JR東日本盛岡支社は16日、気仙沼駅、盛駅、釜石駅、宮古駅のリニューアルを発表した。4駅とも工事を開始しており、12月上旬の完成をめざしているとのこと。東日本大震災で被災した三陸海岸沿岸部の活性化に貢献すべく、地域の拠点となる4駅がリニューアルされることに。デザインコンセプトは、「清らかな海、やさしい風の香り、美しい地形を感じる特徴をもった『親しまれる駅』 ~交流を生み出し、賑わいの場として、親しまれる駅~」(JR東日本盛岡支社)で、三陸海岸の特徴を取り入れたデザインとなる。リニューアルにあたり、気仙沼駅は「漁港のまち」、盛駅は「海岸のまち」、釜石駅は「鉄のまち」、宮古駅は「浜のまち」をそれぞれイメージしたという。気仙沼駅の駅舎は、三陸海岸の「岩」をイメージしたデザインに。岩を模したアプローチゲートを、駅舎の入口上部の庇(ひさし)で表現する。釜石駅では駅舎全体に「鉄」をイメージしたルーバーを配置し、宮古駅の駅舎は浄土ヶ浜をイメージした「砂浜」を表現したデザインに。現在は不通となっている大船渡線盛駅も、今回のリニューアルで駅舎にルーバー状の庇が配置され、待合室の窓や入口で碁石海岸の穴通し磯を表現するとのこと。なお、気仙沼駅に関しては一部列車の発着番線変更も発表されており、12月1日より新たに列車4本が1番線(駅舎側)発着に。一ノ関方面の大船渡線の列車21本(下り11本、上り10本)のうち、19本が駅舎側のホームを使用することになり、跨線橋の使用が少なくなることから乗換えなどの利便性が向上する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月21日新築専門サイト新築オウチーノでは、大阪の代表的な難読駅の由来と歴史について調査を行った。調査は、全国各地の地名研究で知られ、『大阪「駅名」の謎』の著者でもある谷川彰英氏の見解を交えて実施。このほど、同サイト上で調査結果を発表した。まず、代表的な難読駅名として「喜連瓜破(きれうりわり)駅」を紹介。「喜連」は、古代に中国から同地に集団移住してきた呉人の「クレ」に由来しているという。「瓜破」は大化年間、仏像をまつるため、手元にあった瓜を供えたところパカッと割れたという伝承にちなむ。双方にまたがる場所の駅であるため、地名を組み合わせて駅名にしたとのこと。その他にも大阪には、「交野(かたの)」「私市(きさいち)」「柴島(くにじま)」などの難読駅名が多数ある。その理由について谷川氏は、「大阪は難波宮から始まる千数百年の歴史を持ち、京都よりも歴史が古い。そのため歴史と深く関わる地名や駅名が多く、『喜連瓜破駅』のようにどちらの名も譲れないという事例も多い」と語っている。他の難解駅名の由来については、同サイト内のコンテンツ「読めない駅名に隠された、大阪の“深~い”歴史」で紹介している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日H&M(へネス アンド マウリッツ)は2012年9月14日(金)に、東京駅直結ビルに大型駅隣接店舗「H&M TOKYO STATION」をオープンする。H&M TOKYO STATIONは、レディース、メンズ、アクセサリーで従来よりトレンド性のあるラインに加え、オフィスやアフター5にもぴったりのアイテムからベーシックアイテムまで幅広く用意した。さらに時間に制限のある旅行客、出張客までもが楽しむことのできるショッピングスポットを提案する。大型駅直結ビルへの出店は初となり、約700㎡の1フロア構成という小規模店舗も、当ブランドには稀な展開となった。そのため、限られたスペースを最大限に活かし大型駅を利用する多様な顧客層のニーズに応えたコレクションを考案している。同ブランドの他店と比べて特徴的なのは、メンズアイテムの店舗面積に閉める割合である。多くの同ブランド店舗がレディスに比べてメンズは4分の1ほどの店舗面積を用意しているにも関わらず、同店舗においてレディスとメンズは半分ずつの比率を占めている。