第一弾「知る&学ぶ」レポートはこちら! ≫ 「チキンラーメン」「カップヌードル」誕生の秘密をしっかり学んだ後は、人気アトラクション、「チキンラーメンファクトリー」&「マイカップヌードルファクトリー」のある3階へ。製造工程を、小麦粉をこねるところから体感できる「チキンラーメンファクトリー」は小学生以上対象とのこと。ガラス窓の向こうで、おそろいのエプロン&三角巾で作業に励むお兄さん・お姉さんを横目で見つつ、息子は「マイカップヌードルファクトリー」にて世界でたったひとつのオリジナルづくりにトライ。カップに専用のペンを使って好きなデザインを描いた後は、安藤氏の“逆転の発想”による方法(どんな方法かは直に体験を!)でカップに麺をセットしてもらい、いよいよスープ&具材選び。スープはベーシックな「カップヌードル味」をはじめ全4種類からひとつ、具材はここだけのオリジナル「ひよこちゃんなると」ほか全12種類から4つをセレクト。息子が選んだのは、「カップヌードルカレー」のスープと「エビ」、「ねぎ」、「チーズ」、「カニカマ」の4種類。途中で「タマゴ」を「チーズ」に変えるなど、彼なりに工夫を凝らした模様。この組み合わせが調和するかどうかは別にして、これこそが醍醐味のひとつ。私もかなり真剣モードに。中身が入ったら、その場でカップにフタをしてもらい、透明のフィルムを使用してのシュリンク包装もしてもらう。自分で施したパッケージデザインを除いては、どこから見ても市販の「カップヌードル」同様の体裁。「これ、ぼくだけのラーメンなんだよね!?」と、息子は大満足。で、仕上げにエアパッケージに商品を入れて、めでたく完成!次回は 「体感する」フロア をご紹介します。 第三弾「体感する」レポートはこちら! ≫ カップヌードルミュージアム(正式名称:安藤百福発明記念館)場所:神奈川県横浜市中区新港2-3-4 開館時間:10:00~18:00(入館は17:00まで)休館日:火曜休(祝日の場合は翌日が休館日)年末年始入館料:大人500円、高校生以下は入館無料*館内一部施設は別途利用料が必要となりますTEL:045-345-0918(案内ダイヤル)TEL:045-345-0825(チキンラーメンファクトリー予約専用ダイヤル)取材/ 村上早苗
2011年10月29日“子どもひとりひとりの中にある想像力や探究心の芽を吹かせ、豊かに育てるための体験型ミュージアム”として、今秋、みなとみらいにオープンした「カップヌードルミュージアム」(正式名称:安藤百福発明記念館)。果たして子どもは、大いに刺激を受け、心から楽しめるのか??? それを調査すべく、もうすぐ5歳になる息子を連れて訪問。子どもの生声を交えながら「知る・学ぶ」「つくる」「体感する」の3回に分けてレポート!1958年に誕生した世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」の生みの親であり、’71年には世界初のカップめん「カップヌードル」を発明した日清食品創業者、安藤百福(アンドウモモフク 1910~2007)。食品産業のエポックメイキング的な2つの製品について学びながら、安藤氏のクリエイティブな発想に触れられるのが、このミュージアムだ。約10,000㎡という広大な館内は、1階がエントランスホール&ミュージアムショップ、2階は「百福シアター」などの“学ぶ・知る”ためのフロア、3階は「チキンラーメンファクトリー」と「マイカップルヌードルファクトリー」という“つくる”フロア、4階は「カップヌードルパーク」と「NOODLES BAZAAR・ワールド麺ロード」の“体感する”フロアで構成されている。白をベースにアクセントに赤を取り入れた”カップヌードルカラー“でまとめられた館内は、実にスタイリッシュ。1階から2階へは幅10m、高さ35段にも及ぶ大階段でのアプローチが基本だが、エレベーターも完備しているのでベビーカーでも、もちろん安心。ちなみに1階には調乳専用の浄水給湯器や授乳スペース、おむつ替えシートを備えたベビールームも用意されている。2階にある入館ゲートをくぐると、まずお目見えするのが「インスタントラーメンヒストリーキューブ」。壁3面にインスタントラーメン約3000点は圧巻のひとこと! 