長瀬智也さんの20年ぶりのラブストーリーとして注目を集めたドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)。幼い頃、母親に捨てられ裏社会で生きてきた律(長瀬さん)はある日、事件に巻き込まれ、命がいつ尽きるともわからないケガを負います。最期に親孝行をしたいと実の母を探すのですが、なんと母親は息子のサトル(坂口健太郎さん)と幸せに暮らしていて…。自分と2人との落差に愕然とした律は、復讐することを心に誓います。■愛情の逆は憎しみ?サトルの幼なじみ・凜華(吉岡里帆さん)は彼に想いを寄せていましたが、サトルは別の女性に恋していました。ひょんなことから凜華と知り合った律は、彼女を通して母とサトルに近づきます。最初は利用するだけだったはずの凜華の存在が、律の中でだんだん大きくなっていき、凜華もまた律に惹かれていきます。律は捨てられたとはいえ、母親に対して深い思慕の念を抱いていました。だからこそ、自分ではなくサトルを愛する様子に深く傷つき、復讐心を宿すことになったのです。何もこれは、親子の間柄にとどまる話ではありません。手ひどくフラれたり、裏切られたり、そういった出来事を通して心が傷つき、黒い感情を抱くのは男女の恋愛にも起こり得ることです。愛情の反対は憎しみなのでしょうか?それとも…。そのあたりを、今回、心理学に基づいて解説していきます。■「愛情がある」ってどういうこと?そもそも「愛情がある」とは、どのような状態でしょうか。それは関心や興味といった気持ちのベクトルが、相手に向いている状態を指します。お互いに気持ちのベクトルが向き合っていて、2人の間に「障害」がなければ、そのカップルは恋愛感情で結ばれることになるのです。ちなみに「障害」とは、「他に伴侶がいる」とか「友達の恋人である」というような、関係の発展をセーブする要素のこと。「障害」があると、その男女は友情でつながり合うことになります。■愛情と憎しみの関係では、相手に対して「憎しみを抱いている」とは、どのような状態なのでしょうか。好意と憎しみは一見すると真逆に思えますが、憎んでも、気持ちの矢印は相手に向いたままなんですね。プラスかマイナスかといった感情の質に違いはあるものの、結局のところ、相手に関心や興味が注がれていることに変わりはありません。人の感情にはアンビバレンスな要素があり、相反する感情を同時に持ったり示したりできます。これを「両価感情」と呼びます。つまり人は、鏡の両面のように愛情と憎しみをひとつの感情として同時に抱くことができるのです。愛情に起因した憎しみを抱くというのは、要は感情が裏返しになっているだけで、強い愛情があることに変わりはないということになります。■愛情の反対は?では「愛情がある」の反対とは、どのような状態なのでしょうか。それは、気持ちのベクトルがまったく相手に向いてない状態です。つまり「無関心」ですね。相手がいようがいまいが、自分にとって関係ない。その存在によって、心が大きく動かされることもない。そういった状態こそ、「愛情が枯渇した状態」といえるでしょう。■まとめ愛情の反対は何か、ご理解いただけましたでしょうか。まれに、思い出すこともなかった元恋人にたまたま出会って気持ちが盛り上がるなど、無関心から愛情が生まれるケースもありますよね。でもこれは、本当に無関心から愛情が生まれているか…判断が難しいところです。思い出に感応して一時的に昔の感情がよみがえり、今も好きなんだと錯覚してしまっているだけ、なんてことも。自分の思いの矢印が、どこを向いているのか。そこを見極めると、自分の本当の気持ちに気づくことができますよ。ライタープロフィール黒木蜜一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。
2017年08月05日お付き合いを進めていく上で重要なのが親の存在。10代や20代ではそこまで気にならないかもしれませんが、20代後半からは結婚を視野に入れたお付き合いになる可能性があるので、お互いの親の存在がかなり重要となってきます。どちらかの親が交際に反対してしまうと、認めてもらうよう、説得しなければいけません。では、彼との交際を認めてもらうにはどのような対応が効果的なのでしょうか。反対されている原因を解決する単純に、反対されている原因をつきとめ、解決すること。これは、1番認めてもらえる方法かもしれません。なぜ反対されているのかがわかっていれば、その解決策が見えてくるはずです。例えば、「お付き合いをしていることで夜遅く帰ってくるなど、生活が乱れるのではないか」と心配されているのなら、「帰りは〇時までには帰ってくる」と約束をするなど、親を安心させてあげることが出来れば、お付き合いにも賛成してくれるかもしれません。