「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。 今回は男子100人に「妹キャラの女性はありですか?」とアンケート。「妹キャラ」とは、兄=男性に対してどこまでも純粋で、潜在的な男の庇護欲をかきたてる。恋愛において負け戦はしたくないという片思い女性のプライドも傷つかない、都合のいい人格のこと。 アンケートの結果は、意外にも半数以上の59%が「ナシ」と回答。「お兄ちゃん」の言葉は、もはや効果なし!?さて、坂上忍さんの意見は? * ** どこまでも純粋な妹的なキャラクターね。本命ポジションにはつけないけど傷つかなくて済む、というものの…、はたして賢い選択なのか。自分の中でキャラを使い分けているんだとしたら、まだわかります。ただ、自分で自分のキャラを決めつけないほうがいい。逆にモテなくなっちゃうと思うんですよ。男性はあらゆる角度からアナタを見ているわけですからね。 “妹”っていう特別枠に収まったほうがそりゃラクでしょうけど、自分自身は磨かれることなくそこ止まり。いちばん怖いのは、そのラクな場所に慣れてしまうこと。そこに収まってしまうと向上心すらなくなってしまいますよ。役者の世界でも、一生脇役でいいと思っている人は少ない。いつかは主役をと思って頑張っている。戦わないとポジションはないんですよね。勝ち目がないとわかっていても、負け戦をしなかったら女性は奥の奥からキレイになりません! ただの妹だと身内感がハンパなくて絶望的だけど、“義理の妹”キャラだったら、あわよくば…って期待を持てる。どうでしょう、マイナーチェンジしてみては? ※『anan』2015年4月29日・5月6日号より
2015年05月06日映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の女性限定スペシャルイベントが12日、東京・室町のTOHOシネマズ 日本橋で行われ、俳優の坂上忍、モデルの道端ジェシカが出席した。50カ国以上で翻訳され、いまや全世界で累計1億部(電子書籍含む)を超える大ベストセラー小説を映画化した本作は、巨大企業の若きCEOのグレイと恋愛未経験の女子大生アナの恋愛模様を描いた物語。主人公グレイのような独身男として呼ばれた坂上だったが、「1回失敗してますので正直臆病になっているところがあります。自分の知らないところも分かりましたし…」と明かし、「掃除ばかりしたりお風呂に1日5回入ったりとかルーティンが決まっているので、これを共同生活でしていいのかと考えちゃいます」とバツイチの本音を告白した。これを聞いた道端は「お風呂好きな女性は世の中にいっぱいいると思います。それに坂上さんはキレイ好きの印象もありますから」とフォローする場面も。そんな2人はこの日が初対面だったが、なかなか道端を見ることが出来なかった坂上は「まさかこんな格好で来るとは思わかなったのでビックリですよ。3姉妹の中で一番キレイ。間違いなく美女です。これだけ美しすぎると欲がなくなりますよ」と驚嘆しながら「美女バンザイ!」と書かれたチョコレートをプレゼントしてイベントは終了した。坂上といえば、4月からフジテレビ系『バイキング』で毎曜日MCを務めることになり、そのギャラが3億円以上と一部報道されているが、それについて「そんなにくれるの? そんなにくれるわけ無いじゃん! そんなに期待持たせて現実見てアレ? ってなったらダメでしょ。そこら辺はお金じゃないので」と否定。また、今月上旬に行われたドラマの撮影中に尾てい骨を骨折したといい、「その日は一日中半べそで、翌朝医者に行ったら剥離骨折でした」という坂上に噂の彼女の話題を振ると「(犬の)散歩等々の時に支障が出そうなので手伝ってもらっています」と順調な様子だった。
2015年02月13日坂上忍が2月12日(木)、映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の公開直前の試写会にゲストで登壇。先日、自身がMCを務める「バイキング」内で、その前日のドラマの撮影中に転んで尾てい骨を骨折したことを明かしていたが、その詳細について語った。坂上さんは今月8日に自身のブログで、撮影中のドラマで転んで尾てい骨を強打したことを書いていたが、その翌日、生出演した「バイキング」内で骨折していたことを明らかにしていた。坂上さんによると、温水洋一と共演のドラマで、追いかけっこのようなシーンがあり、その本番前のテストですべり「体が浮いた」と感じるほど、見事に転んでしまい、尾てい骨を強打したという。