冬の乾燥に勝つ!株式会社エコライフが発売している美容化粧品「輝肌マスク」が2007年4月~2016年3月までの累計販売枚数1,500万枚を突破した。「輝肌マスク」はシートマスクの先駆けとして2007年4月から発売され、化粧水替わりに毎日使うことができるマスクだ。マスクをつけ10分間密着させると、じわじわ浸透してくるので、無駄なく美容成分がたっぷり肌へとしみこむ。マスク製造のほとんどの工程が手作業で行われており、こだわりの形状や取り出しやすさ・使用感でマスクをとってもべたつかない、ふっくらハリのある肌へと仕上げてくれる。こだわりの美容成分が1枚にみずみずしい肌を保つ「ヒアルロン酸」、うるおいを与えてくれる「コラーゲン」、ハリのある肌に導く「プラセンタ」などうるおい肌のための7つの成分がぎゅっと1枚につまっている。適度な厚みと何度もテストを重ね出来上がったマスクの形状なので、密着力が高く、液が垂れてしまう心配がなく家事をしながら、などのながら美容が可能だ。「輝肌マスク」は内容量は30枚入で通常購入4,860円(税込)、定期購入だと1回目が2,430円(税込)、2回目以降は4,374円(税込)となっている。これからの乾燥が気になる季節にぴったりの大人気シートマスク。定期購入だとお得になるのでこの機会に試してみたい。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社エコライフプレスリリース(@PRESS)
2016年10月24日広瀬アリスを主演に迎え、絶大な人気を誇るロックアーティスト「Acid Black Cherry」のコンセプトアルバムを映画化する『L-エル-』。この度、本作の男性キャラクターたちの劇中写真が初お披露目され、併せて特報映像も解禁された。“色のない街”で生まれ、両親に愛情を注がれて幸せに育った少女エル(広瀬アリス)。ところが両親の突然の事故死により、エルの人生は一変していくこととなる。悲しみに打ちひしがれる幼きエルを得意の絵で元気づけたのは、幼なじみの絵描きの少年オヴェス(古川雄輝)だった。エルとオヴェスは互いを励ましあいながら生きてきたが、成人したエルは“ある選択”を迫られ、突然故郷から去っていき、2人は離れ離れになる。誰かを信じては裏切れられまた誰かを信じては傷つけられ、襲い掛かる運命に翻弄されながら波乱の人生を懸命に生きたエル。そして遠い故郷からエルを想い続けたオヴェス。2人の生涯を綴った壮大な物語が“真実の愛”とは何かを描き出す――。キャストには、少女時代から老いゆく姿までのエルを広瀬さんが演じ、エルを一生涯想い続ける幼なじみのオヴェス役に古川雄輝。さらにエルの人生を取り巻く人物たちには、高橋メアリージュン、平岡祐太、前川泰之、成田凌、弥尋、Mikako(FAKY)、古畑星夏、田中要次、高橋ひとみらが脇を固める。今回到着したのは、悲哀と波乱に満ちた人生を歩むエルというひとりの女性の人生に、大きな影響を及ぼす、魅惑の男性キャラクターたちの劇中の姿。古川さん、平岡さん、成田さん、弥尋さんらそれぞれのショットから、本作の世界観が明らかに。雪が降りしきる中、遠くを見つめる古川さん演じるオヴェスを始め、平岡さん演じる夢を追う劇団青年がエルの肩に手を添え抱き寄せているシーンや、元銀行員(弥尋さん)と添い寝するエルのカット。そして、先日解禁したばかりのパン屋主人(成田さん)の背中にエルが寄り添うカット。彼らと出逢ったことにによって、エルはどのような人生を歩むことになるのか…とますます本作の展開が気になる場面写真となっている。『L-エル-』は11月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年10月13日古川雄輝さんの2年ぶりの主演舞台『イニシュマン島のビリー』は、アイルランドの島に暮らす手足の不自由な少年を描くブラックコメディ。「舞台自体がハードルが高いうえ、日本とは笑いの質が違う海外のコメディだけにどうなるか…。