エン・ジャパンが運営する人事担当者向け中途採用支援サイト「エン 人事のミカタ」では、サイト利用者392名を対象に「出戻り社員(再雇用)」についてアンケート調査を実施した。調査実施期間は2014年8月20日~9月9日。中途採用の担当者に、一度退職した社員を再雇用したことがあるか尋ねたところ、72%が「(再雇用したことが)ある」と回答した。理由としては、「即戦力を求めていたから」(39%)、「人となりが既に分かっているため安心だから」(38%)の2つが多数を占めた。再雇用したことがあると回答した人に、再雇用後の周りの社員の反応について聞くと、「とても良い」(13%)「まあまあ良い」(57%)と7割は良好な反応だったと回答した。具体的なエピソードとして「旧知の仲が帰郷したような雰囲気で迎えられていた」「世間の厳しさを知って、以前より前向きに働くようになった」などが紹介されている。一方、「あまり良くない」という反応は15%に留まった。「すぐまた辞めてしまうだろうというネガティブな話が聞こえてくる」「既存社員のやる気に多少影響があった」などの意見が寄せられた。「一度退職した社員を再雇用する制度を設けていますか?」という質問には、「制度として設けている」という回答は9%に留まった。柔軟な働き方を支援するために、一度退職した社員がいつでも戻ってこられる環境を整えようとする企業も見られるが、まだ少数派のようだ。再雇用を経験していない人に、今後、一度退職した社員を再雇用したいと思うか聞くと、「再雇用したいと強く思う」(6%)、「再雇用したいとまあまあ思う」(30%)よりも、「再雇用したいとあまり思わない」(34%)、「再雇用したいと全く思わない」(11%)という否定的な意見が多い結果となった。
2015年02月03日「あしたのチーム」は28日、中小企業の人事に関するインターネット調査の結果を発表した。調査期間は2015年1月20日~22日、対象は従業員300名未満の会社で、経営者又は部下の人事評価や人事に関わっている人。有効回答数は400名。○定着率をあげるためには?「自社の離職率は高いと思うか」という質問に対し、全体の33.3%が「離職率は高いと思う」と回答した。退職率が高いと回答した133名のうち、「会社で離職率の高さが課題となっている」と回答した人は81.2%にのぼった。「会社で定着率を上げるために行っていること」は、「給与と頑張りの連動性を持たせる」が47.0%で最多。次いで「上司・同僚とのコミュニケーションを活発にする」「目標に対する合意を取る」「労働時間・社内環境を見直す」「上司・同僚との信頼関係を構築させる」が上位に入った。「施策のうち効果が実感できているもの」の1位は「給与と頑張りの連動性を持たせる」。次いで「上司・同僚とのコミュニケーションを活発にする」「労働時間・社内環境を見直す」「会社の経営方針・経営状況を伝える」があげられた。
2015年01月30日驚きではないかもしれないが、数百人もの人を相手に入社面接を行ってきた人事担当は、最初の5分で面接相手の全体像を理解するのだという。これはアメリカの話だが、人物観察に優れるといわれる日本ならさらに短い時間になりそうだ。その面接官が明かす信じられない体験を、米国の就職情報サイトCareerBuilderがピックアップしている。調査は約2100人の人事・採用担当者を対象に、2014年11月~12月にかけて行った。これによると49%の人事担当が「最初の5分で面接者が自社に合う適材かが分かる」と回答しており、「15分で分かる」と回答した人は90%となった。つまり、デートと同じ(?)で最初の数分が大切ということになる。○常識をくつがえす珍エピソードばかりこのことを肝に銘じつつ、面接官による「信じられない」面接エピソードを見てみたい。50本ばかりの万年質を何故か持ってきて、何故か机の上に広げたキャンバス地のズックをずっと触ったり、動かしたりしていた。中には犬が入っていた。自分の名前を言った後、「タイガー(虎)って呼んでください。自分が決めたニックネームなんです」と言った。従業員に宗教的な助言をしてよいかと聞いてきた妻が務めている会社である自社に面接に来て、妻が自分をだましていると思うかと尋ねた。インタビュー中ヨガのポーズをとり続けた。面接中にされた質問に答えるためにググろうとした。○好ましくない面接中の動きは?調査ではまた、ボディランゲージ(動き)についても聞いた。それによると、好ましくないものとして以下が挙がった。目を合わせない(65%)笑わない(36%)手で何かを触っている、手遊び(33%)姿勢が悪い(30%)椅子に落ち着いて座ることができない、貧乏ゆすりをする(29%)腕を組む(26%)その上で、CareerBuilderでは以下のアドバイスをしている。予行練習何が起こるか分からない面接だが、最悪の事態に備えるには準備しかない。友達に頼んで予行練習をしておこう。ビデオ録画自撮り(セルフィー)はこんなときこそすべきだ。ビデオ撮影をして、相手にうつる自分を研究しておく。手の位置はどうか、姿勢はどうかなどをチェックしてみよう。エレベーターピッチを作る数十秒で自分の魅力をアピールできる文章を用意しておく。可能なら、よくある質問に対する回答を用意してすらすら言えるようにしておこう。企業について調べる当たり前のことだが、できてない場合もある。自社についてきちんと調べていることが分かると面接官の評価も上がりそうだ。深呼吸本番では落ち着くために深呼吸。深く息を吸って吐くだけで、ドキドキが緩和されるはずだ。
