新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の流行により、外出自粛が続いた日本では宅配業界の需要が急増。感染リスクがある中で働くうえ、宅配便の取扱量が大幅に増えたことで、従業員たちの負担が大きくなっていました。配達員からの感染を恐れた受取人にアルコールスプレーを掛けられる被害なども発生しており、人々から心配する声が上がったことも。ヤマト運輸に関する記事はこちらそんな中、ヤマト運輸などを傘下に持つヤマトホールディングス株式会社(以下、ヤマトHD)が人々を安堵させる発表を行い話題となっています。報いられるヤマトの従業員たち2020年6月2日にヤマトHDは、配達員らグループの従業員計約22万人に、『見舞金』として1人当たり最大5万円を5月末に支給したことを明らかにしました。見舞金の総額は約70億円とのこと。ヤマトHDは、今回の件について改めて次のように説明しています。ヤマトHDは「国民の生活や企業活動を支えるため、感染症の不安を抱きながらも出勤し、業務を継続した従業員の心理的、肉体的負担に応えた」と説明した。産経ニュースーより引用ヤマトHDの発表に、ネット上では好意的な反響が上がりました。・ヤマト運輸には本当にお世話になりました!・正直、5万といわずにもっとあげてもいいくらいだと思う。・『見舞金』の支給はいいこと!スピード感も大切ですね。・人手不足の中、社員の頑張りをしっかりと評価する企業が生き残る。・利益をちゃんと還元するヤマトHD、いろいろ分かっている企業だな!コロナウイルスの影響で、長期的な繁忙期となっていた宅配業界。私たちも改めて、従業員たちに感謝の拍手を送りたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月06日『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』がコンサートに。「『宇宙戦艦ヤマト 2202』コンサート 2019 ソノ・トキ・キミ・ト ―Close to you tonight―」が、東京・渋谷のBunkamura オーチャードホールにて、2019年10月14日(月・祝)に開催される。『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』は、『宇宙戦艦ヤマト』のリメイクとして、2012年から2014年に渡り放送されたテレビアニメシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2199』の続編。劇場用映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』をモチーフに、2017年2月より順次劇場上映を行い、2018年10月よりテレビ放送を開始、2019年3月に完結を迎えた。「『宇宙戦艦ヤマト 2202』コンサート 2019 ソノ・トキ・キミ・ト ―Close to you tonight―」は、親子二代に渡ってヤマトサウンドを創出してきた音楽家・宮川彬良を中心に、スペシャルプログラムで構成されるコンサートだ。ステージでは、歌手の平原綾香が『宇宙戦艦ヤマト 2199 星巡る方舟』のエンディング主題歌「Great Harmony〜for yamato2199」を披露する他、声優の山寺宏一や中村繪里子らも出演する。サウンドトラックの演奏には、平原綾香の父であるサックス・平原まことをはじめ、ギターに角田順、コントラバスに一本茂樹、パーカッションに川瀬正人、バイオリンに山本友重、チェロに溝口肇といった豪華ミュージシャンが参加。この日だけの特別アレンジを加えて、生演奏・生歌唱を披露する。【詳細】「宇宙戦艦ヤマト 2202」コンサート 2019 ソノ・トキ・キミ・ト ―Close to you tonight―出演者:宮川彬良、山寺宏一、ありましの、星野裕矢、中村繪里子 他※出演者は予告なく変更する場合がある。開催日程:2019年10月14日(月・祝) 開場17:00/開演18:00会場:Bunkamura オーチャードホール住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1料金:SS席 12,000円、S席 9,800円、A席 8,800円 ※全て税込み ※未就学児入場不可【問い合わせ先】インフォメーションダイヤルTEL:03-5793-8878(平日13:00~18:00)
2019年06月17日歌手で俳優の星野源が、18日深夜に放送されたニッポン放送のラジオ番組『星野源のオールナイトニッポン』(毎週火曜25:00~27:00)で、2019年NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(2019年1月6日スタート、毎週日曜20:00~)の撮影裏話を語った。星野は「私、来年の大河ドラマ『いだてん』出演が決定しました」と報告。「しましたというか、アルバムの一番激しいときに撮影していたんですけど、そのとき全く寝ないでやってましたね(笑)」と、アルバム制作の真っただ中に撮影したことを明かした。『いだてん』は、日本が初参加した1912年のストックホルム五輪から1964年の東京五輪までの“知られざるオリンピックの歴史”を描く物語。中村勘九郎と阿部サダヲがリレー形式で主演を務め、中村は日本初のオリンピック選手・金栗四三、阿部は日本水泳の礎を築いた田畑政治を演じる。星野が演じるのは、外交評論家・ジャーナリストの平沢和重で、1964年オリンピックの開催地を決めるミュンヘンIOC総会で最終スピーチの大役を任された人物。「1話と6話にちょっとずつだけ出て、あとは後半に出てくるらしいです。後半の阿部サダヲさんパートに出てきます」と説明した。また、英語でスピーチする1話のシーンについて「使われていない部分も全部言うんです。英語全部覚えて通しで撮ったんで、寝ないで英語を覚えながらアルバム制作をするという、そんな日々でした」と明かし、「めちゃくちゃ面白いと思います。『いだてん』ぜひ期待あれ!」とアピールした。
2018年12月19日展示会「松本零士の世界展」が東京・大丸東京店で開催。会期は2018年8月28日(火)から9月4日(火)まで。『銀河鉄道999』や『宇宙戦艦ヤマト』など一大アニメブームを巻き起こした漫画界のレジェンド・松本零士。2018年で生誕80周年を迎えることを祝して、「松本零士の世界展」では、松本零士の直筆水彩画・墨彩画・版画など、80余点を展示・販売する。キャンバスの上で今にも動き出しそうな「メーテル」や「キャプテン・ハーロック」など、人気キャラクターを通して原作の世界観を楽しむことが可能だ。また通常美術館の展覧会でしか観ることができない、初期の希少な直筆原稿や初版本も公開。加えて、本展開催に向けて松本が描き上げた、東京駅舎と999号が出会う幻想的な作品も初公開となる。さらに会場では、グッズ販売や松本零士本人によるトークショー&サイン会も実施。ファン必見のコンテンツ盛りだくさんのイベントとなっている。【詳細】松本零士の世界展会期:2018年8月28日(火)~9月4日(火)会場:大丸東京店11階催事場住所:東京都千代田区丸の内1-9-1■販売価格・「メガロポリス東京ステーション」原画 30×43cm 2,700,000円、版画(限定200点) 30×43cm 129,600円・「愛の戦士たち(II)」31×41cm 129,600円・「漆黒の世界へ」(傘寿記念・新作版画、 サイン入り)26×36cm 97,200円・「メーテル・永遠に」(イラストサイン入り) 版画 60×43cm270,000円・「帰還」(イラストサイン入り) 版画42.2×60.5cm 270,000円■松本零士トークショー&サイン会開催日時:9月2日(日)15:00~
2018年05月05日日本全土を熱狂させた劇場用映画『さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』をモチーフに、その壮絶なる物語を、新たな解釈と装いで現代に甦らせる『宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち』。全七章で綴られる本作だが、いよいよ「第四章天命篇」が1月27日(土)より順次公開となる。主人公・古代進役の小野大輔は、第三章を「とにかく辛かった」とふり返る…一体、彼が体感した“辛さ”とは?そして、どう乗り越え第四章へ向かったのか――?小野大輔、古代進を演じて感じた“痛み”とは?第三章「純愛篇」では、古代が劇中、“多くの市民が乗った3艦のどれか1艦だけを助けてやる。選ばないと全員死ぬことになる”という悪魔のような選択を迫られる。「僕ら演者は役のことを知ろうとしますし、その情報を得たあとに自分の感情を乗せていきます。つまりその最初のアプローチには客観性が必要なのですが…。この展開には、自分がこの古代の状況に置かれたら、という主観的な考え方をせずにはいられなくなりました。そこで自分を投影し過ぎてしまうと古代進ではなく小野大輔になってしまうので、そこは役でありたいと考えるのですが。悩みましたね」。小野さん自身は「自分なら何も言えなくなってしまうんじゃないかと思う」と明かし、「あそこは本当に僕も苦しくて、精神的に自分を追い詰めた上で、本当だったら発せない、口がカラッカラになりながら、それでも言う。その感覚、痛みを感じながら演じていました」と当時の心境を語る。そして、古代は『選ばない』という選択を取る。「常識的な発想を飛び越えていますよね。人間の精神力ってそこまで行けるんだって。古代進という人はヒーローだと思います」「見方を変えればカッコ悪いですよね。『選ばない』という、だだをこねているわけですから。ただ、あそこで格好をつけない、あれを真っ向から言えるのが古代だと思います」と、役への憧れのような思いを口にした。本作のシリーズ構成を担当する福井晴敏は、製作発表会の頃から「試される愛を描こうと思っています」と明言。実際に、アフレコ現場では小野さんに「この第三章はずっと無理をさせます。ここは試練なので乗り越えてください」と話していたそう。「ですから、その後の雪へのプロポーズは、『ヤマト』をやっていて、古代をやっていて、本当の意味で報われた感じというのがありましたね。でも、これが第三章のタイミングということは、全然まだ終わりじゃないなっていう感じもしています」。そう、何と言っても物語はまだ続くのだ。「随分と試されましたし、ここから先もまた試されるんだろうなと覚悟しています」。艦隊戦、デスラー…熱い見どころ盛り沢山!第四章について、「ある意味ここからはヤマトの真骨頂になっていくんじゃないでしょうか」と期待感を煽る小野さん。「敵ともそうだし、自分ともそう。第四章では戦うというところに主軸が置かれているので、男臭くて熱いですね。掛け値なしに、艦隊戦はカッコイイですよ。あと空間騎兵隊が良い。昔から『ヤマト』を好きな方たちにも早く観てほしいです。是非その迫力を楽しんでいただきたいですね」。さらに、第三章ラストから登場した人気キャラクター・デスラーも、本作の見所だという。演じるのは、ベテラン声優の山寺宏一だ。「山寺さんが演じられるデスラーが、クールでミステリアスかつ情熱的でとても魅力的です。静かに燃え盛っている青い炎のような熱量を、そのお芝居から感じます。デスラーの声を聴いて、あらためて山寺さんは本当に素晴らしい演者さんだと感じました」。山寺さんは『2199』からの続投となるが、当時、人数が多かったためヤマト側とガミラス側で分かれて収録が行われたそうで、「そのときに『一緒にアフレコ出来たらいいね』という言葉をいただいていて、僕も『山寺さんと掛け合いしたいです』とお話ししていて。それがやっと実現した」と喜びもひとしおの様子。デスラーが青い炎なら、古代は「燃え盛る赤い炎」だと表現。「その違いは間違いなくあります。劇場へ観に来ていただければデスラーも愛に生きている人だと感じてもらえると思います。古代やヤマトだけでなくデスラーも『愛の戦士たち』の一人だと思います」。最後に第四章を楽しみにしている方へメッセージを寄せた。「いきなり第四章から観ると分からないこともあると思いますが、冒頭に『これまでのあらすじ』もありますので初心者の方もご安心ください!劇場で見ていただくのが一番いいなと思うスケールの大きさで描かれています。その大きな愛を感じていただければと思います」。(text:cinemacafe.net)
