女優の寺島しのぶの主演舞台『ヘッダ・ガブラー』が、7日に初日を迎えた。会場は東京・Bunkamuraシアターコクーンで、他、小日向文世、水野美紀、池田成志、段田安則らが出演している。『近代演劇の父』と称され、『人形の家』等の代表作でも知られるヘンリック・イプセンの戯曲『ヘッダ・ガブラー』。主人公のヘッダは、発表当時から「悪魔的、破滅的」と形容されてきたという。「将軍の娘」として恵まれた環境に育ち、自由で享楽的なようで、実は臆病で社会の規範から外れることを恐れている。常に何かを渇望しながら、それが何かが自分ではわからず、いつもフラストレーションを抱え、他人が何か「生きがい」や「目的」に目を輝かせるのは面白くなく徹底的に邪魔をする、という主役に寺島が挑む。ヘッダの夫・イェルゲンを小日向、ヘッダの元恋人で、最後には彼女の歪んだ美学に捕われる男・レェーヴボルクを池田、自立を期す女性・エルヴステード夫人を水野、衝撃の結末のカギを握る男・ブラック判事を段田が演じる。演出は栗山民也が務めた。公演は4月7日〜30日。
2018年04月08日女優の大竹しのぶが7日、東京・日生劇場で行われたミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』の公開ゲネプロ前に登場し、共演の風間杜夫、蓮佛美沙子、ウエンツ瑛士、安蘭けい、栗原英雄とともに取材に応じた。同作はイングマール・ベイマン監督の『夏の夜は三度微笑む』に着想を得たミュージカル・ラブ・コメディで、19世紀末のスウェーデンを舞台に、求めあいながら滑稽にすれ違う様々な男女の愛の行方を描く。初演以来トニー賞7部門、グラミー賞2部門の栄冠に輝いた名作。3日に行われた映画『のみとり侍』のイベントで、足を捻挫したことが明らかになった大竹だが、もうすっかり回復したという。大竹は「大学生並みの回復力。異常に早い治り」と明かした。怪我の原因については、「犬の散歩で転んだだけ」と苦笑し、風間も「無様な転び方だったらしいんですよ。両膝ついてべちゃーって」と笑いながら解説する。ウエンツも「巷では仮病じゃないかって言われてました。本番ではビシッと決めるのはわかってるので、注目を集めたがってるんじゃないかというくらい」と冗談を飛ばすほど、稽古場でも元気な姿を見せていたという。風間が改めて「全治3週間と言われてたんです。それを5日くらいで治しちゃって」と語ると、大竹は「女優だから」と言い放ち、周囲も感心していた。また、ミュージカル初挑戦となる蓮佛は、ウエンツについて「最近、教えてくれる。今日も相談して、同じシーンで『ゲネまでにこういうふうにできたらいいね』とか、最近真面目です」と様子を明かす。「切羽詰まってきた」というウエンツだが、ミュージカル界の先輩として、初挑戦の風間と蓮佛にアドバイスすることに。ウエンツが「まあ今日はゲネだけど、お客さんも入っているわけじゃないし、そんな緊張しないでいい、まずは。自分のやることを1個ずつ確認して、明日に向けて備えよう。頑張れよ」とありがたいお言葉を告げると、風間は「頑張ります!」と頭をさげる。ウエンツは「(同じくミュージカル初挑戦の)木野にも言っときます!」と先輩風を吹かせる芸で、周囲を笑わせていた。東京公演は日生劇場にて、8日〜30日。
2018年04月07日顔に立体感を出して、メリハリをつけるには、顔にツヤを自然にしのばせるのが鍵。そこで今回はおすすめのアイテムをご紹介します。顔に自然な立体感を出すことによって、小顔効果が期待できます。立体感を出すためには、部分的にツヤを出すのに最適なコスメを使用しましょう。①“立体感”を出すために、おすすめなツヤ感コスメはどれ?クレ・ド・ポー ボーテ ル・フォンドゥタン30,000円(税抜き)Clé de Peau Beauté USさん(@cledepeaubeauteus)がシェアした投稿 – 9月 29, 2017 at 5:09午前 PDTこれまでにないような肌に導いてくれる、ラグジュアリーファンデーション。こっくりとした贅沢な感触のクリームが、とろけるように肌へ馴染み、つけたての輝く美しい仕上がりを一日中キープします。進化した光学技術を搭載しているうるおいのヴェールによって、ファンデーションを纏っている間も肌にうるおいを与えてくれ、はりに満ちあふれた輝く美肌が叶うでしょう。②“立体感”を出すために、おすすめなツヤ感コスメはどれ?M・A・C ハイパー リアル グロー パレット 6,700円(税抜き)M·A·C Cosmeticsさん(@maccosmetics)がシェアした投稿 – 2月 18, 2018 at 7:02午前 PST人をぐっと引きつけてくれるような、煌めくハイライティングパウダー。なめらかで色ムラのない、満ち溢れた輝きを実現してくれることでしょう。③“立体感”を出すために、おすすめなツヤ感コスメはどれ?エトヴォス ミネラルブロンズグロウ3,500円(税抜き)ETVOSさん(@etvos.jp)がシェアした投稿 – 8月 19, 2016 at 4:46午後 PDTこれ1つで、チーク、アイシャドウ、リップという風にさまざまな部位へ使えるクリームタイプのフェイスカラーです。天然ミネラルと植物由来オイル配合でなめらかなテクスチャーです。美しいツヤ感によって、ヘルシーな肌を叶えてくれることでしょう。ほのかな赤みと、絶妙なパールとツヤで、黄味がかった日本人女性の肌にもぴったりです。可愛すぎず、大人の女性らしい洗練された印象に仕上げてくれます。ベーシックにも、ヘルシーにも、クールにも、どんな印象にも合わせられるマルチなカラー。持ち運びにも便利な薄型コンパクトなので、朝のメイクの仕上げや日中のメイク直しにいつでも簡単に使うことができるでしょう。④“立体感”を出すために、おすすめなツヤ感コスメはどれ?ポール & ジョー ボーテ ラトゥー エクラ ファンデーション プライマー4,000円(税抜き)PAUL & JOE BEAUTEさん(@paulandjoe_beaute)がシェアした投稿 – 2月 28, 2018 at 12:46午前 PST日本人の肌にぴったり合うラベンダーカラーにこだわった、光コントロール化粧下地です。素肌に輝きをプラスしてくれるような、上質なツヤと透明感に満ちた、ハイクラスな仕上がりが期待できるでしょう。光の反射率の異なる2種類のラベンダーパールを絶妙なバランスで配合することで、瞬時にくすみをとばして透明感を与えてくれます。さらに、シルバーパール・レッドパールも配合されており、肌との調和を高めてくれています。配合パールの奥行きのある光の反射が、顔立ちを立体感のある引き締まったものへ見せてくれます。⑤“立体感”を出すために、おすすめなツヤ感コスメはどれ?ヘレナ ルビンスタイン プロディジー P.C. ファンデーション 10,000円(税抜き)ヘレナ ルビンスタインさん(@helena_rubinstein_jp)がシェアした投稿 – 3月 2, 2018 at 3:06午前 PSTセラム成分を配合しているので、なめらかな肌質感が期待できるファンデーションです。肌なじみがいい、アミノ酸によってコーティングした色素を採用しており、しっとりとしたテクスチャーで、肌に密着するような仕上がりになりますので、美しさを長時間キープしてくれます。顔に立体感を出すことによって、メリハリのある顔立ちに仕上がるでしょう。今回は顔にツヤを出してくれる、おすすめのアイテムをご紹介しました。ぜひ今回ご紹介したような、おすすめのアイテムを使用してみましょう。そうすることで、自然にツヤを出すことができます。
