アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー会長ジョン・ベイリー(75)に3件のセクハラ疑惑が浮上した。現在調査が進められているという。「Variety」誌などが報じた。ベイリーは『恋はデジャ・ブ』、『旅するジーンズと16歳の夏』などで知られるベテラン撮影監督で、昨年8月に新会長に選出されたばかり。前任のシェリル・ブーン・アイザックスは初のアフリカ系アメリカ人で30年ぶりの女性会長という、アカデミーに変化を起こした人物だった。それに比べ、75歳の高齢であり白人男性のベイリーは、“多様性”を推し進めるアカデミーのトップにはふさわしくないという声も就任時に挙がった。これに対し、ベイリーは「そんなくだらないこと…。私は白人男性として生まれた。75歳って事実は変えられない。それが(会長になる)制限因子になるかい?」と主張していた。セクハラの事実が確認されベイリーが会長の座から退く場合、7月に行われる選挙まで現副会長でベテランのメイクアップ・アーティスト、ロイス・バーネル(『ラストサムライ』、『リンカーン』)が会長を務めることになるそうだ。本来ならば会長の在任期間は4年。ベイリーは身の潔白を証明し、会長の座を守ることはできるのだろうか。アカデミーは、「徹底的な調査が完了するまでこの件に関するコメントはしない」とのことだ。(Hiromi Kaku)
2018年03月19日「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2018」が、2018年10月6日(土)から10月28日(日)まで、ロームシアター京都をメイン会場として開催される。「女性」をテーマにしたダンスや演劇「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭」では、国内外から多様で先鋭的なアーティストを迎え、演劇やダンスをはじめ、美術、 音楽、デザイン、建築などジャンルを越境した作品を紹介。今回は、「女性アーティスト」にフォーカスを当て、全12組の作品が披露される。従来的な「男」と「女」の枠組みを超え、性のあり方について作品を通じて問題提起していく。ブラジル出身のアーティスト、ロベルタ・リマは、自らの身体そのものをテーマにした作品を展開する。今回披露する「水の象(かたち)」は、日本酒の醸造過程にインスピレーションを受け、日本における「水」の存在意義を問いかけるパフォーマンスだ。田中奈緒子は、光と影による静謐で幻想的な作品を作り出す。作品の舞台となる世界遺産・二条城で繰り広げられる光の世界に注目だ。フランス人アーティストも多数登場また、日仏交流160周年及び京都・パリ友情盟約締結60周年を記念し、複数のフランス人アーティストの作品も上演する。2014年に行われた同イベントで、見事なパフォーマンスによって日本の観客を魅了したダンサー、セシリア・ベンゴレア&フランソワ・シェニョーの2人も再登場する。クラシックバレエとジャマイカの電子音楽のコラボレーションで、今までにない鑑賞体験をもたらしてくれる。【詳細】KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2018開催期間:2018年10月6日(土)~10月28日(日)会場:ロームシアター京都、京都芸術劇場 春秋座、京都芸術センターほか■出演アーティスト例ジョン・グムヒョン、ジゼル・ヴィエンヌ / DACM、ロベルタ・リマ、山城知佳子、ウースターグループ、田中奈緒子、セシリア・ベンゴレア&フランソワ・シェニョー、マレーネ・モンテイロ・フレイタス、マレーネ・モンテイロ・フレイタス、She She Pop 、市原佐都子/ Q 、手塚夏子、ロラ・アリアス
2018年03月11日スヌーピーがロボットに!?科学とピーナッツのコラボ展はグッズも注目!そのコミカルな動きはまさに最新テクノロジーの賜物。協力はロボット研究で知られる愛知工業大学。一連の仕掛け人は作者のチャールズ M.シュルツ氏と生前親交が深かったアーティストの大谷芳照氏だ。こうした科学とアートのコラボレーションは「サイエンスアート」と呼ばれる。「サイエンス」には最新のテクノロジーだけでなくいわゆる「ローテク」も含まれるのだとか。例えばひとつの動きをきっかけにした連鎖的な動きが楽しい「からくりオブジェ」。1993年に製作された金属製の作品で、ローテクを駆使したからくりは、一見の価値あり。そのほか旬の造形作家やフィギュア作家ら8組による新作や、「ピーナッツ」の漫画を約5000枚使った4Dモザイクアートが展示される。分野や作風が違っても、あたたかくてユーモラスな「ピーナッツ」の世界はそのまま。改めて時代を超えた人気を感じられるはず。オリジナルグッズにも注目!本展でのみ購入できる350アイテム以上のオリジナルグッズをはじめ、約600アイテムのスヌーピーグッズが勢揃い。キーホルダーやトートバッグなど、さりげなくそばに置いてなごめるアイテムを探してみては?スヌーピー×おもしろサイエンスアート展「SNOOPY(TM)FANTARATION」東京都中央区銀座3-6-1松屋銀座8 階 イベントスクエア3月1日(木)~19日(月)10:00~20:00(入場は閉場30分前まで。最終日は~17:00 )無休一般1000円ほかTEL:03・3567・1211 (C)2018 Peanuts Worldwide LLCスマホケース各3780円(税込み)※『anan』2018年2月28日号より。文・松本あかね(by anan編集部)
2018年02月24日先のゴールデン・グローブ賞で最多4部門を獲得し、アカデミー賞作品賞に“最も近い”とされるトロント国際映画祭・観客賞を受賞している『スリー・ビルボード』。2月1日(木)からの日本公開に先立ち、怒れる母を演じた主演フランシス・マクドーマンドや、脚本も手がけた鬼才監督マーティン・マクドナーらが本作について語る特別映像をシネマカフェが独占入手した。本年度賞レースの大本命との呼び声も高い本作。このたび到着したのは、マクドナー監督やキャスト陣が本編映像と共に本作について語った特別映像だ。娘を殺した犯人の逮捕を願い、孤高の闘いを決意する母ミルドレッドが「私の娘は7か月前 この道沿いで殺されました」とテレビカメラに語る姿から始まる本映像。演じたフランシスは、「彼女が求めてるのは復讐ではなく正義よ」と語り、本作が憎しみと悲しみが生み出した単なる復讐劇ではないことを暗示する。また、脚本・製作も務めたマクドナー監督は、26歳で劇作家としてデビュー以来、常に全世界の演劇界を震撼し続ける鬼才。母ミルドレッドについて「フランシスを当て書きした。感傷的にならずに演じてくれる。役に忠実なのに、コメディもできる」と明かす。すると、フランシスも「(私は)コメディアンではないけど笑いは生める。物語の中でユーモアが重要な場合はね。大事なのは忠実に演じること。人物を取り巻く環境が笑いを生むの」と、壮絶な物語ながら笑いが生まれるシーンもあることを語っている。彼女と対立する警察官ディクソンを演じたのは、『コンフェッション』『月に囚われた男』などで知られる演技派サム・ロックウェル。彼が「マーティンがいままで書いた中で、(ミルドレッドは)最高のキャラクターだよ」と断言するように、映像の最後は、彼女の「ビッチ!」というまさかの言葉で締めくくられている。最愛の娘を惨殺された母が3枚の巨大看板を買うという行動は、小さな田舎町にどんな影響をもたらすのか、ますます気にならずにいられない。『スリー・ビルボード』は2月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月21日アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催される世界最高峰の映画の祭典「第90回アカデミー賞授賞式」。WOWOWでは、今年も「生中継!第90回アカデミー賞授賞式」として3月5日(月)に生中継を放送。この度、番組案内役として、今年もジョン・カビラ&高島彩がコンビを組むことが分かった。カビラさんは、「心痛むニュースが多く聞かれるアメリカのエンターテインメント界ですが、オスカーのステージでどのようにその暗雲を払うのか、はたまた直視しするのか、これまでの授賞式とは一線を画す内容になることは必至。映画の無限の創造性を讃えながら、正義の尊さもユーモアというスパイスを効かせて表現するであろう今回の授賞式。究極の『一期一会』にご期待ください!」と熱いコメント。一方、高島さんは「今年はどんな作品があの舞台を彩るのだろうと、胸が高鳴ってきますね」と心境を明かし、自身の私生活では、家事も育児も『ラ・ラ・ランド』のサントラと共にあったと言う高島さん。それゆえ「歌曲賞がどの作品になるのかも楽しみです。そして、前回は人種や性別を含め、あらゆる多様性を大切にしようというメッセージが『ムーンライト』の受賞に見えたように思いましたが、90回を迎える今回もハリウッドは明るいニュースばかりではありません。女性の人権を守るメッセージを作品や受賞者が発信してくれることも期待しています」と語った。ドナルド・トランプ大統領誕生直後の開催となった前回は、作品賞で封筒の渡し間違えという、アカデミー賞史上初のトラブルが発生し、前例のない大変な混乱の中終了した授賞式。高島さんは、「今年は幻の受賞作なんてことにならないように、受賞作が書かれた封筒がどんな風にプレゼンターに渡されるのかも個人的には小さな楽しみです」とも話している。「生中継!第90回アカデミー賞授賞式」は2018年3月5日(月)8時30分~WOWOプライムにて放送(2か国語/同時通訳)。※字幕版は同日21時~放送(cinemacafe.net)