ただ、いまはビリーのことを考えたいんです。どうしてもハンディキャップの部分がクローズアップされる役ですけれど、閉鎖的な田舎の島で映画俳優になる夢を見ている心優しい17歳の少年という、内面の部分に真摯に向き合えたら、と思っています」ビリーとして「どう動いたらいいかを大事に」。彼の優しさを「行動で表現していけたら、自然とそう見えるのかもしれない」。取材が行われたのが稽古初日を目前にしたタイミングだったこともあり、役についてあれこれ考えを巡らせていた。ただ、稽古しながら変わってくることも多いだけに、「いまはとにかく早く森(新太郎)さんの演出を受けて、自分の考えていることが正しいか、一回答え合わせをしたい」とも。「演技ってどれが正解かわからないんで、わりとテクニカルなことから考えちゃうんです。自分なりに準備して、現場で急に方向性が変わったときに対応できるようにしておくと、戸惑わずに済みますから」発言の端々に理系男子の片鱗が。「理系脳だとよく言われます。物事を組み立てて考えたいんですよね」客観性のある人かと思えば、「客観性はある方だと…いや、ないな(笑)」。在学中にミスター慶應に選出。その後、合格していた大学院への進学をやめ、芸能界入りした経緯からしても、意外と直感型の人?「ミスター慶應に選ばれた後、オーディションを受けたのですが、必死ながらもやっていて楽しかったんです。ただ、やればやるほど俳優という仕事は難しい。舞台は、稽古期間が長いぶん挑戦ができる場なので、怯んでしまう自分を奮い立たせて臨みたいです。少しでも自分の引き出しを増やしていけたらいいですね」◇ふるかわ・ゆうき1987年生まれ。2010年芸能界デビュー。出演作にドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』、映画『脳内ポイズンベリー』など。出演映画『太陽』が4月23日公開。◇心優しく理知的ながら、ハンディキャップゆえに周囲からは馬鹿にされている少年・ビリー(古川)。ある日、彼の住む小さな町のすぐそばに、ハリウッドの撮影隊がやって来る。3月25日(金)~4月10日(日)三軒茶屋・世田谷パブリックシアター作/マーティン・マクドナー翻訳/目黒条演出/森新太郎出演/古川雄輝、鈴木杏、柄本時生、山西惇、峯村リエ、平田敦子、小林正寛、藤木孝、江波杏子S席8500円A席6500円(共に税込み)ホリプロチケットセンターTEL:03・3490・4949※『anan』2016年3月30日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・望月リサ
2016年03月25日オムニバス短編映画『TOKYO CITY GIRL』のヒロイン決定オーディションが17日、都内で行われ、女優の飯田祐真(19歳)がグランプリに選ばれた。新進気鋭監督と若手女優がタッグを組む本作は、2015年に公開された『TOKYO CITY GIRL』の第2弾。今秋に公開予定の2016度版は、マイナビが運営する「マイナビウエディング」、「マイナビ賃貸」、「マイナビバイト」とコラボレーションする。「マイナビウエディング」ヒロインの座をかけた最終オーディションには、応募者1,600人の中から書類選考を通過した10人が参加。審査員を務めた山田能龍監督らの前で、ナチュラルな演技を披露した飯田は、「絶対にこの役をとってやろうと思っていたので純粋にうれしい」と大感激。また、モデルの金城茉奈が、2代目「マイナビウエディング」ガールに選ばれ、「CMに出たいと思っていたのでうれしい。感激です!」と喜びを語った。グランプリの飯田は、女優としてドラマ『チア☆ドル』(ABCテレビ 関西地区のみ放送)に出演したほか、モデル、写真家など多岐に渡って活動中。オーディション終了後は、「前作の女優さんたちが実力派だったので、その仲間入りができてうれしい。