「第44回トロント国際映画祭」観客賞を受賞し、本年度アカデミー賞最有力候補と目される映画『ジョジョ・ラビット』の日本公開日が2020年1月17日(金)に決定。豪華キャスト集結のポスタービジュアルも到着した。『マイティ・ソー バトルロイヤル』のワイティティ監督最新作は、第二次世界大戦中のドイツを舞台に、戦時下に生きる人々の生きる歓びと人生の真実を、弾けるユーモアとともに描き出すかつてない壮大なヒューマン・エンターテインメント。今回到着した日本公開日決定に合わせて公開されたポスタービジュアルは、戦争当時のポスターを彷彿とさせるレトロなデザイン。オーディションで本役を掴んだ子役のローマン・グリフィン・デイビス演じる主人公ジョジョを中心に、豪華キャストたちが集結!ジョジョのあだ名で本作のタイトルにもなっている“ジョジョ・ラビット”にちなみ、ピースでウサギの耳を作りいたずらをするアドルフ(ワイティティ監督)や、スカーレット・ヨハンソン演じるジョジョの母親ロージー、サム・ロックウェル演じる横柄な教官のクレツェンドルフ大尉の姿も。ワイティティ監督ならではの遊び心とセンスが感じられる仕上がりだ。ポスターからも感じ取れるユーモアたっぷりな作風の一方、現代への力強いメッセージも込められていると明かすワイティティ監督。「私は『ジョジョ・ラビット』のユーモアが新しい世代の絆となってほしいと願うよ。私たちの子供たちが耳をそばだて、学び、まとまって未来へと進むことができるよう、新しい世代のために第ニ次世界大戦の恐ろしさを繰り返し語る、新しく斬新な方法を見つけ続けることが重要だと思うんだ」と熱く語り、「今こそこの物語が語られるべきだと思う。あとからあの時伝えておくべきだった、と後悔しないためにね」と明かしている。さらに本作は、10月28日(月)に開幕する「第32回東京国際映画祭」の特別招待作品としてプレミア上映されることも決定した。『ジョジョ・ラビット』は2020年1月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年09月30日映画『ジョジョ・ラビット』が、2020年1月17日(金)に全国公開。監督は、マーベル映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』を手掛けたタイカ・ワイティティ。第二次世界大戦下を舞台にしたヒューマン・エンターテイメント映画『ジョジョ・ラビット』は、第二次世界大戦下のドイツを舞台に、ハートフルなコメディを交えながら、戦時下における人々の生きる喜びを正面から捉えたヒューマン・エンターテイメント。主人公となるのは、空想の友人“ヒトラー”の助けを借りて、立派な兵士を目指す少年・ジョジョ。戦時下の訓練でウサギを殺すことができず<ジョジョ・ラビット>という不名誉なあだ名を授かってしまうが、母の愛にたっぷりと包まれながら毎日を過ごしている。そんなジョジョはある日、家の屋根裏で少女を見つけて大仰天!“ユダヤ人は悪い”とジョジョに教えていたのに、その少女をかくまっていたのは愛情深い母・ロージ―だったのだ。ユダヤ人の少女・エルサは、聡明で勇敢、そしてユーモアにあふれていて、ジョジョは今まで自分が信じていた世界が分からなくなる。やがてエルサに惹かれていくジョジョ。果たして二人を待ち構える運命とはー?10歳の少年・ジョジョに映る“世界”を映して映画『ジョジョ・ラビット』を描くうえで、その世界を“少年の目”を通して描くことにこだわったタイカ・ワイティティ監督。そのためナチス政権下におかれたドイツという、シリアスな背景を持ちながらも、10歳児の狭くも鮮やかなレンズを通した映像は、明るい色彩と牧歌的な美しさで溢れている。そしてジョジョと出会う大人たちは、決して怖い人ばかりではない。過酷な状況の中でも、沢山の愛に出会うジョジョは、生まれた時代の運命と対峙しながらも、一体何をみて、何を感じるのだろうかー?キャラクター(キャスト)紹介タイカ・ワイティティ監督のもとに集まったのは、実力派からフレッシュな顔ぶれまで、個性溢れるキャスト勢。映画初出演でありながら、主演を務めるローマン・グリフィン・デイビスを筆頭に、マーベル映画『ブラック・ウィドウ』の公開を控えるスカーレット・ヨハンソン、オスカー俳優のサム・ロックウェル、ニュージーランド出身の新鋭女優トーマシン・マッケンジーといった顔ぶれがそろう。ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)物語の主人公。青少年集団ヒトラーユーゲントの立派な兵士になろうと奮闘する10歳の少年。しかし訓練下でウサギを殺すことができず<ジョジョ・ラビット>という不名誉なあだ名を授かってしまう。訓練中の事故が原因で、一時帰宅を余儀なくされるが、そこでユダヤ人の少女・エルサに出会うー。ロージー(スカーレット・ヨハンソン)ジョジョのたった一人の家族であり、勇敢かつ愛情深い母親。ジョジョに内緒で、ユダヤ人の少女・エルサを匿っている。街では密かに反ナチ運動も行っている。アドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)ジョジョが作り出した空想の友達。皮肉屋でありながらも、ジョジョにいつもアドバイスを送っている。役を務めた監督のタイカ・ワイティティは、「当初自分ではなかった」そうだが、その役柄上よい返事を俳優達からもらえず引き受けることにしたという。エルサ(トーマシン・マッケンジー)ジョジョの亡くなった姉・インゲの部屋の隠し扉に住んでいたユダヤ人の少女。ジョジョの母の厚意で匿われている。聡明で教養とユーモアに溢れ機転もきく。クレンツェンドルフ大尉(サム・ロックウェル)ヒトラーユーゲントの横暴な教官。ジョジョにとっては、時にアイドルであり、強敵であり、腹心の友である。片目を失い、軍部の指令を無視する謎多き闘志役。物語を彩るミュージック映画を通して、お互いを思いやることこそが大切だと語りかける『ジョジョ・ラビット』。そのメッセージを反映するかのように、劇中には、ポール・マッカートニーからの許しを得て、ビートルズの「抱きしめたい」のドイツ語版を起用するシーンも存在する。ポールは「この映画は誤解されやすいが、本当は人種憎悪に反対する強力な声明だ」と周囲から説得され許諾。愛に溢れる物語に、確かな彩りを添えている。賞レースに参戦!『ジョジョ・ラビット』は、第44回トロント国際映画祭において最高賞<観客賞>を受賞。タイカ・ワイティティ監督は、「第二次世界大戦の時代が舞台となっていて、シリアス要素もある作品だ。僕らは物語を語り続け、お互いに心に留めておかなければならない。過去に何が起きて、将来何を起こしてはならないのかということをね。それを語るために、過激さとコメディ要素を入れてチェンジアップして描いてみたんだ。そのひとつとして、アドルフを親しみやすいキャラクターとして演じることができたのは嬉しかったよ。」とコメントを寄せている。また第77回ゴールデン・グローブ賞においては、作品賞(ミュージカル・コメディ部門) と主演男優賞(ローマン・グリフィン・デイビス/ミュージカル・コメディ部門) にノミネート。また日本時間2月10日(月)に発表される第92回アカデミー賞においては、作品賞、助演女優賞(スカーレット・ヨハンソン)、脚色賞(タイカ・ワイティティ)、 編集賞(トム・イーグルス)、美術賞(ラ・ヴィンセント、ノラ・ソプコヴァ)、衣裳デザイン賞(マイエス・C・ルベオ) の6部門にノミネートされている。【詳細】映画『ジョジョ・ラビット』公開時期:2020年1月17日(金)監督・脚本:タイカ・ワイティティ出演:ローマン・グリフィン・デイビス、タイカ・ワイティティ、スカーレット・ヨハンソン、トーマシン・マッケンジー、サム・ロックウ ェル、レベル・ウィルソン他配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン<ストーリー>第二次世界大戦下のドイツ。心優しい10歳の少年ジョジョは、空想上の友だちであるアドルフ・ヒトラーの助けを借りながら、青少年集団ヒトラーユーゲントで、立派な兵士になろうと奮闘していた。しかし、ジョジョは訓練でウサギを殺すことができず、教官から”ジョジョ・ラビット”という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかわれてしまう。そんなある日、母親とふたりで暮らしていたジョジョは、家の片隅に隠された小さな部屋で、ユダヤ人の少女がこっそりと匿われていることに気づく。ジョジョの頼りとなるのは、ちょっぴり皮肉屋で口うるさいアドルフだけ…。臆病なジョジョの生活は一体どうなってしまうのか?!
