10月15日(土)からTOHOシネマズ六本木ヒルズで“ドイツ映画祭2016 HORIZONTE”が開催される。近年製作されたドイツの最新作を上映するイベントで、桃井かおりが出演する『フクシマ・モナムール』がオープニングを飾る。その他の画像本映画祭は過去にも様々な会場で開催されており、ドイツ映画の新作を堪能できる催しとして好評を集めてきた。今年は7作品が上映され、多くの上映回で、舞台あいさつや、Q&Aの時間が設けられる。オープニングを飾る『フクシマ・モナムール』は、福島の帰還困難区域で暮らすことになったドイツ人女性と日本人女性の友情を描く作品。その他、名作を映画化した『アンネの日記』や、ナチス戦犯を追う検事長が主人公の『アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男』、クリスマスイヴを精神科の病棟で過ごすことになった患者たちと担当医のドラマ『クリスマスの伝説―4人の若き王子たち』、途上国開発援助の職についた主人公がある出会いを通じて予想外の状況に足を踏み入れていく様を描いた『閉ざされた部屋の嵐』、ドイツにやってきたレバノン難民の少年を描く『メテオール通り』、妊娠中の子が重大な病を抱えていることをしった主人公が赤ちゃんを産むか後期中絶するべきかを迫られる『24週間決断の時』が上映される。ドイツ映画祭2016 HORIZONTE会期:10月15日(土)~19日(水)会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
2016年09月30日フィンランドの最新映画を日本に紹介する「フィンランド映画祭2016」が、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催される。期間は2016年11月4日(金)から8日(火)まで。毎年秋の行事として定着し、最新のフィンランド映画がスクリーンで鑑賞できる貴重な機会となっている同映画祭。今年も多彩なジャンルから選りすぐりの話題作5本がラインアップする。オープニング作品として上映されるのは、ある湖を舞台にし、その周りの自然や動物たちをフィンランドの神話と合わせて映し出すドキュメンタリー『湖のものがたり』。他にも、キャンプに来ていた4人の若者を主役に、実際の未解決事件をモチーフにしたスリラー『ボドム』や、スウェーデン女王にしてフィンランド大公も兼ねた、若きクリスティーナの波乱の人生を描いた歴史ドラマ『王となった少女』がラインナップ。さらに、パリの建築家とフィンランドのDJが、リトアニアで出逢う切ないラブ・ストーリー『朝までの二夜』やウラン鉱山災害による環境破壊や構造汚職を描いた社会派ドラマ『巨山』が上映される。【詳細】フィンランド映画祭2016期間:2016年11月4日(金)〜8日(火)会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ住所:東京都港区6-10-2入場料:1,500円均一(税込)上映作品: 『湖のものがたり(原題:Järven tarina / Tale of a Lake)』 『ボドム(原題:Bodom)』 『王となった少女(原題:The Girl King)』 『朝までの二夜(原題:2 yötä aamuun / 2Nights till Morning)』 『巨山(原題:Jättiläinen / The Mine)』
2016年09月26日世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の舞台となる新潟県十日町市・津南町「大地の芸術祭の里」で、2016年10月22日(土)、アウトドア・フットウェア・ブランドのKEENとタッグを組んだウォーキング企画「KEENと歩くマタギの里・秋山郷」が開催されます。秋山郷の紅葉に囲まれて、秋の味覚をビュッフェランチで堪能。アウトドア初心者にもぴったりの五感で楽しめるツアーです。自然とアートに触れられる「大地の芸術祭の里」過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有を舞台に、2000年にスタートし、3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。この舞台となる地域一帯は、「大地の芸術祭の里」と呼ばれています。「人間は自然に内包される」をテーマに、1年を通して、豊かな自然の中でアートと触れ合える様々なイベントやプロジェクトを開催しています。この過疎地となった地域に再び活気を取り戻そうとする試みは、「妻有方式」として海外メディアでも多数紹介され、国内でも全国の様々な地域づくりに影響を与えるなど、美術の枠を越えた評価を得ています。アウトドア初心者も楽しめる「KEEN」とのコラボイベント「KEENと歩くマタギの里・秋山郷」は、アウトドア・フットウェア・ブランドのKEENと「大地の芸術祭の里」がコラボレーションして開催されるイベント。KEENのトレッキングシューズを履いて、マタギの里・秋山郷自然を歩く日帰りウォーキングツアーです。紅葉で彩られた秋山郷ウォーキングや、Bubb & GravityfreeとKEENが共に手掛けた、空家をリメイクしたアート作品「出逢いDEAI」の鑑賞、紅葉を眺めながら秋の味覚をビュッフェランチで楽しめたりと、本格的なトレッキング経験がない方でも気軽に参加できるプログラムです。都会の慌ただしい日常をしばしの間忘れて、秋山郷の圧倒的な自然に癒されてみてはいかがでしょうか。ツアーのポイントをご紹介!●KEENのシューズを無料レンタルアウトドア・フットウェア・ブランドKEENの機能性とデザイン性を兼ね備えたトレッキングシューズが無料でレンタル可能です。また、ウォ―キングの後は、気に入った商品を購入できます。●KEENとはKEENは、2003年にアメリカ・カリフォルニア州で生まれたフアウトドア・フットウェア・ブランド。現在は、アメリカ・オレゴン州、ポートランドに本拠を置いており、機能性とデザイン性を兼ね備えた商品の数々は、全世界で注目を集めています。「大地の芸術祭」には、2012年から参加。KEENアンバサダーであるBubb、Gravityfreeと共に空家をリメイクした「出逢い DEAI」を展開しています。●秋山郷の自然を体感マタギの里・秘境秋山郷の圧倒的な自然をほこる苗場山麓ジオパークや秋山郷周辺を地元ガイドさんが丁寧に案内します。●普段は宿泊しないと食べられない!「かたくりの宿」特製ビュッフェを堪能昼食は秋の恵みがつまった「かたくりの宿」特製のビュッフェです。かたくりの宿は、越後妻有の秘境・秋山郷で地元の子どもを見守り続けた、かつての小学校を改築した宿泊施設です。地元の食材を使った料理は非常に評判が高く人気ですが、普段は宿泊しないと食べることができません。このイベントに参加すれば、気軽にかたくりの宿の味を堪能できます。イベント詳細名称:KEENと歩くマタギの里・秋山郷開催日:2016年10月22日(土)集合場所:見玉不動尊前駐車場受付時間:10:15~10:50住所:新潟県中魚沼郡津南町秋成9687行程:11:00開会式→11:15午前の部→12:30ランチ→13:30午後の部→15:00閉会式→15:15解散参加費用:大人2,500円、小中学生以下1,500円(お昼ご飯・ガイド料・DEAI鑑賞券付き・保険料)※当日、現金にて支払い送迎車申し込みの方:9:45に十日町駅西口集合(9:50出発)※料金2,000円(往復)※雨天決行※天候などの状況等により行程変更等がある場合あります。※台風などの理由でやむをえず中止をしなければならない場合は当日6:30に決定し、電話にて連絡します。持ち物:ウォーキングに適した服装、帽子、レインウェア、折りたたみ傘、飲料水、保険証問い合わせ先:025-761-7767(「大地の芸術祭の里」総合案内所)※水曜以外9:00~18:00申し込み方法:公式サイト(から申し込み。締め切り:10月12日(水)※靴のレンタルを希望しない場合は10月19日(水)まで申込可能イベント詳細URL:
2016年09月22日小田急百貨店新宿店で9月21日(水)から10月4日(火)の期間中、「秋の北海道大収穫祭」が行われます。実りの秋を迎えた北海道から海の幸、山の幸がたっぷり届きますよ。北海道の旬、秋の味覚をさまざまなメニューで堪能しましょう。創業55周年記念!豪華食材がずらり2016年は小田急百貨店の創業55周年の年です。今回の「秋の北海道大収穫祭」は創業55周年を記念して、豪華食材やレアメニューがずらりと並びます。小田急百貨店の物産展バイヤーが人気店と半年以上かけて開発したオリジナルメニューや、道外初出品のめずらしいメニューなどを味わってみませんか。気になるメニューを紹介●超レア!食べておきたい一品●天然だし麺処 あさま「ホッキ醤油ラーメン」:1,280円1kgで30,000円の超高級食材、ホッキ節を使った絶品スープです!こちらはスープも具もホッキ貝尽くし。「天然だし麺処 あさま」がホッキ貝の水揚げ量日本一の苫小牧に店を構えることから生まれました。スープは化学調味料不使用にこだわる自然派ラーメン店ならではの優しい味です。自家製麺との相性も完璧。ホッキ貝にはアラニンやギリシンなどの旨み成分と、タウリン、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。美味しいだけではなく、食べると元気になれるラーメンです。※各日限定100杯(イートイン)販売期間:9月21日(水)~9月27日(火)●赤いリボン「北海道発 メロンバウム めろんの里:1,350円富良野産赤肉メロン果汁がふんだんに加えられた、直径13cmのバームクーヘンです。出品するのは地元、岩見沢の食材にこだわった洋菓子店「赤いリボン」。メロンのフルーティな味わいがたまらないメロンバウムは道外初出品です。※販売期間:9月21日(水)~9月27日(火)●ドーンと大盛り、ボリューム弁当●美食千歳「海からの贈り物~秋の味覚と海の幸の食べ比べ御膳~」:7,980円軽く2、3人前はあるボリューム満点のお弁当です。