8月19日に種子島宇宙センターからHII-Bロケット5号機により打ち上げられた宇宙ステーション(ISS)補給機「こうのとり」5号機(HTV5)は24日、ISSに到着し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の油井亀美也 宇宙飛行士が操作するISSのロボットアームによってキャプチャ(把持)された。ISSのロボットアームを操作して「こうのとり」をキャプチャしたのは、同宇宙飛行士が日本人としては初めてとなる。キャプチャに成功した油井宇宙飛行士は「宇宙開発の中では1つの小さな歯車だが、自分の仕事をしっかりできて、この瞬間だけは一等星並に輝けたかと思います。」とコメント。また、若田光一 宇宙飛行士がアメリカ航空宇宙局(NASA)のミッション管理センターでリード・キャプコムとして、油井宇宙飛行士をサポートした。「こうのとり」には食料や衣服、実験装置などの物資が搭載されており、物資を届けたあとはISSの不要品を積み込んでISSへ再突入する。
2015年08月24日Google Xのライフサイエンス・チームがXラボを離れてAlphabetの事業子会社として独立する。Google+でAlphabetのSergey Brin社長が明らかにした。ライフサイエンス・チームはGoogle Xにおいて、プロアクティブなヘルスケアを実現するテクノロジを開発しており、昨年1月に血糖値をモニターするスマートコンタクトレンズの開発プロジェクトを発表して大きな話題を呼んだ。新会社は、ソフトウエアエンジニア、腫瘍学者、光学専門家など様々なサイエンティストから成り、これまでライフサイエンス・チームを率いてきたAndy Conrad氏をCEOとする。事業報告構造は変わるが、目標は変わらず、他のライフサイエンス企業と協力しながらR&D初期の段階にある新しいテクノロジを臨床試験へと発展させる。
2015年08月24日チームラボは、東京都・銀座の「ポーラ ミュージアム アネックス」にて、同社の新作アート作品を公開する個展「teamLab Exhibition, Walk Through the Crystal Universe」を開催している。会期は9月27日まで。この個展は、同社の新作アート作品「クリスタル ユニバース / Crystal Universe」のお披露目ともなるもの。数多くのLEDがきらめき、宇宙空間での光の動きを再現する。照明を落としたギャラリー内に足を踏み入れると、その半分以上の面積を占める作品がすぐに目に入る。この作品には、同社が開発した立体映像システム「インタラクティブ4Dビジョン」が用いられている。このシステムはこれまで、「六本木アートナイト2015」で公開された「チームラボクリスタル花火」や、キャナルシティ博多にてクリスマス時期に設置された「クリスタルツリー」などにも活用されているものだ。来場者が自由に参加できるインタラクティブな仕掛けも用意されており、スマートフォンのブラウザから、「宇宙を構成するエレメント」を作品に向けてスワイプすることで、「クリスタル ユニバース」に立体の星や惑星が広がる。来場者によって「宇宙を創る」体験ができるという。そのほか、作品の中に通路が設けられているため、来場者が作品の中に入り込んで鑑賞することも可能となっている。今後も国内・海外問わず「インタラクティブ4Dビジョン」を使った作品を展示する予定とのことだ。なお、チームラボが行う東京での作品展示は、今年1月~5月にお台場・日本科学未来館で開催された「チームラボ踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」以来となる。夏の終わりに電子の宇宙に身を浸してみてはいかがだろうか。
2015年08月22日サイボウズは8月より、研修プログラム「チームワークレスキュー」を開始した。これは、日本全国の”チーム力を高めたい学生”を募集して行うもの。○日本全国から"チーム力"を高めたい学生チームを募集「チームワークレスキュー」は、チームワーク溢れる社会をつくるためサイボウズが開発した。もともと慶応義塾大学 テニス部や法政大学 社会学部 メディア社会学科 藤代裕之研究室へ出張授業をしていたが、他にもチームワークを高めたい学生がいると考え、日本全国の学生チームに向けて募集を開始したという。同研修は、3つのプログラムから構成されており、チームが抱える課題に組み合わせて行われる。1つ目のプログラム「チームワーク創造メソッド」では、チームメンバーの強み・弱みを認識することで、チームワークの土台を形成する。「問題解決メソッド」は、全員がチーム内で共通のフレームワークを使えるようにし、議論の質を上げ、目標に近づくための課題を設定するプログラム。「モチベーション創造メソッド」は、モチベーションが上下するメカニズムを講義し、実際に学生が自身のモチベーションを考える内容となっている。○実施までの流れ同研修プログラムでは、応募した学生チームの中から「チームワークを高めることで実現したいこと」「チームワークを高めることの緊急性」等を基準に審査を行う。通過したチームには、出張した同社社員によって、無償で研修プログラムが提供される。ジョブウェブのウェブサイトより応募可能、締め切りは8月31日まで。
2015年08月21日チームラボ(teamLab)が、イタリア・ミラノで開催中の「2015ミラノ国際博覧会」にインスタレーション「お絵かき NATURE LAND~モリコロと一緒に遊ぼう!~」を出展。8月18日から19日までミラノ市商工会議所で、8月19日から22日まで日本館イベント広場で展示される。紙にクレヨンで描いた人や動物、魚、植物が目の前のスクリーンの中で動き出す「お絵かき NATURE LAND~モリコロと一緒に遊ぼう!~」。山や海が広がるスクリーンの中で、人や動物たちが互いにコミュニケーションを取ったり、仕事をしたりする。今回の博覧会のテーマである“食”に合わせて同作では、人や動物のみならず、花や木々などのすべての生き物に命が宿っており、それぞれが多様に存在しながらも関わりを持って生きていること表現。生き物同士の繋がりについて、05年に愛知県で開催された「愛・地球博」のマスコットキャラクターである、モリゾーとキッコロとともに楽しく学ぶことが出来る作品となっている。
2015年08月19日大阪府・梅田の大丸ミュージアム<梅田>は、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』を経て誕生した細田守監督最新作を紹介する「バケモノの子展」を開催する。会期は9月16日~9月28日。開場時間は10:00~20:00(9月28日は16:00まで)。入場料は親子ペア券2,000円、一般1,500円、高校生以下700円、3歳以下無料。同展は、“みる・しる・あそぶ!”をテーマに、絵コンテやレイアウト・原画・背景美術など300点以上のオリジナル素材の展示により細田守監督最新作『バケモノの子』を紹介するもの。会場には、ウルトラテクノロジスト集団チームラボや面白法人カヤックが手がけた体験型のブースも併設される予定となっている。また、渋谷ヒカリエで開催された「バケモノの子展」には無かった熊徹等身大着ぐるみの展示など、大阪でしか見ることの出来ない物も展示される。そのほか、限定グッズや過去作品のオリジナルグッズの販売も実施されるということだ。なお、スタジオ地図による最新作『バケモノの子』は公開37日目(8月16日時点)にして、観客動員数365万人、興行収入46.5億円を突破。 前作『おおかみこどもの雨と雪』(興行収入42.2億円、動員344万人)の記録を抜き、細田守監督作品歴代1位となっている。
