意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「小選挙区制」です。時局により、すぐ体制が変わりやすい選挙制度。安倍前総理の退陣により発足した菅内閣の任期は2021年の9月末までです。支持率の高いうちに衆議院を解散、総選挙を行って、盤石な体制を整えようという声も自民党内から強く上がっています。いま衆議院選挙で取り入れているのは小選挙区比例代表並立制。小選挙区制では、1つの選挙区から1人を選出します。この場合、与党かそれ以外か、ほぼ一騎討ちになるため、時の風によって体制が一気にひっくり返りやすい。民主党政権も、原発や消費税問題で対応を間違い、あっという間に政権が自民党に戻ってしまいました。小選挙区制では少数派の意見を拾いにくいという問題もあります。実は1993年までは中選挙区制でした。同じ選挙区内から3~5人を選べたので、多様な議員を国会に送ることができたのです。ただ、選挙区が広いと選挙運動に金がかかり、地元の有力者や代々政治家家系の候補者が有利になり、汚職も広がりやすい。それを改善しようと小選挙区制になりました。選挙で「支持する候補者はいるが、所属する政党は支持していない。どうしたらいい」という悩みをよく聞きます。僕は、小選挙区制では政治家個人の資質を見て選び、比例代表制の政党は、普段から自分の考え方に近い政党に投票するようにしています。ただ、比例代表制も、党の判断で名簿上位に並んだ候補者が私たちが選んだわけではないのに当選し、その後、汚職にまみれていく問題などが起きています。自民党の青年局が73歳定年制を打ち出したときには、党内でも相当の抵抗がありました。73歳を越えた候補者が比例代表の名簿の上位におり、本当にこの人たちは必要かと切り込んだのです。国民にとっていい政策を実現するには、与党と野党が緊張関係を持ち、多様な意見が飛び交い、慎重に議論できるようにしておくことが必須です。現在、女性議員や女性閣僚の比率はOECD加盟国でも日本は最低レベル。時代にマッチした、新しい感覚を持った議員が活躍できる国会や政府であってほしいですね。そのためにこの選挙制度は最適なのか、あらためてチェックする必要があるのかもしれません。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年11月4日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年11月03日舞台『死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲-』のビジュアルコメンタリー収録が26日に都内で行われ、崎山つばさ、安井謙太郎(7ORDER)、陳内将、脚本・演出の毛利亘宏(少年社中)が取材に応じた。同作は東映と東映ビデオが立ち上げた、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト「東映ムビ×ステ」の第2弾。映画は鈴木拡樹、舞台は崎山つばさが主演を務める。映画は、江戸市中で探偵業を営む『死神遣い』の久坂幻士郎(鈴木拡樹)と死神・十蘭(安井謙太郎)が “遊女連続殺人事件”に関わっていく物語。舞台はその映画から1年後の設定で、侠客のリーダー・庄司新之助(崎山つばさ)と、死神・十蘭が死神にまつわる大きな陰謀に巻き込まれていく。公演は7月から8月にかけて、東京・大阪・福岡・広島で行われた。今回収録が行われたのは、11月30日までTOEI STOREで予約を受け付けている、Blu-ray ムビステ セット『死神使いの事件帖』(税抜15,000円/2021年2月10日発売)、及びBlu-ray『死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲-』(税抜8,800円/2021年2月10日発売)の特典である、スペシャルディスクのビジュアルコメンタリー。舞台終了後、2カ月ぶりの再会となった4人が楽屋の話や、共演者でも知らなかった裏話に花を咲かせ、続編への希望も飛び出すと、脚本・演出の毛利も「僕にメッセージを送られても権限がない。ぜひ東映さんに……」と苦笑していた。収録を終えた4人は公演について、それぞれ「当時はできるかできないか、ビクビクしながらやっていたのを思い出しました。それも貴重な体験でしたし、忘れられない公演だったことを改めて思いました」(崎山)、「もう2カ月経ったのという感じと、意外とまだ2カ月しか経ってないのかという感じ、いろんな複雑な矛盾してる気持ち。改めて笑って観れたのはすごい幸せ」(安井)、「千秋楽が終わった次の日、僕はみんなと帰れなかったんですよ。朝イチで帰って、他人さえ同じ車両に乗ってなくて寂しかったので、今日やっと千秋楽が終わったんだと思いました」(陳内)、「役者のエネルギーがすごい作品。演劇が止まった中で、それぞれが自分と社会の関わり、演劇が必要だということを心底ぶつけているお芝居だ改めて思いました」(毛利)と振り返る。またコメンタリーについては、「内容が濃かった」「一生懸命しゃべった」と本人たちも満足げで、安井が「ステージ側から撮った角度がすごく入ってて、新鮮でした」と言うと、崎山は「こういう撮り方が主流になったとしたら、『しにつか』が魁だったというのを、大きめに書いといて下さい!」、陳内は「なんと、東映のオフィシャルサイトでしか買えないんです!」とアピール。そのまま発売についてのメッセージを求められると、毛利が「じゃあ僕から……何言おうか忘れちゃった」と1秒で言うことを忘れたために、「そんなことあります!? 流せないくらい天然ですよ!」という安井を含め周囲は総ツッコミに。その事態を見た崎山が「じゃあ僕から……ごめんなさい忘れちゃいました」とボケを被せると、陳内は「やりたかったなあ〜それ!」と悔しがっていた。今回、初めて本格的な殺陣に挑戦したという安井は、自身で「思ったより、遅いと思いました。自分ではもっと速く動けてる感じだったんですよ。映像で見たら、とろとろしてるなって思っちゃいました」と印象を明かし、毛利は「速い速い! あれ、速いよ!」と否定する。「俺の頭の中の俺はもっと速いんですよ!」という安井に、崎山は「『ONE PIECE』見過ぎ!」とつっこみ、安井は「ギア2(ギアセカンド)見過ぎですかね」と苦笑。さらに「細かいところを言うと、十蘭と新之助の刀がかち合って止まるところで、互いに力があると刀が震えるという芝居をつばさくんがやってくれてるんだけど、俺が気づかずにまんまいってる。めちゃめちゃ反省! 映像で見た時に、つばさくんの芝居のリアルさが伝わってきて、何をやってんだと思いました」と反省点を説明した。殺陣を「ダンスみたいに覚えた」という安井は、改めて「最初は大きな剣も力で振ってたけど、(谷口)賢志さんから『それだと逆に遅くなっちゃうから、力を抜いて、刀の重さを利用して振ってごらん』とアドバイスをいただいて。モンスターハンターでしか見たことないような剣だったけど、男の子の夢みたいなところはあったので、楽しかったです」とコメント。崎山は「いつもの打刀とか太刀じゃなくて、長ドスを逆手で持ってやるのがなかなか新鮮だったので、稽古中にものすごく練習しました。謙ちゃんにたくさん合わせてもらって。軌道が違うから覚えづらかった」と語った。公演中はカンパニーでの食事も行けなかったというが、崎山が「PCR検査をみんなで突破する瞬間とか、普段味わえないところで一致団結した。距離の縮まりかたは普通の舞台とは違って、吊り橋効果じゃないですけど、危険な状況だからこそ、一つになれたのはあったのかな。陳内くん以外は」と振り返りつつ陳内をいじると、陳内は「そこは"陳内"でいいんだよ!」と仲の良い様子。安井も「学校とかでも、なんとなくグループが固まっちゃったりするかもしれないけど、いい意味で食事会に行かないからこそ、全体的に仲良くなれた」と意外な効果も発見。さらに安井が「今思い返すと一回だけ陳内くんにキレちゃったなって……。トントンと叩かれて見たら、暗闇の中で後ろにいるというのを、1日に10回くらいされて、新鮮に毎回びっくりしてたんです。そしたらつばさくんが『言っていいよ、言わなきゃわかんないから』と言ってくれて、次にやられたときに『しつこいっす』と言ったらそれ以降全然やってこない」とエピソードを披露すると、陳内は「しっかりヘコんで、それ以降袖で空を見上げる」と苦笑し、安井は「年上なんですけど、その素直さがかわいいなって、好きになっちゃいました。逆に」と笑顔を見せた。コメンタリーでは、安井が演じる十蘭がヒロインだという説も盛り上がっており、崎山は「もともとヒロインがいなかったんですけど、そこに彗星のごとく現れた十蘭」、毛利も「昔の男を取るか今の男を取るか、揺れ動く気持ち」と紹介。崎山が「みんな、十蘭を取り合ってますから。で、十蘭も翻弄されてるし」と語ると、安井は「ちゃんと翻弄されてるんですよね。コロコロ変わるし。あっち行ったりこっち行ったり」と話しつつ、「ありがたいです、なんか取り合っていただいて」と受け入れる。陳内が「一方その頃百目鬼は、新之助が契約してくれたと思ったら、体感57秒くらいで(百目鬼の変身した)銃を捨ててるからね。はけたと思ったらティッシュでちょっと汗拭いて出番出番って、あっという間だもん! 契約短いから!」と抗議すると、安井は「でも最後あえて戦えないフリをしてくっつけさせる、一番いい女」と例え、陳内も「『私はいいの! あなたたちが幸せになって!』健気だな〜!」と納得していた。今回ラスボス的な存在となった天元(谷口賢志)について、毛利は「ただの悪役にしないという思いがあって、本人は『ラストはコロナとして死んで行く』と。コロナに人間が打ち勝つ話で、『お前らの勝ちだよ』と言ってくれる」という解釈を明かす。「谷口賢志でよかった、天元がすごい膨らんだ」という話にキャスト陣も同意。最後には、先ほど毛利が「忘れてしまった」というメッセージを思い出し、「ちゃんと言えた!」と喜ぶ一幕も(メッセージは後述)。崎山が「僕もさっき忘れちゃったんで、思い出したんですけど、毛利さんと全く一緒でした」と再びボケを被せると、安井が「これ常套手段ですから! 前も見たことある!」とつっこみ、「パターンAのやつ」(崎山)、「一手目にやるやつ」(安井)と、公演を通して互いのパターンを把握している様子だった。○メッセージ毛利「言いたかったことは、コロナがこの芝居を語る上で重要なファクターになっていたということで、それ故に、エネルギーが出た。『俺たちはここにいるぞ!』ということを伝える芝居だったと思っています。7〜8月あたりは頑張るぞという空気だったけど、今、地味にまたコロナ疲れが出てきていると思う。まだ長い戦いになるので、ぜひ要所要所でこのエネルギーを浴びていただきたいな。僕も今日、あの時刻んだ思いを見て、頑張ろうという気持ちになれたので、ぜひ映像でも見ていただきたいです」陳内「ステージ上からの絵は、僕らは板の上に立つから見えるんですけど、お客様にとっては斬新な形。例えば十蘭から見た後ろ向きの天元とか、板の上の臨場感を映像だからこそ見ていただける編集が秀逸でございますから、ぜひそれを体感してください」安井「今回の公演は特別な状況の中でスタッフさんの力もあって、さらに来てくださったお客様や、あえて来ない選択をしてくださったお客様、全部の力があって、最後まで走りきれたなと思いました。『本当は来たい』とか、いろんな思いもあったと思うけど、『来なかったことを後悔させない』という気迫を映像に感じました。映像だからこそ見れるところや、楽しめたなと思ってもらいたいという細やかさ、こだわりをすごく感じたので、ぜひ届けたいし、劇場で見た方にも別の魅力として届けられるようになっている。僕たちの手から離れた後も、つながっているという感じがしました」崎山「やるというゴーサインを出してくれた東映さん側の気迫、思いもすごくありがたいなと思ったし、それを受けて僕らがどういう物語をお客さんに届けられるかという思いだけで走ってこられたのも感謝してるし、1枚のディスクの中にいろんな人の思いが込められてるので、ぜひそれを手に取って何度でも見てもらいたいなと思います」
