宮沢りえが主演する映画『紙の月』が間もなく公開になる。本作は自身が勤務する銀行の預金を横領した女性の人生が次第に揺らいでいく様を繊細なタッチで描いた作品だが、人間は“大金”を手にすると人生が大きくブレたり、場合によっては金銭感覚がマヒしてしまうものなのだろうか? 公開に先駆けて行われたuP!!!PREVIEW『紙の月』プレミア試写会に参加した観客者の声を集めた。その他の写真本作の主人公・梨花は夫とふたりで真面目に暮す主婦だが、年下の大学生・光太との出会いを機に、勤め先の銀行の預金に手をつける。最初は「すぐに返すつもりで」数万円、次はバレないように数十万円、さらに数百万円……と梨花の行動はエスカレートし、これまでの彼女の“日常”はいとも簡単に崩れ去っていく。プレミア試写会には10代から70代まで幅広い層の観客が来場したが、結果は“大金を手にすると金銭感覚がおかしくなる”という声が圧倒的だった。会場では「金銭感覚が狂うのは500万。人生が狂うのは1億」(24歳・女)、「100万円以上を自由に使えるようになってしまったら、狂い始めると思う」(35歳・男)、「1億くらいあれば簡単に狂います。使っても使っても減っている実感はほとんどないでしょうね」(32歳・女)などの声が寄せられる一方、「人それぞれだと思いますが、欲しいものはある程度揃っているので狂わないと思う」(50歳・女)、「お金の使い方の大切さを知っていれば、私利私欲に走る事はない」(49歳・女)などの声もあがった。とは言え、これはあくまでも“もしも”の話で、1億円を手にしていない人間が語る「1億円あれば人生狂う」にどれほどの信憑性があるかは不明だ。劇中で梨花は多額の金を横領するが、単に金がほしいわけではなく、物語が進むにつれて、なぜ彼女は危険をおかしてまで横領を続けるのかが描かれる。劇中には銀行預金を横領する巧みな手口や、大金を使って豪遊する主人公の享楽的な姿が描かれており、映画を鑑賞した観客は自身とお金、お金を手にしたい“真の欲望”について想いをはせるのではないだろうか?『紙の月』11月15日(土)全国ロードショー
2014年11月05日東京国際映画祭で最優秀女優賞と観客賞に輝いたばかりの『紙の月』のプレミア試写会が“uP!!!PREVIEW”として11月2日に開催され、宮沢りえ、池松壮亮、大島優子、田辺誠一、近藤芳正、石橋蓮司、小林聡美、吉田大八監督がレッドカーペットイベントと舞台あいさつに登壇した。その他の写真『八日目の蝉』の直木賞作家・角田光代の小説を映画化。妻として銀行の契約社員として平凡な日々を過ごしていた梨花がある小さなきっかけから横領に手を染め、転落していくさまが美しく、スリリングに綴られる。この日のイベントは新宿ピカデリーにて開催されたが、同時刻に大阪、名古屋、福岡、札幌、仙台、金沢でも試写会が開催され、舞台あいさつの模様が各劇場に生中継された。宮沢らがレッドカーペットに登場すると、宮沢の顔をプリントした大量のお札が上から降り注ぐという演出で、会場は盛り上がりを見せる。宮沢は「7年ぶりの映画主演で緊張と不安で、撮影に入る前はドキドキしましたが、入ってからは吉田監督の演出の下、濃密で集中力のある毎日を過ごし、惜しみなく演じることが出来ました」と語る。吉田監督は改めて宮沢の最優秀女優賞について「すごくほしかった賞です。この映画においては作品賞とほぼ一緒の意味を持つと思っています」と梨花の変遷を描く本作で宮沢の演技が高い評価を受けたことを喜んでいた。梨花と不倫関係に陥る若き大学生を演じた池松は、撮影中のエピソードとして「ラブホテルでのシーンで貝殻のベッドとかがあるんですが、りえさんはベッドで飛び跳ねていました(笑)」と証言。宮沢は「めったに行かないのでテンション上がっちゃって(笑)。デコレーションの素晴らしさに感動してワクワクしてました」と語り、笑いを誘っていた。これから映画を見る観客に吉田監督は「『楽しんで』と言いきれないところはありますが(笑)、覚悟して観てもらえば、報いが待っていると思います」と自信をのぞかせる。宮沢は「梨花が常識や理性を捨てて、本能に向かって走っていく描写を楽しんでください!」と力強く呼びかけた。『紙の月』11月15日(土)全国ロードショー