2015年08月19日六本木の国立新美術館で9月18日から『ニキ・ド・サンファル展』がスタートします。フランス生まれのニキ・ド・サンファル(1930~2002)は、戦後に活躍した世界的アーティストです。今回開かれる待望の大回顧展では、国内外から集めた初期から晩年までの主要作品を展示。日本初公開の貴重な作品も含まれています。さらには、ニキと日本との深い関わりも紹介しながら、アーティストの全容に迫ります。ニキの人生は波乱に満ちていました。10代のころは雑誌のモデルとして活躍。『ヴォーグ』や『ライフ』誌などの表紙を飾っていました。ニューヨークで結婚・出産してパリに移住しますが、重度の精神疾患で入院。やがて治療のために絵を描きはじめます。ニキの名前が広く知られるきっかけとなったのが「射撃絵画」です。絵の具入りの容器を石膏で貼りつけた絵画をライフルで撃って作品を完成させるもので、パフォーマンス・アートの先駆けとしても評価されています。その後に制作されたのが、女性をテーマにした「ナナ」シリーズです。ポップな色彩と大胆な造形が目を引くキュートな女性像は人気を博し、射撃絵画と並んでニキの代表作となりました。本展ではニキの作品に魅了されて作品の収集をはじめ、ニキとも親しく交流していた日本人Yoko増田静江氏のコレクションも展示。ニキと日本のつながりにもスポットをあてていきます。2014年にパリで開かれたニキの大回顧展では60万人もの観客が集まり、彼女の人気は今なお高まっています。日本でニキの作品をまとめて見られるこのチャンス、どうぞお見逃しなく!イベントデータ:『ニキ・ド・サンファル展』会期:2015年9月18日(金)~12月14日(月)※休館日は火曜日。ただし9月22日(火) および11月3日(火)は開館、11月4日(水)は休館。時間:10:00 ~ 18:00(金曜日は20時まで開館)※入館は閉館の30分前まで会場:国立新美術館料金:一般 1,600円/大学 1,200円/高校生 800円/中学生以下無料
2015年08月14日ウルトラテクノロジスト集団・チームラボ(teamLab)が、都市が都市のままアートになる「Digitized City Art」プロジェクトと、自然が自然のままアートになる「Digitized Nature Art」プロジェクトを始動した。日本には、素晴らしい地理的特性を持つ場所、歴史背景を持つ場所、特異な文化を残す場所が多数ある。同プロジェクトでは、その場所の特性を生かし、新たな価値を付加することで、街の中にアートがあるのではなく、街の一部をそのままアート作品にしてしまうという試みを行っていくもの。8月31日までは佐賀県・武雄市にある50万平米もの広さを誇る御船山楽園に、「小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」が出現。国登録記念物の名勝地でもある大庭園の水面に、泳ぎまわる無数の鯉の姿がプロジェクションによって映し出された。鯉たちは、池に浮かぶ小舟が止まると周りに集まり、動き出すと避けていくなど、インタラクティブに反応しながら泳いでいく。また、12月25日までは神奈川県の新江ノ島水族館に、「花と魚 - 相模湾大水槽」、「呼応する小さな海」が登場。相模湾大水槽のあたり一面に花々が咲き誇る「花と魚 - 相模湾大水槽」では、魚たちの動きに影響を受けながら花々が永遠と変容し続ける。一方、人が水槽のガラス面に近づくと、光の色を変化させる「呼応する小さな海」では、近くの水槽が呼応し、同じ光に変化しながら同じ音色を響かせる。また、長崎県のハウステンボスでは、「呼応する木々」を常設。光る木々は人が近づくことで色を変化させ、その色特有の音色を響かせる。両隣の木とその対岸の木が呼応し、色や光を変化させていく。反応する、感応するチームラボのアート作品は、次第にその場に“溶け込む”ものに変化してきたようだ。今後、さらなる注目が集まりそうだ。
2015年08月07日チームラボは、都市や自然をそのままアート空間に変える2大プロジェクト「Digitized City Art」および「Digitized Nature Art」を発表した。今回のプロジェクトは「都市が都市のままアートになる」あるいは「自然が自然のままアートになる」をテーマに、都市や自然の一部を"光"や"音"、または"デジタルテクノロジー"を使ってそのままアート空間に仕上げようというもの。地方にある素晴らしい特性を持った場所に新たな価値を付加したい、という思いから生まれたプロジェクトで、同時に「デジタルアートがその場にいる人々の関係性に影響を与える」ことも期待されているという。プロジェクトの一環として、同社はすでに全国3カ所をアート化。佐賀県・武雄市の名勝地「御船山楽園」では、園内にある池の水面にプロジェクションで鯉を映し出し、池に浮かんで進む小舟とインタラクティブに反応する鯉の様子が楽しめる作品「小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」を仕上げた。会期は2015年8月31日まで。また、神奈川県・藤沢市にある新江ノ島水族館では、館内にある「相模湾大水槽」の周辺一面をプロジェクションし、花々が咲き渡るアート空間とした。本作「花と魚- 相模湾大水槽」でも、魚が近くを横切ると、周りの花々がいっせいに散る仕掛けが施されている。さらに同館では、人が水槽のガラス面に近づくと、水槽の光の色が変化し、音色を響かせるという作品「呼応する小さな海」も展示する。いずれも12月31日までの期間限定。一方、長崎県・佐世保市にあるハウステンボスでは、園内の木々をライトアップ。人が近づくと、光の色を変化させて音を響かせる仕組みで、隣接する木々もその変化に呼応するとのこと。なお、本作「呼応する木々」は常設展となる。
2015年08月06日7月23日、油井亀美也宇宙飛行士ら3人の打ち上げ中継を、フロリダ沖の海底基地で見守る人たちがいた。金井宣茂JAXA宇宙飛行士を含む欧州、NASAの宇宙飛行士たちだ。「我々3人は油井飛行士と一緒にNASAで訓練を受けた同級生。宇宙に行くチャンスが身近に迫ってきているのを感じて、興奮した」と金井飛行士は笑顔で言った。7月20日(月)から14日間、金井飛行士らは海底基地で行われるNASAの訓練に参加した。「NEEMO(NASA Extreme Environment Mission Operations)」は国際宇宙ステーション(ISS)のリハーサルとも呼ばれる訓練で今回が20回目。ISSで長期滞在を行う宇宙飛行士のほとんどはこの海底訓練を経て宇宙に飛ぶ。NEEMO訓練に参加する宇宙飛行士たちは、アストロノート(宇宙飛行士)をもじってアクアノートと呼ばれる。なぜ、宇宙に行くために海底で訓練をするのだろう? ポイントは2つある。1つは環境が似ていること。海底20mにある基地アクエリアスは、さながら「海底にある宇宙ステーション」。