2017年12月12日世の中にたくさんある、不思議なこと。それが、なぜ起こっているのかを考えるとき、科学という言葉が使われたりしますね。子どもたちが日ごろ感じる「なぜ?」「どうして?」といった疑問は、ここに通じることも多いかもしれません。そこで、今回は未来の科学者を生みだすかもしれぬ(!)、サイエンスイベントをご紹介。親子みんなで楽しめる科学体験で、冬もホットなおでかけを楽しんでみてはいかがでしょうか。■東大・駒場祭で科学を伝えあう「なるほど実感!サイエンスミュージアム@駒場」11月24日(金)~26日(日)、東京大学駒場キャンパスでおこなわれる学園祭「駒場祭2017」。そこで体験できるのが「なるほど実感!サイエンスミュージアム@駒場」です。企画を主催しているのは東京大学のサイエンスコミュニケーションサークル「CAST」。テレビドラマ『ガリレオ』・映画『容疑者Xの献身』の実験監修や、テレビ番組『世界一受けたい授業』にも出演経験のある理科教育の第一人者、滝川洋二先生らが講師をつとめるゼミの受講生が中心となって2009年に結成されました。今回、参加無料・出入り自由で開催されるこのミュージアムでは、私たちが感じる「冷たい」という感覚にスポットをあてたドライアイス実験や、おもちゃに隠された科学の力を知る模型実験などを見ることができます。イベントは、東京大学の教室でおこなわれるので、小学生のお子さんは「いつも行っている学校とは違う雰囲気」にワクワクするでしょう。東京大学の学園祭は全国的にも有名で、来場者数も13万人以上。日本最高峰の学び舎がどんなものか、実際に見てまわれるのもいいですね。 ・東大CAST@駒場祭2017 ■実物大ロケットを間近で! 体験型展示がスゴイ科学館「つくばエキスポセンター」茨城県つくば市にある「つくばエキスポセンター」で11月中の土日に開催されるのは、「さかさま水コップ」「見えないチカラ! 大気圧」といったサイエンスショー。コップをたおしたら、中に入っているものがこぼれるというのは当たり前。でも、ここで目にするのは「さかさまにしてもこぼれない」という常識破りの状態です。普段、こうだと思っている事実が逆転する光景に「なんで!?」「どうやってるの!?」と大きな好奇心をはたらかせて、子どもたちは大いに不思議がってくれそうな予感。なんとなくわかっていても、その原理についてきちんと息子に説明できないパパ・ママの学びの場にもなりそう…。つくばエキスポセンターには体を動かしながら光、電気、力といった科学のおもしろさを体感できるサイエンスゾーンのほか、水力、火力、電子力などの秘密を学べるエネルギーゾーン、科学者のお仕事にクローズアップしたサイエンス・ワークスなど、常設展示の内容も豪華!屋外には、高さ50mもある純国産ロケット「H-II」の実物大模型もあり、真下から眺めることも可能。模型好きな子どもやパパが感動してしまうかもしれませんね。 ・つくばエキスポセンター ■天体望遠鏡で空の不思議を体感! 「はまぎん こども宇宙科学館」横浜市磯子区にある「はまぎん こども宇宙科学館」では、当日参加できるイベントが毎週多数開催されています。たとえば、好きなパーツを中に入れて宇宙のようなジェルキャンドルをつくるワークショップでは、ろうそくの炎が無重力ではどうなるのかをクイズ形式で解説。また、水に関係する浮力を確かめる実験や、磁石の力を利用した装置やおもちゃの実験など、すぐに体験できる自由参加イベントがたっぷり。施設全体が巨大な宇宙船をイメージされ、フロアごとに違うテーマのもと、科学や宇宙のおもしろさを体感できます。息子と訪れたことがありますが、1日いてもまったく飽きませんでした!気になっているのは、わが家もまだ経験したことのない「星空観察会」! 夜に開催されるこのイベントは、普段、肉眼で確かめるだけの小さな星たちを天体望遠鏡を使って見られるチャンスです。宇宙や星に興味がそれほどない子どもでも、ズームアップしてみる迫力ある星の姿に「え、近くで見たらこんな感じなの!?」と、感激してしまうのではないでしょうか。寒くなると、おうちの中で過ごすことが多くなりますが、キラキラ輝く星の下で楽しむ星空鑑賞は、冬のおでかけにもぴったり。星空観察会は事前の申し込みが必要なので、気になったらすぐに公式サイトでチェックしてみてくださいね! ・はまぎん こども宇宙科学館 ■人間の未来と科学をつなぐ! 150プログラムが体験できる「サイエンスアゴラ2017」11月24日(金)~26日(日)、お台場にあるテレコムセンタービルでおこなわれる「サイエンスアゴラ2017」は「あらゆる人に開かれた科学と社会をつなぐ広場」。私たちが豊かに暮らしていくために科学技術は何ができ、どう取り入れていくのかを考えるものです。最初は「ちょっと子どもと行くには難しすぎるかもなぁ…」と思っていましたが、公式サイトをのぞいてみると、そんなことはありませんでした! 数学がもっと楽しくなる「お笑い数学ライブ」、せんたくのりから作る「ぷよぷよスライム」、本物の岩石を用いた標本作り、自分の口の中にいる微生物の顕微鏡観察、実験・工作・観察を含む科学絵本100点の展示(手にとって読めるそう)など、小さな子どもでも参加できるプログラムがたくさんありました!わが子がとびつきそうと思ったのは「オエカキ ロボットに挑戦!」という企画。手のひらサイズで回転する、ペンを取りつけたロボットにキレイな円を描かせるために、ブロックやギアを自分で組み替えて改造していく…というもので、重心、摩擦、遠心力などの原理を子どもの発想と試行錯誤を通過点として深めていけるそう。子どもを楽しませるためにきたものの「なるほどなぁ…」と、うなってしまうママやパパも多いかもしれませんね。 ・サイエンスアゴラ いかがでしたか? 寒くてもおでかけしたくなる、ワクワクのサイエンスイベントを4つご紹介しました。この冬はぜひ親子で、楽しい科学体験をしてみてくださいね。
2017年11月19日みなさま、こんにちは!海外生活25年続行中、国際結婚、国際子育て真っ只中のバイリンガル教育パパ、Golden Beanです。国際バカロレア認定校が、日本で、そして世界中でその存在感を強めてきています。**********「我が国では、『日本再興戦略-JAPAN is BACK-』(平成25年6月閣議決定)に基づき、国内における国際バカロレア認定校等(ディプロマプログラム)を2018年までに200校に大幅に増加させることを目標としている」(文部科学省ホームページより抜粋)**********『日本再興戦略』の一環として、教育の国際化を目指し、文部科学省がその導入・普及に力を入れる国際バカロレア認定校とはどのような学校なのでしょうか。国際バカロレア認定校は、どのような人間を作ろうとしているのでしょうか。上海にあるインターナショナルスクールで、国際バカロレアプログラムと日々取り組む16歳の娘を持つGolden Beanが、体験を交えつつ「国際バカロレア」プログラムの理念、理想について、詳しく説明をさせていただきます。●国際バカロレアの理念国際バカロレアの理念は、『IB(International Baccalaureate,国際バカロレア)の使命』及び『IBの学習者像』として示されています。『国際的視野を持ち、より良い、平和な世界を構築することに貢献する人間の育成』が、そのテーマとして貫かれています。●IB(International Baccalaureate,国際バカロレア)の使命(The IB mission)「世界の多様な文化に対して理解と尊敬を持ち、より平和かつ、より良い世界の構築に貢献することのできる、①探求心、 ②知識、 ③思いやりを豊富に持つ、人間の育成 を国際バカロレアは目指します。各国政府や学校、様々な国際機関と力を合わせ、より良い国際的な教育プログラムと公正かつ適切な評価方法の開発に、国際バカロレアは尽力します。人は皆違うということを理解し、たとえ自分と違う意見、文化を持つ人であっても、それぞれの理由、正しさがあることを受け入れ、他人に共感できる暖かいハートを持って、一生涯を通して積極的に学び続ける人間 であることを、国際バカロレアは、世界各国各地で学ぶ学生たちに要求します」これからの国際化時代に生きる若い人々には、自国だけではなく、世界中を視野に入れて物事に取り組んでほしい。そして、そのためには、他の人々と同じである必要はなく、むしろ他と違うことは当たり前のことである と理解し、それをお互いに受け入れ合う姿勢を持つことが重要であるという強い願いが、このミッションには込められているのです。先日、仕事から帰ってきたばかりのことです。国際バカロレアプログラムで学ぶ娘が、パソコンを使ったテレビ電話で友人と英語で激論を交わしています。何事かと尋ねてみると、和歌山県太地町のイルカ漁についてパワーポイントで資料を作り、学校で討論することになったと言います。外国の反捕鯨団体から強い非難を受けている太地町のイルカ漁についての、外国人の友人との議論は、日本人を父に持つ16歳の女の子の立場からすれば、複雑な思いがあったと思います。私も意見を求められました。いつもはほとんど冗談しか言わない私ですが、今回は真剣に娘と話し合いました。このような課題を通して、国際バカロレアプログラムで学ぶ若者たちは、その理念を学び取っていくのだな、と思いました。●IB(International Baccalaureate,国際バカロレア)の10の学習者像(The IB Learner Profile)「IBの学習者像」では、「IBの使命」を具体的に実現するにはどうすればいいかを、10の学習者像として表しています。学生たちが国際的に活躍できる人材となるために、どのような姿勢で学ぶべきかをわかりやすく10に分けて表現したものです。●①探求する人であれ!何事にも好奇心を持ち、探求、調査研究するためのスキルを磨きましょう。個人としても、また他の人々とも協力しても探求できる人になりましょう。学ぶことを生涯に渡って積極的に楽しみ続けることができる人になりましょう。●②知識のある人であれ!地域社会や、世界規模の重大な課題に取り組む人になりましょう。そのために、幅広い分野でバランスの取れた知識と理解を深めましょう。●③考える人であれ!複雑な問題に立ち向かい、分析し、責任ある行動ができる人になりましょう。そのために、批判的かつ創造的思考法を身につけましょう。その上で、理性的かつ倫理的な決断を下せる人になりましょう。●④コミュニケーションができる人であれ!複数の言語や、様々なコミュニケーション手段を駆使し、自信を持って自分の考えや情報を創造的に表現できる人になりましょう。他の人々や集団の意見にも積極的に耳を傾け、協力し合あうことができる人になりましょう。●⑤信念を持つ人であれ!誠実、正直で、公正な考えと正義感を持つ人になりましょう。全ての人や社会が持っている尊厳と権利を尊重して行動する人になりましょう。自分の行動と、それによって生じる結果に責任を持つ人になりましょう。●⑥心を開く人であれ!自分自身の歴史や文化、個人的な経験の価値を正しく理解、尊重し、なおかつ他の人々や地域社会の持つ価値観や、文化、伝統、考え方にも心を開く人になりましょう。常に他の人の多様な視点や意見に耳を傾け、価値を認め、その経験から成長できる人になりましょう。●⑦思いやりのある人であれ!他の人の気持ちを思いやり、共感を持ち、尊重できる人になりましょう。他の人の生活や取り巻く環境を良くするために役立つため、積極的に行動、奉仕し続けることのできる人になりましょう。●⑧挑戦する人であれ!今まで経験のなかったことや、答えの見えない不確実な状況に対しても、勇気を持って挑戦する人になりましょう。今まで誰も思いつかなかった方法や考え方を編み出し、失敗を恐れず、快活に難題に取り組める人になりましょう。●⑨バランスの取れた人であれ!自分と、周囲の人々が幸せであるためには、知性、体の健康、そして心がいずれも大切であり、それらをバランスよく保ち続けることが重要であることを理解し、実行できる人になりましょう。自分が、他の人々や世界と相互に依存し合って生きていることを理解できる人になりましょう。●⑩振り返りができる人であれ!自分自身の学びや、経験を思慮深く見つめ直し、反省できる人になりましょう。自分の長所や短所をよく理解し、今後の学習や成長に役立てることができる人になりましょう。●成長の過程によって変わるテーマ国際バカロレアプログラム、10の学習者像は、学校現場で実際にどのように子どもたちに伝えられていくのでしょうか。国際バカロレアプログラムでは、テーマは子どもたちの年齢や成長過程によって適切にアレンジが行われます。例として、①の「探求する人であれ!」という学習者像のケースを見てみましょう。「何事にも好奇心を持ち、探求、調査研究するためのスキルを磨き、学ぶことを生涯に渡って積極的に楽しみ続けることができる人になる」ことが、目標になります。達成すべきテーマは、子どもたちの年齢や成長過程に合わせ、子どもたちが無理なく成長できるよう、段階的に高度になるように設計されているのです。