●乳がん検診を受けるための3パターン日本人女性に多くみられる乳がんを予防するため、日本では40歳以上の女性に対して2年に1度の乳がん検診が推奨されている。だが、毎日の仕事や家事・育児に追われて行く機会を逸したり、「痛そう」などの不安から検診を自粛したりする女性も少なくないだろう。それでも、定期的な検査によってリスクの芽を早めに摘み取れるのは自明の理。他の誰でもない自分の命に直結しかねない検診なので、その内容やメリット・デメリットをきちんと把握しておきたいところだ。今回は胸部・乳腺外科の法村尚子医師に「乳がん検診のいろは」についてうかがった。――一般的な乳がん検診ではどのような検査をするのでしょうか。乳がん検診を受けるには、主に「住民健診」「職場検診」「個人検診」の3通りの方法があります。住民健診は各自治体が住民を対象に実施する検診、職場検診は勤務先の健康保険組合または事業所(会社など)で行っている健康診断、個人検診は自分で自由に施設や検診内容を選んで受ける検診です。最も一般的である住民健診では、基本的に40歳以上の方に2年に1度のマンモグラフィによる検診を行っているところが多いです。マンモグラフィは乳房のレントゲン検査で、板で乳房をはさみ圧迫して撮影します。マンモグラフィ検査では、しこりとして触れることができる前の早期乳がんを発見できる可能性があります。以前は必須であった視触診ですが、早期の乳がんを発見できる可能性は低く、現在は任意となっています。基本的に乳がん検診ではマンモグラフィを行うことが多いですが、自治体や職場によってはエコー検査を追加しているところもあります。また検診内容を自由に決められる個人検診では、マンモグラフィとエコー検査の両方、またはどちらかを選べます。――若年での乳がん発病もリスクとして考えられますが、検診は希望すれば10代や20代でも検査可能なのでしょうか。個人検診であれば、年齢に関わらずどなたでも検査を受けられます。住民健診、職場検診では費用の補助があるのに対し全額自己負担ですが、検診内容や受けたい施設を自由に選ぶことができます。――マンモグラフィのメリット・デメリットを教えてください。メリットは「がんの疑いがある小さな石灰化も検出できるため、乳がんの早期発見につながる」という点ですね。逆にデメリットは「乳腺濃度の高いデンスブレストでは、しこりを見つけにくい」「微量ながら被爆がある」「乳房を圧迫するため、痛いこともある」などです。●日本人女性はマンモグラフィでは乳がんを見つけにくい!?――日本人女性にはデンスブレストの女性が多いと聞いたことがあります。デンスブレストについて詳しく教えてください。一般的に女性の乳房は、年齢が若い頃には乳腺が発達しており、年齢を重ねるととともに乳腺が脂肪に置き換わっていきます。マンモグラフィで撮影した乳房の構成は「脂肪性」「乳腺散在」「不均一高濃度」「高濃度」の4つに分類されます。乳腺が発達しているほどマンモグラフィでは白く写り、脂肪が多くなると黒く写ります。デンスブレストとは、乳腺が発達して白く写る高濃度乳腺のことです。マンモグラフィ撮影では乳腺も乳がんも白く写ります。脂肪性乳房で黒っぽく写っている中に白く写る乳がんを探すのは見つけやすいですが、デンスブレストでは全体が白く写っている乳房の中に白く写る乳がんを探すため、見つけにくいケースがあります。若い人の方が乳腺が発達している場合が多いですが、乳腺の量には個人差があります。また、アジア人にはデンスブレストが多いと言われています。――ではデンスブレストの場合、エコー検査をする重要性が増してくるということでしょうか。そうですね。エコー検査では乳腺は白く、大半の乳がんは黒く写ります。白い中に黒いものを見つけるので比較的発見しやすく、デンスブレストの方はマンモグラフィにエコー検査も加えると、より乳がんを見つけやすくなります。エコー検査には、乳腺濃度の高いデンスブレストでも乳がんを見つけやすいというメリットがある一方で、「小さな石灰化は見えない」「技師の技量で検査の精度が左右される」というデメリットもあります。このようにマンモグラフィとエコーには、どちらもメリット・デメリットがあるため、どちらの検査が優れているということはありません。「どちらも受けることで、より乳がんを見つけやすくなる」という認識を持ってもらえればと思います。※写真と本文は関係ありません○取材協力: 法村尚子(ノリムラ・ショウコ)胸部・乳腺外科2005年香川大学医学部医学科卒。現在、高松赤十字病院胸部・乳腺外科副部長。乳腺外科を中心に女性が安心して受けられる医療を提供。また、En女医会に所属し、ボランティア活動や各種メディアにて医療情報を発信している。資格乳腺専門医、外科専門医、がん治療認定医などEn女医会とは150人以上の女性医師(医科・歯科)が参加している会。さまざまな形でボランティア活動を行うことによって、女性の意識の向上と社会貢献の実現を目指している。会員が持つ医療知識や経験を活かして商品開発を行い、利益の一部を社会貢献に使用。また、健康や美容についてより良い情報を発信し、医療分野での啓発活動を積極的に行う。En女医会HPはこちら。
2017年10月26日●月経の期間が長い人は注意毎年10月は、乳がんの早期発見・早期治療を世界規模で啓発する「ピンクリボン月間」として広く知られている。国立がん研究センター がん対策情報センター がん情報サービス の最新がん統計「がんに罹患する確率~累積罹患リスク」(2013年データに基づく)によると、女性の11人に1人は乳がんに罹患するリスクがあるという。この数値は看過できるものではない。今回は乳がんの基本の「き」について学ぶべく、胸部・乳腺外科の法村尚子医師に乳がんの自覚症状や罹患しやすい人の特徴、治療法などについてうかがった。――まずは乳がん発病の仕組みと自覚症状を教えてもらえますか。乳房は主に「乳腺」と呼ばれる腺組織と脂肪組織から成り立っています。乳腺は乳汁を分泌する器官で周囲を脂肪が包んでいます。乳腺は乳房全体に張りめぐらされており、乳がんはこの乳腺に発生します。乳がんの自覚できる症状としては「乳房やわきの下に『しこり』を感じる」「乳房に『えくぼ』『ひきつれ』がある」「乳首からの赤い液(血液)がでる」「乳首がただれている」「乳房全体が赤く腫れたり、乳房に潰瘍ができたりして治らない」などがあります。ただし初期には自覚できる症状が乏しく、触れてわかるくらいの大きさになると、すでに進行している場合もあります。また、乳がんは痛みがないケースが多く、「しこりはあるけど痛くないから」などと放置しているとだんだんと進行してしまいます。症状がなくても検診を受けて、初期の乳がんを発見することが大切です。――国立がん研究センター がん対策情報センターによると、女性の生涯乳がん罹患率は9%と非常に高い数値になっていますが、乳がんになりやすい人の特徴はあるのでしょうか。多くの乳がんは、エストロゲンという女性ホルモンの影響で増殖します。そのため、長い間このエストロゲンの影響を受けている人は乳がんになりやすいと考えられます。月経時はエストロゲンにさらされるため、月経が長い期間におよぶと女性ホルモンの影響を受ける時間も増えることになります。■早い初経(特に11歳以下)■遅い閉経(特に55歳以上)■出産、授乳経験がない■閉経後に肥満になった■経口避妊薬を常用しているこれらの特徴を持つ人は乳がんになりやすいと言われており、女性の社会進出に伴い、出産の高齢化、少子化が進んだことも罹患率に影響しています。閉経後は、卵巣で作られるエストロゲンが減少し、代わりに体の脂肪組織でエストロゲンが作られるようになるため、閉経後の肥満はエストロゲンを増やすことになります。また、経口避妊薬にはエストロゲンと、同じく女性ホルモンのプロゲステロンが入っているため、長期間の服用は乳がんのリスクを高めます。一方で女性ホルモン以外の乳がん罹患リスクを高める危険因子や特徴は、以下の通りです。■遺伝(母、姉妹などの血のつながった家族に複数名乳がんになった人がいる、若くして乳がんになった人がいる)■糖尿病を患っている■アルコールを定期的に摂取している■喫煙しているアルコールやたばこを控え、運動して体重管理することが乳がん予防につながります。●乳がん治療の種類――危険因子のたばこや飲酒を控え、定期的な運動をすれば罹患リスクを低減させられそうですね。それでも罹患してしまった場合、どのような治療をするのでしょうか。治療方針を決めるためには、どんなタイプの乳がんかを診断することが重要です。「非浸潤がんなのか、浸潤がんなのか」「ホルモン受容体やHER2(細胞の増殖に関与するとされるたんぱく)の状況、がんの悪性度はどうなのか」「わきのリンパ節転移はあるのか」「ステージはどの段階なのか」などを診断します。さらに年齢などからみた全身状態や患者さん自身の治療に関する希望なども考慮して以下の治療を組み合わせ、方針を決めていきます。○手術療法乳がん治療の基本は手術です。標準術式は乳房温存術(乳房を部分的に切除する方法)と胸筋温存乳房切除術(乳房をすべて切除する方法)です。わきのリンパ節に転移がある場合は、リンパ節を一緒に取る必要があります。乳房再建術は患者さんの体の一部(腹部、背中)を移植する方法や、シリコン製の人工乳房を挿入する方法があり、保険適応にもなっています。○内分泌療法(ホルモン療法)乳がんの細胞内に「ホルモンを取り入れる受け皿」であるホルモン受容体(エストロゲン受容体)を持っている場合はホルモン剤を投与します。ホルモン剤によってエストロゲンをさえぎり、取り入れられないようにしてがんの増殖を抑えます。主に飲み薬による治療です。○化学療法(抗がん剤治療)手術の前に腫瘍を小さくしたり、手術の後に再発率・死亡率を低下させたりするために行います。薬をいくつか組み合わせて使用し、点滴で行うことが多いです。また、転移のある乳がんでは、進行を抑えることで延命効果を得たり、症状を緩和させたりします。○分子標的治療抗がん剤はがん細胞も正常細胞も無差別に攻撃しますが、 分子標的薬はがん細胞に的を絞って攻撃します。そのため、抗がん剤に比べ副作用が少ないです。近年の分子標的治療薬の進歩はめざましく、予後が悪いとされていたタイプの乳がんも予後の改善が期待できるようになりました。○放射線療法手術後の乳房に放射線を照射して、がん細胞をたたきます。乳房温存術の方は基本的に全員、乳房切除術の方も一部の方は必要です。――治療にも非常に多くの選択肢があるのですね。治療をするにあたり、がんの転移や再発、生存率は患者にとって非常に気になる要素だと思いますが、乳がんのケースではどのようになっているのでしょうか。最初に言葉の意味をきちんと把握しておきましょう。転移とは、がん細胞がリンパ液や血液の流れにのって別の臓器に移動して骨や肺、肝臓、脳などの乳房から離れた場所に発生することです。再発とは、乳がんの治療を始めた際、すでに目に見えないくらい小さな転移という形で潜んでいたものが、再発を予防するための術後の治療もすり抜けて(生き延びて)、何年か後にそれが目にみえるぐらいに大きくなってみつかることを意味します。乳がんの再発は手術後2~3年以内に起こることが多いですが、10年後や20年後に現れるケースもあります。再発の時期は最初の乳がんの進行度のみでなく、乳がんのタイプによっても大きく異なります。転移再発乳がんは「完全な治癒」が困難であり、抗がん剤などの治療を行っても10年生存率は5%程度です。治療の目的は、がんと共存し生活の質(QOL)を改善して長生きすることとなります。腫瘍の特性(ER,PgR,HER2など)やどこの臓器に転移しているか、再発までの期間、今までの治療歴、症状、患者さんの希望などをもとに治療法を決定します。最後になりましたが、乳がんは定期的に自分の胸を鏡でチェックしたり、触ったりすることで早期発見につなげられる可能性があります。少しでも違和感を覚えたら、病院を訪れるようにしてみてください。※写真と本文は関係ありません○取材協力: 法村尚子(ノリムラ・ショウコ)胸部・乳腺外科2005年香川大学医学部医学科卒。現在、高松赤十字病院胸部・乳腺外科副部長。乳腺外科を中心に女性が安心して受けられる医療を提供。また、En女医会に所属し、ボランティア活動や各種メディアにて医療情報を発信している。資格乳腺専門医、外科専門医、がん治療認定医などEn女医会とは150人以上の女性医師(医科・歯科)が参加している会。さまざまな形でボランティア活動を行うことによって、女性の意識の向上と社会貢献の実現を目指している。会員が持つ医療知識や経験を活かして商品開発を行い、利益の一部を社会貢献に使用。また、健康や美容についてより良い情報を発信し、医療分野での啓発活動を積極的に行う。En女医会HPはこちら。