そのときは周囲に心配かけまいと「大丈夫です」と言っていたが「その日は半泣きだった(苦笑)」とのこと。その後も、痛みが引かないことから、翌日に病院に行ったところ「剥離(はくり)骨折」していることが分かったという。現在は通院しているわけではなく、処方された痛み止めを服用しており「普通に座っても大丈夫ですが、深く座って(患部に物が)当たると痛みが走る」状態。仕事には支障は出ていないそうだが、医師からは「(完治までは)1か月くらいは…」と言われたという。ドラマの衣裳に差支えが出ないよう、特にギプスなどもしていないとのこと。交際中の恋人には、犬の散歩などを手伝ってもらっているそうで、近くに頼れる人間がいることにホッとしている様子。「若い頃だったら、(転んでも)そのままクルっと一回転して着地してたかも…(笑)」と体の衰えについて自虐的に冗談めかして語りつつ、決して深刻な状況ではないことを強調。この日のイベントおよび取材も立ちっぱなしだったが「立ってる方が楽です」と語っていた。映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は2月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ 2015年2月13日より全国にて公開(C) 2014 UNIVERSAL STUDIOS
2015年02月12日海外ドラマ『ブラックリスト シーズン2』のジャパンプレミアが21日、都内で行われ、俳優の坂上忍、お笑いコンビのダチョウ倶楽部、女優の光宗薫が出席した。スーパーネットワークが運営するCSの海外ドラマ専門チャンネル、スーパー!ドラマTVでは、ジェームズ・スペイダー主演、全米で高視聴率を獲得して話題を呼んでいるアクション・サスペンス超大作『ブラックリスト シーズン2』(毎週火曜 22:00~)を2月17日より独占日本初放送。それを記念してジャパンプレミアを実施し、同ドラマの第1話で声優を担当した光宗薫を筆頭に、坂上忍やダチョウ倶楽部が登場した。壇上に上がるなり、上島が切れて坂上とキスをするなど、会場は大盛り上がり。次に上島が吹っかけてキスをしようと試み、寸前のところで遮った光宗は「一瞬誰も止めてくれないかと思いましたよ(笑)」とさすがに苦笑い。作品について坂上が「僕は正直ジェームズ・スペイダーのファン。役者は声の良さ!彼、渋いでしょ?見た目もクールで冷たいんだけど、どこか温かいところがある。いい人なのか悪い人なのか上手く演じ分けていましたね」と絶賛すれば、同ドラマで声優デビューを果たした光宗は「ずっと声優が大好きだったので、吹き替えができて嬉しかったです。話もそうだしキャラクターも個性的で深みがありますね」とアピールした。また、"ブラックなところ"があるかと聞かれた光宗は「最近の私は膝かっくん。友だちが階段を降りる直前でやってます」と回答。また、現在離婚問題で揺れている高橋ジョージと三船美佳の話題となり、離婚経験者でもある坂上は「裁判まで行っちゃうとお互い得がないような気がします。無理なものは無理ですし、ご夫婦で納得して傷が浅い内に決着した方がいいのでは」とアドバイス。その坂上から振られた上島は「うちはカミさんにモラハラされてますから! 俺で良ければ仲に入るのに。和気あいあいなので」と笑わせた。
2015年01月22日俳優でタレントの坂上忍が26日、都内で行われた、ボートレース情報番組『坂上忍 Presents ボートレースのじかん大晦日舟券買って大予想スペシャル!!』の収録に臨んだ。BSスカパー!(BS241/CS585)で31日22時から放送する同番組は、『坂上忍 Presents ボートレースのじかん』のスペシャル版。1年間で稼いだギャラを年末のボートレースにつぎ込むことで知られる坂上が、番組で用意した資金20万円をもとに勝負をする――という内容で、大阪・住之江、埼玉・戸田をはじめ、全国6カ所の競艇場で開催された9レースを予想した。収録冒頭、坂上は元手となる資金20万円に、「これはすごいですよ。結構な額ですよ! 10倍にして帰るぞー」と立ち上がって気合を入れ、「展開を読んで、展開通りになった時が1番うれしい」とこれから始まるレースにニヤリ。JLC中継に合わせて予想し、慌ただしく資金を賭けていく進行に、「忙しすぎてどうしていいか分かんない」、「1番忙しい番組だな。余計な事を考えなくていいね」とこぼしながらも、「楽しい~!」と終始ハイテンションだった。