大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、まひろを演じる吉高由里子の声を紹介する。――藤原道兼の死を知って道兼のせいでもあるとは思うんですけど、母が亡くなったのは。でもどこかで自分のせいでもあるし、どこかで道兼がお母さんにつながる人でもあるし、目標ではないし、目的ではないんですけど、失ってしまった感はあるんじゃないかなって思いましたね。なので道兼自体の無念とか罪とかも、最後は許せないけど、前に進むために受け入れたんじゃないかなと思うような、許すことによって自分が前に進めるような、受け止めたようなまひろがいたようなシーンだなって思いました。
2024年05月05日現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」より、吉高由里子、三浦翔平、玉置玲央、野村麻純の君かたりが、公式サイトにて公開された。今回の「君かたり」では、この世を去ることとなった道兼役の玉置さんが、「良くも悪くも道兼像っていうのをつかめないまま撮影が進んだし、きょうのアップの日を迎えたなって」と演じきった正直な感想を明かしている。しかしそんな中でも、道兼のターニングポイントになった場面を語り、「道長のおかげでまっとうな人間になれた、させてもらえた」とふり返る様子も。そんな道兼の死についてまひろ役の吉高さんは、「道兼自体の無念さとか罪とかも、最後は許せないけど、前に進むために受け入れたんじゃないかな」とまひろの気持ちを代弁。一方、関白になれなかった伊周役の三浦さんは、「どんどん絶望に入っていく」「どんどん崩れていく序章」と話す。まひろの友人・さわ役の野村さんは、「あっという間だけど濃厚な時間でした」「ずっとまひろ様と一緒にいたので離れがたい気持ちが大きいです」とさわを演じきった気持ちを語る。さらに、「いろんな感情を経験できたと思うので、本当に充実した人生だったんだろうな」とさわについての思いを明かし、吉高さんは「まさかまさかあそこでお別れなんて(思って)ないと思うし、当たり前におじいちゃんおばあちゃんなっていく中にも、さわさんはずっといる人だと思っているんじゃないかなと思います」と語った。第18回「岐路」道隆(井浦新)の死後、一条天皇(塩野瑛久)が次の関白にと命じたのは道兼(玉置玲央)だった。道兼は民のためによい政をと奮起していたが、関白就任の日に倒れ、7日後にこの世を去る。そのころ、為時(岸谷五朗)の屋敷にききょう(ファーストサマーウイカ)がまひろ(吉高由里子)を訪ねてくる。次の関白は伊周(三浦翔平)か道長(柄本佑)かで内裏では話が持ち切りだと聞かされ…。夜、まひろが道長との思い出の場所へ行くと――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~NHK BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~NHK BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年05月05日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原道隆を演じる井浦新の声を紹介する。――藤原道隆を演じきって撮影に入る前にイメージしていた道隆よりも大石さんがつくっていく道隆っていうのは、それ以上に豊かな人物像を描いていて、最初は文学や武道、芸事とかそっちの方の引き出しをどんどんどんどん使っていくような役になっていくかと思いきや、終わってみたら自分の中でイメージてきていなかった不器用さというか。政に関して得意じゃないっていうところをしっかりと描いてくださっている道隆の人間臭さだったり、文化芸術に造詣のある道隆意外の顔がしっかりと描けたっていう、実際はどうかということではなく『光る君へ』の世界の中での、藤原道隆という人物を豊かに描くことができたなとは思いました。――道隆の最期への思い『光る君へ』の世界の中で道隆を演じてきて感じていたのは一点ですね。やっぱり一族、家族への思いであり、呪縛であり、でもその家族というものを道隆を演じるうえでは常に大事にしていました。お酒に溺れても、権力に溺れたとしても道隆の根底にあるのはやっぱり家族であって、父上から学び教えられて、手本にしてきた父上のような政。道隆の中では教科書は父上なので、やっぱりそこも親子という関係からなっているので、父上から教えられたことは一族をいかに続けてくか、栄華を続けていくということが道隆にとっては一番大事なことなんですよね。だから自分が家族を持ったら、今度はそれを息子、今度はその孫へいかに渡していけるか。本当にそこだけを大事にしていた。だから本当に政は不得意な道隆ですけれども家族、一族というものが道隆のすべてだったんだろうな、というふうに感じます。
2024年04月28日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、高階貴子を演じる板谷由夏の声を紹介する。――道隆の最期のシーン悲しかったですけど、でもめちゃくちゃ愛した人が私が詠んだラブレターのような歌を最後に詠んで死んていくって、なんてロマンチックなんだろうって思っていました。ロマンチックっていうか、すごくやっぱりお互い情熱的な恋愛をしていたんだなと思って、井浦新くんとも言っていたんだけど、死んでいくときに出会った頃の話を二人でしながら死んでいく夫婦っていよねって話していたの。それなんか、なかなかない気がするんですよね。出会った頃の話をするって。夫婦でもそんなふうに話せることもあまりないし、それを二人で確認しあって「会った頃はこうだったよね」って言いながら片方が死んでいくってすごいなと、その二人の絆がね。大石先生はすごい「二人は大恋愛」って思う気持ちをあそこに込めたんだろうなと思っていたんですけどね。だから悲しいけど、悲しいんだけど二人で共有する思い出を話し合えるっていう幸せ感もあったし、「さようなら」っていうよりも「私たち今まで幸せだったよね」って、二人で共有できる思い出がたくさんあるっていうほど幸せなことはないから、それはすごくほわんとしました。――道隆の変化について台本だと知っているんだけど、そういう嫌な面は私たちには見せていないんですよね、家族には。彼がそういう策略とかやっているのは見ていなくて…、でも知っていると思いますよ。板谷的には台本を読みながら「こんなに変化しているの?」って思いながら読んでいたんですけど、でも貴子も一緒に夫婦ともども、家族ともども一緒にあがりたいっていう野心というか、欲はあったはずだから「いけいけ~!」って感じだったんじゃないですかね。それを止めてなかった気がする、この時代の女性って位が高いほうがいいって思い込んでいるところがあるから「うちの旦那いけ~!」って感じだったんじゃないかな。
2024年04月28日俳優の杉浦太陽が24日に自身のアメブロを更新。リクエストされて購入した家族への土産を公開した。この日、杉浦は「福岡に来ております!!」と切り出し、福岡県糸島市で通販番組『杉浦太陽のおひさまコレクション』(三重テレビ)の撮影をしていることを報告。「朝から晩までスタジオ収録で室内ですが」と説明し「定期的に福岡に来られて嬉しいなぁ」とつづった。続けて更新したブログでは「家族へのお土産」と述べ「リクエストのもつ鍋と、ラーメンと、甘口醤油+おれの好きなやつも」と購入品を写真で紹介。「フライトまでの時間に、名物のうどん」と堪能した料理の写真も公開し「では、東京に帰ります!!」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年04月25日俳優の杉浦太陽が21日に自身のアメブロを更新。キャンピングカーに乗り家族で潮干狩りへ出かけたことを報告した。この日、杉浦は1年ぶりに家族で潮干狩りをしたことを明かし「家族でお出かけ 干潟の感じが最高でした」とキャンピングカーの写真や妻でタレントの辻希美との2ショットを公開。「あさりや、はまぐり!!いっぱい獲れたよ~」とつづった。続けて、潮干狩りを満喫する息子達の姿も公開し「振り切ってやるとめちゃ楽しいし、夢中になりましたね」とコメント。「めちゃGET」と写真とともに潮干狩りの成果を報告し「砂抜きに一日かけて、明日食べよ~!!」とつづった。最後に「みんなで食べたアナゴ天重が最高に美味しかったです」と堪能したランチの写真を公開し、ブログを締めくくった。
2024年04月22日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、一条天皇を演じる塩野瑛久の声を紹介する。――一条天皇について幼いころから天皇に即位して、自分の中でも自覚は芽生えつつもまだ若いというところで、至らないところだったりもあると自覚はしているものの民に寄り添い、本当にこの国をよくしようと一生懸命、動こうとしているっていう描写はいくつかあってですね。関白の言いなりになるのではなく、自分の頭で考え自分で行動し、よき政を行っていこうという意志はすごく感じ取れるので、すごく聡明な愛情深い天皇なんじゃないかなと思っております。――藤原道隆について自分とは少し異なる考え方だなという風に思っているんじゃないかなと感じていますね。道隆なりの気持ちもわかると一条天皇は思ってはいるんじゃないかなと思いまして。というのもやはり一条天皇は、政としてきっちり自分が意志を持っていろんなことを決めていかなければならない中でも情にも厚いというか、すごくそばにいる人を信頼したいって思うような人だと思うので、道隆もその中の一人ではあると思うので無下にはできないなと思いながらも、ちょっと乱暴だなと思ったりする一面もあるんじゃないかなと思っています。――定子についてとてもとてもいとおしくて、なくてはならない存在。心安らげる居場所みたいなふうに思っているんじゃないかなと思ってはいるんですけれども、一条天皇も自分で政治を動かしていかなければならないという使命があって、やはりその情というものが邪魔してしまうことも時にはあるんじゃないのかなと思っていて、その中のやはり一番大きい核というものが定子の存在なんじゃないかなと思っておりますね。それがいい方向に働くときもあれば、自分の中でちょっと突っかかってしまうことに働いてしまうこともあるんじゃないかなと感じています。