2017年10月24日ライフネット生命保険はこのほど、「乳がん経験者へのアンケート調査」の結果を明らかにした。同調査は2017年6月、がん罹患時に就労していた乳がん経験者325人を対象にインターネットで実施したもの。乳がん罹患時に感じた不安について尋ねたところ、最も多い回答は「再発や転移」(82%)だった。次いで「仕事」(58%)、「家族への負担」(56%)、「治療費」(49%)と続いている。未婚・子どもなしの女性の場合、59%が「恋愛や結婚への影響」、42%が「がん治療による妊よう性(妊娠する力)の低下」と答えている。乳がん罹患後の生活での困りごとについて聞くと、48%が「外見のケア」と回答した。次いで「治療や体調の相談」(42%)、「買い物」(38%)、「通院」(37%)となっている。具体的なエピソードとして、「術後の患部の痛みにより、家事全般に苦労があった」(30代)、「脱毛が始まってから、どのように頭皮を隠したらよいか困った」(30代)などが挙げられた。家事や育児その他生活全般において、どのようなサービスがあったら利用したいか尋ねたところ、「診察日に子どもを預けられる施設」「脱毛時の自宅への出張型美容サービス」「栄養バランスのとれた食事の宅配」などへのニーズが高いことがわかった。各種サポートサービスについて、利用の壁(ハードル)となるものについて聞くと、最も多い回答は「費用面」(60%)だった。自由回答でも「子どもの保育サービスが高額で困っている」(30代)といったコメントが寄せられている。2位は「手続きが簡単か」(39%)、3位は「サービスの利便性」(37%)だった。乳がん罹患前と罹患後のおおよその年収を尋ねたところ、乳がん経験者全体平均では、罹患後は収入が20%減少していることがわかった。罹患前の平均収入は358万円であったのに対し、罹患後は平均288万円となっている。さらに収入が減少した人に絞って見ると、罹患前の平均収入は363万円であったのに対し、罹患後の平均年収は43%減少の205万円だった。収入減少に至った理由について聞くと、最も多い回答は「休職」(33%)だった。次いで「業務量のセーブ」「退職」(各29%)となっている。収入が減って経済面で困ったことを尋ねると、56%が「医療費(入院費・手術費・薬代など)」と回答した。次いで「本人や家族の生活費(食費・水道光熱費・日用雑貨など)」(49%)となっている。自由回答では「教育費に困り、子どもの塾や通信教育をやめた」(40代)というコメントもあった。収入が減り、どのように生活を工面したか尋ねたところ、「貯蓄の切り崩し」(59%)という回答が最も多かった。次いで「本人・家族の生活費節約」(54%)となっている。中には「自宅売却や転居」(4%)という回答もあった。給付面の工面について聞くと、49%が「公的制度の利用(高額医療費制度・傷病手当金・雇用保険・障害年金など)の利用」、45%が「民間保険からの給付」と回答した。
2017年10月10日ドコモ・ヘルスケアはこのほど、乳がん罹患者を対象にした「乳がん」に関するアンケートの結果を明らかにした。同調査は8月21日~9月4日、乳がん患者160人を対象にインターネットで実施したもの。乳がんに気づいたきっかけを尋ねたところ、40%が「セルフチェック」、37%が医療機関での「マンモグラフィ検査」と回答した。次いで「超音波検査」(19%)、「視触診」(14%)となっている。「その他」と回答した人の中には「たまたましこりに触れて気づいた」というコメントも見られた。乳がんのステージが0もしくは1の早期発見者に乳がんと診断される前の検診受診頻度を聞いたところ、37%が「年1回」、16%が「2年に1回」、3%が「年に2回以上」と回答した。合わせると56%で、早期発見者の半数以上が乳がん発見前に2年に1回以上の頻度で検診を受けていたことがわかった。乳がん発見後、病気に関する情報をどこから収集したか尋ねると、63%が「インターネット」と回答した。「主治医」(78%)の次に多くなっている。「同じ病気の患者のブログ」(31%)が「看護師など主治医以外の医療者」(25%)を5ポイント上回っており、インターネット上の情報を頼りにしていることが明らかとなった。乳がん発見前に何らかの仕事をしていた人に乳がん発見後の就労状況について聞くと、46%が「休職せず仕事を続けた」と回答した。休職後復職した人や仕事をやめた後に再就職した人を合わせると、79%が罹患中の現在も何らかの仕事に就いていると答えている。乳がんを経験した立場から、他の女性たちに勧めたいことについて聞いたところ、「仕事は続けた方が良い」というアドバイスが多く集まった。乳がん発見後、治療と仕事の両立について誰に相談したか尋ねると、36%が「会社の上司・同僚」と回答した。2位は「主治医」(30%)、3位は「家族」(28%)となっている。18%は「誰にも相談していない」と答えており、「友人・知人」(12%)よりも上回った。湘南記念病院乳がんセンター長の土井卓子先生は、セルフチェックのタイミングは「月経後が適切」と語っている。しかし、セルフチェックで発見できるのは、ある程度大きくなってからのがんであるとのこと。セルフチェックだけで安心するのではなく、マンモグラフィ検診も定期的に受診することを推奨している。
2017年09月22日ELGCは9月29日・30日、 ピンクリボン〈乳がん知識啓発〉キャンペーンの25周年の節目として、有楽町をピンクに染める体験型イベント「Time to End ~乳がんのない世界へ~」を有楽町 爽 HAPPY SQUARE(有楽町駅前広場)で開催する。期間中、会場にはキャンペーンのテーマカラーである「ピンク」のリボンで作られた巨大迷路が登場。この迷路は、乳がんに立ち向かう困難さや複雑さを表現しているという。迷路の途中にはクイズが設置されており、進むごとに乳がんの知識も深めることができるとのこと。迷路を抜けた先には、乳がんのない明るい未来を表現したプレゼント型の巨大フォトジェニックBOXが設置されている。「#SnSnapのSwingSnap」で、ここでしか撮れない立体的でかわいいショートムービーが撮影可能なブースも用意するという。そのほか、ピンクを基調としたスペシャルキッチンカーも登場。大きな綿あめが乗った「コットンキャンディードリンク」やトッピングができるオリジナルアイスデザートなど、ピンクで統一したかわいいフードやドリンクも提供する。フードやドリンクの購入で、1品につき100円がピンクリボン キャンペーンの活動に寄付されるという。会場の中央には、ピンクリボン キャンペーンのシンボルであるリボンの形をした大きなフラワーオブジェが登場する。オブジェは「乳がんのない世界を築くために私ができるワンアクション」を書いて、貼り付けることができるメッセージボードになっているとのこと。このイベントのほか、エスティ ローダー グループでは、「ピンクリボン キャンペーン」の認知度向上を目的として、毎年10月に世界の主要建造物をピンク色にライトアップする「グローバル ランドマーク イルミネーション」を実施している。日本では10月1日の18時30分に東京スカイツリー、清水寺(仁王門、三重塔、観音慈光)、姫路城、東急プラザ銀座の4つのランドマークがピンク色に点灯されるという。
2017年09月22日昨年11月、ハリウッド・クリスマス・パレードで歌うオリビア・ニュートン=ジョン(写真:ロイター/アフロ) シンガーのオリビア・ニュートン=ジョン(68)に乳がんが見つかったことがわかった。30日に本人がソーシャルメディアを通じて公表した。 最近、背中に痛みを覚えており、検査してみると乳がんが仙骨に転移していることがわかったという。 ニュートン=ジョンは1992年に乳がんが見つかり、乳房切除術と化学療法を受けている。快復後は乳がんの啓蒙・撲滅運動に尽力。2013年にはオーストラリアのメルボルンに「オリビア・ニュートン=ジョンがんセンター(Olivia Newton-John Cancer Wellness and Research Centre)」を設立した。 今回再発した乳がん治療の拠点はこの「オリビア・ニュートン=ジョンがんセンター」だ。センターの医師と協議を行い、ヨガや瞑想などの健康療法と光子線治療を併用していく計画を採用したという。 まだがんと診断されていなかった3週間前、ニュートン=ジョンは座骨神経痛を理由に5月のコンサートを延期していた。今回のがん再発を受け、6月に予定されていた米国とカナダを回るツアーも延期することが決定。チケットは払い戻されるが、「年内にはより元気になって戻ってきます」とファンに向けてメッセージを送っている。
2017年05月31日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が22日、「朝日」というタイトルで更新し、朝の日光浴の習慣を明かした。麻央は「おはようございます。今回の病室は、窓からの景色が、緑しか見えず、それが、とても贅沢です。森林浴の気分になれます」と窓から見える景色の写真を公開。「入院した当初は外を見る余裕がありませんでしたが、ここ最近は、朝の4時~5時に、お薬を飲むために起きるのを活用し、その時、カーテンを開けてからまた眠ります」とつづった。そして、「乳がんと朝日はとても関係が深く、朝日を浴びることがとても大切だそうです。明け方カーテンを開け、眠り、朝日を浴びながら再び起きるのが 今できる私流です」と麻央。「が、正しいかは分からないので、目が覚めたとき心地よいだけです。退院したらこの緑の景色はないから味わっておこう!」と記した。さらに、「(本では、毎日早起きし、外で軽くウォーキングをしながら朝日を浴びることで睡眠の質が変わる と読みました。)」とカッコを付けて説明。「注 私が読んだり聞いたりした情報なので、必要な情報、大事な情報は必ず御自身で確認して下さいネ」と慎重に補足した。