メンズのビジネスルックを意識したYシャツやスーツ、ネクタイなどを多く取り揃えている理由として、H&M日本法人社長クリスティン・エドマン氏は、「日本人男性のファッション感度は高く、東京駅の利用客は男性が圧倒的に多い。お客様のニーズや周辺の環境に合わせた商品展開や、商品ディスプレイに取り組みたい。」とコメントした。メンズアイテムがビジネス用のフォーマルな商品展開が目立つ一方で、レディースアイテムはOL向きのオフィス用スタイルばかりではなく、華やかな柄のスキニーパンツや鮮やかな色使いのアイテムが目立つ。同日には、H&M岐阜モレラ店がオープンし、開店前の店舗には600人もの客が列を作った。さらに今年11月にはH&M仙台さくら野店、来春には大阪に最大面積を誇る店舗オープンを予定し、H&Mの勢いは増すばかりだ。今後は、路面店舗のみではなく郊外のショッピングセンターやエアポート、駅ビルへの新規店舗出店を視野に入れていることも明らかにした。ゴージャスなアクセサリーも豊富に揃うH&M日本法人社長のクリスティン・エドマンさん店舗名:H&M TOKYO STATIONオープン:2012年9月14日(金)住所:中央区八重洲2丁目1番1号ヤンマー東京ビルティングB1F店舗構成:1フロアアクセス:JR各駅「東京駅」八重洲中央口、八重洲南口、八重洲北口直結(東京駅八重洲地下中央口改札を出て直進)営業時間:10:00-20:00元の記事を読む
2012年09月14日大阪に鶴橋という駅があります。近鉄、JR、地下鉄の結節点で毎日たくさんの人が乗降します。この駅でドアが開くと電車に乗っている人は大変困ります。焼き肉の美味しそうなにおいが漂ってくるからです(笑)。鶴橋にある焼き肉の名店をご紹介します。■『新楽井』水中メガネも借りられます!「アライ」と読みます。肉の質も素晴らしいですがボリュームたっぷりなのがうれしい焼き肉店です。しかも安い! 1人3,000円ぐらいでおなかいっぱいになるでしょう。店構えは普通の一軒家のようで、この気さくな感じがいいのです。店に入ると板の間の広間で、そこに座布団を敷いて座り、七輪で肉を焼きます。店の換気に難アリで、お客さんが一杯になると煙がもうもうと立ち込めます。煙くなってくると目がショボショボしますが、水中メガネを無料で借りることができます(笑)。美味しい肉を求める人で毎晩大盛況なのです。■『吉田』肉の味に信頼感キレイな店内、有名人も多く来店する有名店です。肉の味の確かさには定評があります。例えば、厚めに切られたタンはジューシーでうるさい焼き肉ファンをも納得させる味。お薦めしたいのは特上ロースです。口の中でとろけるほどの脂の乗りで、まさに至福の味と言えるでしょう。肉には、普通、上、特上と用意されていて日によってはお目当てのものが売り切れなことも。店員さん確認しておくと良いでしょう。■『空』ホルモンが至高の味ロース、カルビ、タンなど普通のメニューも美味しいですが、空は新鮮で美味しいホルモンを食べさせてくれる名店です。最近ではハラミも一般的になりましたが、ハラミは部位でいうと横隔膜。昔はホルモンの一種でした。空の上ハラミは他店では味わえないほどの柔らかさで、大人気の一品です。訪問した際にはぜひ頼んでください。ホルモンのメニューはとにかく豊富で、ツラミ(ほっぺたの肉)、ハチノス(第2胃)などは序の口で、ウルッテ(気管)やハギシ(アゴ肉)といったなかなかお目にかかれないような珍品を味わうことができます。空の絶妙な秘伝のタレにハマる人も多く、「焼き肉は絶対ココ!」というリピーターを生み出し続けています。■『鶴一』鶴橋の名店です!鶴一は、鶴橋でもおそらく最も有名な焼き肉店の1つです。鶴一は今3店舗ありますが、本店では昔ながらのスタイル、七輪でジュウジュウ焼きます。どのメニューもさすがの美味さですが、筆者は厚めのロース、骨付きカルビをお薦めします。締めの冷めんも何気に美味しく、こちらもお薦めであります。ここで取り上げた店以外にも美味しい店はたくさんあります。なにせ大阪は安くて美味しい店しか生き残れない土地なのです。大阪に来たらぜひ食い倒れてください。(谷門太@dcp)『新楽井』の食べログの紹介ページ『吉田』の食べログの紹介ページ『焼き肉ホルモン 空』『鶴一』
