デザイナー・山縣良和のファッションレーベル「writtenafterwards (リトゥンアフターワーズ)」の展覧会『ここに いても いいリトゥンアフターワーズ山縣良和と綴るファッション表現のかすかな糸口』が、4月27日(土)〜6月16日(日)、アーツ前橋で開かれる。山縣良和は1980年鳥取県生まれ。2005年にロンドン芸術大学のカレッジのひとつ、セントラル・セント・マーチンズを卒業後、2007年に「装うことの愛おしさを伝える」をコンセプトとして「リトゥンアフターワーズ」を設立。既成概念を超えたファッション表現を試み、2015年に日本人としては初のLVMH Prize に ノミネートされ、2021 年には「第 39 回毎日ファッション大賞」で鯨岡阿美子賞を受賞するなど、注目を集め続けている。そのファッション自体の革新性もさることながら、ファッションを通じて私たちを取り巻く資本主義社会や歴史観への問題提起も行ってきた。例えば、3.11からの再生を祈った《The seven gods》、ファッション業界へのアイロニーを込めた《Graduate Fashion Show》、戦後と日本人の集団性をテーマにした《After Wars》、コロナ禍の都市を離れ無人島で描いた新しい人間像《Isolated Memories》など、多様な表現が見られる。リトゥンアフターワーズ《After Wars》2017山縣は同時にファッションの私塾〈coconogacco(ここのがっこう)〉を主宰し、教育面からも、一人ひとりが生きる場所や社会を見つめ、「ここ」から独自の表現を立ち上げていく学びと実験の場を創出してもいる。そんな山縣にとってこの展覧会は、美術館で初の個展となる。同展では、リトゥンアフターワーズのこれまでの歩みを紹介するとともに、山縣が考える日本社会とファッション表現の〈いま/ここ〉を新作インスタレーションで浮かび上がらせる。日々ニュースを通じて知るウクライナやガザでの戦争による悲劇、能登半島地震など、個人では消化しきれない歴史の大きなうねりを感じながら、いま自分が表現できるとてもパーソナルなことに立ち返り、今回の展覧会に挑むという。もと商業施設をミュージアムに改装したアーツ前橋の空間でどんな展示が繰り広げられるのか楽しみだ。⼭縣良和《Field Patch Work》2023 撮影:⽥附勝<開催概要>『ここに いても いい リトゥンアフターワーズ:⼭縣良和と綴るファッション表現のかすかな⽷⼝』会期:2024年4⽉27⽇(⼟)~6⽉16⽇(⽇)会場:アーツ前橋時間:10:00~18:00(⼊場は17:30まで)休館日:⽔曜料金:⼀般800 円、大学・65 歳以上600 円※5⽉5⽇(⽇・祝)は無料公式サイト:
2024年04月10日音月桂、宝塚以来の男役解禁!阿久津仁愛はフランス式会話劇の激しさに…フランスでロングラン上演された「それを言っちゃお終い」の日本初演ドラマリーディングが六本木トリコロールシアターにて2月24日より始まる。15篇にわたる物語で構成され、何十年も息子のためにケーキを作り続けてきた母親に、嫁の立場で「ママのケーキ、パサパサしてる」と言えるか…? など「それを言っちゃ…」な会話の応酬が繰り広げられる。全篇に出演する音月桂、そして相手役を務める阿久津仁愛に本作の魅力を語ってもらった。――台本を読まれての印象を教えてください。音月:朗読というよりも“会話”を大切にしていて、日常的な会話がテンポよく繰り広げられていく感じで、読むだけでイメージがわいてきました。ただ、フランスの男女のお話なので、日本人との温度差があまりに激しくて…「え? これケンカ?」というくらい、ハードな言葉の掛け合いなんですよね(笑)。阿久津:日本ではあまり見ない形のコミュニケーションというか、お互いが意見を持って議論するさまは、僕も最初「ケンカ?」と感じました(笑)。でも、激しい言葉のやりとりの中で2人の関係性が見えてくるんですよね。音月:激しい言葉の中に愛があるというか、互いを思い合う気持ちが感じられるんですよね。――観客にとっては2人の会話は「わかる!その気持ち」という感じでしょうか?それとも文化の違いに驚かされる感じでしょうか?阿久津:どうでしょうね、驚きはあるんですけど、日本人の僕らがこれをやる面白さも感じてもらえる気がしています。そう言う僕自身、きついこと言われるといつまでも気にしちゃうタイプなんですけど(笑)。音月:私も「議論する文化」というのが自分の中にあまりなくて、どちらかと言うと丸く収めたがる「THE 和!」な人間です(笑)。だから意見を言うってエネルギーをものすごく使います。でも、演じながら信頼があるから言い合えるんだと感じるし、言わないのが優しさではないんだとも思います。観ている方にも「思っていることを伝えよう」と感じてもらえるんじゃないかと。――音月さんは劇中の一篇で、宝塚退団以来、久々に“男役”を演じられるそうですね?音月:宝塚を卒業してから10年も経っているので久々に演じてみたら喉が…(笑)。男性役を演じることはもうないと思っていましたが、女優を経験して、以前の男役とはまた違った成長を見せられたらと思います。――音月さんが男役を演じるということは、相手役の男性キャストが“女性”を演じるということになるんでしょうか?阿久津:そこは観てのお楽しみということで(笑)。音月:体感型というか「演劇を見る」というより私たちの日常に入り込んで、お茶の間で突っ込むような感覚で楽しんでいただけたらと思います!「それを言っちゃお終い」は2月24日より開幕。文:黒豆直樹
2023年02月21日遊川和彦脚本による「家庭教師のトラコ」第2話が7月27日オンエア。の阿久津慶人の演技に「心がぎゅーっと熱くなりました」など絶賛が相次ぐ一方、トラコの“狙い”についても、先週に引き続き視聴者の間で様々な考察がなされている模様だ。本作は主人公の家庭教師・トラコが、年齢も抱えている問題もバラバラで、“子どもを志望校に合格させたい”という共通項を持つ3人の母親とその子どもたちを救う個別指導式ヒューマンドラマ。キャストは3つの家族の生徒に合わせ風貌を変え、授業の日は生徒の家に一泊するなど謎の行動をみせる根津寅子ことトラコ役に橋本さん。トラコとは養護施設でともに育った幼なじみで、銀ブチメガネにビシッとスーツを着こなすトラコのパートナーでもある福田福多には中村蒼。娘の知恵を超有名私立小学校に合格させようとする中村真希に美村里江。息子の本心に全く気づいていない下山智代に板谷由夏。妻子持ちの銀行家の愛人から正妻になるが、家に居場所がない上原里美に鈴木保奈美。真希の娘・中村知恵に加藤柚凪。智代の息子・高志に阿久津さん。里美の息子・守に細田佳央太。真希の夫・朔太郎に細田善彦。智代の夫・満男に丸山智己。里美の夫・利明に矢島健一といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回はトラコが智代の営む定食屋「万福亭」のレジから息子・高志が5千円抜き出すところを目撃。高志は3人のいじめっ子からカツアゲされており、トラコは高志を連れいじめっ子の元へ。いじめっ子たちにカツアゲした金を何に使うのか尋ねたトラコは、使い道がスマホゲームの課金だと分かると「ダメだ、こいつらに金を渡しちゃ」と高志に告げ、1人で帰ってしまう…というストーリー。結局高志は自力でいじめっ子に対抗し、奪われた5千円を取り返す。そして智代にレジから金を抜いたことを謝罪。智代に対し何もしてあげられなかったことを悔やみ、どうしたら智代に喜んでもらえるか考え、母の日に何もあげてなかったことに気付いたと告白したうえで、花束をプレゼントする…。「阿久津くんの迫真の演技に心がぎゅーっと熱くなりました」「阿久津慶人くんの演技良いなあ」「阿久津慶人くんも演技うまいな」など、SNSには高志役の阿久津さんの演技を賞賛する声が。ラストでは福多がトラコに対し「この頃焦ってる気がするからさ。本当の狙いを叶えるために」「これでもう2人手なずけたし。いままでより早いんじゃないか。ペースが」と発言。それに対しトラコは「あと1人がめんどくさいんだよね」と答える。このやり取りから「トラコ先生は子供たちを手懐けて何が目的なんだろう?」「3人で達成されるトラコ先生の目的ってなんだ…?」「家族関係の修復がテーマなら確かに残った一人が一番ややこしそう」など様々な“考察”の投稿が今週もネット上にあふれている。【第3話あらすじ】トラコは守が路上でお笑いライブをしているところを目撃。「お笑い芸人になりたいなら、ママにそう言えば?」と背中を押すが「反対するに決まってる」と守に返される。一方息子の東大合格を願う里美は、守の成績が上がらないのは授業料が足りないからだと思い込み、今までの倍の金額となる20万円をトラコに支払う。守は「そんだけあったら、ここの授業料払えるのに…」と、お笑い養成所の入学金がちょうど20万円であることをトラコに明かす…。「家庭教師のトラコ」は毎週水曜22:00~日本テレビ系で放送中。(笠緒)
