先日、中条あやみ、間宮祥太朗らが第20回釜山国際映画祭に出席したことでも大きな話題となった、鬼才漫画家・古屋兎丸の同名原作コミックを映画化した『ライチ☆光クラブ』。この度、野村周平、古川雄輝ら最旬の若手俳優たちが演じる「光クラブ」の少年たちが作り上げた少女に恋する機械・ライチの声を、人気声優の杉田智和が担当することが分かった。物語の舞台となるのは、黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地“光クラブ”。14歳を目前に大人のいない世界をつくろうとした9人の美しい少年たちの脆く、残酷で多感な思春期が描かれる。光クラブを率い、大人のいない世界を理想とするカリスマ・ゼラには『脳内ポイズンベリー』の古川さん。ゼラを慕う謎めいた美少年ジャイボに、24時間テレビスペシャルドラマ「母さん、俺は大丈夫」にも出演した間宮さん。ゼラの思想に反発をおぼえていくリーダーのタミヤには、ドラマ「恋仲」で注目を集めた野村さんら若手俳優が集結し、裏切りと愛憎の物語が展開される。さらに、この物語を動かす鍵となる、美しさの象徴として光クラブに囚われる美少女カノンと、大人に抗うため少年たちが作り上げた思考する能力を持つ機械・ライチの切なく淡いラブストーリーが並行して描かれており、“絶対的美少女”カノン役を演じるのは、『劇場版 零~ゼロ~』で映画初主演を務めた中条さん。そして機械・ライチに命を吹き込むのは、アニメ「銀魂」坂田銀時役をはじめ、映画『パシフィック・リム』主人公の吹き替えや、公開を控える『エベレスト 3D』ではサム・ワーシントンの吹き替えを担当するなど、幅広い演技力で女性からも男性からも人気の高い声優、杉田さんだ。杉田さんが演じる機械・ライチは、巨大で恐ろしい見た目と裏腹に、カノンへ優しい愛情を抱くようになり、カノンの教えによって芽生えた人間らしくありたいという意志と、プログラミングされた宿命の狭間でもがくという役どころ。ライチの切ない葛藤を、杉田さんが深みのある声で表現。終盤に従ってライチの声が変化していくことも見所のひとつだ。本作への出演について杉田さんは「役に命を吹き込むことが本当に人へと近付いていく感覚がしました。作品に関われて嬉しいです」とコメントを寄せた。そして機械・ライチにとって欠かせない存在であるカノンを演じた中条さんは、本作を観賞し、「演じているときには、ライチは語りかけてくれませんでしたが、私が演じたカノンとライチが会話をしていて、うれしかったです。 杉田さんが声をふきこまれたライチとカノンの物語は、 優しくて切なかったです」と仕上がりに自信をみせた。内藤瑛亮監督は「少年たちの声が悲痛さを増していくのに対し、ライチの機械的な冷たい声は人間的な温かみを帯びていきます。『もう少し人間的に』『もう少し機械的に』と微妙なニュアンスをお願いしましたが、杉田さんは完璧に応えてくれました」と杉田さんを絶賛。また収録を振り返り、「穏やかな物腰の方でしたが、アニメ畑と実写畑の人間が交流して作品をつくっていく価値を強く語っていたのが印象的でした。声優さんとの仕事は初めてで、凄く刺激を受けました」と杉田さんとの熱い仕事ぶりを語った。さらに、原作者・古屋氏も「声優の杉田さんは機械であるライチの微妙な心の変化を見事に演じておられます。この変化が物語の鍵になるのでお楽しみに!」と太鼓判を押す。ライチのデザイン・造形を担当したのは、日本を代表する特殊メイク&造形担当の百武朋。また、これまでの舞台のように俳優が機械・ライチを演じるのではなく、今回はオリジナルで制作された造形物を操作する方法が採用され、カットごとに撮影する映画にしかできない試みに。人間にはなれない機械ライチの悲しさがより一層伝わってくる表現は注目だ。『ライチ☆光クラブ』は2016年2月13日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月20日アジア最大級の映画祭、第20回釜山国際映画祭が10月1日(現地時間)に開幕。本映画祭へは、正式招待された『ライチ☆光クラブ』から中条あやみと間宮祥太朗が参加予定だったが、悪天候の影響でフライトが欠航!レッドカーペットに間に合わないというトラブルに見舞われながらもオープニングセレモニーには滑り込みで参加し、韓国の映画ファンからの温かい歓声で迎えられた。