ソニー・ピクチャーズが『ムーラン』の実写映画化するようだ。病を患う父親の代わりに軍隊を率いる中国人の少女ファ・ムーランを描くこの作品に向けて、同スタジオは『ゲーム・オブ・スローンズ』『Homeland』『シェイムレス 俺たちに恥はない』など人気ドラマのエピソードで監督を務めたことがあるアレックス・グレイヴスを監督に抜てきした。ヒロインのムーラン役を演じる中国人女優はまだ決定していないが、ジェイソン・ケラーがすでに脚本を執筆中で、資金出資にも参加する2.0エンターテイメント社のダグ・ベルグラッドがプロデューサーに就任している。一方で、ディズニーも『ムーラン』の実写化を進めていることが先日明らかになっていた。ディズニーはミン・ナが主役ムーラン、エディ・マーフィーが赤竜のムーシューの声を務めた1998年のアニメ版を原作とした実写版を製作中で、2018年11月2日の公開に向けて急ピッチで進めているものの、ソニー作品同様、主役の中国人女優を探しているところだ。(C)BANG Media International
2016年10月19日エマ・ワトソンが主演を務めるディズニーの実写映画『美女と野獣』が、2017年4月21日に日本公開されることが17日、明らかになった。ディズニー・アニメーションの代表作品といえる『美女と野獣』。アニメーション映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネートという快挙を成し遂げ、また作曲賞と歌曲賞を受賞し、ストーリー、音楽、芸術性と映画として高い評価を得ている。そして、『白雪姫』などの初期の作品とは違い、主人公が近代的な女性として描かれている点も魅力の一つだ。世界中が注目した主人公・ベル役に抜てきされたのは、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン。また、アカデミー賞を始め、数々の映画賞に輝くミュージカル『ドリームガールズ』や『シカゴ』を手掛けたビル・コンドンが監督に決定した。このたび公開されたファーストビジュアルでは、雪が舞う中、霜が降りたガラスケースの中にひときわ美しい一輪の深紅のバラが咲いている。『白雪姫』には"真っ赤なリンゴ"、『シンデレラ』には"ガラスの靴"というように、この"一輪の深紅のバラ"が本作を象徴し、物語の重要なアイテムとなる。
2016年10月18日エマ・ワトソンを主演に迎え、ディズニー・アニメーションの代表作を実写映画化する『美女と野獣』。このほど、待望の日本公開日が、アニメーション公開から25周年目という節目の年、2017年4月21日(金)に決定した。「白雪姫」から始まり、「シンデレラ」や「眠れる森の美女」など、今日に至るまでさまざまな“女性像”を題材にした物語を描き、観客に“あらゆる愛のあり方”を提示してきたディズニー。どの作品も、年月が経とうとも色褪せることなく、いまもなお愛され続けている。そんな数ある名作の中でもディズニー代表作品といえるのが、「美女と野獣」だ。アニメーション映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネートという快挙を成し遂げ、また作曲賞と歌曲賞をW受賞し、ストーリー、音楽、芸術性と映画として高い評価を得ている。また、魅力のもう一つが、主人公が近代的な女性として描かれている点。そのヒロイン像は根強い人気を誇っており、実写化の発表がされると、すぐに主人公ベル役のキャスティングの動向に世界中の注目が集まった。そして、見事に役を射止めたのが、『ハリー・ポッター』シリーズ以降も、『ブリングリング』『ウォールフラワー』『コロニア』など、幅広い役柄に果敢に挑み続けているエマ・ワトソン。知性にあふれ、心美しいベルをどのように演じきるのか、また、その歌声にも期待が高まっている。そして、野獣役には人気海外ドラマ「ダウントン・アビー」で一躍注目されることになったブルーアイズの英国美男ダン・スティーヴンス、ガストン役には『ガール・オン・ザ・トレイン』が控えるルーク・エヴァンス。さらに、エマ・トンプソン、ユアン・マクレガー、イアン・マッケラン、スタンリー・トゥッチ、『エクス・マキナ』『ハートビート』の日系女優ソノヤ・ミズノら豪華キャストが集結。監督を務めるのは、アカデミー賞をはじめ、数々の映画賞に輝くミュージカル『ドリームガールズ』や『シカゴ』を手掛けたビル・コンドン。本作の最大の魅力である音楽やミュージカルパートの演出がどのように実写化されるのか、いまからも楽しみだ。今回、日本公開日とともに解禁となったファーストビジュアルでは、雪が舞う中、霜が降りたガラスケースの中に、ひときわ美しい一輪の深紅のバラが咲いている。「白雪姫」の“真っ赤なリンゴ”、「シンデレラ」の“ガラスの靴”のように、本作を象徴し、また物語の重要なアイテムとなるのが、この“一輪の深紅のバラ”。寒々しく儚さも感じられるこのビジュアル、一輪のバラがどのようにストーリーに関わってくるのだろうか。まだ謎の多い本作だが、日本のみならず世界中から熱い視線が注がれている。『美女と野獣』は2017年4月21日(金)より全国にて公開(全米公開は2017年3月17日)。(text:cinemacafe.net)
2016年10月18日ガイ・リッチーが、『アラジン』の実写化の監督に向けて交渉中のようだ。『シャーロック・ホームズ』や『スナッチ』などで知られるリッチーが、ディズニーによる1992年の同名人気アニメの実写化に向けて監督候補に挙がっているという。『チャーリーとチョコレート工場』を手がけたジョン・オーガストによる脚本では、オリジナル作品のミュージカル要素の大半を残しながらも、リッチーの『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』のような初期作品に通じるような入り組んだ構成の描写となるようだ。リッチーとは『シャーロック・ホームズ』でタッグを組んでいるダン・リンが、すでにプロデューサーに就任している。ディズニーのオリジナル映画『アラジン』は、中東の説話集『千夜一夜物語』の『アラジンと魔法のランプ』を基に、貧しい少年がワナの仕掛けられた洞穴から魔法のランプを取ってくることに成功し、ランプから現れた魔人ジーニーにより3つの願いをかなえてもらえる姿を描く作品となっている。アニメ版ではロビン・ウィリアムズがジーニーの声を務め、アカデミー賞では作曲賞と主題歌『ア・ホール・ニュー・ワールド』で歌曲賞を受賞した。『アラジン』はディズニー作品の中でも世界中で5億400万ドル(約520億円)以上の収益を上げる大ヒット作となっているほか、登場キャラクターたちはディズニーランドでも人気を誇っており、舞台作品としても世界中で公演されている。(C)BANG Media International
2016年10月12日読売テレビ・日本テレビ系でアニメ版が放送された人気漫画『シティーハンター』が、中国で実写映画化されることが11日、明らかになった。同日、エグゼクティブプロデューサーや主演俳優らが、現地で記者会見に出席して発表。2018年12月以降に、中国全土で公開される予定だ。○脚本作りに原作・北条司氏がアドバイス『シティーハンター』は北条司氏の原作で、東京・新宿を舞台に、殺し屋からボディーガードまでを請け負うスイーパー(始末屋)・冴羽リョウらの活躍を描くもの。1985年に「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載を開始し、87年からアニメ版を放送。全世界での累計発行部数は5,000万部を超えている。人気は中国でも高く、現地の制作会社の間で映像化へ争奪戦の状態。そんな中、日本でアニメを制作・放送し、原作側の信頼も厚い読売テレビが、マーケットの大きい中国での実写化を目指して、上海のエージェント「上海海日宸宇形象創意発展有限公司」と、制作プロダクション「海華厳文化芸術有限公司」と手を組み、『シティーハンター』の著作権を管理するノース・スターズ・ピクチャーズと交渉。その結果、今回、映画制作の準備に入ることになった。エグゼクティブプロデューサー・製作総指揮に『ポリス・ストーリー3』などの作品で知られる唐季礼(スタンリー・トン)を迎え、脚本は、原作のファンで、デビュー作『DETECTIVE CHINATOWN』が中国で爆発的にヒットしたという気鋭の程佳客(チェン・ジアカ)。そして主演は、中国を代表する人気俳優・黄暁明(ホァン・シャオミン)という、現地の一流スタッフ・キャスト陣が集結した超大作となる予定だ。『シティーハンター』と言えば、腕は立つけど無類の女好き・冴羽リョウが、美人依頼人に"もっこり"して、パートナー・香に巨大ハンマーで殴られながら仕事を果たしていくアクションコメディ。今作では、原作の北条司氏のアドバイスを受けて、このテイストを守りながら脚本を作り上げ、舞台を中国に移して、現地の人たちに受け入れられる要素も盛り込んでいくことになるという。有名漫画作品の海外での実写化と言えば、かつて『ドラゴンボール』がハリウッドで映画化されたが、原作の鳥山明氏が「『たぶんダメだろうな』と予想していたら本当にダメだった」と失敗を認めたこともあった。それと比較して、今作の調整にあたってきた読売テレビ編成局コンテンツビジネスセンターの多賀規恵氏は「有名だから実写化したいというよりは、『シティーハンター』が本当に好きで、北条先生をリスペクトしているというスタッフが集まっています」と胸を張る。○日本での公開も視野プロジェクトの立ち上げから、今回の発表までに約1年半の年月を要したが、中国とのビジネスとなると商習慣も違うことから、苦労も多かったそう。多賀氏は「大きなタイトルで、多くの期待がかかった作品でもあるので、原作側の思いと、中国側が実現したいものとの間に入るのは、とてもやりがいがあります」と語る。同局はこれまでも『名探偵コナン』『犬夜叉』『逆転裁判』といったアニメを中国に販売してきた実績はあるものの、現地版の制作に携わるという取り組みは、今回が初のケースになるそうだ。『シティーハンター』は、93年にジャッキー・チェン主演で香港で映画化され、2011年には韓国でドラマ化。パラレルワールドを描いた派生作品の『エンジェル・ハート』は昨年、日本テレビ系で連ドラ化されたものの、本作の実写化が日本よりもアジアで先行するのはなせか。多賀氏は「この作品の世界観を実写化するには、ドラマより制作費をかける映画。さらに映画であれば、勢いがあり、市場規模も大きな中国での実現を図りたいと考えました」とその理由を明かす。もちろん、今作は日本での公開も視野にある。また、ジャッキー・チェン版のヒロインには、日本から後藤久美子が起用されていたが、多賀氏は「何らかの形で原作の漫画やアニメなどを見てきてくださったファンの方たちが、『おっ!』と思えるようなことも、北条先生や中国サイドのスタッフと一緒に実現させたい」と、期待を膨らませている。Original Manga「CITY HUNTER」(C)1985 by Tsukasa Hojo/North Stars Pictures, Inc. All Rights Reserved.
