ミュージカル界のプリンス・井上芳雄と、第23回読売演劇大賞最優秀女優賞を獲得したばかりの小池栄子が、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)作・演出『陥没』で初めて顔を合わせる。『東京月光魔曲』(2009年)、『黴菌』(2010年)に続くこの昭和三部作の完結編を、ふたりはどう捉え、どう見せるのか。舞台『陥没』チケット情報完結編の舞台となるのは、東京オリンピックを控えた1962年。高度経済成長期で日本中浮かれる中、時代の溝にはまってしまった婚約中のカップルと、ふたりを取り巻く人々が描かれる。井上と小池が演じるのは、そのカップルだが、小池曰く、「何となく最初から不穏な空気が流れていて、あまりハッピーっぽくない感じのふたりなんです(笑)。そこがKERAさんらしくていいなと思いますね」。井上も、「昭和の東京オリンピックの話っていうと、“高速道路ができた!わーい!”みたいな印象を持たれると思うんですけど、むしろ、そうじゃないところにいる人々を描くみたいで。それが面白いなと思いました」と、KERAが描く昭和のユニークさを語る。初共演で微妙な距離のカップルを演じることになるが、お互い心配はないようだ。「とにかく怪物的なくらい演技力のある女優さんっていう印象があります。あと、すごく聡明。自分で言うのは何ですが、僕もよく頭がいいって言われますけど(笑)、本当に頭がいいっていうのはこういう人のことを言うんだなと思ったので、一緒に芝居が作っていけるのが楽しみですね」と井上が言えば、小池も「役に距離があるからって、現場でも距離を置いてしゃべらないなんていうことは、する必要がない人だなと思いました。年齢も井上さんがひとつ上の同世代ですしね。歩んできた道は全然違いますけど、どういう考えを持って、どうやって芝居を作っていくのか、近くで見ることで絶対に刺激になると思います」と期待を募らせる。KERA作品に出演するのは初めてだが、観客としてはこれまで何作も観てきた井上。「KERAさんはいろんなジャンルの作品を作られるので、今回は、シアターコクーンでやるKERAさんの作品という楽しみ方もできると思います。たとえば僕も含めた出演者の多彩さとか。そのせめぎ合いは僕も楽しみです」。シアターコクーン初登場となる小池は、「コクーンに立っても演劇ファンの方達が許してくれるような姿、芝居をお見せしたい」と意気込む。いくつもの初めてがある。だが、実力派のふたりはきっと、それを武器にしていくことだろう。公演は2017年2月4日(土)より東京・Bunkamuraシアターコクーンにて開幕。チケットぴあでは11月19日(土)午前10時より先着先行プリセールの受付を開始する。取材・文:大内弓子
2016年11月18日ブロードウェイ・ミュージカル『キンキーブーツ』<来日版>が10月5日より開幕。初日にレッドカーペットイベントが行われ、先立って上演された日本版に出演した小池徹平、三浦春馬らが登壇した。【チケット情報はこちら】三浦は「本当楽しみにしてました!僕達が先陣を切って楽しみたいと思います!」とコメント。イベントにはふたりのほか、玉置成実をはじめとした日本版キャストや、日本版で演出協力・上演台本を担当した岸谷五朗、訳詞を担当した森雪之丞らが登壇。また、はるな愛、石田ニコル、八木アリサ、立花恵理、新日本プロレスの本間朋晃、道標明(田口隆祐)らも登場し、開幕に華を添えた。『キンキーブーツ』は、2005年に公開された映画をミュージカル化。経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子・チャーリーが、ドラァグクイーンのローラと出会い、差別や偏見を捨てて、工場をドラァグクイーン専門のブーツ工場へと再生させていく物語。シンディ・ローパーによる書き下ろし楽曲も大きな話題となり、2013年、トニー賞で最多となる13部門にノミネート。作品賞、主演男優賞、オリジナル楽曲賞など6部門を受賞。今もなおブロードウェイで人気を集めている。ブロードウェイ・ミュージカル『キンキーブーツ』<来日版>は東京・東急シアターオーブにて10月30日(日)まで上演。その後、大阪・オリックス劇場で11月2日(水) から6日(日)まで上演。チケットは発売中。
2016年10月06日俳優の三浦春馬と小池徹平が、ブロードウェイ・ミュージカル『キンキーブーツ』来日版の初日レッドカーペットイベントに登場した。同作は、2005年公開のイギリス映画を2013年にミュージカル化した作品。トニー賞最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、オリジナル楽曲賞など6部門を受賞した。経営不振の靴工場の息子・チャーリーが、ドラァグクイーン・ローラのアドバイスを受け、工場を立て直していく。三浦と小池は、8月から9月まで行われた日本人キャスト版をW主演で好演。連日当日券に人が並ぶほどの人気を博した。レッドカーペットに登場した2人はボードにサインを書き込み、三浦は「本当に楽しみにしてました! 僕たちが先陣を切って楽しんできたいと思います! 今日はよろしくお願いします」とガッツポーズを見せた。また、三浦&小池の次に現れたはるな愛は「もうキンキーブーツ大好き~! みなさん絶対に見逃せないよね~」と自身の持ちフレーズに合わせてアピール。他、岸谷五朗&森雪之丞、日米子供役チーム、玉置成実ら日本人版キャスト、石田ニコル&八木アリサ&立花恵理、新日本プロレス本間朋晃&道標明(田口隆祐)、新宿二丁目のドラァグクイーンチームが登場した。ブロードウェイ・ミュージカル 『キンキーブーツ』<来日版>東京公演は東急シアターオーブで10月5日~30日、大阪公演はオリックス劇場で11月2日~6日。
2016年10月05日小池百合子東京都知事が、10月3日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』スペシャル(22:00~23:24)の人気コーナー「ビストロSMAP」に出演。SMAPの稲垣吾郎の父親とカラオケ仲間であることを明かした。自身についてのクイズにSMAPのメンバーが答える企画で、小池知事が「ストレス解消法は?」と出題すると、稲垣が「カラオケ」と回答。その答えは不正解だったが、ここで小池知事が「稲垣パパと池袋のカラオケ店が一緒なんですよ」と突然カミングアウトした。スタジオから「えー!」と驚きの声があがり、MCの中居正広も「何の話をしてるんですか? 実のパパ?」とびっくり。小池知事は「カントリーウエスタンのお店で一緒に歌ってるの。本当よ」と説明し、稲垣も「うちの父がよく行くお店で、うちのお父さんがちょこちょこ小池さんと一緒になって…」と話した。稲垣が「うちの父親迷惑かけてないですか?」と心配すると、小池知事は「大丈夫です」と答え、「とっても素敵なパパで歌がうまい」と称賛。稲垣は「うちのお父さん歌まで歌っちゃってるんですか!? 小池さんの前で!?」と驚いた。そして、「これからも父をよろしくお願いします」と稲垣が頭を下げると、小池知事も「こちらこそよろしくお願いします」と頭を下げた。中居は本当に驚いたようで、稲垣に「本番前に言えよ! びっくりしちゃうから。稲垣パパって出てくると思わないから」と突っ込んでいた。
2016年10月04日井上芳雄×ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)が初タッグを組み、ヒロインには小池栄子を迎える舞台「陥没」。この度、本作のビジュアルが到着した。本作は、読売演劇大賞最優秀作品賞・優秀演出家賞、芸術選奨文部科学大臣賞と大きな受賞が続くKERAが描く“昭和3部作”の完結編。2009年の第1弾「東京月光魔曲」は、経済的な発達が始まり、庶民の生活にもモダンと呼ばれる西洋趣味が入り込んで、独自の文化を生み出した昭和初期が舞台。その翌年発表された第2弾「黴菌」は、恐慌と戦争で価値観の転換を迫られる昭和中期を舞台に描いた。昭和のそれぞれの時代の東京をモチーフに作品を発表した昭和3部作。今回7年という時間を経て舞台とするのは、第1回東京オリンピックを目前に控えた1963年頃の東京だ。キャストには、ミュージカル界のプリンス・井上さんと、女優・小池さんの発表に続き、瀬戸康史、松岡茉優といったいま最も旬な若手俳優。そして、昭和3部作全作品に出演し、KERAの絶対的な信頼を得る山崎一、「黴菌」にも出演した高橋惠子、「黴菌」ほか、KERA作品には4作目の出演となる生瀬勝久らベテラン勢もキャスティングされている。今回到着したのは、クラシカルな装いのキャスト13名が写し出されたビジュアル。さらに、タイトルの“陥没”に寄りかかったり座ったりしているキャストたちが描かれ、下には当時を思い出させる東京タワーや車などが入ったビジュアルも公開された。またこのビジュアルには、KERAのコメントも入っており、「東京オリンピックを2年後に控えた昭和37年の新宿のはずれ。建設されたはよいが、オープンにこぎつけられそうにない、あるレクリエーション施設。高度成長期で日本中が浮かれる中、どういうわけか時代の溝にはまってしまった1組の婚約中のカップルと2人を取り巻く人々を描く群像劇になるでしょう」と本作について話し、「シリーズのラストを飾るに相応しい…と気持ちよくいい放てるような分かり易い派手さには欠ける舞台かもしれません。明示されないドラマにこそ豊かさがあると信じ 、この手練れ揃いのキャストでのみ実現可能な 、デリケートな会話劇を作るつもり」と意気込んでいる(チラシコメントより)。シアターコクーン・オンレパートリー2017+キューブ20th,2017「陥没」は2017年2月4日(土)~26日(日)Bunkamuraシアターコクーン(東京)、3月3日(金)~6日(月)森ノ宮ピロティホール(大阪)にて上演。(cinemacafe.net)