鬼才漫画家・古屋兎丸氏のロングセラーコミックを、内藤瑛亮監督がメガホンを握り実写化した本作。韓国で開催中の第20回釜山国際映画祭「ミッドナイト・パッション部門」に正式招待され、ヒロイン・カノン役の中条さんと美少年“ジャイボ”役の間宮さんが、自身初となる国際映画祭への参加が決定し話題を呼んでいた。しかし当日、悪天候の影響で予定していたフライトが5時間の遅延!ソウルからの国内線へ振り返るも、釜山行きの国内線が欠航し、止む無く列車移動。映画祭からの招待になんとか応えようと、キャスト、スタッフが一丸となって釜山を目指し、オープニングセレモニー終盤にギリギリ滑り込む形で参加が叶った。決死の思いで会場にたどりついた中条さんと間宮さんらが記念撮影をしていると、彼らを見つけた韓国の映画ファンたちが「あやみちゃん!」「間宮くん!」と駆け寄り、とり囲まれる一幕も。中条さんと間宮さんは、倍以上の時間をかけてようやくたどり着いたという安堵感と、韓国のファンの暖かい声援に感謝していた様子。初めての国際映画祭で、念願のレッドカーペットデビューは叶わなかったものの、壮絶な1日を乗り越え、俳優として一生忘れられない思い出になったという。中条さんは「レッドカーペット歩きたかったですが、映画祭の空気を味わえてうれしかったです」と参加への喜びを語り、「この映画は、すごくかっこいい作品で、多感な少年たちの切実なメッセージがこめられている作品です。釜山国際映画祭をきっかけに、世界中の人に見ていただいて、なにかを感じてもらえたらうれしい」とアピールした。間宮さんは、今回の渡航が大変な道のりだったと明かし「それでもなにがなんでも行きたいという気持ち」だったとコメント。「レッドカーペットは歩けなかったけど、セレモニーには間に合ったので本当に幸せです」と喜びを表現し「明日、『ライチ☆光クラブ』がワールドプレミアで上映されます。国籍が違う人に観てもらえることがすごく楽しみ」と話した。前日に釜山入りしていた内藤監督は、「二人が無事辿り着けるように祈ってました。 大変な道のりだったみたいですが、ここまでたどり着けてうれしく思います。 レッドカーペットは、二人の気持ちを背負いながら歩きました」と言い、「キム・ギドク監督や ジョニー・トー監督など大好きな監督たちが参加している映画祭に参加できてうれしい」と監督も感激しているようだった。『ライチ☆光クラブ』は2016年正月第二弾、新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月02日女優の中条あやみが、漫画家・古屋兎丸氏原作の映画『ライチ☆光クラブ』(2016年公開)のヒロインを務めていることが明らかになり、第2弾となる特報映像が19日、公開された。本作は、少年たちの思春期における自我の芽生えをテーマとして漫画誌『マンガ・エロティクス・エフ』(太田出版)で連載されていた同名漫画、およびその前日譚となる『ぼくらの☆ひかりクラブ』が原作。物語の舞台は、煙と油にまみれた蛍光町と廃工場の秘密基地"光クラブ"。14歳を目前に大人のいない世界を作ろうとした9人の少年たちの愛憎、思考能力を持つ機械"ライチ"と少女との恋をダークな世界観で描く。ファッション誌『セブンティーン』(集英社)のモデルとして活動中で、2012年にTBSドラマ『黒の女教師』で女優としての活動をスタートさせた中条。2014年公開の『劇場版 零~ゼロ~』では、映画初主演を務めた。現在、大塚製薬・ポカリスエットのCMに出演していることでも話題を呼んでいる。中条が演じるのは、物語の鍵を握る紅一点のヒロイン・カノン。「昨年の12月末に、実際の廃工場で撮影していたのですが、とてつもなく寒くて、皆で限られたストーブを囲んで暖をとっていました」と過酷な環境下だったことをうかがわせるが、「撮影中は音が入ってしまうので、ストーブをつけることができず、薄暗く、暖も行き届かない工場の中は監獄のようでした」とおどけてみせる。原作を読んでカノンの不思議な魅力に共感し、憧れも感じて「演じたい」と思ったという。「実際に現場で演じてみて、この作品の中でカノンがとても重要な役だとあらためて認識し、不安になりました」と打ち明けるも、「内藤(瑛亮)監督は、いつも優しく丁寧に指導してくださったので、キャラクターの内面を考えながら演じることができました」と手応えを感じている。