2016年10月11日ディズニーは、実写版『ムーラン』が2018年に公開されることを発表した。ヒロインのファ・ムーランをミン・ナが、赤竜のムーシューをエディ・マーフィがそれぞれ担当した1998年作が、より特別な意味合いを持った精巧なストーリーで生まれ変わるようだ。2018年11月2日の公開を視野に急ピッチで製作が進められており、ディズニーはムーランを演じる中国人女優を探しているところだという。『ムーラン』は、年老いた父親の代わりに少年の格好をして軍隊に入り、友達で守り神でもある竜のムーシューと共に戦争に参加する姿が描かれた作品。ディズニーは同作の版権を昨年に獲得しており、リック・ジャッファとアマンダ・シルヴァーのコンビが脚本を執筆する予定になっている。ディズニーはつい先日、1994年作『ライオン・キング』をジョンファヴロー監督のもとで実写化することを発表していたばかり。今年公開された『ジャングル・ブック』のメガホンを取ったファヴローは、その名作の実写化を楽しみにしていると発表していた。(C)BANG Media International
2016年10月06日マンガアプリ「comico」で連載中の人気No.1作品「ReLIFE」が、この度中川大志と平祐奈のW主演で実写映画化されることが決定。来年4月15日(土)に公開されることも分かった。海崎新太27歳、現在ニート。大学院を卒業後、入社した会社はたったの3か月で自主退職。その後、再就職できないまま、コンビニバイトを続ける日々。大学時代の友人に誘われた飲み会では、スーツを着てサラリーマンのフリ。そんな彼の前に突然現れた謎の男。“リライフ研究所”の所員と名乗る謎の男・夜明了から提案されたのは、薬で見た目だけ若返り、1年間、高校生活を送るという実験の被験者。なかば自棄っぱちで、つい薬を飲んでしまう。そして、まさかの27歳男子の青春学園生活が幕を開ける――。2度目の学園生活で出会うのは、成績はトップだが極度のコミュニケーション音痴の女子高生・日代千鶴。頭と顔はいいがほかはいろいろと残念な大神和臣。負けん気の強い毒舌女子・狩生玲奈…など個性豊かな面々。そんな彼らだが、やがて打ち解けてゆき、気づけばかけがえのない仲間となってゆく。一方、一生懸命な日代に恋心を抱くようになるが、相手は10歳も年下の女子高生。実験が終われば記憶も消える。切ないラブストーリーの結末とは…。原作は、2013年の「comico」設立時より連載を開始し、いまやアプリだけにとどまらず、comico初の単行本も6巻で140万部を突破している夜宵草による同名漫画。また、アニメ放映や舞台化もされるなど、幅広い層のファンを増やし続けている。今回の映画化にあたり、監督には『今日、恋をはじめます』の古澤健が務め、映画オリジナルの結末でまた原作とは違った作品へと描き出されるようだ。原作者の夜宵草さんは、今回の映画化に驚いたと話し、「原作やアニメ、舞台ともまた違う“もうひとつのReLIFE”として、皆様に楽しんで頂ければ幸いです」とコメント。一方古澤監督は「映画版『ReLIFE』では、映画館の暗闇でしか出会えないファンタジックな体験と、いままさに高校生活を送っている若い人たちの日常を、そしてかつて高校生であったおとなたちの思い出を、もっと輝かせるリアルを追い求めてみようと思っています」と話している。主人公・海崎新太には、『四月は君の嘘』や『きょうのキラ君』などコミック原作の作品が続く注目の人気若手俳優・中川さん。そして、海崎がリライフ中に出会い恋をする不器用過ぎる女子高生・日代千鶴には、『青空エール』にも出演している平さんが決定。日本一忙しい高校生俳優として話題にもなった18歳の中川さんだが、本作では17歳と、27歳役に挑戦。「まさか18歳で、27歳の役を頂くとは思ってもいなかった」と中川さんは驚きくも、「新たなチャレンジを与えて頂き、嬉しかったです」と喜ぶ。また役作りに関しては、「自分の周りにいる20代後半の方々とたくさんコミュニケーションを取って、10年前の高校時代というのはどういう感覚なのかを少しでも掴みたい」と意気込んだ。また、平さんは今回の役柄について、「とても不思議な女の子なので現場でどういう風に動こう、などいまからとても楽しみ」と話し、「前髪を日代千鶴に似せて切りました。マンガを見ながら“ニタッ”とした笑顔の練習をしています」と役作りについて語る。さらに原作では猫好きのキャラクターとあって、「最近はLINEで猫のスタンプを使うようにしています」と細かいところまで役作りをしているようだ。なお、撮影は11月上旬にクランクイン、12月中旬にクランクアップ、そして来年2月には完成予定とのことだ。『ReLIFE』は2017年4月15日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年10月04日累計売上9,000万部を記録する荒木飛呂彦氏の人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の実写映画化が正式発表された。タイトルは『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1章』。三池崇史監督がメガホンをとり、原作生誕30周年を迎える2017年夏に公開される予定だ。情報解禁直後からネットを中心に大きな盛り上がりを見せる大型企画だが、何より話題を集めているのが東宝株式会社(以下東宝)とワーナーブラザースジャパン合同会社(以下ワーナー)が初タッグを組み、共同製作・配給という形で実写邦画を始動させたこと。東宝といえば『シン・ゴジラ』『君の名は。』の大ヒットでこの夏の映画界を席巻した邦画界の雄。洋画配給の老舗であるワーナーは近年、実写邦画の分野でも存在感を発揮している。以下、9月28日(水)に都内で行われた企画発表記者会に出席したTBSの平野隆プロデューサー、東宝の市川南取締役、ワーナーの高橋雅美社長兼日本代表、三池監督のコメント抜粋から『ジョジョ』実写化の勝算を見出したい。そもそも大手配給会社である東宝とワーナーがタッグを組む理由は?「配給力がある東宝さんに配給をお願いし、さらに洋画も邦画も配給するワーナーさんのお手伝いをいただき、共同配給という形をとれないか交渉を重ねた」とふり返る平野氏。これに対し、市川氏は「常にヒット作には新しい試みがある。共同配給と聞いて面白いなと思った。ぜひ2017年ナンバー1ヒット作に育てたい」、高橋氏は「新しい1ページを開き、世界に打って出る作品にしたい」と強い意気込みを示した。具体的にはTBSと東宝が映画を共同製作し、東宝が劇場営業、ワーナーが宣伝をそれぞれ担当する“役割分担”がなされており、会見で市川氏は「ワーナーさんがこれまで手がけた洋画宣伝のダイナミックな手法を邦画に移植できれば面白い。東宝としてはTOHOシネマズを有する(営業面での)強みがあり、両社が最大限の力を発揮できれば」と語っている。宣伝展開に関しては、東宝も国内随一の多角的なノウハウを誇るが、それでもワーナーとの配給を含めた提携で、海外展開を進めやすくなるメリットがある。タイトルの“第1章”が示す通り、壮大なスケールを誇る「ジョジョ」第4部すべての映像化が構想されており「第4部を完結させるだけでも、あと数本は必要」(市川氏)。となれば、国内での興行だけでは燃料不足=世界配給が不可欠。また、ワーナーが現在放送中のテレビアニメを製作している点から、実写映画との相乗効果も期待される。果たして、実写版『ジョジョ』は日本映画界における新たな歴史の幕開けとなりうるか?当然気になるのは「どんな作品に仕上がるか?」であり、勝算の有無もここが大きなカギになる。近年、人気コミックを実写映画化しても、打率は決して高くないし、さらに“続編ありき”の興行はビッグヒットが生まれにくい状況だ。最も重要な脚本に関しては「長い年月をかけて企画を開発し、荒木先生ともその都度キャッチボールをし、思いやアドバイスをいただきながら完成に至った」(市川氏)といい、少なくとも原作を尊重した内容になっている様子(現時点で脚本家の名前は明らかにされず)。一方、大役を担った三池監督は「オファーをいただき3日間眠れなかった」と思わず本音も。それでも「日本映画を一回リセットさせるくらいのビッグタイトル。完成後に『この先、何を撮ればいいのか』と思える作品にしなければいけない」と覚悟を決めた。持ち前のケレン味が「ジョジョ」の世界観にマッチするかは未知数だ。(text:Ryo Uchida)
2016年10月02日荒木飛呂彦による人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」が実写化。映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』が、2017年8月4日(金)に公開される。主人公・東方仗助役を山﨑賢人が担当。仗助の親友となる転校生・康一を神木隆之介、仗助のライバルとなる虹村形兆・億泰兄弟を岡田将生、新田真剣佑が、最凶犯・アンジェロを山田孝之が演じる。また、仗助の高校の同級生で、唯一のヒロインとなる山岸由花子役には小松菜奈。監督は、映画『テラフォーマーズ』『クローズZERO』の三池崇史だ。予告動画はじめに「ジョジョの奇妙な冒険」とは?コミックシリーズ累計売上1億円を突破した「ジョジョの奇妙な冒険」は、連載30周年をむかえた人気シリーズだ。ファンを魅力するのは、独創的な世界観と個性豊かなキャラクターたち。アニメーション化されるとその勢いは増し、ルーブル美術館への作品展示やグッチ(GUCCI)とのコラボレーションなど、国内外問わず人気が加速。現在も、その人気は留まることを知らない。実写映画化の決まった2017年は、生誕30周年を記念する”ジョジョ・イヤー"。多くのファンが待ち望んだ「ジョジョの奇妙な冒険」のキャラクターたちの実写映画化が、いま実現する。日本を舞台にした「ダイヤモンドは砕けない」が実写化の舞台「ジョジョの奇妙な冒険」の始まりは、19世紀末のイギリス、名門貴族の息子ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーという2人の少年の出会いから。その後、”ジョジョ”と呼ばれる主人公が代替わりしながら、ジョースター家とそれに関わる人々の数奇な運命、そしてジョースター家の血縁と因縁を描き続け、ストーリーは、現在第8部にまで発展している。実写化されるのは、ファンの中でも人気の高い第4部「ダイヤモンドは砕けない」。日本のM県S市を舞台とした同シリーズでは、日本で育つ高校生・仗助が主人公。仗助とその友人たちとの出会いや戦いを通じて、彼らの成長する姿を描いていくサスペンス・エンターテインメントだ。原作を知らなくても間に合う!鑑賞前のチェックポイント登場キャラクターは、形ある超能力<スタンド>が使える主人公の仗助をはじめ、彼の周りに現れるライバルたちは<スタンド>と呼ばれる形ある超能力が使える。所持者のそばに現れ立つため<スタンド>と呼ばれるこの能力は、持っている者にしか見えない。仗助の<スタンド>は、クレイジー・ダイヤモンドと呼ばれ、触れるだけで他人の怪我や壊れたものを直すことができる最も優しい<スタンド>。山田孝之演じる、凶悪な殺人犯・アンジェロの<スタンド>は、あらゆる水分に溶け込み、体内に侵入して内部から攻撃する力を持っている。この<スタンド>がどう表現されるかが、実写化にあたり原作ファンが注目しているポイントの一つ。ジョジョの独特なポージング&ジョジョ名セリフ「ジョジョの奇妙な冒険」では、度々登場キャラクターたちが独特のポーズで登場する。それはファンたちの間で”ジョジョ立ち”との愛称で呼ばれ、イタリアの彫刻芸術から影響を受けているという説もある。並んで特徴的な台詞まわしもポイント。原作&アニメファンの間では、セリフ集としてまとめられているほどで、本作では仗助の「グレートだぜッ! 」を山﨑賢人がどのように表現するか、期待が寄せられている。ヒロイン山岸由花子役・小松菜奈にインタビュー主人公・仗助の親友・広瀬康一に思いを寄せる、山岸由花子役を担当する小松菜奈。映画『沈黙―サイレンス―』でハリウッドデビュー、『溺れるナイフ』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』で漫画・小説の実写化作品に取り組んできた小松が、由花子とどのように向き合っていったのか。衣装・ヘアメイクのエピソードを交え、映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』について話を聞いた。Q.人気漫画”ジョジョ”に参加、オファーを受けた時の感想は?驚いたのは、キャスト発表があった時に「由花子役をやるの?」ってたくさん連絡が来たこと。周りにファンが多くて、みんな熱烈なのは知っていたんですけど、改めて本当に人気作品であることを実感しましたね。気合入れて頑張んなきゃなって思いました。Q.小松さんはいつから”ジョジョ”を読み始めたのでしょうか。私は、お仕事するって決まってから原作を知ることが多くて。原作ものの場合、そこから読ませてもらうことが多いんです。ただ、漫画は絵があるので、あまり深く読みすぎるとその通り動かなきゃって引っ張られてしまう。なので、深読みはせず撮影前に一度読ませていただきました。読み進めていく中で、どうやって演じようと思ったり、由花子がよくする癖って何なんだろうって考えていくので、由花子というキャラクターをどんどん好きになっていきましたね。Q.由花子のどんなところが好きですか。急に態度が変わったりする、ぶっ飛んでるところが好きです。見ていて、「こんな女の人いたらやばいな」って思うんですけど、「いつ来るかな、あっ来る来る」って、クセになっていくんです。康一くんに対しての愛が熱くて、本当に個性的で。「康一くん康一くん」とずっと言ってる姿は、純粋に考えたら一途だなって思いましたし、中身はピュアなのかな?とか、妄想しながら楽しく読んでいました。役者が演じることでキャラクターに血が入るQ.漫画の中の由花子を目指して役作りを進めていきましたか?もちろん原作は原作の良さがあるし、実写化は実写化で全然違うものだと捉えています。役者が演じることでキャラクターに血が入っていって、キャラクターとしての魅力に繋がる。それが、私はすごくいいなって思っていて。キャラクターがそこにいる、リアルに見える。こうすることで、実写版を観た人は、漫画が気になって読みたくなる。漫画を見ていた人は映画ってどうなっているんだろうなって観に来てくれる。観た後の感想は賛否両論あると思いますが、映画、漫画お互いにとって(実写化することは)プラスだなと思っているんです。Q.実写版・由花子はどんなキャラクターに仕上がっていますか。どれだけ山岸由花子を残せるかっていうことが、今回の課題でした。私の撮影は2日間、その中でどれだけインパクトを与えられるかを考えていました。この子くせ者だな、変だなっていういい違和感をどうしても残したくて。Q.気になる存在になるために、どんな演技を?康一くんをじっと見つめること。