総重量は1.2kg以上!その豪華さはまるでおせち料理のようです。生うにや生いくら、ヒラメ、ボタンエビのほか、鮭3種類(地鮭、銀聖、大助)、貝類4種類(エゾアワビ、ホッキ貝、ツブ貝、ホタテ)、カニ3種類(花咲ガニ、毛ガニ、タラバガニ)、青魚2種類(ニシン、サンマ)がギッシリ詰め込まれています。水産問屋ならでは、ほかでは食べられない海の幸満載弁当です。※各日限定20折販売期間:9月21日(水)~10月4日(火)●ステーキハウス 牛の松阪「ステーキハウス~極(きわみ)~弁当」:9,720円肉と魚介、サンドイッチもご飯も食べられるゴージャスなお弁当です。提供するのは高級店「ステーキハウス 牛の松阪」。三石和牛や十勝牛のサーロイン、ふらの和牛のイチボなど上質な道産牛、さまざまな部位を味わえます。魚介もホタテや蝦夷アワビ、本タラバの脚肉がたっぷりです。弁当の総重量は約1.5kg、2~3人で分けるとちょうどいい量になるでしょう。※各日限定10折販売期間:9月28日(水)~10月4日(火)●うけがわファームDEN-EN「秋の小にぎりセット」:780円(4個入)かわいくて食べやすい、米農家「うけがわファームDEN-EN」が作ったひと口サイズのおにぎりです。おにぎりに使っているのは自社農場のブランド米「ゆめぴりか」。秋の北海道大収穫祭では小にぎりのほか、450gのビッグサイズ「ダイナマイトおにぎり」も登場します。その大きさに驚くこと間違いなしです。※各日限定30折販売期間:9月21日(水)~10月4日(火)●こだわり野菜部会 真白栽培グループ「玉ねぎ 真白(ましろ)」:300円(Lサイズ2個)辛味が少なくて甘みたっぷり、生でも食べられる玉ねぎ「真白」が販売されます。生でいただけるのはもちろん、加熱すれば甘さが一段と際立つのが魅力的なめずらしい品種です。真白のほかにも、「さらさらレッド」や「札幌黄」などの品種も並びます。土の香りを感じられるような、「収穫祭」の名にふさわしいラインナップです。※販売期間:9月21日(水)~10月4日(火)秋の北海道大収穫祭は第1週の9月21日(水)から9月27日(火)と、第2週の9月28日(水)から10月4日(火)に分かれて開催されます。店舗ごとに販売期間が違うので、気になるメニューは事前に販売期間をチェックしてくださいね。■イベント概要名称: 秋の北海道大収穫祭開催期間:2016年9月21日(水)~10月4日(火)時間:10:00~20:00 ※9月27日(火)と10月4日(火)は18:00まで会場:小田急百貨店新宿店小田急百貨店新宿店本館11階催物場所在地:東京都新宿区西新宿1-1-3アクセス:新宿駅から徒歩約3分公式サイト:
2016年09月21日現地時間の8日に『マグニフィセント・セブン』で第41回トロント映画祭が開幕した。その他の画像『マグニフィセント・セブン』は、『荒野の七人』を、『トレーニング・ディ』のアントワン・フークア監督とデンゼル・ワシントンでリメイクするもの。キャストには、ほかに、今最も勢いのあるクリス・プラットや、やはり『トレーニング・ディ』に出たイーサン・ホーク、イ・ビョンホン、ヴィンセント・ドノフリオ、ピーター・サースガードなどが含まれる。フークアらしく、ファイトシーンはリアルで過激。かつ、ドラマの部分もしっかり描かれる。それぞれに個性を強調するが、プラットは際立ってかっこいい。プレス向け試写はほぼ満席。記者会見も、トロント映画祭の会見でここまで並ぶのは見たことがないほどジャーナリストが集まり、入れない記者が多数出た。会見でワシントンは『荒野の七人』を観ていないと告白。記者たちを驚かせたが、「避けていたわけじゃないが、これをやることになり、『ああ、君は、あの人がやった役をやるんだね』と言われることなく、自分で自由にキャラクターを模索することができた」と語った。しかし『七人の侍』は観ており、フークア監督とは『七人の侍』についてじっくりと話し合ったという。そもそも、ワシントンがこの映画を引き受けた第一の理由は、フークア監督だ。「もちろん、ストーリーも脚本も良かったよ。でもアントワンが、これをやってくれないかと僕に聞いてきたんだ。それが一番重要な理由だった」(ワシントン)。イ・ビョンホンが演じる役は、イーサン・ホークが演じるキャラクターと、長年の知り合いという設定だ。映画の中でもふたりは強い絆を見せるが、自然に、カメラの後ろでも、ふたりは友人関係を築くことになったと、イは明かす。「僕は昔からずっとイーサンのファンだったが、実は僕の妻もそうなんだ。だから、ある時、撮影現場に妻を連れていったら、妻が本当に幸せそうでさ。彼女とは10 年も一緒なのに、あんなにうれしそうな顔を見たことはなかったよ。だから、僕はイーサンが大好きでありつつ、大嫌いでもある(笑)」。『マグニフィセント・セブン』2017年1月27日(金)公開取材・文・写真:猿渡由紀
2016年09月09日カナダ最大の都市トロントで開催される“第41回トロント国際映画祭(TIFF)”が、現地時間の9月8日にスタートする。開幕前夜からすでにイベントなどが行われ、映画祭事務所のあるキング・ストリート周辺は、熱気に満ちている。その他の画像近年、トロント映画祭での反響は、オスカー予測に欠かせない重要な要素となってきた。過去に『それでも夜は明ける』『スラムドッグ$ミリオネア』『英国王のスピーチ』などの作品が、同映画祭で観客賞を受賞し、オスカー作品賞につなげている。今年も、期待作が多数ラインナップされている。観客賞の期待が最も持たれるのは、『セッション』のデイミアン・チャゼルの監督第2弾『ラ・ラ・ランド(原題)』。すでにベネチア映画祭でプレミアし、大絶賛を得ている。トロント映画祭は、北米プレミアとなる。ライアン・ゴズリングとエマ・ストーン主演のミュージカルで、L.A.を舞台とするラブ・ストーリーだ。また、1月のサンダンス映画祭で観客賞と審査員賞をダブル受賞したネイト・パーカー監督作『The Birth of a Nation』もワールドプレミアされる。サンダンス映画祭での大絶賛ぶりは大きなニュースとなり、来年のオスカーの有力候補かと騒がれたが、ここ数週間、パーカーの過去のレイプ事件関与が浮上し、影を落としている。それでも、パーカーとキャストの記者会見が決行されることになり、会見でどんな発言が出るのか、強い関心が寄せられている。ほかの北米プレミアには、ナタリー・ポートマンがジャッキー・ケネディを演じるパブロ・ラライン監督の『Jackie』、シャイア・ラブーフ主演、アンドレア・アーノルド監督の『American Honey』、ジェフ・ニコルズ監督の『Loving』、トム・フォード監督の『Nocturnal Animals』、ジム・ジャームッシュ監督の『Paterson』、ポール・ヴァーホーヴェン監督の『Elle』などがある。ワールドプレミア作品は、ニコール・キッドマン、デヴ・パテルらが出演する『Lion』、オリバー・ストーン監督、ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演の『Snowden』、フランシス・コッポラの妻でソフィアの母エレノア・コッポラが監督する『Paris Can Wait』、ユアン・マクレガーの監督デビュー作『American Pastoral』、レオナルド・ディカプリオが製作した環境問題のドキュメンタリー『The Turning Point』など。受賞発表は9月18日(現地時間)。現地からのレポートを、明日から連日掲載していく。取材・文・写真:猿渡由紀
2016年09月08日「京都国際映画祭2016」のプログラム発表会見が、9月6日(火)によしもと祇園花月にて行なわれた。司会には「ブラックマヨネーズ」とKBS京都のアナウンサーが務めた。今回で3回目を迎える「京都国際映画祭」は、「京都映画祭」から引き継いだ伝統と志を胸に、“映画もアートもその他も全部”をテーマとした映画祭だ。今年は10月13日(木)から16日(日)の期間で開催。「京都上ル上ル」というキャッチコピーを掲げるという今回は、世界遺産・元離宮二条城でオープニングセレモニーが実施されることも発表された。ここでは本映画祭の参加上映作品、アート作品やアート展示、各プログラムの見どころの紹介などが行われるようだ。「映画部門」の紹介では、オープニングプレミア上映として三船敏郎の波乱万丈な人生と映画作品、そのサムライ精神に迫ったドキュメンタリー映画『MIFUNE:THE LAST SAMURAI』を上映されることが明らかに。また、「ドキュメンタリー」では、佐村河内守氏を取り上げ話題になった映画『FAKE』など、数々のドキュメンタリー作品を手がける森達也監督のドキュメンタリー作品を上映する「森達也特集」が開催。そして、「サイレント映画」では『街の灯』など名作・傑作を上映する「チャンプリン特集」、「ショート・コメディ傑作選」、「おもちゃ映画傑作選」、「小津安二郎」という、多彩な4つのプログラムで展開。これまで放送局と吉本興業で数多くの映画を共同制作してきた「TV DIRECTOR‘S MOVIE」では、ゲストの登壇と共にプレミア上映を実施そのほか盛りだくさんな内容となっているという。ここでゲストとして、木村祐一が登壇。話題をさらった映画「ワレワレハワラワレタイ」の映画監督を務めた木村さんは「吉本所属芸人107組に3年強かけてインタビューを行い、そのなかから何組かを抜粋して上映するというので、インタビューを担当しました。前回も10組、上映させてもらいましたが、今回は一部編集を加え、新しいメンバーの上映もあります。仁鶴師匠からチュートリアルまで、テレビでは語られることのない、笑いに関しての悲喜こもごもを、100~120分のインタビューを編集して上演します。ゲストを呼んでトークショーも行います」と紹介した。本映画祭では、2つの大きな顕彰事業「三船敏郎賞」「牧野省三賞」を始め、映画部門、アート部門、さらに各種のイベント部門と盛りだくさん。日本映画の発展に寄与した映画人に贈られる賞「牧野省三賞」はオープニングセレモニーで、2014年には役所広司も受賞した、国際的な影響を持つ俳優に贈られる「三船敏郎賞」はクロージングセレモニーにて発表される。「京都国際映画祭2016」は10月13日(木)~16日(日)よしもと祇園花月ほかにて開催。(cinemacafe.net)
