ソニーのデジタル一眼カメラ「α」の新商品発表会が8月24日、ソニー本社にて行われ、イメージキャラクターの浅野忠信、北川景子がスペシャルゲストで登場した。浅野忠信が撮影した北川景子の写真CM撮影で広島・尾道を訪ねたという北川は「尾道は初めて訪れたんですが、凄く風情のある街並みで、撮影の合間も“α”を使って記念撮影をしました。大好きな猫とも一緒に撮影できて、とても楽しくて、自然体というか(私の)プライベートな顔が見られるような作品になったと思います。とっても気に入ってます」とコメント。新商品について「とてもコンパクトで軽くて、さりげなく持っていけるなあと思いました。一眼は重たいなと思っている女性にも、ファッション感覚で持てるんじゃないかな」(北川)、「普段、しっかりしたカメラを持ったことがなかったんですが、僕みたいに(カメラを)わからない人でも、撮っていくうちにどんどん機能がわかってきて、凄いカメラだなと思いました」(浅野)とそれぞれ印象を語った。動画の撮影について聞かれた浅野は「俳優仲間と、ちょっとした短編とか撮れたらな。気楽に撮れるのがいいですね」と笑顔を見せた。会見では浅野が撮影した北川の写真を披露。浅野は「『花と妖精』というタイトルをつけさせていただきました」と話すと、北川は「とっても綺麗に撮っていただいて、ありがとうございます」と、はにかんだ。最後に「とってもオシャレな写真や楽しい写真が簡単に撮れます。大切な思い出を残したり、今の想いを写真に残して、楽しい生活を送ってもらえたらなと思います」(北川)、「ここにいる人たちみんなが、ソニーのカメラを使って、ぜひ僕らを撮っていただきたいなと思います(笑)」と、アピールした。ソニーは、有効約2430万画素の高精細な静止画を、世界最速秒数12コマで撮影できるAマウントカメラ「α77」「α65」と、いつでも、どこでも一眼画質のEマウントカメラ「NEX-7」「NEX-5N」の4機種を9月から順次発売する。
2011年08月25日北川景子と子役の芦田愛菜が、アニメーション映画『マジック・ツリーハウス』のボイスキャストでW主演。8月15日(月)、都内スタジオでアフレコの模様を揃って報道陣に公開した。全世界で9,800万部を超える大人気シリーズをアニメ化した本作。そこにある本を開くと時空を超えてあらゆる場所に旅することができる“マジック・ツリーハウス”を発見した気弱な少年・ジャックと元気いっぱいの妹・アニーが大冒険を繰り広げる。先日、放送されたドラマ「この世界の片隅に」に続いての共演となる北川さんと愛菜ちゃん。アフレコは別々に行われたため、本作で顔を合わせるのはこの日が初めてとなったが、息の合った様子で“兄妹”を演じて見せた。声優初挑戦となる北川さんは「分からないことが分からない状態でしたが、手探りでやりました。普段、体を使ってお芝居しているので、うなづく、振り向くといった動作を声で演じるのは難しかったし、(愛菜ちゃん演じるアニーとの)距離感をその場で表現するのも難しかったです」とふり返った。一方で愛菜ちゃんとの共演については「一緒にお仕事したこともあったので、ちゃんと“兄妹”になれるという自信がありました。(愛菜ちゃんは)普段、接していると年相応の女の子ですが、仕事になると入り込む。こちらもいろいろ勉強させていただきました」とぺこりと頭を下げた。これには愛菜ちゃんも照れくさそう。「そんなことないですよ(笑)!(北川さんは)きれいで優しいお姉さんです」と満面の笑みを浮かべた。劇中、ジャックとアニーはマジック・ツリーハウスから過去の世界へと旅立つが、北川さんと愛菜ちゃんだったら?北川さんは「未来に行って、子供や孫をピンチからこっそり救ってあげたい」と明かした。一方の愛菜ちゃんは「マンモスがいた時代に行きたい。マンモスに乗りたいし、ポコンとした(マンモスの骨付きの)お肉を食べたい!」と夢を語り、スタジオは笑いに包まれた。夏真っ盛りだが、夏休みの予定を尋ねると北川さんは「もうすぐ誕生日なので、自分で何か買おうかと…」と思案顔。愛菜ちゃんは「川遊びをしてザリガニ釣りをしたい!」とアニーと同じように元気いっぱいに応えてくれた。『マジック・ツリーハウス』は2012年1月7日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:マジック・ツリーハウス 2012年1月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© メアリー・ポープ・オズボーン/「マジック・ツリーハウス」製作委員会