2017年05月22日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が1日、自身のブログを更新し、子どもたちがクリスマスツリーの飾り付けをしている様子を公開した。麻央は「クリスマスツリー」というタイトルで更新し、「植木屋さんが、もみの木が届けて下さいました」と報告。「毎年、主人の母がリースしてくれますが、今年は、ゴールドクレストではなくもみの木に」とつづった。そして、長女の麗禾ちゃんと長男の勸玄くんが飾り付けしている写真をアップ。「子供たちが待ちに待った日。大喜びで飾り付けていました」とその様子を明かし、「今日から12月。玄関がキラキラ月間で、うれしいです」と喜んだ。麻央は先月16日には、「クリスマス」というエントリーで、自宅外の階段の飾り付けをしたことを報告。外出中の麗禾ちゃんと勸玄くんを思いながら「子供たち、気づくかな」と、子供たちの反応を楽しみにしている様子だった。
2016年12月01日ステラ マッカートニー(Stella McCartney)が昨年に続き10月5日より、乳がん意識向上キャンペーン「No Less a Woman(#nolessawoman)」をスタートした。今年のキャンペーンにはコメディアンのチェルシー・ハンドラー(Chelsea Handler)を起用。また、10月1日にはステラ マッカートニー2016秋冬ランジェリーコレクションより新しく誕生したシグネチャーライン「ステラ レース」のランジェリーセットが発売された。セットのバルコネットブラ(7,000円)とビキニブリーフ(4,000円)は、スイートピンク×レースのあしらいでセクシーかつ、サポート力のあるスポーティーなシルエットが特徴。取り扱いは、世界各国のステラ マッカートニー直営店、公式オンラインストア、ボン マルシェ、サックス フィフス アベニュー、オンラインのNET-A-PORTER.COMで、売上の一部は、最も進んだ早期発見プログラムと乳がん患者向けの治療を提供する活動のサポートとして、アメリカのBreast Cancer ResearchFoundationとイギリス・リバプールのLinda McCartney Centreに寄付される。また今年は、ステラ マッカートニーによって新たにデザインされた、両乳房切除後用ブラ「耳を澄ませるルイーズ(Louise Listening)」(1万5,000円)も同時に発売。売上のすべてはジェーン ハッチソンによって設立されたロンドンを拠点とする慈善団体Hello Beautiful Foundationに寄付され、乳がん患者本人とその家族を対象としたロンドンの新しい施設へ資金援助を行う。「耳を澄ませるルイーズ」についてステラ マッカートニーは、「両方の乳房を切除するという悲劇的な現実には様々な感情が伴います。そこで手術を受けた女性が誇れるものを持てるよう、また恥じることのないようにしたいと考えました。手術をしても変わらずフェミニンで 官能的であること、女性であること、そして内面と共に外見も美しさを保っていると感じられることを知って欲しいと思いました」と語っている。
2016年10月22日●乳がん検診の「落とし穴」とも言える「デンスブレスト」今年も、「ピンクリボン月間」である10月は各地で乳がん啓発活動が行われるだろう。乳がんは日本人女性では30代から急増し、働き盛りの40代・50代に罹患率のピークを迎えるというのが特徴だ。だが、「若い世代がなるがん」ではなく、70代や80代などのようにどの年代でも発症する。国立がん研究センターがん対策情報センターによると、乳がんは「日本人女性の12人に1人が生涯において患う」とされており、10年間で倍に増えている。乳がんは早期発見ができれば9割近くが治るとされており、新薬もどんどん開発されている。たとえ再発しても打つ手がある病気にはなっているが、それでも亡くなる人が増えているのが現実だ。○乳がん検診は完ぺきではない乳がんに確実な予防法はないため、大事に至らないように早期発見することが自分にできる対策となる。そのために乳がん検診があるのだ。ただ、残念ながら乳がん検診は完ぺきではない。現在、乳がん検診で推奨されているのは、X線を用いた「マンモグラフィ」。マンモグラフィは唯一、科学的根拠がある検診として、日本でも40歳以降は2年に一度、マンモグラフィ検診を受けるように推奨されている。ところが、日本乳癌学会のガイドラインは2015年、50代のマンモグラフィ検診の推奨グレードを「A」(確実)から「B」(ほぼ確実)に引き下げた(ちなみに40代はもともとB)。ガイドラインのグレードがAからBへ引き下げられることは滅多にないようだが、これが世界的な潮流になっているという。引き下げられた大きな要因として、マンモグラフィで見落とされる乳がんが少なくないことが挙げられる。乳房は主に脂肪と乳腺組織でできているが、乳腺組織の濃度が高い乳房「デンスブレスト(高濃度乳腺)」の女性にとっては、マンモグラフィが本来の役割を果たせないケースがあるとのこと。マンモグラフィはしこり(腫瘍)を白く映し出すが、乳腺組織も同様に白く映す。そのため、乳腺組織が密集している乳房では、しこりが乳腺に隠れて見えないことが多い。40代未満は乳腺濃度が比較的高いこともありマンモグラフィは推奨されていないが、実は50代でも70代でもデンスブレストの女性は多い。具体的には脂肪が多いアメリカ人でさえ4割。日本人は、8割近くがデンスブレストということがわかってきているという。●超音波検査も活用して乳がんを予防しよう乳がんへの意識が高く、毎年きちんとマンモグラフィを受けていて「異常なし」と診断されていたのに、自分でしこりを見つけて病院へ行ったら、早期ではない乳がんが見つかったとしたら……。泣くに泣けないだろう。だが、実際にそのようなケースが起こりうる可能性はある。女性にとっては、恐怖以外の何物でもないだろう。○確実な検診にするためにやるべきことマンモグラフィを受けると、診断画像から「脂肪性」「乳腺散在」「不均一高濃度」「高濃度」の4段階に分けられる。このうち、「不均一高濃度」と「高濃度」がデンスブレストで、しこりが見えにくいタイプとなる。デンスブレストの場合、「異常なし」は「マンモグラフィには映っていなかった」という意味で、「しこりがない」とは言い切れない。超音波検査も併用した方がいいのだが、自治体や企業検診、自由検診でも、デンスブレストか否かが女性に知らされることはあまりなかった。ではどうすればいいのか。マンモグラフィ検診の結果が異常なしでも、「私の乳房はデンスブレストではありませんか? 」と、病院や自治体の検査機関に問い合わせよう。診断のときすでに4段階に分類されているので、調べればすぐにわかる。たとえ面倒くさがられても、自分を守るためであり、検診した自分の乳腺情報を教えてくれないこと自体、おかしな話でもある。そして、もしデンスブレストならば、実費でも超音波を追加してほしい。デンスブレストの問題は、アメリカではすでに「Are You Dens? 」という運動として広がっていて、マンモグラフィでデンスブレストと診断された人には、そのことを伝えて超音波検診の追加推奨を義務づける法整備をしている州が増えている。日本にはそのような法律はないが、2016年に大手一般紙の1面にデンスブレストの問題提起がなされたことをきっかけに、施設や自治体が少しずつ動き出している。ただ、もしもデンスブレストだった場合、マンモグラフィはしなくていいのかというと、そうではない。マンモグラフィは、しこりにならず微細石灰化として見えるがんを見つけ出すのが得意だからだ。真実を知らなければ、せっかくの乳がん検診も中途半端なものになってしまう。デンスブレストの事実を周りの人にも教え、もしもデンスブレストとわかったら、マンモグラフィと超音波を併用するか、両方を交代で受けるとよい。そして乳がん検診で「異常なし」と言われても、何か乳房に変化があったら、迷わず病院へ行き、「検診」ではなく「検査」をするようにしよう。最後に、デンスブレストについて詳しく知りたい人は、NPO法人乳がん画像診断ネットワーク(BCIN)のサイトをチェックするように。からだエイジング
2016年10月09日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が7日、自身のブログを更新し、遺伝性の乳がんではないことを明かした。「遺伝子検査」というタイトルで更新した麻央は、「私が遺伝性の乳癌だと断定したようなことが一部で言われていたようなのですが」と書き出し、「私は、乳がん 卵巣がん症候群の遺伝子検査をした結果、BRCA1 BRCA2の変異はともに陰性で、遺伝性の乳癌ではありませんでした」と報告した。そして、「乳がんを経験していた母は、ずっと胸のうちで『私のせいではないか』と自分を責めていました。そして、妹も乳がんとなると、姉は、相当不安があったと思います」と家族の気持ちを察し、「私は、娘のことも、とても心配で、私のせいで将来もし、、、と苦しい気持ちになりました」と長女の麗禾ちゃんを心配する思いを明かした。さらに、「ここまで、不安や心配があっても、遺伝子検査の説明を聞き、実際、検査を受けると決め、採血をしたまでは、それほどまでの怖さを想像していませんでした」と伝え、「けれど、結果を待つまでの間にどんどん現実を知ることの怖さがつのっていきました」と告白。「遺伝子検査は想像以上にセンシティブなことだと分かりました」とつづった。
2016年10月07日現在、日本人女性の12人に1人がかかると言われている乳がん。乳がんによる死亡者数も年々増加しており、2015年の死亡者数は13,584人にのぼっています。フリーアナウンサーの小林麻央さんが乳がんを患っていることを公表しましたが、 不安を持ちながらもなかなか検診に行くことができていないという人も多いのではないでしょうか。そこで、パピマミ読者のみなさまに「乳がん検診に行く頻度は?」 というアンケートを実施しましたので、その結果を見てみたいと思います。●乳がん検診に行く頻度は?・1位:1年に1回……46%(144人)・2位:行ったことがない……30%(93人)・3位:2年に1回……15%(47人)・4位:3年に1回以下……6%(20人)・5位:半年に1回……2%(7人)・6位:3か月に1回……1%(3人)※有効回答者数:314人/集計期間:2016年9月27日〜2016年9月28日(パピマミ調べ)●1年に1回受けるという人が半数近く『2年もあいちゃうといざというとき手遅れになる気がして、1年に1回は受けるようにしています』(40代女性/主婦)『2年に1回だと受けたかどうか忘れそうだから、毎年決まった時期に受けるようにしているんです』(50代女性/編集者)一般的には2年に1回の検診でいい とされている乳がん検診。検診で“乳がんの疑いあり”とされた人でも、結果的にがんではなかった“偽陽性”ということがあり、これは若い人ほど多いと言われています。疑いありとされれば、不安をかかえたり体に負担をかける生体検査が必要になったりすることがあるため、必要以上に検診を受けることはむしろデメリットであるとされることもあります。しかし、早期に発見するほど治癒する可能性は高まる ため、年に1回は受けておきたいとする人が多いのではないでしょうか。●検診を受けたことがない人は約3割『基本的には40代ぐらいから受けるものみたいだし、まだいいかなと思ってますね』(20代女性/大学生)『そろそろ受けないといけないと思いつつ、後回しになってしまって……。がんが見つかるのが怖くて逃げている気もします』(40代女性/パート)厚生労働省の定める指針では、乳がん検診は40歳以上の人を対象に2年に1回の受診が推進されています。そのため、20〜30代の女性であればまだ一度も受けたことがない という人が大半を占めるかもしれません。しかし、小林麻央さんは34歳の若さで乳がんを患い、闘病生活を強いられています。乳がんは自分で触れて異変に気づくこともあるため、まだ若いとしても、症状の知識を持ちセルフチェックを行う習慣 を身につけておくのがいいのではないでしょうか。●3か月〜半年に1回のペースで受ける人も『うちは母親が若くして乳がんになったから、用心のために受けるようにしています』(30代女性/事務職)35歳未満で乳がんにかかることを若年性乳がんと言いますが、この場合、検診を受ける機会のないまま発覚するため、進行した状態であることも少なくありません。これは遺伝的な要因 もあり、家族をはじめ親族に乳がん患者がいる場合、若くして発症する可能性が高いと言われています。若年性乳がんは進行度が早いこともあり、不安を感じる場合は検診を受ける意識を高めることも有用と言えるでしょう。また、若いことから乳房の全摘出を避ける傾向 にあり、再発の可能性も高くなっています。----------いかがでしたか?若いときの検診についてはその有効性が疑問視されることもありますが、検査のデメリットと乳がんの発症を見逃すことを比べれば、受けておきたいものと言えるはず。日本において、多くの命を奪っている病気には違いありません。自治体の補助 を受けることもできるため、うまく活用して油断することのないようにしたいものですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜6位)】乳がん検診に行く頻度は?()●文/パピマミ編集部