2016年09月07日カナダモントリオールにて開催された「第40回モントリオール世界映画祭」。9月5日(現地時間)にて受賞式が行われ、ワールド・コンペティション部門に出品されていた、青柳翔(劇団EXILE)主演映画『たたら侍』が「最優秀芸術賞」を受賞したことがこのほど分かった。本作はEXILE HIROが映画初プロデュースを手掛けた作品で、原作なしのオリジナルストーリー。戦国時代の島根・奥出雲の村を舞台に、伝統を継承し守ることを宿命付けられた主人公が、葛藤や挫折を通して真の「武士」へと成長していく姿を描いた本格時代劇映画だ。キャストには主演の青柳さんを始め、 小林直己(EXILE/三代目J Soul Brothers)、AKIRA(EXILE)のほか、津川雅彦、奈良岡朋子、笹野高史、甲本雅裕、宮崎美子ら俳優陣も出演している。先月29日、現地で行われたワールド・プレミアには、青柳さんと小林さん、錦織良成監督が参加。上映前には観客が約100mの列をなし、場内は約800席が満席になり立ち見が出るほどの注目を集め、反響と期待値の大きさから異例のレッドカーペットセレモニーが行われたほど。今回の授賞にあたって主演の青柳さんは「大変嬉しく思っております。改めてモントリオール映画祭関係者の皆様に感謝しております。そしてHIROさん、錦織監督、スタッフの皆様、応援してくださった皆様のおかげでこのような賞を頂くことが出来本当に感謝しております」と喜び、「日本だけではなく、たくさんの人に観て頂きたいと思っております」とコメント。またAKIRAさんも「今回の『たたら侍』でモントリオール映画祭、最優秀芸術賞ということで日本の国、文化、伝統技術のすばらしさを、映画『たたら侍』と、そして刀を通して武士道精神を世界中の方々にお伝えすることができ、そしてそれが評価されたということで本当に嬉しく思っております」と語り、自分たち自身もジャパンプライドという精神を持って、新たなLove,Dream,Happinessの形とメッセージを映画を通してお届けしたいと思っていましたので、この評価をすごく嬉しく思っていると同時に誇りを持って、さらなる活動に活かしていきたいなと思っております」と今後について語っている。そしてHIROさんは「監督はじめスタッフの皆様に色々勉強させていただき、このような映画に携われたことを幸せに思います。映画『たたら侍』を世界中の方にご覧いただけるよう、これを機に、さらに飛躍できるよう頑張っていきたいと思います」とコメント。監督も「今回の受賞は、何よりのご褒美です。こんなに嬉しいことはありません。先頭に立ち映画をけん引してくれたヒロさんに心から感謝しています。そして、キャスト、スタッフの皆さん、支えて頂いた全ての皆様に御礼を言いたいです」と喜びを語った。また、映画祭関係者のセルジュ・ロジーク(映画祭創設者/プレジデント)は「今年のモントリオール映画祭のコンペは非常にレベルが高かった。(『たたら侍』は)世界に通用する作品なので、オスカーに出すべきだ」と話し、ピエール・アンリ・ドロー(映画祭審査員長)は「『たたら侍』の中で興味深いのは、欧米人が知らない侍に対する新しいビジョンだということだ。この映画のアプローチは素晴らしい。戦いのシーンも奇麗だ。それは黒沢映画を現代化したような感じだ。それから溝口健二の映画などにも比較できる。ヨーロッパの観客にも喜ばれるはずだ。黒沢や溝口の映画は侍を伝説化するものだった。『たたら侍』では真の侍を紹介するといったアプローチがある。とても違う。こういった点が、この映画を現代的で興味深くしている」と2人とも世界でも十分に通用する作品だと絶賛のコメントを寄せている。『たたら侍』は2017年初夏、新宿バルト9、TOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年09月07日第40回モントリオール映画祭のワールド・コンペティション部門に出品されていた映画『たたら侍』が、現地時間5日に行われた受賞式で、最優秀芸術賞を受賞し、主演の青柳翔、AKIRA、小林直己、エグゼクティヴ・プロデューサーを務めるHIRO、錦織良成監督がコメントを寄せた。その他の画像『たたら侍』は、戦国時代の島根・奥出雲の村を舞台に、伝統を継承し守ることを宿命付けられた主人公が、葛藤や挫折を通して真の“武士”へと成長していく姿を描いた本格時代劇映画。映画祭審査員長のピエール・アンリ・ドロー氏は、「『たたら侍』の中で興味深いのは、欧米人が知らない侍に対する新しいビジョンだということだ。古典的な黒澤の『七人の侍』や『乱』のような戦いのプロフェッショナルの侍を描いている訳ではなく、裏にある真実を追求するかのようなアプローチである。この映画のアプローチは素晴らしい」と話し、映画祭創設者でプレジデントのセルジュ・ロジーク氏は「今年のコンペは非常にレベルが高かった。(『たたら侍』は)世界に通用する作品なので、オスカーに出すべきだ」と称賛した。青柳は「この作品はたくさんの方にご協力頂き、日本の文化や伝統を世界の方々にも知って頂きたいという思いから作られました。日頃悲しい出来事やニュースが続く中『憎しみからは何も生まれない。憎しみの連鎖を断ち切る』という、簡単な事ではないけれど、それでも諦めるよりよい未来であればと言うメッセージも詰まっている作品だと思うので日本だけではなく、たくさんの人に観て頂きたいと思っております」と語り、AKIRAは「自分たち自身もジャパンプライドという精神を持って、新たなLove,Dream,Happinessの形とメッセージを映画を通してお届けしたいと思っていましたので、この評価をすごく嬉しく思っていると同時に誇りを持って、さらなる活動に活かしていきたいと思っております」とコメント。小林は「『たたら侍』は、日本の伝統技術とともに、美しい日本の風景や自然の持つ強さ、そこから生まれた日本の精神を題材として取り扱っています。先日、モントリオールに訪れた際も、そのあたりが現地の皆さんの興味を集めていたことを肌で感じました。そんな作品が、最優秀芸術賞を頂けたということで、改めて日本を誇りに思います」といい、HIROは「監督はじめスタッフの皆様に色々勉強させていただき、このような映画に携われたことを幸せに思います。映画『たたら侍』を世界中の方にご覧いただけるよう、これを機に、さらに飛躍できるよう頑張っていきたいと思います」と喜びを語った。錦織監督は「HIROさんと一緒に企画を立ち上げてから約3年。1年がかりで撮影し、完成した映画『たたら侍』にとって今回の受賞は、何よりのご褒美です。こんなに嬉しいことはありません。この受賞を機に、真の侍の心、日本の心を描いたこの映画がひとりでも多くの人々に観ていただけたらと思います。みんなで1カット1カット紡いだ拘りの作品を宜しくお願い致します」と思いを述べた。『たたら侍』 2017年初夏公開
2016年09月07日「文化庁メディア芸術祭20周年企画展―変える力」が、東京・千代田区のアーツ千代田 3331をメイン会場に開催されます。日程は2016年10月15日(土)から11月6日(日)までです。企画展は変化をキーワードに、アートやエンターテインメント、アニメーション、マンガなどの歴代受賞作品の展示や上映が予定されています。文化庁メディア芸術祭の歴史を一挙に振り返り、20年にわたる文化やテクノロジーの変化、流れを体感できる貴重な機会です。入場は無料。気軽に足を運んでみてください。文化庁メディア芸術祭の20周年を記念した企画展が開催!アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門からなる公募展「文化庁メディア芸術祭」。その20周年を記念した企画展「文化庁メディア芸術祭20周年企画展―変える力」が、2016年10月15日(土)から11月6日(日)までの23日間にわたって開催されます。会場は東京千代田区のアーツ千代田 3331です。「変化」をキーワードに、歴代審査員4人を監修者に迎え歴代の受賞・審査委員会推薦作品の展示や上映などを実施。変化・改革し続けるメディア芸術の多様な表現が紹介されます。「ドラゴンクエスト」、「ジョジョリオン」、「つみきのいえ」!お馴染みの作品が大集合第 17 回 マンガ部門 大賞 『ジョジョリオン ―ジョジョの奇妙な冒険 Part8―』 荒木 飛呂彦©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/SHUEISHA本展では歴代の受賞・審査委員会推薦作品から厳選された、多様な映像作品が登場します。第12回のアニメーション部門・大賞を受賞した加藤久仁生「つみきのいえ」をはじめ、第15回 アニメーション部門・優秀賞の山村浩二「マイブリッジの糸」などが上映される予定です。マンガ部門の監修は東京工芸大学教授の伊藤剛氏が担当します。第17回マンガ部門・大賞作品の荒木飛呂彦「ジョジョリオン -ジョジョの奇妙な冒険Part8-」、第10回マンガ部門・優秀賞を受賞したよしながふみ「大奥」など、受賞作品全巻を自由に閲覧できるマンガライブラリーも設置予定です。また、第4回デジタルアート部門・大賞を受賞した国民的人気ゲーム「ドラゴンクエストⅦ~エデンの戦士たち~」も展示されます。第4回 デジタルアート(インタラクティブ)部門 大賞『ドラゴンクエスト VII ~エデンの戦士たち~』『ドラゴンクエスト VII』 開発チーム(代表:堀井 雄二(シナリオ & ゲームデザイン)/すぎやま こういち(音楽)/鳥山 明(キャラクターデザイン)/山名 学(メインプログラム)/眞島 真太郎(アートディレクション))© 2000 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/HEART BEAT/ARTEPIAZZA/SQUARE ENIX All Rights Reserved.ほかにも歴代受賞者が出演するトークイベントやパフォーマンス、ワークショップなども実施されます。