SHIBUYA TSUTAYA内に期間限定のおしゃれなカフェ『Airbnb Cafe』がオープン! そのお披露目イベントに、世界各地を旅するお笑いタレントの宮川大輔さんが出席。国内外のテレビロケにまつわる話など楽しいトークで旅の極意を語ってくれました!旅するタレント、宮川さん登場!今回のイベントは、『Airbnb Cafe』のプレス向けお披露目会。ゲストとして、お笑いタレントの宮川大輔さんが登場です!人気テレビ番組『世界の果てまでイッテQ!』で外国のお祭りに参加したり、『アメトーーク!』に旅芸人として出演されたりと、旅するイメージの強い宮川さんは、今回Airbnb Japanのエバンジェリストに就任。世界中の旅行者に部屋を提供する「ホームシェアリング」や、料理教室などのアクティビティを提供する「体験」を通じて、旅を丸ごとプロデュースするAirbnbの魅力を伝える活動をされることになりました。宮川さんぼくは月1回海外に行ったり、週に1回は日本全国をまわったり、いろいろなところに行くけど、全然おもろない(笑)。休み時間もなくて。でも、普通の旅行では味わえないものを体験できるんです。このAirbnbも、ホテルに泊まるだけじゃ見られない一歩深いところを見られる。旅のおもしろさやディープなところがわかるのではないかな、と思います。フォトジェニックなカフェ♡まずは、本イベントの主役で会場にもなっている『Airbnb Cafe』を紹介。SHIBUYA TSUTAYAの7階に期間限定でオープンしたこのカフェでは、フォトジェニックな撮影スポットがあったり、旅をテーマにセレクトされた書籍やガイドブックのコーナーがあったりと、旅の楽しさを感じられるコンテンツがたくさん用意されています。また、オリジナルのドリンクやフードメニューも楽しめるとのことで、宮川さんが限定メニューの『旅するタコライス』を試食。中国やメキシコ、イタリアなど世界各国のお惣菜がのったタコライスを食べた宮川さんは「うまいーっ」と絶叫していました。プライベートジェットにも泊まれる!続いては、Airbnbの宿泊場所について、スライドで紹介されました。現在Airbnbでは「いろんなわが家を旅しよう」と名づけたキャンペーンを実施中とのことで、刺激のある旅をしたい人におすすめのユニークな部屋を見せてくれました。例えば、こちらはオランダにあるプライベートジェット機を使ったホテル。「これはなかなか味わえないですよね。限られた人間だけが使えるプライベートジェット。大富豪みたいや」と宮川さんも大興奮。こちらは、メキシコにある貝殻ハウス。この家を見て「これって誰かのおうち?すごいーっ」とまたまた大喜びの宮川さん。この家では人魚のような気分を味わえそうです。旅を楽しむための極意は?続いて、宮川さんが旅を楽しむための極意を披露。宮川さんとにかく人とガンガンしゃべるんです。スペイン語とかフランス語はまったくわからないけど、でもだいたい何いっているかわかる。気持ちとか顔とかでね。まあ、出川さんじゃないんですけど(笑)、ぼくもあまり気にせんと、どんどんしゃべる。『世界の果てまでイッテQ!』のメンバーは本当にガンガンいきますよ!イベント後半には、実際に渋谷でAirbnbのホームホストをしているYumeさんと体験ホストをしているMariaさんも登場。自宅を提供しているYumeさんは「外国人のゲストが多く、交流するのが楽しみのひとつ」といい、日本画レッスンを提供しているMariaさんは「帰国しても日本画を続けてインスタにアップしてくれる人もいる」とコメント。おふたりともホストとしてのやりがいや喜びを語ってくれました。最後に、エバンジェリストからメッセージ!宮川さん自分でもAirbnbを利用して、家族とか後輩とか先輩とかみんなで行ってみたい。普通の旅行とは違う楽しみ方をホストに教えてもらえることもたくさんあります。普通の旅じゃない旅を自分自身で経験して、それをみんなに知っていただきたいなと思います。『Airbnb Cafe』でおしゃれなスイーツやドリンクを楽しみながら、旅のプランを練ってもいいですよね。期間中は、毎週金曜日の夜20時から渋谷で活躍するDJが登場するなど、旅と音楽のコラボも楽しめます。このカフェは11月19日(月)までの限定オープンなので、ぜひ早めに足を運んでみてくださいね。以上、『Airbnb Cafe』オープニングイベントレポートでした!
2018年10月26日8月27日、東京都内で開かれた映画「プーと大人になった僕」の試写会に出席した堺雅人(44)。各スポーツ紙によると会見中、笑顔でパパ・エピソードを披露したという。「子供のころは、油粘土の匂いなんて考えたことはなかったのですけれどもね。油粘土でずっと遊んでいて、ご飯を(平気で)食べていた気がする」と自身の幼少期を回想した堺。しかし現在は息子と粘土で遊ぶと「『うわー!』となって、『手を洗いなさい!』と言っています」と微笑ましいイクメンぶりを明かしたという。堺は菅野美穂(41)と13年4月に結婚し、15年8月に息子が誕生。そのイクメンぶりは業界でも評判だ。「堺さんは出産に立ち会うために、大河ドラマ『真田丸』(NHK総合)の撮影時期を遅らせてもらうよう周囲にお願いしていました。その分、誕生の喜びはひとしお。撮影でロケへと出向いた際も、菅野さんが息子さんの写真を送ってくれたので寂しい思いをしなくて済んだそうです。堺さんの姿をスタッフも温かく見守っていました」(NHK関係者)本誌今年6月5日号では、そんな堺の一人息子がイケメンだという情報をキャッチしていた。長男は公園デビューを果たしているが、すでに公園中のママを夢中にしていたのだ。「みんな口をそろえて言うのが、“堺さんと菅野さんの子ども”ではなく“あの可愛い子の両親が堺さんと菅野さん”というもの。ママの間では、息子さんのほうがむしろ有名人です。先日も『またあの子がいる』と噂していたのですが、よく見ると横にいたのが堺さん!でも、あまりにオーラがなくて全然わかりませんでした(笑)」(前出・30代ママ)それほどのイケメンならば、進路も気になるところ!菅野は「本人が望まない限り、同じ仕事には就いてほしくない」と“二世俳優”については難色を示しているというが――。はたして?
2018年08月28日お笑い芸人の宮川大輔が、マーベル・スタジオ最新作『アントマン&ワスプ』(8月31日公開)で、新キャラクターのFBI捜査官・ウーの日本語吹き替えを務めることがこのほど、明らかになった。2015年に公開されて大ヒットを記録した映画『アントマン』の続編となる同作。身長1.5cmの最強ヒーロー・アントマンと、彼を支える最強ヒロイン・ワスプの活躍を描く。このたび、新キャラクターである日本語吹替版キャストに宮川が決定。演じるのは、ある大事件からアントマンを監視しているFBI捜査官のウー。しっかり者の捜査官かと思いきや生真面目すぎて空回り。アントマン誕生の鍵を握る「研究所」を巡り攻防を繰り広げる“アントマンたちVS謎の敵ゴースト”の背後から、アントマンをしつこく追いかけ回すという面白い役どころだ。演じた本人も、「熱い人だけど空回りしているところもあったり、間抜けなところもあって面白い人。『まだ出てきよった!(笑)』と思えるような、演じてても大事(な存在)やなと思います」とキャラクターの魅力を語る。これまでにもアニメ・実写ともに吹替声優の経験がある宮川だが、“実写の人間役”を担当するのは本作が初めて。またそれだけでなく、今回は関西弁を封印し自身初の“標準語”での演技となる。宮川は「周りにも標準語の男の人があんまりいないんですよ、関西出身ばかりで。だから、いざ自分がやろうと思ったら、『やめて!』みたいな女の人みたいな感じで言いそうになるんですよ。なので、そこは苦労しましたね」と苦労を打ち明ける。また、「標準語が難しくて女の人みたいな口調になってしまった時に『今のいいですね!』と逆に乗せてもらってウーができていきました」と失敗からキャラクターが生まれていったというアフレコ裏話も披露。作中では長セリフでアントマンを圧倒するシーンもあり、関西弁を封じられた宮川がどう演じたのか、そして、ウーはアントマンたちの何でも”アリ”の戦いにどう加わっていくのか、期待が高まる。(C)Marvel Studios 2018
2018年07月20日マーベル・スタジオ最新作『アントマン&ワスプ』にて、新たに登場するキャラクターの日本語吹き替えを宮川大輔が担当することが決定。自身初の“標準語”での演技に挑戦した、アフレコ収録後の宮川さんのコメントも到着した。この夏、映画史上最小にして最強のヒーロー“アントマン”&ヒロイン“ワスプ”が贈る、ユーモアあふれるバディ・アクションムービーとなる本作。すでに、ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン役を女優・内田有紀や、アントマンの陽気な友人ルイス役を「ブラックマヨネーズ」小杉竜一が吹き替え続投することが決定しているが、今回参加が明らかになった宮川さんが演じるのは、ある大事件からアントマンを監視しているFBI捜査官の“ウー”。しっかり者の捜査官かと思いきや、生真面目すぎて空回り…。アントマン誕生の鍵を握る「研究所」を巡り、攻防を繰り広げる“アントマンたちvs謎の敵ゴースト”の背後から、アントマンをしつこく追いかけ回すという面白い役どころだ。春ドラマ「崖っぷちホテル!」など、様々なドラマや映画に出演している宮川さん。これまでにもアニメ・実写ともに吹き替えの経験があるものの、“実写の人間役”を担当するのは本作が初めてとなり、「正直、やっぱり難しいですね」と収録の感想をひと言。「自分やと(自分が演じると)やっぱり自分じゃないですか。だから、『“ウー”ってどんな声なんやろ』とか考えながらやって、自分の声を聞いたとき、若すぎるとか優しすぎるのかなとか色々なことを思いました」と、演じる上で迷いもあったそう。また、今回は関西弁を封印し、自身初の“標準語“での演技に挑戦。「周りにも標準語の男の人があんまりいないんですよ、関西出身ばかりで。だから、いざ自分がやろうと思ったら、『やめて!』みたいな女の人みたいな感じで言いそうになるんですよ。なので、そこは苦労しましたね」と、慣れない言葉遣いに苦戦した様子。演じるキャラクターについては、「熱い人だけど空回りしているところもあったり、間抜けなところもあって面白い人やなと思いますね。どこかで出てきたら、『まだ出てきよった!(笑)』みたいな。演じてても大事(な存在)やなと思いますね」と説明している。なお、作中では長セリフでアントマンを圧倒するシーンも登場するそう。関西弁を封じられた宮川さんがどう演じたのか、吹き替え版も必見だ。『アントマン&ワスプ』は8月31日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アントマン&ワスプ 2018年8月31日より全国にて公開©Marvel Studios 2018