2024年04月21日大河ドラマ「光る君へ」より、ファーストサマーウイカ、財前直見、益岡徹の君かたりが公式サイトにて公開された。吉高由里子が紫式部を演じる本作。今回公開された映像では、ききょう(清少納言)役のファーストサマーウイカさんは、藤原定子(高畑充希)について、「『推し』の感覚にすごく近いんじゃないかな。娘でもなく、恋人でもなく、けど命を懸けてお守りしたいとか、最大の雇い主ではあるけれども」とし、“清少納言”という名について「すべてを背負った名前で宮中に入るっていうのがぐっとくるというか。『あなたの今までの人生を背負って学んだものとかをすべて持ってきて、宮中で私の力になってね』って言われたような気がして」と女房になるシーンをふり返っている。財前さんが演じているのは、兼家(段田安則)の妾である藤原寧子。和歌に長け、兼家との日々を「蜻蛉日記」として残した彼女。この「蜻蛉日記」は、まひろ(紫式部)も幼いころから読み込んでおり、そのことを知り、「まひろが歌を詠んでいく人になるきっかけみたいなことになるので、すごく重要な役割をいただいたなと思っていて」「先輩なんだけど、ちょっとお母さんの面影を見るみたいなシーンなのかな」とコメント。倫子(黒木華)の父・源雅信役の益岡さんは、雅信の最期について「婿殿(道長)に対して皮肉なことを言うんですけれども、あれも本当はそうしたかったけど、その出発点は娘かわいさの発想」「家族を大事に思った人間なんだなっていうのをすごく感じました」と語っている。第15回あらすじ道隆(井浦新)は、強引に定子(高畑充希)を中宮にし、詮子(吉田羊)を内裏の外へと追いやった。2年後、一条天皇(塩野瑛久)は麗しく成長。道隆の独裁には拍車がかかっていた。伊周(三浦翔平)らに身内びいきの人事を行い、定子のために公費を投じ始める。道長(柄本佑)は兄のやり方に納得がいかない。一方のまひろ(吉高由里子)は、さわ(野村麻純)と近江の石山寺へと出かける。そこで思いもよらない人物との出会いが…。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月14日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、ききょう(清少納言)を演じるファーストサマーウイカの声を紹介する。――藤原定子の女房になるシーンこれは私個人の解釈なんですけど、ききょうはすごくハツラツとして、気も強ければ思ったことをスパッと言うタイプなので「いや、もう別れてるんですよ」とか、違うことは違いますってハッキリ言えるような性格っていうところのコントラスト。「ちょっと変わってんなぁ」っていう一面も見えつつ、ききょうとしては家を捨ててきたわけですよ。旦那さんと息子までおっつけてきちゃったけど、もらった名前が亡くなった父と旦那の少納言。旦那が少納言ではなかったんだけれども、そのすべてを背負った名前で宮中に入るっていうのがグッとくるというか。まったく新しい名前にしてすべての人生をそれこそ本当にゼロにしてリスタートしますじゃなくて「あなたの今までの人生を背負って学んだものとかをすべて持ってきて、宮中で私の力になってね」って言われたような気がして、「あぁ清少納言…いいっすね!」って。「なんで元夫のやつ入れなきゃいけないんだよ」とか「おやじの名前かよ」みたいなことじゃなくて、全部を認めてくれたような器みたいなものを名前から感じて、「いい名前だな」と思っていたんじゃないかなって。短いシーンで誰がそこに感じるかわからないですけど、私はそう思って受け入れたんじゃないかなと。欲を言えば息子の名前も入れてほしかったくらいの感じかもしれないですけど(笑)、というふうに感じましたね。――定子について清少納言にとってきっと定子様っていうのは、史実で読んでいても「推し」。神とか宗教的な心酔するというよりは「推し」の感覚にすごく近いんじゃないかな。「尊い」「一挙手一投足がいとおしい」「愛くるしい」。娘でもなく、恋人でもなく、けど命を懸けてお守りしたいとか、最大の雇い主ではあるけれども「推し」の感情に近いんだろうなというのは思いますね。
2024年04月14日ミュウミュウ(MIU MIU)の「ワンダー(Wander)」と「アルカディ(Arcadie)」バッグに、2024年春の新色が登場。アイコンバッグ「ワンダー」&「アルカディ」に新色が登場鮮やかなイエローとオレンジを纏ってミュウミュウのアイコンバッグ「ワンダー」と「アルカディ」に、春らしい新色のイエローとオレンジがお目見え。「ワンダー」は、なめらかなマテラッセレザーを採用しており、ふっくらとした曲線的なフォルムが特徴的。大きく円を描くようにくりぬいた形のハンドルを配すことで、持ちやすさとフェミニンなデザインをかなえた。一方「アルカディ」は、クラシックなトップハンドルバッグのシルエットを、モダンに解釈したバッグだ。上質なレザーのボディに配された、輝くメタルで仕上げられたパーツと、MIU MIUロゴが印象的。また調節可能なショルダーストラップも付属するため、シーンや気分にあわせてアレンジを加えられる。詳細ミュウミュウ 2024年春夏 新色バッグ発売時期:2024年4月上旬より順次取扱店舗:全国のミュウミュウ直営店及び公式オンラインストアアイテム:・「ワンダー」346,500円※予定価格サイズ:H17×W20×D6cm・「アルカディ」363,000円※予定価格サイズ:H10.5×W22×D7.5cm【問い合わせ先】ミュウミュウ クライアントサービスTEL:0120-451-993
2024年04月13日モデルの冨永愛が11日、TOKYO NODEで行われた「エキシビション『ティファニー ワンダー』技と創造の187年 オープニングイベント」に来場した。冨永は「バード オン アロック」のネックレスを着用。「日本人で初めて私がつけているんです。すごいワンダー」とほほ笑み、「すてきで繊細。本当につけていて気分が爆上がりするジュエリーですよね」とジュエリーを愛おしそうに見つめていた。そして「ティファニーは物心ついたころから知っているのですが、今年の春からアンバサダーに就任したので、それが一番」とうれしげ。「憧れのブランドのアンバサダーになれて光栄です」と語った。「『ティファニー ワンダー』技と創造の187年」のエキシビションでは、ティファニーの役2世紀にわたる歴史を振り返り、伝説的なイエローダイヤモンドや、本邦初公開となるアーカイブピースなど、10個の部屋ごとにテーマが設けられ、展示されている。
2024年04月11日俳優の杉浦太陽が5日に自身のアメブロを更新。長男・青空(せいあ)くんからのリクエストで作った料理を公開した。この日、杉浦は青空くんから「アミガサタケのリゾットを食べてみたいと、リクエストを受けて」と明かし「フレンチ、イタリアンは得意なので」と調理中の写真とともにコメント。「アミガサタケ=モリーユ茸」と説明し「モリーユ茸のリゾットを作りました」と報告した。続けて「乾燥させたきのこの出汁は最高」と明かしつつ「味わい深いリゾット」と完成した料理の写真を公開。最後に「こりゃ、大好評でした」と報告し、ブログを締めくくった。
2024年04月06日俳優の杉浦太陽が25日に自身のアメブロを更新。病院を訪れたことを報告した。この日、杉浦は「お昼は、タコパ」と昼食のメニューを紹介。一方で「…風に見せて、銀だこを温め直してるだけw」と写真とともに述べ「たこ焼き美味しいよねぇ」とコメントした。続けて「昨日の夜から腰をやってしまい」と説明し、午前中に病院へ足を運んだことを報告。「注射打って、少しマシになったけど…」と述べつつ「痛い…」と自身の現状を明かし「早く治ってくれー」と切実な様子でつづり、ブログを締めくくった。
2024年03月26日俳優で映画監督の齊藤工発案による劇場体験を届ける移動映画館cinéma birdを、能登半島地震で被災した石川県志賀町にて開催。『ワンダー 君は太陽』『映画の妖精 フィルとムー』の2本の上映イベントに避難者含む地元住民約300名を無料招待した。■齊藤工「心のストレッチを」5年ぶりに板谷由夏、8年ぶりに桜井ユキが登場cinéma birdは2014年に宮城県石巻市の初開催を皮切りに、福島や熊本、北海道などの被災地を中心に、お寺や体育館といった様々な場所を1日だけ映画館にし、体験型のエンターテインメントを届けてきた。第13弾となる今回のcinéma birdは、今年1月1日に発生した能登半島地震の被災地である石川県志賀町にて開催。志賀町は現在も、700名以上の方々が避難生活を余儀なくされている状況にあり、自治体においても、自身も被災者ながら1日でも早い復興に向けて日々尽力されている。今回の開催にあたり発起人である齊藤さんは「震災が起きてから僕たちにできることを模索してきた。このスピード感でcinéma birdを実施することは初めてですが、即席だからこそできるラインアップになっている。エンタメに触れて、心のストレッチをしていただきたいと思っています」とイベントへの想いを語った。そして今回は、3月29日に最終回を迎えるWOWOWで放送・配信中の映画情報番組「斎藤工×板谷由夏 映画工房」でタッグを組んで12年半となる板谷由夏が「cinéma bird in 北海道 2019」以来5年ぶりに、さらに「cinéma bird in大分2016」以来8年ぶりとなる桜井ユキが駆けつけた。さらに齊藤さんはファンクラブで販売したフォトセットの売上金を、全て義援金として石川県へ寄付した。■今回の“劇場体験”は、傑作『ワンダー 君は太陽』とクレイ・アニメーション『映画の妖精 フィルとムー』の2本今回上映した映画は、2018年に日本で公開された傑作『ワンダー 君は太陽』と齊藤さんが企画・脚本と声優を務め、世界の子どもたちのために作られたクレイアニメーション『映画の妖精 フィルとムー』の2本。『映画の妖精 フィルとムー』『ワンダー 君は太陽』はベストセラー小説を基にジェイコブ・トレンブレイとジュリア・ロバーツが親子の絆を熱演した作品で、他の人とは違う容姿で生まれた少年の成長を描くストーリー。上映時間は約2時間で、至る所から鼻をすする音が聞こえてくるなど、会場は笑いのあとに涙に包まれていた。『ワンダー 君は太陽』また、この日のお笑いライブには、cinéma bird初出演となる石川県出身のダンディ坂野や、ゆりやんレトリィバァが登場。アルバムジャケットを齊藤さんが撮影するなどで親交のある、昨年世界デビュー40周年を迎えたジャズピアニスト小曽根真による生演奏なども行われた。イベントの終盤には、再びキャストが登壇。板谷さんは「ご縁でここに来ることができて本当に嬉しい。音楽と笑いがこんなに力を与えるんだなということを、私自身が感じた。それをなんとか多くの人に運びたいと思っている齊藤工がいるからこそ成り立ったイベントだと思う。また会えますように」と今日をふり返ると、桜井さんは「楽しい時間を過ごせたことがとても嬉しい。この仕事をさせていただいていたからこそ来れた場所だと思うので、また来れるように私も頑張ります」と続けた。小曽根さんは「本日弾かせてもらったピアノが古いピアノらしいけどとてもいいピアノだった。昔のピアノって今にはない、いい材質を使っている。(このような活動も)続けていかないと意味がないので、またあの子(ピアノ)を弾きに来させてください」とコメント。そして最後に齊藤さんは「ボランティアの皆様にもたくさんご協力いただき、こちらが素敵な時間を“ゲッツ”させていただきました」と笑いを誘いながら、「今日があるのは、志賀町の皆様が受け入れてくださったからこそ。小曽根さんがいう通り、続けていかないと意味がない。点じゃなくて線になるよう、また未来で待ち合わせしましょう」と再来を約束し、イベントを締めくくっていた。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ワンダー 君は太陽 2018年6月15日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2017 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC and Walden Media, LLC. All Rights Reserved.