2020年10月26日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「菅内閣誕生」です。なぜ改革が必要か、目的と理由の情報公開も求む。安倍総理が病気を理由に退陣。9月16日、自民党の菅義偉総裁が、第99代内閣総理大臣に指名され、菅内閣が発足しました。就任の記者会見ではデジタル化強化のために新しくデジタル庁を創設することや、少子化対策として不妊治療の保険適用を実施したいと発言しました。安倍政権の流れを汲み、継承していくのは安全保障政策や自衛隊のあり方、憲法改正など。菅さんは外交経験は少ないため、ロシアのプーチン大統領など、前総理がこれまでに積み上げてきた信頼関係を生かし、体調が回復し次第、安倍さんが外交特使として派遣されるのではないかと注目が集まっています。特にいまは、アメリカと中国が牽制し合っている最中なので、前任者に託すというのは、いい対策なのではないかと思います。一方、内政に関して菅内閣は、積極的に改革を行おうとしています。安倍さんとの大きな違いは、菅さんは世襲政治家ではなく無派閥ということ。会見でも「行政の縦割り、既得権益、悪しき前例主義を打ち破り、規制改革を全力で進める」と断言していました。前政権では、成長戦略が道半ばで終わってしまったので、これからは民間の参入を積極的に打ち出すことになりそうです。政府内でもベンチャー企業が活躍できるかもしれないという期待は、企業家の間に高まっています。また、官邸人事は強化されるでしょう。内閣の方針に沿う人は重用するけれど、抵抗する人は容赦なく切るという傾向は今後も続きそうです。9月には「日本学術会議」が推薦した候補者のうち6名の任命を見送りました。その理由が不明だという声が上がりましたが、明確な説明はなされていません。パンケーキ好きなど、柔らかいイメージのメディアプロパガンダも効いて、就任時には74%と高い支持率を集めました。しかし、改革により、特定の産業や企業、一部の富裕層や企業家にのみ利益がもたらされ、弱者が切り捨てられることになってはいけません。「誰にとっての改革なのか」ということは見失わないでほしいと思います。また、なぜ改革が必要なのか、目的と理由に関するしっかりとした情報公開はぜひ求めたいところです。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年10月28日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年10月21日モデルでタレントの益若つばさ(ますわか・つばさ)さんが、2020年10月12日にインスタグラムを更新。ショートカットの大胆イメチェン姿を公開しています!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 人生で一番短くなりました。✂️ 今YouTubeも髪の毛のオーダー方法などアップしたよ 反応緊張して載せるの渋ってました。 色はこの冬ベージュとグレーのお洋服たくさん着たくて、透明感のある色素薄めのグレージュにしてもらいました❄︎ 前髪伸ばし中だし思い切ってマッシュショートにしたけどどうですか? はじめて襟足バリカンみたいなので剃られたよ! カットしてる様子や詳しいオーダー方法はYouTube観てね! 原宿のUpsydaisyケンさんです! いつもありがとう @upsydaisyken @upsydaisy__official そして明日13日は、個人的に誕生日なのですが、その日にみなさんに大切な発表があります! 間に合えば13日の夜に動画をあげたいと思っているので、 チャンネル登録をしてYouTube待っててください✨ 頑張ってとって編集する!✊ #hair #haircolor #japan#マッシュショート 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013)がシェアした投稿 - 2020年10月月11日午後8時16分PDT今回、「人生で一番短く切った」という益若つばささん。透明感あるハイトーンな髪色にマッシュなシルエットがトレンド感満点で、とてもよく似合っていますね。この投稿を見たファンは「かわいい!」「大成功だね」とイメチェン後の髪型を絶賛。「真似したい」と憧れを抱く声もたくさん寄せています。・え、めちゃめちゃかわいいです!・最高かよ!ちょー好みです!!・リアル天使ですね。一瞬で惚れました…。益若つばさのインスタにはおしゃれでかわいい写真がいっぱい!益若つばささんのインスタグラムには、おしゃれの秘密が分かる写真がたくさん投稿されており、「参考になる」「センスいい」と注目されています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る ウサギメイク。アイシャドウもDOLLYWINKです #makeup 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013)がシェアした投稿 - 2020年10月月11日午前5時56分PDT この投稿をInstagramで見る このトップスmameなんだけど、袖のところ取り外ししてるんだけどレースついてる時も可愛い。万能。 グレー気になって集めてきてるなぁ。 リップはCandydollの505のブラックベリーです! @candydoll_official Twitterの追記: こういうフワッとしたお洋服着ると必ず「妊娠した?」とかコメントする人いるけど、もし仮に妊娠してたとしても、本人が発表するまで絶対に簡単に聞いてはいけない言葉だと思う。友達にもね。 ちなみに生きてて「妊娠した?」と何度も言われてきたけどそれはそれで…。← 第一発見者じゃなくて失礼な人だよ。 コメント返す☺︎ tops… @mamekurogouchi camisole onepice… @chikakisada necklace… @miumiu glasses … @gucci earring… @citronbijoux x @risa_doll_ #ootd #fashion 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013)がシェアした投稿 - 2020年10月月2日午前6時20分PDT この投稿をInstagramで見る DOLLYWINKのEASY LASHから新作が4種類発売しました 今回は、初心者でも使いやすい部分用の下まつげも2つ。初めて作りました すごく自然に下まつげが増えるのでオススメです 下まぶたのメイクをすることで目の縦幅を大きく見せる効果があるので、顔も短く見せられます! 自然に目を大きく見せたい方、 目元を印象的に仕上げたい方におすすめです。 パッケージもキラキラ✨✨✨ 201.202は、ウサギメイクのような潤んだ瞳や愛らしい目元を演出するものでピンクやブラウン系のまつげで作りました。 1枚めは201と202をつけてます! ピンクブラウン系や、王道モテ系のメイクにオススメ☺️ 203.204は、ホワイトベージュと黒をミックスしたカラーデザインで作りました。 囲みメイクや、ヌーディーなメイクに合うと思います! マスクをしてこれをつけるだけでアイメイクが簡単に華やかになります!✨☺️ これからのハロウィンなどのイベン トにもオススメです EASY LASHはすでに累計出荷数55万個と聞いてとても嬉しく思っています!すごい!✨✨✨ EASY LASHは日常使いはもちろん、いつものアイメイクにプラスするだけで、 簡単に目元の印象を変えることが出来るので、なりたい目元に合わせてまつげを選んでアイメイクを楽しんでください 店頭にてもう発売なので、お店でチェックしてね! ロフト、プラザ、ドンキホーテなどのバラエティストアで買えます! 通販だと、今だとLOFTとアットコスメでお取り扱いがあるみたいです✨✨ 詳しくは @dolly_wink のアカウントをチェックしてね #Dollywink#easylash #makeup 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013)がシェアした投稿 - 2020年 9月月4日午前4時29分PDT この投稿をInstagramで見る ピンクブラウンの限定まつげをつけたよ @dolly_wink 自然にちょっと透けるのが可愛いの 下まつげつけたことない人もハーフタイプだしとーってもナチュラルだからトライしてみてほしい! リップもCandydollのアーモンドレッド、 @candydoll_official コンタクトもBambi seriesのクリームピンク @bambi_angelcolor で甘め女っぽく #makeup 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013)がシェアした投稿 - 2020年 9月月28日午前2時53分PDT益若つばさってどんな人?益若つばささんは17歳の時にファッション誌『Popteen(ポップティーン)』の読者モデルとして活動。やがて、絶大な人気を誇るようになり、ティーンのカリスマ的存在として注目を集めます。プライベートでは2007年に結婚を発表し、翌年に第一子となる男の子を出産しますが、2013年に離婚。以降はシングルマザーとして育児と仕事に奮闘しています。最近ではタレントやモデル業だけでなく、女優としても活動の幅を広げている益若つばささん。1児のママとは思えないキュートなビジュアルでこれからも活躍してほしいですね!益若つばさの現在は?離婚について語ったことや、深瀬との関係に驚き[文・構成/grape編集部]
2020年10月14日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「政府事業の民間委託」です。問題点は行政側に。新規民間の参入と育成が課題です。新型コロナウイルス対策の「持続化給付金」の支給において、経済産業省がサービスデザイン推進協議会に事業委託。そのほとんどを電通に再委託していたことが発覚し、中抜き疑惑が湧き起こり問題になりました。こういう大きな行政事業は、お金の管理、宣伝文句やデザイン、業者への発注など、仕事が多岐にわたります。しかも迅速に実行しなければいけないとなると、ノウハウを持ち安心して任せられるのは大手広告代理店しかないというのも事実です。東日本大震災で、計画停電を急にしなければいけなくなったときも広告代理店がいろいろなプロジェクトを組んで進めていました。前述の問題の決定的なミスは、説明がきちんとなされなかったことでしょう。不透明な関係で、本当は発注に偏りがあるのに、あたかも公平にやっているかのように見せかけた手法が問題。最初から、こういった大事業を頼める業者は限られていることを正直に公表すればよかったのだと思います。ただ、発注先が限られるということは、市場競争が起こらないため、価格が適正なのかどうかも判断がつきません。この状況を変えるためには、日頃から、様々な業界が行政事業に参入しやすくすることではないでしょうか。アメリカではオバマ政権以降、「オープンガバメント政策」を打ち出しており、政府の透明性、国民参加、官民協業を謳っています。地方行政では福岡市がITやデジタル技術を積極的に使った、新たな行政サービスを次々と打ち出しています。交通では配車サービスの「Uber」のライドシェアをいちはやく実験的にスタート。ベンチャー企業の誘致も進め、育成に力を入れてきました。LINEやYahoo!などのテック系、デジタル系新興企業と連携してプロジェクトを動かすなどしており、他県から視察も多く来ているようです。大手広告代理店が悪いという話ではなく、政府はきちんと情報公開をして、民間参入者を増やし、新たな産業を起こしたり企業育成をすること。本当の意味での効率を高めて、先鋭的、前衛的な新陳代謝のいい国になる必要があるのではないかと僕は思います。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年10月14日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年10月12日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「日本の防衛」です。攻撃力を高めるより外交、経済政策でリスク回避を。日本の防衛における今年の大きなトピックは、河野防衛大臣が陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の秋田・山口への配備を撤回したことでしょう。撤回の理由は、想定されていた安全が確保できないこと。改修に費用がかかりすぎることなどでした。イージス・アショアは、飛んできたミサイルを撃ち落とすシステムです。いま計画を撤廃することで、防衛のためには敵基地に攻撃する能力のあるミサイルシステムが必要なんじゃないかと、話は思わぬほうに進んでいます。そうなると新しい兵器を買わなくてはいけませんし、攻撃能力を持てば、当然攻撃されるリスクも高まります。こうして、際限なく防衛力の拡張にひきずりこまれてしまうことを「安全保障のジレンマ」といいます。2020年度の防衛予算は5兆3130億円と過去最大になりました。2010年くらいまでは5兆円程度でしたが、近年一気に跳ね上がっています。理由の一つは、アメリカが防衛費を見直したこと。自国の経済も疲弊しているアメリカは、日本や韓国から軍を撤退し、自分の身は自分で守ってくれという姿勢でいます。これを受け、これまで空母を持たなかった日本も、空母の機能を持たせるために護衛艦いずもを改修したり、母艦に離発着できるオスプレイを配備したり、宇宙やサイバー関連にも防衛費を投入しました。ただ、安全保障は、軍事力増強だけが方法ではありません。外交政策も大きな歯止めになります。経済的な結びつきを強め、相手国を攻撃すれば自分たちも不利益を被る、という関係を作っておくことはとても有効です。EUが誕生したのも同じ理由です。2つの世界大戦の反省を受け、経済的関係を強めることでEU圏内は戦争を回避してきました。日本も、TPPやRCEPなど、アジア太平洋地域で大きな貿易圏を作り、互いを攻撃しにくくする方法を構築しようとしています。いま新型コロナで、人もモノも行き来しづらくなり、自国第一主義に走りがちです。しかし、各国の連携が薄れれば、リスクも高まります。このなかでどういう防衛協調策があるのか、今後もウォッチしていきたいと思います。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年9月30日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年09月23日グラビアアイドルの葉月つばさが、最新イメージDVD&ブルーレイ『ヒミツの個人撮影会』(ともに発売中 ブルーレイ:5,500円税込 DVD:4,400円税込 発売元:竹書房)をリリースした。2017年12月にリリースした1stDVD『ピュア・スマイル』で上からB88・W58・H89という抜群のプロポーションに加え、10代の弾ける笑顔を披露して一躍人気者となった葉月つばさ。現在はグラビアとYou Tubeでの活動を並行しながら、イラストレーターとしても活躍している。通算8枚目となる同DVDは、大好きなグラビアアイドルが隣に引っ越してくるというストーリーと秘密の撮影会が展開されるなど、トキメキ要素が目白押しだ。妄想が膨らむ夢の撮影会は、ホテルや自宅のアパート、誰もいないオフィスなどで行われる。どれも1対1と誰もいない空間のため臨場感溢れるもので、時折見せる誘惑の目線はとても22歳とは思えないセクシーさだ。シーン的には中盤に登場する宅飲みシーンが見どころ。誰かと電話で話し中の葉月に悪戯をするのだが、その悪戯に歯止めが利かずセクシーなシーンへと突入していく。