2016年10月03日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(53)が、2日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、小池百合子・東京都知事の印象を語った。この日、築地移転問題や東京五輪の話題が番組内で取り上げられ、「ダイバーシティ」「ワイズスペンディング」「ホイッスルブロワー」といった英語を多用する小池知事を松本は「ルー大柴みたい」と表現。松本にとっては、独特の英語変換で笑いを誘う"ルー語"に共通する部分があるようだ。さらに「気にならない? そこ日本語言うてよ!みたいな」と問いかけ、「そこわざと英語で言うかね、みたいな時ある」と指摘。ただ、一方では行動力を認め、「これ以上、追及すると小池さんが"盛り土"にされるのかな」と心配しつつ、「石田純一さんじゃなくてよかった」「『"盛り土"は文化だ!』とか言いますよ」と冗談を交えて出演者を笑わせていた。
2016年10月02日小池百合子東京都知事が、10月30日(22:00~23:24)に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』のスペシャルに出演することが30日、発表された。看板コーナー「ビストロSMAP」に登場する。小池知事のオーダーは「ラーメン」。トークパートでは、テレビ番組のキャスター時代から都知事になるまでの歩みをVTRで紹介し、都知事の1日のスケジュールや、プライベート、そして、日本中の関心が集まる話題に、中居正広が迫っていく。ほかにも、中居が「支持率さがりますよ(笑)」と言うほどの、稲垣吾郎と都知事の意外な関係性が発覚。クイズ企画では「最近イラっとしたこと」「好きな男性のタイプ」「今までで一番印象的だったデート」などの問題が出題され、都知事のカラオケ十八番をSMAPとともに熱唱する。この日の放送では、ライブコーナーにJUJUをゲストに迎え、小林明子の名曲「恋におちて」を、SMAPとカバーする。
2016年09月30日史上初の女性都知事となった小池百合子氏ですが、選挙を勝ち抜くことができたのは都民からの熱い期待があってこそ。2020年に控えた東京オリンピックなど派手なイベントに目が向きがちですが、これ以外にも解決しなければならない問題は山積みです。初登庁では議長が出迎えを拒否するなど、一筋縄ではいかない様子も見せられましたが、逆風をはねのけて期待に応えてほしいところ。そこで、パピマミ読者のみなさまに「小池百合子都知事に一番期待することは何ですか?」 というアンケートを実施しましたので、その結果をランキング形式で発表したいと思います!●小池百合子都知事に一番期待することは何ですか?・1位:都政の“見える”化……28%(60人)・2位:待機児童問題の解消……24%(53人)・3位:東京オリンピックの成功……11%(24人)・4位:労働環境の改善(非正規雇用、長時間労働)……10%(22人)・5位:首都直下地震対策……10%(21人)・6位:満員電車ゼロの実現(二階建て通勤電車、時差通勤の導入)……7%(16人)・7位:何も期待していない……6%(14人)・8位:築地市場移転の円満解決……4%(8人)※有効回答者数:218人/集計期間:2016年9月7日〜2016年9月8日(パピマミ調べ)●第1位:都政の“見える”化最も期待されているのは『都政の“見える”化』で、28%(60人)でした。『はっきりとした結果を出すことは難しくても、裏であくどいことをやっていないということだけははっきりさせてほしい』(50代女性/専業主婦)『猪瀬、舛添と立て続けに“政治とカネ”の問題を起こしてるからね。これは最低限の仕事だと思う』(40代男性/営業)舛添要一前都知事が政治資金の問題で辞職し、政治に対する不信感が高まっている現在。小池都知事は、都政を点検し改善するために都政改革本部 を設置しましたが、あらゆる課題について、誰がどのようなことを決め、行っているかを“見える化”する必要があると強調しています。税金の使い道はもちろん、経費などの細かい部分についてもチェックし、問題があれば改善していくとのこと。仮に都民が痛みを伴う政策だったとしても、必要性があり透明性のある運用がなされれば納得を得られるはず で、政策を実現させるために最も大切なことと言えるでしょう。●第2位:待機児童問題の解消2位にランクインしたのは『待機児童問題の解消』で、24%(53人)でした。『ものすごい時間とお金のかかることだけど、将来の日本のためには必ず解消しなければならない問題。期待しています』(30代男性/編集者)『子育てするママの気持ちを分かってくれるんじゃないかと思って投票しました。小池さんなら必ずやってくれると信じています』(20代女性/事務)初の女性都知事ということで、子どもを持つママからの期待も大きい小池都知事。公約として“待機児童ゼロ” を掲げていたこともあり、早急な対応が必要とされることから期待する声が多いようです。都はすでに保育定員を1万2千人増やす計画を立てており、これはかなり高い目標と言えるでしょう。中には数字上で待機児童を少なく見せ、その代わりに保留児童の数が増える自治体 などもあり、根本的な解決へのハードルは高いと思われます。●第3位:東京オリンピックの成功3位にランクインしたのは『東京オリンピックの成功』で、11%(24人)でした。『世界中に東京をアピールするまたとない機会ですからね。大成功をおさめてくれると期待してますよ』(20代男性/大学生)『東京でオリンピックが見られるなんて、生きているうちにはたぶんこれが最後でしょ!これが成功するかしないかで、政治的な面でも日本の立場を左右しかねないんじゃないですかね』(30代女性/アパレル)リオ五輪の閉会式では、雨の降るなか着物姿で登場 。五輪旗を力強く振り、東京の存在を世界に強くアピールしました。しかし、東京オリンピックの開催費用は2〜3兆円に膨れ上がるのではとも言われており、成功へのハードルは低くはないはず。組織委員会の森喜朗会長をはじめとしたメンバーとの協力も必要不可欠で、小池都知事の手腕が問われる場面と言えます。成功に導けば、東京だけでなく日本中を明るくすることも可能 なだけに、ぜひともその力を存分に振るってほしいものです。----------いかがでしたか?ここに挙げられたものすべてをやり遂げるのは困難かもしれませんが、積極的に取り組んでほしいものばかりですよね。「何も期待していない」としたのはわずか6% と、小池都知事への期待の高さも伺えます。都議会から敵対するような姿勢が示されるなど一筋縄ではいかないことも感じさせますが、必ずや全力を尽くしてくれるはず。小池都知事が、都民の期待を現実のものとしてくれる日を待ちたいものです。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜8位)】小池百合子都知事に一番期待することは何ですか?()●文/パピマミ編集部