2018年07月20日タレントの小堺一機が、13日に放送されたTBSラジオ『伊集院光とらじおと』(毎週月曜~木曜 8:30~)に出演し、「コサキンソング」について語った。小堺一機「コサキンソング」はTBSラジオで長年、小堺が関根勤とともにパーソナリティを務めていた『コサキンDEワァオ!』(81年~09年)内の人気コーナー。珍妙な歌、有名人の意外な歌などを紹介するもので、元阪神タイガースのオマリーが音程を外して歌う「六甲おろし」などが取り上げられている。『伊集院光とらじおと』内でも「伊集院光とらじおとアレと~アレコード~」という似た趣旨のコーナーを行っていることもあり、今回はゲストの小堺とスペシャル企画「伊集院光と小堺一機とアレコードとコサキンソングと」が放送された。伊集院が「リスナーから『あれ、コサキンソングだよね』っていう声が来るんですよ」と明かすと、小堺は「最初は僕たちも若かったんで、はっきり『この曲、変だ』と言ってゲラゲラ笑っていて。怒られるかと思ったら、リスナーからもこんな曲ありますよと送ってきたくれたんで、いわゆる『コサキンソング』って増えちゃったんですね」と裏話を披露した。伊集院は「コサキンソング」について、「すごいのは、面白がった結果、評判になるじゃないですか。そうすると、歌っている人を探し当ててゲストに呼んでいたじゃないですか。そしてそのゲストの人も喜んで、キャッキャッ言って帰っていくという図式ありましたよね」と感想を漏らしていた。また、番組では小堺の推薦する「コサキンソング」として、俳優の近藤正臣が歌う「雪が降る」などが紹介された。
2018年06月13日お笑いタレントの宮川大輔が21日、沖縄県内で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」(19日~22日)で上映された初主演映画『サクらんぼの恋』の舞台挨拶に、共演の桜井ユキ、前田公輝、古厩智之監督と共に出席した。同作は、テレビ東京と吉本興業の共同制作による映画で、45歳の童貞男と彼が長年憧れた一人の女性の儚い恋の物語。社会に馴染めず自分の殻にこもって生きてきた中年童貞男・山川則夫を宮川が演じ、初ラブシーンにも挑戦した。その相手で、則夫が長年憧れ続けていた女優・相馬美咲を桜井ユキが演じた。宮川は「いかがでしたか? 僕の初ラブシーン」と観客に呼びかけ、拍手が起こると「ありがとうございます」と感謝。そして、「クランクインしていきなりあのラブシーンだったんですよ。ユキちゃんと会ってすぐあれやったんですよ。ほんでグワーですよ」と明かし、「あれでユキちゃんのこと本当に好きになってしまって、ほんまに。ギューッなって」と興奮気味に打ち明けた。続けて、「ほかの役者さんがユキちゃんとキスしたり、おっぱい触ったりしているのを見ているとき、ほんまに『アイツ殺したろうかな』って。とられたと思って、『何しとんねん』って。演技でもなんでもないですから、マジですから」と本気で嫉妬していたと説明。「桜井ユキという女優さんってすごいなと思って、本当に引っ張ってもらった」と感謝した。2009年にスタートした同映画際は、春の沖縄を代表する総合エンタテインメントの祭典。10回目となる今年は、4月19日~22日の4日間、那覇市、北中城村などで開催する。期間中は映画の上映のほか、舞台挨拶、レッドカーペット、お笑いライブ、音楽ライブ、ファッションショーなど、バラエティに富んだイベントを開催する。
2018年04月21日’80年代前半、甲子園を熱狂させたヒーロー荒木大輔さん(53)。だが、プロではさまざまな壁にぶち当たった。度重なるケガと過酷なリハビリ。どん底を味わっているときに出会ったのが、のちに結婚する女優でモデルの相田寿美緒さん(54)だった。行動力のある妻に引っ張られて、荒木さんも前に進むことができた。引退後に解説やコーチ業をするうえでも、常に支えになってくれた妻の存在は大きかった――。 野球解説者としてもおなじみの荒木さんは、かつては「大ちゃん」の愛称で親しまれた甲子園の大スター。早稲田実業の1年生投手として’80年夏の甲子園大会で準優勝を果たした彼は、端正なマスクで渾身のストレートを投げ込み、世の女性たちを熱狂させた。 「1回戦の試合は、宿舎だった旅館のご主人と女将さん、バイトのお手伝いさんの6~7人に、『行ってらっしゃい』と見送られて出かけたんです。しかし、試合が終わって帰ってきたときには、その宿舎にたどり着けないほど、女性たちでごった返していて」(荒木さん・以下同) すさまじい、大ちゃんフィーバーの始まりだった。 「3~4時間で、世界が変わってしまっていた。もう、ワケがわからないですよね。それからは宿舎から出ることができなくなってしまいました」 ブームは熱狂的だった。’80年の新生児の名前、男児1位は「大輔」だ。中日ドラゴンズの松坂大輔(37)も、’80年9月生まれで、荒木さんの活躍にあやかった1人だった。その“大ちゃんフィーバー”は高校3年間のみならず、ドラフト1位でヤクルトスワローズに入団してからも、日本中に吹き荒れたものだった。 ’83年、人気投手として、鳴り物入りでヤクルトに入団。本拠地の明治神宮野球場には、目当てのファンの殺到を防ぐため、グラウンドからクラブハウスまでの地下通路、通称「荒木トンネル」が作られた。 「いや、僕が入ったときにはすでにありましたからね。僕のために設計されたわけではないと思いますよ」 そんな誤解も生まれるほどの人気とは裏腹に、荒木さんはプロになって初めて“負け続ける”ということを知った。 「それまで野球は、やれば勝てるものでした。しかし、当時のヤクルトは万年最下位。負け続けるということは、僕が打たれるということです」 精神的にも、つらいプロの洗礼を受けた荒木さん。打たれてはファームで調整して、1軍に戻るという、行ったり来たりの日々が続いた。 それでもプロ3年目の’85年、6勝をあげた荒木さんは、’86年の開幕投手に選ばれた。オールスター戦ではファン投票1位で、先発投手。’87年にはプロでも一流投手の証しとされる10勝を挙げ、さらなる活躍が期待された翌’88年、シーズン途中で右肘をケガ。戦線を離脱する。 「いつからなのか定かではありませんが、どこかで確実に、腱が切れていたわけです」 8月、アメリカのスポーツ医学の権威・ジョーブ博士の手術を受けた。切れた右肘じん帯の代わりに、左手首の腱を移植した。 「手術は成功しましたが、ジョーブさんに渡されたメニューを見ながら一人でリハビリをしているうちに、移植した腱がまた切れていたことがわかったんです」 当時は専門のスタッフなどいないなかで復帰を焦るあまり、リハビリを急ぐ気持ちもあったという。翌年の再手術を経て、ようやく回復が見えた’91年。今度は腰の椎間板ヘルニアを発症。 「強烈なしびれと痛みで食事もできないくらいでした。復帰を心配する以上に、寝たきりになるのかなという不安のほうが大きかったですね」 結局、24歳から28歳という選手として伸び盛りの時期を、ケガとの闘いに費やした。光と影を味わったスター。それが以降の荒木さんの強みになった。 当時、荒木さんは、どん底状態の自分を支える人と出会った。後に妻となる寿美緒さんだ。それは、4年間のリハビリ期間中のことだった。 「プレーを離れていたその時期は、騒がれることもないので、ある意味、プロになって初めてホッとする期間でもあったんですよね」 カネボウ化粧品のCMモデルで、女優としても活躍した寿美緒さんは、野球のことはほとんど知らない女性だった。 「王さん、長嶋さんくらいしか知らなくて。僕のことも、名前は聞いたことがあるっていうくらい(笑)。それは、僕にとって、いいことでした」 荒木さんを決してファン目線で見ない寿美緒さんは、一緒にいて楽な女性だった。 「試合に出かけるとき、『打たれないで』って祈るように手を合わせられたら、たまらないですよ。重荷になりますから。彼女には現役時代も、だいぶ助けられました。僕が復帰できた要因の1つです。故障してから出会った彼女に、『俺は野球選手なんだぞ』ってところを見せたいという思いもありましたね。いまの僕があるのも、彼女のおかげなんです」 ’92年、球団から、今シーズンに復帰がなければ、来期の契約は難しいと通告を受けた。荒木さんは諦めなかった。同年9月24日。対広島戦7回表、2アウト、ランナー一塁、バッターは4番・江藤という緊迫の場面で、アナウンスが流れた……「ピッチャー、荒木」。1,541日ぶりの1軍復帰だ。マウンドに上がった荒木さんを迎えたのは、神宮の森にこだまする大歓声だった。 「このときね、ものすごい拍手をもらったんです。ヤクルト側だけじゃなく、広島のファンからも。そんな経験は初めてでした」 江藤を見事、空振り三振に打ち取り、復活をアピール。荒木さんは、その後も2戦に先発し、ヤクルトはその年、リーグ優勝を果たす。翌’93年には8勝し、日本シリーズ初戦で先発。勝利投手となり、チームを日本一に導いた。 しかし、2度の手術を受けた右肘の頑張りもここまで。’96年には横浜ベイスターズへ移籍したが、1シーズンのみで現役を引退した。 寿美緒さんとは、日本一になった’93年のオフに挙式。寿美緒さんは芸能界を引退した。 ’99年には1年間、渡米して、インディアンズの2Aでコーチ修業をしている。以降、西武やヤクルトで1軍投手コーチを歴任し、野球解説者としても活躍。そして、今年から北海道日本ハムファイターズ・ファーム(2軍)監督に就いた。 「彼女は、何でも行動できる強い女性です。渡米した直後も、ランゲージスクールの願書を一人で取りに行って、どんどん話を先にすすめていました。『女性って強いなぁ』って思いましたよ。変な言い方かもしれないけど、僕を引っ張っていってくれる人です」 荒木さんは今後、ファーム監督から、1軍監督を目指していくのだろうか。 「どうかなぁ。いまはファーム監督業を好きになってきています。ファームで頑張っているけれど、チャンスに恵まれない選手を取り上げることで、夢や希望を与えたい。欠点を直すより、長所を伸ばしてあげたいですね。魅力ある選手がたくさんいますので、ファームの選手が上に行って、それこそ1億円プレーヤーになったら……。そんな楽しさはほかにないでしょう」
2018年03月03日吉永小百合(72)が大阪市内で行われた映画「北の桜守」の取材会に2月15日、共演の堺雅人(44)と共に出席した。 今作は05年の「北の零年」、12年の「北のカナリアたち」に続く“北の三部作”完結編。北海道を舞台に壮大な人間模様を描いており、吉永と堺は親子役を演じている。 「堺さんにはとても嫌われてしまって……」 吉永から意外な一言が飛び出した。そして、こう続けた。 「(堺の)ご出身が宮崎で、私の父は鹿児島。『なんで“南の三部作”じゃないんですか』と言われました」 吉永から北海道ロケにクレームをつけたことを暴露された堺。しかし慌てて訂正する姿からも、仲睦まじい現場の雰囲気がうかがえた。 実はこの2人、11年のアニメ「手塚治虫のブッダ-赤い砂漠よ!美しく-」でも親子役を演じていた。当時堺は吉永の演技を「心に染み入るような芝居」と表現。また吉永も「お母さん冥利に尽きる」と“母”になりきり、寄せていた。 3日、ロケ地である稚内にて開かれた「北の桜守」先行上映会でも吉永はロケを振り返り、堺がウニをたくさん食べていたことを嬉しそうに明かしていた。スクリーンの中でも外でも、2人は“親子”のようだが――。 「途中から母親なのか恋人なのか分からなくなることもあって、この関係性には名前をつけなくてもいいんじゃないかと」 1月の舞台挨拶で、堺はこう語っている。これからも“親子”以上の仲睦まじい共演に期待したい!
