人間国宝である染織作家・志村ふくみの大規模な回顧展「志村ふくみ―母衣(ぼろ)への回帰―」が2月2日より、京都国立近代美術館で開催される。志村の作品は草木からの自然染料で染められた糸によって織り上げられており、国際的な評価も高い。2014年には「民衆の知恵の結晶である紬の創作を通して、自然との共生という人間にとって根源的な価値観を思索し続ける芸術家」として第30回京都賞(思想・芸術部門)を受賞し、15年には文化勲章を受章した。文化勲章受章記念として開催される同展では、代表作を中心に、初期の作品から最新作までを一堂に展示。60年におよぶ創作の歩みを紹介するとともに、志村の魅力と芸術の核心に迫るものとなっている。会期中の2月13日には志村と熊倉功夫(静岡文化芸術大学学長)との対談「紬の着物を着て茶室に入ること」、3月6日には志村による講演会「母衣(ぼろ)への回帰」、2月20日と3月12日にはキッズプログラム鑑賞ツアー「これはどんな色?」が開催される。【イベント情報】文化勲章受章記念「志村ふくみ―母衣(ぼろ)への回帰―」会場:京都国立近代美術館 3階企画展示室住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町会期:2月2日~3月21日時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)休館日:毎週月曜日(ただし、3月21日は開館)料金:一般900円、大学生500円、高校生・18歳未満は無料
2016年01月07日村上隆の現代美術作品を中心としたコレクションを展示する大規模展覧会「村上隆のスーパーフラット・コレクション―蕭白、魯山人からキーファーまで―」が、16年1月30日から4月3日まで横浜美術館にて開催される。村上隆は、平面性や装飾性といった造形的な意味のみに限定されるものではなく、時代やジャンル、既存のヒエラルキーから解放された個々の作品の並列性、枠組みを越えた活動を示す「スーパーフラット」という理念のもとに芸術活動を行い、世界のアート界に新たな概念をもたらした現代美術家。また、アーティストとしての精力的な創作活動の一方で、キュレーター、ギャラリスト、プロデューサーなどの活動も展開している。同展では、村上が独自の価値観で厳選し、収集した5,000点を超える村上隆のコレクションの中から、約400作品を展示。地域や流派といった既存のカテゴリーに分けて作品を展示するのではなく、感覚的、または機械的に並列することで、「スーパーフラット・コレクション」の意味について考えていく。中でも「村上隆の脳内世界」のセクションでは、グラフィティー絵画からアンティーク家具、陶製のビールジョッキ、ペタンクの玉などがカオティックに展示され、まるで村上隆の脳内を覗いたような不思議な体験をすることが出来る。「彫刻の庭」セクションのグランドギャラリーでは、大型彫刻やインスタレーションを展示。アンゼルム・キーファーや、奈良美智の作品も登場する。日本を始めとした東洋陶磁や近代陶芸、江戸期の書画や資料類が陳列される「日本・用・美」セクションでは、北大路魯山人や、曾我蕭白らの作品から村上隆の美の根源を探索する眼差しをたどる。「1950-2015」セクションでは、村上隆のコレクションの中でも主要とされる1950年代から現在までの国内外のアート作品を披露。アンディ・ウォーホルや、荒木経惟、篠山紀信、ホルスト・ヤンセン、ダミアン・ハースト、フリードリッヒ・クナス、畠山直哉らの作品がほぼ制作年に沿って淡々と展示される。その他、「スタディルーム&ファクトリー」セクションの参加型作品や映像インスタレーション作品は、価値の創造や成立、労働と対価などについて考察することが出来る。【イベント情報】「村上隆のスーパーフラット・コレクション―蕭白、魯山人からキーファーまで―」会場:横浜美術館住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1会期:16年1月30日~4月3日時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:木曜日(※16年2月11日は開館)
2015年12月13日「ダイバーシティ東京 プラザ」、「ヴィーナスフォート」、「アクアシティお台場」、「デックス東京ビーチ」の4商業施設合同の大規模バーゲン、「お台場ーゲン」が、一足早い2015年12月26日(土)より開催される。ヴィーナスフォートの「ヴィーナスフォートバーゲン」では、ファッション・グッズからインテリア、キッズ、ペットまで、バラエティ豊かな約100店舗が参加。期間中には、バーゲン価格より更にお得になる1時間限定のタイムセールや福袋の販売も実施される。ダイバーシティ東京では、2015年12月26日(土)から2016年1月11日(月・祝)の期間中、年末年始のお得な買い物を応援する「ダイバーシティ劇的セール」を開催。約80店舗が参加し、最大70%OFFのセールが実施される。さらに、ユニークなキャンペーンとして、各店舗おすすめのコーディネートを着用したマネキンのアイテムを一式購入することで、通常合計金額より、お得に購入することができる「マネキン指名買い」を実施。約10店舗が参加し、最大30%OFFの価格で購入することができる。【お台場ーゲン 概要】開催期間: 2015年12月26日(土)よりスタート≫ヴィーナスフォート「ヴィーナスフォート バーゲン」アウトレットも同時開催。ファッションからキッズ・ペットまで幅広いラインナップ!期間詳細:2015年12月26日(土)~2016年1月31日(日)OFF率:最大80%店舗数:約100店舗≫アクアシティお台場「アクア・ザ・バーゲン」話題のショップとエリア最大級のグルメ街!OFF率:最大80%店舗数:約40店舗≫デックス東京ビーチ「ビーチセール」シーサイドレストランとエンタメスポットが充実!!OFF率:最大70%店舗数:約20店舗≫ダイバーシティ東京 プラザ「ダイバーシティ劇的セール」国内外の人気カジュアルブランドが充実!期間詳細:2015年12月26日(土)~2016年1月11日(月・祝)OFF率:最大70%店舗数:約80店舗※日程やオフ率は、変更になる場合がございます。※店舗によりスタート日が異なる場合がございます。※一部店舗では営業時間が異なる場合がございます。詳細は各館ホームページをご参照ください。【ダイバーシティ「マネキン指名買い」概要】各店舗おすすめのコーディネートを着用したマネキンのアイテムを一式購入することで、通常合計金額より、お買い得価格に。最大30%OFF。・実施期間: 2015年12月26日(土)~2015年12月31日(木)・参加店舗数:約10店舗元の記事を読む