まず、3~12歳までを対象としたプライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)でその実例を見てみましょう。●4~5歳の幼児のテーマこの段階での「探求する人であれ!」のテーマは、「いろいろなことに興味を持ちましょう。学ぶことを大好きになりましょう。新しいことを見つける人になりましょう」という形で表現されます。●7~8歳の小学校低学年でのテーマこの段階では、テーマは次のように変わります。「いろいろなことを知りたいと思って生まれてきたと考えましょう。学ぶことが大好きになりましょう。世界中のことについて、もっともっと知りたいと思いましょう。自分自身で様々なことについて調べ、新しいことを学ぶのが大好きな人になりましょう」レベルアップを示すキーワードとして、「世界中」や「調べる」が含まれています。●11~12歳の小学校高学年でのテーマテーマは次のようにさらに高度化します。「学ぶことが大好きになりましょう。学習を楽しんで、私たちが生まれつき持っているもっと知りたいという好奇心をさらに育てましょう。不思議に感じたことを自分自身で探求できる能力を身に付けましょう。一生涯に渡って、学習を続けましょう」レベルアップキーワードの「もっと知りたいという気持ち」「不思議に思ったことを探求する」に加え、国際バカロレアプログラムの最重要テーマの一つである、「一生涯に渡って学習を続ける」も組み込まれて、より高度の成長が促されていくのです。●振り返り国際バカロレアプログラムの特徴の一つに「振り返り」があります。それぞれの段階のテーマに対して、毎日の終業時、プロジェクト完了時、学期末、年度末に必ず「振り返り」が行われるのです。「学習は楽しめたか?おもしろいと思えたか?新しいことを見つけることができたか?努力できたか?」と自分自身に問いかけるのです。その問いかけの結果、例えば「おもしろかったけど、新しいことを見つけることはできなかった。自分は本当に努力したのだろうか。もっと頑張れたのではないだろうか」といった感じで、”内省”が生まれるのです。この「振り返り」では、自分がどれくらいテーマを実現できたかどうかを理解し、次の方向、ステップを自分自身で確認することが重視されます。10の学習者像の最後に、『振り返りができる人であれ!』が来ているのは、『内省なくして成長なし』という国際バカロレアの教育思想に基づいているのです。“振り返り””内省”は自分自身の強み、弱みを理解し、成長を続けるために必須のスキルなのです。----------いかがでしたでしょうか。国際バカロレア・プログラムがどのような人間を育てようとしているかについて、その理念と理想の学習者像について、ご理解いただけましたでしょうか。国際化社会に生きるために必須のスキルがバランスよく組み込まれている素晴らしいプログラムだと思います。ひとりでも多くのお子様が、国際バカロレア・プログラムで学び、世界中の人々とお互いを理解尊重し合い、戦争のない平和な地球を作り上げてくれることを願って止みません。参考文献世界で生きるチカラ国際バカロレアが子どもたちを強くする坪谷ニュウエル郁子著ダイヤモンド社文部科学省ホームページ
2017年10月31日30年間にわたる多数の女性へのセクハラ疑惑が告発されたプロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン(65)が、映画芸術科学アカデミー(AMPAS)から追放された。アカデミー賞を主催する同団体が、ワインスタインを除名することを声明で発表した。「理事会は早急にワインスタインをアカデミーから除名することに決定しました。単に彼のような、同僚からの尊敬に値しない人物を追放しただけでなく、我々の業界での性的暴力や職場でのハラスメントに対し、見て見ぬふりをしたり、恥ずべき加担行為を働いたりする時代は終わったというメッセージでもあります」「ここで問題となっているのは、我々の社会において許されることのない深い問題です。理事会は今後も、全てのアカデミー会員が例示することが期待される、倫理的な行動規範を確立するため努力を続けていきます」スティーブン・スピルバーグやトム・ハンクス、ウーピー・ゴールドバーグらを含む理事会の幹部らが今回の追放を決定したと報じられている。同団体においては、理事会は3分の2の投票によって会員を正当な理由として除名できる決まりとなっており、今回の件に関しては「3分の2を優に超える」投票を得たという。アカデミー追放に先立っては、ワインスタインの弟ボブが、ワインスタイン・カンパニーの株主持ち分をワインスタインが失う可能性があると明かしていた。また、ワインスタインはフランスの名誉であるレジオンドヌール勲章をはく奪されることが発表された。エマニュエル・マクロン仏大統領は、2012年にニコラ・サルコジ元大統領によってワインスタインに授与されていたその栄誉をはく奪することに向けて動き出したことを、広報担当を通じて発表していた。(C)BANG Media International
2017年10月16日「アート」と「科学」は結びつかないように思えるモノたちだが、時に組み合わされることによって、予想できなかった素晴らしい結果を生み出すことがある。科学者としても、アーティストとしても活躍するセルゲイ・ストッペル(Sergej Stoppel)はその一例とも言える作品を世に出し続けている。複雑に線が入り組み描かれる、オードリー・ヘップバーンや動物などのポートレート。これらは実は一本の線から描かれており、一筆書きでここまで描き上げられている驚異的なシリーズだ。セルゲイの代表作とも言えるこれらは、ペンプロッタという描画用の機械にアルゴリズムをプログラミングし描かれている。シンプルな仕組みであるため線の太さは一定で、また線の色も一色しか使用することができない。しかしセルゲイはこの単純さとエレガントさに惹かれているんだと語ってくれた。小さい頃からアートと数学が大好きだったという彼は、現在は科学者として働いている。しかしアーティストとしての想いを常に自身の中に持っていたため、ペンプロッタを用いて図形描画のルーツへ戻った作品を作ってみようと思いついたそうだ。そうして生まれた彼のプロジェクトはラインズラボ(LinesLab)と名付けられた。線の持つそのシンプルさを、複雑で美しいものへ変化させていくことをコンセプトとし、その活動の幅を広げている。セルゲイの作品は彼のウェブストアで販売中。既存の作品の販売ではなく、写真を送ってポートレートを制作してもらえる、カスタムオーダーのみの受付だ。線画だけでなく円や三角形だけで描画するシリーズなども展開しており、幅広いバリエーションから選べるところも嬉しい。またリーズナブルな価格で制作してもらえるため、贈り物としても喜ばれそうだ。※本記事は (引用元: 、に許可を得て、翻訳・執筆を行っております。
2017年09月11日2017年夏、北海道札幌市で「さっぽろ夏まつり」と「札幌国際芸術祭2017」が同時開催!どちらか片方でも豪華なイベントですが、両方が楽しめる今年の夏は例年にも増して札幌の街が盛り上がっています。ここからは、そんな2つのイベントの見所に加えグルメ情報もご紹介していきましょう。2017年夏、札幌で開催される2つのイベントがアツい!夏の旅行先で人気がある北海道。なかでも札幌の2017年夏は、「第64回 さっぽろ夏まつり」と「札幌国際芸術祭 2017」が同時開催されることで話題を呼んでいます。そんな2つのイベントは、国内最大規模のビアガーデンが展開されたり街全体がアートと化したりと魅力が満載です。今年の夏北海道へお出かけを予定している方はぜひ足を運び、札幌でしか味わえない旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?第64回 さっぽろ夏まつりさっぽろ夏まつりは、北国の短い夏を思い切り楽しもうと1954年(昭和29年)に初開催されました。今回で64回目を迎えるさっぽろ夏まつりですが、今年の見所はどういったものがあるのでしょうか?ご紹介していきます。●ビール好きにはたまらないビアガーデン in さっぽろ夏まつりさっぽろ夏まつりで注目したいのがビアガーデンです。国内最大規模の13,000席が用意され、6つの会場それぞれで異なるビールを楽しめるのが魅力。特に8丁目会場では、ジョッキの高さをはるかにしのぐ迫力満点の4.2L タワーピッチャーが登場。ビアガーデン好きにはたまりませんね。さらに5丁目会場には、ホルモンとジンギスカンの「ホルジン焼き」といったご当地グルメも充実しており、札幌夏のグルメを満喫できます。開催日時2017年7月20日(木)〜8月15日(火)12:00〜21:00(一部会場を除く)●異色のコラボ!DJ盆踊り in さっぽろ夏まつりさっぽろ夏まつりで毎年盛り上がる「北海盆踊り」はもちろんのこと、今年は「DJ盆踊り」も見所の1つとなっています。DJを務めるのはコンビニの一角でDJパフォーマンスを行うなど、その一風変わったスタイルで有名となった岸野雄一氏。誰にも予想できない「DJ」と「盆踊り」の異色コラボは必見です!開催日時2017年8月14日(月)20:30〜21:45(予定)会場大通公園2丁目【開催概要】名称:第64回 さっぽろ夏まつり開催期間:2017年7月20日(木)〜8月17日(木)場所:大通西2丁目~11丁目アクセス:地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通駅」下車すぐ公式サイト:札幌国際芸術祭 2017札幌国際芸術祭 2017は、3年に一度札幌市内で開催される国際的なアートフェスティバルです。著名な作品が並ぶ芸術祭とは異なり、すすきのの街やキャバレーなど、市内のあらゆる場所・施設が芸術作品に変えられるのは札幌国際芸術祭ならでは。今年はNHK朝の連続テレビドラマ「あまちゃん」の音楽を手がけた大友良英氏をゲストディレクターに迎え、100組以上のアーティストと共に57日間に及ぶ札幌国際芸術祭が開催されます。●フォトジェニックなスポット「モエレ沼公園」にも注目!札幌国際芸術祭 2017のサブテーマである「ガラクタの星座たち」。モエレ沼公園では、かつて不燃ゴミの最終処分場であったという歴史に焦点を当てた映像作品やロボット作品など、様々なアート作品が展開されます。ガラスのピラミッド「HIDAMARI」また、イサム・ノグチ氏によって設計された園内にも注目。ここには「海の噴水」やガラスのピラミッド「HIDAMARI」といった写真映えするスポットも点在しており、写真撮影が好きな方、SNSに写真をアップしたい方へもオススメです。普段あまり芸術に関心がない方もきっと素敵な思い出ができるであろう札幌国際芸術祭 2017。いろんなアート作品を通し、いつもとは違う札幌の魅力にふれてみてください。【開催概要】名称:札幌国際芸術祭 2017開催期間:2017年8月6日(日)~10月1日(日)場所:札幌市アクセス:新千歳空港からJR札幌駅まで電車で約40分公式サイト:イベントと一緒にグルメもご紹介!「第64回 さっぽろ夏まつり」「札幌国際芸術祭 2017」へ訪れた際はぜひ食べてみてほしいグルメがあります。他県ではなかなか味わえないグルメとなっているのでお忘れなく!●話題の「シメパフェ」を楽しもう!最近テレビや雑誌などのメディアで取り上げられ、話題となっているのが札幌カルチャー「シメパフェ」です。シメパフェとはその名の通り、お酒を飲んだ後や食事をした後締めにパフェを楽しむというもの。さらに2017年の夏は、札幌国際芸術祭と同時開催ということで会場でしか食べられないパフェも登場します。甘いものが好きな方、1日の最後はパフェで締めくくってみましょう!●Dining & Sweets SINNER(ダイニング&スイーツ シナー)ダイニング&スイーツ シナーは、札幌市内で人気のシメパフェです。定番のキャラメルプリンカフェや季節ごとに内容が変わるプレミアムパフェがオススメ。●SIAF × MIRAI.ST(札幌国際芸術祭×ミライスト)札幌国際芸術祭 2017との限定コラボパフェです。ミライスト自慢の濃厚なソフトクリームと酸味のあるフルーツがたまらない一品。●北海道を訪れたなら「ジビエ」は外せない!高タンパク・低カロリーなことから、近年注目を浴びているジビエ。そして北海道では「エゾ鹿肉」を使用した料理が人気です。特に夏は、シカが若い木の芽や若草を春先に食べ栄養を蓄えていることから脂が乗り、肉の旨味を味わえる季節といわれています。この夏は市内の料理店でぜひジビエを堪能してみてください。