2018年03月12日大人の女性が語る“官能の本質”。さまざまな経験と卓越した感性を持つ女優の一人、寺島しのぶさんに“官能”について聞いてみました。想像することのいやらしさに、官能がある。官能とは、女性ホルモンを刺激するものだと思うんです。私にとっては、それをもたらしてくれるのが男性。つねに男性には興味を持っているし、私が「素敵だよねー」って話すのを、旦那さんはいつも何も言わずに黙って聞いてくれています。男性は、個人的な好みで言うとマッチョな人がタイプですし、筋骨隆々な背中に顔を埋めてみたいという願望もある(笑)。でも、それを実行に移すかといったら、それは少し違う。それじゃ単なる性欲を発散する行為になってしまって、情緒がないんですよね。私が男性に官能を感じるのは、女性とは決定的に異なっているからだと思うんです。私は男社会で育ってきて、メンタル面ではかなり中性的。女優という仕事も、男性目線で女性の見え方を考えて演じていたりしますし。ただ、どうあがいても自分の性は女で、男性には自分にはないものがある。でも持っていないものを持つ相手だからこそ興味が惹かれるし、わからない部分があるから想像を掻き立てるんです。だから私は女子会反対派。互いに慰め合うことはできても得るものはないと思っています。官能と似た意味の言葉に、エロティシズムがあると思うんですが、官能は淫靡なイメージ。エロティシズムは、肉体と直結して性欲を刺激する具体的なもので、もっとシンプルで単純な気がします。エロと官能の何が違うかといったら、官能はこの人と喋るのが楽しいとか、声を聴いているだけで嬉しいとか、仕草が美しいとか、性的なものとは直接的には結びつかないものが大事だということ。それが脳を通して心のひだに一枚一枚触れていって体が反応していく…ぞわぞわするような感覚。いやらしいことを頭で想像したり、妄想を掻き立てられたり。そっちの方が官能的だといえるんじゃないでしょうか。女優として作品のなかでエロティックなシーンを演じることがありますが、ヌードになることや、行為のシーンを演じることが官能を表現していると考えてはいないんです。これは完全に無意識でやっていたことですが、セクシーに見せる時に意識するのは、言葉を交わさない間の、相手に目線を送るタイミングだったり、ふっと触れるわずかな瞬間だったり。なかには、佇んでいるというだけの場面が、ものすごく色っぽく見えることもある。その時に大事にしているのは“間”。色気って間に宿るんです。逆に、セリフを喋っている時には、なかなか表現しづらかったりして。無言の間には、言葉以上にさまざまな感情が交錯していて、対峙する相手に、「一体何を考えているんだろう」って想像させる力がある。例えば、作品のなかで恋人同士を演じることがあります。その相手と実際に恋愛に至る方もいますが、私は、カットがかかったら現実に戻って、「じゃあ明日」と言ってそれぞれの家に帰る、その寸止め感が好き。その方が、演じている時の濃密度は増す気がします(笑)。それに、現実にしてしまうより、フィクションのなかに閉じ込めておく方が、想像を膨らませることができてよりエロティックな感じもしますし。自分のなかの官能を育てるには、想像力を広げること。それには、本を読むのがいいんじゃないでしょうか。いまって、調べればインターネットですぐに情報が得られる時代ですけれど、すぐに得られるものには想像の余地がないですよね。本はビジュアルがないぶん、いくらでも自由に想像を広げられます。そして本からいろんな人生や価値観を知ることで、想像力をさらに豊かにしていけるはずです。てらじま・しのぶ女優。4月7日より上演の舞台『ヘッダ・ガブラー』に主演。19世紀末、恵まれた環境に育ちながらも日々フラストレーションを抱える主人公・ヘッダを演じる。※『anan』2018年3月14日号より。文・望月リサ(C)Vladimir Vladimirov(by anan編集部)
2018年03月08日寺島しのぶが主演し、すでにアメリカやフランスでの劇場公開も決定するなど、全世界から公開が熱望される平柳敦子長編初監督作品『オー・ルーシー!』が、4月28日(土)より日本で公開されることが決定。あわせてメインビジュアルが到着した。何事にも満たされない日々を過ごす43歳独り身の会社員・節子が、ふと立ち寄った英会話教室のアメリカ人講師に恋をし、東京とLAで大騒動を巻き起こす様を時に赤裸々に、時にユーモアたっぷりに描く本作。日本人監督作品として10年ぶりにカンヌ国際映画祭批評家週間に選出される快挙を成し遂げ、オスカーの前哨戦として注目されるインディペンデント・スピリット賞において、新人作品賞と主演女優賞にノミネートされた話題作だ。解禁されたビジュアルは、金髪のウィッグを付けた寺島さん演じる主人公・節子が口にピンポン玉を挟み、こちらを見つめるインパクトの強い一枚。実はこれ、劇中で節子が初めて英会話教室を訪れ、講師のジョン(ジョシュ・ハートネット)から“ルーシー”というアメリカンネームを与えられた直後のシーン。ジョンへの淡い恋心を抱くようになり、ビジュアルの節子の表情は、新しい自分に出会った驚きや喜び、戸惑いなど様々な感情を想起させるものとなっている。また、共演の南果歩、忽那汐里らの姿を写したカットも挿入されてる。寺島さん自身もこのビジュアルがお気に入りだそうで、「人生ふとしたきっかけと出会いで大きく変わることがあるのです。たとえ彼女が望んでいなかったとしても…。このピンポン球が彼女を大きく狂わせる。初めての日米合作映画は私にとってまた新たな領域への第一歩となりました。沢山の方に観て頂ければ幸いです」とコメントを寄せている。『オー・ルーシー!』は4月28日(土)よりユーロスペース、テアトル新宿ほかにて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月19日国民的お笑いスター・明石家さんまとNHKが本格タッグを組む、「明石家紅白!」第3弾の放送が決定。今回は“禁断のゲスト”(?)として元妻の大竹しのぶが出演。なんと、さんまさんとのデュエットが実現した。フォーク・歌謡曲からアイドルまで、実は超音楽通のさんまさんが、「いま会いたいアーティスト」を呼び、自分なりの「紅白」を届ける「明石家紅白!」。アーティストの本音が次々と飛び出し、即興コラボも随所に実現する、ほかにはない音楽番組として大好評。第3弾となる今回は、“禁断のゲスト”が登場。なんと女優の大竹さんと、元夫婦の、別れても息ぴったりの爆笑トークが炸裂する。「離婚会見の日に、さんまの服をしのぶがアイロンがけした!?」「2人の思い出の曲は?」…など、知られざる夫婦生活が次々と明らかになるが、ほかの出演者は「どういう顔で聞いていたらいいの?」と困惑。そしてなんと、さんまさん&しのぶさんがデュエットで歌を披露!前代未聞の貴重なシーンが実現する。また、さんまさんが“いま会いたいアーティスト”として、「乃木坂46」、T.M.Revolutionこと西川貴教、高橋優が登場。紅組には、今年ミリオンヒットを記録した「乃木坂46」が登場し、メンバー写真集の中から自信のカットをさんまさんにおすすめする。さらに、メンバーそれぞれ、ものまねや悩み相談をさんまさんにぶつけるが、ミリオンシングルで初センターを経験した18歳の大園桃子は、さんまさんの激しいトークに押されてしまい、思わず涙。これにはさんまさんも、「テレビ的に損してるやないか」と激しく狼狽する。一方、白組には、“明石家さんま一家”と親しい付き合いのT.M.Revolution西川さんが登場。大竹さんの還暦パーティーで、突然「歌ってくれ」と無茶ぶりされたエピソードを話す。また、さんまさんとの思い出の曲「HIGH PRESSURE」をパフォーマンス。さんまさんも飛び入りし、スペシャルコラボが実現する。そして、IMALUや大竹さんも大ファンだという、シンガーソングライター・高橋さんも参戦。さんまさんが大好きな中島みゆきの「糸」を、弾き語りで贈る。しかし、高橋さんのライブを映像で見たというさんまさん、そのときのトーク内容を「笑いがわかっていない」とダメ出しすることに。“お笑い怪獣”が大暴れする歌合戦に、期待していて。「第3回明石家紅白!」は12月18日(月)19時30分~NHK総合テレビにて放送、12月22日(金)0時10分~再放送。(text:cinemacafe.net)
2017年12月11日大竹しのぶ(60)が11月22日にリリースしたアルバム「ち・ち・ち」。その中の1曲が話題を呼んでいる。 「キライナヒト」と題されたその曲に“ツッコミ”で参加しているのは、大竹の夫だった明石家さんま(62)。離婚から25年経った元夫婦2人による、異例のデュエットが実現しているのだ。 全編で、大竹とさんまの掛け合いが展開されるこの楽曲。大竹が「あなたは自分のギャグ見て笑う」と歌い、さんまは「おい、殺虫剤オレにかけたことあったよな?」「信楽焼のたぬき100枚買うてきたよな、あれどこやった?」とボヤき続けるという、夫婦時代のエピソードの満載の1曲となっている。 この楽曲ができたきっかけは、7月に開催された大竹の還暦記念パーティー「大竹しのぶと60人の男たち」。作詞作曲したのはこのパーティーに招待されたシンガーソングライターの高橋優(33)で、大竹とさんまが繰り広げた漫才さながらのトークを聞いて書き上げた。 仮歌を聞いた大竹は、さんまに共演を打診。レコーディングは打ち合わせもなしの1回きりで、掛け合いは全てアドリブだったという。 アルバムの発売前後からラジオでのオンエアが続き、twitter上では《最高、聞いてて笑っちゃう》《こうゆう関係性ってなんかいいなって思える曲》と大反響。さらには《もうボロボロ泣ける》《今年の泣ける曲オブザイヤー》という声も。コミカルでありながら胸にせまる掛け合いに、感動の声が上がっている。