2018年01月25日アニメーションの歴史に輝く不朽の名作「宇宙戦艦ヤマト」。中でも日本全土を熱狂させた劇場用映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』をモチーフに、その壮絶なる物語を新たな解釈と装いで現代に甦らせた完全新作シリーズ『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』。全七章で綴られる本作の第三章「純愛編」が10月14日(土)より劇場上映&デジタルセル版配信が同時スタートするのに先駆け、主人公・古代進を演じる声優の小野大輔と、シリーズ構成・福井晴敏の対談インタビューが届いた。■あらすじ第十一番惑星の岩塊に埋もれたヤマトの頭上に、おびただしい数のガトランティス増援艦隊が到着する。波動砲を封印したいまのヤマトには為す術がない。逡巡の末に、古代が取った道とは――。苦難の連続で追い詰められた古代を見かね、ヤマトに密航していた雪が姿を現したところで、事態が好転することはない。必要に駆られ、惑星シュトラバーゼへと立ち寄ったヤマトを、二つの巨大な罠が襲う。ガミラスに革命を促さんとする反乱軍は、なぜヤマトを待ち構えていたかのようにシュトラバーゼを襲撃したのか。その混乱の中、古代はアケーリアス文明の遺跡の中でガトランティスの意思を体現する男と対面を果たしていた。宇宙の真理として絶対的な“愛”を説く男は、「おまえの愛を示せ」と、古代に恐るべき選択を迫るのだが――!?■小野大輔、福井晴敏氏の言葉で「タガがはずれました」ヤマトのピンチで幕を下ろした第二章。続く第三章では、ヤマトが波動砲を使うのか決断が迫られると、福井氏は語る。「古代にとって波動砲を撃つという行為は魂に対する裏切りになる。自分の魂、沖田さんの魂、そして地球の恩人であるスターシャに対してもそうです。彼が何を納得して、あるいは納得できずに引き金を引くのかどうか…そこがまず最初の見どころになってくると思います」。主演の小野さんも“決断”については想いが深いようで「古代は幾度も選択を迫られていますが、第三章は特に『古代、選べ!』となっていて、そこはずっとつらかったですね。演者としても一個人としても、古代の気持ちになるとかわいそうで仕方がない。本当に福井さんは酷い人だと思います(笑)」と心境を吐露した。そんな第三章で注目すべきは“キーマン”だという。小野さんは「キーマンはクールで俯瞰的に物事を見ている人なので、納得のいくセリフが多くありました」「古代の背中を押すような部分もあるし、ヤマトに寄り添って大事なものが見えている人なのかな」と分析すると、福井氏は「たとえば企業の問題点も、内部の人間よりも外からやってきた協力会社の人のほうがわかるわけです。ただ、わかっていても、言うか言わないか、という選択がある。キーマンは言ってしまいます。あの立場にいる人物としては迂闊なことなはずだけれども、彼は愛せる人だし人情家ですね」。クラウス・キーマン役を演じるのは、小野さんと共演作も多い声優・神谷浩史。小野さんはアフレコ時に神谷さんについて深く印象に残ったシーンがあったよう。「キーマンはひとことで言えば『暗躍しているんじゃない?』と思える人物です。ですから先のことをわかっていないと演じられない役柄だと思うんです。それで神谷さんが、福井さんに熱心に質問をしていたことが印象的でした。アフレコブースを出てまで質問をしていました。それが、『俺は知りたいんだ』と行動するキーマンの役柄然としていたし、現場の士気を高めるファクターにもなっていました」。一方の小野さんは、演じていて「古代がここまで自信をなくしてしまっていいのか?」と悩むシーンもあったという。手を差し伸べてたのは福井氏だ。「福井さんがアフレコに来てくださって、『迷っていいです。情けないくらいやっていいです』と言われたので、タガがはずれました。古代って、こんなに泣くかなと思ったのですが、思い出してみれば『2199』の最後で、みっともないくらい泣いているんですよね。彼のメンタリティは、衝動が発露したときはなりふり構わない部分も持ち合わせているんですよ」。福井氏は「キーマンともう一人、ズォーダーも注目です」と明かし、「ガトランティスがどのような敵なのかがわかってくる。圧倒的に強大な敵という存在ですが、何がどのように人類に脅威なのか?これが見えてきます。人間ともガミラスともまったく違う存在が、『愛』を外側から見て嗤う、忌み嫌うのですが、逆に言えば、愛を外から見ている彼らだからこそ、愛について語れる部分があるわけです」と解説。■サブタイトル「純愛」は皮肉なタイトル!?“愛”が持つ多面性そう、本シリーズは“愛”が大きく関わってる。第三章では特にサブタイトルが「純愛」となっているが、それが意味するところとは?「愛というのは、それこそ『愛は地球を救う』であって、輝かしい部分もあるのですが、反面こわいものも含んでいます」と持論を語る福井氏。「世界を見渡せばさまざまな事件が起きていますが、それも間違いなく愛のもとでやっているわけです。でも『そういうことじゃない、愛する人のためだけで人間はいいのではないか?』と言っていたのが『さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』だった。しかしその、愛する人のためということも、結局はエゴに転換してしまうのではないか?第三章『純愛篇』は愛の輝かしい部分を描いていますが、今後は愛の暗い部分も出てくることになると思います。その両面を描くことが大事なのです」「第三章はその所信表明みたいな回ですね。そういう意味では、実はちょっと皮肉なタイトルです」。「違う愛も描くからこその、この時点での『純愛篇』となると、僕=古代としてはつらいなあと思いました(笑)」と率直に明かす小野さん。「ただ、古代としての愛の表現や生き方は、僕は共感ができています。人が好きとか、何かが好きというのは突き詰めていくと理屈ではないと思っていて、理由は後付け。それを俯瞰して問いかけてくる存在も必要だとは思うのですが、ただそれに対してはやっぱり、理屈抜きで『俺は好きなんだ』って、胸を張って言えるかなと思います」。■見どころは“芝居”!「生々しいまでの生を感じて」最後に「第三章の一番の見どころは?」と問われると、二人とも共通する考えを抱いていてることが分かった。福井氏は「今回の章は『芝居』ですね。役者さんの芝居をすごく粘って録っています。絵も、実は相当リテイクがあって、熱を入れて描き直しなどが行われています。もちろんヤマトらしいメカのアクションやスペクタクルもあるのですが『アニメーションってこれくらい突っ込めるんだ』というところの一端を見ていただけるといいなと思います」。「ストーリーとしても、方向が見えてきます。第二章までの『2202』は『2199』の続きであり、『さらば』かもしれないし『2』かもしれないしという、言ってみれば三要素の中の複雑な経路をどうやって渡っていくのか?という答え合わせをしてきた部分がありました。第三章からは、それらがクリアできたのはわかったけれど、どこに向かうの?という部分が、初めてちょっと明らかになるのかなというところですね」。「福井さんに『芝居』とおっしゃっていただけましたし、僕もそこなんだなと実は思っていて」と続ける小野さん。「完成直前の映像を見てゾクゾクしたんです。生の感情がそこにある気がして。ヤマトはSFアニメですが、やっぱり生きているなって思える映像でした。生々しいまでの生を感じていただきたい。そこにはやっぱりアニメーションを作るすべてのスタッフさんたちの技術と、『好き』という“想い”が詰まっていますので、みなさんにも感じていただければと思います」。(text:cinemacafe.net)
2017年10月13日不朽の名作「宇宙戦艦ヤマト」を完全リメイクしたアニメシリーズ「宇宙戦艦ヤマト2199」(以下「2199」)。今年2月からは、その3年後の世界を描くヤマトファン待望の完全新作シリーズ『宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち』全七章が順次劇場公開。まもなく第一章に続き、『宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち』第二章「発進篇」が公開を迎えるが、今回、主演を務める小野大輔が、公開を控えた現在の心境を語ってくれた。「涼宮ハルヒの憂鬱」古泉一樹役や、「黒執事」セバスチャン・ミカエリス役、「おそ松さん」松野十四松役、「デュラララ!!」平和島静雄役などアニメ作品はもちろん、海外ドラマ「glee/グリー」フィン・ハドソン役や「GOTHAM/ゴッサム」ジェームズ “ジム”・ゴードン役など吹き替え作品でも活躍する実力派声優の小野さん。また、2007年からは歌手活動も行っており、昨年は武道館ライブを成功させ、6月28日(水)には記念すべき10枚目のシングル「ROSA ~Blue Ocean~」がリリース予定となっている。本作『宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち』(以下『2202』)では、主人公・古代進役を熱演している。第一章のときは「再びヤマトに乗らなければならない理由って何だろうとか、またあの不安やプレッシャーと戦わないといけないのか」と、正直複雑な思いがあったと明かす小野さん。しかし「『第一章』が、多くのファンから『ヤマトっていいですね』と非常に好意的に受け止めていただけたし、スタッフの皆さんにも“ヤマト愛”というものを感じました」と言う。「第一章『嚆矢篇』は、なぜ古代たちがヤマトに乗らなければならないかという葛藤を描いていたと思います。ですから、この第二章が本当の意味での旅立ちになります。ようやくというか、ついにヤマトが宇宙に飛び立つということで、この第一章から第二章になる時点ですでにカタルシスが生まれているわけですね。僕自身も、やっと旅立てるなという気持ちを、この第二章になって感じています」と、第一章から第二章へ、現在の心境を明かした。前作「2199」のときは、“やらなきゃいけない”という使命感に動かされていた部分もあったと思うと語る小野さん。しかし今回は「あくまでも自分たちの意志で集まり、発進するという点が違いますね。もちろん、自分が大切に思っている人に呼ばれたという部分はありますが、『俺はやるんだ』というそれぞれの強い意志を感じます」と、自らの意志で発進していくのだと説明。そんな中、古代自身は自分の知らないところで進められていた地球の現実の姿に対する憤りがあったと言う小野さん。「『2199』では、『異星人との間でもわかりあえる』という心境に達した古代ですが、その思いは理屈ではなく、彼が肌で感じた部分だと思うんです。それだけに、同じ地球人同士なのになぜわかりあえないのか。そういうもどかしさはあったでしょうね」と分析する。「福井(晴敏)さんも、今回の『2202』の脚本には、現代的な人間関係などを反映させたいとおっしゃっていました。それが如実に感じられる部分と言っていいでしょうね。今年39歳の僕や、少し上の年齢の方だとそれが痛いほど感じられるんじゃないでしょうか。ちょうど組織の中では中間管理職についているような年代ですから、その悲哀、あるいはうまくいかない社会においての自分のあり方。そういうやり場のない怒りみたいなものは古代も感じていると思います。同じような気持ちは、僕と同じ、あるいはもっと上の世代のヤマトファンなら見て共感してもらえるかもしれません」。またすでに公開されている本予告では、冒頭に「ヤマト発進!」のセリフが登場。小野さんは「やはり『背負ったな』という感じですね。以前はとにかくお兄さんの無念を晴らしたいとか、いろいろな思いに動かされたという感じでしたが、今回は自分の決意で旅立つわけですから。さらに艦長代理にも選ばれたことで、ようやく沖田艦長の気持ちが理解できたような気もします。そういう意味ではすごくプレッシャーを感じました」とあのセリフに込めた思いを語り、「沖田艦長役の菅生(隆之)さんの言い方を意識して、あの声を頭の中に響かせながら演じたんです。たしかにいまは古代がリーダーとなって動かしていますが、ヤマトはやはり沖田艦長の艦だと思っていますので」と明かす。本作第二章では、“ヤマト愛”のあるスタッフの「新しいヤマトを作っていくんだ」という決意と覚悟が感じられるパートになっていると断言する小野さん。最後に上映を待つファンへ熱いメッセージをくれた。「もうこの『第二章』を見たら、物語がたどり着くゴールまで一緒に行ってみたくなるはずです。いやもう、この先を見ないという選択肢はないと言ってもいいでしょう。それくらい先が気になる展開になっていますから、ぜひ覚悟を持って見ていただきたいですね。絶対、この艦に乗ってよかったと思わせてくれると思います。ファンの皆さんも、ぜひ一緒に、このヤマトという艦を未来へ進めていきましょう」。(cinemacafe.net)