2016年09月12日ディーゼル(DIESEL)の日本上陸30周年を記念し、koike.(コイケ)のデザイナー・小池優子とのコラボレーションコレクションが登場する。伊勢丹新宿店本館では、2016年9月27日(火)から10月4日(火)まで、限定ストア「ITS FOR ISETAN SUPPORTED BY DIESEL」がオープン。小池優子は、若手デザイナーを対象とした欧州最大級のファッションコンテスト「ITS」にて2015年、OTB アワードを受賞。2016年には、LVMH プライズ フォー ヤング ファッション デザイナーのファイナリストにもノミネートされ、注目を集める若手デザイナーの1人だ。今回のコレクションは、着物や藍染めに代表される素材や花柄、そして日本画に用いられる濃淡や鮮やかな色合いといった、日本の文化や芸術にインスピレーションを得た。デニムジャケットやコートなどのアウターから、スカート、ワンピース、ニットまで、様々なアイテムを展開。それぞれ和を感じさせる花柄が、刺繍やプリントでデザインされている。伊勢丹新宿店本館の限定ストアでは、受賞作品の展示や、今回のために小池が手がけたクチュールアイテムなどがラインナップ。また期間中は、同館のウィンドウでバルーンアーティスト、DAISY BALLOONによるインスタレーションが実施される。【詳細】DIESEL JAPAN 30TH BY YUKO KOIKE発売日:2016年9月9日(金) ※9/6(火)よりディーゼル 青山店にて先行販売取り扱い:全国のディーゼル店舗価格帯:・Tシャツ 8,800〜12,800円・ワンピース 38,000円〜43,000円・スカート 12,800円〜36,000円■期間限定ストアITS FOR ISETAN SUPPORTED BY DIESEL期間:2016年9月27日(火)〜10月4日(火)会場:伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ住所:東京都新宿区新宿3-14-1■ITSについて「ITS(イッツ=International Talent Support)」は毎年イタリア・トリエステで開催されるファッションコンテスト。新人デザイナーの登竜門として知られ、これまでに一流メゾンで活躍するデザイナーを数多く輩出。また歴代の審査員には多数のファッションデザイナーやジャーナリスト、有名セレクトストアのバイヤーが参加している。既成概念にとらわれず新しい発想で勇敢に挑戦する姿勢は<ディーゼル>の哲学であり、「ITS」と共通する精神を持つ。<ディーゼル>はコンテストに「OTB Award」を設け、若い才能を長年サポートしている。関連記事:欧州最大のファッションコンテスト「ITS」若きデザイナーたちの挑戦 【問い合わせ先】DIESEL JAPANTEL:0120-55-1978
2016年09月04日俳優・小池徹平と三浦春馬が21日、都内で行われた主演舞台『キンキーブーツ』の囲み取材に登場した。同作は、2005年公開のイギリス映画を2013年にミュージカル化した作品。トニー賞最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、オリジナル楽曲賞など6部門を受賞した。経営不振の靴工場の息子・チャーリー(小池)が、ドラァグクイーン・ローラ(三浦)のアドバイスを受け、工場を立て直していく。小池は第一声から「春馬の変わりっぷり、驚かれるんじゃないですかね」と三浦の姿を紹介。光を受けて輝く真っ赤なドレスに身を包み、作中で”一番低い”と言われる約12cmのヒールを履いて登場した三浦は「生でこの姿を見ていただきたいです。ぜひ」と自信を見せた。豪奢な衣装について三浦は、「日本中や海外から取り寄せた素材を集めて奮闘してくれました」とスタッフに感謝し、ターンして全体を見せると、取材陣からも「フゥ~」と歓声が上がった。「自分の体型を採寸して、より魅力的に見えるように考え抜いてくださった衣装の数々を、披露できるのが楽しみです」と意気込みを語った。毎日ヒールを履き続けたという三浦は、「ヒールに適した筋肉になりつつあったんじゃないかなと思います」と語り、「専属トレーナーの方に『ヒールを履いてるおしりになってきたね』と言われた」と明かす。小池も「女の人に思えてくるというか、変な錯覚に陥ってくるくらい。管理は相当大変だと思いますね」とうなずいていた。同舞台は8月6日まで東京・新国立劇場、8月13日から22日まで大阪・オリックス劇場で上演され、8月28日から9月4日まで東急シアターオーブでの東京凱旋公演を予定している。
2016年07月21日小説家・村上龍と、女優・小池栄子が16日、テレビ東京系経済番組『カンブリア宮殿』(毎週木曜 20:00~)10周年&500回記念会見に出席した。同番組は、企業のトップを中心としたゲストを毎回1名招き、番組MCの村上と小池が話を掘り下げていく経済番組。2006年4月よりスタートし、今年で10周年をむかえた。政治家のゲストも何回か登場したが、小池はゲストの小沢一郎氏から「ごはんに行こうと言われて丁重にお断りしました」と明かした。そして「今頃都知事に立候補してたかもしれないな、ごはんに行ってたら。小池百合子さんみたいに」と振り返った。村上は、番組に出演するゲストと対峙した印象を「今はこれだけ努力しないと成功が難しいのかという驚きと敬意を感じます」と語る。番組開始から10年の間に「明らかに悪くなってますからね、経済的には。全般的にですけど」と、日本の現状への憂いを表した。10年間番組を共にしてきたパートナーである小池に対して、村上は「彼女は年下だけど、テレビの経験豊富ですし、『ダメですよ』と言ってくれる。実は頼りにしているんですよ」と尊敬の念を明かした。小池も村上について「ゲストの話が難しすぎてわからない時に、振ると察してくれてすぐ助けてくれる」と語り、互いに補い合う関係を示した。一方で、小池は村上を「とってもかわいらしいおじさま」とも表現。「少年が大人になったような人だよ、という言葉で察して」と言うと、村上は「光栄です」と頷いていた。
2016年07月16日俳優・小池徹平と三浦春馬が30日、都内で行われた主演舞台『キンキーブーツ』の公開稽古に、共演のソニンとともに登場した。同作は、2005年公開のイギリス映画を2013年にミュージカル化した作品。トニー賞最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、オリジナル楽曲賞など6部門を受賞した。経営不振の靴工場の息子・チャーリー(小池)が、ドラァグクイーン・ローラ(三浦)のアドバイスを受け、工場を立て直していく。稽古では「Step One」「Sex Is In The Heel」の2曲を披露。三浦は12cmのヒールを履いて腰をくねらせ、セクシーなポーズも随所に盛り込まれた激しいダンスを見せた。三浦のセクシーな様子について、小池は「かっこいいんですよ、本当に」と称賛。「絡むシーンが多いので、触られると、ハッとはなりますね。ヒールを履くと、これよりさらにでかくなるので、迫力が。圧倒される感じはありますね」と印象について話す。三浦は「歩き方が1番、粗が出るところで、まだまだ課題の一つ」と謙遜しながらも、「女性の仕草を細かく見ています。ヒールを履いているとなおさら。目線が強くなりましたね」と、意識の変化を語った。2人は初共演となるが、小池は「めっちゃ楽しいですね。初めてな感じがしない」と笑顔に。三浦は小池について「実はみんなのことを見てくれている」と感謝。そして「(小池が)『そんなに頑張んなくていいんだよ春馬』と。『お前の役どころは難しいんだから、プライベートでみんなを引っ張ろうという気持ちは嬉しいけど、余計なことを考えないで頑張れ。もっと体の力を抜きなさい』と言ってくれた」と、稽古中のエピソードを明かした。ソニンも「その2人が熱く語ってるのを、遠目でちょっと見ています」と言うと、小池は俯いて照れた様子を見せた。東京公演(新国立劇場)は、7月21日~8月6日、中劇場、大阪公演(オリックス劇場)は8月13日~22日、東京・凱旋公演は8月28日~9月4日を予定。さらに、10月には来日版の公演も予定している。
2016年06月30日俳優・生田斗真が9日、都内で行われた主演舞台『SHINKANSEN☆RX Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』の製作発表に、共演の小池栄子、中村倫也、神山智洋(ジャニーズWEST)、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、篠井英介、演出のいのうえひでのり、脚本の宮藤官九郎とともに出席した。同作は宮藤が生田のために書き下ろし、劇団☆新感線作品の中でも「メタルマクベス」「五右衛門ロック」のように生演奏による楽曲を多く披露する「R」シリーズとして公演。生田は平安時代から生きるヴァンパイア役として、ヴィジュアル系ロックバンドのボーカルとして想い人の生まれ変わりを探す。生田は「お芝居に進むきっかけを作ってくれたのが劇団☆新感線の皆さんで、僕が17歳、高校2年の時でした。いつか僕もこういう人たちみたいになりたいなと思って、今日まで頑張ってきています」と気合十分。演出のいのうえは、「10年前に漠然としたアイディアを持ってたけど、斗真が『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』でブレイクしてしまい、なかなかできずに。もしかしたら城田優くんがやってるかもしれないと話していました」と明かし、「実現できて本当に良かったと思います」と喜びを語った。劇中で披露する楽曲は「十数曲はあると思います」と言うと、出演者一同驚いた様子だった。小池は「斗真くんに言い寄られて、神山くんを選ぶというぜいたくな役だなと。ファンの方に嫌われないように頑張ります」と役柄について語る。稽古後の"飲み番長"に立候補し、「若い男の子たちを引き連れて、週刊誌に撮られないように守ります!」と力強く宣言した。ずっと新感線舞台に立たいと思っていたという中村は半グレ組織の”ナメクジ連合”リーダーという役柄で、「ナメクジの身体模写から始めたい」と苦笑。生田と会うのが2回目だという神山は「あいさつした際に、メイク中なのにたってくださって『イケパラや!!』と思った」と先輩の印象を語っていた。