そんな坂上は、2レース目の3連単で勝ち、「来たね! イエーイ! この後、結構勝てるんじゃない?」と飛び跳ねながらガッツポーズし、あまりの興奮に咳き込む場面も。しかし、その後は連続で負け続け、「自分でも何をやってるのか分からなくなってきた」、「惜しくもなんともないと、ただ傍観しちゃう……」、「ガチで頭きた!」とブツブツ。「分からない時は、好きな選手で買うと穴に当たる」と言いながら予想した7レース目では、「お前何やってんだー! バカヤロー! 中途半端なことやるなよ!」と怒り心頭だったが、見事予想を的中させていた。収録を忘れ、実際に競艇場にいるかのような数々のリアクションに、「ごめん、ひどい事言い過ぎた」と猛反省した坂上は、9レースの予想を終え、「中途半端だけどチャラ。また第2弾ができればいいんじゃないですか? 十分、十分!」とその結果に満足げな笑み。最後は、「この番組もそうだけど、今年は楽しみましたね。来年も今年と変わらず、競艇場で生観戦して好きな選手を買いたい」と来年へ向けて更なる意欲を語っていた。
2014年12月30日俳優でタレントの坂上忍が26日、都内で行われた、BSスカパー!のボートレース情報番組『坂上忍 Presents ボートレースのじかん大晦日舟券買って大予想スペシャル!!』の取材会に出席した。同番組は、BSスカパー!で放送している『坂上忍 Presents ボートレースのじかん』のスペシャル版。1年間で稼いだギャラを年末のボートレースにつぎ込むことで知られる坂上が、番組で用意した資金をもとにレースを予想する――という内容で、番組は31日22時から放送される。番組収録直前、報道陣の取材に応じた坂上は、「今回は当てにいきます!」と意気込み、番組が用意した資金20万円に、「結構な額じゃないですか? 目標は10倍。10倍あれば遊びに行ける」とニヤリ。20歳の頃から競艇を続けているという坂上は、年末に競艇場へ赴き、1年間で稼いだギャラで勝負することが知られているが、「今年は土地を買ったけど、それでも結構貯まってる」と笑みを浮かべ、「1億?」と聞かれると、「いくわけないでしょ!?」と一蹴。続けて、報道陣から半額の5,000万円が提示されると、「ハッハッハ~。良い感じだと思いますよ。大晦日は"勝"の一言で終われば言うことはない」と否定しなかった。また、「仕事始めが5日の『バイキング』(フジテレビ系)だから、オープニングの表情を見てくれれば勝敗は分かると思う」と話した坂上は、今年はバラエティ番組での露出が増え、「忙しくさせていただいて、リズムが今までと違う1年間だった。良い賞をもらったり、心が傷つくランキングだったり、色んな経験をさせてもらった」と振り返る場面も。そんな坂上は、現在、年下女性と交際中で、前日のクリスマスについて、「会いましたよ。イベントには興味ないので、プレゼントは渡してないですが」と照れ笑いを浮かべつつ、結婚について聞かれると、「40代は無いですね。老後があるので、還暦が見えた時に考えるかもしれない」と淡々と答えていた。
2014年12月27日お笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之の妻で元TBSアナウンサーの青木裕子が12月21日(日)、東京都内書店で著書「母、妻、ときどき青木裕子」の出版記念イベントを行った。今年3月に産まれた長男・稜君の育児に奮闘中の青木さんは「産まれてすぐは矢部さんに似ていると言われたけれど、段々と私に似てきた」と最近の愛息子の様子を紹介しながら、「女の人が凄く好き。そんなところがパパ似かな?男の人が遊びに来ると泣いちゃうけれど、女の人が遊びに来るとニコニコしちゃっている」と性格面は矢部さんの血を引いていることを明かしていた。その矢部さんとは、妊娠中にとある事でかなりの夫婦喧嘩が勃発したそう。「主人も息子が産まれる前はチャラチャラしていて、その一環です」とふり返った青木さんは、「女性問題が発覚して、私は家出をしました」と衝撃告白。矢部さんからは謝罪があったそうで「今も喧嘩はあるけれど、家出はないですね」と夫婦円満をアピールしていた。反省した矢部さんは女好きから一転、子煩悩に。「私が仕事の時は息子と2人で過ごしてくれるようになった。前は気が気じゃなかったけれど、今は安心感がある。ボールで遊んでくれたりしている」とニッコリ。この日も青木さんの替わりに子守を担当しているそうで「『いってらっしゃい、頑張ってきてね』と言ってくれて、息子も泣いてなくて不思議そうな顔をしていました」とそのパパぶりを紹介。2人目の予定について聞かれると「子どもが1歳になった時に、2人目がほしいと思っています。矢部さんも今度は女の子がほしいみたい」と具体的で、終始幸せオーラを漂わせていた。同書は、青木さんが妊娠に気付いてから書き綴っていた日記と共に、ロングインタビューやプライベート写真、撮りおろし写真などをまとめたもので、夫・矢部さんへの想いや母になった喜びや子育ての戸惑いなどが収められている。(text:cinemacafe.net)