2020年09月17日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「コロナ禍の災害支援」です。被災地と離れていながらできる、新しい支援に注目。今年も豪雨災害が続いています。7月には熊本を中心に、九州やその他の地域が大きな被害に見舞われました。しかし、このコロナ禍では感染リスクもあり、自由に移動ができません。現地ではやはり人手が足りていないとのこと。とはいえ、県外の方が来ると地元から一斉に不安の声があがり、疑心暗鬼も招いてしまうそうです。そんななか、新しい支援の形が2つ見られました。一つは、被災した当事者がAmazonの「ほしい物リスト」で必要物資を公開し、支援を募るというもの。八代市の水没した保育園では、園児の帽子からフェルトペン、シーツに至るまで具体的に必要なモノと数をリストアップしました。これまでは、被災地で何が必要なのかの情報をリアルタイムに得るのが難しく、物資を送っても自治体の倉庫で管理されて適切に届かないというような問題がありました。その点、この方法は明快で合理的です。もう一つは、熊本地震をきっかけに結成された支援団体「BRIDGE KUMAMOTO」の働きです。広告を手掛けるデザイナーや映像クリエイターらが中心メンバーで、7月の豪雨災害を受け、いち早く基金を創設。これはクラウドファンディングで支援金を募り、被災地支援を行う組織や団体はBRIDGE KUMAMOTOに申請して、助成金を受け取れるというシステムです。全国のクリエイターたちに呼びかけて動画メッセージ集を作るなど、お金以外の支援も行っており、僕もナレーターとして参加しました。このように中間支援団体がSNSを展開して支援に入るというのは新しい動きです。行政では手の回りにくいところを細やかにサポートしています。豪雨や台風災害は今後も起きるでしょう。地震や富士山の噴火の危険もはらんでいます。コロナ禍の複合災害では、外に出られない、外からの支援が得られない状況が続く恐れがありますから、食糧や水、常備薬に加え、マスクや消毒液も適量、備蓄しておいたほうがよいでしょう。これまで避難所ではたびたび、食中毒や感染症の問題が起きていました。コロナにより、衛生面の危機意識が一般的に高まったのは、良かったことかもしれません。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。3月に監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開された。※『anan』2020年8月26日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年08月19日木津つばさが、成井豊の脚本・演出で舞台化される『かがみの孤城』に出演する。稽古前の6月下旬、作品の魅力や役どころを尋ねていると、飛び出してきたのはとある人物との意外な接点だった。【チケット情報はこちら】辻村深月が2017年に刊行し、翌年の本屋大賞を獲得した本作。同級生の悪意に傷つき、家に閉じこもる中学1年生の主人公・こころ(生駒里奈)はある日、自室の鏡を通じて見知らぬ城がそびえ立つ異世界へ引き込まれてしまう。そこで出会った6人の仲間と望みが何でも叶う“願いの鍵”を見つけようと奔走するうちに、彼らは自分たちが城に集められた理由を目の当たりにして──。台本を読み、いじめを起点とした作品の感想を「SNSでの誹謗中傷に注目が集まる今だからこそ“刺さる”物語だと思いました」と語る木津。ネタバレにも踏み込みつつ「学校へ行けない悩みは時代を超えて一緒だし、“あなただけじゃない”と背中を押してもらえるはず」「最後には “学校へ行ってきます”って気持ちになれるのでは」と作品の魅力を述べる。木津は、こころと同じく城に集められた不登校の中学2年生・マサムネ役を演じる。自身は「普通に学校へ通う、等身大の中学生だった」と振り返るだけあって、大のゲーム好きであること以外、マサムネとの共通点はない。しかし「自分と遠いからこそ想像力を働かせ、感じるままに演じてみたい」「役と一心同体になる普段のアプローチとは異なる、新たな挑戦です」と意気込んでみせた。集められた7人にとって、孤城は次第に大切な“居場所”となっていく。ではかつて中学生だった木津の、心の拠りどころになる“孤城”は何だったのか。答えは、間髪入れることなく「ムロツヨシさん」──。DVDで観た映画『サマータイムマシン・ブルース』におけるムロのたたずまいに惹かれ、彼が当時出ていたラジオへメール投稿するように。ある日、怪我でサッカー選手になる夢を諦め「人生どうでもいい」と送った内容が番組内で紹介されると、ムロから「役者なら誰にでもなれる」という言葉が。それで現在の道に進んだ──という原体験を明かした。公演は、8月28日(金)~9月6日(日)に東京・サンシャイン劇場にて。その後、18日(金)~20日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼ、22日(火・祝)に愛知・刈谷市総合文化センター 大ホールと巡演する。また本作は、新型コロナウイルス感染症の予防対策を講じて上演される。取材・文:岡山朋代
2020年08月07日舞台『死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲-』の公開ゲネプロが23日に東京・サンシャイン劇場で行われ、崎山つばさ、安井謙太郎(7ORDER)、陳内将、脚本・演出の毛利亘宏(少年社中)が取材に応じた。同作は東映と東映ビデオが立ち上げた、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト「東映ムビ×ステ」の第2弾。映画版は鈴木、舞台版は崎山つばさが主演を務める。江戸市中で探偵業を営む久坂幻士郎(鈴木)は豊臣家に仕えた高名な傀儡子の息子。死神・十蘭(安井謙太郎)と契約関係にある『死神遣い』でもあり、吉原の大遊廓で“遊女連続殺人事件”に関わっていく。今回の舞台版は映画の1年後という設定で、吉原遊廓の惣名主を父にもつ侠客のリーダー庄司新之助(崎山つばさ)と、死神・十蘭が大暴れする。東京公演はサンシャイン劇場にて23日〜8月2日、大阪公演は梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで8月5日〜9日、福岡公演は福岡サンパレスにて8月13日、広島公演は上野学園ホールにて8月15日を予定している。○出演者囲み取材(全文)■本作への意気込みは?崎山:庄司新之助をやります、崎山つばさです。「ムビ×ステ」の映画連動ということで、何がなんでも舞台の幕を開けたいという思いで、稽古に臨みました。色んなニュースが飛び交って不安な部分はもちろんありましたが、僕らは感染対策をしっかりして、稽古場での過ごし方や劇場に入ってからの過ごし方も徹底して、その中で初日を迎えるのがどれだけ嬉しいことか、すごく身に染みて感じてます。なんだか初舞台を踏むような……久しぶりの舞台なのでそのような感覚になっています。意気込み十分に、でも気をつけながら皆様に僕らの演劇を届けていきたいなと思っています。安井:十蘭役を演じます、安井謙太郎です。崎山くんも言っていただいた通り、いろんなことがありますけども、座長を初め一つになってこの舞台にしっかりと挑んでいこうと思います。映画と舞台の連動ということで、2つ合わさって完成、という作品になるんじゃないかなと思っています。これを盛り上げ、さらに第3段に繋げられるようにしっかりと演じさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。陳内:本日はお集まりいただきありがとうございます。百目鬼役の陳内将です。本当に大変な世の中で、初日を無事迎えることができるのか、稽古期間から不安で過ごしていたんですけど、本当に制作さんが万全の体制を作ってくださって、消毒・換気はもちろんのこと、稽古時間も考えてくださって、無理のない範囲で、でもしっかりと密度の濃い稽古期間を設けてくださいました。負担が少なかった反比例で、もっとお客様に喜んでもらえるような作品に仕上がってると思います。お客様たちが舞台に行けなかったり悲しい日々が続いた分、この作品で「舞台っていいな」ということを届けられたらいいなと思っております。毛利:脚本・演出の毛利亘宏です。やっと劇場に帰って来れました! 本当に、当たり前のようにお芝居をしていたのが、劇場で舞台ができないことが苦しくて、とても辛い日々でした。でもこのメンバーで戻って来れて、本当に幸せに思っています。大変な状況ということもあり稽古時間も大変短く、圧縮して稽古をしておりました。ここにいる3名ほか出演者たちの素晴らしい集中力と演技があって初めて成り立った公演だと思っております。本当に素晴らしい作品ができあがっていると思います。映画にも負けない、映画をちゃんと継いで完成するムビステというステージを、どうぞご期待くださいませ。■コロナ禍のなか、演出面や内容で工夫は?毛利:こういった状況もありますので、出来る限り稽古場の滞在時間を短くする。長時間の稽古で免疫力を落とさないことを非常に気を付けて稽古をして参りました。あとは大きく、脚本面ですね。元々1幕構成で作られてた脚本なんですが、お客様のことも考えまして、途中で換気できる時間を設けるために、2幕構成に書き直しました。この変更はお芝居的にもかなり面白く、パワーアップする構成になりました。無理やり半分に割ったというわけではなくて、芝居としても面白くなったんじゃないかなと思っております。十分換気した劇場でご覧いただくことができるので、ご安心くださいませ。■舞台版の見どころ、自身の思うポイント崎山:百目鬼のピアス……です。陳内:ちょっと取ってきます(笑)。 ※ピアスをつけてくるのを忘れた陳内崎山:冗談です(笑)。本当に、このご時世の中で演じることの意味がすごく凝縮された物語だと思っていて。侠客の生き様、生きるということがどれだけ大切かということを感じさせてもらえる作品になっていると思います。侠客に限らず、死神の生き様だったり兄弟姉妹の生き様だったり、舞台上から感じとってもらえればと思います。安井:やはり、映画をご覧いただいた方はさらに楽しんでいただけるような内容になっているんじゃないかなと思います。映画は画面の中で切り取られていると思うんですけど、舞台だとお客様の視点によって、どこで物語が動いているか選べるという贅沢な形になっているので、映画と舞台の違いを楽しんでいただけたらと。個人的に、十蘭はだいぶ映画とはキャラクターも変わり、深掘りしていただいてますので、注目していただけたらと思っています。陳内:僕が映画で好きなところは、死神が武器に変化するというところ。これが舞台であるのかないのか、あるとしたらどういう演出になっているのかというのを、楽しみにしているお客さんもいらっしゃると思うんですけど、やはり舞台ならでは、毛利さんの演出あってこその見どころが……変身はあるのかわからないですけど(笑)、たくさん詰まっております。個人的な部分に対しては、十蘭と被りますけど、映画では明かされなかった百目鬼という死神のキャラクター像を毛利さんに深く掘っていただいたので、それを楽しみにしていただけたらと思います。安井:僕、殺陣やってるのも言い忘れてました。人生で初めて剣を持って舞台に立ちました。大先輩の2人にご迷惑かけてます! ありがとうございます!崎山:いやいや(笑)陳内:かなり激しいよね。安井:そうなんです。言おうと思ってた、危ない。初めて剣を持つということで、しっかり頑張ります。陳内:でも、初めて剣を持つ時は、ね……?(ネタバレに配慮)安井:そうですね、ちょっと楽しみにしていただけたら!(笑)毛利:我々は今、コロナとの戦いを絶賛繰り広げているのですが、舞台上でもかぶるわけじゃないんですけど、「生きていくことは何かと戦っていくことだ」ということをストレートにメッセージに込めさせていただきました。庄司新之助というキャラクターが戦い抜く様は、我々がコロナに打ち勝っていくという姿とかぶっているのかなと心から思っていますので、必ずこの芝居も勝利して、大変な世の中に少しでも活力を与えていければなと思っております。■新型コロナウイルスの影響で演劇も難しいという状況で世の中や観客へメッセージを崎山:こうして舞台に立てることが、どれだけ当たり前じゃないかが身に染みていて。「誰も陽性者が出なかったからラッキー。舞台ができる」という感覚では全くなくて、日々、次の公演ができるかどうかわからないという中で、僕らなりの演劇をどう届けられるかという思いがすごくあります。周りでも(作品が)中止になってしまった人もいて、胸が締め付けられる思いもありますし、演劇を作る人間として、なんとか作品を届けられるように、1日でも多くできるように努めていくのが、僕の今やる全てのことなのかなと思っています。きっとそれを一人一人が思ってたら、いつかみんなが演劇をできる日が必ず来ると思っています。安井:演劇に限らず、こういうエンターテインメントはお客様があってのことだと思っています。個人的なことで、7ORDERというグループをやっているんですけど、今回の舞台をやるにあたって、グループのファンレターに「行けなくなっちゃった、ごめんね」というメールがあったんです。こういうご時世で、劇場に足を運ばないという選択をするお客さんもたくさんいらっしゃる。