2016年09月30日小林麻央さんが乳がんにより闘病中であることが報じられ、世間に大きなショックを与えました。命の危険にさらされることはもちろん、場合によっては治療で乳房を失ってしまうこともあり、乳がんは女性にとって無視することのできない病気です。早期発見できれば治癒率は高いと言われる乳がん。検診を受けた方がいいと分かっていても、つい後回しにしてしまったり、いざ検査となると怖くなってしまったりすることもありますよね。そこで、パピマミ読者のみなさまに「乳がん検診を初めて受けたのはいつですか?」 というアンケートを実施しましたので、みなさんの回答を見ていきたいと思います。●乳がん検診を初めて受けたのはいつですか?・1位:30〜34歳……30%(145人)・2位:25〜29歳……19%(93人)・3位:35〜39歳……16%(75人)・4位:40〜44歳……15%(73人)・5位:20〜24歳……12%(59人)・6位:45〜49歳……3%(14人)・7位:10代……2%(8人)・8位:50〜54歳……1%(7人)・9位:60歳〜……1%(4人)・10位:54〜59歳……1%(3人)※有効回答者数:481人/集計期間:2016年9月23日〜2016年9月26日(パピマミ調べ)●半数近くの人が30歳前後で初めて受診『若いとがんの進行も早いと聞いて、若いからこそやらなければいけないと思い受診しました』(30代女性/主婦)『「あのときやっておけば良かった」と後悔しないように、できるだけ早く受けた方がいいと思います』(20代女性/事務職)もともと乳がんは40代後半から50代にかけて発症することが多い病気とされていましたが、近年、20代から30代の若い女性の発症率も高まっており、若いからといって安心できるものではありません。乳がんで闘病中の小林麻央さんも現在34歳ということで、同年代の女性にとっては決して他人事とは言えないはずです。芸能人が乳がんにかかったという報道を目にすることも増え、今回の結果からも、若いころから危機感を持っている女性が増えている ことが伺えます。●40歳前後での初受診が3割『検査と聞くとどうしても腰が重くなってしまって、後回しにしてしまいますね』(40代女性/主婦)『40過ぎるとまわりの人もみんな受け出して、私もそろそろかなと思って受けました。補助があるので、金銭的な負担もなくなるというのが大きいですね』(40代女性/パート)国の指針では、40歳以上の女性を対象に2年に1回の受診 が勧められており、40代を目安に積極的に受診する人が多いようです。40歳をすぎると自治体による費用負担があり、安価に検診を受けることができるため、それがきっかけとなるのでしょう。もし全額自己負担となると、マンモグラフィ検査と超音波検査で1万円を超える費用 が必要となるため、40歳未満での検診に気後れする人もいるはずです。●10代から20代前半で受けたという人も『私の母親が若くして乳がんになったので、自分もその可能性があると思って受けました』(20代女性/大学生)家族に若くして乳がんになった人がいるなどの場合、遺伝性乳がんの可能性があり、発症リスクが高くなる と言われています。そのため、かなり早期から乳がん検診を受けることもムダとは言えないでしょう。しかし、若い人の場合、乳腺密度が高いこともあり、マンモグラフィ検診では病変を見つけにくい といったこともあります。早期の検診が自分に必要かどうかは、医師によく相談するようにしましょう。----------いかがでしたか?早期発見が自分の命を助けることになると頭では分かっていても、検査に痛みがあることや乳房という場所柄、あまり積極的に受けたいものとは言えない乳がん検診。本格的な検診ではなくても、セルフチェックでしこりやへこみがないか確認することはできます。小さな変化があったときにすぐに気づけるよう、危機感を持ち日頃から観察することが、結果として自分の命を守ることにつながる のではないでしょうか。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜10位)】乳がん検診を初めて受けたのはいつですか?()●文/パピマミ編集部●モデル/神山みき(れんくん)
2016年09月28日エムティーアイが運営する健康情報サイト「ルナルナ」はこのほど、「乳がんと検診について」の調査結果を発表した。同調査は8月、10~50代以上の会員3万9,153名を対象にインターネットで実施したもの。乳がんのセルフチェックをしたことがあるか尋ねたところ、35.3%が「ある」と回答。64.7%は「ない」「やり方がわからない」と答えている。乳がん検診についてどのような方法を知っているか聞くと、74.1%が「マンモグラフィー」と回答した。自由回答にも「名前はわからないが胸を機械で挟むもの」といった回答が目立ち、マンモグラフィーのイメージが強いことがわかった。次いで「触診」(66.9%)、「エコー」(49.3%)となっている。実際に乳がん検診を行ったことがあるか尋ねると、30代前半までは受けたことがないと回答した人が大半だった。20~24歳に至っては、94.1%が「受けたことがない」と回答している。30代後半になると、その割合はほぼ半々になり、40代以降は受けたことがあると回答した人が圧倒的に多いという結果になった。50歳以上は83.6%が「受けている」と答えている。検診に行ったきっかけで最も多いのは、「自治体からのお知らせ」(40.5%)で、次いで「年齢と共になんとなく」(36.3%)となった。検診を受けたことがないと回答した人に、その理由を聞くと、最も多かった理由は「面倒・忙しい」(36.2%)だった。以後、「痛そう」(36.1%)、「費用への不安」(35.8%)と続いている。検診を受けてどうだったか尋ねたところ、72.9%が「受けてよかった・安心できた」と回答した。次いで多かったのは、「定期的に受診しようと思った」(38.3%)、「思ったよりも簡単な検診だった」(34.8%)となっている。ルナルナベーシックコース監修医・松村圭子医師によると、乳がんは自分で見つけることのできる数少ないがんであるという。定期的に自己検診する人ほど、小さい段階でがんを発見することができるとのこと。ルナルナファミリーコース監修医・竹内正人医師も、「乳がんは一般的に進行速度が遅いがん。まずは検診を受けてほしい」と自己チェックを含む定期検診を呼び掛けている。
2016年09月27日乳がん。現在、日本女性がかかるがんの中でも一番高いといわれる疾病です。最近では小林麻央さんのニュースが記憶に新しく、乳がんについて気になっているママも多いのではないでしょうか。子育て真っ最中、ましてや赤ちゃんを産んだばかりとなると、目の前の育児が最優先で、自分の病気は別世界の話だと思われる方も少なくないのでは?ですが、子育て中だからこそ、今一度自分の体と向き合ってほしい。その想いが込められたある一人の“ママ”からのメッセージをご紹介します。33歳働き盛り、1児のママこれからご紹介する文は、私の友人の手記。彼女は33歳の時、乳がんを宣告されます。結婚後も仕事をバリバリとこなし、ついこの間に待望の男の子の赤ちゃんにも恵まれて、育児の楽しさを語っていた矢先の出来事でした。乳がん患者の手記から家族のために本当に大切なこと—————————–私は乳がん罹患者です。乳がんが発覚したのは2012年12月で病状はステージⅣ、リンパ節と骨への転移があり治癒は困難。という事で延命のための治療をするしかできない状態でした。そもそも、何故発見が遅れたのか…。自分の体を大事に出来ていなかったからだと思っています。当時息子は1歳8か月を迎える所で、減らしてはいましたがまだまだ授乳中でした。そのため私自身はがん検診をする気が全くありませんでした。がん検診の受診表に書いてある「妊娠中、授乳中の方は検診を受けられません」という言葉の意味を考えたこともないのに「受ける必要がない」と勝手に思いこんでいたのです。なので、自覚症状としてあった胸の張りは乳腺炎、腰痛は当時していた仕事のせいだと思っていました。それだけでなく、そのどちらの症状も異常と言える状態だったのに、ちっとも改善しない治療をずっと続けていました。小さい息子の育児に追われ、なかなか先生に言われた通りの通院ができなかったのですが、もっと自分の体を思いやっていれば病院でも「やっぱりおかしいからもっときちんと調べて!」と言えて、もう少し早い段階で発見出来たのではないかと思います。その後私は仕事を辞め、息子には突然の断乳を強いる事になりました。また、骨への転移のせいで抱っこも満足にできなくなりました。幼稚園で運動会の親子競技のような物も一緒に出られません。何よりいつまで一緒にいてあげられるのか…。子どもを持つお母さんや仕事をする女性は少し体調が悪くても無理をして頑張ってしまい、自分より家族や仕事を優先してしまう事が多いように感じます。けれど、それは本当に家族のためになっているでしょうか?私のように手遅れになる前に、がん検診を受けて欲しいです。早期発見できれば治療法も選べます。家族のために本当に大切なこと…。そこを今一度考えてみて下さい。子どもを抱きしめられない切なさそれから2年後、彼女は3歳の息子くんと最愛のご主人、彼女を見守り続けたご家族を残して、35歳という若さで逝ってしまいました。あっという間の2年です。晩年、彼女は自身の体験を元に、乳がん検診の大切さを訴え、がんと闘病する女性のためにとネイリストを目指してもいました。育児の傍ら、自身の治療、がん検診の啓蒙活動、夢の実現のための勉強、会いたい人に会い、行きたいところへ行く……体の動くかぎり全力を尽くそうとする様子は、母であり、女性であることの素晴らしさを体現しているかのようでした。今でも強く思い出されるのが、彼女が病気をカミングアウトした後に私が妊娠・出産し、産院から退院直後に一家で娘を見に来てくれたときのことです。私が生まれたてでフニャフニャの娘を抱っこして揺らしていると、当時2歳くらいの息子くんがママに抱っこを求めてきました。ですが、手記の通り、骨に転移してもろくなってしまったため、骨折を回避するためにも抱っこができないとのこと。「ごめんね」と小さくこぼして、悲しそうに笑みを浮かべていた彼女の姿……。読者のみなさん、今、お子さんの体重は何キロですか?「スキンシップは最高の愛情表現」とよく言われます。抱っこという形でスキンシップを求める最愛の子。しかしそれに応えてあげられない……彼女の切なさを想うと、今同じ年齢の子を持つ母として、私も胸が張り裂けそうになります。大切な人たちを想うように、早めの検診を彼女が自身の体験を通じていつも言っていたのは、「乳がんは発見が早ければ助かる」という事実。早期に見つけることができれば、対処法や治療法も選択肢があるため、生存率もかなり高くなるのです。「授乳中は乳がんになりにくい」なんて話も時折耳にしますが、彼女のように授乳中でもがんに侵される事例は確実にあり、また授乳中であるがゆえに発見が遅れる場合もあります。子育てにおいて「ママの直感が一番大切」とよく言われますが、それは自身の体についても同じこと。自分の体の機微にも目を向けてみてください。そして、ちょっとでも違和感を覚えたら、すぐに婦人科や乳腺外来などの医療機関へ!ママの笑顔が、子どもと家族の笑顔を作るのですから。