2019年09月20日『ロジャー・ラビット』、『ピンク・パンサー』のアニメーターとして知られるリチャード・ウィリアムズが亡くなった。享年86。「The Independent」によれば、イギリス・ブリストルの自宅で息を引き取ったという。6人の子どものひとり、ナターシャ・サットンは、死因をがんと明かしている。1933年にカナダに生まれたリチャードは1955年にイギリスへ移住。幼い頃に観たディズニーの『白雪姫』に感銘を受け、アニメーターを志したといわれている。一時期はアニメへの興味を失い、アートに没頭したとのことだが、23歳になると「自分が描く絵は、一生懸命動こうとする」と気づいたことからアニメの世界へ飛び込んだ。初監督作の短編アニメ『The Little Island』、短編アニメ『クリスマス・キャロル』、『ロジャー・ラビット』を合わせて3つのオスカーと3つのBAFTA賞を受賞した。『ロジャー・ラビット』はボブ・ホスキンスとクリストファー・ロイドが主演を務めた実写とアニメのハイブリッド映画で、リチャードはアニメキャラのロジャー・ラビットやジェシカ・ラビットのクリエイターとして貢献した。豊かな才能を後世に引き継いでいくことにも熱心で、1990年代にはディズニー、ピクサー、ILM、ドリームワークス、ワーナー・ブラザースから受講生を募り、特別講座を開いたこともあった。2001年にはベストセラーとなった「The Animator’s Survival Kit」(原題)を発売した。(Hiromi Kaku)
2019年08月19日『マイティ・ソー バトルロイヤル』を手掛けたタイカ・ワイティティが監督・脚本・出演をつとめる『ジョジョ・ラビット』が、2020年1月に日本公開されることが決定。ヒトラーを演じるワイティティ監督やスカーレット・ヨハンソンら豪華キャストが登場する特報映像も到着した。舞台は、第2次世界大戦下のドイツ。心優しい10歳の少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、空想上の友達のアドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)の助けを借りながら、青少年集団ヒトラーユーゲントで立派な兵士になろうと奮闘していた。しかし、ジョジョは訓練でウサギを殺すことができず、教官から“ジョジョ・ラビット”という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかわれてしまう。そんなある日、母親(スカーレット・ヨハンソン)とふたりで暮らしていたジョジョは、家の片隅に隠された小さな部屋で、ユダヤ人の少女(トーマサイン・マッケンジー)がこっそりと匿われていることに気づく。ジョジョの頼りとなるのは、ちょっぴり皮肉屋で口うるさいアドルフだけ…。臆病なジョジョの生活は一体どうなってしまうのか!?主人公の少年ジョジョを演じるのは、9歳で俳優になることを決心し、数多くのオーディションを経て、本作で人生初のプロの仕事にして主演の座を獲得したローマン・グリフィン・デイビス。ジョジョの母親役には、『アベンジャーズ/エンドゲーム』などのマーベル作品をはじめヒット作に出演する名女優スカーレット・ヨハンソン。ジョジョの家に隠れていたユダヤ人の少女役には、『足跡はかき消して』(’18)に主人公の娘役で出演し批評家から絶賛されたトーマサイン・マッケンジー。ヒトラーユーゲントの教官役には、『スリー・ビルボード』で第90回アカデミー賞助演男優賞を受賞したサム・ロックウェル、さらに『ピッチ・パーフェクト』シリーズのレベル・ウィルソン、「ゲーム・オブ・スローンズ」のアルフィー・アレンなど期待の新鋭と映画界を代表する豪華キャストが脇を固めている。監督・脚本、そしてジョジョの空想上の友達であるヒトラー役には、自身も“コーグ”役で出演した『マイティ・ソー バトルロイヤル』を大ヒットへと導き、2021年公開予定の『Thor:Love and Thunder』(原題)も手掛け、大友克洋「AKIRA」のハリウッド版の監督にも抜擢されるなど、マルチな活躍で才能を発揮する“天才”タイカ・ワイティティ。独特のセンスと創造力で次々と傑作を生み出しているワイティティ監督が、創立25周年を迎えるFOXサーチライト・ピクチャーズの元、戦時下に生きる人々の生きる歓びと人生の真実を、弾けるブラックユーモアとともに描きだす。今回解禁されたのは、「サンダークラップ・ニューマン」の1969年全英No.1ヒット「Something in the air」の軽快なリズムとともに映し出されていく特報映像。