2017年06月23日2017年2月――アニメーションの歴史に輝く不朽の名作「宇宙戦艦ヤマト」をリメイクし大きな支持を得た「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編となる完全新作シリーズ『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第一章「嚆矢篇」が公開、全七章に渡る壮大な旅の幕が上がった。誰もが知る名作への出演に「ここまで周りの方の反応が大きかったのは、いままで自分が携わってきた作品ではなかったことだったので、改めて『ヤマト』という作品の大きさを実感しましたね」と明かすのは、本シリーズに出演する声優・神谷浩史。神谷さんと言えば、「化物語」阿良々木暦役、「黒子のバスケ」赤司征十郎役、「進撃の巨人」リヴァイ役、「おそ松さん」松野チョロ松役、『夜は短し歩けよ乙女』学園祭事務局長役など、多彩なキャラクターを演じ分ける実力派。本作『宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち』(以下『2202』)では、物語の“キーマン”となるガミラス帝国地球駐在武官のクラウス・キーマンを演じる。「第一章『嚆矢篇』第一話の冒頭の戦闘シーンは“変態的”と言っても過言ではないくらい凄かったです(笑)。相当こだわって制作されていることをひしひしと感じました。そもそも完全新作としてリメイクした『2199』のさらにその続編を制作するというのは、かなりハードルが高いことをやっていると思うんです。その意気込みみたいなものが第一章では映像からも感じられた」と、本作をふり返る神谷さん。そしていま、さらなる熱量を帯び、宇宙戦艦ヤマトが再び旅立つ!『宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち』第二章「発進篇」(第3話~第6話)が6月24日(土)より公開。本作のアフレコに臨むにあたり「キャラクターの根幹に関わっている部分がブレないように演じていけば問題ないだろう」と考えていたという神谷さんは、実際に第二章「発進篇」までキーマンを演じてみて、彼への印象の変化は「いまのところ、そんなにない」という。「唯一、キーマンの上官であるバレルとの関係は気を付けなければいけないところかなと思っています。キーマンとバレルが2人きりで出ているシーンは、ほかとはちょっと雰囲気が違って見えるように意識して演じています。ただ、それは僕個人で判断している部分なので、果たして監督の意図と合っているのかは確かめていないんですけど…(笑)」。「『ヤマト』という原作があって、福井さんのシナリオがあって、監督が画にして、それに僕が声をあてるというように、色んな要素でアニメーションは作られているので、そこは僕が足してもいい要素かなとは思っています。いまのところ、キーマンは自分が想定していた人物像から大きくブレてはいないので、変化が垣間見えるとしたら、この先もっとこの物語が展開していったときかなと思っています」。こうして演じるキーマンという人物。彼の魅力について問われると「正直あまりよく分からないですね」と明かす。「これはキーマンに限ったことだけではなく、作品に関わっている渦中において、このキャラクターにはどんな魅力があるのか、あまり考えないようにしています。そういうことを分かった上で演じてしまうと、自分はどうしてもあざとくしてしまいがちなので(笑)。ただ、何を考えているか分からないミステリアスな部分に、魅力を感じている人は多いかもしれないですね」。『2202』第二章「発進篇」は、前作『2199』で起こった出来事に関して明らかになる注目の章だが、神谷さんは、「ヤマト対アンドロメダ」という構図に注目していると語る。「あれは燃えると思います。古代と山南が『衝撃に備え!』と互いに異口同音で怒鳴りあうところがあって、アフレコではバラバラに収録しなかったんです。通常セリフが被ってしまうところは、各々で収録してダビングのときにミックスしてバランスを整えるのが普通だと思いますが、あそこはやっぱり小野(大輔)くんと江原(正士)さんの2人の芝居の勢いというものを監督やスタッフさんが信じたんだと思います。ベテランの江原さんと中堅の小野くんが対峙する構図。音圧で負けてしまうとどうしても弱く聞こえてしまうので、そこで負けないような音を互いに作っていかなければ、たぶんバラバラで録り直しになっていたと思うんです。でも、テストを2回やって本番でもそのまま同時に収録していたので、すごく印象に残っています」。最後に、上映を待つファンに期待高まる見どころを解説した。「今回はTVシリーズでいうと全4話分になります。長い尺をたっぷり使って、ヤマトが発進するまでの話をやっていて、なおかつ次のエピソードに繋がるところまでを丁寧に見せていきます。ヤマトが旅立つまでには、こういう裏があったのかとか、こういう風に葛藤してみんなが旅立っていったのかとか、みんなの頭の中で勝手に脳内補完されていたものが、一流のスタッフによってきちんと丁寧に描かれているというところが第二章の最大のポイントだと思います。『2202』のモチーフとなっている『さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』を過去に観た方ならば、その答え合わせをして頂くというのも面白いかなと思いますね」。(text:cinemacafe.net)
2017年06月22日『宇宙戦艦ヤマト』をリメイクした前作『宇宙戦艦ヤマト2199』は、多くのヤマトファンを満足させるに十分な内容だったが、同時に、彼らはこうも思っていたはずだ――「“さらば”もリメイクするのだろうか?」と。その答えが、続編となる完全新作シリーズ『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』である。1978年に日本全土を熱狂させた劇場用映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』をモチーフとして、新たな解釈のもとに書き下ろされた物語だ。主人公・古代進を演じる小野大輔と、その親友であり航海長の島大介を演じる鈴村健一は、新シリーズの制作決定を聞いてなにを思ったのだろうか。小野:前作の『宇宙戦艦ヤマト2199』で、旅を終えたという達成感と、やりきったという感覚がありましたので…また旅に出るということで、実は僕は「なんのために旅をするんだろう?」と不思議な気分でした。「なんのために戦うんだろう? なんのために艦に乗るんだろう?」と。でも、始まるのは嬉しかったです。鈴村:僕は「いよいよきたな」と思いました。『宇宙戦艦ヤマト2199』が始まったときから、僕のまわりのヤマトファンは「“さらば”はいつやるんだ?」と言っていたくらい期待値が高い傑作ですから。それがいよいよ始まるということで、注目度も高いですし、やっと「始まります!」と言えるなあと思うと嬉しかったですね。すごく嬉しい出来事だなあと思いました。■古代と島、想いは違っていても変わらない関係古代のことを「自分で決めたことを最後まで貫き通す力強さがある、とてつもないヒーロー」と評する鈴村さんと、島のことを「実務的にも精神的にも、島が居ないと艦が進まない、居ると安心する存在」と評する小野さんだが、第一章で登場する古代と島の距離は、物理的にも精神的にも、前作に比べて少し離れたところから始まっているという難しさがあった。小野:一話目で、古代が乗っている艦に島が居ないんですよね。「なんで居ないんだろう?」って不安でした。「島はどこに居るんですか?」ってスタッフさんにも聞いたくらいで(笑)。だから、再会できたことは純粋に嬉しかったですし、そのなかでも…単なる友情だけじゃなくて、いま置かれている状況を考えて、「森くん(古代の婚約者)はどうするんだ?」って言ってくれる…3年経ってもその関係性は「やっぱり変わってないな。島と古代だな」と思って、二話目にしてじーんときましたね(笑)。嬉しかったです。鈴村:僕も同意見ですね。第一章に関して言えば、古代が選ぶ道と島の選ぶ道がズレているんですけど、それでも…静かにそれぞれの道を歩むのではなく、ちゃんと交差点があるんですよね。古代との会話で、お互いの気持ちをぶつけ合うシーンがあって…古代が情熱的に「発進しようよヤマトを、すぐにでも!」みたいに、鼻息荒く言ってきて(笑)。小野:はははは(笑)。鈴村:それを島が「現実ってものがあるだろう」と。しかも「森くんのことを考えろ」って…そう言ってあげられるのは、やっぱり島しかいなくて。たとえば僕らの日常生活において、「俺、会社を辞めて独立しようと思うんだ」って言ったときに、「いや、奥さんのことも考えてあげなさい」って言ってくれる人っていうのは(笑)、相当だと思うんですよね。とてつもなく関係値が深い人。小野:うんうん、親友ですよね。鈴村:だから、島と古代の関係っていうのは本当に素敵だなあと思いますね。■さまざまなカタチで描かれる「愛」の物語に期待先述したとおり、今作は『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』に新たな解釈がなされている。キーワードとなるのは「愛」――シリーズ構成を務める福井晴敏が「“愛”という言葉を、人間性を象徴するひとつの言葉ととらえて、どんな実写映画よりもきちんと人間を描いているという自負はある」と語るように、今作にはさまざまな愛のカタチが前作以上に描かれている。それらは物語にどのような効果をもたらすのだろうか。鈴村:リアリティが増しますよね。人の営みには、愛というものが必ず付いてくるので。戦争や政治劇においても、人として生きているバックボーンが必ず存在するはずなんです。それは恋愛に関わらず、友情もそうでしょうし…誰かと関わることで生まれるもので、それがあることでキャラクターが浮き彫りになる。今回の『2202』だけでなく『2199』も含めて、そういったものをさりげなく描いているのがいいなあと思います。まあ前回は古代がモテすぎですけどね(笑)。小野:はははは(笑)。違うんですよ、島がモテなさすぎなんですよ(笑)。鈴村:そう、そこだけが僕は不満なんですけど(笑)。でもやっぱり、あれだけの使命をまとって生きていく人間のモチベーションってどこにあるかというと、誰かのためだったり、当然自分のためであるべきだと思うんですよね。それは「誰かと一緒に居たい」という気持ちを考えると、必然的とすら思います。小野:本当にね…異星人とだってわかり合えるんです。『2199』のときも、古代はガミラスの対地球外交官とわかり合っていたんですよね…けっこう強引に(笑)。だから、ここで言う「愛」って、わかり合うことなのかなと思って。そういう意味での愛が、いろんなカタチで描かれていくんだろうなと思うんですよね。タイトルも「愛の戦士たち」になっていますし…今回は島にモテてほしいなあ(笑)。鈴村:はははは(笑)。僕も切に願うよ(笑)。■ヤマトのクルーが再び旅に出る理由とは?第一章でカギとなるのは、イスカンダルから地球に帰還したのち解散していたヤマトの乗組員たちが、まったく同じタイミングで幻を見るという出来事だ。古代は沖田艦長を、島は亡き父親を幻のなかに見るわけだが、その原因を探ることを目的に、物語は第二章へと続いていく。その印象的なシーンには、果たしてどのような意味が含まれているのだろうか。小野:幻には、自分の人生のなかでいちばん関わりが深い、つながっている人が出てくるんでしょうね、きっと。つまり、記憶ということですよね。記憶って、人が生きていくうえで…生きる原動力のひとつになる、拠り所にする部分だと思うんですよね。記憶がないと、生きてきた積み重ねができないことになるので。それが見えたということは、あのシーンって…ヤマトのクルーが「生きている」、「人と関わり合っている」、「歴史がある」っていうことを象徴しているような気が…僕はしました。すごく、生きている感じがしましたね。鈴村:そうだね。僕らもまだ幻の正体はわからないから、想像するしかないんだけど…ヤマトはやっぱり、なにかを救う物語だと思うから。『2199』は「地球を救う」という大きな使命があったけど、『2202』に関しては、「自らを救う」というようなイメージがあるのかなあという気がしていて。小野:そうか…なるほど。鈴村:幻に出てきた人は…島は亡くなったお父さんでしたけど、自分の暮らしや、日常につながっている人たちなんですよね。そのことを考えると…今回も強い敵が現れて地球が危なくなるのであれば、大義名分として「地球を救う」というのがあるかもしれませんが、じゃあなんのためにそれを行なうのか?と紐解いていくと、「自分を救うために生きている」というのが本質だと思うんですよね。だから、今回見えた幻には、そういうものが表現されているのかなあ?って勝手に思いましたが、その正体は僕にもわかりません(笑)。小野:それを追い求めていくって、なんだかロマンがありますよね。「自分とはなにか?」を確認しに行くという意味もあって。それを知るために、地球とガミラスをつなぐ大使に会いに行くところから始まりますから…たしかに、鈴村さんの言うとおり、自分を救うためっていうのがあるんだろうなあ。鈴村:ひいては、全てのためにつながるっていうのがね。自分のためになにかをするってことは、誰かのためでもあるっていうことにつながっていくって考えるとおもしろいよね。小野:より明確になりますね。僕…さっき言ったように、「なぜこの艦で旅に出るんだろう?」って思っていた部分があったんですけど、それを探しに行くんじゃないですかね、ヤマトのクルーたちは。「なぜ生きているのか」とか「なにが使命なのか」とかを探しに…。■期待を裏切らない熱い物語に、ともに乗船してほしい2話からなる第一章について語るだけでも、これほどまでに深く、熱くなってしまう。宇宙戦艦ヤマトというのは、昔もいまもそういう作品だ。全七章で描かれる『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の物語はまだ始まったばかり。最後に意気込みを聞かせてもらった。小野:僕らは年齢的に“ヤマト世代”と言われる方々の後の世代だと思うんですよね。だからこそ、いま改めて「ヤマトは本当におもしろい」と感じています。そして、普遍だなあと思うんですよね。先ほど「愛」の話もしましたけれど、どの時代に描いたとしても変わらない魂というか…老若男女問わず、誰しもが魂を震わせるような、とても熱い物語だなあと改めて感じています。次の世代にその熱さを伝えていくためにも、またこの艦に乗り込みたいと思いますので、みなさんもぜひ一緒に乗っていただければと思います。鈴村:みなさんが期待していた『2199』の続編ということで、すごく注目されていると思いますが…少なくとも第一章を観た感じ、その期待をまったく裏切らない、おもしろいものになっています。前作以上に人間関係が丁寧に描かれていて、全てが未来につながっていくような作劇になっているので、「この人たちはこの後どうなっていくんだろう?」、「この人たちがどう関わっていくんだろう?」とワクワクしますね。オールドファンの方も、前作を観た方も、期待を持って観てもらえるし、いままでヤマトを知らなかった人も…すごく重厚な人間ドラマ、いまの現代にぴったりな群像劇を描いていると思うので、楽しめると思います。(text:とみた まい)