2024年03月25日ティファニーは、「ティファニー ワンダー」技と創造の187年を開催します。この没入感のあるエキシビションは、職人技と創造性、伝統と現代性の物語を伝える、数百点に及ぶデザインの傑作や、息をのむワンダーの数々を巡る感動の旅に来場者を誘います。「ティファニー ワンダー」は、ジャン・シュランバージェの代表作であるバード オン ア ロックのブローチ、および革新的な歩み、ポップカルチャーの遺産、伝説的な「ザ ティファニー ダイヤモンド」に至るまで唯一無二の作品により、来場者を魅了すると共に、学びと関心を深めます。©Tiffany & Co.ティファニーと日本の絆は、創業時の1837年、チャールズ・ルイス・ティファニーが米国市場では珍しかった、厳選された日本からの輸入品を顧客に提供した時代へ遡ります。エドワード・C・ムーア、ルイス・コンフォート・ティファニー、エルサ・ペレッティといったブランドを代表するデザイナーの多くが、日本芸術に影響を受けています。敬意と創造性を祝う本エキシビションでは、ティファニーの日本への感謝を様々な角度から紹介します。©Tiffany & Co.エキシビション「ティファニー ワンダー」は、ティファニーの素晴らしいストーリーを東京の超高層ビルのひとつである虎ノ門ヒルズ ステーションタワーに位置する情報発信拠点、「TOKYO NODE」で開催されます。OMAが手掛けたこの圧巻な舞台は、ニューヨークのティファニーと東京の共通点を反映しています。著名な建築事務所と知られるOMAは、五番街ニューヨーク本店ザ ランドマークの再構築に不可欠な役割を果たし、今回のエキシビション「ティファニー ワンダー」の会場制作も手掛けました。©Tiffany & Co.「ティファニー ワンダー」は10のルームで構成され、来場者は、創造性と職人技という、ブランドの伝統、礎の中心を成すテーマを探ることになります。様々なルームを通じて、「ブルー ブック」として知られる米国初のメールオーダーカタログや、初期の「ブルー ボックス」、象徴的なティファニー®セッティング エンゲージメント リングなど、ティファニーの200年近い偉業の物語を伝える卓越した作品をこ覧いただけます。エナメル、エメラルド、ダイヤモンド、ピンクサファイヤが散りばめられたジョージ・ポールディング・ファーンハムが製作した希少な蘭のブローチや、ダイヤモンド、ルビー、サファイヤがセットされたジャン・シュランバージェのプルーム ネックレスをはじめとする300点近い未公開作品を通じて、比類のない没入体験を来場者に提供します。エキシビション「ティファニー ワンダー」の最後のルームを飾るのは、ジャン・シュランバージェの代表作バード オン ア ロック ブローチからインスピレーションを得て、新しいデザインに生まれ変わった、128.54カラットのザ ティファニー ダイヤモンドです。©Tiffany & Co.ティファニーのコミュニケーションズ&インダストリアル プロダクト部門エグゼクティブ バイス プレジデントのアレクサンドル・アルノーは、「1837年の創業以来、ワンダーの概念はティファニーのDNAに不可欠なものとなっています。創業当初から、考案するデザイン、手掛けた数々の作品は、驚きを呼び起こし、世界最高のラブストーリーの着想源となるティファニーの使命に根差してきました。最新のエキシビションは、ブランドにとって非常に重要な都市、東京においてこの精神を讃えるものです。」と述べています。©Tiffany & Co.エキシビション「ティファニー ワンダー」は4月12日からに6月23日まで、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45階 TOKYO NODEで開催されます。チケットは、iOSおよびGoogle Playアプリストアでダウンロード可能なティファニー公式アプリにて販売中です。【イベント詳細】「ティファニー ワンダー」技と創造の187年会場:虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45階「TOKYO NODE」住所:東京都港区虎ノ門2丁目6-2会期:2024年4月12日(金)~6月23日(日)時間:開館時間:10:00~20:00(最終入場:19:00まで) ※開館時間は変更になる場合がございます。ティファニーお問い合わせ:ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インクTEL 0120-488-712URL www.tiffany.co.jp
2024年03月23日永野芽郁が主演した月9「君が心をくれたから」が3月18日の放送でフィナーレを迎え、雨のために太陽が選択した最後の“奇跡”に視聴者から様々な声が寄せられている。永野さん月9ドラマ初主演作となった本作は、主人公がかつて心を通わせた男性のために、自分の心を差し出す宿命を背負うというファンタジーラブストーリー。太陽が作った花火を見ることなく視覚を失ってしまった逢原雨役で永野さんが主演を務めるほか、事故で亡くなるはずだったが雨が五感を差し出すことと引き換えに命を得た朝野太陽に山田裕貴。当初は雨に想いを抱いていたが雨と太陽のことを応援するようになった望田司には白洲迅。密かに花火師になりたいという夢を抱いていた太陽の妹・春陽に出口夏希。太陽と春陽の父で花火師をしている陽平に遠藤憲一。雨と和解した母・霞美に真飛聖。太陽の命を救うのと引き換えに雨の五感を奪う“奇跡”を選択させた案内人の日下に斎藤工といったキャストが出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。残された最後の感覚である“聴覚”を失う最後の1日を迎えた雨は「最後は太陽君と出会った場所に行きたい」と太陽に告げ、太陽が許可を取って母校に向かう。放送室で雨は「夢だったんだ。1日の終わりに太陽君と並んで座って『今日も幸せだったね』って笑い合うの」と太陽に語りかけ「太陽君が隣にいてくれる人生で良かった。この人生で幸せだった」と太陽の出会いに感謝すると、「私のこと二度と思い出さないで」と自らを忘れるよう願いを伝え、その直後に聴覚を失くす。最後に伝えたかった言葉を伝えられないまま、雨が五感全てを失ったことに絶望し放心状態の太陽。そこに日下が現れ「奇跡はまだ終わっていません」と告げる。その後、雨は目覚め五感も戻るのだが、そこに司が訪ねてきて太陽の死を告げる。日下は「雨が差し出した心を受け取るか否か、君の選択を見せて欲しい」と口にし、五感を差し出した雨の心を受け取り天寿を全うするか、自らの命と引き換えに雨の心(=五感)を戻すか選ぶよう促す…というのが最終回のストーリー。太陽は自らの命と引き換えに雨に五感を戻し、雨はパティシエとして成功するという展開だったが、SNSには「君が心をくれたから(そのぶん長く一緒にいれて)僕は後悔なく死ねる」ってことなのね」「ないはずだった君との時間ができた。だからもう心は返すね。なの?」「一緒に過ごせる大切なかけがえのない時間が出来た。だから命をお返しするね…。ってことなんだね」など、タイトルと絡めて太陽が取った選択について語るコメントが続々とアップ。また「雨が降ってる時は太陽出てないもんね。太陽出てる時は雨降ってないもんね。一緒にはならない運命だったのかな」「五感を失った雨と一緒にいるより雨を元に戻して生きていってくれる方が太陽くんはいいよね。こっちの展開のほうがまだ未来はある」など、雨と太陽が結ばれないラストに対して、様々な想いを吐露する声も上がっている。(笠緒)
2024年03月19日※このコラムは『君が心をくれたから』10話までのネタバレを含んでいます。■とうとう訪れた、視覚を失う日太陽(山田裕貴)は、若干目がキマッちゃってる花火師協会会長のお許しを受け、無事桜祭りで花火を上げられることになりました。雨との約束を果たす瞬間も目前です。そしてついに訪れた雨(永野芽郁)が視覚を失う桜祭り当日。花火までの間、雨は最後に母に会いに行きます。触覚を失い、杖がないと歩けない雨の弱々しい姿と、今日にも視覚を失う現実を前に、母はまた「何もできなくてごめん」と泣き崩れます。そんな母を笑顔で受け止め、「じゃあ今してもらおうかな。笑ってほしい。最後にお母さんの笑っている顔を覚えていたいから」と、明るく切り返す雨。そして、本当は雨が一番泣きたい立場のはずなのに、雨は自分が祖母にしてもらったのと全く同じように心の扉が開く魔法の呪文を唱え、母からもらったお守りの刺繍のハンカチを手に、泣き崩れる母を元気づけようとするのです。自己肯定感が低く、いつも支えてもらう側だった雨が、いつしか人を支えるまでになっていたなんて。■雨から私たちへのメッセージ司(白洲迅)も言っていましたが、以前は弱々しかった雨。パティシエの夢に敗れ、地元に戻ってきた頃は「変わりたい」と泣いていたけれど、今や「母子で支え合ってほしい」という祖母の願いまでかなえ、母との関係も修復しました。全てのきっかけは“奇跡”。五感と心を失うという、夢も希望もない宿命を抱え、残された時間の価値を考え、一瞬一瞬を大切に生きた結果なのでしょう。雨のようにタイムリミットははっきりとはしていないものの、私たちの時間も有限であることを忘れず今を大切に生きれば、なりたい自分に変われる、という雨からのメッセージなのかもしれません。■突然立ちはだかる2つの問題送迎をしてくれている司の車に乗りあとは花火大会に向かうだけ、かと思いきや、事故による渋滞と、突然の大雨。「会場には間に合うのか?」「花火大会は決行されるのか?」という2つの問題が突如雨の前に立ちはだかりました。しかも、雨が視覚を失うのはあと数時間後。花火大会が延期になってしまっては、もう間に合いません。「絶対に会場に行く!」という強い決意のもとに、雨は司の車を降り、5キロ以上ある距離を杖が必要な足で会場に向かい始めます。そこですかさずできる男・司が太陽の妹・春陽(出口夏希)を派遣します。以前とんでもない暴言で雨を傷つけた春陽。「謝るなら今しかない」というニュアンスの煽りも加えて、すぐさま春陽に会場までのサポートをさせるとは……このシゴデキっぷり、将来絶対に出世する男です。仕事の斡旋から施設の紹介まで、あらゆる情報の引き出しを持っている男ですから、あとは「これはアステカ時代から南米の原住民の間で伝わる、雨を止ませる踊りなんだ」とか、さらっと披露して、次は大雨を止ませてくれるかと思いきや、司の出番はここまででした。司ファンとしては無念です。■太陽に訪れたもう一つの奇跡と別れそんな中、太陽は強風で煽られた機材の下敷きになり、病院に運ばれていました。何かにつけて大怪我の多い太陽。即刻厄祓いに行ってください。目が覚めた頃には、雨で花火が中止になることを知り、案内人・日下(斎藤工)と千秋(松本若菜)に、「自分の命をかけてでもいいからこの雨を止ませてほしい」と懇願するのです。そこで千秋は「自分が天との約束を破れば月明かりに溶けて消える。そうすれば月が出るから雨が止むのでは」と提案し、太陽の静止も虚しく、千秋は自分が太陽の母であることを告げます。告げた瞬間、月明かりに消えるわけじゃなく、サッカーで言うアディショナルタイムのような時間があるようです。そのおかげで、やっと千秋と太陽は親子としての会話を交わすことができました。