2015年12月11日現代アーティストのジョン・ウッド&ポール・ハリソンによる日本初の大規模個展「ジョン・ウッド&ポール・ハリソン 説明しにくいこともある」が、11月21日から16年2月21日まで東京・新宿にあるNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]のギャラリーAで開催される。イギリスを拠点に活動するジョン・ウッド&ポール・ハリソンは、1993年から共同で作品を制作し始め、パフォーマンスやアニメーション、建築的なセットや様々な装置などを用いたビデオ作品などを発表している。ほとんど固定アングルで撮影される、どこかおかしみやユーモアを感じさせる作品は国内外で人気を高め、日本国内でも、森美術館やブリティッシュ・カウンシルによる巡回展で紹介された他、同館でも「オープン・スペース2012」展において6作品が出展された。日本初の大規模な個展となる同展のタイトル「説明しにくいこともある」は、ある文章を別の言語で言い表わしたり、映像を言葉で説明することを、完全に正確に行なうことが難しいように、2人のアイデアを別の表現で置き換えようとするとどうしてもこぼれ落ちてしまうものがあるということを意味している。会場では、ユーモラスで意外性や示唆に富んだ作品の数々を、パフォーマンス、アニメーション、物語、映画の4つに分類して展示。日本初公開となる作品を含んだ20作品が公開される。【イベント情報】「ジョン・ウッド&ポール・ハリソン 説明しにくいこともある」会場:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]ギャラリーA住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階会期:11月21日~16年2月21日時間:11:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(月曜が祝日の場合翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)、保守点検日(2月14日)料金:一般・大学生500円、高校生以下無料
2015年11月21日米Dropboxは11月4日(現地時間)、大規模な企業・組織を対象とした新しいサービス「Dropbox Enterprise」をリリースした。日本での提供は、現在準備中としている。同サービスでは、Dropbox Businessと同様の機能のほか、数万人単位のユーザーの管理機能や効率的にDropboxの利用を促進できる機能、企業内データの保護に必要な詳細管理機能が利用できる。社員の多くがDropboxの個人用アカウントをすでに使用している場合は、ドメイン認証とアカウント一括管理機能を使うことで、管理者はユーザーをエンタープライズ用アカウントへ簡単に移行できる。また、ドメインインサイト機能を使うことで、IT部門は企業ドメインで使われている個人用Dropboxの利用状況が把握可能となる。加えて、コラボレーションインサイト機能では、社員が外部の作業相手とどのようにDropboxを利用しているのかを監視できるため、企業情報の管理につながるとしている。その他の新機能として、既存のITシステムやワークフローとDropboxをシームレスに統合できるように、Dropbox APIへ制限なくアクセスすることが可能となった。カスタムで統合する場合は、Dropboxプラットフォームチームからサポートが受けられる。また、スムーズな導入を図るために、専任のカスタマーマネージャーや、「導入」「データ移行」「ユーザートレーニング」といったサービスも提供する。
2015年11月06日キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)とNECは11月2日、劇場・展示場・商業施設など大規模集客施設において、ネットワークカメラで撮影した映像を活用することで、それぞれの来場者に合わせた最適な情報を提供する「大規模集客施設運用支援ソリューション」を共同で構築することに合意したと発表した。「大規模集客施設運用支援ソリューション」は、キヤノンのネットワークカメラで撮影した映像と、群衆映像から混雑状況や異変を検知するNECの顔認証技術「群衆行動解析技術」などを組み合わせて実現。ネットワークカメラおよびカメラのパフォーマンスを発揮するノウハウをキヤノンMJが提供し、NECがシステム開発を行うことで、以下のような機能の搭載を目指す。暗い場所や逆光などさまざまな環境でも顔認証に最適な高画質映像を取得事前登録した顔写真との照合による「顔パス」で施設入場、自席までの経路案内チケット予約時における性別・年齢などに応じた食事メニューやグッズの推奨・注文受付施設内のトイレ・売店などに並ぶ列の長さ、自席からの距離、施設全体の来場者の流れを分析し、到着時点で最も空いている場所を推奨顔認証を利用した施設内での子供など同伴者の居場所の検知・映像表示映像から車いすの来場者を検知し、自席までのバリアフリーな経路を案内キヤノンMJとNECの2社は2020年とその先を見据え、今後も製品・サービス・技術を組み合わせたソリューションの提供について共同で検討していくという。
2015年11月02日現代美術家の杉本博司による大規模展「杉本博司 趣味と芸術-味占郷/今昔三部作」が、10月28日から12月23日まで千葉県の千葉市美術館にて開催される。同展は、千葉市美術館の開館20周年を記念して開催されるもの。1996年に開館記念展の第2弾として開催された「Tranquility -静謐」展の招待作家の1人であった杉本博司を迎え、現代美術の枠を超えたアプローチを行う「趣味と芸術」と、代表作3シリーズを展示する「今昔三部作」の2構成で展開される。展示室7階の「趣味と芸術」では、『婦人画報』で連載中の「謎の割烹 味占郷」の中で杉本が、各界の著名人をもてなすためにそのゲストにふさわしい掛軸と置物を選んで構成する床飾りを再現。平安時代から江戸時代までの古物を始め、西洋伝来の品物や昭和の珍品など、杉本が趣味として集めていた名品・珍品を組み合わせて自らが27の床のしつらえをつくりあげる。8階の「今昔三部作」では、80年代から90年代初頭にかけて世界的な名声を得るきっかけとなった、杉本博司の代表作とも言える3つの写真シリーズ、「ジオラマ」、「劇場」、「海景」の大判プリント16点を展示。これらのシリーズは90年代中頃以降も撮影され続けており、同展では、幅4mを超えるジオラマシリーズの最新作「オリンピック雨林」や、縦版型による劇場シリーズの最新作「テアトロ・デイ・ロッツィ、シエナ」などの日本初公開作品を含む初期作から最新作までが一挙に展開される。【イベント情報】「杉本博司 趣味と芸術-味占郷/今昔三部作」会場:千葉市美術館住所:千葉県千葉市中央区中央3-10-8会期:10月28日~12月23日時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,200円、大学生700円、高校生以下、及び障害者手帳の保持者とその付添1名は無料 ※11月3日は開館20周年記念日につき観覧無料休館日:11月2日、12月7日