目をそらすことなく、ずっと見つめているのは、由花子っぽいなって思ったので意識していましたね。康一くんに対する執着心を出すために、話すときはすごく近づいたり。観た方に、気になる存在でいて欲しいなと思ってたんです。衣装を着てすっと役に入っていくQ.衣装やヘアメイクは、公開前ビジュアル解禁の時から話題になりましたね。今回は、特にヘアメイク・衣装に助けられた部分は大きくて、衣装を着てすっと役に入っていくような感覚がありました。メイクさんと髪の毛の長さはこれくらいの方が不気味じゃない?、肌色は今より白くした方がいいよねって話をして、作り上げていきましたね。ただ、衣装はお任せです。ワッペンがついていたり、制服の線は波打っていたり。本当に一つひとつこだわりのある衣装だったので、劇場でチェックして欲しいです。Q.<スタンド>がどう表現されているかが、みんな気になっている部分だと思うのですが。出来上がった作品を観ていかがでしたか。私もスタンドが入ったらどうなるんだろうって気になっていました。CGと人間が合体したらどうなるのかなって。作品を観たら違和感がなくて、純粋に面白いと思えたんですよ!2時間という時間の中で”ジョジョ”の世界観をぎゅっと押し込めてあって。音楽もそうですし、疾走感やスピード感っていうのが作品の中で表現されている。もちろん一人ひとりのキャラも立っています。原作を知らない人でも、女性でも楽しめる作品だなと思います。ビジュアルは激しいんですけど、内容は兄弟愛も描かれていてしっかりしていているので、すっと作品に入り込めるはず。原作ファンにも納得してもらえると願っています。同世代と演じると燃えるQ.原作は日本が舞台ですが、撮影はスペインで行われたんですよね。初めスペインで撮ると聞いて驚きました。確かに綺麗そうだけど、どうなるのかな?って思っていました。スペインに入ったときちょうど天気は曇り。曇っている空は怪しげな感じで、海も黒く波打っていて、何か出てきそうな感じ。その時確信しましたね、世界観にぴったりだなって。逆に日本で撮るならどこだったんだろう?って考えちゃうくらい、よく合っていたんです。Q.撮影現場での思い出はありますか?撮影現場では、山﨑さんと神木さんとご一緒させていただきましたが、同世代の人とやると燃えますね!楽しいです。エネルギーの感じも違いますし、”役者魂”みたいなものや演技の仕方も人によって違いますので。実際に近くで見ていると、自分も頑張んなきゃって気持ちを奮い立たせてもらいました。これまで映画を観に行くときは、暇だから行こう、この作品を観ようっていうのが多かったんですけど、この役者が気になるから観に行こうっていう気持ちが生まれてくるようになったので。単純に見ていて楽しいのもありますし、私も負けないってパワーがもらえるんです。現在は、女優としての活躍が目立つ小松だが、デビューはファッション誌『ニコ☆プチ』。現在もモデルとして、ファッション誌、TV、CMと多方面で活動している。以前、映画『溺れるナイフ』公開時のインタビューでは”シャツ”を集めていると話していた小松だが、彼女はいまどんなファッションに興味があるのだろうか。Q.いまハマっているファッションアイテムを教えてください。デニム!好きで集めちゃいますね。色や形がちょっと違うだけで見え方が違うので。似てるのあるじゃんって思うんですけど、シルエットが自分の中で違うなと思うとすぐ買っちゃって、今は50本くらい持っています。Q.どんな風にコーディネートを楽しんでいますか。バンドTと組み合わせたり、Tシャツを透かせてシャツを羽織ったり、ワンピースの下にデニムを合わせたり。シンプルに白Tにコンバース、そしてちょっと変わったカバンを持つっていうのもお気に入りです。あんまり頑張りすぎてない感じが、自分的に楽でいいなと思っていて。最近は、ピタッとしているデニムを買いました。新しいブーツに合わせようと思って買ったらサイズが本当にぴったりで。まだ履けていないのでいつ出そうかな?って考え中です。Q.ショッピングはいつもどこでしていますか。ほとんど古着屋さんですね。新品も買いますけど、古着屋さんの方が楽しくて。「これあった~!探してる感じ~」って探し出す喜びがあるので、自分にあってるなって思います。それに、古着屋さんは家族みんな好きなんですよ。家族で古着屋さんにいって、お店ではバラバラに行動して。洋服の貸し借りもよくしていて、お母さんが来ていた古着を受け取ったり、古いワンピースを自分で改造したり。メンズのものも好きなので全然お兄ちゃんのも借ります。ファッションが家族共通で好きなものなので、みんなで共有できるのがいいなって思っています。まだまだある!”ジョジョ”実写化のポイント”住んでみたい町”杜王町 を再現するためスペインロケへ『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』の舞台となる、杜王町 (もりおうちょう)は”住んでみたい国ランキング”上位の豊かな自然に囲まれた町。この平和な雰囲気を再現するため、ジョジョクルー一行は、スペインのシッチェスへ移動。バルセロナから南西約35kmに位置する、地中海沿いのサッシェスで映画ロケが行われた。現場で見えない<スタンド>を表現するために<スタンド>は、撮影現場では見えないが、スクリーン上でははっきりと存在している。このリアリティを出すため、三池監督はアクションスタッフを投入。彼らが<スタンド>になり代わり、役者に<スタンド>の動きを説明しながら、そばに立ったり、地べたに寝転んだり、体を張って演技始動をした。スタッフ・キャスト愛すべきキャラクターたちが、実力派キャストで蘇るのも実写版の醍醐味。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』を盛り上げる豪華キャストをキャラクターたちの特徴と共に紹介する。東方仗助(山﨑賢人)山﨑賢人が演じる、主人公の東方仗助は、普段は温厚で人当たりの良い性格で女子生徒にモテているが、自慢の髪型をけなされると激昂する一面を持つ。不良っぽい喋り方だけでなく、個性的な髪型とファッションもポイント。ビジュアルでは、原作同様個性的な髪型に、胸元と襟元にアクセサリーをつけた学ランで登場。山﨑は、1994年東京都生まれ。『四月は君の嘘』『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』など、人気アニメの実写映画に多数出演。17年10月には、映画『斉木楠雄のΨ難』の公開を控えている。広瀬康一(神木隆之介)東方仗助の同級生であり、友達思いで平和を愛する広瀬康一役には神木隆之介。仗助と行動を共にし始めたことで、怪事件に巻き込まれていく。どことなく頼りなさげだが、由花子から一方的に熱い思いを寄せられるモテ男の一面も。映画『3月のライオン』『バクマン。』『桐島、部活やめるってよ』などのヒット作が続く神木は、初のおでこ出しスタイルで爽やかな好青年役にチャレンジする。山岸由花子(小松菜奈)仗助の同級生で、転校してきた康一の世話役に使命感を抱いている女子高生・山岸由花子は、小松菜奈が担当。ウェーブの長い髪が特徴で、成績優秀かつ料理や裁縫が上手いというハイスペック女子というキャラクターだ。ビジュアルで見せる小松のミステリアスな表情が、由花子の時折見せる極端な性格を表現している。小松は、マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙―サイレンス―』で隠れキリシタンという難役を見事に演じきり、ハリウッドデビュー。『溺れるナイフ』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』とラブストーリーにも、多数出演している。虹村形兆(岡田将生)岡田将生扮する虹村形兆は、杜王町で暗躍しているスタンド使い。冷静沈着で頭脳明晰、かつ冷酷無比な男。ジョジョ原作ファンを公言している岡田は、「冷酷な部分もあるけれど、信念のある役。衣装とヘアスタイルが本当に素敵。毎日準備しいく中で形兆になっていける。強味になっている」と語っている。映画『秘密 THE TOP SECRET』『何者』で見せた姿とは一変、劇中では金髪のロングヘアーという奇抜なビジュアルを披露している。虹村億泰(新田真剣佑)新田真剣佑は、虹村形兆の弟・億泰を熱演。兄とは対照的な直観型で、深く物事を考えずいつも形兆の足を引っ張ってしまう。右手につかんだあらゆるものを削り取る”サ・ハンド”と呼ばれる<スタンド>の持ち主。新田真剣佑は、「億泰は兄の形兆のことをものすごく愛している役。ちょっと抜けているところもあるので、憎めない億泰を演じたい」と意気込みを明かし、役作りのために、サイドの髪は銀色に染め上げ、剃り込みを入れて眉毛も剃って撮影に臨んだ。アンジェロ[片桐安十郎](山田孝之)血も涙もない最狂の凶悪犯、アンジェロ(片桐安十郎)を演じるのは、山田孝之。逃亡中の連続殺人犯で、犯行の邪魔をした仗助を破滅させようと狙う男。人の命を奪うことに躊躇はない。「『ジョジョ』という大きな作品は、東宝とワーナーが組んでの一大プロジェクトとなりますし、本当ならば気負いしそうなんですが、片桐安十郎は史上最低の殺人鬼で割と素に近いと思います。なので、リラックスしてやれると思います(笑)」とコメント。映画『テラフォーマーズ』や『新宿スワン』などの人気作では、”他とは違う”ユニークな役どころを担当。自身を題材にした『映画 山田孝之3D』も17年6月に公開。空条承太郎(伊勢谷友介)伊勢谷友介は、”ジョジョ”ジョセフ・ジョースターの孫・空条承太郎役を務める。承太郎は、 “ジョースター家”の人間で、山﨑賢人演じる東方仗助とは血縁上「甥」にあたるが、作品の中で仗助を導いていく存在となる。時間を止めることのできる最強の<スタンド>スタープラチナの持ち主。出演が決まる前から、原作のファンだった伊勢谷は「空条承太郎には、中学のころから恐ろしいほど憧れていました。また、承太郎と伊勢谷友介は全く別人格なのでそのギャップを埋めるのが難しかったです。」と語っている。作品紹介映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』公開日:2017年8月4日(金)監督:三池崇史キャスト:山﨑賢人(東方仗助)、神木隆之介(広瀬康一)、小松菜奈(山岸由花子)、岡田将生(虹村形兆)、新田真剣佑(虹村億泰)、山田孝之(片桐安十郎)、伊勢谷友介(空条承太郎)原作:荒木飛呂彦 (集英社ジャンプ コミックス刊)配給:東宝株式会社/ワーナー・ブラザース映画(C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2016年10月01日ディズニーアニメ『ライオン・キング』がジョン・ファヴロー監督により実写映画化されることが決定した。今年公開された『ジャングル・ブック』の監督も務めたファヴローが、1994年作のアニメーション映画を実写版としてよみがえらせるための監督に就任したことをディズニーが発表。ファヴロー本人も「僕の次のプロジェクトにワクワクしている」と自身のツイッターでライオンと王冠の絵文字を添え、ファンに喜びを伝えている。ディズニーはこの実写版に1994年のオリジナル作品の中で使用された楽曲が再び使われること、そしてこの新作の製作が急ピッチで進んでいることを明かしている。劇中の楽曲『サークル・オブ・ライフ』『早く王様になりたい』『準備をしておけ』『ハクナ・マタタ』『愛を感じて』などはエルトン・ジョンとティム・ライスによって作曲されており、『愛を感じて』は1995年度アカデミー賞最優秀オリジナルソング賞に輝いている。『ライオン・キング』実写版に出演するキャストや公開日などはまた発表されていないが、ディズニーはこの作品がこれまでに大成功を収めた実写版『マレフィセント』『シンデレラ』、これから公開予定のエマ・ワトソン主演『美女と野獣』のような作品にしたいと考えているという。(C)BANG Media International
2016年09月30日『美女と野獣』『ムーラン』と立て続けにアニメの実写化が進んでいるディズニー映画。今度は『ライオン・キング』が実写化されることが決定した。今年、『ジャングル・ブック』を実写の世界で蘇らせ大成功を収めたジョン・ファヴロー監督が、再びメガホンを取る。1994年に公開されたアニメ『ライオン・キング』は、ウォルト・ディズニー・スタジオにとって最も成功した映画の1つ。興行的にもスマッシュヒットを放ち、賞レースでもアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞などの多数の部門にノミネート・受賞。特に音楽部門では大健闘し、アカデミー賞では歌曲賞に「サークル・オブ・ライフ」、「ハクナ・マタタ」、「愛を感じて」の3曲がノミネートされる快挙を遂げ、「愛を感じて」が見事受賞、ハンス・ジマーが作曲賞を受賞した。ゴールデン・グローブ賞では主題歌賞、作曲賞と作品賞にも輝いている。ディズニーの公式サイトによれば、アニメの中のこうした楽曲を実写映画でも使用するという。『ライオン・キング』は1997年にブロードウェイでミュージカル化もされ、1998年のトニー賞ではミュージカル作品賞、ミュージカル演出賞など6部門を獲得。映画公開から20年経ついまも世界的に人気のある作品となっている。『ライオン・キング』実写版は急ピッチで進行中とのことだが、公開日は未定。(Hiromi Kaku)
2016年09月29日東宝株式会社とワーナーブラザースジャパン合同会社の共同製作・配給による『ジョジョの奇妙な冒険』の実写映画化が決定した。9月28日、都内で行われた製作発表会見で明らかになった。タイトルは『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。三池崇史監督がメガホンをとり、山崎賢人が主人公・東方仗助を演じる。荒木飛呂彦による連載開始から30周年を迎える2017年夏に公開される。その他の写真会見には三池監督と山崎に加えて、神木隆之介(広瀬康一役)、小松菜奈(山岸由花子役)、岡田将生(虹村形兆役)、真剣佑(虹村億泰役)、山田孝之(片桐安十郎役)、伊勢谷友介(空条承太郎役)、平野隆プロデューサー(TBS)、市川南取締役(東宝株式会社)、高橋雅美社長兼日本代表(ワーナーブラザースジャパン合同会社)が出席した。東宝×ワーナーの大手2社による共同配給について、平野プロデューサーは「日本で最も配給力がある東宝さん、そして世界中で愛される原作だけに洋画邦画を両方手がけるワーナーさんの両社にお願いすべく、交渉を重ねてきた」と経緯を説明し、「30年前にジョジョが漫画の新しい幕開けだったように、今回の試みが映画配給の新しい幕開けになれば。一ファンとしてどんな作品になるか楽しみにしている」と期待を寄せた。また、シリーズ化については「まずは(今回映画化する原作の)4部を完結させたい。そのためには、あと数作は必要」と構想を語った。一方、東宝の市川氏は「ジョジョといえば、誰もが一度は実写化を考え、そして実現できなかった最後の原作。来年夏のナンバー1はもちろん、2017年のナンバー1作品に育てたい」。ワーナーの高橋氏は「2社が長所を生かし、力を合わせて、新しい1ページを開けるような素晴らしい作品にしたい」とそれぞれ抱負を語った。数々の話題作を手がけてきた三池監督は、「オファーをいただき、3日間眠れなかった。これを作ってしまったら、今後何を作ればいいのか…。そう思える作品にしなければいけない。日本映画を全部リセットされるよう、力の限り頑張りたい」と武者震い。スペイン、カタルーニャ地方のシッチェスやバルセロナなどで撮影が行われる予定で、「ここに住みたいなと思える雰囲気があった」と語った。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』2017年夏公開取材・文・写真:内田 涼