2015年01月28日労務行政研究所は10月7~21日、民間企業から抽出した人事労務担当者を対象に、新指針への対応と考え、採用手法の現状と今後、自社の課題、人事からキャリアセンター・学生への要望などについて調査を実施した。集計社数は283社。○企業の意向は「広報・選考ともに遵守する予定」が半数企業として経団連から示された「採用指針」の遵守の意向を聞くと、「広報・選考ともに遵守する予定」が44.2%と最も割合が高かった。2位は「広報は遵守し、選考は遵守しない予定」(38.2%)、3位が「どちらも遵守しない予定」(8.5%)となっている。続いて、人事担当者個人の考えを尋ねたところ、「早めに広報活動を行い、学生と接触し、選考を行う」という早期広報・早期選考型が32.2%で最も多かった。次いで「指針に示された時期にとらわれず、独自に活動する」という独自スケジュール型が27.6%で、両者を合わせると約6割に上る。「指針に沿って活動する」という完全遵守型は25.1%だった。企業としては「遵守意向」を持ちつつも、採用担当者としては「早期広報・早期選考」や「独自のスケジュール」で活動したいという本音がうかがえる。○拡大・充実するという施策は「大学の説明会・セミナー」また、現在実施中で、さらに「拡大・充実」するという施策としては、「大学で開催される会社説明会・セミナー」が45.6%で半数を占めた。次いで「自社での対面による会社説明会・セミナー」(34.3%)、「ターゲットとする大学群への広報・選考」(25.8%)という結果になった。就職活動中あるいはこれから就職活動を行おうとする学生に対して、人事担当者として期待すること、あるいは身に付けてほしいことについて聞くと、上位3項目は、「コミュニケーション能力」「その企業に対する熱意・働く意欲」「働くことの意義や職業観の探求」だった。
2014年12月22日アストロラボは9月16日、人事情報を管理するシステム「Astro Blaster for Talent Management」(以下、ABTM)を開発。AOKIが導入したと発表した。ABTMは、人事システムや組織管理システムと所属社員(パートや契約社員等の全所属人員)のパーソナルレコードをひも付け、電子カルテシステムに集約するもの。さまざまな検索条件から個人のスキルや経歴などの「タレントデータ」を抽出できる。具体的には、入社時の履歴書や適性検査の結果をはじめ、社内業務歴や評価、本人の希望業務やキャリアプラン、研修受講歴、健康診断結果、実務実績・計画比など、企業それぞれの項目で記録されている個人関連データが検索軸となる。例えば過去に出店実績がないエリアへ新規店舗をオープンする際、「店長経験あり」「オープニングスタッフ経験あり」「適性検査結果:新しい事にチャレンジする意欲が高い」などの条件、および「過去の業務実績が規定数値以上」で検索をした結果から、「出店エリア付近の出身者」「店長希望」している社員を抽出する、といった具体的な抽出条件で、最適な人材をピックアップできる。これまで複数のシステムに分散されていた人事関連データを1つのシステムで参照可能にすることで、所属社員の潜在的スキルや本人の希望業務を漏れなく発見でき、ES(従業員満足度)の高い人材活用の最適化を実現。「企業・従業員双方が満足度の高い適材適所」につながるとしている。また任意の検索条件で絞り込んだ結果は、リスト化し保存しておくことが可能。特定の研修を受講した人員、各事業所に所属を振り分けた新入社員など、リスト化して一定期間の営業成績・実務実績など経過を追う事で、教育や配属の成果をより明確に検証できる。なおABTMは、Webブラウザ環境で動作するため、PCやタブレット(iPad推奨)で利用が可能。操作端末へのシステムインストールは不要で、オンライン環境であれば常に最新情報を取得できる。地方事業所の人事担当や、チェーンストアのエリアマネジャーなども、常にほしいタレントデータを参照できるというわけだ。今後は、本システムで社内の評価制度までを全て一元管理できるよう、拡張機能として全所属社員が利用する「目標設定・人事評価」の追加を予定している。
2014年09月16日ポルノグラフィティが来年2月公開の映画『逆転裁判』の主題歌を担当することが発表された。ポルノグラフィティの公演情報ポルノグラフィティにとって、映画主題歌担当は’08年12月に公開されたアニメ映画『劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ』(主題歌:『今宵月が見えずとも』)以来、約3年2ヵ月ぶり。実写映画としては、’08年9月に公開された『フライング☆ラビッツ』(主題歌:『ギフト』)以来、約3年半ぶりとなる。今回、彼らが主題歌を務める映画『逆転裁判』は、大ヒット“法廷”ゲーム『逆転裁判』が映画化したもの。監督には『クローズZERO』シリーズ、『十三人の刺客』で世界的に評価の高い三池崇史を起用。そしてキャストには若者から絶大な支持を得る成宮寛貴、若手俳優・斎藤 工、そして注目の若手女優・桐谷美玲が抜擢され、話題を集めること間違いなしの作品となっている。現在、ポルノグラフィティは、主題歌楽曲を鋭意制作中で、映画にピッタリのスリリングなアップナンバーになる予定。そして、主題歌決定に伴い、メンバーが以下のコメントを寄せている。【岡野昭仁コメント】緊迫感のある、心に突き刺さるような楽曲になると思います。ご期待ください。【新藤晴一コメント】歌詞も、映画で描かれる“スリリングさ”を込めた世界観になっていくと思います。映画の内容もさることながら、3年2ヵ月ぶりの映画主題歌にも注目が集まること間違いなし。11月23日(水)には、ニューシングル『ゆきのいろ』をリリース。’12年も初春からポルノグラフィティの動きに注目だ。なお、ポルノグラフィティは、年末に幕張メッセにて、クリスマス&年末スペシャルライブを開催する。ぴあでは、同公演のインターネット先行抽選「プレリザーブ」を11月1日(火)11時まで受付中。
2011年10月28日