20年にわたるメディア芸術の軌跡を楽しみましょう。なおプログラムの詳細は決定次第、公式サイトにて発表されます。興味がある方はチェックしてみてくださいね。●「New Style New Artist - アーティストたちの新たな流儀」の開催が決定!20周年企画展の一環として、サテライト会場であるNTTインターコミュニケーション・センターで「New Style New Artist - アーティストたちの新たな流儀」の開催が決定しました。アート、デザイン、エンターテインメントを自由に行き来し、時にはクライアントワークを、時にはアート領域での表現活動をする、近年のメディアアーティストたちの作品群をピックアップして紹介。また、個人ではなく仲間たちとプロダクションを設立し活動しているのも大きな特徴となっています。出展予定者は、以下の通りです。1. WOW(1997/2009)2. plaplax(2004/1997 近森基として受賞)3. ライゾマティクス(2006/2007)4. takram(2006/2008)※()内は、設立年/メディア芸術祭初入選などさらに例年通り「平成28年度[第20回]文化庁メディア芸術祭」も実施されます。応募締切は9月9日(金)日本時間18:00必着です。審査結果は2017年3月中旬に発表予定です。こちらもチェックしてみてください。イベント詳細名称:文化庁メディア芸術祭20周年企画展―変える力会場:【メイン会場】アーツ千代田 3331(東京都千代田区外神田6-11-14) 【サテライト会場】NTTインターコミュニケーション・センター [ICC](東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階)、UDX THEATER、国立新美術館など会期:2016年10月15日(土)~11月6日(日)アーツ千代田 3331開場時間:11:00~19:00※入場は閉場の30分前までNTTインターコミュニケーション・センター開場時間:11:00~18:00 ※入場は閉館の30分前まで閉館日:メイン会場は会期中無休※開館時間、休館日は会場によって異なります。入場料:無料※一部のイベントは有料公式サイト:
2016年08月27日三年に一度の国際芸術際「あいちトリエンナーレ2016」が、8月11日(木・祝)~10月23日(日)まで開催中。開催エリアとして、名古屋、岡崎、豊橋の市内が中心となり、美術館のみならず、街なかのいろいろなスペースでアート作品が点在する。街あるきとともに気軽に世界中のアートを楽しめるイベントだ。参加する作家は、38の国と地域から119組。これまでになく外国の作家が参加しているのも特徴で、日本初出展、初上演も含み、愛知県で初めて目に触れるものも数多い。メインビジュアルとして使用しているジェリー・グレッツィンガーの作品も日本初展示となる。展示・上映・上演されるのは、絵画や彫刻、映像、写真、インスタレーションにパフォーミングアーツまで表現方法はさまざま。また、数ある芸術祭でも珍しくオペラも上演する。8月26日(金)には「あいちトリエンナーレ公式ガイドブック」編集スタッフによる、同芸術祭をもっと楽しむためのトークイベント(予約受付中)も開催。編集長やアートディレクターのほかに、芸術監督の港千尋氏や、開催地となる岡崎のアート広報大使のオカザえもんも参加して、現場を知る人ならではの楽しみ方を教えてくれる。応募はWEBサイト「ぴあ中部版WEB」内にて受付中なので、お気軽に参加してみては。それら芸術祭にまつわる様々な情報について、あいちトリエンナーレ2016のオフィシャルサイトはもちろん、あいちトリエンナーレ2016のニュースサイト「あいトリNAVI」などもあるので、そちらも活用して、貴重なイベントの数々を見逃さないよう楽しもう。
2016年08月24日山形県には、「だし」という郷土料理があります。夏野菜をたっぷり使ったさわやかな味わいで、夏バテ気味でも食べやすいのが特徴です。最近では都心のスーパーでも市販品が見られるようになりましたが、簡単に作れるので挑戦してみませんか?野菜を切ってめんつゆと混ぜるだけだしは細かく切った野菜を醤油ベースのタレに漬けたもので、即席漬けの一種ともいわれます。ナスやキュウリと、みょうがやシソなどの香味野菜を使うのが一般的。味付けは家庭によって異なりますが、めんつゆを使えば手軽に作ることができます。まずはナスとキュウリをカットし、30分ほど塩水につけてアク抜きをしましょう。大きさの目安は0.5~1センチ角くらい。ゴロッとした食感を楽しみたいなら大きめに、薬味などに使う場合は小さくカットしたほうがいいでしょう。アクが抜けたらしっかり水を切り、細かく切ったみょうがとシソを混ぜます。野菜の量はお好みでOK。ボウルやタッパーのサイズに合わせて調整しましょう。続いてめんつゆを注ぎます。野菜から水分が出るので、薄めずに使うのがポイント。めんつゆの分量は野菜がひたひたにはならない程度、キュウリとナスを1本ずつ使うなら、40~50ccくらいが適量。最後に納豆昆布(がごめ昆布)をひとつまみ加え、冷蔵庫で1時間ほど寝かせれば完成です。納豆昆布が生み出すネバネバが特徴的。さらにオクラをプラスして食感を楽しむレシピもあります。冷蔵庫で2、3日は保存できますが、容器から取り出すたびに空気にふれて傷んでしまうので、その日に食べる分だけを作った方がいいでしょう。洋風メニューにもアレンジ可能このだしは、ごはんのお供にぴったり。納豆との相性もよく、ネバネバの相乗効果により、スタミナアップが期待できます。豆腐にトッピングしたり、そうめんのつゆに入れたり、薬味代わりにも使えます。その場合は、ネギやしょうがをプラスするのがおすすめ。豚肉の冷しゃぶにのせてもおいしくいただけます。少し酸味が出てきたら、パスタの具に活用してみては? 豚肉やツナなどと一緒に炒めれば、この酸味がアクセントに。ネバネバは健在で、めんにもよくからみます。だしは蒸し暑くなる盆地で生まれた料理。体を冷やす作用がある夏野菜と、食欲を増進させる香味野菜を組み合わせることで、夏の暑さを乗り切っていたのでしょう。この知恵を借りて、夏バテ知らずの日々を送りたいものですね。
2016年08月19日6月に開催され、盛況を博した「フランス映画祭2016」で、最高賞にあたるエールフランス観客賞を受賞したヒューマンドラマ『The Final Lesson』(英題)が、『92歳のパリジェンヌ』として、10月に劇場公開されることが決定した。かつては助産婦として活躍し、いまは子どもや孫にも恵まれ、ひとり穏やかな老後を過ごしているマドレーヌ。まだまだ元気な彼女だが、気がかりなのは、数年前からノートに書き記している「1人でできなくなったことリスト」の項目がどんどん増えていること。そんな中で迎えた92歳の誕生日。「いままで本当にありがとう。幸せな人生だわ」と、バースデーパーティでのスピーチを感謝の言葉で始めるマドレーヌ。だが、その後に続いた宣言に、家族は耳を疑う。「2か月後の10月17日に私は逝きます――」。みんなに迷惑をかける前に、自らの手で人生に幕を下ろすというマドレーヌ。絶対反対を唱える家族たちと、決して揺るがないマドレーヌの意志。こうして家族の波乱の日々が始まるが、母を説得しようと会話を重ねるうちに、娘は次第に母の生き方やその強さに心を動かされていき…。6月24日~27日まで開催された「フランス映画祭2016」で、12本の新作から多くの観客たちに支持され、見事、観客賞を受賞した本作は、92歳にして凛と生きる母と、彼女を支え続ける娘の感動の物語。監督は、女優としても活躍するパスカル・プザドゥー。主演は、『彼女の名はサビーヌ』の監督としても名を馳せ、『親密すぎるうちあけ話』『仕立て屋の恋』などで知られる名女優サンドリーヌ・ボネールと、84歳のいまも舞台・テレビ・映画で活躍をする『溺れゆく女』『私の好きな季節』などの大ベテラン、マルト・ヴィラロンガ。リオネル・ジョスパン元・仏首相の母の人生を、作家である娘ノエル・シャトレが綴った物語を原案に、自分の美学を貫き、美しく、凛としたまま人生を終える決意をした一人の女性とその家族を描き上げ、自分らしい“終わり方”を問いかけていく。『92歳のパリジェンヌ』は10月、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月17日2016年10月1日(土)、栃木県大田原市のふれあいの丘で「星旅祭2016☆inおおたわら」が開催されます。星旅祭2016☆inおおたわらは、星と音楽と旅をテーマにした野外フェスティバルです。アロマテラピーやアーティストたちのライブなど、ステキな企画が盛りだくさん。それでは、見どころをチェックしましょう!開催地は「星がよく見える場所」日本一の大田原市栃木県大田原市は環境省の「全国星空継続観察 スターウォッチング・ネットワーク」で、「星空がよく見える場所」日本一に4回も選ばれました。大田原市内には県内有数の天文施設があり、星空に関するイベントに最適な場所です。星旅祭2016☆inおおたわらが開催される10月1日(土)は天秤座の新月にあたります。新月の日は月明かりが弱く星がいっそう輝いて見える日で、星空観察にふさわしい日。日本一星空がよく見える大田原市に足を運び、星を見上げてみませんか?●テーマごとに見どころをチェック!星旅祭2016☆inおおたわらのテーマは、星(天文)、旅(グルメや体験)、祭(音楽)に分けられます。星空だけではなく、大田原の広い大地や豊かな自然、農産物、水産物などを丸ごと楽しんでほしいとの願いから、さまざまな企画が生まれました。次に、各テーマのブースごとに見どころを紹介します。●星ブース広場に寝ころび、満天の星空を見上げましょう。神話や伝説の舞台でもある星空を眺めれば、まるで旅をしている気分になれますよ。12星座や月のリズムに香りを合わせたルナアロマテラピーヨガもおこなわれる予定です。●旅ブース旅ブースでは大田原の魅力、醍醐味を満喫できるブースです。伝統工芸を紹介するブースがあるほか、地元グルメが味わえるFOODブースが並びます。