2011年08月15日映画『パラダイス・キス』が6月4日(土)に公開を迎え、北川景子、向井理、五十嵐隼士、大政絢、賀来賢人、加藤夏希、新城毅彦監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇。向井さんが北川さんにバラの花束をプレゼントするサプライズ演出も!人気漫画家・矢沢あいの代表作を原作に、ファッションを通じて自分の夢に向かって一歩を踏み出していく若者たちの青春を描いた本作。役作りの上での苦労について北川さんは、原作のビジュアルの美しさを挙げ「原作のビジュアルを見て、体のバランスが良すぎて驚きました。みんなで一生懸命ダイエットをして、差し入れとかを誰かが食べようとしたら『“パラキスダイエット”だよ!』と言って頑張ってました」と明かしてくれた。真夏の撮影ということで暑さにも苦しめられたようで、向井さんは「アトリエのセットはサウナみたいでした。(徹夜の撮影で)朝を越えて昼までやって…。あの4日間が一番つらかったですね」とふり返った。賀来さんはパンクな嵐を演じ、体のいたるところにアクセサリーを光らせていたが「僕、金属アレルギーで…(苦笑)」と告白し、会場は驚きの声と笑いが。加藤さんは、映画化が決まった段階で出演を熱望。「どうしてもやりたい!と言って参加させていただきましたが『自分でハードル上げちゃった!』とプレッシャーの中でやってました」と語り、無事、初日を迎えたことにホッとした表情を見せた。現場では賀来さんと五十嵐さんが、大政さんをイジっていた、といううわさもあるが、大政さんは「全然そんなことありません!」と即否定。五十嵐さんが「(大政さんは)天然なんですよ」と暴露するも「あれは実和子という役柄になりきってたんです(笑)」と必死に弁解し会場の笑いを誘った。主人公の紫(ゆかり)と天才肌で周囲を振り回していくジョージをそれぞれ演じた北川さんと向井さんだが、北川さん曰く「(向井さんは)ジョージと正反対な人」。向井さんも北川さんについて「内面は(紫と)全然違う」と感じたそうで「この2人で大丈夫なのかな(笑)?」と公開初日になってキャスティングへの不安を吐露し、会場は再び笑いに包まれた。そして舞台挨拶の終盤、向井さんは舞台袖へ消えたかと思うと、劇中にも登場する青いバラ100本の花束を抱えて再び壇上へ。ジョージさながらに「よく頑張ったな、紫」と北川さんに花束を手渡し、優しく頭を撫でた。このサプライズプレゼントに北川さんは感激!「頭が真っ白で…」としばし言葉を失った。先日、開催された完成披露試写会の席では、ジョージではなく、この日は欠席の山本裕典が演じた心優しい徳森くんの方がタイプ、と断言していた北川さんだったが、ジョージの優しさに触れ「訂正します!」と笑顔で語っていた。『パラダイス・キス』は全国にて公開中。■関連作品:パラダイス・キス 2011年6月4日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連記事:大政絢インタビュークールからキュートに! 10代最後の華麗なる“変身”で魅せるYUIがサプライズで登場し『パラキス』主題歌熱唱!向井理、北川景子ら登場に2,000人絶叫!“振り回す男”にキャスト陣の賛否は…?北川景子インタビュー若き頃の苦悩と挫折、いまは「恵まれた場所にいる」佐々木希、溝端淳平らがnon-no40周年チャリティコレクションに参加
2011年06月06日北川景子、向井理共演の『パラダイス・キス』の完成披露試写会が5月30日(月)、東京・渋谷のC.C.Lemonホールで開催。北川さん、向井さんをはじめ、山本裕典、大政絢、五十嵐隼士、賀来賢人に加藤夏希、メガホンを取った新城毅彦監督が舞台挨拶に登壇した。矢沢あいの代表作を実写化した本作。有名進学校に通いつつも人生に思い悩む女子高生が、ファッションで自分の生きる道を模索する若者たちとの出会いをきっかけに夢を見つけ、羽ばたいていくさまが描かれる。この日は、劇中の挿入歌を担当した「sweetbox」がスペシャルゲストとして来場。劇中でも使用されている、ウェディングシーンの定番とも言える名曲「Everithing’s Gonna Be Alright」と「I Know You’re Not Alone」の2曲を熱唱。あわせて華やかなプロのモデルたちが会場のランウェイを歩き、客席は歓声に包まれた。続いて、北川さん、向井さんらが登場すると、会場の熱気は最高潮に!「景子ちゃーん!」といった歓声がひっきりなしに飛び交い、北川さんらが喋ろうにも進められないほど。2,000人の歓迎に北川さんは「この作品で直接、ファンの方と接するのは初めてですが、パワーをいただきました」とニッコリ。劇中で向井さん演じるジョージのセリフを引き合いに「人生につまづいたとき、ネガティブなときに背中を押してくれる、勇気になるセリフが多い」と語り「一歩を踏み出せないでいる人、人生を変えてみたいと思っている人にパワーやポジティブさを与えてくれる作品になっています」と力強く呼びかけた。北川さんの隣で、会場の熱狂に笑顔を向けつつ「北川さんがすごく緊張してて、ガクガクしてて面白かったです」といたずらっぽく語るのは向井さん。自身が演じるジョージは女性を振り回すタイプだが、向井さん自身はというと「振り回すタイプですね(笑)。ジョージほどではないですが…何となく分かる気がします」。この言葉に会場のあちこちから「振り回されたい!」という叫びが…。山本さんは、ジョージとは対極のさわやかで優しい男子・徳森くんを演じているが「過去にないくらいさわやかさを出して、現場ではみんなに笑われてました」と苦笑い。だが、北川さんにジョージと徳森くん、選ぶなら?と尋ねると「振り回されるとびっくりするので優しい人がいい」と徳森くんを選択!山本さんからは思わずガッツポーズが飛び出した。ちなみに、大政さんと加藤さんにも、好きなキャラクターを尋ねると、実和子役の大政さんは、劇中の恋人である嵐(賀来さん)を選択。