私が出るからには、良い作品にしたい」と力強く語り、「この映画を機にステップアップして、自分の色を出せる女優になりたい」と笑顔で意気込んだ。また、イベント合間には、本作の男性出演者として発表されたモデルでタレントの栗原類、元「テラスハウス」メンバーで俳優の宮城大樹が登場。「女性を力強く繊細に描く作品」とアピールした栗原は、「僕もお芝居を始めて間もないけど、作り込まず自然に見せることが重要。オーディションに受かったということはチャンスが来たということ。このチャンスをものにして、更なる道に進んで頑張ってほしい」と祝福しながらエールを送った。
2016年01月18日トーホーは、版画家・君島龍輝氏の個展「版画家・君島龍輝 ~BANGAの世界展~」を開催する。会期は1月15日~2月13日(日曜・月曜・祝日は休廊)、開館時間は11:00~19:00。会場は東京都・浅草橋のGallery t。入場無料。同展では、版画家・君島龍輝氏によるBANGA(下絵を描かずに版木を彫る技法)の作品が展示される。会場では、同氏がその技法により龍や鳳凰で宇宙を表現した、畳242枚分(400平方メートル)もの巨大な木版画作品「COSMO-242」の中心となる太陽と主要部分が公開されるほか、BANGAの小作品が展示されるという。ちなみに「COSMO-242」は、世界最大&世界最長の木版画としてそれぞれギネス世界記録に認定されているとのことだ。また、イベント初日の1月15日 18:00~20:00には、オープニングレセプションが開催される。レセプションへの参加は予約不要。入場無料。このほか、1月15日(11:00~18:00)と16日(11:00~13:00、15:00~18:00)には、オリジナル版画実演販売が行われる。作品はA5サイズ。制作費は54,000円(版木制作、版画額装)。制作時間30分。さらに、1月16日(13:00~15:00)には、 BANGA塾《体験教室》が開催される。受講料は1万800円(彫刻刀や筆などの道具レンタル代、和紙や絵具などの材料代、額装代が含まれる)。定員8名。版画実演販売やBANGA塾についての問い合わせは、Webサイト内に記載のあるメールアドレスに、タイトルを「版画実演販売」または「BANGA塾」とし、名前(ふりがな)、連絡先を明記してメールを送信する。なお、君島龍輝氏は1956年、那須温泉湯本生まれ。広島市在住。1983年にギタリストから版画家に転向、個展開始。1992年、ジャズミュージシャン(リチャード・デイビスなど)のコンサートポスターを多数手がける。1994~1998年、NYのギャラリーで個展を開催するために訪米。2012年、畳サイズ180枚の巨大木版画「奇跡の時空」の彫りが完成す。2013 年「巨大木版画」世界最大&最長に挑戦、制作開始。2014年、畳サイズ242枚の超巨大木版画「COSMO-242」完成。世界最大の木版画400㎡・世界最長の木版画220mギネス世界記録認定、2冠達成。2015年3月4日、ギネス世界記録共同通信発信。同年7月イタリアピストイア聖堂 個展。
2016年01月05日EIZOは9月1日、「FlexScan」と「ColorEdge」、「FORIS」3ブランドの液晶モニタにおいて「無輝点保証」サービスを開始した。輝点があった場合、購入から6カ月以内であれば、無償で液晶パネルを交換するサービスだ。輝点とは、画面の背景に黒色を表示した際、赤・青・緑で常時点灯しているサブピクセルのこと。2015年9月1日以降に購入した対象製品で輝点があった場合は、EIZOで確認したのちに無償で液晶パネルを交換する。保証期間は購入から6カ月以内。ただし、1つのサブピクセル全体が点灯するものを保証の対象とし、サブピクセルの一部が暗く光るものや、サブピクセルの全部が光っていないもの、異物が原因で光って見えるもの、背景が白色の際に赤・青・緑以外の有色で見えるもの(黒点)は対象外となる。無輝点保証の対象製品は以下のとおり。