素敵な大田原の一面に出会えますよ。●祭りステージ祭り、フェスティバルといえば音楽は欠かせません!日中は「青空コンサート」、夕方からは「星空コンサート」で音楽を楽しめます。青空コンサートには、大田原出身のシンガーソングライターで大田原市の国際親善大使も務めるすわじゅんこさんが出演予定です。星空コンサートにはスペシャルゲストとして、奄美大島出身の歌手・城南海さんが登場します。ほかにも地元のバンドやパフォーマーの方々も出演し、みんなで盛り上がれるイベントです。【タイムスケジュール】・第一部「旅するおおたわら☆」12:00~18:00おおたわらグルメ旅、人・モノ・文化との出会い旅、わくわくイベント探し旅、いろんなブースを巡って大田原を旅しよう!13:00~13:30すわじゅんこさんによる「青空コンサート」・第二部 「星みるおおたわら☆」18:00~18:30城南海さんによる「星空コンサート」18:45~19:15サプライズ天体SHOW19:15~19:45自由な星旅TIME19:45~20:00グランドフィナーレ昼から夜までワクワクする催し満載のフェスティバルです。秋の夜長は、星旅祭2016☆inおおたわらで美しい星空を眺めましょう。イベント概要名称:星旅祭2016☆inおおたわら開催日時:2016年10月1日(土)12:00~20:00会場: 大田原市ふれあいの丘※雨天時決行住所: 栃木県大田原市福原1411-22アクセス:JR東北線・宇都宮線西那須野駅から東野バスで大田原市役所入口下車、大田原市営バス(佐久山・親園循環線)でふれあいの丘下車料金:大人/前売券2,000円、当日券2,500円学生/前売券1,500円、当日券2,000円小中高生/前売券500円、当日券1,000円※料金はすべて税込、未就学児は無料主催:大田原市星旅祭実行委員会定員:1,000名申込方法:星旅祭公式ホームページ、オンライン販売、コンビニ販売、大田原市内販売所にてチケットを購入。公式サイト:【チケット販売について】■オンライン販売チケット販売サイト LivePocket ■コンビニ販売 (FamilyMart)Famiポート(チケット販売端末)・女子旅チケット 7,600円(税込)※女性4人組に限り有効・グループチケット 7,800円(税込)※女性2名以上の4人組に限り有効■大田原市内販売所・大田原市観光協会窓口・大田原市ふれあいの丘 シャトー・エスポワール受付・交流カフェas(大田原市中央1-17-14)
2016年08月15日東北芸術工科大学が主催する地域密着型の現代芸術祭「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016」が、山形県山形市中心市街地及び、都内の書店にて9月3日から25日まで開催される。第2回となる今回の「山形ビエンナーレ」では、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を日本人で初めて受賞した絵本作家の荒井良二芸術監督のもと、国の重要文化財である文翔館をはじめとした市内各所の歴史的建造物やリノベーション物件を主な会場に、“山は語る”をキーワードにした様々な企画を実施。14年に行われた第1回と同様に、アーティストと市民による共同制作プログラムを軸に、アートはもちろん、文学やファッション、食、音楽など様々な分野の体験アートプログラムが用意されている。会期中は各会場にて、朗読会や古本市、ブックカフェなどを展開し、“本”をツールにして街と人、人と人がゆるやかにつながる場や機会を創出。また、街歩きのガイドブックを兼ねたナカムラクニオ責任編集の小説集『ブックトープ山形』や、“野生動物”をテーマにミロコマチコと市民が制作した立体絵本『あっちの目、こっちの目』など、クリエイターが市民とともに山形をじっくり取材して制作した絵本の数々も登場する。その他、ミュージシャンとアーティストが即興セッションを繰り広げるライブも見所のひとつ。国の重要文化財である文翔館の議場ホール(旧県議事堂)をはじめ、図書館や旧温泉施設、元養蚕試験場などユニークな施設を会場に、週末ごとに音楽・アート・ダンスのパフォーマンスを上演する。また、“食をつくる人”によるプログラムも実施。江戸時代から続く和菓子の老舗・乃し梅本舗佐藤屋の八代目である佐藤慎太郎と、山伏の坂本大三郎が創作する「みちのおくの芸術祭」の行事菓子のふるまいや、人が自然を食べるためにおこなうシンプルな行為“煮たり、炊いたり”を中心に、山形の素材をワンプレートで表現する食堂・nitakiなどによるグルメ、東京渋谷の人気連ストラン「Pignon」のオーナーシェフ吉川倫平による、厳選した山形の素材を使った「作って・食べる」食のワークショップなどが登場する。会期中は、「山形ビエンナーレ」を旅するツアープログラムも多数開催。イラストレーターの平澤まりこによるバスツアー「YAMAGATA TRAVEL BUREAU 2016」では、山の自然や信仰、風土と食、地域のデザインなど、山形独自の文化・人・モ ノ・コトに触れることのできる貴重な体験が目白押しとなっている。主な会場は、文翔館、洗心庵、とんがりビル、遊学館、山形県立図書館、山形まなび館、旧西村写真館、七日町御殿堰、BOTA coffee、ギャラリー絵遊・蔵ダイマス、やまがた藝術学舎、東北芸術工科大学、丸八やたら漬旅籠町立呑処、乃し梅本舗佐藤屋本店、クアハウス碁点旧大浴場、新庄市エコロジーガーデン・原蚕の蚕の杜、東京・荻窪のカフェ6次元、東京・銀座の森岡書店など。
2016年08月07日オールナイト開催の野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭2016」にて、先日発表された『アメリ』に引き続き、宮崎あおい×高良健吾主演で大ヒットした『ソラニン』、「時をかける少女」の原作者・筒井康隆の小説をアニメ化した故・今敏監督の名作『パプリカ』の上映が明らかになった。長編映画やインディペンデントの短編映画など、個性豊かな作品をオールナイトで楽しめる新たな野外映画フェスとして注目を集める「夜空と交差する森の映画祭2016」。夢(物語)と現実が入り混じる“ゆめうつつ”な世界をテーマにする今回、新たに発表になった第2弾ラインナップでは、メインステージにて上映される長編作品に『アメリ』に引き続く2作品が決定。まず、浅野いにおの人気漫画を『くちびるに歌を』の三木孝浩監督が映画化した『ソラニン』(’10)は、「ASIAN KUNG-FU GENERATION」による主題歌の作詞を浅野氏が担当し、漫画作品中にも登場したことで話題。宮崎さんと高良さんのW主演で贈る本作は、夢を求め、夢を追う彼らの姿が一味違う“ゆめうつつ”となるはず。2作目は、『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』の今監督が手がけた『パプリカ』(’06)。主人公であるパプリカ/千葉敦子の声を演じるのは、林原めぐみ。本年のテーマである“ゆめうつつ”がまさに表現された、夢と現実の世界を行き交い、交差する作品となっている。さらに、女子高生時代に「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」審査員特別賞を受賞した松本花奈監督の『僕もあの子も』、カリスマモデルのアリスムカイデが出演する千葉雛子監督の『H◎LE』など、新進気鋭の監督含むインディーズ短編映画17作品の上映も決定。また、「森の映画祭」のYouTubeチャンネルでは、3代目広報レポーターの黒川千咲季が登場する「映ガールch Vol.1」が公開中。開催地である山梨県北杜市「べるが」にて撮影を行った現地レポートで、昨年の映像も織り込みながら各ステージの世界観を紹介している。「夜空と交差する森の映画祭2016」は、山梨県北杜市白州・尾白の森名水公園「べるが」にて10月8日(土)オールナイト開催。(text:cinemacafe.net)
2016年07月29日森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)にて2016年7月30日(土)~2017年1月9日(月・祝)の期間、「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」が開催される。本展では、歴史的な天文学資料から、現代アーティストによる芸術作品、宇宙開発の最前線に至るまで、宇宙にまつわる古今東西のジャンルを超えた多様な出展物約200点を一挙に公開する。注目は、国内外のアーティストによる宇宙を体感できるインスタレーションだ。宇宙を浮遊しているかのような感覚を体験できるチームラボの新作や、太陽の光の強度を音で表現したり、日時計の刻んでいく時間を感じられるインスタレーションなど、観るだけにとどまらず、五感で感じる作品が多数展示される。火星の仮装住居模型や宇宙開発の父ツィオルコフスキーが描いたロケット理論のスケッチなど、日本初公開となる作品も見どころのひとつだ。生命の源、太陽のエネルギーや、時間の概念、宇宙飛行に宇宙人の存在まで、宇宙を多角的に捉えて壮大なスケールで展開する作品を前にすれば、これまでにない視点や未来的なクリエイティビティのヒントが見つかるかも。7月30日(土)には、トークセッション「知と宇宙観をめぐる旅」や、出展アーティストが自作と宇宙との関連性について語るアーティストトークが行われるほか、8月20日(土)にシンポジウム「科学者と読み解く『宇宙と芸術展』」、10月4日(火)にはトークセッション「芸術のなかの宇宙観」など、さまざまなイベントが開催されるので併せてチェックを。(text:cinemacafe.net)
