秋田書店「別冊少年チャンピオン」にて連載中の漫画「セトウツミ」を、『まほろ駅前狂騒曲』『さよなら渓谷』の大森立嗣監督が実写映画化することが決定。主人公の男子高校生、瀬戸と内海を話題作への出演が絶えない若手実力派俳優の池松壮亮と菅田将暉が演じることが明らかになった。関西のとある河原。男子高校生の瀬戸と内海が放課後にまったりゆったり喋るだけ。ウィットに富んだ台詞、絶妙なユーモアと“間”のセンスでクスっと笑えて、何だか、しんみり胸を打つ。シニカルな「会話」の面白さだけで読者を魅了するという超シンプルなコミックだ。「セトウツミ」というタイトルは、この漫画の主人公、男子高校生の瀬戸と内海の名前を組み合わせたもの。クールな塾通いの内海役は、昨年『ぼくたちの家族』でキネマ旬報助演男優賞を受賞し、『紙の月』『海を感じる時』などで各映画賞を総なめにした池松さん。天然な元サッカー部の瀬戸役は、『共喰い』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、『ピース オブ ケイク』『ピンクとグレー』などに出演する菅田さん。ほぼ全編が瀬戸と内海の関西弁による掛け合いという究極の会話劇だけに、確かな演技力を誇る、池松さん&菅田さんのやり取りは必見。監督は『さよなら渓谷』でモスクワ国際映画祭審査員特別賞を受賞した大森立嗣。脱力系コンビのバディムービーとも言える『まほろ』シリーズを手掛けた大森監督の演出で、池松さん&菅田さんの新たな名コンビ誕生となりそうだ。以下、撮影に向けてのキャスト、監督コメント■池松壮亮(内海役)何だか面白そうなこの作品を、大森監督のもと、菅田くんと2人でやるという事で、何だか面白そうなことが始まるんじゃないかという気がしています。まだ撮影には入っていないのでどんな作品になるか分かりませんが、でもやっぱり何だか面白そうなの で、楽しみにしていて下さい。■菅田将暉(瀬戸役)大森監督のもと、池松さんとただただ二人で喋る映画に参加できる事、心から感謝してます。原作の瀬戸と内海のシニカルなやりとりに嫉妬しました。こいつらオモロ過ぎるやろ、と。現実世界にこんな奴らおったら勝たれへんで、と。原作の世界にある発想やセンスを大切にしつつ、素直に体現し、そこから先はもうどうなるか分かりませんという思いで楽しんで生きたいと思います。■大森立嗣監督『セトウツミ』の妙にまったりした青春を、池松くんと菅田くんが演じると、どんなことになるのか、いまからワクワクしています。ただの青春映画にはならないでしょう。楽しみにしていてください!映画『セトウツミ』は2016年全国公開予定。(cinemacafe.net)
2015年08月11日ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)のチルドレンズウェアの新アンバサダーに、実写版『ピターパン』として注目を集める、ハリウッド映画『PAN~ネバーランド、夢のはじまり~』(公開:10月31日)で主演を務めるリーヴァイ・ミラー(Levi Miller)が起用されることが明らかとなった。『ハリー・ポッター』シリーズのスタジオが贈る『PAN~ネバーランド、夢のはじまり~』は、ピーターパンの誕生の物語を描いた作品。母を探す少年・ピーターが、空飛ぶ海賊船で夢と希望のカラフルな異世界・ネバーランドへと旅に出る。若かりし日のフック船長との関係や、海賊・黒ひげとの戦い、ピーターの出生の秘密などが解き明かされていく。15-16AWシーズンのキャンペーンとなる今回は、このピーターパンの物語に溢れる冒険感からインスピレーションを得て制作された。撮影場所には、J.M.バリーの古典的名作小説『ピーター・パンとウェンディ』が出版された1911年に建造された、ニューヨークのサウスストリートシーポートに係留されている大型船舶のペキン号が選ばれた。同キャンペーンは、ウィンドウディスプレイ、インストアイベント、ビデオなどで展開。また、リーヴァイ・ミラーは8月5日に開催されるチルドレンズのファッションショーにも登場し、ランウェイを歩く予定だ。その他、ブランドを代表して、ラルフ ローレン チルドレンズのリテラシー向上プログラムにも協力する。なお、今回のボーイズのキーアイテムは、ジョガーパンツやビンテージ風ベースボールジャケットなどのスポーティースタイル。一方のガールズは、フェミニンなドレスやタータンチェックと、ライダーアイテムやブラック&ホワイトとのコントラストが印象的なコレクションに仕上がっている。
2015年08月04日伊藤英明を主演に迎え、鬼才・三池崇史監督が大人気コミックを実写映画化する『テラフォーマーズ』。先日追加キャストとして武井咲、山下智久、山田孝之、小栗旬ら超豪華俳優陣の名前が発表され話題を集める本作から、物語の重要な役割を担う宇宙船内と“アイツ”の姿が初公開される特報と、ティザーポスターが解禁された。2599年、人口増加により貧富の差が激しくなっている日本。次の移住先を探すため、火星地球化<テラフォーミング>計画が始まっていた。気温を上げるためにコケと“ある生物”が送り込まれた。そして異常進化してしまった“ある生物”を駆除するため、何も知らない貧乏な15人の日本人が送り込まれる――。累計発行部数1,200万部を突破し、熱狂的人気を誇る漫画「テラフォーマーズ」の“バグズ2号編”をベースに構成される本作。今回公開された特報映像では、まず舞台となる火星が映しだされ、本作の軸となる“テラフォーミング計画”について説明される。続けて、物語の重要な役割を担う宇宙船の船内が初公開。このセットは約1億円の予算を投じ、3か月間もの時間をかけて製作。原作の世界観を忠実に再現した。そして、船内を映し出していると画面に片鱗を現すのは…アイツ!主演の伊藤さんを始め、豪華キャストの名前が紹介されると、最後には「乗組員募集中。詳しくはWEBで!」との文字が。本作に参加できる応募が開始されたようだが、詳細は公式サイトで明かされるという。また併せて公開されたティーザーポスタービジュアルは、地球化された火星が僅かに顔を覗かせ、そこにも史上最強最悪の敵“テラフォーマー”の姿が映された図柄になっている。8月1日(土)より劇場にて設置される本ポスターは、見る角度によって、火星が地球化<テラフォーミング>する特別版だという。映画の設定に合わせてポスターも<テラフォーミング>するという気合いの入り様に、本編への期待も高まる。また、オフィシャルサイトではある時間になるとテラフォーマーが現れたり、映画の設定2599年にちなみ、限定2,599枚の“テラフォーマー”版チラシが配布されるなど、連動企画も盛りだくさん。今後も、豪華キャスト陣のキャラクタービジュアルや本予告、主題歌などの続報から目が離せない。『テラフォーマーズ』は2016年ゴールデンウィークに公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年07月31日「マンガ大賞」「このマンガがすごい!」に2年連続ランクインし、映像化をめぐって争奪戦が起こった三部けい原作のミステリーコミック「僕だけがいない街」の実写映画化が決定。主演を『デスノート』『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』などで超個性的な役柄を演じてきた藤原竜也が務め、ヒロインを『ビリギャル』の有村架純が務めることが明らかとなった。原作は、「ヤングエース」にて絶賛連載中の同名漫画。「このマンガがすごい!」オトコ編と「マンガ大賞」で共に2年連続ランクインするなど、傑作との呼び声高く、スガシカオ、中川翔子、宮地真緒から、糸井重里や「リアル鬼ごっこ」の原作者・山田悠介などまで著名人にもファンが続出。主人公は、売れない漫画家で、ごく普通のフリーター・藤沼悟。自身の意図とは無関係に【時空移動=タイムリープ】する謎の特殊な現象“再上映”(リバイバル)に巻き込まれた彼が、18年前の小学生のころに起きた児童連続誘拐事件の真犯人を探し、その凶刃に倒れた母を救うため、大人のマインドを持ったまま11歳の少年となり、現在と過去に起こる事件の謎を解き明かしていく新感覚ミステリー。脳裏から葬り去った幼少期のつらい記憶がよみがえり、当時は気づくことのできなかった母親の自分への深い愛情、そして傷つくまいと距離を自ら取っていたクラスメートとの間に生まれた友情が新しい記憶となって、悟の「過去」が塗り替えられていくことから、ミステリーの枠にはとどまらない、優しさとせつなさに満ちた人間ドラマともなっている。その主人公・悟を演じるのは、死神のノートで殺人を繰り返す大量殺人犯、眼力で人を操るモンスター、10億円の懸賞金で命を狙われる男など、数々の超個性的な役を怪演してきた、日本が誇る若き名優・藤原竜也。本作では【タイムリープ】を武器に、連続誘拐事件の凶悪犯に迫る。一方、悟の心の深意に気づき、心を開くきっかけを与えるヒロイン・愛梨役には、『ストロボ・エッジ』『ビリギャル』と大ヒット作が続き、WOWOWの新ドラマ「海に降る」で連ドラ初主演を務めるなど、いま乗りに乗っている有村架純。様々な作品に引っ張りだこの2人だが、共演は今回が初めて。有村さんとの共演について藤原さんが、「大活躍の有村架純さんとの初共演、非常に楽しみにしております。若く才能のある方と組ませていただけることが、いまの自分にとって大きな刺激になると思います」とコメントすると、有村さんも「お芝居への熱量がすごく大きな方。