ギレルモ・デル・トロが製作総指揮を務めた海外ドラマ『ストレイン沈黙のエクリプス』のブルーレイとDVDが11月6日(金)にリリースされるのを記念して都内でイベントが開催され、キャイ~ンの天野ひろゆきとウド鈴木が、本作にちなみ“ヴァンパイア”に扮して登場した。その他の写真『ストレイン沈黙のエクリプス』は、デル・トロとチャック・ホーガンによる小説『ストレイン』(早川書房刊)をTVシリーズ化したSFパニック・アクション。昨年、全米でオンエアされると高視聴率を叩き出し、すでにシーズン5までの制作が決定している。イベント開始早々、ウドが「僕は海外ドラマを全然観ない! 今日は天野君に色々と教えて欲しい!」と宣言すると、天野は「有名な映画監督がどんどんドラマを作っていて、1話1話が映画1本分の満足感を得られるクオリティになってる!」と昨今のアメリカのドラマ事情について説明。さらに「1話ごとに最後にどんでん返しがあって、そのまま次を観ないと寝られなくなっちゃう! 昔のドラマに比べて、人間模様が深く描かれていたり、CGの技術とかが映画を超えてる!」と力説した。天野は、コーエン兄弟が製作総指揮を務めた『FARGO/ファーゴ』(発売中)と、M・ナイト・シャマラン製作総指揮による『ウェイワード・パインズ出口のない街』(12月2日発売)にも触れ、「『FARGO…』は、映画とはまた違った展開で、キャラ立ちが完璧にできていて、コーエン兄弟は自分で自分を超えてきたなと驚いた」とコメント。「『ウェイワード・パインズ…』は、まだ3話目だけど重要な部分も描かれていて、でもあの『シックス・センス』のシャマランだから、どんでん返しがあると思う! 楽しみ!」と熱く語り、ウドの「『シックス・センス』大好き! あの映画に憧れて芸能界に入った!」という発言には、すかさず「じゃあなんで浅井企画なんだよ!」とツッコむことも忘れなかった。最後にふたりは「僕はまだ3話目までしか観られていないけど、オタク監督、ギレルモ・デル・トロならではのクリーチャーの造形や、ヴァンパイアの弱点だったり、これからの展開が楽しみ! 寝られない!」(天野)、「早く本編を観てバージンショックを受けたい!」(ウド)とPRしてイベントを締めくくった。『ストレイン/沈黙のエクリプス』11月6日(金)ブルーレイ&DVDリリースブルーレイBOX(3枚組):13000円+税DVDコレクターズBOX(8枚組)10400円+税※先行デジタル配信中発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
2015年10月30日「コミックブレイド」(マッグガーデン刊)にて連載されている天野こずえ氏の最新作『あまんちゅ!』のTVアニメ化が決定。2016年夏より放送開始となることが明らかとなった。TVアニメ化にあたり、総監督は「ARIA」TVシリーズや現在上映中の『ARIA The AVVENIRE』を手掛けた佐藤順一氏、監督は『ハチミツとクローバー』『バクマン』を手掛けたカサヰケンイチ氏、脚本は「ノラガミ」シリーズの赤尾でこ氏がそれぞれ務め、アニメーション制作はJ.C.STAFFが担当する。「日常、ときどきダイビング。」「FUN for ALL.ALL for FUN.」のキャッチフレーズで贈る天野こずえ氏の新たな蒼の物語。公式サイト、公式Twitterも開始しているので、こちらもあわせてチェックしておきたい。○TVアニメ『あまんちゅ!』 - スタッフからのコメント■原作者 - 天野こずえいよいよ待ちに待った情報解禁…『あまんちゅ!』アニメ化です! しかも『ARIA』でお世話になった佐藤監督と共にまたあの「素敵んぐ!」な楽しい時間を皆様と一緒できる…私は本当に幸せ者です。『ARIA』の連載終了後、私がダイビングのライセンスを取ったのは、当時の新連載作品アイデアにあった別作品の設定のためでした。海の中の世界を知りたくて体験した結果、それがあまりにも「素敵んぐ!」な世界だったので、その感動を多くの人にも知ってもらうべくダイビングそのものをメインテーマに据えて新たにゼロから始まったのがこの『あまんちゅ!』という作品です。ダイビングは、私達が行こうと思えば実際に行くことができる、ファンタジーの世界です。陸の日常と海の中のファンタジーを行き交う『あまんちゅ!』、素敵なアニメの世界でも是非ご一緒しましょう!■総監督 - 佐藤順一漫画の連載が始まった時から、きっとアニメ化の話はあるに違いないと思っていました。しかし、自分以外の誰かが作るかもしれないと考えると、楽しみでもある反面、寂しくもあるなぁ…などと思っていたら、またアニメ化やってよしとのありがたいオファーをいただきました。その上、奇しくも『ARIA』TVアニメ放送10周年のBD化と劇場新作を作っている、この時期に発表できるという素敵っぷりに、なんだか10年前からの素敵な奇跡がまだずっと続いているような気がしています。原作では素敵なお話やキャラクターが続々と増えているので、「どのエピソードをどう繋いでどうアニメにしようか」「どんな音楽がいいだろうか」「どんなキャスティングにしようか」…などなど『ARIA』同様、楽しい苦悩の日々が始まりました。皆様を『あまんちゅ!』ワールドにお招きできるのはもう少し先になりますが、どうか楽しみに待っていてください。■監督 - カサヰケンイチこの度、尊敬する佐藤監督とご一緒に参加させていただくこととなりました。とても光栄に思うと同時に、御迷惑をお掛けしないかと緊張しております。本作は不心得ながらご紹介いただくまで存じておらず、既刊の単行本を一気に読ませていただきました。心優しい登場人物の織り成す人間模様に、じんわりと胸が温まりました。アニメ化にあたっても大切に扱っていきたいと思います。自分は港町の生まれですが物心がつく前に山間部に転居しており、スキューバダイビングは未知の題材です。