2018年02月16日女優の綾瀬はるかとバンクーバー五輪フィギュアスケート男子銅メダリストの高橋大輔が30日、都内で行われた「コカ・コーラ」平昌2018冬季オリンピック応援キャンペーンPRイベントに出席。会場に設置されたリンクでスケートを披露した。現在放送されている同キャンペーンのテレビCMで共演した2人。綾瀬はフィギュアスケート選手、高橋はコーチ役として登場したが、高橋は綾瀬のフィギュアスケート衣装について「綾瀬さんはおきれいなのでフィギュアスケーターにいそうだなと。まったく違和感がなかった」と太鼓判を押した。そして、会場に設置されたリンクに降りて2人でスケートを披露。「幼少期のころに家族や友達とたまに滑りに行ったりするくらいですが、少しあります。25年くらい前の話」と幼い頃にスケート経験があると話していた綾瀬は、その時の感覚が体に残っていたのか、最初からしっかり滑り出し、高橋は「うまい」と驚いた。2人で手をつないで息の合ったスケートも披露し、リンク中央で元気いっぱいにポーズ。「面白い」と大満足の綾瀬は、「上にくるくるんって回ってキャッチされたい」という易度の高い要望も口にし、高橋は「僕もやったことがない。次までに練習しておきます」と笑った。リンクから退場する際には、綾瀬がスピードを出そうとしてつまずき、壁に突っ込むハプニングも。会場は笑いに包まれ、綾瀬は「帰り際がスマートじゃなくて」と反省。高橋は「あの怖いもの知らずさはフィギュアスケートにも必要なので、フィギュアスケートでもトップにいかれたと思います」「体感がしっかりしていて素晴らしい」「僕よりうまい」と大絶賛だった。
2018年01月30日女優の綾瀬はるかとバンクーバー五輪フィギュアスケート男子銅メダリストの高橋大輔が30日、都内で行われた「コカ・コーラ」平昌2018冬季オリンピック応援キャンペーンPRイベントに出席した。現在放送されている同キャンペーンのテレビCMで共演した綾瀬と高橋だが、CM撮影は別々に行われ、この日が初対面。高橋が「光栄です」と照れながらあいさつすると、綾瀬も「こちらこそ光栄です」とおじぎした。綾瀬は、高橋について「表現力の深さは、お芝居と似ているのかなと思って見入ってしまう。表現力の豊かさを感じてすごい刺激をいただいています」と印象を告白。一方、高橋は「テレビの中の人という感じで、今お会いしてるんですけど実感が湧かない。本当に会えてるのかなと。テレビ以上に笑顔が素敵で、生まれてよかったなと、生きててよかったなと思っています。癒やされます」とメロメロの様子だった。会場にはスケートリンクが設置され、2人で手をつないで滑りを披露すると、高橋は「手もつなげた。こんなことできる人はいないです。ありがとうございます」と大感激。また、綾瀬に氷入りコカ・コーラを用意してもらうと、「今まで飲んだコーラの中で一番おいしい」と喜んでいた。
2018年01月30日お笑いタレントの宮川大輔(45)が14日、自身のツイッターを更新。「姪っ子が第一志望の中学校に受かった」と親戚の受験事情について投稿し、「泣いてしまったなぁ」と思わず涙したことを明かした。 この時期は受験シーズン真っ只中。宮川は「泣いて電話かかってきて泣いてしまったなぁ」と姪が無事に第一志望の中学校に合格したことを報告。「頑張りよったんやなぁ。おめでとうやなぁ」と温かくねぎらった。 つづけて、「でもまぁ勉強もやけど、その学校に姪っ子の親友やライバルや思春期に大切な友達がいっぱいいっぱい出来たらええなぁと思います」と新生活を控える姪への希望をつづった。 このツイートには、普段の倍である2万件を超える“いいね”が押され、ファンからは「おめでとうございます!」と祝福のコメントや、「いい話だなぁ」「優しいおじさんで羨ましい」「温かい叔父様の言葉でホッコリします」といった声が寄せられている。
2018年01月15日映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』で描かれる古都・鎌倉は、人間と、魔物に幽霊、妖怪が共生している不思議な土地。そこに暮らすミステリー作家・一色正和(堺雅人)と妻・亜紀子(高畑充希)は日々、奇妙な出来事に出くわしながらも楽しい日々を送っていた。ところがある日、亜紀子が不慮の事故で亡くなって、正和は黄泉の国へと追いかけていく。監督は、先ごろ、2020年東京オリンピックの開閉式の演出を手がけるチームのひとりにも選ばれ、『ALWAYS 三丁目の夕日』を大ヒットさせた山崎貴で、最新のCG、VFX技術がふんだんに使われている。冒頭、嫁いだばかりの亜紀子が、正和の車に乗って鎌倉にやって来るところから、生活圏である鎌倉の風景までもが、レイヤーが重ねられた絵画のように見える。魔物や幽霊が人間世界に当たり前に侵食している土地という設定なので、前半の鎌倉も十分現実離れしてファンタジックにもかかわらず、後半の、中国の武陵源と鳳凰古城を参考にして描いた黄泉の国が輪をかけてファンタジック。夢の世界の二段重ねの、なかなかない映画だ。鎌倉の自然も、正和夫婦の暮らす古民家も、どこもかしこもリアルなアニメのように微細に作り込まれているため、俳優もナチュラルな芝居では埋没してしまうだろう。そこで、舞台出身の堺雅人、高畑充希、堤真一、舞踊家の田中泯などのダイナミックな動きや表情がファンタジーと現実を接続する役割を果たす。なかでも堺が凄い。これまで、ドラマ『リーガル・ハイ』シリーズや『半沢直樹』、大河ドラマ『真田丸』で見せてきた、トゥーマッチにも思えるくらいのカラダの動きや表情が、視聴者を惹きつけてやまなかった堺だが、その力は、映画という大スクリーンでこそ、いっそう発揮することを見せつけた。堺の喜怒哀楽、一挙手一投足が、『鎌倉ものがたり』とは、この世とあの世のふたつの世界だけでなく、この世にもたくさんのレイヤーが重なっているという世界のスケールの広さや深さを表している。最初は、それこそ高畑充希とふたりして、トゥーマッチかなあと思って見ていると、いつの間にか慣れてしまい、最後は黄泉の国でのふたりの冒険が、ジブリアニメを見ているように、心が自由になっていくのだ。洋画の『ナルニア国物語』とか『ハリー・ポッター』シリーズのように、日本の実写ファンタジーで、風呂敷が歌舞伎の波幕のように大きく広がったのは、CG、VFX技術ではなく、俳優・堺雅人の力だ。○顔の筋肉を自由自在に動かす堺まず、冒頭、亜紀子を助手席に乗せて車を運転しているときの、堺の横顔に注目してしまった。眉と額の境がくっきりしていて、眉尻から頬骨の脇を通って、顎に至るまでの顔の筋肉の流れも、まるで薄い面をかぶっているように見える。堺はこの面をじつに自由自在に動かして表情をつくっている。要するに表情筋の動きがいいのだ。それが、『リーガル・ハイ』や『半沢直樹』で火が付き、その後、いろいろなドラマで踏襲された“顔芸”エンターテインメントを開拓した。だが、劇中のそれ(いわゆる顔芸)は最初、正和のある種の自己愛につながっている。かなりの年齢まで独身を貫いていたくらいの変わり者の作家である。なぜか、かなり年の離れた亜紀子と結婚することになったものの、その独特な生活に亜紀子は呆れるばかり。ふだんは穏やかそうだが、仕事や趣味に夢中になり過ぎて、そのときだけ感情表現がオーバーになる。さらに彼は、子供の頃知ってしまった、父母の秘密がトラウマになっていた。『リーガル・ハイ』でパロディをやっていた金田一耕助みたいなところもある。それが突然、亜紀子が黄泉の国に行ってしまい、彼女の魂を取り返しに行くあたりから、彼のモチベーションは亜紀子になって、みるみる頼もしくなっていく。○映画の技術を後押しする魅力印象に残っているのは、ある場面で、堺雅人が、悲しみを表現するときに、涙を流すのではなく、カラダで表現するところ。心の痛みをカラダの痛みに置き換えて表現するのは、演劇的表現だ。これが、この映画ではかなり効いていた。最近、アニメーション映画『君の名は。』や『この世界の片隅に』で描かれる背景や人間描写がリアルなこの現実よりも豊かに細かく描かれ、人間の方は、漫画の絵を真似しているという逆転現象が起こっているところで、堺雅人は想像力の限界まで人間の感情を表現するという偉業をやってのけた。亜紀子を迎えにいって黄泉の国をふたりで逃げ、ある伏線によって事態に変化が起こる流れは、脚本もよくできているし、CGもすばらしいし、音楽もいいのだが、やっぱり俳優の表情が、映画のわくわく感を後押しする。だからこそ、映画がすてきな体験になった。堺雅人は、魔法の仮面をかぶっている。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2018年01月05日西田大輔が脚本・演出を手がける舞台『ONLY SILVER FISH』が、2018年1月6日(土)に開幕する。本作は、西田が主宰するAND ENDLESSで2007年に初演された舞台作品の10年ぶりの再演。今回は舞台に加え、舞台と同じキャストが出演し、異なる役柄&ストーリーで展開する映画版(監督・西田大輔)も春に公開される。舞台の稽古場にて、主演の松田凌と西田に話を聞いた。舞台版「ONLY SILVER FISH」チケット情報映画の撮影は終え、舞台の稽古中というタイミングの取材。西田は「映画と舞台を同じキャストで同時進行するという初めての経験で。普段、作品をつくる中で俳優の人間性を知って、それを役の中に落とし込んでいくのが僕の仕事だと思っているのですが、今回は先に映画の撮影があったので、既にひとつ潜り抜けてここに来ているような想いが今はあります。いよいよホームグラウンド(舞台)での稽古ですが、そもそも座組がすごくいいし、映画を経たことによっていい効果が生まれるんじゃないかと思っていますね」と手ごたえを語る。主演の松田が「舞台ありきの映画、映画ありきの舞台、という感覚の作品ではない」と語った本作。2作で共通しているのは“一匹の魚=シルバーフィッシュ”だけで、全く違うストーリーを描く。舞台版は、ある洋館で開かれるパーティに招かれたメンバーがひとり、またひとりと死んでいくミステリーだ。「こういうワンシチュエーションで会話だけで表現していく作品は、今の西田さんのイメージにはないかも」と松田が語るように、華やかでエンターテインメント性の高い西田作品とはひと味違うものになる。それについて西田は「三谷幸喜さんがワンシチュエーションで上質な芝居をつくって時代を牽引されてるのを下の世代として見ていたので、本当はやりたかったけど『書かない』って決めてたんですよ。だけどやっぱり書いてみたいと思って書いたのが、この作品なんです」と明かしてくれた。そんな本作について松田は「演じていて、『この人の頭の中ってどうなってるんだろう』と思うんですよ。作品全体もそうだし、お話の内容もそうだし、演出もそうなんですけど、裏の裏をかくようなところがあって。セオリー通りじゃない。“この人の作品は観なきゃ損だよ”と思います!」と熱く太鼓判を押す。自身の役柄についても「ずっと出てるし、ほぼ全員と絡んでる。実はそういう役は今まであまりないので、演じてて面白いですね。こんなにもいろんな人と目を合わせて芝居するのは久しぶりで、嬉しいです」と充実を感じているという。松田が「新年一作目に!」とオススメする本作は2018年1月6日(土)から17日(水)まで東京・紀伊國屋ホールにて。映画は2018年春に公開予定。取材・文:中川實穗