そう言わせてしまったことがとても心苦しいなと感じて、今日も配信があるし、いろいろな届け方がこれから無限に広がっていくものだと思っているので、そういう選択を自由にできて、ネガティブな感情が出ないような世の中になるといいいなと思います。僕たちはエンターテインメントの表現の仕方もですけど、届け方も自分たちなりに模索して、どんどん新しいチャレンジをしていくべきなんだなということをとても感じました。陳内:人前で舞台に立つのは3月の頭以来になるんですけど、ここまでがっつり演劇から離れたのは、僕の芸能活動史上1番長い期間になると思います。端的に言って、僕はものすごく芝居に飢えましたし、板の上に立ちたかったんですけど、個人的欲求だけではどうしようもない日々でしたし、お客様も何か表現してる僕を見たいと言ってくださってもなかなか難しい。それが今日、やっと立てる。でもここがゴールではなくて、これまでの演劇のあり方に戻ることはあるのかないのかわかりませんけど、今やっと新しい演劇の形の第一歩を踏み出せることにものすごく感謝しています。お客様にも、「お待たせしました」という気持ちと「引き続き気を付けて頑張っていきましょう」という気持ちをメッセージとして伝えていきたいです。毛利:演劇というのは、有史以前からずっと続いてきました。その中で今回とは引きにならないくらいの疫病や世界大戦、日本では震災など多くの困難に見舞われて、これ以上大変な時期というのはたくさんありました。それでも演劇はなくなりませんでした。だから、演劇がなくなることはありません。このコロナで今1番大変な状況ではありますが、必ず元どおりの劇場空間へ、お客様が求める限り、私たちは努力し続けますので、それを信じてお客様に応えていきたいなと思います。■映画・舞台両方出演してみてどう思ったか?崎山:個人的には「ドラマと舞台」とか、「アニメと舞台」という連動はしたことあるんですけど、「映画と舞台」というのは初めてでした。映画から舞台に物語が続くということで、映画では鈴木拡樹くんが主演で、拡樹くんのバトンを受け取り、舞台で主演として堂々と演じなければならないなという思いがすごくありました。また「ムビ×ステ」第2弾ということで、第1弾からのつながりもしっかりと僕らが持って第3弾につなげられるように、あるいは『死神使いの事件帖』の続編だったりと、色んな可能性を発信できるようにしなきゃなという思いです。安井:僕も映画と舞台という新しい試みにチャレンジさせていただけることがとても嬉しいなと思って。出演している時は目の前のことしか見えないのでわからないんですけど、視聴者目線映画と舞台を見るとすごく面白い仕組みだなと。舞台はすごく深掘りができるので、『死神使いの事件帖』という作品のファンになってくださる方がこの舞台でもっともっと増えていただけるんじゃないかなという気持ちになりましたので、ぜひこういう企画を続けて行っていただきたいなと思います。陳内:いろんな登場人物が自分なりの正義を持っていて、バトンをつないでいく中で、1幕、2幕とたくさん盛り上がる山があって。通し稽古を見たときに、自分はストーリーを知ってますし出演もしてますけど、自分の出番じゃないところで見てたときに「次どうなるんだっけ?」と心が躍る感覚を覚えましたので、映画のもちろん好きでいらっしゃる方もいらっしゃると思いますけど、そこからまた舞台がバージョンアップしているなという自信があります。■主演からのメッセージ崎山:僕らは稽古してきて、僕らのやり方で僕らの演劇をこの板の上から届けることが全てだと思っています。そのために1日でも多くのお客様に、公演ができるように努めて参りますので、是非とも応援のほどよろしくお願いいたします。
2020年07月23日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「9月入学」です。コロナ禍では無理。じっくりと時間をかけて再考を求む。学校の入学・始業時期を4月から9月にする案は「今年度・来年度のような直近の導入は困難」と、見送られることになりました。9月入学制度はこれまでにも何度も議題にのぼっています。世界ではアメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ベルギー、トルコ、モンゴル、ロシア、中国などの国が9月入学制度を導入しています。日本も明治維新後、西洋の教育を導入した当初は9月始業でした。ところが、国の会計を4月~3月を一年とする年度制を採用したこと、徴兵制の始まりなどから4月始業に変わり、今に至ります。今年、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために学校の休校が続き、授業の遅れが問題になりました。そんななか、高校生のツイートをきっかけに、全国知事会から国へ9月入学の検討要請があり、安倍首相も「有力な選択肢の一つ」とコメント。いったん検討し始めたのですが、実際に導入するとなると、初年度の入学生徒数が半年分増加し、大量の教員不足が生じてしまうこと、また、保育所の入学待機児童数が増大すること、システムやカリュキュラムの再編など、拙速な対応は無理と判断されたのです。このコロナ禍で、ただでさえ問題が山積するなか、大きな改変をしようとしたのは現場の声を無視した行動だったと思います。授業の遅れを取り戻すことが目的なら、感染者数は地域によって差がありますし、全国一律にすること自体がナンセンスなのではないでしょうか。4月でも9月でも、いつ学校が始まっても継続してきちんと教育を提供できる仕組み作りを議論するべきなのではないかと思います。日本は会社も年度ベースなので、学校の始業時期をずらせば就職にも影響が及びます。会社を通年採用に変え、大学も途中入学を許すなど、個々のスタイルに合わせた社会設計が必要になるでしょう。世界の学校制度はもっと柔軟です。イギリスは年に3回、入学の機会がありますし、フランスでは家庭での義務教育の就学も可能になっています。また、海外は飛び級制度も広く採用されていますね。日本もこれを機に時間をかけて議論し、右に倣えではない、多様な学校制度へと見直してみてはいかがでしょうか。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。3月に監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開された。※『anan』2020年7月15日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年07月09日タレントでモデルの益若つばさ(ますわか・つばさ)さんが、2020年7月4日にインスタグラムを更新。大人っぽいおさげヘアを披露し、多くの反響が寄せられています。益若つばさの現在は?離婚について語ったことや、深瀬との関係に驚き益若つばさ、『地味め』おさげにハマり中梅雨シーズンの湿気は、髪にダメージやトラブルを与えがちです。どうやら益若つばささんもそんな悩みを抱えているようで「最近はおさげに結っている」と報告し、アレンジ方法などを紹介しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013) on Jul 4, 2020 at 5:00am PDT一見するとツインテールに見えますが、あくまで『おさげ』であるということを強調。大人っぽく落ち着いた印象で、益若つばささんの雰囲気にぴったりですね。投稿を見たファンからは「かわいい!」との称賛や、「私も悩んでいたから、参考になりました」と感謝する声も寄せられました。・つーちゃん、かわいすぎ!服とのバランスも最高!・めちゃくちゃタイプです!何をしてもかわいい。・梅雨時の巻き髪はホントに取れやすいよね。整髪料も参考になります!今回の投稿以外にも、いろいろなおしゃれの方法を発信している益若つばささん。最近では流行りの『地雷メイク』に挑戦したことが話題になっていました。 View this post on Instagram 地雷女メイク その1。YouTube観てね 今日まだメイクしてるからあとでインスタライブするかね。(地雷メイクじゃないけど) とりあえず筋トレしてくるね! #地雷女 #地雷 #makeup A post shared by 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013) on May 23, 2020 at 5:24am PDT益若つばさの『地雷女メイク』が話題!お人形のようなビジュアルに「学生でもいける!」これからも素敵な姿を見せてほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月06日タレントでモデルの益若つばさ(ますわか・つばさ)さんが、2020年6月13日にインスタグラムを更新。夏にぴったりなヘアアレンジ方法を紹介し、「かわいい」と多くの反響が寄せられています。益若つばさの『ツノヘアー』に「いい意味で個性的!」この日、益若つばささんは『ツノヘアー』と題したヘアスタイルを紹介しました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013) on Jun 13, 2020 at 5:13am PDT高めのツインテールを三つ編みにし、くるっと巻いてピンでとめるだけという簡単なアレンジですが、かなり手が込んでいるように見えますね。この投稿を見たファンは「かわいい!」「似合いすぎ」と大絶賛。「この夏、私もやってみます!」といった声も殺到しています。・もう、本当にかわいすぎるんですけど!・ツインもツノヘアーも似合うとか、無敵すぎませんか。・浴衣や水着にも合いそう。参考にさせていただきますね!益若つばささんは『おしゃれ』のアイコンとして、ファッションやメイク法などを発信し続けています。2020年5月には流行りの『地雷女メイク』をインスタグラムやYouTubeで紹介し、話題になったことも。 View this post on Instagram 地雷メイクその2。 メイク同じなのに髪型変えるだけで全然変わる。 イメージ変えたい時は、髪型とかカラコン変えると人が全然変わるからオススメ 1ヶ月くらいかけて色々準備して、編集も夜な夜な1週間くらいかけた。笑 地雷とはなんぞや。から、 すっぴんから加工なしでできるスーパーたれ目の作り方の工程も載せたからYouTube観てね!☺️ 一生懸命とことん楽しんでやる。それが大人ってもんだぜ #地雷女 #地雷 #makeup #マイメロ #クロミ A post shared by 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013) on May 24, 2020 at 3:17am PDT益若つばささんのこれからの投稿も楽しみですね!益若つばさの現在は?離婚について語ったことや、深瀬との関係に驚き[文・構成/grape編集部]
2020年06月15日モデルの益若つばさ(ますわか・つばさ)さんが、2020年6月6日にインスタグラムを更新。2019年に引き続き、ナイトブラ『PG-Bra』のイメージモデルになったことを報告しています。益若つばさのナイトブラ姿に「セクシーすぎ!」とファン興奮益若つばささんはイメージモデル就任の報告とともに、ナイトブラを身に着けた撮影オフショットを投稿しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013) on Jun 5, 2020 at 8:23am PDT商品の色に合わせ、撮影のセットもピンクカラーで統一されており、なんとも幻想的な雰囲気ですね。続く投稿では、商品のコンセプトを紹介するとともに撮影中の動画を公開。 View this post on Instagram 撮影テーマはお洋服にも合うくらいお洒落なナイトブラというイメージです 自分の水着とか下着姿は仕事だから頑張るけど、身長も低いし基本苦手です (数ヶ月前からドキドキしすぎて憂鬱になります。笑)でもとっても素敵なチームで可愛くしていただいていい写真になりました!☺️しばしお付き合いください トップスは @honeymihoney_official ナイトブラ @pgrandi_official メイクは定番のくすみピンク系で囲みましたマスカラはブラウンでDOLLYWINKの10秒マツエクもNo.2のデイリーベージュ☺️ リップはCandydollの モーヴィピンク @candydoll_official コンタクトも甘めにしたいときはBambi seriesのアーモンドかカシスブラウン。 @bambi_angelcolor これ定番 #shooting #ナイトブラ #PGブラ #fashion #ootd #makeup #pink A post shared by 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013) on Jun 5, 2020 at 11:59pm PDT益若つばささんの、かわいくセクシーな姿にファンは「憧れる!」「最高にかわいい!」と興奮。多くの反響を寄せています。・つーちゃんが着ると下着でもそのまま歩けそう。欲しくなった!・かわいさとセクシーさを兼ね備えてて、素敵です…。・おめでとうございます!やっぱり、安定のかわいさ。さらに益若つばささんは、ブラックやホワイトバージョンのナイトブラを身に着けた写真も公開。 View this post on Instagram 首元をリボンでしばる帽子好き。 足元のパイソンブーツは私物 なんやかんやブラックをつける日が多いですね #PGブラ #pgrandi #ナイトブラ #fashion #ootd A post shared by 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013) on Jun 7, 2020 at 12:51am PDT View this post on Instagram ホワイトxグリーンで爽やかガーリー ポニーテールよりも大人な雰囲気がでる、テキトーお団子。 ゆるかわで好きです☺️✨ #shooting#pgブラ#ナイトブラ #ootd#fashion A post shared by 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013) on Jun 7, 2020 at 10:55pm PDTこちらでも、また違った世界観でファンを楽しませています。益若つばささんのさらなる活躍にも注目です!益若つばさの現在は?離婚について語ったことや、深瀬との関係に驚き[文・構成/grape編集部]