私もそんな方の近くで刺激をもらいながらぶつかっていけたらと思います」と、お互いの役者魂を敏感に感じ合い、早くも最高の化学反応を予感させている。また、この2人に加え、悟の母・藤沼佐知子役にはその美貌だけでなく卓越した演技力も兼ね備える石田ゆり子、そして不敵な笑みを絶やさない悟の小学校の教師・八代学役には、どんな難役も個性たっぷりに演じ切る実力派俳優、及川光博。さらに、松坂桃李主演の『ツナグ』でその手腕が高く評価された平川雄一朗監督がメガホンを取る。単行本(既刊6巻)の発行部数は着実に伸びており、現在、累計発行部数139万部を突破。来年1月からはフジテレビ“ノイタミナ”ほかにてアニメ版の放送も決まっており、2016年は、「僕街ブーム」が日本に巻き起こりそうだ。以下、キャストコメント藤原竜也 コメントこの映画に出演させていただくことが決まり、初めて「僕だけがいない街」の原作漫画を読みました。読み始めから最後まで、ページをめくる手が止まりませんでした。早く続きが読みたくて仕方ありません。「時間を行き来する」特殊な現象に巻き込まれた主人公・悟の複雑な心情をどう演じようか、いまから考え始めています。有村架純 コメント原作を初めて読んだ時、登場人物の家族や友達への思いにすごく胸を打たれました。タイムリープという非現実な現象がもたらす話ではありますが、不思議と遠い話ではないなと思えたのは、登場人物みんなの心情がすごく鮮明に見えたからだと思います。最初から最後まで主人公と共に心が動き、胸が熱くなる経験をしました。そんな原作の世界観を壊さないよう、お芝居を取り組めたらと思います。そんな作品を映像化するにあたって、私が演じる愛梨が大切にしなければいけないことは、藤原さん演じる悟に全力で寄り添うことかなと思いました。信じる力を大切に、愛梨を大切に、演じられればと思います。監督・平川雄一朗 コメント昭和と平成の時間軸を行き来する、数多くの謎が散りばめられたミステリー漫画が原作ですが、その底辺には人々の繋がりや絆が丁寧に描かれているので、そのヒューマニズムを映画では大事にしたいです。藤原さんには、ダメ人間ながら強い正義感を持つ青年が未来を書き換えていく希望を、有村さんには、夢を追いかける不思議な女性が主人公にもたらす愛を、それぞれが地に足のついた人間として魅力的に表現してもらいたいと期待しています。原作・三部けい コメント「僕だけがいない街」コミックス発売後、初めていただいた他メディア化のお話が、この映画化でした。ホントに実現するとは (笑)。関係各所の皆様に感謝しています。映画スタッフという新たな育ての親を得て、「僕だけがいない街」がどんな成長を遂げるのか、とても楽しみです!映画『僕だけがいない街』は2016年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月24日声優として、アーティストとして幅広く活躍する花澤香菜が実写映画初主演を果たした『君がいなくちゃだめなんだ』。6月3日の本作のBlu-ray&DVDリリースに引き続き、ファン待望の映像配信が8月5日(水)より「PlayStation Video」にてスタートすることが決定。さらに、本作の原作が電子書籍化され、同時配信されることが明らかとなった。楓アンは絵本作家。処女作が偶然にも新人賞を獲ってしまい周囲に期待されるも、その後は泣かず飛ばずでスランプ状態に陥っていた。しかし元々の気ままな性格のせいもあって、担当編集者のトモエとも軽ふざけをして日々の時間を潰す始末で創作の進む気配はない。ある日、楓は失踪した飼い猫のペローを探す街角で見かけた伝言版で「ペローを蘇らせる代わりにこの世界から太陽を頂くよ。いいのかい?アン?」と書かれた謎のメッセージを見つける。そして他にも街のあちこちの伝言板に残された不思議なメッセージたちを次々と探しだしていく楓。楓はそれが幼い頃に失踪した小説家だった父・光平の文章であることに気づくのだが…。監督は、花澤さんのミュージックビデオを多数手がけてきたムラカミタツヤ。脚本は、「サンダンス・NHK 国際映像作家賞2009」にてグランプリを受賞した倉田健次が担当し、本作のために書き下ろした。共演者には、父親役に「一世風靡セピア」のリーダーとして活動し、現在は俳優として映画やテレビで活躍する小木茂光など実力派キャスト陣を迎え、花澤さんの熱演の詰まった一作となった本作。今回、映像配信は配信ストア「PlayStation Video」にて8月5日(水)よりレンタル形式で実施。同日より、本作の原作本「君がいなくちゃだめなんだ -Waltz for Life Will Born-」が、ソニーの電子書籍ストア「Reader Store」ほか、主要電子ストアにて配信される。また、本作では主題歌「君がいなくちゃだめなんだ」も担当した花澤さんだが、本楽曲が収録された最新アルバム「Blue Avenue」を引っさげて5月3日に行われた初の日本武道館ワンマンライブ「花澤香菜 live 2015 "Blue Avenue" in 日本武道館」の様子が、「MUSIC ON! TV(エムオン!)」にて8月24日(月)20時より放送決定。本番組では、舞台裏の模様もあわせて90分の大ボリュームとなっており、ファン必見の内容となるようだ。『君がいなくちゃだめなんだ』映像配信&原作本の電子書籍配信は8月5日(水)よりスタート。(text:cinemacafe.net)
2015年07月13日“競技かるた=百人一首”に情熱を懸ける高校生の青春を描いた大人気コミックスを二部作連続で実写映画化する『ちはやふる』。この度、映画、CM、ドラマなどに引っ張りだこの最旬女優・広瀬すずが本作で映画初主演を務めることが明らかになった。煌めく青春時代に“情熱”を追い求め走り続ける千早、太一、新の、眩しいほどに一途な想いが交差する青春群像劇。綾瀬千早が小学生のときに出会った、綿谷新。彼は、千早に“自分の夢”という意味を教えてくれた人。新の「競技かるた」に懸ける情熱が色鮮やかに光って見えた。それは、千早の初恋だった…そんな矢先、家庭の事情で、引っ越してしまう新。離ればなれになってしまった新にもう一度会いたいと願い続けた千早。高校生になった千早は、“競技かるた部”を作り、全国大会を目指す。新に会いたい一心で。千早の新への気持ちを知りながらも、かるた部創部を応援する幼馴染みの真島太一。彼もまた、新に勝たなければ前に進む事ができないでいた…。原作は2010年「このマンガがすごい!オンナ編」第1位を獲得、コミックス累計発行部数1,200万部(2015年6月現在)を超える末次由紀の大人気コミックス「ちはやふる」(講談社「BE・LOVE」連載)。監督を務めるのは、『タイヨウのうた』(’06)、『カノジョは嘘を愛しすぎている』(’13)を手掛ける小泉徳宏監督。本作では脚本も務め、高校生たちの友情・恋愛・成長をリアルに描いていく。主人公・綾瀬千早を演じるのは、『海街diary』やドラマ「学校のカイダン」(日本テレビ)と話題作に出演し、7月に公開を控える細田守監督の最新作『バケモノの子』では初の声優に挑戦するなどいま最も注目を集める広瀬すずだ。また、真島太一役には、映画『ビリギャル』『日々ロック』や、7月スタートのフジテレビ月9ドラマ「恋仲」などさまざまな役柄に挑戦する若手実力派俳優・野村周平。広瀬さんが想いを寄せることになる綿谷新役には、『劇場版仮面ライダードライブサプライズ・フューチャー』に出演が決定し、ブレイク必至の真剣佑が抜擢された。「家に百人一首があるくらい、家族全員で原作の大ファンです」と語る広瀬さんは、自身の演じる主人公について「原作の千早は、身長が高くロングヘアーで、自分とは違うイメージかなと不安もありましたが、色々な作品を演じていく中で自分にも千早のような熱い部分があると感じました。千早の熱をしっかり表現し、少しでも彼女のまっすぐさ、芯の強さに近づいていきたいと思います」「“映画初主演”ということはあまり意識せずに、キャストのみんなと同じ場所で、小泉監督がつくる『ちはやふる』の世界でイキイキと一番輝いている千早として生きられるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。小泉監督は、広瀬さんの起用について「素直で、無邪気で、情熱的で、周りの人間を魅了しながら前へ前へと突き進む。綾瀬千早という人物像を違和感なく演じきれる役者は、広瀬さんをおいてほかに考えられません。広瀬さん自身は、実は千早とは逆にとてもシャイで慎ましい方なのですが、そこはさすが役者。ひとたびカメラが回ると、途端に役に入り込んで千早の弾けるようなキャラクターへと豹変するのです。みなさんにその変貌ぶりを早くご覧になって頂きたいです」。本作には、広瀬さん、野村さん、真剣佑さんのほかにも、上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希、清水尋也と次世代を担う若手俳優たちがオーディションを経て出演が決定。また、千早の永遠のライバル、最強のかるたクイーン・若宮詩暢役を、松岡茉優、千早が通う瑞沢高校教諭役を松田美由紀、千早の百人一首の師匠・原田役を國村隼が好演する。『ちはやふる』は2016年3月より<上の句>、4月より<下の句>二部作連続公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月24日アルプスの麓に暮らす孤児セバスチャンと、山で出会った真っ白な野犬が心を通わせ、やがて過酷な試練を乗り越える様を描くベストセラー児童文学を実写映画化した『ベル&セバスチャン』。