そんな中条を、原作者の古屋氏は「『なんて綺麗な子なの…』という(松田凌演じる)雷蔵のセリフを裏切らない絶対的美少女」「美しいだけでなく芯が強くあどけない純粋なカノンを演じきってくれました」と大絶賛。内藤監督も「この映画で、少年たちから『偶像』であることを強いられる美の象徴"カノン"というキャラクターを、意志の強い生身の少女として描くことが僕のテーマでした」と明言した上で、「その二つの要素(美しさと意志の強さ)を併せ持っていて、カノンをいま演じられるのは彼女しかいなかった」と太鼓判を押す。第2弾となる特報は、『ぼくらの☆ひかりクラブ』の世界観に寄り添った仕上がり。原作との大きな違いとして、光クラブのメンバーたちの武器が、原作では中学生にふさわしくパチンコだったが、映画版では、音の演出面を考慮して改造された"釘ガン"に変更されており、終盤には不穏な機械音が鳴り響く。なお本作は、10月1日から10日まで開催される第20回釜山国際映画祭のオープニングセレモニーへの参加も決定。中条がレッドカーペットを歩くことも決まっている。今年で20周年を迎える同映画祭は、昨年には俳優の渡辺謙が日本人として初めて司会者を務めたことでも話題となった。本作が上映されるのは、過去の邦画では『凶悪』(2013年)、『渇き。』(2014年)などが招待された"ミッドナイト・パッション"部門で、これがワールドプレミアとなる。(C)2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会
2015年09月19日『劇場版 零~ゼロ~』で映画初出演にして初主演に抜擢された新星女優・中条あやみが出演する「ポカリスエット」のTVCMに続編が登場。前回の「Jump」篇に続き、中条さんがQUEENの「WE WILL ROCK YOU」を力強く歌い上げる「Sing」篇が7月4日(土)より全国にて放映されることが分かった。中条さんは「ミスセブンティーン2011」グランプリを受賞し、同年9月より雑誌「Seventeen」(集英社)専属モデルとして活躍中。翌年には、TBS系7月クールドラマ「黒の女教師」で女優デビューを果たし、2014年に『劇場版 零~ゼロ~』で銀幕デビュー。初出演にして初出演という大役を務め、今後、モデル業でも女優業でも活躍が期待されるいま大注目の逸材だ。そんな若干18歳のフレッシュな中条さんが、今回のCM「Sing」篇ではパワフルな歌声を披露。前回の「Jump」篇では周りから応援される側だった中条さんが成長し、QUEENの「WE WILL ROCK YOU」を校舎の屋上から全校生徒に向かって熱唱。退屈な生活を送る高校生たちを鼓舞する姿や、ポカリスエットを象徴する大きな水の玉が弾け飛ぶ様子が、夏らしく爽やかで、臨場感溢れる映像に仕上がっている。中条さんは収録について「撮影でたくさんのスタッフさんの前で歌ったのですが、最初は緊張でなかなか声が出せなく、監督から『オーディションのときと同じ気持ちで歌ってください』と言われ、そのときの気持ちを思い出して歌いました」とふり返った。「皆から応援して頂いている感謝の気持ちや、元気とパワーを込めたので、『自分は、きっと想像以上だ。』というメッセージが皆様の心に響くと嬉しいです」と、意気込みを寄せる中条さんの熱い表情を、ぜひTVCMで確認してみて。イオン飲料「ポカリスエット」TVCM「Sing」篇(30秒&15秒)は7月4日(土)より全国にて放映予定。(text:cinemacafe.net)