2022年07月28日株式会社文藝春秋コミック編集部は、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の巨匠・安彦良和のヒロイック・ファンタジー『マラヤ』を電子書籍として4月1日(金)に復刊します。オールカラー366ページの豪華版。マンガアプリ最大手のLINEマンガとピッコマでも同時配信されます。「完璧の城」ハルワタートは、生母エヴァを中心に老師や戦士、役女たちが集う女だけのクニ。かつて、男たちは欲望のおもむくまま戦いに明け暮れ、最終戦争を引き起こし、世界を滅亡へと導きました。それゆえ、ハルワタートでは男は災難をもたらす者として忌み嫌われ、排斥されてきました。マラヤは戦士として、侵入を繰り返す男たちを撃退してきた勇者です。その功績が認められ、次期生母に推挙されますが、マラヤは女王蜂のように生殖のためだけの存在になることを拒否、マラヤに嫉妬する同僚デボラの策略もあって、最下層の役女へと降格されてしまいます。底辺の生活にもかかわらず、前向きに生きるマラヤ。当初は対立していたイザベルら役女たちも、マラヤを慕うようになります。苛立つデボラは、マラヤに止めを刺すべく最下層を襲撃します。必死で闘うマラヤたちはハルワタートを脱出、外界へと向かいます。しかし、そこは獰猛な男たちとドラゴンがうごめく魔界でした……。異界によって引き裂かれ、憎み合う女と男。運命の戦士マラヤは、二つの性の対立を乗り越え、闇夜に光を導くことができるのか──!? 名作『ジャンヌ』、『イエス』に続く、安彦良和のオールカラー・コミック第3弾です。2022年6月3日より、安彦良和氏が監督を務めるアニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が公開されます。公開に先立ち、長らく絶版状態だった傑作『マラヤ』が復刊されることで、大きな話題となることが期待されます。■書誌情報■書名:『マラヤ』販売価格:800円(税込)詳細URL: ■マンガアプリ情報LINEマンガ(全20話) ピッコマ(全20話) ■著者プロフィール■安彦良和(やすひこ・よしかず)1947年、北海道紋別郡遠軽町生まれ。弘前大学中退後、虫プロダクションを経て、フリーのアニメ作家として活躍。『勇者ライディーン』『機動戦士ガンダム』などを手掛ける。1979年、『アリオン』で漫画家デビュー。古代日本に題材をとった『ナムジ』『神武』『蚤の王』『ヤマトタケル』、明治以降の近現代史の裏面を描いた『虹色のトロツキー』『王道の狗』『天の血脈』、西洋史が舞台の『ジャンヌ』『イエス』『我が名はネロ』『アレクサンドロス』など著書多数。代表作『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は累計1000万部を超える大ヒットとなった。最新作は「シベリア出兵」をテーマにした『乾と巽─ザバイカル戦記』。2022年6月3日、監督を務めるアニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が公開予定。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月31日音楽劇『プラネタリウムのふたご』が2021年2月に上演される。演出・脚本のウォーリー木下、W主演の永田崇人と阿久津仁愛に話を聞いた。いしいしんじの小説を原作にした音楽劇で描かれるのは、星の見えない村にあるプラネタリウムで働く“星の語り部”の男に拾われた、ふたごの兄弟の物語。永田が「この作品には“人はだまされる才覚があるから、しあわせに生きていける”ということが描かれているのですが、僕もすごくそう思います。特に舞台をやりながら感じるし、舞台を観ながらも感じることです」、阿久津も「本を読んで、“うそ”や“人をだます”ということに対してのイメージが変わりました」と語る、“うそ”がキーになるストーリーだ。それを脚本にするうえでウォーリーは「小説はひとつのテーマにくくることができないような作品なのですが、その中の『僕らはどうやって“うそ”を“うそ”として受け止めて生きていくのか』というテーマに、僕は舞台人としてとても興味があって。そこはかなり深く掘って戯曲にしたつもりです。作品に出てくるプラネタリウムも、そこに本当の星があるわけじゃなくて、“光の点”を僕らは星だと思って見る。その原理は演劇ととても似ていて。そういうものが描かれる作品だからこそ、舞台で表現できることは多いと思います」トクマルシューゴの音楽を楽しみにしているという永田は「以前、ウォーリーさんがトクマルさんとつくられた『つながる音楽劇「麦ふみクーツェ」~everything is symphony!!~』(’15)を観てすごく感動したのを覚えています。なにか、わけがわからない感じで涙が出てきたんです。それは初めての体験でした」とうれしそう。その永田との共演を楽しみにしているのは阿久津。「ずっと崇人くんと共演したかった。先日、(ウォーリーが演出・脚本を手掛け、永田が出演する)演劇『ハイキュー!!』を観劇したときも感動しっぱなしでした。カッコよくて……すごく尊敬しています。W主演ではありますが、崇人くんからも学んでいきたいです」と目を輝かせる。そんなふたりにウォーリーは「ふたりが演じるふたごは“よくわからない感じ”が重要だなと思っているので、ふたりから出てくるものを見ながらやっていきたい」と話した。今年6月~7月に上演予定であったが新型コロナウイルスの影響で上演延期となった本作。「音楽も美術も衣裳も台本も揃った後に延期が決まったので、今回もっとできる部分が増えそうです」(ウォーリー)と更に楽しみな公演は、2021年2月6日(土)・7日(日)に東京・東京芸術劇場 プレイハウス、2月13日(土)・14日(日)に大阪・梅田芸術劇場 メインホール、2月19日(金)~23日(火・祝)に東京・日本青年館ホールにて上演。チケット一般発売は12月19日(土)より。チケットぴあでは12月12日(土)からチケット先行先着販売を実施。文:中川實穂
2020年12月11日元レースクイーンでグラビアアイドルの阿久津真央がこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『独り占めするよ?』(発売中 4,180円税込 発売元:エスデジタル)の発売記念イベントを行った。2017年日本レースクイーン大賞でグランプリを獲得するなど、トップレースクイーンとして活躍していた阿久津真央。昨年末には1年8カ月ぶりとなるグラビアDVDを発表し、上からB86・W58・H84という抜群のスタイルとGカップのバストを披露して多くのファンを沸かせた。そんな彼女の最新作は、スタイルはもちろん、26歳という大人の色気を感じさせる1枚に仕上がっている。Gカップバストの谷間を強調した水着姿で登場した阿久津は「今回のDVDは遠距離恋愛がテーマとなっていて、久しぶりに会えた彼氏とデートしたりイチャラブな内容になっています。たまにしか会えない彼との時間を独り占めにしたいということで今回のタイトルになりました」と最新作の内容を紹介。今回の撮影では"初体験"なことが多かったそうで、「ナースコスプレのシーンでは初めてマッサージにチャレンジしました。ガーターのえちえちな衣装を着られてうれしかったです。それと回想シーンで制服を着たんですが、その時に初めてパンチラが出てくるので、それも楽しみにして欲しいですね」とアピールし、「制服から白の下着姿になるんですが、下着になる前に水鉄砲で掛け合って制服がビチョビチョになってしまいました。濡れたカッターシャツから見える向こう側のエロさがえちえちでお気に入りです」と透け感のあるシーンが最もセクシーだという。また、コロナ禍の影響で外出出来なかったというが、「お家でお酒を飲むことがなかったんですけど、お酒をお家で飲むためにオリジナルの枡を買い、その枡にお酒と塩を入れてソルティードック風に飲むようになりました。コロナ禍だからと言って、全部マイナスではないですよね」と前向き。さらに「毎日飲むんですが、今日のイベントのために2週間禁酒したんです!」と明かすも、「今日のイベントが終わったら解禁ですよ(笑)。日本酒4合で止めますけどね」と酒豪ぶりをアピールしていた。
2020年07月28日元レースクイーンでグラビアアイドルのの阿久津真央が、最新イメージDVD『独り占めするよ?』(発売中 4,180円税込 発売元:エスデジタル)をリリースした。2017年日本レースクイーン大賞でグランプリを獲得するなど、トップレースクイーンとして活躍していた阿久津真央。昨年末には1年8カ月ぶりとなるグラビアDVDをリリースし、上からB86・W58・H84という抜群のスタイルとGカップのバストを披露した。最新作は、自慢のスタイルはもちろん、26歳という大人の色気を感じさせる1枚に仕上がっている。ビーチでは赤の三角ビキニを着用。笑顔でビーチを走りながら、バストが揺れる。メリハリの効いたボディーは水着姿で迫力が増し、コスプレシーンも見どころの一つとなっている。さらに、ナース服のシーンでは聴診器を自らの身体にあて、マッサージへのシーンに展開するなどセクシー度が高い。バスルームや着物を着たシーンなども色気があり、笑顔の裏に潜む艷やかな表情をした阿久津を堪能することができる。なお、同DVDの発売を記念したイベントが7月19日に東京・秋葉原のソフマップAKIBA1号店 サブカル・モバイル館6F(18:00~)で開催予定(中止・延期の可能性あり)。
