金利優遇を13日より開始すると発表した。円定期預金金利優遇サービスでは、au利用者で、既にじぶん銀行口座を保有する人が、口座開設の翌々月末以降に1年もの円定期預金を預け入れた場合、au限定金利年0.25%を上乗せし、年0.35%(税引後年0.27%)にて提供する。さらに、新規の口座開設者についても、口座開設の翌々月末までに預け入れた3カ月もの円定期預金にau限定金利年0.15%を上乗せし、年0.50%(税引後年0.39%)にて提供する。同サービスを利用するには、2014年6月26日以降、円定期預金の作成時までに、じぶん銀行のWebサイト内で「au ID」を作成することや、登録する「au ID」に利用中のau携帯電話や固定通信サービスが設定されていることが必要となる。なお、金利は2014年10月9日時点のものとなる。このほか、従来はキャッシュバック方式にて実質無料としてきたATM手数料および他行宛て振込手数料についても、2014年10月12日より自動的に無料とする。2014年5月21日の「プレミアムバンク for au」提供開始以降、じぶん銀行の口座申込数は約4倍に増加し、口座数は180万を突破するなど、多くのau利用者に好評を得ている。2014年12月31日までは、「au WALLET」へ5,000円以上チャージすると、月10回までチャージした金額の5%を増額するサービスを実施しており、今後もサービス内容を順次拡充していく予定という。3社は、引き続きau利用者に満足してもらえるよう、通信と金融の融合による多様な商品・サービスを充実させていくとしている。
2014年10月09日前回、バンクローンの特徴として「変動金利」であることをお伝えしましたが、もう1つの特徴として「担保」が設定されていることがあげられます。バンクローンは、相対的に格付が低い企業に対する貸付債権なので、その企業が破たんするなど、不測の事態が起こる可能性が考えられます。そこで今回は、バンクローンの不測の事態に対する『備え』の機能について押さえていただきたいと思います。バンクローンは、多くの場合、相対的に信用力が低い企業に対する貸付債権なので、その分利回りは他の資産と比較して魅力的な水準となっています。相対的に信用力が低い企業ということは、デフォルト(債務不履行)に陥る可能性が考えられます。しかし、バンクローンには、「担保」(※)が設定されていることが多いので、その企業がデフォルトした時には、債権者(貸し手)は、優先的に債権(貸付金)の回収ができるため、元本回収率は、社債などと比較して高い水準といえます。また、その企業がそもそもデフォルトしないよう、財務面などで厳格な審査を行ない、貸付けた後も、その条件を満たしているかチェックを行ないます。※ 機械設備、売掛金、在庫、不動産、保有株式、商標権、特許権など、有形・無形、全ての資産が担保の対象となります。(※上記はイメージであり、実際とは異なる場合があります。)米国では景気が徐々に上向きつつある反面、世界的には不安定な要素もあります。このような環境のもと、『備え』の機能があり、元本の保全性が比較的高いバンクローンの魅力が高まっています。(2014年9月30日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、コールセンターに寄せられたお客さまの素朴な疑問に、毎回漫画入りでわかりやすく回答する「こよみ」からの転載です。→「こよみ」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが投資信託の仕組みについてお伝えすることなどを目的として作成した資料であり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、当資料に掲載する内容は、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2014年09月30日(画像は、プレスリリースより)気になる『美肌菌バンク』が実動始めた『美肌菌バンク』の初めての採取が、2014年1月に行われた事を、株式会社ウェルネス・ジャパンが報告した。1月の予約は既に一杯で、2月、3月の採取日の発表も合わせて行われている。自分の肌の菌を培養し、良い状態の肌にする為のコスメを作る『美肌菌バンク』の発表が2013年にあり、コスメフリークの間では話題となった。バイオスキンケア、と言う新しい形のケアが出来上がってきた。自分の善玉菌を培養し、また肌に戻す、と言うスキンケア汗や皮脂をえさに、肌の保湿をし、弱酸性に保つなどの状態を整える作用がある『美肌菌(表皮ブドウ球菌)』。それを、自分の肌から採取して培養。それを、オーダーメイドのケア商品と『美肌菌バンク』での保管を行う。1本使いきりの瓶の中に、『美肌菌』が約10億個入っている、と言う。化学物質などではなく、自分の肌に元々あった善玉菌を再度戻す、と言うスキンケア方法に驚きを感じた人も多いだろう。美肌菌の採取や化粧品セット、管理費用など、やはり払う金額をまとめると高額になる。だが、「自分の常在菌」である『美肌菌』を利用している、と言う安心感と、毎回高額なスキンケア商品を複数利用している事を考えると、お得な買い物なのかもしれない。【参考リンク】▼美肌菌バンク▼株式会社ウェルネス・ジャパンプレスリリース
2014年01月20日