2017年02月22日日本SFアニメの不朽の名作「宇宙戦艦ヤマト」を完全リメイクし、古代進を小野大輔、森雪を桑島法子が務めるほか、手塚秀彰、神谷浩史ら豪華声優陣で贈る『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』。本作の新キャストとして、神田沙也加が金髪の女神“テレサ”役を演じることが決定。神田さんの声も収められた劇場本予告と合わせ、第一章のメインビジュアル、および新劇中カットが一挙に解禁となった。時は、西暦2202年。あの壮大な片道16万8000光年にも及ぶイスカンダルへの大航海から宇宙戦艦ヤマトが帰還して、すでに3年。〈コスモリバースシステム〉により、かつての青い姿を取り戻した地球は、ガミラス帝国とも和平条約を締結。復興の傍ら、防衛のためと最新鋭戦艦アンドロメダを含む新鋭艦隊の整備が進められていた。イスカンダルのスターシャの願いも虚しく、地球は軍拡への道を歩み始めていたのだ。はたしてこれが、かけがえのない数多くの犠牲の果てにヤマトが成し遂げた、本当の平和なのだろうか?宇宙の平穏を願う女神テレサの祈りが、ヤマトを新たな航海に誘う。いま、宇宙を席巻するガトランティスの脅威が、地球に迫っていた――。大ヒットを記録したTVアニメシリーズ「宇宙戦艦ヤマト2199」(2013年4月~9月全国放送)から3年の時を経て、ファン待望の新シリーズとして劇場上映される本作。モチーフとなるのは、1978年に公開され、日本全土を熱狂させた劇場用映画『さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』。脚本は『亡国のイージス』の原作者であり、『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』のストーリーを手掛けた福井晴敏。壮絶なる「ヤマト」の物語が、新たな解釈とビジュアルで2017年に蘇る。このたび、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』「宇宙戦艦ヤマト2」でも強烈なインパクトのあった金髪の女神“テレサ”が本作にも登場、その声優を神田さんが務めることになった。テレサとは、伝説の女神。宇宙の平安を願い続け、テレザート星から強力な祈りの精神エネルギー波“コスモウェーブ”を放ち、旧ヤマトクルーに危機の到来を知らせた「ヤマト」のアイコン的キャラクターだ。神田さんは、今回の決定に「私自身、『宇宙戦艦ヤマト』という作品はもちろん知っていたので、最初はそれが新しく作られるということにすごく驚きました。役をいただけて嬉しいという気持ちは大前提としてあるのですが、作品の中で重要な役割を担うテレサというキャラクターを私が演じるということに、最初はとても恐縮しました。初めて『さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』を観させていただいたときに、テレサは非常に印象に残るキャラクターだったので、責任がすごく重大だなと思いました」と、喜びとともにその役柄に言及。錚々たるキャスト陣と顔を揃えたアフレコでは、「足を引っ張ってはいけないという気持ちがある中、今回の台本の内容が冒頭で数行喋って消えていくというものだったので、こんな冒頭で躓く訳にはいかないという想いがありましたね(笑)。役作りをするにしても役が壮大すぎて、どんな風に作ろうかと、アフレコの前日からとにかく緊張していました」と、並々ならぬ緊張を明かす。さらに、「テレサは『ヤマト』という作品において、キーでありアイコン的な存在でもあるので、そういう責任感は継いでいきたいという想いは高まっています。シリーズが終わる時に、みなさんの中に新しいテレサとして自然になっていられるように頑張っていきます」とファンにメッセージを贈った。また、神田さん演じるテレサが初登場し、その声もお披露目される最新の劇場本予告に合わせ、第一章のメインビジュアルも完成。海中より勢いよく発進する宇宙戦艦ヤマトをバックに、精悍な顔つきで艦長服を身にまとった古代進とどこか不安げな表情の森雪が描かれ、まるで新たな『ヤマト』の旅立ちを象徴しているようなビジュアルに仕上がっている。なお、「宇宙戦艦ヤマト2199」TVシリーズ26話をぎゅっと4分に凝縮し、人気キャラ・岬百合亜役の内田彩がハイテンションなナレーションと共にわかりやすく解説してくれる「内田彩の4分でわかる宇宙戦艦ヤマト2199【完全版】~road to 2202~」も公開中。なぜ、ヤマトはイスカンダルへ旅立つことになったのか?そもそもイスカンダルって何?という「ヤマト」初心者にとっても役立つ映像となっている。『宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち』第一章は2月25日(土)より新宿ピカデリーほか全国15館にて2週間限定劇場上映。(text:cinemacafe.net)
2017年01月06日日本SFアニメ史の始祖にして不朽の名作「宇宙戦艦ヤマト」を完全リメイクしたTVアニメシリーズ「宇宙戦艦ヤマト2199」の3年後の世界を、全七章で描く新シリーズ『宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち』。この度、大人気声優・神谷浩史が物語の“キーマン”となる新キャラクターを演じることが分かった。時に西暦2202年。あの壮大な片道16万8,000光年にも及ぶイスカンダルへの大航海から宇宙戦艦ヤマトが帰還して、既に3年――。コスモリバースシステムにより、かつての青い姿を取り戻した地球は、ガミラス帝国とも和平条約を締結。復興の傍ら、防衛のためと最新鋭戦艦アンドロメダを含む新鋭艦隊の整備が進められていた。イスカンダルのスターシャの願いも虚しく、地球は軍拡への道を歩み始めていたのだ。はたしてこれが、かけがえのない数多くの犠牲の果てにヤマトが成し遂げた、本当の平和なのだろうか?宇宙の平穏を願う女神テレサの祈りが、ヤマトを新たな航海に誘う。いま、宇宙を席巻するガトランティスの脅威が、地球に迫っていた――。本作のモチーフとなるのは、1978年に公開され、日本全土を熱狂させた劇場用映画『さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』。脚本は、『亡国のイージス』の原作や『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』のストーリーを手掛けた福井晴敏が担当し、壮絶なる物語を新たな解釈と装いで現代に蘇らせる。キャスト陣には、主人公・古代進役の小野大輔をはじめ、森雪役に桑島法子、真田志郎役に大塚芳忠、徳川彦左衛門役に麦人、南部康雄役に赤羽根健治、相原義一役に國分和人、榎本勇役に津田健次郎ら実力派が勢ぞろい。そして、本作の新キャラクター、クラウス・キーマン役を、「進撃の巨人」リヴァイ役や「おそ松さん」チョロ松役、「ONE PIECE」トラファルガー・ロー役などで知られる人気声優の神谷さんが演じることが決定。神谷さんは本シリーズについて「『ヤマト』という作品はもはや日本のアニメの原点であり、ある意味、古典になりつつあるコンテンツだと思っています。実際に観たことはないけどタイトルは知っていて、主題歌を知っている。主題歌を知っているということは、実は話の内容を理解しているということになりますから、もはや『ヤマト』は御伽話とか昔話に近い存在になっている気がします。主題歌の1番の歌詞だけでも知っていれば、前作『2199』のストーリーを知っていることになるんです。細かい部分や感じるものは違うかもしれないですけど、本質はあの歌1曲に集約されているので、それさえ分かっていれば今回の『2202』は観ることができます」と、コアなファンでなくても楽しめると解説。また、クラウス・キーマンはガミラス帝国地球駐在武官。その名の通り今後の“キーマン”となる役どころだというが、「僕個人としてはキーマンという役がオリジナルのキャラクターで、福井さんの意思がすごく色濃く反映されたキャラクターになるのではないかと思っているので、気合を入れて臨んでいきたいと思います。素晴らしいものをみなさんにお届けできるようにと思っていますので、ぜひ劇場へ足を運んで頂ければ嬉しいです」と意気込みを述べた。さらに、神谷さん演じる“キーマン”も初登場する本予告(15秒ver)も公開。『宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち』第一章は2017年2月25日(土)より、全国15館にて2週間限定劇場上映。(text:cinemacafe.net)
2016年12月16日映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』が全国の映画館にて公開される。全7章あるうちの第1章は、2017年2月25日(土)より2週間限定で上映。 本作は、『宇宙戦艦ヤマト』のリメイクとして、2012年から2014年に渡り放送されたTVアニメシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2199』の続編。モチーフとなるのは、1978年に公開された映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』だ。日本SFアニメが誇る不朽の名作が、新たな解釈と装いで現代に蘇る。脚本を務めたのは、福井晴敏だ。『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』のストーリーも手がけ、日本のアニメーションシーンを知り尽くした彼が作り上げる「ヤマト」の世界観に注目したい。またテレサ役は神田沙也加が務めることが決定している。さらに本作の公開に合わせ、『宇宙戦艦ヤマト 2199』の解説動画も公開。TVシリーズ26話を4分に凝縮した本動画では、劇中キャラ、岬百合亜役を務めた内田彩が、今までのストーリーをわかりやすく解説してくれる。動画を観て予習すれば、「ヤマト」初心者でも映画を楽しむことができる。■ストーリー西暦2202年。あの壮大な片道16万8000光年にも及ぶイスカンダルへの大航海から宇宙戦艦ヤマトが帰還して、既に3年―。〈コスモリバース・システム〉により、かつての青い姿を取り戻した地球は、ガミラス帝国とも和平条約を締結。復興の傍ら、防衛のためと最新鋭戦艦アンドロメダを含む新鋭艦隊の整備が進められていた。イスカンダルのスターシャの願いも虚しく、地球は軍拡への道を歩み始めていたのだ。はたしてこれが、かけがえのない数多くの犠牲の果てにヤマトが成し遂げた、本当の平和なのだろうか?宇宙の平穏を願う女神テレサの祈りが、ヤマトを新たな航海に誘う。いま、宇宙を席巻するガトランティスの脅威が、地球に迫っていた―。【詳細】『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第1章(全七章予定)上映期間:2017年2月25日(土)〜 2週間限定上映上映劇場:東京 新宿ピカデリー / シネマサンシャイン池袋/MOVIX亀有、神奈川 横浜ブルク13、千葉 MOVIX柏の葉、埼玉 MOVIXさいたま、栃木 MOVIX宇都宮、宮城 MOVIX仙台、北海道 札幌シネマフロンティア、大阪 大阪ステーションシティシネマ / なんばパークスシネマ、京都 MOVIX京都、愛知 ミッドランドスクエアシネマ / MOVIX 三好、福岡 T・ジョイ博多製作総指揮:西﨑彰司シリーズ構成・脚本:福井晴敏監督:羽原信義