2020年07月15日元レースクイーンでタレントの阿久津真央が、最新イメージDVD『お願い!まお先生~先生って呼ばんといて~』(4,180円税込 発売元:ラインコミュニケーションズ)をリリースした。2017年に日本レースクイーン大賞でグランプリを獲得するなど、トップレースクイーンとして活躍していた阿久津真央が、2018年8月に発売した1stDVD『見やんといて』以来、実に1年8カ月ぶりとなるDVDをリリース。ファンの間では"まおまお"の愛称で親しまれている阿久津が、上からB86・W58・H84という均整のとれたプロポーションとGカップのバストを披露している。本作は、家庭教師になった阿久津が生徒を誘惑するというシチュエーションもの。家庭教師役とはいえ、セーラー服のシーンもあればアダルトな雰囲気が漂う夜のベッドのシーンもあり、振り幅のあるシーンで構成されている。夜のベッドのシーンは、黒のセクシーな衣装にパンティーストッキングを穿いてセクシーなポーズと表情を披露。本作の最大の見どころとなっている。なお、同DVDの発売を記念したイベントが1月12日に東京・秋葉原のソフマップAKIBA1号店 サブカル・モバイル館6F(12:00~)で開催される。
2020年01月04日リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)のデザイナー・山縣良和による初の絵本「ぼくは0てん」が、全国書店にて発売される。常にサプライズの絶えない手法で、数々の作品を世に送り出しているリトゥンアフターワーズのファッションデザイナーの山縣良和。鳥取で生まれ、ロンドンのセントマーチンズ在学中からアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)やジョン ガリアーノ(John Galliano)で経験を積み、2005年に卒業。そして、2年後の2007年にはリトゥンアフターワーズを立ち上げた。妖怪の世界や戦時中の女性などをテーマに、これまで10年強にわたってユーモアあふれるコレクションを発表し続けている。「ぼくは0てん」は、そんな山縣良和が、故郷の鳥取へと帰る深夜バスの中でふと思いついた物語。2009年秋冬コレクション「graduate fashion show」のイメージソースにもなったストーリーだ。勉強もできず自信の持てなかった子供時代を過ごし、やがてイギリスへと飛び立っていった自身の半生を重ね、“レッテル貼り”や“他人の評価”から自由になって、自分の得意なことを見つけ出していくストーリーを、愛らしい「てんすう」たちのキャラクターで描いた。【詳細】ぼくは0てん発売日:2019年12月5日(木)より順次取り扱い:全国書店※取り扱い・発売日は書店によって異なる。価格:1,600円+税
2019年12月09日リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)、リトゥン バイ(written by)のデザイナー山縣良和が、初の絵画展「Fashion Illustrations by Yoshikazu Yamagata」を12月16日から25日、表参道ROCKETにて開催する。山縣良和は2005年、セントラルセントマーチンズ美術学校を卒業し、ジョンガリアーノのデザインアシスタントを務めたのち帰国。2007年にリトゥンアフターワーズを設立して、2014年にベーシックラインであるリトゥン バイを発表。昨年はファッションコンテスト「LVMHプライズ」に日本人初のノミネートを果たした。絵画展では、山縣良和が学生時代から現在までに描いたデザイン画、ラフ画、イラストレーション作品、ファブリックデザインに用いた原画等を展示・販売。コレクション発表時に使用されたビジュアルの原画も見ることが出来る。【イベント情報】「Fashion Illustrations by Yoshikazu Yamagata」 会場:表参道ROCKET住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3F 会期:12月16日~25日時間:11:00~21:00 (12月18日は20:00まで、22日~24日は22:00まで)入場無料会期中無休
2016年12月04日4月6日(現地時間)、Microsoftは新たなクラウドサービス「Microsoft Cloud App Security(以下、MCAP)」がGA(General Availability)に達したことを公式ブログで明らかにした。MCAPはOffice 365に加えてBoxやSalesforceといったサードパーティ製SaaSアプリケーション上の顧客データ保護を目的とするソリューション。Microsoftは2015年9月にクラウドセキュリティベンダーのAdallomを買収し、同社の技術を基盤として本サービスのローンチを2016年2月に発表していた。MCAPはクラウドアプリケーションに対する可視性や制御、およびセキュリティをオンプレミスサーバーと同様のレベルで提供するサービス。具体的には任意のネットワークデバイスからログを取得し、自動コレクターを構成する。次にアプリケーションを接続して承認を行うことで、クラウドアプリケーションのユーザーやデータ、活動などのスキャンを実行する仕組みだ。Microsoftは、企業が承認していないSaaSアプリケーションを使用する従業員数が80%にもおよび、シャドーITの発見にも役立つと説明する。料金は1ユーザーあたり5ドル/月。日本国内の展開は現時点で明らかにしていない。阿久津良和(Cactus)
2016年04月07日4月6日(以下すべて現地時間)、Microsoftは2016年2月24日にリリースしたWMF(Windows Management Framework) 5.0 RTM(Release To Manufacturing)が、5週間で13万回以上ダウンロードされたことを公式ブログでアピールした。さらに2016年中のリリースを予定しているWindows Server 2016に次期バージョンとなるWMF 5.1を実装することを明らかにしている。WMF 5.0は、Windows PowerShellやJEA(Just Enough Administration)やDSC(Windows PowerShell Desired State Configuration)、ISE(Windows PowerShell Integrated Scripting Environment)、Management OData IIS Extension(Windows PowerShell Web Services)、WinRM(Windows Remote Management)、WMI(Windows Management Instrumentation)から構成される主要コンポーネントの1つ。WMF 5.1で実現するいくつかの改善は既にWindows 10 Insider Previewに含まれている。WMF 5.1リリースから4カ月間は重大なセキュリティ問題に対応するため、WMF 5.0もサポートする予定だ。現在MicrosoftはWindows 10やWindows Server 2016 Technical Previewで発生したWMF 5.0に関する意見を自社のユーザーフォーラムで募集中。重要な項目を識別しながら、WMF 5.1開発時の優先順位を決めると説明した。阿久津良和(Cactus)
2016年04月07日4月4日(現地時間)、Microsoftはトヨタ自動車と自動車から得るビッグデータを集約および解析し、その結果を商品開発に反映させる新会社「Toyota Connected, Inc.」を、2016年1月に米テキサス州プレイノで設立したことを、公式ブログで発表した。なお、トヨタ自動車も同様の発表を行っている。Microsoftとトヨタ自動車は、次世代テレマティクスプラットフォーム構築に関する戦略的提携を2011年4月に発表し、これまで良好な関係を築いてきた。その時の提携内容に、トヨタメディアサービスに対してMicrosoftと親会社にあたるトヨタ自動車が出資を行うことを含んでいたが、結果として新会社設立に至っている。ビッグデータの収集や研究などはMicrosoft Azureを使用し、Microsoftは自社エンジニアがデータ解析やモバイル技術といった側面でToyota Connectedをサポートする。今回の発表にあたり、Toyota Connected President&CEOのZack Hicks氏は、「ユーザーの習慣や思考に応じたテレマティクスサービスや実際の運転パターンに合わせた保険料率モデルの構築、道路状況や交通情報の提供で豊かな生活を目指す」と述べた。長年Microsoftで役職を勤め、一度退職したが現CEOのSatya Nadella氏に請われる形で再登壇した、Microsoft Corporate Strategy&Planning EVPのKurt DelBene氏は「データの力を用いて個々の運転を直感的かつ安全性につなげるため、Toyota Connectedと協力していく」と述べている。阿久津良和(Cactus)