モデル地となっている伊豆半島についても明るくないので、どちらもしっかりと勉強して臨みたいと思います。原作愛読者の方はもちろん、初めて目にする方にも楽しんでもらえるよう頑張ります。■脚本 - 赤尾でこ『あまんちゅ!』の中の、てことぴかりの物語は女の子の大切なモノがたくさん詰まっていると思います。よく知っている気持ちもあれば、まったく経験したことのない気持ちもあって、原作を読みながら深く頷いたり羨ましくなったりしました。そして、同時に海と少女の相性の良さにうっとりしました。海を真っすぐ見つめるてこ、海の底をたゆたうぴかり…何故、水分を含んだ青春はこんなにも眩しいのでしょう。波の搖らぎのように繊細な彼女達の感情を一滴もこぼさず、掬い取って脚本という形にしていけるよう努めます! 楽しみに待っていてくださると嬉しいです。■キャラクターデザイン - 伊東葉子今回『あまんちゅ!』でキャラクターデザインという形でご一緒させていただけると決まった時は、ぴかりと一緒に「うぴょーーーっ!!!」と飛び上がってしまいたくなるくらい嬉しかったです。尊敬するお二人の監督に大好きな原作者様の大好きな大好きな作品。心が踊ると同時に、私がデザインをさせていただくということにとっても緊張しています。『あまんちゅ!』の思わず笑顔がこぼれてしまうたくさんの優しさや胸を打つ切なさ、楽しいことを探すのに全力疾走なワクワクする感じを、原作ファンの方はもちろん、初めてこの作品を目にする方にもお伝えできるように、ぴかりやてこ達が思いっきり走り回れるような絵作りを精一杯頑張ります!!TVアニメ『あまんちゅ!』は2016年夏の放送予定。(C)2016 天野こずえ/マッグガーデン・夢ヶ丘高校ダイビング部
2015年10月05日Amazon.co.jpは、7月15日に開催する過去最大セール「プライムデー」の一部商品を公開した。キャラクターデザイナーの天野喜孝氏の原画を販売代理店希望価格から6千万円値引きの2億円で販売するなど、一部の目玉商品が公表され始めた。「プライムデー」は、Amazonが今月16日に20周年を迎えることを記念し、日本、米国、英国など9カ国で開催されるセール。15日の深夜0時からスタートし、1日限定のセールとなる。購入できるのは、Amazonプライム会員ほか、Amazonファミリー会員、Amazon Student会員。PCほか、スマートフォンからもセールに参加できる。今回公表されたのは、天野喜孝氏のアクリル原画12枚+DVDセット、グランドピアノ「エストニア グランドピアノ168 クイーン・アン」、ゲーミングPCの「MSI GT80 Titan SLI」の3点。天野喜孝氏の作品は2億円という価格が提示されたが、それ以外の販売価格については、7月15日セール当日に発表される。
2015年07月08日扶桑社は6月8日、新日本プロレスのエース、棚橋弘至選手の初フォトブック『1/100 The one-hundredth(ジ・ワンハンドレッス)』(税別1,944円)を発売した。フォトブックには、鍛え上げられた「強い男の色香」が漂うグラビア、"傾奇者(かぶきもの)"・前田慶次をモチーフにした衣装をまとったグラビアなど50ページもの撮り下ろしグラビアを収録。他には、プロレス界の先輩・小橋建太さんや後輩・飯伏幸太選手との対談企画、書店員コスプレ「もしも棚橋弘至が書店員だったら」、占いで棚橋弘至を徹底検証、ド真剣なんだけど笑える"迷言集"、人生や家族、プロレスについて熱く語ったロングインタビュー「迷路があるからプロレスは面白い!」などが掲載される。お笑い芸人のレイザーラモンRGさん、弁護士でタレントの角田龍平さんによる「証言」も。棚橋弘至(たなはしひろし)選手は1976年、岐阜県生まれ。1999年、立命館大学法学部卒業後、新日本プロレスに入門。同年10月10日、真壁伸也(現・刀義)戦でデビュー。その日本人離れした肉体と、飾らないキャラクターで団体最高峰のベルト、IWGPヘビー級王座にも何度も君臨。第56代IWGPヘビー級王者時代には歴代最多防衛記録である"V11"を達成した。団体のエースとして、幾多の名勝負を繰り広げている。
2015年06月10日お笑いコンビ・キャイ~ンの天野ひろゆき、ウド鈴木、女優でフィギュアスケーターの本田望結が4日、都内で行われた、映画『トゥモローランド』公開記念「理想の未来イラスト・コンテスト表彰式」に出席した。6日に全国公開する本作は、ウォルト・ディズニーが遺した世界"トゥモローランド"の冒険を描くミステリー・アドベンチャー作品。公開を記念して行われた同コンテストには、"理想の未来"をテーマにしたイラストが寄せられ、津田楓さんの作品が最優秀賞に選ばれた。特別審査員を務めた本田は、登場するなり、キャイ~ンと一緒に決めポーズ。「1枚1枚夢中で見ました。こんな未来が待ってたらいいな」と笑顔を見せ、自身の将来を聞かれると、「夢を諦めない姿を見て頂いて、人の役に立てれば。『フィギュアでオリンピックに出るのが夢』って自信を持って言うことが夢です」とハキハキ回答。そんな本田の様子に、「しっかりしてる~!」と感嘆の表情を浮かべた天野は、一方で、「将来はウドちゃんの滑舌がもっと悪くなりそう……」と苦笑いした。表彰式終了後は報道陣の取材に応じ、昨年2月に元アナウンサーの荒井千里と結婚した天野は、「結婚式で15kg痩せたけど、7~8kg戻った。未来は球体になってると思う」と中年太りの体型を自嘲しながら、「おかげ様で、仲良くさせていただいてます。料理も頑張ってやってくれてる」と順調な結婚生活を報告。報道陣に子どもの予定を聞かれた際は、「作る作業は好きだけど、なかなかね~」と笑いを誘い、「良い報告ができれば。望結ちゃんみたいな子が生まれたら大変!」と2世誕生を心待ちにしている様子だった。