2012年09月09日JR東日本はこのほど、山手線で導入を進めているホームドアの2014年度完成予定駅を発表した。すでに設置済みの恵比寿駅と目黒駅も含め、計18駅でホームドアが整備される。2014年度のホームドア完成が予定されるのは、御徒町駅、鶯谷駅、田端駅、有楽町駅、原宿駅、五反田駅、西日暮里駅の計7駅。具体的な完成日時については別途告知するという。同社はホームでの転落事故や列車との接触事故などの防止対策として、ホームドアの導入に取り組んでおり、2010年より恵比寿駅と目黒駅で使用開始した。本年度中に大崎駅と池袋駅でホームドアが完成する予定で、2013年度には大塚駅、巣鴨駅、駒込駅、新大久保駅、目白駅、高田馬場駅、田町駅にも設置される予定だ。残る未設置駅についても、現時点で大規模な改良が予定される新橋駅、渋谷駅、新宿駅、東京駅の4駅を除き、2017年度末の工事完成を見込んでいる。2015年度以降の完成予定駅については、「工事計画がまとまり次第、お知らせいたします」(JR東日本)としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月28日地元民でも迷ってしまうことがあるという大阪駅。観光客ならなおのことだ。そこで、最近リニューアルしたばかりの関西一路線が行き交う大阪駅を、じっくりリポートしてみた。おいしい駅弁からマストの超人気のお土産まで、これさえおさえておけば、あなたも大阪駅の達人になれるかも!?まずは出口を押さえておこう。巨大なターミナル駅だからこそ、出口の数も膨大だ。ここ大阪駅では全部で9個の出口がある。この数こそ、迷子を生む要因とも言えるのだ。そこで、まずはこの9個の出口の目的や近隣施設を知っておきたい。■主要出口とその目的地中央口ヒルトン大阪、大丸梅田店中央北口ヨドバシカメラ、スカイビル、大阪駅JR高速バスターミナル中央南口ホテルグランヴィア大阪御堂筋北口阪急電車、地下鉄御堂筋線御堂筋口阪急百貨店、ヘップファイブ、地下鉄谷町線御堂筋南口大阪市バス桜橋口大阪四季劇場、地下鉄四つ橋線南口タクシーのりば連絡橋口JR大阪三越伊勢丹、大阪ステーションシティ出口を知っておくメリットは、乗り換えや目的地に迷わずたどり着けるという点がある。例えば、大阪名物イカ焼きが食べたいのであれば、目指すは阪急百貨店。それなら御堂筋口、というようにあらかじめ目的と出口をリンクさせるようにしたい。出口の数もさることながら、乗り場が多いことも迷子の大きな要因のひとつ。その数だけで11個と、関西随一の数を誇る。これも行き先と乗り場を、あらかじめリンクさせることで回避するようにしたい。ただ、広い構内なのでそれでも迷ってしまうこともある。頭上には大きな行き先表示板で乗り場案内もしているが、改札口にいるJRの駅員さんや駅構内にいる大阪ステーションシティ職員のスタッフに遠慮なく質問してみよう。■番線と行き先1番乗り場奈良、和歌山方面、USJ方面、関西空港方面2番乗り場鶴橋方面3番乗り場鳥取方面(スーパーはくと)、城崎温泉方面、三ノ宮・姫路方面4番乗り場三ノ宮・姫路方面、篠山口方面5番乗り場三ノ宮・姫路方面6番乗り場宝塚・三田方面7・8・9・10番乗り場新大阪・高槻・京都方面11番乗り場 北陸・東海方面特急、東京・新潟・札幌方面寝台特急例えば大阪駅の2番乗り場からJR大阪環状線外回りの「京橋・鶴橋方面」で約10分、大阪城公園駅で降車すれば、日本3大名城「大阪城」観光がかなう。オシャレに関心の高い人には、御堂筋北口から地下鉄御堂筋線梅田駅に歩いて移動。なかもず行きに乗って約5分で到着する、流行の発信地「心斎橋」がオススメだ!ナニワのシンボル・通天閣には昇っとかな!と思い立ったら、1番のりばからJR環状線・西九条・弁天町方面へ。約20分で新今宮駅に到着するので、東口を出れば目に前には通天閣がある。新幹線が止まるのは新大阪駅だが、何と言っても栄えているのは大阪駅。その周辺にはデパートや大型家電店などが密集している。場所的にも新大阪駅からわずか5分。