“臆病ウサギ(ジョジョ・ラビット)”とからかわれ落ち込むジョジョに対し、空想上の友達のアドルフ・ヒトラーは「悪口なら私も散々言われた。“狂人だ”、“あいつは俺たちを皆殺しにする”とね」と切り返しており、ワイティティ節が炸裂の刺激的な映像となっている。すでに9月に開催されるトロント国際映画祭での監督・キャスト総出演のワールドプレミアも決定し、早くもアカデミー賞への最短距離といわれる観客賞最有力候補として高い注目を集めている。『ジョジョ・ラビット』2020年1月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年08月06日「007」シリーズのジェームズ・ボンド役などで知られる俳優のロジャー・ムーアが23日に死去したことを受け、元ビートルズのポール・マッカートニーら著名人が次々と追悼メッセージを発表している。ポールはウイングス時代に、ロジャーがボンドを演じた1973年作『007 死ぬのは奴らだ』にテーマ曲で参加しており、89歳で亡くなったロジャーに向けて心温まるメッセージをツイッターで公開した。「ロジャーはすばらしい人でした。もちろん、最高のジェームズ・ボンドであり、『007 死ぬのは奴らだ』で一緒に仕事をできたのは幸運でした。心優しく、ユーモアがある人でした。彼を愛したたくさんの人々から惜しまれるでしょう」1985年の『007 美しき獲物たち』のテーマ曲を手掛けたデュラン・デュランは、同映画の当時のポスターをツイッターに投稿して追悼。そのほか、ミュージカル界の巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバー、映画監督エドガー・ライト、英ミュージカル女優のエレイン・ペイジがロジャーへの想いを綴ったコメントを発表し、ロジャーがアンバサダーを務めていたユニセフも追悼の意を示した。ロジャーは60年代の『セイント 天国野郎』や70年代の『ダンディ2 華麗な冒険』などのテレビ番組で人気を誇った後、1973年にジェームズ・ボンド役に就任。『007 死ぬのは奴らだ』『007 私を愛したスパイ』『007 ユア・アイズ・オンリー』などシリーズ計7作品に12年間に渡って出演し、ボンド史上最長の記録を誇っている。(C)BANG Media International
2017年05月25日『007』シリーズのジェームズ・ボンド役で知られるロジャー・ムーアが、89歳で亡くなった。がんで闘病中だった。23日(現地時間)、ツイッターの公式アカウントに「非常に重い気持ちで、私たちの父、サー・ロジャー・ムーアが今日、がんとの短い闘病生活の末にスイスで亡くなったことをお知らせします」という声明が投稿された。1962年から69年まで続いたTVシリーズ「セイント天国野郎」で人気を博し、1973年の『007 死ぬのは奴らだ』から85年の『007 美しき獲物たち』まで3代目ボンドとして主役を演じたロジャーは、1991年からユニセフの親善大使を務め、慈善活動にも熱心だった。2003年に「ナイト」の爵位と「サー」の称号を授与され、近年は映画やTVドラマなどへの出演は減っていたが、トークショーのツアーを毎年のように行っていた。昨年11月にもイギリス各地をツアーし、同月27日(現地時間)にロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールでのトークショーが最後の公の場への登場となった。ロジャーの3人の子どもたちの連名による声明には「パパ、あなたでいてくれて、ありがとう。そして多くの人にとって特別な存在であってくれたことにも」という父へのメッセージが添えてある。葬儀は故人の遺志により、身内のみでモナコで執り行われるという。(text:Yuki Tominaga)
2017年05月24日「007」シリーズのジェームズ・ボンド役などで知られる俳優のロジャー・ムーアさんが死去した。89歳だった。ロジャーさんが23日、短期間にわたるがんの闘病生活を経て、スイス内で息を引き取ったことを遺族が公式ツイッターで発表した。3番目の妻との成人した3人の子供たちを代表して、ツイッターに1通の手紙が投稿されており、そこには「辛い気持ちで一杯ですが、私たちの父ロジャー・ムーアが今日、この世を去ったという悲しいニュースをみなさんにもお伝えしなければなりません。私たちは全員、悲しみに打ちひしがれています」とコメントが付けられている。そしてその手紙にはこうつづられている。「ロジャー・ムーアKBE、俳優、ユニセフ親善大使、作家」「私たちの最愛成る父ロジャー・ムーアが、短期間ながらも勇敢に立ち向かったがんとの闘病生活の後、本日スイスで息を引き取りました。