2014年12月22日アーティストの金谷裕子は初の作品集『**YXICOOO**(イキシクー)』(3,300円)を11月21日に発売。それを記念した展覧会を11月14日から30日まで開催する。金谷裕子はペインティングやコラージュ、アニメーション、インスタレーション、刺繍、コラージュなど、様々な手法で色彩豊かな作品を発表しているアーティスト。14年には「ナイキ(NIKE)」の新プロジェクト“タイツ・オブ・ザ・モーメント”を手掛けた他、「エトロ(ETRO)」など、様々なブランドとコラボレーション、木村カエラ、PUFFYなどのミュージシャンのジャケットも手がけている。個展「YXICOOO(イキシクー)」には、金谷が過去10年に渡って製作してきた作品が結集している。さらに、ラフなスタイルでスケッチされた原画や、作品の一部を具体化させた立体作品も展示される予定。まるで教会か古城に迷い込んだかのような、繊細な装飾美が織りなす非日常的な体験が楽しめそうだ。なお、16日には14時からワークショップ「色のパワーと繋がるワークショップ~塗り絵編」が開催される。これは、金谷デザインの模様がプリントされた画用紙を、参加者が持ち込んだ色鉛筆で彩色するというもの。自分の持つ色彩感覚を再認識するとともに、その色が持つパワーを取りこもうという試みだ。さらに、30日にはゲストに伊藤桂司と筒井奈々を招き、15時からトークイベントが開催される。参加費はワークショップが2,000円、トークイベントが1,000円。【イベント情報】金谷裕子「YXICOOO(イキシクー)」会場:AL住所:東京都渋谷区恵比寿南3-7-17会期:11月14日から11月30日時間:12:00から19:00(30日は17:00まで)料金:無料
2014年11月10日2011年11月にコトブキヤより発売された1/6スケールのフィギュア『坂上智代 -制服ver.-』が、2015年2月に再販されることが決定した。価格は9,072円(税込)。坂上智代は、PC向け恋愛アドベンチャーゲームとして人気を博し、その後アニメやコミックなどメディアミックスで展開された『CLANNAD』に登場するヒロインの一人。未だにファンから高い支持を得ているキャラクターで、要望が多く寄せられて今回の再販が決定したという。実際のフィギュアは、アニメ公式ビジュアルの、桜の木の下で優しく微笑むイラストを立体化。男子学生が束になってもかなわない程ケンカが強く、その強烈なキックを生み出す智代の美脚を健康的に再現している。脚のラインに沿ってスカート下から覗く太ももや白いハイソックスも柔らかく造形。原型製作は小笠原健人氏が担当している。また、風によってふわりとなびく長い髪はパーツを重ねることにより立体感と軽ろやかさを再現。左手に持ったメガネはクリアパーツで脱着可能で、ベース形状はキーアイテムでもある「桜」の花びらをモチーフにしている。商品価格は9,072円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2015年2月を予定している。(C)VisualArt’s/Key
2014年10月17日●余裕がなかった久しぶりの現場「湿疹が出たことも」歌手の安藤裕子が、映画『ぶどうのなみだ』(10月4日北海道先行公開/10月11日全国公開)で約14年ぶりに女優復帰する。2003年の歌手デビュー後としては初の本格的な演技。小規模公開ながら興行収入3.8億円のヒットを記録した『しあわせのパン』(2012年)のスタッフが再集結し、再び大泉洋を主演に据えて本作が完成した。舞台は北海道・空知地方のワイナリー。兄・アオ(大泉洋)はワイン造りに励み、弟・ロク(染谷将太)は父が遺した小麦畑を受け継いで静かな生活を送っていた。かつて家族の反対を押し切って東京に出たアオ。夢破れて5年前から故郷に戻り、亡き父が植えた1本の葡萄の木のそばに畑を作って、"黒いダイヤ"と呼ばれる葡萄「ピノ・ノワール」の醸造を繰り返していたが、理想の味に巡り合えないでいた。そんなある日、突然現れた女性・エリカ(安藤裕子)が新しい風を吹き込んでいく。