NREG東芝不動産株式会社と、三井不動産株式会社、ららぽーとマネジメント株式会社は、川崎駅前の大型ショッピングセンター「ラゾーナ川崎プラザ」の大規模リニューアルの実施について発表した。「ラゾーナ川崎プラザ」は、2006年9月に開業。JR川崎駅に直結し、約300のショップが入った大型商業施設で、「食」と「音楽のまち・かわさき」にふさわしい「音楽」、性別・世代を問わずさまざまな人が楽しめる「旅」をテーマに、単に「モノ」を購入する場にとどまらず、新たなライフスタイルの発見や、コミュニティ活動の場になることを目指して運営を行ってきた。2007年度の売り上げは約637億円でその後も成長を続け、昨年度(2011年度)の売り上げは約701億円だった(ビックカメラを除く)。このほど、さらなる売り上げ向上および施設の価値・魅力向上を図るため、開業6周年を機に大規模リニューアルを実施。本年度に契約満了を迎える区画を中心に9月からリニューアル工事に着工、10月中旬より順次新店舗がオープン予定となる。また、工事の着工に先駆け、6 月29日より館内にて「ラゾーナ史上初!改装前の大バーゲン」を実施する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月13日三井不動産株式会社と、ららぽーとマネジメント株式会社は東京都江東区の大規模商業施設「三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲」の大規模リニューアルについて発表した。「三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲」は、2006年10月に開業。造船ドック跡を活用した親水空間や都心生活をサポートする店舗ぞろえで、「寛ぐ・潤う・遊ぶ」というテーマで運営してきた。初年度の売り上げが約288億円で、その後も成長を続け2011年度の売り上げは約326億円。今後も新しい付加価値やサービスを発信・提供しながら、ニーズに応える施設を目指していくために、開業6周年を機に、大規模なリニューアルを実施する。リニューアルに伴う工事は、本年度に契約満了を迎える区画を中心に2012年7月ごろから着工、10月中旬より順次新店舗がリニューアルオープンする。また、工事の着工に先駆け、6月29日より館内にて「大規模リニューアル前のららぽーとバーゲン」を実施する。なお、三井ショッピングパークは「ららぽーと横浜」(2007年3月開業)および「ららぽーと柏の葉」(2006年11月開業)についても、来年春に大規模リニューアル実施を予定している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月13日早稲田大学や鉄腕アトムが生まれた街として知られる東京・高田馬場で5月26日、男性400人×女性400人の計800人以上の、高田馬場エリア史上最大規模の合コンイベント、第3回「馬場コン」が開催される。「馬場コン」は「地元飲食店の料理とお酒」と「新しい出会い」を楽しむことをコンセプトに、地域活性イベントとして実施。前回の第2回目は平均年齢27歳の、700名にのぼる参加者が出会いと飲食を楽しんだ。今回は街コン史上初めて、「血液型マッチング」スタイルで実施。男女800人が高田馬場の個性的な飲食店で、血液型をテーマに会話と出会い、そして交流を楽しむ。当日は血液型がわかるアイテムを身につけて参加し、日本人が好きな血液型相性を会話のきっかけにしながら交流と出会いと楽しむ趣向となっている。日程は5月26日の14:00~18:00。参加資格は20歳以上の2人1組で、参加費は女性3,700円、男性6,500円。会場は居酒屋、和食ダイニング、イタリアン、カフェなど高田馬場駅周辺にあるお店約20店舗。各店舗は貸し切りで、4時間食べ放題・飲み放題となる。参加者には食べ飲み放題のフリーパスとしてリストバンドが配布され、参加飲食店を4時間で自由に巡り、多くの出会いを楽しめる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月29日本番とほぼ同じ状態で行われる稽古を「通し稽古」と言う。蜷川幸雄演出、窪塚洋介主演の『血の婚礼』の初めての通し稽古に立ち会った。大規模修繕劇団旗揚げ公演「血の婚礼」チケット情報蜷川の盟友・清水邦夫が1986年に書いたこの戯曲は、スペインの詩人でもあり、劇作家でもあるロルカの『血の婚礼』にインスパイアされたもの。ロルカ版は、結婚式の日に花嫁を奪う男と、婚約者を裏切って運命の男のもとに走る女を描いた情熱的な話だが、清水版はいわばその後日談。家族も故郷も捨て、手に手を取って駆け落ちしたものの、今ではすっかり愛が冷めてしまった男女と、屈辱の精算のためにふたりを追ってきた元・婚約者と親類達を中心に進んでいく。だが、熱情の時期が去ったあとの人と人の関係に鋭い分析を施し、同時に豊かな抒情性を含む清水戯曲は、単純な愛憎でストーリーを構成しない。この物語の本当の主人公は、人間を呼び込み、迷わせる“路地”だ。そのことは、オープニングからわかる。やがてそこで起きる悲喜劇のためにスタンバイするように、静かに形を変える路地。清水戯曲を世界中の誰よりも数多く演出してきた蜷川は、鮮やかにそれを視覚化する。そして、戯曲の中に埋め込まれた詩を際立たせるためだろう、雨、鼓笛隊、人と人がののしり合う声などの喧騒をフルボリュームで聴かせる。ノイジーなのは音だけではない。かつてその路地で葬られた物語が女性の姿を借りて出てきたような不思議な存在が、何人も登場する。窪塚演じる“兄さん”は、体温の高そうな登場人物の中にあって、最初から最後までひんやりした温度で舞台上に立ち、すでに半分は路地に魅入られてしまった人間であることを示す。昨年の『血は立ったまま眠っている』に続いて蜷川の指名を受けた窪塚だが、この世とあの世の中間に立つような役は、なるほど、確かによく似合う。輪郭を持たない“兄さん”の像を浮かび上がらせるように、弟役の近藤公園、元・恋人のふね役の中嶋朋子、恋仇のハルキ役の丸山智己が、的確な演技で脇を固める。蜷川のダメ出しも、ちょっとした立ち位置の注意程度。ラストシーンまで約90分、ノンストップで終えたあとの言葉も優しいものだった。「今は70%でいいよ」実はこの舞台、ほぼ全編に渡って舞台上に雨が降っている設定。この日は雨の音だけを流していたが、蜷川の言葉は実際に降らせた時のことを想定したものだ。「雨を降らせたら、声や動きが絶対に変わる。だから今の段階でガチガチに固めず、変更に対応できる糊しろを持っていたほうがいい」という意味だ。でも、雨が降っていなくても相当激しいこの舞台、実際に数トンの水が降ったら、俳優の体力の消耗はどうなるのか。しかも、東京を皮切りに、雨と共に各地をツアーする。俳優、スタッフの水との戦いも、かなりの見ものになりそうだ。公演は6月24日(金)より東京・にしすがも創造舎体育館特設劇場ほかにて上演。取材・文:徳永京子
2011年06月17日