「チキンラーメン」に始まり、子どもの頃に食べた“あの商品”といった懐かしいものから、世界各国の人気アイテムなどが、実にアーティスティックに並んでいる。同じ世代を生きた相手なら「これ知ってる!」「食べた、食べた」なんて、たっぷり30分は盛り上がりそうだけれど、人生4年の息子は「これなぁに?」。あっさり5分で通り過ぎてしまった……。続いて案内されるのは、安藤氏の生涯と「チキンラーメン」「カップヌードル」誕生秘話を紹介する「百福シアター」。上映時間14分、「息子はじっと座っていられるだろうか」と危惧したものの、これが意外や意外! 実に興味深そうに画面を見入っているではないか! 映画といってもお堅いルポルタージュではなく、CGアニメーション仕立て。安藤氏も“ゆるかわキャラ”に変身し、クイズや歴史ドラマ、ニュースなど2~3分番組数本上映という構成。子どもにとっても理解しやすかったようで、「あのおじさん、ラーメンをつくった後はどうするの?」と聞いてきたり、クイズでは「ぼくはこれだと思う」と回答者気分でいたり。「チキンラーメン」が誕生した研究小屋を忠実に再現した「百福の研究小屋」、安藤氏の生涯を全長約58mの大パノラマで紹介する「安藤百福ヒストリー」のスペースを抜けて、「クリエイティブシンキング ボックス」へ。その前の2カ所では、イマイチな反応だった息子、ここで、がぜん張り切りだす。壁に飾られたさまざまなアイテムから、汽車のパネルを選んでタッチ。と、真っ白な壁に映し出されるのは……湯気を吹くやかん。「お母さん、汽車はやかんからできたんだって!」(ちょっと違うけれど)と、息子。そう、ここは蒸気機関車発明のもとになったなど「アイデアのヒントは身のまわりに転がっている!」を実感できるコーナーになっているのだ。ほかにも「常識にとらわれない」「タテ・ヨコ・ナナメから見る」など、安藤氏のクリエイティブな発想のキーワードをもとにしたボックスを次々と覗いては遊び……。その熱心さに「もしかしたら将来!?」などと、こちらも“親バカな期待”にワクワクしたりして(笑)。と、しっかり用意されています。世界を代表する偉人たちと並んで撮影できるコーナーが。せめて写真の中だけでも、彼らと肩を並べさせてもらいましょう。もっとも本人は、偉人と偉人の間でかくれんぼ状態だったけれど。次回は、このミュージアム最大の人気アトラクション、 「つくる」 を紹介します。 第二弾「つくる」レポートはこちら! ≫ カップヌードルミュージアム(正式名称:安藤百福発明記念館)場所:神奈川県横浜市中区新港2-3-4 開館時間:10:00~18:00(入館は17:00まで)休館日:火曜休(祝日の場合は翌日が休館日)年末年始入館料:大人500円、高校生以下は入館無料*館内一部施設は別途利用料が必要となりますTEL:045-345-0918(案内ダイヤル)TEL:045-345-0825(チキンラーメンファクトリー予約専用ダイヤル)取材/ 村上早苗
2011年10月27日アツアツのたこ焼きを、たらふく食べたい……しかも、さまざまな味を楽しみながら。そんな欲望を一挙にかなえてくれるのが、「デックス東京ビーチ」にオープンした「お台場たこ焼きミュージアム」です。かつてのラーメン博物館のように、全国各地から厳選されたたこ焼き屋が5店舗、一堂に会しているようです。これは食べ比べにうってつけ!というわけで、早速友人を誘って、お台場食い倒れツアーを敢行しました。早速現場に向かうと、何やら陽気な音楽。このオリジナルテーマソングが、華々しくウエルカムしてくれます。店内には各店舗の鉄板や、たこ焼きについての歴史が展示されていました。お祭り感満載!ワクワクします。■たこ焼きのルーツを知る!「たこやきの元祖本家会津屋」まず一軒目は、あのグルメ漫画『美味しんぼ』にも「本物のたこ焼き」として登場したというお店。諸説あるようですが、このお店が当時流行していた「ラヂオ焼」と呼ばれていた子どものお菓子にタコを入れたのが、たこ焼きのルーツではないかとする説もあるようです。注文した「三種盛り」(12個入り630円)は「ラヂオ焼き」、「元祖たこ焼き」、「ねぎ焼き」それぞれ4個ずつ入った味比べセットでした。まずはたこ焼きのルーツだという「ラヂオ焼き」から試食。