幅3m×長さ約15m(「きぼう」日本実験棟船内実験室をやや細長くした大きさ)の基地内は空気で満たされシャツ姿で暮らせるが、空気や電力・通信など生命維持のための機能はすべて外部から供給されていて、常に安全を意識しなければならない。また簡単には外に出られない「隔離環境」であり緊張感を伴う点がISSと似ている。2つ目はその閉鎖環境を利用して、宇宙と同じようにミッション(任務)を行うこと。アクアノートたちのスケジュールは分刻みで決められている。さらに宇宙飛行中と同じように、海上にミッションコントロールセンター(管制室)が設けられ、管制官と密に交信しながら作業が行われていく。金井飛行士によると、今回のNEEMO訓練ではこの通信をわざと10分遅らせてやりとりしているという。「将来、火星に行くことを想定すると、火星との交信には往復で20分かかります。すぐに会話ができない中でどのようにミッションを効率的に行うか。10分のタイムラグでストレスがかかると同時に、知的好奇心が刺激されてさまざまなアイデアを仲間うちで話ながら進めています」(金井飛行士)。チームにはコマンダー(船長)役の宇宙飛行士がいる。様々なトラブルを乗り越えてチームワークやリーダーシップ、フォロワーシップを磨きながら、仕事を安全確実に行っていくことが、この訓練の大きな目的だ。○将来の火星探査を見据えて14日間の訓練中には、海底を火星と見立ててアクアノートたちが船外活動を行った。「NASAは急ピッチでISS後の話し合いをしています。小惑星や火星ミッションなどのアイデアが出ているが、具体的な技術について、何が将来の探査に必要なのか、NASAもまだ手探り状態と感じている」と金井飛行士は指摘する。たとえば重力の小さな小惑星や火星の衛星を探査する際、足場はどうするのか。磁気がなくコンパスが使えない火星でどうやってナビゲーションを行うのか、など実際に活動するために検証しなければならない課題は多い。海底の活動時、宇宙服に取り付ける錘の重さを変えることによって、火星に近い重力を作り出すことができる。アクアノートたちは「海底の火星」でさまざまなツールの作業性や手法を検証する。また、海底基地内ではITツールの検証も行った。たとえばメガネ型ウェアラブル端末。今回、金井飛行士は会見中にマイクロソフトの現実拡張ヘッドマウントディスプレイ「HoloLens」を見せ、「ISSや月のミッションを想定して作業性を評価している」と説明してくれた。宇宙飛行士が見た風景を地上の科学者も同じように見られるかもしれない、という可能性が広がるツールだ。元々、金井宣茂宇宙飛行士は、海上自衛隊のお医者さんで、ダイバーの健康管理も行っていた。アメリカで一年間、潜水医学を学んだ際、潜水医学のドクターが宇宙飛行士になった事実を知り、宇宙飛行士を目指すようになった。「自衛隊時代はサポート役で地上に残りダイバーの健康管理を確認する役目でした。実際に潜ってみてこんなに大変だったのかと新しい発見があった」と吐露する。NEEMO訓練初期にはチームワークで失敗ばかり。多国籍の仲間と一緒に仕事をする中で相手の嫌な面を見ていたが、訓練が進むにつれて、得意な面が見えるようになり、「今ではあうんの呼吸で仕事ができるようになった」という。「日本の強みは宇宙医学。力量と経験を高め、次世代の宇宙飛行士として将来の日本の宇宙開発を担っていきたい。」海底から宇宙をめざし、力強く抱負を語った。
2015年08月06日ベビー子ども服ブランド「familiar(ファミリア)」では、夏休み特別企画として、8月1日(土)~8月31日(月)までの期間、ウルトラテクノロジスト集団の「チームラボ」とコラボレーションした「チームラボ お絵かき水族館」 in familiarを銀座本店1Fイベントスペース「CUBiE」(キュービー)にて開催する。「CUBiE」(キュービー)のスペースでは、「体験と感動」を発信している。これまでも、デンマークのフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマンや、動物や植物を独自の世界観で描いた陶器作品で人気のアーティスト、鹿児島睦氏など、数々のブランドやアーティストとのコラボレーションイベントを展開してきた。今回のイベントでは、自分が描いた魚たちが巨大な水槽の中で泳ぎ出す「チームラボお絵かき水族館」を設置。魚たちは群れをつくり、子どもたちは魚に触り、エサをあげることができる。さらに開催期間中には描いた魚がタンブラーになる「オリジナルタンブラーづくり」のワークショップも開催される。チームラボでは、「チームラボお絵かき水族館」を通して、子どもたちが同じ空間で、自由に体を動かし、楽しみながら学ぶことで、共同で創造していくことができる人間に育ってほしい、という”共創”の体験を学ぶことを目指している。「オリジナルタンブラーづくり」では、「お絵かき水族館」で子どもたちが描いた魚の絵をフィルムにプリントし、自分だけのタンブラーを完成させる。冷たいドリンクを入れてもらえるので、暑い夏にはうれしいワークショップだ。「お絵かき水族館」と「オリジナルタンブラーづくり」は、大人も子どもも楽しみながら、クリエイティブな時間を過ごすことができる夏休みにぴったりのイベント。ぜひチェックしてみてはいかが。(text:Miwa Ogata)
2015年08月03日マーリン・エンターテインメンツ・ジャパンは、同社が運営している体験型アトラクション施設「マダム・タッソー東京」にて、前衛芸術家・草間彌生氏の等身大フィギュアの展示を開始する。展示開始日は7月31日より。「マダム・タッソー」は、ハリウッドスターやスポーツ選手、日本の人気タレントなどの等身大フィギュアを展示している体験型アトラクション。草間彌生氏のフィギュアが制作された背景には、美術専門紙「ザ・アート・ニュースペーパー(The art newspaper)」にて、"2014年最も人気なアーティスト"に選ばれるなど、世界的に高い評価を得ていることがある。今回のフィギュア製作に際して、2014年12月に草間彌生氏の全身を250カ所以上にわたって計測。その計測値をもとにマダム・タッソーロンドンにて半年の期間をかけ手作業で制作され、今年7月6日に完成したフィギュアと草間氏本人が対面した。草間氏は、等身大フィギュアを見ると目を見開き、「もう一人自分がいる」と驚いた様子を見せた。これまでアート作品を作る側であった草間氏自身が「作品」となったことについては、「新しい体験ができました。とても刺激を受けましたし、光栄です」と語った。なお、7月31日より公開されるマダム・タッソー東京内のブースは、草間氏の代表作でもある赤と白の水玉柄を壁面や床に配置。また、展示ブースには草間氏になりきって写真撮影ができるよう、同氏の象徴的なヘアスタイルである赤いウィッグや衣装が用意されているということだ。