新幹線に乗り換えるまでまだ時間があるという時にもオススメの駅と言える。例えば、「駅ナカ限定食べて分かるこの味堂々発売中!」というコンセプトで売り出し中のお弁当シリーズ「駅食堂」。新幹線乗車前に、ふっと駅ナカで購入するのもいいだろう。また、8月31日までの夏期限定オリジナル冷やし麺、「夏麺」も外せない。「月見おくらなめこ蕎麦」(370円)や「蒸し鶏とバジルの冷製パスタ」(290円)など、暑さをふっ飛ばす涼しげな麺が数種類用意されている。ガッツリ食べたいという人には、大人気テークアウト「親子丼」(430円)や「厚切りロースかつ丼」(450円)がおススメだ。またリポート中、駅員さんから「11番ホームには毎日行列ができているんですよ」との、気になる情報を入手。早速ホームに足を運ぶと、行列の先にあったのは弁当屋「旅弁当大阪」。旅行客から仕事中のサラリーマンまで、様々な顔ぶれが列を成していた。なるほど、旅の楽しみのひとつに駅弁あり。常時15種類以上のお弁当を扱っているというお店のショーケースの前に立ってみると、所狭しとおいしそうなお弁当のサンプルが並んでいた。スタッフの後藤さんと村田さんがこの日、オススメとして紹介してくれたのは「こてまり」。3種のおにぎりと焼き魚、煮物などたくさんのおかずが入った和風弁当だ。「いろんなおかずをちょっとずつ、品目多く味わえるところが、女性客に大好評のようですね」とのこと。お次は「浪花御膳」。パッケージから通天閣に虎カラーと大阪色が色濃く、ふたを開けても期待は裏切らない!串カツやたこ焼きなどの大阪名物が、季節の炊き込みご飯などと一緒に楽しめるお膳になっている。「やっぱり大阪の味が楽しめるということで、人気は高いですね」とのこと。実際に食べてみると、ふわっふわのたこ焼きにソースが絶妙にかかっていて、めちゃ旨っ!!串カツも、ご飯と一緒に食べられるように改良されていて美味だった。そして意外にも女性人気が高いのは「ステーキ弁当」。きのこピラフの上にドーンと1枚肉のステーキがのせられた、見た目もボリューム感もリッチな一品。人気商品なので売り切れない内に入手したい。最後は、駅弁フェアなどでいつも大人気だという「ひっぱりだこ飯」。大ぶりなタコにしっとりと焼き上げたアナゴ、そして季節の野菜などのおかず。それらがタコ漁をイメージするタコつぼ風陶器にずっしり入った、駅弁通にはすっかりおなじみの逸品だ。陶器は再利用できるので、お土産としても大変喜ばれているのだとか。駅弁を選んでもまだ時間があるのなら、「時空(とき)の広場」でゆっくりするのもオススメプランのひとつ。改札を出て突き当たりにあるエスカレーターで最上部まで上がると、目の前に大きな広場がある。弧を描く巨大な屋根に高い天井、広々とした空間に飾られた大時計が印象的な、人気の待ち合わせスポット「時空(とき)の広場」だ。適度に風が吹き抜ける居心地のいい空間とあって、カップルやサラリーマンなどが休憩する姿も珍しくない。リポート中に出会ったリョウタさん(19)とモモコさん(21)も、この広場がお気に入りだそうだ。お二人は大阪駅すぐの「LUCUA‐ルクア‐」や「HEP FIVE」で買い物をした後に、ここでくつろぐことが多いという。地元の人イチ押しのニュースポット「時空(とき)の広場」で、駅弁を頰張るもよし。他にもアトリウム広場やカリヨン広場、風の広場、和らぎの庭など、大阪ステーションシティ内にはホッと一息つけるスペースがまだまだ点在している。時間にゆとりがある時はぜひ一度、お気に入りの広場を探索してみよう。また、大人気のお土産やテークアウトといえば、中央改札口を出てすぐの「アントレマルシェ大阪セントラルコート店」はハズせない。中でも大人気なのは「551の蓬莱豚まん」だ。豚まんが2個320円~ととにかく安い。大阪土産の定番とも言えるこの豚まんだが、実はシューマイもオススメなのだ。6個で390円、肉がたっぷり詰まったシューマイは、横浜の某シウマイと比較してもかなり大きい。店頭で熱々を頰張るのが醍醐味(だいごみ)だろう。他にも「神戸モリ―ママラスク~波の魔法箱~プレーン」、「点天ひとくち餃子」、「大阪プチバナナ」、「大阪半熟カステロふわんとろん」などなど。