2016年11月29日KDDIとヤマトホールディングスは1月27日、新大型物流拠点「KDDI 東日本物流センター」(神奈川県相模原市 ロジポート橋本)で、ヤマトロジスティクス提供のクラウド型ピッキングシステム「FRAPS」の運用を開始すると発表した。FRAPSはFree Rack Auto Pick Systemの略称で、ヤマトホールディングスが掲げる「バリュー・ネットワーキング」構想を支える1つのソリューションとなる。可動式ラックを並べたロールボックス・パレットとデジタルピッキングのラインを併せ持っており、事業者が在庫を分散させることなく、大消費地近くに複数拠点を持つ事業者と同様のスピード・品質を実現する。例えば、これまでのスピード配送の場合、自前の倉庫と3PL事業者(ロジスティクス事業者)の倉庫を大消費地の近くに持って購入者へ配送を行う方法が一般的とされている。一方で、FRAPSは、事業者の倉庫の一部をヤマトグループのネットワーク上に組み込むため、在庫をネットワーク上で流動させられる。これにより、大消費地の近くにおいて、自社倉庫の一部機能が置かれるようなイメージで、運用が可能になる。KDDI 東日本物流センターは、総床面積が5万400平方メートルで、神奈川県相模原市に位置するラサールの物流拠点「ロジポート橋本」の3階、4階を活用している。この物流拠点では、au携帯電話・スマートフォンだけでなく、au +1 collectionも取り扱うという。同社は、2015年12月にスタートしたauショップにおける物販サービス「au WALLET Market」やスマートフォンアクセサリなど、ショップにおける荷物受入業務が増加していることから、スピーディーな配送や店舗における負荷軽減を目的として、今回の物流改革にこぎつけた。現状では、携帯電話・スマートフォン本体とアクセサリなどの周辺機器の取り扱いのみで、au WALLET Marketの生鮮食品などの商品を取り扱うほかは「検討段階」(KDDI 理事 購買本部長 赤木 篤志氏)としていた。○ヤマトと"タッグを組む"KDDI記者会見で赤木氏は「作業効率が3割改善できる」と、新拠点のメリットをアピールする。これまでの物流管理は、独自の取り組みを進めていたが、FRAPSの導入や検品作業など、ロジスティクス作業を「ヤマトとタッグを組む」(赤木氏)ことで、最適化する。通常、こうした物流の最適化はアウトソーシングすることが多いが、「物流の最適化を図るために、奥深くシステム連携も進めている」ことから、アウトソーシングというよりも、"タッグを組む"という形で、物流の最適化を図るようだ。一方のヤマトホールディングスも、物流改革の「バリューネットワーキング構想」を掲げており、2013年8月に開所した厚木ゲートウェイや国際物流拠点の羽田クロノゲートなど、大規模拠点間の幹線輸送を活用した物流の最適化を進めている。KDDIとは2013年10月より、FRAPS導入などの協議を進め、厚木ゲートウェイから車で20分ほどのこの地に新拠点を構えることに決めたという。ヤマトロジスティクスのFRAPSは可動式のラックやマージソータを活用して、これまで細かく分割されていた荷物をまとめて梱包することで、配送の効率化を図る。このFRAPSの機械を導入した企業の事例としては過去最大のものとなるという。こうした物流の最適化を図ることで、在庫管理についても集約を進め、全国に83カ所、東日本に47カ所ある物流拠点を、今年度末までに13拠点まで減らす。また、その後は1桁台後半まで減らす構想とのことで、2017年度に設置予定の関西拠点と合わせて運搬時間やコストの低廉化を進める。「物流はコストがかかるものでしたが、(これからは)バリューを生み出すためのものに進化する。ロジスティクスのLTと情報システムのIT、決済のFTを組み合わせて価値あるものに物流を改革する。われわれは宅急便のB2Cビジネスのイメージが強いがB2B分野でも価値を高める、お手伝いをしていきたい」(ヤマトホールディングス 代表取締役社長 山内 雅喜氏)また、会見前に物流センター内を見学したというKDDI 代表取締役社長 田中 孝司氏は、センターについて「感動した」と話し、物流改革に関する手応えを語った。「KDDIの物流改革は、2012年に"物流改革室"を設置して検討を行ってきたが、今日が晴れの日となった。同時期に3M戦略を発表して、その後、スマートパスやau WALLET Marketなどを世に送り出した。(2012年)当時はまだWALLET Marketがシナリオの段階だったが、それを基にプランニングしたのが今回の改革になる。ここは、ヤマトの厚木ゲートウェイから車で20分で、ヤマトの日本国中をカバーする物流ネットワークにつなくことができる。大量のモノをリアルタイムに配送できることでモノが自動的に動く、そんな仕組みを構築できたと思う」(田中氏)○KDDI 東日本物流センター内の作業スペース記者会見はKDDI 東日本物流センターで行われ、会見後には報道陣向けに、ロジスティクスの作業工程の説明が行われた。
2016年01月28日ヤマトホールディングスは12月11日、大阪府茨木市に関西圏ではヤマトグループ最大級の総合物流ターミナル「関西ゲートウェイ」を2017年11月に稼働させると発表した。この施設は、大和ハウス工業が建設する新物流施設を賃貸借するもの。「関西ゲートウェイ」は、鉄骨造6階建(倉庫4階 事務所5階)で、延床面積は約90,486平方メートル(約27,372坪)。ヤマトグループは、主要都市圏(関東・中部・関西)の玄関口に最新鋭の仕分け機器とグループ各社の付加価値機能を備えた総合物流ターミナル「ゲートウェイ」の建設を進めている。関西ゲートウェイが建設される大阪府茨木市周辺は、名神高速道路 茨木ICから至近であることに加え、大阪国際空港(伊丹空港)・関西国際空港・大阪港・神戸港などあらゆる輸送モードに対応できるインフラが整備された立地条件にあり、最新の仕分け機器による24時間発着同時仕分けを行い、厚木ゲートウェイ(2013年8月稼働)・中部ゲートウェイ(2016年10月稼働予定)の2つのゲートウェイとの多頻度幹線輸送により、配達リードタイムを短縮し、主要都市間の宅急便当日配達を実現する。関西ゲートウェイにはヤマトグループ12社が入居し、ものが流れる中で、キッティングやマージ、メンテナンスなど新たな価値を付加する「止めない物流」を実現する。また、仕分け作業の機械化で、省力化・省人化を進め、労働力不足に対応。関西圏のハブとして荷物を集約し、車両台数の削減や積載率向上、走行距離短縮などで輸送効率を高め、コスト構造を改革するという。
2015年12月11日ヤマトホールディングス傘下のヤマトシステム開発(YSD)は12月3日、マイナンバー制度施行後、企業が実施する必要のある自社社員や従業員のマイナンバーの「収集」から「保管・管理」「法定調書の作成」などをワンストップで高いセキュリティ環境でアウトソースする「マイナンバー業務支援サービス」の提供を2016月1月より開始すると発表した。「マイナンバー業務支援サービス」は、企業が行う必要のある、対象者のマイナンバーの収集から提出状況の追跡、保管・管理、支払調書など法定調書の作成までを、アウトソースすることが可能なサービス。データ管理などの一部の業務のみアウトソースすることも可能。サービス料金は個別見積もりとなっている。
2015年12月04日ヤマトホールディングスは、7月13日より、ヤマト運輸の全国約4000カ所の宅急便センターをビジネス拠点として活用できる企業向けサービス「ヤマト クラウドデポ」の販売を開始する。同サービスは、営業やサービススタッフがスマートフォンやタブレットからいつでも商材などを発注し、最も便利なセンターを検索・選択したうえで引き取ることが可能なクラウド型の発注システムと、ヤマトグループの宅急便ネットワーク利用を融合したパッケージサービス。クラウド型発注機能としては、「個人別の出荷依頼入力」「出荷依頼の配送状況照会」「サイト内での商材在庫管理機能」「最適な引き取り宅急便センターの検索と選択サポート機能」「引き取り場所への商材の到着お知らせ機能」を提供する。オプションとして、サプライヤーから直接商材を引き取り、輸送過程で検品・セットアップ後、全国の宅急便センターに配送するといったサービスも提供する。同サービスを利用すると、訪問先に近い宅急便センターで必要な商材を引き取りそのまま顧客へ訪問できるため、営業やサービススタッフは、商材のピッキングや積み込みのために自社の営業拠点へ出社する必要がなくなる。商材発注も外出先で行えるので、直行直帰も可能。また、クラウド型発注システムによりスマートフォンやタブレットからいつでもどこでも発注ができ、必要な時に必要な量だけを受け取ることができる。これにより、自社営業所での発注作業や在庫の確認、整理整頓などのバックオフィス業務を省力化するとともに、総在庫量や不良在庫の廃棄ロスなどの無駄を削減できる。
2015年07月13日楽天とヤマトホールディングスは7月6日、業務連携の強化を発表した。EC分野における利用者と事業者双方の利便性の向上を目的としている。連携強化の内容としては、楽天市場の対象商品をヤマト運輸と契約しているコンビニエンスストアの約2万拠点、ヤマト運輸営業所の約4000拠点で受け取りが可能となる。提携コンビニエンスストアはファミリーマートとサークルKサンクス、デイリーヤマザキ、スリーエフ、ポプラ、生活彩家、スリーエイト、セーブオン、くらしハウス、ココストア、ニューデイズ。なお、ヤマトホールディングスはコンビニ最大手のセブン-イレブンとも提携をしているものの、「荷出し契約のみ」(ヤマトホールディングス 代表取締役社長 山内 雅喜氏)とのことで、今回の受取サービスの対象からは外れる。コンビニにおける受け取りは今夏より、ヤマト運輸営業所の受け取りは2015年度内のスタートを予定している。なお、競合他社との差別化ポイントとして両社は冷凍・冷蔵商品の受取可能を挙げている。クール便受け取りに対応できることで利便性の向上を図る。また、ヤマトがEC事業者向けに提供している、受注管理から伝票発行・配送・決済までのトータルソリューション「YES!(Yamato Ec Solutions)」と連携するプログラムを楽天が提供する。楽天市場の新規出店プランと組み合わせることで、「事業者がよりECを始めやすい環境を整備する」としている。○今回の提携は第一歩記者会見に登場した楽天 代表取締役会長兼社長の三木谷 浩史氏は、今回の提携について「マーチャント(ECショップ)とお客さまの双方に大きなメリットがある」とそのインパクトの大きさを説明する。両社はEC業界と物流業界の大手という関係性から、以前より話し合いはしていたものの、「そろそろというタイミングで、まずは第一弾」(山内氏)として、今回の発表にいたったという。楽天市場はそもそも、小規模の小売店が集まる"市場"という性格が最も大きなメリットでもあるが、反対に小規模事業者では物流網を効率良く活かす手立てがなかった。そこで、バックオフィスの効率化と楽天という場の活用を促進できる組み合わせとして、今回の提携によるサービスが用意されたわけだ。そこには、販売店側の負荷軽減とともに、利用者側の利用負担も軽減することで、更に利用率の促進、EC市場の拡大を図るという狙いが両社には存在する。実際に会見中も三木谷氏、山内氏が共に「ECの発展と消費者利便性の向上を狙い、さらにEC市場を発展させたい」と話していた。楽天側は、YES!を活用して新規出店する店舗に対して出店料を20%キャッシュバックする。また、ヤマトはYES!パッケージ料金の提供を行う。この料金は東京名古屋間の60サイズ荷物が535円程度と、初期費用なしで活用できる従量課金制をしいているものの、従来の料金より大幅な料金の追加はない。また、「受注管理と配送がセットになったシステムは競合他社には現状存在しない」(山内氏)とのことで、ECサイト運営者には大きな魅力に映ることだろう。楽天は、日本郵政との提携によって郵便局で荷物を受け取れる「はこぽす」を都内でスタートしている。一方でヤマトのYES!も、6月より提供しているサービスであり、今回の提携がエクスクルーシブな契約ではないとも語っている。両社ともに「利用者が一番いいものを選んでいく」(山内氏)との考えが大きく見えるこの提携だが、業界最大手同士が組むことで、更なるEC市場の拡大が進むかもしれない。