2020年06月09日モデルの益若つばさ(ますわか・つばさ)さんが、2020年5月23日に自身のインスタグラムを更新。流行している『地雷女メイク』を披露し、多くの反響が寄せられています。益若つばさの地雷女メイクに「お人形さんみたい…」『地雷女』とは外面と内面のギャップが激しい女性のことを指し、世間からはネガティブな印象を持たれがちでした。しかし、最近では「地雷女になりたい!」という女子が増え、『地雷女』のイメージも変わってきているそうです。そんな中、益若つばささんは同月22日に自身のYouTubeチャンネルを更新。『地雷女メイク』について「私はすごく素敵な文化だなって思います。決してバカにはできないコンプレックスと闘っている女の子たちのメイク」と肯定しています。益若つばさ地雷女メイクについて考えてみたその後、インスタグラムでも益若つばさ流『地雷女メイク』を公開。最初に投稿した『地雷女メイクその1』では、透き通るような金髪に色白の肌と赤い唇が見事にマッチ!髪型はハーフツインテールにアレンジしており、まるでフランス人形のようなビジュアルに見惚れてしまいます。 View this post on Instagram A post shared by 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013) on May 23, 2020 at 5:24am PDT次に投稿した『地雷メイクその2』では、衣装はそのままにヘアスタイルをガラッとチェンジ。『ゴスロリ感』が際立ち、金髪バージョンとは違った印象を受けます。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram 地雷女の本気。 malva @malva_nail でオリジナルチップ作ってもらった ジェルだったら一生やることがなかったキャラネイル。チップ最高やん。 YouTube観てね☺︎ #マイメロ #nails #地雷女 #地雷 #ネイル A post shared by 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013) on May 24, 2020 at 3:12am PDT View this post on Instagram 地雷メイクその2。 メイク同じなのに髪型変えるだけで全然変わる。 イメージ変えたい時は、髪型とかカラコン変えると人が全然変わるからオススメ 1ヶ月くらいかけて色々準備して、編集も夜な夜な1週間くらいかけた。笑 地雷とはなんぞや。から、 すっぴんから加工なしでできるスーパーたれ目の作り方の工程も載せたからYouTube観てね!☺️ 一生懸命とことん楽しんでやる。それが大人ってもんだぜ #地雷女 #地雷 #makeup #マイメロ #クロミ A post shared by 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013) on May 24, 2020 at 3:17am PDT投稿を見たファンは「たまらん!」「尊い…」とそのかわいさに悶絶。また、益若つばささんの若すぎる外見を絶賛するコメントも寄せています。・学生といわれても違和感がない。本当に尊敬。そして崇拝しております。・ぐぉぉぉ…かわいすぎる。・見た目が若すぎる!YouTubeも最高でした。現代のトレンドや文化を、自分なりの方法で発信し続けている益若つばささん。これからも、驚くような姿を見せてほしいですね!益若つばさの現在は?離婚について語ったことや、深瀬との関係に驚き[文・構成/grape編集部]
2020年05月27日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「通常国会」です。テレビ中継が審議のすべてではありません。国会には、通常国会(常会)、臨時国会、特別国会、参議院の緊急集会があります。常会は毎年1月に召集され、150日間開催。審議が長引けば、会期を延長します。国会では翌年度の予算を決めたあとに、様々な法案を審議します。令和2年の常会は約50本の法案が提出されました。夏に東京五輪を控えていたため、会期延長は難しいだろうと法案の数が過去最少に抑えられました。多い年は100近い法案があがることもあります。国会というと、テレビで中継されるものがすべてと思われるかもしれませんが、そうではありません。テーマごとに少人数の「委員会」で議論を交わし、そのあとに「本会議」で採決をとります。内閣委員会、総務委員会などの「常任委員会」と、会期ごとに編成される「特別委員会」があり、国会議員は各々専門分野の委員会に割り振られます。委員会ではしっかり内容を揉み、法案の8割以上が与野党全会一致で可決しています。テレビで取り上げられる本会議は、派手な動きがあったり、政府の疑惑や不祥事を追及する場面が多いので、揉めてばかりいる印象ですが、その他の場所で建設的な議論が着々と進められているのです。新型コロナウイルス対策以外に現常会で注目されているのは「年金制度改革関連法案」。定年の延長も推進されることになりました。その他「デジタル・プラットフォーマー取引透明化法案」。巨大IT企業に、運営状況の報告や企業内情報の提出を求めることができる法律です。たとえばアマゾンなどが突然大きな規約変更を行い、取引業者や消費者が不利益を被ったときに、メスを入れられる体制をとるためのものです。また、高齢ドライバーの交通事故対策を盛り込んだ「道路交通法改正案」も審議されています。近年、高齢者ドライバーによる交通事故が多発していることを受けて提案されました。運転技能検査の基準に達しない場合には75歳以上の免許更新を認めないという法案です。私たちの暮らしにかかわる法律が日々作られているのが国会。衆議院、参議院のHPでは、審議中継をインターネットで見ることができるので注目してみてください。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)公開中。※『anan』2020年4月22日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年04月20日モデルでタレントの益若つばさ(ますわか・つばさ)さんが、2020年4月12日に自身のSNSを更新。同月11日に息子が12歳の誕生日を迎えたことを報告し、祝福の声が寄せられています。益若つばさの現在のかわいさに「子持ちママに見えない!」この日、ツイッターで「息子が誕生日でした」と報告した益若つばささん。息子が誕生日でした。無事1日が終わったお友達には逢えないので、こんなにしっぽりお祝いしたのははじめてだったけど、これもこれで楽しかった☺️ケーキも一緒に作ったからまた載せるね。おめでとう12歳だよー!— 益若つばさTsubasaMasuwaka (@tsubasamasuwaka) April 11, 2020 新型コロナウイルス感染症による外出自粛ムードの中、盛大に祝えなかったことを残念がりながらも「これもこれで楽しかった」と満足げに振り返っています。また、インスタグラムには息子とのツーショットを投稿。 View this post on Instagram A post shared by 益若つばさ/Tsubasa Masuwaka (@tsubasamasuwaka1013) on Apr 11, 2020 at 11:56pm PDT※画像上の矢印をクリックすると、ほかの写真も見ることができます。手作りのケーキとともに、優しい微笑みを浮かべる益若つばささん。その一方で、益若つばささんは「身長が抜かされそう」とお茶目な心配をするなど、母として息子の成長を温かく見守っていることをうかがわせました。投稿を見たファンからは祝福の声が殺到。また、益若つばささんの若々しさに驚いた人から称賛の声も寄せられています。・おめでとう!もう12歳なんて月日が経つのは早いですね。・息子さん、すごく大きくなったね!本当に素敵なママ。・本当に美人ですね!12歳の息子くんがいるようには見えない。2020年4月現在34歳の益若つばささんですが、モデル時代からその美貌は衰えることを知りません。これからも愛する息子のために、活躍し続けてほしいですね。益若つばさの現在は?離婚について語ったことや、深瀬との関係に驚き[文・構成/grape編集部]
2020年04月14日グラビアアイドルの葉月つばさが、最新イメージDVD&ブルーレイ『方言Girl~わった好き~」』(ともに発売中 DVD:4,180円税込 ブルーレイ:5,280円税込 発売元:ラインコミュニケーションズ)をリリースした。2017年12月にリリースした1stDVD『ピュア・スマイル』で上からB88・W58・H89というプロポーションに加え、10代の弾ける笑顔を披露した葉月つばさ。現在はグラビア活動やYou Tubeでの活動と並行しながら、イラストレーターとしても活動している。そんな彼女の通算7枚目となる同DVDは、北海道で撮影。地元・青森の方言を話しながら、高校時代の同級生と恋愛を繰り広げるというシチュエーションもので、イチャイチャ感と大胆なポージングを随所で披露している。高校生の回想シーンやナースコスプレのシーンでは、明るく元気で素朴な表情を見せて視聴者を癒やし、制服や体操着を脱ぐと大人顔負けのセクシープロポーションを披露。特に後半に出てくる夜のベッドのシーンでは、これまで見せたことがないセクシーフェイスも見せている。
2020年04月10日鈴木拡樹、安井謙太郎、崎山つばさらが出演する、映画『死神遣いの事件帖 -傀儡夜曲-』(5月29日公開)の場面写真が31日、公開された。同作は東映と東映ビデオが立ち上げた、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト『東映ムビ×ステ』の第2弾。映画版は鈴木、舞台版は崎山が主演を務める。江戸市中で探偵業を営む久坂幻士郎(鈴木)は豊臣家に仕えた高名な傀儡子の息子。死神・十蘭(安井)と契約関係にある『死神遣い』でもあり、吉原の大遊廓で“遊女連続殺人事件”に関わっていく。また、舞台では吉原遊廓の惣名主を父にもつ侠客のリーダー庄司新之助(崎山)と、死神・十蘭が大暴れする。今回解禁となった場面写真は全部で11枚。探偵業を営む幻士郎と相棒の死神・十蘭が、吉原の大遊廓で起きた“遊女連続殺人事件”について考え込むシリアスなシーンから、死神十蘭が収まっている十蘭ドール(人形)と共に挨拶するコミカルなシーン、新之助率いる侠客の面々、そして幻士郎とお藤(鈴木絢音)が見つめ合う様子などが映し出された。
2020年03月31日大容量オールカラーのセルフプロデュース本モデルやタレントなどとして活躍している益若つばささんのセルフプロデュースフォトエッセイ『TSUBASA REAL』が発売された。同書では「つばさファッション」を大公開しているほか、メイクのプロセスからヘアアレンジまでを詳細に紹介。鈴木奈々さんや、佐藤ノアさんなどとの対談も収録されている。オールカラー208ページでA5判。2,145円(税込)の価格にて、KADOKAWAより発売中である。SNSの自撮り 写真を撮るポイントも細かく解説益若つばささんは、「セルフプロデュースの天才」とされ、カリスマ読者モデルとして人気を博していた当時は使用や着用のものがヒット商品になるなど「経済効果100億円」などと言われていた。1児の母である現在も大人気であり、SNSで約180万人のフォロワーを持つインフルエンサーである。新刊では、ピンク&ミルクティーヘアのヘアメイク、全私服のファッションページ、「私流NGコーデ」を紹介。メイクのプロセスまでもが掲載されている。そのほか、基礎化粧品、料理、ネイル、生き方、仕事、恋愛などについても語られており、インタビューには6時間を要している。また、SNSでの自撮りの方法や写真を撮るポイントまで細かく解説されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※TSUBASA REAL 益若 つばさ:コミック - KADOKAWA
