「Kis-My-Ft2」の藤ヶ谷太輔が主演し、2018年にシアターコクーンで上演された舞台を映画化した『そして僕は途方に暮れる』。この度、映画用に新アレンジを加え、大澤誉志幸本人が新たに歌ったエンディング曲「そして僕は途方に暮れる2023 movie version」を使用したスペシャル映像が解禁された。本作は、平凡な1人のフリーターが、ほんの些細なことから、あらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇。映画のエンディング曲として起用されたのは、1984年に大ヒットを記録した大澤誉志幸の同名楽曲の新アレンジとなる「そして僕は途方に暮れる2023 movie version」。そのスペシャル映像に映し出されているのは、藤ヶ谷さん演じる主人公・裕一の“逃げ続ける人生”だ。些細なことから、あらゆる人間関係を断ち切って、逃げて、逃げて、逃げまくる様はもちろんのこと、逃げるごとに裕一がひとり見せる表情は、人間誰しもが一度は持ったことがある「逃げたい」という心理を、実際に「逃げてしまった」裕一を通してリアルに描く。この原曲を知っている世代にも、知らない世代にも、どこか懐かしく、そして新しいエモーショナルな楽曲にのせて、初お披露目のシーンも散りばめられた本作の魅力が詰まった映像となっている。さらには、12月16日(金)0時より楽曲の配信も開始される。三浦大輔監督は「物語と歌の歌詞が完全にリンクしているわけではないですが、交わる部分はたくさんあり、その余白も含めて、映画を観終わったあと、その先の主人公の姿に思いを馳せるエンディングになったのではと思っております」と作品とエンディング曲のシナジーに自信をのぞかせる。本作の原作となる舞台版「そして僕は途方に暮れる」を三浦監督が執筆していた段階では、実はタイトルは(仮)だった。が、あまりに「そして僕は途方に暮れる」という文言が作品の内容とフィットしていたことから“(仮)”が取れ、正式な作品名となった。「三浦監督も私たちプロデューサー陣も楽曲としての“そして僕は途方に暮れる”を使用すべきかどうかは本当に悩みました。一世を風靡した名曲なだけに、それは期待通りなのか、予定調和なのか?実際にエンドロールに原曲を仮で当ててみたり、音楽を担当された内橋(和久)さんの劇伴を当ててみたりを何度も繰り返して。最終的に監督が出した答えは、内橋さんによる映画版のアレンジで大澤さんに歌唱をお願いすること」と明かす。「結果、大澤さんの歌入れを生で聴いて感動し、ようやく映画が完成することを実感しました。内橋さんの素晴らしいアレンジと快諾してくださった大澤さんに感謝の言葉しかありません」と小西啓介プロデューサー。この楽曲のコラボレーションもまた、本作を深い味わいへといざなう大切な要素のひとつとなっている。『そして僕は途方に暮れる』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年12月16日藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)主演の新ドラマ「ハマる男に蹴りたい女」に、「SixTONES」の京本大我が出演することが分かった。2人は10年ぶりの共演となり、今作では恋のライバルになる。本作は、藤ヶ谷さんが演じるひょんなことから下宿の管理人になってしまった元エリート・設楽紘一が、ズボラお仕事女子・西島いつか(関水渚)と繰り広げる、オトナの一つ屋根の下のラブコメディ。現在放送中のドラマ「束の間の一花」では、ドラマ単独初主演を務めている京本さん。今作では、いつかに想いを寄せている同期で、紘一の恋のライバルとなる香取俊を演じる。Web制作会社「コスモインデックス」の社員である俊は、2年間の大阪勤務を経て、東京に戻ってくるなり、いつかに猛アプローチをしかける。あることをきっかけに、生活のすべてを仕事に振り切ることになったいつかのトラウマや、仕事にかける思いを誰よりも理解し、側で見守り続け、さわやかで人当たりもよく、仕事までできる、まさに超優良物件。彼らが繰り広げる恋の三角関係の行方に注目だ。京本さんにとっては、初のラブコメ、初のサラリーマン役、そして初めての“子犬系男子”役でキュートな魅力を披露と、初尽くし。本作で新境地に挑む京本さんは「視聴者の皆さんに“ライバル役なんだけど憎めない”というか、愛くるしさを感じてもらえるように演じたいなと思っています」と意気込み、役柄との共通点については「僕もわりと正直な方というか、まっすぐ思ったことや気持ちを優先していきたいタイプなので、そんなに大差ないと思います。香取の方がどっちかというとグイグイ行ける方ではあるかもしれないですけど、通ずるところはあるのかなって。もちろんこれから台本をいただいて、しっかり読み合わせていくうえで、新たな発見もあるとは思うのですが、すでになんとなくイメージはできつつあります」とコメント。また藤ヶ谷さんとは、「仮面ティーチャー」以来、10年ぶりの共演。「最近、藤ヶ谷くんとお会いする機会が全然なかったんですよ。やっぱり久々にお会いすると、話していてとても楽しいです。真面目なことも含めて、もっといろいろお話したいなと思っているので、空き時間などにさらに距離を縮められたらうれしいですね」と撮影を楽しみにしている様子。そして「最初のテーマとして三角関係というものがあるので、恋愛がどう動くかが大事で、まずはそこを楽しんでいただきたいです。そして、主人公の藤ヶ谷くんが転落人生みたいなところからどういう決断と選択をして、次の一歩を踏み出すのか、ですね。下宿の管理人になることが、ある意味最初の一歩ではあるんですけど、どういう巻き返しを見せるのか…みたいなことも描かれるのかなと思っているので、そういう部分も楽しみです。香取には明るいさわやかな印象があるので、今やっている作品とは全然違うギャップを楽しんでいただければ…。あと“小犬系男子”という要素がどういうところで膨らんでくるのかが、まだ未知数なんですけど、ナチュラルにアピールできたらと思うので、香取のかわいいところも見ていただけるとうれしいです」とメッセージを寄せる。なお、12月17日(土)放送の「ボーイフレンド降臨!」最終回内にて、本作の30秒ティザー映像が初公開されることも決定した。「ハマる男に蹴りたい女」は2023年1月14日より毎週土曜日23時~テレビ朝日系にて放送。(cinemacafe.net)
2022年12月14日藤ヶ谷太輔主演で、コミック誌「Kiss」で連載中の同名漫画をドラマ化する「ハマる男に蹴りたい女」に、久保田紗友と西田尚美が出演。藤ヶ谷さんと関水渚が繰り広げる、一つ屋根の下の2人の“じれキュン”な恋を見守る。久保田紗友は2次元を愛する観察力鋭い女子に人生の沼にハマッた元エリート・設楽紘一(藤ヶ谷太輔)が管理人を務めることになったレトロな下宿「銀星荘」の住人・増田すず。健康食品の研究・開発という職に就いている観察力バツグンのすずは、住人たちの行動や習性を常に観察・分析、そこで感じたことを忖度なしにそのまま口に出す。紘一や住人・西島いつか(関水渚)も、空気を読むことを知らないすずのストレートな意見にハッとさせられることが増えて…!?その一方、すず自身はコミックやアニメに夢中で、リアルな恋愛には興味がない。そんなすずを演じるのは、透明感あふれる若手実力派俳優の筆頭・久保田紗友。ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」「ホリミヤ」「雪女と蟹を食う」、映画『ハローグッバイ』『サヨナラまでの30分』など多数の作品で幅広い役柄を演じることに定評のある久保田さんが、すず役に挑む。西田尚美は主人公の黒歴史を知る幼なじみに!管理人の仕事を紹介する張本人設楽紘一の気心知れた幼なじみ“ナオ姉”こと、バー「Dolce」のオーナー兼店長・佐久間ナオを演じるのは、「アトムの童」や「カムカムエヴリバディ」など、数々の話題作で存在感を放ち続ける西田尚美。本作で演じるナオは、サバサバした性格で、紘一の恥ずかしい黒歴史や歴代の元カノすべてを知る唯一の人物。さらに、「銀星荘」を経営するおばがケガをしてしまい、そのピンチヒッターとして失業中の紘一に管理人の仕事を紹介、まさに紘一が“管理人ライフ”をスタートさせるきっかけを作った張本人。また、離婚してからはナオ自身も銀星荘で暮らしているため、慣れない管理人業務に悪戦苦闘する紘一と、そんな彼といつかが意地の張り合いから少しずつ距離を縮めていく様子を見守る存在となる。大反響を受け、藤ヶ谷太輔&関水渚の密着ビジュアル“全身バージョン”を初公開先日、本作の情報解禁をするやいなや、主演・藤ヶ谷さんとヒロイン・関水さんの超密着ショット。SNSなどでも話題を呼んだことから、特別に全身フルバージョンを初公開された。「ハマる男に蹴りたい女」は2023年1月14日(土)より毎週土曜23時~テレビ朝日系24局にて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2022年12月11日平凡なフリーターがほんの些細なことから、あらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇『そして僕は途方に暮れる』より、初共演の藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)と豊川悦司が演じる親子の場面写真が公開された。ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男な主人公・菅原裕一(藤ヶ谷さん)は、彼女、親友、先輩、母などを次々と訪ねるも、何か気まずくなりすぐに逃げ出し、とうとう行き場を無くしてしまう。そして雪が降る中、夜のバス停のベンチで一人途方に暮れていると、10年前に家族から逃げ出し疎遠になっていた父・浩二(豊川さん)が現れる。そして、家族から逃げた後再婚したが浮気がばれてすぐ離婚、慰謝料を払うために知人から金を借りるも返せないので連絡を断って逃げたと、近況を語る。さらには「(スマホを見せ)これも持ってるけど、金を払ってないから繋がらない。持っているのは見栄だな、見栄」と裕一を上回るほどのクズっぷり。行く宛がない裕一は、浩二の誘いを受け、スマホの電源を切り、父の部屋に身を寄せることに。今回公開された場面写真は、そんな親子の自堕落な日常が切り取られ、こたつに入って久々に裕一のスマホの電源を入れてみようとしている場面や、肩を並べて苫小牧の街を歩く姿など、哀愁は漂うが少し滑稽な共同生活が写し出されている。こたつのシーンについて2人は、「なかなかOKが出ないので、15年分ぐらい入っていた(笑)」(藤ヶ谷さん)、「長かったよねぇ」(豊川さん)と撮影秘話が明らかに。初共演を受けて、藤ヶ谷さんは「もちろん、緊張もしましたし、刺激もたくさんいただきました。同じ時間を共有してお芝居できたことがすごく嬉しかったです」とふり返り、「実は息子がいる親の役は初めてだったかも…」という豊川さんも、息子役の藤ヶ谷さんを「セリフに嘘がなく、そこに居て、そこで何かを感じて、言葉を交わしていたので、本当に彼が自分の息子・裕一に見えてきたし、折れない心を持っているすごく強い俳優さんなんだなと思いました」と絶賛。撮影時に多く話すことはなかったそうだが、役者同士の厚い信頼関係を育んでいたようだ。『そして僕は途方に暮れる』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年12月09日2023年1月13日(金)公開の映画『そして僕は途方に暮れる』の完成披露試写会イベントが12月5日、都内で行われ、主演の藤ヶ谷太輔、共演の前田敦子、中尾明慶、香里奈、原田美枝子、豊川悦司、そして三浦大輔監督が登壇した。本作は、2018年にシアターコクーンで上演され、各所から絶賛を浴びたオリジナル舞台を、脚本・監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔の再タッグで映画化。藤ヶ谷太輔演じる平凡なフリーター・菅原裕一がほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族……と、あらゆる人間関係を断ち切っていく、人生を賭けた逃避劇を描く。藤ヶ谷は「撮影は約2年前だったので、やっとこうして皆さんに見ていただけるのは本当に嬉しいです」と喜びを言葉にし、完成作には「一生懸命な滑稽さとクズぶりは笑えるし、自分ってこんな表情をしていたのかと改めて感じました。新しい一面を引き出していただけた」と新境地開拓を実感したようだった。裕一と5年間同棲をしている恋人・鈴木里美役の前田は、三浦監督について「三浦監督は謝り上手。すみません…と言いながら何テイクも重ねるんですよ。監督のこだわりを近くで見ることができて嬉しかった」と証言。裕一の幼なじみで親友・今井伸二役の中尾も「素敵な作品を作っていただけましたが……まあ撮影が終わらない!