「また俺のせいで……」と自分がきっかけで2度も母の命がなくなることに罪悪感を禁じ得ない太陽。しかし、「親が子どもにもらいたいのはそんな言葉じゃない」と千秋に言われ、母のおかげでここまで来れた感謝や、お互いの想いを告げることができ、涙ながらに幸せな別れを迎えることができました。何も伝えられぬまま、火事で突然母を失った後悔を抱き続けてきた太陽にとって、直接想いを伝えることができる、この時間が訪れたこともまた一つの奇跡。そして、千秋の思惑どおり雨は止み、大きな満月が顔を出しました。■みんなの想いが詰まった花火と残酷な結末謎の天の力が働き、豪雨にも関わらず一切濡れていない雨の元に、春陽が到着し、なんとかサポートを得て会場にたどり着くことができました。太陽の父(遠藤憲一)と弟子の強い訴えのおかげで、花火大会も無事再開。雨は太陽とも合流することができ、あとは太陽の花火を待つだけ、のはずが……。こんな残酷なことがあるでしょうか。花火の開始時間が遅れたせいで、あと一歩のところで雨は太陽の花火を見ることがかなわず、そのまま視覚を失ってしまうのです。■悲しく優しいうそのやりとり人生で一番大切だった10秒間を込めた太陽の花火。それは初めて太陽が雨に声をかけた日。赤い傘で一緒に帰った高校時代。その花火はとても真っ赤で、大きく花開いた後はまるで傘のように枝垂れ落ちる美しいものでした。色覚障害を乗り越えて、雨の見ている赤と同じものであることを祈りながら作った赤い花火。そんな数多の意味と想いが込められていた花火は、たくさんの人々のサポートや想いに後押しされ、無事に打ち上げられたにも関わらず……。あと一歩で見ることがかなわなかった雨は、まるで見えていたかのようなふりをします。「私たちが見ている赤は一緒だったね。太陽君、夢をかなえてくれてありがとう」「悲しそうだった雨の横顔を笑顔にしたい」と花火師を再度目指すことを決意した太陽。しかし、その横顔が見ている先は、花火とは全く違う方角……すでに視覚を失い、見えていなかったことを隠している事実に気づいた太陽は絶望と悔しさで涙を流すしかありませんでした。■聴覚を失うカウントダウンこの日のために生きてきたと言っても過言ではないほど、雨の希望になっていた、太陽が夢をかなえる瞬間。視覚を失う雨にとって人生で一番大切な10秒間になるはずだったのに。雨のうそに太陽も「雨に花火を見せられてうれしくて泣いているんだ」と、優しいうそで返します。仕方がないけれど、あまりに残酷すぎる。二人はお互い、花火を見たていでうそをつき合いながら、ずっとこの日を心残りに生きていくのだと思うと、報われません。次回はとうとう最終回。最後の五感、聴覚を失うときがやってきます。雨は太陽に告げず、母と一緒に遠くへ行きたいと言っていましたが……。互いを想い合い、自分よりも相手のために行動し、選択し続けてきたピュアでまっすぐな二人の恋。どうか幸せな結末を迎えてほしいと願うばかりです。(やまとなでし子)
2024年03月18日永野芽郁主演「君が心をくれたから」よりクランクアップ写真が到着した。本作は、永野さん演じる主人公・逢原雨が、かつて心を通わせた男性、朝野太陽(山田裕貴)のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、ファンタジーラブストーリー。まず撮影を終えたのは、太陽役の山田さん。高校でのシーンでクランクアップすると、「朝野太陽役、山田裕貴さんオールアップです!」の声と共にスタッフ一同から拍手が起こり、松山監督から花束が手渡された。山田さんは「昨今、悲しい出来事がたくさん起きている中で、“心って本当に大事だな”と感じていました。そんな時、これほどまでに“善き心の大切さ”を考えさせてくれるドラマに参加できてうれしかったです。僕はこういうドラマがやりたくて俳優をやっているんだと再確認できましたし、“本番!”のかけ声で、スタッフの皆さんがグッと集中してくれるこの現場の雰囲気がすごく好きでした」とふり返る。続けて、「こんなに毎話毎話泣いているドラマはこの先絶対ないんじゃないかと思います。僕はこの作品が大好きだし、“この作品を見て心が動かない人はいない!”って思いながら演じていました」とドラマに対しての思いを明かした。そして、このシーンがともに“過酷な奇跡”に立ち向かってきた雨役の永野さんとも最後の共演シーン。山田さんは永野さんに、「芽郁ちゃんの演じる雨が、僕をどれだけ太陽でいさせてくれたことか…本当にありがとう。雨ちゃんの心をいっぱいもらって、最後まで僕も太陽として心をこめることができました」と感謝を伝え、温かな拍手に包まれてクランクアップした。また、雨役を演じた主演の永野さんは、水辺にある公園のシーンでクランクアップ。雨として演じる最後の時間を終えると、スタッフから「このシーンをもちまして、主演・逢原雨役、永野さんオールアップです!」の声が上がり、現場は大きな拍手に包まれた。松山監督から花束が渡されると、これまでの緊張から解放されたのか、ホッとしたような笑顔が広がった。永野さんは、「お疲れ様でした!何度か(撮影が)終わらないんじゃないかって思うような瞬間が、きっと皆さんにもあったと思います(笑)。でも、最後まで諦めることなく、自分の役と、それぞれの登場人物の人生と向き合えたことを本当に誇りに思います」と、“五感を失う”という難しい役を演じ切ったことへの思いを明かした。撮影に入る前は、「孤独を感じながら過ごす時間が多くなるんじゃないかと覚悟していました」と、不安に思っていたそう。しかし、撮影現場の雰囲気に救われることも多かったようで、「皆さんが本当に愛情深くて、こんなにも笑って過ごせる現場を作ってくれたことに心から感謝しています」と、共演者やスタッフたちへの感謝を伝えていた。最後に、「私はこの作品と出会えたこと、そして今の自分がこの役と向き合えたことをこれからの自信に変えて、日々頑張っていきたいと思います。ありがとうございました!」と締めくくり、フジテレビ系ドラマ&月9ドラマ初主演となった本作の現場を卒業した。「君が心をくれたから」最終話は、いよいよ本日21時から放送。先週11日に放送された第10話では、太陽の作った花火を雨に見せるという「十年後の約束」がついに実現するも、無情にも視覚のタイムリミットが訪れ、その花火を雨が見ることはなかった。残る五感は聴覚のみ。果たして、過酷な奇跡の果てに、雨と太陽には何が待っているのか?結末を見届けたい。コメント◆永野芽郁「お疲れ様でした!何度か(撮影が)終わらないんじゃないかって思うような瞬間が、きっと皆さんにもあったと思います(笑)。でも、最後まで諦めることなく、自分の役と、それぞれの登場人物の人生と向き合えたことを本当に誇りに思います。すごく孤独を感じながら過ごす時間がとても多くなるんじゃないかと覚悟して撮影に入ったんですけど、スタッフの皆さんが本当に愛情深くて、こんなにも笑って過ごせる現場を作ってくれたことに心から感謝しています。たくさん話したいことがありますけれど、私はこの作品と出会えたこと、そして今の自分がこの役と向き合えたことをこれからの自信に変えて、日々頑張っていきたいと思います。皆さん、本当にお疲れ様でした!ありがとうございました!」◆山田裕貴「昨今、悲しい出来事がたくさん起きている中で、“心って本当に大事だな”と感じていました。そんな時、これほどまでに“善き心の大切さ”を考えさせてくれるドラマに参加できてうれしかったです。僕はこういうドラマがやりたくて俳優をやっているんだと再確認できましたし、“本番!”のかけ声で、スタッフの皆さんがグッと集中してくれるこの現場の雰囲気がすごく好きでした。こんなに毎話毎話泣いているドラマはこの先絶対ないんじゃないかと思います。僕はこの作品が大好きだし、“この作品を見て心が動かない人はいない!”って思いながら演じていました。そして、何より芽郁ちゃんの演じる雨が、僕をどれだけ太陽でいさせてくれたことか…本当にありがとう。雨ちゃんの心をいっぱいもらって、最後まで僕も太陽として心をこめることができました。語ろうとしたらまだ尽きないですが、皆さんには最後の現場が待っていますので、早く向かってください(笑)!皆さんと一緒にお芝居できて本当によかったです。ありがとうございました!」「君が心をくれたから」は毎週月曜21時~フジテレビ系で放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月18日吉高由里子主演大河ドラマ「光る君へ」の公式サイトでは、ユースケ・サンタマリアと上地雄輔、2名の「君かたり」が公開されている。大河ドラマ第63作目として現在放送中の本作は、「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く物語。出演者の撮影現場からのコメントが聞けるこの「君かたり」。陰陽師・安倍晴明を演じているユースケ・サンタマリアさんは、これまで多くの作品に登場してきた安倍晴明とは、また異なると説明し、「ビジネスマン安倍晴明みたいなところを今回やりたいということで。要は生きていくために、世渡り上手にやっていくみたいな」「見ていて不思議な感じになると思います」と説明。関わりの多い藤原家については「内心は嫌いになれない」「ただ単にビジネスとして利用しようとしているってだけでもなく、ある種の感情っていうか、愛情に近い何かを持っていて」と語っている。また、才に恵まれず、兼家から軽く扱われている道長の異腹の兄・藤原道綱役の上地さんは、道綱について“天然素材”と表現。「見ている方がホッとするようなかわいらしさもあり、人間らしさもあり、視聴者目線であるような感情をしっかり道綱という役の中で、ぬくもりというか温度を出せたらいいな」とコメントしている。第11回「まどう心」兼家(段田安則)の計画により花山天皇(本郷奏多)が退位。為時(岸谷五朗)は再び官職を失うこととなった。まひろ(吉高由里子)は左大臣家の娘・倫子(黒木華)に父が復職できるよう口添えを頼むが、摂政となった兼家(段田安則)の決定を覆すことはできないと断られる。諦めきれないまひろは兼家に直訴する。一方、東三条殿では道隆(井浦新)の嫡男・伊周(三浦翔平)らも招いて宴が催され、栄華を極めようとしていた――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月17日ティファニー(Tiffany & Co.)の技と創造の歴史を追う大型展覧会「ティファニー ワンダー 技と創造の187年」が、東京・虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45階の「TOKYO NODE」にて開催される。期間は、2024年4月12日(金)から6月23日(日)まで。ティファニーの職人技と創造性に迫る展覧会「ティファニー ワンダー」は、日本で実に17年ぶりとなるティファニーによる展覧会。会場では、最高峰のイエローダイヤモンドである「ザ ティファニー ダイヤモンド」をはじめ、世界初公開180点、日本初公開380点含む、約500点にもおよぶ輝かしい傑作が展示される。ダイナミックなプロジェクションマッピングや、ティファニージュエリーが登場する映画の紹介なども通して、これまでの技と創造の歴史を辿っていく。