2020年03月28日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「指定感染症」です。過度に怖がらず、みんなで、変わらぬ日常を送る訓練を。昨年12月に中国の武漢から発生した、新型コロナウイルスによる感染症。日本政府は1月28日に政令を出し、「指定感染症」に定めました。感染症は、感染症法により、危険度によって5つに分類されています。風しんやインフルエンザは五類。マラリア、デング熱は四類、コレラ、細菌性赤痢は三類、SARS、MERS、結核が二類。深刻な被害をもたらすエボラ出血熱、ペストは一類です。新しい感染症に関しては、検証するまでに時間がかかります。そのため、国が患者に対して入院勧告などができるよう、暫定的に「指定感染症」に定めるのです。今回の新型肺炎は、最初にリスクはそれほど高くないといった情報が流れ、WHOも緊急事態宣言を一度見送ってしまい対応が遅れました。実際には、潜伏期間が予想以上に長く、保菌者でも症状が出ない場合があり、そこから感染が広がることがわかりました。感染者はいま(3月6日現在)南極を除く全大陸で見つかっています。中国は強硬策をとり、武漢を封じ込めました。僕は2月末に、元医療ジャーナリストの武漢市民に、ネットを通じて直接話を聞きました。武漢では隔離生活が続いており、粉ミルクなどのモノの調達が厳しくなってきているとのこと。その方の親戚は5人が感染。そのうちガンの持病があった50代の女性1人が死亡しましたが、健康だった30代のいとこ2人は、入院もせず、薬の投与もなく回復しているそうです。WHOと中国の専門家は、2月20日までに感染した患者5万5924人を対象に共同で調査を行いました。それによると、死亡した患者は2114人で致死率は3.8%。ただし、重症化するのは60代以上の持病のある人で、約8割の人の症状は比較的軽く、肺炎の症状が出ない場合もあると報告されました。手洗いをしっかり行い、よく食べよく寝て、免疫をつけておけば必要以上に怖がることはないと思います。今回、多くの企業がテレワークなどを実施しました。これを機に普段から、家にいながら仕事ができる訓練をしておくとよいと思います。日本は災害国ですから、何が起きても日常を過ごせる強い社会を作りましょう。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)公開中。※『anan』2020年3月25日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年03月18日本誌連載「社会のじかん」でもお馴染み。NHKを退局後、フリージャーナリストとして、世界を飛び回りニュースを届けている堀潤さん。素顔は現場が大好きな生粋のテレビマンでした。朝の報道番組の放送直後に即刻成田に向かい、香港日帰り取材なんていうのもお手のもの。市民投稿型ニュースサイト「8bitNews」をベースに、あらゆるメディアを使い、独自のニュースを発信し続けているジャーナリストの堀潤さん。このたび、2本目の映画『わたしは分断を許さない』が公開された。シリア、パレスチナ、朝鮮半島、香港、福島、沖縄を5年かけて追ったドキュメンタリーである。――進行中の社会問題を映画にしようと思ったのはなぜですか?いま起きている社会課題の根本には「分断」があると気づいたんです。映画ならば、尺も潤沢に使えますし、刹那的なわかりやすさを追求しなくてもいい。また、映画をもとに観客のみなさんと対話をしたいと思ったんですね。――堀さんは、去年から全国のギャラリーで、取材してきた写真や映像を公開して、観客と積極的に交流の場を作っておられますね。みなさん、「本当のことが知りたい」と思っていらっしゃるようで、とくに若い方がたくさん来てくださいました。これまでのニュースは、誰がどういう意図で出しているのかわからないのが当たり前でした。でも、いまはどういう思考を持った人が切り取ったニュースなのか、そういうトレーサビリティ(追跡可能性)のあるものが求められているのではないか。誰もがどこでも発信できる時代だからこそ、ものすごく泥くさいリアルな現場を、目の前で握るお寿司のように直接手渡す方法に価値があるんじゃないかと思いました。――『わたしは分断を許さない』は、香港の民主化デモ、沖縄の基地問題、ガザ地区の難民、原発後の福島など、それぞれでも一本の映画が撮れるくらい濃い内容が、ランダムに構成されているのが斬新でした。たいていのドキュメンタリーはひとつの現場に迫りますが、そうでなければいけない理由はありませんよね?ニュースも、日本のものと海外ニュースを分けがちですが、どちらも同時代に起きている。個人にフォーカスしてみれば、異なる環境の出来事も共感できます。「別のもの」という思い込みが分断を生み、そこから差別や排斥が生まれて、自分には関係のない問題と放置されてしまいます。映画をきっかけに、そういうことに気づける場を作りたいと思いました。時間も場所もバラバラな事柄が並ぶSNSのタイムラインのような感覚で編集したんです。――堀さんはNHKの採用試験でも、これからはメディア発信のニュースと個人発信の双方向が大事になると提案なさったそうですね。20年前ですね(笑)。デジタル放送時代は、放送局と個人が双方向にやりとりすれば、プロパガンダに加担することなく、誠実な報道ができると主張しました。僕はいま、『モーニングCROSS』(TOKYO MX)や『JAM THE WORLD』(J‐WAVE)などの自分の番組では、スタジオに対して異を唱えるような意見がSNSに上がれば、積極的に紹介するようにしています。――否定されることに怖さはないのですか?ないですね。メディアのなかに個人の意見が流れたら楽しいじゃないですか。小さいころに漫画誌やラジオ番組に投稿した原体験もベースになっています。誰かに何か言われて心がざわつくのは、その意見に核心を突かれているからなんですよね(笑)。被害者側にいることには敏感でいられるけれど、加害者側にいる感覚は自分では気づくことが難しい。自分も誰かの脅威になっているかもしれないという目線がない限り、分断は生まれ続けるだろうと、世界各地を訪ね歩いて気づきました。何事も、両極端の意見を比べてみないと真実は認識できないと思います。――堀さんはジャーナリストとして活躍される一方で、ワークショップや著書を通して、発信者の育成も積極的になさっています。それは単純に、僕一人ですべての現場をカバーするのが無理だからです。仲間を増やしたいんです。災害取材などは顕著ですが、写真1枚、たった一言でもいいので、SOSの出し方を知っておけば、きっと誰かが助けに来てくれます。そういう信頼感を作ることが現代の報道の役割なんじゃないかと考えています。――堀さんは、「使命」を感じて、活動をなさっているのですか?使命感はないですね(笑)。ただ、受信料で育てていただいたので、世に還元したいという思いはあります。NHKは視聴率や営業利益を気にせず必要な現場に駆けつけることができました。いまでも自分のことを「フリーの公共放送人」と言っています。僕の取材スタンスは何も変わっていません。――災害や貧困、弾圧など、目を覆いたくなるような現場にたくさん行かれています。しかも、「(国や地域など)大きな主語ではなく、小さな主語で真実を捉えよう」と、堀さんは渦中の個人に迫った取材をしています。悲惨な現実にしんどくなることはないのでしょうか。もちろん、なりますよ。映画も泣きながら編集していました。辛いから、「もっと何かいい解決法があるんじゃないか」と、次の現場に出かけているのだと思います。でも、どこの現場でも、課題解決を模索し奮闘している人がいらっしゃいます。映画に出てくる、北朝鮮やパレスチナも地域に根ざしたNGOの方々と一緒だったから入ることができました。ジャーナリストでは入れてもらえなかったと思います。僕は「GARDEN」という会社でNGOの発信を支援する活動を行っているので、一緒に行くことができました。――なるほど!テレビマンとして、まだ誰も見たことのない、最前線の映像を見せたいという思いもあります。内戦の映像や、アフリカの開発途上国で起きていることなどは日本のニュース番組では、なかなか取り上げられません。でも、それは作り手がそこに価値を見出していないだけ。それならば僕が腕まくりして、みんなが関心ないと思われている映像をクローズアップしてやろう!と思いました。実際に訪ねて回ると、ニュースの宝庫なんですよ。――ニュースのネタを見つけたときが一番高揚しますか?はい。「オレの現場、キター!」と思いながらやっています(笑)。月~金曜は朝7時から『モーニングCROSS』のMCを務めながら、映画『わたしは分断を許さない』の編集直前まで、激化する香港の民主化デモの取材に日帰りで出かけていた。「日帰りで行けるとわかったら行かないわけにはいかないですよね。魚がいると知っているのに漁に出かけない漁師さんと同じですから」。映画はポレポレ東中野にて公開中。3月14日以降、全国順次公開。公開を支援するクラウドファンディングは3月25日まで受付中。最新刊『わたしは分断を許さない 香港、朝鮮半島、シリア、パレスチナ、福島、沖縄。「ファクトなき固定観念」は何を奪うのか?』(実業之日本社)では、映画に出てくる分断問題にも触れている。ほり・じゅん1977年生まれ、兵庫県出身。2001年にNHKに入局。’12年にドキュメンタリー映画『変身 Metamorphosis』を製作したのち、’13年に独立。自ら立ち上げた市民投稿型ニュースサイト「8bitNews」を拠点に報道活動を行う。’17年に株式会社「GARDEN」を設立。著書に『SNSで一目置かれる 堀潤の伝える人になろう講座』など。※『anan』2020年3月18日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年03月16日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ニュースとアンアン」。『anan』50周年を記念して、連載でイラストを担当してくださっている五月女ケイ子さんと一緒に国会議事堂見学へ行ってきました。国会議事堂見学に行ってきました!五月女:生きているうちに、国会議事堂に来られてよかったです(笑)。堀:ここで様々なことが決まります。でも、本当に物事が動くのは控室や廊下のほう(笑)。議場は、事前に提出した議案に対して用意していた答弁を読み上げる、いわば「セレモニー」のようなものですからね。五月女:そうなんですか!?それはちょっと悲しい。その場で思いついたことは話しちゃいけないんですか?堀:無責任な発言はできないので、仕方ないですよね。大臣の読む答弁書を作るために、各省庁の官僚は国会が始まると毎日深夜まで働いています。五月女:事前に用意しているはずなのに失言が出るのはなぜ?政治家ってよく失言するイメージがあります(笑)。堀:(笑)。失言は、国会よりも、オフレコの会見や、支持者向けの講演会場で起きることが多いですね。五月女:普段、国会で我慢をしているぶん、支持者の前では気が緩んじゃうんですかね(笑)。「社会のじかん」で毎号イラストを描くようになって、政治の世界って意外に人間的なんだなと思うようになりました。堀:そうですよ!五月女:最初はTPPかPPTかもわからないくらい、時事に興味なかったけれど、堀さんのおかげで面白いと思うようになりました。国同士のいざこざも、家族や身近な社会と同じ、人間関係の縮図なんだなって。喧嘩したり仲直りしたり。喧嘩しているように見えて、世界に向けたアピールだったり。堀:外交は交渉術ですからね。五月女:前は、ニュースを聞くたびに、いちいち怖がっていたけれど…。堀:何もわからない暗闇にいると不安になりますが、全体の構造がわかると、不安も軽減しますよね。僕は『anan』では、普段のニュースでは届かないところに言葉を届けられている感触があります。報道の狭い世界にいると、どうしてもニュース好きの人にだけ向けてしまうところもあるので。五月女:わかります。ニュース番組はよくわからない単語の羅列で、「私には向けられてないんだな」と寂しい気持ちになることも(笑)。堀さんは、どのテーマでも中立で、良い面/悪い面、賛成派/反対派の両方を教えてくださるのがすごくいいなと思います。社会の出来事って、批判的な意見ばかりが聞こえてきて、私はそういうところが好きじゃなかったんです。堀:敵味方に分かれて撃ち合い、それに飽きたら、内輪で叩き合って何も成し遂げられないということは多々ありますね。本気で解決しようとすると、どちらの言い分もあるので簡単にはいきません。でも、僕は両方の意見を知りたいというのが、取材のモチベーションになっています。時代の変化に柔軟に。楽しいをモットーに50年。堀:『anan』は50周年だそうですが、時代ごとに若者もカルチャーも次々入れ替わるのに、先を読み変化し続けているところがすごいですね。五月女:50年って相当な重みですよね。堀:雑誌も年数を重ねると、作り手も一緒に年を取るので、意識していないと若い読者とのギャップに気づけなくなると思います。「社会のじかん」も、上から目線ではなく、僕の経験から知ることを参考までにシェアします、くらいのスタンスでいたいですね。五月女:『anan』は「こうしなさい!」という、高圧的なところがない。そこが、私には居心地がいいです。堀:権威にならないようにしているのでしょうね。国際貢献などの記事をさらりと取り上げてみたり、ニュース解説も、「効率良く生きるための武器としての教養」ではなく、「役に立つかはわからないけど、考えてみると面白いんじゃない?」という軽やかな印象。五月女:根本に、「楽しいこと、面白いことをいちばん最初に見つけて伝えたい!」という姿勢がある気がします。私は、「たかが一票で社会なんか変わらない」と思っていたタイプなんですけど、この連載に関わるようになって、自分のできることをやってみたり、考えたりすることが、社会につながっていくんだなあと思うようになりました。堀:どんな問題も、たどっていくと自分の生活につながります。この連載が、少しでも何かを考えるきっかけになる、楽しい場でいられたらと思います。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。映画『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)が3/7公開に。五月女ケイ子イラストレーター。楽しいグッズが買える「五月女百貨店」が評判。エッセイ『親バカ本』、作品集『五月女ケイ子ランド』も発売中。