2016年04月05日日本マイクロソフトは、Windows 10およびXbox One用ゲームタイトル「Quantum Break」を4月7日にリリースする。これに先駆けて、4月4日、Windows 10のゲームプラットフォームにおけるファーストパーティーとしての取り組みを説明した。○Windows 10のゲームラインナップを大きく拡大Xbox OneやPlayStation 4に代表されるゲーム機ではなく、PCゲームを楽しんでいるユーザー層は存在する。OSとしてWindows 10を使うユーザーも増加し、2016年3月の「Steamハードウェア&ソフトウェア調査」でも、64ビット版Windows 10のシェアは36.97%と64ビット版Windows 7の32.99%を上回り、加速傾向にあるのは明らかだ。Windows 10もリリース当初からPCゲームに関する機能として、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションの「Xbox」や、「Win」+「G」キーで起動する「ゲームバー」を盛り込んでいる。だが、PCゲームプラットフォームとして存在感がいまひとつなのも確かだ。日本マイクロソフト Xboxマーケティング戦略本部 井上正之氏は、今回の説明会で「OSとデバイスに続いて、サービスとコンテンツの取り組みを推進させる」と述べた。2016年春から、Windows 10におけるPCゲーム分野のサービス&コンテンツ強化を明らかにした。その代表的な取り組みとして、Windows 10向けに以下のタイトルを今後リリースする。日本のアニメーションにインスパイアされたというビジュアルが特徴的な2Dアクションゲーム「Ori and the Blind Forest: Definitive Edition」は、2015年3月にリリースされたタイトルだが、新コンテンツを追加したWindows 10版をリリースする予定だ。Xbox One版とWindows 10版による対戦プレイを楽しめる「Killer Instinct: Season 3」は、基本無料のスタイルで世界各地のプレイヤーと対戦できる。既に発表済みだが、「Minecraft: Windows 10 Edition」のOculus VR「Rift」対応版については、WindowsストアとOculusストアでアップデートを配信する予定だが、時期や詳細はワールドワイドで今後の発表となる。シリーズ初のWindows 10版をリリースする「Forza Motorsport 6: Apex」は、DirectX 12により4Kへ対応し、基本プレイは無料となる。そして4月7日にリリース予定の「Quantum Break」は、「The Max Payne」シリーズでお馴染みのRemedy Entertainmentが手がけるアクションゲームだ。その他にもサードパーティー各社から「BIOHAZARD UMBRELLA CORPS」や「DARK SOULS III」「三國志13」など多くのPCゲームタイトルがリリースされる。Microsoft/日本マイクロソフトがPCゲームに強くコミットする理由は、Microsoft Head of XboxのPhil Spencer氏が以前のイベントで発言した「Better for Gamers」が大きい。井上氏も自社の取り組みとして、「DirectX 12と4Kによるゲーム体験は、ユーザーが楽しみたいデバイスを選べるように、Windows 10版とXbox One版の同時リリースをファーストパーティーとして注力する」と説明した。意地が悪い言い方をすると、残念ながらXbox Oneは日本国内で盛り上がりを見せているとは言い難い。スマートフォンで楽しむカジュアルゲームの台頭で、コンソールゲーム市場自体が縮小しているという分析もあるものの、Xbox OneやPCゲームは、欧米では根強い人気を持つ。Microsoft/日本マイクロソフトが目指す方向性について筆者が質問すると、「ユーザーが望むゲームをデバイスの垣根を越えて提供するのが我々の目標。1つのプラットフォームを立ち上げるには時間がかかるが、デバイスの進化に伴って3年5年10年と育んでいく。そのために我々はファーストパーティーとして積極的に取り組まなければいけない」(井上氏)とのことだった。既に日本マイクロソフトはWindows 10版「Rise of the Tomb Raider」をリリースしているが、今回の「Quantum Break」はWindows 10版とXbox One版を同時にリリースする初タイトルとなる。昨日開催した開発者向けカンファレンス「Build 2016」でSpencer氏は、ユーザーが作成したMODやオーバーレイ表示機能をUWPアプリケーションでサポートすると発表している。ご自身もXbox Oneを2台とゲーム用PC、Surfaceを所有し、お子さんにテレビを占領されているという井上氏は、PCでプレイしていたゲームをお子さんの面倒を見る際はSurfaceに切り替えて、プレイを続行するしているそうだ。このように場所を選ばず、ユーザーが望むようにPCゲームを楽しむシナリオを実践できる世界をMicrosoftは目指しているのだろう。Xbox One/Windows 10版タイトル同時リリースによって、Windows 10というゲームプラットフォームは大きく進化する可能性を見せつつも、まずは第一歩を踏み出したに過ぎない。1人のPCゲーマーとして、Microsoft/日本マイクロソフトの展開に注目したい。阿久津良和(Cactus)
2016年04月04日米Microsoftの開発者向けカンファレンス「Build 2016」(3月30日~4月1日開催)では、Windows 10上でUNIXのシェル「bash」を実行するデモンストレーションが披露された。この機能は、2016年夏にリリースする「Anniversary Update」からサポートするという。MicrosoftのMike Harsh氏は公式ブログで概要を説明しているが、さらに詳しい情報はAzure方面で有名なMicrosoft Web Platform and ToolsプリシンバルプログラムマネージャーのScott Hanselman氏が書いたブログ記事から読み取れる。bashをはじめとするコマンドは開発者向け機能としてWindowsストアから提供し、ユーザーは「設定」の <更新とセキュリティ> → <開発者向け> にある設定を <開発者モード> に切り替えることで取得可能。Hanselman氏によれば、Windows 10上のUbuntu仮想マシンが動作し、その上でawkやsed、grep、viといった「ホンモノのUNIXコマンド」が使用できる。また、aptコマンドを使ってrubyなど他のコマンドを取得することも可能だ。Canonical Ubuntu Product and Strategy teamのDustin Kirkland氏もブログで、「bashを起動するとcmd.exeのコンソールが起動し、/bin/bashを実行。すべてのユーザー領域にアクセスできる」と説明している。本件はBuild 2016開催前日から噂に上っていたが、一部のユーザーは懐疑的な見方をしていた。ハイパーバイザー型仮想マシンかDockerに代表されるコンテナーではないかと。だが、Kirkland氏は「Ubuntu ELFバイナリをWindowsで直接実行できる」と説明。具体的にはMicrosoft Researchの技術を用いて、LinuxとWindowsのシステムコールをリアルタイムに変換し、コマンドを実行する仕組みだ。気になるのはWindowsのフォルダーへのアクセスだが、Cygwinと同じようにmntコマンドでCドライブなどにそのままアクセスできる。なお、bashを起動した際のルートディレクトリは「%USERPROFILE%\AppData\Local\Lxss\rootfs」フォルダーが割り当てられるようだ。また、現在はUbuntu 14.04 LTSを用いているが、近いうちにUbuntu 16.04 LTSに置き換わる。さて、Windows 10 Insider Preview ビルド14251では、「lxcore.sys」「lxss.sys」が見つかったことが話題となった。カンのよい方ならお気付きのとおり「Lxss」は「LinuX Sub System」の略と推察できる。Build 2016のセッション「Running Bash on Ubuntu on Windows!」では、「Windows Subsystem for Linux」という呼称を用いているが、ほぼ同等と考えて構わない。本機能は近いうちにWindows 10 Insider Previewユーザーが実際に試せるようだが、Harsh氏のブログにあるとおり完全ではない。例えばbashのシェルスクリプトが停止するケースがまだ見られるそうだ。このあたりはAnniversary Updateまでに解決するだろう。個人的には長年世話になったCygwinをアンインストールできる日を迎えられると、Microsoftのチャレンジを心から歓迎している。CEOがSatya Nadella氏に変わってからのMicrosoftはオープンソース周辺に関して、Microsoft AzureはLinuxをサポートし、SQL Server for Linuxの開発を表明するなど努力を続けてきた。そして今回のクライアントOSによるオープンソースへのコミットは、OSやプラットフォームという垣根が無意味になったことの裏返しと述べると言い過ぎだろうか。Build 2015でプラットフォームの垣根を抜き取り、Build 2016で現実的なアプローチを行った。この路線が実を結べば来年のBuild 2017でも、我々が驚くようなプランを見せてくれるだろう。阿久津良和(Cactus)