2017年12月08日2018年4月に上演されるミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』の製作発表会見が、東京・スウェーデン大使館で行われ、主演の大竹しのぶ、風間杜夫、蓮佛美沙子、ウエンツ瑛士が登壇した。ミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』チケット情報愛を求める男女が滑稽にすれ違い、愛し合う一夜が描かれるミュージカル・ラブ・コメディ。作詞・作曲はスティーブン・ソンドハイム、脚本はヒュー・ホイラーが手がけ、初演以来トニー賞7部門、グラミー賞2部門を受賞した。日本では19年ぶりの上演となり、演出はマリア・フリードマンが初来日して手掛ける。作品の魅力を伝えるため(!?)に、大竹&風間・蓮佛&ウエンツの2組でベッドに入り開かれた会見。とはいえ関係性は、風間演じるフレデリックと蓮佛演じるアンが年の差新婚夫婦、ウエンツ演じるヘンリックはフレデリックの息子ながら義母のアンに恋する青年、そして大竹演じる主人公・デジレはフレデリックのかつての恋人という複雑なもの。大竹は「なんだか奇妙なシチュエーション」と笑いつつ、「歌はもともと好きだったのですが、本格的なミュージカルはこの作品と同じソンドハイム(作詞・作曲)の『スウィーニー・トッド』で。一つひとつの音が重なりあって、台詞があって、歌があって、ミュージカルってなんて素晴らしいんだと思った作品です。それに今回、マリア・フリードマンさんという素晴らしい演出家の方が日本で初めて演出をしてくださる。歌と芝居が分かれるのではない、『これぞミュージカルだ』と思うものができたらいいなと思っています」と語った。初めてミュージカルに挑戦する風間は「恩師のつかこうへいに『日本で一番踊ってはいけない役者』だと言われ続けてきたので。今回、ミュージカルだけど踊るシーンはないということでお引き受けしました」と笑いを誘いつつ、「しのぶちゃんとは古い間柄なんですけど、舞台で共演するのは初めてで嬉しい」と笑顔を見せた。これが舞台初挑戦となる蓮佛は、今回の挑戦を「大竹しのぶさんといつかご一緒できたらと思っていました。お芝居をつくっていく過程を含めそばで見させていただける…それだけで『やりたい』と言いました」と明かした。ウエンツは自身の役柄について「おない年といえど義理の母親に恋をする役柄で。恋敵が自分の父親というところで苦悩する部分だったりとか、いろんなものを失うかもしれなくても手に入れたい愛が、どれだけ素晴らしいものかを表現できたら」と語った。大竹が「一生のうちで“忘れられない一夜”というのがあると思うんですけど、それを舞台の上で毎日できるのがすごく嬉しい」という公演は、2018年4月8日(日)から30日(月・祝)まで東京・日生劇場にて。チケット一般発売は12月9日(土)午前10時より。取材・文:中川實穗
2017年11月22日女優・大竹しのぶ(60)が7日放送の日本テレビ系『スッキリ』にVTR出演。数年前から寿司屋でアルバイトをしていることを告白し、スタジオを驚かせた。 大竹はスタジオに向けて「数年前から時々、友人に頼まれてある意外なことをしています。見かけた人にはとても驚かれるんですけども、その意外なこととは何でしょう?」とクイズを出題。 正解として「お寿司屋さんでアルバイトをしている」と告白。「親友がお寿司屋さんで、“バイトの子が風邪で明日休むんだけど、どうしよう”と言うから、じゃあ明日7時からなら入れるよ、とエプロンを持って行くんです」とつづけた。 大女優の意外すぎるプライベートにスタジオは仰天。寿司は握らないそうだが「お茶碗を洗ったり、いらっしゃいませ~っておしぼりと小皿をセッティングして、お飲み物を聞いて…」とホール作業をしていると明かした。 さらに「時給1,000円でもらっていますよ」とアルバイト代を受け取っているといい、「もしよかったらどこのお寿司屋さんでも呼んでください」と茶目っ気たっぷりにコメントした。 第一線で活躍し、’16年には紅白歌合戦にも出場した大女優にアルバイトのオファーが殺到するかも?
2017年11月07日浅野忠信と田中麗奈が夫婦役を務める、直木賞作家・重松清が1996年に発表した同名傑作小説を映画化した『幼な子われらに生まれ』。この度、浅野さんと寺島しのぶの演技力が光る、即興芝居で生まれた名シーンが映し出された本編映像がシネマカフェに到着した。今回公開されたのは、浅野さん演じる主人公・田中信と寺島さん演じる信の元妻・友佳の回想シーン。本作が絶賛される理由のひとつに、「エチュード手法で挑んだ役者たちの、見事な演技力」が挙げられるが、それが良く分かるのがこのシーンだ。映像は、当初夫婦だった2人の間に子どもができるも、キャリア志向の友佳は相談もなく勝手に子どもを堕ろしてしまい、それを信が知って揉めてしまうという内容。実はこのシーン、脚本では2行ほどしかないという渾身のアドリブシーン!突如喧嘩になるという、いきなりやろうとしたら普通は気持ちが入りづらく、リアルさに欠けてしまうところを、「ベッドルームに友佳のシステム手帳があって、そこに紙が挟まっている。信はいつも彼女の携帯を見てしまうタイプの男。信が友佳の手帳に挟んでいる紙を見たら、術後の諸注意が書いてある。2枚目に手術を許諾しますという書類があって、そこには信のサインが必要なのに、自分(信)が書いていないサインと判子が押してある」という状況から始めたら一体どんなことになるかを、きっかけだけを作って浅野さんと寺島さんが即興でお芝居。台本を重視しながらも、とにかくその場で作り上げていく空間を大切にした演出法だ。また例えば、脚本に「全部後悔すると思う」というセリフがあったのに対し、信をもっとカチンと来させたいと思ったときに、監督はそのセリフをもう少し強調させたいと寺島さんに伝えると、寺島さんは「全部全部全部後悔すると思う!」と叫び、音を立ててドアを閉めた。実際に使用するカットの前後で、カメラがまわっていない部分も芝居をして作り上げており、だからこそこの短いシーンでもリアリティが溢れ、緊迫したシーンになり、役者の凄みを見せつけるシーンに仕上がった。『幼な子われらに生まれ』は8月26日(土)テアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月28日7月17日に60歳の誕生日を迎えたばかりの大竹しのぶ。彼女は16歳でのデビュー以来、いつもいつまでも美しくチャーミング。“世界一かわいい還暦”かもしれない。 「えー?シワ、いっぱいありますよ。化粧品なんかは、いいと聞いたものをすぐに試したりはしていますけどね。だから使いかけがいっぱい(笑)。でも、自然にシワが刻まれた、自然なおばあちゃんになっていけたらいいな、とも思っています」(大竹・以下同) そして“かわいい”だけじゃないのがこの人。これもデビュー以来、その働きぶりがすさまじい。現在、ドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系・日曜21時〜)撮影中だが、同時期にミュージカル『にんじん』の稽古も行う多忙スケジュール。同作は22歳で演じて以来の再演。 「もう1回やりたい作品は?と聞かれたので、“あ、『にんじん』もう1回やりたかったな”って言ったら、話が決まってしまって。『ごめん、愛してる』はオリジナル版の韓国ドラマが好きで。舞台が始まるから両方は無理かと思っていたんだけど、調整してもらいました。ちょっとダブっちゃいましたけどね」 今年は、春にギリシャ悲劇『フェードル』を演じ、夏は『にんじん』、終われば冬は舞台『欲望という名の電車』が控える。舞台に絞っても、実に幅が広い作品、幅が広い役。 「いろんな役ができる、そういう場をもらえるっていうことが、すごく幸せ。舞台だったら、栗山民也さん、蜷川幸雄さん、野田秀樹さん、井上ひさしさん、そういう演出家や作家に巡り合えたということが、すごく大きなことだったと思います」 一方、私生活では、現在95歳の母とともに暮らしている。 「母は介助が必要なんですが、そうやって母の面倒を見ていると、いろいろと勉強になります。年をとっていくってこういうことなんだ、と」 2人の子どもも、32歳と27歳に。 「娘は家を出ましたが、2分くらいのところに住んでいるんですよ。息子は一緒に住んでいます。2人とも結婚していなくて。まだしてほしくないと思う半面、大丈夫かなと心配にも思っています。息子が35歳くらいになったらお見合いを勧めようかな(笑)」 還暦を機に挑戦してみたいことを聞くと、第一線を走り続けてきたからこその答え。 「……うーん。長い休みをとってみたい。せめて半年、できれば1年。今まで長く休んだのは、娘出産時の1年半くらいかな。いま、休んだら何が見えるだろう?と気になります。でもたぶん、お芝居したくなっちゃうと思うんですけど」