人気ロックバンド名の由来にもなった本作が、9月に日本でも公開されることが決定した。アルプスの麓の小さな村で暮らす孤児セバスチャンは、山で1頭の野犬と出会う。家畜や人を襲う“野獣”として村人たちから命を狙われるその犬をベルと名付け、懸命に守るセバスチャン。そして孤独なもの同士、心を通わせていく。時を同じくして、村には戦争が影を落とし始めていた。ナチスの捜索の手が伸びるなか、ユダヤ人一家を救うため、ベルとセバスチャンは道案内人として冬の“アルプス越え”に命がけで挑む――。原作である、セシル・オーブリーの「アルプス村の犬と少年」(Belle et Sebastien)は世界的ベストセラーの児童小説であり、日本でも1980年代に「名犬ジョリィ」としてアニメ化されたことでもお馴染み。また、日本にも多くのファンを持つスコットランド出身のロックバンド「ベル・アンド・セバスチャン」のバンド名の由来も、この小説からきている。そんな普遍的な人気を誇る原作を、自然と犬に人生を捧げるニコラ・ヴァニエ監督がより奥深い人間ドラマとして、戦時中のアルプスを舞台に産み出した実写映画化したのが本作。アルプスの美しく雄大な景色と、大自然と共に暮らす人間の営みへの温かな眼差しに満ちた、冒険家でもあるヴァニエ監督ならではの作品となっている。2,400人の中から選ばれ、主役の少年セバスチャンの座を射止めたフェリックス・ボシュエは、本作が初映画出演となるが、その繊細な演技は必見のひと言。フランスを代表する国民的女性シンガー、ZAZ(ザーズ)の歌声による主題歌も、作品にいっそうの彩りを添えている。孤独な少年と野犬が、過酷な試練を乗り越え、希望に向かって歩みだす心洗われる感動ストーリー。まずはこちらの場面写真から、ベルとセバスチャンの絆に思いを馳せてみて。『ベル&セバスチャン』は9月19日(土)より新宿武蔵野館ほかで全国順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月23日ピーターパンの新たな物語を実写で描く『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』の日本公開日が、9月12日から10月31日に変更となった。また、リーヴァイ・ミラー演じる主人公ピーターの笑顔輝く場面写真が12日、公開された。同作は、『ハリー・ポッター』シリーズのスタジオが贈る、今まで語られることのなかったピーターパンたちの誕生のストーリー。カラフルな不思議の世界ネバーランド、そして、妖精や海賊といった魅惑のキャラクターたちが描かれ、少年ピーターと仲間たちが感動の物語を繰り広げる。公開日変更の発表とともに、今最も美しい少年と称されるリーヴァイ・ミラー演じるピーターの写真が公開。以前公開された、海賊・黒ひげに追われている緊迫した場面での表情とは真逆の、幸せそうな笑顔を見せている。ネバーランドを牛耳る海賊・黒ひげを演じるのは、スキンヘッドにひげという強烈なインパクトですでに話題となっているヒュー・ジャックマン。そして、若き日のフック船長はギャレット・ヘドランド、美しき女戦士タイガー・リリーはルーニー・マーラが演じる。なお、監督は、『プライドと偏見』や『つぐない』などでアカデミー賞の多数ノミネート経験を持つジョ-・ライトが務める。(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年06月12日大人気コミックを2部作で実写化する映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の主題歌は、SEKAI NO OWARIが手がける新曲になることが発表された。主演の三浦春馬は「聴けば聴くほど、不思議な魅力に取り憑かれるような中毒性のある素敵な楽曲」とコメントを寄せている。その他の画像主題歌は、前篇/後篇ともに全編英語詞で書き下ろされた新曲で、タイトルは、『ANTI-HERO』(読み:アンタイヒーロー/作詞:Fukase/作曲:Nakajin)と、『SOS』(読み:エスオーエス/作詞:Saori/作曲:Fukase)。SEKAI NO OWARIはそれぞれの楽曲について「今回、映画『進撃の巨人』のタイアップ用に書き下ろさせて頂いた『ANTI-HERO』という楽曲のテーマは“悪役のラブソング”です。大切な人を守るときに、躊躇いたくない、世間の目なんか気にしたくない。という気持ちから書き始めました」。(『SOS』について)「戦いがテーマであるこの映画を見て、『誰かを守ることは自分を守ることと同じなんだ』という歌詞を書きました。映画の最後にこの曲を楽しんで頂けたら、嬉しいです」と語っている。プロデューサーの山内氏は「“生きる”ということの絶望と希望を歌い続けるSEKAI NO OWARIしか、本作の主題歌は無いと考え、オファーさせて頂きました。彼らが皆、原作の大ファンであったことも手伝って、快諾頂きました。早い段階でメンバー全員に映像を観てもらい、前編、後編共に進撃らしい“企み”のある、素晴らしい楽曲を作っていただきました」と話し、三浦は「SEKAI NO OWARIさんのこれまでとはまた違った世界観を持った楽曲で、『進撃の巨人』の内なるテーマが歌詞と、リズム・メロディーで絶妙に表現されています」とコメントを寄せている。主題歌『ANTI-HERO』は、7月29日(水)にリリースされるニューシングルに収録される。(『SOS』のリリースは未定)『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』8月1日(土)公開『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』9月19日(土)公開
2015年05月27日ゴキブリが超進化するという斬新な設定で連載当初から話題となったコミックを、鬼才・三池崇史監督が実写映画化する『テラフォーマーズ』。この度本作の主演・小町小吉役に伊藤英明が務めることが明らかになり、喜びのコメントが到着した。舞台は絶望的人口爆発を迎えた約500年後の地球。そんな中、人類の未来をかけた「火星移住計画」が始まろうとしていた。選ばれし勇者たちと火星で史上最強最悪の敵との戦いを描く。原作は、「このマンガがすごい!2013」オトコ編で第1位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2013」では第2位を獲得し、現在12巻まで出版されている人気作だ。今回主演に抜擢されたのは、『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』『悪の教典』『喰女-クイメ-』に出演し、いまや三池組の常連ともいえる伊藤英明。「最初は『火星に行く』という設定があまりにも壮大すぎて一度は断ろうと思ったのですが、監督が三池さんだったことと、原作がとても面白かったこともありこれはぜひやりたいと思いお受けいたしました。三池監督は朝から夜まで寝ずに撮影し、妥協しないので、それがまた始まると思うと…正直嫌ですが(笑)、本当に楽しみです」と意気込みを語った。また、戦いの舞台となる火星には、『プロメテウス』『オブリビオン』『インターステラー』などハリウッド映画のロケ地として注目を集めるアイスランド。日本映画史上、初めて足を踏み入れることになる。以下、キャスト&スタッフコメント■伊藤英明(主演・小町小吉役)衣装合わせや色々な打ち合わせをして、ちょっとずつ形になっていくプロセスが楽しいです。これだけの予算と時間をかけて豪華なキャストで作る映画は滅多にないので、期待と緊張で胸が高まります。原作ファンが多い作品なので、みなさまにどういった感想を持たれるかも気になります。映画の仕事は最後に必ず舞台挨拶があるので、どういう顔で観てもらえるのかそれも想像しながら頑張ります。とにかくいまは“お祭り”が始まるような気持ちでいっぱいです!三池さんには『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』でベネチア国際映画祭、『悪の教典』でローマ国際映画祭と世界の舞台に連れて行ってもらっているので、今回はどこに連れて行ってくれるのか、そして、この映画がどこまで世界に通用するのか楽しみです。■三池崇史監督逆境にこそ伊藤英明は光る。だから史上『最凶の火星』に送り込もうと思っている。故に、この作品は世界で最高に輝く映画になる。作・貴家悠映画化…?できるのか…!?というのが、お話を頂いたときの最初の印象でした。昨今の日本映画界の筋肉不足に僕は一抹の不安を覚えずにはいられなかったのです…。しかしそれは杞憂に終わりました。筋肉は、ありました。熱き魂は、ありました。三池崇史監督、主演の伊藤英明さん、そして製作陣と、昆(むれ)が集まってゆくにつれ、僕の不安はそのまま期待へと変わっていったのです。間違いなく今世紀日本最高峰の筋肉映画となるでしょう…!!映画化…やれます!!画・橘賢一これほど人類を救うのが似合う男がほかにいるでしょうか。屈強な肉体。優しくて力強いその眼差しはまさに小町小吉!スクリーンの中で暴れまわる日本原産オオスズメバチをいまから楽しみにしています!!『テラフォーマーズ』は、5月中旬より撮影開始を予定、2016年に公開される。(text:cinemacafe.net)