2014年11月04日漫画家・大島弓子の自伝的コミックエッセイをドラマ化したWOWOWの連続ドラマW『グーグーだって猫である』(10月18日スタート 毎週土曜22:00~ 全4話)の舞台あいさつ付き完成披露試写会が、10月16日に丸ビルホールで開催。宮沢りえ、長塚圭史、犬童一心監督が登壇した。飼い猫との日常を描いた『グーグーだって猫である』は、2008年に小泉今日子主演で映画化され、スマッシュヒットを記録。ドラマ版では、7年ぶりの主演映画『紙の月』も話題の宮沢りえが、ヒロインの人気少女漫画家・小島麻子役に扮する。長塚圭史は、麻子を長年編集者として支える大森役。映画版に続いて、『のぼうの城』の犬童一心監督がメガホンをとった。宮沢は「天才的な漫画を描かれる方が、日々どう過ごしているのか、妄想するのはすごく楽しかったです。でも、あれだけ素晴らしいものを描くにあたり、ものを生み出す苦悩と、それを見せない、穏やかでキラキラした麻子さんのふたつの面を出せればと思いました」と役への思い入れを語った。長塚は、宮沢と食事をするシーンが多かったと振り返った。「カメラの前で食べることには、なかなか慣れないし、しかも正面に宮沢りえがいる。でも、撮影が進むにつれ、だんだん食べられるようになると、思った以上に食べちゃう。相当食べました」と苦笑い。宮沢も「おそば屋さんでは、本番であることも忘れて、ビールを頼もうかと」と言うと、犬童監督も「このふたりの食べ方は最高。普通は抑制されちゃうけど、本当に食べ切っちゃう。あれはすごい」と2人の食べっぷりを称えた。また、猫との共演を堪能した宮沢は「猫的な女優になりたい」と願望を。犬童監督も「本当に宮沢さんって自由で、どこに行くかわかんない雰囲気がある。それが楽しい。サスペンスっていうかドキドキさせてくれる」とベタ褒めした。さらに宮沢は撮影で「子猫との距離が縮まった気がしました」と大喜びし、「猫が出る作品とかで、私これから重宝されるんじゃないかな」とアピールし、笑いを誘っていた。
2014年10月17日WOWOW連続ドラマWで放送される「グーグーだって猫である」の完成披露試写会が10月16日(木)、都内で開催され、第1話上映後の舞台挨拶に主演の宮沢りえを始め、長塚圭史、犬童一心監督が登壇した。2008年に小泉今日子・主演で犬童監督の手により映画化もされた大島弓子の自伝的エッセイ漫画を、同じく犬童監督が連続ドラマ化。長年連れ添った愛猫・サバを失い、落ち込む漫画家の麻子が運命的に出会ったアメリカンショートヘアのグーグーと共に過ごす日々を全4話で描き出す。撮影のほとんどは原作の舞台でもある吉祥寺で行われたが、宮沢さんは「私の中で住みたい街No.1」と語るほど、撮影を通じて吉祥寺が気に入ったよう。「車を降りて撮影の場所に行くまでに入りたくなるお店がたくさんあって、誘惑を断つのが大変でした(笑)」とふり返る。麻子という役を通じて、漫画家・大島弓子の人生を生きたと言えるが「あれほど素晴らしい漫画をお描きになる方が日々をどう過ごしているのか?撮影前に妄想するのが楽しかったです。あれだけ素晴らしいものを描くには葛藤もあるし、表現する人の苦悩、ものを生み出す苦悩がある。一方でそれを見せず、穏やかで、ものや人が好きで、キラキラしている麻子もいて、その2つの面をちゃんと出せたらと思っていました」と語る。長塚さんは麻子の担当編集者の大森を演じたが、何かと麻子を気遣う役で第1話から麻子と食事を一緒にするシーンが多く登場する。「カメラの前で食べるのに慣れないし、目の前に宮沢りえがいるんですよ(苦笑)!」とその難しさを語るが、徐々に楽しくなっていったよう。「なかなか、みなさんは宮沢りえとお食事する機会はないでしょうが、僕は相当、一緒に食べましたよ(笑)」と自慢げにふり返り、会場は笑いに包まれた。