2017年07月28日今日7月17日は、女優・大竹しのぶさんのお誕生日です。今年還暦を迎えますが、ずっと表舞台の演者として活躍し、輝き続けているってすごいことですよね。彼女にはきっと特別な魅力があるはず。その魅力、みなさんも知りたいと思いませんか?◆大竹しのぶの愛らしさの秘密に迫る今回は熟女と言われる年齢になっても、なお愛らしく輝いている大竹しのぶさんに星占いで迫ります!そして、大竹しのぶさんの「愛らしさ」を知ると共に、あなたの中の「愛らしさ」も調べましょう。下のほうに、簡単にわかる方法がありますので、ぜひご自身の「愛らしさ」をチェックしてください。◆大竹しのぶのこれまでと現在大竹さんは、16歳の頃にドラマの一般公募で合格し、芸能界入り。その後、映画『青春の門~筑豊編』で本格的にデビュー。NHKテレビ小説『水色の時』でヒロインを務めて注目され、その後、現在に至るまで数々のドラマ、映画、舞台、音楽、バラエティーと幅広く活躍しています。2011年には紫綬褒章を受章し、昨年末はNHK紅白歌合戦に初出場。仕事が途絶えた時期がないそうです。今月スタートしたドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)では、主人公(長瀬智也さん)の生みの親を演じて話題になっています。なお、先日発売された雑誌『婦人公論』の対談では、30人を超える男性経験を告白していました。恋多き女性としてのプライベートな話題も気になります。…と前置きが長くなりましたが、まずはホロスコープをご覧ください。◆芸術家肌だけど、母性は強い?大竹しのぶ(1957年7月17日生まれ)大竹しのぶさんの太陽星座は蟹座、月星座は魚座。ココロニプロロの誕生日占いパレットによると、『一度決めたことは泣いても怒っても貫く一途な人』を表す星回りです。一途な人って、何かに熱中すると、周りが見えなくなってしまうところがありますよね。例えば、ある人を好きになったら、周囲の反対があっても屈せず愛を貫くとか。彼女は月星座が魚座なので、決断するまでは優柔不断かなと思われますが、決めたら素早いのでしょう。ホロスコープ全体を見ると、とてもロマンチストで芸術家らしい星の配置です。ところで、みなさんの周りに蟹座さんはいますか? 蟹座は、ホッとさせる雰囲気を持つので、お嫁さんにしたいタイプ。好きな人には、これでもかというほどの愛情を注ぎます。蟹座生まれは、女性らしいというイメージよりは、母親の母性そのものの象徴です。◆蟹座の愛らしさは「愛情の偏り」参考までに記すと、蟹座のエレメンツ(4元素)は「水」、モダリティ(3区分)は「活動」、ルーラー(支配星)は「月」です。ホロスコープの「家」と「家族」の4ハウスにも属しています。蟹座生まれは気持ちが何よりも大切。そして、仲間や環境に関するこだわりが強い傾向があります。例えば、仲間が困っていたら…出し惜しみせずに力を貸すでしょう。尽くすことが喜びであり、生きがいなのです。ただし、仲間の裏切りには激しい憎悪を表し容赦しません。かわいさ余って憎さ100倍。ホッとさせる雰囲気の裏で、心配性で感情の起伏が激しくて…。そんな蟹座の愛らしさとは、一言で言うと「愛情の偏り」です。溢れ出す思いを押し付けることになっても、隠すことなく注ぎ、ゆらゆらと揺れ動く心で泣いたり笑ったり。ここで一旦、あなたの中の「愛らしさ」を解説しましょう!◆あなたの「愛らしさ」とは?実はあなたにも「愛らしさ」を発揮するタイミングがあります。自然と、愛らしさが出てしまうのです。下記を読むと、あなたの「愛らしさ」を知ることができますよ。調べ方はとっても簡単。あなたの太陽星座と月星座から、それぞれ何番目に蟹座(蟹座マーク)ハウスになるかをチェックしましょう。月星座を知らない場合は、誕生日占いパレットで調べてみて!(例)大竹しのぶさんは太陽星座が蟹座、月星座が魚座なので、下記の1番目と5番目に該当します。もしあなたの太陽星座が牡牛座、月星座が双子座なら、3番目と2番目を見てみましょう。太陽星座と月星座が別々の方は「愛らしい姿」は2つ、一致している方は1つです。【1番目】太陽または月が蟹座あなたが「愛らしさ」を発揮するのは地元が多そう。友達との付き合いや、新生活を始めるタイミングです。あなたは相談したりされたりと、優しさで「愛らしさ」を発揮します。【2番目】太陽または月が双子座あなたが「愛らしさ」を発揮するのは、女性が多く集まる場所。誰かの協力をするタイミングです。振り回されたなぁと感じるときほど、人懐っこく「愛らしさ」を発揮します。【3番目】太陽または月が牡牛座あなたが「愛らしさ」を発揮するのは、思いつきで動くタイミング。あなたは未知の体験で、笑ったり目をキラキラさせたり。あなたの気まぐれこそが「愛らしさ」ですよ。【4番目】太陽または月が牡羊座あなたが「愛らしさ」を発揮するのは、幼少期を思い出すタイミング。今いる場所。自然と親しみを覚える環境でのあなたは解放的で、常に元気で「愛らしく」あります。【5番目】太陽または月が魚座あなたが「愛らしさ」を発揮するのは、恋愛のタイミング。自己アピールできる場所。そこでのあなたは中心的な存在として大注目。あなたのわがままさも「愛らしさ」です。【6番目】太陽または月が水瓶座あなたが「愛らしさ」を発揮するのは、世話をするタイミング。放っておけずに手を出したり声をかけたり。あなたは頼りになる世話役として「愛らしく」思われています。【7番目】太陽または月が山羊座あなたが「愛らしさ」を発揮するのは、パートナーとの出会いのタイミング。あなたは明確な将来の目標があるときほど、自分に磨きをかけて「愛らしく」変貌を遂げます。【8番目】太陽または月が射手座あなたが「愛らしさ」を発揮するのは、交際相手と親密になる場所。子どもが欲しくなるタイミングかも。あなたは夢中で恋をしているときほど「愛らしい」笑顔を浮かべます。【9番目】太陽または月が蠍座あなたが「愛らしさ」を発揮するのは、レベルの高い知性に触れたタイミング。まるで子どものように無邪気に会話を楽しむ場所も。あなたの「愛らしさ」は豊かさでもありそう。【10番目】太陽または月が天秤座あなたが「愛らしさ」を発揮するのは、仕事で成果を出したタイミング。名誉を授かる場所など。クールビューティーなので滅多に「愛らしさ」を発揮することはないでしょう。【11番目】太陽または月が乙女座あなたが「愛らしさ」を発揮するのは、特別な場所。信頼できる仲間とくつろぐタイミングです。そこでのあなたは周りの空気に敏感で「愛らしさ」を上手に使い分けています。【12番目】太陽または月が獅子座あなたが「愛らしさ」を発揮するのは、独りのタイミング。誰にも邪魔をされない場所。ただし、精神的な絆を持つ相手の前でも、「愛らしさ」は自然と出るでしょう。あなたの「愛らしさ」が発揮されるタイミング、わかりましたか? そのタイミングが来るのが楽しみですね!◆大竹しのぶに学ぶ「愛らしさ」大竹しのぶさんのお話に戻りましょう。もうひとつ見逃せないのは、大竹さんの金星星座(獅子座)と火星星座(獅子座)です。金星や火星は恋愛に関する星であり、獅子座は「自己愛や遊び」がテーマなので、恋は自由奔放でしょう。とても情熱的なので、芸能人として仕事が途切れたことがない以上、出会いも多いでしょうし、30人を超える男性経験っていうのは本当かも。まとめると、大竹しのぶさんは、仕事にも恋にも一途で、恋は自由奔放で官能的でしょう。でも、お色気ムンムンというのではなく、母親のような親しみと優しさを合わせ持つタイプ。そのギャップこそ彼女の特別な魅力、愛らしさかもしれません。◆めざせ!愛らしい熟女前述した通り、そのような愛らしさは誰の中にもあって、一定のタイミングや場所で顔を出します。みなさんも、大竹しのぶさんのようにキラキラ輝く愛らしい熟女へと成長できますように。最後になりましたが、大竹しのぶさん、お誕生日おめでとうございます!ライタープロフィールはゆき咲くら土と陽の独自メソッドで占い。新宿、町田、東京タワーの占い処に不定期で出没中!略歴:相性研究家・プロ占い師。メディア&雑誌多数連載。昭和レトロな商店街生まれ。お風呂から見上げる宙とタロットと猫と格安ランチが大好き♡
