実写映画『デスノート』シリーズを手がけてきた佐藤貴博プロデューサー(日本テレビ)が、俳優の東出昌大、池松壮亮、菅田将暉らの出演で映画化が発表された最新作『デスノート2016』(今秋公開)について、制作に至った経緯、物語やキャラクター設定の背景を明かした。本作で描かれるのは、過去のシリーズ作『DEATH NOTE』、『DEATH NOTE the Last name』(06年)で映された、かつての主人公とライバル・夜神月(やがみ・らいと)とLの死から10年を経た世界。原作コミックに存在しながらもいまだ使われていなかった"6冊ルール"を採用し、原作原案の大場つぐみ氏によるトリックアイデアを取り入れながら、高度情報化社会となった現代に世界観を合わせ、デスノートの封印という新たな展開を見せる。メガホンをとるのは、『GANTZ』シリーズや『図書館戦争』シリーズなどの佐藤信介監督。佐藤信介監督の解釈による新デザインの6冊のノートとともに、原作・作画担当の小畑健氏監修のもと、新たな死神も登場する。東出は主人公となるデスノート対策本部特別チームの捜査官・三島創(みしま・つくる)役を、池松はLが生前に遺していた遺伝子から生まれた、正当な後継者たる世界的探偵・竜崎役を、菅田は三島や竜崎をも翻弄(ほんろう)する狂気の天才にしてサイバーテロリストの紫苑優輝(しえん・ゆうき)役を務め、三つ巴の戦いを映し出す。佐藤貴博プロデューサーは、製作の経緯について、まずシリーズのスピンオフ作品『L change the world』(08年)を作った際のインタビューを振り返り、「『夜神月の物語』は『デスノート』で完全に完結したけれど、『Lの物語』はまだ終わっていない、『L』の物語をやりきるために『L~』の製作を決意しました…と答えていました」と回顧。続けて、「つまり月とLの物語は終わったけれども、『デスノートの物語』はまだ終わっていない…」という気付きに達したことを明かす。また、10年前と2016年現在を比較して「大きく違うのは日本人もテロや戦争の脅威をリアルに感じられる時代になってしまったこと」と分析。『デスノート』では主人公たる月が法律で裁けない犯罪者を粛清する物語だったが、本作では「さらにその先の"戦争をやめられない人間たち""暴力や恐怖で物事を解決しようとする人たち"という世界で実際に起きている問題にも立ち向かわなければならない」と主張し、「もう一度『デスノート』をやる意味がある」と力説する。さらに、本作を「月とLの次世代の物語」と位置づけ、「才能あふれる若い役者たちがモチベーションを高く持って挑めるキャラクター」像にこだわったとも告白。新たな主人公の三島は「物語を加速度的に進行させるために、『デスノート』に最短距離で関わることのできる人間」に設定し、狡猾な月とは異なる実直なキャラにこだわったという。次にLの後継者として竜崎を考え、「前作の月とLは対立していましたが、今回の三島と竜崎は共に捜査をする関係」とし、さらにそんな2人をもてあそぶ存在として紫苑を考えアクセントを付加したと打ち明けた。原作原案の大場氏は、「6冊のデスノートということは死神もたくさん出てくることになり、もうそれだけで面白いに決まってます!」と断言。「その6冊のノートや死神たちと豪華キャストがどう絡みどんな話になるのか!? 今からワクワクドキドキが止まりません!」と感激を示している。(C)大場つぐみ・小畑健/集英社(C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
2016年02月07日別冊少年チャンピオンで連載中のコミック『セトウツミ』が池松壮亮と菅田将暉をキャストに迎えて映画化されることが決定した。関西で暮すふたりの高校生、瀬戸と内海が放課後トークを繰り広げるドラマで、『まほろ駅前狂騒曲』『さよなら渓谷』の大森立嗣が監督を務める。その他の情報本作は、関西のとある河原で高校生の瀬戸と内海が、放課後にダラダラと喋っている様を描き出した異色作の映画化。会話の間、シニカルな展開、独特の空気感が人気を集めている。『ぼくたちの家族』『紙の月』などで高い評価を集めている池松はクールな内海役を演じるにあたり「何だか面白そうなこの作品を、大森監督のもと、菅田くんと2人でやるという事で、何だか面白そうなことが始まるんじゃないかという気がしています」とコメント。天然キャラの瀬戸を演じる菅田は「原作の瀬戸と内海のシニカルなやりとりに嫉妬しました。こいつらオモロ過ぎるやろ、と。現実世界にこんな奴らおったら勝たれへんで、と。原作の世界にある発想やセンスを大切にしつつ、素直に体現し、そこから先はもうどうなるかわかりませんという思いで楽しんで生きたいと思います」と意気込みを語っている。撮影は秋から行われ、来年にブロードメディア・スタジオの配給で全国公開される。『セトウツミ』2016年全国公開