2015年10月18日ミラクル・リナックスは10月6日、大規模システム向け統合監視サーバ「MIRACLE ZBX8220」の提供を開始した。価格は1年サポートパックで270万円(税別)~。新製品は、同社の統合監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX」のほか、監視サーバ専用にチューニングしたLinuxサーバOSや監視に必要なソフトウェア、クラスタソフトウェアなどをハードウェアにインストールした状態で提供するハードウェア一体型アプライアンスとなり、すぐに監視設定を開始することができる。CPUはIntel Xeon E5-2620 v3 2.4GHz(6C/12t)、メモリは8GB 2133 RDIMM、HDDはSAS 450GB RAID1。また、監視サーバがダウンした場合でも監視を継続可能なHAクラスタ構成による利用が可能。さらに、ハードウェアに富士通製の最新PCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY RX2530 M1」を採用したほか、同梱するZabbixのバージョンが2.0から2.2に更新されている。主な機能・特長はHAクラスタリングソフトウェア「MIRACLE CLUSTERPRO X」を標準実装し、監視サーバのクラスタ化でシステム全体の可用性を向上。さらに、監視ソフトウェアやデータベース、OS、クラスタソフトウェアまでをハードウェアにインストールし、監視に必要なソフトウェアなどを最適化し設定済のため導入・設定工数とコストを削減。加えて、ZabbixやDB、クラスタ、ハードウェアとの障害切り分けが不要なサポート窓口により、迅速な障害対応が可能とし、ワンストップサポートによりシステム管理者の負荷を軽減し、迅速な障害対応を実現している。同梱ソフトウェアとしてOSはAsianux Server 4==MIRACLE LINUX Vで監視ソフトウェアはMIRACLE ZBX 2.2(オープンソース版Zabbix 2.2.9をベースとした独自パッケージ:MySQL 5.5.43、DBパーティショニング(HouseKeeper停止)、SNMP振り分けスクリプト、設定バックアップオプション、監視データ出力オプション、PRIMERGY監視テンプレート、リカバリディスク(MIRACLE System Savior)。そのほか、監視項目数は10万監視項目程度(監視間隔5分、ログ/SNMPトラップ監視を含まない場合)。なお、新製品の1年サポートパックは270万円(税別)、5年サポートパックは620万円(同)、クラスタ1年サポートパックは490万円(同)、クラスタ5年サポートパックは890万円(同)、1年延長サポートは128万円(同)、クラスタ1年延長はサポート160万円(同)となる。
2015年10月06日インフィニコは9月29日、大規模エンタープライズ向けハイスペックDHCPアプライアンス・サーバ「NetNebulas NSX-Dシリーズ」の受注を開始した。価格はオープンプライス、年間販売目標は300台。新製品は、1万から最大5万個の動的IPアドレスを配布可能であり、固定IPアドレスと合せて2万から10万個のIPアドレスを配布可能という。配布数1万から最大5万IPアドレスへは、ライセンスのアップグレードによる拡張が可能。また、共有ネットワーク(スーパースコープ)やDHCPオプション82にも対応する。DHCPセキュリティ機能を搭載し、登録した安全なMACアドレスのみにIPアドレスを配布するホワイトリストをサブネット単位で設定可能。また、IPアドレスを配布したくないMACアドレスへはブラックリストによるMACフィルタ機能で配布制限できる。さらに、MACアドレス・ベンダー・コードによるMACフィルタリングや、DHCPオプションによる配布有無にも対応したDHCPポリシー機能を搭載する。IPアドレスマネジメント(IPAM)では、IPアドレスの配布履歴やIPアドレスのカレント配布状態、MACアドレス状況をリアルタイムで表示可能。稼働統計とIPアドレス枯渇監視はメールで通知し、一目でIPアドレス配布状況が判るマップ機能も搭載する。冗長構成が可能であり、DDHA(Active/Standby)方式による拠点間または同一拠点での冗長化を標準搭載する。また、仮想IPアドレスによるV-HAでの同一拠点冗長構成にも対応し、冗長構成を組む機器間のDHCP設定情報の同期(レプリケーション)や冗長状態変化のメールおよびSNMPトラップで通知する機能を備える。DNSサーバ機能を搭載し、Windows DNSサーバへの動的更新にも対応する。NTP(時刻同期)サーバ機能も実装する。さらに、IPv4に加えてDHCPのIPv6であるDHCPv6にも対応予定だ。
2015年09月30日半導体調査会社の米IC Insightsは、「世界規模のウェハ生産規模2015-2019年:集積回路産業のウェハファブ生産規模に関する詳細な分析と予測(Global Wafer Capacity 2015-2019 - Detailed Analysis and Forecast of the IC Industry’s Wafer Fab Capacity)」と題するレポートを発行し、その中で「今年の300mmファブの生産規模は、全体の62.2%を占め、2019年までに64.7%へむけて微増していく」と述べている。一方、今年28.1%を占める200mmファブの生産規模は、毎年微減し、2019年には26%台となる。150mmおよびそれ未満の口径のウェハファブの生産規模は9.6%(2015年)から8.5% (2019年)へ微減する{図1}。450mmに関しては、現在技術開発がすすめられており、幾分かの進歩がみられるが(既報その1、既報その2 )、2014年の進歩は顕著ではなかった。ほとんどの企業は2020年以前の450mm量産を計画していないように見受けられる。しかし、450mm,試作ならば、2018-2019年ごろに行う企業が現れる可能性はある。IC Insightsは、450mm生産規模を、2018年まではゼロ、2019年に全体の0.2%と見ている。