2015年07月27日チームラボは、カブトムシの写真をぐるぐると回転させて観察できる、NHK for SchoolのWebコンテンツ「ものすごい図鑑 カブトムシ」のサイト構築およびデザインを手がけたことを発表した。「ものすごい図鑑 カブトムシ」は、全天球撮影された高画質なカブトムシの写真をぐるぐると回転させたり、ズームさせたりしながら観察できる、NHK for SchoolのWebコンテンツ。カブトムシの部位に表示されているポイントをクリックすると、その部位についての詳しい説明や、NHK for Schoolのカブトムシ動画クリップが表示され、昆虫の体のつくりや生態などについての知識を楽しく体感的に得ることができる。また、読み進めると「バッジ」が集められ、一度見た説明は「Myバッジ コレクション」からいつでも参照できるということだ。同サイトはパソコンとスマートフォンの両方に対応し、学校現場などでのニーズに合わせて機能を一部縮小したInternet Explorer 8版も制作されている。なお、7月29日 朝9:00からは、同サイトを使用しながら森を探検する番組「ものすごい図鑑をもって、さあ森へ! カブトムシ探検隊」がNHK Eテレで放送予定となっている。
2015年07月27日新江ノ島水族館とのコラボレーションで話題のウルトラテクノロジスト集団、「チームラボ(teamLab)」がアメリカに進出。7月30日から8月2日までアメリカ・シアトルのCenturyLink Field Event Centerで開催される「Seattle Art Fair(シアトル アート フェア)」にて、3つの映像作品を展示する。1つ目は、日本科学未来館で開催した「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」でも展示された「Flowers and People - Dark / 花と人 - Dark」。花が生まれ、成長し、つぼみをつけ、花を咲かせ、やがて散り、枯れていく様を映した作品だ。花は鑑賞者の行動によって、いっせいに咲き誇ったり、いっせいに散ったりと、インタラクティブな反応を見せる。さらに、“超主観空間”をコンセプトに、3次元空間上に立体的に構築した作品を日本の先人達の空間認識の論理構造によって平面化した2作品を展示。六本木ヒルズで行われた「MEDIA AMBITION TOKYO(メディア・アンビション・トウキョウ)」にも登場した「Flower and Corpse Glitch / 花と屍 剥落」は、“自然と文明の衝突、循環、共生”をテーマにした絵物語のアニメーション作品。アニメーションの表面が剥がれ落ち、作品の裏側が見えていくという演出で注目を集めた。一方、パリのグラン・パレで開催された「Art Paris Art Fair 2015」にも出展した「Universe of Water Particles / 憑依する滝」では、コンピュータ上の空間に岩を立体的に作り、その岩に無数の水の粒子の連続体で表現した水を落下させることで滝を作り出す。現在開催中のミラノ万博や資生堂が手掛けたイベントなど、様々な場所で作品を披露してきたチームラボのさらなる活躍に世界から注目が集まりそうだ。【イベント情報】「Seattle Art Fair」会場:CenturyLink Field Event Center住所:800 Occidental Ave S, Seattle, WA 98134会期:7月30日~8月2日時間:7月30日は18:00~22:00:7月31日、8月1日は11:00~19:00:8月2日は12:00~18:00料金:Patron VIP Pass 1万5,000ドル:3-Day Ticket 3,500ドル:1-Day Ticket 2,000ドル
2015年07月24日宇宙航空研究開発機構(JAXA)所属の油井亀美也 宇宙飛行士が搭乗したソユーズ宇宙船が7月23日6時2分(日本時間)、カザフスタン・バイコヌール宇宙基地より打ち上げられた。宇宙船は6時11分(日本時間)に地球の軌道上に入り、打ち上げは成功した。油井宇宙飛行士は、第44/45次長期滞在クルーとして国際宇宙ステーション(ISS)に約5ヶ月滞在し、フライトエンジニアとして、「きぼう」日本実験棟を含むISS各施設のシステム運用、日本および国際パートナーの科学実験をはじめとする宇宙環境の利用に重点をおいた活動などを行う。また、8月16日に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定のISS補給機「こうのとり」5号がISSへドッキングする際に、ISSのロボットアームを操作して「こうのとり」を把持する操作を担当する。地球への帰還は12月22日頃を予定している。油井宇宙飛行士は5月27日に国際宇宙ステーション(ISS)へと向かう予定だったが、5月に発生したプログレス補給船による国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキング断念を受けて延期されていた。
2015年07月23日チームラボが7月18日から12月25日まで、神奈川県・藤沢市にある新江ノ島水族館で「えのすい×チームラボ ナイトワンダーアクアリウム2015」を開催する。“えのすい”こと、新江ノ島水族館の夜を光と音のデジタルアートで彩る同イベントでは、新作の「花と魚- 相模湾大水槽」を始めとしたチームラボによる様々な作品が展示される。相模湾大水槽を中心とした周囲一面にプロジェクションされる「花と魚- 相模湾大水槽」では、まるで大水槽に花々が咲き渡ったかのような幻想的な映像が映し出される。水槽の周りの花々は魚が近くを横切ると一斉に散り出すなど、魚たちの動きに影響を受けながらインタラクティブに動いていく。また、通路を覆うように設置された光の球体「呼応する球体と夜の魚たち」は、人が叩いたり何かにぶつかったりして衝撃を受けることで光の色を変化させる。ひとつの球体が色を変えると、次々と周りの球体も連続して同じ色に変化していく。同様に水槽の色の変化が連動していく作品「呼応する小さな海」も設置。人が水槽のガラス面に近づくことで、水槽の光の色が変化し、色特有の音色を響かせる。その他、来場者が描いた魚たちが泳ぐ水族館「お絵かき水族館」も展示される。来場者が紙に自由に魚の絵を描くと、出来上がった魚たちは他の人が描いた魚と一緒に目の前の巨大な水族館で泳ぎ出す。自分達の描いた魚に触ることもでき、触られると魚はいっせいに逃げ出していく。また、エサ袋に触ることによって、魚にエサをあげることも出来る。【イベント情報】「えのすい×チームラボ ナイトワンダーアクアリウム2015」会場:新江ノ島水族館住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1会期:7月18日~12月25日時間:17:00~20:00料金:水族館の入場料金のみ(一般2,100円、高校生1,500円、小・中生1,000円、3歳以上600円)