2016年09月21日こんにちは。夏休みが終わってホッと一息ついている、フリーママライターの横山かおりです。ここ数年、テレビでよく見かける有名人の『乳がん』報道。乳がんになる人口は増加傾向にあり、とても人ごとだとは思えません。もしも自分の胸にしこりを見つけた場合、「乳がんかも!」と多くの人が考えるはず。でも、まずは落ち着いてくださいね。乳がん以外にも胸にしこりができる原因はある のです。今回は、都内乳腺外科に勤める40代の女性医師にお話を伺ってきましたのでご紹介します。目次1 (1)線維腺腫2 (2)脂肪腫3 (3)葉状腫瘍●(1)線維腺腫筆者自身、20代前半のころに胸にしこりを見つけて、『線維腺腫(せんいせんしゅ) 』という診断をされました。それ以降は定期的に検診を受けています。では、線維腺腫とはどのようなものなのでしょうか?医師に聞いてみました。『10代〜20代の若い女性に多く見られる線維腺腫。腫瘍ではなく、炎症に近い“過形成”と考えられています。線維腺腫は原因がハッキリとは分かっていませんが、若い女性に多く見られることから女性ホルモンのエストロゲンが関係しているのではないかと考えられています。しこりは弾力性があり、触るとコロコロとよく動く のが特徴。エコーで見てみると境界がハッキリしています。乳がんの場合は固く動かないしこりに、ギザギザとした境界です。はっきり診断するためには細胞診といってしこりに針を刺して悪性でないかどうかを調べます』線維腺腫は大きくても3センチほどで成長が止まるので、そのまま放置していても大丈夫です。でも「動くから大丈夫」と自己判断せず、しこりを見つけた場合はまず病院で診てもらいましょう。●(2)脂肪腫女性よりも男性にできることのほうが多いようですが、『脂肪腫(しぼうしゅ) 』というものの可能性があります。医師によると、『30代〜50代にできやすいものに脂肪腫があります。これは良性の腫瘍なので特に処置をする必要はありませんが、どんどん大きくなったり5センチをこえたりするものなどは手術で切除する場合があります。脂肪腫ができる原因はハッキリとは分かっていませんが、ストレスや遺伝が関係しているとも言われています』とのこと。なんとストレスでしこりができてしまうこともあるとは驚きです。脂肪腫は首や背中、肩まわりにできることが多いそうですよ。●(3)葉状腫瘍線維腺腫と見分けがつきにくいものに『葉状腫瘍(ようじょうしゅよう) 』というものがあります。医師によると、『30代〜50代の女性に多い葉状腫瘍。初期の段階では線維腺腫と区別がつきにくいこともあります。検査は線維腺腫と同様、エコーや細胞診をします。葉状腫瘍は急速に大きくなる ことが特徴で、“数か月で10cm以上”なんてこともあり得ます。葉状腫瘍の場合は基本的に切除することになりますが、再発しやすいので取り残しのないようにしなければなりません』とのことです。どんどん大きくなっていく腫瘍、乳がんとは違いますが恐ろしいですね。しこりに気づいてどんどん大きくなるようでしたら、すぐに専門医に相談しましょう。----------必ずしも“胸のしこり=乳がん”ではないので、しこりを見つけたとしても焦らず落ち着いて病院を受診しましょう。とにかく早期発見が大切。生理終了4〜5日目 くらいが、自分で触診するのに一番適している日にあたります。自分の胸に異常はないか、毎月きちんと触って調べるクセをつけたいですね。●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)
2016年09月17日歌舞伎俳優の市川海老蔵が13日、自身のブログを更新。妻のフリーアナウンサー・小林麻央が乳がんと診断されたときのことを振り返った。海老蔵は、「半年後の検査」というタイトルの麻央のブログを紹介。「あの時の10月、私は日本橋の方で舞台でした。あの時 近くのホテルで結果を聞き愕然とし2人で手をつないでホテルのベットで私は途方にくれていた」とつづった。海老蔵と麻央は2014年2月に人間ドッグを受診し、麻央はその後、再検査を行った。ブログ開設以降、麻央は病気について赤裸々につづっており、「人間ドッグでは超音波の検査で、腫瘤が見つかりました」と腫瘍が発見されるも、再検査では「癌を疑うようなものではないとのことでした」と診断されたという。そして、「半年後の検査」というエントリーでは、「『癌かもしれない』という不安はありませんでしたが、半年後にもう一度、念のため検査には行こうと思っていました」と書き出し、「半年後の検査は8月頃の計算でしたが、忙しい毎日のなか、時間がとれない言い訳を重ね、予約をせず、いつの間にか、10月になってしまいました」と検査が予定より遅れたことを明かした。海老蔵は、麻央の乳がんを公表した6月9日の会見でも、「ホテルで2人で話し合ったときは、私自身、途方に暮れたというか、どうしようかと、何もできないと」「時が過ぎるのを忘れるような時をしばらく2人で過ごしたという思い出があります」と乳がんとわかったときのことを語っていた。
2016年09月13日ギャップジャパンは2016年秋、乳がんサバイバーの支援を目的としたチャリティーキャンペーンを実施する。キャンサーネットジャパンの調査によると、乳がんの治療による副作用や疲労感、体力の低下を軽減するためには、軽度のエクササイズが推奨されているという。現在、アメリカを中心に乳がんとヨガの研究が行われ、乳がん罹患(りかん)後のヨガによる心身への効果が、臨床試験の結果により示されているとのこと。同社では、ヨガをはじめ、さまざまなエクササイズにフィットする機能性とデザインが特長のスポーツウェアライン"GapFit(ギャップフィット)"を展開している。そこで、スポーツウェアを通して、乳がんに対する知識・理解を深め、支えを必要とされている人が希望と共に毎日を過ごせる社会づくりを目指し、9月30日~10月2日にチャリティーヨガイベントを開催する。イベントではモデルやアスリートのヨガ指導をはじめ、インストラクター・大友麻子氏によるヨガクラス、スポーツ科学の第一線で活躍する山内やよい氏を迎えた「乳がん予防・治療にもたらすスポーツの効能」の講演などを開催する。参加者にはGapFitのTシャツのほか、ココナッツ由来の電解質が身体のバランスをサポートする100%ストレートのココナッツウォーター「cocomax」をプレゼントする。会場はギャップフラッグシップ原宿 ホワイトスペース。時間は朝8時~9時40分。参加寄付費は1口1,000円~(ヨガマットレンタル込)。応募は9月18日まで同社公式サイトの応募フォームから受け付けている。なお、参加費は全額、キャンサーネットジャパンへ寄付され、乳がんに関する支援活動に役立てられるという。ヨガイベントのほかにもさまざまなチャリティー企画を実施。GapFitでは9月13日から、米国「乳がん研究基金 Breast Cancer Research Foundation(BCRF)」とコラボレーションしたスポーツウェアを販売する。コレクションの売り上げの一部(15%)は、乳がんの予防と治療研究を行う米国BCRFへ寄付される。9月26日~10月3日は、全国のGapストアで、無料の通常のショッピングバッグに加え、有料(100枚)の寄付金付きピンクチャリティショッピングバッグを展開する。1枚(100円)ごとに、50円がキャンサーネットジャパンへ寄付されるという。
2016年09月06日90年代の人気TVシリーズ「ビバリーヒルズ高校白書」でブレンダ・ウォルシュを演じたシャナン・ドハーティが乳がんで闘病中だが、インスタグラムを介して闘病生活をシェアする彼女に激励の声が寄せられている。「バフィー~恋する十字架」のサラ・ミシェル・ゲラーがシャナンとのツーショットをインスタグラムにアップした。45歳のシャナンは昨年8月に乳がんで闘病中であることを公表し、今年5月には乳房の1つを切除、いまも治療を続けている。先月には抗がん剤の副作用で髪が抜けてしまうことへの対策として髪を剃り落とし、その過程を6回に分けてインスタグラムにアップした。「Entertainment Tonight」のインタビューで「結婚の絆は以前から常に強かったけど、(乳がんになったことで)1,000倍強くなった。夫なしでは、これを乗り越えることはできなかったわ」と語った。現在受けている全8回の抗がん剤治療は10月まで続く。「良い日もあれば、悪い日もある。治療の4、5日後は本当に本当につらいの」と言うシャナンは「先のことがわからないのが一番こわい」と明かす。「痛みも、乳房を失って生きることも、なんとかすることはできる。ただ、自分の未来についての不安、そして自分の未来が愛する人たちにどんな影響を与えるかを思うと不安になる」。不安に揺れる心を隠さず、それでも強い気持ちで病と向き合い、闘病生活についてSNSで発信するシャナンに対してファンはもちろん、「ビバヒル」共演者だったジェイソン・プリーストリーや、サラ・ミシェル・ゲラーなどセレブの友人たちもエールを送っている。9日(現地時間)にはサラ・ミシェルが、頭にピンクのスカーフを巻いたシャナンとのツーショットをインスタグラムに投稿。「私の月曜日の女神(実際は毎日のミューズでもある)は勇敢な友人、シャナン・ドハーティです。私はずっと、彼女は最も誠実な友人の1人だと言ってきました。彼女は人生最大の試練に直面していますが、その試練を1度も会ったことのない友人たちとシェアすることで、同じく闘病中の人々を勇気づけています」とシャナンの勇気を讃えた。(text:Yuki Tominaga)