(笑)」とぶっちゃけると、10年前に家族から逃げてしまった裕一の父親・菅原浩二役の豊川も「まあ、終わらないね!」と苦笑して「僕がM気質なのか三浦監督のこだわりが気持ち良くなってくる瞬間があって、この人のために何ができるだろうか?と親みたいな気持ちになった」と笑わせた。北海道でひとりで暮らす裕一の母親・菅原智子役の原田はそんな豊川のダンディな父親ぶりに「豊川さんのお父さんぶりが素晴らしくて……(長い撮影でも)救われました」とうっとり。裕一とはなかなかそりが合わない姉・菅原香役の香里奈は、十数年ぶりの共演となる藤ヶ谷を「大ちゃんが人間としても役者としても物凄い経験を積んできたというのがお芝居にも表れていて、頼りになる座長でした」とリスペクトしていた。藤ヶ谷は豊川や原田との共演に「刺激も沢山いただきました。大先輩のおふたりと三浦組を戦い抜いたことを誇りに思っています」と感激。豊川とはこたつで肩を並べたようだが「監督からなかなかOKが出ないのでずっとこたつに入っていました。15年分くらいはこたつに入っていたはず」と明かし、その豊川は「チョコレートビスケットは100個くらい食べて、カップ麺も5杯くらい食べました」と三浦監督からの撮り直しの嵐を回想すると、藤ヶ谷は「みなさん、この後に出てきますよ!」と上映前の観客に見どころのひとつだとアピールしていた。そんな藤ヶ谷は撮影の思い出を聞かれると「メールグループを作ろうという楽しいテンションでもなかったし、今振り返ると……楽しい思い出はひとつもないです(笑)」とバッサリ。三浦監督から「撮影の合間に焼き肉食べなかった?」などと楽しいエピソードを振られると「20分くらいで食べたやつですよね?きっと自分の口から楽しいエピソードとして出なかったということは、そんなに楽しくなかったのかも」とぶっちゃけつつ「しっかりと芝居をやるという意味では最高で凄く楽しい現場でした」と撮影の充実を口にしていた。責められる一方の三浦監督は「本当に申し訳なかったという思いが募る一方ですが、皆さんの苦労の結晶はスクリーンに映っているはずです」と平謝りも、手応え十分。藤ヶ谷は監督について「クランクアップの際は凄くテンションが高くて『やった!やった!』と飛び跳ねていた。過酷な現場だったので自分もどういう気持ちになるのかと思ったけれど、それを先に監督にやられてしまうと……。そういう可愛げがあって愛くるしいのが三浦さん」とコメントした。また、作品にちなんで「2022年で1番逃げ出したかったこと」を聞かれた藤ヶ谷は「逃げ出したかったのは今日の舞台挨拶。僕を含めて2年ぶりくらいに楽しい思い出がひとつもない方々が集まるわけです。でも関係者の方々は『盛り上げて!』と好き勝手言ってくる。直前まで逃げ出したかった」と肩を落としつつも「ワールドカップの記事もいいですが、ぜひこの映画の記事も大きく太字で紹介宜しくお願いいたします!」としっかりと主演作をアピールしていた。『そして僕は途方に暮れる』2023年1月13日(金)公開
2022年12月06日女優の香里奈が5日、都内で行われた映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)の完成披露試写会に登壇し、約10年ぶりの共演となるKis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔の印象を明かした。2018年にシアターコクーンで上演された同名舞台を映画化した同作。約6年ぶりに映画主演を務める藤ヶ谷と三浦大輔監督が、舞台に引き続き再タッグを組む。また、藤ヶ谷と同様、舞台と同役で出演となる前田敦子、中尾明慶に加え、豊川悦司、原田美枝子、香里奈ら実力派キャストが顔をそろえる。フリーターの菅原裕一(藤ヶ谷)は、長年同棲していた恋人・里美(前田)と些細なことで言い合いになり、家を飛び出してしまう。親友・伸二(中尾)、大学の後輩・加藤(野村周平)、姉・香(香里奈)のもとを渡り歩くが、ばつが悪くなるとその場から逃げ出し、ついには、母・智子(原田美枝子)が1人で暮らす北海道・苫小牧の実家へ行きつく。だが、母ともなぜか気まずくなり、行き場をなくした裕一は、かつて家族から逃げていった父・浩二(豊川)と10年ぶりに再会する。2011年放送の日本テレビ系ドラマ『美咲ナンバーワン!!』以来、約10年ぶりの共演となる香里奈と藤ヶ谷。香里奈が、当時の藤ヶ谷の印象を「いちばん最初で言うと、20代の頃だったので、太ちゃん(藤ヶ谷)もトガってたし……」と告白すると、藤ヶ谷も「姉さんもトガってましたよ!」とツッコミを入れ、息の合った掛け合いを見せた。香里奈は「(Kis-My-Ft2として)デビュー前だったし、若い2人だったんですが」と当時を懐かしみ、「お互いに30代になって、この10年の間に太ちゃんが、人としても役者としてもいろんな経験を積んできたんだなと芝居を通して感じました。座長としてとても頼もしかったです」と10年での印象の変化を語っていた。
2022年12月05日映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)の完成披露試写会が5日に都内で行われ、主演を務めるKis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔をはじめ、前田敦子、中尾明慶、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、三浦大輔監督が登壇した。2018年にシアターコクーンで上演された同名舞台を映画化した同作。約6年ぶりに映画主演を務める藤ヶ谷と三浦監督が、舞台に引き続き再タッグを組む。また、藤ヶ谷と同様、舞台と同役での出演となる前田、中尾に加え、豊川、原田、香里奈ら実力派キャストが顔をそろえる。フリーターの菅原裕一(藤ヶ谷)は、長年同棲していた恋人・里美(前田)と些細なことで言い合いになり、家を飛び出してしまう。親友・伸二(中尾)、大学の後輩・加藤(野村周平)、姉・香(香里奈)のもとを渡り歩くが、ばつが悪くなるとその場から逃げ出し、ついには、母・智子(原田美枝子)が1人で暮らす北海道・苫小牧の実家へ行きつく。だが、母ともなぜか気まずくなり、行き場をなくした裕一は、かつて家族から逃げていった父・浩二(豊川)と10年ぶりに再会する。舞台挨拶の冒頭、舞台版からの出演となる藤ヶ谷、前田、中尾の3人は撮影時のエピソードを聞かれると、そろって「三浦組の撮影は長い」と回答。映画からの参加となり、藤ヶ谷の父親役を演じた豊川も、藤ヶ谷とこたつに入るシーンで監督からなかなかOKの声が出なかったと明かし、「ず~っと(こたつに)入ってました。もうめんどくさくなってテイクの間も入ったままでした」と過酷な撮影環境だったことを告白した。その後も藤ヶ谷が「楽しい思い出が1つもなかった」とインタビューなどで語っていることに触れられると、藤ヶ谷は「本当に言葉の通りで、振り返ったときに楽しい思い出が1つもなかったなと……」と三浦監督に視線を送る。三浦監督が「楽しいに越したことはないんですけど、楽しければいいってものでもない」と返すと、藤ヶ谷も「お芝居をするという意味では最高でした!」とフォローした。また、映画のタイトルにかけて、「今年逃げ出したかったこと・逃げてしまったことは?」という質問に、藤ヶ谷は「今日の完成披露舞台挨拶」と答え、「皆さんとお会いするのも、約2年ぶり。しかも、僕をはじめ楽しい思い出のない方が集まるのに、スタッフさんは“主演なので盛り上げてください”とか好き勝手に言うんですよ」と恨み節で笑いを誘う。続いて香里奈から「“今日は日本代表戦があるので、それに負けないように”と、舞台袖でも言われていたよね」と明かされると、藤ヶ谷は「サッカー(のスケジュール)は、僕にはどうしようもないじゃないですか! サッカーももちろんですが、こちらも大きく太文字でお願いします」と報道陣に訴えた。最後に、三浦監督の「もしヒットしたら、2があるなんてことも……」と期待を寄せたコメントに、「や、やったー……」と控えめなガッツポーズを見せた藤ヶ谷。「よく見ると、ポスターとかの“途方に暮れる”の後ろにちょっとスペースあるんですよね」と続編の可能性を分析し、「あそこに2とか入れるのかなぁ……と(笑)」と笑顔を見せていた。
2022年12月05日映画『そして僕は途方に暮れる』で主人公・菅原裕一を演じた藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)のインタビュー映像が公開された。本作は、平凡なひとりのフリーターが、ほんの些細なことからあらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇で、『愛の渦』『娼年』などで知られる三浦大輔が脚本・監督を担当。藤ヶ谷は、ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男っぷりを見事に体現している。さらに、前田敦子、中尾明慶、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、毎熊克哉、野村周平といった個性的なキャスト陣が集結。またエンディングでは、1984年にヒットを記録した大澤誉志幸の楽曲「そして僕は途方に暮れる」を、大澤本人が本作のための新アレンジで歌唱している。このたび公開となったインタビュー映像で藤ヶ谷は、完成した本編を初めて観たときの感想を「正直俯瞰で観ることはできなかったんですよ。ですけど、色々な思い出が蘇りましたね。内容やキャラクター的にも笑えるほど滑稽なクズっぷりがしっかりと描かれているんじゃないのかな」と語る。「だけど、演じながらも、観ながらも、中盤から後半にかけては、どこか頑張れって応援している自分もいましたね」と、ダメだけどどこか憎みきれない裕一のキャラクターの一面も明かしつつ、「実際、本当に長い時間、長い距離を走りましたし、何度撮影から逃げたいと思ったか……(笑)」と過酷な撮影現場を振り返った。(C)2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会三浦監督に「実際に追い込まれていく様子が画に出ている」と言わしめるほどリアルな演技を体現した裕一について「(逃げることが)できるって意外と格好いいのかなって。結局、その先のことを考えてしまって、理性が働いてみんな逃げないけど、人間誰しも逃げたい瞬間とか、行きたくないこと、出たくない連絡というのはあるじゃないですか。それを断っていくと最終的にどうなるのか……。皆さんが持っている欲というか、そういうのも感じていただけるんじゃないのかな……“1周回ってカッコいい”という感じですかね」とコメント。さらには「(裕一のことを)前半はこいつクズだなって鼻で笑っていたけれど、だんだん自分もこういうところあるかなとか、自分のこと言われてるのかなって思うから、やっぱり人間の中にはどこか今まで逃げてきたことや避けてきたことなどに、ちょっとした罪の意識みたいなものがあって、そこを三浦さんはしっかりと描いている」と本作の核心についても触れている。(C)2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会また、「一切妥協がなかった」という撮影を乗り越えた藤ヶ谷は「時間もそうですけど、精神的にも今までにないくらい追い込まれた」と告白。「今思うと素晴らしい経験をさせていただいた。三浦組を耐え抜いた男として誇りに思っています。妥協一切なしで、チームで頑張った作品ですので、本当に多くの皆さんに届いたらいいなと、心の底から思います。笑える箇所もたくさんありますし、共感できる箇所、反感を持つ箇所、たくさんありますので。とにかくいろんな方に見ていただきたいです」とメッセージを送っており、作品への想いがあふれる内容となっている。映画『そして僕は途方に暮れる』は、2023年1月13日(金) に全国公開される。映画『そして僕は途方に暮れる』藤ヶ谷太輔インタビュー映像<作品情報>『そして僕は途方に暮れる』2023年1月13日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー脚本・監督:三浦大輔原作:シアターコクーン「そして僕は途方に暮れる」(作・演出三浦大輔)音楽:内橋和久エンディング曲:大澤誉志幸「そして僕は途方に暮れる」【出演】藤ヶ谷太輔前田敦子中尾明慶毎熊克哉野村周平/香里奈原田美枝子/豊川悦司関連リンク公式サイト:::