2015年05月01日人気コミックやベストセラー小説が実写映画化されると、必ず噴出するのがキャスティングに対する賛否両論だ。押井守監督は、真野恵里菜を主演に迎えた実写版『パトレイバー』で大いなる実験を仕掛け、キャスト論争の必要性を問いかけている。押井監督自身も演出や脚本を手がけてきた人気アニメ『機動警察パトレイバー』を、21世紀に実写化したのが、『THE NEXT GENERATION -PATLABOR-』だ。2週間限定のイベント上映を行うシリーズ全7章&長編映画で構成された、完全オリジナルの新作プロジェクト。2014年4月の第1章公開から、今年5月1日に全国で封切られる長編映画『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』まで、全ぼうを見届けるには丸1年を要する。この1年間という時間こそ、押井監督の“実験”の重要なポイント。昨年4月、第1章の初日舞台挨拶で押井監督は「キャスティングについて叩かれる覚悟はできているが、1年間付き合ってもらえば、『このキャスト以外、考えられない』と思ってもらえると確信している」と語っていた。生身の俳優が、観客と同じ時間を共有し「キャラクターになればいい」という発想。原作キャラに新たな設定を加え、別人として登場させるという裏ワザも光る。1年越しで公開される『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』を見れば、ヒロイン泉野明を演じる真野、カーシャ役の太田莉菜らが、すっかりキャラクターを自分のものにしたことがわかる。主人公こそ筧利夫演じる後藤田隊長だが、明&カーシャに加えて、初登場となるテロリストの灰原零(森カンナ)や公安部警部・高畑慧(高島礼子)ら女性キャラクターが、それぞれの思惑を胸に躍動し“女の戦い”に火花を散らしている。押井監督の作品としては珍しく(?)、エンターテインメントに徹しているのも『首都決戦』の魅力。たとえ、原作やシリーズ全7章を知らなくても、1本のアクション大作として存分に楽しめる仕上がりは、過度な原作崇拝への返答ともいえる。「キャストが原作イメージと違う」と映画は本当につまらないのか?一見ハマった配役でも、完成した映画は凡作…なんてことも多々あるだけに、実写版『パトレイバー』が示した事例は非常に興味深い。『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』は5月1日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月29日2015年オープニング成績で洋画1位の大ヒットスタートを切った実写映画『シンデレラ』(公開中)の豪華な舞踏会シーンがこのほど、公開された。公開された映像は、豪華な宮殿のセットや、踊るたびにふわりと揺れる美しいドレスなどが輝きを放つ舞踏会のシーン。色とりどりのドレスに身を包んだ大勢の来賓たちに交じって、幸せそうに踊りを楽しむシンデレラ(リリー・ジェームズ)と王子(リチャード・マッデン)は、突如会場から走り去っていく。2人の娘を売り込もうと必死になっている継母の姿も見られる。映画の世界観を盛り上げる豪華な衣装を担当したのは、『恋におちたシェイクスピア』(99)、『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(09)などでアカデミー衣裳デザイン賞を3度受賞したサンディ・パウエル。彼女は、クラシック・アニメーション『シンデレラ』が作られた19世紀を意識した衣装にしたら面白いと考え、自由な発想でデザインを考えた。最大のチャレンジは、舞踏会のドレス。特にシンデレラは、普通の"召し使い同然の扱いを受ける娘"にふさわしい格好にしながらも、舞踏会では最も光り輝く女性として目立つ存在になるよう試行錯誤した。サンディ・パウエルは「あのドレスはとても賢い方法で設計されているから、たしかにボリューム感はすごいけれど、実際にはとてもバランスの行き届いた服に仕上がっているわ」と解説。「この舞踏会の中にあって、最も飾り立てられた服でもなければ、最もキラキラと輝いている服でもなければ、最も贅(ぜい)をつくした服でもないけれど、最も美しいものでなければならなかったの」と言い、「そこのところがかなりのチャレンジだったわね」と振り返る。また、「私はこのドレスに何らかの装飾をほどこしたいと思っていたけれど、どうすべきか思いつかずにいたわ」と悩んだと告白。「そんなとき、蝶々を使うというアイデアが浮かび、最終的に、私たちは、フェアリー・ゴッドマザーが作り出したドレスに小さな蝶々たちがとまり、それがこのドレスの装飾として一体化するというアイデアに行き着いたの」と語った。(C)2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年04月27日『シンデレラ』、『イントゥ・ザ・ウッズ』などの実写化も話題になったディズニーが今度は古典アニメ『ピノキオ』の実写映画の製作を発表したと「Deadline」が伝えている。『ピノキオ』はカルロ・コッローディの童話を原作として1940年にディズニーによって映画化された。人間の男の子になることを望む人形ピノキオの冒険物語は今もなお世界中から愛されている。実写版の脚本には『アバウト・ア・ボーイ』、『ティモシーの小さな奇跡』などで知られるピーター・ヘッジズを迎える予定だ。どちらかといえば原作の方にインスパイアされたストーリーになるらしいと言われているが、詳細はまだ明らかにされていない。原作と映画ではいくらかストーリーに違いがあるため、今回のプロジェクトではまた一味違った『ピノキオ』を楽しめるかもしれない。実写版『ピノキオ』は予定では2018年に公開されるという。その他にも『ムーラン』『美女と野獣』などの実写化を控えているディスニー、今後はアニメのみならず実写映画にも力を入れる傾向が続きそうだ。(text:cinemacafe.net)
2015年04月09日王道のプリンセス・ストーリーを実写化した『シンデレラ』が全米で公開され、予想通りの大ヒットスタートを切った。そんな矢先、報じられたのが『ムーラン』の実写映画化。すでに、ディズニーはエマ・ワトソン主演で『美女と野獣』の実写化にも乗り出している。ディズニーが名作アニメの実写化に意欲的な理由の1つ目は、全世界で10億ドル以上を稼ぎ出した『アリス・イン・ワンダーランド』や、アンジェリーナ・ジョリー主演の『マレフィセント』といった近年のライブアクション作品の興行的な成功。“アナ雪旋風”によるブランド力の底上げも手伝い、ファンが長編アニメと同じくらい、実写映画にも期待を寄せる構図が生み出された。実写部門が不振だったほんの数年前には、考えられない好転ぶりだ。もう1つの理由は、ハリウッドにおける若い女性ファン層の拡大だ。いまも米映画界で幅を利かせるのは、男性ファンを狙った娯楽超大作であり、その筆頭がディズニーの『アベンジャーズ』だったりするのだが、それでも最近は『トワイライト・サーガ』『ハンガー・ゲーム』といった恋愛要素が強い人気シリーズや、官能小説を映画化した『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』など、女性ファンが主導する大ヒットが相次いでいる(もちろん、アナ雪もそう)。若い女性がヒットを生み出す背景として、SNSを駆使した圧倒的な情報拡散(口コミ)力が挙げられる。その分、満足度のハードルも高くなるが、ディズニーでは『シンデレラ』に名優のケネス・ブラナー、『美女と野獣』にビル・コンドン(『ドリームガールズ』)を監督に起用し、芸術的なチャレンジと安定したクオリティを同時に追及。実際、『シンデレラ』は格調高い映像に、ブラナー監督らしいウィットに富む演出が散りばめられ、全米ヒットも納得の仕上がりだ。今後もディズニーは、『ジャングル・ブック』(全米公開:2016年/ジョン・ファブロー監督)、『アリス・イン・ワンダーランド』の続編である“Alice in Wonderland: Through the Looking Glass”(全米公開:2016年/ジェームズ・ボビン監督)、さらに『ダンボ』(公開時期:未定/ティム・バートン監督)など、名作アニメの実写化作品が多数控えている。遺産のホコリを払うリサイクルではなく、かつてない輝きを放つ新たなクラシックの誕生に期待したい。『シンデレラ』は4月25日(土)より全国にて公開。(text:Ryo Uchida)■関連作品:シンデレラ 2015年4月25より全国にて公開(C) 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年04月05日2015年8月1日に公開される映画、実写版『進撃の巨人』(前後篇2部作)と連動した実写ドラマ『進撃の巨人』の制作が発表され、2015年8月より定額制映像配信サービス「dTV」で配信されることが明らかになった。実写ドラマ『進撃の巨人』は、石原さとみ演じるハンジを主人公とした物語となり、映画では描かききれなかった、「立体機動装置」などの開発のエピソードやハンジの「巨人研究」が明かされるという。制作スタッフは、樋口真嗣監督をはじめとした映画のスタッフが手がけ、4月22日にリニューアルする「dTV」で配信。