宮沢さんも、食事のシーンは印象深かったようで「おそば屋さんでは本番中というのを忘れて、ビールを頼みたくなりました(笑)」と述懐。犬童監督は「本番中なのに、どう見ても普通に食べてました。普通はセリフも言わなくちゃいけないので抑制気味になるんだけど…。これまでいろんな人の食べる様子を撮ってきたけど、間違いなくこの2人の食べるシーンが最高!」と称賛していた。全4話を通して、最後は麻子が51歳になるまでの時間を描くが、不思議と画面からはゆったりとした時間の流れが伝わってくる。長塚さんは「最近、世の中慌ただしいし、海外ドラマなどでもものすごいスピードで進みますが、この作品は全く違うスピードで独特の時間が流れます」と語る。宮沢さんも「麻子が日々をどう過ごし、年齢、人生をどう重ねていくのか?静かな時間の中で温度を持って表現しています」と本作ならではの魅力を強調。会場は温かい拍手に包まれた。「グーグーだって猫である」はWOWOW連続ドラマWにて10月18日(土)より放送開始(全4話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2014年10月16日女優の宮沢りえが7年ぶりの主演映画『紙の月』で、第28回山路ふみ子女優賞を受賞した。平凡な主婦から横領犯へと転落するヒロイン役で新境地を開拓。宮沢が同賞を受賞するのは『父と暮せば』(2004年)以来2度目で、2度の女優賞は吉永小百合に続き、史上2人目の快挙となる。その他の写真吉報が届いた15日、メガホンを執った吉田大八監督がアップルストア銀座で行われたトークショーに出席。日本映画として唯一、第27回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品されており、同映画祭のコンペ部門プログラミングディレクターを務める矢田部吉彦氏を聞き手に、「僕が求めるもの、映画が必要とすることのために、100パーセントの仕事をしてくれた」と本作で宮沢が見せた“女優魂”を振り返った。映画はベストセラー作家・角田光代の同名小説を原作に、夫と暮らす銀行の契約社員・梅澤梨花(宮沢)が、年下の恋人のため顧客の金を横領し、その犯行をエスカレートさせる姿を描いた。吉田監督は「だんだんプロセスが大胆になるなかで、彼女が見せる表情の変遷が、作品の大きなよりどころになった。現場では常にプロフェッショナル。監督としての僕を信頼してくれた」と宮沢への感謝を表した。吉田監督はCM業界で20年のキャリアを積んだ後、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(2007年)で長編監督デビュー。『クヒオ大佐』(2009年)『パーマネント野ばら』(2010年)を発表し、『桐島、部活やめるってよ』(2012年)では第36回日本アカデミー賞で最優秀監督賞を受賞した。「毎回違ったことをしようと心がけるが、いい意味で『監督らしいですね』と言われることも。長年CMをやってきたからか、なるべく自分を消して、誰が撮ったかわからないと思ってもらえるのが理想」と話していた。山路ふみ子賞は映画人の育成、功績を称える目的で毎年開催している。『紙の月』11月15日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2014年10月16日東京・吉祥寺で猫と暮らす漫画家・麻子。愛猫との日々、人との関わり合い、孤独、自由を描くドラマ「グーグーだって猫である」。大島弓子が自身と猫たちを題材にするコミックエッセイを原作に、犬童一心監督がオリジナル・ストーリーでその世界を描く。2008年に小泉今日子主演で映画『グーグーだって猫である』を手がけた犬童監督が、再び同じ原作を映像化しようと思ったきっかけは何だったのだろう。「今年はTVドラマをやろう、という気持ちがあったんですよ。自分で企画して、できるだけやりたいように作る。その題材のひとつだったんです。宮沢りえさんが小島麻子をやれば、前の映画とは違う『グーグーだって猫である』を作れる、という勘が働いたんですね。