ただ理由がなく「取られたみたいで寂しい…」というのが原因なら、親との時間をゆっくり作ることで解決出来る場合も。親が何を心配しているのか、どう不安に思っているのか、彼と一緒に考えてみると良いですね。思い当たるところを片っ端から解決していけば、「そこまでするのなら…」と応援してくれるようになる可能性は大いにあります。周りに味方を作る親に反対されてしまったら、自分の兄弟や叔父・叔母などを味方につけると良いでしょう。周りの肉親関係の人が自分たちを応援してくれれば、親も考えなおしてくれるかもしれません。もしかすると、自分たちがいない間に、親を説得してくれているかもしれませんよ。周りの説得で、考えが変わる可能性は十分に考えられます。親からすると、自分の大切な子どものことで頭がカッとなっている可能性がありますので、客観的でかつ信頼のおける人からの話には聞く耳を持つのかもしれませんね。また、肉親関係以外にも、親が仲良くしている友人に話してもらうのも効果的。とにかく、周りに説得してもらおうと思っているのなら、親が信頼をおいている人に味方についてもらうのが、1番の近道です。味方は1人でも多い方が良いので、周りの親戚には積極的に会うことをオススメします。親と会う機会を増やす1度拒否されたからと、「わかってもらえなくてもいいや」と引き下がってはいけません。苦手意識を持たず、「許してもらえるまで何度でも行こう!」という気持ちを持つことが大切です。1度反対されたからとすぐに引き下がってしまっては、親からも「やっぱりその程度の気持ちか」と思われてしまい、逆効果になる可能性も。何度も会っていれば、お付き合いしている相手の良いところも少しずつ分かってもらえるでしょう。そのためには根気強く、何度もあいさつに行くつもりで親との時間を増やすこと、これがとても重要ですね。いかがでしたか?お付き合いしていることを親から反対されるのはとてもショックですよね。しかし、わかってもらえないからとそのまま何もしなければ、もし結婚することになった場合、猛反対されるのは目に見えています。それならば、お付き合いの段階で親の賛成を得られるのが1番!自分が好きになった相手なのだから、多少の努力をしてでも、彼の良さを親にも分かってもらいたいましょう。
2017年01月17日恋人との結婚を考えていて、親に相談や紹介をしたところ、猛反対されたという経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。結婚に反対する両親から「結婚したら絶縁するぞ」などと言われたら、それは避けたい事態でしょう。ところで、両親の反対を押し切って結婚することは法的に問題ない行為なのでしょうか?*画像はイメージです:■未成年はNG結論から言いますと、20歳以上の成年同士が結婚する場合には、たとえ両親が結婚に反対していても、法律上有効に結婚することができます。ただし、結婚するのが20歳未満の未成年の場合には、父母の同意がなければ、結婚することができません(民法737条1項)。その趣旨は、未だ思慮分別が十分ではない未成年者の配偶者選択に誤りがないように、未成年者の監護の地位にある父母に同意権を与えて、未成年者の保護を図ることにあります。 ■親の一方の同意だけで良いなお、親の一方の同意で足りるので(民法737条2項前段)、仮に、父親が結婚に同意しなくても、母親の同意さえあれば、有効に結婚をすることができるということになります。具体的には、婚姻届に父母の(両方あるいはどちらかの)同意を附記して、役所に提出することになります。そのため、婚姻届に父母の同意が附記されていなければ、役所には受理されません。もっとも、父母の同意が附記されていない婚姻届を役所が誤って受理してしまった場合には、以後、誰であってもこれを取り消すことはできないので、結果的に、父母の同意がない結婚でも有効に成立してしまう、ということになります。 *この記事は2014年10月に掲載されたものを再編集しています。*著者:弁護士 理崎智英(高島総合法律事務所。離婚、男女問題、遺産相続、借金問題(破産、民事再生等)を多数取り扱っている。)【画像】イメージです*よっし / PIXTA(ピクスタ)