FlexScan:「EV2450」「EV2450-R」「EV2455」「EV2455-R」「EV2736W-Z」「EV2730Q」「EV2750」「EV2750-R」「EV3237」、および発売日が2015年9月1日以降のIPSパネルを搭載したFlexScan EVシリーズColorEdge:「CS230」「CS240」「CS270」「CX241」「CX271」「CG247」「CG277」「CG248-4K」「CG318-4K」、および発売日が2015年9月1日以降の全ColorEdgeシリーズFORIS:「FG2421」「FS2434」「FS2434-R」「FS2735」、および発売日が2015年9月1日以降の全FORISシリーズ
2015年09月01日どの舞台でもキラリと光る個性が魅力の大空祐飛が、ドイツのベストセラー作家フェルディナント・フォン・シーラッハの最新作(翻訳書名『禁忌』)を世界で初めて舞台化する『TABU』に挑む。刑事事件弁護士であるシーラッハのこれまでの作品は、本屋大賞に選ばれるなど日本でも人気が高く、大空も、まず原作の不思議な世界観に惹かれたと言う。「頭脳プレーと感覚的な世界が共存しているような、理数系と文系が融合された緻密さを感じます。今まで触れたことのない感覚ですね。そこが非常に魅力的で面白いなと思いました」。『TABU』タブー ~シーラッハ 禁忌より~ チケット情報大空が演じるソフィアは、写真家として成功するものの、若い娘を誘拐、殺害した容疑で逮捕される名家の御曹司セバスチャンの恋人。幼い頃に父を亡くし、母の愛も失ったセバスチャンにとって、ソフィアは特別な存在だ。彼女は彼を救うため、弁護士ビーグラーと共に真実を探し求める。「小説の文章から受ける印象では、ソフィアはとても魅力的です。モノクロ写真のように、暗いスタジオに光が射し込んで、そこに輪郭が溶け込んでいるような柔らかさと言うか、独特の美しさを持つ女性で、セバスチャンと同じフィルターを通して物を見て、彼を理解しようとします。自分がそうなれるかは置いておいて(笑)、演じるのはとても楽しみです」。セバスチャン役にはジャニーズJr.の真田佑馬、ビーグラーはベテラン橋爪功が演じる。ふたりとは初共演だが、配役の妙も楽しめそうだ。「異色ですよね(笑)。違う色同士が混ざってどんな色になるのかも面白いところだと思います。真田さんが、不思議な魅力を持ったセバスチャンという役をどのように作られるか。それによって、私も彼に共感し理解していくソフィアを作っていきたいですね。橋爪さんはシーラッハの『犯罪』と『罪悪』を朗読されたことがあって、原作の面白さも理解されているので心強いです」。カンパニーに溶け込むのに時間がかかるという大空にとって、演出家を含め、周囲とどんなコミュニケーションが取れるかも気になると言う。「演出の深作(健太)さんとも初めてですが、気さくな方でホッとしました。稽古では、相手の方を知っていくことでお芝居がスッと馴染んだりするので、緊張感も楽しみながら、うまくコミュニケーションを取りたいです」。公演は6月5日(金)から14日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。その後、愛知、石川、兵庫、福岡、北海道、宮城を巡演。取材・文:原田順子
2015年06月02日その格好良さ、その知的さ、その色っぽさ、イケメンという表現では足りないほどの魅力を持った俳優・古川雄輝。その類い稀なる魅力を活かし、すでに「イタズラなKiss~Love in TOKYO」(ドラマシリーズ)などで人気を博している彼が、新作映画『脳内ポイズンベリー』でこれまでとは少し違うイケメン役に挑んだ。演じるのはヒロイン・いちこ(真木よう子)が恋する相手、年下のアーティスト、早乙女23歳。似ているけど似ていない!?早乙女を通して見えてくる古川さんの素顔──。