2017年07月17日「救急車を呼んで!」 寺島しのぶ(44)の声が劇場に響き渡った。7月6日に東京藝術劇場シアターウエストで初日を迎えた寺島主演の舞台『アザー・デザート・シティーズ』。事故が起きたのは、第1幕の終盤。娘役の寺島と大ゲンカのあと、父親役の中嶋しゅうさん(享年69)が言い負かされて立ち上がる場面で、意識を失って舞台から75センチ下の客席に落ちてしまったのだ。 突然の出来事に客席は騒然。反応がない中嶋さんの様子に、寺島は両腕でバツ印をつくり、中止を舞台監督に促した。 「お客さまのなかでお医者さまはいらっしゃいますか?」 偶然にも医師が見に来ていた。呼吸が止まっていたため、すぐさま人工呼吸と心臓マッサージが行われる。共演者やスタッフが中嶋さんのもとへ駆けより、「しゅうさん!」と呼びかけたが、意識が戻ることはなかった。 「目の前でしたから、しのぶさんは相当大きなショックを受けていました。中嶋さんはしのぶさんにとって、父親のような存在だったんです」(演劇関係者) 2人の初共演は約20年前に遡る。それ以来、中嶋さんを何かにつけ、頼るようになったという。 「13年前の『楡の木陰の欲望』の夫婦役で共演したとき、中嶋さんは事実婚を25年間も続けていた鷲尾真知子さん(68)と籍を入れたばかりでした。結婚理由を『生命保険の受取人に困るから』と説明していたのを、しのぶさんはニコニコして聞いていました。しのぶさんは物静かな中嶋さんには話しやすかったんでしょうね。しのぶさんの話を中嶋さんが『うん、うん』と聞いている姿をよく見ました。寺島さんは演技の相談だけではなく、『家族に迷惑かけない仕事をなるべくしていきたい』と人生相談までしていましたね」(前出・演劇関係者) 中嶋さんが倒れたとき、妻の鷲尾は舞台『ふるあめりかに袖はぬらさじ』の稽古が明治座で終わった直後だった。 「劇場からタクシーで直接病院に向かいましたが、死に目には間に合わなかったそうです。それでも翌日の初日の舞台に立たれた」(演劇関係者) 死因は急性大動脈解離。前出の演劇関係者がこう明かす。 「病院には共演者たちも詰めかけました。中嶋さんが亡くなったとわかったとき、しのぶさんは『どうして……』と号泣。『(親しい人が)もう死ぬのはいや』と涙ながらに漏らしたそうです。というのも2週間前にも交流のあった小林麻央さんが亡くなったばかり。麻央さんが最後に観た舞台は、しのぶさんが海老蔵さんと共演した『座頭市』だったそうです」 寺島が大女優になったことを心から喜んでいた中嶋さん。急逝を悼む声は止まないーー。
2017年07月13日38年前、22歳の大竹しのぶが主演した伝説のミュージカル『にんじん』。原作はジュール・ルナール原作の児童文学。フランスの片田舎を舞台に、真っ赤な髪にそばかすだらけの顔をした少年“にんじん”と彼を取り巻く家族の物語だ。今回、その“にんじん”を演じるのは、初演時22歳で同役を演じた大竹しのぶ。この7月で還暦を迎える大竹が、38年のときを経て10代の少年役に挑む。このたび行なわれた製作発表記者会見には、大竹しのぶ、中山優馬、宇梶剛士、キムラ緑子らが出席。それぞれが公演への思いを語った。【チケット情報はこちら】主演を務める大竹は、「38年ぶりに、にんじんと出会えることになりました」とうれしそうな表情を見せる。「もう一度やりたい役は何か聞かれ、ぱっと浮かんだのがこのにんじんでした。演じたのは38年前ですが、歌も全部覚えていてそれだけ心に残っている作品。友人や兄弟に“わたしまた今度にんじんやることになったの”と話しても、みんな1回観ただけなのに歌詞や曲を覚えていて。そのくらい、音楽、芝居というのは人の心に生き続けるものなのだなと、改めて教えてくれた作品でもあります」と、38年ぶりの再演に熱い思いをにじませた。そして大竹とは初共演になる中山は、兄・フェリックス役を演じる。大竹との共演に心躍らせる半面、役を聞いたときは驚いたそう。「はじめてこのお話をいただいたとき、大竹さんと共演させていただけると聞き、やったー!と思っていたら、大竹さんの兄役だと言われ、何かの間違いじゃないのかな?というところからはじまりました(笑)。台本も読ませていただきましたが、自分にはまだまだ足りないところがあるので、稽古場で色々つかんで、一生懸命演じていきたいと思います。」と、真摯に決意を口にした。ミュージカル初出演となる宇梶は父親役を演じる。「原作も読みましたが、どうも名付け親以外はそんなにいい人が出てこない(笑)。個人が悪いとかではなく、閉塞した状況の中で人間がもがきながら生きている話だなぁと思いました。様々な葛藤が書かれていますが、観たみなさんが我がことのように感じていただけたら良いのかなと」と語った。母親役のキムラ緑子は、オファーが来た際にんじんを大好きな少女の役だと思い、14~16歳を演じられると楽しみにしていたという。「蓋を開けてみると『あっ、いじめるほうだったんですね』と。困ったなぁ、という感じです」と笑う。「わたしは厳しく苛め抜く役ですが、必死で生き抜くにんじん少年の横に、しのぶさんと共に並ぶことができて幸せだなぁと思います」と話した。38年ぶりににんじんを演じる大竹はもちろん、豪華キャストが揃い、栗山民也の新演出と期待の高まる今作品。親子2世代で『にんじん』を読んだ方も多いはず。そんな家族揃っての観劇にもうれしい子ども料金も設けられているほか、桟敷席の販売も。夏休みには家族揃って“にんじん”に会いに行こう。公演は8月1日(火)から8月27日(日)まで新橋演舞場、9月1日(金)から9月10日(日)まで大阪松竹座で上演。東京公演は6月25日(日)より一般発売開始。
2017年06月23日俳優の中山優馬が、21日、都内で行われたミュージカル『にんじん』製作発表記者会見に、大竹しのぶ、宇梶剛士、キムラ緑子、松竹 安孫子正副社長とともに登場した。同作はジュール・ルナールにより1894年に執筆され、世界中で愛される同名小説をミュージカル化。1979年に、日生劇場で世界初の試みとして”音楽劇”として上演され、22歳の大竹しのぶが主人公の少年を演じた。38年ぶりの再演となり、今年還暦を迎える大竹が14歳の少年・にんじん役に挑む。会見で初対面だったという大竹と中山。にんじんの兄・フェリックスを演じる中山が、大竹との共演に「最初に聞いた時はガッツポーズしました。でも兄貴役と聞いたので……」と語ると、大竹は「ずっこけた?」とニヤリ。中山は「すごくびっくりしましたね。こんな体験は一生に一度だと思うので」と改めて振り返り、自身の役について「ちょっとやなやつなんですけど、読んでいくうちに、こいつもいろんな感情を持ってるんだなというのを感じた」と明かした。中山は「一番近くで勉強できるのが、楽しみです」と大竹との共演の喜びを語り、「僕の同じ事務所のタレントも共演しているのを見て、歯ぎしりしている部分もあったので」と大竹への思いを吐露。嵐の松本潤と仲の良い大竹だが、還暦目前の少年役に「潤くんとかも『何考えてんの』って言うんじゃないか」と苦笑した。「何か武器になるものも特にないので、丸腰でいろんなものをつかんでいきたい」と宣言した中山。大竹は中山について「芝居に対する美しい心を持ってるというのは聞いたことがある」と語り、「みんな芝居に対する美しい心を持ってやっていけたら」と意気込んだ。
2017年06月21日女優の大竹しのぶが21日、都内で行われたミュージカル『にんじん』製作発表記者会見に、中山優馬、宇梶剛士、キムラ緑子、松竹 安孫子正副社長とともに登場した。同作はジュール・ルナールにより1894年に執筆され、世界中で愛される同名小説をミュージカル化。1979年に、日生劇場で世界初の試みとして”音楽劇”として上演され、22歳の大竹しのぶが主人公の少年を演じた。38年ぶりの再演となり、今年還暦を迎える大竹が14歳の少年・にんじん役に挑む。大竹は還暦を迎えるにあたって、もう一度やりたい役は? と聞かれた時に「ぱっと浮かんだのがこの、にんじんでした」と今回の企画の始まりについて明かした。38年経っても全ての歌を覚えているという大竹は「とにかく愛されたいという気持ちが毎日毎日あって。『みんなひとりぼっちなんだ、でも頑張って生きていく』という清々しい思いに毎日浄化されてたので」と、同作の良さについて語った。すでに少年の格好でチラシのビジュアルを撮影した大竹だが、撮影時は「いける」と言われて嬉しかったものの、出来上がったビジュアルを見て「ふざけるなと思いました」と心境を吐露。「これでお客さんが来てくれるんだろうか」と不安を見せた。記者から「違和感ない」と言われた大竹は「ええ!?」と驚き「おばさんどうしたの楽しいことあったの? あそこの店3割引だったの? みたいな」と自身のビジュアルについて自虐し、周囲を笑わせた。また、大竹の母を演じるキムラは「少女の役だと思ってて。やった~! と楽しく受けたんですけど、蓋を開けるといじめる方だったんですね。困ったな」と苦笑。「ここではっきり言いたいのは、しのぶさんより4つも下なんですということ」と頭を下げた。大竹の父を演じる宇梶は「僕がでかいということで、大竹さんが子供に見える。でかくてよかったな」と自身の体格の良さを喜んでいた。東京公演は新橋演舞場にて8月1日~27日。大阪公演は大阪松竹座にて9月1日~10日。4歳~小学6年生以下を対象にした「子ども料金」も設定されている。