2016年09月28日2018年4月に世界公開が予定されている「ピーターラビット」の実写とアニメが融合したハイブリッド映画に、デイジー・リドリーと『華麗なるギャツビー』のエリザベス・デビッキの出演が決定した。イギリス出身の絵本作家ベアトリス・ポターによる世界的な人気を誇るキャラクター「ピーターラビット」が、『LEGO(R) ムービー』を手掛けたオーストラリアのVFX制作会社アニマル・ロゴにより絵本から実写とアニメの世界に飛び出す。「Variety」誌によれば先月、ローズ・バインが主役の女性「ビー」役に、ジェームズ・コーデンが声優としての出演が発表されており、今回発表になったデイジーとエリザベスの具体的な役柄は不明だが声優での出演になるとのことだ。製作陣は『ANNIE/アニー』の監督・製作・脚本を務めたウィル・グラックが監督・製作と脚本の改訂を、『アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日』のロブ・リーバーが脚本を担当する。「ピーターラビット」関連の絵本の出版や権利の管理等を行っているペンギン・ランダムハウス社は、「ベアトリス・ポターの世界と、愛すべきお茶目なピーターラビットが、新しい観客に見てもらえる機会に恵まれて大喜びしています」と語っている。(Hiromi Kaku)
2016年09月27日山上たつひこ原作・いがらしみきお作画のコミック『羊の木』(講談社イブニングKC刊)が、錦戸亮主演で実写映画化されることが発表された。錦戸のほか木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平が出演し、吉田大八監督がメガホンを執る。その他の情報原作『羊の木』(既刊5巻)は、過疎化した港町を舞台に、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちの身元引受人となり、町に移住させた自治体と、何も知らされていない町の人々の日常がにわかに狂い始めていく様を描いた、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞の問題作。錦戸は、犯罪者の受入担当となった市役所職員の月末一役。木村は、月末の同級生・文(あや)役を演じ、北村、優香、市川、水澤、田中、松田は、新仮釈放制度によって出所し、素性を隠して港町で新たな生活を始める元受刑者を演じる。錦戸は「僕自身、約2年半ぶりに撮影する映画で、さらに初めてのサスペンスになるのでとても楽しみ(?)というか、ソワソワしています。監督をはじめとして、キャストの方も初めてご一緒する方々ばかりなので、一癖も二癖もある共演者に“月末”として精一杯翻弄されたいと思います。どうぞご期待ください!」と意気込みをコメント。吉田監督は「善と悪、普通と異常、自分と他人、地方と中央、生と死。原作『羊の木』に出会ってしまった結果、そういう境目たちとまとめて向き合うことになりました。もちろん怖いのですが、間もなく撮影が始まるので覚悟を決めなければいけません。とんでもなく魅力的なこの俳優たちと共に、ダークだけどカラフル、怖すぎて笑えるような映画を目指します。そしてできれば、人間と人間じゃない何かの境目まで見届けて、無事に帰ってきたいです」と語っており、“普通の人の輪に入り込む異物”という設定はそのままに、原作を大胆にアレンジし、全く異なる新しいエンディングを描くという。映画化にあたり、原作者の山上といがらしは、「不安は朦朧とした人の姿に似ている。恐怖は陽光の中の微笑に似ている。ぼくは、それを呪文のようにつぶやき、いがらしみきおはそれを震える描線で刻印した。映像はリレー競技の最終ランナーだ。それがゴールしたとき、ぼくたちは触れるはずである。窓から差し込まれた見知らぬものの手に」(山上)、「映画化の話をいただいた時は驚愕しました。ほんとは狙っていましたが(笑)。そういう意味でとてもうれしいです。原作とはまた違った『羊の木』を見られるのを山上先生とともに楽しみにしています」(いがらし)とコメントを寄せている。本作は10月より撮影を開始し、アスミック・エースの製作・配給で2018年に公開される。『羊の木』2018年 ロードショー
2016年09月23日累計発行部数100万部を超える、湊かなえのベストセラー小説『少女』の実写映画化が決定。2016年10月8日(土)に公開される。2009年、デビュー作の『告白』が第6回本屋大賞を受賞。翌年に映画化された『告白』は、小説に端を発する様々なメディアミックス戦略効果もあり、累計発行部数300万部を超える空前の大ベストセラーに。湊はその名と共に、"イヤミス(読んだ後に嫌な気分になるミステリー)"という新ジャンルを世に広めた。そんな湊が『告白』の次に発表した作品が『少女』だ。ストーリーは、心に闇を抱える由紀と敦子、2人の高校2年生の女の子が、「人が死ぬ瞬間」を見たいという欲望と願望を胸に、別々の夏休みを過ごすというダークでシリアスなもの。それぞれの視点で語られる別々の異なるストーリーが、終盤に向けて何重にもリンクしながら紡がれていく。「人が死ぬ瞬間を見たい」という、重く衝撃的なテーマを扱う本作に置いて、メインとなる由紀・敦子の二人のキャスティングは重要なポイント。その2人には、ドラマ・映画・CMと多方面で活躍する本田翼と山本美月の2人が抜擢された。これまで明るい役を演じる事が多かった2人だけに、スクリーンでどんな演技を見せてくれるのか注目が集まる。そして監督を務めるのは、『しあわせのパン』(‘12)、『ぶどうのなみだ』(‘14)、『繕い断つ人』(’15)などを手掛け、映像の細部までこだわった独特の雰囲気を醸し出すヒューマンドラマに定評がある三島有紀子だ。高校2年生の夏。心に闇を抱えた2人の「少女」たちが過ごす衝撃的な夏休みが今、始まる。【ストーリー】――人が死ぬ瞬間を見てみたい。本当の意味で「死」に向き合えると思うから。高校2年生の夏休み、由紀は小児科病棟でボランティアをしていた。夏休みに入る少し前、転校生の詩織が「親友の死体を見たことがある」と少し自慢げに話していたことに、言い知れぬ違和感と、ちょっとした羨ましさを感じたのだ…。それならば自分は詩織よりも強く「死」の瞬間を目撃したい。そして、その時を誰よりも面白く演出したいと考えた由紀は、残酷にも短い生命を終えようとしている少年たちと仲良くなり、自らの思いを遂げようと画策していた。一方、由紀の親友である敦子もまた、由紀には告げずに老人ホームでのボランティアに出かけていた。陰湿ないじめにあい、生きる気力を失いかけていた敦子は、人が死ぬ瞬間を見れば、生きる勇気を持てるのではないかという淡い期待を持っていた…。【作品情報】映画『少女』公開日:2016年10月8日(土)全国ロードショー主演:本田翼、山本美月、稲垣吾郎監督:三島有紀子原作:『少女』(湊かなえ 著)(C)2016「少女」製作委員会
2016年09月20日女優・清水富美加と飯豊まりえが、"イヤミス"旋風を巻き起こした小説の実写映画『暗黒女子』(2017年春公開)でW主演を務めることが、このほど明らかになった。"イヤミス"とは、湊かなえ氏の『告白』など「読んでイヤな気持ちになる結末であるものの、その後味の悪さからクセになる」というミステリーの人気ジャンル。秋吉理香子氏の『暗黒女子』は発売直後から多くの感想が寄せられ、話題になった。物語の舞台は、聖母マリア女子高等学院。ある日、学院の経営者の娘で全校生徒の憧れだった白石いつみが校舎の屋上から落下して亡くなり、やがて、いつみが主宰していた文学サークルの誰かが彼女を殺したと噂されるようになる。親友だったいつみから会長を引き継いだ澄川小百合は、「白石いつみの死」のテーマを設け、部員が書いた物語を朗読する定例会を開催。物語は5つ、それぞれが"犯人"を告発する作品が発表されていく。この小百合を演じる清水といつみを演じる飯豊のほか発表されたキャストは、清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏、平祐奈の4人。清野は女子高生にして現役ライトノベル作家でプライドの高い高岡志夜役を、玉城は苦労人の留学生ディアナ・デチェヴァ役を、小島は老舗料亭の娘でパティシエを夢みる小南あかね役を、平は奨学生であることを負い目に感じている二谷美礼役を、それぞれ務める。メガホンを取るのは、『百瀬、こっちを向いて。』(13年)で報知映画賞監督賞にノミネートされた耶雲哉治監督。『心が叫びたがってるんだ。』だけでなく、『凪のあすから』(13~14年)など多くのTVアニメで、若者の煮え切れない人間関係やその心理を描くことに評価が寄せられてきた岡田麿里氏が、衝撃と陶酔がもたらされる密室ミステリーの脚本を執筆する。清水は、「もはや女子高は現実にあるものの異世界だと思っているので、とっても不安でした」と吐露。しかし、「撮影に入ってみて同世代のかわいい女の子たちが頑張っていて、勇気をもらいました」と現場での喜びを口にする。本作については、「女子のブラックな部分が存分に出る作品」と表現。「それから人間関係での悩みや鬱憤(うっぷん)を晴らすつもりで臨みたいです。ごめんなさい」と笑みを見せる。一方の飯豊は、「女の子のリアルな世界観を、よりダークに暗黒女子というスパイスを加えて描いている作品」と分析。「後味は正直悪い」と率直にコメントしながらも、「それが、他にはなくて新鮮で面白い」と評している。いつみについては、「誰もが憧れる太陽の存在だけど、自分の世界に入り込めるスイッチがはっきりしている女の子」と説明。「初めての役柄で、戸惑いや不安もありますが、監督やキャストのみんなと一緒に精いっぱい頑張っていきたい」とアピールしている。実写映画で初めて脚本を手掛ける岡田氏は、「実写映画に携わるのも、朗読で進行する物語の脚色も初めてでしたが、耶雲監督の描くイメージが鮮明だったので、迷いなく『そこに乗っていこう!』と思えました」と制作の裏側を告白。原作を読んだ際は、「息がつまりそうなほどに濃密な少女の香り」を感じたようだが、劇場版でも「若く暴力的なほどに美しいキャスト陣が、貴重な少女の香りを惜しげもなく放ちまくっています」と強調した。(C)2017「暗黒女子」製作委員会(C)秋吉理香子/双葉社
2016年09月09日清水富美加と飯豊まりえのW主演で、ミステリー小説『暗黒女子』(秋吉理香子著)が実写映画化されることが発表になった。共演は清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏、平祐奈らで、耶雲哉治監督がメガホンを執り、ひとりの女子高生の死から始まる密室ミステリーを映像化する。その他の画像物語は、文学サークルを主宰していた学院一のカリスマ美少女・白石いつみの謎の死をきっかけに、サークルのメンバーそれぞれが、彼女の死をテーマにした小説を書き、“犯人”を告発していく。5人の女子高生が書いた5本の小説は、動機と結末も食い違い、さらにメンバーそれぞれの黒い秘密さえも暴露していく。脚本は、『心が叫びたがってるんだ。』『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などを手がけた岡田麿里。白石いつみの親友・澄川小百合役を演じる清水は「もはや女子高は現実にあるものの異世界だと思っているので、とっても不安でした。が、撮影に入ってみて同世代の可愛い女の子達が頑張っていて、勇気をもらいました」といい、役を演じるにあたり「澄川小百合という女子高生を、慎ましく、そして貪欲に、演じたいです。女子のブラックな部分が存分に出る作品だと思います。それから人間関係での悩みや鬱憤を晴らすつもりで臨みたいです。ごめんなさい。笑」とコメント。白石いつみ役を演じる飯豊は「女の子のリアルな世界観を、よりダークに暗黒女子というスパイスを加えて描いている作品です。後味は正直悪いです。でもそれが、他にはなくて新鮮で面白いなと思います」と話し、「いつみは誰もが憧れる太陽の存在だけど、自分の世界に入り込めるスイッチがはっきりしている女の子。自分自身はじめての役柄で、戸惑いや不安もありますが、監督やキャストのみんなと一緒に精一杯頑張っていきたいと思います」と意気込みを語っている。耶雲監督は作品について「この映画の世界観は、個性的で非現実的。10代の女の子たちの憧れだったりキラキラしている部分もあれば、すごくグロテスクな部分もある。女の子たちが集まるというのは、美しく生き生きとしていて、そしてパワフルでエネルギッシュ!だけど、実はそうじゃない!どす黒い部分もあるという二面性というのが、この映画の面白さに繋がればいいなと思っています」と説明。原作者の秋吉は「『暗黒女子』は私の中でも特に思い入れの深い作品で、実写映画化のお知らせをいただいてからずっと夢を見ているようでした。文学サロンに集う女生徒役のみなさんは、私の脳内から抜け出てきたのではと驚くほどイメージ通りで、『この方たちしかいない!』と確信しています。ミステリアスで煌びやかな世界、そして美しくも危険な少女たちをスクリーンで見られる日が待ち遠しいです!」と期待を寄せている。本作は、8月8日から撮影を開始しており、9月9日(金)にクランクアップする予定。来年の春に全国公開される。『暗黒女子』2017年春全国ロードショー
2016年09月08日漫画誌『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載中の人気コミック『咲-Saki-』の実写化プロジェクトが進行していることが2日、発表された。12月に地上波深夜ドラマが4話放送され、2017年初頭には映画が公開される。同作は、麻雀競技人口が1億人を超え、日本でも大規模な大会が開催される麻雀界を舞台に、女子高校生たちが麻雀に打ち込むスポ根漫画。これまでに、3度テレビアニメ化もされており、麻雀になじみのない層からの人気も獲得してきた。原作となる漫画の主人公は、奇跡的な麻雀を打ってのける高校1年生の美少女・宮永咲。同じ高校で天才的な打ち方を見せる原村和に魅了された彼女が麻雀部に入部し、2人でインターハイの頂点を目指す模様が描かれている。今回、発表されたのは、実写化プロジェクトによる深夜ドラマ化と劇場映画化のみ。キャストやスタッフといった詳細は、近日明かされるという。