最後の日々は素晴らしい愛に囲まれ、それは言葉だけでは言い表せません」「私たちの愛情や称賛は、個人的にまたは映画、テレビ、情熱を注ぎ自らにとって最高の偉業と捉えていたユニセフの活動を通じて父を知っている世界中の人々によって何倍にも膨れ上がることを知っています」「ステージであろうと、カメラの前であろうと、父はその愛情を感じ取っていましたし、90歳を直前に迎えながらも仕事に励み、それは2016年11月に行われたロンドンにあるロイヤル・フェスティバル・ホールでの最後のステージまで続きました。満員の観衆がステージ上でも外でも歓声を送り、父の生まれた場所からほど近いその建物の基盤までを揺らしたものです」「お父さん、お父さんでいてくれて、そしてたくさんの人々にとって特別な存在でいてくれてありがとう」「私たちはこれからこの辛い時期における(ロジャーの現在の妻)クリスティーナへと想いを向けなければいけません。そして父の望みどおり、モナコで葬儀を行う予定です。デボラ、ジェフリー、クリスチャンより」この3人のほか、4番目で現在の妻クリスティーナとの間に娘がいるが、昨年7月に47歳の若さでこの世を去っている。ロジャーさんは60年代の『セイント 天国野郎』や70年代の『ダンディ2 華麗な冒険』などのテレビ番組で人気を誇った後、1973年にジェームズ・ボンド役に就任した。『007 死ぬのは奴らだ』『007 私を愛したスパイ』『007 ユア・アイズ・オンリー』などシリーズ計7作品に12年間に渡って出演し、ボンド史上最長の記録を誇っている。(C)BANG Media International
2017年05月24日ディーゼル(DIESEL)が展開する「ディーゼル アート ギャラリー(DIESEL ART GALLERY)」で、写真作家・ロジャー・バレンとアスガー・カールセンによる個展「NO JOKE」を開催。会期は、2017年5月26日(金)から8月17日(木)まで。南アフリカを拠点に活動する21世紀で最も重要な写真作家の1人、ロジャー・バレンと、ミュージシャンのアートワークから犯罪現場の写真まで幅広い才能を持つニューヨークのアーティスト、アスガー・カールセン。本展では、何マイルもの距離を隔てて活躍するこの2人の芸術家たちが、電子メールの画像交換というユニークな手段で、互いの表現世界を共有しながら構想を練った作品25点を公開する。2人によるモノクロームの作品では、まるで不協和音のように奇妙で不安的な緊張感が空間を支配している。彫刻はぐにゃりとその身体を歪められ、顔には目も鼻も口もないものもなる。その足元や頭の上にいるのは、生きている鼠や鶏。薄汚れた背景の壁には、まるで子供の落書きのような顔や生き物が描かれている。まるで夢の中の世界のように断片的で不思議な吸引力を持つその作品たちを前にすると、私たちの感覚はグラグラと揺らぎはじめる。その”つかみどころのなさ”は、観るものを困惑させると同時に強く惹きつけ、日常で凝り固まってしまった潜在意識をひっくり返してしまうだろう。【詳細】NO JOKE会期:2017年5月26日(金)〜8月17日(木)会場:DIESEL ART GALLERY (ディーゼル 渋谷内)住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F開館時間:11:30〜21:00入場料:無料休館日: 不定休【問い合わせ先】TEL:03-6427-5955
2017年05月18日オーストラリアのメルボルンで開催されているテニスの全豪オープンの男子シングルス3回戦が日本時間1月23日に行われ、世界ランキング2位のロジャー・フェデラー選手(スイス)が敗れる波乱があった。フェデラー選手は世界ランキング46位のアンドレアス・セッピ選手(イタリア)と対戦し、4-6、6-7、6-4、6-7でセットカウント1-3で敗北した。大会公式ページによると、フェデラー選手はセッピ選手の4倍近いサービスエース15本を決めるなど、サーブで圧倒。一方で、ファーストサーブの成功率(フェデラー選手59%、セッピ選手57%)やファーストサーブでのポイント奪取率(フェデラー選手80%、セッピ選手78%)などでほとんど互角の勝負を演じていたが、第2、第4セットのタイブレークを共に5-7で落とすなど、勝負どころでセッピ選手に競り負けた。33歳にして今なお、男子シングルスの「4強」に名を連ね、4大大会で17度の優勝を誇るフェデラー選手。2回戦を終えた後に右手小指に違和感を訴えていた中での一戦だったが、3回戦で惜しくも姿を消した。フェデラー選手が同大会の3回戦で敗退するのは、2001年以来14年ぶりとなる。