会場では、代表的なデザイナーであるジャン・シュランバージェが手掛ける、鳥をモチーフとした「バード オン ア ロック」のブローチから、米国初のメールオーダーカタログ「ブルー ブック」、初期の「ブルーボックス」、誰もが憧れる「ティファニー セッティング エンゲージメント リング」など、美しいアーカイブの数々を揃えている。300点近い未公開作品を通じて、ティファニーの歴史を辿っていく。10のルームで構成会場は10のルームで構成されている。最初に足を踏み入れる「ティファニーの世界」から、「ティファニーの起源」、「デザインの偉業」、「想像の宝庫 ジャン・シュランバージェ」、「日本への愛」、「夢の世界」、「ティファニーで朝食を」、「祝福の時」、「ダイヤモンド キングの真髄」、「ザ ティファニー ダイヤモンド」まで。10のテーマによって驚異、発見、奇跡、空想、感動というあらゆるワンダーを紹介する。映像と音楽で“ティファニーの世界”へ没入体験まず来場者を迎えるのは、天井まで見上げる大型ビジョンを活かした壮大なプロジェクションマッピング「ティファニーの世界」。映像の中では、1965年にジャン・シュランバージェが世に送り出し、以後半世紀以上にわたってティファニーの象徴であり続けてきた鳥モチーフのブローチ「バード オン ア ロック」が物語の主役を担う。優美に羽ばたくバードは、映像の中で、多くのコレクション誕生のきっかけとなったニューヨークのグランドセントラル駅にある星座モチーフの天井画、代表的なデザイナー ジャン・シュランバージェにとっての着想源のひとつである“海洋の世界”を羽ばたき巡る。また、ティファニーが絆を築いてきた日本とのつながりも感じられ、美しい日本の芸術世界も投影される。ティファニー誕生から今日までの歴史をおさらい映像を終えたら次のルーム「デザインの偉業」では、ティファニー誕生から現在までの創作を、重要な作品とともにおさらい。壁面には、これまでの時代の変遷が織物によって表現されている。特に目を引くのは、先ほどの映像の主役を担っていた、ジャン・シュランバージェが製作した「バード オン ア ロック ブローチ」の初作品だ。また、絵画的なアールデコ調のブレスレットや渦巻状のパールとエナメルのブローチ、ティファニーが名付けて発表した宝石なども展観できる。貴重な「ブルー ブック」も来日ごく限られた人しか手にできない、ティファニーの最高峰コレクションを紹介するカタログ「ブルー ブック」も必見。今回は創刊号となった1845年の「ブルー ブック」も来日している。見た目こそ小さいが、初代の「ブルー ブック」も現代のものと変わらず、クラフトマンシップに関する情報が詳細に記されているそうだ。遊び心に溢れるティファニーのジュエリーデザインに触れる次に待ち構えるルームの入り口には、1904年のセントルイス万国博覧会で発表された「メドゥーサ ペンダント」が飾られている。「メドゥーサ ペンダント」は、創業者の息子であるルイス・コンフォート・ティファニーが初めてジュエリーで自身のクリエイティブなビジョンを掲げるために作った作品。彼のジュエリーは自然をモチーフとするものが多いが、「メドゥーサ ペンダント」では、クラゲの虹色の輝きとしなやかな動きを美しいストーンによって表現した。「想像の宝庫 ジャン・シュランバージェ」と題されたルームはその名の通り、「バード オン ア ロック」の生みの親であり、20世紀の最も重要なジュエリーデザイナーのひとりであるジャン・シュランバージェの作品群に触れられる。ジュエリーの世界に革命を起こした人物とも言える彼の作品は、ティファニーの創造を象徴するものばかりで、とびきりエレガントでありながら、時に愛らしく遊び心にあふれている。注目は7つの「バード オン ア ロック」代表作「バード オン ア ロック」は、このエリアでさらにフィーチャーされ、7つの重要なデザインが展示される。それぞれのストーンの個性に合わせて、鳥のモチーフも少しずつ姿を変えており、じっくり見比べるとさらに面白い。例えば、1902年に発見された、上品で鮮やかなピンク色のストーン“クンツァイト”を止まり木に見立てたデザインは、遊び心とエレガンスの象徴とも言えるだろう。ちなみに“クンツァイト”という名はティファニーの宝石鑑定士ジョージ・F・クンツにちなんで命名された。ティファニーと日本の関係性次は、日本芸術との関係性に迫るルーム「日本への愛」に足を踏み入れることとなる。ティファニーと日本の関係は、1837年、創業者のチャールズ・ルイス・ティファニーが、アメリカ市場では稀であった日本からの輸入品を販売し始めたことから始まった。このルームでは、そんなティファニーと日本の関係性を表す様々な作品を展示し、それがどのようにティファニーのクリエイションへと影響していたのかを紐解いていく。最初のプロジェクションマッピングでも登場した、美しいランプが特に目を引く。日本芸術へのオマージュを捧げる、ガラスとエナメルの色鮮やかなランプは、両者の絆を照らし出す。また、バンブー(竹)など日本を感じさせるモチーフを採用したネックレス、日本の伝統工芸である漆塗りの技法をいかしたバングルなどのジュエリーもこの部屋を彩っている。ウィットに富んだティファニーのショーウィンドウそこを抜ければ「夢の世界」。まるでどこかのストリートを思わせる一直線の道があり、両脇にはティファニーのショーウィンドウが再現されている。ジーン・ムーアをはじめとするアーティストらによって創作されてきた、ウィットに富んだディスプレイは、ジュエリーを引き立てるだけでなく、ブティックへと足を運ぶ人々にワクワクを与えてきた。片側には、ダイヤモンドの美しさに焦点を当てたディスプレイを、もう片側には花や生物を描いた空想的な作品を展示。そして一番奥には、日本をテーマに掲げ「ティファニー ワンダー」のために特別にデザインしたディスプレイが飾られている。映画『ティファニーで朝食を』にフォーカス次に注目したいのは、映画『ティファニーで朝食を』にフォーカスしたルーム。オードリー・ヘップバーンのデビュー作にして代表作である、1961年に公開された『ティファニーで朝食を』は、ティファニーの歴史を構成する重要な作品だ。数ある衣装の中でも最も有名な、ジバンシィ(Givenchy)が手掛けたミディ丈のブラックドレスが存在感を放っている。映画『華麗なるギャッツビー』の映像上映もまた、部屋に設置されたスクリーン上では、同作以外に、ティファニーのジュエリーが作品を彩る映画『華麗なるギャッツビー』も投影されている。職人たちによるトロフィー&音楽界のスターが身に着けるティファニー展覧会のフィナーレを目前に、ティファニーの職人たちが手掛けてきたトロフィーの数々を「祝福の時」にて展開。さらに、レディー・ガガやファレル・ウィリアムスら音楽界のスターたちが身に着けてきたティファニーアクセサリーの数々、日本の春を象徴する桜に囲まれた空間などが楽しめる。ティファニー ダイヤモンドの魅力に浸る「ダイヤモンド キングの真髄」では、可憐な輝きを放つダイヤモンド、さらにはティファニー ダイヤモンドのクラフツマンシップに纏わる魅力を余すことなく紹介。ルームの中には、フランス戴冠宝器から、アールヌーヴォーの有機的なフォルムを描くエレガントなジュエリー、ミックスカットの石を用いたフローラルモチーフのダイヤモンドまで。さらにめったに目にすることができない、職人が実際にダイヤモンドを加工する風景を眺めることができる。世界最大級「ザ ティファニー ダイヤモンド」圧巻の輝き壮大な映像と音楽とともに楽しめるラスト、世界最大級のイエローダイヤモンド「ザ ティファニー ダイヤモンド」は圧巻。光を放つかのように輝き、私たちをひきつける。1877年、南アフリカで発掘された287.42カラットの原石は、その1年後にティファニーによって購入され、鮮やかな色を際立たせるために128.54カラットにカットされた。これこそまさにティファニーのクラフトマンシップを象徴するダイヤモンドだ。2,000時間以上を費やして完成させられた最新のデザインでは、「バード オン ア ロック」のデザインにオマージュを捧げ、大きなイエローダイヤモンドを取り囲むように、羽ばたく5つのの鳥モチーフがあしらわれている。詳細エキシビション「ティファニー ワンダー 技と創造の187年」会期:2024年4月12日(金)~6月23日(日)開催時間:10:00〜20:00(最終入場19:00)※イベント時など開催時間が異なる場合あり。最新情報はブランド特設サイトを確認。会場:虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45階 TOKYO NODE住所:東京都港区虎ノ門2-6-2料金:一般 2,000円、高校生・大学生・専門学生、65歳以上 1,700円、小学生・中学生 800円※未就学児無料参加方法:ティファニー公式アプリ、またはチケットぴあにて事前予約URL:【問い合わせ先】ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インクTEL:0120-488-712
2024年03月17日永野芽郁主演「君が心をくれたから」の第10話が3月11日放送。太陽が雨に見せようとした花火が打ち上がる…そこに待ち受けていた残酷な展開に「もう耐えきれない」「辛すぎる」などの反応が続出。ハッピーエンドを望む視聴者からの声もSNSに続々届いている。本作は永野さん演じる主人公が愛する男性のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、過酷な“奇跡”が引き起こすファンタジーラブストーリー。パティシエの夢を諦め長崎に帰郷、高校時代から想っていた太陽を救うため自分が五感を失うという選択をした逢原雨を永野さんが演じ、“案内人”の千秋が亡くなった母親だと知った朝野太陽には山田裕貴。長崎市役所で働く望田司には白洲迅。太陽の妹・春陽に出口夏希。幼少期の雨を虐待していた母の霞美に真飛聖。太陽の父で花火師の陽平に遠藤憲一。自らも“奇跡”を背負った過去を持つ案内人・日下に斎藤工。太陽の母親だった案内人の千秋に松本若菜といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。太陽が桜まつりの花火大会で打ち上げる花火の審査に合格。陽平の次、2番目に花火を打ち上げることが決まる。そして桜まつり当日、雨は司の車で霞美が入院してる病院に向かい、霞美に触覚を失いもうすぐ視覚も失ってしまうことを告白する。その頃、花火大会の会場では太陽たち朝野煙火工業の面々が打ち上げの準備を進めていたが天候が悪化。強風でテントが壊れ、太陽は機材の下敷きとなり病院に搬送され、雨の乗った車も事故渋滞に巻き込まれる。病院で目覚めた太陽は日下と千秋に、雨を止めて欲しい、そのためなら命でも差し出すと懇願する。自分たちにはできないと告げる日下だが千秋は、自分が天との約束を破れば自分は月明りに溶けて消える…月が出るときは晴れるから花火を打ち上げられると話し、「私ね、あなたのお母さんなの」と口にする…というのが10話の展開。千秋が自らの消滅と引き換えに実現した花火大会だったが、やっと太陽の花火が上がった時、すでに雨の視覚は失われていた。花火が上がったのとは別の方向を向いて「きれい…」と声を上げ、太陽の花火が見れてよかったと嘘をつく雨…視聴者からは「花火見れずに目見えなくなるのやばいよほんとやばい」「太陽くんに嘘つく雨ちゃんの気持ち考えたらもう耐えきれないし、見れなかったのに嘘ついてる雨ちゃんを見る太陽くんの気持ちももう辛すぎる」「味覚失って聴覚失って触覚まで失って最後くらい太陽くんの花火見せてあげてほしかった」といった反応多数。残酷なストーリー展開に「夢オチで良いのでハッピーエンドでお願いしたい」「最終回は頼むからハッピーエンドてお願いします」「来週の最終回はハッピーエンドで泣かせてほしい」などといった感想もSNSに数多く上がっている。【最終回あらすじ】五感のうち残された最後のひとつ「聴覚」が失われるまでのタイムリミットが時計に表示される。それは1週間後の3月31日午後4時だった。日下からそれを教えられた雨は、線香花火の勝負で勝ったからと言って太陽にひとつ頼み事をする。桜まつりからの帰り道、太陽は「雨の心を支える言葉を伝えるよ」と約束していた。雨は聴覚がなくなるとき最後に聴くのはその言葉がいいと太陽に頼む…。「君が心をくれたから」は毎週月曜21時~フジテレビ系で放送中。(笠緒)