LINEスタンプも好評!※『anan』2020年3月11日号より。写真・大澤千尋題字&イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年03月05日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「民主主義の歪(ひず)み」です。歪みが生まれたもとにあるのは、果てなき欲望。香港をはじめ、世界中で政府に抗議をするデモが行われています。フランスの黄色いベスト運動は1年以上続いていますし、南米チリでは地下鉄の値上げを発端に、抗議運動が暴徒化しました。昨年、ベルリンの壁崩壊から30年がたちましたが、せっかく自由を得たというのに、旧東欧諸国には民主主義を否定する声も上がっています。なぜ、民主主義にこのような歪みが生じてしまったのか。理由のひとつには、グローバル化により、世界における経済の回る速度がものすごく速くなったことが挙げられるでしょう。ベルリンの壁崩壊のころに比べ、金融の仕組みも変わり、インターネットを使ったサービス、流通網が世界に広がりました。人も情報もお金もスピードを増して行き交います。そんななか、多くの民の意見をぶつけあいながら物事を地道に進めていく民主主義は、決定までに時間がかかる。それよりも強い決断力を持つ国家元首の存在が、国民生活の向上には必要だという空気を生み、アメリカンファーストのトランプ大統領や、EUからの離脱を目指す英国のボリス・ジョンソン首相が生まれ、中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領が盤石の体制を築きました。しかし、それはあくまで経済発展を基準にした価値観です。独裁的なトップのスピーディな決定により、開発のために個人の土地が強制的に奪われるようなことが、カンボジアやアフリカや南米で起きています。個人の尊厳に価値を置いて世界を見渡せば、個人が国家に弾圧されている状態。それは、民主主義が欲望に耐えられなかった結果なのだと思います。賃金格差が広がり、教育格差が固定されてしまうと、階層社会の下層に追いやられてしまった人は、這い上がることができなくなります。生活の安定を求めて共産主義的なものを求める貧困層と、資本を持ち、大きな力で帝国を築こうとする国家主義がぶつかりあう。これは、第一次世界大戦、第二次世界大戦の始まるころの構図とよく似ているのです。いま個人に最も必要なのは、自分の尊厳を維持できるかどうか。「仕方がない」と魂を売らずに、誇りを持って自分を大切にしてほしいなと思います。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。映画『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)が3月7日公開。※『anan』2020年1月22日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年01月15日タレントの堀ちえみ(52)が1月7日、「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に登場した。昨年2月に舌がんの手術を受けた堀にとって、復帰後初となるテレビ出演。その奇跡の復活に司会・黒柳徹子(86)も思わず涙ぐんでいた。黒柳は冒頭で「お帰りなさい!」と堀を迎え入れると、涙を堪えながら「よかったね、元気でね」と口にした。「大変でしたけど、無事戻ってきました」と話した堀は、舌の6割以上を切除したため話し方がたどたどしくなっていた。しかし、黒柳は「これは堀さんの個性」と言葉をかけていた。また番組では闘病のさなか、黒柳から手紙をもらったという堀が涙を流しながら「素敵なお手紙を頂きまして、すごく心の支えになって……」と感謝するシーンも。さらに今後の目標について訊ねられると「2年後にデビュー40周年になるんで、そのときにはライブができるようになれば」と意気込んでいた。手術から1年も経たないうちに復帰し、「病気に負けないということをお伝えしたくて」とも話した堀。その姿は大きな話題となり、Twitterでは「堀ちえみ」「徹子の部屋」といった関連ワードがトレンド入りを果たした。さらに、過酷な試練を乗り越えた堀の姿に感動したという声が上がっている。《ステージ4のがんだからボロボロになると思ってたら、がんになる前と変わらない顔立ちで嬉しかった。堀さんも、医療の進歩は進んでるって言ってたし、完全復活してほしい》《舌がんから復帰した堀ちえみさんの肉声を聞いて涙が出た。ここまでくるのにどれだけの苦難があったろうか。想像を絶する。並大抵なことではないと思う》《また歌が歌いたいという強い決意。涙が止まりません》番組で「お聞き苦しい点もたくさんあったと思いますけれども……」と申し訳なさそうにしていた堀。しかし、30分弱の番組でトークできるようになるまでには大変な努力があったようだ。昨年3月、静岡県立静岡がんセンターリハビリテーション科の言語聴覚士・神田亨さんは本誌で堀のように舌を6割ほど切除し再建手術後も行った後の患者のリハビリについて「『食事』と『発音』の訓練が必要」とコメント。続けて、こう明かしていた。「『食事』は、食べること自体がリハビリです。たとえ歯が全部あっても、舌がないと咀嚼できません。まず、とろみのついた水やどろどろとしたミキサー食をのみ込む訓練を行います。そこから徐々に粒のあるものへと移行していきます。『発音』は、構音訓練というリハビリを行います。舌は再建しても自由に動かせないので、『た』や『か』などの音が発音しづらくなる場合があります。まずはそうした出にくい音が入った文章を音読したりすることになります」以前は普通にできていたことを、こうした訓練によって地道に取り戻していかなければならないという。そんな自身のことだけでも手一杯であるはずの堀だが手術の1ヵ月後から、82歳になる義母の介護に奔走する“病老介護”の日々も送っていた。「堀さんは“おおまま”と呼ぶほどお義母さんのことを慕っており、連日診察に付き添っていました。お義母さんは『1人で大丈夫だから』と断ったそうですが、『心配だから』と堀さんは自ら率先して介護を行なっていたようです。お義母さんの自宅の近くに住んでいるとはいえ、頻繁に行き来もしていました。お義母さんは堀さんの最も尊敬する女性であり、さらに堀さんが手術を受ける際にも付き添ってくれた。その感謝の気持ちが介護の原動力だったようです」(堀の知人)ときに共倒れにもなりかねない病老介護を経験しながらも、見事復活した堀。番組の終盤では「ガンは素晴らしいことを教えてくれた。生きててよかったって心から思います」と語り、その笑顔は輝いていた――。
2020年01月07日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「日本人の英語力」です。国費を投じても、グローバルな人材を育成すべきです。2020年度から始まる大学入学共通テストで活用される予定だった、英語民間試験の導入が延期になりました。従来の試験では「読む・聞く」能力を問いますが、実践的な英語を身につけるには、「読む・聞く・話す・書く」が必須。この4技能を測るテストを一から作るには技術もコストもかかるため、7種類の民間試験の導入が提案されていました。しかし、受験生の家庭の経済力や、都市部と地方でも受験機会に差が出て、公平性に欠けると問題になり、延期が決まりました。スイスの国際語学教育機関の調べによると、日本の英語力は非英語圏の中では100か国中53位。中国や韓国を大きく下回り、‘18年より4位順位を下げています。日本の英語教育が遅れたのは、日本語だけで事足りる、非グローバル社会だったからだと思います。かつて日本が一流の消費国だった時代は、貿易が盛んでした。しかし、経済が下降し日本は世界から、商売相手として認められなくなりました。かつての日本は長い間、人件費の高い国でしたが、今は円安政策を行っており、人件費も物価も安くなっています。今後、世界の労働産業で、日本は使う側から、使われる側に回らざるを得なくなるでしょう。今、日本人にとって英語教育はとても重要なのに、英語民間試験の問題が起きました。国策にグローバル感覚がないことが明らかになったと思います。国力の低下を正面から受け止められず、格差の現状から目をそらし、一部の業界への利益誘導に終始した結果です。本来ならば、海外で勉強したい学生は、国費を投入してでもどんどん送り出していくべきなのだと思います。そうして、海外との競争力をつけ、日本市場以外でも生きていける日本人を育てることが、多くの問題を抱える日本の打開策でもあり、国の役割なんじゃないかと思います。英語はあくまでコミュニケーションツール。日本人は発音や文法の正確さにこだわりますが、移民の多いアメリカなどでは、訛りや誤りなど気にせず自由に話しています。語学力以上に問われるのが自分の意見です。考えを言語化して伝える習慣を、まずは日本語でつける教育改革が必要でしょう。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。映画『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)が’20年3月7日公開。※『anan』2019年1月1日-8日合併号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年01月06日日々のニュースや暮らしのなかで、ふと気になることをジャーナリストの堀潤さんにあれこれ聞いてみました!Q. 「結婚=幸せ」とは限りませんが、未婚者が増えることで、社会はどのように変わっていくのでしょうか?(30歳・ライター)A. 基本的には変わらない。少子化対策のために制度変更は必要でしょう。未婚者の増加により社会が変わるということはないと思います。統計によると、結婚しない主な理由は、結婚に興味がないというより、経済面など、結婚後の生活不安からメリットが感じられないためのようですね。ただ、本気で少子化対策を打つのであれば、里親制度を充実させて、同性婚カップルや未婚であっても子供が育てられる社会にしたほうがいいのではないでしょうか。これだけ子供の虐待件数が減らないのは、既存の家族制度に何か無理があるのだと思います。「未(いま)(だ)」婚と書くくらい、結婚することを前提にした家族構成の社会づくりは少々寂しい気がします。Q. 東京五輪が始まっても、都内の交通網はパンクしないのでしょうか?いままで通り通勤できるか不安です。(28歳・会社員)A. 大混雑します。国は休暇取得かテレワークを推奨しています。2020年、国は五輪開会式の前後を4連休、閉会式の前後を3連休にしました。また、五輪期間中は会社を休みにするようにも推進しています。予想来訪者は、選手1万1000人、観客780万人、メディア関係者2万5000人。選手やメディア関係者が1日5万~6万台の車を利用。780万人(パラリンピックと合わせて、約1000万人)の観客が鉄道を利用すると予想されています。ラグビーW杯のときが180万人なので、桁違いですね。交通量を減らすために、企業には、休暇の取得と従業員の50%をテレワークにするよう推奨。普通の通勤はできなそうですし、物流にも影響が出そうです。Q. ネットで見かける情報について正しい情報なのか判断がつきません。堀さんはどういうふうにデータを読み解きますか?(32歳・主婦)A. 自分で見聞きしたもの以外の情報は、すべて疑ってかかりましょう。基本的に、すべての情報を「本当かな?」と疑ってかかったほうがよいと思います。どのような意図、仕掛けで発信しているかはわかりません。参考までに僕も読みますが、真実とは限らないと思っています。先日「若い世代でテレビ離れ進む約1割『見ていない』」という時事通信の世論調査の記事を読みました。テレビ離れが進むと言いつつ、9割は見ているんです。このようにタイトルのつけ方次第でバイアスがかかり、違う印象を受けます。アンケートなども、設問の仕方で結果は異なる。インターネットでは出どころ不明な情報がいくらでも仕掛けられますから、注意が必要です。Q. ふるさと納税をしたいのですが、こんなに災害が多いと自分の自治体に納税しないのは被災時に困りませんか?(29歳・PR)A. 災害で大被害を受けるのは地方。自分の住む地域と同じように考えたいですね。世田谷区や杉並区はふるさと納税の制度により、税収が減って困っていると声かけをしています。ただ、もともと東京に税収が集中しているのを分散させようと始まった制度なので、それは東京目線の意見かなと思います。災害が起きて、圧倒的な被害を被るのは地方です。地方は日本の生命線。農業にしても水源にしても、首都圏の暮らしは地方に支えられています。また、自治体同士で災害時応援協定を結んでいますから、災害被害に遭えば、遭わなかった地域が助けてくれます。困ったときにはお互いさま。自分の地域だけでなく、広い視野で考えていただけたらなと思います。堀 潤さんジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」主宰。シリア、朝鮮半島、香港、沖縄などを取材した映画『わたしは分断を許さない』が3月7日に全国公開。※『anan』2020年1月1日‐8日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年01月05日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回はスペシャル版として、堀潤さんが“異常気象”についてイラストレーター・五月女ケイ子さんにレクチャー!想定外の異常気象は今後も起こるでしょう。10年後の気象変動を抑える行動を。五月女:2019年は台風15号や19号があり、大きな被害も出て怖かったです。