2016年07月26日「ご当地かき氷祭」が、埼玉・越谷のショッピングモール「イオンレイクタウン」にて2016年8月10日(水)から16日(火)までの開催される。4年連続で3万人以上の来場者数を記録している人気イベント「ご当地かき氷祭」。2016年度は、例年のご当地かき氷に世界のかき氷を加え、総勢50種に及ぶかき氷が一挙に集まる。会場では、明治27年の創業の老舗「松月」が手がける「かき氷Shop LOVE'S」や、数多くのメディアに取り上げられている巣鴨の人気店「雪菓」など、各地の店舗が自慢のかき氷の数々を提供。台湾発祥のふわふわかき氷「メンメンピン」や、バラから抽出したローズシロップをかけていただくトルコスタイルかき氷「ビチビチ」など、本場さながらの味わいを再現した世界のかき氷も合わせて楽しみたい。【開催概要】ご当地かき氷祭開催期間:2016年8月10日(水)〜16日(火)開催時間:10:00〜19:00(最終日8月16日のみ16:00終了)開催場所:イオンレイクタウン「mori」1階・噴水広場特設会場住所:埼玉県越谷市レイクタウン 3-1-1<出店店舗>・栃木県日光天然氷蔵元松月氷室「かき氷Shop LOVE'S」・東京都「浅草よ兵衛」、富士山天然氷蔵元不二 かき氷工房「雪菓」(せっか)・静岡県静岡おでん「おがわ」・越谷市越谷市物産展示場■ニッポンのかき氷「ご当地かき氷研究所」※企画店舗・全国各地ご当地シロップ各種・沖縄沖縄ぜんざい・九州しろくま■世界のかき氷・インドゴーラ(Gola)・トルコビチビチ(Bicibici)・イタリアグラニータ(Granita)・台湾メンメンピン(綿綿冰)、パオパオピン(泡泡冰)、とうもろこし氷(玉米冰)・フィリピンハロハロ(Halohalo)・韓国パッピンス(팥빙수)
2016年07月25日次世代を担う若手映像作家を数多く輩出している映画祭“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016”が今年も開幕し、13日にオープニング ・セレモニーが行われた。その他の写真本映画祭は今年で13回目を迎える恒例のイベントで、今年も9日間で長編部門12作品、短編部門12作品、アニメーション部門12作品がコンペティション上映され、最終日の24日(日)に各賞が発表される。映画祭実行委員会の会長を務める上田清司埼玉県知事は「今年も世界中の才能ある監督たちが、このSKIPシティで花開くことを心待ちにしている。今日のオープニングに始まり、さまざまな企画を用意しているので、説明をするよりも、まずはより多くの方に参加していただくことを期待している」とあいさつした。オープニング作品は、映画祭がプロデュースした熊谷まどか監督の『話す犬を、放す』で、セレモニーには熊谷監督、出演者のつみきみほ、田島令子、木乃江祐希が登壇。つみきは「それぞれの見方で、それぞれの楽しみ方でご覧になってほしい」と語り、熊谷監督は「素晴らしいキャストとスタッフに恵まれ て、私が作ったというよりは、“すごいものができちゃったな”と思っている。今日がお客様に観ていただく初めての 日なので、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです」と語りかけた。“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016”会期:7月16日(土)~7月24日(日)会場:SKIPシティ(埼玉県川口市)ほか※映画祭期間中はJR京浜東北線川口駅東口より無料直行バスを運行問合せ:048-263-0818(映画祭事務局)
2016年07月16日国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2016」が8月11日(木・祝)~10月23日(日)にて開催される。その公式ガイドブックが7月15日(金)より発売となった。作品紹介やアーティストインタビューはもちろん、開催エリアとなる名古屋・岡崎・豊橋のグルメや街あるき情報などもご紹介。この1冊でイベントの楽しみ方、街の魅力までまるっと知ることができる。また、7月16日(土)10:30~20:00には、出版記念イベントを代官山蔦屋書店 T-SITE GARDEN GALLERYにて開催。芸術監督の港 千尋氏や、あいちトリエンナーレ2016参加アーティストである田附 勝氏、開催場所のひとつである岡崎のアート広報大臣でもあるオカザえもんほか、名古屋のグルメの情報など、「あいちトリエンナーレ2016」、そして愛知の魅力を楽しめるイベントだ。入場は無料なので近くに立ち寄った際は気軽に足を運んでみよう。そして上記出版記念イベントとして、一部の書店ではオリジナルの着せ替えブックカバーのプレゼントを実施。公式ガイドブックのカバーで使用している、あいちトリエンナーレ2016参加アーティストのジェリー・グレッツィンガーの作品の別バージョンになる。「あいちトリエンナーレ2016」のチケットも発売中。
2016年07月15日瀬戸内海の島々を舞台に開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2016」では7月18日から11月5日までの土日祝日のうちの18日間、ツアーイベント「讃岐の晩餐会」を開催する。「讃岐の晩餐会」は、日中に島巡りを楽しんだ芸術祭の来場者に対する“特別なおもてなし”として、夕刻16時にJR高松駅から始まるツアーイベント。夏は園内散策、秋は東京藝術大学作品鑑賞を楽しんだ後に、商工奨励館北館前の北庭にて、劇団・指輪ホテルによる瀬戸内の風土や歴史に根ざした野外パフォーマンスを鑑賞。その後北館にて、EAT&ART TARO監修のもと、「瀬戸内『食』のフラム塾」の塾生が中心となって調理する瀬戸内の食材をふんだんに使ったコース料理を楽しむことができる。メニューはオリーブ牛のローストビーフやカンカン寿司などを予定。開催日は夏が7月18日、23日、24日、30日、31日、8月20日、21日、27日、28日、9月3日、4日、秋が10月15日、16日、22日、23日、29日、30日、11月5日で、料金はバス代、栗林公園入園料、公演鑑賞料、飲食代などを含めて8,000円、定員は1回につき60名となっている。応募の詳細はオフィシャルサイトにて。
2016年07月13日アートアクアリウムアーティスである木村英智が手掛ける展覧会「アートアクアリウム誕生10周年記念祭 ECO EDO 日本橋アートアクアリウム2016 ~江戸・金魚の涼~&ナイトアクアリウム」が、7月8日から9月25日まで日本橋三井ホールで開催される。日本橋会場のテーマは「江戸・金魚の涼」。江戸時代の日本橋では庶民が金魚を飼い、鑑賞して涼をとる文化が育まれていたことに着想し、それを現代風にアレンジして蘇らせた演出となっている。趣向を凝らした水槽のデザインと色とりどりの8,000匹もの金魚の群れ、鮮やかなライトアップが織りなす幻想的な空間は、まるで江戸時代の花街に彷徨いこんだかのよう。木村英智がアートアクアリウムの展示を始めて10周の節目となる今年は、目玉として制作された史上最大となる新作「超・花魁」を会場の中央に置き、その両サイドに、昨年、一昨年にメインとして飾られた豪華絢爛な江戸の象徴である大奥を表現した「大奥」、蓮の花をモチーフとした「ロータスリウム」を配すなど、かつてないボリュームの展示となっている。会場には、伝統的な照明器具の行燈をモチーフにした「アンドンリウム」、手毬をモチーフとした球体の作品「手毬リウム」、江戸切子のグラス約1,000個を組み合わせた「江戸切子シャンデリア」と桜の花びらをデザインした作品「サクラリウム」からなる複合作品「江戸桜リウム」、屏風型の水槽に映像が重ねて映し出される「ビョウブリウム」などの代表作のほか、新作の江戸切子で作られた金魚鉢「切子リウム」もお披露目される。また、毎夜19時以降はナイトアクアリウムとして会場内でドリンク(有料)の販売が始まるため、オリジナルカクテルや日本酒が楽しめる。金魚の泳ぐ姿を眺めれば、目で見る“涼”で暑さを忘れ、ゆったりとくつろいだ時間が過ごせるだろう。こちらのアクアリウム展は、東京(日本橋三井ホール)のほか、大阪(堂島リバーフォーラム)、金沢(金沢21世紀美術館)でも公開が予定されている。会場ごとにテーマや展示内容が異なるため、そちらもあわせてご覧いただきたい。【イベント情報】「アートアクアリウム誕生10周年記念祭 ECO EDO 日本橋アートアクアリウム2016 ~江戸・金魚の涼~&ナイトアクアリウム」会場:日本橋三井ホール住所:東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町1 5階(エントランス4階)会期:7月8日~9月25日まで時間:11:00~23:30(最終入場23:00)アートアクアリウム(11:00~19:00)/ナイトアクアリウム(19:00~23:30)料金:大人1,000円、子供600円、3歳以下無料
2016年07月12日「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」が、2016年7月30日から2017年1月9日まで、東京・六本木の森美術館で開催される。本展では、歴史的な天文学資料、現代アーティストによる芸術作品、宇宙開発の最前線に至るまで、古今東西の宇宙に関する多様な出展物約200点を一挙公開。「人は宇宙をどう見てきたか?」「宇宙という時空間」「新しい生命観―宇宙人はいるのか?」「宇宙旅行と人間の未来」という4つのセクションを通して、未来に向かっての新たな宇宙観、人間観を提示することを試みる。「人は宇宙をどう見てきたか?」のセクションでは、歴史的な宇宙観の一端を紹介。南北朝時代、室町時代に描かれた両界曼荼羅や星曼荼羅、方位に宿る神々を描いた十二天像、日本最古のSF小説とも言える「竹取物語」の絵巻、日本初公開となるレオナルド・ダ・ヴィンチの天文学手稿、ケプラー、ニュートンなどの天文学や科学の初版本、北山善夫、北脇昇、前田征紀、向山喜章による現代美術作品が展示される。また、明治時代に富山県に流れ落ちた隕鉄と呼ばれる鉄の隕石から作られた伝説の日本刀「流星刀」も展示し、日本古来の刀から宇宙と地球の関係性を探る。