2016年09月02日日本だけでなく世界でも多くの人々を魅了してきた「鋼の錬金術師」。「Hey! Say! JUMP」の山田涼介主演で実写映画化されることが話題となっているが、この度8月26日(金)に本作が無事クランクアップを迎えたことが分かった。幼い頃、亡くなった母にもう一度会いたいという想いから“錬金術”において最大の禁忌とされる人体錬成を行ったエドワード・エルリックと、その弟アルフォンス・エルリック。しかし錬成は失敗。エドワードは左脚を、アルフォンスは体全てを失ってしまう。エドワードは自身の右腕を代償にアルフォンスの魂を錬成して、鎧に定着させることに成功し、アルフォンスは一命を取り留める。時が経ち、エドワードは自ら失った右腕と左脚に機械鎧(オートメール)を装着し、失った身体を取り戻す手掛かりを得るために国家錬金術師となり、“鋼”の錬金術師と呼ばれていた。そしてその手掛かりが“賢者の石”と呼ばれる伝説の石であることを確信する。弟の体を取り戻すために命をかける兄と、彼を支える鎧姿の心優しい弟。亡き母の「人体錬成」の代償として失った全てを取り戻すため、不可能を可能にするほどの絶大な力を秘めると言われる“賢者の石”を探す冒険の旅に出る。やがてその旅は、国家をも揺るがす巨大な陰謀をめぐる熾烈な戦いへ変貌していく――。原作は月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)にて連載された荒川弘の同名代表作。全世界シリーズ累計部数は7,000万部超という大ヒットを記録し人気を誇っている。今回の映画化にあたり、キャストには主演の山田さんを始め、本田翼、ディーン・フジオカ、松雪泰子といった日本を代表する俳優陣が勢揃い。また、監督には『ピンポン』の曽利文彦がメガホンを取っている。3か月の長期間におよんだ本作の撮影。世界観の表現を追求し、街の建物などにかつて実際に錬金術師が存在した名残があるイタリアで6月にクランクインした本作が、日本各地でのロケ撮影も経てこの度クランクアップを迎えた。山田さんらキャスト陣は、ハードなアクションからエモーショナルなシーンまでを見事に演じ分け、国民的漫画原作の映画化という重責を担い、緊張感を保ちながらも監督・スタッフとの厚い信頼関係を築き全力で撮影に臨んだ今回。撮影中盤8月5日(金)には、原作者に荒川氏が撮影現場を訪れ、映画のクライマックスシーンを見学。そして、荒川氏は精巧に作られた衣装やセットを興味深く見入り、作品の世界観が見事に表現されていることに満足気な様子。また出演キャストとも会話を交わし、見学後の記念撮影では撮影ボードに実筆イラストを描くなど、スタッフにとってもサプライズな出来事となり、これにより一同の士気は高まり、撮影のラストスパートを一気に駆け抜けていた。撮影を終えて曽利監督は、「制作においてはこれまでの日本映画ではやったことのない撮影スタイルを取るなど、新たな日本映画の可能性を追求してきました」とふり返り、「イタリアでの撮影から始まり、約3か月、キャスト、スタッフと共にリアルな映像については撮るべきものは撮れましたので、後は私には作品を完成させる義務があります。これから1歩1歩作りあげて行こうと思っています」とこれからについて語る。また、「ファンの皆様には、原作やコミックのテーマ、魅力を込めつつ、実写だからこその“カタチ”をスタッフ、キャストで議論を重ねながら、作りあげたものとなりますので、ぜひ応援頂けたらと思っております」とコメントしている。『鋼の錬金術師』は2017年冬、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年08月31日俳優・福士蒼汰が、人気漫画を実写化する映画『BLEACH』(2018年公開)で主演を務めることが19日、発表された。原作は、久保帯人氏が2001年より漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載してきた同名コミック。既刊73巻で、累計発行部数8,700万部のヒットを記録している。主人公は、霊が見えること以外は普通の高校生・黒崎一護。彼は、突然現れた死神・朽木ルキアから死神の力を与えられ、家族や仲間たちのために虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊たちと戦っていく。映画では、原作の中でもファンから根強い人気を獲得している"死神代行編"の物語を中心に描く。福士が演じるのは、ぶっきらぼうながらも心優しい死神代行の一護。『GANTZ』シリーズや『アイアムアヒーロー』(16年)、10月に公開を控える『デスノート Light up the NEW world』を手掛ける佐藤信介監督がメガホンを取り、『るろうに剣心』シリーズのワーナー・ブラザース映画が製作する。「まず『BLEACH』が実写になると聞いて自分も驚き」と漏らす福士。「自分が一護となり死神の代行として、責任を持って演じたい」と意気込みを見せる。また、原作の完結が発表されていることについては、「15年連載が続いた大人気作品が終わりを迎えたことも感慨深い」とし、「読者としては一護や死神たちの雄姿をまだ見ていたい気もしますが、実写でもその雄姿を感じていただければ」と呼びかけている。一方の佐藤監督は、「想像力の限りが尽くされたこの世界を、映像の力の限りを尽くして描きます」とアピール。原作の久保氏は、「ボンヤリ浮かんでは、なんやかんやで(主に俺のイチャモンにより)立ち消えてた実写映画がついに実現することになりました」と背景をかいま見せつつ、「幸運にも連載完結のタイミングと重なったので、原作者としてできる限り協力して、『BLEACH』を知らない人にも楽しんでもらえ、『BLEACH』の読者にも満足してもらえるものに近づける一助になれば」と語る。加えて、「唯一心配なのは一護の髪の色かなー! あの色実写だとヘンだけどどうすんだろなー!」とおどけても見せた。
2016年08月19日先日、15年続いた連載の終了が発表された人気コミック「BLEACH」が、2018年に実写映画化されることが決定。 主演には福士蒼汰、監督には『GANTZ』シリーズの佐藤信介の最強タッグで贈ることも分かった。2001年より「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載を開始するやいなや、瞬く間に国民的人気コミックへと上り詰め、既刊73巻で累計発行部数8,700万部というメガヒットを記録。日本だけでなく海外のファンも多数持つ久保帯人の代表作「BLEACH」が、満を持してついに今回実写映画化となった。本作は、霊が見えること以外は普通の高校生・黒崎一護が、ある日突然現れた死神・朽木ルキアから死神の力を与えられ、家族や仲間たちのために虚<ホロウ>と呼ばれる悪霊たちと戦う物語。ただのバトルアクションにとどまらず、ルキアとの友情、勝てるはずのない相手に挑むひとりの男としての成長、かつ高校生らしい仲間たちや家族との明るい笑いに満ちたストーリーテリングも絶妙に織り交ぜられ、ならではのテンポ感が人気の秘訣となっている。また、今回の映画では、シリーズの中でもファンに根強い人気を誇る“死神代行編”の物語を中心に描くようだ。このほど、主人公・黒崎一護を演じることが決定したのは、『好きっていいなよ。』『ストロボ・エッジ』や来年公開予定の『曇天に笑う』などコミック原作の映画に続出する福士さん。今回の実写化に驚いたと話す福士さんは、「自分が一護となり死神の代行として、責任を持って演じたいと思います」と意気込み、「15年連載が続いた大人気作品が終わりを迎えたことも感慨深いです。読者としては一護や死神たちの雄姿をまだ見ていたい気もしますが、実写でもその雄姿を感じていただければと思います」とメッセージを寄せた。また、メガホンを取るのは『GANTZ』『アイアムアヒーロー』や最新作『デスノートLight up the NEW world』の佐藤監督。福士さんとは『図書館戦争』シリーズ以来のタッグとなった。佐藤監督は、本作について「想像力の限りが尽くされたこの世界を、映像の力の限りを尽くして描きます。尸魂界<ソウルソサエティ>、虚<ホロウ>、 斬魄刀、そして福士蒼汰が一護として暴れまくる姿、お楽しみに」とコメントした。さらに原作者の久保氏は「幸運にも連載完結のタイミングと重なったので、原作者としてできる限り協力して、BLEACHを知らない人にも楽しんで貰え、BLEACHの読者にも満足して貰えるものに近づける一助になればと思っています」と映画化について語り、「唯一心配なのは一護の髪の色かなー! あの色実写だとヘンだけどどうすんだろなー!」と福士さん演じる黒崎のビジュアルに期待を寄せた。『BLEACH』は2018年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年08月19日ラッセ・ハルストレムがメガホンを取るディズニーの実写版映画『くるみ割り人形』のについて、新しい情報が入ってきた。「The Wrap」によると、タイトルは『The Nutcracker and the Four Realms』(くるみ割り人形と4つの王国)に決まり、以前から決定していた名門バレエ団アメリカン・バレエシアターのプリンシパル・ミスティ・コープランドとモーガン・フリーマンに加え、マッケンジー・フォイが新たに決定、キーラ・ナイトレイが交渉中だそうだ。『トワイライト』シリーズでロバート・パティンソンとクリステン・スチュワートの娘レネズミー役や、『インターステラー』でマシュー・マコノヒーの娘役を演じて天才子役と称えられたマッケンジーがクララ役を演じる。キーラは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズに出演して以来、ディズニーと良好な関係を保っており、『くるみ割り人形』で金平糖の精役を打診されているという。映画は1816年に発表されたE.T.A.ホフマンの「くるみ割り人形とねずみの王様」をベースにしており、生命を宿したクララのくるみ割り人形が邪悪なネズミの王様と闘い、クララを冒険に連れ出すというストーリー。1892年の初演以来、バレエ界で高い人気を誇る物語だ。映画の公開日は未定。(Hiromi Kaku)
2016年08月17日空知英秋による人気コミック『銀魂(ぎんたま)』が実写化。映画『銀魂』が2017年7月14日(金)に全国公開される。坂田銀時役は小栗旬、神楽役は橋本環奈、志村新八役は菅田将暉、高杉晋助役は堂本剛が熱演。キャストやスタッフ、公開されたビジュアル・動画などを網羅しながら実写映画『銀魂』を紹介する。予告編銀魂 とは2004年より週刊少年ジャンプで連載がスタートし、単行本発行部数累計5,000万部を超える「銀魂」。思わず笑ってしまうギャグ、壮絶なアクション、熱血漢でグッとくる痛快エンターテイメント。テレビアニメ化と2度の劇場アニメ化『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』(2010年)、『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』(2013年)を経て、実写映画化が実現した。簡単なあらすじ「銀魂」の舞台はパラレルワールドの江戸。江戸時代末期なのに、街には高層ビルが立ち並び、空には無数の宇宙船。SFと時代劇がミックスされた混沌とした世界で人情、笑い、そしてド派手なアクションが怒涛のように繰り広げられる。宇宙からやってきた「天人(あまんと)」の台頭と廃刀令により、かつて隆盛を極めた侍が衰退の一途をたどる時代に、侍魂を堅持するちょっと変わった男・坂田銀時(小栗旬)と、銀時とひょんなことから出会った仲間の志村新八(菅田将暉)、神楽(橋本環奈)たちの身におきる様々な事件を描いていく、笑いあり感動ありの物語。監督を務めるのは、福田雄一。活動は幅広く、劇団ブラボーカンパニー旗揚げ以来の座長、劇作家、放送作家、ドラマ・映画脚本家、映画監督として活躍している。「勇者ヨシヒコ」や『HK 変態仮面』シリーズで、究極にバカバカしく、そして笑える世界観を作り上げたことが記憶に新しい。また、日本テレビの「スーパーサラリーマン左江内氏」でも脚本・演出を行う。キャスト・スタッフ坂田銀時(小栗旬)主人公の万事屋(なんでも屋)の坂田銀時を演じるのは小栗旬。本人も銀魂ファンだそうで、27巻には「小栗旬之介」というパロディキャラも登場している。2か月間に渡り殺陣などのアクショントレーニングに専念したという小栗の姿に注目だ。志村新八(菅田将暉)また、銀時が営む“万事屋”で働く志村新八役に菅田将暉。志村新八は、姉の妙(長澤まさみ)とともに、廃刀令のあおりで閉鎖の危機に陥った父親の遺した剣術道場を切り盛りしている少年で、ひょんなことから銀時と出会い、万事屋で働くことになる。メガネキャラをいじられ続ける『銀魂』の人気キャラクター。なにより、物語の要とも言える重要なツッコミ役だ。劇中では、もちろん、「銀さーん!!」と叫ぶ、マンガでおなじみのシーンも映画に盛り込まれている。神楽(橋本環奈)宇宙最強を誇る絶滅寸前の戦闘種族・夜兎(やと)族の生き残りの少女・神楽役に橋本環奈が決定。漫画の中では、神楽はとてつもない怪力の持ち主で、岩を砕いたり、鼻をほじったりする、規格外の美少女(?)キャラクター。「天使すぎるアイドル」の異名を持つ橋本は、劇中で本当に鼻をほじるなどの熱演を見せているという。さらに、小栗旬と橋本環奈は、役作りのためにそれぞれ地毛を銀髪とオレンジ色に染め上げ役柄を完全再現した。桂小太郎(岡田将生)銀時の幼馴染であり、かつての盟友の桂小太郎役に岡田将生。隣にいる桂のペット・謎の地球外生物は“エリザベス”だ。キュートな外見とは裏腹に戦闘能力が高く、桂の単なるペットではなく相棒として存在している。意思の疎通はプラカードを使用し、ごくまれにドスの聞いた言葉を発することもある。実写映画化発表時には誰が演じるのかと噂され、高杉晋助役の堂本剛からは「正直、エリザベスがやりたかった…」との発言が飛び出す程の人気者。桂小太郎は「狂乱の貴公子」との異名を持つ幕府指名手配中の攘夷志士の生き残り。銀時と高杉晋助(堂本剛)と共に吉田松陽の元で学んでいた幼馴染であり、攘夷戦争時代の盟友。旧友からは“ヅラ”と呼ばれている。『銀魂』に登場する一癖も二癖もある濃いキャラクターたちの中で、シュールなボケキャラとして異質な存在感を放ち、銀時同様、決める所はビシッと決めるギャップを持つ人気キャラクター。ちなみに、岡田は本作の実写化について次のようにコメントを残している。「原作ファンの方々にガッカリされないようにしっかり演じさせて頂きます。逃げの小太郎と呼ばれてますが、岡田は逃げません!」。新八の実姉・志村妙(長澤まさみ)そして、容姿端麗でありながら腕っぷしの強い新八の姉・妙役に長澤まさみ。ポニーテールにピンクの着物、買い物袋を手に、優しい笑顔を向ける妙。