2017年12月27日「こないだ気づいたんですけどね、僕、びっくりするくらい、ものすごい方向音痴なんですよ」――。お馴染みの少し高めの声色をさらに高揚させ、堺雅人は言う。地図を表示させたスマホの画面をああでもない、こうでもないと回転させながら、眉間にしわを寄せてのぞき込む堺さんの姿を勝手に想像してしまうが、この四十代半ばにしての大発見(?)の論点はそこではない。俳優・堺雅人はどこからやって来て、どこに向かうのか?――それが問題だ。まずは久々の映画出演についての話から。まもなく公開の『DESTINY 鎌倉ものがたり』は、西岸良平の人気漫画を原作としたファンタジー大作。堺さんにとって、2013年3月公開の『ひまわりと子犬の7日間』以来、実に4年半ぶりの映画出演作となった。だが、当人はそれを深く意識することはほとんどなかったという。「映画ってことは、当初から特に意識してなくて、撮影が始まってしばらくして『4年ぶりか…。こんなに長かったのか!』と気づきました。始まる前に思っていたのは、クランクイン自体が久しぶりということ。大河ドラマ(『真田丸』)が長かったから、『始まる』ということが久しぶりで、新鮮で楽しくもあったし、(クランクインに)緊張するという感じも2年ぶりくらいで『始まるって楽しいな。怖いな』って印象はありました」。『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『永遠の0』など、最新のVFXを駆使した映像世界で知られる山崎貴監督作品で、本作は妖怪に魔物、幽霊などが入り乱れるファンタジー大作。黄泉の国へと旅立ってしまった妻を取り戻すべく、冒険の旅に出る作家という、これまでとは明らかに毛色の違うジャンルの作品、CGのためのグリーンバックでの撮影にも、特に構えることはなかった。「とても大きな物語なのに扱ってることは、よくよく見てみると、小さなお話なんですよね。夫婦の話であり、大きな世界で小さなことを話してる。そのギャップが実は面白い気がします。グリーンバックのシーンも多かったけど、やっていて思ったのは背景がどうだろうと、妻(高畑充希)との関係がしっかりしていれば、役者として満足できるっていうこと。そこがどこで、どんな風景かということは、普通に演じているときも、あまり考えてなかったんですね。隣の人、目の前にいる人との関係だけで作ってたんだなって。完成してみると超大作だけど、やってる側は、20人くらいの小さな劇場で高畑さんと2人芝居していたとしても、同じ楽しみ方ができたんじゃないかなって気がしています」。「これまでも『映画だからこの演技!』とか思ったことはないし、それは演劇部で演技を始めた頃からずっとそう。大学に入って『演技を変えよう』とか思うこともなかったし、深く考えてなかった」。そうサラリと言ってのけるが、堺さん自身のスタンスは変わらずとも、「俳優・堺雅人」の存在が、世間でどんどん大きくなっていることはまぎれもない事実だ。4年半前の映画『ひまわりと子犬の7日間』の公開時の段階で、既に多くの人々が堺さんの顔と名前を知っており、主演作をいくつも抱える人気俳優だったことは間違いないが、社会現象を起こした、ドラマ「半沢直樹」も大河ドラマ「真田丸」もまだ放送前。当時といまとでは、世間の堺雅人の受け止め方は全く違う。だが、当人はそんな周囲の変化に対しても無頓着だ。これだけの大きな変化の中で、ぶれることなく自分を保ち続けられるのはなぜなのか?そんな問いに対して、堺さんの口から出てきたのが、冒頭の「方向音痴」発言である。「方向音痴じゃない人と話をしてて気づいたんですが、あの人たちは世界を1枚の地図と捉えて見ているんですよ。だから、この建物(インタビューが行われたホール)の中から、どっちの方向にどの通りがあるとか、新宿はだいたいどっちの方向とか指差せるんですよね。僕にはそれが信じられない!僕らは毎回(=知らない場所に行くたびに)、地図を開き直すんです。で、何が言いたいかというと、“始まり(=スタート地点)”があって、“終わり(=ゴール、目的地)”があって、『いまはここにいる』という感覚は、家を出て、有楽町に着くために、いまはここにいて…という方向音痴じゃない人の感覚があるからわかるんですよ。『ここまで来たな…』とか『あの頃から考えると、いま俺はここにいる』というのは、わかる人はわかるんでしょうけど、僕は毎回、忘れるから、(時系列が)繋がってないんです」。つまり、方向音痴であることは、俳優のキャリアという旅にもしっかりと影響しており、「過去」「現在」「未来」を1枚の地図として繋げて捉えておらず、「現時点」の地図(本人曰く「使い捨ての粗雑な地図」)しか見ていないからこそ、常に新鮮な気持ちを失うことがないということ。ただ、それは周囲の喧騒や評価を気にしたり、揺らぐことがないという説明にはなっていない。実際、周囲やインターネットの声に一喜一憂したり、それこそ“エゴサーチ”をしてしまうことはないのだろうか?「たまにしちゃいますね(笑)。WEBの記事とか、あんまり見ないようにしつつ、ちょっと見ちゃうんですよ。やっぱり、自分がかわいいからほめてもらいたいし…でも『ほめてもらいたい』と思ってやることは、ほめてもらえなかったりするんですよね(苦笑)。“エゴサーチ”って、言葉自体に悪意がありますよね(笑)?それこそ、鏡を見ることだってエゴサーチですから。周りにどう思われるかは気になるし、でも、それを気にしだしたら自由に何もできなくなっちゃう。『(エゴサーチを)しない』にやや寄り気味の『する』。それくらいがちょうどいいのかな…?『しません』とは言えないけど、積極的にするでもなく、見ちゃう感じですね」。今回、初めてタッグを組んだ山崎貴監督も「方向音痴」だという(堺さん談)。ちなみに、人と会ったり、本を読んで『あ、この人(もしくは作家)は方向音痴だ』と識別するのが、堺さんのマイブームなのだとか…。山崎監督に話を戻すと、あれだけ緻密かつスケールの大きな世界を作り上げ、ダイナミックな映像で表現する山崎監督が、方向音痴だとはにわかに信じがたいが…。「でしょ(笑)?でもそうなんです。つまり、役者を型にはめていくタイプの監督じゃないんですよ。『ここにたどり着きたいから、このルートを通って』と指定するタイプじゃなく、一緒に新しい地図を作っていくタイプの監督なんです。それは、いい悪いじゃなく、楽しかったですね。『そのお芝居、ちょっと違うんだよね』じゃなく、『あぁ、そうするんだ!じゃあ、こうしよう!』と、役者の演技ではなく、全体のプランの方をちょっとだけ変える。それはそれだけの技術と懐の深さがあるからできることなんです」。「いい悪いじゃなく」という本人の言葉にもあるように、山崎監督とは正反対の役者を型にはめていくタイプの監督に操られる面白さも堺さんは十二分に知っている。「内田けんじ監督(※堺さんは『鍵泥棒のメソッド』、『アフタースクール』に出演)は完全にそっちですね。最初から完成図があって、そのための地図がある。だから、こちらの演技に対して『あと目盛2つ分、落としてください』といった調整が求められるんです。山崎さんは、こっちの演技に対して『その目盛で来ましたか?じゃあこっちをこうしよう』って発想。方向音痴の役者の方がいい場合もあれば、そうじゃない役者の方がいいときもあると思います」。今回、演じた主人公の一色正和は、鎌倉に居を構えるミステリー作家で、警察署の求めに応じて探偵のごとく事件の捜査にも協力するという人物。読書好きで知られ、エッセイでも本や作家について書くことの多い堺さんだが、作家を演じることはさぞ心が躍ったのでは?「作家というのも面白いけど、民俗学にも精通している部分があって、そこが面白かったですね。鎌倉が舞台で、目に見えるものだけでないいろんな世界がある。多様性、優しさ、一神教ではなく多神教の世界――1枚の地図じゃなく、何枚ものいろんな地図が折り重なっていて、簡単に道に迷い込むことができる楽しさがありました。役作りに関しては、原作漫画(作・画:西岸良平)の一色は、面長で芥川龍之介のようなビジュアルなんですよね。僕はそうではないので、どうしようか?と考えたとき、“鎌倉”、“夫婦でひっそりと暮らす”というところで、漱石の『門』が思い浮かんだんです。そこで漱石を何作か読み返しました。芥川は無理だけど、漱石の雰囲気ならイメージできそうだと、やってみました」。タイトルの『Destiny』は“運命”を意味するが、堺さん自身は運命を信じるのか?ここでも、これまでの話を踏まえた上で、明快に「全然、信じない」という答えが返ってきた。「(運命は)決まっていると言えば決まっているのかもしれないけど、よくわかんない時点で僕には関係ないですね。わかるなら知りたいけど、わかんないから。決まっているならそれでもいいけど、(運命による)法則なんて、俺は知らないよって感じです」。「1枚の地図じゃ世界は語れない」――堺雅人は方向音痴を楽しみながら、行き先を決めずに旅を続ける。(text:Naoki Kurozu/photo:You Ishii)
2017年12月08日NHK大河ドラマ『真田丸』の堺雅人が、『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズや『永遠の0』(13)の山崎貴監督の最新作『DESTINY鎌倉ものがたり』に主演。しかも高畑充希とかなり年齢の離れた夫婦役で初共演しています。本作は、古都・鎌倉を舞台にしたファンタジーで、人間だけでなく幽霊、物の怪、魔物に妖怪、神様、仏様、死神、貧乏神などが住んでいます。堺さんが演じるのは、鎌倉で起こった殺人事件の捜査協力をするミステリー作家の一色正和役。高畑さんは新妻・亜紀子役を演じました。堺さんに年の差カップルを演じられた感想、久々の映画出演についてお話を伺いました。■大きな世界のなかの小さな夫婦の物語――初の山崎組に参加されてみていかがでしたか?物語のなかで、いわばホスト役の夫婦である僕と高畑さんが山崎組初参加で、堤真一さんらゲストの人々が山崎組の常連という不思議な逆転現象が起きていました。だから一色家の屋敷からクランクインしたのがありがたかったです。腰を据えて、常連の皆さんを迎えられた気がします。スケジュールに感謝ですね。監督のお人柄のせいか、とても温かい現場でした。現場にいらっしゃる山崎組常連の方々も、やさしい方ばかり。だれが現場を引っ張ってるのかわからない、ふわっとした居心地の良さがありました。その“ふわりとした感じ”は一色正和のキャラクターのようで、演じる上でも良かったかなと。――4年ぶりの映画出演ですが、久しぶりの映画の現場はいかがでしたか?じつは、4年ぶりの映画ということはあまり意識していなくて。ただ始まるときに思ったのは、クランクインが久しぶりだということでした。大河ドラマの現場が長かったせいか、新しく始まるのはこんな感じだったのかと、新鮮に感じました。新しい現場が始まるのは楽しいな、でも怖いなとあらためて思いました。――『DESTINY鎌倉ものがたり』の脚本を読まれてどんな感想を持ちましたか?大きな物語だけれども、よくよく読んでみると「夫婦という小さな単位の話」なんですよね。大きな世界の中で起こる小さな世界の話というギャップがおもしろく感じました。まずは、「妻との関係」をしっかり演じていくことが、作品全体として大事なところなんだろうと思いました。作品の規模や上映館数などはまったく考えていなかったのですが、できあがってみれば超大作でした。小さな劇場で高畑さんとふたり芝居をやっていても、同じくらいの楽しみ方ができたんじゃないかという物語で…。シンプルな物語だし、まるで絵本をめくるような風合いの映画だと思います。■年の差妻の高畑充希とのラブラブについて正和は、無邪気で朗らかな亜希子をやさしく見守ったり、ときには彼女にわがままを言ったりと、 “新婚夫婦あるある”のエピソードが作品の中にはいっぱい登場します。――高畑充希さんと夫婦役での初共演はいかがでしたか?高畑さんは同じ時期にNHKの隣のスタジオ(高畑充希さんは朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に出演)にいらしたので、廊下でときどきお会いする機会がありました。「いつかご一緒したいですね」と言っていたら、今回初共演できることになってうれしかったです。