2022年12月02日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が主演を務める、映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)のインタビュー映像が2日に公開された。同作は三浦大輔×藤ヶ谷のタッグで2018年に上演された舞台の映画化作。自堕落な生活を送るフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)は、恋人、後輩、家族を芋づる式に裏切り、あらゆる人間関係から逃げ続けるが、家族から逃げていった父に出会い変わっていく。裕一はなぜ逃げ続けたのか、最後にどのような決断をするのか。共感と反感の連続、予測不能なストーリー、人間誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出す、現実逃避型エンタテインメントとなる。この度解禁となったインタビュー映像で、完成した本編を初めて観たときの感想を藤ヶ谷は「正直俯瞰で観ることはできなかったんですよ。ですけど、色々な思い出が蘇りましたね。内容やキャラクター的にも笑えるほど滑稽なクズっぷりがしっかりと描かれているんじゃないのかな」と語る。さらに「だけど、演じながらも、観ながらも、中盤から後半にかけては、どこか頑張れって応援している自分もいましたね」と、ダメだけどどこか憎みきれない裕一のキャラクターの一面も明かしつつ、「実際、本当に長い時間、長い距離を走りましたし、何度撮影から逃げたいと思ったか……(笑)」と過酷な撮影現場を振り返った。三浦大輔監督に「実際に追い込まれていく様子が画に出ている」と言わしめるほどリアルな演技を体現した裕一について、藤ヶ谷は「(逃げることが)できるって意外と格好いいのかなって。結局、その先のことを考えてしまって、理性が働いてみんな逃げないけど、人間誰しも逃げたい瞬間とか、行きたくないこと、出たくない連絡というのはあるじゃないですか。それを断っていくと最終的にどうなるのか……。皆さんが持っている欲というか、そういうのも感じていただけるんじゃないのかな…“1周回ってカッコいい”という感じですかね」と見解を述べた。さらには「(裕一のことを)前半はこいつクズだなって鼻で笑っていたけれど、だんだん自分もこういうところあるかなとか、自分のこと言われてるのかなって思うから、やっぱり人間の中にはどこか今まで逃げてきたことや避けてきたことなどに、ちょっとした罪の意識みたいなものがあって、そこを三浦さんはしっかりと描いている」と本作の核心についても触れている。また「一切妥協がなかった」という撮影を乗り越えた藤ヶ谷は「時間もそうですけど、精神的にも今までにないくらい追い込まれた」と告白。「今思うと素晴らしい経験をさせていただいた。三浦組を耐え抜いた男として誇りに思っています。妥協一切なしで、チームで頑張った作品ですので、本当に多くの皆さんに届いたらいいなと、心の底から思います。笑える箇所もたくさんありますし、共感できる箇所、反感を持つ箇所、たくさんありますので。とにかくいろんな方に見ていただきたいです」とメッセージを送り、作品への想いが溢れる映像になっている。(C)2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年12月02日「Kis-My-Ft2」の藤ヶ谷太輔が主演を務める『そして僕は途方に暮れる』より、藤ヶ谷さんが初めて完成した作品を見たときの印象、役どころについて、撮影中の裏話など作品への想いを明かす貴重なインタビュー映像が解禁された。本作は、平凡な1人のフリーターが、ほんの些細なことからあらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇。前田敦子、中尾明慶、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、毎熊克哉、野村周平ら、それぞれ個性的で魅力溢れるキャスト陣が集結し、映画のエンディングでは、1984年に大ヒットを記録した大澤誉志幸の伝説の楽曲「そして僕は途方に暮れる」を大澤さん本人が本作のための新アレンジで歌唱、この物語の余韻を心に刻む。主人公・菅原裕一を演じた藤ヶ谷さんは、ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男っぷりを見事に体現し、これまでのイメージを大胆に覆して俳優として新たな魅力を放つ作品となっている。この度解禁となったインタビュー映像で藤ヶ谷さんは、完成した本編を初めて観たときの感想を「正直俯瞰で観ることはできなかったんですよ。ですけど、色々な思い出が蘇りましたね。内容やキャラクター的にも笑えるほど滑稽なクズっぷりがしっかりと描かれているんじゃないのかな」と語る。「だけど、演じながらも、観ながらも、中盤から後半にかけては、どこか頑張れって応援している自分もいましたね」と、ダメだけどどこか憎みきれない裕一のキャラクターの一面も明かしつつ、「実際、本当に長い時間、長い距離を走りましたし、何度撮影から逃げたいと思ったか・・・(笑)」と過酷な撮影現場をふり返った。さらに三浦大輔監督に「実際に追い込まれていく様子が画に出ている」と言わしめるほどリアルな演技を体現した裕一について「(逃げることが)できるって意外と格好いいのかなって。結局、その先のことを考えてしまって、理性が働いてみんな逃げないけど、人間誰しも逃げたい瞬間とか、行きたくないこと、出たくない連絡というのはあるじゃないですか。それを断っていくと最終的にどうなるのか……。皆さんが持っている欲というか、そういうのも感じていただけるんじゃないのかな…“1周回ってカッコいい”という感じですかね」と語る。そして「(裕一のことを)前半はこいつクズだなって鼻で笑っていたけれど、だんだん自分もこういうところあるかなとか、自分のこと言われてるのかなって思うから、やっぱり人間の中にはどこか今まで逃げてきたことや避けてきたことなどに、ちょっとした罪の意識みたいなものがあって、そこを三浦さんはしっかりと描いている」と本作の核心についても触れている。また、「一切妥協がなかった」という撮影を乗り越えた藤ヶ谷さんは「時間もそうですけど、精神的にも今までにないくらい追い込まれた」と告白。「今思うと素晴らしい経験をさせていただいた。三浦組を耐え抜いた男として誇りに思っています。妥協一切なしで、チームで頑張った作品ですので、本当に多くの皆さんに届いたらいいなと、心の底から思います。笑える箇所もたくさんありますし、共感できる箇所、反感を持つ箇所、たくさんありますので。とにかくいろんな方に見ていただきたいです」とメッセージを送り、作品への想いが溢れる映像になっている。『そして僕は途方に暮れる』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年12月02日表紙・巻頭特集は、『そして僕は途方に暮れる』主演・藤ヶ谷太輔のスペシャルロンググラビア&インタビュー。役を模索し、格闘し、磨き込むことで見えてきた人間像。俳優としての深く濃密な世界へ、また一歩踏み出す。株式会社リイド社(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:齊藤哲人)は2022年12月1日(木曜日)に、映画を中心としたエンターテインメントビジュアルマガジン『パーフェクト・メモワールJ Movie Magazineジェイムービーマガジン Vol.89』を刊行いたします。J Movie Magazineは、公正な心(Justice)と独自の視点(Judgment)で、 心躍り(Joyful)グッとくる(Just)映画、舞台、ドラマの情報をお届けします。「J Movie Magazine Vol.89」書影【表紙・巻頭特集】『そして僕は途方に暮れる』独占ロンググラビア&インタビュー藤ヶ谷太輔【グラビア&インタビュー】宮舘涼太 舞台「SANEMORI」松島 聡 ドラマ「記憶捜査3~新宿東署事件ファイル~」正門良規×末澤誠也×福本大晴「THE GREATEST SHOW-NEN 舞台『ガチでネバーエンディングなストーリぃ!』」神山智洋 舞台「幽霊はここにいる」越岡裕貴『まくをおろすな!』高橋一生 ドラマ「岸辺露伴は動かない」北村有起哉『終末の探偵』【映画&ドラマ SHOOTING REPORT】目黒 蓮『わたしの幸せな結婚』中島裕翔『#マンホール』吉沢 亮『ブラックナイトパレード』竹野内 豊 映画『イチケイのカラス』平野紫耀 ドラマ「クロサギ」髙橋海人 ドラマ「ボーイフレンド降臨!」京本大我 ドラマ「束の間の一花」【好評連載】辰巳雄大のボクのMOVIE道…and more!※髙橋海人さんの「髙」は「はしごだか」になります。概要雑誌名:パーフェクト・メモワールJ Movie Magazineジェイムービーマガジン Vol.89出版社:リイド社ISBN978-4-8458-6549-9ページ数:フルカラー104ページ判型:A4変型判発売日:2022年12月1日(木曜日)社名: 株式会社リイド社所在地: 〒166-8560 東京都杉並区高円寺北2-3-2代表: 代表取締役社長齊藤哲人創業: 1960年4月設立: 1974年11月事業内容: 出版事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月01日藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)と『娼年』『愛の渦』の異才・三浦大輔が再タッグを組んだ『そして僕は途方に暮れる』。各所から絶賛を浴びたオリジナルの舞台を、自ら脚本・監督を手掛けて映画化した三浦監督のインタビューが到着した。メガホンをとった三浦監督は、舞台から映画へと表現の幅を確実に広げながら唯一無二の世界観を創り上げている。本作でも、2018年にシアターコクーンで上演され、自身が書き下ろしたオリジナルの舞台を自ら映画化。人間のリアルな部分に深く切り込む作風は健在で、本作では誰しもが一度は思う「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出していく。今回の映画化にあたっての舞台裏について監督に話を聞いた。■『そして僕は途方に暮れる』の映画化について三浦監督公演を終えて一段落したときに、映像作品としても成り立つ原作じゃないか、いつか映像化できればいいなと思っていました。その後、舞台をご覧になっていた小西(啓介プロデューサー)さんが映画化を提案してくださったんです。映像に置き換えるのに適した物語ではあったのですが、それがゆえにありきたりなものになってしまう危惧もありました。ですので、王道的なロードムービーではあるけれど、主人公が逃げている内容が映画にするまでもない、実に些細なことだという──そのギャップを踏まえて、しっかり映画的につくりこむのが面白いんじゃないかと考えました。■物語の主題として、監督が描きたかったことは?三浦監督主人公が、スマホの連絡先に誰も頼れる人間がいなくなった状況に置かれて、世界でひとりぼっちになってしまったような実感を抱く瞬間を描きたかったというのが、最初の発想でした。それはタイトルにも繋がっていて、作品をつくる上で最初の引き金になってもいるんですけど、ただ……逃げる動機はそこまで大仰なことではないんですよね。最初のイメージでは、もうちょっとシリアスになるのかなと思いつつも、結構、コメディー色が強くなり、いい意味でどうしようもない逃亡劇になりました(笑)■結果、エンターテイメント作品になったということ?三浦監督そうですね、エンターテイメントの要素はすごく強くなったかなとは思います。些細な物語ですが、なるべく多くの人に共感してもらいたいですし、見てくださる方の幅が広がるといいなと思いながら創ったところはあります。完成が見えてくる中で、そういう思いが、だんだんと強まっていった感じですね。なので、ある種、僕の作品の中ではポップな作品だと思います(笑)■その主人公の菅原裕一を演じた藤ヶ谷太輔さんという役者について。三浦監督舞台のときは初めて一緒に作品を創ったこともあり、僕の描きたい菅原像に近づくのにちょっと助走が必要でした……結構手探りだったと思います。稽古をしていく中で、コミュニケーションをとっていきながら、僕のやりたいことに理解を深めて、だんだんと菅原に近づいていってくれた感じでしたね。最終的には彼自身の中に落とし込んで、藤ヶ谷くんなりの菅原を演じてくれたと思っています。その後、映画化という話をいただいて、この作品は藤ヶ谷くんとしか考えられないなという思いが、僕の中にはありました。■エンドロールのあと、観客にはどんな思いで席を立ってもらいたい?三浦監督この作品には、人は一歩間違えると菅原のような事態に陥るよね、という共感性があると思っています。「何か、こういうことってあるよな、リアルだな」と地続きの世界であることを実感してもらえたらと思いますし、1人の人間を構成するのに様々な人間関係があって、その関係性の中で人は生きているんだということを再認識してもらえたらと思っています。とは言っても、堅苦しく小難しい作品ではないと思うので(笑)、ふと見終わった後にそういうことをちょっとでも考えてもらえたら嬉しいですね。初めは、菅原という人物に到底味方になれないような──ダメなヤツだなという印象を抱くと思うんですが、だんだんと菅原の軌跡を追っていくにつれて、印象が変わっていくと思うんです。