生地にもしっかり味がついていて、中に入ったすじこんにゃくがおいしい!小料理屋の煮物を、たこ焼きに閉じ込めたような味といいましょうか。一緒に注文したビールによく合います(昼間からすいません)。たこ焼きはソースをつけずにそのまま食べるスタイル。元祖ということもあり、素朴な味わいを堪能できます。■変わり種「たこ焼工房Sea&Sun」ルーツを知ったところで、次は変わり種のたこ焼きに挑戦!と勇んで、ここでも味を比べるために「四種盛り」(16個入り990円)を注文。「ソースマヨネーズ」と、「おろしポン酢マヨネーズ」、「明太子マヨネーズ」、「塩ガーリック」のセットです。ここで一番気になっていたのが「塩ガーリック」!ガーリックオイルがアクセントになって、香ばしいにおいが食欲をそそります。うまい!■カリカリとろ~り「たこ焼十八番」続いては「おはこ」(12個入り750円)という、「ソース」、「塩」、「天だし」の3種類を楽しめるセットを注文しました。天かすに覆われた衣は、カリカリなのに中がとろ~り。粉に入っている牛乳が、このクリーミー感を出しているそうです。また、桜エビの粉末入りで、香ばしい!アツアツのたこ焼きを、天だしで少し冷ましながら食べるのもまた、オツなのです。■生地がフルーティー!?「天王寺アベノタコヤキやまちゃん」先程、明石焼きをのりに巻いて食べるカップルを見て以来気になっていたら、やっとめぐり合いました。ここでは早速「明石焼」(8個入り530円)と「やまちゃんネギメガドカ盛り」(8個入り690円)を注文。明石焼はオーダーされてから、専用の分厚い鉄板で焼きあげるそう。卵たっぷりの明石焼きを三つ葉入りのダシと一緒に食べると、茶わん蒸しのような味わい。また、ネギがどっさり盛られた「やまちゃんネギメガドカ盛り」は、甘めのソースとネギの辛みが絶妙でした。果物を10種類以上使っている生地は、どこかフルーティーな後味がしました。■王道のたこ焼き「たこ家道頓堀(どうとんぼり)くくる」もうだいぶお腹が満たされていますが、残すところあと1店舗!!最後は「たこ家道頓堀(どうとんぼり)くくる」で締めくくる、なんちって。満腹ながらも、「大たこ入りたこ焼」(6個入り350円)と、「濃厚チーズたこ焼」(8個入り530円)という強気のオーダー。たこ焼きがトレイに置かれたとき、プルンっと揺れるのを見逃しませんでした。1個あたりのサイズのみならず、中に入っているたこも大きくて、プリプリでした。「濃厚チーズたこ焼」はチーズの味がしっかりついて、その名に恥じぬ濃厚な味わい。やはり全国展開しているだけあって安定感があるし、東北出身の私にとっても、イメージ通りの「ザ・たこ焼き」といった印象でした。お腹いっぱいだったはずなのに、ペロリと平らげました。■さて、突然ですが!ここでクイズです。一体私たち(女二人で)、何個のたこ焼きを食べたでしょう?なんと、正解は70個!!二人で行ったので、単純計算で35個ずつ……。そりゃ翌日の体重も増えるってものです。でも、これだけじゃ終わらないのが「たこ焼きミュージアム」のすごいところ。■お土産も要チェック!「いやぁ、もうしばらくたこ焼きはいいや」なんて言っているそばから、しっかりお土産屋さんでたこ焼きグッズを購入してしまった私。だって「たこ焼ようかん」だとか「たこ焼風ラムネ」、「たこ焼ゼリー」なんて、ほかではなかなか買えないんだもん!後でゆっくり食べてみたいと思います。ちなみに、たこ焼きミュージアムからは、レインボーブリッジと東京タワー、それに建設中の東京スカイツリーを眺めることができます。景色を楽しみながらの食い倒れなんて、新しいデートプランに加えてみてはいかがでしょうか?そのときはくれぐれも、青のりの行方に気をつけてくださいね!【場所】東京都港区台場1-6-1デックス東京ビーチ4階<問合せ先>デックス東京ビーチ 電話ガイダンス03-3599-6500(栗本千尋+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】アイスラーメンに超能力!?気になるお店に行く【コラム】食が充実していると思う都道府県と言えば○○!【コラム】飲み会でいちばん会話が盛り上がるのは「○○県出身者」!?
2011年01月02日