2015年08月11日●通信関連の相談まで可能今日、6月19日はマイクロソフトのタブレットPCである「Surface 3」の発売日だ。このSurface 3はLTE機能を標準搭載したモデルで、世界に先駆けての日本国内での発売となる。このSurface 3の発売と時を同じくして、有楽町のビックカメラのWindowsスペースが刷新され、そのお披露目発表会が行われた。Surface 3の発売日だからと言って、Surface 3のスペースだけが刷新されたわけではないのだ。有楽町ビックカメラの5階、Windowsスペースはメーカーにかかわらず、同じスクウェアでシンプルなデザインの展示スペースとなっている。また、パソコン本体だけでなく、アクセサリ類も本体の近くに展示されているので、探しやすくなっている。また、Surface 3のようなLTEに対応したモデルでは、その通信関連の契約や相談なども、同スペースで行うことができる。ちなみにSurfaceのスペースには今回、発売になるSurface 3だけでなく12インチディスプレイのSurface 3 Proもおかれていた。この5階はWindowsパソコンの展示スペースとしては国内最大級ということで、マイクロソフト以外に、NEC、富士通、東芝などの国産パソコンも展示されているのだが、一部スペースを除けば、Windowsロゴも統一され、統一された同じデザインに仕上がっていた。ソリッドでクリーンな印象であり、客も立ち寄りやすそうなスペースだ。ちなみに、ビックカメラ有楽町店ではしばしばSurfaceのイベントが行われるのだが、その理由はなぜだろうか? と個人的に疑問に思っていたので、ビックカメラの広報担当者に聞いてみたところ、この場所が有楽町ということもあり、仕事向けのパソコンを買う人がかなり立ち寄るのだという。仕事帰りに来店するだけではない。ランチなどの際に立ち寄るのか、昼時の来店人数もかなり多いのだという。仕事向けということもあり、売れ筋も機能性が高い高機能パソコンとなる。このマイクロソフトのSurfaceシリーズもそういう意味で、客層とマッチしている可能性が高いのだという。●Surface 3をアピール○タブレットの軽さ、LTE通信の気軽さこの日は、このスペースのお披露目日ということで、スピーチも行われた。マイクロソフトの樋口泰行社長は「ビックカメラ有楽町のこの場所は日本で一番のショーケース。Surface 3が本日発売なのだが、完成度が非常に高く、Windows 10も視野に入れてアピールしていきたい。このSurfaceはタブレットではあるが、PCとしてのワークスタイルも持つ。タブレットの軽さでPCの機能を持っており、パソコンとタブレット、2つの仕事を1台でこなせる。しかもLTEを搭載しており、完成度も高い。予約もびっくりするほどで期待している。今日、発売日なので広告にもより力を入れていく」とのこと。さらにSurface 3のLTE通信部分を担当するY!Mobileのエリック・ガン氏(ソフトバンクモバイル専務)は、「Surface 3に提供しているLTEは通信料金がリーズナブルにやらせてもらっている。Surface 3はハードがよく、LTE対応でさらに魅力的になっている。今年の夏から全力投球していきたい。」とのこと。さらにビックカメラの有楽町店店長の佐藤壮史氏は、「このWindowsスペースは国内最大級に広い。ロゴを統一したことで統一感を演出している。また、本体だけでなくアクセサリも帰るなど、利便性も配慮している。Surface 3は非常に軽いので、女性に好評になるのではないかと思っている。親切に対応させていただきますのでよろしく」とのこと。さらにビックカメラソフトボール女子高崎のメンバーも4人駆けつけ、ピッチャーの上野由岐子さんは「Surface 3は軽くてバッテリ長持ちなのがいい。LTE通信も搭載しているので、遠征の多い私たちに便利そうだ」とのこと。質疑応答では、「今までの展示スペースとどう違う? Windows 10発売が近いが、これに向けてどう考えている?」というような質問が出た。これについてビックカメラは、Windowsパソコンの展開はメーカーによって異なっているが、それぞれの良さが体感できるような展示ができるように心がけているという。顧客との距離感を縮め、気軽に立ち寄ることができ、知りたい情報を知ることができるスペースを目指し、Windows 10のリリース後は、実際に顧客にWindows 10を使ってもらい、その良さが伝わるようにしたいとしている。Surface 3について、実際、手にとって確認したり、質問したい方は、一度、ビックカメラ有楽町店に立ち寄ってみてはいかがだろうか?