悩まずにはいられない、名物土産の数々がずらりと並んでいる。観光地としての人気も高まっている大阪。これから訪れる人はぜひ、見どころや味わいどころもますます増えた、新生「大阪駅」の魅力にも着目してほしい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日今や多くの商業施設や駅に設置されているエスカレーター。関東方面の人の多くは左側に立って、右側を優先追い越しにしているらしい。ところが、大阪人はその真逆を良しとしていて、右側に立ち左側を優先追い越しにしているのだ。これはいつから、またなぜ違いが生まれたのだろうか。実際にエスカレーターの前に立ってその様子を観察してみた。検証に出向いたのはビジネスマンや買い物客、旅行者が行きかう大阪駅。確認するまでもなく、ほとんどがエスカレーター右側に立っている。2人連れや3人連れも分かれて右側に立っている。そこで中年のサラリーマンに声をかけてみた。「え?エスカレーターが何?俺は右に乗るで、右!!」とだけ答えて足早に去って行った。これを大阪弁でいうと「いらち」。「いらち」とはせっかちのことで、この「いらち」っぷりは歩くスピードにも現れていて早い。国際交通安全学会が行った調査によると、大阪人の歩くスピードは秒速1.6メートルで日本一なのだという。次に声をかけてみたのは20代の女性。「利き手が右の人が多いからちゃうの?右に立つとベルトが持ちやすいねん」。なるほど、なかなか的を射た発言だ。さらに取材をしていると40代の女性がこんなことを言ってきた。「だいたい東京が間違っているねん。世界的に右に立つのが正解で、外国ではな、左に立つのは田舎もんやと思われるねんで」。実際に海外出身の英会話教室講師をやっているという男性に話を聞いたが、「確かにアメリカやフランスなどでは右側通行が正解です」とのこと。どうやら大阪人は知らない間に国際ルールに合わせていたのか(笑)。次に私鉄阪急電車の梅田駅に場所を移して再度エスカレーターを観察してみたが、やはりほとんどの人が右側に立っている。ここで新たな情報をキャッチした。60代男性が言うには「昔、阪急梅田駅が今の場所に移動した時にエスカレーター乗っていたら、急いでいる人のために左側を空けてくださいっていうアナウンスが流れていたような気がする」と。これは本当か?そこで中高年の方々に片っ端から声をかけてみる。昭和42年ごろにこのアナウンスを聞いたことがあるという人が多くいた。そのほかにも「万博の年から急にアナウンスを聞きはじめた気がする」という1970年の万博説が浮上してきた。万博開催時に国際基準に合わせた右立ち、左空けルールが制定されたというのだ。ところで万博で普及したものといえば、阪急梅田駅に設置されている日本最大規模のムービングウォークだ。そこで番外編として日本で初めて設置されたムービングウォークに関しても調べることにした。ムービングウォークとは「動く歩道」とも呼ばれており、阪急・梅田駅になくてはならないものとなっている。そしてこのムービングウォークもやはり右立ち、左空けルールになっている。通りがかった30代女性に話を聞いたところ「え?前の人が左を空けていたからやけど」となんとも簡単な返事。前の人に倣うのは日本人ならではの感性だから納得はしたが……。とにかく諸説あるものの、この文化は一体どこまで浸透しているのだろうか。東京と大阪の真ん中あたりに位置する愛知県名古屋市出身の人に話を聞いたところ、左立ち右空けという大阪寄りではなく、東京寄りの意見が得られた。大阪に少し近づいた三重県津市出身の人からもやはり東京寄りの意見が得られた。それならば関西圏の滋賀県出身者に取材。「近畿なのだからきっと大阪寄りだろう」とたかをくくっていると、なんと東京寄りという!おや、同じ関西圏でも違いがあるではないか。では京都ではどうなっているだろうか。ドキドキしながら電車に揺られること45分。到着した京都駅には降りたつと、改札の外では多くの人がエスカレーターの左側に立っていた。おお、東京寄りだ!