著者注:スマートフォンに代表されるモバイルの躍進でPC需要が減退し、これに伴いPC用のMPU生産が減産を余儀なくされている。このため450mm大口径化検討を推進してきた米Intelの業績が悪化し、既存300mmファブを埋めるのが先決で、450mmどころではない状態が生じている。頼みのデータセンタ-向けでも聖域をAlteraのFPGAに侵食されたため、同社買収に踏み切らざるをえなくなった。これにより、Intelが今後どのような企業業績回復に向けた戦略を打ち出すか注目される。450mm化はIntelの業績回復しだいの状況だ。300mmファブでは、現在、DRAM, フラッシュメモリ、イメージセンサ、電源管理デバイス、大面積を要する複雑なロジックやマイクロプロセッサなどのコモディティ製品の量産に活用されているが、今後も引き続き、これらのタイプの製品が量産されるだろう。ファウンドリにおいては、多くの顧客からの注文品を混載して300mmラインを埋めている。2014年末現在、世界には87の300mm(製造用)ファブが存在している。このほかに研究開発用の300mmファブや、イメージセンサやディスクリートなどIC以外の製品(Non-IC products)を製造する300mmファブも散見されるが、図2に示す統計では除外している、著者注:IC Insightsは、光学デバイス・センサ・ディスクリ―ト(O・S・D)を集積回路(IC)と区別して統計を取っているこの図からは、300mmファブの数は2013年を除き増加していることがわかる。2013年に何が起きたかと言うと、台湾DRAMメーカーProMOSとPowerchip Semiconductorが所有していた3つの大きな300mmファブが閉鎖され、世界中のいくつかの新しい300mmファブの運用開始が2014 年に延期されたためである。300mmファブは2014年末に比べて、2019年には23増加すると予測されるが、その後は116-120でピークを打つと予測される、450mmファブでの量産がはじまるからだ。300mmファブを稼働させている主要企業は、メモリを生産する韓国Samsung Electronics、米Micron Technology、韓国SK hynix、東芝/SanDisk、業界トップメーカでほぼ独占的にMPUを供給する米Intel、そしてファウンドリ専業の台湾TSMCおよびGLOBALFOUNDRIES(GF)などである。これらの企業は、大口径ウェハを使用することにより、チップ当たり単価を減らすことで利益を挙げられるような製品を製造している。200mmに関しては、かつて210ものファブが稼働していたが、2014年末現在は154に留まっている。今後毎年微減の傾向にある。200mmファブは、特殊なメモリ、デイスプレイ用IC、マイクロコントローラ、アナログデバイス、MEMSデバイスなど多様なタイプのデバイスを製造している。いまは300mmファブで製造されているデバイスが、かつては製造されていた減価償却済みの200mmファブで製造することで低価格の製品を生産している。なお、200mmウェハ生産規模が最も大きなファブを所有するのは、台湾TSMC、 米国Texas Instruments(TI)、台湾UMCの3社である。
2015年09月25日米Microsoft傘下のSkypeは22日昼頃(日本時間)、同社のTwitter公式アカウントで、コミュニケーションサービス「Skype」で発生していた大規模な接続障害の復旧を告知した。今回発生した障害は、21日から23日未明にかけ、Skypeでログインやチャットができなかったり、[オンライン]や[オフライン]といったステイタスが正確に表示できなかったりしたもの。Skype側でも障害を確認しており、復旧に向け作業していると告知していた。なお、障害の詳細は明かされておらず、編集部でTwitterを遡って確認したところ、この接続障害は21日昼過ぎ頃から発生していた模様だ。Skypeは22日昼頃、TwitterアカウントでSkypeが完全に復旧したと告知。Skypeのサポート用公式アカウントでも、22日夜に同様の投稿を行っている。
2015年09月23日22日現在、コミュニケーションサービス「Skype」で大規模な接続障害が発生している。障害の内容としては、ログインやグループチャットができない、オンラインであるにも関わらず「オフライン」と表示されるといったもの。22日現在では、全国でログインできたりできなかったり、という状況が続いている様子だ。22日2時30分時点では、編集部(東京都)でもログインできる場合とできない場合が続いている。Skype側でもこの障害を確認しており、21日11時(UTC時間)にワールドワイド向けに障害の影響を説明していることから、世界的な障害となっている模様だ。なお、Skypeは21日15時(UTC時間)に障害情報を更新し、Skypeのネットワーク問題を特定したと告知。現在サービスの復旧作業を進めているほか、ビジネス向けサービス「Skype for Business」には影響しないと伝えている。
2015年09月22日富士通研究所は9月7日、5,000万件を超える大規模データから機械学習により数時間で高精度な予測モデルを生成する技術を開発したと発表した。富士通Analyticsソリューションなどでの実証実験を通じ、2015年度中の実用化を目指す。従来、精度の高い予測モデルを生成するためには学習アルゴリズムや動作条件など全ての組合せを調べる必要があり、例えば5,000万件規模のデータによる学習では、1週間以上の時間を要していたという。新技術では、少量のサンプル・データと過去の予測モデルの精度から機械学習結果を推定し、最も精度の高い結果の得られる学習アルゴリズムや動作条件の組合せを抽出し、大規模データの学習に適用するという。これにより、5,000万件規模のデータであっても数時間で精度の高い予測モデルを得られるとしている。これらの技術は、OSSの並列実行基盤ソフトウェアであるApache Spark上で試作したという。機械学習結果の実行時間と予測精度を推定する技術では、代表的な機械学習のアルゴリズムに関して、データ件数やデータの特徴を表す属性の数を変えながら実際の機械学習の実行時間を計測し、これらの実測値を基に実行時間の傾向を表す実行時間モデルを構築。実行時間の実績に基づいた実行時間推定の補正も実施して推定精度を向上させている。過去に実施したアルゴリズムや動作条件の組合せと、得られた予測モデルの精度をデータベースである性能ナレッジに記録しておき、新しい組合せの予測精度を推定。これにより、少量のサンプルデータでも予測精度を損なわない必要最小限のデータ量を見極めることができるという。あらゆる組合せの候補の中から時間効率の高い学習を選び出し、効率的かつ並列に学習を繰り返す、機械学習アルゴリズムを自動的にチューニングする制御技術では、従来、分析者のノウハウに頼った手探りで分析が進められてきたものを、実行時間と予測精度の推定結果を総合判断し、短時間に実行が終わるアルゴリズムと動作条件の組合せを複数抽出して、並列に実行。これにより、実行時間を考慮に入れた最適な順番でアルゴリズムを実行することができ、短時間で高精度な機械学習を選択することが可能になるという。同社では、社内実験で5,000万件規模のデータを12CPUコアのサーバ8台で処理したところ、従来、1週間程度かかっていた精度96%の予測モデルを、本技術では2時間強で得られることを確認したという。同技術を用いた予測モデルにより、大規模ECサイト会員の退会抑制や設備の故障対応の迅速化といった改善を、タイムリーに実現できるとのことだ。