2日の制作発表会には、ハンジ役の石原さとみ、サシャ役の桜庭ななみ、フクシ役の渡部秀、リル役の武田梨奈、ヒアナ役の水崎綾女、イズル役の平岡祐太が登壇した。撮影は2014年4月から始まりちょうど1年でクランクアップ。この1年間ハンジを演じてきた石原は「とても長い時間、ハンジというキャラクターを演じることができる幸せを感じるとともに、愛おしく思えるキャラクターになりました。『進撃の巨人』について、初めて公の場所で話ができるので緊張しております」とハンジへの思い入れを吐露。また、映画版よりもハンジの内面を描いているドラマ版の演技は難しく、石原はアニメ版でハンジ役を担当した声優の朴ロ美に相談していたという。ドラマ版では、主要キャラクターとなるサシャ役の桜庭は「ドラマではサシャの過去を描いているので、緊迫したシーンでもマイペースを崩さない部分など特徴をしっかりと演じ切ることができました」と充実の表情。オリジナルキャラクターのフクシを演じた渡部は「優等生なキャラクターです」と紹介し、同じくオリジナルキャクターのリルを演じる武田は、格闘技の黒帯を持っているだけにアクションシーンに自信。「全身あざになるくらい本気で当てて、臨場感あふれる映像にこだわりました。今までにないアクションシーンになったのではないかと思っています」と語った。ヒアナ役の水崎は「映画本編では大人しい感じですが、ドラマではアドバイスを送ったりしています」と見どころを伝えつつ、「母性を出したり、いろいろなところを露出するセクシーな要素もあって『dTV』のdはドキドキのdでした」と表現。「dTV」版オリジナルキャラクター・イズル役の平岡は「セットが本当にすごくて世界観そのままなんです。『dTV』はすごいバジェット持っている。新しい配信メディアによって、新しい世界が広がっているんだなと感じました」と驚いていた。また、編集室にこもる樋口監督より「正直、実写版映画の制作発表より早く、ドラマの発表があるとは驚きました。映画との連動企画として映像配信サービスを使ったことに21世紀、未来感じます。新しい角度から見せるキャラクターの魅力を感じていただければと思います」というメッセージも。最後に石原は「わくわくするような内容になっています。映画本編とともに見ていただければ楽しんでいただけると思います」とアピールしていた。これまでスマートフォンとPC向けの動画配信サービスとして展開されてきた「dビデオ」は、「dTV」へのリニューアルに伴い、テレビ向けサービスを提供することも発表。テレビ向けの専用の受信機「dTVターミナル」の発売も予定している。サービスの刷新にあわせて、海外ドラマシリーズのコンテンツを充実化を図り、320作品をラインナップなるほか、アニメやスポーツ、ドキュメンタリー、音楽に漫画など、月額500円で楽しめるコンテンツの数は12万作品以上を予定している。ユーザーインターフェースもチャンネルが次々と切り替わる「ザッピングUI」への変更や過去の視聴履歴などからオススメの作品を提供するレコメンド機能などが強化される。コンテンツ周りでは、オリジナルコンテンツへの拡充も行う予定で、この日は名画『ニュー・シネマ・パラダイス』を手がけた巨匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督や映画監督の紀里谷和明によるオリジナル作品の制作も発表されている。
2015年04月04日『行け!稲中卓球部』『ヒミズ』の古谷実による人気コミック『ヒメアノ~ル』が森田剛主演で実写映画化されることが決定した。原作は、次々と快楽殺人を重ねていくサイコキラーを主人公に、彼の心の闇を描いた話で、本作が初主演作となる森田は「熱がしっかり伝わる人間臭い作品を目指したい」とコメントを寄せている。その他の情報本作で森田が演じるのは、人をターゲット=餌としか思わない連続殺人鬼・森田正一。彼の同級生で、ビル清掃会社のパートタイマーとして働く平凡な男・岡田を濱田岳が演じ、森田正一にストーキングされるヒロイン・ユカを佐津川愛美が演じる。監督は『さんかく』『銀の匙』の吉田恵輔。森田は「決して共感はできない今回の役作りに関して、吉田監督とお話ししただけでは、なかなか理解するのが難しいと感じています。森田正一の過去や、なぜこういう人間になったのかを理解して、クランクインを迎えたいです」といい、「いわゆる悪い人は沢山存在しているかもしれないが、彼らの過去には何かしらの理由があるのでは?キャスト・スタッフのこめた熱が、しっかり伝わる人間臭い作品を目指したいと思います」と意気込みを語っている。吉田監督は「高校生の頃からバイブルだった古谷実さんの漫画を監督出来るなんて夢のようです」と話し、実写化にあたり「ドス黒さ溢れる、良い意味でバランスの悪い映画に仕上げたいです。森田さんには“普通なんだけど普通じゃない”という感じを表現して頂きたい。難しい注文ですが、森田さんなら答えてくれると思います」と語り、原作者・古谷氏は「大変ありがたいです。森田さん、よろしくお願いいたします」とコメントを寄せている。撮影は3月末日にクランクインし、2016年に公開される。『ヒメアノ~ル』2016年 全国公開
2015年03月23日映画初主演となる「V6」の森田剛を迎え、その過激な内容から連載当時に物議を醸した古谷実の伝説的コミック「ヒメアノ~ル」が映画化されることが決定。このほど、“狂気の連続殺人鬼”役を務める森田さんのコメントが到着、さらに濱田岳、佐津川愛美らの出演が明らかになった。物語は、ビルの清掃会社で働く平凡な男、岡田(濱田岳)が同僚・安藤に自らも想いを寄せるユカ(佐津川愛美)とのキューピッド役を頼まれることから動き出す。岡田がユカの働くカフェに向かうと、そこで高校時代の同級生・森田正一(森田剛)に出会うが、ユカから「森田にストーキングされている」と知らされ…。原作は、その過激さから実写化不可能とも言われていた、「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」の人気漫画家・古谷実のベストセラー漫画を、『銀の匙 Silver Spoon』の吉田恵輔監督がメガホンをとった本作。森田さんが演じるのは、のちに岡田の恋人となるユカを付け狙い、“人をターゲット=餌としか思わない連続殺人鬼・森田正一”。森田さんといえば、アイドルグループ「V6」のメンバーとしてデビューして以降、多数の作品に出演。近年では舞台を中心に活躍し、蜷川幸雄、宮本亜門、いのうえひでのり、行定勲といった錚々たる名演出家からのオファーが絶えないが、意外にも映画の主演を務めるのは本作が初めてだという。森田さんは今回の出演を機に原作を読んだ感想を「人間がしっかり描けている所が、とても読みやすく面白かったです」としながらも「決して共感はできない今回の役作りに関して、吉田監督とお話ししただけでは、中々理解するのが難しいと感じています。森田正一の過去や、なぜこういう人間になったのかを理解して、クランクインを迎えたいです。いわゆる悪い人は沢山存在しているかもしれないが、彼らの過去には何かしらの理由があるのでは?」と、役作りの難しさについて語る。そんな本作を手がける吉田監督は、高校生の頃からバイブルだった原作を監督出来るなんて夢のよう、とその心境を語り、R15指定となることも辞さない決意を持って挑むという。「ドス黒さ溢れる、良い意味でバランスの悪い映画に仕上げたいです。森田さんには“普通なんだけど普通じゃない”という感じを表現していただきたい。難しい注文ですが、森田さんなら答えてくれると思います」と、監督も実写化にあたり森田さんに強い期待を掛けているよう。数々の映像作品・舞台で演技を研鑽し、今年11月にデビュー20周年を迎える森田さんが、満を持しての映画初主演で、“映画史に残る連続殺人鬼”役を務める本作。「キャスト・スタッフのこめた熱が、しっかり伝わる人間臭い作品を目指したいと思います」と目標を掲げる超意欲作だけに、今後の動向から目が離せない。『ヒメアノ~ル』は3月末日クランクイン、2016年に全国公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年03月23日動画サービス「ニコニコ動画」で関連動画が再生回数2,500万回以上を誇るボーカロイド楽曲をもとにした実写映画『脳漿炸裂ガール』で、アイドルユニット・私立恵比寿中学の柏木ひなたと、女優の竹富聖花がダブル主演を務めることが明らかになった。昨年11月に実写映画化が発表された本作は、同曲をもとにした同名の小説が原作。有名高校・聖アルテミス女学院に通う「市位ハナ」と同級生の「稲沢はな」がクラスメイトに突然囚われてしまい、ゲームに勝ち残った1名だけが"真の卵"として大人の仲間入りができるという、携帯電話を使ったサバイバルゲーム「黄金卵の就職活動」に参加することになる。映画は今夏公開予定。本作のベースとなった楽曲「脳漿炸裂ガール」は、歌声合成技術・応用ソフトウェアVOCALOIDで作られ、「初音ミク」のボーカル音源を使用。2012年にボーカロイド楽曲を手がけるプロデューサー・らるりり氏により製作され、フジテレビの2012年下半期ボーカロイド歌謡曲部門では3位にランクインしていた。同曲は2013年には小説化。また、映画に合わせて漫画誌『ヤングエース』(角川書店)でコミカライズ化も決定しているという。柏木は主人公の市位ハナ役を務め「お話をいただいた時は素直にうれしかったです。