2015年01月23日傑作ロックミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェル氏が監督を務めた映画『ラビット・ホール』が、今月5日(土)から公開になるのを前に、主演と製作を務めたニコール・キッドマンのインタビューが届いた。その他の情報「私が作る、(基本的に)ほとんどの映画のテーマは、さまざまな形で現れる愛。人々が愛を渇望するとき、愛を失うときに、私はその人々に興味を覚える。そして、子どもを失うということは、自分が行きつく中でもっとも恐ろしい場所」と語るキッドマンは、「主人公の夫婦が6歳の子どもを亡くしてから、8ヶ月。そのことに向き合いながら、どうやって生きていくのか? 生きたいという欲求を奪い去ってしまうような大きなショックを受けたとき、どうやって生き続けられるのか? それは結婚や家族に関することであり、究極的に、生き続けることと希望に関する問題でもある。そこがこの物語のとても素晴らしい点」と本作の魅力を分析。また、主人公のベッカを演じるにあたり、「自分の内面の奥深くにある、触ってほしくない恐ろしい場所に触れてしまったわ。精神的には決してたどり着きたくなかったけど、なぜかたどり着いてしまった。これが私の役作りなんだと思う」と語るキッドマンは、「この映画の登場人物に対して、私たちは心を開くことができると思う。それは彼らが皆、正直で本物だから。家族とはそういうものだし、映画を見た人たちは登場人物たちと一緒に、彼らの体験を分かち合えると思う」とPRした。本作は、ピューリッツァー賞に輝く同名の戯曲に魅せられたキッドマンが、主演と製作の2役を担当した人間ドラマ。幼い息子を事故で失ってしまった母親が、事故を起こした少年と交流することで希望を見出していく。『ラビット・ホール』11月5日(土)より、TOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷にてロードショー(C)2010 OP EVE 2, LLC. All rights reserved
2011年11月02日「久々に、日本のお家芸的ホラーが戻ってきた」、まさにそんな感じでした。『呪怨』シリーズで、日本のみならず世界を恐怖におののかせた清水崇監督の新作、『ラビット・ホラー3D』。不気味な世界へといやおうなく引きずりこまれていくような奥行き感と、目の前に恐怖が“飛び出してくる”映像を実現した3D技術で、新たな恐怖の可能性を生み出すという革新を取り入れながらも、日本の怪談的なテイストは決して忘れない。新しさと伝統のバランスをとりながら、ジャパニーズ・ホラーを別のステージへと押し上げた、そんな作品です。今回は、最新の3D映像を駆使していますから、スクリーンの中の世界と自分のいる現実との境目が曖昧になっていく恐ろしさも話題となっていますが、ホラーには欠かせない「美」の存在が顕著です。もともとホラーに美は不可欠な要素。それは、美女でもいいし、純粋な美しい心でもいい。美しいものが脅かされたり、崩壊したりするのを見るのは、誰にとっても恐ろしいものです。そんな深層心理を利用しているのでしょう。『ラビット・ホラー3D』に登場する美の筆頭は、映像。アジア映画にはまったことがある人なら、おなじみのクリストファー・ドイルが撮影監督を担当していると聞けば、期待は高まることでしょう。本作は、童話「不思議の国のアリス」や「人魚姫」をモチーフに取り入れ、遊園地を恐怖空間として選んだダーク・ファンタジーでもあります。『恋する惑星』『花様年華』『HERO』など、さまざまなジャンルで活躍してきたドイルにとっても新境地。これについて、彼はこう話しています。「僕はホラーをほとんど観ないから、ホラー映画の“しきたり”というものは分からない。いま世の中に出ている多くの映画も、ほとんど観ないから理解できない。こういう無関心さは、ある種の“イノセンス(純粋さ)”にもなると僕は感じていて、だからこそもっと“原始的なレベル”で映画の目的とかプロセスとか構造のことを考えることができるのだと思う。だから僕が描くものは“魂からきている”というか、直感的で敏感で、もしかしたら観客の感覚と同じように単純でまっすぐかもしれない」。新ジャンルでも気負うことなく、“らしさ”を存分に発揮させた彼について、清水監督はこうふり返ります。「常にこのシーンはこう撮りたいという独自のアイディアやセンスを持つ感覚的な奴なんです。だからこそ、あらかじめ撮り方をきっちり決めるより、ある程度任せたほうがいい画が撮れるのですが、好き放題・野放しにすると内容上必要なショットが撮れなくなって、映画自体が変わってしまう。時には現場に監督が2人いるような混乱に陥りながら、クリスとのセッションにはかなり時間と労力をとられました。