「台本を読んで感じた早乙女像は、子供っぽいところがある、つき合うにはいいけど結婚には向いてない、すぐに感情を表に出してムスッとしてしまう、連絡がテキトーなどですが、実はキャラクターとして共感できる部分もあるんです(笑)。僕もすごく子供っぽいところがあって…たとえば、ホイコーローを食べるシーンで早乙女はキャベツをよけて食べるんですけど、僕も20歳までまったく野菜が食べられなかった。ああ、一緒だなぁって(苦笑)。あとは、大人の男性なら顔に出さずにスマートに振る舞うところで感情を出しちゃったりするし、マイペースだし。そういうところは自分と一緒だったのでそのまま活かして演じています」。クールなイメージが強いだけに早乙女的な一面はかなり意外。けれど、好きな女性にすべてを“合わせる”ことは「ないですね」ときっぱり言えるのは何だか格好いい。「僕は僕なので、すべてを相手に合わせることはしないです。この映画でもいちこさんは早乙女に合わせすぎて、けっきょく疲れ果ててしまって、2人の関係は悪い方へ行ってしまう。だから無理矢理自分を変えることはしたくない。でも、もしも僕がいちこさんだったとしたら、早乙女ではなく断然、(恋敵である)越智さんを選びますね」。その理由を聞くと、子供っぽいと言うのはやはり謙遜で、いやいやどうして素敵な大人にしか見えない。そこから古川さんの恋愛観、結婚観が見えてきた。「女性の年齢によって付きあい方って変わってくると思うんです。いちこさんは30歳。一般的に30歳前後の女性とつき合うなら結婚を意識するべきだと僕は考えていて。というのも、僕がいちこさんと1年間つき合ったとすると、いちこさんの30歳から31歳までの時間を奪ってしまうわけですから、つき合うときにちゃんと将来を考えて責任を持つべき。だから、越智さんがおすすめなんです(笑)」。古川さんが「絶対、越智さん」というように、観客はいちこを通して、自由な年下アーティストの早乙女か、それとも頼れる年上の編集者の越智さんか、2人の男を天秤にかける。そんないちこの恋愛模様が描かれるのが現実パート、いちこの頭の中を描くのが脳内パート。面白いのは、原作から引き継いで描く脳内会議──理性、ポジティブ、ネガティブ、記憶、衝動、5つの思考=キャラクターたちがいちこの頭のなかに存在し会議をする。とても斬新な設定がみどころだ。「僕は現実パートだったので、脳内パートの撮影風景は見ていなかったんですが、完成した映画を観てものすごく面白いなぁと驚きました。あと、女性って…と思ったのは、思ったことを相手に言わずに脳内会議してしまう心理ですね。女性のみなさんは「察してほしい」と言うけれど、男はバカだから察することはできない。僕は無理ですね(苦笑)。早乙女のセリフにもありましたけど、言ってくれないと分からないんです…」。男は女の生態を、女は男の生態を垣間見るという意味でも、この映画は実に面白い。それが色濃く表れているとてもユニークなシーンがある。30歳になったいちこに向かって早乙女が、「ないわ~」と言うシーン。早乙女的には「30歳にはぜんぜん見えないね」という、いい意味の「ないわ~」であるのに、いちこは勝手にネガティブな意味として捉え、あれこれ妄想してショックを受ける。コメディ要素の強いシーンでもある。古川さんに課せられたのは「ないわ~」のセリフをアドリブで演じること。「あのシーンはアドリブも含め20テイク以上撮りました。実際の早乙女じゃない、いちこさんの妄想のなかでの早乙女を演じるので、不思議な感覚でしたね。そのシーンは僕ひとりでの撮影。真木さんはその日の撮影を終えていたので、てっきり帰られたと思っていたら、実はモニター脇でずっと見ていたらしくて…。“古川くん、あんな(にヒドイ)こと思っていたんだね…”って。もう、なにも言い返せなかったです(苦笑)」。そんな見たことのない古川さんの演技を引き出したのは、佐藤祐市監督。「いつか仕事をしてみたかった」と喜ぶ反面「今までやったことのない挑戦もあった」と苦労を語る。「今回は演技プランを考えずに現場に入ったんです。