もしかしたら、自分にも菅原的な要素はあるのかもと。そんなふうに愛着を持って、菅原自身の行動を追っていってくださったら、いつしか菅原のことも許せるというか……それは藤ヶ谷くんの演技の表現力も相まって、そういう見え方になっているとは思っています。最終的に「これは、自分の『物語』だ」と、皆様一人一人が思って頂けたら幸いです。『そして僕は途方に暮れる』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年11月30日「LUPIN ZERO」のメインキャストが発表。ルパン役を畠中祐、次元役を武内駿輔が務める。本作は、ルパン三世の少年時代を描いた新作アニメーション。漫画「ルパン三世」連載当初と同じ昭和30年代を舞台に、まだ何者でもないルパンが、高度経済成長期の日本を駆け巡る、懐かしくも新しいオリジナルストーリーだ。祖父から盗術を仕込まれながらも、将来カタギになるか泥棒になるか決められずにいた中学生のルパンは、傭兵の父について各地をまわっている、不良相手に銃を抜く同級生・次元と出会う。2人は、ひょんなことからある女性を巡るトラブルに遭遇し、行動を共にすることに。そんな本作で13歳のルパンを演じる畠中さんは、『ナルニア国物語』の一般公募オーデイションに合格し声優デビュー後、「甲鉄城のカバネリ」、「僕のヒーローアカデミア」「東京リベンジャーズ」など人気作品に出演。そして、後にルパンの相棒となる少年・次元を演じるのは、で「アイドルマスター シンデレラガールズ」「ダイヤのA」、『アナと雪の女王』ではオラフの吹き替えを担当している武内さん。ルパン役に決定し、「ルパン三世」TVシリーズを改めて観直したという畠中さんは、「PART5の23話は特にお気に入りです!ルパン三世のセリフは、もうたまらなかったですね。泣けるんです。『LUPIN ZERO』はルパン三世になるまでの物語なので、まだ少年で思春期のルパンだから、すごく悩むし普通に照れちゃったりする。自分自身の道を探している途中で、そういうところはやっぱり大人になったルパンとは全然違うところがありました」とコメント。オーディションは水面下で動いていたと話す武内さんは、「少年ルパン役を誰が受けているのか全然わからなくて。個人的に絶対畠中くんが合うなと思ってたら、まさかで驚きました(笑)」と言い、「オープニングからエンディングまで全てが見どころですが、もう本当に毎話、毎話、違うパターンで話が展開していきます。最終回の一番最後のシーンがお気に入りなので、ぜひ最後まで観てください!」とアピールしている。「LUPIN ZERO」は12月16日(金)、12月に新しくローンチされる動画配信サービスにて配信予定(全6話)。(cinemacafe.net)
2022年11月19日佐藤寛太(劇団EXILE)主演、平祐奈がヒロインに扮する短編映画『Blind Mind』が、2023年1⽉6日(金)よりシネマート新宿にて劇場公開されることが決定した。1⽉20⽇(⾦)以降はシネマート⼼斎橋ほか順次公開される。この度、予告編が解禁された。本作は、恋に無欲な盲⽬の⻘年と、ルッキズム(外見至上主義)に苦しむインフルエンサーの少⼥との⼩さな出逢いの物語。主⼈公の青年・満井祐を『軍艦少年』『いのちスケッチ』などの佐藤寛太、ヒロイン・仲道フミカを『キセキ ーあの日のソビトー』『恋は光』などの平祐奈が演じ、共演には、モクタール、芦沢ムネト、アベラヒデノブ、椿原愛、原あや⾹、平井珠⽣、副島和樹といった個性派キャスト陣が顔を揃える。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭、あいち国際⼥性映画祭への出品を経て、劇場公開を迎えることとなった。予告編には、祐(佐藤)とフミカ(平)が出会い、時を重ねていくさまが、互いの葛藤や迷いの表情とともに切り取られている。恋を知らない祐と、インフルエンサーとして華やかに活躍する一方で、外見至上主義にとらわれるフミカ。そんなふたりの出会いは、互いにどのような変化をもたらすのか。ドラマ『雪⼥と蟹を⾷う』などで知られる脚本家・灯敦⽣が、佐藤を当て書きとして、大学の同級⽣である⽮野友⾥恵監督へ書き下ろしたという本作。難役に挑んだ佐藤、そして平の繊細かつみずみずしい演技にも注目だ。『Blind Mind』劇場予告『Blind Mind』2023年1⽉6日(金)公開© 2021Yurie Yano/Atsuki Tomori
2022年11月18日藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)が主演を務める映画『そして僕は途方に暮れる』が2023年1月13日(金)より公開される。この度、藤ヶ谷演じる主人公・菅原裕一を取り巻くキャラクターたちの場面写真が一挙解禁された。本作は、2018年にシアターコクーンで上演され、各所から絶賛を浴びたオリジナルの舞台を、脚本・監督を三浦大輔、主演・藤ヶ谷太輔で再タッグを組み映画化。平凡なひとりのフリーターが、ほんの些細なことからあらゆる人間関係を断ち切り、逃げて、逃げて、逃げまくる、人生を賭けた逃避劇を描く。この度、前田敦子、中尾明慶、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、毎熊克哉、野村周平ら豪華キャスト陣が演じる、裕一を取り巻くキャラクターたちの場面写真が解禁された。それぞれの表情から、本作で繰り広げられる人間ドラマが垣間見えるような写真となっている。『そして僕は途方に暮れる』この逃避劇は、まず裕一(藤ヶ谷)が5年間同棲していた彼女・里美(前田)のもとを逃げ出すところから始まる。その後、同郷の幼なじみで親友・今井伸二(中尾)、裕一と同じ居酒屋でバイトする先輩・田村修(毎熊)、助監督として働く大学の後輩・加藤勇(野村)のもとを順に訪ねるも、次々と逃げ出すはめに。行き場を無くした裕一はついに家族のもとへ。姉・香(香里奈)のマンションを訪ねるも自身のダメっぷりをことごとく指摘され、夜行バス、フェリーと乗り継ぎ実家へ向かう。母・智子(原田)が暮らす故郷、北海道・苫小牧へ辿り着くが、母は裕一の想像を超える“ある事情”を抱えており、さすがの裕一も思わずドン引きし、実家を飛び出してしまう。“途方に暮れる”裕一が偶然出会ったのは、10年前に家族から逃げていった父・浩二(豊川)だった……。裕一は彼らから何を思い、何から逃げてしまったのか?そして裕一を取り巻く人々は、逃げ込んできて、逃げ出していく裕一を見て何を思っていたのか?予測不能なストーリー展開、そしてクライマックスが待ち受ける“現実逃避型”エンタテインメントに注目だ。『そして僕は途方に暮れる』2023年1月13日(金)公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年11月16日2018年にシアターコクーンで上演され、各所から絶賛を浴びたオリジナルの舞台を、脚本・監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔で再タッグを組み映画化した『そして僕は途方に暮れる』。この度、藤ヶ谷さん演じる主人公・菅原裕一を取り巻くキャラクターたちの場面写真が一挙解禁となった。本作は、平凡な1人のフリーターが、ほんの些細なことから、あらゆる人間関係を断ち切っていく、人生を賭けた逃避劇。この度解禁された場面写真では藤ヶ谷さんをはじめ、前田敦子、中尾明慶、毎熊克哉、野村周平、香里奈、原田美枝子、豊川悦司が演じた全登場人物を写し出す。菅原裕一(藤ヶ谷さん)はどこにでもいる平凡なフリーターの男。特にやりたいことや目標もなく、自堕落な日々を過ごしてきたが、特別悪い人間でもない。なぜ彼は“逃避”することになってしまったのか。この“人生を賭けた逃避劇”は、まず裕一が些細なことから、5年間同棲していた彼女・里美(前田さん)のもとを逃げ出すところから始まる。その後、あらゆるツテを頼って、同郷の幼なじみで親友・今井伸二(中尾さん)、裕一と同じ居酒屋でバイトする先輩・田村修(毎熊さん)、映画監督を目指し助監督として働く大学の後輩・加藤勇(野村さん)のもとを順に訪ねるも、次々と逃げ出すはめに。そして、行き場を無くした裕一は、ついに家族のもとへ。同じく東京に住んでいるそりの合わない姉・香(香里奈さん)のマンションを訪ねるが、自身のダメっぷりをことごとく指摘され、香の部屋まで飛び出す始末。もう実家しか行くあてがない。と、裕一は、夜行バス、フェリーと乗り継ぎ、母・智子(原田さん)が1人暮らす故郷、北海道・苫小牧へ辿り着く。久々の息子の帰省を嬉しそうに出迎える母だが、母は裕一の想像をはるかに超える“ある事情”を抱えていた。さすがの裕一も思わずドン引きし、実家を飛び出してしまう。雪が降る中“途方に暮れる”裕一が偶然出会ったのは、10年前に家族から逃げていった父・浩二(豊川さん)だった。恋人、親友、先輩、後輩、そして家族ら裕一を取り巻く人々。それぞれの問題を抱える彼らは、逃げ込んできて、逃げ出していく裕一を見て、何を思っていたのか。人間のリアルな感情を映し出す本作の人間ドラマが垣間見える写真となっている。『そして僕は途方に暮れる』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年11月15日藤ヶ谷太輔がテレビ朝日のドラマ初主演、ヒロインに関水渚を迎えた「ハマる男に蹴りたい女」が、2023年1月よりオシドラサタデー枠にて放送されることになった。「逃げるは恥だが役に立つ」「東京タラレバ娘」「パーフェクトワールド」など、ヒット作を生み出し続ける人気コミック誌「Kiss」で連載中の注目作(天沢アキ/講談社)をドラマ化。本作では、藤ヶ谷さん演じる挫折した元エリートが、ひょんなことからレトロな下宿の管理人となり、そこで最低最悪な出会いを果たした住人のズボラ女子に振り回されることに。しかし一緒に生活するうちに、お互い相手のことが気になり始めて…。とはいえ、これまでエリート人生を歩んできた管理人と、何かと彼に突っかかるズボラ女子は、なかなか素直になれず…?藤ヶ谷太輔がラブコメで新境地!「でも“キュン”って難しい(笑)」歌やダンスはもちろん、バラエティー番組にも引っ張りだこの「Kis-My-Ft2」のメンバーとしての活躍のみならず、主演映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)では身を削ってクズ男を熱演するなど、役者としての評価も高い藤ヶ谷さん。本作に主演するにあたり、「お話をいただいて驚きましたが、今まであまり視野に入れていなかった“キュン”のジャンルに挑戦することで、面白いことに繋がるんじゃないかなと思いました。でも“キュン”って難しい(笑)!」と、“ラブコメ”というジャンルに飛び込んでいく心境をコメント。そんな藤ヶ谷さんが本作で演じるのは、ひょんなことから管理人となる大手飲料メーカーの元エリート社員・設楽紘一。商品開発を担当するエースで、料理上手な妻とタワマン暮らしだったはずが、上司の反感を買って事実上のリストラに…。さらに、離婚届を残して妻もいなくなってしまう。“リストラされるくらいなら!”と自ら会社を辞めた紘一は、レトロな下宿・銀星荘(ぎんせいそう)で、住み込みの管理人として働くことになるのが、そこで出会ったのは住人のズボラお仕事女子・西島いつかだった…。関水渚が“ズボラお仕事女子”に!「ここまで攻めるのか…」オモテの顔はWeb制作会社で働くキラキラのバリキャリ女子、その実態は超絶ズボラ女子というギャップの激しい銀星荘の住人・西島いつかを演じるのは関水さん。映画『町田くんの世界』(2019)で俳優デビューを果たすやいなや、「第62回ブルーリボン賞」をはじめ多数の新人賞を受賞。その後も映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編/英雄編』(2020/2022)、ドラマ「元彼の遺言状」など話題作に出演、2023年には大河ドラマ「どうする家康」への出演も決定するなど、まさに大躍進中の関水さんは、本作がラブコメ初挑戦。関水渚「がっつり恋愛ものの作品にでたことがなくて、やってみたかったのでうれしいです」と大喜びの関水さん。「原作を読ませていただいて、いつかちゃんが大好きになりました」と言いつつも、「結構グイグイ攻めて行くので、この役を自分がやるのかと思うと、おぉ…すごいなという感じです(笑)」と思わず苦笑い。そんな彼女が、“攻めるいつか”をどう体現するのか。■ドキドキの撮影で早くも「チームワークが出来上がった(笑)」本作が初共演となる藤ヶ谷さんと関水さんは、ビジュアル撮影の日に初対面。「初めまして」の挨拶を交わした直後、スタジオで撮影に臨んだのは、今回初解禁となる大胆な密着ショット。最初はお互い照れくさそうでぎこちない様子だったが、撮影が進むうちにだんだん打ち解けてきた2人。