2015年07月06日ヤマトホールディングス傘下のヤマトマルチメンテナンスソリューションズは7月2日、家電製品の延長保証の運用から故障品の修理手配、回収、返却まで一括して引き受ける「クロネコ延長保証サービス」を総合オンラインストア「Amazon.co.jp」に提供すると発表した。同サービスは同日より開始された。アフターサービスの強化を目指すAmazonより、わかりやすい保証体系の延長保証とヤマトグループの全国配送ネットワークを生かした故障品の回収、修理品の返却をワンストップで提供するサービスの利便性を評価され、Amazon初の延長保証として「クロネコ延長保証サービス」が採用されたという。Amazonで対象の家電製品を購入する際、サイト上で「クロネコ延長保証サービス」を購入すると、メーカー保証期間の終了後も保証を延長して無償の修理サービスを受けることが可能になる。故障発生時は、ヤマトマルチメンテナンスソリューションズが用意した専用アカウントページよりWeb上で修理の申し込みが行え、申し込み後は、ヤマト運輸のセールスドライバーが記入済みの送り状と商品に応じた回収箱を持参のうえ回収し、メーカーの修理が完了次第、速やかに配送する。保証年数は、デジタルカメラ/デジタルビデオカメラが3年間(メーカー保証1年+延長保証2年)、タブレットPCが2年間(メーカー保証1年+延長保証1年)となっている。保証適用は、各製品メーカーの取扱説明書に記載された使用方法の範囲内で使用された故障に限る。保証回数は無制限だが、修理代金が製品価格を超える場合は代替品の支給にて完了する。
2015年07月03日ロックオンは6月29日、ヤマトホールディングス傘下のヤマトクレジットファイナンスやヤマトフィナンシャルと共同開発した「クロネコヤマト カード・後払い一体型決済モジュール」を、EC-CUBEのユーザー向け決済ツールとして提供を開始した。同決済モジュールは、ECサイトに欠かせない「クレジットカード払い」と「代金引換」「後払い」の3つの決済手段をまとめて導入できるというもの。これにより、EC-CUBEでネットショップを構築するユーザーは、クレジットカード払いと後払いを一度に導入できる決済代行モジュールを追加開発することなく利用可能となる。
2015年06月30日昨年12月に公開されたアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』のBlu-ray&DVD発売を記念したイベント「発売前夜(ヤ)マトーク」が26日、東京・新宿ピカデリーで開催され、出渕裕総監督、西井正典チーフメカニカルディレクター、声優の中村繪里子が登壇した。今回のイベントは、『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』Blu-ray&DVDの5月27日発売を記念して開催され、BD版の本編上映後に、トークショーが実施。観客一同が敬礼で迎える中、出渕総監督が黒の長衣に本作の分厚い絵コンテを携えて登場すると、「まるで聖書のようだ!」との声が上がった。『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズには欠かせないイベントだった「ヤマトーク」だが、過去のイベントを振り返ると、『宇宙戦艦ヤマト2199』関連イベントの出演回数トップ3が、今回出演した出渕総監督、西井チーフメカニカルディレクター、中村の3人であることが明らかに。出演者を記載した表データによれば、「アニメジャパン2014」以降、特に『星巡る方舟』公開後の「ヤマトーク」や舞台あいさつには、中村がほぼ皆勤していることが判明すると、会場は好意的な笑いと歓声に包まれた。桐生美影の演技について中村は、ラジオドラマではクールできちんとした印象だった美影が、『星巡る方舟』ではかわいらしい部分が出てきたとコメント。出渕総監督は、桐生の趣味性は作品を作りながら盛りこんでいったと語り、「劇場では語り役が必要だと思って桐生を用意したが、ここまでヒロインにするとは決めていなかった。結果としてピースがハマりましたね」と裏話を明かしていた。また、出渕総監督はリテイクにまつわるエピソードを紹介。結城信輝氏による初期キャラクター原案の時点でリボンを着用していた桐生美影を、リボンにするか、シュシュにするかで議論が起こったため、BD版でリボンとシュシュのシーンをきっちり統一するのに苦労したという。さらに出渕総監督によれば、桐生が碑文を読んでいる会話シーンの表情など全体に細かい修正を入れているらしく、演じる中村も「気づかなかった……!」と感嘆。西井氏は「そこまで細かい話をしてわかるかな?」と苦笑していた。出渕総監督から桐生とバーガー、沢村との関係について聞かれた中村は、「バーガーに対してはお兄ちゃん的な距離の近さがあって、今はまだそれが(沢村との)恋愛よりも心地よいのかなと思います」と分析。バーガー関連では、回想シーンに直しが入っているというが、これがまた西井氏が苦笑するほど細かい直しで、出渕総監督は「修正点は気づいてほしいのではなく、情報として無意識下で厚みを感じてほしい」とこだわりを語っていた。メカ関連の修正の話題になると、西井氏は舷側展望室から煙が上がっているシーンなど、数多くのシーンのディテールに手を入れたようで、「撮影(効果の追加など)を中心に細かい部分まで含めると600カット、全体の半分近くに何らかの修正が入っています」と明かし、BD&DVD版制作におけるクオリティアップの執念を感じさせた。ヤマトの音楽にまつわる話題では、出渕総監督が「今回はコンテ撮に合わせて、そのシーン用にレコーディングができたのが大きかった。転換のところでパシっと音楽がハマってくれるんです。音楽についてはとにかく太鼓にしてほしいとリクエストしていて、今作のガトランティスは太鼓の音と共に進軍してくるイメージがあったんです」と述懐。さらに最後の決戦では、「ヤマトのテーマと、ガミラスの国歌をベースにした音と、ガトランティスの音楽が三位一体で重なりあうようなイメージ」と劇伴のコンセプトを明かし、西井氏は「ガトランティスの曲は我々のDNAにこびりついているので、再現度がすごいなと思うと同時に、新しく作られたガトランティスの音楽が見事にしっくりきたのは驚きました」と語っていた。また、音楽については待望のサントラCDが5月27日に発売されるが、出渕総監督は「いつサントラCDが出るんだと庵野(秀明氏)がうるさい」と語り、会場を笑わせていた。最後に中村は「長い年月を経た『宇宙戦艦ヤマト2199』の中で、私はイベントで皆さんの前に出てたった一年とちょっとなんですが、その間にたくさん楽しい経験をさせていただいたことを噛み締めています。またいつか皆さんにお会いできる日がくればいいなという思いを皆さんに託したいと思います」、続く西井氏も「8年は長いです! 50を越えてしまいました。長い間やり続けてきた結果、今があります。それは本当にありがたいことです。今後のことはなんとも言えませんが、またこういった機会があるならまた集まれたらうれしいです」と、今後の展開にも期待を寄せた。そして出渕総監督は「最初の4年はどうなるかと思いながらほふく前進でした。作っている僕らだけでなく、皆さんと一緒にやってきた旅でした。これから何かあるかはわかりませんが、ここまでお付き合いいただいてありがとうございました」と語り、『宇宙戦艦ヤマト2199』の大きな区切りとなるイベントを締めくくった。
2015年05月27日バンダイビジュアルは、Blu-rayやDVDの購入者に向けの映像視聴サービスを行う「BANDAI VISUAL+」のサービス第2弾として、『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の無料ダウンロードキャンペーンを5月27日よりスタートした。「BANDAI VISUAL+」は、バンダイビジュアルの対象商品に封入された専用シリアルコードを指定のWEBサイトに登録することで、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末(Android、iOS 端末)に、購入商品の本編映像をダウンロードして視聴できる有料サービス。従来のストリーミング配信による映像視聴サービスに比べ、映像データを端末に保存できるため、電波状況等の制限を受けにくく、さまざまな環境で安定した視聴ができる。今回のキャンペーンは、5月27日に発売される『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』Blu-rayの初回限定版(9,800円/税別)、通常版(7,800円/税別)、DVD(6,800円/税別)の3商品の購入者が対象。5月27日~6月30日にシリアルコードを登録すると、通常1,000円(税別)の『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』本編映像を無料でダウンロード、視聴することができる。なお現在、無料ダウンロードキャンペーンの第一弾として、「BANDAI VISUAL+」では7月23日まで『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ』(通常1,000円/税別)の本編映像を無料でダウンロードできるサービスを実施中。こちらは『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ Blu-ray Disc Collector’s Edition 初回限定版』(9,259円/税別)、Blu-ray通常版(6,800円/税別)、DVD(5,800円/税別)の購入者が対象となる。『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』は、イスカンダルにたどり着いたヤマトが地球に帰還する途上のエピソードで、大マゼラン外縁部で突如出現した「ガトランティス」と名乗る謎の艦隊、さらには未知の生命体に遭遇。ヤマトの引き渡しを要求してくるガトランティス、そしてガミラスと三つどもえの戦いとともに、壮大なスケールの物語が描かれている。(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2015年05月27日4月29日、舞台『バカフキ!』のDVD発売記念トークイベント『イベフキ!』が都内で行われた。舞台『バカフキ!』は2014年11月、大河元気が初脚本・初演出に挑んだ公演で、連日盛況をよび大成功を収めた作品。舞台は、「大和國」をわかつふたつの勢力、西の国・虎ノ穴と東の国・龍ノ巣が戦いを続けている世界。龍ノ巣がひそかに研究している秘密兵器の正体を暴くため、虎ノ穴の陰密忍者であるラゴ(藤原)、アスラ(大河)、キャラケン(植田圭輔)が敵陣へ極秘に潜入することに。「大人が本気で遊ぶエンターテイメントとして魂を込めてバカをする」をコンセプトに盛り上がった今作がDVDとなり、出演者である藤原祐規、大河元気、若井おさむ、新良エツ子が、DVDに収録された映像を見ながら、舞台を振り返った。お気に入りのシーンを発表するコーナーで大河は、若井と汐崎アイルが殺陣をこなして敵を倒すシーンを選択。ふたりのあまりのかっこよさに、演出中に泣いたと打ち明けた。対して若井は、藤原と和泉宗兵が対決するシーンを選択し、藤原が演じるラゴがかっこいいと絶賛した。新良は、和泉の登場シーンの表情と、加藤良輔が舞台後方で妙な動きを繰り広げるシーンを選択。いずれも、本番の舞台では見逃してしまいそうなポイントであり、DVDであれば何度も楽しめるシーンだ。質問コーナーのなかで自分自身と役とで似ている点を聞かれると、大河は、アテ書きで脚本を書いたので役はその人そのもの、と話した。これについて若井は、大河は全員の取扱説明書を持っている、と語り、大河の人間観察力を褒めた。当日はイベントには参加できなかった植田圭輔、加藤良輔、川隅美慎からのコメント動画も放映され、会場内は盛り上がりを見せた。イベント終盤では、大河が絵と台本を作成したアフレココーナーが行われ、そのなかで次回作を発表。会場はイベント一番の大盛況に包まれた。熱気のおさまらない観客に向けて藤原は「次ができることは観客の皆さんに評価していただいたからこそ。第2弾は第1弾を超えなければいけないプレッシャーを感じているが、それを跳ね返してよりおもしろいものを見せたい」と語った。大河は「バカフキという作品はお客様と一緒に作り上げてきたもの。皆さんと一緒に、第3弾公演の実現をも目指していきたい」と話した。またイベントを終えて大河は「次回作は全部を倍にしたい。それだけの期待をうけていい作品にしたい」とやる気を漲らせていた。次回作『烈!バカフキ!』は2016年4月、東京・Zeppブルーシアター六本木にて。