4つのストーリーラインを決めた段階で、どういうドラマにしたいかも添えて宮沢さんに打診したんです。そしたら、やってくれると返事が来た。となると、やっぱりできるだけ自由に撮れるところでやりたかったんです。できるだけ自由に大島さんのドラマを作れる場所は、というとWOWOWだったんですね」。宮沢さんは、近年は映像作品よりも舞台中心に活躍してきた。「宮沢さんが40歳になって、やっぱり違う魅力がすごく出てきてたから、それで小島麻子をやりたいというのもありました。宮沢さんは、今まで一緒に仕事をした俳優の中で、ある意味、いちばん普通の人です。ものすごいスターじゃないですか。だけど、現場にいるときには本当に普通にスタッフに接して、一緒にいる人です。それはたぶん、小さな頃から仕事をしてきて、この10年間は舞台をずっとやっていて、自信があるんじゃないのかな。キャリア30年以上の超ベテランなので。キャラクターの理解の幅が広いんですよ、すごく。こじんまりとまとめない。漫画に対して真剣である麻子と、馬鹿なこと言って笑ってる麻子、そのどちらも当たり前としてやる。人ってそういうものなんだ、と把握しているから、堂々とそれができる。小さくまとめて輪郭をはっきりさせていけば、分かりやすい。でも、まるで別人かのような異なる面を平気で演じていくと、逆にそのキャラクターが大きく見えてくる。それをよく分かっている人ですね。いま撮っているシーンの前後に合わせるようには演じない。前後を考えないでやっても大丈夫、とも言えるんです。自分が繋ぎとめられる自信があるのかもしれない。だから最終的には全然違和感がない。とらわれないところがあるんですよ、宮沢さんには。どっか行っちゃう子どもみたいな感じがある。僕はそういう小島麻子にしたかったこともあるから、撮っててすごく楽しかったですね」。猫との日常、さまざまな人との出会いに加えて、このドラマで印象深いのは仕事に打ち込む麻子の姿だ。「麻子は漫画を描いて描いて、描くしかない。この人は漫画を描く以外には、やることもできることもない、という迫力を持った人なんです。馬鹿みたいなことを言って笑ってたりするけど、根底には『描くしかない』という思いがある。大島さんもそうですよ。だから、迫力があるんです。希望を持つために、世界を肯定するために、がんばって漫画は描いてるけど、目の前で理想が実現するとは思ってない人というか。一種の諦観があるけど、理想と希望をちゃんと持とうとして頑張っている。自分は絶対にやめないという決心があるというか。それしかやることがない、これなら絶対ずっとやれる、というものに向かっていく迫力がちゃんとあるんです」。それは宮沢さんの仕事に対する姿勢とも重なってくる。「なぜ舞台に出続けているのかを尋ねたら、『舞台の上で自由になるため』と彼女は答えたんです。その空間で自分が自由でいられるためには、とにかくいっぱいやってみなければ、と思ったと言うんです。僕自身、同じように感じたことがあります。好きなように撮影できるようになるためには、撮り続けるしかない。自由にならないと、できないことがあるんです。今回の撮影期間では、自分の好きなものと必要なものだけを自然にどんどん撮れたと思います」。「ドラマでは、より原作のエピソードを使いたいと思って撮りました。たとえば、ホームレスから猫をもらうエピソード。これが重要なんです。何故かというと、麻子という人の孤独をいちばん理解できるのがこのホームレスだから。彼女も彼の孤独を人一倍感じてしまうわけです。それをちゃんと組み込みたかった。原作のモチーフを、できるだけ全4話の中に組み込むようにしました。映画だと2時間で1つのストーリーを語らなければいけないけど、ドラマでは1話ずつに振り分けられたので、僕としては、すごく原作に近く撮ったつもりです。原作はエッセイ漫画ですから、そのテイストをドラマの中に入れていくという感じでしょうか。孤独がシンクロする話や、グーグーとの15年8か月という年月、そばにいてくれたことへの感謝をちゃんとやりたかったんです」。最後に改めて、ドラマ「グーグーだって猫である」とはどういう作品か、尋ねてみた。「TVドラマなんですけど、やっぱり画と音の魅力で楽しめる映像作品っていうのかな。そういうものを作りたかったんです。ストーリーの面白さも大切だけど、画と音を楽しめる映像作品としてのTVドラマを作りたかったので、そういうふうに楽しんでもらえたらいいなと思いますね。あとはやっぱり、今の宮沢りえさんがどれだけ魅力的なのかということを映像で見てほしいです」。(text:Yuki Tominaga)