それは初めてのこと。いつもは、こうきたらこう、この動きならこう、このセリフなら…とあれこれ考えてプランを練っていくんですが、僕が演じるのは現実パート、自然体で演じなくてはならない。加えて、監督からの指示がものすごく多くて、かつ細かかったんです。目線、手の動き、身体の角度、仕草…監督の細かい演出にひとつひとつ応えていくことで早乙女になっていきました。正直、決して楽しいとは言えなかったけれど、完成した映画を観ると、ちゃんとスクリーンの中に早乙女がいる。新しい演じ方を経験させてもらいました」。演技の幅を広げた古川さんは現在、中国、アメリカ、イギリスなど海外にも活躍の場を広げている。彼がこの先に目指すものは何なのか──。「引き出しの多い俳優になりたいというのがひとつ。あと、帰国子女なので英語を活かした仕事もどんどんやっていきたいんです。海外に住んでいるときに思ったのは、洋画に登場する日本人役をなぜ中国系の役者さんがカタコトの日本語で演じているんだろう?どうして日本人の俳優が演じないんだろう?という疑問。なので、そういう場でも活躍していきたいです」。(text:Rie Shintani/photo:Nahoko Suzuki)
2015年05月07日自主制作した短編『フミコの告白』で注目を集め、『陽なたのアオシグレ』で劇場デビューを果たした石田祐康監督が、YKKとスタジオコロリドのコラボレーション作品『FASTENIG DAYS』を完成させた。“ファスナー”を題材にしたアクション作品だ。その他の写真本作は近未来を舞台に、主人公ケイとヨージがファスナーを使ったハイテクマシンで街を守り、人の気持ちを“つないで”いく様を描いた短編作品。劇中には伸張性ファスナーや水密ファスナー、蓄光ファスナーなどYKKのアイテムをモチーフにしたファスナーが登場。現在、Youtubeで全編が無料公開されており、好評を集めている。石田監督は4人の仲間と短編『フミコの告白』を、次作『rain town』を自身を含む2人だけで制作した。しかし、現在はスタジオコロリドに籍を置き、数十人のスタッフを率いて制作にあたっている。「最初の頃はスタッフに自分の意図を伝えるのが大変でしたけど、今では自分ひとりではなしえない物量、アイデア、クオリティを求められるので、集団でやる意味を感じています。この作品に登場する“ファスニングマシン”のメカニックなアイデアや、アクションのアイデアも、別のスタッフが考えてくれたんです」。一方で石田監督は、規模は大きくなっても自身と“つながり”を持てるスタッフと作品づくりをしていきたいと考えているようだ。「これから少数精鋭で、共通理解をちゃんと得られる人たちと、“濃い”ものを作っていきたいですね。少数精鋭のスタッフが各々に“想い”を込められるような度量のある作品が濃くなると思います」。監督の“想い”は日本だけでなく、世界各地のファンにも伝わっている。石田監督はデビュー時から作品をネットにアップしており、観客は世界各国に存在するからだ。「感想は励みになりますね。海外の感想を日本語訳してくれているサイトを見つけて読んだりしていますし、海外からの反応は何よりもうれしいです。ネットに触れる以前から何かを描いて人に見せることが前提というか、人に見せてコメントをもらうことが楽しかったので、それが原動力になっていますね。それはアニメーションを作るようになってからも変わらなくて、笑ってくれたり、話のネタにしてくれたり、人にアクションを起こさせることが楽しいんです」。石田監督にとって作品づくりは“表現”だけではなく、その先の“コミュニケーション”も含んでいる。デジタル技術の進化によって少数でのアニメ制作が可能になり、ネットにアップすることで瞬時に世界中に作品を送り出し、観客とつながることができる現在、石田監督の作品は今後も多くの観客をつなぎ、そのネットワークを広げていくだろう。『FASTENINGDAYS』公式サイト、YouTubeで公開中