調査結果、大阪人がエスカレーターの右側に立つようになったのは昭和40年代。理由は「利き手優先説」、「国際基準説」、「阪急電鉄アナウンス説」、「万博アナウンス説」、「前の人にならえ説」など様々ながら右立ち左空けは大阪人のみの常識となっているようだ。最後にこんな話も。実は、エスカレーターの安全基準はステップ上に立ち止まっている場合を想定して設計されており、利用者が片側に立ってしまうとバランスを崩す場合があり危険。そのため、現在歩行を禁止する呼びかけが少しずつ始まっている。くれぐれも安全第一の利用を心がけていただきたい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日幸福駅(北海道)の公式ホームページ「幸福駅発」は22日、観光PRのための新キャラクター「みゆき&めぐみ」を公開した。ブログ「みゆきの幸福日記」もスタートしている。39年前、NHKの番組『新日本紀行』で放送されたのをきっかけに、幸福駅(旧国鉄広尾線)は全国的にその名を知られるようになり、「愛国から幸福行き」のきっぷが爆発的に売れるなど、同じ広尾線の愛国駅とともに一大ブームを巻き起こした。その後、広尾線は廃線となったが、幸福駅と愛国駅は駅名の縁起の良さから観光地として存続し、現在も国内・国外を問わず多くの観光客が訪れる。「みゆき&めぐみ」は、来年でブーム40周年を迎えるにあたり、幸福駅と愛国駅のPRキャラクターとして制作されたもので、北海道出身・在住のイラストレーターであり原画家の「みけおう」さんがデザインした。ともに当地に住む「駅神様」という設定だ。「みゆき」は幸福駅周辺を担当する新米の駅神様で、慎重すぎる性格でおとなしく見られがち。しかし一度決めたらやり抜く芯の強さも持っている。得意の歌と癒しのチカラで、駅を訪れる人々を幸せに導く。一方、「めぐみ」は愛国駅周辺を担当する駅神様。社交的で活発な性格で、人と人を結びつけるのが大好きだが、たまに早とちりしてしまうことも。恋愛占いが得意で、人々に愛を広めていく。2人は「幸福駅発」や「みゆきの幸福日記」などを通じ、幸福駅と愛国駅のPRを行う。7月中旬より、幸福駅のお土産店にて公式グッズも発売予定とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日大阪市交通局は13日、地下鉄駅の駅構内売店および専門店のリニューアルに向け、運営事業者を公募すると発表した。あわせて駅構内コインロッカーや公衆電話の設置事業者、交通局本局庁舎売店の運営事業者も公募する。今回の発表に関連して、「橋下市長の市政改革方針に基づき、運営事業者を公募することで、さらなる透明性・公平性を確保するとともに、競争性の発揮により地下鉄事業の収益向上を図ります」と大阪市交通局。地下鉄駅のサービス拡大・充実をめざし、駅売店のリニューアルを計画するにあたり、「優れた企画力や運営ノウハウを持ち、新たな業態を創出いただけるような活力あふれる事業者」を公募することになった。公募に際しては、市営地下鉄中央線を境に「北エリア」「南エリア」に分割(中央線の駅は「南エリア」に属する)。「北エリア」13駅(売店22カ所、専門店9カ所)、「南エリア」22駅(売店29カ所、専門店7カ所)の売店および専門店の運営事業者を募集する。一方、コインロッカーの設置運営および公衆電話の管理運営を担う事業者の募集も、「北エリア」51駅(コインロッカー75カ所、公衆電話76カ所)、「南エリア」52駅(コインロッカー60カ所、公衆電話75カ所)にて行うとのこと。応募資格要件として、募集を行うそれぞれの事業で2年以上の実績を有することなどに加え、「国税及び大阪市税の未納がないこと」「大阪市暴力団排除条例第2条第2号に規定する暴力団員又は同条第3号に規定する暴力団密接関係者に該当すると認められる者でないこと」といった内容も募集要項に記された。応募希望者は25日までに応募登録を行った後、7月2~10日の期間で必要書類を提出。その後、価格提案書も提出する。