2024年03月12日俳優の杉浦太陽が8日に自身のアメブロを更新。訃報を受けてコメントした。この日、杉浦は「鳥山明先生」というタイトルでブログを更新し、3月1日に急性硬膜下血腫のため亡くなった漫画家の鳥山明さんの人気作『ドラゴンボール』について「小学生の頃から、ずっと…今でも愛してやまない」とコメント。「かめはめ波も、元気玉も、舞空術もいろんな技を、こどもの頃にいつか出来るかもと思って、いっぱい練習しました」と振り返り「ずっと大好きで何度も読み返してきました。世代を超えて、こどもたちもドラゴンボールが大好きです」とつづった。続けて「ずっと、ずっと大好きな作品です」と述べ「Dr.スランプ アラレちゃんやドラクエなど、全ての作品が大好きです」とコメント。「好きだった年月が長過ぎて…言葉に出来ないくらいです」と明かし「本当に、本当にありがとうございました。謹んでご冥福をお祈りいたします」と追悼し、ブログを締めくくった。
2024年03月09日永野芽郁主演、山田裕貴共演「君が心をくれたから」第9話が3月4日放送。案内人・千秋の素性と彼女の“願い”に今週も涙する視聴者多数。また太陽が雨に語った言葉にも「その発想は無かった」「本当に名の通り太陽みたい」といった声が上がっている。五感を失いつつある逢原雨を永野さんが演じ、雨のために花火を打ち上げようとする朝野太陽に山田裕貴。太陽の妹・春陽に出口夏希。太陽の父・陽平に遠藤憲一。雨を支えようとする望田司に白洲迅。“案内人”日下に斎藤工。同じく案内人の千秋に松本若菜といったキャストが出演する本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。陽平が亡くなった妻・明日香の写真を取り寄せたことで、太陽は母の顔を知ることになるが、写真に写る明日香は“案内人”千秋だった…千秋が太陽の母だと知った雨は「これでお母さんに伝えたい事を伝えられるね」と喜ぶが、そこに日下が現れ、案内人と奇跡の対象者が生前の関係者だった場合、本来担当することは許されないが、千秋が食い下がり正体を隠すと誓ったことで、天が生前にまつわる会話を禁ずることを条件に雨と太陽のもとにやってきたことを明かす。そして太陽が千秋を「母さん」と呼んだ場合、千秋の魂は完全に消滅すると告げる。太陽は休憩中の話し相手になって欲しかったと言って千秋を呼び出し、もし天国で偶然、明日香に出会ったら伝えて欲しいと前置きして「ごめんなさい。俺のせいで火事に巻き込んで」と、ずっと言えなかった謝罪を口にする。すると千秋は「私もいいかしら」と言って「見たい景色がある」と太陽に頼み事をする…。それは“家族団らん”だった。太陽は陽平と春陽を誘って家族で鍋を囲うが、そこには千秋の姿もあった。太陽は「母さんもここに呼ぼう」と言うと陽平の隣の空席の椅子を引き、鍋を取り分ける。太陽にだけ見える千秋はそこに座り、生前の明日香が果たせなかった“家族団らん”が叶う…。この展開に「千秋さん、よかったね。家族団欒の時間を持つことができて」「太陽くんお母さんに謝れてよかったね。千秋さん息子がどんな人生だったか聞けて、感謝の言葉も聞けて、家族団欒に参加できてよかったね」「太陽君と千秋さんとのやり取りからの涙、家族団欒を見れた、明日香さんの涙、もうもらい泣きしました」などの声がSNSに殺到。一方、千秋は太陽に対し、五感が無くなった後の人生に怯えてる雨を力づけるよう伝える。帰宅した太陽は「五感が無くなったら私の希望もなくなる」と話す雨に、自分が雨の五感を取り戻すと話す…。そんな太陽に「五感が無くなったら…取り戻す、その発想は無かった。確かに取り戻そうとしてもいいんだよな」「雨ちゃんの五感を取り戻す…って…また、新たな奇跡が起きるのかな…」「奇跡ではなくとも希望を灯してくれる太陽くん、本当に名の通り太陽みたいな人だな」などといった声も送られている。【第10話あらすじ】逢原雨は、朝野太陽から嬉しい報告を受ける。桜まつりの花火大会で打ち上げる花火の審査に、合格したのだ。トップバッターが太陽の父・陽平で、太陽の花火はその次だという。大喜びした雨は、どんな花火にしたのかと尋ねた。すると太陽は、当日までのお楽しみ、としながらも、「俺の人生で一番大切だった十秒間かな」と返す。桜まつり当日。雨は、望田司に頼み、母・霞美が入院している病院まで車を出してもらう。やってきた雨が杖をついていることに驚く霞美。雨は、触覚を失い、もうすぐ視覚も失ってしまうことを霞美に打ち明ける。雨のために何もできない、と泣きじゃくる霞美に、「お母さんの笑顔が見たい」と頼む雨。花火大会の会場では、太陽たち朝野煙火工業の面々が打ち上げの準備を進めていた。離れた場所でその様子を見つめていた千秋は、美術館で「自分の人生は今日この瞬間のためにあったのかもしれない」と言っていた日下の言葉を借り、太陽の作った花火を見届けることができたらもう思い残すことはない、と日下に伝える。雨は、霞美と別れて司とともに花火大会の会場へと向かう。だが会場では、次第に分厚い雲が広がり、強い風が吹き始めていた…。「君が心をくれたから」は毎週月曜21時~フジテレビ系で放送中。(笠緒)
2024年03月05日大河ドラマ「光る君へ」より、出演者の撮影現場からのコメントが聞ける「君かたり」が公式サイトにて公開された。吉高由里子が紫式部に扮する本作。今回公開された「君かたり」には、まひろ(紫式部)ののんびりとした弟・藤原惟規役の高杉真宙、まひろとは特別な絆がある藤原道長役の柄本佑、町辻で風刺劇を披露する散楽の一員である直秀役の毎熊克哉が登場。それぞれ、演じる役柄やまひろについてなどを語っている本映像。高杉さんは、「助けたくなる姉」「なくてはならない存在」と姉・まひろや乳母・いと(信川清順)について語る。柄本さんは、直秀について「同じにおいを感じる」「自由さみたいなものに対する、憧れみたいなのも意外に道長の中にはちょっとあるんじゃないかな」と考えを述べた。そんな直秀を演じた毎熊さんは、「若いときに失ったこととかが、むしろ何か得るタイミングだったりする気がしていて、それを忘れないでほしい」「若いときに味わった気持ちを汚さずにというか、やっぱり人生いつまで生きるかわからないですけど、大事なものっていうのはそんなに何個もないはずなので、そういうのを持っていてほしいなと思いますね」とまひろと道長への思いを明かしている。第10回あらすじ兼家(段田安則)は道長(柄本佑)たち一族を巻き込んで、秘密裏に花山天皇(本郷奏多)を退位させ、孫の懐仁親王(高木波瑠)を擁立する計画を進め始める。その頃まひろ(吉高由里子)は、家に帰ってこない為時(岸谷五朗)を案じ、妾の家を訪ねてみる。そこには身寄りもなく最期を迎えようとしている妾の看病をする為時の姿があった。帰宅したまひろのもとに道長からの恋文が届く。まひろは道長への文をしたため始めるが――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月04日永野芽郁&山田裕貴共演「君が心をくれたから」第7話が2月26日放送。明かされた千秋の“秘密”に大きな衝撃が走るとともに、雨と太陽の“キス”には「キスシーン切なすぎ」「こんなに泣いたキスシーンはなかった…」等の声も寄せられている。永野さん演じる主人公が想い続ける恋人を救うため“五感”を差し出すというストーリーの本作。1か月後に視覚を失う逢原雨を永野さんが、自分のために雨が五感を失うと知ってしまった朝野太陽を山田さんが演じるほか、2人の力になろうとする望田司に白洲迅、太陽の妹・朝野春陽に出口夏希、父親の朝野陽平に遠藤憲一、太陽の命を救うため雨から五感を奪う“案内人”日下に斎藤工、“案内人”千秋に松本若菜といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。太陽は司に雨が実際に五感を失っており、視覚も1か月後にはなくなると話したうえで、雨を支えるために花火師をやめるつもりだと伝える。その様子を見つめていた千秋は「子どもの頃からの夢を諦めるなんて反対だわ」と話す。「俺、その話しましたっけ」と少し驚いた表情をみせる太陽に、雨から聞いたと答える千秋だが、終盤、陽平が春陽に亡き妻・明日香の写真があると告げる。全部燃やしたはずではと驚く春陽に、明日香の実家から送ってもらったと封筒を渡す陽平。封筒の中に入っていた写真に写っていた太陽と春陽の母・明日香は案内人・千秋だった…。視聴者からは「やっぱり、千秋さんは太陽くんのお母さんだった!」「千秋さんが太陽くんのママだったなんて」など驚きの声が上がるとともに、SNSには「そしたら雨ちゃんの父は日下か?」と、日下が雨の父親では?と推測する投稿も多数寄せられる。一方、太陽が花火師を辞めるつもりだと知った春陽は、太陽に母との約束はどうするのかと詰め寄る。「今は何よりも雨が大切、支える責任がある」と応じる太陽に、激昂のあまり「お母さんのこと死なせておいて、そんな自分勝手なこと絶対許さない」と言い放つのだが、この発言に対しSNSには「春陽ちゃん、それは言っちゃいけない」「春陽ちゃん、絶対言うたらあかんこと言ったな」などの反応が。その後春陽は雨に“兄から花火を奪わないで、兄の前からいなくなって”と直談判。雨は太陽のプロポーズを受けた上で、太陽と婚姻届に判を押すと、太陽がその場を去ってから婚姻届を破り、証人となった司に「太陽君とは結婚しません」と告げ、太陽の未来を奪いたくないから、あと1か月で太陽の前から姿を消すつもりだと続け、自分の五感がなくなったら太陽に“責任を感じず自由に生きて欲しい”と伝えるよう頼みこむ。そして、その夜、帰宅した太陽とささやかな結婚式を挙げる雨。2人のキスシーンに視聴者からは「誓いのキスしても雨ちゃんは触覚がないから分かんないんだろうな。あんなに綺麗な絵なのに残酷すぎる」「2人だけの結婚式がめちゃくちゃ切なくて特にキスシーン切なすぎ」「こんなに泣いたキスシーンはなかった…」などの感想が集まっている。【第9話あらすじ】太陽は春陽から母・明日香の写真を渡される。写真に写っていたのは千秋で太陽は驚き、雨にも千秋の写真を見せる。「これからは伝えたいことを伝えられるね」と喜ぶ雨だが、そこに案内人の日下が現れ止めた方がいいと忠告する。もし太陽が千秋のことを「母さん」と呼んだら、千秋は月明かりに溶けて消えてしまうと言うのだ…。「君が心をくれたから」は毎週月曜21時~フジテレビ系で放送中。(笠緒)