2015年07月06日●星出宇宙飛行士も「まるで本物」と太鼓判宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2015年6月23日、筑波宇宙センター(茨城県つくば市)にある展示館「スペースドーム」をリニューアルした。スペースドームはJAXAで開発された人工衛星の試験モデルや、実物のロケット・エンジンなどが多数展示されており、宇宙ファンのみならず、家族連れや修学旅行生などでも賑わう人気のスポットだ。今回、開館から5周年を迎えたのに合わせ、展示物などが追加され、新たに生まれ変わることになった。今回は、オープン前日の6月22日に行われた内覧会の様子を、写真を交えてお伝えしたい。○スペースドームスペースドームは2010年にオープンし、実物のロケット・エンジンをはじめ、人工衛星や宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)の試験モデルなど、数多くの展示物が公開されており、現在までに約140万人もの来場者が訪れている人気の高いスポットだ。またオープン前日の22日には、報道関係者や日本宇宙少年団(YAC)の子供たちを招いての内覧会が行われた。筑波宇宙センターの今井良一所長は挨拶の中で「今年4月に、JAXAは国立研究開発法人になりました。国が一致団結して、世界のいろんな課題を解決していこういう考えの下でできたものです。それも踏まえ、この展示の中で、人工衛星やロケット、『きぼう』モジュールといったJAXAの取り組みが、宇宙開発という枠を超えて、社会や科学のいろんな課題にどう貢献していくのか、ということを見ていただければと思います。ぜひ楽しい宇宙体験をしていただければと思います」と語った。また、宇宙飛行士の星出彰彦さんも駆けつけ、子供たちに向けて「私も中学・高校時代は筑波の学校に通っていました。当時はもちろん『スペースドーム』はまだありませんでしたが、筑波宇宙センターには足しげく通い、本物を体験する機会がありました。この『スペースドーム』もロケット・エンジンや衛星など、本物のものがありますから、それに触れ、そして宇宙開発を感じてもらい、将来を背負っていって欲しいと思います」と語りかけた。今回のリニューアルでは、大きく3つの点が変わっている。○「きく」シリーズの試験モデルが大集合まずひとつは、人工衛星の展示エリアが一新されたことだ。筑波宇宙センターは実用衛星を多く生み出してきた場所であり、これまでも「ゆり」のプロト・フライト・モデル、また「きく7号」、「きく8号」、「こだま」、「いぶき」、「だいち」、そして「かぐや」の試験モデルなどが展示されていた。これらは地上で試験をする目的で造られたもので、実際に宇宙に行くことはなかったものの、衛星の大きさや機能などは実物とほぼ同じように造られているため、目の前にすると圧倒されるほどの迫力がある。そして今回のリニューアルでは、新たに「きく」、「きく3号」、「きく4号」の試験モデルが追加され、技術試験衛星「きく」シリーズの挑戦の歴史を、ほぼ実物に近い機体を目の当たりにしながら知ることができるようになった。星出飛行士は「これまで宇宙開発事業団(NASDA)、JAXAが開発し、実際に運用してデータを得てきた衛星の実物をお見せしています。ぜひ本物を感じていただければと思います」と語った。○オービタルビジョンもうひとつは「オービタルビジョン」と名付けられた、床面に大きな映像を映し出す装置が追加された点だ。ここではロケットが飛行する様子や、人口衛星の宇宙空間での動きがリアルに体験できるようになっており、「ロケットは打ち上げ後、どこへ向けて、どのようにして飛んでいくか」、また「人工衛星はどこを飛んでいて、何をしているのか」といったことを体験できる。星出飛行士も「足元にガーッと映像が出てきて、よい勉強になります」と語る。また、上映される映像は随時更新されていくとのことなので、今後にも期待したい。○「きぼう」実物大モデルがよりリアルにそして、JAXA曰く「一番の目玉」が、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」の実物大モデルが、よりリアルなものに更新されたことだ。「きぼう」の実物大モデルはこれまでも展示されていたが、今回のリニューアルにより、昨年開催された「宇宙博2014」で展示されたものと入れ代わることになった。なお、これまで展示されていた方のモデルのうち、船内実験室については、石川県小松市にある「サイエンスヒルズこまつ」で展示されるという。星出飛行士は「実際に宇宙で組み立てて作業してきた私が言うのもなんですが、本当はこれが本物なんじゃないかと思うぐらい精巧にできています」と太鼓判を押す。また星出飛行士は、このモデルを造った方と会って話をしたところ、そのこだわりように驚いたという。「たとえば『ラベル』。いろんな実験装置やものをどこに置くかを示したり、識別をするために、手すりなどに番号を書いたラベルが付いているんですね。そのラベルの形や、貼られている場所や位置、さらには文字のフォントなどが、非常にリアルに作られています。しかも見えないところにあるものまで再現されています」。「そして『音声』。『きぼう』実物大モデルの中に入ると、若田宇宙飛行士が地上と交信をしている音声が流れていますが、これはあとで録音したものではなく、実際に若田飛行士が、『きぼう』の中から筑波宇宙センターやヒューストンのジョンスン宇宙センターと交信した、実際の肉声が使われています」。さらに、星出飛行士が驚いた点が2つあるという。まず「音」。ISSの中は、空調のファンや機械から出るノイズが聞こえるが、それが再現されているのだという。そして、空調のファンから出る「風」についても、出てくる場所などが忠実に再現されているのだという。星出飛行士は「そんなところまで再現しているのか、と驚きを持ちました。ぜひ『きぼう』の風を感じて欲しいと思います」と、その驚きを語った。展示館の見学にあたっては事前申し込みは必要なく、自由に見学することができる。休館日は毎週月曜日(祝日、夏休みなどの月曜日は開館)と、施設点検日、年末年始(12月29日~1月3日)。開館時間は10時から17時までとなっている。また展示館とは別に、「きぼう」を実際に運用している様子や、宇宙飛行士を養成するための施設なども見学できるツアーも用意されている。こちらはJAXAのウェブサイトから要申し込みとなる。これから夏休みも始まるので、ぜひ訪れてみてはいかがだろうか。●写真集
2015年07月06日チームラボは7月1日より、ゲストと一緒につくる新しいかたちのウエディング「teamLabWedding」を、全国26カ所にあるFIVESTARWEDDINGの結婚式場に導入した。○「結婚式 × テクノロジー」で一生の思い出にteamLabWedding(チームラボウエディング)は、「チームラボカメラ」や「チームラボメモリーズ」といった最新のデジタルテクノロジーを使って、参加したすべての人と一緒にウエディングを作りあげるというもの。「チームラボカメラ」は、自動的に撮影を行うFacebook連動型のデジタルサイネージで、サイネージの前で撮影ボタンを押すと自動的に撮影がスタート。さまざまな加工を施されて完成した写真は、各式場の特設Facebookページにアップロードされるので、自由にダウンロードやシェアすることができるという。「チームラボメモリーズ」は、スマートフォンを通してイベントの演出に参加できるアプリで、同アプリの「アルバム機能」を利用することで、イベント参加者がイベント内で撮影した写真を自動で簡単に共有し、参加者全員でひとつのアルバムを作ることができるというもの。新郎新婦の幸せな気持ちと参加した人たちからの祝福の気持ちを、リアルタイムにより多くの人と共有し分かち合うことで、新郎新婦、ご家族、ご友人、参加したすべての人と一緒に記念日をつくりだすことが可能だ。全国26カ所のFIVESTARWEDDINGに設置されている。