加藤さんも「振り回されるのは苦手で、振り回す方なので、徳森くんをどう料理しようか」と、意外とジョージは人気がない…?唯一、ジョージを選んだのは、この日も役そのままの女装姿で登場した、イザベラ役の五十嵐さんだけ。“振り回す男”向井さんは、苦笑を浮かべつつ「(ジョージは)行動力と決断力はあるので、嫌わないで…」と会場に呼び掛けていた。『パラダイス・キスは6月4日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:パラダイス・キス 2011年6月4日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連記事:YUIがサプライズで登場し『パラキス』主題歌熱唱!北川景子インタビュー若き頃の苦悩と挫折、いまは「恵まれた場所にいる」佐々木希、溝端淳平らがnon-no40周年チャリティコレクションに参加「ろくでなしBLUES」が劇団EXILEでドラマ化!大政絢にAKB北原里英も出演『パラキス』をイメージしたジュエリー発売決定!Tシャツなどアイテムと続々コラボ
2011年05月30日北川景子、向井理という人気俳優共演の話題作『パラダイス・キス』の、主要キャラクターが“アトリエ”に勢揃いしたポスタービジュアルが解禁となった。「NANA」、「天使なんかじゃない」(共に集英社刊)などで知られる矢沢あいの人気漫画を原作に、ファッション業界を目指す若者たちの青春、彼らとの偶然の出会いをきっかけに、進学校に通う主人公の女子高生が自らの進むべき道を模索する姿を描いた本作。昨年の映画化決定の発表時から、人気絶頂の北川さん、向井さんが出演するということもあって話題を集めてきたが、このたび、ついにポスタービジュアルが明らかになった。凛々しい表情でポーズを決める紫(ゆかり/北川さん)と、その脇でトレードマークとも言える帽子をかぶってクールに佇むジョージ(向井さん)。その後ろには、山本裕典が演じる紫の同級生の徳森に、五十嵐隼士扮する女装の美男子・イザベラ、大政絢と賀来賢人が演じるカップルの実和子と嵐に、ジョージと同じくデザイナーを志す、加藤夏希扮する香が、それぞれ個性が光るファッションに身を包み笑みを浮かべている。人気のアパレルブランドが全面協力し、各ブランドの新作が惜しげもなく提供されたという衣裳も注目だが、もうひとつ、忘れてはならないのが彼らがいるこのアトリエ!ジョージたちの創作の現場であり、原作ファンにとってはおなじみの、古いBARを改装したという設定のこのアトリエだが、原作に忠実に作りつつ、実写化に合わせて映画的ないくつもの工夫がなされている。原作では完全に地下室という設定になっていたが、映画ではあえて半地下風とし、外からの光がさしこむように!また、床はヤスリをかけるなどして古さを演出するエイジング加工が施され、BARの名残として古いレジやシェイカーなどを残しつつ、あちこちに『パラキス』ならではのファッションアイテムが配置された独特のインテリアコーディネートとなっている。また新城毅彦監督の提案で、後ろにそびえる大きな棚に色合いのグラデーションを付けるなど細部にいたるまで工夫が施されている。つい先日、本作の主題歌を人気シンガーソングライターのYUIが担当する(「HELLO〜Paradise Kiss〜」と「YOU」の2曲を提供)ことが発表されたばかりだが、キャストに衣裳、アイテムに音楽とそれぞれの要素で“最高”が集結した本作。原作とは異なるエンディングも含め、原作ファンの想像を超える映画に仕上がったと言えそうだ。なお、6月4日(土)の公開を前に3月26日(土)より前売鑑賞券(税込1,300円)の発売が開始。特典として特製クリアファイルが付いてくる。『パラダイス・キス』は6月4日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:パラダイス・キス 2011年6月4日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連記事:『パラキス』主題歌にYUI!北川景子&向井理からも絶賛の声シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第12回)ガーリー服が似合うオシャレ男優は?『パラキス』向井理らの新画像が到着!公式Twitterでファッションアイテムも紹介スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に大政絢インタビュー「仕事で泣きそうになること?ある…けど我慢してます(笑)!」