ぶどうのなみだ――それは厳しい冬を乗り越えて春を迎えた葡萄の木が、雪解け水を吸い上げ、小さな枝から落とすひとしずく。この映画は、人生で時に出会う悲しい涙も「それはきっと、あなたがいつか幸せになるためのひとしずく」と優しく語りかけてくれる。今から14年前、『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)というドラマが放送された。TOKIOの長瀬智也が主演を務め、渡辺謙など豪華俳優陣がずらり。その中に、安藤裕子もいた。彼女が演じたのは、ボウリング場の店員・カオル役。出番は少なかったが、劇中で池袋西口公園を「IWGP」と名付け、後に山下智久演じるシュンと恋仲になるなど、重要な役を務めた。しかし、安藤はそこから14年もの間、演技の仕事から遠ざかってしまう。その間には何があったのか。なぜ今、そして、なぜこの作品で女優復帰を決心したのか。彼女の真意を探った。――今まで観た映画で最も「乾杯!」をする作品でした。食事のシーンは、すべて北海道産の材料が使われているそうですね。エリカは食事を作って振る舞う役柄だったので、お料理が目の前にたくさんありました。合間や撮影シーンも含めて、私がいちばん多くつまんでるんじゃないかと(笑)。基本的には何でもおいしい。余ったスープもランチとかで振る舞ってくださったりすると「うわぁ、体休まるわ~」って思いますし。私がいちばん「わー!」って驚いたのは、ベーコンの塊。それをざく切りにして、フォークで刺して食べたんですが。あの自然のもとで食べるからおいしいのか、ただそれ自体がおいしいからなのか。分からないまま食べていました(笑)。――リラックスして撮影に臨む雰囲気が伝わります。いえ! 余裕はなかったです(笑)。だけど、おいしい物はおいしいですから、瞬間的に。周囲のスタッフもどうにか撮り終えようとして、走り回っていますし。ただ、わりと私は食いしん坊なので、カットがかかっても食べちゃうようなところがあります。大泉(洋)さんはみんなで集まって食事をするシーンに入ってこないんですが、染谷(将太)くん、田口(トモロヲ)さん、前野(朋哉)くん、りりィさんとかは、わりと一緒にいて。一番最初の食事のシーンが田口さんと一緒だったので話す機会もけっこうありました。――エリカは本作のヒロイン。登場シーンも多かったですね。特に印象に残ったのは、染谷さんにパンケーキ作りをお願いするシーン。はにかみながらの言い回しは、演技とは思えないほどリアルで。とても魅力的でした。本当ですか(笑)!? あれは…撮影がはじまったばかりの頃で、あれが染谷くんとの最初のシーンだったと思います。だから、結構自分の中でまだ「恥ずかしい」と思いながらやっちゃったところはありました。私、素で笑っちゃってたんじゃないかな(笑)。ただ、エリカはけっこうな男前で「私が何でもやったるわい!」みたいな感じで生きている人だから、お願いごと自体がちょっと気恥ずかしいみたいな部分もやっぱりあるのかなと思います。ちょっと、かわいらしいセリフですしね。染谷くんが耳に差した麦の穂を指さす仕草も照れ隠し。私自身もちょっと恥ずかしい気持ちもあって、ちょっとオーバーリアクションになっています。――やはりそうでしたか(笑)。14年ぶりの本格演技と聞きました。映画の現場はエキストラ的な役で覗き見する程度のことで、こんな役をいただいてちゃんと演技をするのは初めてのことでした。――今回の作品では、とてもそういうふうには見えませんでした。いろいろとご苦労はされていたわけですね。めちゃくちゃご苦労していましたよ(笑)。湿疹が出たこともありましたし。エリカの登場シーンが多かったので、ちゃんとできるか不安もあって。ただ、監督が撮影に入る前に演技指導を数日してくださって、そこでエリカという人間の基本的な部分や気持ちの動きを大まかに入れていただきました。撮影に入って現場の動きになじむまで怖かったですけど、想像したよりはつらくない作業だったと思います。――もっと他の作品でも安藤さんを見てみたいと思いました。撮影を終えて、演技に対して今はどのような印象を抱いていますか。もともと映画のお仕事をやりたいと思っていた時期だったので、お話を頂いた時はビンゴ。すぐに「やる! やる!」という感じでした。映画を作りたいという思いもあるんですけど、出てみたい作品は「戦争」や「時代劇」。そういう作品に登場する過去の人間にすごく憧れがあるんです。今回、演じるというのは「その人の人生を頂くこと」でもある気がしました。