藤ヶ谷さんが「お互いの呼び方を決めよう!」と声を掛けるなど、遠慮がちな関水さんの緊張をほぐすひと幕もあり、終始和やかな雰囲気で撮影は進んだそう。撮影後、「いきなり距離の近い撮影をしたおかげで、すでにチームワークが出来上がったと思います(笑)」と藤ヶ谷さん。早くも息ピッタリな2人が繰り広げる“オトナの一つ屋根の下ラブ”となっている。「ハマる男に蹴りたい女」は2023年1月より毎週土曜23時~テレビ朝日系24局にて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年11月11日「Kis-My-Ft2」藤ヶ谷太輔主演映画『そして僕は途方に暮れる』より、主人公の“自堕落フリーター”菅原裕一の日常を写した場面写真が公開された。藤ヶ谷さん演じる裕一は、ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男。本作は、ほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族と、あらゆる人間関係を断ち切っていく、人生を賭けた逃避劇だ。到着した場面写真では、「怒られたくない」「言われたくない」というような些細な理由で、その場からすぐに逃げ出してしまう裕一が、自堕落な生活を送る様子が写し出されている。彼女・里美(前田敦子)から逃げ出し、幼なじみの伸二(中尾明慶)の家に逃げ込んだ裕一は、食べたお弁当はおきっぱなし、洗濯は任せっきり、おまけに「俺の布団敷いといて」と自分では何もやらない。用意してもらった布団でゴロゴロしながら、寝ようとする伸二をよそに、深夜までテレビを見ながら笑っている場面が切り取られている。さらに、5年もの間同棲していた里美との生活でも、全てを彼女に任せっきりだった裕一。仕事から帰ってきた彼女に、ソファーに寝そべってスマホをいじりながら「トイレの電球切れてたよ」と言う始末。リアルなクズっぷりが垣間見える場面写真となっている。また、本作が全国200館以上の劇場で上映、11月11日(金)より特典付きムビチケカードが販売開始されることも決定。購入特典として、表面にはリュックを背負って振り返る裕一の姿が印象的なポスターがデザインされ、裏面には“途方に暮れる”裕一の姿を切り取った写真の特製クリアファイルをプレゼント(※特典付き前売り券は数量限定)。『そして僕は途方に暮れる』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年11月08日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が28日、都内で開催中の「第35回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた主演映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)の舞台挨拶に三浦大輔監督とともに登壇した。同作は脚本・監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔のタッグで2018年に上演された舞台の映画化作。自堕落な生活を送るフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)が、ほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族……と、あらゆる人間関係を断ち切っていく、人生を賭けた逃避劇。6年ぶりの映画主演となる藤ヶ谷が、ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男っぷりを体現している。藤ヶ谷は、本作の撮影において何度も逃げたくなったという。「撮影の初日から逃げたいと思いましたし、楽しい思い出は一つもありません」と笑いながら打ち明け、「北海道、寒かったですね。マイナス2度くらいでした」「走ったし濡れたし、自転車めっちゃこぎましたね。電動自転車じゃなかったのでめっちゃしんどかったです」と吐露した。さらに、「撮影が終わってからも通常の自分のテンションに戻るまで半年くらいかかりました。アイドル業に支障出ましたね。半年くらいは心も表情も動かず、三浦組を経験した人にしかわからない、しっかり役と向き合えた証拠でもあるかなと。そのあとすぐライブがありましたけど、菅原裕一が歌って踊っているみたいな」とアイドル業に支障が出たと冗談交じりに告白。「自分がどんどん痩せていって、クマができる感じも役とリンクしていましたし、いろんなものを監督が引き出してくれました」と話した。三浦監督は「大変な思いをさせてしまったんですけど、見てくださってお客様には届いているかなと信じています。常人じゃないというか、後半になるにしたがって藤ヶ谷くんの顔つきが菅原でしかなくなっているので、そのへんを評価していただきたい」と藤ヶ谷の演技を称賛。「藤ヶ谷さんの頑張りも評価されてほしいですし、どうかヒットにつなげて。僕の作品の中ではすごく幅広い層に見ていただけるエンターテインメントになったかなと予感しているので、若い方から年齢層の高い方、地方にいる方とかまで届くような作品になってくれて、できれば2とかできたらうれしいなと思います」と続編に意欲を示した。監督の言葉に観客から大きな拍手が起こる中、藤ヶ谷は「2……」「2……」と繰り返し、監督が「あ、断られる感じですか?」と尋ねると、「ちょっと考える時間をいただいてもよろしいですか(笑)」と即答せず。そして藤ヶ谷は「チームで命を削りながら頑張ってつくった作品ですので、たくさんの人に届いたらいいなと思います」と願いを込めた。
2022年10月28日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が28日、都内で開催中の「第35回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた主演映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)の舞台挨拶に三浦大輔監督とともに登壇した。同作は脚本・監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔のタッグで2018年に上演された舞台の映画化作。自堕落な生活を送るフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)が、ほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族……と、あらゆる人間関係を断ち切っていく、人生を賭けた逃避劇。6年ぶりの映画主演となる藤ヶ谷が、ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男っぷりを体現している。藤ヶ谷は「撮影は2年くらい前。だいぶ前に撮ったのでやっと公開ができる。皆さんに見ていただけてこの映画がどうだったのか気になるところですね。いかがでしたでしょうか?」と問いかけ、観客が拍手で応えると「ありがとうございます」と笑顔を見せた。同映画祭初参加となった藤ヶ谷。「こうして選んでいただけて光栄です。チームで本当につらく苦しい撮影を乗り越えた作品ですので、選んでいただけたことがうれしいです」と喜びを語った。本作の撮影においては何度も逃げたくなったという。「撮影の初日から逃げたいと思いましたし、楽しい思い出は一つもありません」と笑いながら打ち明け、「その瞬間瞬間での監督のOKが違うので、そこに当てていくというのと、本当にテイク数を……振り返りのシーンもリハーサルを入れると100回弱くらいしたと思います」と話した。また、「北海道、寒かったですね。雪のシーンとか印象的だったと思いますが、雪の動きや粒の大きさを決めるのも3、4時間くらいかかりました。マイナス2度くらいでした」と述べ、「走ったし濡れたし、自転車めっちゃこぎましたね。電動自転車じゃなかったのでめっちゃしんどかったです」と吐露した。さらに、「撮影が終わってからも通常の自分のテンションに戻るまで半年くらいかかりました。アイドル業に支障出ましたね。半年くらいは心も表情も動かず、三浦組を経験した人にしかわからない、しっかり役と向き合えた証拠でもあるかなと。そのあとすぐライブがありましたけど、菅原裕一が歌って踊っているみたいな」とアイドル業に支障が出たと冗談交じりに告白。「そういう経験もなかったので、自分はどこまでだったら余白を残していろいろできるのかなとか、いろいろ気づけてよかったなと思いました」と振り返った。
2022年10月28日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が主演を務める、映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)のメイキング写真が25日に公開された。同作は三浦大輔×藤ヶ谷のタッグで2018年に上演された舞台の映画化作。自堕落な生活を送るフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)は、恋人、後輩、家族を芋づる式に裏切り、あらゆる人間関係から逃げ続けるが、家族から逃げていった父に出会い変わっていく。裕一はなぜ逃げ続けたのか、最後にどのような決断をするのか。共感と反感の連続、予測不能なストーリー、人間誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出す、現実逃避型エンタテインメントとなる。今回公開されたのは、同作の場面写真とメイキング写真。無精ヒゲを生やしリュックを背負った裕一の姿や、疾走する藤ヶ谷の撮影風景などを捉えている。また、撮影現場のオフィシャルレポートも到着した。○撮影現場オフィシャルレポート本作の撮影は、2021年の3月~4月にかけて行われ、映画だからこそ実際に現地へと足を運んで撮影する──すなわちロケーションが各地で敢行された。原作となった舞台では、ロードムービー的な物語を舞台上でどう見せるかという工夫が施されていたが、映画は文字通りロードムービーとして、物理的に場所を移動して撮影していく。そして、藤ヶ谷演じる裕一が、追いつめられ帰る北海道の苫小牧は、三浦監督の生まれ育った地でもあった。「そこに強い思いがあったかと言われると、実はそういうことでもなくて。さんざん見てきた景色だったから切り撮りやすかったというのが、正直なところなんです(笑)。とはいえ、苫小牧独特の空気感が滲み出るような映像は撮れたのかなと思っています。何より、藤ヶ谷くん自身が苫小牧へ行って、菅原の生まれ故郷を体感してバックボーンを蓄積したことによって、その後の芝居においても役立ったように感じているんです。」(三浦監督)、北海道での撮影は4月だったにもかかわらず、真冬のように寒かったという。肉体的にも精神的にも追い込まれ、雪の中を途方に暮れて歩く藤ヶ谷の姿は、自身が演じる裕一により一層のリアリティがもたらされていたに違いない。また、本作はシネマスコープのサイズで撮影されている。「シネスコの狙いはまず、作品全体を『映画というもので包む』という意図があったので、仕掛けとして必要だったんです。あとは、一見、はたから見たら、どうでもいいと思えるような些細な物語なので、それを敢えて、映画的に見せ切ることが、歪(いびつ)で面白いと思ったんです」(三浦監督)。当初、小西啓介プロデューサーはシネスコサイズで撮ることに懐疑的でもあったようだが、終わってみれば監督の選択が賢明だったと称賛している。「前半は室内での会話シーンが多いのでシネスコサイズの効果がどれだけあるのだろうか?現場は狭いし、色々大変なんじゃないかとスケジュール面への影響なども心配していましたが、北海道ロケやドローンで撮った映像を見て、前半の窮屈な世界感と後半のギャップは効果的だと思いました。」そういったテクニカルな面もさることながら、本作では、三浦監督の変化がいくつか見られたようだ。「終盤のある大事なシーンの撮影のワンテイク目で藤ヶ谷さんが完全に裕一が乗り移ったかのごとく……感情が溢れ出す凄いお芝居をされたんです。それは凄く良かったのですが、そのシーンの狙いとはやや違っていたので、その後、結構な数のテイクを重ねていたことがありました。ですが、後の編集ラッシュで監督はワンテイク目を使って、裕一の感情に寄り添った劇伴までつけていました。私が知る限りでは演出家としての三浦監督は俳優さんのお芝居に引っ張られてシーンの狙いを変えることがこれまでほぼなかったような気がします。少しでも違うなと思うとテイクを重ねながら微調整して完成形に近づけていく。そのあたりの徹底ぶりは凄いものがあります。でも、結果的にそのシーンではワンテイク目を使った。シーンのニュアンスを変える程、藤ヶ谷さんの演技に心を動かされたのだと思いました。その点はすごく印象に残っていますね。」