2016年04月04日4月1日(現地時間)、Microsoftは次期Windows 10がHyper-Vコンテナーをサポートすると公式ブログで発表した。Windows Server 2016がHyper-Vコンテナーをサポートすることは以前から明らかにしていたが、クライアントOSであるWindows 10について言及するのは今回が初めてとなる。Windowsカーネル独自のインスタンスを利用し、Windows 10とWindows Server 2016との間で互換性を持つ。まずは今後のWindows 10 Insider PreviewとWindows Server 2016 Technical Preview 5で実装し、「Windowsの機能」ダイアログからHyper-Vコンテナーを有効にできる。なお、Windowsコンテナーは、プロセスと名前空間の分離テクノロジを使用してアプリケーションを分離し、コンテナーホストとすべてのコンテナーでWindowsカーネルを共有する「Windows Serverコンテナー」。Windowsカーネルを共有せず、各コンテナーを仮想マシンで実行する「Hyper-Vコンテナー」と2つの異なるタイプを用意しているが、今回の発表では後者の実装がWindows 10にも行われることを意味する。Microsoft Windows Hyper-V and Containers TeamのTaylor Brown氏は「クラウドアプリケーションを構築する開発者に役立つ」と本機能について説明した。阿久津良和(Cactus)
2016年04月04日何らかの理由でWindows 10が起動しなくなった場合に備えて、回復ドライブを作成しておこう。問題解決やWindows 10の修復などに利用できる。システムパーティションを含める場合は、8GB以上のUSBメモリーを用意すると確実だ。今回は回復ドライブの利用方法を紹介する。○回復ドライブからPCを起動する「回復ドライブ」の作成方法は前回の記事をご覧いただくとして、今回は回復ドライブからPCを起動するとしよう。前回はUSBメモリーの回復ドライブを作成したので、このUSBメモリーからPCを起動する。なお、起動デバイス(内蔵HDD/SSD、USBメモリ、光学ドライブなど)の優先順序を変更する方法はPCによって異なるため、PC本体やマザーボードのマニュアルを参照いただきたい。さて、回復ドライブからPCを起動すると、最初にキーボードレイアウトの選択を求められる。106/109日本語キーボードの場合は「Microsoft IME」を、101/014英語キーボードの場合は「US」を選択すればよい。Windows回復環境(Windows RE)から「トラブルシューティング」を選択すると、2つのアクションを選択できる。「このPCを初期状態に戻す」は個人用ファイルを維持可能なWindows 10の再インストール(別途メディアファイルが必要な場合がある)、「ドライブから回復する」は回復ドライブ内にシステムイメージを利用した再インストールが可能だ。「トラブルシューティング」を実行すると、「システムの復元」や「イメージでシステムを回復」「スタートアップ修復」「コマンドプロンプト」が選べる。Windows 10をバージョン1511(Threshold 2)にアップデートした場合、1カ月以内であれば「以前のビルドに戻す」という操作を実行して、以前のビルドに戻すことも可能だ。もっとも、上記の選択肢において、「システムの復元」は事前に復元ポイントの作成が必要となり、イメージを用いた回復も「バックアップと復元」で作成したシステムイメージバックアップファイルが必要だ。これらの準備がない場合は選択できない。現実的なのは、スタートアッププロセスに何らかの問題が発生している際に試してみる「スタートアップ修復」程度だろう。今回の検証で興味深いのが、Surface Pro 4で作成した回復ドライブだ。トラブルシューティングの一覧に「クラウドから回復する」という項目が加わり、インターネット経由でWindows 10の再インストールを可能にしている。ローカルPCなどに保存、もしくはMicrosoftアカウント管理ページから入手したBitLocker回復キーを入力し、Windows 10を新規インストールするというものだ。さて次回は、回復ドライブを使って、ちょっと変わった修復方法を紹介しよう。阿久津良和(Cactus)
2016年04月02日3月30日(現地時間)、Microsoftは次期Windows 10アップデート「Anniversary Update」でbashを始めとするUNIXコマンドをサポートすることを明らかにしている(関連記事)。気になるのは、その背景やロジックだが、Linuxディストリビューション「Ubuntu」の開発や支援を行うCanonicalの公式ブログ「Ubuntu Insights」で、開発に携わった人物がその概要を説明した。Canonical Ubuntu Product&Strategy teamのDustin Kirkland氏は、この数ヶ月間、自社とMicrosoftの間で結ばれた極秘プロジェクトに携わってきたことを明かし、「16年ぶりのWindowsは、奇妙な気分だった」と感想を述べた。また、同プロジェクトの「Windows 10のcmd.exe上でUbuntuユーザースペースとbashシェルがネイティブで動作する」という仕組みを耳にしても、理解するまでかなりの時間を要したという。本機能はLinuxとWindowsのシステムコールをリアルタイムに変換し、コマンドを実行することで実現している。背景にはMicrosoft Researchの技術が存在し、Kirkland氏は「Ubuntu ELFバイナリをWindowsで直接実行できる」と説明しつつ、今回の準備については次のように説明した。ラッピングしたUbuntuのルートファイルシステムを、Windowsアプリケーションパッケージ(拡張子「.appx」)としてWindowsストアにアップロードしている。その際はXMLファイルの編集や各サイズのPNG形式ファイルを用意しなければならず、非Windows開発者である同氏は、Microsoft Visual Studioの操作に苦戦したという。なお、現在はUbuntu 14.04 LTSを用いているが、近いうちにイメージファイルはUbuntu 16.04 LTSに置き換わる。Kirkland氏は、20年以上オープンソースの世界に身を置いてきたが、今回の取り組みを「オープンソース開発者にとって夢のような出来事だ。Windows 10デスクトップをオープンソース技術で埋め尽くせる」と説明した。阿久津良和(Cactus)
2016年04月01日●Xamarin(ザマリン)を完全無償化!米Microsoftが2016年3月30日(すべて現地時間)から開催中の開発者向けカンファレンス「Build 2016」。1日目に続く2日目のキーノートは、開発者にとって濃い内容。新製品は披露されなかったため、エンドユーザーに影響をおよぼすような新テクノロジーをピックアップしよう。○Xamarinを完全無償化!最初は「Xamarin(ザマリン)」を使ったiOSおよびAndroidエミュレーター。Xamarinとは、C#言語を使って、Android、iOS、Macのネイティブアプリケーションを作成できる開発ツールだ。2016年2月にMicrosoftが買収を発表し、Microsoft製品となったのは記憶に新しい。BUSINESS EDITIONが年間で20万円オーバー(個人も約5,000円/月)の有償製品だったXamarinだが、今回「Xamarin for Visual Studio」として完全無償化。対応エディションは、個人開発者が無償/有償のアプリケーションを開発できる「Visual Studio Community」を含んでいる。ただしMicrosoftは翌日の31日に、「Xamarin Studio Community」を発表し、必ずしもすべての機能が無償で使える訳ではないことを明らかに。なお、今回の発表では、Xamarin Runtimeのオープンソース化や、UnityやRedHatが.NET Foundationの新しいメンバーに参加したこともアナウンスされた。○BMW Connectedが本日から利用可能にBMW Digital Life Service&Engineering VPのThom Brenner氏が登壇し、ユーザーと車、家とモバイルデバイスをつなげる「BMW Connected」が、本日から利用可能になると発表した。一見するとMicrosoftの発表会で……と思うが、BMW ConnectedはMicrosoft Azureを活用し、スケジュールに応じたナビゲーションやリモート制御による施錠など各種サービスを実現している。そうした背景もあって、Build 2016でのお披露目となったのだろう。●ゲームエンジン+ARライブラリ+Hololensのデモ○Azure Service FabricがGA(General Availability)にMicrosoftはクラウド系アプリケーションの開発や俊敏性の高い拡張を行う「Azure Service Fabric」をラインナップに加えているが、そのデモンストレーションとしてIllyriad Gamesの「Age Of Ascent」を取り上げた。Visual StudioからAzure Service Fabricへコードを発行し、そのままゲームバランスを調整。このAzure Service Fabricは本日GA(General Availability)を迎え、スタンドアローン版のプレビューも近日公開予定となる。○Build 2016の内容はChannel 9で視聴可能ゲームエンジン「Unity」とARライブラリの「Vuforia」を使ってチラシからトラクターを3D化し、それをMicrosoft Hololensで映し出すデモンストレーションも披露した。この他にもDocumentDBやMicrosoft Graph、Power BI Desktopの活用例が披露されたが、ここでは割愛する。今回もユニークな技術や驚きの発表が続いたBuild 2016の模様は、Microsoftの動画サイト「Channel 9」で視聴できる。キーノートやスライドなどを直接見られるので、興味あればアクセスしてみてほしい。阿久津良和(Cactus)