2015年07月02日モデル・女優として活躍する中条あやみが、イオン飲料「ポカリスエット」の新CMに起用されることが決定。4月18日からの全国での放送を前に、その新CM「Jump」編の映像が到着した。常に挑戦する人を応援してきた「ポカリスエット」。今回の新CMのテーマは“潜在能力をひき出せ”だ。映像は、セーラー服に見を包んだ中条さんがいつもの朝、いつもの光景につまらなさそうな表情を浮かべるシーンから始まる。そんな惰性の日常を突き破るかのように朝礼の挨拶に登壇した校長先生が突然、「クイーン(Queen)」の名曲「WE WILL ROCK YOU」歌い出す。それをきっかけに、何かに駆り立てられるかのように中条さんは学校から駆け出し、街中を疾走しながら、眠っていた潜在能力が花開き、成長、進化していく様が描き出される。衝動的な音楽と生命力が湧き出るような今回の新CM。鮮やかなポカリスエットのブルーの中で踊る、「自分は、きっと想像以上だ。潜在能力をひき出せ。」というメッセージはすべての学生たちへ向けたエールだろう。さらに、今回の新CMはCMの中だけでなく、中条さん自身が撮影を通じて潜在能力がひき出され、成長していったものでもあったよう。映像からも分かるように、学校、街中、ビルの屋上、港まで様々な場所でロケが行われたが、とにかく“走る”撮影だったそうで、実際の道路を封鎖して行われた街中を疾走するシーンでは「約500人のエキストラのみなさんと呼吸を合わせて 全力疾走したときは、走る距離も長くてすごく大変でしたが、終わったときは達成感があり、とても楽しかったです」と中条さんも興奮気味にコメントを寄せている。「ポカリスエット」新CM「Jump」編は、4月18日より全国にてオンエア。
2015年04月16日モデルで女優の中条あやみが、WOWOWが放送する『TOUCH!WOWOW2014東京国際映画祭』関連番組のナビゲーターを務めることがこのほど、明らかになった。放送・WEB・リアルイベントを組み合わせた大型イベント『TOUCH!WOWOW2014』を11月22日に開催予定のWOWOWは、10月23日から31日まで開催中の国際映画祭『第27回東京国際映画祭』とコラボレーションした『TOUCH!WOWOW2014東京国際映画祭』を実施。コンペティション部門に同映画祭では初となる放送局による賞・WOWOW賞が創設されるほか、速報番組や受賞作の放送など、『第27回東京国際映画祭』の関連番組を11月に放送する。ナビゲーターを務める中条は、受賞結果などを紹介する『速報!第27回東京国際映画祭』と、過去の"東京サクラグランプリ"を5夜連続で放送する『TOUCH!WOWOW2014東京国際映画祭"東京サクラグランプリ"特集』に出演。公開中の映画『劇場版 零~ゼロ~』で映画初出演にして初主演を果たし、女優業での活躍も期待される中条は、ナビゲーター就任に「とても光栄に感じています。世界中から様々な作品が集まるこの映画祭を私自身も楽しみながら、映画祭の魅力を伝えられれば」とコメントしている。
2014年10月23日雑誌「Seventeen」専属モデルの中条あやみが主演を務める、現在公開中の映画『劇場版 零~ゼロ~』。累計130万本を売り上げる学園を舞台にした大ヒットゲーム「零」シリーズを映画化し、話題騒然となっている本作から、中条さんのソロパートも入った女子生徒たちによる合唱シーンの本編映像が、シネマカフェに到着した。舞台は山の中の女子学園。みんなの憧れのカリスマ女子生徒・アヤ(中条あやみ)にそっくりの女性が写った写真を目にした女子生徒たちが、次々と失踪する事件が発生する。“本物”のアヤは、自分そっくりの幻が起こした事件に驚きつつも事件の謎に立ち向かうが…。『リング』『らせん』『貞子3D』『アナザー Another』に続く、新たな“ジャパニーズホラー”に、ティーンに絶大な人気を誇る映画初主演の中条さん、そして同じく「Seventeen」モデルの森川葵ら新進若手女優たちが集結している本作。今回届いた映像は、舞台となっているミッション系女子学園の卒業式で恒例となっている “オフィーリアの歌”を合唱するシーン。一番の見せ場であるソロパートは、学園のカリスマ的存在の中条さん演じるアヤが担当しているが、“オフィーリアの歌”は本作オリジナルの楽曲。シェイクスピアの「ハムレット」に出てくる“オフィーリアの詩”が基になっており、森鴎外による訳詩の1番に、本作の原作者・大塚英志が2、3番を作詞。作曲は、高倉健主演の映画『あなたへ』などの音楽で知られる林祐介が手がけている。「かれは死にけりわが姫よ 渠(かれ)はよみじへ立ちにけり」と、中条さんが歌い上げるソロパートを始め、独特の歌詞とクラシカルなメロディは、美しくも残酷な恐怖を描く本作の世界観にマッチ。本編の中でも特に印象的なシーンとなっており、その歌声はまさしく天使そのもの。