2015年05月01日昨年12月に公開されたアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』のBlu-ray発売を記念した上映会が10日、東京・新宿ピカデリーで行われ、出渕裕総監督、西井正典チーフメカニカルディレクター、別所誠人チーフディレクター、声優で桐生美影役の中村繪里子が登壇した。公開時とは異なる舞台あいさつに中村は「上映期間中が中心なので、このタイミングでまた劇場に来れるのはヤマトが皆さんに本当に愛されているおかげだなと思います」と改めてファンに感謝。中村は出演者として、そして一人のヤマトファンとして聞き手にも加わり、続いて出淵総監督らが呼び込まれると、出渕総監督は一緒に登場した二人を「西井さんはメカニカルディレクターで、艦や飛行機、エフェクトなどをチェックする役割で、メカ描写の底上げを仕切ってくれる人です。でもそれ以外のこともいろいろやってくれています。クオリティコントロールの要です。別所さんは演出の総元締めとしてチェックしてくれています。いわば現場監督です」と評し、中村は「助さん格さんみたい」と返してファンを笑わせた。自身の役回りについて西井氏は「肩章のチェックとかも自分がやっていました。制作にあたっては絵コンテに関わっている人たちの思い入れがありすぎて、内容がどんどんふくらんでいって、それをどう納めるかでした」と制作の悩みを吐露。別所氏は「出淵さん自身は思い入れがあるので、僕らが第三者的にカット単位でバサッバサッと切って、(出渕氏に)文句ないですよね、と(笑)」と語っていた。本作のこだわりについて西井氏は「ヤマトの武器は使いきったと思っています。ロケットアンカーを使えたのはうれしかったです」と説明。また、出渕総監督は艦隊戦ができたことに満足し「共闘すること(多対多)が今回のテーマでもあるんです。一対多の戦いは結構力技のアイデアが必要なので」と振り返った。Blu-rayにはオーディオコメンタリーについて中村は「自分が持っている視点を皆さんと共有できたり、小野さんが2年8カ月作品に関わってきたことによる深い部分を聞けたりしました」とコメント。出渕総監督は「オーディオコメンタリーはダベリになりがちなので、スタッフのオーディオコメンタリーでは『ここからここの絵コンテは誰』と言うようにしました。庵野秀明が担当している2カットも話しています」と聞きどころを語っていた。最後のあいさつでは、中村は「劇場で見てくださった方も、Blu-rayの画質でさらにに良くなったところがたくさんあるので、Blu-rayでヤマトの世界にじっくりとひたってください」とアピール。そして、西井氏は「手を入れられる所は手を入れて、何回も見た人にも違いを感じてもらえるものになったと思います」、別所氏は「映画の時に押さえきれなかった作画や、表情の部分をかなり直しています。何度も見てもらえればと思います」とそれぞれに語り、最後は出渕総監督が「上映では至らないところもあって、総作監の結城くんがかなり手を入れてくれています。撮影のし直しも含めて、気づかないところまでこだわっていくのがこちらの仕事なので、楽しんでもらえたら幸いです」と締めくくっていた。『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』Blu-ray&DVDは5月27日発売。
2015年04月11日『宇宙戦艦ヤマト2199』と『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の軌跡を音楽で綴るシンフォニーコンサート「宮川彬良 Presents『宇宙戦艦ヤマト2199』コンサート2015」が2月28日~3月1日にかけて、千葉県・舞浜アンフィシアターにて行われた。2012年に劇場でのイベント上映からスタートした『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズの音楽を、オリジナル・アレンジ・新曲の3つのアプローチから新たなる"ヤマトサウンド"を構築した宮川彬良氏。今回のコンサートでは、ヤマトの航海を音楽で追体験することをコンセプトに、第1部『追憶の航海』と第2部『星巡る方舟』の2部構成で楽曲をセレクトし、ミュージシャン60名が劇判と同じ編成で生演奏を行うという特別なコンサートとなった。第1部のオープニングを飾ったのは、弦と管楽器による落ち着いた曲調の「銀河航路BG」、2曲目は美しいスキャットで知られるYucca氏が登場する「無限に広がる大宇宙」。そして「夕日に眠るヤマト」「地球を飛び立つヤマト」と続き、ヤマトの航海が始まるシーンを再現した。中盤では、約40名の混声合唱団によるガミラス国家「永遠に讃えよ我が光」、ドメルとの死闘を中心にした「コスモタイガー(Wan・Dah・Bah)」「ヤマト前進」「ヤマト渦中へ」も演奏され、観客たちの気持ちを否応なしに盛り上げていく。そしてラストには、デスラーとスターシャの心情を描くシーンで使用された「孤高のデスラー」「虚空の邂逅」が演奏され、ヤマトは無事イスカンダルに到着し、第1部は幕を閉じた。休憩を挟み、第2部は第一バイオリンのソロが美しい「宇宙戦艦ヤマト2199 メインテーマ」からスタート。しかし、ティンパニの迫力が迫る楽曲「蛮族襲来」で空気は一変。その後「ジレルの囁き」では橋本一子氏が登場し、『星巡る方舟』のストーリーやシーンを思い出させる楽曲が続いていく。第2部の終盤では「大決戦-ヤマト・ガミラス・ガトランティス-」「方舟は星の海へと還る」「わかれ」「わかれ-出航-」と、『星巡る方舟』の劇中で使用された曲順と同じ流れで演奏が行われた。最後に、混声合唱団にYucca氏と橋本一子氏が加わった「Great Harmony ~for yamato2199」が斉唱され、ステージに設置されたスクリーンに"大志"のフレーズと地球の姿も。そして、地球が青く変わっていく姿が投影され、コンサートは盛況のうちに幕を閉じた。なお、このコンサートの模様を収録したBlu-ray Audio&CD『宮川彬良 Presents 宇宙戦艦ヤマト2199 Concert 2015』が、6月10日に日本コロンビアから発売されることも決定。価格は、Blu-ray Audioが5,184円、CD(2枚組)が4,104円。(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2015年03月04日昨年12月に完全新作のアニメーション映画が公開され、5月にはBlu-ray&DVDの発売も控えている『宇宙戦艦ヤマト2199』だが、2月16日より「五感に響く波動砲キャンペーン」がスタートした。このキャンペーンは、Twitterにて「あなたが波動砲を撃ちたいと思った瞬間」をつぶやくと、抽選で「五感に響く波動砲グッズ」として、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚にちなんだ商品がプレゼントされるというもの。『宇宙戦艦ヤマト2199』の公式Twitterアカウント(@newyamato2199)をフォローし、「#波動砲撃ちたい」「希望商品」「あなたが波動砲を撃ちたいと思った瞬間」をつぶやくことでキャンペーンへの応募は完了。特設サイトには「いますぐつぶやき、撃てー!!」ボタンが設置されており、ここからもツイートすることができる。キャンペーン期間は2月16日~2015年3月31日23:59で、期間中は1人何回でも応募(ツイート)可能。「五感に響く波動砲グッズ」は豪華賞品が揃っており、「内田彩&中村繪里子サイン入りプロジェクター エプソン EH-TW530」(1名)、「内田彩&中村繪里子サイン入りホームシアター オンキヨー LS-T30」(2名)、「日本酒詰め合わせ(佐渡先生オリジナルデザインのし紙付)」(10名)、「ヤマト2199ロゴ入りアロマディフューザー」(10名)、「オリジナルデザインタオル2枚セット」(50名)を用意。当選者は応募ツイートの中から抽選で選ばれ、『宇宙戦艦ヤマト2199』の公式TwitterからDMにて発表。本キャンペーンは早速Twitter上でも「なんか妙なキャンペーンはじまっとる」と話題になっており、何度でも応募可能なこともあり大喜利やネタ的なものから、「トイレに間に合わなかった #波動砲撃ちたい」といった切実なものまで、さまざまなツイートが残されている。キャンペーンの詳細は特設サイトまで。(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会(C)BANDAI VISUAL CO.,LTD.
2015年02月17日2014年12月6日から全国公開されているアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』のBlu-ray&DVDが、2015年5月27日にバンダイビジュアルより発売されることが决定した。『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』Blu-ray&DVDは、Blu-ray初回限定生産版(価格:1万584円)、Blu-ray(価格8,424円)、DVD(価格7,344円)の3種類で発売。Blu-ray初回限定生産版は、特番、イベント映像、劇伴収録風景、絵コンテ集を収録した特典DISC(180分)が同梱される。3種類の初回特典には加藤直之氏による描き下ろし特製スリーブ、共通特典はキャラクターデザインの結城信輝氏による描き下ろしジャケット、特製ブックレット、舞台挨拶映像・嚴島神社ヒット祈願映像・特報、本編予告、CM・PV集からなる「映像特典(38分)」とオーディオコメンタリーの「音声特典」が収録される。また、『2199』シリーズ全ディスク(『宇宙戦艦ヤマト2199』全7巻、『追憶の航海』1巻、『星巡る方舟』本編1枚+特典1枚)が収納できるデジパック仕様のケースが封入されたBlu-rayがAmazon.co.jp限定で発売され、価格は1万1,880円。なお、7月24日よりレンタルもスタートする。そして、『宇宙戦艦ヤマト2199』と『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の軌跡を音楽で綴るシンフォニーコンサート「宮川彬良 Presents『宇宙戦艦ヤマト2199』コンサート2015」が2月28日と3月1日の2日間、千葉県・舞浜アンフィシアターで開催されることが決定。2月28日は、昼の部(開場12:30、開演13:30)と夜の部(開場17:00、開演18:00)の2公演、そして3月1日(開場15:00、開演16:00)の3公演が予定されており、劇判収録時のミュージシャンによる編成を再現し、名場面の映像や光の演出を交えながら生演奏が楽しめるという本公演は2部構成で、≪1部:追憶の航海編≫では、イスカンダルに至る航海を辿る曲(「無限に広がる大宇宙(弦)」「夕日に眠るヤマト」「地球を飛び立つヤマト」「大河ヤマトのテーマ」「ファーストコンタクト」「艦隊集結」「ブラックタイガー」「コスモタイガー(WanDahBah)」「孤高のデスラー」「第二バレラス」など)、≪2部:星巡る方舟編≫では、地球に帰還するまでを辿る曲(「宇宙戦艦ヤマト2199」「ガトランティスとの闘い」「大決戦」「わかれ-出航-」「Great Harmony~for Yamato2199」など)が演奏される。チケットは「e+(イープラス)」「チケットぴあ」「ローソンチケット」「CN プレイガイド」で、2月8日10:00より一般販売が開始。価格は、S席8,500円(『星巡る方舟』挿入歌「わかれ」LP ジャケット再現CD付き)、A席6,000円、B席4,000円となる(未就学児は入場不可)。(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2015年01月26日12月6日に公開されたアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト 2199 星巡る方舟』が14日、東京・丸の内ピカデリーにて行われ、古代進役の小野大輔、フォムト・バーガー役の諏訪部順一、桐生美影役の中村繪里子、郡司幹雄プロデューサーが登壇した。公開2週目を迎えた本作だが、小野は「純粋に胸が一杯になりました」、諏訪部は「感無量です!」とそれぞれに喜びを口にしたが、続く中村は喉の不調のため筆談での参加。中村が言葉を書くと、諏訪部が声色を変えて読み上げ、それに合わせて中村がリアクションを取るという光景が繰り広げられた。「よく(完成)できたなと思います」と安堵の表情を浮かべていた郡司プロデューサーは「試写の時に古代の『諦めない』という言葉にぐっときました」と話していたが、これはアフレコの段階では画が出来ておらず、社内で「諦めなよ」と言われたこともあるらしく、無事に完成したからこその逸話を明かした。また、映画でのキャラの印象の変化について小野は「言葉を選ばずに言えば」と前置きした上で「最初はうじうじしていたが、お兄さんのことに決着がついた後はバカになった」とストレートに表現。砲雷長である南部康雄の名前が出ると「彼はすぐに波動砲、波動砲って」と茶化す場面も。「撃ちますか?」「待て!」というやり取りは、もはや様式美の域に達しているようだ。バーガーについて諏訪部は「乱暴な物言いだが、誠実で真面目なやつだとわかって演じやすくなった」と語る。バーガーが大好きだとこれまでの舞台挨拶で公言してきた中村は「そこがいい!」と同意し、彼女が演じる桐生については「(映画になって印象が)変わりました。女子らしい部分がいっぱいになった」という。ちなみに、彼女が履いているソックスは「サイハイ」と呼ぶらしく、中村は「靴下」「ハイソックス」「ニーハイ」「サイハイ」の違いを図解付きで説明していた。さらに、楽曲の収録秘話として諏訪部は「ガミラス国家」を収録しようとした際、すでに他の人の収録が終わっていたため「ちょい足しするのは大変だし紛れてわからないので、やらなくていいです」と言われ、実は歌っていないことを暴露。すると小野も「銀河航路」収録時に他の現場に行く時間になってしまい「残ったメンバーでやりますので、次の現場に行ってください」と歌っていない事実を明かした。おまけとして中村は「小野さんがいない時に、小野さんの分のケーキを食べた」と告白。「うそ、だろ……ケーキ!ケーキーーー!!!」と声を張り上げて悲しむ小野だった。他にも、好きな異性キャラを聞かれて小野は新見薫を挙げる。「ドS感といじらしさのマリアージュが最高」とのこと。諏訪部は「桐生と言っておくしかない」とかわし、中村は「島大介」と回答。独り身なのがポイントらしい。最後のあいさつで小野は「ヤマトの旅は終わっていない。旅に終わりはないと思っています。この旅を一緒に続けていきましょう」と締めくくった。諏訪部が冗談まじりに「バーガーのスピンオフ作品はいくらでも作れる」と話していたように、新たな旅にも期待が寄せられている。