2014年10月03日映画版を手がけた犬童一心監督が宮沢りえを主演に迎え、少女漫画家・大島弓子の自伝的コミックエッセイをドラマ化する「グーグーだって猫である」。10月18日(土)からWOWOWに新たに登場する<土曜オリジナルドラマ>のオープニング作品ともなる本作から、待望の特報映像が解禁となった。吉祥寺に暮らす人気少女漫画家の小島麻子(宮沢りえ)は、締め切りに追われる多忙な日々の中、長年共に暮らしてきた愛猫のサバを亡くし、以来、漫画が描けなくなってしまう。心配した担当編集者・大森(長塚圭史)の勧めで一軒家に引越しをしたものの、依然として生活のペースは戻らない。そんなある日、井の頭公園を散歩していた麻子は、病気の子猫を連れたホームレス(田中泯)と出会う…。7年ぶりの主演映画『紙の月』も話題となっている宮沢りえを主演に、脚本を『婚前特急』『わたしのハワイの歩きかた』の高田亮、監督を映画版に続いて犬童一心が務める本作。共演に、劇作家・演出家としての顔も持つ長塚圭史、「花子とアン」の黒木華や、『るろうに剣心 京都大火編』が公開中の田中泯ほか、岩松了、「ロッチ」の中岡創一、市川実和子、菊地凜子という、さまざまなジャンルの個性豊かな俳優陣が顔を揃えているのも見どころだ。今回解禁となる特報では、宮沢さん演じる麻子が運命的に出会い、飼うことになるアメリカンショートヘアの猫・グーグーと仲睦まじく井の頭公園を散歩するシーンや、じゃれあって遊ぶシーンなどが初公開に。また、『横道世之介』『箱入り息子の恋』などの音楽を手がけた高田漣のほのぼのとしたメインテーマも、映像全編を彩っている。大島弓子のちょっぴり切なく、時に楽しい原作の世界観を踏襲しつつも、連続ドラマとして新たなオリジナルストーリーを再構築する本作。まずは、宮沢さんとグーグーのかわいさ満点のこの映像からご覧あれ。<土曜オリジナルドラマ>連続ドラマW「グーグーだって猫である」はWOWOWにて10月18日(土)夜10時より放送(全4回)。(text:cinemacafe.net)
2014年08月03日少女漫画界の巨匠・大島弓子の自伝的コミックエッセイ『グーグーだって猫である』が宮沢りえ主演で連続ドラマ化され、WOWOWで今秋に放送されることが14日、明らかになった。『グーグーだって猫である』は、1人の女性が飼い猫と過ごす愛おしい日々を綴ったもので、コミックは累計80万部発行、2008年には小泉今日子主演で映画されヒットした。主人公の小島麻子役に宮沢、監督は映画版と同じく犬童一心。脚本は『婚前特急』などの高田亮によるオリジナルストーリーで、愛猫を失い失意の日々を送っていた少女漫画家・麻子(宮沢)が、井の頭公園で病気の子猫を連れたホームレスと出会うところから始まる。主演の宮沢りえは「普段あまり漫画は読まないのですが、大島先生の作品を読ませて頂いて、小説を読むように物語が進んでいく漫画というのは初めてだったので、とても新鮮でした。大島先生のファンの方々が面白いと思ってくださるような作品にしたいですね。キラキラとした日常が流れていく一方で、モノをつくるアーティストとしての葛藤や苦悩をリアルに出せたらいいなと、思っています」とコメント。映画版に続いて監督を務める犬童監督も「毎日宮沢さんの演技を見て、驚き楽しみ感動しています。彼女の演技にはいつもしっかりアイデアがあり、誠実で、でもそれでいながらあけっぴろげで大胆です。見ていると心がいっぱい揺れてしまいますね。そして、美しい。生涯そう出会うことのない息をのむ美しさです」と、宮沢の演技を絶賛している。
