阿部寛が主演を務めるドラマ「下町ロケット」最終回の撮影現場に、原作者の池井戸潤が訪問。出演者を激励した。佃航平(阿部さん)は、宇宙科学開発機構の研究員だったが、自分が開発したエンジンを載せたロケットの打ち上げ失敗の責任を取らされ退職。父親が遺した「佃製作所」を継いで社長として第二の人生をスタートさせ夢に向かって突き進む――。「人々の希望を繋ぐ爽快な作品」と評され第145回直木賞を受賞した池井戸氏の同名小説を映画化した本作。朝日新聞にて連載された「下町ロケット2」とほぼ同時進行にドラマが放送され、原作本はシリーズ累計で200万部を超える大ベストセラーを記録。今週放送の最終回に向けて、さらなる注目を集めている。このほど池井戸氏が訪問したのは、帝国重工・財前が執務をする部屋のシーンを撮影中のつくば市の撮影現場。阿部さんをはじめ、吉川晃司、安田顕、高島彩らキャスト陣は、終始和やかに池井戸氏との会話を楽しんだそう。「半沢直樹」でも監督を務めた福澤克雄監督の現場にも足を運んだという池井戸氏は、今回の報恩を経て「久し振りに福澤組の現場を拝見しましたが、相変わらず熱があり、緊張感のある現場でした。こういうところで役者さんの力が引き出され、そしてそこにリアリティーがあるから、働いている人たち・ものづくりに 携わっている人たちの心に響く熱いドラマができあがったのだと思います」と絶賛。さらに、「夏に書き始めた本が、こんなに早く映像化されること、その事自体が奇跡だと思います。佃製作所という小さな会社が、ロケットエンジンのバルブシステムをつくり上げるというストーリーも奇跡ですが、ドラマを作っているこのチーム自体もある種の奇跡の中にいる、という二重構造になっていると思います。このようなミラクルはもう二度とないのではないでしょうか」と、感慨深く語った。いよいよ目前に迫った最終回は25分拡大での放送。どのような結末が訪れるのか、放送を楽しみに待ちたい。「下町ロケット」最終回は、12月20日(日)21時よりTBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月17日猫好きのためのアパート「Gatos Apartment」が、京王井の頭線高井戸駅から徒歩10分の場所に建っていることをご存知だろうか。気になる筆者は今回、このアパートの大家である木津さんや住人にインタビュー!どのようなアパートなのか詳しく話を聞いてみた。Gatos ApartmentのGatosとはラテン語で「猫」の意味。このアパートについて、「ひとことで言うと"猫と人が快適に暮らせるアパート"です」と木津さん。「住人たちは猫好きという共通項のもと、不定期にパーティーなどを開催しており、助け合いながら生活しています。留守にする際には、その方の猫の面倒を順番に見たりしており、猫と人が快適に暮らせると好評です」とのこと。入居者からの反響は上々だ。助け合える環境だけでなく、外観、内観共にこだわり満載だという建物も評判になっている。木津さんは「建築家と一緒に作ったデザイナーズ物件なんです。白を基調に、モダン・シンプルなデザインに仕上げました。夜は建物自体が行灯のように周囲を優しく照らします」と外観について説明。一方、内観については「賃貸用の部屋は2つあるのですが、それぞれ作りが違います。共通しているのは、猫脱出防止用の扉が付いている点と、猫トイレが2つ置けるスペースを脱衣所に確保している点。脱衣所への扉には猫用扉を設置し、猫がベランダに出ても大丈夫なように2mの塀を設置しました。さらに、猫が立体的に動けるよう、キャットウォークを設置。35平米+8平米のベランダで、猫も人も広々ゆったり暮らせるのでストレスフリーです!」とアピールする。猫も人も幸せにしてくれるこのアパートは2011年末に竣工したが、建築は困難の連続だったそうだ。「建築家さんや大工さんは猫を飼ったことがない人たちだったので、まず理解してもらうのに苦労しました。ある日、建築現場に行くと大工さんが木製の塀を建てている最中でした。大工さんはいつものように、板を"横"に組んでいました。慌てて『縦組みにしてください!』と伝えたので縦組みになりましたが、大工さんはなぜ縦組みにするのか意味が分かっていませんでした。塀を横組みにしてしまうと猫が爪をひっかけて外に脱出してしまう可能性があるのですが、こういう猫の特性を知らないので、猫と人が快適に住むための工夫やアイデアは全て我々施主側で出す必要があったんです」。ただ、アイデアを伝えると全てが"規格外"のため、費用もかさんでしまったんだとか。いろいろと大変だったというが、「結果は満足のいくものになったと思っています」と喜びを語ってくれた。家賃は非公開、現在は満室だそうだが、入居希望者はすでに何名かいるという。「入居希望の方は事前にご連絡をいただければ、次回空室が出た際、優先的にご案内差し上げます」とのこと。ちなみに、猫の"うにゃ"と、このアパートで暮らす奥村さん(40代・長崎県出身)は、Gatos Apartmentを見つけたとき、「この大家さん、ガチの猫好きだな。やっと猫専用賃貸物件が出た」と喜んだそう。「住んでみると、日当たりがよくて猫が安全に暮らせる環境。安心して仕事にいけるようになりました。お洒落な洗面台を気に入っているんですが、その下に猫トイレが置けるのもお気に入り。うにゃはテラスが気に入っているようで、まったりしています」と感想を語る。うにゃは、生活圏をパトロールせずとも縄張りを他猫に荒らされることはないと認識したようで、日々のんびり暮らしているのだとか。「テラスに出てゴロゴロしたり、風にあたって外の匂いを嗅いだりしています」と、奥村さんは愛猫の暮らしぶりについて詳しく教えてくれた。また、もう一人の住人、コスのばさん(30代・北海道出身)は、Gatos Apartmentを見つけたとき「猫好きの猫好きによる猫好きのためのアパートだと思いました」と振り返る。「まさに、部屋探しの度に不便と思っていたことを解消してくれる物件」だと思ったそうで、「なんて素敵な物件なんだ!」と入居を即決。「見つけたその日に大家さんに直接連絡して内見に行き、すぐに気に入りました」。自身はお気に入りの箇所として、「広いバルコニーとゆとりのあるキッチン、白い壁と床、広々した間取り」を挙げるが、「愛猫のお気に入りスポットはキャットタワーとキャットウォークですね」とのこと。○物件詳細「Gatos Apartment」入居:現在満室条件:猫3匹まで同居可、二人入居可、猫以外のペット同居相談、禁煙、猫は去勢・避妊手術済みで定期的にワクチンを接種すること、外猫にしない(安易に外猫にすると、ノミなどの害虫、交通事故、猫同志のケンカによるネコエイズ感染、近隣の糞尿問題など、様々な問題を引き起こすため)
2014年11月12日