2015年07月06日チームラボは、同社が開発した「チームラボカメラ」や「チームラボメモリーズ」を使って幸せと感動をシェアできる、新しい体験型のウエディング「teamLabWedding(チームラボウエディング)」を、FIVESTARWEDDINGの結婚式場(全国26ヶ所)に導入したことを発表した。今回、FIVESTARWEDDINGの結婚式場に導入された「チームラボウエディング」は、チームラボが開発した最新のデジタルテクノロジーにより、ウエディングに参加したすべての人が演出の一部となったり、想い出をより楽しい形で残したりできる、新しい形のウエディング。「チームラボカメラ」と「チームラボメモリーズ」のふたつのプランが用意され、「チームラボカメラ」は、式の開始前や待ち時間などに参加者が気軽に写真撮影を楽しめる、Facebook連動型のデジタルサイネージ。サイネージの前に立ち、撮影ボタンを押すと自動的に撮影が始まる。その写真はさまざまな加工を施され、各式場の特設Facebookページにアップロードされるので、自由にダウンロードやシェアすることができる。一方の「チームラボメモリーズ」は、スマートフォンを通してイベントの演出に参加できるアプリ。結婚式の参加者によって撮影された写真は、ほかの参加者にも自動で共有されてひとつのアルバムが作られるほか、集まった写真をエンドロールなどの演出で使用することが可能となっている。なお、「チームラボウエディング」が導入された結婚式場については、FIVESTARWEDDINGのWebサイトを参照して欲しい。
2015年07月02日日本の民間人として初の国際宇宙ステーション(ISS)宇宙飛行士資格を取得予定のクリエイティブ・ディレクターの高松聡さんが、日本時間の6月22日午後4時に、今後の展開についてモスクワ市内のホテルで記者会見を行った。会見では、今年9月に予定していた宇宙船・ソユーズ号への搭乗を取り止め、引き続きロシア「星の街」で宇宙飛行士資格取得のための訓練を継続することを明かした。また、世界初の有人宇宙旅行を提供しているスペース・アドベンチャーズ社と「宇宙飛行士訓練契約」に加えて、「ISSへの宇宙飛行契約」の締結を発表。現在、スペース・アドベンチャーズ社と当契約を締結している民間人は、Googleの共同設立者であるセルゲイ・ブリン氏と高松さんの2人となり、ISS搭乗民間人としては、8人・9人目の快挙となる見通しだ。搭乗は、2年後から4年後になる予定。さらに会見では、ISS搭乗時に自身が実行する「宇宙を共有できるプロジェクト」についても発表。複数のプロジェクトを構想中と前置きしながらも、「宇宙から見る地球」の地上での再現と「宇宙から写真を撮影する」ことを地上で実現するという、2つのプランを明かした。地上で誰もが「リアルな宇宙体験」を共有できることを目標とし、16年から本格的にプロジェクトの構想、コラボレートするアーティスト・テクノロジスト・エンジニア・サイエンティスト・企業とのプラン化、機材選定、ソフトウェアの開発などを行う計画だ。高松さんは今回の決定について、「私がISSで実施しようと考えているアートプロジェクトを実現するには最先端のデバイス・テクノロジーとソフトウェア・テクノロジーが必要です。1カ月の検討の結果、本年9月のソユーズ打ち上げまでには、これらの準備を高いレベルで完了することはできないという最終結論に達しました。そして、十分な準備のあと、最適なタイミングでフライトを選択することにしました」と話している。高松さんは、電通を退社後、日本初の宇宙旅行代理店SPACE TRAVELを12年に設立。今年の1月からロシア「星の街」で宇宙飛行士訓練を開始した。「新しいタイプの宇宙飛行士」を目指すと話すように、自身のSNSで日々の訓練や生活の様子をリアルタイムで発信している。さらにこの日、これまで体験した訓練の様子を約40分間のビデオで初公開した。
2015年06月22日チームラボ(teamLab)が、日本酒「澤屋まつもと」を製造する松本酒造の“伝統”を描いた動画が、松本酒造の公式サイトで公開されている。松本酒造は“守破離(しゅはり)”をコンセプトに、京都の街で220年以上に渡り日本酒造りを行っている酒蔵。“守破離”とは、修業における段階を示した言葉で、修業は伝統を守ることから始まり、やがて新しい感性でその伝統を破り、最後には“守”と“破”の両方を大切にして新しい価値を創造する、という意味が込められている。動画は、松本酒造が長年大切にしてきたこの“守破離”の精神を伝えるもの。チームラボは、酒造りの姿や風景を日本酒の透明感に重ねて象徴的に表現するため、全編をモノクロで撮影した。また、職人たちが手間をかけて「澤屋まつもと」を手掛けていく姿を映した映像にテクノミュージックを重ねることで、松本酒造に伝わる伝統である“守破離”を体現している。なお、松本酒造の公式サイトもチームラボが手掛けている。
2015年06月21日チームラボ(teamLab)が7月17日から8月31日まで、佐賀県武雄市にて行われる「佐賀・武雄のあかり~未来を照らす武雄のあかり展~」で世界初となる“池の水面プロジェクション”による新作アートを発表する。「佐賀・武雄のあかり~未来を照らす武雄のあかり展~」は、武雄温泉楼門創建100周年を記念して開催されるイベント。チームラボはその中で、国登録記念物の名勝地でもある大庭園である、御船山楽園の「納涼 竹あかり」にて新作「小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング- Mifuneyama Rakuen Pond」を発表することとなる。また、武雄市図書館では「図書館で踊る人」も展示される。「小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング- Mifuneyama Rakuen Pond」は、ライトアップされた木々と御船山、小舟と水面を泳ぐ光の鯉によって創られるアート作品。世界初となる池の水面プロジェクションによって、水面に映し出された多数のカラフルな鯉たちが、池に浮かんで進む小舟とインタラクティブに反応する。鯉たちは、小舟が静かに浮かんでいると周りに集まり、動き出すと避けていく。また、一匹一匹の鯉が自律的に泳いでおり、他の鯉のふるまいの影響を受けながらそれぞれの軌道で泳いでいく。また「図書館で踊る人」は、図書館内に設置されているディスプレイをジャックし、館内のあちこちに設置されたディスプレイの中にユーモラスなキャラクターたちが映し出すというもの。キャラクターたちは愛嬌のある踊りを披露し、それぞれがまるで意志があるかのような動きを見せてくれるという。【イベント情報】「佐賀・武雄のあかり~未来を照らす武雄のあかり展~」会場:御船山楽園、武雄市図書館住所:<御船山楽園>佐賀県武雄市武雄町武雄4100<武雄市図書館>佐賀県武雄市武雄町大字武雄5304-1会期:7月17日~8月31日時間:<御船山楽園>19:30~22:00<武雄市図書館>9:00~21:00料金:<御船山楽園>大人500円、子ども300円