(小西P)菅原裕一と同化した藤ヶ谷による、台本を超えての真に迫る芝居の賜物と言えるだろう。現場での藤ヶ谷は、人間関係を断って逃げる役柄ということもあり、和気あいあいというよりは、裕一という役に向き合って黙々と芝居に臨んでいた。演出面で監督に追い込まれ、藤ヶ谷自身も敢えて自分を追い込んでいたようにも見えたという。撮影が進むにつれ、どんどんやつれて疲弊していった藤ヶ谷は、「まさに身を削って裕一役を演じ切った。」と言えるだろう。(C)2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年10月25日「Kis-My-Ft2」藤ヶ谷太輔主演、些細なことから始まった平凡なフリーターの逃避劇『そして僕は途方に暮れる』より、場面写真とメイキング写真が公開された。2018年にシアターコクーンで上演されたオリジナル舞台を、脚本・監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔の再タッグで映画化した本作。撮影は2021年3月~4月にかけて、ロケーションが各地で敢行された。藤ヶ谷さん演じる平凡なフリーター・裕一が、追いつめられ帰る北海道の苫小牧は、監督・三浦大輔の生まれ育った地。三浦監督は「そこに強い思いがあったかと言われると、実はそういうことでもなくて。さんざん見てきた景色だったから切り撮りやすかったというのが、正直なところなんです(笑)」と言いつつ、「何より、藤ヶ谷くん自身が苫小牧へ行って、菅原の生まれ故郷を体感してバックボーンを蓄積したことによって、その後の芝居においても役立ったように感じているんです」とコメント。北海道での撮影は、4月だったにもかかわらず、真冬のように寒かったという。シネマスコープのサイズで撮影されている本作。「シネスコの狙いはまず、作品全体を『映画というもので包む』という意図があったので、仕掛けとして必要だったんです。あとは、一見、はたから見たら、どうでもいいと思えるような些細な物語なので、それを敢えて、映画的に見せ切ることが、歪(いびつ)で面白いと思ったんです」と三浦監督。当初、プロデューサーはこれに懐疑的だったそうだが、「北海道ロケやドローンで撮った映像を見て、前半の窮屈な世界感と後半のギャップは効果的だと思いました」と称賛。また「終盤のある大事なシーンの撮影のワンテイク目で藤ヶ谷さんが完全に裕一が乗り移ったかのごとく……感情が溢れ出す凄いお芝居をされたんです。それは凄く良かったのですが、そのシーンの狙いとはやや違っていたので、その後、結構な数のテイクを重ねていたことがありました。ですが、後の編集ラッシュで監督はワンテイク目を使って、裕一の感情に寄り添った劇伴までつけていました」と明かす。続けて「私が知る限りでは演出家としての三浦監督は俳優さんのお芝居に引っ張られてシーンの狙いを変えることがこれまでほぼなかったような気がします。少しでも違うなと思うとテイクを重ねながら微調整して完成形に近づけていく。そのあたりの徹底ぶりは凄いものがあります。でも、結果的にそのシーンではワンテイク目を使った。シーンのニュアンスを変える程、藤ヶ谷さんの演技に心を動かされたのだと思いました。その点はすごく印象に残っていますね」とふり返っている。今回、人間関係を断って逃げる役柄ゆえ、現場での藤ヶ谷さんは和気あいあいというよりは、裕一という役に向き合って黙々と芝居に臨んでいたそう。演出面で監督に追い込まれ、藤ヶ谷さん自身も敢えて自分を追い込んでいたようにも見え、そして撮影が進むにつれ、どんどんやつれて疲弊していったという。『そして僕は途方に暮れる』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年10月25日「Kis-My-Ft2」藤ヶ谷太輔が自堕落なフリーターを演じる映画『そして僕は途方に暮れる』より、本ポスタービジュアルと予告編が公開された。今回公開された映像では、藤ヶ谷さん演じる主人公・菅原裕一が、あらゆる人間関係から逃げて、逃げて、逃げまくっている姿が映し出される。5年も同棲している恋人・里美(前田敦子)との些細な言い争いをきっかけに、とんでもない言い訳をしながら家を飛び出し、親友・伸二(中尾明慶)、先輩・田村(毎熊克哉)、姉・香(香里奈)の家を転々と渡り歩くが、ここでもバツが悪くなると逃げ出してしまう。そして、故郷の北海道・苫小牧の実家へ辿り着くが、母・智子(原田美枝子)とも気まずくなり、家を出る。そこで行き場を無くした裕一の目の前に偶然現れたのは、10年前に家族から逃げていった父・浩二(豊川悦司)。つまらないことで、逃げ続ける主人公に反感を抱きつつも、そのリアルさと滑稽さを目の当たりにしている内に、ふと「逃げ出したい」心理や衝動に共感する自分がいるはず…。それは、人間誰しも「すべてを捨てて逃げ出したい」と思ったこと、また小さいことから「逃げ出した経験」が少なからずあるはずだから。思いがけず始まった逃避劇の行き着く先を見届けずにはいられない映像となっている。またポスタービジュアルは、世の中との接点を断ち、明るい街にひとり佇む裕一の何気ない表情が印象的。実はこの写真、本作の象徴とも言えるシーンとなっており、「リハーサルを含めると100回以上はやった」(藤ヶ谷さん)と語るほど、物語にとって重要な場面のひとつが切り取られている。『そして僕は途方に暮れる』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年10月10日脚本/監督・三浦大輔、主演・藤ヶ谷太輔による映画『そして僕は途方に暮れる』が、2023年1月13日(金)より公開となる。この度、本作の第35回「東京国際映画祭」(10月24日~11月2日開催予定)ガラ・セレクション部門への正式出品、そして全キャストとエンディング曲が一挙解禁となった。本作は、藤ヶ谷太輔演じる主人公のフリーター・菅原裕一(すがわら・ゆういち)が、ほんの些細なことから恋人、親友、先輩や後輩、家族……と、あらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇。逃げて逃げて逃げ続けた先で、彼を待ち受けていたものとは。共感と反感の連続、予測不能なストーリー、人間誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出す、現実逃避型エンタテインメントとなっている。発表された追加キャストは、藤ヶ谷演じる「逃げ続ける」主人公・裕一と5年間同棲している彼女・里美役に前田敦子、親友・伸二役として中尾明慶が舞台と同じ役柄で続投。そして裕一の父・浩二役、母・智子役に日本映画界をけん引する俳優・豊川悦司と原田美枝子が名を連ね、姉・香役に香里奈、バイトの先輩・田村役に毎熊克哉、大学の後輩・加藤役に野村周平ら、独特な魅力を放つキャストたちが集結した。さらに映画のエンディング曲は、1984年にヒットを記録した大澤誉志幸の伝説の楽曲「そして僕は途方に暮れる」を起用。しかも大澤自身が本作のための新アレンジで歌唱するということで、作品をどの様に彩るのかに期待だ。キャストコメント<前田敦子:鈴木里美役>舞台の時から、映画っぽい作品だなぁと思っていたので、今回の映画化はすごく腑に落ちました。三浦監督も、舞台と映画の瀬戸際みたいなことをやってみたいんだと、舞台の時からおっしゃっていたし、里美は自分でもとても思い入れの強い役でしたので、裕一と伸二と一緒に3人変わらず、自分も映画に呼んでもらえて、うれしかったです。三浦組には、三浦組でしか経験できないことがあるのですが、舞台の時とは全然違っていて…。私はそんなに長い期間の撮影ではなかったので、その範囲であれば今回は楽しめた様な気がします(笑)。<中尾明慶:今井伸二役>舞台で今井を演じた時から映像でも演じてみたいと思っていたので、それが叶いとても光栄です。映像での三浦作品にはオムニバスドラマに続き、2作品目でしたが、いやぁもうね…「OK!!!」が出た時にこんなに安心する組ないです……本当に……撮影というよりほぼ稽古でした。何とかしてOKと三浦さんに言っていただきたい一心で食らいついていたので、正直撮影のことは覚えていません(笑)。でも今井をとても魅力的に作り上げてくださいましたし、何よりやっぱりダメ人間を客観的に見るって笑いが止まらなかったです。それくらい藤ヶ谷くんをはじめ、皆さま素敵な方ばかりで、この作品に参加させていただき感謝しています。是非、たくさんの方に見ていただきたいです!<毎熊克哉:田村修役>2018年の舞台版をみていなかったので、脚本を読んだ時は一体どんな作品になるのだろう?と、全く完成図がわからないまま作品に入っていきました。僕は主人公が働くアルバイト先の先輩の役で、自分が居酒屋でアルバイトしていた時にいた先輩を少しイメージしています。部屋のシーンの撮影は朝から晩まで延々と行われ、終わった頃には疲弊しきっていました。こりゃ大変だな…と。役として追い詰められている藤ヶ谷さんの目が印象的で、一緒に途方に暮れました。完成図はわからないままで良かったんだと思います。お楽しみに!<野村周平:加藤勇役>舞台『禁断の裸体』でお世話になった三浦大輔監督が自分の事を覚えて下さっていて、お声かけを頂けたのがとにかく嬉しかったです。自分の役柄は映画の助監督だったのですが、普段接する機会が多い職業だったので、その人たちの事を思い出しながら役作りをしました。舞台の時さながらの演技の千本ノックがなかなかハードでしたが、その分いいものになっているんじゃないかなと思います。<香里奈:菅原香役>今回、本当にどうしようもない弟の姉役を演じさせていただきました。登場人物全員、完璧ではなくどこか欠けていて、香も一見しっかり者に見えてそうではなかったりと、人間らしさをたくさん感じられる作品だと思いました。私は末っ子なので姉の気持ちはわかりませんが、いくらダメダメな弟、父親だとしても、家族として見捨てられない気持ちもあったり、でも強くあたってしまうこともある。家族との会話や空気感等、きっとこんな感じなんだろうなと想像しながら演じさせていただきました。初めて台本を読んだ時は、何事からも逃げる弟が繰り広げていくストーリーに何か暗い印象を持ったのですが、完成した作品を観たときに人間味のあるキャラクター達に思わず笑ってしまったり、裕一のダメさが突き抜けていて、少し愛おしくも感じたりしました。最後には、観た方がなんとなく頑張れるかもと思わせてくれるような映画になっていると思います。<原田美枝子:菅原智子役>この作品は、微妙なニュアンスが魅力の作品だと思うのですが、普通よりちょっとずれている感じがあちらこちらにあって、その感じをつかむのが凄く大変で難しかったです。藤ヶ谷さんとは初共演でしたが、すごく素直な方で、本当の息子のようでした。三浦監督がお持ちの「ちょっとねじれている感じ」がうまく出ていたら面白い作品になっていると思います。豊川さんが演じられた父親のキャラクターがすごくよくて、この物語が救われているような気がしました。<豊川悦司:菅原浩二役>負け戦のボクサーの気分で現場に入った。案の定OKは出ない。ジャブ、ストレート、アッパー、フック、あらゆるパンチを放ったが勝てる気がしない。ちょっともう1回やってみましょうか。三浦が軽く言う。その瞳の奥に、丸裸にされそうな俺が映る。迷いを振り切る俺の気分が映画に焼き付けられていく。三浦よ、何を視ていたんだ、何を感じていたんだ。せめて映画の中には三浦の正解があることを信じて、俺はリングに立ち続けていた。三浦が作った映画を、早く観たい。『そして僕は途方に暮れる』2023年1月13日(金)公開