2016年06月09日名古屋港水族館(愛知県名古屋市)では8月2日、ベルーガ(シロイルカ)の「ミライ」が満3歳の誕生日を迎えた。○飼育の難しいベルーガの赤ちゃんが満3歳にベルーガは、哺乳綱クジラ目イッカク科シロイルカ属の海生哺乳類で、大きく丸く膨らんだ「頭」が特徴。この日、3歳の誕生日を迎えたのは、2012年8月2日生まれのオスの「ミライ」。母「グレイ」、父「ホドイ」の間に誕生し、体重は、生まれたときの60kgから300kgになった。"ザ・マイペース"で堂々としており、少々のことでは動じない肝っ玉の持ち主だが、実は繊細なことが最近わかってきたという。同館では、2004年に日本で初めてべルーガの出産に成功。その後2007年に2頭、2010年に1頭、2012年に1頭、べルーガの赤ちゃんが誕生した。しかしながらべルーガの赤ちゃんが順調に育つのはとても難しく、現在生きているのは、2007年に産まれた「ナナ」と2012年に生まれた「ミライ」の2頭のみとなる。「ナナ」は水族館産まれのべルーガとして、日本での最長飼育記録を月々更新中。「ミライ」はそれに続く、"未来"を期待されている。
2015年08月10日ヤフーは5月20日、インターネットオークションサービス「ヤフオク!」にて、これまで「18際以上」としていた参加資格を「満15歳以上」へ引き下げることを発表した。これにより、新たに対象となる15歳~17歳のユーザーは、「一部カテゴリの利用制限」や「利用金額の制限」「保護者の同意取得」を条件に、ヤフオク!を利用した入札と落札が可能となる。同社によると、法令や社会通念などに基づき、15歳~17歳のユーザーは「アダルト」や「自動車車体」「不動産」「酒類」「ナイフ、エアガンなど危険商品」といったカテゴリの商品へ入札不可となるほか、「アダルト」カテゴリにおいては、アクセス自体も制限される。また、1カ月の利用限度額は、入札を行った日付をもとに各月の合計利用金額を集計し、上限5万円まで。一回の取引で5万円を超える入札や、落札できた場合に月内の利用金額が5万円を超えることになる入札も制限されるため、月内の利用状況が分かるよう、マイオークション画面には合計利用金額・利用可能残額が表示される。加えて、今回の引き下げに伴い、同社はガイドラインを改訂し、18歳以上を含む未成年ユーザーを対象に、入札決定画面にて保護者の同意取得を促すアラートを強調して掲出していく考え。15歳~17歳のユーザーは今後、入札など行う際に、保護者などの法定代理人の同意を得る必要がある。なお、「ヤフオク!」は、安心・安全への取り組みとして、15歳~17歳のユーザーに向けた "読みたくなる" 利用案内ページの設置や、高校生・高専生を対象とした「ヤフオク!ワークショップ」の開催などを検討していくという。
2015年05月20日秋篠宮妃紀子さまと次女の佳子さまが3月23日(月)、東京・TOHOシネマズ スカラ座で映画『風に立つライオン』を鑑賞された。同席した主演の大沢たかお、原作のさだまさし、三池崇史監督が上映後、取材に応じ「緊張で頭が真っ白」(大沢さん)とふり返った。さださんが1987年に発表した同名の楽曲に感銘を受けた大沢さんが、さださん本人に小説化を依頼。自身も企画に名を連ね、映像化までに足かけ8年の歳月をかけた渾身の一作で、『藁の盾』に続き三池監督とタッグを組んだ。ケニアロケを敢行し、アフリカで奮闘する日本人医師の姿を描いた。紀子さまの隣で鑑賞した大沢さんは「自分の映画なのに、緊張しっぱなしでほとんど覚えていませんが、(ご高覧いただき)感謝しますし、俳優として幸せを感じました。ご感想もいただいたが、逆に僕らが感動してしまい、何も喋れなくなってしまって」と感無量の面持ち。また、佳子さまの印象を「本当にすてきな方」と語り、「おふたりで映画に集中されていて、後半には涙をぬぐわれるようにお見受けした」と明かしていた。一方、さださんは佳子さまの隣で鑑賞したと言い「そりゃ、緊張しますよ。(上映時間の)2時間半ずっと背筋を伸ばしていたので、背骨が痛いです」と緊張がほぐれたのか、安堵の表情。「こういう言い方は不遜ですが、素敵なお嬢様ですね」とお人柄にも感動しきり。「私たちが伝えたかった命の重さについて、同じ気持ちで感動してくださったようにお見受けした」とおふたりのご様子を報告した。三池監督も「本当にきちんと映画を鑑賞していただき、作り手の思いを汲み取ってくださった」。報道陣からネクタイ姿は珍しいと指摘されると、「ネクタイしなくてもいいように、映画監督になったんですけどね…」と照れ笑いを浮かべつつ、おふたりのご高覧に感激していた。『風に立つライオン』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:風に立つライオン 2015年3月14日より全国東宝系にて公開(C) 2015「風に立つライオン」製作委員会
2015年03月24日井の頭自然文化園では3月17日、アムールヤマネコの「ユズキ」が満1歳の誕生日を迎えた。○アムールヤマネコの「ユズキ」くん、満1歳に「ユズキ」は2014年3月17日、国内初の人工授精で誕生したアムールヤマネコ(ベンガルヤマネコ)の男の子。母親は「ミズキ」、父親は「イチゴ」で、いずれも井の頭自然文化園生まれとなる。実はこの日、「ユズキ」が1歳となることをスタッフは失念しており、あわてていつもより多めのお肉を与え、誕生日を祝ったという。アムールヤマネコは、同園 ヤマネコ舎にて展示中となる。同園の所在地は、東京都武蔵野市御殿山1-17-6。
2015年03月20日チューリッヒ保険(以下チューリッヒ)は4日、満65歳からのシニア傷害保険「チューリッヒ・ケアプラン」について、新たにインターネットでの資料請求の受付を始めた。「チューリッヒ・ケアプラン」は、日本の人口の約4人に1人が65歳以上という状況(2014年9月15日現在の人口推計)をうけて、満65歳から満79歳までの人が契約でき、90歳まで継続可能なシニア傷害保険だという。補償は、国内・海外を問わず、ケガによる入院・手術を対象にしており、月々990円の保険料から加入できる。(月払保険料990円、1280円、1720円からコースを選ぶ。夫婦で申込みの場合は1980円、2560円、3440円のコースがある)。特に、加齢に伴い発生しやすくなるといわれる骨折・脱臼によって入院した場合は、骨折一時金を上乗せ補償する。また、入院中のホームヘルパーや清掃代行サービスの利用に備えて、家事代行費用の補償も用意しているという。契約は、本人のみだけなく、夫婦での申込みも可能で、夫婦の場合には配偶者の年齢による引受制限はない。このたびチューリッヒは、同商品の資料請求をインターネットで行えるように利便性を高め、本人はもちろん、65歳以上の両親のために、インターネット上の情報と併せてパンフレットも取り寄せたいと考える顧客のニーズにも応えることができるようにしたとしている。チューリッヒは今後も引続き、「ケア」の精神と「イノベーション」の発想に基づき、顧客にとってより価値のある魅力的な商品やサービスの提供に努めていくとしている。