2014年12月14日現在公開中の映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』は、2012年より上映されたアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』の完全新作劇場版だ。公開初日には新聞に全面広告が掲載され話題を呼んだ。どうして今、新聞広告なのか。そこにおそらく今後のアニメのあり方を考えるヒントがある。『宇宙戦艦ヤマト2199』は1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』のリメイクである。ガミラス星の攻撃によって瀕死の状態となった地球を救うため、ヤマトが単身、イスカンダル星を目指すという旧作のイメージをそのままに保ちつつ、設定やドラマは現代的にアレンジ。21世紀の視点として楽しめるSF冒険活劇として作品を蘇らせた。全26話(映画館では全七章に編集して上映)で完結したが、本映画はそのヒットを受けて企画。イスカンダル星からの帰還の途中を舞台にして、本編では描かれなかった謎の異星人ガトランティスなどとの隠された戦いを描く。『宇宙戦艦ヤマト2199』が新聞広告を打つのはこれが初めてではない。2013年のTV放送開始時期とTV放送終了および第7巻のBD&DVD発売に合わせて特大サイズの折り込み広告を展開している。「新聞広告データアーカイブ」の記事によると、この広告には、1974年から放送されたオリジナル『宇宙戦艦ヤマト』のファンであるハイエージ層と、現在はアニメに触れる機会の少ない人々に、リメイク版である『2199』の存在を知ってもらうために企画されたという。1974年に公開された『ヤマト』と出会った時、10代だったファンももう50代半ば。この世代は20代~30代と比べれば、新聞との親和性はまだまだ高い。だからこその新聞広告というわけだ。この『宇宙戦艦ヤマト2199』が宣伝で掘り起こそうとしている層がそこだとわかると、2012年4月の週刊誌『週刊ポスト』(小学館)とのコラボ企画(特集記事掲載に合わせ裏表紙を森雪が微笑む『週刊ヤマト』にした)も、旧来の『ヤマト』ファンへの訴求を目指したものだと合点がいく。実際、映画館に足を運んでいるファンを見ると、年齢が高めのファンが少なからず見受けられた。これがどうして今後のアニメのあり方を考えるヒントになるのか。それは『宇宙戦艦ヤマト 2199』のヒットに、オリジナル『ヤマト』ファンが少なからず貢献したことを考えると、そこに「シルバーエージ向けアニメ」の可能性が見えるからだ。1974年に『ヤマト』に注目し、1977年の劇場版ヒットに貢献したオリジナル『ヤマト』のファンは、いうなればアニメファン第一世代である。1960年前後に生まれた彼らは、TVアニメ(と特撮)とともに成長し、1980年前後に盛り上がったアニメブームの中心的存在となった。ファンからクリエイターにまわった人も多く『宇宙戦艦ヤマト 2199』の総監督・出渕裕氏もそうだし、『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野秀明監督、『超時空要塞マクロス』の河森正治監督も同世代だ。やがてアニメブームは、1984年いっぱいで収束し、社会人となったファンの多くは「元アニメファン」という形で、現在放送中のアニメを見ることからは次第にリタイアしていった。しかし、そうしたごく普通の元ファンも、「興味がある題材」と「そこに届く宣伝」があれば、ちゃんと劇場まで足を運ぶのだ。聞くところによると、アニメのBD&DVDというとネット通販サイトが販路として圧倒的な印象を受けるが、年齢総高めの作品については新聞の通販広告というルートもなかなか見逃せないのだという。これもまた「興味がある題材」と「そこに届く宣伝」の一例だろう。こうした元アニメファン層は今後、もっと積極的に掘り起こされていくだろう。なにしろあと5年でこの世代は還暦に達する。可処分所得に加え可処分時間に余裕のある"アニメファン"がそこに登場することになるのだ。「シルバーエージ世代が楽しむアニメ」というとどうしても冗談風に捉えてしまう向きもあるだろう。アニメのような"若者向けカルチャー"を"枯れたはずの"老人が(無理して?)楽しんでいる、という戯画的なイメージが浮かんでしまうからかもしれない。だが、現代の60歳は、イメージほどに老けた存在ではない。音楽にしろマンガにしろ、その世代のファンとともに「若向けの文化」が「シルバーエージも参加できる文化」になっていった例も多くある。戯画的なイメージにひっぱられていては、将来のビジョンを見損なうだろう。「シルバーエージ世代が楽しむアニメ」というからいけないのかもしれない。現在アニメに起きつつある変化とは、もう少し本質的なことなのだ。それは「アニメが一生の趣味である時代の到来」といったほうがわかりやすいかもしれない。若い頃アニメが好きで、その後、元ファンになってしまう人は少なくない。でもこれからは旧譜の再販を買ったりするだけでなく、人生の実りの時期に改めて自分はアニメが好きだったな」と再確認できるタイトルが登場する可能性がでてくるのだ。『ヤマト』以外でいうなら、『機動戦士ガンダムUC』『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』もそこにカテゴライズ可能な作品だろう。「アニメが一生の趣味」と呼べるようになる時、どんなアニメが作られ、どんな方法で流通し、どのように宣伝されるのか。その萌芽の一旦は間違いなく『宇宙戦艦ヤマト2199』の中に宿っているように思う。(C)西崎義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年12月12日現在完全新作劇場版となるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199星巡る方舟』も上映中の同シリーズより、登場するキャラクターをモチーフにした多機能ペンの2本セット『古代進&森雪 愛の波動ペンセット』の予約受付が、バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にてスタートしている。2015年4月発売予定で、価格は6,912円(税込)。本商品は、アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』に登場す主人公・古代進とヒロイン・森雪の2人をモチーフとした多機能ペンの2本セットで、『宇宙戦艦ヤマト』の40周年を記念して制作。それぞれ特別仕様の多機能ペンで、古代進は細字の青ボールペン・赤ボールペン・黒ボールペン、森雪はシャープペンと細字の赤ボールペン・黒ボールペンが内蔵されている。古代進ペンの蓋飾りは「宇宙戦艦ヤマト」の波動砲口を再現。持ち手リング部分にはそれぞれ「SUSUMU KODAI」「YUKI MORI」の刻印入りとなる。パッケージ外箱、試し書きカードは「宇宙戦艦ヤマト」外観図を金で箔押しした豪華仕様で、40周年記念のスペシャルなボールペンに仕上がっているという。製造メーカーは、「戦艦大和」建造のほか、広島県呉市発祥の文具メーカーであるセーラー万年筆株式会社で、創業103年の歴史と技術が生んだ最高の書き味と洗練されたデザインとなっている。商品価格は2本セットで6,912円(税込)、予約締切は2015年1月13日23:00。商品の発送は、2015年4月を予定している。(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年12月11日公開初日を迎えたアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の初日舞台あいさつが6日、東京・新宿ピカデリーで行われ、声優の桑島法子、内田彩、中村繪里子が登壇した。『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズでは初の舞台あいさつとなった桑島は「(イベント上映の)1章から7章までの間に舞台あいさつに呼ばれるだろうと思っていたら、やっと今回呼んでいただけてほっとしているところです(笑)」と安堵の表情。続く内田と中村は、WEBラジオ「YRAラジオヤマト」のパーソナリティコンビでもあり、内田は番組について「劇場版上映に向けて番組をリニューアルして2人でラジオをやってきましたが、本編が緊迫したシーンが多い中、ほっとする癒しの空気を作ってこれたらと思っていました」と語り、中村は「ラジオの中で皆さんに教えていただいたさまざまなことは、アフレコの収録の中ですごく助けになりました」と感謝の気持ちを伝えていた。森雪とユリーシャ・イスカンダルの二役を演じた桑島は「ヤマトは受け継いでいくテーマがあります。今回若い世代の活躍もあり、『古代君かっこよくなったな』って思いながら見ていました。劇場版では森雪も後輩のオペレーターたちを見守る立場になって少し肩の力が抜けましたね」と森雪と似た感情を抱いていたという。また、重要キャラクター二役を演じ分ける重役については「これだけの大作で、しかも見た目が森雪と同じユリーシャを同じ声でどう演じるかをすごく悩みました」と苦労を明かしていた。そのユリーシャに憑依されたこともある岬百合亜役の内田は、「最初は出渕監督に、桑島さんのユリーシャの演技を見てから演じる? と言ってくれて、見させていただいたのがほんの一言だったので、私の演技でユリーシャが崩れてしまったらどうしようと思いましたね」とプレッシャーを吐露。桑島は「難しかったよね。私は(内田のユリーシャを)真似ようかと聞いたら、桑島さんは桑島さんでと言われたので、お互い自由にやってました」と話していた。現場でのそんなやりとりを見ていたという桐生美影役の中村は、「私も今回の劇場版で兼役をやりますかというお話があったんです。桑島さんたちが大変な思いをされながら素晴らしい演技をされているのを見て、自分も挑戦したいと思いました」と二人からの影響を吐露。また、印象に残ったシーンとしては、桑島は古代が「逃げる」とかっこよく宣言したシーン、内田は沖田艦長が本編で百合亜のラジオの話をしてくれたシーンを挙げた。『星巡る方舟』では桐生美影の恋愛模様も描かれており、中村は「私個人はバーガーさんが好きなんですけど(笑)。美影ちゃんとしては初めてときめきというか、異性を感じたからこそ沢村君に最初は反発していたんだと思います。そのあと素直に会話をして笑顔を見せられるようになったので、この後どうなるかが楽しみです」と期待を寄せていた。完全新作劇場版となるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』は、イスカンダルにたどり着いたヤマトが地球に帰還する途上のエピソードで、大マゼラン外縁部で突如出現した「ガトランティス」と名乗る謎の艦隊、さらには未知の生命体に遭遇。ヤマトの引き渡しを要求してくるガトランティス、そしてガミラスと三つ巴の戦いとともに、壮大なスケールの物語が描かれている。(C) 西崎義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年12月07日