彼女は撮影当時、まだ24歳で、僕とはずいぶん年が離れていたのですが、なぜかよくわからないけど、同僚か先輩くらいの気持ちで、すごい信頼感を勝手にもっていました。あとから聞いたら、現場での彼女はすごくビクビクされてたそうで。たしかにキャストは全員ベテランでそうそうたるメンバーだったので、そりゃあ緊張するよなあと。もっとやさしくするべきだったなとあとから思いました。――年の差夫婦ならではのやりとりがおちゃめで可愛かったです。頭から順番に撮っていったのですが、山崎監督から「はたから見て恥ずかしくなるくらいイチャイチャしてください」と言われまして、そこは面食らっちゃいました(笑)。でも、できあがった映像を観たとき、山崎監督から「そのラブラブさが良かった」とおっしゃっていただけたので、僕もそういうふうに演じられて良かったなと思いました。――高畑さんも妻としていろんな表情をされていましたが、実際に間近で演技をされてみていかがでしたか?前半はかわいいけど、後半では正和を守ろうする力強さがあり、生命力にあふれていました。おそらく高畑さんとじゃないと、できない夫婦役だったんじゃないかと思います。でも、また次にお会いするときはぜんぜん違う高畑さんになっているのだと思います。そのへんの底知れなさも含めて、高畑さんの全貌が見えなかったです。いちばんの妖怪は高畑さんかもしれない(笑)。まだまだこんなもんじゃないと思っています。■僕は“方向音痴”の役者だと実感――堺さんは長いキャリアのなか、浮足立つことなく、いまも真摯(しんし)な姿勢でお芝居に向き合っていらっしゃいます。何か心がけている点はありますか? この前気づいたんですが、僕はひどい方向音痴なんです。方向感覚がある人は、世界が1枚の地図になっているらしく、例えば新宿から渋谷に移動したあと、どんなルートで移動したか、新宿がどちらの方向か、なんとなくわかるらしいですね。僕は毎回毎回、別の地図を開く感じなんです。お芝居でもそうで、僕は前の現場のことはほとんど忘れています。ひどいときには、前のシーンのこともあんまり自信がない。演じるときに、新しい地図をいちいち開くんです。その頼りなさが、人には真摯に写るのかもしれない。――キャリアを積んでいくと、その地図の精度は上がっていかないのですか?それが精度が上がっていかないんです(苦笑)。方向感覚があれば、将来こうしたいから「今」これをしようという考えがもてると思うのですが、自分はそれができない。この先、僕自身もどこに行くのかよくわかっていないんです。じつは山崎監督も方向音痴だそうで。そういえば「ここに行きたいからこのルートを通ってほしい」と指定するのではなく、いっしょに新しい地図を作ってくださるタイプの監督さんでした。もちろんいろんなタイプの監督さんがいらして、それぞれに面白いのですが、今回はそういう山崎組が楽しかったです。■ママが映画館でほっこりできますように――本作をこれから観るママたちへのメッセージをお願いします。お母さん方は、日々大変な毎日だと思います。だから「お疲れさまです」と心から言いたいです。なかなか映画を観るためのまとまった2時間を取ることは難しいだろうと思います。子どもとお母さんが一緒に映画を楽しめる映画館や上映回が増えるといいですね。そういった子どもと楽しめる映画館があれば僕も観に行きたいと思っています。また、映画館に安くて良い託児所が増えるといいなあとも思っています。本作はいろんな方に観てもらいたい映画です。いろんなことを思い出しながら図書館で絵本を読んでいるような感覚になる方もいらっしゃると思いますし、いまの生活を考えるながら観る方もいらっしゃるかもしれない。いずれにしても、映画館にいらっしゃるときは、ほっこりした時間を過ごせますようにと、切に祈っています。『DESTINY鎌倉ものがたり』12月9日(土)より全国公開ミステリー作家・一色正和(堺雅人)と年若い妻・亜紀子(高畑充希)は、人と人ならざるものたちが仲良く暮らす街・鎌倉で仲良く暮らしている。一色家には、実年齢130歳?の家政婦・キン(中村玉緒)や、正和の担当編集者・本田(堤真一)、貧乏神(田中泯)など、バラエティーあふれる面々が行きかいしていた。ある日、病に倒れた正和が目を覚ますと、亜紀子の姿が消えていた…。夫婦の尊い絆を軸に、人に優しくする思いやりの大切さなどのメッセージがユーモアに包まれて優しく届けられる本作。まさに夫婦や親子で観るにはぴったりの感動作です!
2017年12月07日旅とグルメをテーマにした日本テレビ系バラエティ「火曜サプライズ」。その12月5日(火)今夜放送回に映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』から堺雅人と高畑充希がゲストで登場。映画にちなんで江ノ電にゆられながら江の島ロケに繰り出す。本番組はウエンツ瑛士がメインMCを務め山瀬まみ、石塚英彦、DAIGO、「オリエンタルラジオ」、江原啓之ら様々な出演者によるロケ企画などが人気。特にゲストとともに各地をロケする「アポなし旅」は名物企画になっている。今回は「江の島縦断!ぶらり旅」と題し、堺さんと高畑さんがウエンツさんと共に江の島へ。江の島初上陸だという堺さんは興味津々で島民に自由すぎる“ガチ聞き込み”を実施。高畑さんは江の島名物である「たこせんべい」のプレス体験に大興奮。江の島の裏側に行くとそこには島民のみぞ知る絶品漁師飯が。“朝ドラ女優”高畑さんが地魚の目玉をガブリと…。さらに堺さんが(秘)私生活からこだわりまでプライベートトークを繰り広げるほか、自身も歴史好きとして知られる堺さんが語る「真田丸」とは?そしてあの「倍返し」まで“大河俳優”が名演技を披露。江の島の魅力も満載のロケをお楽しみに。今回ロケに繰り出した堺さんと高畑さんが出演する映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』は、12月9日(土)より全国東宝系にて公開。同作は『ALWAYS 三丁目の夕日』で知られる西岸良平による累計発行部数900万部(既刊33巻)のベストセラー「鎌倉ものがたり」が原作。『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴監督が今回もメガホンを取って実写化を果たした。物語はそこここに人ならざる者がいる鎌倉という土地が舞台。犯罪研究の腕を買われ迷宮入りしそうな事件の捜査に協力している名探偵でもある、鎌倉住みの和装ミステリー小説家・一色正和を堺さんが、正和の年離れた妻・亜紀子を高畑さんが担当。ある日、一色が大金持ちの殺人事件の捜査を依頼されることからストーリーが始まる。堤真一、田中泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和、安藤サクラ、中村玉緒ら実力派キャストの集結と『ALWAYS』チームが生み出したVFXで、見ごたえ溢れる作品に仕上がっている。「火曜サプライズ」は12月5日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年12月05日旬なゲストのここでしか見ることのできない素顔に迫る日本テレビ系「おしゃれイズム」。12月3日の放送回には俳優の堺雅人がゲスト出演。映画やドラマとはまた違った“素”の堺さんの魅力にSNS上では「かわいい」の声が溢れていた。本番組は上田晋也、藤木直人、森泉の3人がMCを務め、ゲストの私生活やこだわりの趣味など、普段見ることのできない“イズム”を探るトーク番組。「エレベーターに乗って降りると方向感覚がリセットされる」ほどの“方向オンチ”だという堺さん。番組冒頭から「“撮影終わったら旅行に行く”という女優が多いが意味がわからない」「温泉と家の風呂と何が違うのかと思う」など自らの徹底したインドア派ぶりを熱くトーク。そんなインドア派ゆえなのか、妻で女優である菅野美穂の仕事が忙しいときは自分が家事をするのだとか。あくまで「家事は“控え選手”」だといいながら、最近はみそ汁作りにハマっているそうで、自らが作ったみそ汁をいくつか紹介。そのみそ汁だが具が「バナナ」「タコ焼き」「から揚げと餃子」など“珍味”のオンパレードで、スタジオにもその具とみそ汁が登場。「バナナのみそ汁」を試食した森さんも藤木さんは2人とも微妙な表情を浮かべていた。その後堺さんは藤木さんと共に、主演映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』の舞台でもある鎌倉にロケへ。鎌倉の野菜畑で自ら収穫した野菜を地元のレストランで調理してもらい味わうという展開に。「半沢直樹」や大河ドラマ「真田丸」などでみせる表情とは違う、笑顔いっぱいの陽気な“素”の堺さんの姿に「堺雅人可愛すぎない?」「終始ニコニコしてるの癒される」などの声がネット上には続出。「素敵すぎてすごい元気出た」「堺雅人に癒されて眠りにつく」など堺さんの明るさに元気をもらったという投稿も多数見られたほか、「菅野美穂さんがうらやましい」といったツイートも。役柄で見せるシリアスさや力強さと笑顔が絶えない陽気な素顔のギャップにやられた視聴者も多かった様子だった。堺さんの主演最新作となる『DESTINY 鎌倉ものがたり』は12月9日(土)より全国東宝系にて公開。(笠緒)
2017年12月03日ある時は激動の時代に生きた歴史上の人物、ある時は不屈の企業戦士、そしてまたある時はキャラの濃い弁護士…。作品ごとにまるで違う顔を見せる堺雅人さん。そして、どの役も不思議な魅力を放っている。目が離せない、彼の魅力を大解剖!昨年の大河ドラマ『真田丸』を筆頭に、いまやドラマのヒットメーカーと言っても過言じゃない。しかし堺雅人さんご本人は、そんな世間の評価も期待もどこ吹く風。飄々とマイペースを貫いている。「良くも悪くも、自分が出演した過去の作品への評価って気にしていないし、特別な意味づけもしないんです。確かに反響って大事なものではあるけれど、現場で役者がやることって意外と多いんですよ。例えば、セリフを覚えることだったり、相手役のアクションに反応することだったり。僕はそっちに集中していたいんです」堺さんにとっては全ての役がそれぞれに「面白い」んだとか。「基本的に、どんな役でもやりたいんです。いったん台本を読むと、いいかどうかわからないものまで全部やりたくなっちゃう(笑)」いつも考えているのは、「人物をより生き生きと見せること」。「生き生きと、っていうのは、ドラマがよりドラマティックになるように、ということ。葛藤はより深く。対立ならより激しく。それを考えるのが自分の仕事かなと」最新映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』では、人間と人ならざる者たちが共存する鎌倉の街に暮らす作家を演じている。「生きている実感を持てずにいた男が、生き生きとした妻と結婚したことで“生”を取り戻していく物語です。ファンタジーですが、描かれているのは夫婦の結びつき。だから、妻役の高畑(充希)さんとの関係をちゃんと楽しむことだけに集中して演じました」作中、こだわりの強い趣味人を演じているが、当の本人は「趣味と呼べるのは仕事くらいだし、こだわるのも仕事だけ」と笑う。「言ってしまえば、いまも僕にとってはずっと高校の演劇部の延長みたいなもの。メンタリティとしてはそんなに変わっていないんです。こだわるのは、やるからにはちゃんと楽しみたいということ。ちゃんと時間をかけたいし、いいものを作りたいと思います」口調や表情から、演じることが楽しくて仕方ない様子が溢れる。「セリフ覚えは、けっしていいほうではないんです。長ゼリフなんかは、何回も繰り返さないと覚えられないから時間がかかりますし。でも、それを1週間ずっとやっていても苦じゃないんですよね」そんな堺さんがかつて抱いていた大人のイメージとは、「やりたいことをやるんじゃなく、やらなきゃいけないことをやる人」。「エゴ丸出しに見えるかもしれない俳優っていう職業も、自己表現の喜びがある一方で、自分じゃない誰かになる滅私奉公の一面もあるんですよ。仕事っていうのは種類はなんであれ、その両面があるものなのかもしれませんね」さかい・まさと1973年10月14日生まれ。大学在学中から舞台を中心に活躍。’00年のNHK朝ドラ『オードリー』で注目され、以降、映像作品に数々出演。主演映画『DESTINY鎌倉ものがたり』は12月9日公開に。トップス¥23,000(WJKW/ワディ ショールーム TEL:03・6451・0924)パンツ¥28,000(SOLIDO/タトラス ジャパン TEL:03・5708・5188)シューズ¥58,000(Royal Gorge Bridge/HIGH BRIDGE INTERNATIONAL TEL:03・3486・8847)※『anan』2017年11月15日号より。写真・酒井貴生(aosora)スタイリスト・高橋 毅(Decoration)ヘア&メイク・保田かずみ(SHIMA)文・望月リサ(by anan編集部)