2015年02月05日12月22日(月)から28日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!で上演されるリーディングドラマ『Re:(アールイー)』。開幕に先がけて、出演する原田泰造、小池栄子がコメントを寄せた。【チケット情報はこちら】同作はTVドラマ『斉藤さん』シリーズなどの脚本も担当し、豊かな会話劇でヒット作品を手掛ける劇作家・演出家の土田英生が書き下ろす朗読劇。10年にわたる男女ふたりの愛をメールのやりとりで綴っていくストーリー。ふたりのコメントは以下。■原田泰造朗読劇に出演するのは初めてなのですが、決まったときからずっと「27日、どうしよう…」と(笑)。緊張しちゃいますね。自分が緊張して舞台に立っている様子も、きっとやってる最中も緊張してるって思うんだろうな、というのも想像がつくんだけど、またそれが楽しみですね。今回、リハーサルは1回だけ、最初と最後の部分を合わせたのですが、早く全部をやってみたいと思いました。楽しみです、すごく。栄ちゃんは付き合いも長いですからね、まじめだし、役柄にぴったりだと思いました。以前この作品に出演をしたことのあるチュートリアルの徳井君に「今回僕もやるんだけど」って話をしたら、「大丈夫ですよ、お客さんが空気を作ってくれるから」と言われました。いい話ですよね、台本を最初に読んだ時に、感動して泣いてしまいました。ちゃんと『Re:(アール・イー)』の物語世界が、伝えられたらいいなと、そのプレッシャーを感じています。■小池栄子この戯曲を初めて読んだ時は、素直なふたりの感情のぶつかり合いに心洗われる感じがして気持ちよかったし、メールのやりとりで、こんな風に会うところまで辿り着くという事が、自分には経験がないので面白いと思いました。実際にリハーサルをやってみて、きっと本番でお客様が劇場に入ったら、全然違う空気になるんだろうなと思いました。”今メールを書いている”という感じで読むのであれば、事前にはあまり読み込まない方が良いのかなとも思いますし….緊張しますね(笑)。過去に、別の男女の朗読劇をやらせて頂いた時に、舞台上の二人で創っているだけではなく、お客様にすごく押し上げて頂いたところがあったので、今回も、ちゃんとお客様の空気を感じ取って、流れが創れたらと思います。それは当日じゃないと分からない、一番の楽しみです。泰造さんは凄く信頼してます。いつかお芝居をしっかりやりたいと思っていた先輩なので今回こういった形でご一緒できて、ただただ嬉しいなと。私は泰造さんの声が好きですし、優しい方だから役柄の誠実なイメージに合うな、と思って読んでいました。朗読ですし、目を瞑って聞いていても伝わるよう、色々な事を想像して見てもらえたらいいなと思います。長さも1時間半なので、物語性がちゃんと感じられるように、飽きずに見て頂けるよう頑張ります。同作はふたりのほかにも、田中直樹・三倉茉奈、石井一孝・朝海ひかるペアが日替わりで出演。チケットは発売中。
2014年12月19日石垣島を舞台に、あのヒット商品“食べるラー油”の原点である石垣ラー油を作り上げた夫婦の姿を描いた『ペンギン夫婦の作りかた』。主演の小池栄子が撮影をふり返ると共に本作に込めた思いを語った。その他の写真これまで心の傷や屈折した内面を持つ役柄を演じることが多かった小池だが、今回は常にポジティブで行動力のある明るい主人公・歩美を演じた。出演作を選ぶ上での基準は「何より『この役は他の人に渡したくない』という魅力があるか。それからその人物に愛すべきポイントがあるかどうか」。今回の歩美について「生き方がすごく素敵で、私にはないものを持っている女性。この役をやったら自分も変われるんじゃないか? という思いもありました」と明かす。次々と話題作に出演し続けている小池が「変わりたい」という願望を抱いていたこと自体、意外な気もするが「自分の中で『このままでいいのかな?』と考えていた時期でもあった」と明かし、作品を通しての自らの“変化”を肯定的に受け止めているという。「2008年の『接吻』で初めて、作品を通じて自分が変わったということを感じました。監督に感情を引き出されることで初めて知る自分があるんです。それ以降、クランクインの前と後で自分にどんな変化が訪れるのかが楽しみになりました。作品ごとに監督と初めて顔を合わすたびに『私の知らない自分をどうにか引き当ててください!』ってお願いしてますからね」と笑顔で語る。特に今回、夫婦役を演じたことで自らの結婚生活を顧みるところもあったよう。「出会った時の気持ちを思い出しました。『うれしいってだけで十分うれしい』というセリフが印象的でしたが、本当にその通りだな、と(笑)」と照れくさそうに本音をのぞかせた。もちろん、女優として得たものの大きさも計り知れない。「(夫役の)チュアンイーさんからは『アジアに出て勝負してみなよ』と言ってもらいました。今はチャンスがあればオーディションも受けてみたいなと思っています」と力強く語っていた。『ペンギン夫婦の作りかた』10月20日(土)ユナイテッド・シネマほか全国公開スタイリスト:えなみ眞理子ヘアメイク:山口公一(スラング)トップス・ショートパンツ・シューズ全て:マイケル・コース/MICHAEL KORS
2012年10月19日葛藤を抱え、痛めつけられ、何者かに常に脅かされ、過去やトラウマを背負い悶える――そんな姿こそスクリーンの小池栄子の真骨頂!最大限の称賛を込めてそう断言したいところだが、まもなく公開となる『ペンギン夫婦の作りかた』で、彼女はそんなイメージを見事に裏切り、明るく常に前向きで好奇心と夫への愛情にあふれるひとりの女性を魅力的に演じている。「こういう優しい女性の役のお話が自分に来たこと自体、驚きでした」と小池さん。石垣島という舞台で、台湾の人気俳優ワン・チュアンイーをパートナーに迎え、彼女は何を感じ、これまでにない役柄を表現していったのか?数年前の流行語ともなった大ヒット商品「食べるラー油」の原点である石垣島ラー油誕生にまつわる、日本生まれのフリーライターの妻と中国生まれのカメラマンの夫の実話を基に映画化した本作。とにかく、この映画で映し出される小池さんは明るくてキュートだ。夫の出版社が倒産すれば「ラッキー!」と石垣島への移住を決意し、夫の日本への帰化手続きやラー油作りで壁にぶち当たろうと、笑顔を絶やすことなく前へと突き進んでいく。小池さんは歩美という役柄、そしてそのモデルとなった本作の原案の著者であり石垣島在住の辺銀愛理(ぺんぎん あいり)さんに対し「こういう女性になりたいという憧れを感じた」と語る一方で、演じるにあたっては「すごく不安だった」とも。「等身大の女性ということで、これは芝居をしてるのか?それとも素の小池栄子なのか?と近すぎて分からなくなることもあって…。これまでのような奇抜な役柄の方が掴みやすいというのはありましたね。悩みながらやっていたし、最後まで自分の中で確信を得ることはなく、監督に確認しながら――そういう意味で“やりきった”感がない役でした」。だが、完成した映画を観て「歩美には普段の私にはないチャーミングさがあって、素直にかわいい女性だと思えた」と明かす。これまでにない役をやってみようと思ったのは、まさにこの感想の通り、役を演じることを通じて自分の中に眠っている感情や見たことのない自分に出会いたかったから。「この役をやることで私自身も変われるんじゃないか?という思いがありましたね。正直、自分の中で『このままでいいのかな?』とちょうど思っていた時期でもあって…。元々、私はすごく保守的なところがあって、なかなか歩美のように思い立ったらやってみてから考えればいいと思えないんです。『失敗したら?怒られたら?』ってウジウジ考えちゃう。パートナーは真逆で、とりあえずやってみようというタイプ(笑)。そこに憧れて一緒になったところもあるので、同じベクトルで物事を考えて歩んでいけたらという憧れがあったんです。実際に演じてみて自分が変わったなと感じてます」。東京から2,000キロも離れた石垣島での撮影と島の人々との交流、そしてワン・チュアンイーと過ごした時間からも大いに刺激を受けたようだ。「島がそうさせてくれたと思うんですが、肩の力を抜いてお芝居に臨めました。“島時間”というか、時間の流れが本当にゆっくりで。でも、島のみなさんの協力がなければあのスケジュールでは撮影できなかった作品だとも思います。実際の辺銀ご夫妻も、島の方の協力なしでは石垣に移住することはできなかったわけで、そこは撮影ともリンクしましたね。島で感じたものを漏らさないように大切に心に留めて演じました。チュアンイーさんはとにかく忙しくて、この撮影の後もすぐにシンガポールで仕事と言ってましたが、常に視野が広いんです。私がウジウジしてると『何で?やってみりゃいいじゃん!アジアで勝負してみなよ』とアドバイスされました。『そうなんだけどね…』って言ったら、『そう言ってるうちはできないよ』って(笑)。辺銀ご夫妻も海外を飛び回ってお仕事されてるんですよね。私もチャンスがあればチャレンジしたいなと思います。先輩方が挑戦しているのを見ていると、やっぱり自分で可能性を狭めるのはもったいないなと思うようになりました」。映画にドラマ、そして舞台と話題作への出演が続くが、これが“ノッている”女優のオーラというものだろうか?一つ一つの言動、いやその佇まいからさえも自信や仕事へのワクワクするような気持ちがあふれており、インタビュールームに差し込む夕陽に照らされた彼女の顔は何とも美しく、そしてかっこいい。