2014年11月28日アリエル・ドーフマンの心理サスペンス劇『死と乙女』が大空祐飛、風間杜夫の出演で、2015年3月19日(木)より、東京・シアタークリエで上演されることが決まった。作品はローレンス・オリヴィエ賞 最優秀戯曲賞に輝いたドーフマンの傑作戯曲で、1994年ロマン・ポランスキー監督により映画化もされている。チリの独裁政権崩壊後が舞台。かつて学生運動に加わり過酷な拷問を受けた女が、偶然にも自分を蹂躙した男と再会する。被害者と加害者、そして被害者の夫。シューベルトの名曲『死と乙女』をモチーフに、3人の男女が密室で火花の散るような葛藤を繰り広げる。演出は新進気鋭の谷賢一。公演は2015年3月19日(木)から28日(土)まで。チケットの一般発売は12月13日(土)より。
2014年11月04日ファスナーのトップメーカーYKKがブランディングショートアニメ『FASTENINGDAYS』を製作し、『フミコの告白』で注目を集める石田祐康が監督を、砂原良徳が音楽を、Perfumeがエンディングテーマを務めることが発表された。『FASTENINGDAYS』YKKは創業以来80年に渡ってファスナーや繊維テープなどの分野で世界をリードしているトップメーカー。世界各国でもYKKの製品は圧倒的な信頼を得ており、Fasten=“つなぐ”ことの大切さをさらに広めるために新作アニメーションを製作することになった。監督を務める石田は2009年に手がけた『フミコの告白』が文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞するなど高い評価を集め、昨年には『陽なたのアオシグレ』で劇場デビューも果たした人物。本作では近未来を舞台に、主人公ケイとヨージがファスナーを使ったハイテクマシンで街を守る姿を描いており、劇中には伸張性ファスナーや水密ファスナー、蓄光ファスナーなどYKKのアイテムをモチーフにしたファスナーがたくさん描かれる。ケイの声を白石涼子が、ヨージの声を大浦冬華が務め、Perfumeの『Hurly Burly』がエンディングテーマに起用される。作品は公式サイトとYoutubeで全編無料公開中で、英語、スペイン語、フランス語、中国語の4か国語で全世界向けに公開されるほか、各国のYouTube上でコマーシャル映像として展開される予定。『FASTENINGDAYS』公式サイト、YouTubeで公開中
2014年10月30日3月に開幕する舞台、SHOW-ismVII『ピトレスク』の出演者が2月14日、東京・日比谷シャンテでトークイベントを開催。女優の彩輝なお、風花舞、美鳳あや、そして作、演出を手がける小林香がファンの前に顔を揃えた。SHOW-ismVII『ピトレスク』チケット情報舞台は1942年、ナチス占領下のパリ。キャバレーがドイツ軍により閉鎖されてしまう。人々は夜間外出禁止令をかいくぐり、とある工場の地下に集まり、キャバレー存続に動き出す……。ナチス統制下にあっても、なお自由と喜びを求める人々を描く、ミュージカルナンバーあり、シャンソンあり、オペラありの音楽劇だ。彩輝なおは、キャバレーの元衣裳係で、今は映画館の切符売りをする女性カミーユ。彩輝が「オリジナルの楽曲もありますが、みなさんご存知の曲もたくさん出てきます。歌詞がシュールというか、重要な意味がある。いかにその歌詞の内容を伝えるか」がポイントと話すと、小林が「そう、替え歌大作戦」と笑う。テーマは人種と性別を越えた愛。小林は「舞台には同性愛者やロマ、いろいろなマイノリティが登場します。マイノリティの方々が、愛する人へ『愛してるよ』といえる世の中であってほしい」と作品に込めた思いを語った。出演はほかに、シャンソン界からクミコ、オリジナル楽曲も提供する中川晃教、ソプラニスタ・岡本知高。公演は3月27日(木)から4月3日(木)まで東京・シアタークリエにて。チケット発売中。
2014年02月18日