2017年07月18日アカデミー賞を主催している映画芸術科学アカデミーが、公式サイトにて今年のアカデミー新規会員候補を発表した。57か国、774名の候補の中には日本人の名前も。俳優部門に真田広之、菊地凛子、監督部門に三池崇史、ドキュメンタリー部門・フィルム編集部門の2部門に『ミリキタニの猫』の出口景子らが発表されている。アカデミーは去年と同じく会員の“多様性”を課題としており、今年の新規会員の39パーセントは女性、30パーセントが有色人種、7部門が女性のメンバーが男性より多く、19歳(エル・ファニング)から95歳(ベティ・ホワイト)と幅広い年齢層から選んだ。家族のつながりも大切にしているようで、アナ・ファリス&クリス・プラット、カリーナ・ラウ&トニー・レオン、『ムーンライト』のプロデューサーのアデル・ロマンスキー&撮影監督のジェームズ・ラクストンは、夫婦でリスト入りを果たしている。会員候補者たちは、アカデミーの招待を受け入れれば、秋には正式な会員となる。通常、ほとんどの候補者たちが会員になるが、過去にはヴィゴ・モーテンセンが2007年に『イースタン・プロミス』で主演男優賞にノミネートされた後、会員候補となったが辞退。2016年に『はじまりへの旅』で再び主演男優賞にノミネートされた際、「もしまた会員候補にしてくれるなら今度はぜひ会員になりたい」と「The Wrap」に語っていた。その言葉を受けてか、ヴィゴは今年、再び会員候補入りしている。(Hiromi Kaku)
2017年06月29日「ストレスとは、外部から受けるあらゆる刺激のこと。脳科学的にいえば、ストレスに強い人はいません。脳にはストレスを感じる中枢があって、刺激を受ければ誰もが興奮するようにできているんです」 そう語るのは東邦大学名誉教授で医学博士の有田秀穂先生は、専門家と企業が共同で、ストレスや身体・肌を調査研究する「オフラボ」の顧問を務めている。オフラボは4月、47都道府県の女性7万人を対象にしたストレス指数チェックの測定結果から、「ストレスオフ県ランキング」を発表した。このランキングは、厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」をベースに、ストレス度や体の悩み、肌タイプなど15項目のアンケート調査を行い、各県ごとの「ストレスオフ指数」を算出し、集計されている。 その結果、ストレスオフ指数が全国で最も高かったのは、愛媛県!2位の島根県を7ポイント引き離して堂々の1位になった理由を、有田先生に分析してもらった。 「愛媛県といえば、災害が少なく温暖で暮らしやすいイメージです。結果を全国と比較すると、『思いどおりに休みを使っている』『天気や温度の気候がいい』『ワーク・ライフ・バランスが実現している』『家事を家族で分担している』というポイントがとても高く、素晴らしい自然環境のなかで、マイペースな生活スタイルを過ごしていることがわかりますね」 オフラボは、調査のなかで、ストレス発散のための「リラックス行動」も集計している。愛媛女子だけに目立ったリラックス行動は、「空を見る」「自転車に乗る」「首を温める」「森林浴」、そして「笑う」というものだった。さらに、愛媛県出身の50代の主婦に話を聞いてみると、“おしゃべり”こそストレス発散の秘訣だと熱弁する。 「愛媛県民は、一度居酒屋に入ると、ずーっとしゃべっているんです。笑いながら言いたい放題するのは、愛媛女子の“あるある”ですね」(愛媛県出身の50代の主婦) 有田先生も、いちばん正しいストレス解消方法は“おしゃべり”だと太鼓判をおす。 「脳に刺激を受けたストレスを静める『オキシトシン』という脳内物質が見つかっています。このオキシトシンを分泌させれば、誰もが簡単にストレスを発散することができる。分泌させるいちばんいい手段は、グルーミング行動といわれる、スキンシップやおしゃべりなんです」 別名“愛情ホルモン”ともいわれるオキシトシン・家族や仲のいい友人などと手をつないだり、ハグなどのスキンシップや、マッサージ、楽しいおしゃべりなどをはじめとした、“心地よい触れ合い”が生まれたりすることによって分泌されるという。 「エステやマッサージに行くのも、グルーミング行動です。ペットとの触れ合いもOK。お金要らずで、気軽にオキシトシンを出す行為が、ひざを突き合わせた“おしゃべり”。男性だと、仕事のあとに“ちょっと一杯”もそうです。女性が“井戸端会議”をしたり、女子会を開いたりするのも理にかなっています」 たまには空を見上げ、楽しいおしゃべりでストレスオフを目指そう!
2017年05月31日2017年6月4日(日)から7月30日(日) の57日間開催される「北アルプス国際芸術祭 JAPAN ALPS ART FESTIVAL 2017」。芸術・自然・食が集う長野県大町市を舞台に行われる北アルプス国際芸術祭へ、ぜひ足を運んでみてください。「北アルプス国際芸術祭 JAPAN ALPS ART FESTIVAL 2017」とは?北アルプス国際芸術祭 JAPAN ALPS ART FESTIVAL 2017は、北アルプス山麓の地域資源を世界へ発信することを目的とした食とアートのイベントです。舞台は3,000m級の山々が連なる北アルプス山脈の麓、長野県大町市。古くから塩の道千国街道の宿場町として栄え、豊かな水と澄んだ空気、青々とした自然が息づく四季折々の景観に恵まれた場所です。現在大町市は人口約28,000人。北アルプス登山の拠点や立山黒部アルペンルートの玄関口として多くの観光客で賑わいますが、近年日本創成会議が発表した消滅可能性都市に上がるほど過疎高齢化が進む町です。今回そんな大町市を盛り上げようと開催されるのが、北アルプス国際芸術祭。土地固有の生活文化を表現する「食」と地域の魅力を再発見する「アート」の力によって大町市の魅力を世界に発信し、地域再生のきっかけになることを目標にしています。●展示場所は大町の歴史や豊かな自然が溢れる場所。北アルプス国際芸術祭の面白いポイントはその展示場所。普段アート作品が見られる場所は美術館や落ち着いた雰囲気のギャラリーなどが多いと思いますが、北アルプス国際芸術祭では大町の歴史が色濃く残る場所や自然が体感できる場所となっています。ここでは、展示場所であるアートサイトをご紹介していきましょう。●源流エリア北アルプスの雪解け水が流れる鹿島川沿いを中心に作品が展示されている源流エリア。信濃大町の自然環境を肌で感じることができる最も特徴的な場所です。源流エリアで見られる主な作品は、川俣正さんの「源汲•林間テラス」、大平由香理さんの「山の唄」、平田五郎さんの「水面の風景―水の中の光~山間のモノリス」などがあります。●仁科三湖エリア大町市の北の玄関口である仁科三湖。北から長野県有数の深度と透明度を誇る「青木湖」、四季折々の景観を写す「中網湖」、そして今回多くのアート作品が展示される「木崎湖」の3つの湖からなるエリアです。仁科三湖エリアで見られる主な作品は、五十嵐靖晃さんの「雲結い(くもゆい)」、杉原信幸さんの「アルプスの湖舟」、アルフレド&イザベル・アキリザンさんの「ウォーターフィールド(存在と不在)」などがあります。●市街地エリアかつて塩の道千国街道の宿場町として栄えた大町市街地にある、市街地エリア。古い水路や趣深い町屋造りの家々などが今でも多く残っており、大町の歴史を感じることができるエリアです。市街地エリアで見られる主な作品は、湊茉莉さんの「みすずかるしなの」、原倫太郎・原游さんの「たゆたゆの家」、ジミー・リャオさんの「私は大町でー冊の本に出逢った」などがあります。●東山エリア絶景が見られる鷹狩山を含む東山エリア。大町市と北アルプスを同時に眺めることができる鷹狩山は、アートサイトの中でも最も眺望が良い場所です。東山エリアで見られる主な作品は、リー・クーチェさんの「風のはじまり」、フェリーチェ・ヴァリーニさんの「集落のための楕円」、ニコライ・ポリスキーさんの「Bamboo Waves」などがあります。●ダムエリアダムの多い大町市の特徴を取り入れたダムエリア。大町市はアジア最大級の土木建築物・黒部ダムの玄関口であるほか、大町ダム・七倉ダム・高瀬ダムといった近代土木建造物を有する場所です。ダムエリアで見られる主な作品は、パトリック・トゥットフオコさんの「龍(たつ)」、おおたか静流 with 藤本隆行さんの「光影」などがあります。●国内外のアーティストが大集結!北アルプス国際芸術祭 JAPAN ALPS ART FESTIVAL 2017では、日本国内外で活躍するアーティストの作品を見ることができます。ここでは、一部のアーティストをご紹介していきましょう!●ニキータ・アレクセーエフモスクワ出身の芸術家です。1960年から80年代にかけてソ連非公認芸術家として活動。代表作には信州の伝承「帚木(ははきぎ)」に基づいた連作ドローイングがあります。●青島左門大町市在住の芸術家です。表現手段は彫刻、絵画、コンセプチュアル・アート、舞台美術、絵本など様々。今回はLEDで生花を照らし、光の色を有機的に変容させる作品が展開されます。●アートプロジェクト気流部2008年から活動を開始した空間アートプロジェクトです。空気や風をモチーフとした作品が特徴的。今回は信濃大町のくぼんだ空間を「空のヘソ」に見立て、空や空気を感じさせる作品が展示されます。●地元の魅力が詰め込まれたグルメにも注目!北アルプス国際芸術祭 JAPAN ALPS ART FESTIVAL 2017では、大町市内に店を構える飲食店13軒が、地元の特性を生かしたグルメでおもてなしをしてくれます。アートを楽しみながら街を散策し、絶品料理も味わってみてください。一部をご紹介します。●北アルプス山やまランチ源流エリアの森林に囲まれた爽やかなロッヂ「マルハン爺ヶ岳ロッヂ」でいただける豪華ランチ。メインのカレーライスは、山の形をイメージしたライスに新緑を思わせるグリーンカレーがかかっています。季節の野菜も彩りよく添えられ、食べごたえたっぷりなのにヘルシー。コーヒー付きで1,200円です。●信濃大町盆大正2年から続く老舗お蕎麦屋さん「こばやし」では、もり蕎麦・蕎麦粥・手作りえご・蕎麦茶プリンなどがセットになった蕎麦づくしの食事が楽しめます。大町ならではの郷土食がふんだんに取り入れられたお盆です。●里山タケづくし優しい味わいでほっこり落ち着く里山ごはんが楽しめる、いろり屋やさか。地元産の筍を使った炊き込みご飯やすいとん、風情ある竹の器が魅力的なお惣菜盛り合わせなどが味わえます。近隣には竹を使ったアート作品もあるので、ぜひそちらにも足を運んでみてください。●タカラ昔ながらの蕎麦ざるに、さまざまな角度からそばの美味しさが味わえる遊び心たっぷりの前菜を盛り付け。メインは自慢の信州そばです。前菜からデザートまで、信州の味覚「そば」を味わい尽くせるメニューです・●小祭りドルチェ塩の道ちょうじやでは和と洋の美味しいスイーツが楽しめます。内容は、程よい塩加減がキャラメルの甘さを引き立てるロール大福、大町で古くから親しまれてきたエゴとりんごがコラボしたエゴりんごゼリー、地元産のベリーがたっぷり詰まったフルーツもなかといったスイーツセットです。■イベント詳細名称:北アルプス国際芸術祭 JAPAN ALPS ART FESTIVAL 2017開催場所:長野県大町市開催日程:2017年6月4日(日)~7月30日(日) 57日間開催料金:【前売り】一般2,000円、高校生1,000円、小・中学生300円。開催期間中はプラス500円。取り扱い場所などの詳細は公式サイトをご覧ください。アクセス:「長野駅」から特急バス「雷鳥ライナー」乗車後、「信濃大町駅」で下車。所要時間1時間。長野自動車道「安雲野IC」から車で約30分。公式サイト:
2017年05月31日人気司会者のジミー・キンメルが、2018年度アカデミー賞で司会を再び務めることが決定した。今年度の授賞式でも司会を務めていたジミーだが、アカデミー会長のシェリル・ブーン・アイザックがその司会ぶりをとても気に入ったことから、来年に開催される第90回アカデミー賞授賞式に再び起用することを決めたようだ。マイケル・デ・ルカとジェニファー・トッドも今年に引き続き式典のプロデュースを務めることが決定しており、アイザック会長はマイケルとジェニファー、ジミーの3人のことを「アカデミー賞のドリームチーム」と、16日に発表した声明文の中で称賛している。その一方でジミーも、今年の式典中に起きた最優秀作品賞の発表にミスがあった出来事に触れながら、冗談交じりに自身が再び司会を務める事を発表している。「アカデミー賞の司会を務めさせて頂いたことは僕のキャリアの中でも最高の出来事でした。ですからシェリルやアカデミーが再び、僕の大好きなマイケル・デ・ルカとジェニファー・トッドと一緒にする仕事を依頼してくれたことに感謝しています。もし僕らが今年の式典は最後にめちゃくちゃにしたと感じているあなた、第90回の式典のために僕らが何を計画しているのかお見逃しなく!」また、プロデューサーのマイケルとジェニファーもアカデミー賞の仕事に関わることができる経験は「人生に一度きり」の経験だと考えていそうで、再び携われることへの喜びを共同声明文の中で語っている。(C)BANG Media International
2017年05月18日ジミー・キンメルが2018年3月4日に開催される第90回アカデミー賞授賞式の司会に決定。アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの会長シェリル・ブーン・アイザックスが発表した。ジミーは今年もアカデミー賞の司会を務め、好評を博した。プロデューサーのマイケル・デ・ルカとジェニファー・トッドも引き続き同役を担当する。シェリルは「ジミー、マイク、ジェニファーはオスカーのドリームチームです。マイクとジェニファーは(今年)本当に視覚的に美しいショーを作り上げてくれました。ジミーは私たちが想像もできなかったようなオープニングトークからラストまでを見事にまとめ、オスカー史上最高の司会であることを証明しました」と3人の再起用の理由をこう語っている。ジミーは「E!News」でプロデューサーの2人と再びオスカーに起用されたことへの感謝をシェリルとアカデミーに述べ、「もし、みんなが今年のオスカーの最後で僕らがやらかしたと思っているなら、90回目を迎える記念すべき来年のショーで僕らが何を企んでいるか楽しみにしていてね!」と今年の作品賞の“封筒取り違え事件”に触れつつ、来年の授賞式のさらなる盛り上がりを期待させた。(Hiromi Kaku)
2017年05月17日女優の芦田愛菜が、進学塾・早稲田アカデミーの広告キャラクターに起用された。きょう24日から、新聞・交通広告に登場し、今後はテレビCMも予定している。この春、難関私立中学に合格した芦田。広告のキャッチコッピーは「天才はいない」で、芸能活動に加え、勉学の努力も惜しまない姿が、早稲田アカデミーの「本気でやる子を育てる」という教育理念の理想であると考え、今回の起用に至ったという。ちなみに、芦田が入学したのは慶應義塾中等部だが、早稲田アカデミーは早稲田大学と組織上は関係ない。
2017年04月24日俳優のブラッド・ピットが先日アカデミー賞式典に出席しなかったのは彫刻制作のためだったという。作品賞に輝いた『ムーンライト』のプロデューサーであるブラッドが同式典に姿を見せていなかったことが一部で話題になっていたが、最近になってそれがアートプロジェクトから離れられなかったからだという説が浮上している。ある関係者はザ・ハリウッド・レポーターに対し、ブラッドがロサンゼルス内にあるスタジオでイギリス人アーティストのトーマス・ハウシーゴとおよそ10日間に渡って彫刻制作に取り掛かっていると明かしたが、その作品がどんなものかについては分かっていない。ブラッドと離婚調停中の妻アンジェリーナ・ジョリーはアートコレクターとしても名高く2500万ドル(約28億円)相当と言われるコレクションの中にはバンクシーやエド・ルシェなどの作品も含まれているという。そしてブラッドは、建築とデザインに対する情熱でも知られており、2012年にはフランク・ポラーロとコラボして高級家具を発表していた。(C)BANG Media International
2017年03月07日今年度のアカデミー賞作品賞の結果発表取り間違え事件の原因となった監査役の2人が、来年度からアカデミー賞に関わることを禁止された。アカデミー会長シェリル・ブーン・アイザックス氏は、アカデミー賞の投票を管理し、プレゼンターたちに結果が記されたカードが入った封筒渡す役割を担っている監査法人プライスウォーターハウスクーパーズ(PwC)の今年度の担当者であったブライアン・カリナン氏、マーサ・ルイス氏が来年度の第90回アカデミー賞に関わることはないと発表した。しかし、これまで80年以上に渡ってアカデミー賞に携わってきたPwCと今後一緒に仕事をしていくかどうかについては明言を避けており、現在検討中であるとだけ話している。授賞式当日、作品賞発表の際に誤ってプレゼンターのウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイに本当の受賞作品『ムーンライト』と記された封筒ではなく、『ラ・ラ・ランド』で主演女優賞を獲得したエマ・ストーンの結果が記された封筒を渡してしまうという事件が起きており、バックステージで他の事に気を取られていたカリナン氏が間違った封筒を渡したとみられている。授賞式後、PwCは声明文を発表し、その中でハプニングの詳細を説明、謝罪。その一方で『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督はこの出来事について「大変なことにはなってしまったけど、ある意味素敵なことだった」と話している。(C)BANG Media International
2017年03月03日アメリカ映画の最高権威とも呼ばれる、アカデミー賞。このアカデミー賞ですが、2年間連続で「ヨーロッパ系(白人)ばかり」が受賞していたことで批判が相次ぎました。果たして今年はどうだったのでしょうか?(Photo by Simon Lutz)2016年度のアメリカ映画の優秀作品や俳優、監督らに賞を送る第89回アカデミー賞の授賞式が、米カリフォルニア州ハリウッドで日本時間の2月27日に行われました。今回の授賞式では、司会を務めたジミー・キメル(アメリカのテレビショーの司会者として有名)がトランプ大統領を批判するジョークを多く飛ばすなど、トランプ政権批判の目立つセレモニーでしたが、何よりも注目が集まったのは受賞者の人種的バックグラウンドが過去2年間と比べて多様になったことです。(参照元:Konbini)前回、前々回のアカデミー賞では、なんと受賞した人だけでなくノミネートした人もすべて「ヨーロッパ系(白人)」だったのです。これに対し、「#OscarsSoWhite(オスカーは白すぎる)」というハッシュタグを使った抗議活動が巻き起こり、アフリカ系の映画監督スパイク・リーにいたっては2016年のアカデミー賞授賞式をボイコットしました。(参照元:CNN.com)(引用元:Viola Davis)<「Fences(原題)」でアカデミー賞助演女優賞、エミー賞とトニー賞も得てアフリカ系俳優史上初のトリプル受賞したヴィオラ・デイビス>それと比べて今回のアカデミー賞は、過去10年間で初めて複数人のアフリカ系(黒人)の俳優が受賞。そして#OscarsSoWhiteをもじった「#OscarsSoDiverse(オスカーはとても多様)」がSNSで使われました。また、授賞式で作品名が呼び違えられるハプニングがあったものの、作品賞を受賞した「ムーンライト」は“白人的”なストーリーではなく、アフリカ系(黒人)の少年がアイデンティティを模索するものでした。その他には、トランプ大統領が入国禁止を命じたイスラム諸国の1つだったイランのアスガル・ファルハーディー監督が映画「セールスマン」で外国語映画賞を受賞。しかしながら、トランプ氏の大統領令に対して抗議の姿勢を表すため授賞式を欠席しました。(引用元:Mahershala Ali)<「ムーンライト」でアカデミー賞助演男優賞、オスカー史上初ムスリム俳優のマハーシャラ・アリ> (引用元:MOONLIGHT)<アカデミー賞作品賞を受賞した「ムーンライト」の監督のバリー・ジェンキンス(右)と劇作家のタレル・アルバン・マクレイニー(左)> ※動画が見られない方はこちら<アカデミー賞作品賞を受賞した「ムーンライト」> さて、アカデミー賞での人種の偏りが改善されたように見えますが、ここで問題は終わりではありません。2年間連続でマイノリティがノミネートや受賞をできなかったからこそ、今回は受賞できたという見方もできます。それから、今回賞を得たアフリカ系や中東出身者、ムスリムだけがマイノリティではありません。ノミネートや受賞したことが少ないラティーノやアジア系、ネイティブ・アメリカンなどの人々はどうなるでしょうか。今後の動向にも注目していきましょう。次回のハッシュタグ・アクティビズムをお楽しみに!※「黒人」にはアフリカ系以外に中南米やカリブ海諸国をルーツとする人々も含まれるため、本記事で扱ったアフリカ系の人々をアフリカ系(黒人)と表記しました。Text by Shiori KirigayaーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!黒人監督スパイク・リーが批判。 「百合のように白い」アカデミー賞。#OscarsSoWhite 「主役が黒人」だから批判された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』以前この記事でも述べたが、主役が黒人なだけで、白人によるボイコットが起きるなど、アメリカの映画産業...