勿論その分、ダーク・ファンタジーの要素を取り入れようとした僕の意図を理解して、思いがけない綺麗な画を撮ってくれました」。また、アソシエイトプロデューサーの谷澤伸幸氏によれば、「ドイルの初3D映像ということで、期待をすると同時に、どういった映像表現に落とし込むのか読めない部分もありましたが、撮影現場では清水監督が見事にドイルの光に対する感性や、意外性に満ちた発想を積極的に受け入れた結果、仕上がった3D映像は、ダークで詩情が息づくものとなりました。更に彼の独特でセクシーなカメラワークが、奥行きのある3D映像表現で活きていると思います」とのこと。ドイルの自由すぎる感覚には、ずいぶんひやりとさせられたとも話す監督とプロデューサーですが、その分、仕事は面白く、満足いく結果になったとのこと。満足という意味では、私たち観客にしてみても同じこと。日本を舞台とし、馴染みのある風景が映し出されていたとしても、異次元世界への入り口であるホラー映画にはドイルのような“外からの視点”は欠かせないものだと痛感します。「“訪問者”というものは物事を新しい視点から見ることができる。僕はこの世界の素晴らしさを、映画を通して伝えるという機会に恵まれているけれど、“観光客”とは違う。僕は、映画に携わっているタイや中国や日本の友人たちとは違う目と直感で物事を見る。でも、彼らが自分たちの物語やニーズを共有したいときには、同じように僕も自分の物語を伝えたいと思う。日本の制作スタッフの信頼があるからこそ、今回の映画は僕の望むべき姿となり、みなさんに伝えることができるんだ」。ドイルが見た日本は、ホラーというジャンルを通して、不気味な美しさを放っています。見たことがあるようで、いつもとどこかが違う風景を見ることは、私たちに知らなかった日本の美しさを認識させてくれると同時に、どこかに違和感を覚えさせるという不思議な感覚も与えてくれます。実は、そんな「おや?」という小さな歪が作品を観るうちに蓄積されていき、いつしか恐怖心と共鳴していく。視覚から忍び寄る不気味さが、作品の完成度にも大きく関わってくるホラーだからこそ、ドイルが作り出す映像美の力がこれまでにない輝きを放っています。そんな新鮮な恐怖感覚を体感できる『ラビット・ホラー3D』、早く目撃したくはないですか?(text:June Makiguchi)特集「“涼む”映画でこの暑さ、乗り切る?」■関連作品:ラビット・ホラー3D 2011年9月17日より全国にて公開© 「ラビット・ホラー」製作委員会2011■関連記事:渡辺直美、バニー姿で1分半踊り狂う!紳助関連の質問はスタッフがシャットアウトヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第17回)あなたのベスト“ホラー”映画は?『呪怨』の真っ白な少年が舞台に乱入満島ひかりは怖くて「あんなの観られない!」満島ひかりほか登壇『ラビット・ホラー3D』完成披露試写会に10組20名様ご招待
2011年09月09日『めぐりあう時間たち』以来8年ぶりに、ニコール・キッドマンがアカデミー賞主演女優賞ノミネートを果たした渾身の一作『ラビット・ホール』が、このほど11月5日(土)に日本公開されることが決定した。原作はピュリツァー賞とトニー賞に輝いた、デヴィッド・リンゼイ=アベアーによる戯曲。ニューヨーク郊外で何不自由なく暮らす主人公、ベッカとハウイー夫妻は、幼い息子を事故で亡くし、絶望の淵にいた。息子の面影から逃げようとする妻、息子との思い出に浸る夫、同じ悲しみを分かち合いながらも、2人の関係は少しずつほころび始める。そんな中、ベッカは息子の命を奪った車を運転していた少年と遭遇し…。この原作に惚れこんだニコールは自ら映画化に奔走し、自身初のプロデュース&主演の大役を担う。そして、ごく普通の妻、母であるベッカの複雑にして起伏に富んだ感情を、リアルに表現した彼女の演技は、全米で公開されるやいなや、絶賛を浴び、本年度ゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)、さらに8年ぶりとなるアカデミー賞主演女優賞ノミネートを果たした。監督を務めたのは、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(’01)で一躍その名を知らしめた、ジョン・キャメロン・ミッチェル。『ショートバス』以来4年ぶりの長編映画監督作となる。また、ベッカの夫・ハウイーを『ダークナイト』など数々の作品で存在感を際立たせる、アーロン・エッカート。息子の死をきっかけに、ほころび始める夫婦の関係、それでも決して断ち切られることのない彼らの絆が描かれていく。