2015年06月17日チームラボは、同社が制作した新作アート作品を披露する個展「teamLab Exhibition, Walk Through the Crystal Universe」を開催する。会期は8月21日~9月27日(会期中無休)、開館時間は11:00~20:00(入場は19:30まで)。会場は東京都・銀座の「ポーラ ミュージアム アネックス」。入場無料。同展では、チームラボが独自に開発した「インタラクティブ4Dビジョン」を用い、無数の光を3次元空間に粒子として配置し、 宇宙空間における光の動きを表現した新作インスタレーション作品「Crystal Universe」が発表される。作品にはスマートフォンのブラウザからアクセス可能で、 宇宙を構成するエレメントの中からひとつを選び、作品に向けてスワイプすることによって宇宙が創られる仕掛けとなっている。なお、作品に用いられている「インタラクティブ4Dビジョン」は、LEDを3次元上に配置することによって、 3次元の動く立体物をリアルタイムかつインタラクティブに、立体のまま映し出すことが可能なものだという。
2015年06月15日チームラボ(teamLab)が8月21日から9月27日まで東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスにて、個展「teamLab Exhibition, Walk Through the Crystal Universe」を開催する。同展では「インタラクティブ4Dビジョン」を用いたデジタルインスタレーション作品の新作「クリスタル ユニバース(Crystal Universe)」を展示する。「インタラクティブ4Dビジョン」とは、LEDを3次元上に配置することによって、3次元の動く立体物をリアルタイムにインタラクティブに立体のまま映し出すことを可能にしたチームラボ独自の技術。同作品は無数の光を3次元空間に粒子として配置し、宇宙空間における光の動きを表現したインスタレーション作品となっている。鑑賞者はこの3次元で表現した光の宇宙空間に入ることができ、また歩き回ることで、空間全体が影響を受けてさらに光が変容する。鑑賞者はスマートフォンのブラウザからアクセスして、宇宙を構成するエレメントの中から一つ選び、「クリスタル ユニバース」に向けてスワイプすることによって、宇宙が創られていく。【イベント情報】「teamLab Exhibition,Walk Through the Crystal Universe」会場:ポーラ ミュージアム アネックス住所:東京都中央区銀座1-7-7会期:8月21日から9月27日まで時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)休館日: 会期中無休料金:無料
2015年06月13日東京都・渋谷区の渋谷ヒカリエにて、細田守監督の最新アニメ映画『バケモノの子』とクリエイター集団のチームラボ、および面白法人カヤックがコラボした展示会「バケモノの子展」が開催される。会期は2015年7月24日~8月30日。会場は渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホールA。料金はグッズ付チケットが2,400円(ローソンチケット限定)、前売券は大学生以上が1,500円、高校生以下が700円、3歳以下は無料。「バケモノの子展」は、2015年7月11日に公開されるアニメ映画『バケモノの子』の魅力に迫る展示会。本作はもちろんのこと、『時をかける少女』(2006)、『サマーウォーズ』(2009)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012)など、細田監督がこれまでに手掛けた作品の絵コンテやレイアウト、原画、背景美術など300点以上のオリジナル素材が展示される。さらに会場には、チームラボと面白法人カヤックが仕掛けた体験型ブースもそれぞれ登場。チームラボの「熊徹道場」は、熊徹から指導を受ける九太になった気分で太刀さばきの修行ができるというもので、映画のポスタービジュアルと自分を合成したオリジナルポスターが作れる「チームラボカメラ」も登場するとのこと。一方、面白法人カヤックが手掛けるのは、過去3作の名場面を体感できるというブース。「未来で待ってるby『時をかける少女』」は、ラストシーンで描かれた真琴と千昭の名場面を再現したもので、「雨と雪の背くらべby『おおかみこどもの雨と雪』」では、柱の傷に手をかざすことで、その年頃の雨と雪が現れるという。さらに「よろしくお願いしまあああすっ!!by『サマーウォーズ』」では緊迫の名シーンを完全再現。来場者はエンターキーを叩き、世界を救う体験ができるという。また、OZの世界を表現した「OZメッセージby『サマーウォーズ』」では、展覧会の感想などメッセージを自由に入力できるとのこと。
2015年06月12日7月24日から東京・渋谷ヒカリエで開催される、細田守監督作品をテーマにした「バケモノの子展」の体験型コーナーを、チームラボと面白法人カヤックが担当することが明らかになった。7月24日から東京・渋谷ヒカリエで開催される、アニメーション映画監督・細田守氏の作品をテーマにした『バケモノの子展』。その体験型コーナーを、デジタル技術を用いた展示で国内外から注目を集める「チームラボ」と、「日本的面白コンテンツ」をテーマにユニークなサービスを展開する「面白法人カヤック」が担当することが12日明らかになった。「バケモノの子展」は、『時をかける少女』(2006年)に始まり、『サマーウォーズ』(2009年)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)、さらに最新作『バケモノの子』(2015年)に至るまで、細田監督の作り上げた映画の魅力に迫る展示。絵コンテやレイアウト、原画、背景美術など300点以上のオリジナル素材に加え、作品の世界を体感できるコーナーを用意している。デジタル技術を用いた展示で国内外から注目を集める「チームラボ」が担当するのは、最新作『バケモノの子』のエリア。「熊徹道場(チームラボスタジオ)」では、バケモノ・熊徹から指導を受ける九太になった気分で、太刀さばきの修行を体験。また、「チームラボカメラ」では、映画のポスタービジュアルと撮影者を合成し、自分だけのポスターを作ることができるという。そして、「日本的面白コンテンツ」をテーマにユニークなサービスを展開する「面白法人カヤック」は、細田監督の過去3作品のエリアを担当。「未来で待ってるby『時をかける少女』」では、印象的な映画のラストシーンを体感できる。「よろしくお願いしまあああすっ!!by『サマーウォーズ』」では名シーンを完全再現し、「OZメッセージby『サマーウォーズ』」はインターネット上の仮想世界・OZを表現して、自由にメッセージを入力することが可能。最後に「雨と雪の背くらべby『おおかみこどもの雨と雪』」では、柱に刻まれた身長の記録に手をかざすと、その年ごろの雨と雪が現れる仕掛けが盛り込まれている。細田監督3年ぶりとなるアニメーション映画『バケモノの子』は、バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちのすむ異世界「渋天街」での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛などが繰り広げられる新冒険活劇が描かれる。主人公のバケモノ・熊徹役には俳優の役所広司、熊徹の弟子である九太の青年期を染谷将太が、少年期を女優の宮﨑あおいが担当。そして、ヒロインの楓を声優初挑戦の広瀬すずが演じる。そのほかにも、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋、山路和弘、黒木華、宮野真守、長塚圭史、麻生久美子ら豪華キャストが名を連ねている。(C)2006 TK/FP(C)2009 SW F.P.(C)2012 W.C.F.P(C)2015 B.B.F.P