2017年03月02日女優のメリル・ストリープ(67)が、アカデミー賞を台無しにしたとしてシャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルドを批判した。26日に開催されたアカデミー賞授賞式で記念すべき20回目のノミネートを果たしていたメリルは、その大事な日に着るドレスのデザインを最初はカールに依頼していたものの、他からギャラ付で衣装を着てもらうようオファーされたためにカールへのデザイン依頼を途中でキャンセルしたとカールから非難されていた。カールは先日「すでにスケッチは作ったし、ドレスも作り始めていたんだ。(でも、その数日後、彼女の関係者から電話がかかってきて)『ドレスの制作をこれ以上続けないで。私たちにお金を支払ってくれる人を見つけたから』って言われたんだ。10万ユーロ(約1,200万円)もするドレスを我々はメリルにプレゼントしたのに、さらに(彼女に着てもらうために)お金を支払わないといけないってことがわかったんだ。彼らにドレスをプレゼントし、ドレスを作るけど、僕らがお金を払うことはないよ」と話していた。メリルはこの件に対しUsウィークリー誌に声明を出し、その中で「有名デザイナーのカール・ラガーフェルドが重要な業界出版物で私自身、私のスタイリスト、私が着ることに決めたドレスの有名デザイナーの名誉を傷つけました。その結果、この話が世界中で話題になり、さらに広がって、私の記録破りの20ノミネートの場であったアカデミー賞への私の登場を台無しにし、メディアや私の仕事仲間、観客の目からこの名誉を覆い隠したのです」と非難した。このメリルの声明が出される前には、カールはウィメンズ・ウェア・デイリー誌に「誤解があった」と謝罪しており、「シャネルはストリープ氏のリクエストにより、彼女の着るアカデミー賞用ドレスをデザインすることについてストリープ氏のスタイリストと話をしました」「非公式の会話の中で、私はストリープ氏が報酬のために他のデザイナーを選んだと誤解してしまいましたが、ストリープ氏のチームはそれが事実ではないとしています。この論争を遺憾に思い、ストリープ氏の20回目のアカデミー賞ノミネートにお祝い申し上げます」と話していたが、メリルにはこの謝罪の意も届かなかったようだ。メリルは声明の中で「ラガーフェルド氏の一般的な論争における遺憾の意と声明は謝罪ではありませんでした」と続けている。(C)BANG Media International
2017年02月28日石川県珠洲市全域で2017年9月3日から10月22日まで開催を予定している第1回「奥能登国際芸術祭2017『最涯の芸術祭、最先端の美術』」に参加するアーティストの第3弾が発表された。特異な文化が育まれた珠洲という地は、地理的に孤立していることから日本文化の源流ともいえる昔ながらの暮らしや風習がいまでも残る町。総合ディレクターを北川フラムが務める「奥能登国際芸術祭2017」では伝統文化と最先端の美術が響き合うアートの祭典として開催される。国内外から参加するアーティストと、奥能登珠洲に眠るポテンシャルを掘り起こし、日本の“生涯”から“最先端”の文化を創造していく。また、メインの公式写真の撮影は石川直樹が行った。今回新たに同祭典への参加が決定したのは14組のアーティスト。アローラ&カルサディィージャ(プエルトリコ)、Ongoing Collective、角文平、金沢美術工芸大学アートプロジェクトチーム[スズプロ]、キジマ真紀、GYOKO YOSHIDA+KINOURA MEETING、小山真徳、アレクサンドル・コンスタンチーノフ(ロシア)、田中信行、Noto Aburi Project、バスラマ・コレクティブ(スペイン)、眞壁陸二、吉野央子、力五山。さらに2017年5月下旬より、作品鑑賞パスポートの前売券が発売されることが決定した。「奥能登国際芸術祭2017」では、パスポートの提示によって、飲食店や宿泊施設、イベント割引など各種優待が用意されている。【イベント情報】奥能登国際芸術祭2017「最涯の芸術祭、最先端の美術」会期:9月3日~10月22日会場:石川県珠洲市全域パスポート当日券:一般:2,500円(2,000円)、高校生1,000円(800円)、小中生500円(300円)※( )は前売券料金Photo: Naoki Ishikawa
2017年02月22日幸福の科学への出家騒動で波紋を呼んでいる清水富美加(22)。実は、本誌は「清水さんが幸福の科学に“出家”するそうです。さらには団体での活動に専念するため、芸能界も完全引退するそうです」という話を受け、取材を進めてきていた。そこで幸福の科学に確認したところ、2月11日に「当教団の信者であり、出家することになりました」事実を認める回答が。その直後から本人がTwitterを開設し、取材陣が騒ぎ始めたのだった――。 清水といえば、今もっとも勢いのある女優の一人。08年に芸能界入りし、11年に本格的女優デビュー。15年にはNHK朝ドラ『まれ』でヒロイン・土屋太鳳(22)の同級生役を演じ大ブレークしている。そんな彼女が言う“出家”とは、幸福の科学の職員になって働くこと。幸福の科学に詳しいジャーナリストがこう語る。 「これまで所属事務所にも伏せていたそうですが、清水さんが幸福の科学の信者であることは幹部の間でも知られていました。ご両親ともに幸福の科学の信者で、幼いころから教えを固く信じていたそうです。そして彼女は今回、『女優よりもやりたいことが見つかった。これからは、幸福の科学のためだけに働いていきたい』と漏らしているそうです」 最近では仕事現場をドタキャンするなど、“異変”が起きていたという。 「事務所が本人の意向を無視して仕事をさせていたならまだしも、清水さんは最近も自身のTwitterで主演映画『笑う招き猫』の告知を行うなど熱心に仕事していました。彼女がどれだけ突発的に芸能界引退を申し出たのかがうかがえます。彼女のマネージャーは清水さんがブレークする前から二人三脚でやってきていました。『今まで一緒にやってきたのに、なんでこれからという時期に』と途方に暮れていることでしょうね」(テレビ局関係者) そこで本誌が幸福の科学に確認を申し込んだところ、冒頭のように出家の事実を認めるコメントが。またその経緯についてもこう補足した。 「清水富美加さんは子供のころから熱心な当会信者でした。折々に祈願や支部に参列し、仏法真理的価値観を子供のころから学ばれてきました。しかし、次第に主役級の仕事が振られる中で、必ずしも彼女の思想信条にかなっているとは言えない仕事が増えてきました」 そんな彼女は、1月に収録された『女優清水富美加の可能性守護霊インタビュー』(幸福の科学出版)をきっかけに今回の出家を決意したのだという。 「この経典をきっかけに富美加さんは、自らの天命が一人でも多くの人に光を伝え、真理を伝えて、人類救済にあたることにあると確信し、この度、出家される運びとなりました。従って、今月で事務所との契約は解除し、体調が回復しましたら、宗教家としての活動に移ってまいります」 また清水の所属事務所にも確認したところ、担当者は「仕事を休んだことは事実ですが、それ以上はお答えできません」と答えていた。15年4月の本誌インタビューで、清水は女優業についてこう語っている。 《高校時代はすごい反抗期で。母が飴で父がムチ、って感じで、もうケンカばっか。勉強したくない!高校行きたくない!って。でも、高校を卒業して、結局、いちばん困ったときに助けてくれたのはお父さんだったな、ってハッとして。この仕事は、“夢”というより、そのころ迷惑をかけちゃった人たちに、恩返しのためにやっているような感じかなぁ》
2017年02月14日スパイダーマン新シリーズ『スパイダーマン:ホームカミング』にて、新スパイダーマンを演じる俳優トム・ホランドが、アカデミー賞の前哨戦とも言われる英国アカデミー賞(British Academy Film Awards)において、“新人賞”に当たる「ライジングスター賞」を受賞したことがこのほど発表された。ニューヨーク。15歳のピーター・パーカーはスパイダーマン。部活のノリで街を救う、ヒーロー気取りの高校生だ。そんなピーターの能力を見出し、真のヒーローとしての道に導こうとする(?)のが、アイアンマンことトニー・スターク。スタークに新しいスーツまで作ってもらい興奮するピーターは、自分の力を認めてもらおうと街に飛び出す日々。そんなある日、巨大な翼で飛行する怪物が街に突如現れる。ピーターはここぞとばかり、ニューヨークの平和のために怪物退治に乗り出そうとするが、スタークに「アベンジャーズに任せておけ」と止められてしまう。「ガキ扱いは、ゴメンだ!」とピーターはその忠告を聞かずに戦いに挑むが――。若干20歳の新進気鋭の若手俳優トム。今後の活躍が期待される若手俳優・女優に贈られるこの「ライジングスター賞」は、英国アカデミー賞で唯一、一般の観客による投票によって選ばれるもので、全世界で支持されるスパイダーマン同様、トムも多くのファンに支持されたかたちとなった。トムは「嬉しすぎてぶっ飛んじゃうよ!本当に夢みたいだ!クレイジーでアメイジングだよ!一番イケてる色だと思うんだ。BAFTA(英国アカデミー賞の)2色のうちで(笑)こんな賞がもらえるなんてとても光栄だし感謝しきれないよ。本当に僕の夢がかなったんだ!」と大興奮で喜びを語り、「たくさんの子どもたちみたいに、僕も小さいころスパイダーマンになりたかったんだ。スパイダーマンを演じる上で嬉しかったのは、みんなから愛されるキャラクターを新しく違うアプローチで作り上げて、スクリーンに戻してくれたことだね。撮影期間はとても充実したものだったし、とても楽しかった」とコメントを寄せている。またレッドカーペットでは、トムの受賞を祝福するようにたくさんのファンが集結。サインを求められるとトムも笑顔でファンサービスに応える場面も。トムといえば、スタジオジブリ作品『借りぐらしのアリエッティ』で神木隆之介が演じた青年・翔の英国版の吹き替えを演じたほか、『インポッシブル』では20年ぶりの続編公開も話題となっている『T2 トレインスポッティング』のユアン・マクレガーとの共演、さらに、『白鯨との闘い』での確かな演技力で注目を集め、スパイダーマンの生みの親スタン・リーに「トム・ホランドはスパイダーマンの役をやるために生まれてきた」と言わしめるほどの逸材だ。日本でも大ブレイク間違いなしのトム。ますます本作の公開が楽しみだ。『スパイダーマン:ホームカミング』は8月11日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年02月13日宗教団体「幸福の科学」は12日、「女優・清水富美加氏の幸福の科学への出家について」と題したコメントを公式サイトで発表した。はじめに「このたび、テレビ、映画等で活躍し、日本を代表する若手女優の一人である女優・タレントの清水富美加氏(22歳)が、当教団に出家することになりました」と報告。清水は熱心な信者で、子供のころから「幸福の科学」の宗教行事には参加してきたそうで、宗教的価値観のもと「見て下さる方に元気や励ましを届けたい」という利他愛他の思いで芸能活動に打ち込んできたという。しかし、「人道的映画に出たいという強い希望を持っていたにも関わらず、最近は、人肉を食べる人種の役柄など、良心や思想信条にかなわない仕事が増え、断ると所属事務所から干されてしまう恐怖心との葛藤のなかに置かれていました」とし、「仕事を選択する自由も無い、一種の"苦役"(憲法で禁じられています)ともいえる就労環境のなかで、ついには心身の不調をきたすまでになりました。この2月には、医師による診断の結果、ドクターストップがかかり、現在は芸能活動を中断しています」と説明。さらに、「こうした動きと相前後して、同氏の「守護霊霊言」が収録公開され、『女優 清水富美加の可能性 守護霊インタビュー』として刊行されました。この収録・発刊をきっかけに清水氏は、自らの天命が『暗黒の海を照らす灯台の光となり、一人でも多くの人を救済していく』ことにあると確信し、『魂の救済のために24時間を捧げる』宗教者となるべく、出家を決意されるに到り、当教団としても宗教上の緊急救済の観点から受け入れを決めた次第です」と清水の決意を伝え、「体調が回復しだい、宗教活動に参画してまいります。どうか温かい目で見守っていただければ幸いです」と記している。