2017年11月10日人気声優の神谷浩史と小野大輔がパーソナリティを務めるラジオ番組「神谷浩史・小野大輔のDear Girl~Stories~」(通称:DGS)の劇場用映画第3弾『Dear Girl~Stories~THE MOVIE3the United Kingdom of KOCHI』が、初の前後編二部作で公開されることが決定。あわせて2人が写るポスタ―ビジュアルも到着した。ある日、今年の小野大輔聖誕祭を「海外ロケ」で行うと言われて、パスポートも持たないままに神谷浩史に連れ出された小野大輔。飛行機に乗ってたどりついた先は「KOCHI RYOMA AIRPORT」。海外にやってきたと言う神谷に対し、高知は海外じゃないと言い張る小野。意見の一致をみないままに、高知龍馬空港のイミグレーション(入国審査)を龍馬パスポートと、片言の高知語(土佐弁)で無事通過した2人は、真実を明らかにすべく、ロケバスに乗って高知シティーに向かうのであった――。2007年4月に放送スタートしたラジオ番組「神谷浩史・小野大輔のDear Girl~Stories~」は、「ラジオの前のたったひとりの<アナタ>のために」をコンセプトに、様々なストーリーを携帯サイト「アニメロミックスDear Girl」と連動して展開。またこれまでにも多彩なメディアミックスを展開し、番組発のコミック化、ノベル化、ゲーム化、お菓子メーカーとのコラボレーションなどを行っており、2014年の「第9回声優アワード」において「パーソナリティ賞」に神谷さん、小野さんの両名が選ばれたほか、番組としては2016年の「第2回アニラジアワード」で「RADIO OF THE YEAR 最優秀ラジオ大賞」「BEST MALE RADIO 最優秀男性ラジオ賞」を受賞している。映画化においては、ラジオ番組ロケの模様をリスナーみんなで見る=“劇場版ラジオ”として、2010年に第1弾『Dear Girl~Stories~THE MOVIE』が公開され、茨城県・牛久市で行われた番組初の外ロケ「小野大輔聖誕祭in牛久」の模様を収録。また、2014年には第2弾『Dear Girl~Stories~THE MOVIE2ACE OF ASIA』が公開。番組の海外進出の第一歩として、香港を舞台に番組から生まれた6ピースエアバンド「MASOCHISTIC ONO BAND」(通称・MOB)の新曲PV撮影を敢行し、新曲PV撮影のほか、香港観光を行うDGS一行の珍道中を完全収録。国外でも上映された。そして劇場版第3弾となる今作では、香港に続く海外ロケ(?)として小野さんの誕生日を祝うために、「the United Kingdom of KOCHI」こと小野さんの故郷・高知国(?)に向かった番組パーソナリティの2人の旅の模様収録!羽田空港から飛び立ち、「KOCHI RYOMA AIRPORT」に降り立ったところから始まる2日間に渡る高知国漫遊記。今回は10周年記念として初の前後編となっており、前編は「六人の龍馬編」、後編は「蒼の継承編」というサブタイトルに決定。果たして、「六人の龍馬編」の意味とは?これまでラジオでも明かされなかった謎に満ちた高知の旅の全てが明らかになる。『Dear Girl~Stories~THE MOVIE3the United Kingdom of KOCHI』前編「六人の龍馬編」は11月25日(土)、後編「蒼の継承編」は2018年1月6日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年10月04日父の日にちなんだ「真っ赤なネクタイパン」が大阪のホテル・アゴーラ リ-ジェンシー堺より登場。2017年6月12日(月)から18日(日)までの期間限定で販売する。ネクタイの形に模った長さ30㎝ほどのデニッシュ生地をベースにイチゴをたっぷりのせた真っ赤なネクタイパン。お父さんが食べやすいよう、カスタードクリームは甘さ控えめ。日頃の感謝をぜひ。【商品詳細】真っ赤なネクタイパン期間:2017年6月12日(月)~18日(日)場所:ホテル・アゴーラ リージェンシー堺ベーカリー&パティスリーファゴット(1 階)住所:大阪府堺市堺区戎島町4 丁45 番の1価格:520円(税込)【問合せ・ご予約先】レストラン予約係TEL:072-224-6182 (10:00~19:00)
2017年05月22日6月1日(木)~9月30日(土)の期間中、ホテル・アゴーラ リージェンシー堺にビアガーデン「"OPEN DINING E&N" AGORA BEER GARDEN(オープン ダイニング エモーション&ナイト アゴーラ ビアガーデン)」がオープンします!ホテルメイドの味で上質なひとときを過ごせるビアガーデンですよ。概要やメニューを詳しくご紹介します。コンセプトは「エモーション&ナイト」「"OPEN DINING E&N" AGORA BEER GARDEN」のコンセプトは、「エモーション&ナイト」。黒を基調にした会場は、スタイリッシュな雰囲気です。メニューはパエリアやアヒージョなどスペイン料理を中心に充実のラインナップ。スペインのスパークリングワイン「カヴァ」も提供されます。南海本線「堺駅」西口直結のホテル・アゴーラ リージェンシー堺の1階・駅前広場が会場なので、アクセスのよさも魅力です。●夏をさらに盛り上げるイベントも開催ビアガーデン開催中は、曜日ごとにダンスイベントがおこなわれます。楽しいダンスイベントにいっそう気分が盛り上がりますよ。<ダンスイベントスケジュール>サンバ:月・金曜日18:45~、20:00~ ※各回約30分ベリーダンス:水・土曜日18:45~、20:00~ ※各回約30分フラ:火曜日19:00~ ※約30分40種類以上のフードに約25種類のドリンクメニュー!フード、ドリンクともに豊富なメニューがそろいます。スペイン料理がメインのフードは「ガリシア栗豚と牛肉のアヒージョ風オイルしゃぶしゃぶ」、「オニオンソースとアンデスの塩で楽しめる肉のグリル」、「スペイン産の生ハム(ハモンセラーノ)」など。直径約90cmの大鍋で作るパエリアは圧巻です。各ブースにシェフがいるので、できたての料理を食べることができます。ドリンクは、ビールを中心に約25種類がずらり。さまざまなフードとドリンクの組み合わせを試してみましょう。<メニュー>【グリルブース】豚肩ロースのコンフィ、鶏モモのコンフィなど【サイドメニュー】ガリシア栗豚と牛肉のアヒージョ風オイルしゃぶしゃぶ、大鍋パエリア、牛すじのすっぱ辛スープ、小海老のアヒージョ、シーフードとスペルト小麦のサラダ、フォー、ボイルドシュリンプ、ムール貝の白ワイン蒸し、大阪産野菜のピクルス、生ハム(ハモンセラーノ)、アゴーラ黒カレー、蛸と烏賊の赤ピーマンソース、フルーツ、デザートなど【ドリンク】生ビール、カヴァ(スパークリングワイン)、ワイン、カクテル、焼酎、チューハイ、ソフトドリンクなど約25種類6月30日(金)まではお得な前売りチケットを購入できます。今年の夏は「"OPEN DINING E&N" AGORA BEER GARDEN」でおしゃれに乾杯しませんか?開催概要「"OPEN DINING E&N" AGORA BEER GARDEN(オープン ダイニング エモーション&ナイト アゴーラ ビアガーデン)」開催期間:2017年6月1日(木)~9月30日(土)会場:ホテル・アゴーラ リージェンシー堺1Fポルタス広場(大阪府堺市堺区戎島町4-45-1)営業時間:月火水曜日17:50〜21:00(100分制)、木曜日17:50〜21:00(フリータイム)、金土曜日17:50〜19:30、19:50〜21:30(2部制)休業日:日祝日、8月13日(日)〜15日(火)、9月22日(金)〜24日(日)料金:大人5,000円、未成年2,500円、小学生1,500円、幼児無料※6月30日(金)までホテル1Fフロントおよび各レストランにて大人4,500円の前売りチケット販売。TEL:072-224-6178 (10:00~18:00)URL:
2017年05月09日「やればやるほど、悩みます」今キャンプ、実戦初登板を果たした直後の松坂大輔(36)のコメントだ。初回は三者凡退に抑えるも、続く回は3四球と大荒れ。四球で崩れるのは、ここ最近のパターンだが、いちばん心配したのはその表情だ。明らかに暗い。 これまでは結果がともわなくても、けっして弱気な言動を見せなかった。ただ、この2年の貢献はゼロに等しい。居ても立っても居られず、ソフトバンクがキャンプを張る宮崎へと飛んだ。 2月26日、松坂はランニング中心のメニューをこなし、笑顔さえ見える。暗い表情は思い過ごしだったのか。だが、練習後に2人だけで話すと、悩みは根深いものだと確信した。 ――ここ2年間、ほとんど投げてない不本意なシーズンが続いていますが? 「ご心配かけました(苦笑)。う~ん、高校時代の友人からも『どうしたんだ?』と聞かれたけど、答えられなかった。投げられない原因はわかっているけど、対処法が見つからない」 ――原因はなんだと? 「2011年6月に右肘、2015年8月に右肩と2度手術した。その痛みが昨年まで続き、騙し騙し投げていたんです」 ――酷評されているフォームは、そのためですか? 「そうなんです。痛みが最小限ですむ投げ方を追求したら、このフォームになってしまった。だから、好きでやっている投げ方ではないんです」 ――上下動が激しいから、コントロールが定まらない。たとえば、上原浩治投手のような、動きが少ないフォームを試してみては? 「それは考えましたし、実際、試してもみたんです。でも、理屈ではわかっているんだけどできなかった。染みついたものはなかなか戻せないんです」 ――西武時代のフォームに戻しては? 「そうですね。先ほども言ったけど、染みついたものがあるから、戻すに戻せないんです。もどかしいですよ」 全盛期の自分に戻れないことは、自分がいちばんわかっている。もはや悔しさを通り越し、諦めの境地に達しているのではないか。松坂とは20年近いつき合いになるが、今年ダメなら引退――。そう、覚悟すらしているように思えてならない。 写真&文・ジジ (週刊FLASH 2017年3月21日号)