2015年06月05日俳優の船越英一郎と藤岡弘、が12日、都内で行われたリーアム・ニーソン主演の映画『ラン・オールナイト』(5月16日公開)の公開直前イベントに登場した。映画がアクション・サスペンス作品であることから、船越はサスペンスの帝王として、藤岡は日本を代表するアクション俳優として選出。レザージャケットスタイルで登場した2人は、主人公のリーアム・ニーソンになりきり満足気の様子で、ともに大ファンだというリーアム・ニーソン作品について熱く語った。藤岡は作品のリアリティーに触れ、「一般の人が驚いている様子なども本当にリアルでした。そのため緊迫感や緊張感に臨場感があります。銃一つにとっても、こだわり抜いている」と絶賛。船越はサスペンスの要素に注目し、「極上のサスペンスには涙が必要。登場人物に次々と共感して夢中になってしまいます。特に地下鉄のシーンは号泣必至です!」とアピールした。最後に、この映画の魅力について船越が「アクションの要素が全て詰まっているのに、ドラマも非常に色濃く描かれている」と話すと、対する藤岡も「この作品はミスを見つけようと思っても見つけられないほど」と作品をたたえ、「最高。何度見ても興奮するほどいろんなものが凝縮されて、リーアム作品No.1です」と太鼓判を押した。本作は、リーアム・ニーソン演じる殺し屋が息子の命を救うために殺した相手が、エド・ハリス演じるマフィアのボスの息子だったことを発端に、マフィア、すご腕の暗殺者、さらには買収された警察官、一般市民まで、ニューヨーク中を敵に回してしまうというノンストップ逃走劇。(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2015年05月13日リーアム・ニーソンが主演するアクションサスペンス『ラン・オールナイト』のPRイベントが5月12日(火)、都内で行われ、“アクションの大家”藤岡弘、&“サスペンスの帝王”船越英一郎がそろい踏み。本作を絶賛し、興奮しきりのノンストップトークを繰り広げた。リーアムが演じる殺し屋のジミーが、一人息子を守るため、長年の親友でもあるマフィアのボスの息子を殺してしまったため、真夜中のニューヨークを舞台に、最強の暗殺者や買収された警察ら無数の敵と立ち向かう本作。藤岡、さんはリーアムの大ファンだと言い「いままでの作品で一番だね。最高だよ。僕はプロの俳優だから、特にアクションは厳しい目で見るけど、パーフェクトだね」と先制パンチ。一方の船越さんも「僕は藤岡、さんの次にリーアムが好き。見どころしかないから、まばたきしちゃダメ。あー、こうして話しているだけで汗ばんできた」と汗をぬぐい、「アクションに加えて、人間ドラマもあるので、見ているうちに涙まみれになりますよ」と早速ボルテージは最高潮だった。また、それぞれ「絶品アクションの条件」「絶品サスペンスの条件」として、「本物の役者とリアリティ」(藤岡、さん)、「不安と緊張感。それに涙」(船越さん)とスペシャリストならではの持論を展開。『ラン・オールナイト』はすべてを満たしていると太鼓判を押した。約30分行われたトークは、終始“ゲキアツ”!船越さんの発言に、藤岡、さんが「そうそうそうそう、その通り!」と大きくうなずく場面も多々あり、二人の本作に対する熱い思い入れがビシバシ。「人生はサバイバル!ぜひ我々世代に見てほしい。勇気とパワーをもらえる」(藤岡、さん)、「確かにエールを送られている気分になりますね。それに女性にも見てほしいんですよ。男がたくましくなるのは、女性のバックアップが必要ですから!」(船越さん)と熱弁していた。『ラン・オールナイト』は5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラン・オールナイト 2015年5月16日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2015年05月12日現在MBS/TBS系にて毎週日曜17:00より放送中のTVアニメ『アルスラーン戦記』に新たに登場する、荒川弘氏描き下ろしによるキャラクター第2弾のデザインが発表された。5月9日に販売された漫画誌『別冊少年マガジン 6月号』(講談社)にて公開されたのは、戦乱の世の裏側で暗躍する魔道士たち7人で、第3話にも登場。怪しげな存在感を放っていたこの7人はアルザング、グンディー、ガズダハム、ビード、サンジェ、グルガーン、プーラードと名付けられている。アルスラーンたちと敵対するルシタニアと行動を共にしている、銀仮面卿ともなにやら関係があるという。本作は、『銀河英雄伝説』『創竜伝』『タイタニア』などで知られる小説家・田中芳樹氏の原作を、"ハガレン"こと『鋼の錬金術師』で人気を博した荒川氏が漫画化。現在、漫画雑誌『別冊少年マガジン』(講談社)で連載されており、単行本は1~3巻ですでに累計200万部を突破している。物語は、"気弱な"王太子・アルスラーンが、異教徒の国・ルシタニアの侵攻をきっかけに、激闘と謀略のなかで、仲間たちとともに成長していく姿を描いている。(c)2015 荒川弘・田中芳樹・講談社/「アルスラーン戦記」製作委員会・MBS