2017年02月13日3年に1度の世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の舞台となる、越後妻有地域「大地の芸術祭の里」で、冬のプログラムが開催されます。今回は、冬の夜空を彩る「越後妻有 雪花火/Gift for Frozen Village 2017」についてピックアップ!3月4日開催、1日限りの特別なイベントの詳細をチェックしてみましょう。大地の芸術祭の里で『SNOWART』(スノワート)の世界を楽しもう「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、日本有数の豪雪地・越後妻有を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。越後妻有では、トリエンナーレ以外にも季節毎にプログラムを開催。2週間ほどの集中期間を設け、各施設での特別企画展やアーティストによるワークショップ、イベント、パフォーマンスなどが連動した大規模な企画が実施されています。今回実施されるのは、「冬」シーズンのコンテンツです。世界有数の豪雪地・越後妻有で、『SNOWART』(スノワート)の世界を堪能しましょう。冬の夜空を彩る雪花火なんといっても大注目なのは、大雪原に打ちあがる「雪花火」です。越後妻有の長い冬の終わりを告げる雪花火が、今年も真っ白な雪国の夜空を彩ります。 雪上に花咲く3尺玉は見逃せません!第4回を迎える今回は、広大な自然が広がるあてま高原へと会場をうつし、よりダイナミックなプログラムに。会場は光を操る高橋恭太による“光の花畑”「Gift for Frozen Village 2017」やDJのセレクトした音楽で、非現実的な空間に早変わりします。屋台も出展されるので、花火を見ながら新潟名物を味わうなんてことも可能です。●シャトルバスで楽々アクセス会場へは、無料シャトルバスの運行が予定されています。シャトルバス乗り場は、越後湯沢駅東口、十日町駅西口、越後妻有里山現代美術館[キナーレ]などです。最新の情報は、公式サイトを確認してください。イベント詳細名称:越後妻有 雪花火/Gift for Frozen Village 2017会期:2017年3月4日(土)「Gift for Frozen Village 2017」鑑賞時間: 17:30~20:00打ち上げ時間:19:00~(数分間)料金:一般1,500円、小中学生500円場所:あてま高原リゾート・ベルナティオ※冬プログラムを全て鑑賞できる共通チケット提示で無料となります※販売開始日、販売場所は追って告知されます
2017年01月20日3年に1度の世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の舞台となる、越後妻有地域「大地の芸術祭の里」で、冬のプログラムが開催されます。雪アートや雪花火など、豪雪地・越後妻有ならではのプログラムが目白押し。今回はその一部をご紹介します。世界最大級の国際芸術祭の里で楽しもう!●「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」とは「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、日本有数の豪雪地・越後妻有を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。農業を通して大地とかかわってきた「里山」の暮らしが今も豊かに残っている地域で、「人間は自然に内包される」を基本理念としたプログラムは、国内外から注目を集めています。●『SNOWART』(スノワート)の世界を堪能越後妻有では、季節毎に2週間ほどの集中期間を設け、各施設での特別企画展やアーティストによるワークショップ、イベント、パフォーマンスなどが連動した大規模なプログラムが実施されています。今回実施されるのは、「冬」シーズンのコンテンツです。世界有数の豪雪地・越後妻有の魅力をアートの力で掘り起こします。スノーリゾートとは一味違う『SNOWART』(スノワート)の世界を堪能しましょう。大注目!2つのコンテンツをご紹介●冬だけのとっておき!「キナーレ」の観て遊べる展覧会越後妻有里山現代美術館「キナーレ」では、冬の企画展が開催されます。雪国の生活の中で多様に活用されてきた雪は、アートの素材としても多くの可能性を秘めています。 今回は4組のアーティストが雪に向き合い、この時期だけのとっておきの空間を演出します。雪景色に色鮮やかなアート、雪上を滑ってあそぶ「雪板」、全長40mのエアドームに、ピンホールカメラ、スケートリンクなど、心も体もポカポカになるアートが盛りだくさん。 冬ならではの幻想的な瞬間を楽しみましょう。【詳細情報】会期:2017年1月14日(土)~3月12日(日)休館日:水曜時間:10:00~17:00(最終入館16:30)※淺田創、磯辺行久、曽谷朝絵、KEEN&KURAKAKE+NUART Sculptureの作品は公開日限定です。詳しくは公式HPを確認してください。料金:一般1,000円、小中学生500円(常設展入館料を含む)※スケート体験は専用貸靴代500円別途必要となります※2017冬共通チケットで何回でも入場可能です(スケート体験除く)※混雑時のスケート体験は1回30分までとなる場合があります※スケート体験される方は帽子・手袋を持参してください●越後妻有の冬を贅沢に楽しむツアーアートが散りばめられたスケートリンクやアートスノートレッキングなど、他のスノーリゾートでは味わえない楽しいプログラムが満載の越後妻有の冬。毎年大好評の「雪見御膳」や雪国体験も、ツアー限定で開催が決定しました。宿は日本三大薬湯の松之山温泉です。越後妻有の冬を贅沢に楽しみましょう。●SNOWARTと越冬のごちそう「雪見御膳」ツアー雪道トレッキングでしか観に行けない豪雪アート体験や滑ってあそべるスケートリンク、さらに大人気のスカイランタン(つなん雪まつり)やスノーキャンドル(雪原カーニバルなかさと)を体験できるスペシャルツアーです。ツアー限定のおもてなし・地域のお母さんたちによる「雪見御膳」と日本酒を堪能しましょう。宿は三大薬湯の松之山温泉。心も体も大満足のツアーです。【詳細情報】SNOWARTと越冬のごちそう「雪見御膳」ツアー開催日:2017年2月25日(土)~26日(日)、2017年3月11日(土)~12日(日)料金:一般 34,000円~、小学生以下 28,000円~定員:各日25名※バス代、1泊2食付宿泊費、雪見御膳(昼)代、冬共通チケット(スケート体験以外全プログラム鑑賞可)、保険代含む※宿、グループ人数により金額が異なります●SNOWART・雪花火と越冬のごちそう「雪見御膳」ツアー日経BPランキングでも4位にランクインした話題の「越後妻有 雪花火」、雪道トレッキングでしか観に行けない豪雪アート体験、そしてツアー限定のおもてなし・地域のお母さんたちによる「雪見御膳」と日本酒を堪能しましょう。宿は日本三大薬湯の1つ松之山温泉、隠れた名湯「美人の湯」として親しまれている越後田中温泉のいずれかを選べます。【詳細情報】開催日:2017年3月4日(金)~5日(土)料金:一般 39,000円~、小学生以下 31,000円~※バス代、1泊2食付宿泊費、雪見御膳(昼)代、冬共通チケット(全プログラム鑑賞可)、保険代含む※宿、グループ人数により金額が異なります交通手段定員:50名他にも気になるコンテンツが目白押し●まつだい「農舞台」冬の企画展「北の地平線」北海道を拠点に活動する国松希根太による展覧会。 北の大地で制作された作品が、雪深い冬の越後妻有にやってきます。開催期間:2017年1月14日(土)~3月12日(日)●あてま高原リゾート・ベルナディオ「越後妻有 雪花火/Gift for Frozen Village 2017」越後妻有の長い冬の終わりを告げる雪花火が、今年も真っ白な雪国の夜空を彩ります。 第4回を迎える今回は、光の花畑の舞台を広大な自然が広がるあてま高原へと移し、3尺玉が雪上に花咲きます。開催日:2017年3月4日(土)●越後妻有の豪雪とアートを体感!「SNOWART TRAIL」大地の芸術祭の魅力は、歩いて巡ってアートを楽しむこと。まつだい「農舞台」では、雪道トレッキングでアートを巡るガイド付きツアーが行われます。雪の中で対面する作品たちは、この冬のために構想された新作ばかり。このトレッキングツアーでしか鑑賞できない作品は必見です。開催期間:2017年2月25日(土)~3月12日(日)●「森の学校」キョロロ企画展「里山のお米展-にぎやかな田んぼのめぐみ-」里山のお米づくりがもたらす多様な環境や生物の多様性、そして恩恵がわかりやすく紹介されます。キノコ探しなどイベントも注目です。開催期間:開催中~2017年6月25日(日)●木造小学校に泊まろう!懐かしい木造校舎が宿泊施設としてリノベーション。地元の食材をつかった手作り献立も味わえる「三省ハウス」にも宿泊が可能です。三省ハウス:さまざまなコンテンツが目白押しで、今冬も目が離せない大地の芸術祭の里・越後妻有。『SNOWART』(スノワート)の世界へ、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
2017年01月19日ジミー・キンメルが、アカデミー賞式典の司会として1万5,000ドル(約180万円)のギャラをもらうそうだ。来年2月26日にロサンゼルスのドルビー・シアターで開かれるアカデミー賞式典の司会に抜擢されたジミーは、その思いのほか少額のギャラについて「たぶん無償っていうのは法に触れるんだろうね」と冗談を飛ばした。その後ジミーは、ラジオ番組『ケヴィン&ビーン』の出演の場でギャラを暴露してよかったのか焦る様子も見えたものの、「こんなこと明かしていいのか分からないけどね。でもダメとは言われていないから、向こうのせいってことにしよう」と主催者側に責任を押し付けた。そして、自身がホストに選ばれたのは、アカデミー側が希望していたほかの人たちの都合がつかなかったからだとジョーク交じりに話している。「彼らは14人くらいに聞いて、みんな断ったから、僕に回ってきたわけさ。僕はとにかく驚いたね」その大役が発表されてからというもの、ジミーは控えめな姿勢を見せており、自身のトーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』でそのニュースを明かした際には、その収録スタジオが式典会場となるドルビー・シアターに近いからだと笑いを誘った。「プロデューサー陣とアカデミーはたくさんの名前が並んだリストに目を通したんだけど、最終的には式典会場のすぐそばにこの番組のためにもう僕はいるっていうことで、僕が司会をするのに一番近い人材だったってわけさ」今年度のアカデミー賞はクリス・ロックが司会を務めており、話題の渦中にあった同式典での多様性の欠如についてオープニングで触れ、ブラック・ライヴス・マターの運動について触れて式典の幕を閉じていた。(C)BANG Media International