2011年03月25日北川景子、向井理ら人気の若手俳優陣が出演する映画『パラダイス・キス』。その主題歌を人気シンガーソングライターのYUIが担当することが決定した。ファッション誌「Zipper」(祥伝社刊)で1999年〜2003年に連載された矢沢あいの大人気漫画を映画化した本作。ファッションに夢を賭ける若者たちと、彼らとの出会いを通じて自分の歩むべき道を探していく女子高生の青春、葛藤が描かれる。映画化決定が報じられると共にキャストや劇中のファッションなどが多大な注目を集めてきた本作だが、その主題歌を同世代の女性層から絶大な人気を誇るYUIが担当することに。YUI自身が映画の中の主人公たちが夢を追いかける姿や、進路に迷う姿に感銘を受けたことで、この夢のコラボレーションが実現した。松橋真三プロデューサーは「映画化にあたり、世界観がぴったりで同世代からの人気もとても高いので、ぜひYUIさんにお願いしたいと最初から考えていた」と明かす。今回、YUIが手掛けるのは「HELLO〜Paradise Kiss〜」と「YOU」の2曲。「HELLO〜Paradise Kiss〜」に関しては、恋の予感を感じさせる曲として、東京のビル群、おしゃれなショップ、楽しそうに洋服を選んでいる女の子たち、これからの人生が前向きで楽しいことが起こりそうな様子を表現してほしいとのリクエストが寄せられた。もう一曲の「YOU」に関しては、本作が女子高生の紫(ゆかり/北川さん)の成長物語でもあると共に、ジョージ(向井さん)との恋の物語でもあることから、ジョージに出会ったことにより全てが変わり、色々なものが手に入るようになるのに、「あなただけがいない」という大切な人と離れてしまった切ない気持ちを歌ってほしい、というお願いがYUIになされたという。まさにリクエスト通り、紫の気持ちを代弁する一曲に仕上がり、こちらの「YOU」はエンディングにも使用されることになった。今回の主題歌発表に際し、YUIから、それぞれの楽曲についてコメントが寄せられた。「HELLO〜Paradise Kiss〜」については「『パラダイス・キス』は原作も読んでいたのですんなりメロディも浮かんできました。サウンド面ではピチカートを取り入れてみたりと楽しく映画の場面も考えながら作り込むことができました。…危険な夢に迷いもあるけれど、とにかく希望に満ちた楽曲に仕上げられたと思っています」とのこと。一方の「YOU」に関しては「エンディングに近いクライマックスで使っていただけるということで、何度もそのシーンを実際に観て口ずさみながら制作していきました。壮大なストリングスに等身大のアコースティック弾き語り…丁寧に主人公・紫の気持ちになったつもりで表現したいと思いました。幅広く共感してもらえる楽曲になったと思います。公開がとても楽しみです」と楽曲に込めた思いを明かしてくれた。この2曲を聞いた北川さん、向井さんからも絶賛の声が!北川さんは「撮影現場でも聞かせて頂いていたので、女の子が誰かを好きになる瞬間の恋心をイメージするのに、紫を演じる上でとても参考になりました。“いっそ出逢わなければ良かったのに、Say hallo,Say good bye”という歌詞に共感しました。紫が傷つくかもしれないと分かっていながらもジョージに惹かれていく感情を止められなくなっていくところに重ねて聞きました。2曲とも、『パラダイス・キス』の映画の世界観にメロディや歌詞がマッチしていて、若者の恋愛の瑞々しさや切なさ、一瞬の煌めきのようなものが表現された素晴らしい曲だと思いました。YUIさんの曲には、等身大の女の子たちの、夢を追いかける気持ちや、恋心をストレートに表現されている曲が多くていつも共感したり、勇気や元気をもらったりしています。聞くと清々しい気持ちになれたり、前向きになれるのがYUIさんの声、曲の魅力だと思います。今回主題歌とエンディング曲をYUIさんに手掛けていただけたことは、YUIさんの一ファンとしてとても嬉しく思います」とコメント。向井さんは「撮影現場で聞いたときには、映画というのは現場では音がないので『パラダイス・キス』の“形作り”に、とても役立てることができました。『HELLO〜Paradise Kiss〜』はインパクトがあって、“これから始まる!”という感も夢に向かっている若者を応援してくれているなと思いました。エンディングが原作と異なるため、今回とても大事なのですが、エンディングに『YOU』が流れていたときに、映画オリジナルのエンディングを象徴する曲を作ってくださったな、と思いました。映画は音楽で作品が変わるので、素晴らしい楽曲で嬉しかったです!YUIさんの楽曲はこれまでに何度も聞かせて頂いているのですが、どれもぶれのない、芯のある楽曲ばかりですね」と、楽曲が自身の演技にまで大きな影響を及ぼしたことを明かしてくれた。YUIの強く、そして切ない歌声と共に紫とジョージの恋はどのようなエンディングを迎えるのか?『パラダイス・キス』は6月4日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:パラダイス・キス 2011年6月4日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第12回)ガーリー服が似合うオシャレ男優は?『パラキス』向井理らの新画像が到着!公式Twitterでファッションアイテムも紹介スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に大政絢インタビュー「仕事で泣きそうになること?ある…けど我慢してます(笑)!」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第9回) 来年ブレイクしそうな俳優は?