2015年09月08日デンソーは8月19日、熊本県天草市に敷地面積2万m2の微細藻類の大規模培養実証施設を建設し、2016年4月より稼働を開始すると発表した。同市の廃校の土地・施設を活用するという。新施設では、同社が特許を保有する微細藻類「シュードコリシスチス」の培養実験を行う。「シュードコリシスチス」は生長が速く、丈夫で培養しやすい特徴を持つ。同社は2008年から「シュードコリシスチス」の研究に着手しており、これまで愛知県西尾市の善明製作所内300m2の敷地で培養を行ってきたが、バイオ燃料の生産効率を高めるため、新施設の建設を決めた。今後、新施設で実証実験を行い、2018年度を目処に、藻から抽出したバイオ燃料の実用化に向けた要素技術の確立を目指すとしている。
2015年08月20日ドイツ出身の写真家ヴォルフガング・ティルマンスの西日本で初となる大規模な個展「ヴォルフガング・ティルマンス Your Body is Yours」が、7月25日から9月23日まで国立国際美術館地下2階の展示室で開催される。ベルリンとロンドンを拠点に国際的な活動を行うヴォルフガング・ティルマンスは、自身を取り巻く日常的な光景をとらえた写真で90年代初頭から注目を集め、雑誌『i-D』や『Interview』への掲載で知られるようになった。近年では、世界各地で発生している事象や、世界を旅する中で目にした場面をイメージの群として露にすることで、政治経済の問題や技術の進歩という地球上で繰り広げられている様々な出来事に対する自身の見解を示した写真集『Neue Welt』(新しい世界)を発表している。00年には現代美術界で重要な賞の一つであるイギリスの「ターナー賞」を受賞し、今年は偉大な業績を上げた写真家に贈られる「ハッセルブラッド国際写真賞」の受賞も決定している。04年に東京オペラシティアートギャラリーで開催されて以来、日本の美術館では11年ぶりの個展となる同展では、ヴォルフガング・ティルマンス自身がデザインした展示空間に、近作や新作を中心とした約200作品を展示。日本初公開となる写真作品や、昨年の「ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」で発表された2台のプロジェクションによる映像インスタレーション「Book for Architects」なども登場し、これまでにヴォルフガング・ティルマンスが出版した写真集もすべて展示される予定だ。また7月25日の14時からは地下1階の講堂で、ヴォルフガング・ティルマンス本人によるアーティストトークが実施される。定員は100名で、当日10時から整理券を配布予定。【イベント情報】「ヴォルフガング・ティルマンス Your Body is Yours」会場:国立国際美術館地下2階の展示室住所:大阪府大阪市北区中之島4-2-5会期:7月25日~9月23日時間:10:00~17:00、金曜は19:00まで(入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(9月21日は開館)料金:一般 900円、大学生 500円(※20名以上の団体は一般600円、大学生250円。高校生以下、18歳未満、心身に障害のある方とその付添者1名無料)
2015年07月23日富士通は7月13日、300床以上の大規模医療機関向けにWeb型電子カルテシステム「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-HX」の販売を開始したと発表した。同システムは、同社がこれまで提供し、国内400施設以上の医療機関で利用されてきた成長型電子カルテシステム「FUJITSU ヘルスケアソリューションHOPE EGMAIN-GX」の機能を継承しつつ、ユーザビリティの向上と、運用管理負荷の軽減、およびデータ利活用の促進を目指して開発されたもの。各クライアント端末にアプリケーションをインストールして利用するクライアント・サーバ型から、端末に資源を要さないWeb型へと変更することで、端末の運用管理の簡素化を実現した。また、仮想化技術の採用により、サーバ台数を抑えながらも、システム構成を完全に二系統にしたことで、アプリケーションのレベルアップ時に片方で運用を継続することができるようになっているため、現場のシステム停止時間を最小化できる。さらに、利用者は、自身が利用する機能のウィジェット(機能ウィンドウ)の配置を自由にカスタマイズすることが可能なほか、システムが有している入院・外来のステータス情報をキーとして患者のカルテを開くと、再診、入院中などの状況に応じて必要となる機能を自動的に画面に起動するように設定することも可能だという。加えて、同システムのデータウェアハウスは、電子カルテデータのみならず、同社が提供する医事会計システムや各種部門システムに加え、他社製の各種部門システムなどのデータもデータウェアハウスに取り込むことができるほか、BIツールを標準装備しているため、集約した院内のあらゆるデータから、任意の条件で簡単にデータ抽出や分析、グラフ化などが可能となる。なお、価格は4325万円(税別)から、としており、提供は2015年10月からを予定。同社では2018年度末までに250システムの販売を目指すとしている。