2016年08月10日【ママからのご相談】最近ニュースでも話題に上っていますが、若い人の乳がんがとても気になっています。まだ子どもも小さいので人ごとではありません。自分で発見するためのポイントがあれば教えてください。●A. 毎月決まった日を設けて、見て触って確かめましょう。こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターのmomoです。若年性でも乳がんは増加傾向にありますし、決して人ごとではないですよね。早期発見が何よりも大切です。今回は乳腺科の医師に乳がんの自己検査法について詳しく聞いてみましたのでご紹介します。mo●乳がんのリスクが高い人は要注意まず乳がんの基礎知識について先生に伺いました。『食生活の変化により、昔に比べて乳がんにかかる人が増えています』とのこと。食の欧米化により現代の女性は乳がんになりやすくなっているんですね。『乳がんになるリスクが高い人がいます。例として、・生理が12歳以前に始まった人・未婚、晩婚の人・初産年齢が30歳以上の人・30歳以上で未産婦の人・人工中絶回数が多い人・離乳が早かった人・50歳を過ぎても生理がある人・家族、親戚に乳がんになった人がいる人・慢性の乳腺の病気がある人などが挙げられます。転移していない早期の乳がんは95%以上が治ると言われていますので、早期発見が何よりも大切です 』とのことです。リスクが高い人は自己検査も毎月しっかりとするようにしましょう。●自己検査法とは乳がんの早期発見のために、自己検査をしたほうがいいとはよく聞きますが、いったい何をどうチェックすればいいのか聞いてみました。『自己検査を行うとき、生理のある人は生理終了後4〜10日くらいの間 にチェックするようにしましょう。ホルモンのバランスによって胸の状態が変わってきてしまいます。生理がない人は毎月決まった日 にチェックをするといいでしょう。チェックポイントとしては、・胸にしこりはないか?・胸がくぼんだり、皮膚にえくぼのようなものはないか?・乳首から分泌物がないか?・乳首にかゆみやただれはないか?などがあります』とのこと。詳しいチェック法は次項でご紹介します。●見て、触ってチェックしましょう自分でどのようにチェックしたらいいのかを詳しく聞いてみると、『まずは鏡の前で胸全体を出し、見てチェック しましょう。正面で両腕を上げた状態、側面、斜めなど角度を変えて見ていきます。胸のどこかにくぼんだりひきつれたり、色が変わっていたりただれたりしていないかをよくチェックしましょう。乳首の状態もいつもと同じか細かく見ましょう。次に触ってチェック していきます。片手を上げて、反対側の手で上げたほうの胸をチェックします。指の腹でやさしく乳首から外側へ円を描くようにして押さえながら触っていきます。鎖骨の下から脇の下まで広い範囲をチェックします。指先でつまむのではなく、平たく押すように触るのがポイントです。起きた状態で終わったら横になってもやってみましょう。腕の位置を変えながら慎重に検査すると、小さなしこりでも十分発見することができます。最後に分泌液をチェック します。乳首から血のような異常な液が出ないか、胸全体をしぼるようにして調べます。ブラジャーなどに血のようなものが付着していたら病院へ行きましょう』とのことです。見て、触って、体位を変えて触って、面倒だとは思いますが月1回だと思って頑張りましょう。----------毎月自己検査をすることで自分の通常の胸の様子を把握することができ、異常を早く発見できるといいます。そしてもしも異常があった場合、乳腺科もしくは外科を受診するようにしましょう。●ライター/momo(ママライター、元モデル)
2016年07月01日●「若い人が乳がんになると進行が速い」のは本当なのか「2人に1人が生涯でがんになる」といわれる現代。中でも、日本人女性の12人に1人が発症するという「乳がん」は、どの女性でもかかるリスクがある病気と言えるだろう。あなたのそばにも、周りに公表せずに闘病をしている人や、仕事の合間を縫って通院治療をしている人、そして、がんになった家族のサポートを懸命にしている人がいるかもしれない。今回は、胸部・乳腺外科の法村尚子医師に、乳がんの検診方法や治療について、誤解しがちな点を中心にお聞きした。乳がんについて臆測で語らないためにも、正しい知識をおさえておこう。――乳がんの検診方法について教えてください。日本では乳がんが年々増加し、女性のがんの第1位になっています。現在、40歳以上の女性を対象に集団検診としてマンモグラフィーによる乳がん検診が行われています。しかし、一部の乳がんではマンモグラフィーで写し出せない場合があることも知られており、マンモグラフィー検診を受けていれば万全ということではありません。特に、閉経前の乳腺が発達している人では、マンモグラフィーのみで乳がんを見つけるのが難しいことがあります。その場合、乳腺が発達していても対応できる超音波検査も追加したほうがいいときもあります。ただし、超音波検査は小さな石灰化像を呈するようなタイプの乳がんを見つけにくいという弱点もあり、超音波検査のみでもまた万全ではありません。――「若い人は進行が速い」というのは本当なのでしょうか?結論から述べると、「がんを発症した年齢によって、進行具合に違いが出る」ということはありません。一般的に、乳がんは進行速度が緩やかといわれていますが、その速度は乳がんのタイプによっても違います。大まかには、ホルモンの受容体と「HER2」というタンパク質の受容体の有無によってタイプを分けます。乳がんの多くは遺伝に関係なく罹患しますが、5~10%は遺伝性であるといわれています。ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが告白して日本でも話題になったので、聞いたことがある人も多いかと思います。若い人が乳がんになった場合、この遺伝性であることも多く、特にBRCA1という遺伝子が関わっている乳がんは、予後が悪いといわれている「トリプルネガティブ」というタイプであることが多いため、この場合は進行が速いこともあります。ただし若くして乳がんになっても、予後の良いタイプであった場合は進行は緩やかです。他の側面として、40歳未満の女性に対する検診体制が確立されていないため、見つかったときには進行してしまっていることも少なくありません。また、若い人の乳房は乳腺が発達していて乳房の張りが強く、触診でもしこりがわかりづらいことや、まだ若いため、"乳がんになるなんて思ってもいない"という若年層の乳がんに対する意識の低さなども、発見の遅れに関係しているのかもしれません。さらに、若い人はがんになること自体がまれですので、身近に若くしてがんで亡くなった人がいると印象に残りやすいことも考えられます。――「トリプルネガティブ」について詳しく教えてください。ホルモン受容体も、HER2タンパク質の受容体もないタイプの乳がんのことを「トリプルネガティブ」と言います。乳がんのタイプの中でも予後不良といわれています。ホルモン受容体を持つタイプに適するホルモン療法や、HER2受容体を持つタイプに適する抗HER2療法が使えないため、トリプルネガティブ乳がんは他のタイプの乳がんと比べて治療法の選択肢が少なく、抗がん剤治療が主になります。しかし最近では、他のタイプより抗がん薬がよく効くともいわれています。●抗がん剤の適応とストレスの影響、家族のサポートのあり方とは――抗がん剤の効果はどのくらいの期間ではかるものですか? 適応がないケースもあるのでしょうか?約3カ月を目安に効果を見ます。適応がないケースは基本的にありませんが、乳がんのタイプによって効果のある治療が異なるため、それぞれに適した薬物療法(抗がん剤治療、その他ホルモン療法、抗HER2療法など)を選ぶ必要があります。――一般的な進行乳がんの治療では、抗がん剤で腫瘍を小さくしてから手術する場合もありますか?しこりが大きいがんや、皮膚に浸潤している場合など、そのままでは手術が難しい進行乳がんの場合には、手術の前に抗がん剤治療を行う場合があります。診断時にしこりが大きいために乳房温存手術が難しい場合でも、手術の前に抗がん剤治療を行うことでしこりを小さくできれば、乳房温存手術ができる可能性も高くなります。ただし近年は、検診率が上がるにつれ、進行がんで見つかるケースが少なくなり、それとともに手術の前に抗がん剤治療を行うことも減ってきています。――乳がんの発症や再発にストレスは影響しますか?ストレスが乳がんの発症リスクや再発リスクを高めるということはありません。しかし乳がん患者さんの中には、ストレスを感じながら生活をされている人も多いと思います。特に、若い年齢で乳がんになった患者さんは、同世代で病気になっている人も少なく、孤立感を味わっている人も多いことでしょう。――周りの家族はどのようにサポートをしていけばいいのでしょうか?周りのご家族は、"何かしてあげなくてはいけない"という気持ちでいっぱいになりますよね。そして、患者さん本人に何もさせないくらい、何でもしてあげようと必死になっている人を見かけます。高いサプリメントや「がんに効く」といわれるあらゆるものを必死で探して勧める人もいます。お気持ちはわかりますが、それは患者さんにとっては、病人ということを思い知らされているようでつらいときもあります。思いやりは持ちつつも普段どおりに接してあげてください。つらそうなときには、話を聞いて共感してあげてください。そばにいるだけでいいのです。――ありがとうございました。※写真と本文は関係ありません○取材協力: 法村尚子(ノリムラ・ショウコ)胸部・乳腺外科2005年香川大学医学部医学科卒。現在、高松赤十字病院胸部・乳腺外科副部長。乳腺外科を中心に女性が安心して受けられる医療を提供。また、En女医会に所属し、ボランティア活動や各種メディアにて医療情報を発信している。資格乳腺専門医、外科専門医、がん治療認定医等En女医会とは150人以上の女性医師(医科・歯科)が参加している会。さまざまな形でボランティア活動を行うことによって、女性の意識の向上と社会貢献の実現を目指している。会員が持つ医療知識や経験を活かして商品開発を行い、利益の一部を社会貢献に使用。また、健康や美容についてより良い情報を発信し、医療分野での啓発活動を積極的に行う。En女医会HPはこちら。