2024年02月27日※このコラムは『君が心をくれたから』7話までのネタバレを含んでいます。■富士急のアトラクションばりの激動の数ヶ月とうとう太陽(山田裕貴)と念願の両思いになったと思いきや、突然の祖母の死。そしてもうすぐ触覚を失ってしまう、という、富士急ハイランドのアトラクションもびっくりの高低差で、激動すぎる人生を数ヶ月で歩んでいる雨(永野芽郁)。五感を失うことを、「病気」という名目で太陽に告白したものの、詳細なタイムリミットまでは伝えていません。そのためか太陽は失うまでの期間を、実際よりも長いスパンで考えているよう。まもなく視覚を失う期限に焦る雨は、どうにかそれまでに太陽の花火を見ようと、桜祭りに花火を上げてほしいと太陽に持ちかけるのですが、「次の春までには」と悠長な返事。太陽としても、早く雨に花火を見せたいという気持ちはありつつ、目の問題や、実力が見合わない現実が分かっているからこそ、「今はまだ」という本心があるようです。五感失うタイムリミットを伝えてしまえば、太陽がそれまでに花火を完成させられなかった時に、自分を責めてしまうだろうと、雨はそれ以上は何も言えず口をつぐんでしまいます。それにしても太陽の父(遠藤憲一)が雨を迎えた時に、いつもの厳しさはどこへやら。雨にデレデレしていましたが、あの入院の一件以来、どんなにまじめに花火を語っていても、感じよくしていても、「ちゃんとうんこ出てるかな?」と顔を見るたびうんこがちらついてしまってもうだめです。調子どう?■触覚を失い、奇跡の真実を知ることになった太陽雨が触覚を失う瞬間は静かに訪れました。期限を迎える夜。太陽に「朝までギュッてしててほしい」と、抱きしめ合いながら眠りにつく雨。「付き合って三週間だけど愛してる。それだけはずっと変わらない」と、太陽の温もりや感触を存分に感じながら触覚を失いました。翌朝、雨は階段から落ち、怪我をします。もちろん触覚がないため、血が出ていることにも気づきません。五感を失っていることは理解しつつ、それが病気ではないことに気づき始めた太陽は、雨に真相を問いただします。うそでは隠し通せないと判断した雨が告げる残酷な真実。自分の命と引き換えに雨が五感を失うことになったことを知った太陽は泣き崩れます。「雨が夢を諦めたのも、五感も、全部俺が奪ったんだ……!」と。■絶望の淵の太陽と強くなった雨まっすぐな太陽は迷うことなく奇跡を起こした案内人達に懇願します。「俺の五感を雨に渡してください。どうなったって構いません。それでこの奇跡を終わらせてください」まっすぐで純粋な叫びにも似た願いに、見ているこちらも目頭が熱くなるものの、もちろんそれはかないません。本質としては、「太陽をひき逃げした運転手を引き摺り出して、そいつの五感を雨に渡してこの奇跡を終わらせてください」でハッピーエンドなんですけど、ひき逃げ犯はどうなったんですか?警察仕事しろ!「自分が死んで良かったのに」とやるせない気持ちに打ちひしがれる太陽に雨は言葉をかけます。「太陽くんには誰にも負けないすてきな価値があるよ。あなたは私の人生を変えてくれたから。太陽はこの世界に必要だよ」高校生の頃、自己肯定感が底辺だった雨に、太陽が校内放送テロで叫んだあの言葉をそっくりそのまま返すのです。太陽が雨に心を与えてくれた、雨にとって大切な宝物のような言葉。自分が泣きたいくらいの立場のはずなのに、太陽をはげまし、愛を伝える気丈さ。前回、太陽は雨の祖母に「雨ちゃんは強くなりましたよ」と、言っていましたが、本当に強くなりました。■真実は隠す?伝える?どちらが幸せだったのか今回、奇跡の真相を全て太陽に伝えることとなりましたが、真実を全て伝えるのが幸せなのか、隠したままの方が幸せなのか。真実を伝えれば、太陽は責任を感じて自分を永遠に責め続けるでしょうし、隠し続けたとしても、愛する雨が目の前で徐々に五感を失っていく姿を目にすることや、雨の受難を一緒に抱えて生きていくことは太陽にとって苦しいことかもしれません。どちらの方が幸せだったのか?そもそもこの奇跡は起こすべきだったのか?とまで考えてしまいます。運命に従っていたほうが、あるべき人生に収まって幸せだったのかもしれません。雨の受難によって、雨本人や周囲の人間の苦労や悲しみ、それが続く期間まで増えているようにも思えます。ただ、目の前で愛する人の命が失われようとしている時、あの一瞬で判断を迫られ、そこまでの未来を予想し、全てを見通して決断できる人は少ないでしょう。■幸せな人が生まれないこの奇跡は、もはや呪い雨、太陽、どちらの気持ちも分かるだけに、見ていて本当にもどかしいし切ないですよね。太陽を助けたいというまっすぐな雨の気持ち。自分なんかのために、大切な雨から五感を失わせるなんてしたくない、という太陽の気持ち。せっかくの奇跡のはずなのに、この中に幸せな人はいるんでしょうか。太陽が生き延びたことで、雨は目的を果たせて幸せなはずですが、当然ながら五感を失う苦しみに押しつぶされそうになる瞬間も多い。これはもう奇跡ではなく、もはや呪いなのでは。■とうとうやってきた、視覚のリミット次に失われるのはとうとう視覚だと、親切設計スマートウォッチによってお知らせされました。やはりこの時計は、あの世からの支給品とはいえ定期的に充電が必要なのか?など、細かいことも気になりつつ、そのタイムリミットは1ヶ月後の桜祭りの日。「雨ちゃんからたくさん奪ったから」と言う太陽に「そんなことないけどな。そう思うなら一つだけもらっていい?あなたの花火を私に見せて」と、桜祭りに太陽の花火を見せてもらう約束をします。「そんなことない」という言葉には、「奪われたものよりもたくさん心をいっぱいもらったよ」という気持ちがこもっているのでしょうね。そしてまだ完璧な花火を作れない、と太陽は思っているようですが、もうここまでくれば何でもいいのです。太陽が雨を想って上げてくれた花火であれば、それは雨の目と心と記憶に残るものになるはずです。質が悪いと翌年の発注が難しくなるとの話はありつつ、事情を便秘父に話して、数玉だけでも太陽の花火を上げることがかなえば、それだけでもいい。触覚を失い、力の加減も分からず、いよいよ歩くことも、ミサンガを結ぶことも難しくなり、生活に大きく支障が出てきた雨。不幸や悲しみばかり降りかかる雨に、どうか幸せな奇跡が起きて欲しいと願うばかりです。太陽の花火はどうなるのでしょうか。また次回。(やまとなでし子)
2024年02月26日永野芽郁&山田裕貴共演「君が心をくれたから」の第7話が2月19日放送。雨が太陽に“返した言葉”に「めっちゃ良い言葉」「心に響く」などの声が巻き起こるなか、次に奪われる“感覚”が判明すると悲しみの声も広がっている。永野さん演じる主人公が想い続ける恋人を救うため“五感”を差し出すというストーリーの本作。すでに主人公・逢原雨の味覚、嗅覚が失われ、触覚が奪われるリミットが迫っている。キャストは太陽を救うため案内人に五感を差し出した逢原雨を永野さんが、五感を失いつつある雨に寄り添う花火師志望の朝野太陽を山田さんが演じるほか、“五感を失う病気”はないと太陽に告げた、長崎市役所勤務の望田司に白洲迅。明るく陽気な性格の太陽の妹・春陽に出口夏希。太陽の父で朝野煙火工業の当主であり、妻を火災で失った過去を持つ陽平に遠藤憲一。雨に心を差し出すよう告げた“案内人”日下に斎藤工。日下と共に行動するが、雨に寄り添う“案内人”千秋に松本さんといった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。太陽は雨に見せるため「桜まつり」で自分の花火を上げたいと陽平に申し出ていたが、そのためには音頭をとる長崎花火協会の会長の審査を受け、認めてもらう必要があった。陽平からその話を聞いた雨は、太陽にチャンスをあげてほしいと頼む…というのが今回の物語。触覚を失うリミットが迫るなか、雨は日下から「触覚があなたに教えてくれることがあるはず」と告げられる。その後、触覚を失った雨は階段から転落、病院に搬送され、そこでついに太陽に“奇跡”について話す。自分の命と引き換えに雨が五感を失い、夢を諦めたと知り、太陽は自分が雨の夢も幸せも全部奪った、と悔恨する。病院の屋上から身を投げ、自らの命を天に帰すことで雨に五感を返そうと考える太陽だが、日下は“あなたが死ねば雨も命を失う”と告げる。そこに杖で身体を支えながら雨が現れ、自分を救う価値なんてない、と号泣する太陽に「君には誰にも負けない素敵な価値がある…太陽はこの世界に必要だよ」と、かつて太陽が自分にかけてくれた言葉を返す。このシーンに「誰にも負けない素敵な価値 めっちゃ良い言葉ばっかすぎて感動」「本当に沢山大切なメッセージを届けて貰ってる気がする・・・」「毎週心に響く言葉が多すぎる」など、感動の声がSNSに巻き起こる。しかしその後、次に失われる感覚が視覚であることが判明…「まだ見えるから抱き締められてることや触れられることに気付けるけど、見えなくなったら…」「次視覚かいな これどーやったらハッピーエンドになれるん」「どうして太陽の花火が観たいのに、次に奪われるのが視覚なの」など、雨にふりかかるさらなる残酷な運命に悲しみの声が広がっている。【第8話あらすじ】太陽は司に、雨が視覚を失う頃に行われる桜まつりで、雨に自分が作った最初で最後の花火を見てもらいたいと言う。太陽は桜まつりが終わったら花火師を辞めて、雨を支えようと決意しており、司を呼んだのも、自宅でできる仕事があれば紹介してもらおうと思ったからだった…。「君が心をくれたから」は毎週月曜21時~フジテレビ系で放送中。(笠緒)
2024年02月20日永野芽郁と山田裕貴が共演する「君が心をくれたから」の第5話が2月5日放送。雨の“指輪の精”になりたいと語る太陽に「発想可愛すぎんか」「太陽くんらしくて素敵」などの声が上がる一方、日下の過去について考察する投稿も多数SNSにアップされている。永野さん演じる主人公が想い続ける恋人を救うため“五感”を差し出すというストーリーが展開中の本作。逢原雨に永野さん、朝野太陽に山田さん、望田司に白洲迅、朝野春陽に出口夏希、朝野陽平に遠藤憲一、逢原雪乃に余貴美子、“案内人”日下に斎藤工、“案内人”千秋に松本若菜といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。前回のラストで雨から「私の事もう忘れて」と告げられた太陽は妹の春陽に、雨が高校を卒業するときに買った指輪を見せ、“指輪の精”になりたいと話す。春陽がアラビアンナイトのランプの精が有名だと返すと太陽は、ランプの精は悪いやつに使われて裏切ったりするけど、指輪の精はいつもアラジンの味方でなんでも願いをかなえる。だから雨ちゃんに悲しいことがあったら、指輪をこすってもらって、その場に現れ元気づけたい、「そんな風に俺が幸せにしたかったな」と自らの雨に対する強い思いを口にする。そんな太陽に視聴者から「指輪の精って発想可愛すぎんか…」「理由が太陽くんらしくて素敵だなぁ」「指輪の精になってくれる太陽くん好きだなぁ」などの反応が送られる。一方雨は、余命いくばくもないもない雪乃に自分の五感が失われつつあることを明かすのだが、その様子を見つめる日下の目にはわずかながらも感情が感じられるように。さらに五感を失ったあと施設に入ろうと考えた雨は、司の紹介で施設を見学に行くのだが、そこでも日下は明らかに動揺したような表情を浮かべる。