2015年06月19日2015年6月19日、日本マイクロソフトは、10.8型Windows 8.1タブレット「Surface 3」を発売した。日本マイクロソフト 代表執行役社長 樋口泰行氏は「売って売って売りまくる」とSurface 3のスタートダッシュに対する意気込みを語っている。○タブレットとPCの長所を併せ持つSurface 3「出しちゃいました」Surface 3は米国で2015年3月31日(現地時間)に発表し、同年5月5日に販売を開始したタブレット、もしくは2-in-1 PCである。追いかけるように日本国内でも、同年5月12日に発表、6月19日に発売することを明らかにしたのは記憶に新しい。そして発売日の当日、ビックカメラ有楽町店、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaにおいて、発売記念セレモニーを開催した。会場となったビックカメラ有楽町店では、ビックカメラ 代表取締役社長の宮嶋宏幸氏が「発表後に多くの予約を頂いて、本日の発売日を楽しみにしていた。有楽町店では、Windowsの世界をお客様に知ってもらうため、本日からフロアを刷新した」と挨拶し、Surface 3と同店舗に設置した"日本最大級のWindowsエリア"をアピールした。宮嶋氏は夏商戦に向けた起爆剤として、Surface 3に期待を寄せているという。日本マイクロソフトの樋口氏は、Windowsエリアを指して「東京で一番のショーケースといっても過言ではない」と評価しつつ、Surface 3や2015年7月29日にリリースするWindows 10の情報発信基地として「(Surface 3を)売って売って売りまくりたい」と挨拶した。また、「タブレットと同じ軽さと薄さ、PCの機能を兼ね備えたものが出ればいいな」というニーズが多かったことを述べながら、「出しちゃいました」と軽快にSurface 3の長所をアピールしていた。ビックカメラ有楽町店 店長の佐藤壮史氏も「WindowsエリアはSurfaceを中心に全15社、150アイテム(オーダーメードPCを含めると380アイテム)の展示販売で構成している。訪れたお客様に対して詳しい説明を行いつつ、催事スペースを活用して各メーカーのイベントを始めとする情報発信を行っていく予定」と、同エリアを紹介。さらにSurface 3が若者に焦点を当てたデバイスであることから、「女性ユーザーのニーズが高まるのでは」と期待を語った。興味深いのが、Windows 10発売後の展開である。日本マイクロソフト 執行役 コンシューマー&パートナーグループ ゼネラルマネージャーの高橋美波氏は、「他の店舗でも同様の"Windowsエリア"を展開したいと考えている。9月~10月ごろから、各PCメーカーからWindows 10搭載デバイスが登場する予定」と述べていた。このことから察するに、Windows 10は6月中にもRTM(製造工程版)に達し、7月中には各PCメーカーへのOEM版提供を開始する予定になりそうだ。○ヨドバシAkibaでは…場所は変わって秋葉原。ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでも発売セレモニーを開催した。ここでも登壇した樋口氏は、「張り切って(Surface 3ロゴの)Tシャツに着替えたが若干肌寒い」と。降りしきる雨の中でSurface 3をアピール。発言の多くはビックカメラ有楽町での内容と重複するため割愛するが、「Surface 3の背面にはMicrosoftのマークをプリントしている。既に見飽きた感はあるものの、我々はこのマークとともにマーケティングを展開していく」と述べていた。続いてスピーチしたのは、ソフトバンクモバイルのエリック・ガン氏。ソフトバンクモバイルと日本マイクロソフトはパートナーシップを結んでおり、Y!mobileのLTE回線およびSIMカードは、Surface 3との動作確認が行われている(Surface 3はSIMフリー端末なので、対応バンドが会えば他社製のSIMも使用可能。ただし動作検証は行われておらず、自己責任となる)。ガン氏は当日の天候を指して「雨は幸運を示す」と風水の意味を引用しつつ、Surface 3や自社のLTEサポートをアピール。ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba店長の御代川忍氏は「注文の数に驚かされている。Surface 3に触れて軽さや通信速度を実感して欲しい」と述べた。実際に店内へ入ると、正面入り口付近にSurfaceのロゴや映像CMを流した展示が目に入る。店舗に訪れた一般のお客も、興味深そうにSurface 3を触っていた。既報のとおり樋口氏は、2015年7月1日付けで日本マイクロソフト 代表執行役 会長に就任するため、コンシューマー向けイベントは本日が最後の登壇となる。2008年4月1日付けだった日本マイクロソフト 代表執行役社長への就任から数えて7年と3カ月を振り返り、「クラウドを前提にした製品開発が一般的になり、PCを取り巻く環境が大きく変化したのが印象深い」と述べていた。会長就任後は「社内の人材育成・活用といった非ビジネス系はもちろん、重要なプロジェクトやパートナーとの提携や関係性を補完したい。(2015年7月1日から代表取締役社長に就任する)平野(拓也氏)のスタートアップをサポートする」という。あと半月足らずで日本マイクロソフトは社長交代を迎え、その約1カ月後にはWindows 10がリリースされる。Surface 3の発売と相まって日本マイクロソフトは、今後も多くの注目を集めるだろう。阿久津良和(Cactus)
2015年06月19日タレントの武井壮さんが熱く宝くじへの想いを語ったスペシャル動画が現在、「ドリームジャンボ宝くじ」「ドリームジャンボミニ7000万」の特設サイトで公開中だ。同動画は5月初旬に、都内スタジオで撮影。現在発売中の、「ドリームジャンボ宝くじ」「ドリームジャンボミニ7000万」のCMにゲスト出演中の武井さんが、ユーモアの溢れる熱い想いをインタビュー形式で答えている。現在公開されている動画は2編。第1弾は「武井壮、宝くじを語る。」と題して、宝くじと武井さんの関係が語られている。自分で稼げるようになってからずっと購入し続けているという宝くじに関する思い出や、“百獣の王”にちなみ連番で100枚購入していることなど、宝くじファンならではの“買い方へのこだわり”や、過去に100万円の当せん経験があるという武井さんならではの“当せんする秘訣”などが語られる。そして、第2弾は「武井壮、大人の夢を語る。」がテーマ。大人が夢を持たないと言われる現在の日本に向けて、自己流の“夢見ることのすゝめ”が語られ、“力士になって横綱になる”という子どものころの夢がかなわなかったからこそ今があるという思いや、今後のさらなる夢と成長のために、現在もトレーニングを欠かさないなど、努力を続ける日常などが明かされる。「ドリームジャンボ宝くじ」と「ドリームジャンボミニ7000万」は6月5日まで全国で発売。なお、期間中、特設サイトにて第3弾の動画の公開も予定されている。
2015年05月21日斬新すぎる建築の数々を設計してきた建築家・藤本壮介さんの展示「未来の未来」がTOTOギャラリー・間で開催されている。 *** 藤本さんは、393もの応募案が出た青森県立美術館の設計コンペに無名の個人ながら応募。2位を獲得し異例のデビューを飾った。以後、住宅からタワーまでジャンルを問わず制作。今や日本を代表する建築家の一人に。 本展では、数々のプロジェクトから100以上の模型を展示。パッと見て面白いのはもちろん、藤本さんが「未来の種」と呼ぶ、革新的な建築の姿が見えてくるはず。 ◇information TOTOギャラリー・間東京都港区南青山1-24-3TOTO乃木坂ビル3F公開中~6月13日(土)11:00~18:00月曜休TEL:03・3402・1010入場無料 (C)SFA+NLA+OXO+RSI (C)Iwan Baan ※『anan』2015年5月20日号より