2022年09月15日葵わかな×佐藤寛太共演のAmazonOriginalドラマ「結婚するって、本当ですか」。この度、主題歌はAimer書き下ろし楽曲「IvyIvyIvy」に決定し、予告編が解禁された。本作は、週刊ビッグコミックスピリッツに連載中の若木民喜の人気マンガを原作とした、旅行代理店に勤務する奥手な主人公男女2人が自分たちの生活を守るために計画結婚を決意し、次第に惹かれ合っていくラブコメディ。解禁された予告編は、ドラマの舞台となる旅行代理店にて突如独身社員のみが対象のアラスカ支店への派遣の話からスタート。本城寺莉香(葵わかな)と大原拓也(佐藤寛太)は、アラスカ行きを回避するため、結婚するフリをしようと、秘密の計画がはじまる。本城の提案から、2人が馴れ初めをつくるために横浜に出かけるシーン、松村沙友里や内藤秀一郎演じるキャラクターとの親密な関係性が想像されるシーンなど、個性豊かな登場人物たちと関わりながら、少しずつ動き出していく2人の様子が映し出される。そして予告編の最後は、2人が次第に惹かれ合っていく様子と「結婚は、冒険だ」という今回のドラマのテーマとなる言葉で締めくくられている。今回、ドラマのために書き下ろしたAimerの新曲「IvyIvyIvy」は、人間らしさが溢れる愛すべき主人公のふたりに寄り添い、祝福できるような楽曲として制作されたという。動き始める2人の様子を応援するような、前向きなメッセージとともに、ドラマの世界観をつくり出す。また、劇中では「六等星の夜」「ever after」「Ref:rain」「コイワズライ」などAimerのこれまでの楽曲計10曲も各エピソードで登場予定。それぞれのシーンに合わせた楽曲と心揺さぶるドラマのシーンにAimerの透明感と深みのある声がマッチする。この度、Aimerからコメントも到着した。Aimer【Aimerコメント】ドラマ『結婚するって、本当ですか』主題歌を歌わせていただきます。物語が進むほどに、人間らしい矛盾でいっぱいになっていく、愛すべき主人公のふたりに寄り添い祝福できるような楽曲を、と、主題歌「IvyIvyIvy」を制作しました。記念すべき初の映像化に、音楽で色を添えることが出来たこと、とても光栄です。ドラマをご覧になるみなさんの胸の奥でも、「IvyIvyIvy」がこっそり膨らんでくれることを願っています。Amazon Originalドラマ「結婚するって、本当ですか」は10月7日(金)よりPrimeVideoにて本編10話一挙配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年09月07日2022年9月5日、声優の武内駿輔さんと、映像監督の、かとうみさとさんが結婚を発表しました。武内さんはアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』のプロデューサー役で一躍有名になり、『KING OF PRISM』シリーズの大和アレクサンダー役、映画『アナと雪の女王』シリーズのオラフ役など多くの作品に出演。かとうさんは、映像監督やアートディレクターなどアーティストとして幅広く活躍し、数々のミュージックビデオの制作を行っています。武内駿輔&かとうみさとが結婚を発表この日、同時にTwittterとInstagramのアカウントを更新し、結婚を報告した、武内さんと、かとうさん。ツーショットとともに、お互いへの想いと今後についてつづりました。武内駿輔さんコメントどんなことがあっても、サポートして下さった、先輩方、81プロデュースには本当に感謝しております。そして、これからも支えて下さっている皆様、応援して下さっている皆様に、恩返し出来るように日々精進して参ります。声優としても人間としてもまだまだ半人前ではありますが、引き続きご指導、ご鞭撻頂けますと幸いです。PS. 私の業界の父”鈴木琢磨様”。業界の兄”杉田智和様”。そして音楽の師でありパートナー、”Lotus Juice様”には格別の感謝を。jwamadeusーより引用かとうみさとさんコメント私事ですがこの度、声優の武内駿輔さんと入籍致しました。一緒に居ると自分らしくいれる彼と、日々精進していきます。いつもお世話になっている関係者様、スタッフの方々に感謝の気持ちを忘れずに、一層真摯に作品づくりに励んでいければと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。 pic.twitter.com/rvGQWdzZgZ — かとうみさと (@nebiru3) September 5, 2022 17歳という若さで声優として有名になったため、武内さんの結婚に対し、親戚のように見守ってきたファンからは驚く声が続出。「あの武内くんが結婚…!?」「驚いたけど、お2人ともお似合い!」といった声が相次いでいます。いろいろな作品に携わり、物作りをしていく人同士、きっとお互いを高め合っていくのでしょう。ご結婚、おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2022年09月05日公演初日を迎えた舞台『野鴨-Vildanden-』のプレスコール及び取材会が3日、東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで行われ、主演の藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)が忍成修吾、前田亜季、浅野和之とともに取材に応じた。ヘンリック・イプセン作、上村聡史演出、藤ヶ谷太輔主演の舞台『野鴨-Vildanden-』が、この日から9月18日まで(9月6日、9日、13日、16日は休演)東京・世田谷パブリックシアター、9月21~25日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演。『野鴨』は、シェイクスピア以後、世界で最も盛んに上演されてきた劇作家とも言われるノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンが1884年に発表した珠玉の名作で、主演の藤ヶ谷が理想を追い求め真実こそが正義だと信じてやまない"正義病"のグレーゲルスを演じる。公演初日を迎えたこの日は、藤ヶ谷らが報道陣を前に舞台の一部を披露した後に会見。前夜にはセリフを飛ばした夢を見たという藤ヶ谷は「この劇場もそうですしイプセンの作品に上村さんの演出とすべてが初めてで、自分の中で挑戦しているなという気持ちと挑戦させていただける環境があることはありがたいなという思いもあります」と舞台が出来る喜びを噛み締め、「この作品は難しく思われるかもしれませんが、現代に通じる部分がたくさんあります。しっかり見ていただくためにも我々もしっかりと繊細なお芝居をお届けしなければいけないという中、ドキドキと興奮にちょっと怖さなど色々と混じっているところです。昨日はセリフを飛ばす夢を見ましたが、皆さんを信じて皆さんからエネルギーをもらい与えてカンパニーを最後まで走り抜けられたらなと思います」と意気込んだ。共演者にも触れ、「忍成さんとは一緒にお芝居をやらせていただく画面が多いので、すごく芝居の中でも頼りにしている存在です」と語った藤ヶ谷は「抜けている部分があったりするので、稽古で場が和んだりします。お子さんが生まれて写真を見せていただき、ものすごくキレイなんですよ。それに癒やされてます」と仲の良さをアピール。一方の忍成は「とても美しいというか、普段座って雑談している時は笑顔で可愛らしいんですが、舞台に立つとオーラが違くてすごく色っぽいですね」と明かし、前田も「色気が盛りすぎてダメ出しされたシーンがあり、ここは抑えてと言われてました(笑)」と暴露する場面も。すると藤ヶ谷は「それはうれしいんですが、自分でコントロールできるものではないので、色気を出している意識は全くないです(笑)」と無意識に出ているといい、「普段100だとすれば(今回は)20ぐらいを皆さんに届けられると思いますよ(笑)」と色気アピールも忘れなかった。また、8月23日に死去した俳優の古谷一行さんについても言及。2019年にフジテレビ系とWOWOWで放送されたドラマ『ミラー・ツインズ』で共演したという藤ヶ谷は「最初は貫禄もあって怖い方かと思いましたが、お話させていただくとチャーミングで優しくて現場で色んなお話をしてくださり、お寿司が好きと話したら僕をお寿司屋さんに連れてっていただきました。それから少し経ってから『次ドラマお前と一緒になるかも』というメールをいただいたんですが、そこから体調を崩されたみたいで『次は必ずご一緒したいので日々精進します』というメールをさせていただきました」と共演出来なかったことを残念がり、「今はゆっくり休んでくださいという思いです」と偲んだ。
2022年09月04日2018年にシアターコクーンで上演され、各所から絶賛を浴びたオリジナルの舞台を、脚本・監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔が再タッグを組み映画化が実現した『そして僕は途方に暮れる』が、2023年1月13日(金)より、全国公開されることが決定。あわせてティザービジュアルと特報映像が公開された。『そして僕は途方に暮れる』は、藤ヶ谷太輔演じる主人公のフリーター・菅原裕一(すがわら・ゆういち)がほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族……と、あらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇。逃げて、逃げて、逃げ続けたその先で、彼を待ち受けていたものとは。共感と反感の連続、予測不能なストーリー、人間誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出す《現実逃避型》エンタテインメントとなっている。メガホンをとるのは、『愛の渦』『娼年』など、毎回賛否が渦巻く衝撃作を世に送り出し、各界から注目を集め続けている異才・三浦大輔。舞台から映画へと表現の幅を確実に広げながら、唯一無二の世界観を創り上げている。本作でも、オリジナルの舞台を自ら脚本・監督を手掛け映画化。人間のリアルな部分に深く切り込む作風は健在だ。そして、舞台と同じく主人公・菅原裕一を演じたのは、Kis-My-Ft2のメンバーとして活躍する藤ヶ谷太輔。ただ「怒られたくない」「言われたくない」と、ばつが悪くなるとその場しのぎで逃げ出してしまうクズ男っぷりを見事に体現。しかし、「人間誰しも逃げ出したいと思うことはあるのでは?」とも思わせ、劇中ずっと観るものに共感と反感を与え続ける。藤ヶ谷は6年ぶりとなる映画主演作で、全神経を研ぎ澄ませて撮影に没入。撮影中は「日々しびれ、追い込まれ、鍛えてもらっている」「あんな限界を迎えたことはない」と語るほど、本作に心身を削り挑んだ。これまでのイメージを大胆に覆し、俳優として新たな魅力を放っている。ふとした行動や言い回しから人の性(さが)をあぶり出してきた三浦監督の真骨頂とも言える演出に、リアリティある会話と確かな演技力で応えた。公開された特報映像では、藤ヶ谷演じる主人公の菅原が、とにかく逃げて、逃げて、逃げまくる姿を観ることができる。この人間関係を断っては逃げる主人公の「人生を賭けた逃避劇」には、滑稽さと哀愁が絶妙に滲んでいる。舞台とは違い、映画では実際に距離を移動。果ては北海道・苫小牧まで逃げ続ける主人公が行き場を無くしていく様は、映画ならではの、一風変わったロードムービー的な側面も垣間見える。そして、映像のラストでは、なぜか大号泣する菅原。「面白くなってきやがったぜ」のセリフが意味するものは?人間が逃避の先に行きつくのは、天国か地獄か。この特報映像を観ても、その先がどうなるのか知りたい欲に駆られる。さらに、同時に公開されたティザービジュアルでは、あらゆる人間関係を断ち切って世界中でひとりになってしまった主人公の姿を写し出し、“途方に暮れる”曖昧な表情を切り取っている。SNSツールの普及やコロナ禍の影響で、コミュニケーションの方法や考え方が変わってきた今の時代に、あえて描かれる人間関係。監督・三浦大輔ならではの視点で、人と人との繋がりを大胆かつ繊細に描く《現実逃避型》エンタテインメントが、いよいよスクリーン上に映し出される。藤ヶ谷太輔&三浦大輔コメント■菅原裕一役藤ヶ谷太輔:コメント僕が演じるフリーターの菅原裕一は、自分がいやだなとか耐えられないなと思う度に逃げていくんです。すごいクズなんですけど、それができるって意外にかっこいいのかなって。みんな逃げたいと思うこともあるけど、結局その先のことを考えてしまい、理性が働いて逃げられない。でも、人間誰しも逃げたい瞬間とか、行きたくないこと、出たくない連絡ってあると思うんです。そこを断っていくと、最終的にどうなるのかっていう…。物語の前半は、裕一のことをこいつクズだなぁって鼻で笑っていたけど、だんだん「あれ?これ自分にもこういうところあるかな」とか思えたりする。人間の中には、どこか今まで逃げてきたこととか、避けてきたことがあって、そこに罪の意識みたいなものがあるのかなと思います。三浦監督はそこの深いところを描いて、突いてっていう…やっぱり三浦監督ワールドですよね。完成した映画を観たとき、なかなか自分では俯瞰で観られなかったんですけど、撮影現場にいらっしゃらなかったスタッフの皆さんの笑い声を聞いて、やっぱりこの作品は、内容的にも、キャラクター的にも、笑えるほど滑稽なクズっぷりがしっかり描かれているんだなと感じることができました。この作品を舞台でやらせていただいたのは4年前なんですが、映画化が決まった時に三浦監督から「舞台のときから、振り返った表情とかを映像に撮りたいと思っていた」と伺って…。映像になると規模感も大きくなりますし、逃避劇っていうんですか、それがすごく表現できているんじゃないかと思います。実際に、長い時間、長い距離走りましたし、何度撮影から逃げたいと思ったことか(笑)。現場では、時間もそうですが、精神的にも体力的にも、今までにないくらい追い込まれたので、そういうことも、僕が演じた裕一と重なって描かれていればいいなぁと思います。監督にも「本当に自分自身も追い込まれているところが、ちゃんと映像に出ているから安心して」と言っていただけました。現場では、妥協が一切なくて、今思うといい経験をさせていただいたなというのもありますが(笑)、三浦組を耐え抜いた男として、誇りに思っています。チームで本当に頑張った作品ですので、より多くの皆さんに届いたらいいなって、心の底から思います。笑える箇所がたくさんありますし、共感できる箇所、反感を持つ箇所、たくさんありますので、とにかく色んな方に、気楽に劇場に見に来ていただきたいです。■脚本・監督三浦大輔:コメント映画が完成しました。とても過酷な撮影でした。キャスト、スタッフの皆様の尽力のおかげです。心から感謝しております。舞台から続いて主役の菅原裕一を演じてくれた藤ヶ谷くんとは、今回の映像化にあたり、「舞台よりもさらにいけるところまで、作品を描ききろう」と話しながら撮影に挑みました。その想いが、映画の中に刻まれていることを願っております。映画と舞台の大きな違いは、撮影時に実景を目の当たりにできること。菅原は逃げ続けた末に、生まれ故郷の北海道にたどり着く……。藤ヶ谷くんに実際にその環境で演じてもらえたのは、菅原という人物を蓄積していく上でとても大きかったと思っています。菅原は、どこにでもいる平凡な若者ですが、ほんとに些細なことからあらゆる人間関係を断ち、逃げて、逃げて、逃げまくります。そのクズっぷりを楽しんでもらいつつ、最終的に、「これは、自分の『物語』だ」と、皆様一人一人が思って頂けたら幸いです。続報も期待してお待ち下さい!『そして僕は途方に暮れる』2023年1月13日(金)公開