単なる“勢い”ではなく、がっしりと作品や役柄を受け止め、悩み、表現するという“強さ”が感じられるが、小池さんが女優としての転機となった作品として常に挙げるのが2008年に公開され、死刑囚に愛情を注ぐ女性を演じた『接吻』である。たったひとつの作品との出会いが自分自身にここまで大きな変化をもたらしたことを小池さん自身、驚きを持って受け止めているという。「そもそもがお蔵入りになるかもと言われていた作品で、あそこまで評価されるなんて全く思ってなかったんです。唯一、仲村トオルさんだけが撮影中から『これは賞を獲る作品になる』と言ってましたけど(笑)。でもあの作品に出て、お芝居をすることが楽しいと思えたし、これがずっとやっていきたい仕事だという覚悟も決まりましたね。グラビアにバラエティといろんなことをやらせてもらってきて『あれもやりたい、これもやりたい』という気持ちがあったけど、『接吻』に出会って『お芝居がやれるなら、ほかのことはできなくてもいい』と思えるようになったんです。作品、監督、役との出会いで同じ景色がこんなに違うものに見えるのか?という驚きがありました。それだけのものに巡り合えたんだなと感じています」。最後に今後、目指すべき女優像について尋ねると、こんな答えが返ってきた。「私の肉体ってやっぱり特殊だと思うんです(笑)。だからこの肉体を面白がって、かっこよくセクシーに描いていただける監督と出会いたいですね。私、ソフィア・ローレンが大好きなんです。ノーブラでワンピースを着てつっかけを履いてがっしりと立っているたくましい女性もできれば、色っぽい女性の役もできるソフィアのような野性的で肉感的な女優に憧れます。持って生まれたこの体を一つの材料として生かしてくださる監督とご一緒できれば嬉しいです」。まさに心身ともに充実のときを迎えた彼女がどんな表情、心情、そして肉体を見せてくれるのか?楽しみに待ちたい。(photo&text:Naoki Kurozu)stylist:Mariko Enami/hair&make-up:Koichi Yamaguchi(SLANG)トップス(マイケル・コース/MICHAEL KORS)ショートパンツ(マイケル・コース/MICHAEL KORS)シューズ(マイケル・コース/MICHAEL KORS)■関連作品:ペンギン夫婦の作りかた 2012年10月20日よりユナイテッド・シネマほか全国にて公開© 2012ペンギン夫婦の作りかた製作委員会
2012年10月18日映画『ペンギン夫婦の作りかた』の完成披露試写会が9月27日(木)、都内劇場で行われ、主演の小池栄子、深水元基、物語のモデルとなった辺銀暁峰&愛理夫妻、主題歌を歌う宮良牧子、平林克理監督が舞台挨拶に登壇した。石垣島発の大ヒット商品「食べるラー油」の原点である“辺銀食堂の石垣島ラー油”を生み出した夫婦の実話を基にした本作。小池さん扮する歩美と中国人のギョウコウ(ワン・チュアンイー)が旅で訪れた石垣島に魅せられ移住し、自分たちなりの生き方を模索していくさまを描き出す。小池さんは「猟奇的な役とかが多かったので、等身大でチャーミングな役をいただいてすごく嬉しかったし、『こういう役をオファーしてくれる監督がいらっしゃるんだ!?』と思いました」と、意外な思いで本作のオファーを受け取ったことを告白。全編にわたって石垣島でのロケとなったが「言葉が通じない中でもチュアンイーと一生懸命作り上げていきました。深くて強い愛で結ばれた夫婦のお話で、私も考えさせられるところがありました」としみじみ。さらに「島の方々の協力がなければ撮り終えることができなかった作品。実際に(辺銀)ご夫婦が移り住むときは島のみなさんの協力がなければできなかったそうで、演じながらすごくリンクしました」と感謝の思いを込めてふり返った。夫役のチュアンイーさんは当初、来日予定だったが台湾でのドラマ撮影のため、残念ながらこの日は欠席となった。会場には欠席を詫びると共に共演陣やスタッフ、石垣島の人々、そして完成した作品への思いを綴ったメッセージが届けられた。深水さんはギョウコウの国籍変更の審査にあたる役人を演じたが、ほとんど部屋の中のワンシチュエーションでの撮影。石垣島はしっかりと堪能できたか?という問いに「撮影が1日でギュッと詰まっていたのでむしろオフの時間をいただけて、誰よりも堪能しました」とニッコリ。日焼けをしてしまい、監督が「ちょっと焦った」と言うほど楽しんだそうで、「誰もいないところでボーっと過ごして何も考えずにいられました」と語った。宮良さんが歌う主題歌「ヌチグスイ」は沖縄方言で「命薬」と書き「命の薬になるようなおいしい食べ物、心を洗うような物事」を指すそう。「映画を観せていただいて、まさしく命の薬となるようなおいしそうな食べ物が出てきて、それを食べる2人を見て詞とメロディが浮かんできました」と明かした。そしてこの日、平林監督に関するおめでたい知らせが…。7月に開催された報道陣向けの本作の試写会の当日に平林監督はかねてからお付き合いしていた恋人にプロポーズをしたそうで、さらに映画の晴れのお披露目となるこの日の朝、正式に入籍したという。客席からは祝福の拍手が沸き起こり、小池さんが花束をプレゼント。小池さんは「まさかこの映画がこんな利用のされ方をするとは…(笑)。監督にはいろいろ相談されたりしました。おふたりのための映画になりましたね」とニヤリ。平林監督は「私事ですみません」と恐縮しきりだった。特別ゲストとして登場した辺銀夫妻の妻・愛理さんは「信じられないお話でした。騙されてるのかと思った」と最初に話を聞いたときの心境を明かすが、こうして映画が完成して夫の暁峰さんは「感無量です」と感激の面持ち。2人が住む石垣島の映画館は残念ながら全館、閉館となっていたが、この映画の公開に合わせて1館が復活することも決定したそう。石垣島での先行上映決定の報告に客席からは温かい拍手が送られた。『ペンギン夫婦の作りかた』は10月20日(土)よりユナイテッド・シネマ。新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。■関連作品:ペンギン夫婦の作りかた 2012年10月20日よりユナイテッド・シネマほか全国にて公開© 2012ペンギン夫婦の作りかた製作委員会
2012年09月27日小池栄子と佐藤江梨子がAV出演?ある、「とんでもない」けれど「とても興味のある」噂が流れ、世間を騒がせている。(画像:イエローキャブ公式サイトより)3月29日発売の「週刊実話」(日本ジャーナル出版)で、小池栄子と佐藤江梨子のAV出演の可能性が報じられたのだ。経営の悪化する事務所を助けるため……同記事によると、「二人が所属するイエローキャブは実質的なオーナーといわれている石川県のパチンコ業者が手を引いたことで経営が悪化。小池と佐藤は2年前から移籍先を探しており、小池に至っては業界に力があるエイベックスに知人を介して移籍を打診したが、断られた」という。そして、「経営難で目立った若手も育っていないという苦しい状況の事務所を支えるしかなく、そこに目をつけたいくつかのメーカーがすでに動いている」という内容をつづり、さらに、「小池の夫で格闘家の坂田亘が借金を抱えていることや、佐藤が昨年、歌舞伎役者の片岡愛之助にフラれてから荒れ気味であること」などを伝え、「ここで一肌脱ぐのでは......」と締めくくっている。AV出演はありえない?しかし、共にビッグネームとなり、女優としても活躍している二人だけに、さすがに事務所の経営難だからといってAV出演はないのではないかという見方も多い。ただし、そんな二人であるからこそ、噂が本当になれば、日本中の話題をさらうことは間違いないだろう。編集部 鈴木真美【おすすめニュース】AKB48前田敦子ヌード5000万円元の記事を読む