再現度は、かなり高めだろう。長澤は劇中、これまでの印象を覆すほどの変顔も披露していると噂され・・その名演に注目が集まる。平賀源外(ムロツヨシ)からくり堂の店主・平賀源外役にムロツヨシ。銀時が頼りにするからくり堂の店主で、江戸一番の発明家。キャスト情報解禁時には「いざ現場に入ると意外とハゲの髪型とひげが似合うので、ゆくゆくはこの髪型にしたいなと思っています(笑)」とコメントしたムロ。特殊メイクとハゲのカツラ、口ひげ姿が、やけに完成度が高い。ジャスタウェイ長澤まさみの“志村妙”と、ムロツヨシの平賀源外のビジュアルの中に「奇妙なキャラクター」が映っていることに気がついたファンは多いはず。そう、ジャスタウェイだ。本来は爆弾・・・のはずだが、風鈴になっていたり、料理のダシに使われたりと、至る所に現れる、隠れた人気キャラクターを忘れないでほしい。「鬼兵隊」メンバー・攘夷過激派武装集団さらに、2005年公開映画『ファンタスティポ』以来12年ぶりの映画出演となる堂本剛が、小栗演じる銀時のかつての仲間であり、最大のライバルの1人となる高杉晋助役を演じる。攘夷過激派武装集団<鬼兵隊>を率いる頭領であり“最も危険な男”と称されるキャラクターだ。妖艶な魅力とカリスマ性を兼ね、剣術も達人級の腕前を持つ。なお、アクションシーンは小栗の提案で韓国からアクション演出チームを招聘し撮影したという。2人の対決にも注目が集まりそうだ。来島また子 菜々緒二丁拳銃の使い手で“紅い弾丸”と呼ばれる美女、来島また子役に菜々緒。抜群のスタイルで露出度の高い来島また子を完全再現した菜々緒は役作りについて「口癖の「○○ッス」いう言葉をほとんど口にしたことがないので、発音の仕方等が不安でした。何度かお芝居を重ねてくると、口癖になるほど定着しました。」と実写表現の難しさに直面したことを明かしている。また、演じる来島また子が個性的な衣装のキャラクターとあって「不安要素が強かったのですが、一から手作りで繊細に作っていただいて、衣装やウィッグを初めて身に着けた時、これなら、“来島また子”に近づけるかもしれないと感じました。こうみえてけっこう燃えるタイプなので、やるからには頑張ってやらせていただこう!という想いで臨みました。」と語っている。武市変平太(佐藤二朗)飛び抜けた策略家である武市変平太役に佐藤二朗。鬼兵隊の頭脳で冷静沈着、個性あふれる鬼兵隊の中でも“変人”と呼ばれる“変人謀略家”。演じた佐藤二朗は次のようにコメント。「高杉一派の一人でありますし、鬼のように強い鬼兵隊の一人ということで、それをちゃんと意識してやりました。という今の僕のコメントが逆に原作ファンの感情を逆なでしないことを祈っています。」。岡田似蔵(新井浩文)同隊の中で人斬り似蔵の異名を持つ岡田似蔵役に新井浩文を起用。盲目にもかかわらず、居合い切りの達人。危険な空気を漂わせる岡田役を怪演した新井浩文は小栗との激しいバトルシーンを振り返り、「大前提として怪我をさせてはいけないが、その中でも本気でやらないと迫力が出ない。怪我をさせないようにだけは、注意してやりました」とギリギリのアクションシーンに挑んだことを語っている。鍛冶屋の村田兄妹2人は物語の鍵をにぎる名刀“紅桜(べにざくら)”を生み出した江戸一の刀匠である父・村田仁鉄の後を継ぎ、鍛冶屋を営んでいる。対照的なキャラクターの兄妹が、物語に与える影響に注目だ。村田鉄矢(安田顕)安田顕演じる鉄矢は、父を超えようとするあまりにとんでもない刀を生み出してしまう男。人の話を聞かずに大きな声で話すという原作の中でもかなりクセのあるキャラクターだ。長髪に印象的な眉毛の鉄矢姿が似合う安田は撮影を経て、「原作でも描かれているようにとにかく大きな声をだすことを意識して演じましたが、いざやってみると結構難しかったです…。きっと面白い「銀魂」の世界が映像で繰り広げられると思います」とコメントしている。村田鉄子(早見あかり)早見あかり演じる鉄子は、鉄矢とは真逆に気が弱く内気な性格で、声も小さめ。鉄子は父を超えるため“最強の剣”を作ることに一心不乱な鉄矢とは異なり、“人を護る剣”を作ることを目指している。キャスト情報解禁時に「現場では、監督とキャスト陣の距離が近くてまるで学校のようでとても楽しいです」とコメントしている。真選組メンバー - 江戸の治安を守る特殊警察真選組は、江戸の治安を守る特殊警察のこと。主な仕事は攘夷浪士の捕縛・将軍の護衛など。万事屋とは腐れ縁のような関係で町で顔を合わせる度に、いさかいを起こす。真選組局長の近藤勲(中村勘九郎)真選組局長の近藤勲役の中村勘九郎。真選組をまとめあげ、お人好しで人情溢れる人柄から隊士たちの信頼と尊敬は絶大。しかし、下ネタ行動に走ることが多い上に、新八の姉・志村妙(長澤まさみ)に一方的な好意を抱き、度々ストーカー行為を繰り返す近藤は周囲の人間に呆れられてしまうこともしばしば。中村勘九郎は、小学生のころから「週刊少年ジャンプ」を愛読し中でも「銀魂」は特別に好きな作品だったと話しており、実写化にあたり次のようにコメントを残している。「小栗くんから電話で『勘ちゃん、銀魂やるんだけど…』と言われまして、私の口から『俺ゴリラでしょ?』と言わせてもらいました。小栗くんもとても驚いていました。週刊少年ジャンプは小学生の頃から今も購入している愛読書で、実写化するなら近藤勲役をやりたいと思っていたので本当に光栄です。小栗くんとは前々から知り合いで、いつか一緒にやりたいねと話していたのですが、最初の共演が「銀魂」になりました。僕自身、元々下ヨリの発言・行動、そして思考しかありませんので近藤の役に素直に入れました。通称“ゴリラ”ということで、一月半前くらいからジムに通いまして、体を鍛えています。原作・アニメをご存じの方もわかるように(近藤は)ムキムキですから、そこまでは到底追いつかなかったですが、精一杯やりますのでぜひ劇場で体感してください。」。副長・土方十四郎(柳楽優弥)刀を手に、くわえタバコ姿を披露しているのは真選組一のモテ男、柳楽優弥演じる副長・土方十四郎(ひじかた・とうしろう)。「鬼の副長」と呼ばれ、テロリストのみならず、隊士からも恐れられる真選組No.2だ。個性溢れる「銀魂」の登場人物の中でもファンから絶大な人気を誇り、人気投票では常に上位にランクイン。ヘビースモーカーで、重度のマヨラー、原作ではどちらかというとツッコミキャラ。沖田総悟(吉沢亮)さらに、沖田総悟には吉沢亮が出演。腹黒で毒舌、ドSのキャラクターを演じる。江戸っ子口調が特徴で、真選組随一の剣の使い手。バズーカを愛用し、隙あらば副長の座・土方の命を狙っている。ビジュアルでは、バズーカを担ぎ、手には刀、そしてトレードマークの、目玉が描かれたアイマスク姿を披露。銀時・桂・高杉の師「吉田松陽」小栗旬演じる坂田銀時、岡田将生扮する桂小太郎、堂本剛が務める高杉晋助の師である、吉田松陽の情報をついに解禁。テレビアニメ「銀魂」でも声を吉田松陽の声優を務めた、山寺宏一担当することが明らかに。松陽は銀時・桂・高杉に大きな影響をもたらし、物語のキーパーソンとなる人物。実写でも、松陽先生に山寺が息を吹き込み、物語の面白さを加速させる。主題歌にUVERworld主題歌は、ロックバンド「UVERworld」が担当。2005年シングル「D-tecnoLife」でメジャーデビュー以降、リリースしたシングル、アルバムのほとんどがチャート上位にランクインする人気グループが、新曲「DECIDED」を本作のために書き下ろす。作詞・作曲を手掛けるボーカルのTAKUYA∞(タクヤ)は、「豪華キャストとスタッフ、世界的な人気漫画の実写化いうことで制作発表からすでに大きな話題になっていた作品にまさかUVERworldが関われるとは思ってもいませんでした。笑いあり、アクションあり、感動ありの銀魂の世界を盛り上げる起爆剤を提供できればという思いで作りました」と楽曲に込めた思いを語っている。原作者・空知英秋からのコメント原作者の空知英秋は本作について、「メンバーが豪華だろうと原作が原作ですから基本泥舟。実写化はイメージと違うと叩かれるのが常ですが、もう今さら何をやっても読者の皆さんの銀魂のキャラ像はブレないと信じています。(映画の制作に参加する方々は)そういう覚悟もした上で、それでも泥舟でもいいから銀魂に乗りたいと言ってくれた方々ですから、そんな人達の作るまた別の形の銀魂ならコケてもいいから見てみたいな、見てもらってもいいかなと思ったのが実写化をうけた僕の率直な気持ちです」とコメントしている。春の挨拶「銀魂音頭 春休み篇」公開5日間で再生回数500万回超える大反響を呼んだ映画『銀魂』季節のご挨拶映像“銀魂音頭 正月篇”。春の足音が聞こえる今、銀時・新八・神楽ら万事屋3人によるご機嫌な映像が再び公開される。正月編に引き続き作詞・小栗旬、振り付け・菅田将暉、作曲・橋本環奈が担当。春休み篇では、桜舞い散る中で、「春だ!桜だ!銀魂だ!」との掛け声からスタート。前回の銀魂音頭から歌詞と振り付けに少しアレンジを加え、楽しそうに銀魂音頭を3人が歌い踊る。ストーリー舞台はパラレルワールドの江戸。宇宙からやってきた「天人(あまんと)」の台頭と廃刀令により、かつて隆盛を極めた侍は衰退の一途をたどっていた。主人公は、そんな時代に己を信じる侍魂を堅持するちょっと変わった男・坂田銀時。銀時とひょんなことから出会った仲間の身におきる様々な事件を描いていく。作品情報映画『銀魂』公開:2017年7月14日(金)脚本・監督:福田雄一キャスト:小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、岡田将生、ムロツヨシ、中村勘九郎、柳楽優弥、吉沢亮ほか原作:「銀魂」空知英秋(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)主題歌:未定©空知英秋/集英社 ©2017「銀魂」製作委員会
2016年08月07日累計1,000万部を突破している人気漫画を原作にした実写版「闇金ウシジマくん」の新シリーズの制作が決定。2016年7月よりTVドラマ「闇金ウシジマくん Season3」の放送がスタートするほか、同年9月22日(木・祝)に映画『闇金ウシジマくん Part3』、10月22日(土)に映画『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』の2本の劇場版が公開される。新・TVドラマ「闇金ウシジマくん Season3」には、社長のウシジマこと丑嶋馨役の山田孝之を筆頭に、ウシジマの幼なじみにして情報屋・戌亥役の綾野剛、カウカウファイナンスの社員・高田役の崎本大海、柄崎役のやべきょうすけらおなじみのメンバーがラインナップ。また、映画『Part2』に登場したウシジマの宿敵、女闇金・犀原茜役の高橋メアリージュン、犀原の右腕・村井役のマキタスポーツも、本シリーズのレギュラーメンバーに仲間入りして登場する。さらに、新キャストとして女性向け雑誌編集部で働く・上原まゆみ役にモデル・女優として活躍する光宗薫、謎の男・神堂役に若手実力派俳優の中村倫也らを加え、“原作史上最も危険”との呼び声高いエピソード「洗脳くん編」を実写化する。ウシジマに襲いかかる22人の刺客が登場する劇場版2本にも注目。こちらにも、ネットビジネス界での成功を目指す派遣労働者・沢村真司役の本郷奏多や、夢を追う新人タレント・りな役の乃木坂46・白石麻衣、ネットビジネス・マルチ商法のカリスマ天生役の浜野謙太、二股不倫のゲス男・加茂役のオリエンタルラジオ・藤森慎吾と、個性豊かなキャストが集結している。8月20日(土)には、白石麻衣の24歳の誕生日を記念し彼女の場面写真が公開された。白石が演じる夢を追う新人タレント・りなは、本郷奏多演じるフリーターの真司がネットビジネスで一発逆転を狙うきっかけを作ったキーパーソン。アイドルとしての顔ではなく、1人の女優として真剣に役に取り組む姿に注目だ。崖っぷちの人間たちの“スリル”がどう実写化されるのか。現代社会の闇を描く人気シリーズ待望の続編に期待が高まる。【ドラマ情報】■ドラマ「闇金ウシジマくん Season3」放送時期:MBS・TBSほかにて2016年7月深夜放送スタート キャスト:山田孝之、綾野剛、光宗薫、中村倫也、佐々木心音、本多力、久松郁実、小瀬田麻由、今野鮎莉、佐々木麻衣、卯水咲流、希崎ジェシカ、倖田李梨、ムートン伊藤、マキタスポーツ、高橋メアリーシジュン、崎本大海、やべきょうすけ原作:真鍋昌平『闇金ウシジマくん』(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)(C)2016真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん3」製作委員会・MBS【映画情報】■映画『闇金ウシジマくん Part3』公開時期:2016年9月22日(木・祝)キャスト:山田孝之、綾野剛、崎本大海、やべきょうすけ、高橋メアリージュン、マキタスポーツほか監督:山口雅俊(C)2016真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん3」製作委員会■映画『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』公開時期:2016年10月22日(土)キャスト:山田孝之、綾野剛、崎本大海、やべきょうすけ、高橋メアリージュン、マキタスポーツほか監督:山口雅俊(C)2016真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」製作委員会