各分野における事業者の決定は7月13日を予定しており、使用許可開始は8月1日以降となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日はるやま商事はジェイアール東日本企画の協力の下、JR東日本が推進するさまざまな環境保全技術(エコメニュー)を駅に導入する取り組み「エコステ」のモデル駅第1号であるJR四ツ谷駅へ、盛夏用ユニフォームを製作し提供する。今回提供するユニフォームは、はるやま商事が「エコステ」の取り組みをサポートするため、新素材生地を採用したクールビズ対応シャツをオリジナルデザインで製作した。この新生地素材は、接触冷感・高通気性・吸水速乾・ストレッチ性・手入れが簡単といった特徴を持つ。男性用デザインは、ブルーのボタンダウンシャツ。袖口にJRロゴを刺しゅうし、青色のパイピングラインを配置。右胸部に「ecoste YOTSUYA」の文字を緑色で刺しゅうした。女性用デザインは、ピンクのボタンダウンシャツで、パイピングがピンク色、刺しゅうが緑色となっている。着用は6月1日から始まっており、夏の期間、省エネ環境の中でも働きやすく、駅利用者の見た目にも涼しいユニフォームにより、エコ活動を推進する。はるやま商事は夏期、JR四ツ谷駅へ「エコステ×はるやま」の広告を掲出することで、エコに向けた取り組みの告知とともにエコ意識の啓発を図る。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月06日JR西日本はこのほど、大阪駅高架下にあった複合商業施設「ギャレ大阪」(今年3月に閉館)の跡地に、新たな商業施設がオープンすると発表した。延床面積は約7,200平方メートル、店舗面積は約4,500平方メートルで、同社の駅構内商業施設としては最大規模となる。「エキマルシェ大阪」の名称で、10月下旬の開業をめざすとのこと。同施設では、ベーカリーや高品質スーパーなどが集まるグルメゾーン、カジュアルグルメやカフェなどからなる飲食ゾーン、コスメ・雑貨ゾーン、衣料品と雑貨店が集積したファッションゾーンの4つのゾーンに、合わせて約80店舗が入居するとのこと。日常的に駅を利用する人が、普段使いとして気軽に立ち寄れる空間をめざすとしている。施設全体の営業時間は10:00~22:00を予定し、ジェイアール西日本デイリーサービスネットとジェイアール西日本クリエイトが運営。出店店舗の詳細や開業日は8月下旬頃に発表される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月24日日本旅行は25日より、鉄道写真家・広田泉氏と行く1泊2日の旅「会津モリモリツアー」を販売開始する。会津鉄道芦ノ牧温泉駅とひたちなか海浜鉄道那珂湊駅の「姉妹駅」提携記念で企画された。姉妹駅の提携は、「歴史ある古い駅舎が現役で使われている」「駅前食堂がある」「女性の駅長、駅員が活躍している」「駅に猫がいる」「地元の鉄道を愛する応援団がいる」などの点が会津鉄道とひたちなか海浜鉄道の両社に共通していることから結ばれたもの。ツアーでは参加者自らの手で、芦ノ牧温泉駅に姉妹駅提携記念プレートを設置。また、より深く思い出に刻んでもらうために、参加者より「自分宛ての手紙」を預かり、10年後に芦ノ牧温泉駅で返却するという。広田氏と両社社員によるトークショーも実施する予定だ。広田氏が教える「コンパクトデジカメで撮る鉄道写真」教室や、懇親会といったオプションも用意されている。往復の乗車券として使用するのは、比較的長めのフリータイムにも使いやすい「ゆったり会津 東武フリーパス」。東武鉄道下今市駅から会津鉄道西若松駅まで、さらにJRの西若松~喜多方間と、広範囲の移動が可能だ。旅行代金は大人1名2万4,500~2万5,000円。なお、東京観光財団の指定する「被災地応援ツアー」に該当するため、参加者が東京都の在住・在勤・在学のいずれかの場合には1名に対して3,000円の補助金が支給される(申し込み時に問い合わせが必要)。販売開始は25日午後3時で、日本旅行新宿法人営業部でのみ取り扱う。