2015年07月13日NECは6月25日、プライベートクラウドやサービス提供基盤など、大規模な仮想化統合基盤に適した「Express5800シリーズ」の新製品として、ラック型サーバ「Express5800/R140f-4」とブレードサーバ「Express5800/B120f-h」の2機種を同日より販売開始すると発表した。ラック型サーバ「Express5800/R140f-4」は、Intel Xeon E7-8800v3/4800v3製品ファミリーを採用することで、従来機比で性能を最大20%向上させたという。また、物理障害に対応するメインメモリのスペア領域設定範囲を拡大することで、メインメモリ領域が複数回の障害に遭った場合でもシステムを継続して稼働させることが可能で、さらに、万が一のI/Oエラー発生時も、リトライ処理の実施や、対象のI/Oカードをシステムから切り離すことで、直ちにシステムを停止することなく業務を継続することが可能な、I/Oカードに対する耐障害性も備えているという。ブレード型サーバ「Express5800/B120f-h」は、Intel Xeon E5-2600v3製品ファミリーを採用することで、従来機比で性能を最大40%向上させた。また、基板設計の見直しにより、メインメモリスロットを2個増加させ、メモリの最大容量を576GBまで向上させ、ERPシステムなどの業務基盤やデスクトップ仮想化環境の運用基盤等の安定利用を実現する。価格(税別)は、「Express5800/R140f-4」が145万4,000円~、「Express5800/B120f-h」が66万1,000円~となっている。
2015年06月25日“爆発のアーティスト”と称される世界的な現代美術家・蔡國強(さい こっきょう、ツァイ・グオチャン)の国内では7年ぶりとなる大規模個展「蔡國強展:帰去」が、7月11日から10月18日まで神奈川・横浜美術館で開催される。蔡國強は、火薬を爆発させてカンヴァスや和紙に画像を定着させる作風で知られ、“爆発のアーティスト”と称される。2008年の北京オリンピックでは、開会式・閉会式の視覚特効芸術監督として花火の演出を担当するなど、現代美術界でもっとも活躍しているアーティストのひとり。本展では、横浜の風景や日本の美を取材し、横浜美術館のグランドギャラリーで大がかりな爆発をともなう“火薬ドローイング”を制作。爆破の過程は、横浜に校舎を構える東京藝術大学大学院映像研究科 桂英史研究室|geidaiRAMとの協働によるドキュメンタリー映像として、会場で公開される。また、等身大の99匹の狼の群れを表現した、約40メートルにも及ぶ大作「壁撞き」も日本初公開される。【展覧会情報】「蔡國強展:帰去」会期:7月11日~10月18日会場:横浜美術館住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1時間:10:00~18:00※入館は17:30まで(9月16日・18日は20時まで開館、入館は19時30分まで)料金: 一般 1,500円、大学生・高校生 900円、中学生 600円、小学生以下 無料休館日:木曜日
2015年06月10日西武渋谷店が2020年以降の渋谷の再開発計画参画と、それにともなう大規模リニューアルに向けて、今年8月に8年ぶりの改装を行う。“アート&デザイン”をテーマに、A館、B館で様々なアーティストとともに高感度な新しい店づくりに挑戦していく。A館1階入り口は、ビジュアルアートと音楽の2分野で活動を行う現代アーティストのカールステン・ニコライによる全く新しい“音と映像”で演出される。入口にある柱を、外気温や人の流れで色や音でデコレーション。デジタル信号に“意思”を持たせ、365日毎秒同じ映像は流れない、オンリーワンの音と映像の新体験を提供する。A館3階は、“高感度な30歳代女性”に向けた自主編集売場として、コーディネートの“鍵”になるアイテムを展開するキートゥースタイルで新しいコンテンポラリースタイルを提案。『ニューズ ウィーク(Newsweek)』誌による「世界が尊敬する日本人100 人」にも選出されたデザイナーの佐藤オオキが、“ヨーロッパの公園に隣接した遊園地”を環境コンセプトに、アートやデザインと高感度なファッションとの融合を実現させる。A館5階及びB館5階は、“高感度な50代のオトナ”に驚きを提供する売場づくりを目指し、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」京都大丸店や「丘のある家」などを手掛ける女性建築家の永山祐子を起用。A館5階は“宮殿”、B館5階は“博物館”をコンセプトに、それぞれのフロアをデザイン。新しい2つのコンセプトが連絡ブリッジでつながっていく。
2015年06月05日NECは6月1日、通信事業者やサービスプロバイダーの大規模データセンター向けにサーバラック数千相当のネットワーク構成が可能なSDN対応スイッチの販売を開始した。新製品は、10GbE 48ポートのインタフェースを持ちサーバを集約するToR(Top of Rack)スイッチ「PF5340-48XP-6Q」、40GbE 32ポートで複数ラックを集約するアグリゲーションスイッチ「PF5340-32QP」の2機種。QinQフレーム方式、OpenFlow技術、端末アドレス自動学習機能を組み合わせた転送方式を採用することで最大64万個までのVLANを利用が可能。また、同製品を制御するPFシリーズのSDNコントローラと組み合わせることで、最大6万4000のユーザーを仮想テナントネットワーク(VTN)に収容、数千ラックに相当するSDN対応の大規模データセンターのネットワークを実現する。同製品で採用しているQinQフレーム方式は、オーバレイ方式のサーバ間接続に採用されることが多いVXLAN、NVGRE、MPLSなどのカプセル化に比べフレーム・オーバヘッドが大幅に小さく、ハードウェアによる高速、低遅延な接続を可能とする。OpenFlow技術と端末アドレス自動学習機能を組み合わせた転送方式を採用することにより、さまざまな条件に合わせてスイッチ間の接続構成を組むことができる。
2015年06月02日IHI、神戸大学、ちとせ研究所らは5月21日、バイオ燃料用微細藻類(ボツリオコッカス)の屋外大規模培養に成功したと発表した。高速増殖型ボツリオコッカスは石油の替わりとなる炭化水素油を生産し、増殖性が高いという特徴がある。三者は2012年度より高速増殖型ボツリオコッカス株を用いた研究開発に取り組み、藻体径の増大、浮上性の向上などを実現した新株の育種に成功し100m2規模での屋外安定培養技術を確立するなどの成果を得ている。今回は、鹿児島県鹿児島市七ツ島にある1500m2の培養池を有する屋外試験設備で、栄養となる糖類を添加せず、光合成のみで藻体を安定的に増殖することに成功。この規模での成功は、事業化に向け大きな前進であると位置づけられる。今後、課題抽出を含めた通年での安定的な藻体量産技術の更なる向上などを目指し、試験を継続していく。