2011年03月07日累計600万部を超える、矢沢あいの人気漫画を原作とした映画『パラダイス・キス』に出演する向井理、北川景子らが写った新ビジュアルが解禁!また、本作の公式Twitterも開設され、劇中のファッションアイテムの詳細や撮影秘話が紹介されることも明らかになった。都内有数の進学校に通う紫(ゆかり/北川さん)が、謎めいた高校生のジョージ(向井さん)をはじめ、ファッション業界を目指す若者たちとの出会いをきっかけに、迷いながらも自らの人生を選び取り、夢や恋を追いかける姿が描かれる本作。ファッションが重要な要素となる作品だけあって、衣裳はもちろん、髪飾りやアクセサリーにいたるまで手が込んでおり、デザインもとってもキュート!ファッションアイテムだけでなく、布やミシンといった本作ならではの小道具も含め、映画を観る前からその世界観が味わえる。原作ファンはもちろん、ファッションのお手本としても楽しめそうだ。ちなみに今回、新たに到着した画像には、アトリエで不審そうな表情を見せる制服姿の紫、さらにはクールなファッション&表情でアトリエに入ってきたジョージが誰かを見つめる姿が…。さらに、きれいなガラスのビンに入ったビーズや様々なファッション用の素材などが置かれたアトリエの棚の画像も。さて、これらのきらびやかな素材がジョージが作り出す衣裳にどのように使われることになるのか?『パラダイス・キス』は6月、丸の内ルーブルほか全国にて公開。『パラダイス・キス』公式Twitter■関連作品:パラダイス・キス 2011年6月、丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連記事:スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に大政絢インタビュー「仕事で泣きそうになること?ある…けど我慢してます(笑)!」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第9回) 来年ブレイクしそうな俳優は?向井理、ピンクのシャツ&黒ハットでクールに「行こうか」『パラキス』特報が到着!映画で見たいカップルNo.1は向井理&綾瀬はるか!実生活で夫婦の2人もランクイン
2011年02月02日映画『パラダイス・キス』の特報映像が解禁!クールな役柄をこなす向井理や、華麗な衣裳をまとった北川景子の姿がお目見えとなった。矢沢あいの人気漫画の映画化作品で、原作はファッション誌「Zipper」(祥伝社刊)にて連載中から熱狂的なファンを獲得し、単行本は累計発行部数600万部を突破している。どこにでもいる受験生の少女が、ファッションデザイナーを目指す若者や彼の仲間たちとの出会いを通じて自らの進む道を切り開いていく姿が描かれる。主人公の紫(ゆかり)を北川景子が、そして自分の美意識に命を捧げる“変人”キャラにして絶世の美男子・ジョージを人気絶頂の向井理が演じることで大きな話題を呼んでいるが、その一端が明らかに!オープンカーで紫の学校に乗りつけ、彼女を“さらいに”来たジョージの衣裳はピンクのシャツに細身のパンツ、そして黒い帽子。あっけに取られる紫と周囲をよそに、クールに「行こうか」とキメる。美人ながらも垢抜けない女子高生の紫が、ジョージたちとの出会いを通じて美しく変身していくところも本作の見どころ。今回到着した特報でも、最初は制服姿だった彼女が髪もメイクも衣裳もバッチリ決めてポーズを取る姿や美しい髪飾りをつけているシーンも!また、映画版ではオリジナルとは異なる結末が用意されており、ニューヨークでもロケが行われたとのことだが、果たしてどんな展開が?『パラダイス・キス』は2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開。※こちらの特報はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:パラダイス・キス 2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連記事:映画で見たいカップルNo.1は向井理&綾瀬はるか!実生活で夫婦の2人もランクイン『パラキス』N.Y.ロケ!向井理、ファッションデザイナーの兄に役作りの相談は?映画版『ケータイ刑事』に大政絢ら歴代ヒロイン3人!モーニング娘。も本人役で出演北川景子『パラキス』の受験生役への親近感語る向井理は強烈キャラにも手応え『パラダイス・キス』のアトリエ&登場人物の写真公開向井理はクールにイメチェン
2010年11月05日映画『パラダイス・キス』のニューヨークでの撮影の様子を収めた画像と北川景子、向井理の現地でのインタビューが到着!原作とは異なる、映画オリジナルの結末が描かれるということでも話題の本作。N.Y.では、映画における「最も重要なシーン」の撮影が行われたというのだが果たして…?矢沢あいの人気漫画を原作に、都内の進学校に通う女子高生・紫(ゆかり/北川さん)がファッションデザイナーを目指すジョージ(向井さん)やその仲間との出会いをきっかけに、自身の将来に向き合い、夢への一歩を踏み出していく姿が描かれる。今回、紫がN.Y.を訪れるシーンが撮影されたが、5日間という短い期間の中でソーホーや5番街というファッションの聖地、さらにタイムズスクエアにセントラルパークなどN.Y.を象徴する場所でも撮影が行われた。それぞれモデルの卵、デザイナーの卵を8月の撮影開始から演じてきただけに、北川さんも向井さんも世界のファッションをリードする流行の発信地N.Y.での撮影に感慨深げ。原作では紫がN.Y.を実際に訪れるシーンは描かれておらず、今回のN.Y.