2016年07月31日漫画『3月のライオン』が実写映画化。主演に神木隆之介を迎え、2017年3月18日(土)に前編が、4月22日(土)に後編が公開される。原作の『3月のライオン』は、大ヒット漫画『ハチミツとクローバー』で世に名を知らしめ、「第4回マンガ大賞2011」大賞をはじめ数多くの受賞歴を持つ、羽海野チカによる漫画。中学生という異例の若さで将棋のプロとしてデビューし、東京の下町にひとりで暮らす17歳の棋士である桐山零を主人公に、数々の対局と温かな人々との交流を通じて彼の成長を描く人気作品だ。実写映画化にあたり、桐山零役を神木隆之介が演じ、零のライバルであり“心友”の二海堂晴信役は染谷将太が務める。他にも、新星から重鎮まで豪華キャストが集結。零の義理の姉役に有村架純(幸田香子役)、彼女が恋をする強面のプロ棋士に伊藤英明(後藤正宗役)、皆を脅かす天才棋士に加瀬亮(宗谷冬司役)、さらに零を支える川本姉妹には倉科カナ(川本あかり役)、清原果耶(川本ひなた役)、彼の相談にのる担任教師には高橋一生が抜擢された。他にも、佐々木蔵之介(島田開役)、豊川悦司(幸田柾近役)、後編にキーパーソンとして登場する伊勢谷友介らが共演者に名を連ねる。監督を務めるのは、連続テレビ小説「ちゅらさん」や大河ドラマ「龍馬伝」、映画『るろうに剣心』シリーズ、『ミュージアム』などを手掛けた大友啓史。温かい家族ドラマから、身を削るような血の匂いがするアクション、そして近未来ものまで、様々な作品を残してきた大友が漫画賞を総ナメにする人気作品の実写化に挑む。大友啓史は映画について次のようにコメントしている。「どこへ向かって、どんなふうに生きていけばいいのだろうかと悩む桐山零は、誰もが自分の青春期を思い浮かべた時に、自己投影できる主人公だと思います。今まさに家族や学校のこと、自分の居場所や人との付き合い方に悩んでいる若い世代にとっては、口に出せない想いや衝動を共有できるのではないでしょうか」今回公開に先駆け、主演・神木隆之介と有村架純にインタビューを実施。役柄や本作への思い、原作への感想について話を聞くことができた。神木さんは演じられた桐山零とご自身、何か共通点は感じましたか。神木:監督に「神木と零は境遇が一緒だよね。神木は小さい頃からプロとして生きていて、零も中学生でプロの将棋士になっていて」とおっしゃって頂いて、考えてみたら共有できるところがたくさんあるなと思いました。零は若くしてプロとなり、でも戦う棋士は60代の方もいる。しかしその人達が本気でプロとして倒そうとしてくる。若くても「プロとして目の前に座っている」という見られ方は、幼少の頃の自分と一緒なのかなと感じました。なので僕もふき飛ばされないように、頑張ってプロとして立っていないといけないと思います。幼い頃から「プロ」として見られているという点が似ているんですね。神木:僕は親からずっと「この世界は年齢とか関係なく、わがままもダメだし、できることが当たり前。一人のプロとして立たないといけない。」と言われてきました。確かに自分が年上になって、子役の人と芝居をしている時は、相手を子供だと思っていなくて、1人の役者さんとして見ています。なので、僕も小さい頃そう見られていたのかなと今となっては思うんです。本作を語る上で欠かせない「将棋」。特に映画を彩る数々の対局シーンは、棋士たちの内面の激しい戦いが描かれ、まさに生々しい魂のぶつかり合いを見ているよう。思わずこちらまで緊張してしまう。劇中のハイライトの1つでもある、緊張感とリアリティのある「将棋の対局」シーン。どんな役作りや準備をしたのか教えてください。神木:プロ棋士の方は、幼い頃から将棋に関わっているので、僕達が箸をもって食べるのと同じくらいの感覚で指していると思ったんです。そのレベルまでいかなくてはいけなかったので、難しかったです。とにかく将棋をたくさん練習しました。ひたすら指して。でも元々将棋が好きだったので、とても楽しかったです。血の繋がっていない姉弟という微妙な距離感の零と香子、お互い演じるに当たり何か話し合いはしましたか。神木:零と香子は原作の中でも、一番ふわふわしている関係なんです。恋人にも見えますし、家族、姉弟にも見える、だけどやはり他人かと思ったり。心の中を共有できるような関係でもあるので、香子は零を打とうが、何をしようが、彼の家に行き不安を吐き出し、それを零が受け入れる。歯車が合っているようで、合っていない。そこが零と香子の関係性の魅力だよねと話していました。有村:香子にとって零は、もちろん義理の弟として見ていますが、血が繋がっていない。彼女は後藤が好きで一緒にいますが、穴を埋めきれないでいて。その寂しさをぶつけられる唯一の相手が零なんですよね。すごく特別な存在で、多分彼は香子の居場所を作ってくれる存在なのかなと思っていました。今回有村が演じる香子は、プライドが高く気性が荒い人物だ。きつい目付きで罵倒を浴びせたり、感情任せに手を出したり、これまでの「正統派」「清純派」というイメージを覆す、今まで見たことのない有村架純に出会える。有村さん、演じられた香子は初の悪女役ですね。演じる上でチャレンジングだったことは何でしょうか。有村:ワイルドな感じを意識しましたが、彼女は強いだけではなく脆い部分もあるので、そのバランスを演じるのがチャレンジングで。声のトーンや喋り方は全部変えて、そのキャラクターというものを作るようにしました。演じたことのない役柄だったので難しかったです。原作ファンの方もたくさんいらっしゃるので、すごく緊張もしましたし、どうやって香子を演じようかと思っていましたね。今作の魅力の1つである、個性豊かなキャラクターたち。零の育ての親や義理の姉弟、将棋に捧げる棋士たち、そして彼を支える川本3姉妹や担任教師など。そんな個性豊かな人物を演じる豪華キャストも公開前から話題となっている。『3月のライオン』には個性豊かな様々なキャラクターがいますが、中でも印象深い人物はいますか。神木:加瀬さんが演じる、宗谷です。静寂と同時に、圧倒的な強さを持っていて、この人には勝てないという迫力があります。原作の後藤と全然違うのが面白くて、後藤は向き合ったときに見える圧力があるのですが、宗谷の圧力はどこからかかっているか分からないので、怖いんです。そこが原作でも宗谷の好きなところですし、それを加瀬さんが表現できるというのがすごいなと思いました。不確かな存在なのに、圧倒的。矛盾しているものがあるんです。普通なのにゾクッと背筋が凍る感じです。有村:私も宗谷です。この役は本当に難しいなと思うのが、足し引きを間違えると、ただ空気のような存在になってしまいそうなんですよね。加瀬さんが一体何を考えてそこに立っていたんだろうってすごく興味が湧くし、やはり加瀬さんだからあの雰囲気が出せるんだろうなと思いますね。劇中でお気に入りのシーンがあったら教えてください。有村:私は零が家で寝込んだ時に、三人姉妹がマスクしながら来て「病院行こう!」って言うシーンです。すごくかわいくて胸キュンしました。神木:印象的なのは、香子が「全て将棋に奪われた」と言うシーンです。今まで強がっている姿しか見たことがなかったので、初めて涙を流すような彼女を見て、この人も苦しんでいるんだなと思いました。迫力や叫びのようなものが見えました。お2人が考える、今後お互いにこんな役をやってほしいというのがあれば教えてください。神木:猟奇的な役をして頂きたいです。全然イメージがないので、見てみたいです。どんな顔をするんだろうと思います。有村:ラブストーリーを見たことないので、やってほしいですね。まっすぐにはいけない、試練があるようなヒューマンラブストーリーです。最後に、観客に向けて一言お願いします。神木:前編は熱い映画、後編は温かい映画。後半の最後の零の表情は自分で演じていながらも自分で良かったなと救われた気持ちになりました。まるでお味噌汁を飲んだような温かい気持ちになり、家族にありがとうと言いたくなる作品になっていると思います。有村:登場人物みんなが思いを抱えて、それぞれの苦しみがわかる前編とそれを回収するのが後編。みんなが報われて終わる映画です。前後編通して1本の作品になっています。【ストーリー】中学生という異例の若さで将棋のプロ棋士としてデビューし、東京の下町にひとりで暮らす17歳の棋士、桐山零(きりやまれい)。彼は、幼い頃に両親と妹を交通事故で亡くし、孤独を抱え、来る日も来る日も、すがりつくように将棋を指し続けた。そんなある日、零は同じ下町に住む3姉妹・川本あかり、ひなた、モモと出会う。それは、将棋盤以外の“自分の居場所”との出会いでもあった…。激しい才能と激情がうごめく棋士たちの生きる将棋の世界と、陽だまりのような川本家の食卓。数々の対局とあたたかな人々との交流を通じ、零は棋士として、人として、ある覚悟を決めていく――。【作品情報】映画『3月のライオン』公開日:前編 2017年3月18日(土)、後編 4月22日(土)監督:大友啓史出演:神木隆之介、有村架純、倉科カナ、染谷将太、清原果耶、佐々木蔵之介、加瀬亮、伊勢谷友介、前田吟、高橋一生、岩松了、斉木しげる、中村倫也、尾上寛之、奥野瑛太、甲本雅裕、新津ちせ、板谷由夏、伊藤英明、豊川悦司原作:羽海野チカ「3月のライオン」(白泉社刊・ヤングアニマル連載)■配役神木隆之介(桐山零役)有村架純(幸田香子役)倉科カナ(川本あかり役)染谷将太(二海堂晴信役)清原果耶(川本ひなた役)佐々木蔵之介(島田開役)加瀬亮(宗谷冬司役)伊勢谷友介(甘麻井戸誠二郎役)前田吟(川本相米二役)高橋一生(林田高志役)岩松了(神宮寺崇徳役)斉木しげる(柳原朔太郎役)中村倫也(三角龍雪役)尾上寛之(松本一砂役)奥野瑛太(山崎順慶役)甲本雅裕(安井学役)新津ちせ(川本モモ役)板谷由夏(美咲役)伊藤英明(後藤正宗役)豊川悦司(幸田柾近役)© 2017 映画「3月のライオン」製作委員会
2016年07月11日大人気コミック『曇天に笑う』が、福士蒼汰主演、本広克行監督で実写映画化されることが発表になった。すでに撮影が行われており、2017年に公開される。その他の画像唐々煙の原作は累計で120万部のヒットを記録しており、2014年にはアニメ化、昨年には舞台化された。明治維新後の滋賀県・大津を舞台に、人に災いをもたらすという大蛇を阻止しようとする曇家(くもうけ)の曇天三兄弟、彼らと異なる方法で大蛇を封印しようとする明治政府大臣の直属部隊、政府転覆を企む忍者集団・風魔一族の戦いを描く。三兄弟の長男・曇天火(くもう・てんか)を演じる福士は「本広監督作品はとてもキャラクター達が格好良く描かれていて、かつ、リアリティに溢れていると思います。今回も『曇天に笑う』の各キャラクターをクールに、そして温かく作って頂けると信じているので、僕も監督の力をお借りして、曇天火を精一杯演じていきたいです」とコメント。劇中には激しいアクションシーンも多いが「日本のスペシャルエンタテイメントとして、ド派手に盛り上げていきたいです。日本国内に限らず世界中の人にも見て欲しいです」と意気込んでいる。本広監督は「昨今、マンガ原作の実写映画化が相次ぐ中、なぜこの作品のメガホンが私に託されたのか改めて深く考えてみますと、これまで私が関わってきたヒット作品はほとんど全て“オトコたちの物語”であったことに気がつきました。ならば映画『曇天に笑う』は、自分の関わった作品を全て超える勢いで作って行きたいと思ってます!」と言い、原作者の唐々煙は「どんな世界になるのか、単純に作品を愛し、映像が好きな身として、ただただ楽しみにお待ちしております」とコメントを寄せている。『曇天に笑う』2017年全国公開
2016年07月04日週刊ヤングジャンプにて連載中の『東京喰種 トーキョーグール』が実写映画化。2017年7月29日(土)に全国公開される。原作はヤングジャンプの人気コミック『東京喰種 トーキョーグール』原作の『東京喰種 トーキョーグール』は、2011年のコミック連載開始から10代、20代の男女を中心にファンがつき、2014年にアニメ化、そして2015年からは舞台化、ゲーム化など様々なメディアで人気を博す大ヒット作となった。物語の舞台は、人を喰らう怪人“喰種(グール)”がのさばる東京。日常に隠れて生きる、正体が謎に包まれた“喰種”の脅威に、人々は恐れを感じ始めていた。読書好きの平凡な大学生・カネキは、通い詰める喫茶店「あんていく」で、自分と同じく高槻泉という作家を愛読する少女・リゼと出会う。その出会いから、この物語は動き出す……。映画館に行く前に、喰種(グール)を知る人の姿をしながらもヒトを喰らう喰種たちが口にできるものは、植物連鎖の頂点とされるヒト。彼らは、人間の食べ物はひどく不味く感じてしまい、口にできない。しかし、水とコーヒーだけは人間と同様に摂取することができる。戦闘時に発動する赫眼(カクガン)喰種と人間との違いを見分けるのが、目が赤く変化する状態”赫眼(カクガン)”。目が赤くなるのは、人間を捕食したり、喰種捜査官と戦う時のみ。普段は赫眼を発動しないため、人間との区別がつかない。捕食器官である赫子(カグネ)赫子(カグネ)は、喰種の捕食器官。体内から放出される「Rc細胞」を自由に動かすことで、捕食だけでなく、攻撃にも使用する。彼らの治癒力は驚異的であり、ダメージを受けたとしても骨折などは短時間で治るが、赫子または赫子を材料にした武器「クインケ」からは大きなダメージを追う。また、赫子は喰種ひとりひとりが異なるものを持っている。自らを守るマスクは必須アイテム喰種たちは、それぞれに個別のマスクを持っている。それは、喰種対策局・CCGの捜査官と闘う際に素顔を隠すのが目的。彼らにとって、人間の世界で生きるには必要不可欠なものである。登場人物半喰種の主人公・カネキ(金木研)は窪田正孝主人公であるカネキは、読書が趣味のごくさえない普通の大学生。しかし、リゼに襲われたことで半喰種となってしまい、行きつけの喫茶店「あんていく」に助けを求めることとなる。半喰種のため、片目のみ赫眼。また、そのコントロールができないため普段は眼帯を着用している。演じるのは、現在(2017年7月)関西テレビ・フジテレビ系のTVドラマ『僕たちがやりました』に出演中、今や日本映画界の若手俳優を代表する存在となった窪田正孝だ。人間と喰種の狭間で苦悩するカネキを熱演する。喰種の女子高生トーカ(霧島董香)に清水富美香ヒロインのトーカ役は、普段はドライな性格だが、仲間思いで優しい一面もある女子高生。この役を清水富美加が演じる。清水はこの映画のために、トレードマークだったロングヘアを30cmもカットし、漫画やアニメで見たトーカのイメージを忠実に再現している。カネキの憧れ、リゼ(神代利世)に蒼井優蒼井優演じるリゼ(神代利世)は、喫茶店に通っているカネキが憧れる女性。表向きは理知的で清楚な女性だが、実は喰種の世界でも恐れられるほどの大喰い喰種。カネキとは「あんていく」で出会い、読書好きという共通点から意気投合するが、その後、彼を襲う。本作では、これまでの蒼井優とはまた違う、狂気じみた一面を垣間見ることとなる。喫茶店「あんていく」の人々カネキが行きつけの喫茶店「あんていく」に集うメンバーにも豪華メンバーが集結。カネキを助ける店長役である村井國夫をはじめ、浜野謙太、佐々木希、柳俊太郎らが名を連ねる。一見、どこにでもある普通の喫茶店であるが、ここは喰種が集う店。一見穏やかそうな店員たちも、実はみな喰種である。マスク屋を営む喰種ウタは坂東巳之助マスク屋を営む喰種は、坂東巳之助演じるウタ。多くの喰種のマスクを制作しており、カネキのためにもマスクを用意する。他の喰種とは違い常に赫眼状態。性格は穏やかでマイペースだがファッションはパンク。左半分を大胆に刈り上げたワンサイドのツーブロックの髪型に、ピアス、全身タトゥーという個性派だ。喰種と対抗するCCG本局の捜査官を演じる大泉洋喰種に対抗するCCG本局所属の上等捜査官・真戸呉緒を演じる大泉洋。鋭い勘と冷酷な姿勢で様々な喰種を仕留めてきた、ベテラン喰種捜査官という役どころだ。白く縮れたヘアスタイルと、喰種と闘うための武器「クインケ」を装着した姿は、原作から飛び出してきたようなクオリティに仕上がっている。CCGの捜査官・亜門鋼太朗に鈴木伸之鈴木伸之が演じるのは、CCGの捜査官・亜門鋼太朗。秀才でありながら高い格闘能力も持ち合わせる。「世界を歪めているのは喰種」という思想から喰種を徐々に追い詰める。喰種被害者やその遺族を思う正義感の強い男。クリスチャンダダ・デザイナー森川マサノリが衣装担当劇中衣装を担当するのはクリスチャンダダ(CHRISTIAN DADA)のデザイナー森川マサノリ。