2022年08月30日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が、映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)の主演を務めることが30日、明らかになった。同作は三浦大輔×藤ヶ谷のタッグで2018年に上演された舞台の映画化作。自堕落な生活を送るフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)は、恋人、後輩、家族を芋づる式に裏切り、あらゆる人間関係から逃げ続けるが、家族から逃げていった父に出会い変わっていく。裕一はなぜ逃げ続けたのか、最後にどのような決断をするのか。共感と反感の連続、予測不能なストーリー、人間誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出す、現実逃避型エンタテインメントとなる。メガホンをとるのは『愛の渦』『娼年』など、毎回賛否が渦巻く衝撃作を世に送り出し、各界から注目を集め続けている異才・三浦大輔。自身が書き下ろしたオリジナルの舞台を、自ら脚本・監督を手掛け映画化し、人間のリアルな部分に深く切り込む。そして、舞台と同じく主人公・菅原裕一を演じたのは、Kis-My-Ft2のメンバーとして活躍する藤ヶ谷太輔。ただ「怒られたくない」「言われたくない」と、ばつが悪くなるとその場しのぎで逃げ出してしまうクズ男っぷりを見事に体現する。「人間誰しも逃げ出したいと思うことはあるのでは?」とも思わせ、劇中ずっと観るものに共感と反感を与え続ける。藤ヶ谷は6年ぶりとなる映画主演作で、全神経を研ぎ澄ませて撮影に没入したという。これまでのイメージを大胆に覆し、俳優として今までとはまた違う新たな魅力を放つ。ふとした行動や言い回しから人の性をあぶり出してきた三浦監督の真骨頂とも言える演出に、リアリティある会話と確かな演技力で応えている。今回解禁された特報映像では、藤ヶ谷演じる主人公の菅原が、とにかく逃げて、逃げて、逃げまくる姿を映し出す。舞台とは違い、映画では、実際に距離を移動。果ては北海道・苫小牧まで逃げ続ける主人公が行き場を無くしていく様には、映画ならではの、一風変わった“ロードムービー”的な側面も。映像のラストでは、なぜか大号泣する菅原ば「面白くなってきやがったぜ」とセリフを言い放つ。ティザービジュアルでは、あらゆる人間関係を断ち切って世界中で1人になってしまった主人公の姿を写し出し、“途方に暮れる”曖昧な表情を切り取っている。○藤ヶ谷太輔 コメント僕が演じるフリーターの菅原裕一は、自分がいやだなとか耐えられないなと思う度に逃げていくんです。すごいクズなんですけど、それができるって意外にかっこいいのかなって。みんな逃げたいと思うこともあるけど、結局その先のことを考えてしまい、理性が働いて逃げられない。でも、人間誰しも逃げたい瞬間とか、行きたくないこと、出たくない連絡ってあると思うんです。そこを断っていくと、最終的にどうなるのかっていう…。物語の前半は、裕一のことをこいつクズだなぁって鼻で笑っていたけど、だんだん「あれ?これ自分にもこういうところあるかな」とか思えたりする。人間の中には、どこか今まで逃げてきたこととか、避けてきたことがあって、そこに罪の意識みたいなものがあるのかなと思います。三浦監督はそこの深いところを描いて、突いてっていう…やっぱり三浦監督ワールドですよね。完成した映画を観たとき、なかなか自分では俯瞰で観られなかったんですけど、撮影現場にいらっしゃらなかったスタッフの皆さんの笑い声を聞いて、やっぱりこの作品は、内容的にも、キャラクター的にも、笑えるほど滑稽なクズっぷりがしっかり描かれているんだなと感じることができました。この作品を舞台でやらせていただいたのは4年前なんですが、映画化が決まった時に三浦監督から「舞台のときから、振り返った表情とかを映像に撮りたいと思っていた」と伺って…。映像になると規模感も大きくなりますし、逃避劇っていうんですか、それがすごく表現できているんじゃないかと思います。実際に、長い時間、長い距離走りましたし、何度撮影から逃げたいと思ったことか(笑)。現場では、時間もそうですが、精神的にも体力的にも、今までにないくらい追い込まれたので、そういうことも、僕が演じた裕一と重なって描かれていればいいなぁと思います。監督にも「本当に自分自身も追い込まれているところが、ちゃんと映像に出ているから安心して」と言っていただけました。現場では、妥協が一切なくて、今思うといい経験をさせていただいたなというのもありますが(笑)、三浦組を耐え抜いた男として、誇りに思っています。チームで本当に頑張った作品ですので、より多くの皆さんに届いたらいいなって、心の底から思います。笑える箇所がたくさんありますし、共感できる箇所、反感を持つ箇所、たくさんありますので、とにかく色んな方に、気楽に劇場に見に来ていただきたいです。○脚本・監督:三浦大輔 コメント映画が完成しました。とても過酷な撮影でした。キャスト、スタッフの皆様の尽力のおかげです。心から感謝しております。舞台から続いて主役の菅原裕一を演じてくれた藤ヶ谷くんとは、今回の映像化にあたり、「舞台よりもさらにいけるところまで、作品を描ききろう」と話しながら撮影に挑みました。その想いが、映画の中に刻まれていることを願っております。映画と舞台の大きな違いは、撮影時に実景を目の当たりにできること。菅原は逃げ続けた末に、生まれ故郷の北海道にたどり着く……。藤ヶ谷くんに実際にその環境で演じてもらえたのは、菅原という人物を蓄積していく上でとても大きかったと思っています。菅原は、どこにでもいる平凡な若者ですが、ほんとに些細なことからあらゆる人間関係を断ち、逃げて、逃げて、逃げまくります。そのクズっぷりを楽しんでもらいつつ、最終的に、「これは、自分の『物語』だ」と、皆様一人一人が思って頂けたら幸いです。続報も期待してお待ち下さい!(C)2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作
2022年08月30日「Kis-My-Ft2」藤ヶ谷太輔6年ぶりの映画主演作『そして僕は途方に暮れる』の公開日が、来年1月13日(金)に決定。ティザービジュアルが到着、特報映像が公式YouTubeにて公開された。本作は、2018年にシアターコクーンで上演されたオリジナルの舞台を、脚本・監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔が再タッグを組み映画化。藤ヶ谷さん演じるフリーター・菅原裕一が、ほんの些細なことから恋人、親友、先輩や後輩、家族…と、あらゆる人間関係を断ち切っていく、逃避劇。ティザービジュアルでは、あらゆる人間関係を断ち切って世界中で1人になってしまった、途方に暮れる曖昧な主人公の表情を切り取っている。また特報映像では、とにかく逃げて、逃げて、逃げまくる菅原の姿を映し出す。舞台とは異なり、映画では実際に距離を移動。果ては北海道・苫小牧まで逃げ続ける主人公が行き場を無くしていく様は、映画ならではの、一風変わったロードムービー的な側面も垣間見える。そして、なぜか大号泣する菅原の姿も見られ、逃避の先に行きつくのは天国か地獄か、その先がどうなるのか知りたい欲に駆られる。舞台と同じく主人公・菅原裕一を演じた藤ヶ谷さんは、ただ「怒られたくない」「言われたくない」と、ばつが悪くなるとその場しのぎで逃げ出してしまうクズ男っぷりを見事に体現。しかし、「人間誰しも逃げ出したいと思うことはあるのでは?」とも思わせ、劇中ずっと観るものに共感と反感を与え続ける。撮影中には「日々しびれ、追い込まれ、鍛えてもらっている」と語り、「あんな限界を迎えたことはない」と言わしめるほど、現場ではまさしく心身を削り撮影に挑んだ意欲作。これまでのイメージを大胆に覆し、俳優として、これまでとはまた違う、新たな魅力を放つ。藤ヶ谷太輔コメント僕が演じるフリーターの菅原裕一は、自分がいやだなとか耐えられないなと思う度に逃げていくんです。すごいクズなんですけど、それができるって意外にかっこいいのかなって。みんな逃げたいと思うこともあるけど、結局その先のことを考えてしまい、理性が働いて逃げられない。でも、人間誰しも逃げたい瞬間とか、行きたくないこと、出たくない連絡ってあると思うんです。そこを断っていくと、最終的にどうなるのかっていう…。物語の前半は、裕一のことをこいつクズだなぁって鼻で笑っていたけど、だんだん「あれ?これ自分にもこういうところあるかな」とか思えたりする。人間の中には、どこか今まで逃げてきたこととか、避けてきたことがあって、そこに罪の意識みたいなものがあるのかなと思います。三浦監督はそこの深いところを描いて、突いてっていう…やっぱり三浦監督ワールドですよね。完成した映画を観たとき、なかなか自分では俯瞰で観られなかったんですけど、撮影現場にいらっしゃらなかったスタッフの皆さんの笑い声を聞いて、やっぱりこの作品は、内容的にも、キャラクター的にも、笑えるほど滑稽なクズっぷりがしっかり描かれているんだなと感じることができました。この作品を舞台でやらせていただいたのは4年前なんですが、映画化が決まった時に三浦監督から「舞台のときから、振り返った表情とかを映像に撮りたいと思っていた」と伺って…。映像になると規模感も大きくなりますし、逃避劇っていうんですか、それがすごく表現できているんじゃないかと思います。実際に、長い時間、長い距離走りましたし、何度撮影から逃げたいと思ったことか(笑)。現場では、時間もそうですが、精神的にも体力的にも、今までにないくらい追い込まれたので、そういうことも、僕が演じた裕一と重なって描かれていればいいなぁと思います。監督にも「本当に自分自身も追い込まれているところが、ちゃんと映像に出ているから安心して」と言っていただけました。現場では、妥協が一切なくて、今思うといい経験をさせていただいたなというのもありますが(笑)、三浦組を耐え抜いた男として、誇りに思っています。チームで本当に頑張った作品ですので、より多くの皆さんに届いたらいいなって、心の底から思います。笑える箇所がたくさんありますし、共感できる箇所、反感を持つ箇所、たくさんありますので、とにかく色んな方に、気楽に劇場に見に来ていただきたいです。三浦大輔監督コメント映画が完成しました。とても過酷な撮影でした。キャスト、スタッフの皆様の尽力のおかげです。心から感謝しております。舞台から続いて主役の菅原裕一を演じてくれた藤ヶ谷くんとは、今回の映像化にあたり、「舞台よりもさらにいけるところまで、作品を描ききろう」と話しながら撮影に挑みました。その想いが、映画の中に刻まれていることを願っております。映画と舞台の大きな違いは、撮影時に実景を目の当たりにできること。菅原は逃げ続けた末に、生まれ故郷の北海道にたどり着く……。藤ヶ谷くんに実際にその環境で演じてもらえたのは、菅原という人物を蓄積していく上でとても大きかったと思っています。菅原は、どこにでもいる平凡な若者ですが、ほんとに些細なことからあらゆる人間関係を断ち、逃げて、逃げて、逃げまくります。そのクズっぷりを楽しんでもらいつつ、最終的に、「これは、自分の『物語』だ」と、皆様一人一人が思って頂けたら幸いです。続報も期待してお待ち下さい!『そして僕は途方に暮れる』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年08月30日