2017年06月21日5月3日に開幕した團菊祭で、寺島しのぶ(44)の長男・眞秀くん(4)が初お目見えを果たした。長男の華々しい梨園入り。それは寺島にとって母の野望が叶った瞬間だった――。 音羽屋の第一子に生まれたが、女性だから歌舞伎役者になれなかった寺島。跡継ぎは、弟・尾上菊之助(39)。“女を呪った”日々について、彼女はこう振り返っている。 《弟が6歳で初舞台を踏んだ時、「どうして年上の私が舞台に立てないの」と腹が立つやら悲しいやらで、それに男中心の梨園ですから、我が家は弟を中心に回っていて、私一人が取り残されていく気がして……》(『週刊現代』15年10月17日号) それから30年以上、母になった彼女は長男・眞秀くんの梨園入り実現に向けて動いてきた。15年2月に菊五郎が大量吐血し入院すると、寺島は「父の目が黒いうちに眞秀を後押ししてもらいたい」と本格的に“外堀”を埋め始めたという。 「彼女の夢の実現には、他の家元やお歴々への根回しが不可欠。それができるのは、父・菊五郎さんに他なりません。そのため寺島さんは菊五郎さんのもとに足しげく通うように。公演があるときは必ず眞秀くんを連れていくようにしていました」(歌舞伎関係者) 菊五郎との仲を深めていった結果、15年5月の團菊祭で驚きの“事件”が起きた。千穐楽の際、眞秀くんが菊五郎の腕に抱かれながら舞台初登場を果たしたのだ。 「寺島さんは、この團菊祭で海老蔵さんの楽屋にも眞秀くんを連れて行きました。そこで『眞秀があなたの大ファン。iPadの写真を見せると、いつもあなたのところで手が止まる』と伝えると、海老蔵さんは大喜びに。以来、家族ぐるみでも交流。眞秀くんは海老蔵さんの長男の勸玄くん(4)と同い年で、すぐ仲良しになったそうです」(前出・歌舞伎関係者) 菊五郎と海老蔵。梨園最強の後ろ盾を得たことで、眞秀くんの梨園入りは実現へと動いた。昨年4月に行われた取材会では、菊五郎が「(娘が眞秀を)どうしても歌舞伎役者にしたいっていうのでね。ならせるなら、ゆくゆくは梅幸を継がせるかね」と明言したのだ。 梅幸とは、もともと初代菊五郎の俳名。音羽屋の中で菊五郎に並ぶほど格式の高い名跡だ。父は、寺島の長男・眞秀くんにこの名跡を継がせる意向を示したことになる。菊之助の長男・和史くん(3)をさし置いてのこの発言は、“大逆転”として世間に伝えられた。 「もちろん音羽屋の本流は菊五郎を継ぐ和史くんです。ただ寺島さんの長男・眞秀くんは、音羽屋のなかでは女系。さらに父親が外国人という“不利”な条件下がそろっていました。そうした中での菊五郎さんの発言は、眞秀くんの将来に強力な“お墨付き”を与える意味を持つと思います」(前出・歌舞伎関係者) そして実現した、眞秀くんの初お目見え。寺島の胸には熱いものがこみあげたことだろう。 「眞秀くんがいま歌舞伎座の楽屋で使っている鏡台は、曾祖父にあたる亡き尾上梅幸さん(享年79)の使っていたものだといいます。それだけ眞秀くんの将来も嘱望されているということでしょう」(前出・歌舞伎関係者)
2017年05月13日「男の子ができたら歌舞伎役者にしたい」と結婚会見で語っていた寺島しのぶ(44)。その言葉が現実のものとなった。5月3日に開幕した團菊祭で長男の眞秀くん(4)が初お目見えを果たしたのだ。 『魚屋宗五郎』の丁稚役で眞秀くんが花道から登場すると、会場から「かわいい!」と歓声が。そんな姿を客席後方で見守っていた寺島とフランス人夫のローラン・グナシア氏(49)、そして祖母の富司純子(71)らは涙にむせんでいたという。 「ローランさんはアート・ディレクターとして海外で活動していましたが、日本を拠点にすることを決断。また寺島さんも眞秀くんが2歳のときから日舞を習わせるなど、早くから英才教育に乗り出しました。さらに夫妻は眞秀くんのために専用のシッターさんを雇っており、文字通り家族一丸となってデビューを支えてきたのです」(歌舞伎関係者) 長男の華々しい梨園入り。それは寺島にとって母の野望が叶った瞬間だった――。 音羽屋の第一子に生まれながらも、女性であるがゆえに歌舞伎役者にはなれなかった寺島。跡継ぎになれるのは、弟・尾上菊之助(39)だけ。“女を呪った”日々を、彼女はこう振り返っている。 《弟が6歳で初舞台を踏んだ時、「どうして年上の私が舞台に立てないの」と腹が立つやら悲しいやらで、それに男中心の梨園ですから、我が家は弟を中心に回っていて、私一人が取り残されていく気がして……》(『週刊現代』15年10月17日号) そのため人間国宝の父・尾上菊五郎(74)や女優の母・富司らに反発したこともあったという。そんななか、女優業に自らの居場所を見つけた寺島。下積みは長かったが、“芸への飢え”が彼女をトップ女優へと押し上げていった。 だが、彼女の梨園への憧れは消えなかった。07年にローラン氏と結婚すると、冒頭のように“息子を歌舞伎俳優にしたい”と発言。12年に眞秀くんが誕生すると、思いはより強くなった。 「ハーフの眞秀くんが梨園入りしようとすることに対して、陰口を叩く人も少なくありませんでした。それでも寺島さんは、めげなかった。まだ言葉も話せないうちから眞秀くんに父や弟の舞台映像を見せ続け、歌舞伎のイロハを叩きこんできた。その甲斐もあって、眞秀くんは才能の一端を見せ始めた。大人でも難しい文言が続く歌舞伎の『髪結新三』のDVDを、ずっと大人しく見ているんですよ。これには菊五郎さんも舌を巻いたといいます」(前出・歌舞伎関係者) また今でこそ眞秀くんの習い事は日舞だけだが、今後は義太夫や三味線や鼓の稽古も始めるつもりだという。 「習いごとだけで1週間埋まってしまうほどのハードスケジュールです。かかるお金も相当なものになるでしょうが、彼女はそれも覚悟の上だといいます。すべては、梨園関係者らに文句を言わせないため。自分が継げなかった音羽屋の名跡を、何としても息子に継がせたいのです」(前出・歌舞伎関係者) 寺島自身も2月に海老蔵からオファーを受け、六本木歌舞伎『座頭市』の舞台に立った。正調ではないが、海老蔵が新設したこの歌舞伎は女人禁制の梨園に大きく風穴をあけたことになる。40年を経て、寺島の闘いは報われようとしている――。
2017年05月13日2017年公開予定の寺島しのぶ主演、新鋭・平柳敦子監督の映画『Oh Lucy!(オー・ルーシー!)』が、本年度カンヌ国際映画祭「批評家週間」部門に選出されることが決定。「批評家週間部門」への日本人監督作品の選出は、吉田大八監督の『腑抜けども悲しみの愛を見せろ』以来、10年ぶりの快挙となった。東京で働く43歳の独身OL節子は、ある朝の通勤ラッシュ、目の前で電車の飛び込み自殺を目撃してしまう。惨事の余韻から抜け出せないまま、仕事に就く節子。突然、節子の姪で若き自由人である美花から久しぶりに連絡があり、2人は再会。姪にはなぜか弱い節子は、お金に困った美花を助けるはめに。美花が前払いした英会話クラスを代わりに取り、その受講料を美花に支払うことになる。アメリカ人講師ジョンの教える英会話教室は、一風変わっていた。「ルーシー」という名前と金髪のカツラを与えられ、教室では「ルーシー」になりきるように、と言われる。節子の中で眠っていた感情を「ルーシー」が解き放ち、節子はジョンに恋をするが…。主演の寺島さん、共演に南果歩、忽那汐里、役所広司という国際的に活躍する豪華な面々に、ハリウッドから映画『ブラックホーク・ダウン』や海外ドラマ「ペニー・ドレッドフル ~ナイトメア 血塗られた秘密~」などで知られるジョシュ・ハートネットが加わった本作。何事にも満たされない日々を過ごす43歳の独身OL・節子が英会話教室のアメリカ人講師に恋をし、東京とLAで大騒動を巻き起こす様を、ときに赤裸々に、ときにユーモアたっぷりに描く。本作で長編初監督を務めるのは、短編初監督作品『もう一回』がSSFF&ASIA 2012にて、グランプリ/ジャパン部門優秀賞/東京都知事賞の3冠に輝き、一躍注目を浴びた平柳敦子監督。平柳監督は、ニューヨーク大学大学院・修了作品の短編『Oh Lucy!』(21分)が桃井かおりを主演に迎え、2014年カンヌ国際映画際「シネフォンダシオン(学生部門)」で日本人初の2位を獲得。さらにトロント映画祭でも審査員賞を受賞、翌年のサンダンス映画祭でも最優秀賞を受賞するなど世界中から数々の称賛を浴び、25以上の賞を受賞した注目の新鋭。長編デビューが待望視されていた中、満を持して手掛けるのが、短編『Oh Lucy!』を基に新たな物語を書き加えた本作。その脚本は、2016年に、過去にオスカーノミネート作品も生み出したサンダンス・インスティテュート/NHK賞を受賞している。カンヌの「批評家週間」部門といえば、新進気鋭の監督たちを発掘するために設けられた部門で、デビュー2作目までの監督の作品が対象。本作は、日本人監督作品としては吉田監督の『腑抜けども悲しみの愛を見せろ』以来、10年ぶりの出品となっている。すでに世界からアツい視線を送られている平柳監督と、寺島さんをはじめとする豪華なキャスト陣にいまからも期待が高まる。<以下、コメント>■平柳敦子監督2つの文化で構成された素晴らしいスタッフとキャストの皆さん、そしてこの映画の完成に貢献して頂いた全ての方々に感謝の気持ちで一杯です。現在の混沌とした世界情勢の中、カンヌという場で「映画」を通して少しでも色々な国の皆さんと繋がりが持てることを何よりも嬉しく思います。