2015年05月22日NTT東日本、KDDI、ソフトバンクモバイル、パナソニックの4社を幹事企業とする「iエネ コンソーシアム」は5月7日、経済産業省の「大規模HEMS情報基盤整備事業」の2015年度事業において、2014年度に引き続き交付決定を受けたと発表した。同コンソーシアムは、多数のHEMSサービスを一元的にクラウド管理しHEMSデータの利活用を促す「大規模HEMS情報基盤整備事業」の推進団体として、2014年9月から事業を進めてきた。2014年度は、「HEMSデータの集約・加工・分析を行う『大規模HEMS情報基盤』の構築」「仕様の異なる複数のHEMSサービスから円滑にデータを集約・提供を可能とするAPIの標準化検討」「プライバシー情報に配慮したHEMSデータの利活用環境の検討」「同事業に協力してもらうモニターの募集(約1万4000世帯強)」を実施した。大規模HEMS情報基盤では、異なるメーカーのHEMS機器から得られるHEMSデータをAPIを介して提供することで、多くのデータを一元的に処理できる。2015年度事業では、2014年度からの継続モニターに対してニーズに応じたさまざまなHEMSデータ利活用サービスを提供する。HEMSデータ利活用サービスとしては、「生活支援サービス 」「クーポン配信サービス」「情報配信サービス」「省エネ支援サービス」など、30種類のサービスが提供される。HEMSデータ利活用サービスの提供期間は、2015年5月11日~2016年3月の予定。
2015年05月08日LINEは4月2日、エンジニアを対象にサービスの技術領域について紹介する、初の大規模技術カンファレンス「LINE DEVELOPER DAY_2015 Tokyo」を28日に渋谷ヒカリエホールで開催すると発表した。各国の様々な環境下でどのように開発や運営上の問題点を発見・分析・対応を行っているかといった包括的なテーマから、LINE上の膨大なコミュニケーションを処理するストレージの可用性を高めるための取り組み、グローバルなネットワーク環境と複数OSに対応するためのプラットフォーム開発戦略まで、同社エンジニアチームの様々な経験を公開する。また、LINEとTV番組の連動システムについて、実装方法やインフラ設計、放送運行など、LINEビジネスコネクトを活用した事例を紹介する、テレビ東京コミュニケーションズの担当者によるゲスト講演セッションや、登壇者による座談会、来場者も交えた懇親会など、来場者と共に知見を深める場を用意するという。開催は、4月28日(火)10:30~19:00(10:00 開場)、懇親会は19:00~21:00。参加費は無料、定員400名で、応募者多数の場合は抽選となる。なお、イベント内容の詳細および一般参加申し込みは、「LINE DEVELOPER DAY_2015 Tokyo」公式サイトで見ることができる。
2015年04月03日イオンは3月18日、埼玉県越谷市のショッピングモール「イオンレイクタウン」において、大規模なリニューアルを実施することを発表した。第1期リニューアルオープンは4月24日を予定している。同施設は2008年10月、「イオンレイクタウンkaze」と「イオンレイクタウンmori」の2館から成る国内最大級のショッピングモールとしてオープンした。2011年4月には「レイクタウンアウトレット」も加わり専門店数が約710店舗となり、年間5,000万人以上が来店する日本最大級のショッピングモールとなっている。今回のリニューアルは、2014年秋~4月24日の第1期と、2015年秋オープンの第2期と期間を分けて実施する。期間合計で全店舗の60%以上にあたる約430店舗がリニューアルする予定で、第1期には、核店舗「イオンレイクタウン店」を含む347店舗を刷新。188店舗を導入し、159店舗で移転・改装を実施するという。「イオンレイクタウン店」は、「おいしい・こだわり・わくわくドキドキする楽しい体験」をコンセプトに、商品やサービスを通じて新しいライフスタイルを提案する最新の"イオンスタイル" ストアへと生まれ変わるとのこと。施設面・環境面では、「mori」の新たな顔づくりになるよう、2階南側「kaze」からの連絡ゾーンを全面リニューアル。新たにギャザリングスペースを設置する。「kaze」では、アートシャンデリアを配置するなど、中央部を貫く吹き抜け空間を一新。吹き抜けの周りには、「CAFE PLAZA」や「DINING TERRACE」などフロアごとにコンセプトの異なる飲食店を出店する。「kaze」「mori」それぞれのフードコートも、各館の特色やコンセプトに合わせて全面リニューアルする。「kaze」の1階フードコート「GOURMET SQUARE」は、バーカウンターでアルコールドリンクを提供したり職人が握る寿司を提供したりといった大人の空間へと生まれ変わるという。「mori」3階フードコート「FOREST TABLE」ではキッズゾーンを新設し、席数も1,700席へと増席する。また、「kaze」「アウトレット」のそれぞれ2階を結ぶデッキを新設する。これにより、今まで直接行き来できなかった両モールをスムーズに移動することが可能となったとのこと。※記事中の情報は2015年3月発表時のもの
2015年03月24日インテージは3月20日、インターネット広告・Webサイト評価のための大規模プラットフォーム「Ad Trace Panel(アドトレースパネル)」を構築し、4月1日より提供を開始すると発表した。同プラットフォームでは、マーケティングリサーチ業界最大規模のインターネット調査モニター「マイティモニター」をベースに、100万人規模のCookieパネル(パソコン:30万人 モバイル:75万人)を実現し、小規模なインターネット広告のキャンペーンについても効果測定が可能となる。また、Cookie情報に基づきログデータを収集することで、実行動ベースでのインターネット広告接触者やWebサイト訪問者に対して、ブランド認知やクリエイティブ評価などのアンケートを行い、保有する属性を利用してターゲット層に合った切り口で集計分析できる。さらに、同社のSCI(全国個人消費者パネル調査)を基盤に、同一対象者からWebサイト閲覧やテレビ視聴情報に関するデータを収集するi-SSP(インテージ・シングルソースパネル)とセット利用することで、テレビCMとインターネット広告のクロスメディア施策評価と、インターネット広告に関する細かな粒度での評価を統合的に実施し、低コスト・ワンストップで対応可能になるという。