エリカは私にとって結構遠い部分もありましたけど、自分の奥に眠っていた感覚とか、していない体験をプレゼントしてもらったような。そんな感じがしました。――過去の人間…例えば、歴史上の人物だったら誰を演じてみたいですか。そうか! 歴史上の人物にもなれるってことか(笑)。でも、難しいですよね。歴史上の人物はみんなが持つ印象が強いじゃないですか。それは難しそうな気がしますね。漫画のキャラクターも原作を超えるのがすごく大変そうなんですが、超えられるものならやってみると面白いかもしれません。●「息苦しい世界としか思ってなかった」――先ほど「もともと映画の仕事をやりたい時期だった」と。何かきっかけがあったのでしょうか。私が小学校5年生の時から親らしく育ててくれたのは、おばあちゃんだったんですけど、東日本大震災の後から急に弱って血を吐いて入院して。地震が起こる度に血を吐いて、1カ月あまりで亡くなってしまいました。その時、私にはちょうど子どもができていたんですが…素直に喜べなかったんです。私が子どもを授かった代わりに、おばあちゃんが死んでしまったの? みたいな。そして、テレビの画面越しには多くの方が亡くなっている…。そこから"精神"について1年ぐらい…もっとかな、自分自身で考える時間だったんですよ。震災から1年後ぐらいに「グッド・バイ」という曲を書いたんですが…感覚的に「いずれみんな死ぬんだ」という結論に至りました。自分の中でややこしく考えていても、「人は生まれて死ぬ」ただそれだけなんだと、考えが1周してしまって。死ぬまでに何ができるんだろう。後悔はしたくないと。――もともと、この世界に入るのも映画業界に興味を持ったのがきっかけだそうですね。最初は映画の専門学校に入ろうと思っていたんですが、願書を出す時期に怖くなってしまったんです。1つの専門分野に足を踏み入れて、興味が湧かなかった時に「どうしよう! 帰れない!」ってなっちゃいそうで。それで普通の大学に入ってみたんですけど…入ってみたら想像と全然違っていて。女子大だったので何もかも世界が違いました。しゃべってる言葉もフランス語か! と思うくらい意味がわからないこともありましたし(笑)。私、小学校4年生くらいまでいじめられっ子みたいな感じだったんですけど、大学に入ったら私の魂がそのレベルくらいまで戻ってしまっていました。お昼もベーグルを買って、一人で本を読みながら黙々と食べて(笑)。ここにいても、文章を学べる授業以外に得られるものはないなと思って、大学入ってすぐに「映画の仕事に就かねば!」と思うようになりました。――それは撮る側として? それとも役者?撮る側になりたかったです。恥ずかしくて人には見せられなかったんですけど、高校の時に小説を書いていました。絵も昔から描いていたので、書く文章も先に映像が頭の中に浮かんで、それを形にしたいという思いがありました。高校生の夏休みにホームビデオ風の映像をみんなと撮ったことがあって、そこで初めて物づくりの楽しみを人と共有できたんです。それまでの物づくりは、私の個人的な作業。人とそうやって、ワクワク、キャーキャーしながら何かを作れる、そういう楽しさがありました。それを仕事にしたいとは思うようになったんですが、何をしたいのか分からなかったんですよね。脚本家? 演出? でも、専門学校の願書には「脚本家コース」「演出家コース」とか決まってしまっているので、どこに送っていいのか分かりませんでした。――そこから2000年に放送されたドラマ『池袋ウエストゲートパーク』にはどういうきっかけで出演することになるのでしょうか。大学在学中に父の知り合いで制作会社で働いている人がいたんですが、映画会社に入る方法を聞いたら「そんなに甘いものじゃない」と諭されて。まだ大学生だったこともあって、「まずは出演する方で現場をのぞいてみたら」と勧められて、いろいろなオーディションを受けるようになりました。あの現場は本当にラッキーで入れたんですよ。何本かオーディションを受けている中で、あるスタッフさんが落とされた私のことを気に入ってくださっていて。ドラマの立ち上げの時に「面白い子がいるから」と呼んでいただいたんです。――出演後の反響もすごかったのでは。そうですね。そんなに登場シーンが多いわけじゃなかったんですが、物語の世界観が特殊だったので反響もすごかったですね。池袋の本物のギャングたちが、私たちを仲間だと思うみたいで、撮影で池袋に行くとめっちゃ話しかけられるんですよ(笑)。すごい友達みたいな感覚で。普段怖くて近づけないお兄さんたちが、すごく優しく話しかけてくれるから、とても愛されている作品なんだなと思いました。