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日東武鉄道は20日、とうきょうスカイツリー駅にてリニューアルオープン式典を行った。東京スカイツリータウンの玄関駅として、先進性と下町の伝統を生かしたデザインの駅に生まれ変わった。今回のリニューアルで改札口が増設され、浅草駅寄りの正面改札はこの日から供用開始。コンコースには、澄川喜一氏のデザインによる駅パブリックアート「TO THE SKY」が設置されている。ホームの膜屋根は、1897年カーネギー社製のレールなど、改修前のホーム屋根の骨組を生かしたデザインで、自然光を取り入れた明るい空間に。東京スカイツリータウンにも導入される地域冷暖房システムを駅コンコースの空調に活用するなど、快適に利用できる駅となった。鉄道利用や東京スカイツリータウン観光の案内を担う「ステーションコンシェルジュ」も配置されるという。リニューアルオープン式典には、東武鉄道代表取締役社長の根津嘉澄氏、東京タワースカイツリー取締役社長の鈴木道明氏、駅パブリックアート「TO THE SKY」をデザインした澄川喜一氏らが出席。東京スカイツリー公式キャラクター「ソラカラちゃん」や押上・業平橋地区活性化協議会キャラクター「おしなりくん」も駆けつけ、とうきょうスカイツリー駅のリニューアルを祝った。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月21日JR四国はこのほど、高松駅の愛称を「さぬきうどん駅」とすることを発表した。29日よりこの愛称が設定され、同日から快速「マリンライナー」のラッピング列車も運転を開始する。同社と香川県は、「うどん県。それだけじゃない香川県」プロジェクトと「瀬戸内国際芸術祭2013」を通じ、相互に連携・協力する観光パートナーシップ協定を締結した。協定期間は今月29日より2014年3月31日まで。この期間、高松駅に「さぬきうどん駅」の愛称が導入され、駅名標にも愛称を掲出。記念撮影用の看板やスタンプも設置されるほか、男性の駅接客社員は「うどんネクタイ」を着用し、「うどん県バッジ」も用意される。また、快速「マリンライナー」のグリーン車・指定席車両1両に、「うどん県。それだけじゃない香川県」プロジェクトの「アート編」ポスターをモチーフとしたラッピングを施し、約1年間運転する予定。同列車の運転初日となる今月29日には、高松駅で「さぬきうどん駅」披露およびラッピング列車出発式が行われるとのことだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月27日12月9日オープン富国生命保険相互会社は18日、大阪・梅田において建設を進めていた「大阪富国生命ビル」が、来月9日にグランドオープンとなることを発表した。地上28階、地下4階で高さはおよそ132メートルにもなる超高層ビルで、同社によればJR大阪駅や阪急梅田駅へも徒歩での移動が可能であり、梅田エリアの地下街ネットワーク「ホワイティうめだ」とも直結しているという。※画像はプレスリリースより誰もが利用できる憩いの場を同社は創業以来、保険会社としての相互扶助の精神から、「社会への貢献」も経営理念の柱として据えており、その一環として新ビルでも6層吹き抜けのアトリウム空間『フコク生命(いのち)の森』を、地域の人々に開放するという。「森」をテーマとした涼やかな空間は、混雑しがちな大阪駅周辺において、一際輝きを放つことだろう。同社は「待ち合わせスポット」として積極的に利用して頂きたい、と発表している。※同上デザインは気鋭のフランス人建築家新ビルのアトリウムや外観等のデザインは、フランス人「ドミニク・ペロー」氏が担当。世界的に活躍の場を広げる気鋭の建築家であるという。下記は、一般開放される『フコク生命の森』についての同社のコメント。地球温暖化等が社会問題化する中、植物の持つ「力」を、ご利用いただく皆さまに感じていただき、森林保全を通じた環境改善の必要性を体感していただこうとする、当社の思いが込められています。
2010年11月21日