2015年03月23日東芝は3月18日、英国スコットランド・ファイフ州で2020年まで実施される、大規模水素実証試験に参画すると発表した。同社が海外で水素に関する実証試験に参加するのは今回が初めて。同試験ではすでに設置されている750kW風力発電設備と30kW水電解装置に加え、200kW太陽光発電設備、60kWと250kWの水電解装置、水素貯蔵タンク、水素ステーション、燃料電池を新たに設置する。これらの設備で得られたエネルギーを水電解装置によって水素に変換・貯蔵し、水素ステーションを通じて25台の業務用ハイブリッド車両に供給するほか、燃料電池で再び電力として施設に供給する。東芝は電気の需給予測に基づく水素の製造・貯蔵の最適管理を行う「水素EMS」を提供し、システム全体の制御を担当するとのこと。同社は「再生可能エネルギーによる発電システム、水電解装置、燃料電池やそれらを制御する水素EMSなどグループ内に有する技術を活用し、水素が実現するCO2を排出しない持続的で安心安全快適な社会を目指し、今後も国内外で様々な取り組みを進めていきます」とコメントしている。
2015年03月18日玉川高島屋S・Cがこの春に実施中の大規模リニューアルが、いよいよ大詰めを迎えている。4月21日までにすべての新規参入店と、既存のリニューアルショップがオープンする予定だ。今回のリニューアルでは南館地下1階に女性向けのショップが集められた。そのうちの一つ、「ミラ オーウェン(Mila Owen)」ではシックな装いに、スポーティーで気負わない演出をプラス。一歩先のベーシックな装いをトータルで提供する。オープン記念のプレゼントでは、1万6,000円以上の購入でオリジナルショッピングバッグを用意した。一方、南館の2階から移転してきた「ジェラート ピケ(gelato pique)」と並んでのニューオープンとなったのが、ブランドの新業態カフェ「ジェラート ピケ カフェ ビオ コンセプト(gelato pique cafe bio concept)」。「ナチュラルビーフのクラシックバーガー」(1,200円)や「エシレ村産のバタークレープ」(810円)など、有機野菜などの食材にこだわったフードやドリンクを提供する。オープン時にはオリジナルタンブラーの購入で、ドリンクが一杯プレゼントされる。これに、アパレルの「スナイデル(snidel)」を加えた4店舗が出店を予定。高感度な女性に向けて、洗練された服飾やフードを提供していく。一方、新業態のショップも新たに2店舗が登場する。“初めての女性でも始められるDIY”をコンセプトとした「ツクリバ(tukuriba)」は、3月6日にオープン予定。DIYに向けたワークスペースや道具のレンタルを目的としており、購入できる資材も女性向けのものを取りそろえた。更に、4月21日にオープンする「エレッセ テニス クラブ ウィズ ウインザー ラケット ショップ(ellesse Tennis Club with WINDSOR racket shop)」では、多彩なテニスアイテムをラインアップ。テニスウエアブランド「エレッセ」のウエアや、老舗テニス専門店「ウインザー」がセレクトしたラケットやシューズなどが提供される。限定アイテムも多数用意し、ガットの張り替えサービスなども提供していく予定だ。その他、アパレルでは「モンクレール(MONCLER)」、「アルアバイル(allureville)」、「イエナ(IENA)」、「ザ・ジェネラル ストア(THE GENERAL STORE)」、「フレイ アイ ディー(FRAY I.D)」などの新店舗が順次オープンを予定。このうち、フレイ アイ ディーでは玉川限定商品としてシャツコンビワンピースを販売する。 骨盤や体幹を中心に全身のバランスを調整するスポーツトレーナー整体「ベアハグ」もオープンを予定しており、4月1日から27日までは整体50分のコースを、初回限定価格の4,500円で提供する。また、館内では様々なショップがリニューアルを予定しており、靴専門店の「カンペール(CAMPER)」、園芸用品を扱う「プロトリーフ」などが、装いをあたらにサービスを展開していく予定だ。
2015年03月02日NTTナレッジ・スクウェアとNTTドコモは1月19日、大規模公開オンライン講座(MOOC)提供サイト「gacco(ガッコ)」の登録会員数が15日に10万人を突破したと発表した。2014年2月の受講者募集開始から、11ヶ月での達成となる。「gacco」は、大学教授陣による本格的な講義を、誰もがオンラインで無料受講できるサイトとして開設。開講当初は教養系の講座が中心だったが、経営学やマーケティング、統計学等をテーマとしたビジネスパーソン向け講座の拡充や、iPS細胞やロボットなどの注目を集める講座が追加されたことで、幅広い層が受講しているという。これまで32講座が開講しており、のべ受講登録者数は約22万人。提供を終了した13講座の平均受講者数は約1万人だった。また、同サイトでは、オンラインで学習した内容をもとに対面で発展的な講義を行う「反転学習コース」を提供する講座も設けており、世代やバックグラウンドの異なる参加者同士が積極的に意見交換できる場も提供している。
2015年01月20日セガは、プロジェクションマッピングを取り入れた室内用キッズ向け遊具機器「え~でる 砂場」を大規模に展開するイベント「え~でるタウン」を開催している。開催期間は2015年1月18日まで。営業時間は10:00~18:00。会場は神奈川県・横浜市のマークイズみなとみらい 5F 特設会場。料金は大人(高校生以上)500円、子供600円、2歳以下無料。同イベントは、砂遊びとプロジェクションマッピングを融合させた遊具機器「え~でる すなば」を、商業施設「マークイズみなとみらい」に20台集中的に設置するというもの。「え~でる すなば」は造形が容易で独特の感触の砂「え~でるサンド」にプロジェクションマッピングを行い、砂の高低差を感知して映像を投影することで、砂を掘ると川や海になり、積み上げると山になるなど、カラフルな映像がリアルタイムに変化するアクションを楽しむことができるという。なお、同イベントでは、絵に描いたサンタが自由に動き出すチームラボによる「チームラボ お絵かきクリスマス」、幼児向け右脳トレーニングデジタル遊具「遊育右脳教室 うのチャレ」も併置されるとのことだ。
2014年12月22日多摩都市モノレールはこのほど、建設中の大型商業施設「ららぽーと立川立飛」(仮称)など駅周辺の開発に合わせ、立飛駅の大規模改修工事に着手すると発表した。完成は2015年秋を予定している。新たな改札口は南側に増設し、今後整備する東西横断ブリッジ南側出口を接続することで周辺開発エリアへのアクセス向上を図る。乗降の混雑緩和のため、コンコースとホームを結ぶ階段・エスカレーターも増設し、改修後は各ホームで上下両方向のエスカレーターを使用できるようにする。コンコースの改修に合わせてトイレも移設。オストメイト対応設備を備えた「だれでもトイレ」を設けるほか、男女トイレ内にも簡易型多機能トイレを設置し、バリアフリー機能を向上させる。ホーム、コンコース、通路すべての照明をLED化し、省エネ化も図るとのこと。
2014年11月20日