――そこから14年の空白期間があります。もっと別の作品に出たいとは思わなかったのでしょうか。その理由をお聞かせください。しばらくは思わなかったですね。大学の時にそういう仕事をしたのは興味本位みたいなところもありましたし、制作の現場をのぞいてみたいという思いもありましたし。あとは自分には向いてないんだと確認するような時間だったと思います。当時の私はまだ二十歳ぐらいの女の子。宣材写真を撮る時に似合わない服を着せられて、「笑って」って言われて…私、めちゃくちゃ根暗だったので、笑えないなぁとか思っていると周囲から「なんだ、あの子」と思われているような気がして。息苦しい世界としか思っているにすぎなかったので…私にとっては「音楽が出口」になっていった時期。私は自分が作り出すものを形にして、ただ誰かに認めてほしかった。それを映画という世界に望んだけど……制作の現場を見たら自分の根性ではできなさそうだなと思いましたし、演技をすることもできないから怖くて仕方なかったし……でも歌を歌っている時だけがみんな笑顔で「いいね! いいね!」って言ってくれて。ライブをやらせてくれたり、スタジオを貸してくれたり、だんだん大人の仲間も増えて、いつしか仕事にもなって。そこからの歌手としての10年は「安藤裕子」という音楽を作るのに精いっぱいの時間でした。映画のお誘いも時々あって、うれしかったですけど自分の中で出る意味が見いだせなくて。だから、結局はタイミングなんだと思います。私は今、なんでも「やりたい♪ やりたい♪」というモード。今回こういうお話をいただいて本当にうれしかったです。(C)2014「ぶどうのなみだ」製作委員会■プロフィール安藤裕子1977年生まれ。神奈川県出身。2003年にシンガーソングライターとしてメジャーデビュー。2005年、月桂冠のCMソングに採用された「のうぜんかつら(リプライズ)」で多くの人に知られる存在となり、2010年リリースの5thアルバム『JAPANESE POP』が、ミュージックマガジン年間ベストアルバムJ-POP部門1位を受賞。CDジャケットやコンサートグッズのデザイン、Music Videoの監督も手がけ、自身の作品のアートワークをすべてこなしている。歌手としてデビュー後は、本作が本格的な演技初挑戦となる。
2014年09月29日東日本大震災後の福島に暮らす家族の喪失と再生を映し出した、松山ケンイチの主演最新作『家路』の予告編が解禁。松山さんと共に、内野聖陽、田中裕子、安藤サクラといった実力派が結集した90秒の映像が公開された。震災の影響によって、 “帰れない場所”になってしまった故郷・福島。先祖代々受け継いできた土地を失い、鬱々と過ごす兄(内野さん)、胸の奥に諦めと深い悲しみを抱えた母(田中さん)。生きてきた土地を離れ、先の見えない日々を過ごす彼らの元へ、20年近く前に故郷を出たまま、音信不通だった弟(松山さん)が突然帰郷した。そんな弟に戸惑う兄。弟は警戒区域に指定されている生家に住み、たった一人で苗を育て、無人となった田んぼに苗を植えていた…。過去の出来事に葛藤を抱えながらも、故郷で生きることを決めた弟が、バラバラになった家族の心を再び結びつけていく様を、豪華実力派キャストで描く本作。監督はドキュメンタリー監督として「ギャラクシー大賞」を始め、数々の受賞歴を持つ久保田直。脚本は、田中さん主演の『いつか読書する日』で脚本を務めた青木研次によるオリジナル。“故郷を失う”という不条理で絶望的な状況を体験し、喪失感と葛藤を乗り越えて希望に向かって歩き始める家族の物語。震災から3年目を迎える3月を前に、日本の原風景がいまだに残る福島で撮影された本作を、まずは予告編から確かめてみて。『家路』は2014年3月1日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:家路 2014年春、全国にて公開