ロケが映画オリジナルの結末に深く関わっているのでは?との推測も…。この撮影で、ほぼ全ての撮影を終えた北川さんと向井さんは現場でインタビューに応じてくれた。この「N.Y.篇」について北川さんは、撮影をふり返りこう語る。「正味5日間の撮影で、すごくタイトではあったんですけど、N.Y.の素晴らしいロケーションで撮ることができたので、そこはすごく良かったなと思います。天気とか色んなことも心配だったんですけど、ここまで順調にやってこれたので、本当にみんなに感謝しています」。さらに今回の映画を通じて、ファッションについてどのように考えるようになったのかについても聞いてみると「“オシャレには苦痛が伴うものだ”ということを再確認しました。動きづらかったり、ヒールがすごく高かったりするので、やっぱりオシャレでいることは大変。楽してオシャレはできないっていうのが分かりました」と苦労を明かすも、その一方でファッションの魅力についてこんなコメントも。「(五十嵐隼士演じる)イザベラの『キレイな洋服とか美しいメイクアップ、そういう装いは人に勇気や自信を与える』というセリフがあったと思うんですけど、本当に女性に自信を持たせてくれるのが美しい装いやヘアメイクだと、撮影を通じて思いましたね。台本を読んだときに『たくさんのエキストラさんの前で堂々と歩けるかな?』とか色々心配はあったんですが、本当に素晴らしいドレスがみんなのおかげで出来上がって、本当にキレイなヘアメイクとヘアスタイルだったので、そこで自信を持ってやることができたのではないかと思う。だから、ファッションは“女の子の味方”だと思います」。向井さんが演じたジョージは原作では青い眼で日本人離れした容貌を持ち、矢沢作品の中でも人気の高いキャラクター。この難役へのアプローチについてこう語る。「(原作を)読んだ人はそれぞれ声や動きのイメージを持っているので、そことの違和感を考えると身動きがとれなくなってしまいます。なのでそこは自分なりのものをやろうと割り切ってやるほかないので、何というか勇気みたいなものがいつも必要ですよね」。実は向井さんのお兄さんはファッションデザイナー。演じるに当たって相談はしたのだろうか?「デザインとかそういう細かいテクニックも大事ですが、ジョージというキャラクターをどういうふうにするかの方で、自分の頭の中はいっぱいだったので、結局相談しなかったですね。確かにファッションデザイナーという要素は必要なんですけど、人間として描きたい部分が多かったので、あまりそこで人に頼らない方がいいなと思ってやめときました、今回は」。また、初共演となった北川さんについてはこんな印象を明かしてくれた。「北川さんは今回お会いするのも初めてで。とても素直な方なので、わりと腹を割って話すこともできました。それは役柄として距離の近い関係性でやるにはやりやすかったなと思いますね」。最後に撮影で最も印象に残っていることについて聞いてみた。「ファッションショーのシーンですね。僕はあまり出なかったですが、北川さん含めプロの方々もいっぱいいて。ああいうことを見たことがなかったので、素敵だなと思いました。だから、出たかったなっていうのが(笑)。でも、ファッションに関する作品なので、どのシーンというより、やっぱりひとつひとつがとても細かくて、ファッションに対してスタッフの妥協が全くなかったので、それは素晴らしいことだと思いました」。果たしてどのような仕上がりとなっているのか?そして映画オリジナルの結末は――?『パラダイス・キス』は2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開。© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連作品:パラダイス・キス 2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連記事:映画版『ケータイ刑事』に大政絢ら歴代ヒロイン3人!モーニング娘。も本人役で出演北川景子『パラキス』の受験生役への親近感語る向井理は強烈キャラにも手応え『パラダイス・キス』のアトリエ&登場人物の写真公開向井理はクールにイメチェン
2010年10月19日累計発行部数600万部を超える人気漫画の実写化作品として注目を集める『パラダイス・キス』の撮影の様子が先日、報道陣に公開され、北川景子、向井理、大政絢、五十嵐隼士、賀来賢人ら主要キャストと新城毅彦監督による現場での記者会見も行われた。その詳細をお届け!受験を控えた女子高生・早坂紫(ゆかり/北川さん)がデザイナーを目指す高校生・ジョージ(向井さん)やその仲間に出会い、夢を追うことの大切さに気づき、成長していくさまが描かれる本作。報道陣に公開されたのは、ジョージや仲間の実和子(大政絢)、嵐(賀来さん)、イザベラ(五十嵐さん)らが拠点としている“アトリエ”でのシーン。気を失って運び込まれた紫に、嵐や実和子がショーのモデルを務めてくれるようにお願いするが、紫はけんもほろろに彼らの要求を拒否。その反応に怒った嵐が紫に詰め寄る中で、ジョージが遅れて登場するという流れで、紫とジョージが初めて顔を合わせる重要な場面。監督の指示の下、暑いさなかにもかかわらず何度もテストを繰り返し、本番でも同じシーンが何通りものカットでカメラに収められた。ちなみに、一番の注目を浴びる向井さん演じるジョージのこのシーンでのセリフは「誰?」のひと言だったが、そのクールな佇まいと表情からは、これまでの作品で見せてきたものとは違う、新たな“向井理”像がチラリと垣間見えた。ソファや、ビリヤード台にファッション関係の小物などが配置され、原作の雰囲気そのままに作り上げられたアトリエだが、ここで撮影が行われるのはこの日を含めてたったの4日間。