2016年06月30日歌舞伎俳優の市川海老蔵さんの妻である小林麻央さん(33)が、『若年性乳がん』を患って話題を呼んでいますね。“若年性乳がん”を患う確率は、約2.5%程度とされており、決して可能性としては高くありません。しかし、現実に若年性乳がんを患っている人はいますし、次に自分が発症しないという保証はありません。そこで今回は、乳がんの怖さと発症しやすい人の特徴についてお話ししていきます。●乳がんの恐ろしさ小林麻央さんやプロレスラーの北斗晶さん、元『キャンディーズ』の田中好子さんなど、芸能界でも乳がんを患った人は少なくありません。乳がんはその性質上自分で発見することが難しく、日頃から自分で触診などをしていない限りは気づくことが困難だと言われています。そのため、乳がん発見のときにはすでに取り返しがつかないほど進行しているケースもあり、その点では“サイレントキラー” と言うこともできます。また、乳がんは手術してから10〜20年後に再発することもあり、「数年再発しなかったからもう大丈夫」と安心することはできません。実際に、田中好子さんは36歳のときに最初に乳がんを発症してから19年後の再発で亡くなっています。さらに、乳がんは骨や脳、肺や肝臓に遠隔転移する場合が多いとされていますが、一つでも転移が見つかれば“ステージⅣ”と分類され、5年後の生存率は約30%、10年後の生存率は10% とかなり低くなっています。乳がんにかかる女性は年間で約3万8千人に上ると言われ、毎年1万人が乳がんで亡くなっています。ちなみに、女性が最もかかりやすい“がん”は、乳がんだと言われています。●当てはまる人は要注意! “乳がん”になりやすい女性の特徴6つ(1)授乳経験がない人(2)肥満の人(標準体重より2割オーバーの人)(3)喫煙している人(4)12歳以下で初潮が合った人(5)55歳以上で閉経した人(6)35歳まで出産経験がない人/一回も出産経験がない人これらの項目に当てはまる人は、普通の人に比べて乳がんになる確率が高いと言われています。とくに(1)(4)(5)に当てはまる人は、2〜3倍 も発症率が高くなります。●乳がんになりやすい生活習慣●(1)運動不足運動不足な人は乳がんになりやすい傾向にあると言われています。定期的に体を動かすことで乳がんの予防・乳がん患者の死亡率を低下させることができると言われているので、日頃から少しでも運動するように心がけましょう 。●(2)タバコを吸っている乳がんに限った話ではありませんが、タバコには発がん性物質が大量に含まれています。乳がんの発症率は2倍以上 になるとも言われているので、タバコを吸っている人は今すぐ禁煙した方が身のためですよ。●(3)ストレスが多い日常生活においてストレスを抱えやすい人は乳がんの発症率が高い傾向にあると言われています。ストレス発散には、運動や趣味への没頭が効果的です 。●(4)お酒を大量に飲む日常的にアルコールをたくさん摂取する人も乳がんの発症率が高くなると言われています。「飲み過ぎてるなぁ」と心当たりがある人は、なるべく飲酒量を減らしていくようにしましょう 。●(5)食事は肉がメイン野菜よりも赤身肉を多く摂取する食生活を送っている人は乳がんになる確率が上昇します。乳がん発症率は30歳を境に上がるので、30歳以上でもお肉中心の食生活を送っているという人は、積極的に野菜を摂取するようにしましょう 。----------いかがでしたか?乳がんは女性なら誰でも発症しうる怖い病気です。毎年乳がん検査を受けたり、生活習慣を改善したりして乳がんを予防するようにしたいですね。【参考リンク】・乳がんについて | 日本乳がんピンクリボン運動()●文章/パピマミ編集部
2016年06月19日有名人が乳がんになったことを告白するたび、乳がん検診の大切さが取り沙汰されます。何度も聞いてわかってはいるけど、子どもの定期検診のほうが優先で、自分の健康管理のことは後回しにしがち。なかなか検診に行けない…とお悩みのママさん。乳がん検診は、自宅でもできるんです。■乳がんは自分で発見できる乳がんは、「自分で発見できる唯一のがん」と言われています。早期発見できれば、治癒率は約90%。早期発見するためには専門機関へ定期検診に行くことがベターですが、自己検診でも見つけることが可能です。■知っておきたい、乳がんの自己検診方法・目で確かめる1.両腕を上げて、左右の乳房、乳輪、乳頭の形、大きさなどの変化を確かめます。2.腕を腰にあてて、腕を前後に動かし、胸を変形させて乳房の変化を確認します。 ・手で確かめる3本指の腹で「の」字を描くようにして、腕を伸ばした脇の下から胸全体の乳腺を確かめるようにチェックしてください。前回触った感覚と比較し、硬いところがないかどうかをチェックします。 このとき、素手よりも触感の感度が高められるグローブ、「ブレストケアグラブ」を使えば、より異常を感知しやすくなります。使い捨て式で、焼却時にはダイオキシンが発生しないように作られています。自己検診は、気がついたときにいつでもおこなえますが、生理後1週間あたりがタイミングとしてベター。もちろん、時間を見つけて専門家がいる施設で定期的に検診を受けることも大切です。(情報提供: 株式会社ICST )これなら、いますぐにでも乳がん検診ができます。昔から、子を持つ母に向けて言われる、「あなたひとりの体じゃないんだから」という言葉があります。ひとりの女性としてはもちろん、元気なママ、笑顔の妻でいるためにも、こまめにチェックしておきたいところです。・ ブレストケアグラブ (株式会社ICST)
2016年06月17日歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが、妻の小林麻央さんが進行性の“乳がん”を患っているということを報告して話題となっていますね。麻央さんはまだ33歳ですが、この年齢で進行性の乳がんが見つかることはかなりレアなケースなのだそうです。しかし、「なんだレアケースか」と安心するのは早計でしょう。実際に麻央さん自身も自分がまさかこの年でがんを患うとは予想していなかったと思いますし、誰が発症して誰が発症しない、というのは誰にも分からないからです。そこで今回は、乳がんのチェック方法についてお話ししていきます。●乳がんのセルフチェック方法乳がんはその性質上、外見からは目視しづらい です。そのため、鏡などで自分の体を注意深く観察したり、触ったりすることで発見につながることが多いです。日頃から意識してセルフチェックをするようにしましょう。具体的なやり方は以下の通りです。【乳がんのチェックポイント】・しこりがないか・乳房に変形がないか・乳房の大きさに左右差がないか・ただれがないか・ひきつれがないか・乳頭から血の混じった分泌物が出ていないか【乳がんチェックのコツ】(1)両腕を下げた状態で鏡に向かい、角度を変えながら乳頭や乳房に異変がないか観察する(2)乳房や乳頭を圧迫して異常な分泌物がないか調べる(3)乳房やわきの下にしこりがないか調べる(手で「の」の字を書くように )(4)両腕を上げて(1)同様に観察する(5)両腕を上げたまま(2)同様に調べる(6)両腕を上げたまま(3)同様に調べる(7)仰向けに寝そべって(3)同様に調べる----------特に道具もお金も必要ない方法なので、ぜひ今日からチェックしてみてください。もし気になる症状があるようなら、すぐに専門家に相談するようにしましょう。●妊娠中にできる乳がん検査の種類妊娠中はマンモグラフィー検査ができないことから、「妊娠中は乳がん検査ができない」というイメージを持っていませんか?妊娠期間中に異変を感じたものの、そのイメージのせいで放置していたらかなり進行してしまっていた……というケースもあるようです。しかし、実際には妊娠中でも行える乳がん検査はあります。“触診”と“超音波検査” です。触診は上述したセルフチェック方法のようなことを医師が的確にやってくれる診察です。超音波検査は、超音波を乳房に飛ばして乳腺の状態を見るものです。とくに若年者の乳腺に有効だと言われています。また、マンモグラフィーのようにX線を使うこともないので、被爆の危険性がありません。このように、妊娠中にも乳がん検査はできますが、妊娠中は乳腺が発達していることから検査の精度が落ちる場合もあるということにも留意が必要です。----------いかがでしたか?乳がんは発覚したときには“時すでに遅し”というケースが多いです。日頃からセルフチェックを怠らないようにし、気になる症状があればすぐに病院で相談するようにしたいですね。【参考リンク】・乳がん検査・検診・診断の取り組み | AIC八重洲クリニック()●文章/パピマミ編集部
2016年06月10日歌舞伎俳優の市川海老蔵(38)が10日、自身のブログを更新し、乳がん検診に行くというコメントが多く寄せられていることを明かした。9日に緊急会見を開き、妻でフリーアナウンサーの小林麻央(33)が乳がんを患っていることを公表した海老蔵。この日のブログでは、「本日乳がんの検査に行った方や これから検査に行くと言った方々のコメントもチラホラと」と、検診についての報告が寄せられていると伝えた。「これってマオがとても喜ぶなぁと思いました」と続け、「マオは元気になったら少しでも世の中の為に役立ちたいと思っているようで…」と麻央夫人の思いを説明。「私の気持ち的には、マオ凄すぎる…という感想ですが…」とつづった。そして、「今回の事で多くの方が検査をして場合によっては救われる方も出てくる」とし、「その様なとらえ方ならば昨日の会見はよかったな と栃木向かいながら思ってます」と公表した意義について言及した。
2016年06月10日歌舞伎俳優の市川海老蔵(38)が9日、都内で緊急会見を行い、妻でフリーアナウンサーの小林麻央(33)が乳がんを患っていることを明らかにした。報道陣約200人、ムービーカメラ30台、スチールカメラ40台が詰めかける中、海老蔵は「単刀直入に言うと乳がんです」と明かし、「1年8カ月前にわかりました。2人で人間ドックを受けて、結果的に何回か調べてわかった」と話した。医師からは「かなりスピードの速いもので、なかなか大変なものではないか」と言われたと言い、「深刻ではある」と神妙な面持ちでコメント。がんのステージについては明かさず、「深刻だということでご理解いただけたら」とした。現在の治療は「抗がん剤治療が中心」。「抗がん剤は人によって効いたり効かなかったりということがあるようで、探りながらやっている。手術をする方向で進めている」と説明し、「ずっと入院していて、つい最近通院という形がとれることになった」と、今後は体調を見ながら判断していくという。また、麻央夫人本人について「前向きに病と闘っている」と説明。海老蔵自身、仕事で家にいることが少ない中で、「電話で1、2時間しゃべることもある。そういう日々を過ごしている」と話した。そして、「さみしい」「あらためて麻央という存在の大きさを痛感している」などと胸の内を明かし、「全面的に支え続ける」と誓った。
2016年06月09日メットライフ生命保険はこのほど、契約者向けの新サービス「乳がん検診コンシェルジュ」を開始した。「OECD(経済協力開発機構) Health Data2013」によると、欧米では乳がん検診の受診率は70~80%であるのに対し、日本は30%台とOECD加盟国30カ国の中で最低レベルであるという。また、乳房組織が密着した「高濃度乳腺」のことを「デンスブレスト」と言う。デンスブレストの乳房の場合、 通常のマンモグラフィでは正常な乳腺組織や腫瘍がどちらも白く写るため、 見えにくいとされている。 そして、50歳以下のアジア人の79%がデンスブレストであることは、あまり知られていないとのこと。このような現状を背景に、同社では自身の体や健康について普段から意識し、必要なケア(セルフケア)を行えるよう、新たなサービスを開始した。「乳がん検診コンシェルジュ」は、女性の顧客に特化した「MetLife Club BeGin ビジン」の新しい取り組み。乳がん検診施設の紹介や専用コールセンターでの相談受付・予約代行まで総合的に提供する。乳がん検診施設は、いずれも検診後にデンスブレストであるか否か、今後の検診方針なども含めた結果を説明可能な医療施設を掲載している。これにより、受診結果(陽性 / 陰性)に関わらず、自身の乳房の特性を理解した上で、最適な検診を継続的に受けられるようになるという。また、「各検査機関の違いがわからない」という声も多いことから、検診プランの詳細に加え、「女医による診察」「女性技師による対応」など女性の視点で選んだ情報もアイコンで掲載した。立地や料金などのスペック情報だけでなく、検査内容から施設情報まで理解した上で検査施設を選ぶことができる。専用のコールセンターでは、掲載している医療施設の予約調整以外にも、検査に関する質問や相談も受け付ける。さらに予約手配とあわせて、受診時医療施設に提出する質問票も準備。基本的には医療施設側から検診後に説明が行われるが、「よくわからなかった」という状態を避けるために、理解を促すサポートを行っていく。同サービスは、開始当初は都内15施設からスタートし、順次全国拡大していく予定だという。