2017年03月10日話題のスーパーフード「フリーカ」の輸入代理を務める「edit JAPAN」代表の堺あゆみさん。小学校3年生と保育園に通う2歳、2人の女の子を育てるお母さんです。そんな堺さん宅のセンス溢れるインテリアとともに、仕事と子育ての両立についてもお話を伺いました。▼堺あゆみ さんファミリー プロフィール・家族構成:夫、妻、9歳&2歳の女の子との4人暮らし・居住エリア:東京都・住宅形態:マンション 2LDK+SHP: Instagram: @editjapan ■2人目を出産してふと考えた「私の人生、このままでいいの?」現在、フリーカの輸入代理を中心に「edit JAPAN」の代表として活躍する堺さん。有機栽培、そしてフェアトレードでの輸入にこだわり、その活動の場を広げています。以前はフリーランスの編集者として仕事をしていた堺さんが、この会社を立ち上げたのは、まだ2人目のお子さんが1歳の頃でした。独立型ながら、光が差し込み、ゆったりとしたスペースのおかげで明るいキッチン。「40歳を過ぎて2人目を出産し、体調を崩しがちだったときに人生の棚卸をしてみたんです。私の人生、このままでいいのかな? 何かやりたかったことはないのか、あきらめていたことはないのかな? って。それまでも、“自分の手で何かをやりたい”、“発展途上国支援につながる仕事がしたい”という思いはあったのだと思います。そんなときに、パレスチナに住む、長女が小さい頃に仲よくしていたママ友が、現地の、あるひとりの女性が立ち上げたオーガニックコスメを日本で展開してみない? と声をかけてくれたんです。これだ! と思い、7歳の長女と、当時まだ0歳だった次女をおんぶして思い切って出かけたのが始まりです」シンクの背面に取りつけた棚は自作のもの。「よく使う食器や小物を置けたら便利だなと思い、板を買ってきて取りつけました」。脇にフックをつけているので、マットなどをさげられ便利。0歳といえば、2人目の育児とはいえ、たいていのお母さんはまだまだ「オムツ替えどうしよう? お出かけにはあれとこれを持って……」と大わらわになってしまう時期。ましてやパレスチナ、日本からの所要時間はトルコでの経由を含め、ドアツードアでなんと24時間!「長女がだいぶん助けてくれる年齢になっていたことも大きかったですし、一度行ったことのある国であったこと、現地へ行けば友人がいるという安心感もありました」そこで最初はコスメの視察をする予定だったのが、思いがけずスーパーフードの「フリーカ」に出合います。玄米やキヌアを超える食物繊維の多さ、そして低GI値で注目されている「フリーカ」。右は、より親しみやすく手軽に食べられるフリーカグラノーラ。「フリーカは、現地では主食のひとつとして食べられている青麦をローストした穀物です。短時間で炊いてリゾットのようにして食べたり、スープにして赤ちゃんの離乳食にもなっています。日本のお米のような存在ですね。次女は、白米にフリーカを加えて炊いたごはんで作るおにぎりが大好きなんです」10分ほどで炊き上げたフリーカと、トマトやクレソン、アボカドなどお好みの野菜を混ぜ、塩こしょうとオリーブオイル、レモンでさっぱりと和えたサラダ。その栄養価の高さと手軽さ、何より和食にもマッチする香ばしい美味しさに心を奪われた堺さん。折しも日本は、キヌアやチアシードといったスーパーフードブームです。そこからは猪突猛進、未経験ながら輸入業の勉強をし、イベントでの販売などを経て、現在へとたどり着きました。その間、約1年半ほど。子育てをしていたらあっという間に過ぎてしまう時間です。「ある人に教わったんです。“やれるかやれないかではなく、やるかやらないか”だと。夫から、“失敗したら、そのフリーカはうちで食べればいいよ”と背中を押してもらえたのも大きかったと思います。もし輸入して売れなかったとしても、その抱えるリスクと、やらずに終わる後悔を比べ、私は“やる”という方を選ぶことができました」 ■子どもにも伝えたい「毎日なにかひとつ、新しいことをやってみよう」「私も、お迎えで時間は限られていたり、子どもは熱も出すし、先の見通しが立たないこともたくさん。急に何か大きなことを始める必要はないと思います。子どもたちにも、意識して伝えているのが“毎日小さくてもいいから、なにか発見があるといいね”ということ。保育園へ行くとき、毎日違う道を通ると見える景色が変わります。そうしたら、交わす会話、考えることも少しずつ変わっていくと思うんです。大人も同じかもしれません。いつかアロマの勉強をやってみたいなと思っているのなら、まずは本屋さんへ行ってみる。ずっと気になっていた人に、メールを送ってみるだけでも小さな一歩だと思います。なんでもいいから、ひとつ、一歩、半歩でもいいから新しいことをやってみると、ほんの少しだけ世界が変わるような気がします。まずはそこから、その積み重ねなんだと実感しています」友人から譲り受けた籐の木馬は、雰囲気たっぷりでインテリアにもマッチ。“新しいこと”のひとつとして、最近お姉ちゃんは編み物を始めたのだそう。「私が教えてあげられたらよかったのですが、どうしても苦手で(笑)。調べると、シルバー人材センターの方が家に来て教えてくれるというので、お願いしています。同じセンターで掃除を請け負ってくれる方も見つかり、毎週金曜日にお願いするようにしたら、すごく気持ちがラクになりました。帰宅後、きれいなお部屋で気持ちがいいし、今まで土曜日の午前中はずっと掃除・洗濯・お料理で終わってしまっていたのが、ゆっくり家族で過ごせるように。気持ちにゆとりができたのか、週末、子どもたちにやさしくなった気もします(笑)。あれもこれもと頑張りすぎず、誰かの手を借りるのを厭わない、というのも大切かもしれませんね」女性のパッチワークを施したクッションは、パレスチナのアーティストによるもの。リビングにディスプレイした旅のかけら。スタンドの上に置いているのは、ヨーロッパのアンティークマーケットで見つけた鳥籠時計。幼い子を抱えながらの起業……と聞くと、まるで遠い世界のスーパーウーマンの話を聞いているようです。堺さん自身、双方のご実家も遠方、頼る親せきが近くにいるわけではありません。ご主人と協力しながら、子どもを保育園に預け、時にはシッターさんなどの手を借りながら、今の道を歩んできました。「結婚、出産、育児、仕事……女性は昔に比べて、人生での選択肢が多いと思います。“仕事か育児”など、“どちらか”を選ぶ社会ではなく、女性があきらめずに楽しめる社会になっていくといいですよね」取材/文:藤沢あかり 撮影:田所瑞穂
2017年02月28日子育てで多忙な時期に、自分の直感を信じて思い切って起業、話題のスーパーフード「フリーカ」の輸入代理を務める「edit JAPAN」代表の堺あゆみさんにインタビュー。小学校3年生と保育園に通う2歳、2人の女の子を育てる堺さんに「子どもがいてもセンス良く暮らす空間づくりの秘訣」を伺いました。▼堺あゆみ さんファミリー プロフィール・家族構成:夫、妻、9歳&2歳の女の子との4人暮らし・居住エリア:東京都・住宅形態:マンション 2LDK+SHP: Instagram: @editjapan ■暮らしの生活感は、かご使いでほどよくカバーお子さんがいても、シックなインテリアを保っている堺さん。上手に活用しているのが、自然素材のかごです。リビングで遊ぶおもちゃやリモコンも、かごにひとまとめにしています。 「寒い冬は特に、子どもたちはリビングで着替えることも多いので、脱いだパジャマをまとめるのにも、かごを使っています。国内外のかごが揃う“Found MUJI”やファーマーズマーケットで買うことも多いです」リモコンや脱いだ服など、なんとなく放置してしまいがちなものに、きちんと定位置を設けること。そしてインテリアになじむ素材を選ぶこと。小さな心がけですが、インテリアに生活感を持ち込みすぎないテクニックのひとつです。おむつグッズもかごにいれて。布をかけてチェアの上に置くだけのシンプル収納。窓辺には、生き物が大好きだというお姉ちゃんがお世話をしている熱帯魚のベタの水槽が並んでいます。グリーンをたっぷり置いたスペースに水槽を並べることで、よりすがすがしい癒し空間に。多国籍な雑貨や家具が溶け合い、子どもの水槽がリゾートスタイルのアクセントになりました。 ■子どもたちの作品をアートのようにセンス良く配置して堺さんのお宅の造りで印象的なのは、リビング・ダイニングとバスルームの間にある、回廊仕立ての長い廊下です。ダイニング同様、作りつけの棚を設け、子どもの衣類や本、毎日の新聞などを収めています。家族みんながわかるよう、マスキングテープでラベリング。リビングからは目に触れることがなく、家族は毎日行き来する場所なので、家族のギャラリースペースとしてもぴったり。子どもたちの絵や工作をアートのように飾り、楽しんでいます。リビング同様、ここでも額縁をうまく織り交ぜて。空間が引き締まり、壁面にリズムが生まれます。壁紙の上から貼ってはがせる黒板シートは、子どもたちが自由に描くフリースペースに。「特に長女は絵を描いたり作ったり……が大好きみたいです」。 ■子どもの自立を応援する、すっきり収納の工夫廊下を抜けた先には、キッズルームがあります。「長女がずっと欲しいと話していたロフトベッドを最近取り入れました。イケアのものです」白い家具に、ブルーの椅子が映えるさわやかな一室。チェストには、わかりやすくマスキングテープでしまうものをラべリング。隣にはフックを取りつけ、鞄やコートをさっとしまいやすく。子どもが自分で片づけられるよう、まずはその仕組みづくりを親がお手伝い。 窓辺に置いたイケアのステップスツールは、踏み台だけでなく、椅子として、物の一時置き場としてなど、活用範囲が広いのでお気に入りの家具。洗面所やキッチンでも使っています。「もとは無垢の白木だったのを、蜜蝋などの植物性原料を使った“ブライワックス”で仕上げました。手軽に塗れて、使い込んだように木の風合いが増すのでおすすめです」次回は、インテリア術とともに「幼子を抱えての起業と暮らし方」についてお話を伺います。 取材/文:藤沢あかり 撮影:田所瑞穂
2017年02月27日子育てをしながらでも、自分が好きなものを追いかけて仕事をしたい。でも、暮らしもていねいに整えたい。女性ならば一度は考えたことがあるかもしれません。そこに立ちはだかる理想と現実のギャップに落ち込んだり、自分は無理だとあきらめてしまったり……。今回お伺いしたのは、話題のスーパーフード「フリーカ」の輸入代理をしている「edit JAPAN」代表の堺あゆみさんのお宅。小学校3年生と保育園に通う2歳、2人の女の子を育てるお母さんです。パレスチナ旅行でフリーカと出合い「これだ!」と直感、幼い子を育てながら起業。しなやかでバイタリティ溢れる堺さんに、インテリアと子育てについてお話を伺いました。▼堺あゆみ さんファミリー プロフィール・家族構成:夫、妻、9歳&2歳の女の子との4人暮らし・居住エリア:東京都・住宅形態:マンション 2LDK+SHP: Instagram: @editjapan ■家族で訪れた旅先の思い出に囲まれる暮らし入居して3年弱。リビングが広い物件を探していた中でここに出合い、建築家と相談しながら、より暮らしやすい間取りにリフォームを加えました。窓からは都心の緑と空が楽しめる、まるで海外のお宅にお邪魔したかのような、開放的なリビング。「○○系」と縛られない、リラックス感のあるミックススタイルです。広いバルコニーが、内と外とをつなぐアウトドアリビングとなり、解放感たっぷり。照明や椅子など、効果的に黒を使うことで全体を引き締めています。椅子のひとつは、自身で黒くペイントしたのだそう。「旅が好きで、年に1度は家族で旅行を楽しんでいて、昨年はバリを訪れました。現地ではキッチンつきのヴィラに泊まって料理を楽しんだり。暮らすように旅する……なんていうとかっこいいですけれど(笑)、子どもと一緒ですし、無理なくのんびり過ごしています」実は、部屋中を彩るアイテムの数々が、そんな旅先で出合ったものたち。「どれもバラバラの地で求めたものですが、部屋に飾ることで思い出に囲まれているようで嬉しいんです」奥に見える3つの丸い壁掛けは、ベトナムで出合った銅鑼。現地の職人さんから直接購入した思い出の品。部屋を象徴するような大きな丸テーブルは、リフォーム後にサイズオーダーで誂えたもの。「丸テーブルだと、インテリアに表情を持たせられる気がします。