「宇宙という時空間」のセクションでは、ブラックホールや多元宇宙を表現したビョーン・ダーレムの大型インスタレーション《ブラックホール(M-領域)》をはじめ、ヴォルフガング・ティルマンスの写真作品《金星の日面通過》、古来の時間観測法である日時計を表現したコンラッド・ショウクロスの大型のキネティック・インスタレーション《タイムピース》、太陽光の強度を音で表現し、何千本もの太陽活動の記録映像に重ねたセミコンダクターの3チャンネル・ビデオ・インスタレーション《ブリリアント・ノイズ》などが展示される。「新しい生命観―宇宙人はいるのか?」のセクションでは、隕石や化石を起点に、ピエール・ユイグや杉本博司、瀬戸桃子の人類史を超えた世界、江戸時代のUFO伝説とも言われる「うつろ舟の蛮女」、荒俣宏のSF雑誌コレクションが展示されるほか、ローラン・グラッソの作品に見られる宇宙人像、最先端の遺伝子工学やA.I.技術などについて言及したパトリシア・ピッチニーニ、ヴァンサン・フルニエの作品、さらには、セクシーでメカニカルな女性を造形し、エアロスミスのアルバム「Just Push Play」のアルバムジャケットにも使用された空山基の《セクシーロボット》が登場する。「宇宙旅行と人間の未来」のセクションでは、チームラボによる本展のための新作インスタレーション《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく - Light in Space》や、トム・サックス、野村仁、逢坂卓郎、ジュール・ド・バランクールなどの作品を通して、人間と宇宙の関係とその未来について考える。また、アメリカとロシアの宇宙開発の歴史や、JAXAの「ISS/きぼう 文化・人文社会科学利用パイロットミッション」参加作品、月面住居や火星住居モデル、民間月面無人探査に参加するHAKUTO、MITメディアラボ、ネリ・オリックスマンの宇宙服など、宇宙開発の最前線が一堂に展示される。なお、会期中には、トークセッションやアーティストトーク、シンポジウムなども行われる予定だ。詳細は、森美術館のオフィシャルサイトをチェックしよう。【イベント情報】「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」会場:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階会期:2016年7月30日~2017年1月9日時間:10:00~22:00(火曜日は17:00まで)※いずれも入館時間は閉館時間の30分前まで料金:一般1,600円、学生(高校・大学生)1,100円、子供(4歳~中学生)600円休館日:会期中無休
2016年07月10日真夏の映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2016」が、2016年7月16日(土)から8月19日(金)まで、東京・新宿の新宿シネマカリテで開催される。「カリコレ2016」は、1本1本丁寧に厳選した魅力的でバラエティに富んだ作品を上映する映画祭。裏テーマに“映画の夏フェス”を設定し、7月16日(土)から7月22日(金)までの1週間、今世界で注目が集まるアメリカ最大のビジネス・クリエイティブ・フェスティバル「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」の映画部門にフィーチャーする。SXSWとは、毎年3月テキサス州オースティンで開催されている音楽・映画・インタラクティブの祭典で毎年約20万人が参加する巨大フェス。今回は、そんなSXSWが取り上げて来た秀作を「SXSW TOKYO SCREENING WEEK」と銘打って厳選上映。SXSW FILMのフェスティバル・ディレクター、ジャネット・ピアソンがこの企画に合わせ緊急来日し、一部作品の上映前では特別セミナーを実施する。上映作品は、米国音楽プロデューサー、シェップ・ゴードンの「超いい人」な人生を振り返る、ミュージック・ドキュメンタリー『スーパーメンチ』など。さらに、今や店舗は日本のみの米国大手CDチェーン店タワーレコードの栄枯盛衰を、コリン・ハンクス監督が創業者ラス・ソロモンの視点から描いた音楽歴史ドキュメント『オール・シングス・マスト・パス』や、200頭の猛獣たちとのアフリカでの共同生活を撮ったCG無しのド迫力映画『ロアー(原題)』など、新作を含めた魅力的な全7作品を上映する。「カリコレ2016」は大阪と名古屋、そして長野でも開催が決定。東京で上映される新作の中から選りすぐりのラインナップを用意する予定だ。上記以外にも、イベントや企画が盛りだくさん。ここだけでしか観られないあなたの1本に会いに来てみては。【概要】カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016期間:2016年7月16日(土)〜8月19日(金)場所:新宿シネマカリテ住所:東京都新宿区新宿3-37-12 新宿NOWAビルB1F©カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016実行委員会■SXSW TOKYO SCREENING WEEK期間:2016年7月16日(土)〜7月22日(金)上映作品: 『スーパーメンチ』、『オール・シングス・マスト・パス』、『ショート・ターム』、『サケボム』、『ゴット・ヘルプ・ザ・ガール』、『FRANK−フランク−』、『ロアー』(原題)TEL:03-5572-7375©2015-2016 SXSW, LLC. SXSW, SXSWedu, SXSW Eco, and South By Southwest are trademarks owned by SXSW, LLC.Any unauthorized use of these names, or variations of these names, is a violation of state, federal, and international trademark laws.■地方開催大阪:8月6日(土)〜8月26日(金)「シネ・リーブル梅田」名古屋:8月6日(土)〜9月2日(金)「中川コロナシネマワールド」 長野:9月10日(土)〜10月28日(金)「長野シネマポイント」
2016年07月10日「ウォーターウォーズ 2016 東京(WATERWARS 2016 TOKYO)」が2016年9月3日(土)・9月4日(日)の2日間、豊洲の特設ウォーターパークにて開催される。東京初開催となる「ウォーターウォーズ 2016 東京」は参加者同士が水をかけ合う「ウォーターウォーズ タイム」を中心としたウォーターフェス。国内外の有名DJやトップアーティストの音楽を楽しみながら大規模な水遊びに興じることができる。タイの旧正月に行われるソンクラーン(水かけ祭)に着想を得た本イベントでは、水のかけ合いだけでなく、飛距離最大50メートルを誇る"水の花火"「ウォ―タキャノン」や「ウォーターウォーズマン」による圧倒的な水の演出も楽しめる。また、海外で注目をあつめるアトラクション「ハイドロボール」や全長100メートルにも達する「ハイドロ スライダー」などのアトラクションも楽しむことができ、大人から子供まで楽しめそうだ。出演する国内外の有名DJやトップアーティストは、ヘッドライナーにベルギー出身のEDMデュオ「Wolfpack」が決定。さらに国内からは、DJ HASEBE、DJ KOMORIに続き、元E-GirlsのDJ Erie、EXILE SHOKICHIとDOBERMAN INFINITYのオフィシャルバックDJのHALなどが参加する。今後も追加アーティスト情報は発表されるため、引き続きチェックしたい。イベントで楽しめるフードへのこだわりも魅力の一つだ。全米ナンバーワンの自然派ポップコーンブランド「ドック ポップコーン(Doc Popcorn)」がオフィシャルフードとして販売されたり、会場限定商品が発売されるなど食の面でもイベントを楽しめるよう工夫が凝らされている。【イベント概要】ウォーターウォーズ 2016 東京開催期間:2016年9月3日(土)・9月4日(日)会場:東京・豊洲特設ウォーターパーク住所:東京都江東区豊洲6-4チケット:前売りチケット 6,500円 ※オリジナルTシャツ、水鉄砲付き8月1日(月) 10:00~販売中■出演者Wolfpack、DJ HASEBE、DJ KOMORI 、DJ Erie、DJ HAL、DANTZ、SHIBUCHIN、OGaMixxX【問い合わせ先】info@waterwars.jp
2016年07月09日いつの頃からか夏の風物詩的レシピとしておなじみになった山形県の郷土料理「だし」。今ではスーパーで調理済みのものが売られていたりもしますが、ありあわせの材料で簡単に作れるものなので、家庭で、お好みの味にアレンジしながら作ってみましょう。今回ご紹介する「だし」は、わりあいとさっぱりめ。本場山形では、オクラ以外に昆布や納豆昆布、めかぶなどを入れ、粘り気たっぷりに作ることも多いので、ネバネバ派の方はぜひそちらにもチャレンジを!冷奴のほか、温かいご飯にかけたり、素麺などのつけダレに加えても◎な、万能おかずです。山形のだしのせ冷奴調理時間10分+漬ける時間レシピ制作:フードコーディネーター 山下 和美<材料 作りやすい量>ナス 1本キュウリ 1本オクラ 4本ミョウガ 1個大葉 5枚ショウガ 1/2片薄口しょうゆ 大さじ2顆粒だしの素 小さじ1豆腐 1/2丁<下準備>・ナスはヘタを切り落とし、5mm角に切る。水にさらしてザルに上げ、水気をきる。・キュウリは端を切り落とし、5mm角に切る。・オクラは分量外の塩で板ずりし、熱湯でサッとゆでる。色が鮮やかになったら水に取り、粗熱が取れたら水気をきる。ヘタを切り落として長さ2~3mmの輪切りにする。・ミョウガは粗みじん切りにする。・大葉は軸を切り落として細切りにし、水に放って水気を絞る。・ショウガは皮をむいてせん切りにする。<作り方>1、ボウルに薄口しょうゆ、顆粒だしの素を入れて混ぜ溶かし、ナス、キュウリ、オクラ、ミョウガ、大葉、ショウガを加えて混ぜ合わせる。2、冷蔵庫で1時間ほど冷やし、器に盛った豆腐にお好みの量をのせる。密閉容器に入れて、冷蔵庫で2~3日保存可能です。一度にたっぷり多めに作っておいてもよいですね!