2016年12月16日石川県珠洲市にて第1回の「奥能登国際芸術祭」が開催される。会期は2017年9月3日(日)から10月22日(土)まで。北陸・能登半島の先端に位置する珠洲市。かつて寄港地として栄えたこの街は、数十年前から過疎化が進んでおり、日本列島のさいはての土地と思われることもしばしば。その一方で珠洲には、独特の地勢から豊かな自然が根付き、古来から伝わる祭りや風習といった日本の伝統文化が今もなお生き続けている。奥能登国際芸術祭では、この神秘的な魅力に溢れた珠洲に、世界各地からアーティストが集結。約50点の作品やプロジェクトを通し、土地・生活・人々の魅力を再発見する。日本の現代アーティスト、鴻池朋子も参加。人間の人体や、おとぎ話、神話などに興味を持つ彼女は、絵画や彫刻を使い空間全体を作品としたトータルインスタレーションを行っている。天井からカーテンのように垂れ下がる、人間の臓器を思わせるモチーフが鮮やかな色彩で描かれた巨大な絵画。ミラーボールのように輝く赤ん坊の頭と部屋全体に張り巡らせれた樹木の根。彼女の作り出す空間に一歩足を踏み入れると、私たちは日常的な知覚や常識から解放され、その独特な世界観に引き込まれてしまう。フランス出身のアーティスト、アデル・アブデスメッドは、現代社会をテーマにした彫刻作品を手がける。ベトナム戦争で撮影された写真を思わせる、泣き叫ぶ裸の少女や、爆弾を背負う鳩。さらに、ワールドカップでの事件をもとにした彫刻も。現代アートと言えば難解で分かりにくいものと思われがちだが、彼の作品は、誰もが知っている身近な事実を非常に分かりやすく、直接的に観る者に訴えかける。四国・豊島で開催された瀬戸内国際芸術祭にも参加したトビアス・レーベルガーも参加。デザインの立場をアートに取り入れる彼は、視覚効果を意識した作品を多く発表している。瀬戸内国際芸術祭で彼が手がけたレストラン「あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする」では、迷彩柄やストライプ、水玉などの模様が天井や床、壁、テーブルまで、空間を隙間なく埋め尽くすことで、観る者の視覚を揺さぶり、日常的なオブジェを変質させた。作家、建築家、数学博士として多くの分野で活躍するアレクサンドル・コンスタンチーノフ。第2アヴァンギャルド世代、ソ連アンダーグラウンド世代として、1990年以降、オーストリア、ドイツ、アメリカなどで50以上の個展を開催してきた。彼の作品は、古い家屋や作品のために新しく建てた家屋を様々な素材で「包みこみ」、その場所に新しい意味を与え、再生することをテーマとしている。なお、2017年9月の開催に向けて、今後も参加アーティストが増えていく予定だ。【詳細】奥能登国際芸術祭 2017会期:2017年9月3日(日)〜10月22日(土)開催場所:石川県珠洲市全域作品・プロジェクト数:約50点参加アーティスト例:アレクサンドル・コンスタンチーノフ / アデル・アブデスメッド / 浅葉克己 / アローラ&カルサディージャ / EAT&ART TARO / 石川直樹 / 岩崎貴宏 / エコ・ヌグロホ / Ongoing Collective / 河口龍夫 / キジマ真紀 / 角文平 / 金沢美術工芸大学アートプロジェクトチーム[スズプロ] / ギム・ホンソック / 鴻池朋子 / 小山真徳 / さわひらき / 塩田千春 / 田中信行 / トビアス・レーベルガー / 中瀬康志 / 眞壁陸二 / ひびのこづえ / 深澤孝史 / ラックス・メディア・コレクティブ / リュウ・ジャンファ / 吉野央子 / 力五山 他【作品鑑賞パスポート詳細】前売券:一般 2000円、高校生800円、小中学生 300円当日券:一般 2500円、高校生 1000円、小中学生 500円(全て税込)※作品鑑賞チケットは、2017年5月下旬より前売券を発売。(取り扱い場所:各種プレイガイドほか)。チケットの提示により、飲食店、宿泊施設、イベント割引など各種優待有り。
2016年12月10日人気司会者のジミー・キンメルが、2017年アカデミー賞授賞式の司会を務めることになった。ジミーは5日、妻モリー・マクナーニーとの間に第2子が誕生予定であるという2つのニュースを同時に『ジミー・キンメル・ライブ!』の中で発表した。ジミーは番組内で「うちの妻は今体の中に赤ん坊を宿しているんだ」「それにほかにもたくさんエキサイティングなことが起こっているんだよ。僕、おめでとう。僕はアカデミー賞のホストもするんだ」と明かした。9月に開催されたエミー賞でもホストを務めていたジミーだが、来年2月26日に開催されるアカデミー賞の司会を務めるのは今回が初めてとなる。ジミーには、妻モリーとの第1子ジェーンちゃん(2)のほか、初婚相手のジーナとの間にケビンとケイティーという成人した2人の子供がいる。誕生予定の赤ん坊の性別は事前に知るつもりではないそうで、どちらにも使えそうな名前を考えているところだと明かしている。「僕たちはサプライズにしたいんだけど、男の子でも女の子でもいいような名前を考えようとしているところだよ」(C)BANG Media International
2016年12月07日今年、米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの会員となった黒沢清監督のもと、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己といった実力派俳優が初共演を果たし、前川知大率いる「劇団イキウメ」の人気舞台「散歩する侵略者」を映画化することが決定した。数日間の行方不明の後、不仲だった夫・加瀬真治(松田龍平)がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。その夫は毎日散歩に出かけて行く。いったい何をしているのか…?同じころ、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に1人、ある事実に気づく。やがて、町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へ。「地球を侵略しに来た」――真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変えたとき、彼らが見たものとは?そして、たどり着く結末とは…?NHK大河ドラマ「真田丸」や映画『アイアムアヒーロー』への挑戦、『君の名は。』への声の出演など、幅広い活躍を見せる長澤さんが、脚本を読み、出演を熱望したという本作。演じるのは、突然、別人のようになって帰ってきた夫に「地球を侵略しに来た」と告白され翻弄される主人公・加瀬鳴海。難役でありながら、女性が憧れる強い女性像を体現する。また、長澤さんと初共演にして、初の夫婦役を演じるのは、『モヒカン故郷へ帰る』『ぼくのおじさん』から異色時代劇『殿、利息でござる!』などでも、抜群の存在感と演技力で見せた松田さん。「彼以外には考えられなかった」という黒沢監督や製作陣からの熱烈なオファーに応え、“侵略者に体を乗っ取られた男”という前代未聞の役柄を絶妙なリアリティをもって演じている。そして、町で発生する一家惨殺事件を追ううちに“侵略者”と行動をともにすることになるジャーナリスト・桜井役には、大ヒット作『シン・ゴジラ』での名演も記憶に新しい長谷川博己。正義感あふれる内閣官房副長官から一転、クールさと熱さを併せ持つ人間臭いアウトローなジャーナリストという真逆の役どころで、新たな魅力を見せている。彼ら3人とも、黒沢監督とは念願の初顔合わせ。『岸辺の旅』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、海外進出作『ダゲレオタイプの女』も注目を集めた黒沢監督が次に選んだのは、神木隆之介×門脇麦で映画化もされた「太陽」など、数多くの人気作品で知られる劇作家・前川知大率いる「劇団イキウメ」の代表作。同舞台は、2005年に初演、2007年、2011年と再演を重ね、初演後には前川氏自身の手により小説化され、雑誌「ダ・ヴィンチ」にて連載、単行本化もされている。この舞台のアイデアに感銘を受けた黒沢監督は、長年の構想期間を経て、サスペンス、アクション、コメディ、そして究極のラブストーリーと、既成のジャンルには収まりきらない、規格外の映画として重奏的に構築。ずっと仕事をしたかった人たちをキャスティングしたという豪華出演陣を迎え、まだ未発表ながら、さらなる主役級の俳優陣が多数出演することになるという。想像を超えた事態に直面し、立ち向かう夫婦の喜怒哀楽を息のあったコンビネーションで見せる長澤さん、松田さん。そして、“侵略者”に絡んでいく長谷川さんが見せる“化学反応”に、いまから期待していて。<以下、コメント>■長澤まさみ出演オファーをいただいたときは、私でいいのかなと思うほど本当に嬉しかったです。普遍的な日常の中で、気づかないうちに静かに何かが動き出している…というような、現実味のあるフィクションが好きなので、脚本はのめり込んで一気に読みました。女性として、鳴海の気持ちに共感しながら、真治のことを家族として大切に思えるようにしようと思って演じました。真治役の松田龍平さんは、そんな思いを常に受け止めてくれて、とても助けられました。黒沢監督は、細かく丁寧にお芝居をつけてくださるのですが、怒ってばかりの役だったので、いい意味で、こんなに大変でつらい現場は久しぶりだなと思いました。毎日ふらふらになりました。作品の中で描かれているようなことが、現実の世界でも起こっているかもしれないというドキドキを、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。■松田龍平脚本を読んだ段階では、「侵略者」に体を乗っ取られた男という真治の設定が想像しきれなくて、逆に何もこだわらずに撮影に臨みました。黒沢清監督と初めてご一緒できることも嬉しかったですが、黒沢監督にヒントをもらいながら、役を埋めていきました。「侵略者」がやってくる、というシンプルでわかりやすい話なのに、いろんな視点で楽しむことができるのがこの作品の魅力だと思います。鳴海と真治という、壊れかけた夫婦の関係性、真治が鳴海の心を取り戻していく話でもありますし、一方で「侵略」のあり方を描いていく話でもある。自分の身の回りのことに置き換えて観られると思います。笑える要素もあるし、アクション映画か?というような部分もあるし、自分が出演していないところでも楽しみなシーンがたくさんあります。さまざまな面白さのある、幅の広い映画になるのではないかと思います。■長谷川博己黒沢清監督作品に出演できたことをとてもうれしく思います。「侵略者」と行動をともにしていくジャーナリスト桜井役です。黒沢監督の作品は多く拝見していますが、撮影前に「(監督の)いままでの作品のことはすべて忘れてください」と仰っておられました。何か新しいことに挑戦されようとする監督の意思に心躍りました。ラブストーリーでもあれば、男同士の友情を描くノワール映画的な要素もあります。ジャンルを飛び越えた、すごい映画になるんじゃないかと楽しみにしています。■原作:前川知大そもそも自分は黒沢清監督の映画が大好きで、かなりの影響を受けています。その僕が演劇として生み出したこの物語を、映画にするのが黒沢監督というのは僕的に最高の巡り合わせでした。そこに集まった俳優陣も素晴らしく、もう期待しかありません。ある夫婦の話でありながら、世界に対する侵略者の話でもあります。映画ならではのスケール感で描かれることに興奮しています。■監督:黒沢清「イキウメ」の舞台では、決まって世界は二重三重にかさなり合っている。その絶妙な配置をどうやって映画化するか、最初それは至難のワザに思えた。私を含めてスタッフたちはみな試行錯誤しながら、現実世界の中に様々なこちら側とあちら側の境界線を用意した。それが正解なのかどうか、やってみるまで誰にもわからなかった。しかし俳優たちは誰一人ちゅうちょせず、いとも軽々その境界線を越えてくれた。時に笑いを誘いながら。こうして今まで多分誰も見たことのない、まったく新しい娯楽映画ができあがったように思う。『散歩する侵略者』は2017年9月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月06日