2016年04月01日3月30日(すべて現地時間)、Microsoftは2016年夏リリース予定の「Anniversary Update」向けとなる「Windows Anniversary SDK」プレビュー版の公開を公式ブログで発表した。ダウンロードにはWindows Insider Programへの参加 が必要ながらも、合わせてWindows 10 Insider Previewビルド14295のISOイメージファイルのダウンロードも可能にしている。Microsoft Windows&Device Group CVPのKevin Gallo氏は、Windows 10 Anniversary Updateで改善するAPIについて次のように説明した。「Windows Ink API」はわずか2行のコードを追加するだけで、インクキャンバスと新たなインクツールバーコントロールをアプリケーションに追加するAPI。さらにインクツールバーを拡張するインクプレゼンターも有益な機能だ。その他にも低レイテンシで美しいインクのレンダリング、手書き認識、インクデータ管理機能を提供する。「JavaScript API」を使うことで、アプリケーションやWebページからWindows Helloの生体認証が利用可能になった。1,000近くのアプリケーションがボイスコマンドを利用するCortanaも更に進化し、アプリケーションやWebページとの統合を可能にした。「Cortana API」ベータ版の利用はこちらのWebサイトから行える。Windows 10 Anniversary Updateでは、バックグラウンドアプリケーションの動作ロジックの変更や、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションの拡張、アクションセンターのクラウド化などが加わる予定だ。なお、Microsoftは2016年2月に「Xamarin」を買収し、「Visual Studio Enterprise」「Visual Studio Professional」に「Xamarin for Visual Studio」を無償追加することを3月31日に発表した。ただし無償開発者向けの「Visual Studio Community」に関しては「Community Edition of Xamarin Studio」を提供し、「Xamarin Studio for OS X」も用意している。阿久津良和(Cactus)
2016年04月01日何らかの理由でWindows 10が起動しなくなった場合に備えて、回復ドライブを作成しておこう。問題解決やWindows 10の修復などに利用できる。システムパーティションを含める場合は、8GB以上のUSBメモリーを用意すると確実だ。今回は回復ドライブの作成方法を紹介する。○回復ドライブを作成するWindows 10をインストール/アップグレードしたPCのディスクパーティションには、「回復パーティション」が存在する。ここには、トラブル発生時の操作を可能にするWindows回復環境(Windows RE)を起動するためのWindows回復イメージファイルを含む。Windows回復環境をUSBメモリーから起動するのが「回復ドライブ」だ。Windows 8.x時代から加わったものだが、Windows 10でも重要な存在であることに違いはない。ポイントとなるのが、「システムファイルを回復ドライブにバックアップします」という設定項目だ。文字どおりシステムファイルをUSBメモリーにコピーするため、容量が大きくなり、作成時間も長くなる。だが、システムファイルをバックアップ(コピー)することで、回復ドライブからPCのリフレッシュや初期化が容易になるので、なるべくなら作成しておこう。作業自体はウィザードの指示に従って進めるだけでよい。システムファイルをコピーしない場合は数十秒だが、システムファイルをコピーする場合は1時間以上かかる場合がある。システムファイルをコピーした場合、最後の画面で「回復パーティションを削除します」というリンクが現れるかもしれない。こちらをクリック/タップすると、PCのストレージから回復パーティションが削除される。しかし、Windows回復環境の実行に支障が出るため、回復パーティションは残しておくことをおすすめしたい。作成したUSBメモリーは誤って使用しないように、ネームシールなどを貼っておくといいだろう。次回は、回復ドライブの使用方法を紹介する。阿久津良和(Cactus)
2016年04月01日3月30日(現地時間)、Microsoftは現行版のVisual Studio 2016の次期バージョンにあたる「Visual Studio 15 Preview」のリリースを公式ブログで発表した。既にダウンロードページは公開済み。Visual StudioプログラムマーネジメントディレクターのJohn Montgomery氏は名称について言及していないが、Visual Studioの内部バージョンに由来するものと推測される。Visual Studio 15 Previewは新たに軽量化したインストーラーと、"クラシック"なインストーラーの2種類。開発目的に応じてコンポーネントを取捨選択するオプションを用意し、インストール時間を短縮した。ただし、新しいインストーラーは完全ではないため、"クラシック"なインストールを継続利用し、正式版リリース移行も並行して提供する予定だとMontgomery氏は説明している。なお、同氏によれば、起動に要する時間を30%短縮した。新たにWPF(Windows Presentation Foundation)およびUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーション開発時のXAMLのエディット&コンティニューと、C#およびVisual Basic用コーディングスタイル分析機能を搭載し、標準的なコーディングを可能にしている。その他には、新しいJavaScript言語サービス「Salsa」をサポートしているが、初期状態では無効になっているため、HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\VisualStudio\15.0\TypeScriptLanguageServiceキーのDWORD値「UseTypeScriptExperimental」のデータを「1」に変更しなければならない。バージョン6.xやES6 IntelliSenseエンジンをサポートする「Node.js Tools 1.2」のアルファ版、「Cordova 6.0.0」をサポートした「Visual Studio Tools for Apache Cordova」にも対応。「Tools for Universal Windows App Development」も更新し、.NETネイティブツールチェインをWindows 10用アプリケーションに最適化して、600以上のバグフィックスとパフォーマンス改善を加えている。アプリケーション分析ツールとなる「Developer Analytics Tools」も更新が加わり、検索履歴参照の容易化や関連テレメトリーの検索結果を改善。また、log4netやNLog、System.Diagnosticsといったロギングフレームワークからのトレース収集構成も合理化した。Montgomery氏は詳しい更新内容はリリースノートで、既知の問題はWebページで確認し、プレビュー版に対する意見をコミュニティサイトで求めている。阿久津良和(Cactus)
2016年03月31日3月30日(現地時間)、Microsoftは2016年夏のリリースを予定している次期Windows 10アップデート「Anniversary Update」で、bashを始めとするUNIXコマンドを仮想マシンやコンテナーを用いず、ネイティブで実行可能になることを公式ブログで明らかにした。具体的にはWindows 10内にLinuxディストリビューションの1つ「Ubuntu」を「Windows Subsystem for Linux」をカーネルに内包し、bashやgit、rubyといった開発者にはお馴染みのコマンドをユーザーモードで実行。Microsoftは開発環境を向上させるため、cmd(コマンドプロンプト)やPowerShellといったコマンドラインツールを開発してきたが、新たに第3のコマンドライン環境が生まれることとなる。WindowsはLinuxと異なり、FHS(Filesystem Hierarchy Standard)規格を採用していないが、WindowsツールおよびLinuxコマンドラインツールから、同じファイルシステムにアクセスできると、MicrosoftのMike Harsh氏は説明。なお、CanonicalのMark Shuttleworth氏は、「我々はWindows開発者のニーズに応えたことを喜んでいる」と今回の取り組みを評価した。本機能はまず、Windows 10 Insiders Previewに展開されるが、その完成度に関してHarsh氏は次のように注意をうながす。「完全ではなく、動作しないBashスクリプトが存在する」「Bashからメモ帳を、PowerShellからRubyを実行できない」と説明。また、現在の開発バージョンでは、VT100シーケンスのサポート強化や高DPI環境への対応が図られている。本機能に関する情報についてHarsh氏は、開発情報(ただし執筆時点では未構築)や公式ブログの参照、コミュニティページへの参加をうながしている。阿久津良和(Cactus)