連日、朝から深夜まで撮影が行われているのだそう。そんな多忙なスケジュールの中で、キャスト陣と監督は時間を割いて報道陣の前へ。女子高生役ということでこの日も制服姿の北川さんは「(制服を着ることに)抵抗は感じていますし、これが最後であってほしいですが、『まだイケる』とみんなが言ってくれるので頑張ります」と苦笑交じりに語った。紫という役柄に関しては、自らの経験を重ねつつ、強い共感を感じているよう。「焦ってしまう気持ちや、塾や学校に通わせてもらえるのが親のおかげで、ありがたいと思いつつも、何かを他人のせいにしたくなる気持ち――自分だけが大変な悲劇のヒロインであるかのように思ったり、受験をする人が偉いと考えたりしてしまう部分はよく分かります。自分の経験を演じているので役に対して親近感や手応えを感じています。いまでは、受験させてもらえたことを感謝してるし、受験はせずとも夢に向かって頑張っている周囲の人たちを、なぜあのときもっと誇らしく思えなかったんだろう?とも思うので、観る人にいま、それに気づいてほしい。自分を信じて努力することが大切なのだと伝えてくれる映画だと思います」と熱い思いを語ってくれた。向井さんは、本作の撮影に入る少し前までNHKの朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の撮影を行っており「左腕のある役は久々で」と語り報道陣の笑いを誘う。原作の印象があまりに強い、ジョージという役については「あまり背伸びしても意味がないので、自分がやって無理のない範囲で原作のイメージとすり合わせていきたい。気にしないようにしても引きずってしまう部分はあるけど、日を追うごとにいい感じになってきていると思います」と手応えを語った。ほかのキャスト陣同様、劇中の衣裳――女装姿で登場したイザベラ役の五十嵐さんは「(衣裳で)最初に着たのがヒョウ柄のもので、楽しくて仕方がなかった。芽生えそうになりました(笑)」と発言。役については「イザベラの“マザーテレサ”的なところに癒されてくれれば…」と語るも、向井さんが「癒し系ですか?」と疑問を投げかけ、大政さんも「原作と台本を読んで、(自身が演じる)実和子がいつも笑顔で癒し系だと思ってたんですが…」と五十嵐さんの“癒し系宣言”に困惑。会場は笑いに包まれた。ちなみに実和子のファッションについて大政さんは「かわいらしい女の子らしい衣裳で、普段はフリフリのピンク系の服などは着ないので楽しみつつ衣裳合わせに臨んでいます。メイクも新鮮で楽しいです」と笑顔。パンキッシュなスタイルの嵐役の賀来さんは「(衣裳が)攻撃的でロックっぽくて、最初はテンションが上がったのですが…」と語りつつ隣りの五十嵐さんをチラリ。「隣りにこういう人がいるから…」と苦笑い。さらに、ピアスやブレスレットなどをかなり身につけるにもかかわらず「実は金属アレルギーで…」と告白し、周囲を驚かせていた。ちなみに衣裳に関しては、「DRESS CAMP」や「L’EST ROSE」をはじめ、25ものブランドが全面協力。2011年の春の公開を見据えて、キャスト陣にも2011年の春夏モデルを着せるほどの力の入れよう!「KOBE COLLECTION 2010 A/W」で実際のファッションショーの最中に本番シーンの撮影が行われるなど細部にまでリアリティを追求した撮影が行われている。今後、10月の頭にクランクアップ、12月初旬に完成の予定。なお、映画版では原作者側の承諾を得た上で、原作とは異なる映画オリジナルの結末が用意されているというので、こちらも気になるところ!『パラダイス・キス』は2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:パラダイス・キス 2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会■関連記事:『パラダイス・キス』のアトリエ&登場人物の写真公開向井理はクールにイメチェン
2010年09月30日矢沢あいの人気漫画を実写化した『パラダイス・キス』のビジュアルが解禁となり、主演の北川景子や向井理らが劇中衣裳をまとった姿や、物語で重要な役割を果たす“アトリエ”のセットの様子が明らかになった。ファッションデザイナーを志す高校生・ジョージを中心に学校のファッションショーのイベントの成功を目指す若者たちと、彼らのショーにモデルとして参加することになった女子高生・紫(ゆかり)が悩みつつも成長していく姿、多感な10代後半の青春が描き出される。根強い支持を集める漫画家・矢沢あいの作品の登場人物の中でも高い人気を誇り、原作では青い髪と青い目という設定の日本人離れしたビジュアルを持つジョージを人気絶頂の向井さんが演じるということで、映画の製作決定当初から注目を集めていたが、帽子とシャツでクールに決めた向井さんの姿が解禁!ほかに北川さん演じる紫の制服姿や、ジョージの仲間で大政絢が演じる実和子と賀来賢人扮するパンキッシュな青年・嵐、山本裕典が演じる、紫が想いを寄せるクラスメイトなどの姿も明らかに。中でもひときわ目を引くのは、長い髪と独特のメイクの“女装の美女(?)”・イザベラ。五十嵐隼士が扮しているが、五十嵐さんはこの役のために8キロも減量し、ひげの脱毛にも通ったのだとか。写真をよく見るとカラーコンタクトで瞳はブルーになっている。また、登場人物と併せて、ジョージらが放課後に集まり、作業を行うアトリエのビジュアルも解禁された。原作の漫画の描写にもあるようにバーを改築した作りで、ソファやトルソー、そしてビリヤード台などが見られ、細かい小物にまで気を配って再現されているのがよく分かる。原作の漫画では白黒で描かれていたこのアトリエが現実にこうして作り上げられているというだけでも、原作ファンにとっては感慨深いものがあるのでは?今回、公開されたビジュアルは作品全体のごく一部。ファッションをテーマにした作品だけに、今回明かになったもの以外にもまだまだ多くの衣裳が登場する。ファッションショーの際の紫の衣裳がどのようになっているのか?など今後、公開まで話題を呼びそうだ。『パラダイス・キス』は2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:パラダイス・キス 2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会