2015年05月19日映画『この世で俺/僕だけ』でW主演を果たしたマキタスポーツと池松壮亮が1月31日(土)に初日舞台挨拶を行ない、終了後には報道陣の取材に応じた。2人は映画で偶然の出会いを果たすサエない中年男とワルになりきれない不良高校生を演じており、この異色のコンビがひょんなことから事件に巻き込まれ、奔走、暴走するさまが描き出される。夜の上映回後の舞台挨拶ということで、挨拶開始時にはすでに時計の針は22時半を回っていたが、それでも若い女性を中心に多くの観客が劇場に詰めかけた。マキタさんも池松さんも上映中から客席の後ろで映画を鑑賞し観客の反応を確かめており、上映後に客席が明るくなると、紹介も何もないまま、ふらりと壇上へ上がり、終始、ゆる~い雰囲気のまま舞台挨拶は進行した。映画の中で、2人が赤ちゃんをあやすシーンがあり、男2人の意外にも上手なあやしぶりが印象的だが、マキタさんは4児の父であり、子育ては慣れたもの。「(赤ちゃんが)すごく可愛くて、ナイスアクト連発でした」とふり返り、池松さんは「マキタさんがあやしてる姿が良くて、もしカメラ持ってたら撮りたくなる感じでした」と語る。ちなみに、マキタさんは昨年12月半ばに、双子の男児を授かったばかり。元々、奥さんは「うる星やつら」が好きで、これまでも長女、次女の誕生の際に人気ヒロインと同じ“ラム”と名付けようとして、マキタさんが阻止したという経緯があったとのこと。「(赤ちゃんが)できるたびに『ラム、ラム』と話しかけて困る…」と苦笑するが、今回、男児ということでラムは消えたが「(男性キャラの)“あたる”と“面堂”と呼び始めたけど、それはない!面堂は名字だし!」と語り、どうやら、こちらの名前も何とか阻止したようだ。もうすぐバレンタインだが、どんな相手からチョコがほしいか?という質問に池松さんは「予想外の人からもらえたら嬉しいですね」と言いつつも「あんまりチョコは好きじゃないので…」と少し困ったように語り、すかさずマキタさんから「チョコのCM来るかもしれないから!」とたしなめられて「大好きです」と苦笑交じりに言い直す。また、チョコ以外の変わり種として、故郷(福岡県)の名物であり、好物だという「うどん」をバレンタインにプレゼントされたことがあると明かした。一方のマキタさんは「娘が長女は中学生で難しい年ごろで、(父親に向かって)『キモい!』とか言う域に入ってるので、娘からもらえるかですね」と年ごろの娘を持つ父親の表情を垣間見せた。池松さんは、昨年1年で『愛の渦』、『ぼくたちの家族』など数々の話題作に出演し、このほど発表された第57回ブルーリボン賞で「助演男優賞」に輝いたが「公開が重なって運が良かったと思います」と謙虚に語る。本作は一昨年に撮影され、2年を経てようやく公開を迎えホッとした表情。舞台挨拶の終わりで池松さんは「難しい作品ではないので、帰り道に思い出しながら『明日も頑張ろう』と思っていただければ」と呼びかけた。なお舞台挨拶終了後には、劇場の入口付近で池松さんの出待ちをする女性ファンの姿も多く見られ、改めてその人気と注目度の高さをうかがわせた。『この世で俺/僕だけ』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年02月01日「もしかしたら、こじらせてるとでも思われてるんじゃないかな(笑)」。池松壮亮がこう呟くのには理由がある。『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督・最新作『紙の月』に池松さんは出演。吉田監督とは昨年の舞台「ぬるい毒」でも組んだ間柄なのだが、その舞台で演じたのがヒロインを翻弄する役なら、今回はヒロインが堕ちていくきっかけとなる役どころ。難しい役の機会が続く中、吉田監督の池松壮亮評を推測してもらった際、冒頭の発言が飛び出した。「ある意味、大八さんが僕の役に自分を投影している部分もあると思いますよ(笑)。大八さんはものすごく優しくて、いろんなものを大きく捉えることができる人。俯瞰して見ているようなところは、時に人には残酷に映るかもしれない。もちろん、僕にもそういうところがあるし、人間は誰しもそういうものだとも思っているんですけど。そういった一筋縄ではいかない人間の複雑さが大八さんは好きで、僕もそれが好きで」。出演を決めた理由も至ってシンプル。「大八さんの作品だから」だそうだ。「言ってしまえば、ひとりの女性が夫以外の人に恋をして、横領する話なんですよね。僕自身と物語の距離も遠かったし、光太という役にも興味を持てなかったです。何て言うか、すぐにはピンとこなかった。でも、大八さんの作品に出たくないわけがないし、やるからには信じないと始まらない」。主人公の主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は大学生・光太と出会ったことをきっかけに、勤め先である銀行の金に手をつける。「純粋で、色気があって、残酷な光太を今の池松くんで見たかった」と語るのは吉田監督だが、光太は梨花に何かを強くねだるわけでもなければ、言葉巧みに道を踏み外させるわけでもない。