2016年03月31日Microsoftは3月30日から4月1日(現地時間)、米国サンフランシスコで開発者向けカンファレンス「Build 2016」を開催するが、海外メディアは興味深い噂を報じている。Microsoftは自社の動画サイト「Channnel9」でBuild 2016のセッションリストを公開したが、そこに含まれないセッションを開催する噂があると、著名なMicrosoftウォッチャーのMary Jo Foley氏がZDNetで報じている。追加するセッションのタイトルは「Running Bash on Ubuntu on Windows!」。既に該当ページは消されているが、Windows上Ubuntu Linuxを実行し、その上でBashを起動するというWindowsやLinuxを開発プラットフォームとして活用するユーザーには興味深い内容だ。Foley氏は初日のセッション「Windows Command Line Improvements」に改称したと推測しているが、Windows 10では長年放置していたコマンドプロンプトの改善を行い、次期大型アップデートとなる「RedStone」でさらに改善を加える可能性は拭い切れない。Windows 10とLinuxの融合はCygwinやMSYSといった実装に加え、昨今までLinuxサブシステムと噂されるコンポーネントがWindows 10 Insider Previewで確認されていた。MicrosoftはWindows Server 2016でコンテナー技術を利用する「Windows Serverコンテナー」の実装を予定しているが、他方で同技術をクライアント=Windows 10に搭載するプロジェクト「Barcelona」を進めている。件のセッションがどのような内容なのかは、16時40分(現地時間)から始まるセッションを見ないと分からないが、今後Windows 10のコマンド環境が大きく改善するのは確かのようだ。阿久津良和(Cactus)
2016年03月30日Microsoftは2016年1月15日、Skylake搭載デバイス上のWindows 7/8.1サポートポリシー変更を発表した。本件は1月のレポート記事でも取り上げたが、3月18日に再度変更。結局、Skylakeデバイス上のWindows 7/8.1のサポート期間を2018年7月17日まで1年間延長し、それ以降もすべてのセキュリティ更新プログラムを延長サポート終了まで提供する。何が何やらと混乱している読者の方は下図をご覧いただきたい。ちなみに、Windows 7/8.1をサポートするSkylake搭載PCの一覧も、今回の発表に合わせて更新されている。興味のある方は確認してほしい。さて、Microsoftへどのようなフィードバックが集まり、どのような議論のもとサポートポリシーの変更に至ったかは想像するしかないが、以前の記事でも述べたように、MicrosoftがWindows 10への移行を必死にうながすのは、同社の"One Windows"構想が大きく関与している。Microsoft Windows&Devices Group EVPのTerry Myerson氏は昨年のBuild 2015で、Windows 10インストールデバイス目標値を100億台と説明した。この数字は、PCやモバイルデバイスに限らず、IoTデバイスなどあらゆる機器を対象にしたものだ。では、現在の稼働台数はいくつかといえば、1月4日の公式ブログで明かされた2億台。100億台にはほど遠いが、「Windows 7の1.4倍、Windows 8の4倍ものスピード」と普及速度をアピールしている。しかし、NetMarketShareが調査した2016年2月のデスクトップPC OSシェア率を確認すると、Windows 10の12.82%に対して、Windows 7は50%を超えている。KB3035583の配布や本稿冒頭のサポートポリシー変更など、Microsoftの姿勢や行動に関しては多様な意見があると思うが、筆者は「One Windows」が実現する世界に強い興味を持っている。だが、その世界を目にするには、まだまだ時間を要しそうだ。阿久津良和(Cactus)
2016年03月28日2016年3月25日(現地時間。日本は26日早朝)、MicrosoftはWindows 10 Insider Preview ビルド14295をリリースした。以前のビルドで発生していたXbox OneおよびXbox 360用コントローラー接続時にPCがハングアップする問題や、カスペルスキーの各セキュリティソフトに起因する問題、Windows 10 Mobile Insider Previewの復元問題などが修正された。ちょうど来週は開発者向けカンファレンス「Build 2016」が開催される予定だが、その直前リリースということで、一連のバグフィックスを行ったのだろう。○軽微なバグフィックスに留まるビルド14295BuildFeedの情報が正しければ、現在Microsoft社内ではビルド14308まで開発が進んでいるが、同社は2016年3月31日から開催する「Build 2016」直前にビルド14295をリリースした。今回もPC版に限らずスマートフォン向けのWindows 10 Mobile Insider Previewも同時に更新し、Lumia 635を除く対象デバイスに配信している。基本的にビルド14295は新機能は加わっていない。あくまでも既知の問題を修正し、フィードバックに基づいたバグフィックスに留めていると、Microsoft Engineering SystemsチームCVPのGabriel Aul氏は公式ブログで説明している。まずはWindows 10 Insider Previewの修正内容から確認しよう。Xbox OneおよびXbox 360コントローラー、もしくはその他のゲームパッドをPCに接続するとフリーズする問題。[CapsLock]キーを有効にした状態でMicrosoft Edgeを使い、パスワードを入力するテキストボックスに文字を入力するとタブがリフレッシュする問題を修正。UWPアプリケーションの「Xbox」が正常に動作しない問題。カスペルスキー製の各セキュリティ対策ソフトに含まれるドライバーによってWindows 10が正常に動作しない問題。上記の問題を本ビルドでは修正している。だが、筆者が他の連載記事で報告したようにクライアントHyper-Vのオン/オフができない問題はビルド14295でも発生した。改めて説明すると、Intel-VTやSLAT(Second Level Address Translation)といったHyper-Vのシステム要件を満たす環境で、Hyper-Vプラットフォームのインストール/アンインストールができないというものだ。そのため、VMware Workstationは「~実行する前に、システムからHyper-Vの役割を削除してください」というメッセージと共に仮想マシンを起動できなくなり、VirtualBoxに至ってはプログラム本体を起動できない状態になる。ビルド14291で発生した本問題については既に報告済みだが、海外の事例を見ても同様の現象は発生しておらず、筆者も別のPCでWindows 10 Insider Previewを試しても、そちらは問題ない。そのため固有の問題と思われるが、日常的に仮想マシンを使用する筆者としては頭を抱える問題である。一方のWindows 10 Mobile Insider Previewは以下の問題を修正した。ビルド14291で発生していたデバイスをリセットし、バックアップから復元する際にアプリケーションのインストールに失敗する問題。新しい言語およびキーボードがダウンロードできない問題。ただし、言語&キーボードのダウンロードは正しく表示されない問題があるため、<電話の更新>からダウンロードし、手動で再起動しなければならないという。なお、筆者の環境では以前から発生している音声認識言語のダウンロード問題は未だに解決していない。この問題でCortanaが使えないのは困りものだ。次はWindows 10 Insider Preview ビルド14295で確認されている問題を列挙する。「ナレーター」や他のスクリーンリーダーアプリケーションが「Feedback Hub」のメニューオプションを読めない問題。Hyper-Vの仮想スイッチが有効な環境では、通知領域のネットワークアイコンが正しく表示されない問題。TPMチップ搭載PCで「Tpm-Maintenance」が動作すると、トラックパッドやオーディオの動作に影響をおよぼす問題。Windows HelloもしくはPIN使用時にMicrosoft Passportサービスが起動し、Bluetoothがデバイススキャンを繰り返す問題。