■寺島しのぶこの度『Oh Lucy!』が国際批評家週間に選出されたこと、大変嬉しく思います。日米合作ということもあって、撮影中は苦労もたくさんありました。世界三大映画祭であるカンヌ映画祭は、主人の母国であるフランスの映画祭なので、家族共々喜んでおります。海外の方々に、この映画を見ていただけることが嬉しくてなりません。■南果歩平柳敦子監督の情熱、経験、ユーモアが溢れる『Oh Lucy!』がカンヌ国際映画祭に出品されるという知らせを監督から直接受け取りました。カンヌでどんな風に受け止められるのか、ドキドキしながらも楽しみでなりません。■忽那汐里とにかく一生懸命に、どんな環境でも真剣にみんなで向き合えた作品なだけに、今回のカンヌ国際映画祭の出品は本当に嬉しく思います。この作品がたくさんのお客様に見ていただけることがとても楽しみです。監督おめでとうございます!■役所広司きっとカンヌ国際映画祭のお客様に愛される作品だと信じています。平柳敦子監督おめでとうございます!『Oh Lucy!』は2017年、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2017年04月23日大竹しのぶ×栗山民也の強力タッグによる『フェードル』が、東京で開幕した。実力派ぞろいで演劇界も期待の作品、その見どころとは!?開幕直前に話を聞いた。舞台『フェードル』チケット情報本作はフランスの劇作家ジャン・ラシーヌがギリシャ悲劇を題材に描いた歴史的名作。アテネ王の後妻フェードルが、義理の息子イッポリットに狂おしい恋心を抱く禁断の物語だ。これまで稀代の名女優が演じてきたフェードル役は、大竹にとっても新たな挑戦だが、「楽しくて仕方ない」と話す。「恋に臆病な今の時代に、傷ついても憎んでも、もっと愛そうぜって。人を愛するってこんなにも激しい、清々しいものなんだって思わせてくれます」。イッポリット役の平岳大は、大竹から激情をぶつけられ、「怖いです」と冗談まじりに笑う。「毎日汗だく。やればやるほど壁が表れて、役者としてこんなにやりがいのある芝居はないと思うほどです」。イッポリットは義母の愛を拒み、父王に反逆した王族の娘アリシーに恋をする。42歳での初恋に燃える役を、亡くなった父・平幹二朗も、「いつかこんな役ができたら」と話していたとか。フェードルの恋のライバル、アリシー役には門脇麦。セリフの意味をつかんではまた進む、その作業は、「苦しいけど、発見の連続で楽しいです」。王・テゼ役の今井清隆も「大竹さんに刺激を受けて集中してます」と、気合いがこもる。また、フェードルを全身全霊で守る乳母役・キムラ緑子も演じる喜びに興奮気味だ。「古典の世界、栗山さんの演出にもっと応えたいという面白さがあって。大竹さんと芝居を作っていく楽しさもすごい。ふたりで、その日の感覚で変わるライブでいければね、と話しています」。恋と罪にあふれ、破滅に向かっていく物語は、大竹が「ジェットコースターみたい」と表するように二転三転し激しく疾走する。そしてセリフは豊かで美しく、驚くほど長い。そんなハードルだらけの名作を、栗山は役者の一挙手一投にも意味を持たせ、きめ細やかに演出した。「栗山さんの演出と自分の体が結びついたときの喜びは本当に楽しくて。役者の言葉と体で地獄にも天国にも行ける、そんなお芝居の力を信じさせてくれる作品です。劇場という空間で、血が駆けるようなエネルギーを私たちが放出しますので、しかと受けとめて、生きてるんだって思ってもらえたらうれしいです」(大竹)。東京公演は4月30日(日)までBunkamura シアターコクーンにて。ほか新潟、愛知、兵庫公演あり。取材・文:大西美貴
2017年04月11日17世紀フランスの劇作家ジャン・ラシーヌの代表作『フェードル』が、大竹しのぶ主演、栗山民也演出で4月8日(土)より東京・シアターコクーンに登場する。過去にサラ・ベルナールやヘレン・ミレンなど、名だたる女優たちが演じた王妃フェードルの物語は、ラシーヌがギリシャ悲劇『ヒッポリュトス』(エウリピデス作)から想を得て創りあげた、激情あふれる悲劇の名作だ。アテネ王テゼ(今井清隆)の妻フェードル(大竹)は、義理の息子イッポリット(平岳大)への禁断の恋に身を焦がすが、イッポリットの思いは敵の一族の生き残りである姫アリシー(門脇麦)へ向けられて……。愛憎、欲望といった人間の感情を真っ正面からえぐり出す衝撃の舞台。音楽劇『ピアフ』など数々のヒット舞台を構築してきた大竹&栗山の最強タッグが、「人間精神を扱った最高傑作」と評される大作をいかに立ち上げるか、期待をこめて稽古場を覗いた【チケット情報はこちら】設えられていたのは、緩やかな傾斜と、さらに前面には段差のある張り出し舞台。奥には帆のような白幕が垂れ、若干傾いている太い柱が危うさを匂わせている。一幕一場から始まる立ち稽古を前に、平が膨大な量の台詞を身にしみ込ませるべく、懸命に言葉を繰り出していた。一方、大竹は乳母エノーヌ役のキムラ緑子と楽しそうに言葉を交わし、穏やかに開始を待っている様子。栗山が腕組みをして舞台をみつめる中、演出助手の合図で稽古がスタートした。半島の町を想起させる波音とともに、イッポリット、そして彼の養育係であるテラメーヌ(谷田歩)が登場。行方不明の父テゼを探しに国を出ようとしているイッポリットは、胸に秘めたアリシーへの恋心をテラメーヌに言い当てられて苦悩する。登場するや、平と谷田は熱量高く言葉を交わし合う。その圧倒的な集中が、日常とは違う、神話的世界の始まりを伝えてくる。徐々にせり上がる興奮をいっそう突き上げたのが、全身から苦痛の叫びを放って登場したエノーヌだ。ドラマチックなキムラの表現に目を奪われた後、ひっそりと黒布をまとって現れた大竹フェードルへと視線が移る。フェードルが誰のために恋の苦しみに打ちひしがれているのか、問いつめるエノーヌ。天を切り裂くような絶叫と、地を這うようなつぶやきと。大竹とキムラによる緊迫の対話は、瞬間、瞬間で駆け引きのように形を変え、強度を増していく。絞り出すように秘密を明かす大竹のささやきが、低く小さく、けれど明瞭に響き、空間を震わせる。栗山の合図で芝居が解かれると、見つめていた人々の深いため息が稽古場中に広がったように感じた。大竹もキムラもすぐにティッシュに手を伸ばし、涙にまみれた顔をぬぐう。栗山は舞台に上がり、フェードルの黒布をはぎ取る仕種、太陽のまぶしさに抗う表情など、自ら細かく演じてみせ、動きを提示。演出家の言葉に、大竹とキムラが笑い合う様子もうかがえた。この緩急の空気の積み重なりが、やがて骨太で直球のドラマを生み出すのだろう。まさに劇場でなければ味わえない、重量級の演劇がもたらす快感。全身で受けとめること必至である。取材・文:上野紀子
2017年03月29日西内まりやが主演、相手役に今作がドラマデビューとなる「flumpool」山村隆太を迎えて山崎育三郎、中村アン、沢村一樹らの共演で贈る1月期の月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」の最終回が3月20日(月)今夜放送される。「プチコミック」連載中の宮園いづみによる同名コミックを原作に「専業主婦になりたい女」と「絶対に結婚したくない男」という、正反対の結婚観を持つ2人が惹かれあっていくというラブストーリーを展開してきた本作。西内さんが、結婚したら「専業主婦になりたい」大手銀行のエリートOL・高梨あすかを、山村さんが「結婚は絶対にしたくない」人気イケメンアナウンサー・名波竜をそれぞれ演じ、名波からあすかを奪おうとする神谷暁人役で山崎育三郎、名波の過去の不倫相手・桜木夕子役に高岡早紀、名波が勤務している局のアナウンス室長・三上響役に沢村一樹、その他中村アン、岸井ゆきの、杉本哲太といったキャストが共演。前回は一連の騒動によってモスクワに異動を命じられた名波は、そのことを隠して「これ以上迷惑をかけられない、1人になりたい」とあすかに別れを告げる。名波との別れを受け入れることができないあすかだが、少しづつ神谷との仲を深めていく…という展開だった。そして今夜迎える最終回は、名波が小野(森田甘路)にモスクワ支局への転勤を打ち明けると、小野は「あすかにもちゃんと伝えるべき」と主張。しかし名波は「あすかにはもっと良い相手がいる」と返すだけ。三上と会った夕子も名波があすかと別れたことを知り、「中途半端な優しさで格好をつけている」と名波を非難する。そんなか、名波のもとにあすかの弟・奏(葉山奨之)がやってきて「なぜ別れたのか」と切り出す。価値観の違いだと説明し「一緒にいてもあすかは幸せになれない」と答える名波に、奏は「名波が逃げていることだけはわかった」と捨てぜりふを残して部屋を出ていく。その夜あすかは夕子に誘われて一緒に食事。