2013年12月24日東京メトロ丸ノ内線の中野坂上駅に11日、新しい出入口・コンコースがオープンする。中野坂上交差点付近に加えて荻窪寄りにも出入口を設置し、利便性向上を図る。中野坂上駅は丸ノ内線の本線(池袋~荻窪間)と支線(中野坂上~方南町間)が分岐する駅で、都営大江戸線との乗換駅でもあり、東京メトロにおける昨年度の1日平均乗降人員は6万1,969人。既存の出入口は中野坂上交差点付近(丸ノ内線ホームの池袋寄り)にのみあり、平日朝ラッシュなど混雑が激しかった。新しい出入口は丸ノ内線ホームの荻窪寄りに設置。混雑緩和につながるだけでなく、東京メトロが火災対策として取り組む「ホームから地上までの二方向の避難経路」も確保され、より安全性の向上した駅となる。改札口とコンコースはホームより低層の地下3階に置かれる。ホーム階と改札階を結ぶエレベーターを2基設け、改札階と地上を結ぶエレベーターも1基設置して、エレベーターによるホームから地上までのルートを確保。出入口の階段に上り・下りのエスカレーターを計4基併設するなど、バリアフリーにも対応した。コンコースには多機能トイレも置かれる。東京メトロの駅では初めて、駅出入口と一体となった緑地スペースも設置。地下1階は緑地スペースからの明るい自然光が差し込むという。出入口と緑地スペースから外気を取り込み、コンコースにかけて自然の風で換気も行われる構造となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月02日6月挙式の姿をついにお披露目元モーニング娘。のメンバーで、歌手であり、タレントである中澤裕子が11日、自身のオフィシャルブログで、6月にとりおこなったハワイでの挙式の際のウェディングドレス姿を公開した。純白のティアードも美しいウェディングドレスに身を包み、ブーケを抱えた姿は、スイートでやはりいつもとは違う特別な美しさ。教会前で撮影した屋外写真でも、幸せいっぱいの雰囲気が伝わってくる。反響も続々自分だけのためにつくってもらったオリジナルのこのウェディングドレスは宝物、と本人も大満足の様子。先日出演したテレビのバラエティトーク番組「踊るさんま御殿」では、全身アニマル、ヒョウ柄の浴衣で出演したことにも触れ、ひさびさに「戦闘モード」をみせてみたと語っているが、プライベートでは、そんな「戦闘モード」はゼロで幸せいっぱいな日々だとか。世間的なイメージの、強い“姉御”キャラとは異なる、彼女の一面もうかがえる。ブログ記事には、「(公開を)心待ちにしていました。素敵です」「裕ちゃん綺麗です」「末永くお幸せに」「ウェディング姿載せてくれてありがとうございます」など、幸せオーラいっぱいの姿に祝福と絶賛のコメントが多数寄せられている。元の記事を読む
2012年07月14日ハワイで挙式・披露宴を元モーニング娘。のメンバーで、女優として、タレントとして活躍する中澤裕子。4月にIT関連企業の社長と結婚したことが報じられたが、正式な挙式や披露宴についてはこれまで未定だった。しかし、11日明らかになったところによると。6月にも米ハワイにて挙式と披露宴を行う予定だという。出席者は親族と親しい友人のみに限り、アットホームな雰囲気で催されるとみられる。舞台も絶好調中澤は現在、東京・天王洲の銀河劇場におけるミュージカル「ボクは、十二単に恋をする」に出演しており、10日はこの舞台の初日でもあった。現代版の源氏物語を舞台化した作品で、パートナーとなった夫にもぜひ見に来てほしいと思っているとか。さっそく幸せいっぱいの感をのぞかせ、のろける場面もあったようだ。“ねえさん”として慕われた中澤のウェディング姿にも注目が集まりそう。より美しくなって、今後も彼女らしく活躍してくれることを願いたい。元の記事を読む
2012年05月13日中澤裕子、IT関連企業社長とスピード婚!元モーニング娘の中澤裕子(38)が、今年8月から交際していた同年齢のIT関連企業社長と、交際4カ月の早さで来春の結婚を決めた事が明らかになった。中澤のお相手は、なかなかのイケメンで福岡県在住のIT関連企業社長。主にケーブルテレビ関連のコンピューターソフトを手がけ、月の半分は全国を駆けめぐるという。上京した際には中澤のマンションに泊まり愛を深めてきた。やっと、行き遅れキャラを返上同じ初代メンバーの石黒や飯田圭織(30)は早々と嫁ぎ、辻希美(24)は既に2人のママになり、藤本美貴(26)は現在妊娠6カ月、最もかわいがっていた矢口真里(28)も今年5月に結婚。そんな中、姉ご肌で最年長の中澤は、自虐的な行き遅れキャラが板についていたが、ついに返上するときが来た。2人は今夏、共通の友人の紹介で知り合い、10月に写真誌「FRIDAY」の報道で熱愛が発覚。そして交際4カ月のスピード婚約となった。待望の挙式は来春に中澤のドリームモーニング娘の活動が来年3月10日の東京・日本武道館公演で一段落するので、年明けにも互いの親に紹介し、早ければ来春に挙式し、披露宴は開かず、夫が住む福岡で新婚生活をスタートさせる予定だ。初代モーニング娘の代表として末永く幸せな家庭を築いて欲しい。元の記事を読む
2011年12月07日