実は意外にも、中条さん自身は人前で歌うことが苦手なのだそう。「カラオケも人生であまり行ったことがないんです。でも、歌わないといけないので、頑張ってみたんですが、乗り越えてみても、やっぱりまだ人前で歌いたいとは思わないですね(笑)」とコメント。だが、なかなかの美声で、まさに癒やしの歌声となっている。また、アヤと共に歌う女子生徒のキャストたちも、撮影前に合唱の練習を何度も行ったそうで、中条さんは「先生がすごいスパルタで恐かったので、正直、必死でした…」と、撮影時を思い出して苦笑い。しかし、劇中ではその成果が実ったのか、揃って見事なコーラスを披露している。意味深な歌詞のソロパートを、なぜアヤが担当しているのか?その理由は、今回の動画を最後まで観れば一目瞭然。美少女たちの歌声に癒されながら、その恐怖と謎に酔いしれてみて。『劇場版 零~ゼロ~』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 零~ゼロ~ 2014年9月26日より全国にて公開(C) 2014「劇場版 零~ゼロ~」製作委員会
2014年09月30日公開を迎えた『劇場版 零~ゼロ~』で映画初主演を果たした中条あやみが9月27日(土)に行われた舞台挨拶で、安里麻里監督からサプライズで“卒業証書”を贈られ、堪え切れずに号泣した。大人気ゲームを元に、舞台を山間の女学校にして『バイロケーション』などで知られる安里監督が独特の世界観で作り上げたホラー。学園の憧れ的であるアヤに似た少女が写った写真を見た女生徒たちの失踪に端を発する恐るべき事件の謎と顛末が描かれる…。この日は中条さん、安里監督に加え、森川葵、小島藤子、美山加恋、山谷花純、浅香航大、中越典子、美保純、主題歌を描き下ろしたJAMOSAが登壇した。今年3~4月にかけて行われた撮影に関する話題では、女学生役のキャスト陣一同、凄まじい寒さに関するエピソードを次々と告白!中条さんは「クランクインしたときは雪がまだ積もってて、その時は制服ではなく薄いパジャマで山の中、雨の中をさまよってすっごい寒かった!『大丈夫かな、この映画…?』という出だしでした」と述懐。森川さんも「(寒さで)舌が回らずに大変なこともあった」とうなずく。この寒さの中で川に入ったり、顔を水につけたりという、安里監督によるドSな演出が繰り広げられたようで、美山さんは「池にハマったり、川に流されたり…」と苦笑。『リアル鬼ごっこ3』に続く安里作品出演の山谷さんは「『リアル鬼ごっこ3』で死ぬんじゃないかってくらい寒かったけど、あっさりとその上を行く寒さでした」と明かす。中越さんは学園の卒業生の役だが、衣裳は「コスプレです。ゴスロリ?甘ロリ(笑)?」と少し恥ずかしそう。「自分の趣味とは全く違って、メンズの格好が好きで、これまでそういう世界を遠ざけているところもあったんです。衣裳合わせでは自信がなくて恥ずかしかったんですが、着てみたらスイッチが入って(笑)、『楽しい!』とルンルンでした」と満面の笑みを浮かべる。校長役の美保さんは「いままでで一番、位が高い役でした」と笑いつつ、「あれもいわゆるコスプレ!」と満足そう。撮影時の寒さについて語る美少女たちを前に「私は若い頃、パンツ一丁で道路を走らされたこともありましたよ!『(少女たちに)やりなさい』とは言わないけど(笑)」と明かし、これには中条さんらも驚きで言葉も出ないようだった。この後、サプライズで安里監督が中条さんの成長を称え、これまで背負ってきたプレッシャーや苦労をねぎらう手紙を読み上げ、卒業証書を授与。安里監督の言葉を聞きながら中条さんの瞳からは涙がポロポロとこぼれる。“校長”美保さんからは花束が手渡され、中条さんは「今日は笑顔で終わろうと思ったのに泣かされました…」と笑い泣き。「こんな素敵な方々が関わっている作品に、新人でペーペーの私なんかが主演していいのかなと思ってました。みんなが支えてくれて出来ました。ありがとうございます」と言葉を詰まらせながら思いの丈を口にし、再び号泣!会場は温かい拍手に包まれた。『劇場版 零~ゼロ~』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 零~ゼロ~ 2014年9月26日より全国にて公開(C) 2014「劇場版 零~ゼロ~」製作委員会
2014年09月28日