また新しい自分を発見できると思うとわくわくします!!!!!!」と喜びをあらわに。「台本をいただいてすぐに読んだんですが正直衝撃的で怖かったです」と明かしつつも、「この作品に出会えたのは運命だと思うので、とても難しい役ですが自分自身の挑戦だと思って頑張ります」と意気込みを語った。映画『ホットロード』(2014年)、『暗殺教室』(2015年)などにも出演する竹富は、ハナとともにゲームを戦う同級生・稲沢はなを演じる。原曲について「音楽というよりは未来の短編映画のような、とてもストーリー性があって独特な世界を持っている曲」と表現した竹富は、「人はみんな裏があり、何かを考え、 悩み、そしてまた誰かに強い思いを抱いたり、崖っぷちまで追い詰められると何をするかわからない。そういう人間の衝撃的な一瞬を映画館で味わってもらえるように集中力を高めて撮影に挑みたいと思います」と話している。そのほかキャストには、『空色物語「虹とシマウマ」』で銀幕デビューを飾った上白石萌歌、、アイドルグループ・夢みるアドレセンスの志田友美、D-BOYSのメンバー・荒井敦史、リアリティバラエティ番組『テラスハウス』でブレイクした菅谷哲也、NHK連続テレビ小説『マッサン』に出演する浅香航大らが名を連ねている。映画『脳漿炸裂ガール』は今夏公開予定。また、3月25日には撮影現場から「ニコニコ生放送」を使用した生中継があるほか、「ニコニコ動画」で公開前の極秘企画も用意されているという。(c)2015映画「脳漿炸裂ガール」製作委員会
2015年03月19日染谷将太を主演に、“日本マンガ史上最高傑作”といわれた人気マンガを実写映画化し、4月に『完結編』が公開となる『寄生獣』二部作。このほど『寄生獣』が、4月23日(現地時間)よりイタリアで開催されるウディネ・ファーイースト映画祭「コンペティション部門」で上映されることが決定した。累計1,200万部を超える岩明均の大ヒットコミックを、2部作で実写映画化した本作。人間に寄生し、捕食する謎の生物“パラサイト”に襲撃されたものの、危うく脳の乗っ取りを免れた高校生の新一(染谷将太)が、右腕に寄生したパラサイトのミギー(阿部サダヲ)と共に、地球への侵略を企むパラサイトたちと戦いを繰り広げていく…。染谷さん、阿部さんを始め、深津絵里、橋本愛、浅野忠信ら日本映画界を代表する豪華俳優が競演する本作。今回、『寄生獣』の出品が決定したウディネ・ファーイースト映画祭は、イタリア北部の都市・ウディネで開催される映画祭で、東アジアの作品をヨーロッパに紹介することを旨とし、大作からミニシアター系の作品まで幅広いジャンルの良作を選出。今年度は10の国と地域から56作品が上映される予定となっている。本作でメガホンを握った山崎貴監督は、過去に『ALWAYS 三丁目の夕日』(’06)、『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(’08)、『永遠の0』(’14)に続いて4度目の選出。特に、昨年は『永遠の0』が観客賞の最高位「ゴールデン・マルベリー賞」を受賞している縁深い映画祭でもある。同映画祭の最高責任者サブリナ・バラチェッティ氏は、今回の出品について「『寄生獣』は、現代社会のウイルスへの恐怖感を反映しながらも、ブラックコメディと終末的なサイエンスフィクションのちょうど中間という難しいツボを押さえています。おかしくも恐ろしい、現代の空気を驚くほど捉えた作品です」とコメントを寄せている。同映画祭で同じ監督の作品が2年連続で観客賞の最高位を受賞した例はなく、もしも本作が受賞すると映画祭史上初の快挙となる。『寄生獣 完結編』は4月25日(水)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:寄生獣 2014年11月29日より全国東宝系にて公開(C) 映画「寄生獣」製作委員会
2015年03月17日エマ・ワトソン主演のディズニー映画『美女と野獣』の北米公開日が、2017年3月17日に決まった。ディズニーは、先週末3月13日に実写版『シンデレラ』を、北米だけで7000万ドルのヒットに持ち込んでいる。また、2013年3月に北米公開された『オズ はじまりの戦い』が初週末7900ドル、2010年3月公開の『アリス・イン・ワンダーランド』は1億1600万ドルを売り上げており、フェアリーテールの実写版公開に、3月は幸運な月と判断したようだ。『美女と野獣』の監督は、『ドリームガールズ』のビル・コンドン。野獣役には『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』のダン・スティーヴンス、ガストン役にはルーク・エヴァンス、ベルの父親役にはケヴィン・クラインが決まっている。文:猿渡由紀
2015年03月17日ディズニー・ラブストーリーを実写映画化した『シンデレラ』。日本では4月25日(土)より公開となるが、これに先駆け4月初旬に、シンデレラ役のリリー・ジェームズとケネス・ブラナー監督の来日が決定!さらに、2人を迎えての豪華絢爛な舞踏会を再現したジャパン・プレミアが開催されることも明らかとなった。本作で、“実写版シンデレラ”という大役を掴んだリリーは今回が初来日。オーディションで主役の座を射止めたそうで、役柄さながらのまさにシンデレラガールだ。日本のみならず、本作のプロモーションのため、すでに世界各国をで訪れているそうだが、行く先々で老若男女問わず、大勢の人に大歓迎を受けているようで、ハリウッド女優としての階段を一気に駆け上がっている真っ最中の最旬女優なのだ。先日、行われたワールドプレミアに出席した際、リリーは「日本に行くことを楽しみにしている」と語っていたが、日本でも歓声を浴びることとなりそうだ。また、リリーとブラナー監督の来日に合わせ、豪華絢爛なジャパン・プレミアイベントが開催されるが、会場となる六本木には、シンデレラがガラスの靴を落としてしまう階段、そしてシンデレラと王子が出会うこととなる舞踏会のシーンをイメージしたものになるという。さらに、舞踏会では欠かせないダンスシーンも再現され、映画のワンシーンさながらに色とりどりのドレスを身にまとったダンサーによる可憐なパフォーマンスが披露される予定だ。『シンデレラ』は4月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月12日初音ミクが歌うボーカロイド曲で人気に火がつき、中高生の間で定番卒業ソングとして知られる「桜ノ雨」が、小説版をもとに実写映画化され、2015年に公開されることが明らかになった。「桜ノ雨」は、2008年にhalyosy氏が、ボーカルに音声合成ソフト「初音ミク」を使用して、動画サービス「ニコニコ動画」で発表した楽曲。関連動画再生数は2,500万超を記録、ボカロオリジナル曲でミリオンを達成した楽曲として人気を博した。同曲は、ファン有志によって合唱を披露する企画が始まり、2009年と2010年の春に200を越える中高校の卒業式で合唱されるほど人気が拡大。初音ミクにはキャラクターが設定されており、公式プロフィールの年齢が16歳ということから、高校生活を送る初音ミクの想像を広げ、卒業をテーマとした曲となった。同曲は、高校生が選ぶ2013年卒業ソングランキングで3位(リクルート調べ)、日本人が思い浮かべる2014年の桜ソングランキングで14位(音楽情報誌『CD&DLでーた』調べ)など、いまや国民的な卒業ソングとして確立され、現在も日本各地の中高校の卒業式で歌われる定番ソングへと成長。また、2009年には学生映像制作団体「テトラフィルムスタジオ」による自主制作映画も公開された。今回の実写映画は、同曲をもとにして2012年に刊行された小説版『桜ノ雨』の物語がベースになるという。20万部という大ヒットを記録したこの小説は、楽曲の制作者halyosy氏が原作・原案として参加しており、以前から構想していたVOCALOIDキャラクターの学園生活を軸に、女子高生の未来(ミク)や鈴(リン)、蓮(レン)などが登場。合唱部を舞台に学園の四季を綴った青春群像劇が描かれている。3月7日には、シリーズ最新刊『Fire◎Flower 君を好きでいられて良かった』(PHP研究所)も発売予定。「桜ノ雨」の制作者であり、小説版『桜ノ雨』の原作・原案を担当したhalyosy氏は、「今年も全国の学校で『桜ノ雨』は歌われるそうです。この曲を発表して7年が経ちました。最初の年に中学校で歌った方は今頃、大学生や社会人をされてるのでしょうか」と楽曲の発表当時に思いを巡らせながら、「みんなで作り上げてきた『桜ノ雨』には、たくさんの歴史があります。もう何が起きても驚かない! と思っていましたが、まさかの実写映画化。未だに信じられませんが、頂いた脚本を見る限りどうやら本当のようです」と驚きを隠せない様子。そして「『もしミクさんが高校生だったら…』という妄想から生まれた桜ノ雨がどんな映像となるか、一緒に楽しんで頂けたら幸いです」と実写化に大きな期待を寄せている。映画『桜ノ雨』は、2015年全国公開。(C)2015 halyosy・藤田遼・雨宮ひとみ/PHP研究所/『桜ノ雨』製作委員会Illustration by 優 (C) Crypton Future Media, INC.www.piapro.net.Illustration by iXima (C) Crypton Future Media, INC.www.piapro.net .