2015年05月11日天野こずえ原作による未来形ヒーリングコミック『ARIA』が、完全新作アニメーション『ARIA The AVVENIRE』として9月26日にイベント上映されることが決定し、特報映像とキャラクター設定、最新場面カットが公開された。『ARIA』は、前身作『AQUA』(2001年)から漫画誌『月刊ステンシル』(エニックス)にて8年かけて連載。単行本は累計420万部、関連書籍は累計60万部とシリーズ累計480万部を記録している。2005年のTVアニメ『ARIA The ANIMATION』から、2006年に2ndシーズン『The NATURAL』、2007年に『The OVA ~ARIETTA~』、2008年には3rdシーズン『The ORIGINATION』が放送され、多くのファンを獲得。惑星改造により生まれた水の惑星「アクア」の観光都市ネオ・ヴェネツィアを舞台に、ゴンドラを操りウンディーネと呼ばれる水先案内人として働く少女たちの日常を描いている。1stシーズンから10年目を迎える2015年、10周年記念プロジェクト「蒼のカーテンコール」として本作の制作が発表され、メガホンをとるのはTVシリーズを手がけた佐藤順一監督。脚本も同様にTVシリーズを担当した吉田玲子氏という「ARIA」シリーズの制作陣が再集結している。本作は、アニメ化されなかった原作のエピソードにオリジナルストーリーをプラスした内容にとなり、原作者の天野こずえがデザインした新キャラクターも登場するという。公開された特報映像では、TVシリーズのメインキャラクターである、プリマ・ウンディーネの灯里と、新米ウンディーネとして働くアイの姿も。同時に、灯里とアイのキャラクター設定も公開されている。個人経営の水先案内店・ARIAカンパニーを切り盛りする、マンホーム出身のプリマ・ウンディーネである灯里は、すてきな物事に対する感受性が人一倍強く、これまでアクアのさまざまな魅力を発見する。通り名は「遙かなる蒼(アクアマリン)」。一方、かつて旅行中に灯里のゴンドラに乗ったのをきっかけに、アクアとウンディーネの魅力に開眼し、ARIAカンパニーに入社したアイは、まだシングルの身でありながら、先輩である灯里のサポートをてきぱきとこなすしっかり者という役どころとなる。灯里を演じる声優の葉月絵里乃は、「私がひとつひとつのお仕事が初めての連続だったので、芝居ひとつにしてもコメントひとつにしても、合っているのかダメなのかさえもわからない、いつも不安であたふたしていました。そんな自信のなさ加減からほわほわな灯里が出来上がっていったのだと思います」と当時を回想。そして新作の公開にあたり、「この10年でそれぞれいろんな事があったと思います。そんな自分の足跡を少し振り返りながら、もう一度ネオ・ヴェネツィアの世界に浸ってください。変化した事もしていない事も、また新たな発見があると思います」と呼びかけている。『ARIA』のことを"忙しい日常の中にぽっかり浮かんだ優しいオアシス"と語る、アイ役の水橋かおりは、「アリシアさんの想いを灯里ちゃんが継いだように、アイちゃんも早く一人前になって、灯里ちゃんの想いを受け継いでほしいなあと思っています」と、アイの成長に期待を寄せている。アリスを演じる広橋涼は「まさかまさかの完全新作です。みなさま以上に驚いています。またARIAのみんなに会える、演じられる、こんなにすてきな奇跡はありません。とにかく"でっかい"楽しみです」と喜びをあらわに。アリシア役の大原さやかは、「ときどきイライラしたり、自分を見失いそうになったときに、アリシアさんの『あらあら、うふふ』を思い出してみたり、日常のなにげないものの中にすてきなものを見つけると、アリシアさんならなんて言うかなあと考えたり……。いつも笑顔で、誰かの心にスッと寄り添える人。私にとって、すてきな大人の代表であり、憧れの女性です」とアリシアの魅力を語っている。そして、晃を演じる皆川純子は「アフレコしている時も号泣、オンエアを見る時も号泣、こんなに制御が効かず泣くなんて、役者失格なんじゃないかと自分で心配になるほど泣きました」とアニメ放送当時を振り返り、「新作が出ると聞いた時はそれはもううれしくて変な声が出ました」と明かし、「みなさんに『やっぱりARIAが大好き』と思ってもらえるように、思いをこめて晃を演じたいと思います」とコメントした。(C)2015 天野こずえ/マッグガーデン・ARIAカンパニー(C)2015 Kozue Amano/MAG Garden・ARIAcompany All Rights Reserved
2015年04月07日俳優の藤岡弘、と竹内涼真が、3日にフジテレビ系で放送されたトーク番組『ライオンのごきげんよう』(毎週月~金12:55~13:25)に出演し、初代ライダーと現役ライダーが初共演を果たした。1971年に放送された初代『仮面ライダー』で1号/本郷猛役を演じた藤岡と、現行の『仮面ライダードライブ』でドライブ/泊進之介を演じる竹内は、この日の番組で初共演。互いに「ヒーローの大変さ」について語り、藤岡は「缶ジュースを飲み終わって空き缶をゴミ箱に放り投げようとした時、ちょっと待てよ、何か気になると思ったら、真後ろに子供たちがずらっと並び、じーっと様子をうかがっている。あーだめだと思ってゴミ箱に捨てに行った」と絶えず子供の目線が気になっていたという。対する竹内も、「まず『(仮面ライダーに)なる前に素行だけは気をつけるように。自覚を持ってください』と口酸っぱく言われます」と同調し、「今回は特に警察官の役なので、信号無視、電車では優先席に絶対座らないなど『日常的に常に誰かに見られていると思って行動しなさい』と言われましたね」と、模範になるよう意識していることを吐露。続けて、竹内は「たまに電車でどうしても座りたい時とかありませんか?」と問うと、藤岡は「座れないね。立っています。そういう意識はどんどん増えてくる。ある意味で"自分を自制する"――そういうものが生まれ、よかったと思っています」と答え、自身が仮面ライダーに育ててもらった恩を明かした。そして、藤岡は「日本だけじゃなく世界中の子供が注目している。その実感はこれから感じるようになると思う」と竹内に伝える。これは、3月21日の『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』舞台あいさつで、仮面ライダーファイズ/乾巧役の半田健人が語っていた藤岡のエピソード「藤岡さんは『仮面ライダー』(第1作)当時、今のような根強い人気の作品になるという実感を持たずに演じていたけれど、10年、20年、30年……と年月が経っていく中で、『仮面ライダー』という作品にどれだけ自分が支えられたか、と後になって気づいたそうです」に通じる言葉だった。