2012年03月30日2年連続で国際エミー賞にノミネートされるなど、人気だけでなく高評価も得ているNHKのコント番組が、ついに映画化!こちらを記念して、新キャスト・小池徹平のインタビューをお届け!●放送開始から足掛け8年目になる「サラリーマンNEO」ですが、小池さんはこの劇場版で初参戦ですね。オファーをいただいた時点で番組に関する知識がゼロに近い状態だったので、“コント番組の映画化って、どういうことだろう?”と困惑しました。しかもキャストが実力派の俳優さんばかりと聞いて、さらに混乱して…。最初に台本を読んだときの感想は“理解できない”でした(笑)。●ワケのわからないキャラが突然、出てきたりしますからね。だから、まずは勉強しないといけないな、と。シーズン5までのDVD-BOXを2週間くらいかけてイッキに観ました。●関西人の小池さんにとって、ほぼ標準語で芸人を起用しないコントは、いかがでした?もともと、こういったサラリーマン系のコントが大好きなんですよ。だから、DVDを最後まで見終えたときにはすっかりファンになってしまいました。そこで改めて台本を読み返してみたら、今度は“なんて面白い作品に、巡りあえたんだ!”という感動が(笑)。●新城はNEOのことを知らない観客にとっての、先導役のような役目も担っていますね。ドラマとコントを繋ぐための重要なポジションですね。だから僕は個性派たちの中にあって、あえて普通に徹することで観客と作品のパイプ役になることを意識しました。●普通でいることの難しさもあったのでは?川上くん(沢村一樹)のような面白キャラが横にいると、引っ張られそうになっちゃいますからね。そこは前に出たい気持ちをぐっと抑えて。本当はツッコミたいんですよ。ボケをほっておけないタイプなので(笑)。●新城単体のギャグでは、太鼓の達人を叩くシーンが印象的です。あれ、めちゃくちゃ練習したんです。手の皮がむけるくらい何時間も何時間も。最終的には音楽を聴きながらエアーで叩けるレベルまでいきました(笑)。●不本意ながらNEOビールに入ったことでアンニュイな表情だった新城が、働くことの楽しさに目覚めていくという点が、ストーリーのキモになっていますね。そのためにも前半でキャラを立たせておくことを意識しました。最初はどこか同僚や先輩を見下す感じで、中盤からは皆と歯車が合ってきて、終盤の居酒屋のシーンにつながっていく。僕、あの居酒屋のシーンが大好きなんです。自分のやっている何気ない仕事がサラリーマンたちに元気を与えているんだと実感する…。人間臭くて、とてもいいんですよね。●完成した映画を観て、イチNEOファンとしての感想は?ちゃんと1つの話になっていてよかった(笑)。ドラマとコントが上手く混ざり合っていて、最後は元気をもらえる作品になっていたし、オチもNEOらしくて、よかったと思います。●続編もぜひ観てみたい!いいですね! 今度は全然ジャンルの違う会社を舞台にして、まったく違う役をやってみたい。NEOの世界観なら、なんでもアリですから。作品情報『 サラリーマンNEO 劇場版(笑) 』監督:吉田照幸出演:小池徹平、生瀬勝久、伊東四朗、大杉漣、篠田麻里子、郷ひろみ、麻生祐未、宮崎美子、平泉成、沢村一樹、田口浩正、中越典子、入江雅人、堀内敬子、マギー、山西惇、田中要次、八十田勇一、池田鉄洋、中山祐一朗、中村靖日、野間口徹、深水元基、原史奈、奥田恵梨華、金子さやか、中田有紀、コンドルズ、瀬戸カトリーヌ、冨士眞奈美配給:ショウゲート11月3日(木・祝)新宿ピカデリーほか全国ロードショー(C)2011「劇場版サラリーマンNEO」製作委員会
2011年10月31日NHKの中で異彩を放つ人気コント番組「サラリーマンNEO」が『劇場版サラリーマンNEO』として映画化されることが決定!さらに、小池徹平がこの劇場版に“新入社員”として参戦することも明らかになった。2004年に単発の実験的番組として開始された「サラリーマンNEO」だが、NHKらしからぬコント中心のコメディ番組として瞬く間に人気を呼び、2006年からレギュラー化。沢村一樹が当たり役の“色香恋次郎”として男の色気で次々と女性を魅了し、問題を解決していく“セクスィー部長”をはじめ、シュールなコントが絶大な支持を集め、2007年・2008年と2年連続で国際エミー賞にノミネートされる快挙も成し遂げた。もはやサラリーマンの定番ともなった、この異色のコント番組がついに映画化!かつての植木等主演の『無責任』シリーズや、西田敏行の代表作『釣りバカ日誌』シリーズのように、日本のサラリーマンに笑いと活力を授けるべくスクリーンに進出することに。オリジナル番組の世界観そのままに、ドラマ的ストーリーを加えてスケールアップした劇場版では、新入社員である小池さんとクセのある課長・生瀬勝久が、どうにも噛み合わない上司と部下のやり取りを展開。業界5位のビール会社NEOビールに入社した新入社員が、老け顔の同期・早川と共に理不尽な課長、5年も契約が取れない営業の川上らが揃う営業一課に配属されるのだが…。もちろん、沢村さんらオリジナルのメンバーも出演。個性的なキャラクターたちがスクリーンを所狭しと駆け回る。小池さんは「この作品で、みなさんに笑ってもらえるよう、少しでも元気になってもらえるよう、全力で取り組みたいと思っています。この気持ちが伝わる素敵な映画だと思うので、ひとつひとつ、一日一日を頑張ります」と熱い意気込みを語る。また、本作のプロデューサーからは、「日本の元気はサラリーマン・OLの元気から始まる。不景気や就職氷河期など我々が働く環境は決して楽とは言えません。そんな全ての働く人たちへの応援歌になれば良いと思い『劇場版サラリーマンNEO』を企画し準備を進めてきました。その最中に今回の大災害が発生しました。日本が置かれた状況はより厳しくなり、大きな悲しみを抱えることになりました。ただ、我々はいつまでも立ち止まっている訳にはいきません。『日本が元気を取り戻すには、まずサラリーマン・OLが元気にならなければ!!』との思いで制作を進めております。多くの方にせめてこの映画を観ている間だけでも、笑って少しだけ幸せな気持ちになって頂けたら幸甚です」と本作に懸ける思いを明かしてくれた。小池さんと言えば、ブラック会社(問題企業)に入社し、追いつめられつつも成長していく主人公のサラリーマンを演じた『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』で、スクリーンで強烈な印象を残したが、本作ではどんなサラリーマン姿を見せてくれるのか?生瀬さんとの強烈であろう掛け合いにも注目!『劇場版サラリーマンNEO』は11月、全国にて公開。■関連作品:劇場版サラリーマンNEO 2011年11月、全国にて公開© 2011「劇場版サラリーマンNEO」製作委員会
2011年04月13日映画やドラマで静かに、しかし確かな存在感を感じさせたかと思えば、一転、舞台の上ではこれが同一人物かと見まがうようなコミカルな一面を見せる。吹越満とは何とも不思議な俳優だ。その奇妙な(失礼!)佇まいはインタビューで対峙してもやはり、変わらない。そんな彼が主演を務める映画『冷たい熱帯魚』がまもなく公開となる。メガホンを握ったのは、日本の映画監督の中でも数少ない“鬼才”という形容が似合う監督・園子温。吹越さんは堕ちて、堕ちて、ひたすら堕ちる、救いようのない主人公・社本を演じている。園子温vs吹越満――。タッグを組むのは今回で3度目、主演としては初めてとなったが、吹越さんはこの強烈極まりない作品に何を感じ、どのような思いで臨んだのか――?「楽しかった。現場で監督が一番面白い存在だったから(笑)」監督自身の経験と、90年代に起きた愛犬家殺人事件やほかの猟奇事件からインスパイアされて製作されたという本作。小さな熱帯魚屋を営む主人公が、ある出会いをきっかけに、たったひとつの“破滅”という名の道を進んでいく姿が映し出される。「ひと言で言うと楽しい」とは園組の撮影の印象。3度も組むぐらいだから当然、と思いきやその内容は映画さながらなかなか激しいようだ。「撮影は3週間ぐらいかな。おそらくは十分な時間がない中で、クランクイン前には1週間のリハーサルがあって、クランクインの日は朝から深夜、2日目が朝から次の日の朝まで…24時間以上か。いや、もうウワァって始まりだったんですが、なぜかホントに最後まで全然イヤじゃなかった。それは監督の人柄もあるのかな?やっぱり面白いね、監督が現場で一番面白い存在だっていうのは(笑)」。吹越さんから見た園監督というのは…?「作品の感じから、何となくどういう人か分かる気がするでしょ?でも、結構きちんとしてる。作品からすると意外なくらいね(笑)。酒癖が悪いってのは本当で(笑)、でもそれを認識してるから、ちゃんとお酒を飲まない時間を作って…ってそりゃそうか、大人だし(苦笑)。で、何より監督本人が言うのが『役者のお芝居を撮りたい』ということ。美術も照明も音もカメラもアングルももちろん必要で大切なんだけど、一番大切なのは役者の芝居だと謳ってる。だから、ずっと大切に“見られていた”という感覚はありますよ」。一見、人のよさそうな同業者の村田(でんでん)の恐るべき“裏”の顔を目の当たりにしつつも、抗うことすらできずに絶望へと引きずり込まれていく社本。この2人の関係を吹越さんはこう語る。「村田はものすごい悪だけど、いま考えると社本にも裏があって、『みんなによく思われたい』とか『責任を負いたくない』とか考えて、何とか取り繕うとしてもそれが全部悪い方向に行っちゃう。そういう人間だからこそ、村田は社本のことを狙ってたのかな、というのが僕の解釈。分かりやすい悪人が村田なら、社本は問題になる人間ですね。村田を見ながら僕も『そっちの方が良いなぁ』って思ってましたもん。『お前が考えてる地球はツルっとした丸い石だろう?