2015年03月07日世界中のラブストーリーの原点である物語を実写化した『シンデレラ』。この度、2月13日(現地時間)にベルリン国際映画祭で世界で初めて公式上映され、上映前のレッドカーペットイベントにシンデレラ役のリリー・ジェームズを始めとした主要キャスト・スタッフが結集した。ディズニー・スタジオが総力を結集し、「シンデレラ」の実写版を映画化した夢のプロジェクト。ガラスの靴やカボチャの馬車に代表されるロマンティックなイメージはそのままに、シンデレラの勇気と優しさから生まれる“奇跡の愛”が感動的に描かれていく。この日、レッドカーペットイベントには、オーディションで主役を射止めた“シンデレラガール”のリリー、貫禄の継母役を卓越したエレガントさと演技力で見事演じ切ったオスカー女優のケイト・ブランシェット、日本でも人気のドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で大人気を博す王子役のリチャード・マッデン、魔法の力でシンデレラが幸せへの一歩を踏み出すきっかけを作ったフェアリー・ゴッドマザー役を演じた変幻自在の名女優ヘレナ・ボナム=カーター、そして本作でメガホンを執ったケネス・ブラナー監督らが大きな歓声のなか登場。リリーは、肩が大きく露出している華やかな白いロングドレスに身を包んで参加。「ディズニーの名作アニメーション『シンデレラ』が初めて上映されたこの映画祭に、素晴らしいキャストのみんなと一緒に参加出来て、とても光栄に思うわ。本当に魔法にでもかかったみたいで、信じられない気持ちよ」と興奮した様子で語った。煌めく装飾が美しい幾何学模様のタイトなドレス姿のケイトは、撮影時について「舞踏会の会場にしても、かの有名なカボチャの馬車にしても、鮮やかな色彩からウィットに富んだマジカルな雰囲気に至るまで、ものすごくディテールが細かくて本当に見事ね」と語り、映画の出来栄えについても「皮肉めいたところなど一切ない、とても美しく感動的な映画に仕上がっていると思うわ」と太鼓判を押した。そして、本作を手がけたブラナー監督は「熱烈な歓迎ぶりもさることながら、2,000人近い観客の笑い声と拍手に包まれ、大スクリーンで完成した映画を観るのはまさしく感無量」と喜びを語る。「とりわけリリー・ジェームズが持ち前の寛容な心で活き活きと演じる今回のシンデレラは、誰もが好きにならずにはいられない魅力的なキャラクターになっていると思います。それからとびきりロマンチックだというのも、この物語が愛され続ける理由の1つ。この映画にしても、そんなロマンチックな気分を存分に味わえる、セクシーで魅惑的な作品になっているはずですよ」と自信を見せた。『シンデレラ』は4月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月16日累計発行部数1,000万部を突破した漫画『テラフォーマーズ』(集英社)が2016年公開に向けて実写化されることが決定し、三池崇史監督がメガホンを取ることが12日、明らかになった。原作は、2011年に漫画雑誌『ミラクルジャンプ』で連載を開始し、2012年には『週刊ヤングジャンプ』に移行。昨年7月から11月にかけて、人気キャラクターを主人公にしたスピンオフなど合計3作品が連載され、同年8月にはテレビアニメ化されるなど、多方面でその人気が広がっている。物語の舞台は西暦2599年。火星に苔とゴキブリを放ち、苔の黒さで太陽光を吸収させて人が住める環境へと人為的に変化させるテラフォーミング計画。その環境下で人型へと進化したゴキブリを駆除するために、15人の若者が地球から火星へと送り込まれた。"テラフォーマー"とは500年で急速に進化した"ゴキブリ"のことをさしている。撮影開始は5月中旬を予定しており、ロケ地やキャスト情報については順次発表される。三池監督は「『スゲー漫画』から『スゲー映画』が生まれることを証明しようと思う」と宣言し、「映画をナメたら火傷するぞ!」と自信満々に呼びかけている。一方、原作・原案担当の貴家悠氏は「映画になります…!! 母さん…『あんたの漫画ゴチャゴチャしてて全く何やってるのか分かんないけど、就職はいつすんの?』とはもう言わせません…映画になるんですよ、母さんッ!!!」と感激のコメント。作画担当の橘賢一氏は実写化の話に最初は驚きを隠せなかったものの、三池監督が手がけることを聞いて「ああ、これはいける…ッ!」と確信したという。
2015年02月12日ゴキブリが超進化する…という斬新な設定で連載当初から話題となったコミック「テラフォーマーズ」(集英社刊)が実写映画化されることが決定!三池崇史監督がメガホンを握り、2016年に公開することが明らかとなった。原作は、「このマンガがすごい!2013」オトコ編で第1位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2013」では第2位を獲得し、現在11巻まで出版されている単行本の累計発行部数は1,000万部を突破している人気作だ。昨年には、テレビアニメ化&OVA化も果たしている。原作コミックでの物語は、火星のテラフォーミング(※人為的に惑星の環境を変化させ、人類の住める星に改造すること)用に放たれたゴキブリが人型へと進化…一方、地球では火星から飛来した未知のウイルスが蔓延する。そのワクチンを作るためウィルスのサンプルを手に入れようと、特殊な人体改造・MO手術を施された人間たちが火星で壮絶なバトルを繰り広げるSF作品だ。今回の実写映画化にあたり、原作の貴家悠さんは「映画になります…!! 母さん…『あんたの漫画ゴチャゴチャしてて全く何やってるのか分かんないけど、就職はいつすんの?』 とはもう言わせません…映画になるんですよ、母さんッ!!!」と喜びを爆発させる。一方、作画の橘賢一さんは「実写映画にしてもらえるかも、という話を聞いてはじめに出た言葉は『まじで!?』でした」とオファー当時をふり返る。「どういう風に実写映画にするのか…、僕にはまったく見当がつかなかったのです。しかし、メガホンをとるのが三池監督に決まり、『ああ、これはいける…ッ!』と直観しました」とすでに光明は見えたとコメントを寄せている。実写映画化にあたっては2年ほど前から準備を始めてきたそう。三池監督も「『スゲー漫画』から『スゲー映画』が生まれる事を証明しようと思う。映画をナメたら火傷するぞ!」と相当な気合いで臨む様子。ロケ地やキャスト情報などはまだベールに包まれているが、果たしてキャスティングは?火星に巣喰う人型ゴキブリ“テラフォーマー”は特殊メイクなのか、CGで描くのか?三池監督の手腕に注目が集まりそうだ。実写映画『テラフォーマーズ』は、5月中旬より撮影開始を予定、2016年に公開される。(text:cinemacafe.net)
2015年02月12日俳優の神木隆之介と女優の門脇麦が映画『太陽』で共演することが11日、明らかになった。同映画は、劇作家・演出家 前川知大率いる劇団イキウメの舞台を実写化した作品で、夜にしか生きられない進化した人類と、太陽の下で貧しく暮らす旧人類の間で起こる対立と融和を通し、"生きること"の意味を問う近未来ストーリー。バイオテロで人口が激減した二十一世紀初頭。ウィルス感染後も生き残り、抗体をもった新人類が生まれた。彼らは若く健康な肉体と高い知能を長く維持する一方で、紫外線に弱いため太陽光を避けて夜に活動する。彼らは自らを「ノクス」(夜に生きる存在)と呼ぶ。ノクスはウィルスに感染せず生き残った旧人類を「キュリオ」(=骨董)と呼び差別し、社会を掌握していた。神木は、キュリオの貧しい村に生まれ、自分の境遇を呪いながらノクス社会への憧れを隠そうともしない若者・奥寺鉄彦を演じ、門脇はノクスへの反感を糧に村の復興を担おうとする鉄彦の幼馴染・生田結を演じる。『SR サイタマノラッパー』シリーズ、『ジョーカーゲーム』を手がけた入江悠が脚本・監督を務める。神木は「正直一回読んだだけでは、理解出来ないところも多々ありました」と作品の難解な世界観を感じたというが、「読めば読むほど深く考察出来る作品だなと思いました」とし、「鉄彦の周りの環境は恵まれていなかったり、彼自身心の中での葛藤があったと思います。ただ、今いる環境からいかに、自分で一歩を踏み出し、未来を創っていくか。という、希望感というのを消さずに演じました」と撮影を振り返る。門脇も「神木さんは生命力やタフさ、強さ優しさみたいなものがぎゅっと詰まった人だと勝手に思っています。年下なのですがお兄ちゃんのような存在でした」と神木の印象を語った。舞台が近未来という設定のため、特殊メイクを使用し、衣装にも工夫が施されており、門脇は「日に日に日焼けメイクや泥メイク、ボロボロの衣装が馴染んできている自分がいて、食べ物も気にせずこぼせますし居心地がとてもよかったです」とすっかり役に入り込んだ様子だ。遠藤日登思プロデューサーは「主人公、鉄彦と結は複雑で繊細な感情の変化を求められる役です。とにかく演技力が必要とされました。神木隆之介と門脇麦の二人は、同世代の中で、演技力が抜群に秀でているという点で理想のキャスティングだったと思います。2人の競演が実現したことがこの映画の大きなモチベーションとなりました」と起用理由を語っている。映画『太陽』は2016年公開。