梨花は光太とただ恋に落ち、そして罪を犯す。それが恐ろしいし、やはり厄介だ。「光太ってよく分かんなかったけど、彼といる時の梨花の顔が一番輝いていたなと思わせられる存在になれればいいかなって。善悪を一瞬でもひっくり返せればいいんじゃないかなって思っていましたね」と語る池松さんも、その恐ろしさを認める。「本当にそうなんですよ。結局、誰が悪いのか、何が悪いのか。梨花が悪いのか、光太が悪いのか、お金が悪いのか。そういう映画だと思っています」。相手役の宮沢さんは「とにかく愛情にあふれた人」。撮影中は「こういう感じでした」と言いながら人差し指と中指を交互に動かす仕草をして見せつつ、「活字にしづらいですよね…すみません」と苦笑する。どうやら、指のどちらかが光太で、もう一方の指が梨花のようだ。「光太がいて、梨花がいて、駆け引きをしているりえさんは梨花として、いつでも包み込んでくれる準備をしていたけど、それに対して僕が光太として素直に飛び込んでいいというわけではなくて。りえさんの愛情を全て受け入れてしまっていい役どころではなかったから」。「役割を果たすためには、ひたすら考えるだけ。答えに至ることはないんですけど」という中、念頭に置いたのはやはり「梨花に一番輝いた顔をさせる」こと。梨花の輝いた顔が見られるであろう、2人がホテルのスイートルームで贅沢な時間を過ごすシーンでは「ちょっと変な感覚にもなりましたね」とも打ち明ける。「自分も夢の中にいるような感覚でした。高そうなホテルの最上階で飯を食うシーンとかを撮るわけですよ。“わっ、すげえな。そんなに値段するんだ”っていうくらい高い時計をつけて、走り回ったりもして。でも、それが毎日続くと、本当にだんだん感動しなくなってきたりもするんです。面白いなあって思いましたね」。出演を決めた理由が「大八さんの作品だから」なら、完成した作品に寄せる感想も「ああ、大八さんの映画だなって」。満足そうに、「引っ掛かりましたね。善と悪が」と頷く。「どんな人が何を求めてこの映画を観に来るのか、すごく興味がありますね。いけないことをする人の物語だっていうのを分かっていて観に来るわけですし。裁きに来るのか、自分も一瞬だけ連れて行ってほしいと思って来るのか。どっちなんだろう?でも、大八さんの作品を観て普通に帰れるとは、僕は思っていないですけどね」。とりわけ後者の“連れて行ってほしい派”にとって、やはり池松さんが光太を演じることの意味は大きいように思うが、「いやいやいや、そんな風に考える人がいたとしても、それはごく一部」と謙遜することしきり。いや、それが本音なのか。快進撃が続くこの1年、やりたいことができたかと訊くと、「結局のところ、別に何にも進歩してないですよ」との答えが返ってきた。「それはもちろん作品じゃなく僕個人の問題であって、そんな個人の気持ちなんてどうでもいいんですけどね。作品が評価されていくのは素直に嬉しいです」。12月に公開される『バンクーバーの朝日』を含め、今年公開の出演映画は計8本。そのほか、舞台に立ち、ドラマにも出演した。「出来る限りやろうと思った」結果、こうなったそうだ。「自分の心と体力が持つ限りやってみようと思って。そう思って、うまくタイミングが合った結果、こうなったという…。ただ、同じ時期に2つの作品を撮っていたりもして、となると、僕の心は10しかないので、どうしても5:5になったりするわけです。体力は別にいいんですけど、心に関してはちょっとよろしくないかもしれない」。しかしながら、池松壮亮を求める人間が、作品が後を絶たないのだから仕方がない。幸せな宿命を背負う中、若き名優はどんなオファーに心が踊るのか。「その時の勘です。もう、勘でしかない。正解か不正解かも分かんないですし、これをやったから次はこれをやろうとかもないですし、ピンときたら。ただ、映画に関わるということは、“今回はこういう作品を作りました。どうですか?”と言うということ。幸せなことにちょっとでも選べる状況にある中、それをチョイスして、自分の今の精一杯を尽くす。それだけです」。こじらせているどころか、どうしようもなくストレートな思いがそこにあった。