人数を選ばず囲めるのもいいですね」大きな丸テーブルは、ここで食事をとるのはもちろん、家族の集いの場でもあります。「長女はここで宿題もするので、壁際の作りつけの棚に、彼女専用の一角を設けて収納しています。ここには私の仕事道具からスキンケア用品、子どもたちの学校や園の書類など、家族の必要なものを集約しています」サイズに合わせてジャストサイズの収納用品を選び、またここでも黒をポイントにすることで、たくさん物が入っていても見た目はすっきり。 ■旅の思い出や古いもの、さまざまな「好き」をミックス手前の壁に掛けたバッグは、アフガニスタン製。「塩を運ぶためのものだと聞きました」。立てかけた大きなミラーは、イケアで購入。仕事の大切なパートナーでもある、パレスチナで購入した手刺繍のタペストリー。あちらこちらにアートや旅先で求めた絵を額装して。額縁は、旅先のアンティークマーケットで購入したものをはじめ、「Amazon」などの通販、文具や画材が豊富に揃う「世界堂」を見ることが多いそう。ダイニングとゆるやかにソファで仕切られたこちら側は、くつろぎのリビングスペースです。このコーナーにはグリーンをたくさん集め、家族で「ジャングルスポット」と呼んでいます。重厚なカフェテーブルは、ずいぶん前にアンティークショップ「山本商店」で購入。アジアンスタイルの凝った木彫りの装飾で、バリ島のもの。ソファや家具の高さを低く抑えているので、空間がより広く、リラックス感もアップするよう。家族で出かけた旅の思い出は、迷わずどんどん飾ることで、その都度、家が「我が家」にアップデートされていきます。「部屋に飾る」というのを目的に、旅先ではお土産を選んでみるのも楽しそうです。なにげない絵やお気に入りのパンフレットも、額装することでインテリアにまとまりが生まれる嬉しい効果も。次回は、子どもたちの作品をセンス良く飾るコツを伺います。 取材/文:藤沢あかり 撮影:田所瑞穂
2017年02月24日怪物・松坂大輔(36)が、復活に向けて必死にもがいている。昨年より10kgの減量。特別待遇はいっさいなしで精力的に投げ込みをおこない、若手投手陣にアドバイスを送っている。本人は「特別なことは何もやっていない」と煙に巻くが、親しい知人には今年にかける思いを告白していた。 「昨年11月からほぼ無休でトレーニングを続け、プエルトリコのウインターリーグにも球団に直訴して参加。『ダイエットではなく、久々に野球漬けの毎日でこの体型になった。いま調子はいい』と、笑顔でした。3年12億円の大型契約を結んだが、この2年はほとんど何もやっていない。今年こそ成績で証明するという意気込みが、あの絞られた体に表われています」 キャンプに入っても好調を維持。初日からブルペンに入り、7日間4度の投げ込みで計594球と、開幕ローテ入りに猛アピールを見せている。じつは松坂には、「メジャーとWBCをよく知る彼を日本代表に加えるべき」という声が上がっている。 野球評論家の江本孟紀氏が語る。 「減量に成功し、投げられるようになったので、WBC起用はおもしろい案だと思う。松坂のネームバリューは、WBCでまだ通用するはず。また、大谷欠場によって生じた宣伝的なマイナス面を埋める効果も期待できる」 一方、小早川毅彦氏は、リーダーとしての資質に期待する。 「8日に直接会って話をしたんですが、印象はすごく明るく、話の内容からも『今年はやるんだ!』という気持ちが伝わってきました。松坂なら侍ジャパンの精神的な支柱としての役割を担えると思うし、適任者だと推します」 経験値の高いベテランの存在は必要との意見も多い。松坂の経験値を買って主将に抜擢する奇策もありではないか。(週刊FLASH 2017年2月28日号)
2017年02月18日「顔合わせで高畑さんと堺さんは、ほとんど話をしていませんでした。しかし、撮影が進むにつれて少しずつ打ち解け、笑顔で会話を交わすようになってきましたね」(映画関係者) 堺雅人(43)と高畑充希(25)が主演を務める映画『DESTINY鎌倉ものがたり』の撮影が、今月9日に鎌倉市の浄智寺で行われていた。 山崎貴監督(52)の『ALWAYS 三丁目の夕日』チームが再集結する同作。『真田丸』の堺と『とと姉ちゃん』の高畑が夫婦共演するとあって、“大河×朝ドラ”主役の豪華キャストに注目が集まっている。 撮影が行われた浄智寺は、普段は観光客で賑わう場所。だがこの日は、朝から雪がちらついていた。午後にもなると、あまりの寒さに人影もまばらに――。 「昼間でも気温4度という日だったのですが、堺さんと高畑さんが現場に到着したのは、陽が沈む夕方5時ごろ。高畑さんも、撮影前の緊張感に加えて極寒のスタンバイにはさすがに、青白い顔になっていました」(スタッフの1人) そんななか、夫役の堺は現場に着くとすぐお寺の住職のもとへ駆けつけた。 「堺さんは何度も頭を下げながら『どうぞよろしくおねがいします』と住職さんに挨拶していました。また共演者だけなくスタッフにも『寒くないですか?』と気配りを見せる一幕も。これには高畑さんも少し和んだ様子でした」(前出・スタッフの1人) 高畑はあるインタビューでもこう語っていた。 《最初はすごく緊張しましたが、全力でタックルしても受け止めてくれそうな堺さんの包容力に、いつしかすっかり安心しきってしまいました》 どんな状況でも“気配り”を忘れない堺の姿を見て、心も体もほっこりと温まったようだ――。
2017年02月15日大阪・堺の和菓子ブランド「一心堂」が、川西阪急、北花田阪急など関西各地の百貨店で催事を行う。一心堂とは一心堂は大阪の南部、堺市にある和菓子の名店。四季折々の季節のフルーツの素材をそのまま活かした、新鮮で食べごたえのあるフルーツ大福で知られている。春にはいちご、夏にはすいか、秋にはぶどう、冬には柿などバリエーション豊富。現在は堺本店と阪急うめだ本店に店舗を構えている。食材はすべて国内産。餅の中に包むつぶ餡は風味・香りの強い大粒丹波大納言、白餡は北海道産の上質な手ぼう豆。また、基本となる水はモンドセレクションで大金賞を8年連続受賞している「冨田の水」、卵は全てヨード卵・光を使用している。苺がまるまる一粒入った「いちご大福」は絶品「いちご大福」は、国内より糖度、酸味、柔らかさなどを考慮し厳選した苺をまるまる一粒使用。まさに拘りぬいた食材ばかりで完成する「いちご大福」は、口にほおばるといちごの香りと柔らかな餅の食感、白餡の甘さが絶妙に絡まる。通常の「いちご大福」に加えて、ミルキーな練乳クリームのやさしい甘さと甘酸っぱい新鮮いちごをあわせた「練乳いちご大福」や、大粒の「あまおう」などジューシーないちごを用いて提供する季節限定「いちごの王様」なども展開される。みかんやパイナップルまで、一心堂ならではの「フルーツ大福」今回の催事で展開されるのは「モンブラン大福」「みかん大福」「マスクメロン大福」「パイナップル大福」「生チョコバナナ大福」「練乳いちごの王様」など。なかでも、果汁がしたたるほどジューシーな完熟パイナップルをやわらかな大福に閉じ込めた「パイナップル大福」は絶品。そのほか厳選した国産栗から練り上げた栗きんとんあんを詰め込んだ風味豊かな「モンブラン大福」、マスクメロンの上品な甘さとクリームチーズのまろやかな乳味がクリーミーに調和した「マスクメロン大福」などもおすすめしたい一品。ひとつの大福で大満足のラインナップは、是非この機会に味わってみてほしい。【詳細】一心堂 百貨店催事日時:・2017年2月5日(日)、21日(火)、28日(火) 北花田阪急・2月9日(木) 川西阪急・2月16日(木) 千里阪急・2月17日(金) 山陽百貨店・2月26日(日)・27日(月) 西武八尾店価格:・キウイ大福、モンブラン大福、パイナップル大福 303円・いちご大福(白あん)、いちご大福(粒あん) 314円・生チョコバナナ大福 324円・練乳いちご357円・みかん大福、いちごの王様389円・マスクメロン大福 486円・マンゴー大福 411円※単品価格。※時期・商品により限定商品の展開は異なる。
2017年02月07日俳優の堺雅人と高畑充希が映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』(12月9日公開)で共演することが1日、わかった。同作は『三丁目の夕日』シリーズで知られる西岸良平による、ロングセラーコミック『鎌倉ものがたり』を映画化。2005年に日本アカデミー賞の12部門で最優秀賞を受賞した『ALWAYS三丁目の夕日』の山崎監督がメガホンをとる。ミステリー作家・一色正和(堺)と、亜紀子(高畑)の新婚夫婦が、人間だけでなく幽霊や物の怪の住む鎌倉という土地で様々な事件に関わっていく。主演の堺は2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』、そしてヒロインの高畑は2016年NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』でそれぞれ主役を務め、今回が初共演。1月23日より撮影に入り、4月中旬のクランクアップを予定している。『真田丸』以来、1年半ぶりの撮影初日をむかえたという堺は、「新鮮な気持ちで臨みました」と初日の様子を振り返った。台本を読んだ時は「作品世界のあまりの豊かさに、なかなか全貌がつかめませんでした」と驚いたというが、「僕の演じる一色は、佇まい、熱中するところ、物腰の柔らかいところ、でも頑固なところなど、山崎監督によく似ているなと思いました」と分析し、「これからの演技の参考にします」と語った。高畑も『とと姉ちゃん』以来1年半ぶりのクランクインとなったが、「全力でタックルしても受け止めてくれそうな堺さんの包容力に、いつしかすっかり安心しきってしまいました」と、現場の様子を明かした。演じる亜紀子は小学生に間違われるほどの童顔だが、高畑自身も「20歳を越えてから小学生みたいだとからかわれた」ことがあるという。「そんなチャーミングな役をいただけたことをとても嬉しく思っています」と、喜びを表した。阿部秀司プロデューサーは、同作について「動き出したのは、2011年。ちょうど『ALWAYS 三丁目の夕日’64』を撮影していた頃でした」と振り返る。阿部プロデューサーは「ファンタジー、ミステリー、アドベンチャー、ラブストーリー、そして感動、エンターテインメントの最高峰になると思います」と自信を見せ、山崎監督も「たくさんの魔物や幻想的な風景を登場させるつもり」と展望を語った。同作には他、堤真一、安藤サクラ、田中泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和、中村玉緒の出演が決定している。
2017年02月01日タレントのヒロミが、10日に放送されたTBS系料理バラエティ『新チューボーですよ!』(毎週土曜23:30~24:00)にゲスト出演。"堺正章に干された"という噂について、本人の前で「本当」と打ち明けた。同番組に5回目の出演となるヒロミは、初めて出演した21年前ごろを振り返り、「30歳くらいですから、もう結婚もしているし、先生(堺)と番組やってた」と説明。堺が「やってました。あっ途中からいなくなった」と言うと、ヒロミは「そうそうそう、先生に干されて芸能界いなくなって…」と、堺に干されたという噂について言及した。そして、進行アシスタントの森星と吉村崇から「本当の話?」「本当なんですか?」と聞かれると、ヒロミは「本当本当」と即答。「堺正章には気を付けろよ! きょう楽屋に遊びに行ったら、『お前最近出てんな、もう1回干すぞ!』って」と笑い、堺も「ヒロミを干すのは簡単だよ」と冗談交じりに話した。その後、2人は「普段は会ってた」と話し、「仲はいいんですよ」とヒロミ。そんな噂が流れた理由について、「ちょうど40歳くらいだったんだけど、なんかもうっていうのも自分にもあったし、業界にもあったと思う…もうヒロミいいんじゃないかって」と分析した。
2016年12月11日