実は、ウディ・アレン監督作品を降板してまで本作への出演を渇望し、撮影に臨んだというニコール。ここ数年、日本でのヒット作に見放されていた感があるが、本作では彼女の女優としての新たなる開花が感じられそうだ。『ラビット・ホール』は11月5日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。■関連作品:ラビット・ホール 2011年11月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開© 2010 OP EVE 2, LLC. All rights reserved.■関連記事:コメディにスリラー、シリアスものまで…N・キッドマン 豪華俳優陣と共演
2011年08月08日アジア圏初の長編デジタル3D作品として、昨年公開された『戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH』に続き、清水崇監督がメガホンをとる3D作品『ラビット・ホラー3D』が9月8日(水)、都内のスタジオでクランクアップを迎えた。映画館で3D映画を楽しむ姉弟の前に突然、飛び出してきたウサギのぬいぐるみ。それをキャッチした弟は、夜な夜な納戸に隠された不思議な世界へと誘われる。一方、不審に思った姉・キリコがその秘密に触れたとき、神出鬼没の“ウサギ男”が襲いかかる…。物語の主人公であるキリコを演じるのは、今年最も勢いに乗る注目女優、満島ひかり。その父親役に、NHK大河ドラマ「龍馬伝」での好演も光る香川照之が起用された。取材陣に公開されたのは、満島さん演じるキリコが、幼い頃の記憶を頼りに、ためらいながらも納戸の扉を開けるシーン。忘れ去られた過去のトラウマが蘇り、ストーリーが急転する重要な場面だ。ホラー作品に初主演する満島さんは「怖いのは苦手。お化け屋敷とかあまり好きじゃないですね」。それだけに、恐怖と対峙する表情は、演技というよりは素なのかも?「すさまじくハードな日程で、まさしく、夏の悪夢のような日々でしたが、スタッフひとりひとりの力を借りて、クランクアップすることができました。完成まではまだまだ道のりがありますが、公開がとっても楽しみ」と期待を寄せる。一方の香川さんは、初めての3D体験を「毎日が新鮮でした。ショックだったのは、2Dと3Dで芝居の質が違うことを体感できたこと」とふり返る。これまで、映画とTVの“違い”は意識していなかったと言い「(3Dという)演技における新たな分野が誕生した気がします。今後、いままで意識しなかったことを、意識せざるを得ない可能性があるのでは」と不思議な戸惑いも感じている様子だ。香川さんもまた、ウサギ人間から未体験のインスピレーションを受けたのかもしれない。今回の撮影では、パナソニックが開発した一体型二眼式カメラ「AG-3DA1」が大活躍。前作で使用したカメラに比べて、速度への対応が向上したほか、二眼同時ズームが可能になったことで、ハリウッドの3D映画が苦手とするスピード感あふれる映像が実現した。3D映画本来の持ち味である“飛び出し感”も抜群。さらに、数々のウォン・カーウァイ作品や『レディ・イン・ザ・ウォーター』で知られる世界的な撮影監督、クリストファー・ドイルの参加によって、3D映像はアトラクションからアートへと昇華する。現場では、専用の3Dモニターを使って、撮影シーンが次々とチェックされていく。3Dメガネをかけながら、指示を出す清水監督の姿もさまになっている。「3Dとはいえ、飛び出しや奥行きを意識し過ぎず、恐ろしくドラマ的な世界観を作り上げるために(3D効果を)最大限に活用したい」と清水監督。前作での経験もあってか、技術面での不安はないという。また、キャスト陣について「満島さんはとてもハッキリしていて、作品を良くしようという気持ちがあふれているので、一緒に作業するのが楽しい。また、香川さんには(撮影上の)変更があっても、きっちり粛々と全てをこなしていただき、ただただ脱帽」と語ってくれた。そんな清水監督はクランクアップ後、息つくヒマもなく、ヴェネチア国際映画祭に出席。自身が審査委員長を務める「3Dコンペティション部門」のセレモニーで、『ラビット・ホラー3D』のフッテージ上映が約3分間行われる。当日は「コンペティション部門」の審査委員長であるクエンティン・タランティーノ監督も鑑賞予定だ。旬のキャスト陣×「AG-3DA1」×ドイル。この3大要素をジャパニーズホラーの覇者・清水監督が配合すると、一体どんな化学反応が“飛び出す”のか?2011年の公開が待ちきれない。■関連作品:ラビット・ホラー3D 2011年公開予定■関連記事:清水崇が満島ひかり×香川照之×大森南朋で3Dホラー再挑戦!ヴェネチアで一部を上映
2010年09月09日