2015年02月11日スワロフスキー・ジャパンはこのほど、ディズニー新作実写映画「シンデレラ」とコラボレーションしたジュエリーを発売した。○おとぎ話をさらに輝かせたクリスタル同社は、4月25日公開予定の同映画において、衣装デザイナー、サンディ・パウエルとパートナーシップを組んだ。映画で使用された「ガラスの靴」を始め、衣装やジュエリー、アクセサリー、ヘア、メイク、ウィッグ、小道具において、170万個のクリスタルを提供したという。このほど発売される商品は、同映画からインスピレーションを得たもの。シンデレラ城の庭園に咲く花や、シンデレラが魔法をかけられた時に周りで祝福している蝶と花をモチーフにしたジュエリーなどを揃えた。ネックレス「CINDERELLA : ALL-AROUND LMUL/RHS」は、3万6,288円(税込)。リング「CINDERELLA : RING 52-60 VROS/CRY/RHS」が、1万7,064円(同)。ペンダント「CINDERELLA : PENDANT BUTTERFLY LONG CRY/RHS」が、2万4,408円(税込)。ピアス「CINDERELLA : PIERCED EARRINGS PEARL CRY/RHS」が、1万2,528円(同)。リング「CINDERELLA : RING FLOWER 52-60 LMUL/ROS」が、1万8,144円(税込)。ペンダント「CINDERELLA : PENDANT FLOWER LMUL/ROS」が、1万9,332円(同)ジュエリーの他に、映画をモチーフにしたクリスタル・フィギュリンも発売する。(C)2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年02月01日スワロフスキー・ジャパン株式会社は、4月25日(土)公開予定のディズニー新作実写映画『シンデレラ』で衣装デザイナーであるサンディ・パウエルとパートナーシップを組んで、ガラスの靴を始めとする、作中の衣装協力を行い、約170万個にもおよぶクリスタルを提供した。スワロフスキーは、これまでにも数々の映画作品の中で、クリスタルの華やかなきらめきで物語を彩ってきた。『オズの魔法使い』でドロシーが赤いクリスタルを散りばめた靴のかかとを鳴らすシーン、『お熱いのがお好き』で、マリリン・モンローがスワロフスキー・クリスタルで飾った美しいドレスを着てセクシーに歩くシーン、『ティファニーで朝食を』で、オードリー・ヘップバーンがリトルブラックドレスにシックなスワロフスキー・ジュエリーをつけていたシーンなどが思い出されるほか、最近では『ヴィクトリア女王 世紀の愛』、『ブラック・スワン』、『007』シリーズ、『オズ はじまりの戦い』、『華麗なるギャツビー』、スワロフスキー・エンタテインメント製作の『ロミオとジュリエット』など、スワロフスキー・クリスタルが登場する映画作品の例は枚挙にいとまがない。今回のディズニーの新作映画『シンデレラ』は、アカデミー賞ノミネート経験を持つケネス・ブラナー(『マイティ・ソー』、『ハムレット』)を映画監督に、主役に新進気鋭の若手女優リリー・ジェームズを起用し、1950年に公開されたディズニーの傑作アニメ映画を、美しいスペクタクルで実写化した作品。日本語吹き替え版の声優には、シンデレラ役に高畑充希、プリンス役に城田優が決定し、注目役者が揃った注目作品だ。「『オズの魔法使い』に出てくるドロシーの赤い靴と同様、ガラスの靴は物語を象徴するアイテムであり、プロットの要として完璧でなければなりませんでした」とスワロフスキー社取締役のナディア・スワロフスキーが語るように、『シンデレラ』の物語になくてはならない「ガラスの靴」は、サンディ・パウエルがオーストリアのスワロフスキー本社で技術者とともにデザイン・制作にあたり、総勢8人から成る制作チームは約150時間をかけて6種類のガラスの靴をデザイン・制作し、ようやく決定版が選ばれたという。クリスタルの塊から彫り出されたガラスの靴は、ヒールが6インチという優美なフォルムで、クリスタル・ブルーABのコーティングと221ものファセットが施され、内部から輝きを放つような神秘的な仕上がりだ。また今回の映画からインスピレーションを得たジュエリーやフィギュリンなどのコラボレーション・アイテムが、全国のスワロフスキー・ショップにて1月30日(金)より発売中だ。シンデレラや、ガラスの靴をモチーフにしたクリスタル・フィギュリン、シンデレラ城の庭園に咲く花や、シンデレラが魔法をかけられた時に周りで祝福している蝶と花をモチーフにしたフェミニンでロマンティックなジュエリーなど、デイリーユースにおすすめのジュエリーが揃う。 映画と併せてぜひチェックを。映画『シンデレラ』は4月25日(土)より全国にて公開。(text:Miwa Ogata)
2015年01月30日スワロフスキー(SWAROVSKI)が衣装デザイナー、サンディ・パウエルとパートナーシップを結び、ディズニーの実写映画『シンデレラ』の衣装を製作。更に、映画とのコラボレーションアイテムを、1月30日より全国のスワロフスキー・ショップにて発売する。これまで、数多くの映画の衣装や小道具を手掛けてきたスワロフスキー。4月25日に公開予定の『シンデレラ』では、アカデミー賞の受賞経験もある著名な衣装デザイナーであり、同社とのパートナーシップ歴も長いサンディ・パウエルと共同で、物語のキーアイテムである「ガラスの靴」を製作した。総勢8人からなる製作チームが6種類のガラスの靴をデザインし、そのうちの一つをクリスタルの塊から彫り出している。これに、全221ヶ所のファセット、及びクリスタル・ブルーAB・コーティングが施され、ヒールが6cmある優雅なシューズを完成させた。両者はこの他にも、衣装やジュエリー、アクセサリー、ウィッグ、小道具などを製作。合計170万個にも及ぶクリスタルが使用された。それらは、シンデレラのブルードレス、ゴッドマザーの魔法の杖などに輝きを与え、舞踏会の一幕を華やかに演出している。一方、スワロフスキーから発売されるコラボレーションアイテムは、同映画からインスピレーションを得たもの。主人公のシンデレラが纏うブルーの美しいドレスや、ガラスの靴をモチーフにしたクリスタル・フィギュリン。さらには、シンデレラ城の庭園に咲く花などをイメージした、日常使いも可能なジュエリーなどがを展開される。スワロフスキー社取締役のナディア・スワロフスキーは、今回のパートナーシップを振り返り、「ガラスの靴は、魅惑的に光を屈折させるために、高度な技術を使った作品です。『オズの魔法使い』に出てくるドロシーの赤い靴と同様、ガラスの靴は物語を象徴するアイテムであり、プロットの要として完璧でなければなりませんでした」と語っている。一方、サンディ・パウエルは「私にとって、スワロフスキー・クリスタルは衣装に輝きと深みと色をプラスしてくれる重要で独創的な要素です。『シンデレラ』は究極のロマンチック・ストーリーであり、スワロフスキーの協力のおかげで、登場人物を生き生きとさせるのに必要な華やかさや魅力を加えることが出来たのです」とコメント。映画『シンデレラ』はディズニーの傑作アニメを実写化した作品。監督は『マイティ・ソー』などを手掛けたケネス・ブラナー(Kenneth Branagh)で、シンデレラをリリー・ジェームズ(Lily Jame)、継母役をアカデミー女優のケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)が演じている。
2015年01月28日『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で愛される女優エマ・ワトソンが、ディズニーの新作実写映画『美女と野獣』でヒロインのベル役に抜擢された。米ウォルト・ディズニーが1月26日(現地時間)に正式発表したもので、「Us WEEKLY」などを始め海外メディア各社が大きく報じている。『美女と野獣』は元々は、フランス発の小説だ。昔ながらの映画ファンならば、フランスの詩人であり映画監督として活躍したジャン・コクトーの実写化作品(’46)を思い浮かべる人も多いだろうが、一般的に日本でその物語が知られ始めたのは、やはり1991年にディズニーが手がけたアニメーション映画だろう。さらに昨年には、フランスの新星女優レア・セドゥを主演に迎えての実写映画も公開され、日本でもスマッシュヒットを飛ばしていた。今回の大抜擢にエマは自身のFacebookで「私がディズニーの新しい実写映画『美女と野獣』でベルを演じることを…やっとみんなに伝えられるわ!あの作品は子どもの頃から私の中で大きな部分を占めていて、『Be Our Guest』でダンスしたり、『Something There』を歌ったりできるなんて、もう夢のよう。こんなことが現実におこるなんて…6歳の頃の私が、天にも昇る気分なのーー心臓が破裂しちゃうわ。すでにいくつかの歌のレッスンを初めているところなのよ」と大興奮の様子でコメントをアップしている。本作の監督は『シカゴ』『ドリームガールズ』などで知られるビル・コンドンが務め、撮影は今年の後半から開始される予定だという。(text:cinemacafe.net)
2015年01月27日