ヘアメイク:宮田靖士(VaSO)YasushiMiyataスタイリスト:梶雄太Yuta Kaji<衣裳クレジット>トップス:ファセッタズムボトムス:サンシースニーカー:エーエムビー/ハイブリッジ インターナショナル(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年11月14日『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(11月1日 日本公開)のアクションナビゲーターを務める武井壮が、パトリック・ヒューズ監督から演技指導を受け、本作に登場するアクションシーンを実演し、さらに、監督と映画の見どころを語り合うスペシャル映像がこのほど、公開された。パトリック・ヒューズ監督が9月に来日した際に対面を果たした武井は、監督の前でキレのあるアクションを披露。そのアクションに監督が感銘を受け、武井は監督からハリウッド直輸入の演技指導を受けることに。そして、映画に登場するアクションシーンを武井が実演するスペシャル映像の撮影を行った。映像は全4種類。すべて、武井と監督が映画の撮影秘話について語り、その後、本編で実際に行ったアクションを監督指導のもと武井が挑戦するという内容になっており、武井は、本編冒頭の列車のシーン、スタローンが爆風で飛ばされるシーン、スタローンとメル・ギブソンが殴り合うシーン、スタローンがヘリコプターに乗り込むシーンに挑戦している。監督は「いいね! 最高だ!」と武井の演技を大絶賛し、「演出してもいいかな?」とノリノリ。列車のシーンでは、「ウェズリー(・スナイプス)よりいいよ!」とキャストよりも出来がいいと褒めちぎった。なお、映像は、『エクスペンダブルズ3』本編撮影時に使用されたカメラを用いて、ハリウッドクオリティを追求して撮影された。対談では、「出演者がスーパースター勢ぞろい。このことに関してプレッシャーはあったんですか?」という武井の質問に、監督は「全然ないよ! ただ楽しかっただけさ。メル・ギブソン、W・スナイプス、A・バンデラスが新たに加わって本当に信じられなかった。子供の頃からのあこがれのヒーローたちと一緒に仕事ができるんだからね」と喜びを語り、「現場はテストステロン(男性ホルモン)がムンムンだったよ」と振り返る。そのほか武井は、アクションのこだわりや、キャスト陣の様子などをたずねた。(C)EX3 Productions, Inc. All Rights Reserved.
2014年10月21日佐藤健主演の映画『るろうに剣心』の舞台あいさつが13日に名古屋で行なわれ、佐藤と大友啓史監督が登壇した。その他の写真『るろうに剣心』は、1994年から『週刊少年ジャンプ』に連載され、コミックの累計発行部数は5000万部を突破、テレビアニメ化もされた人気作。かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられるも、維新後に殺さずの誓いを立てた伝説の剣客・緋村剣心(佐藤)が、様々な人との出会いを通じて、自らの生きる道を見出していく姿を描く。子どもの頃、リアルタイムでテレビアニメの放送を見ていたという佐藤は「ハードルは高かったです。僕自身がこのアニメを好きだったし、誰もが知っているマンガっていうのがわかっていたので、剣心を演じるっていうのがどれだけ高いハードルかっていうのは、最初から意識していました。でも、このハードルを超えられないならやらない方が良いと思った」と役への想いを告白。大友監督は「彼は自分から高いハードルを設定していた。そこに時間や場所を用意してあげれば、どんどん吸収していっていた」と称賛した。本作には本格的なアクションシーンが多く登場するが、大友監督は「今回は、時代劇の“殺陣”ではなく、“ソード(刀)アクション”と呼んでいます。“斬り合い”というのは人間とのぶつかり合いなので、そこにはドラマがある。今回はアクション俳優ではなく、健くんはじめ、素晴らしい役者たちが練習して演じた、CGに頼らない、汗を感じる生身のアクションになっています」と語った。また司会者から、この日を心待ちにしていたファンが開場の11時間前から列を作っていたことを聞くと佐藤は「マジっすか!? 暑いなか…。お水飲んでくださいね(笑)」と声をかけ、「この映画を楽しみにしていただいていたと思いますが、みなさんに見ていただけるのが本当にうれしいです」と笑顔を見せた。『るろうに剣心』8月25日(土)全国ロードショー※8月22日(水)、23日(木)、24日(金) 先行上映
2012年08月14日