かねてから本作のファンだったこともあり、製作サイドのラブコールに応え、監督とともに原作のイメージを膨らませて映画オリジナルの衣装を担当した。カネキとトーカの戦闘服、真戸と亜門のスーツ、そして「あんていく」の制服など、物語のなかでも印象的である衣装を手掛けた森川に、製作の裏話を聞いた。原作ファンだったとのことで、衣装のイメージはしやすかったのではないですか。漫画は、連載スタート時からずっと読んでいて、大体のイメージはありました。でも、映画の衣装製作は初めてで、どう立ち回ればいいのか分からないというのが正直な思いでしたね。CGシーンも多かったですし、完成形が見えているわけではなくて。監督の意見を基本に、最後の決定権は監督に委ねるかたちでアイディアを出していきました。製作する中で、大切にしていたことはありますか。映画は漫画と違い、紙ではなくて映像。やりすぎるとコスプレっぽくなるだろうし、それだけは避けたかった。コスプレ感を出さないためにも、監督からは「これは世界に発信する作品だから、映画としてのオリジナリティーを持たせてほしい」とお願いされていました。だから、ファンタジーを求める場所とリアリティを求める場所のバランス、原作に寄り添う部分と切り離す部分のバランスは大事にしていました。その両立というのは、例えばどのような表現ですか。原作に近づけた部分でいうと「あんていく」の制服。シーン自体も映画の中で占める時間が長いですし、漫画やアニメにかなり近づけて再現しました。少しアレンジを加えた部分でいうと、赫子を使うシーン。赫子って、戦闘時のみ体内から出てくるわけで、その出てくる場所が服にもないと変じゃないですか。映像として見るのだから、そこは汚れや破れでリアリティをもたせました。それから、トーカの戦闘衣装も。原作だとマントみたいなものを着ているのですが「現実的に考えて、マントを付けていると、あんな俊敏な動きはできないですよね。」ということを監督と話して、マント付きの戦闘服ではなくミリタリーベースのオリジナルデザインに変えてみました。それぞれの衣装のデザインは、何を軸に決められたのでしょうか。軸にしたのは、登場人物それぞれのキャラクターイメージです。カネキは、普通の大学生という設定ですし、あんまりかっこ良すぎない感じ。100点ではなく60点ぐらいのデザインを目指したかったので、原作もパーカーでしたしそのまま戦闘服に選びました。スタイリングもよりカネキっぽくするために、インナーにはシャツをあわせて、裾からは切り替えてネルシャツを出した大学生っぽいスタイルにしています。でも、パーカーといっても戦うための服だから、素材にはコーティングをかけてしっかり強いイメージを出しました。喰種に対抗するCCGの2人の衣装もキャラクターイメージからインスピレーションを得ていて、真戸さんはくたっとしたようなスーツ、亜門君はリアリティな部分を軽減してファンタジーな部分を誇張し、彼の正義感を表す戦闘服のようなコートにしました。このように初めて映画の衣装を手掛けてみて、森川はこれまでのクリエーションとは何か違うものを感じたという。映画衣装には、コレクション製作時とは異なる面があったようだ。クリスチャンダダらしさは表現されなかったのでしょうか。そうですね、今回はあまり出していません。というのも、映画での衣装製作は、コレクションのようにブランドの個性を出すものではないのかなと。監督からお願いされていたのも、あくまで“映画としてのオリジナリティ”。レザーの使い方などに、クリスチャンダダっぽさを少しだけ感じられるかもしれませんが、素材の提案も含め、基本的に第一に考えたのはスクリーンで見る絵としてのかっこよさです。これまでツアー衣装なども手掛けられていると思いますが、それともまた違ったのでしょうか。全く別物でした。衣装とひと口に言っても目的が異なっていて、ライブの場合は、“どのようにしたらアーティストさんがその瞬間をかっこよく見せれるか”を考えますけど、映画の場合は“絵としていかに映像をかっこよく見せられるか”ということに拘りながら取り組みます。それに、若手のアーティストさんだと、僕から「こういうのは?」と提案するとそのまま引き受けて下さることも多くて。どちらかというとツアー衣装はデザインの中にエゴも入れられるのです。今回の映画は森川さんにとって新たな新境地だったんですね。はい、僕にとってはかなり挑戦でした。ライブ衣装は、レディー・ガガさんの衣装を務めて以来、ゆずさんやその他アーティストの方々からもたくさんお話をいただくようになっていたのですが、映画は初めて。『東京喰種 トーキョーグール』は特殊な経験でした。でも、こうして新しいクリエーションが出来たことは、クリスチャンダダにとっても新しいアプローチになったと感じています。主題歌はRADWIMPS野田洋次郎のソロプロジェクト「illion」主題歌は、野田洋次郎(RADWIMPS)のソロプロジェクト、illionによる「BANKA」。illionによる映画主題歌は本作が初となる。その楽曲にのせた特別映像では、今までベールに包まれていた“喰種”と、それに対抗する“人間”の姿が。また、「人間と喰種、2つの世界に居場所を持てるただ一人の存在」であるカネキの葛藤も描かれている。本作にインスパイアされ、書き下ろされた楽曲では、主人公の心情に寄り添う歌詞世界を、はかなくも美しい旋律にのせて奏でている。ストーリー人の姿をしながらも人を喰らう怪人“喰種”。東京では彼らが人間と同じように暮らしている。ごく普通のさえない大学生・カネキは、ある日、事故に遭い重傷を負う。病院に運び込まれたカネキは、知人のリゼという少女の臓器を移植されたことで、半喰種となる。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店「あんていく」で働き始め、そこでアルバイトをしている女子高生・トーカと出会う。ぶっきらぼうな態度を取りつつもカネキを助ける存在となっていくトーカ。彼女もまた喰種。カネキは愛する人や友人とどう向き合うか葛藤する中、喰種を駆逐しようとする人間側の捜査官・CCGとの熾烈な戦いが始まる…。作品情報『東京喰種』公開日:2017年7月29日(土)全国公開原作:石田スイ「東京喰種トーキョーグール」 集英社「週刊ヤングジャンプ」連載出演:窪田正孝、清水富美加、鈴木伸之、蒼井優、大泉洋、村井國夫、桜田ひより、相田翔子、浜野謙太、佐々木希、栁俊太郎、白石隼也、古畑星夏、前野朋哉、ダンカン、岩松了ほか監督:萩原健太郎配給:松竹©石田スイ/集英社 ©「東京喰種」製作委員会
2016年07月03日週刊少年ジャンプで連載中の人気コミック『銀魂』が、小栗旬主演、福田雄一監督で実写映画化されることが正式に発表された。原作者の空知英秋は「『銀魂』ならコケてもいいから見てみたいな、見てもらってもいいかなと思ったのが実写化をうけた僕の率直な気持ちです」とコメントを寄せている。その他の画像『銀魂(ぎんたま)』(既刊64巻)は、2004年より連載を開始した、単行本発行部数累計5000万部を超えるジャンプの看板コミック。パラレルワールドの江戸を舞台に、己を信じる侍魂を堅持するちょっと変わった侍・坂田銀時と、ひょんなことから出会った仲間の身におきる様々な事件が描かれる。小栗は、天パの銀髪が特徴で、普段は気の抜けたような向上心ゼロの怠け者だが、かつては攘夷戦争に参加し“白夜叉”の異名を持つ伝説の侍“銀さん”を演じる。小栗自身、銀魂ファンを公言しており、コミック27巻には“小栗旬之介”というパロディキャラが登場した。実写映画化に際し、松橋プロデューサーは「連載がクライマックスに向けて大いに盛り上がっている今というタイミングと、そして何より、福田雄一という作品と相性がピッタリの稀有な作家で作りたい、という提案に空知先生も興味を示してくれました」と説明。「私は何も心配していないし、ファンの皆さんにも期待してほしい。なぜなら、私の手元にある福田さんの書いた台本、すげえ面白いんです。」と自信をのぞかせる。空知英秋は「“ジャンプ”でやってる“幕末”の“侍”ものというキーワードで『るろうに剣心』並みの大作漫画と勘違いした、こんな豪華なスタッフとキャストが集まってくれました」と自虐的に話し、「漫画の実写化はイメージと違うと叩かれるのが常ですが、もう今さら何をやっても読者の皆さんの銀魂のキャラ像はブレないと信じていますし、ここに集まってくれた方々はそういう覚悟もした上で、それでも泥舟でもいいから銀魂に乗りたいと言ってくれた方々ですから、皆さん。わざわざ沈む船に乗り込んだ“現代”の“侍”達の姿を見て、笑うも結構、泣くのも結構。映画と一緒にその顛末もお楽しみあ~れ」と読者へ向けてコメント。福田監督は「空知先生から大切な作品を任せていただいたこと、本当に光栄です」といい、「空知先生にお会いした時に『福田監督ということは今回ももちろん低予算ですよね!』と言われたのですが、銀魂ともなると、残念ながら? たくさんの予算を頂けました。この予算、たくさん笑えて感動出来る銀魂のために使い切りたいと思います」と宣言。原作のどこを実写化するのかストーリーや他のキャスティングについてはまだ明かされていないが、福田監督は「僕が確たる信頼を寄せている最強のキャスト、スタッフに集結していただきました」と話しており、今後の発表に注目が集まる。本作は7月から撮影を開始し、ワーナー・ブラザース映画の配給で2017年に公開される。『銀魂』2017年 全国ロードショー
2016年07月01日俳優・小栗旬が、人気漫画を実写化する映画『銀魂』(2017年公開)で主演を務めることが1日、発表された。原作は、空知英秋氏が漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の同名コミック。強烈なギャグセンスと激しいアクション、厚い人情も見られる作風で5,000万部を記録し、これまでTVアニメや劇場アニメなどのメディアミックスも好成績を収めてきた。舞台は、パラレルワールドの江戸。宇宙からやってきた"天人 (あまんと)"の台頭と廃刀令により、隆盛を極めた侍が衰退の一途をたどっている時代を背景として、己を信じる侍魂を堅持する変わった男・坂田銀時と、ひょんなことから出会った仲間の身に起きるさまざまな事件を描く。小栗が演じるのが、この万事屋(なんでも屋)の主人公・銀時。天然パーマの銀髪が特徴で、向上心ゼロの怠け者だが、剣の腕はかなりのもので、かつて攘夷(じょうい)戦争に参加し"白夜叉"と称される伝説の侍だ。普段は気が抜けているものの肝心な時には、しっかりした面持ちを見せるギャップから、多くの女性ファンを獲得している。原作ファンの小栗だが、27巻には"小栗旬之介"というパロディキャラも登場していた。脚本を執筆しながらメガホンを取るのは、『HK 変態仮面』シリーズやTVドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズなどで知られる福田雄一監督。実写映画化のうわさが出る度に「福田雄一で」「福田雄一だったら見る」という声も上がるほどで、実写企画が幾度となく集英社に持ち込まれる中、今回実現に至ったのは福田監督によるところが大きかったという。「空知先生から大切な作品を任せていただいたこと、本当に光栄です」と力強く告げる福田監督。原作の空知氏からは「『福田監督ということは今回ももちろん低予算ですよね!』と言われた」と振り返るが、「『銀魂』ともなると、残念ながら? たくさんの予算を頂けました」と明かし「原作の魅力を実写化でも表現できればと、僕が確たる信頼を寄せている最強のキャスト、スタッフに集結していただきました」と強調する。そんな空知氏は「メンバーが豪華だろうと原作が原作ですから基本泥舟」とコメント。「原作の実写化はイメージと違うとたたかれるのが常」と前置きしながらも「もう今更何をやっても読者の皆さんの『銀魂』のキャラ像はブレないと信じていますし、ここに集まってくれた方々はそういう覚悟もした上で、それでも泥舟でもいいから『銀魂』に乗りたいと言ってくれた方々」と信頼を寄せる。その上で、「そんな人たちの作るまた別の形の『銀魂』ならコケてもいいから見てみたいな、見てもらってもいいかなと思ったのが実写化をうけた僕の率直な気持ちです」と胸の内を打ち明けている。さらに松橋プロデューサーは、「連載がクライマックスに向けて大いに盛り上がっている今というタイミングと、そして何より、福田雄一という作品と相性がピッタリの稀有(けう)な作家で作りたい、という提案に空知先生も興味を示してくれました」と今回の実写化実現を補足。「それ相当の覚悟で、福田監督もリスクある舟に乗ってくれました」とし、「私は何も心配していないし、ファンの皆さんにも期待してほしい」と呼びかけた。(C)空知英秋/集英社(C)2017「銀魂」製作委員会
2016年07月01日俳優の西田敏行が、ディズニー映画『ジャングル・ブック』(8月11日公開)でクマのバルー役として実写吹き替えに初挑戦することが24日、明らかになった。本作は、ジャングルの動物たちに育てられた人間の少年モーグリを主人公に、自然のおきてと共に雄々しく生きる者たちの愛や憎しみ、喜びや悲しみを描く物語。西田が演じるバルーは、モーグリの1番の友達で陽気な歌うことが大好きなクマだ。ジャングルの中でオオカミらしく生きるべきか、人間として生きるべきかを葛藤する主人公モーグリ。バルーは、そんな彼を「そのままでいい。モーグリのやり方でいい」と励ます自由で優しいクマだが、西田自身はバルーを「もう、ほとんど俺ですね」とまで言い切る。また、「おきて厳しいジャンの中でも割と自由に、ときどきはみ出しながらもゆるーく守り生きている世渡り上手で憎めないクマ」とも表現。そんなバルーを演じるにあたっては、「『西田敏行を演じればいいんだ』という楽な気持ちでやりました!」とありのままの自分の気持ちで向かったと明かす。劇中でバルーが披露する歌については、「ともかく何度も何度もくりかえして聴きましたね、その雰囲気を」とコメント。モーグリを腹に乗せて川に浮かびながら歌っていることに、「よく沈まないなぁ。その時の体の力の抜き具合がいいなあ」と思ったそうで、「あの時バルーは『俺は船』って思っていて、そういう風に思っていたらちゃんと浮くんだなあって」と理解したという。さらに、「すでにビル・マーレイという人がハリウッド版では演じているわけですから、ビル・マーレイの息みたいなものを腹に収めながら、日本語で自分の個性もどこかで表現したいし、大変な仕事だと思う」と実写吹き替えの難しさを説明。「われわれのような実写的な俳優の立ち位置から言うと、どうしても気持ちを先行させてしまって、伝えようとする言葉の音量が上がったり下がったり難しいんですけれども、いつも冷静に測っているんだなと思うと声優さんの技術はやはりすごい」と感じたという。とはいえ、「ビル・マーレイもやっぱりそんなに声優ではないので、割と楽にやっているなと思いました」とし、「その辺もちょっと(自分と)似ていると思いました」と語った。(C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2016年06月27日