番組の中で竹内は、パンチボールを殴りつけながら30秒間怒りをぶつける「ミワちゃま パンチ!」に挑戦し、この日のお題は「仮面ライダーの撮影で大変なこと」。通常は、さまざまな種類の怒りをぶちまけるという趣旨のコーナーだが、この日の竹内は「朝が早い! もう朝が早い! 朝が本当に早い! 朝が! 朝が! 朝がーっ! 本当に朝が早いよもう!」と、仮面ライダーの撮影の朝が早過ぎることを一心不乱に連呼。さらには「冬の朝が寒い! 早い!」「冬のロケが寒すぎる!」「春の花粉がキツすぎる!」と撮影というよりは、環境への不満を叫んだ。また、撮影所の近くに住んだばかりに寝坊してしまい、竹内の部屋に助監督が起こしにきたこともあるらしく、竹内は「本当に自分が大っ嫌いになりましたね」と悔いていた。もちろん朝が早過ぎることに藤岡もうなずき、「前の日に体を酷使して使いすぎて、相当ダメージを受けている。すると起きられないんですよ。目覚まし時計を切っちゃって寝てしまう」と自身の寝坊エピソードを紹介。竹内は、朝6時入りで翌日の朝4時に撮影が終了し、5時間後の9時入りというスケジュールを話すと、藤岡は「初期の頃は1時間、2時間しか睡眠のないことは当たり前だった。夜中の12時、1時まで撮影があり、帰ってきたら3時。気がついたら5時でもう撮影に行かなければ……という状況」と振り返り、「歴代のライダーは皆越えてきているからがんばって欲しい」と竹内にエールを送った。また、竹内は「僕の小さい頃の夢は仮面ライダーなので、藤岡さんもそうですが、一番自分が"かっこいいもの"をやれていると思うと、本当に心からうれしい。役者をやるからには、絶対仮面ライダーを通っていきたいと思っていました」と仮面ライダーを演じる喜びを噛み締めていた。
2015年04月03日橋本愛が岩手県の山村でオールロケに挑んだ映画『リトル・フォレスト』。その後編となる『冬・春』から、橋本さんが手作りまんじゅうやパスタをおいしそうにほおばる場面写真がシネマカフェに到着。また、天野ひろゆき(キャイ~ン)、北斗晶など料理上手なタレントや平野レミら料理研究家が、橋本さんの“作り、食べ、生きる”姿をとらえた本作に絶賛のコメントを寄せていることが分かった。里山の自然の情景と、旬の素材を使った料理。生きるために食べ、食べるために作る、そんな全てがひとつながりになった暮らしを描いた『リトル・フォレスト』。本作は、約1年間に渡って奥州市衣川区でオールロケを敢行した春夏秋冬の4部作の完結編。世界各国より「食」にまつわる良作を選出し、世界の美食家からも注目されている第65回ベルリン国際映画祭「キュリナリー・シネマ」部門にも正式招待されている。夏と秋を経て、美しくも厳しい冬が来ても、主人公・いち子(橋本愛)は、かつて母(桐島かれん)と暮らした小森地区の家で相変わらずの日々を送っていた。その一方で、突然失踪してしまった母との関係、いち子がひとりで小森に暮らすようになったいきさつが明かされていき、自分を見つめ直し、一人の女性として成長する姿が描かれていく。今回到着したのは、橋本さん演じるいち子が、塩マスやノビルと白菜・蕾菜の入ったパスタや、あつあつのおまんじゅうを美味しそうに食べているシーン。野村友里が主宰する「eatrip」がフード・ディレクションを担当した料理の数々は、素朴さの中にもさまざまな工夫が凝らされ、観ているだけでお腹が鳴りそうに。その土地で採れた旬の食材を使い、手間ひまをかけて作る料理やいちこの姿に、料理上手なタレントや料理研究家も絶賛の声を贈っている。天野ひろゆき(キャイ~ン)料理は加減が大事だ。火加減、塩加減、この映画は、人と自然、人と食、人と人の関係を絶妙な加減で描いている。北斗晶(タレント)本当の幸せは健康で美味しい物を食べられること。美味しい食べ物は、人を笑顔にしてくれる。この国に生まれたことの幸せは四季があること。一緒に食べる気になって思わず笑顔がこぼれてしまう。不思議で温かい映画でした。森崎友紀(料理研究家)食べることは、生きること。生きることは、食べること。シンプルにみえて、実は複雑なことなんだと思い知らされる。平野レミ(料理研究家)四季の移り変わりを食べ物が教えてくれます。何でも買える便利な時代になって、失われていく昔ながらの保存や調理法を伝えたり教わることは大事。この映画は、素材からお料理を作る喜びや楽しみを教えてくれます。『リトル・フォレスト夏・秋』は1月28日(水)よりDVD&BDリリース。『リトル・フォレスト冬・春』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・フォレスト夏・秋 2014年8月30日より全国にて公開(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会