おれが考えてるのはゴツゴツした岩だ』なんてセリフとしてかっこいいしね(笑)。やってることはひどいけど、すごい人間だなぁって」。「この映画に出て思ったのは“作りモノなめんなよ!”ってこと(笑)」まさに、吹越さんが引用したセリフではないが、破滅への一本道をスルスルと堕ちつつも、要所要所でグサリと突き刺さる何か――単に猟奇殺人事件を映画化したのではない、あえて言うなら“異物感”をこの映画の物語は感じさせる。「観てる側が『こう進む』と思ってるところをカクっと外して、また『こうかな?』と思うとカクっ、カクって全部外していく。それは裏を返せば実は、全部あっているということなんですね。昔、知り合いでビートルズの曲を聴いて、ジョンが歌ってるのか、ポールなのかが分かるっていうヤツがいて。試しにこれはジョン、これはポールってやってみたら、全部外れてた、ということがあったんだけど(笑)。それは、全部聞き分けてたってことなんだよね。それと同じで、園さんは全部“ちゃんと”外してるんですよ。それがエンターテイメントだな、と思います。“事実は小説より奇なり”って言うけど、逆にこの映画に出て思ったのは“作りモノなめんなよ!”ってこと(笑)」。そこで“絶妙”という言葉しか思い当たらない演技を見せている吹越さんもやはり、エンターテイナーだろう。もうすぐ46歳。不惑の40代も半ばを過ぎて、自らをどのように見つめているのか。その言葉は興味深い。「(観客が自分を)ダメというよりは良いと思ってくれているのかなぁ…でも、それを真に受けて自信を持ってよいものかなぁ…?という感じでしょうか(笑)。『俺、良い演技したよね』って言ってもいいかな…と思わなくもないような…と言うのは冗談ですが(笑)。ひとつ、自分で思っているのは『俳優になりたい』ということ。俳優になりたいんですよ、僕(笑)。そのためにこうやって映画やTVや舞台で仕事してるのかな。“良い俳優になりたい”というのでも“俳優を続けたい”でもなくて、あくまでも俳優になりたい。いつなれるのか分からないけれど、このままこうして続けていればなれるのかな…と思って仕事してます。その俳優になりたいって気持ちがなくなったら終わりですよ」。そう言って笑うこの男は“いま”一体何者なのか?もしかしたら、この映画を観たらもっとそんな謎が深くなるかもしれない――。■関連作品:冷たい熱帯魚 2011年1月29日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開© NIKKATSU■関連記事:三池崇史×園子温×吹越満がほろ酔い&タバコ片手に過激発言で映画界をメッタ斬り!鬼才・園子温監督最新作『冷たい熱帯魚』試写会に25組50名様ご招待満島ひかり主演の未公開作も上映!園子温監督作品の特集上映開催決定
2011年01月21日その端正かつフレッシュな笑顔と人懐っこいキャラクターで、幅広い世代から高い支持を集める小池徹平。昨年公開された『ホームレス中学生』など、実年齢よりも若くて愛らしい役を演じることの多かった彼が、サラリーマンに変身!新境地となる主人公・マ男を演じた、“お仕事” エンターテイメント『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』を通して垣間見える、彼の“仕事愛”とは――。第一印象は「タイトル長い!」何を置いてもタイトルのインパクトが先にくる本作だが、台本を受け取ったときの小池さんの感想も「まず、非常にタイトルが長いなと(笑)」とのこと。「“ブラック会社”だから、重い映画なんちゃうかな?と思いながら読んだのですが、実際はタイトルとは全然違う中身で。マ男という青年は良くない環境の中で耐えて頑張っていくという役で、いじめられたりもするけど、それが変に重たくもなく、間にCGや完全に笑いのシーンが入ってたので、いい意味で軽く観られる映画になるかなと思いました」。ニート歴8年、引きこもりという一人の世界から、会社という集団社会へと飛び出すマ男。急激な環境の変化に立ち向かうマ男という役に、小池さんはどうアプローチしたのだろう?「“ニート”の捉え方は人によって違うと思うんですけど、今回は分かりやすい表現にした方が、マ男が徐々に成長していったときとの差がつけやすいと思って、髪もボサボサでだらしない、ただ資格を取ったことがすごいというような、小さな世界で満足しているような男を演じようと思ったんです。ちょうどこの撮影の前に、(佐藤祐市)監督とは別の作品で仕事していたので、いい意味でフランクな状態で撮影に入れました。何でも悩みをぶつけられたので、衣裳合わせの段階で話し合いをして、自分の中で役を固めることができましたね」。佐藤監督(『キサラギ』)の得意分野であるシチュエーション・コメディ方式で、“会社”という狭いシチュエーションの中で物語は進行する。いわば擬似“会社”体験を通して、小池さんが感じたことは?「勤める場所によって、こんなにも自分のやりたいこともできない人がいたり、こんなにつらいことってあるんだなって思いました。役者の仕事をしていると、いろんな人に会う機会があるけど、会社勤めのサラリーマンの方は何年もずっと同じ場所で同じ人たちと一緒に仕事をするという環境で大変だなと。僕は耐えられないなと思ったし、あらためて俳優の仕事をやってて良かったなと感じましたね」。とは言え、俳優という仕事でも当然のことながら、上下関係、人間関係での苦労もなきにしもあらず。もし、悪態をつくだけのリーダー(品川祐)や出世欲の塊・木村(田中圭)のような同僚がいたら…?「あんなのがいたら嫌ですよね(笑)。リーダーとかずっと『バカバカ』言ってるし、木村くんも嫌らしい奴じゃないですか?絶対イヤですね。はっきり『お前嫌い!』とか言いそうで、耐えられないですね。でもそれが本当に自分がやりたい仕事だったら我慢できるけど…、あの環境はひどいですよ。僕はマ男より意志が弱いかもしれないですね。マ男はすごいと思いますよ、ほんまに強いですよね!」。意外にも(?)感情を素直に出してしまう様子の小池さんだが、そういう“人間関係”で言うと、今回の撮影現場はいっさい気を遣うことはなかったとのこと。「本当にみなさん自由な方で、B型の集まりみたいな(笑)。話をしている途中でも漫画を読みたくなって、急にスタジオの中に入っていって読みに行ったりする人がいたり。まとめ役は監督しかいないですよね」。「働くことが好き!」その原動力は支えてくれるファンの存在そもそも、何のために働くのか?人間関係、やりがい…そんな根本的な質問が自らに返ってくる本作。「働くことが好き」と迷わず語る小池さんだが、その原動力はどこから来ているのだろうか?「やっぱりファンの人たちに支えられているのが大きいです。僕も何かを与えたいと思いますし、みなさんがそれに対して応えてくれてるのですごくいい関係だと思うんです。支えられて頑張れるというのは、本当にあると思います。それを踏まえた上で言えば、身近にいるマネージャーの存在は大きい。家族や友達に言えないことを言えますし、仕事の悩みとか、現場での自分を一番見ているので、どういうふうに持っていこうという目標がちゃんと見えてる仕事のパートナーです。体調面からメンタルの面も支えてくれる存在ですし、多々助けられてます」。この映画が観る者を前向きにさせてくれるのは、何よりもそんな小池さんのストレートなエネルギー。それでは、小池さんがこれから目指す“仕事”は?「これって限定すると、それしか出来ないような役者になるのはすごく嫌で。去年『ホームレス中学生』で13歳の役をやったときに、実年齢よりも10歳下の年齢ということで大丈夫かなと思ったんですけど、実際に撮影して完成したときに、すごくいい作品になったので、はなから『無理』って思うのは良くないなとそのときに思ったんです。そう言った時点で可能性を狭めるような気がするので、いただける役はどんどんやりたいし、経験した上で自信を持てたら、自分のやりたい役が見えてくるのかなと思います。『限界』って言ってしまったら限界ですからね」。■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月21日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009 ブラック会社限界対策委員会■関連記事:会社員のホンネをチェック!『ブラック会社』レビュー・コンクール大賞決定小池徹平&マイコ、田辺誠一らが語る、“限界”&“仕事”とは?撮影現場映像が到着映画の伏線も見え隠れ『ブラック会社に…』スピンオフドラマで基礎知識をおさらい小池徹平&マイコ、お仕事楽しくやるコツは「オフで完全にダラけること」?秋の注目作!『ニュームーン/トワイライト・サーガ』鑑賞券&『ブラック会社…』グッズをプレゼント
2009年11月19日