2015年06月12日ロシア連邦宇宙局は6月9日(現地時間)、油井亀美也宇宙飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船(43S/TMA-17M)の打ち上げ目標日を7月23~25日と発表した。具体的な日程は後日決定される予定。油井宇宙飛行士は5月27日に予定されていた打ち上げで国際宇宙ステーション(ISS)へと向かう予定だったが、プログレス補給船による国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキング断念を受けて延期されていた。同日の発表では今年12月までの打ち上げ計画が発表されており、油井宇宙飛行士の打ち上げの前に7月3日にプログレス補給船の打ち上げが行われることになる。今回発表された計画は以下の通り:7月3日:プログレス補給船(M-28M)(ソユーズUロケット)7月23日~25日:油井宇宙飛行士搭乗のソユーズ宇宙船(43S/TMA-17M)(ソユーズFGロケット)9月1日:ソユーズ宇宙船(TMA-18M)(ソユーズFGロケット)9月21日:プログレス補給船(M-29M)(ソユーズUロケット)11月21日:新型プログレス補給船(MS)(ソユーズ2.1aロケット)の最初の打上げ12月15日:ソユーズ宇宙船(TMA-19M)(ソユーズFGロケット)なお、これらの日程は今後、日本を含む参加国間で安全性などの確認をした上で正式に決定される。
2015年06月10日チームラボは、国内・海外の各地で行っているデジタル・インスタレーションの展覧会「チームラボアイランド -学ぶ!未来の遊園地-」を、愛知県の名鉄百貨店本店にて開催する。会期は8月8日~8月24日。入場料金は中学生以上が1,200円(前売1,100円)、3歳~小学生以下が800円(前売700円)、2歳以下は無料。「チームラボアイランド -学ぶ!未来の遊園地-」は、子どもたちが共同で創造する"共創体験"を学べる遊園地。最新のデジタルテクノロジーを使い、子どもたちが同じ空間で自由に体を動かし、互いに影響を与えながら"共同的で創造的でアートな体験"を楽しむのが目的で、学校教育では学べない「チームでクリエイティブな成果を出す力」を養えるという。会場には、チームラボが進める教育プロジェクト「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」の中から計10種のアトラクションが登場。子どもたちが描いた絵が自由に動き出す「お絵かき水族館」「お絵かきタウン」「お絵かきふなっしー」をはじめ、オリジナルのケンケンパコースが作れる「つくる!僕の天才ケンケンパ」、ボールを叩くことで音と光りのオーケストラが楽しめる「光のボールでオーケストラ」、積み木を置くことで線路を設置し、列車を走らせることができる「つながる!積み木列車」など、いずれもインタラクティブに楽しめるデジタル・インスタレーションとなっている。なお、来場者の影と文字で作られるアート作品「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」は、各日18時以降の展示となる。詳細は特設ページまで。
2015年06月08日PITTITE(ピッタイト)はこのほど、iOS/Androidアプリの"オタサーの姫"育成ゲーム「オタサーの姫 ~僕らの姫はデリケート~」を公開した。ダウンロード無料(アイテム課金あり)。プレイヤーはサークルの部長となり、オタサーの姫を育てる。廊下に現れたオタクたちをタッチして勧誘すると、姫は勧誘したオタクたちにチヤホヤされて勝手にカリスマ度が上がっていく。また、部費を貯めて新たなオタクを勧誘したり、サークル活動を行ったりするとさらにカリスマ度が上がるとのこと。ある程度カリスマ度を高めると、姫が進化し洗練されていく。時には「リア充」や「チャラ男」のせいで姫が体部してしまうことも。また、部費を貯めたりカリスマ度を高めたりすることで、「レアオタク」もゲットできるという。"とあるオタクサークルにひとりの少女がやってきました。女性には縁の無い、オタクだらけの荒地に突如咲いた一輪の花。決して美人とは言えないけれど、それでもサークルの姫と呼ぶのにふさわしい存在。ただの紅一点にすぎなかった彼女は、サークルの男子たちの熱気によって、いつしか本物の「姫」に成長していきます……"キャラクターデザインは、『ハイスコアガール』『ピコピコ少年SUPER』などで知られる漫画家の押切蓮介さんが手がけた。
2015年06月03日資生堂が、最高級ライン「フューチャー ソリューション LX」シリーズの新製品3点の発売を記念したパーティー「資生堂 FUTURE SOLUTION LX PARTY」を、5月27日、ホテルオークラ東京本館オーキッドルームにて開催した。ホテルオークラ東京にて開催された記念パーティーは、JTQ代表・スペースコンポーザーの谷川じゅんじが会場演出を手がけ、本館オーキッドルームを舞台に、華やかでアーティスティックな空間を創出した。入口の導入部と会場中央には、フラワーデザイナーの赤井勝による白と赤の生花を使った大型アレンジメントが飾られ、芳しい花の香りが会場を満たした。加えて最先端のテクノロジーを駆使した演出として、ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」が手掛けた、落下する水の動きを物理的に計算し、滝を表現した巨大プロジェクションマッピング「The Waterfall on SHISEIDO at Orchid Room, Hotel Okura Tokyo」が会場に設置された。さらにスペシャルゲストとして霧島れいか、国木田彩良、福島リラ、真利奈ら豪華なゲストが続々と登場し、会場は大きな盛り上がりを見せた。また、ホテルオークラ東京本館は9月から建て替え工事を予定している。今回会場となった本館オーキッドルームは、長い伝統に裏付けされた格式高いイメージの空間だ。そこに資生堂の世界観に相応しい幻想的で大人なムードの会場演出が見事にマッチしていた。改築を目前に、両者にとって記念すべき夜となったはずだ。なお、発表された新商品は、世界89の国と地域で販売されているグローバルブランド「SHISEIDO」の最高級ライン「フューチャーソリューション LX」の新アイテム3点。新ベースメーキャップ「フューチャーソリューション LX トータル ラディアンス ファンデーション」および「フューチャーソリューション LX トータル ラディアンス ルースパウダー」は現在発売中。また新美容液「フューチャーソリューション LX スーペリア ラディアンス セラム」は6月1日より発売開始予定。
2015年05月28日