2015年01月27日2015年1月17日に公開される特撮映画『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』のゲスト声優として、お笑いコンビ・キャイ~ンの天野ひろゆきの出演が决定した。天野は、本作品のオリジナルキャラクター「紅蓮神官サラマズ」の声を担当。サラマズは突如地球を襲った悪の創造主「デビウス」の側近で、デビウスの完全覚醒のためにシャドーラインの力を吸収し、トッキュウジャーとキョウリュウジャーの前に立ちはだかる役どころとなる。天野といえば『烈車戦隊トッキュウジャー』で車掌役を演じている関根勤と同じ事務所。今回は関根たちトッキュウジャーに立ちはだかる悪役を天野が演じ、映画の中で先輩後輩対決を繰り広げるという。小さい頃から「スーパー戦隊」シリーズが大好きだったという天野は「普段から良くしていただいてる先輩の関根さんが出てますから『烈車戦隊トッキュウジャー』ももちろん見てました」と前置きしながら、「大人になってから『秘密戦隊ゴレンジャー』を見直したことがあるのですが、なんとゲストに関根さんが出ている回があって、その時の演技が、トッキュウジャーの演技と非常に酷似しているんです(笑)」と、『秘密戦隊ゴレンジャー』第57話「黒い包囲網!五つの顔のペギー」(1976年)を観直した模様。「結婚したばかりで私も生活がかかっていますので、精いっぱい悪役としてがんばらせていただきます。関根さん率いるトッキュウジャーたちを倒し、レギュラー悪役として定着するのが目標ですので、よろしくお願いします(笑)」とアピールしている。また、対する関根は「トッキュウジャーは強いですよ! 数々の敵を倒してますから。天野はレギュラー定着を狙っているなんて言ってるみたいですが、そんな甘い考えじゃ、コテンパンにやられると思います」と挑発しながらも、「天野は間も良いしお笑いのセンスも演技力もずば抜けていてとにかく達者なんですが、特に声が良い」と絶賛。「初対面の人や先輩など、普通なら気を遣うような人たちに対して、どこまで踏み込んだら怒るのかっていうのをわざと試す、いやらしいところがあるんです。だからサラマズみたいな憎たらしい悪役をやらせたらぴったりですよ(笑)」と天野の役どころに太鼓判を押している。『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』は、現在テレビ朝日系で放送中の「スーパー戦隊」シリーズ第38作『烈車戦隊トッキュウジャー』と前シリーズ『獣電戦隊キョウリュウジャー』が、"イマジネーション〟と"ブレイブ"を合わせ、奇跡の共闘を果たすという。「トッキュウジャーVSキョウリュウジャー」製作委員会(C)テレビ朝日・東映AG・東映
2014年12月06日先日、結婚式と披露宴を行なったばかりの「キャイ~ン」の天野ひろゆきが、相方のウド鈴木と共に10月9日(木)、応援隊長を務めるフランス発の話題のアニメーション映画『ミニスキュル ~森の小さな仲間たち~』の試写会に出席した。実写の自然の風景とCGアニメーションを組み合わせて製作された本作。角砂糖の入った箱を巡り、アリとテントウムシの凸凹コンビが繰り広げる冒険を描き出す。劇中のテントウムシとアリのコンビに負けず劣らず「世界一仲の良いコンビ」として応援隊長に就任した「キャイ~ン」の2人。ウドさんは「ムシに憧れてこの世界に入りました!」と意味不明のアピールで会場をわかせる。天野さんは作品について「ムシの世界を描いてるけど、見ている内に人間界に置き換えてもこういう人いるな!と思えてきます」とムシの世界と人間の世界の類似を語った。翌10月10日は記念日協会に正式に認定された「てんとう虫の日」ということで、共に10歳の人気子役コンビの「すたーふらわー」の鈴木星蘭ちゃんと谷花音ちゃんがテントウムシのキュートな衣裳で認定証を持って登場した。2人の姿にウドさんも天野さんもメロメロ!「すたーふらわーの鈴木星蘭です」「谷花音です」という自己紹介に続いて「すたーふらわーのウド鈴木です」と仲間入りを直訴?この日、星蘭ちゃんと花音ちゃんは、ムシの世界に入ったウドさんと天野さんの絵を描いてきたが、星蘭ちゃんの手でウドさんはアオムシに、花音ちゃんにより天野さんはカブトムシに変身した姿が描かれており、これには2人とも大感激!天野さんは「LINEのスタンプにしたい!」と目尻を下げていた。イベント終了後に4人は報道陣の取材に応じたが、星蘭ちゃんと花音ちゃんは、しっかりとした口調で映画の魅力や見どころを伝えてくれる。一方で大人の2人は…。「世界一仲のいいコンビ」という言葉に天野さんは「『Take2』や『Wコロン』、『オセロ(※既に解散)』よりは仲が良いですね」と聞かれてもないのにほかコンビの名を挙げ、火種を巻きまくり、慌ててウドさんが「いろんな事情がありますからね…」とフォロー。また、CM用の予告編でアリの声を担当したウドさんは「アリのままで~」と別会社配給のアニメーション『アナと雪の女王』の主題歌でダジャレにしてしまうなど、失言のオンパレードだった。天野さんは挙式の話題に「ウドちゃんの方が自由にやってまして、絶好調でしたよ」とニッコリ。ウドさんは「てんやわんやの大騒ぎで、日本三大祭りに入れてほしいくらい」と盛り上がりの様子を語る。ゲストへの様々なサプライズもあったようだが天野さんは「僕もサプライズを用意してたんですが、僕の知らないところでサプライズ返しもありました」と語り、さらに「プチサプライズとして千秋と(元夫のココリコの)遠藤(章造)を並べて座らせて、夫婦円満の秘訣を2人に聞きました」と明かした。新婚生活については、映画になぞらえ「僕も料理をしますが、働き者のアリのように(妻は)頑張ってくれています。そして、僕が時折、オナラをしてます」と幸せいっぱいのよう。子どもの話題になると星蘭ちゃんと花音ちゃんを見やり「こんなカワイイ子が出来たら現場に行きたくなくなって仕事が大変!」と「仕込みの仕方がいまいち分かんなくて…(笑)」とやはり最後は下ネタに持っていき、ウドさんから制されていた。『ミニスキュル~森の小さな仲間たち~』は10月18日(土)より全国のイオンシネマ(一部劇場を除く)にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミニスキュル森の小さな仲間たち 2014年10月18日より全国イオンシネマにて公開(C) MMXⅢ Futurikon Films - Entre Chien et Loup - Nozon Paris - Nozon SPRL - 2d3D Animations. All rights reserved.