2016年07月09日チームラボ(teamLab)が、9月17日から11月20日まで開催される、茨城県北6市町を舞台にした国際的な芸術祭「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」にて、新作を含めた6作品を展示する「チームラボ 小さき無限に咲く花の、かそけき今を思うなりけり」を開催する。新作「小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々」は、茶を点てると、茶碗の中に花々が生まれ咲いていく作品。コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けるインタラクティブな作品となっており、花は、茶が点てられた茶碗が置かれていたり静止しているとより生まれ、茶碗を持ち上げたり動かしたりするといっせいに散っていく仕組みになっている。また、花は茶碗に茶がある限り誕生と死滅を永遠と繰り返し続け、茶を飲み干すと作品は茶と共に消えてなくなる。「境界のない群蝶」は、蝶たちが羽の模様を変容させながら空間の中を舞う作品。蝶たちは作品の画面を飛び越え、同じ空間に展示された他の作品の中もシームレスに飛び周り、作品間の境界をなくし、あいまいにしていく。群蝶は、他の作品の中の花が咲いている場所に集まるなど、他の作品の状態に影響を受け、また鑑賞者が触れると死んでいく。「Nirvana」は、画面全体を数万もの升の形に区切って升目ごとに彩色する「升目画」という特異な表現方法を用いて制作されたもの。仮想の三次元空間上で動植物を立体物として動かしており、三次元空間上の色を画面の升目ごとに分割して彩色している。画面の升目が固定されたまま空間は動いていくため、升目内の彩色は空間とは違う時間軸でうごめく。これに、木の枝枝や花びら、光がゆっくりと成長したり散ったり消えたりする様子をコンピュータプログラムによってリアルタイムで描き続ける「増殖する生命 II - A Whole Year per Hour, Dark」や、新しい都がつくられて様子を様々な人々の物語が同時に平行して進んでいく様子を描くことで描いた絵巻物語「まほろば」、鑑賞者の影が文字に触れるとその文字がもつ世界が表れ、世界を創り、その文字から生まれたものたちが世界の中で互いに影響し合っていく「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」を加えた6作品が展示される予定だ。【イベント情報】「チームラボ 小さき無限に咲く花の、かそけき今を思うなりけり」会場:茨城県天心記念五浦美術館住所:茨城県北茨城市大津町2083会期:9月17日~11月20日時間:9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日休館)※茨城県北芸術祭の個別鑑賞券(料金未定)、または作品鑑賞パスポートの提示で入場可能
2016年06月29日国際舞台芸術祭「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2016 AUTUMN」が、2016年10月22日(土)から11月13日(日)まで開催される。7回目となる今回は、国内外6カ国から12組による世界初公開の新作を含む12作品を紹介予定。京都をはじめとした国内アーティストに加え、海外(フランス・オーストリア・タイ)を拠点に活動する日本人、またマレーシア・アルゼンチン・イギリス・インドなどのアーティストがラインナップ。ダンスやパフォーマンスはもちろん、秋は演劇やテキストをベースとした表現のプログラムを中心に構成されている。世界中のアーティストたちの作品に触れ、芸術の秋を楽しめそうだ。【開催概要】KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2016 AUTUMN開催期間:2016年10月22日(土)〜11月13日(日)会場:ロームシアター京都、京都芸術センター、京都芸術劇場 春秋座、京都府立府民ホール“アルティ”ほか公式プログラム参加アーティスト:マーク・テ、ルイス・ガレー、フェデリコ・レオン、マーティン・クリード、松根充和、篠田千明、木ノ下歌舞伎、池田亮司、庭劇団ペニノ、シャンカル・ヴェンカテーシュワラン、researchlight
2016年06月26日フランスの名女優イザベル・ユペールを“団長”に迎えて開催する「フランス映画祭2016」。そのオープニングセレモニーに、先日のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に『海よりもまだ深く』が正式出品された是枝裕和監督と、『淵に立つ』が同部門審査員賞を見事受賞した深田晃司監督が、スペシャルゲストとして緊急登壇することが決定。是枝監督から激励のコメントが到着した。2015年の第68回カンヌ国際映画祭特別招待作品として上映され、高い評価を受けた『アスファルト』、同コンペティション部門に選ばれた『愛と死の谷』に出演するイザベル・ユペールが、“団長”として来日を果たす今回の「フランス映画祭」。そのオープニングセレモニーに、ユペールら豪華来日ゲスト陣とともに、日本のみならず国際的に活躍し、特にフランスの映画人にも評価の高い是枝監督が登壇する。是枝監督といえば、『DISTANCE ディスタンス』『誰も知らない』と2作連続でカンヌのコンペティション部門に正式出品され、『誰も知らない』では当時14歳だった柳楽優弥に日本人初・史上最年少での男優賞をもたらした。さらに、2013年には福山雅治主演『そして父になる』で第66回カンヌ国際映画祭の審査員賞を受賞、続く『海街diary』も昨年のコンペティション部門に出品された。また、深田監督は浅野忠信主演の最新作『淵に立つ』が、今年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査員賞に輝いたことも記憶に新しく、カンヌをにぎわせたこの2人の日本人監督が、フランス映画祭のオープニングにスペシャルゲストとしてお祝いに駆けつける。是枝監督は「フランス映画の『今』と、そして、イザベル・ユペールさんはじめ尊敬するフランスの映画人のみなさんと触れ合う、大変貴重なチャンスです。このような場を用意してくれたフランス映画祭関係者のみなさんに感謝します。濃密な4日間を、僕自身もその場で楽しみたいと思っています」とコメント、自身もこのイベント参加に期待を寄せている。「フランス映画祭2016」オープニングセレモニーは6月24日(金)17時~、有楽町朝日ホールにて開催。セレモニー約40分とオープニング作品『太陽のめざめ』を上映。(text:cinemacafe.net)
2016年06月07日6月3日から26日まで、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2016」(以下、SSFF & ASIA)が東京・横浜で開催されます。ショートフィルムとは、いつも私たちがイメージする2時間の作品とは違って1~25分程度の短い映画。今回上映される作品は全部で約200本!一部の有料イベントを除き、上映はすべて無料で楽しめます。グランプリに選出された作品は、米国アカデミー賞短編部門のノミネート選考対象に。つまり、この映画祭ではじめて発表された作品が、アカデミー賞を受賞することもあり得るのです。とはいえ、「ショートフィルムって、よくわからない。どう見ればいいの?」という人も多いはず。「ショートショート実行委員会」PRマネージャー・高橋秀幸さんに、SSFF & ASIAの歴史・概要やショートフィルムの魅力についてお聞きしてきました。■実は俳優の別所哲也さんが代表のイベントSSFF & ASIAが始まったきっかけは1997年、俳優の別所哲也さんがロサンゼルスでショートフィルムを見たこと。「どうせたいしたことないだろう」と思っていたところ、実際に見てみるとその魅力に引き込まれたそう。そのころ日本ではショートフィルムという言葉すらなく「短編映画」。今よりもずっとマイナーなジャンルでした。映画祭としてのお手本は、ロバート・レッドフォードが主催しているサンダンス映画祭。別所さんが友人に誘われて参加した際、監督・俳優と地元の人たちがコーヒー片手に感想を語り合う自由な雰囲気に感銘を受けたそうです。1999年に開催された第1回は、約30本の作品を上映するイベントでした。その後、年々規模を拡大。2004年には、米国アカデミー賞公認の映画祭として認定されました。18年目の今年は約6,000本の応募作品が集まる一大イベントへと成長しています。■高橋さん太鼓判の4つのショートフィルム今回の部門は「オフィシャルコンペティション」「CGアニメーション部門」「ミュージックShort部門」「地球を救え!部門」など計7つ。その他にスペシャルプログラムが用意されています。カンヌプログラム、アカデミー賞プログラムのほか、国別の特集も。高橋さんにおすすめの作品をお伺いしたところ、ベルギーと日本の友好150周年を記念したベルギー特集など4つの作品を挙げていただきました。『乗り出し危険』は、長編作品でも活躍しているジャコ・ヴァン・ドルマル監督がクレルモンフェラン国際短編映画祭でグランプリを取った秘蔵作品です。(1)『乗り出し危険』監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル/ベルギー/13:44/1985特別上映作品では、マーティン・スコセッシ監督のコメディ映画『オーディション』。ロバート・デ・ニーロ、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピットが出演しています。また、米アカデミー賞主演女優賞に輝いたブリー・ラーソンが共同監督&出演する『オモイ想い』も見てほしい作品のひとつだといいます。いずれも国内初上映です。(2)『オーディション』監督:マーティン・スコセッシ/出演:ロバート・デ・ニーロ、レオナルド・ディカプリオ、ブラット・ピット/アメリカ/16:00/2015(3)『オモイ想い』監督:Dustin Bowser & Brie Larson/アメリカ関連イベントもたくさんあります。「観光映像ベストセレクション上映」では、第5回観光映像大賞の中から、坂口健太郎出演『大好きな人に、会いに行く』を特別上映。茨城県のねば~る君など全国のご当地キャラたちもゲストとして登場します。(4)『大好きな人に、会いに行く』出演:坂口健太郎、森カンナ/石川県金沢市/4:47そのほか「地域プロモーション映像の作り方講座」など、セミナー形式のイベントも多数開催されます。■各国の映画にはお国柄が出ていて面白い!最後に高橋さんから、SSFF & ASIAの楽しみ方について教えていただきました。「1つのプログラムの中で4~5本上映されるので、一度にいろんな国・様々なジャンルの作品を見ることができます。また、その国の文化が色濃く反映されるというのもショートフィルムの特徴と言えますね」高橋さんによると、アメリカやヨーロッパの作品はSNSなどの新しい技術が作品に登場する一方、アジアの作品は暮らしに寄り添うものが多い、とのこと。それぞれの国の特性が見えるのは面白いですね。「もしかすると、ショートフィルムって小難しいとか実験的とか、そんなイメージを持っている方が多いのかもしれませんが、そんなことはないですよ。楽しい作品もいっぱいあります。無料なので、まずは気軽な感覚で見にきてほしいですね」と話す高橋さん。*実は筆者も2年前に初めてSSFF & ASIAに参加し、その世界観に魅了されました。1日に10本くらい見ると、必ず1~2本は「あれ、面白かったなぁ」という作品に出会えます。ふだん2時間の映画しか見ない方も、ぜひショートフィルムの世界に触れてみてください。(文/村中貴士) 【取材協力】※高橋秀幸・・・ ショートショート実行委員会PRマネージャー 【参考】※ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2016
2016年06月03日