2016年05月25日新しい生活が始まる春。多くの働くママにとっても変化のめまぐるしい季節です。そうでなくても忙しい朝は、子どもの支度などで自分の時間が圧縮され、美容はあとまわしになりがち。ついつい放置しがちな肌の乾燥…。そんなお悩みに対し、ウーマンエキサイト編集部では“美容向上委員会”を発足! お互いの子育てあるあるに盛り上がり、次第に話題は肌の悩みに。働くママも実践出来る、美容向上方法を一緒に探ってみました!<ママたちの美容向上委員会 メンバー>■Yさん(40代前半):内勤子ども:6歳、4歳(ともに男の子)肌質:混合だったが最近乾燥スキンケア:化粧水と乳液のみ朝のメイク時間:10分悩み:以前はフルラインで使っていたスキンケアも、子どもが出来てからは、なかなか時間がとれず満足にできていない。あわせて、オフィスの乾燥も悩みの種。■Oさん(30代前半):外勤子ども:1歳11ヶ月(男の子)肌質:乾燥スキンケア:オールインワン朝のメイク時間:10分悩み:外勤のため人に会う機会が多く、復職後にフルメイクが必要となり、急な変化にとまどいがち。外、オフィス内ともに特に乾燥が気になる。■Uさん(40代前半):内勤子ども:4歳(女の子)、1歳(男の子)肌質:乾燥気味スキンケア:美白美容液を使っている朝のメイク時間:10分悩み:朝、保育園に送る時や出勤時にどうしても日やけしてしまうのが気になっている。UVカットの美容液を使うなど紫外線対策をしているつもりでいたが、足りなかったことを痛感。今年こそはしっかり対策したい!■タイムリミットは10分! 朝のメイク事情―― みなさん、「朝の肌ケア・メイク時間」は合わせて10分なんですね。Uさん:子どもが起きる前が勝負!1歳の子は目が覚めたときにわたしがいないと、もう大泣きです。だから毎朝、静かにベッドから出て、音を立てないように気を使ってメイクしています(笑)。Oさん:メイクの時間は夫に子どもを見てもらっています。でもやっぱり10分が限界。ご飯を食べさせたりしながら、時間を稼いでいるんですが…。Yさん:もう家でも仕事でもやることだらけ。前は化粧水のあとに、美容液などのスペシャルケアもやっていたのですが、馴染むまで肌マッサージしているような余裕はなくて、化粧水と乳液のみのシンプルケアになりました。―― 働くママたちにとって朝は戦場なんですね…。3人ともケアに時間をかけられていないということなんですが、何かお肌のお悩みはありますか?Uさん:産休から先月復帰してきたのですが、やっぱりオフィスの乾燥ってすごいですね。最近、わたしも肌がカサついてしまって…。だんだんごまかしがきかなくなってる気がします。Oさん:20代の頃とはファンデーションののりが違い、乾燥による肌荒れがここ一年でガクッと。子どもが寝静まった夜のケアは頑張っているつもりですが、朝はなかなか時間がとれていないです。みなさん気にされている肌の乾燥。これは紫外線によるダメージが原因のひとつかも…!紫外線はシミだけでなく、乾燥も引き起こしてしまうんです。■あなたも当てはまるかも! ママの紫外線要注意スポット―― 小さいお子様といえば「とにかく元気!」というイメージがありますが、実際にどんな場所に行きますか?その際に対策していることがあれば教えてください。スポット その1 恐怖の公園Oさん:公園にはよく行きますが、日やけしやすいので、化粧下地には必ず紫外線カット効果があるものを使っています。日やけ止めってこまめにつけなくちゃいけないですけど、忙しい中、何度も塗り直すのは手間がかかりますよね。Uさん:分かります! 特に公園で子どもを遊ばせているとき、ずっと子どものあとを追いかけていかなくてはいけないので、日傘もさしてられず、いつも日やけしていないか心配です。Oさん:小さいときはだっこに日傘でお散歩できていましたけど、歩き始めたらついて回らないといけないですものね。わたしも子どもと一緒に滑り台滑ってますよ(笑)。Uさん:公園で子ども達に2時間くらいは付き合っているので、腕の日やけもまずいことに(笑)。せめて顔だけは守りたい。スポット その2 恐怖のアウトドアYさん:うちは2人とも男の子で夫も出かけるのが大好きなので休みの日はアウトドアばかり。しかも上の子はこの春からサッカーを始めるのですが、練習場が河川敷やグラウンド。日陰になるところが何にもないんです! 紫外線対策が切実です。―― みなさん苦労しながら肌ケアを行っている模様…。ママは本当に大変ですね。■オフィスでは乾燥との戦い! 気になるけどケアに手が回らない現実―― お子様と一緒にいるときのケアについてお伺いしましたが、みなさん「働くママ」ということでオフィスで気になる肌のお悩みはありますか?Oさん:産休中は肌の調子も問題なかったのですが、復職にあたりフルメイクするようになったんですね。わたしは外へ打ち合わせに行くことが多く、お客様と顔を合わすので気になっているのですが、正直なにも乾燥対策も紫外線対策も出来ていません。Yさん:オフィスの机には小さい加湿器を置いていますけれど、すぐ水がなくなってしまうので忘れていて使っていません。紫外線対策も夏には日傘を差しますが、今くらいの季節だと帽子をかぶる訳にもいかないですし、何も出来ていないですね。家でもオフィスでも時間も余裕も肌のうるおいも足りない“美容向上委員会”の面々。そんなメンバーに体験してほしいのが、一日中※うるおいつづけながら、高いUVカット効果を持つ「ソフィーナボーテ 朝の美白乳液」さっそく体験してもらいました。※ 朝塗布してから夕方落とすまで■美容液成分※1をたっぷり配合、一日中※2うるおいが続く ソフィーナ ボーテ 朝の美白乳液SPF50+・PA++++(さっぱり/しっとり)【医薬部外品】32ml 3,000円(編集部調べ)メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ。 ※1 保湿:ショウキョウエキス、ユズエキス、ユーカリエキス、ローズマリーエキス、キキョウ根エキス、グリセリン※2 朝塗布してから夕方落とすまで「ソフィーナボーテ 朝の美白乳液」は、忙しいママたちの朝におすすめの日中用乳液。UVカット効果はSPF50+PA++++。肌のハリ・弾力低下の原因となる紫外線A波や、シミの原因となる紫外線B波をしっかり防ぎつつ、美容液成分※1をたっぷり配合しているので、うるおいが一日中※2続きます。さらにセラミドケア成分※3も配合。※3 保湿:ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルへキサデカナミド使い方は一般的な乳液と同じ。朝、化粧水のあとに馴染ませるだけ。化粧下地として使うこともできます。Uさん:さらっとしていてのびがいい! Oさん:白っぽくならなくて使いやすそう、SPF50+なのに! とてもしっとりした感じが気持ちいいです。Yさん:においも気にならないですね。さわやかな甘い香り!Uさん:肌なじみがいいから、使い心地もよさそう! Oさん:伸ばすとスッと肌に馴染むので、これなら子ども達とふれあうのにもベタつかず抵抗がないです。Yさん:保湿・紫外線対策・美白※4まで、これ1本でできるのがうれしいですね。※4 メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ“美容向上委員会” の反応は上々。実際に数日使ってみてもらい、後日お話をお伺いすることにしました。■美容向上委員会がお試し! 朝の美白UV乳液Uさん:とにかく肌なじみがいいので、朝の支度が早くなりました! しっとりとした感触なのに、スッと伸びてすぐに化粧を始められます。Yさん:化粧下地にもなるということで、試しに使ってみたのですが、白っぽくならずに肌になじむから、メイクのりも自然な印象でした。スーッとのびて重くないので、つけ心地も快適です。専用のクレンジングはいらないので、休日これだけ使っている時は、洗顔料で簡単にオフ出来るのも楽チン。Oさん:アポが続くと外にいる時間が長くなるので、これからのシーズン、使い続けたいと思います。いままでたくさんの美容法を実践してきた “美容向上委員会” のメンバーからも「使用感がいい! 」「時短出来る! 」とお気に入りの声が! ぜひあなたも試してみてくださいね。 ソフィーナ ボーテ 朝の美白乳液SPF50+・PA++++(さっぱり/しっとり)【医薬部外品】商品ページへ
2016年04月18日GitHubが提供するテキストエディタ「Atom」の月間アクティブユーザー数が100万人に達したことが、オフィシャルブログで発表された。Atomは、GitHub社が開発したオープンソースのテキストエディタで、趣向を凝らした数多くのパッケージや、JavaScriptやCSSなどを使ったカスタマイズで便利な機能を実装できる。公式ブログによると、2月の月間アクティブユーザーが100万人を超えており、これはオープンソース化一周年を迎えた2015年5月の3倍となる。オフィシャルブログには、アクティブユーザー数の推移が掲載されており、バージョン1.0の完成を経た1年間で著しい伸びを示している。Atomがコミュニティの成長のおかげで大きく改善されて今日に至っていることに触れ、MuleSoftの「API Workbench」、Jiboロボットの「SDKツール」、Facebookの「Nuclide」など企業での開発現場で活用されているプロジェクトを紹介。企業ユーザーだけではないと、Google Chromeで開いているテキスト入力エリアと同期する「Atomic Chrome」、Gitコミット履歴をインタラクティブなプロットで表示する「Git Time Machine」、テキストを入力、削除する度にカーソル付近が爆破されていく「Activate Power Mode」など、個人ユーザーが作成した興味深いパッケージも紹介している。"コミュニティの皆様が私たちとの共同プロジェクトに貢献してくださったこと、「Atom」チーム一同本当に感謝しております。次のマイルストーンである、200万ユーザーに到達したときの「Atom」の姿がとても楽しみです。皆様も是非ご期待ください。"と200万ユーザー時におけるテキストエディタのさらなる変容を期待してブログは閉じられている。
2016年03月29日乳がん手術を受けた女優の南果歩が22日、退院後の検診でがんの転移がなかったことをTwitterで報告した。南さんは、人間ドックで早期の乳がんが見つかり今月11日に手術を受けていた。退院してから初めての検診を受け、「病理検査の詳細が出て、転移なしとのことでした」と報告。4月からは舞台稽古が始まる予定であるだけに、「これでひとまず安心」と胸をなでおろした。乳がんが見つかったのは、夫で俳優の渡辺謙に早期の胃がんが見つかったことがきっかけだった。渡辺さんが主演を務める米ブロードウェイ・ミュージカル「王様と私」に向けて渡米する前に、南さんが人間ドックを受けることを勧め、そこでがんが見つかった。そして南さんも手術を受ける夫をサポートするため寝泊まりしていた病院で検査を受けたことで、早期の発見につながった。がんが見つかった際、「『まさか、私が』これがその時の正直な気持ちです。しかし、人間ドックを偶然受ける機会があった私は幸運なんだ」と心境をブログにつづっていた南さん。今回のツイートでも「当たり前の事など、何ひとつない」とした上で、「まず一歩。そして明日も」と前向きな気持ちを記した。(花)
2016年03月23日