その後、司に呼び出された雨のもとに太陽が現れ、五感を失うことを司から聞いたと明かし、雪乃から雨が高校生のときに書いた手紙ももらったと伝える。「会ったら一緒にいたくなっちゃうからもう会いにこないで」と太陽を突き放し、バスに乗り込む雨。太陽は雨が乗り込んだバスを走って追いかける…。太陽への想いを振り切ろうとする雨を見つめる日下の脳裏には、黒いスーツの男に「本当にいいんだね?」と問いかけられ「後悔はしません」と答える記憶が。さらに日下は幼い雨が読んでいた「アラビアンナイト」に登場する“素直になれる”魔法の呪文を口にし、「今は全てを魔法のせいにして、幸せな後悔をするべきだ」と雨に伝える。その言葉を聞いた雨は“五感がなくなっても私のこと好きでいて”と太陽の想いを受け入れる。その想いに太陽も「君がどんな君になっても、ずっとずっと大好きだから」と応え雨を抱きしめる…。「2人の想いが通じ合って良かった」「前回の切なすぎる別れから一転、もう一度2人が幸せに向かおうとするシーンは嬉しかった」などの声がSNSにアップされる一方、日下には「この人も五感無くして誰かを救ったのかな」「日下さんも、奇跡を選択させられた過去があったとか……?」「日下さんひょっとして五感捧げた過去がある?」など、彼の過去について考察する投稿も多数寄せられている。【第6話あらすじ】雨と付き合い始めた太陽は雪乃の家で彼女と一緒に暮らし始める。そんななか雪乃の容態が急変したという知らせが入る。病院へ駆けつけた雨に雪乃は、家に連れて帰ってほしいと頼む。「あと何日もつかどうか」そう感じていた雪乃は雨にお願いをする。それは、雨の母・霞美(真飛聖)を連れた、最初で最後の家族旅行に出かけることだった…。「君が心をくれたから」は毎週月曜21時~フジテレビ系で放送中。(笠緒)
2024年02月06日永野芽郁主演「君が心をくれたから」。その第4話が1月29日オンエア。雨と太陽の“最後”のハウステンボスデートに「平常心で見れない」などの悲痛な叫びがSNSに殺到。雨が太陽からこっそり拝借した“あるもの”にも注目が集まっている。本作は主人公が想い続ける恋人を救うため“五感”を差し出す…というファンタジーラブストーリー。永野さんが五感を失いつつある逢原雨を、山田裕貴が花火職人を目指す朝野太陽を、白洲迅が帰郷した雨を支え望田司を、出口夏希が兄想いの妹・春陽を、遠藤憲一が太陽の父・陽平を、余貴美子が余命いくばくもない雨の祖母・雪乃を、斎藤工が太陽の命と引き換えに雨の五感を奪う“案内人”日下を、松本若菜が“案内人”千秋をそれぞれ演じる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。冒頭、2016年の回想シーン。高校卒業を控えた雨は雪乃から“好きな人の心をもらう”意味合いから「昔は卒業の記念に好きな人の第2ボタンをもらった」と聞かされる。その後のデートで観覧車に乗りたい雨に対し、太陽は「観覧車は退屈で楽しくないし、恋人たちのもので自分たちには関係ない」と返答。雨はすねた表情で「それもそうだね。私たちには関係ないね」と応じ、結局2人は観覧車に乗らず買い物に向かう。そして現在、嗅覚を失うリミットが迫るなか、太陽からの告白を断る雨。太陽が振られたことを知った春陽は、雨に彼のことをもう1度考えて欲しいと頼んだうえで、太陽にはハウステンボスのペアチケットを渡し、雨と2人で行くよう勧める。だが雨はハウステンボスデートでわざと太陽に嫌われる言動をして、自分のことをあきらめさせようと司をデートに同行させる…。この展開にSNSには「このハウステンボスデートつらすぎる」「あまりに辛い展開で月曜の夜から鬱になる」「だめだ心痛む。君が心をくれたから平常心で見れない」等々、視聴者からの悲痛な叫びが殺到する。その後、かつて乗ろうとした観覧車に乗り込んだ雨と太陽。その中で雨は司と付き合うと告げる。司のどこが好きか問う太陽に雨は「特別扱いしてくれるところ」と切り出し「心から思ったの。もしまた生まれ変われるなら、次も絶対出会いたいって」と、太陽に対する自らの想いで応えたうえで、「私の事もう忘れて」と太陽に別れを告げる…。デートが終わった雨は千秋に「一番欲しいものもらっちゃったから」と握っていたボタンを見せる。それは太陽の上着の第2ボタンで、雨は太陽からの「卒業の記念」に密かに拝借していた…このシーンにもSNSでは「卒業式の時にもらう第二ボタンの話が、まさか太陽くんからの卒業に繋がるとは」「第二ボタンを描写に使ってくる作品なんて…エモすぎるよなぁ」「なんかこの消えた第二ボタンで太陽くんに気づいてほしい、雨の気持ち」などの声が上がっている。【第5話あらすじ】雨は雪乃に五感を失ってしまうことを打ち明け、これから先のことを話し合おうと決意するが、帰宅した雨が目にしたのは苦しむ雪乃の姿。病院に搬送された雪乃は、ガンであることを雨に告白。雪乃がもってあと2か月、早ければ数週間の命だと知り、雨は激しいショックを受ける…。「君が心をくれたから」は毎週月曜21時~フジテレビ系で放送中。(笠緒)
2024年01月30日※このコラムは『君が心をくれたから』3話までのネタバレを含んでいます。■雨だけでなく祖母も秘密を抱えていた心をくれた恩人であり最愛の人・太陽(山田裕貴)の命を救うため、謎の案内人・日下(斎藤工)と取引をし、五感を失うことになった雨(永野芽郁)。五感は余命宣告のように失くすタイミングを事前に伝えられ、一つずつ順番に失っていきます。それも徐々に味を感じなくなる、といったように、少しずつ失われるのではなく、スイッチを切るかのように、ある日ぷつりとなくなるのです。そして何も感じることができなくなり、最終的には心を失います。その辛さを誰にも共有せず、一人で抱えようとする雨。もちろんそんなことを知らない祖母は、「健康な心と体があるのだから働きなさい。時間を無駄にしたらもったいない!」と、側から見たらたただのニートである雨に、至極真っ当な言葉をかけます。しかし今はその全てが雨には残酷な言葉として刺さります。一方で祖母も秘密を抱えていました。実はがんを患っており、余命半年と宣告されていたのです。だからこそ、自分の生きている間に雨を立ち直らせたかったのでしょう。この状況で五感どころか、雨の絶対的な心の拠り所である祖母を失うことはさらなる悲劇を極めます……。太陽の父(遠藤憲一)はうんこ出てよかったな。快便第一!■千秋、太陽の母説案内人である千秋(松本若菜)が太陽の母なのではないか、という仮説。2話では、雨を心配する千秋に対し、日下が「彼女もじきに全てを諦めますよ」と、伝えていました。彼女「も」とは、千秋もこの苦しみの経験者なのでは?と思わせるような口ぶりです。前回の考察にも書いた、千秋が、案内人と取引をし、自分の命と引き換えに火災から太陽を救った説が事実だとした場合、その時に経験した苦しみや葛藤が、この「も」にかかっているのではないでしょうか。そして、千秋が妙に雨に肩入れし、感情移入しながら寄り添うのも、自分の経験から少しでも力になりたいと考えているのでは?海辺で太陽と案内人達がばったり出会ってしまった時も、日下は動じずにあの調子のままでしたが、千秋は気まずそうに、少し顔を背けていました。「太陽に姿を見せるな」という雨との約束からなのか、太陽が記憶を失ってはいるものの、自分が母であるということを隠したいからなのか。この状況に絶望し、全てを諦めようとする雨に対しても「思い出を作ることができる!あなた『には』まだ時間もある!忘れられない思い出は人生には必ずある」という言葉をかけていました。これもまるで実体験を踏まえたかのよう。「火事で命を失うことになった自分には、その時間がなかった」かのようにもとれます。果たしてその真相は……。■世界一幸せな二人を見て絶望する雨嗅覚にはにおいを感じるだけでなく、特定のにおいをかぐと過去の思い出が蘇る「プルースト効果」というものがあります。つまり嗅覚を失うということは、においに関する思い出を失うということ。結婚式場で日雇いバイトをした雨は、この瞬間世界で一番幸せなカップルを目の当たりにします。本来であれば、自分の将来を重ねてしまいたくなる幸せな絵面なのですが、新郎新婦のエピソードを聞き、五感を失う自分がどれだけ大切なものを失くすのかを実感させられます。クレープの香りをきっかけに、太陽との学園祭の記憶を思い出すことも、おいしいご飯を作ってあげることも、声を聞くことも、同じ景色を見ることもできなくなってしまうのです。自分は幸せになることができないのだと、まさか幸せな二人を見て絶望することになるとは……。そこで雨は自分は太陽を幸せにはできないと、身を引くことを決意します。■願いがかなったのに絶望の淵に立たされる雨高校生の頃、学祭の準備で疲れて寝ている太陽に、「夕陽が今までで一番きれいだって思えたのは太陽くんがいたからなんだね。ありがとう」と、こっそり本音を漏らし、手をつなぐ勇気がない代わりに小指同士をそっとくっつけた雨。2話では、寝てしまった雨に電話越しで、「好きだよ」と漏らした太陽。相手が寝ている時だけ本音が言える、奥手すぎる二人。こんなにも両思いなのに、奥手が恋路を阻みつつ、それがエモくもあります。そんな長い二人の恋物語に終止符を打つべく、太陽はとうとう雨に告白します。色覚障害である分、雨の好きな匂いや味、曲を知って、視覚以外の五感で気持ちを分かち合おうとしていたこと、世界で一番、君のことが好きだということを伝えます。人生で一番うれしい瞬間のはずなのに、五感を失う今の雨にとっては残酷な言葉になってしまいました……。しかもここは、寝ている太陽に雨がこっそり小指をくっつけた思い出の場所。そこで告白され、とうとう手もつないだというのに。昔、雨がお願いした恋ランタンの2つの絵馬。「好きな人の最愛の人になれますように」「初恋の人といつか手を繋げますように」どちらも確かにかなったのですが、まさかその先に未来がないなんて誰が予想したでしょうか。願いってその先に未来があるから、かなうとうれしいものなのだと、当たり前に未来がある前提で生きている私たちに気づかせてくれた瞬間でした。雨は太陽に「好きな人がいる」とうそをつき、これを一生の思い出として生きていこうと決意します。■身を引くことは本当に太陽のためになるのかいろんな感情に追い込まれてしまった雨は、同級生の望田(白州迅)に五感を失うことを漏らしてしまいます。太陽にはもちろん、祖母にも言えなかった五感のことを言えるのは、近すぎない距離で、何も思い入れがない相手だからなのでしょうか。「こんな自分と一緒にいても太陽くんは幸せじゃない」と考える雨ですが、本当は太陽が決めるべきことのように思います。責任を感じさせ、面倒を見る義務を負わせてしまうのは本意ではないので、太陽の命と引き換えに五感を失った事実は伏せるとしても、全てを背負ってでも雨といたいかどうかは太陽が判断すべきです。ましてや今回の場合、太陽のために五感を失ったわけですから、それを込みで雨と一緒にいるか彼に選択してもらうことは不自然ではありません。でも雨にとっては彼の命を救ったことは、大好きな人と一緒に過ごせる時間を延長したかったのではなく、ただ、太陽に元気に生きていてほしかっただけなのですね。太陽にうそをついたことで、太陽との思い出を作れる、残された短い時間すら放棄してしまった雨。これから二人の関係はどうなってしまうのでしょうか。(やまとなでし子)
2024年01月29日