2017年01月09日性格が正反対同士で付き合ったり、結婚している人は多いでしょう。性格が正反対だと、「自分はこうなのにどうして…」と結婚生活で悩むこともありますよね。しかしメリットもあります。実際に性格が正反対の夫と付き合って5年、結婚して7年目の筆者がご紹介します。諦めることがありのままでいられることにつながる私と夫は育った生活環境、性格、趣味嗜好、価値観…とほぼ全てが正反対。違うからこそ大きくぶつかったり、日常では小さくイラっとすることもあります。ただこの「イラっ」は、年々減っているのも事実。それは相手の素性が分かってきて「またあぁ言うぞ」と言動パターンが読めてきたから。最初はイラッとするものですが、慣れるとこちらも諦め、やがて気にならなくなります。それは相手も同じで、お互い多くのことを諦めているでしょう。「諦め」と言うとイメージは悪いですが、仏教用語では「明らかに見る」と言う意味。お互いがほどよく諦めることでかえってありのままでいられると考えると、これも良しかと思うのです。自分の良くないと感じていた性格が変わる諦める一方で、自分自身が変わったと思うところもあります。それは主に、自分で良くないと思っていた部分。たとえば私は考えても仕方ないところで思い悩んでしまうところがありますが、それを夫に話すと「考えても仕方ない」とバッサリ切られます。これを繰り返すうちに、「ここは考えても仕方ないな」と自分でも区分けをする癖をつけることができました。また、夫は問題が起こると原因追求や犯人探しをしがちなタイプ。私が「それより今何をすべきか考えよう」と勧めることで、問題解決も進みやすくなっているように思います。自分と違う我が子とうまくやっていく練習私と長男の性格は正反対で、つまり長男は夫と性格が似ています。「長男の考えていることがわからない」と、何度も悩みました。そこで気付いたのが、「正反対の夫とうまくやっていくための葛藤は、我が子を受け入れるための練習でもある」ということです。我が子とはいえ、他人は他人。性格も価値観もきょうだいそれぞれ違ってきます。それでも親子ですから、うまくやっていかないといけませんよね。性格の違う我が子に自分を押し付けてしまうのは、違うと思うのです。夫と話し合ったり、相手から学んだり、諦めたり、見守ったり…この積み重ねが実は我が子ともうまくやっていく練習になっている。最近はそう思うようになり、正反対であることが大きなメリットに感じてきました。夫婦で性格が正反対だとぶつかることも多いですが、ぶつかることは分かり合うためのキッカケに過ぎません。大切なのはぶつかった後、どうするか。自分と100%同じで分かり合える人間なんていませんから、無理に受け入れる必要もなく、メリットを見つけることも大切なことだと思うのです。ライター:宮野 茉莉子
2016年09月05日ケイト・ウィンスレットが、動物愛護団体「PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)」制作のフォアグラ反対運動を訴えるビデオに出演したことが明らかになった。ガチョウやカモの喉へ差し込んだ管から強制的にエサを与えるフォアグラ(肥大した肝臓)を作る過程には以前から批判の声があったが、PETAはフォアグラ製造工場でビデオによる隠し撮りを実行。狭いケージに閉じこめられたガチョウやカモがエサを詰め込まれている様子をカメラに収めている。菜食主義者であるケイトはこのビデオのナレーションを担当。「フォアグラは高級食材としてレストランや店舗で販売されていますが、フォアグラを作るために虐待され、殺されるガチョウやカモが払う犠牲に見合う金額を支払っている人はいません。鳥にとっては恐怖と苦痛に満ちた工程です。普通に生きられない鳥たちが知っているのは、1日に何度も喉に管を差し込まれることだけです。どうか、フォアグラを二度と食べないと誓うことで、ガチョウやカモを救う活動に参加してください」とフォアグラをボイコットするよう訴えている。このビデオはロンドンの「フォートナム&メイソン」を始め、フォアグラを扱う世界各地の高級デパートに送付される予定だ。(text:Yuki Tominaga)© AFLO■関連作品:しあわせの隠れ場所 2010年2月27日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 ALCON FILM FUND, LLC ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:復縁は絶望的?サンドラ・ブロックの不倫夫がリハビリ施設に入所オスカー女優のジンクス?K・ウィンスレットに続き、サンドラ・ブロックも夫と別居アカデミー賞総括!時代を切り拓く女たちの美しき勝利【アカデミー賞】ファッションチェック!〜シルバー編〜【アカデミー賞】サンドラ・ブロックに主演女優賞史上初ラジー賞と同時受賞
2010年04月20日