2010年09月29日「医療モノということで、“カッコよく”見えてしまうイメージを抱いていたんですが、ここで描かれているのは、ひとりひとりが背負っている人生なんです」――。吉沢悠は、出演作『孤高のメス』をこう表現する。この言葉にこの映画の魅力、そして演技者としての彼の揺るぎないスタンスが表われている。ベストセラー医療小説を実写化した本作。吉沢さんは「自らの素の感情を役柄に重ね合わせながら演じた」と言葉に力を込めた。この“人間ドラマ”に彼はどのような思いで向き合ったのか――?映画の公開を前に話を聞いた。物語の始まりは1989年、とある地方の市民病院に当麻鉄彦(堤真一)という名の外科医が赴任するところから始まる。大学病院に依存し、満足な手術ひとつ行えない腐敗した環境を当麻はその腕で、変えていく。当麻が変えたのは何より、そこで働く人々の意識。吉沢さん演じる青木はまさに、彼との出会いによって自らの生き方を省み、そして変わっていく若き医師である。「大学病院の古い体質があって、その下で働く青木はいろんな思いを抱えつつ、“権威”という壁にぶつかる。当麻との出会いで大きく変わっていくこの人物をしっかりと演じ切れないことにはこの作品のテイストが観る人に伝わらない。そのプレッシャーはありました。と、同時に青木が感じる葛藤は、ひとりの俳優として僕にとっては感じたことのある思いでした。それを生かして演じ切ることができれば楽しいだろうな、という相反する複雑な気持ちでした」。90年代末から2000年代の前半に掛けて、次々と話題のドラマ、映画に出演し、主演も数多くこなしてきた吉沢さんが芸能活動を休止したのは2005年。奇しくも本作で演じた青木と同様にアメリカに渡り、帰国後、俳優としての活動を再開した。役柄に自らを重ねた、という部分についてさらに深く尋ねた。「自分なりの信念を持って俳優という仕事をやっていましたが、やればやるほどに『いまのままでいいのか?』というクエスチョンがついて回るようになった。それはまさに、約束された道を見失った青木そのもの。前半部分の彼に、その当時、自分が抱いていた感情を乗せました。それからアメリカに渡って何より感じたのは、俳優として現場に立てるということは、決して当たり前のことではないのだということ。そう感じたときに無性に俳優をやりたい、演じたいって思えてきたんです。帰国して初めての仕事が映画だったんですが、あのときは本当に嬉しかった。それはまさに、青木が当麻先生を手伝いたくて帰国するときと同じ気持ちでした」。復帰後、彼が出演した映画は『夕凪の街 桜の国』、『逃亡くそたわけ−21才の夏』、『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』に本作と物語性と共に、社会への強いメッセージを感じさせるところがあるが…。「決して、それを意識して作品を選んでいるわけではないです。ただ、例えばニューヨークにいる頃、『自分は日本のことを何も知らない』と強く感じて、帰ったら広島に行きたいと思うようになった。そうしたら(広島を舞台に被爆を扱った)映画『夕凪の街 桜の国』のお話をいただいた。不思議なめぐり合わせは感じますね(笑)。常に、観る人に何か良い影響を少しでも与えられたら、という思いはあります。そうした思いがこういう良い循環を生んでいるのかも」。そうした流れに身を投じる中で、映画というメディアへの熱い思いが自身の内側からも沸々とわいて来ていると明かす。「映画人の熱…独特の温度の高さへの憧れは以前以上に強く感じます。周りが見えなくなるような強い思いで、わが子を育てるようにみんなが映画に夢中になっているあの環境は、本当に気持ち良いんです。30歳を過ぎて、ここにいられることが幸せだな、と感じるようになりましたね」。最後に「今後演じてみたい役は?」という質問に「もちろん、当麻先生のような役もやってみたいですね」と語り、「それから…」と、生瀬勝久が演じた、自らの保身しか考えない大学病院の医師・野本の名を挙げ、少し興奮気味にこう続ける。「生瀬さんが仰ってたんです。『俺は、野本という役を“悪”として演じたわけじゃない。一人の人間として演じた結果がこうだったんだ』って。それを聞いて、ああいう役をいつか演じられるようになりたいな、と思いました。僕自身今回、野本という存在に生かしてもらってるんです。そんな深みを演じられるようになりたいです」。(photo:Ryusuke Suzuki)■関連作品:孤高のメス 2010年6月5日より全国にて公開© 2010「孤高のメス」製作委員会■関連記事:堤真一天才外科医役に都はるみのこぶしを聴いて特訓目の前の命を救うため、禁断のオペに挑む『孤高のメス』試写会に15組30名様をご招待小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!堤真一、大組織の悪しき体制と闘う熱血医師に「ヒーローではない、医師を演じたい」
2010年06月23日