藤ヶ谷太輔、主演作で過酷な撮影 監督は続編に意欲も「考える時間を…」
アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が28日、都内で開催中の「第35回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた主演映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)の舞台挨拶に三浦大輔監督とともに登壇した。
同作は脚本・監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔のタッグで2018年に上演された舞台の映画化作。自堕落な生活を送るフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)が、ほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族……と、あらゆる人間関係を断ち切っていく、人生を賭けた逃避劇。6年ぶりの映画主演となる藤ヶ谷が、ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男っぷりを体現している。
藤ヶ谷は、本作の撮影において何度も逃げたくなったという。「撮影の初日から逃げたいと思いましたし、楽しい思い出は一つもありません」と笑いながら打ち明け、「北海道、寒かったですね。マイナス2度くらいでした」「走ったし濡れたし、自転車めっちゃこぎましたね。電動自転車じゃなかったのでめっちゃしんどかったです」と吐露した。
さらに、「撮影が終わってからも通常の自分のテンションに戻るまで半年くらいかかりました。アイドル業に支障出ましたね。半年くらいは心も表情も動かず、三浦組を経験した人にしかわからない、しっかり役と向き合えた証拠でもあるかなと。そのあとすぐライブがありましたけど、菅原裕一が歌って踊っているみたいな」とアイドル業に支障が出たと冗談交じりに告白。「自分がどんどん痩せていって、クマができる感じも役とリンクしていましたし、いろんなものを監督が引き出してくれました」と話した。
三浦監督は「大変な思いをさせてしまったんですけど、見てくださってお客様には届いているかなと信じています。常人じゃないというか、後半になるにしたがって藤ヶ谷くんの顔つきが菅原でしかなくなっているので、そのへんを評価していただきたい」と藤ヶ谷の演技を称賛。
「藤ヶ谷さんの頑張りも評価されてほしいですし、どうかヒットにつなげて。
僕の作品の中ではすごく幅広い層に見ていただけるエンターテインメントになったかなと予感しているので、若い方から年齢層の高い方、地方にいる方とかまで届くような作品になってくれて、できれば2とかできたらうれしいなと思います」と続編に意欲を示した。監督の言葉に観客から大きな拍手が起こる中、藤ヶ谷は「2……」「2……」と繰り返し、監督が「あ、断られる感じですか?」と尋ねると、「ちょっと考える時間をいただいてもよろしいですか(笑)」と即答せず。そして藤ヶ谷は「チームで命を削りながら頑張ってつくった作品ですので、たくさんの人に届いたらいいなと思います」と願いを込めた。
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