2014年04月14日宮沢賢治『銀河鉄道の夜』『風の又三郎」』を原作とした映画、『グスコーブドリの伝記』が7月7日より全国公開される。『あらしのよるに』の杉井ギサブローが監督、声の出演は小栗旬、忽那汐里、佐々木蔵之助など実力派が勢ぞろい。その『グスコーブドリの伝記』とコラボして絵本を制作したのが清川あさみ。「Zipper」「CUTiE」などで人気雑誌のモデルを務めながら、女優たちに刺繍をほどこし動物に変身させる「清川あさみの美女採集」など、アーティストとして人気を博している彼女。その華麗で繊細な世界観が、若い女性を中心に大きな支持を集めている。今回、映画を清川あさみ流に絵本にした「宮沢賢治作『グスコーブドリの伝記』」は、彼女の第五作目にあたり、6月27日(予定)に発売される。これを記念して、絵本の原画を展示した“清川あさみ展Another World~宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」~”が同時開催されるので注目したい。“清川あさみ展Another World~宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」~”では、清川の絵本の原画だけでなく、映画の原画も公開される。また、清川は映画をイメージした限定コラボビジュアル『budori』も制作。美しい繊細な刺繍が、映画の世界をより魅力的に引き出してくれる。映画『グスコーブドリの伝記』を観て、清川は次のコメントを寄せた。「この物語はひとりの小さな勇気あるブドリという男の子が立派に成長していくお話。自然というものは最も美しく、最も厳しいという事をこの物語に教えられました。このようなタイミングで日本の美学を表現出来た事を嬉しく思います。イーハトーブの森と幻想的な美しい日本の風景を愛に溢れるブドリと一緒に体感して下さい」【ストーリー】イーハトーヴ森の木樵りの息子として両親と妹と穏やかに暮らしていたブドリは、森を襲った冷害のため家族を失くし、一人ぼっちに。それでもブドリは、生きるために一生懸命働き、やがて成長し火山局に勤めるようになる。そこに再び襲ってきた大きな冷害。あの悲劇を繰り返さないため、ブドリは決心する。みんなのために、自分ができることを行いに―。作品情報声の出演:小栗 旬、忽那汐里、柄本 明ほか原作:宮沢賢治監督・脚本:杉井ギサブロー主題歌:小田和正「生まれ来る子供たちのために」公開:7月7日(土)、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー 映画公式サイト
2012年05月25日すれ違い生活が原因か女優の宮沢りえが元プロサーファーで実業家の夫と離婚することが分かった。2人は2009年4月に結婚、子どもも設けていたが、その生活は3年でピリオドが打たれることとなったようだ。近しい関係者の証言によると、互いに多忙な生活を送っていたため、すれ違いが生じたことが原因という。夫はサングラスメーカーの責任者として、ハワイを拠点に活動しており、女優活動を行う宮沢とのあいだには、互いに距離が生じてしまったとみられる。(出演中の舞台「THE BEE」より参考画像)新たな一歩で前向きに女優業へ所属事務所は、離婚報道について否定しなかったものの、8日昼現在のところ正式なコメントは出していない。近く本人による会見があるのではともいわれている。長女出産後、CMに、ドラマに、舞台にと、積極的に女優として再び活躍している彼女。現在も舞台「THE BEE」で警官、リポーター、ストリッパーというそれぞれ大きく異なる3役を体当たりで演じている。変わらぬ美しさはもちろん、その演技力には定評がある。離婚は彼女から提案したとも報道されており、ひとつの節目となる決断として、新たな一歩を踏み出したのではないだろうか。女優として、前向きに挑み続ける今後の彼女に期待したい。元の記事を読む
2012年05月09日