2014年10月09日『クロユリ団地』で渾身の絶叫を披露し、女優として着実に成長を遂げている前田敦子が、『苦役列車』の監督・山下敦弘と再びタッグを組んだ『もらとりあむタマ子』の劇場公開が決定。さらに、アジア最大の映画祭である釜山国際映画祭「A Window on Asian Cinema部門」に出品され、ワールドプレミアとなることが決まった。本作は、前田さん扮する「タマ子」という女の子の日常のひとコマを季節ごとにワン・シチュエーションで表現した、音楽チャンネル「MUSIC ON! TV(エムオン!)」のメッセージを伝えるイメージ映像(ステーションID)から生まれたプロジェクト。30秒のステーションIDから始まった作品が、今年4月放映の短編ドラマを経て、今回、長編映画として劇場公開されるだけでなく、国際映画祭に出品されるのは異例中の異例だ。主人公のタマ子とは、東京の大学を出たものの、父親がひとりで暮らす甲府の実家に戻り、就職もせず、家業のスポーツ店も手伝わず、ただひたすら食っちゃ寝、食っちゃ寝の“残念な実家依存娘”。本作は、そんなタマ子が、ちょっとした一歩を踏み出すまでの秋から夏に至る1年が季節感たっぷりに描かれる。ボサボサ頭で毎日がほぼジャージ姿、家事を手伝うこともなくただひたすらロールキャベツや、カレーライス、アイスキャンディなどを食べまくり、中学生にまで同情されてしまうほどの自堕落な日々を送るタマ子を演じるのは、本作でも新境地に挑戦した前田さん。「タマ子は食べているか寝ているかで(笑)、仕事もしていないし実家でダラダラしている女の子という設定ですが、別に特殊な女の子ではなく、実は誰もが持っている気持ちの一部なんじゃないかなと思います。私もどこか共感してしまうところがあります」と、ちょっぴり“残念な”タマ子への思い入れの深さを語った。また、ステーションIDと同様、本作のメガホンをとるのは『マイ・バック・ページ』『リンダ リンダ リンダ』など、国内外で絶大な評価を受ける山下敦弘監督。主演の前田さんを、「逆ギレが得意で、ぐうたらで、口だけ番長というどうしようもない性格のタマ子を前田さんは迷いのない目で演じ切ってくれた」と絶賛。今回、短編TVドラマから劇場公開作品となったのも、「“あっちゃんが素晴らしかったから!”の一言に尽きる」と、前田さんあってこその“タマ子”であることを話した。なお、脚本は昨年『ふがいない僕は空を見た』が高い評価を得た向井康介、主題歌は星野源が提供する「季節」と、こちらもTVからの続投する。『もらとりあむタマ子』は11月23日(土・祝)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:もらとりあむタマ子 2013年11月23日より全国にて公開(C) 2013『もらとりあむタマ子』製作委員会
2013年08月20日報道ステーションやニュースプラスワンなど、全国ニュースがこぞって取り上げる夢の国がそこにはあった。名古屋駅から名鉄で約1時間。西尾駅すぐの「天野ゲーム博物館」を、ライター中宮タカシが直撃取材した。扉を開けると懐かしのテレビゲームの数々が、筆者を待ち受けていた。インベーダー、パックマンといった有名なゲームはもちろんのこと、ダライアス3画面筐体(きょうたい)機やガントレット、ロストワールド2・エコロジーなど。もはや他ではお目にかかれないマニアックな名作まで、約100タイトルがずらりと並ぶ。この博物的価値の大きさは、あのトヨタ自動車などがイベントに出展するために貸してほしいと頭を下げてくるほどだ。店に出ていない基板が物置には山と積まれ、不定期に作品を入れ替えているというのだから、常連さんにとってたまらないことこのうえない。しかも朝の9時から夜中の0時まで、なんと「年中無休で」営業しているというのだ。取材当日、名鉄西尾駅に降り立った筆者は駅の観光センターに直行し、博物館までの行き道を訪ねた。「お好きな方々が全国からいらして、ここでよく場所をお尋ねになるんですよ」。受付の女性は柔らかくほほ笑む。ゲーム博物館へ到着するまでの間、道を教えてくれた地域の人々も、面倒くさがることなく誇らしげに行き道を教えてくれる。「天野ゲーム博物館」には、「隠れ家」という言葉がふさわしい。大通りに面しているのに、注意しないとうっかり通り過ぎてしまうほどだ。今年75歳の天野館長のこだわりで、外観も隠れ家的な建物に設えられている。しかし一歩中に入ると、広々とした魅力的な空間でゲストを包みこむ。そこにあるのは単なるレトロゲームの陳列ではない。まさに人間の夢の歴史なのだ。ゲームマニアたちの夢、地域の人々と交流と助けあいにより運営されてきたつながりの夢、ゲームの配置から椅子や建物の内装にまでこだわった館長の夢。数えきれないほどの夢が、ここにはぎっしりと詰まっている。日曜祝日の店内は、足の踏み場がないほどの人々で埋め尽くされる天野ゲーム博物館。ひとりで黙々とプレイするゲーム機と違い、ここでは筆者も他の客も館長も、みんなが仲間であり友達だ。プレイしていると周りにギャラリーができ、巧みなプレイには称讃(しょうさん)と驚嘆の声がこだまする。高スコアには万雷の拍手が送られ、誰もがゲームの腕ひとつでヒーローになれるのだ。ジュースがおごられカップラーメンが振る舞われ、ゲームを絆にして人々が出会い、ここでひとつになる。ここで生まれたカップルも多く、その後、結婚して子を産み、一家そろって再びここを訪れるというのだ。子供が見たこともない20年近くも前のレトロゲームのやり方を、両親が楽しげに教える。いつもは見せない親のはしゃぐ横顔と巧みな腕前に、子供たちは驚きつつも、その新鮮な体験に共鳴していくのだ。ここは男性客や家族連れだけでなく、若い女性の姿も目立つ。なぜか?最近のゲームは、対戦タイプなどが主流であり、操作を覚えるのが難しい。しかも、数分で100円玉が吸い取られてしまう。しかし、ここにあるようなレトロゲームはシューティング系が多く、操作法がカンタンなのだ。さらに100円玉1枚で長時間遊ぶことができる。そんなわけで、北は北海道から南は沖縄まで、まさに日本全国から多くのゲームマニアが押し寄せてくるのだ。知人友人と車やバスに乗り合わせ、朝から夜中までゲームをプレイし倒し、中には、6カ月もホテルから通い続けたつわものもいると言う。このゲーム博物館に対する館長のこだわりと気配りたるや、並外れている。