台風の進路が昔と変わったんですか?堀:そうなんです。気温や海水温の上昇で、最近の台風は勢いを失わないまま本州を直撃するようになりました。千葉など、被害を受けた地域の停電があれほど長引くとは想像していませんでしたよね。五月女:今後、住むところも考えないといけないなと思いました。あの時期、たまたま小学生の娘の学校の授業の一環で、1970年代に起きた多摩川の狛江水害のことを調べていたんです。また、私は2005年の集中豪雨で事務所のマンションの1階が浸水した経験もしていたので、少し覚悟ができていたのかな?と思います。堀:知識や経験を持っていると対処しやすいというのはありますね。どの災害現場に行っても、みなさん「まさか自分が被災者になるとは」とおっしゃいます。避難指示が出ていても、なかなか避難所に行こうとしない。それは災害を経験していないからなんです。正常性バイアスがかかり、大丈夫だと思い込んでしまう。強度のストレスから脳が情報をシャットダウンして、サイレンの音が聞こえなくなってしまうこともあるそうです。五月女:それは怖い…。堀:渦中にいると、正しい判断ができなくなる可能性があることは知っておいたほうがいいですね。五月女:警報も、あまり頻繁に鳴ると、慣れてしまいそうです。堀:今年は「数十年に一度」といわれる大雨警報が毎日のように出ました。気象庁にとっても想定外の出来事。今後も未体験の異常気象が起き得るでしょうから、お役所の言うことに従っていれば大丈夫、とは限らないと思います。五月女:100年単位くらい、長い目で対策を考えることもきっと必要なんでしょうね?堀:はい。都市に人が集中しすぎなのも問題だと思います。都市に人が集まるほど、地方が犠牲になってしまう。2019年の台風も、多摩川は氾濫しましたが、利根川や荒川はギリギリのところで止まりました。それだけ自治体が東京23区を守ろうと事前に投資していたからです。ところが、インフラ投資がなされていない東北や北関東は毎回水害被害が出てしまう。消費者の価値観が変われば、企業も環境対策を積極的に。堀:気候変動は、10~20年前といまを比較すると実感できます。異常気象の原因は諸説ありますが、地球温暖化も大きな要因の一つ。しかし、グレタ・トゥーンベリさんが国連で泣きながら温暖化対策を訴えても、トランプ大統領は冷ややかなコメントをするなど、産業の敵のように捉えています。でも、放置していたら、本当に手遅れになってしまいます。五月女:私たちはどうしたらいいんですか?堀:環境を破壊しているのは圧倒的に企業活動。ビジネスの世界では、環境や人権を脅かす企業には出資しないというESG投資が出てきています。個人では、フェアトレード商品や、生産から消費までの物流の流通経路が追跡できるものを選ぶといいでしょう。五月女:「さんが作った××」と顔写真入りで売られているお米や野菜みたいなものですか?堀:はい。すると自然と近くで生産されているものになり、配送にかかるCO2排出も減らせるかもしれません。いままでは環境よりも安さが優先されていました。でも、私たち消費者が、環境を考えた生産者のものを積極的に選ぶようになれば、企業も環境を考えざるを得なくなります。それと脱プラスチックですね。マイバッグやマイタンブラー、マイストローを持ち歩くとか。五月女:マイストロー?堀:シリコン製でハサミで切れるので、好きな長さに調節できます。洗うのが面倒くさいという意見はありますが、そもそも「面倒」という思いが、効率・合理主義を加速させるすべての元凶でしょう?五月女:そうだ!その通りです。堀:これからは「手間のかかることにこそ価値がある」と思えるようになるといいですね。その価値観が多数派になれば社会は一気に変わると思います。堀 潤さんジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」主宰。シリア、朝鮮半島、香港、沖縄などを取材した映画『わたしは分断を許さない』が3月7日に全国公開。五月女ケイ子さんイラストレーター。オンラインストア「五月女百貨店」では、新年にふさわしいおめでたいアイテムを多数とりそろえ。作品集『五月女ケイ子 ランド』が好評発売中。※『anan』2020年1月1日‐8日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年01月03日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。そのスペシャル版として今回は、堀潤さんが“多様化する社会”について解説!イラストレーター・五月女ケイ子さんの疑問に答えます!「みんな仲良く一緒に」というのは夢物語。違いを尊重し、分断しないあり方を。堀:多様性やダイバーシティという言葉が浸透して、いまは次の段階にきている気がします。当初は「国籍やジェンダーなど違う者同士、手を取り合おう」という、キラキラした共存体制を思い描いていたと思うんです。しかし、お互いの違いが明確になるにつれ、摩擦が積み重なり、「よくわからないから距離を置こう」「私とは違うから関わるのはやめておこう」と、表面的には秩序を保っていても、内実は分断が起き始めているように思います。五月女:え!そうなんですか。堀:SNSなどでも、「賛成」「反対」と二極化して、価値観の多様性は受け入れられにくいですよね。五月女:出来事に対して、みんな感情的になりすぎなのでは?とちょっと思いますね。堀:問題は、違う考えの人とどう付き合っていくか。五月女:距離感なのかな。ママ友は距離感が大事です!(笑)堀:そうなんですね(笑)。ただ、「理解できない人とは関わらない」というふうになってしまうと、多様性が進むにつれ無関心が増えてしまいます。五月女:身近な人だったら、関心を持って考えられるんですけど。堀:いいポイントです。大きな主語より、小さな主語を使うことが大事なんですよね。分断や排斥には必ず大きな主語がつきまとう。「日本人は~」「女性は~」と大きく括るから衝突します。実際にはいろんな人がいるので、一括りにはできません。五月女:相手を知る、というのも大事ですよね?先日近所で、パラリンピック関連のイベントがあって、スポーツ義足を装着する体験をさせてもらったんです。想像していたよりずっと重くて立ち上がれない。義足を操るのにすごい筋力が必要なのだとわかりました。パラアスリートの方ともお話ができて、娘にもいい体験でした。マジョリティというだけで脅威になるという自覚を。堀:一般に、新しいもの、知らないものに対しては恐怖が先立って、保守的な選択をしがちなのだそうです。違いを知るには勇気がいる。五月女:私はお酒があんまり飲めないのですが、飲む人たちからの「飲まないの?」という声にいつも圧を感じています(笑)。みんながビールを頼むなか、勇気を出してノンアルコールを頼みます。堀:マジョリティの意見は本人の気づかないところで脅威になりやすいんですよね。この数か月、僕は香港を取材していますが、これまでの香港区議会では民主派は2割と少数派でした。ところが11月の選挙で8割以上に。すると、それまでデモ隊を強く弾圧していた警官が、自分たちがマイノリティに変わったとわかった途端におびえ始めたんです。五月女:立場が逆転したんですね。堀:多様性といっても、何もせずに「対等」はありえない。そのことは自覚しておいたほうがいいでしょう。日本では、これまでは会社員がマジョリティでしたが、2020年以降、雇用の流動が進めば、フリーランスが多数派に変わるかもしれません。家族の形も変化して、いまは夫婦別姓に反対する保守派がマジョリティですが、選択的夫婦別姓の議案が再び持ち上がるかもしれません。五月女:フリーランスの私は、常にマイノリティの意識でいました。でも、マジョリティに変わったら威張ってしまうんでしょうか?堀:マジョリティがマイノリティにすり替わったとき、マジョリティだった人たちは防衛本能から「(立場を)奪われた」という意識になり、嫌悪や暴力につながることはよく起きます。欧米で移民政策に反対する人たちにもそういう意識があったと思いますね。五月女:複雑なんですね…。堀:だから、「みんな違うんだから仲良くしよう」という多様性の声かけは失敗します。そんな簡単じゃない。知らない者同士、恐る恐る近づいて、ストレスのかからない付き合い方を模索するしかない。いつも一緒でなくていいと思います。多様性のある社会とは、全員が手をにぎり合う状態ではなく、普段はそれぞれの世界があり、何かのときに協力し合うというのが理想じゃないでしょうか。堀 潤さんジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」主宰。シリア、朝鮮半島、香港、沖縄などを取材した映画『わたしは分断を許さない』が3月7日に全国公開。五月女ケイ子さんイラストレーター。オンラインストア「五月女百貨店」では、新年にふさわしいおめでたいアイテムを多数とりそろえ。作品集『五月女ケイ子 ランド』が好評発売中。※『anan』2020年1月1日‐8日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年01月01日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回はスペシャル版として、イラストレーター・五月女ケイ子さんが堀潤さんに“経済・お金”についてレクチャーを受けました!東京五輪景気に期待!その後の落ち込みに警戒を。堀:お金に関することでは、老後の資金問題が大きなニュースになりました。金融庁の報告書にあった、「年金だけでは約2000万円不足する」という話だけが先行してしまい、年金制度に批判が殺到してしまったのですが…。五月女:老後にどれくらいお金が必要かわからなかったので、そういう話が聞けて私はよかったなーと思っていました。堀:あの報告書は実はよくできていて、将来お金が必要になるから、若いときから投資をするなど、お金を賢く増やそう、そのために金融教育にも力を入れようという提言がなされていたんです。投資と貯金の違いなど、ちゃんと教えてほしかったですよね(笑)。五月女:教えてほしかったです!投資とか全くわからなくて。儲かるんですか?堀:投資は、例えば証券会社にお金を預け、彼らが今後成長しそうな企業や国に投資をして運用利益を得るシステムです。途中、多少の上がり下がりがあっても、長期的には世界経済は成長し続けますから、ある程度は増えていきます。五月女:ちょっと博打みたいなイメージもある気が…。堀:「投資」という、お金を投げるみたいな言葉が良くないのでは、という意見も(笑)。日本は資本主義の国。投資、運用するという仕組みのなかで私たちは生きているのに、そういうことを教えてもらえる機会がなかった。「お金儲けは悪いこと」という思い込みがまだ残っているので、意識を変える必要があると思います。五月女:投資について勉強するには、どこへ行けばいいんですか?堀:基本的には証券会社や銀行の窓口です。いまは少額で始められるNISAやiDeCoなどの制度もできています。大手証券会社やメガバンク系であれば、ポートフォリオといって、いっぺんに全額失うような損をしないように、様々な商品を組み合わせて運用しているので安心です。いまは株取引にも人工知能が入ってますから、素人がFXを始めようとしても太刀打ちできないと思います。消費するだけではなく、生産する側にもなってみる。五月女:投資以外にしておくべきことは何かありますか?堀:「自分の手で何かを生み出してみる」ことじゃないでしょうか。そうすれば、消費するだけの側ではなくなります。絵を描く、文章を書く、歌を歌う、雑貨を作る、何でも構いません。自分の趣味や得意なことをお金に換えてみる。いまはインターネットで個人のショッピングモールを開くことができますし、シェアリングエコノミーのインフラも整っています。五月女:私の若いときは、やりたいことがお金につながらなくて表現の世界から離れた人が大勢いました。でも、いまはいろんなところにチャンスがありそうですね。どこからがプロなのか、境界線がわからなくなったけど。堀:必ずしも生業にしなくていいと思います。月に1万でも、「ランチ代10日分、ちょっとしたアイデアで賄う」くらいの感覚でいいんじゃないでしょうか。市場に素人が増えるほど、プロの価値も高まり、再評価されています。五月女:2020年には東京五輪がありますが、オリンピックによって経済って変わるんですか?堀:オリンピックの経済効果は大きいですから、景気は良くなるでしょうね。ただ、五輪後は東京も人口減少が進みますし、景気には陰りが出てくると思います。五月女:わーそれは心配ですね。堀:でも、2025年には大阪・関西万博がありますし、2027年には東京(品川)―名古屋間のリニアモーターカーが開業。IR事業も積極的に計画を進めています。五月女:カジノですね!堀:いま大阪と横浜に開設の審議がなされています。ただ、いずれにせよ、「ハコ頼み」「イベント頼み」の景気刺激策にすぎません。自分の手でお金を作り出すことをしていかないと、いつか行き詰まると思います。例えばパラリンピックに向けて、各メーカーが選手の器具の技術開発を進めてきました。そういうものづくり精神を、2020年の東京オリパラから学んでいけたらいいですね。堀 潤さんジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」主宰。シリア、朝鮮半島、香港、沖縄などを取材した映画『わたしは分断を許さない』が3月7日に全国公開。五月女ケイ子さんイラストレーター。オンラインストア「五月女百貨店」では、新年にふさわしいおめでたいアイテムを多数とりそろえ。作品集『五月女ケイ子 ランド』が好評発売中。※『anan』2020年1月1日‐8日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年12月31日