Miracastを介してビルド14291からアップグレードできない問題。ビルド14271から発生している「QQ」がクラッシュする問題。TPMチップ搭載PCの問題に対しては、「タスクスケジューラー」のツリーを<タスクスケジューラーライブラリ>→<Microsoft>→<Windows>→<TPM>と展開し、「Tpm-Maintenance」を右クリック→<無効>と順にクリックすれば回避できる。Bluetooth関連の問題はバッテリー寿命の低下やデバイスの応答性低下など数々の問題を引き起こすため、Microsoft Passport(NgcSvc)サービスの無効化を推奨したい。具体的には管理者権限を持つコマンドプロンプトから、「reg add HKLM\System\CurrentControlSet\Services\NgcSvc /v Start /t REG_DWORD /d 0x4 /f」を実行し、PCを再起動する。ただし、Windows HelloおよびPINによるサインインはできないので注意してほしい。Miracastの問題も同様に「reg add HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\SharedAccess /v StandaloneDhcpAddress /t REG_SZ /d "192.168.137.1" /f」と実行すれば回避できる。続いてWindows 10 Mobile Insider Preview ビルド14295で確認されている問題を列挙する。Microsoft Band 1/2と同期時にAPIエラーが発生する問題。Miracastを介してビルド14291からアップグレードできない問題。Microsoft Display Dockが検出できない問題。Microsoft Bandの同期問題に関しては、Windows 10 Mobileデバイスのリセットとペアリングの再実行で改善する。Miracastに関する問題の回避策は見つかっておらず、Microsoft Display Dockの問題もビルド14291から発生しているが、こちらも未解決だ。多くの問題を抱えているWindows 10/10 Mobile Insider Previewだが、Build 2016で明かされる次期大型アップデートのRedstoneに注目したい。阿久津良和(Cactus)
2016年03月28日3月25日(現地時間)、Microsoftは業務の共同作業などに用いる「Surface Hub」の法人顧客向けに出荷したことを、公式ブログで明らかにした。Surface Hubは、55インチ/84インチサイズの4Kディスプレイを持ち、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)エコシステムを実現するデバイスとして、当初は2015年9月1日、次は2016年1月の出荷を発表したが、本日まで延期していた。価格も84インチモデルは当初の1万9,999ドルから2万1,999ドル、55インチモデルも当初6,999ドルから8,999ドルに改正している。Microsoft Devices MarketingジェネラルマネージャーのBrian Hall氏によれば、フィラデルフィアの小児病院がSurface Hubを導入し、スタッフのためのスケジュール管理やホワイトボードとして活用。米国の法律事務所も遠方にある事務所スタッフ同士のコミュニケーションなど、さまざまな場面に活用しているという。また、Microsoftの研究結果を引用し、Surface Hubの導入による経済的影響はNPV(正味現在価値)法に照らし合わせて85万ドル/3年におよぶと説明した。日本でも2015年9月3日より予約受付を開始し、2016年1月からの出荷を予定していたが、米国に伴って本日以降の出荷が見込まれる。阿久津良和(Cactus)
2016年03月28日Windows 10はMicrosoftアカウントの使用を前提としているが、セットアップ時にMicrosoftアカウントを選択すると、フォルダー名が勝手に付けられる。そこで、ローカルアカウント→Microsoftアカウントの切り替え方法を紹介しよう。○先頭5文字がフォルダ名に?セットアップ時やユーザーアカウント追加時、Windows 10はMicrosoftアカウントの使用を執拗にうながしてくる。Windows 10が備える多くの機能はクラウドと連携し、ユーザーの行動をプロダクト品質の向上につなげているからだ。その賛否は置いておくが、始めからMicrosoftアカウントを選択すると困るのがユーザーフォルダー名である。例えば「Akutsu3@live.jp」というアカウントを新たに追加した場合、フォルダー名は最初の5文字「Akuts」となる仕組みだ。○ローカルアカウント→Microsoftアカウントユーザーフォルダー名の問題を避けるには(好みのユーザーフォルダー名でMicrosoftアカウントを使うには)、最初にローカルアカウントを作成する。注意すべきは「このPCを使うのは誰ですか?」に入力した文字列が、ユーザーフォルダー名になること。パスワードはMicrosoftアカウント切り替え時に入力するので、忘れにくい文字列を使用しよう。さらに必要に応じて、ローカルアカウントの種類を「標準ユーザー」から「管理者」に変更しておくとよい。これらの設定を終えたら、新たなローカルアカウントでWindows 10にサインインする。その後、ローカルアカウントからMicrosoftアカウントへの切り替えを行えばよい。最後に「情報の追加」をクリック/タップして、アカウントを有効にするためのセキュリティコード入力などを行おう。阿久津良和(Cactus)
2016年03月25日3月23日(以下すべて現地時間)、MicrosoftはMicrosoft AzureストレージサービスをPythonから利用するクライアントライブラリー「Microsoft Azure Storage SDK for Python」が、バージョン0.30へ更新したことを公式ブログで明らかにした。Azureストレージサービスの2015年4月5日を対象に、以下の改善を加えている。BLOBストレージのサポートファイルサービスのサポートLazyな配列に対応したAPISASアカウントのサポートテーブルバッチのリファクタリング(内部構造の整理)JSONテーブルフォーマットのサポート など他の更新情報はGitHubのChangelogが詳しく、ダウンロードや導入方法もプロジェクトページに詳細を掲載している。Microsoft Azure StorageプリンシパルプログラムマネージャーのDinesh Murthy氏は、「多くのフィードバックを基に本バージョンをリリースした。サンプルコードですぐに利用できるため、Azureストレージサービスを利用するユーザーは試してほしい」と述べ、今後も新ライブラリの提案など、コミュニティからのフィードバックを求めた。阿久津良和(Cactus)
2016年03月24日3月21日(以下すべて現地時間)、MicrosoftはWMF(Windows Management Framework) 5.0 RTM(Release To Manufacturing)をMicrosoft Updateカタログで配信開始したことを公式ブログで明らかにした。WMFはWindowsシステム管理フレームワークとしてPowerShellやPowerShell ISE(Integrated Scripting Environment)を実行するための基盤となる。2015年8月31日からWMF 5.0 Production Preview版をリリースし、2015年12年16日に完成を迎えたが、問題が発生したため、2015年12月23日にダウンロードセンターから削除。2016年2月24日に改めて公開した。WMF 5.0は、Windows PowerShellやJEA(Just Enough Administration)やDSC(Windows PowerShell Desired State Configuration)、ISE(Windows PowerShell Integrated Scripting Environment)、Management OData IIS Extension(Windows PowerShell Web Services)、WinRM(Windows Remote Management)、WMI(Windows Management Instrumentation)から構成され、Windows Server 2012 R2およびWin 8.1用、Windows Server 2012用、Windows Server 2008 R2 SP1およびWindows 7 SP1用のダウンロードが可能。なお、MicrosoftはWMF 5.0 Production Preview版を使用中の場合、WMF 5.0 RTMインストール時に置き換えられるが、事前のアンインストールを推奨した。またIT管理者向けには、WMF 5.0 RTMをWSUS(Windows Server Update Services)やSCCM(System Center Configuration Manager)経由の導入も推奨している。阿久津良和(Cactus)
2016年03月22日