建物は昔のゲーセンの雰囲気を出すために、タイルだけで2,000万円近くを投資、身分証明証の提示が必要なVIPルームでは、半端ないふかふか具合の椅子が用意されている。今やメーカーでも修理できないゲーム機本体は、基板のハンダ付けまで館長ひとりがこなすというから驚異的である。採算度外視、出血大サービスとはこのことだ。館長は「やりたいことをわがままにやってきた私に今があるのも、皆さんのおかげ」と目を細める。その言葉にうそはない。周辺住民もお客も、皆がこの憩いの場を、誇らしげに語っているからだ。天野ゲーム博物館は、ただのゲーセンでもなければ、まして過去の遺物を陳列しただけの博物館でもない。ここは現在進行形で最高のエンターテインメントを提供し続ける場であり、同時に人々が絆をつくり、確かめ合えるコミュニティーでもあるのだ。あなたも100円玉を握りしめ、この夢と絆の世界に一度、飛び込んでみないか!?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日俳優の藤岡弘、が12日に都内で行われたブレーレイBOX『インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ』(9月14日発売)のPRイベントに、ワイルドな“インディ”ルックで登場した。その他の写真かつて探検番組で“隊長”として世界各地を旅した藤岡は、「アマゾンの村で、弓矢を構えた無数の若者に囲まれた」「サソリの大群に遭遇した」などインディ顔負けの冒険談を次々と披露。さらにインディ同様「実はヘビが嫌いなんだよ」とも明かし、「機会があれば、和製インディを演じてみたいね」と意欲を見せた。ジョージ・ルーカスとスティーブン・スピルバーグという映画界の2台巨頭がタッグを組んだ、アドベンチャームービー4部作が待望のブルーレイ化。リストア修復された第1作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』をはじめ、『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』もリマスターされ、輝かしい伝説が高画質・高音質で完全網羅される。初収録のドキュメンタリー2種類を含む、計7時間の特典映像もファン必見だ。「観るたび、ドキドキワクワクするのがインディの魅力。今回はブレーレイだから、映像の美しさが全然違うし、特典映像もぜひ楽しみたいね」と語る藤岡、は『…最後の聖戦』に登場するペトラ遺跡にも足を運んだことがあるそうで「映画を思い出したし、自分がインディになった気持ちになったね。世界はまだまだロマンに満ちあふれている」と熱弁。「冒険なくして、何がある! 男はチャレンジしなくちゃ。ロマンがないと人生つまらない」と世の草食男子にエールをおくった。イベントでは、インディのトレードマークであるムチを使った競技“ターゲットウィップ”にも挑戦。「ナイフは得意だけど、ムチは初めてだよ」というが、見事なムチさばきで『レイダース…』に登場する黄金像をゲットした。この日はファッションモデルの中村アンもスペシャル・サポーターとして同席し「私自身、好奇心旺盛で、アドベンチャーが大好き。一緒に(ブルーレイを)観るならインディや藤岡さんみたいな頼りがいがある男性がいい」と語った。『インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ』9月14日(金)発売ブルーレイBOX1万3650円発売・販売元:パラマウント ジャパン
2012年09月12日2011年春に上演された『鎌塚氏、放り投げる』は、シャープで知的な笑いの波状攻撃に加え、三宅弘城演じる“万能執事・鎌塚アカシ”というニュースターを生み出し、劇作・演出の倉持裕が新境地を開いた記念すべき作品。その第2弾『鎌塚氏、すくい上げる』が今夏上演される。7月下旬の某日、稽古場を訪ねた。M&OPlaysプロデュース「鎌塚氏、すくい上げる」 チケット情報空間を不可思議かつ自在に使いこなすことに定評のある倉持が、今回選んだ舞台は豪華客船だ。完璧なる執事・アカシは主人・由利松公爵より、船上で行われる長男モトキ(田中圭)と花房家公爵令嬢センリ(満島ひかり)の見合いを成功させよとの命を受け、レッドジンジャー号に乗り込む。待ち受けていたのは、政略結婚を嫌うセンリが女中ミカゲ(市川実和子)に無理やり協力させた“作戦”や、打算と恨みで見合いを壊そうとする堂田男爵夫人タヅル(広岡由里子)と執事スミキチ(玉置孝匡)の陰謀、そして船長・丸地(今野浩喜)と船員・烏田(六角精児)のワケありな雰囲気、など不穏なことばかり。出演者8人の個性が、奇抜なキャラクターと溶け合い輝きを放つ。一見自信満々ながら実は非力でひ弱なモトキ坊ちゃんを田中が伸びやかに演じれば、満島が見るからに跳ねっ返りのセンリ嬢を虚実の境目が見えない暴走演技で応える。アカシに憧れるミカゲの切なさ、色っぽさを醸し出す市川も好サポート。前回から続投の広岡&玉置は、さすがの安定感で丁々発止の掛け合いせりふを操り毒のある笑いを振りまく。兄弟に見えなくもない六角と今野の、ぶっきらぼうながら息ピッタリのやりとりが作品に新たな風を吹き込む。そして、なんと言っても三宅演じるアカシが良い。ご主人からの難題を次々にクリアするスーパー執事を、抜群の身体性から繰り出すアクロバティックな演技、マンガかと思うほど変貌する表情、芸人顔負けの勘の良さで、戯曲の笑いを次々に具現化していく。倉持は、そんな魅力的な出演者に感情から動きまで実に繊細な指示を手渡しながら、同時にオモシロぜりふをその場で考えて差し込むという余力を見せ、演出ぶりからは開幕までに作品がさらに進化する可能性大と見て取れた。加えて豪華客船の甲板を模した舞台装置は360度回転し、変わりゆく舞台上の景色が物語を加速させるのだ。『鎌塚氏、放り投げる』にはタイトルに因んだ、ヨーロッパ映画のように小粋なラストシーンが用意されていたが、今回も終幕に小さな「奇跡」が起こる。センスの良い会話の妙に笑い、アクションシーンにハラハラし、誰もが幸福になれるラストに酔う。劇場での上質な時間を、是非味わって欲しい。公演は8月9日(木)から26日(日)まで東京・本多劇場にて上演。その後、名古屋、大阪、島根で公演を行う。取材・文:尾上そら
2012年08月06日