そこで夕子は名波から頼まれて付き合っているかのように芝居したこと、彼がモスクワに行ってしまうことを告げ…というストーリー。一緒に見に行こうと名波と約束していた桜のつぼみが開いていることに気づいたあすか。2人の恋はどんな結末を迎えるのだろうか。フレッシュなキャストで綴られたラブストーリーも今夜が見納め!「突然ですが、明日結婚します」最終回は3月20日(月)21時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2017年03月20日西内まりや演じる“専業主婦希望”OL、「flumpool」山村隆太演じるイケメンアナウンサー、山崎育三郎演じるエリート証券マンが恋の駆け引きを繰り広げる月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」の第7話が3月6日(月)今夜放送。西内さんが“夢は専業主婦”という大手銀行OL・高梨あすかを演じ、山村さんが“結婚は絶対にしたくない”イケメンアナウンサー・名波竜を、山崎さんがあすかに熱烈アプローチを繰り返す証券会社エース営業マン・神谷暁人をそれぞれ演じ、名波の過去の不倫相手・桜木夕子に高岡早紀、あすかの弟の奏に葉山奨之、そのほか古舘寛治、石野真子、中村アン、岸井ゆきの、森田甘路、沢村一樹らが出演。前回ついに同棲することなったあすかと名波だったが、名波の同棲&不倫二股疑惑が報じられてしまう。名波はあすかを気遣い「マンション前に記者が張っているかもしれない」と電話する。あすかは莉央(中村アン)、桃子(岸井ゆきの)、カナママ(椿鬼奴)の協力で小野(森田甘路)のマンションに戻ることに。一方の名波はプロデューサーの氷室(杉本哲太)から報道特番のメインキャスターを降板させると告げられる。あすかはフリー記者だという草ヶ谷(村上航)からいきなり取材を申し込まれる。夕子の話を持ち出してしつこく草ヶ谷だが、そのときあすかを神谷が救う。さらに「ナナリュー同棲彼女の素顔」というネット記事が公開され、隠し撮りされたあすかの写真まで公開されるとあすかの勤務する銀行でも騒ぎになり、上司から事情説明を求められることに。その後あすかはマンションの前で張っていた草ヶ谷と再び遭遇、そこ名波も現れて…というのが今夜のストーリー。また今夜の第7話では副音声で男性出演者たちによる“男談義”も放送。山村さん、山崎さん、森田甘路、加藤諒の4人に、flumpoolのギター・阪井一生もスペシャルゲストとして加わって、演技にまつわる事柄から収録秘話はもちろん、プライベートトークまで様々な話題が繰り広げられるとのこと。男5人の“赤裸々トーク”もお楽しみに。「突然ですが、明日結婚します」第7話は3月6日(月)今夜21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年03月06日“月9”初主演の西内まりやとドラマ初挑戦のロックバンド「flumpool」の山村隆太が、「専業主婦になりたい女」と「絶対に結婚したくない男」を演じる「突然ですが、明日結婚します」。本日3月6日(月)放送の第7話では、山村さんをはじめ、山崎育三郎、森田甘路、加藤涼という男性出演者たちが集結した副音声放送を実施。本作の“ウォッチャー”である「flumpool」のギター・阪井一生もMCとしてゲスト出演し、“男性あるある”満載の“男談義”に花を咲かせるという。女性向け月刊コミック誌「プチコミック」連載中の宮園いづみによる同名コミックを原作に、正反対の結婚観を持つ2人が惹かれあっていくというラブストーリーが展開するラブコメディ。今回、副音声に参加するのは、人気絶頂のイケメンアナウンサー・名波竜役を演じる山村さん、あすか(西内さん)をめぐり名波と恋のライバルとなる証券マン・神谷役の山崎さん、名波の親友・小野役の森田さん、名波のメイク担当“きんちゃん”役の加藤さんと、ドラマのメーンを固める出演者4人。加えて、山村さんがヴォーカルを務める「flumpool」からギターの阪井さんがスペシャルゲストとして参加。阪井さんは、これまで自身のTwitter上でリアルタイムにドラマのストーリー展開を追いかけるだけでなく、ヴォーカル・山村さんの演技について厳しくも愛のある投稿を続けてきたことでも知られる。そんな放送内容のすべてを網羅してきた阪井さんが、今回の副音声収録の“MC”に大抜擢され、視聴者目線で出演者4人とぶっちゃけ裏トークを展開。それぞれの芝居に対するダメ出しから大絶賛の褒めちぎり合いに加え、貴重な収録秘話から、本編から大きく脱線した完全プライベートな話まで幅広いトークテーマで繰り広げられていく。男目線での恋愛観、結婚観について“男性あるある”発言も多数登場し、男5人の赤裸々トークに花が咲き乱れる模様だ。副音声の収録を終えた山村さんは、「これ放送できるのかな(笑)!?僕らはみんなで本当に楽しかったですね。こんなにゆっくりみなさんと話す機会もなかなかないので、ここでしか聞けない芝居に対する話とかも聞けて面白い時間でした」とコメント。また、山崎さんも「みなさんがどういう風にドラマの中身を見ているのか知ることができたし、男だけで集まっての音声収録はとても貴重でした」とふり返り、「是非楽しんで聞いていただきたいですね」と語る。「もう一回やりたいですね!“男子校”みたいなノリがあって愉快でした」と言うのは森田さん。「副音声は2度おいしいです!1回目は本編。2回目副音声で。両方聴きながらの3度目も楽しめます!」とノリノリ。“きんちゃん”こと金田役の加藤さんも「メッチャ楽しかったです!普段テレビで見て感じていることをみんなで口に出せて話せてスゴイよかった。リアルタイムで視聴者のみなさんにも見てもらいたいですね」と、やはり貴重な体験となったよう。スペシャルゲストとして参戦した阪井さんは「はじめてのMCでイイ経験させてもらいました」と語り、「僕は一般人目線でお話させていただいたので、皆さんのプライベートな裏側を聞き出せるようにも頑張りました!」と楽しみなコメントを寄せている。「突然ですが、明日結婚します」第7話は3月6日(月)21時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年03月06日西内まりや演じる銀行OLを巡って「flumpool」山村隆太演じるイケメンアナウンサーと、山崎育三郎演じる証券マンが繰り広げるラブストーリー「突然ですが、明日結婚します」の第6話が2月27日(月)今夜放送される。女性向け月刊コミック誌「プチコミック」連載中の宮園いづみによる同名コミックを原作に、「専業主婦になりたい女」と「絶対に結婚したくない男」が、結婚にまつわる価値観が合わないままお互い惹かれあっていくという物語。西内さんが夢が「専業主婦になること」という大手銀行のエリートOL・高梨あすかを、山村さんが「結婚は絶対にしたくない」という人気イケメンアナウンサー・名波竜をそれぞれ演じる。2人を取り巻く登場人物として、名波からあすかを奪おうとする証券会社エース営業マンの神谷暁人に山崎さん、新人時代の名波と不倫関係だった桜木夕子に高岡早紀、あすかの弟の高梨奏に葉山奨之、あすかの父親の高梨新太郎に古舘寛治、あすかの母親の高梨典子に石野真子、そのほか中村アン、岸井ゆきの、森田甘路、沢村一樹らも出演する。前回放送の第5話では、名波が見ていることを知った上で神谷はあすかにキス。その後沢村さん演じる三上の代役を務めることになった名波のもとに番組出演者の神谷がやってきて一触即発状態になり、さらにあすかの自宅で神谷と名波が鉢合わせ。「この先あすかにふさわしい人が現れたら俺を捨てていいから」という名波に、「私が結婚したいのは名波さんだけ」と言うあすか。そんなあすかに名波は同棲しないかと告げるが、翌日、あすかのスマホに夕子から電話が来て…という展開に。そして今夜の第6話。あすかと名波は同棲することになるが、あすかは毎日深夜2時に家を出る名波を見送ろうと張り切るも起きることができない。さらにあすかは夕子に誘われて一緒に食事をしたことも打ち明けられずにいた。神谷はバスケットボールの試合チケットのことで奏に電話、そこであすかが同僚とルームシェアを始めたと教えられる。ある夜会社にマンションの鍵を忘れてしまい名波に連絡して鍵を借りにいくあすかだが、そんなふたりの姿を見つめる人物がいた…。一緒に暮らすなかですれ違うあすかと名波。2人の仲はどうなっていくのか。「突然ですが、明日結婚します」第6話は2月27日(月)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年02月27日サラ・ベルナール、ヘレン・ミレンといった世界の名女優が演じてきた古典劇『フェードル』に、大竹しのぶが挑む。演じるのは、義理の息子への破滅的な想いに身を焦がす女性だ。その激情をいかに表現し、今に何を伝えるのか。大竹の言葉に、古典だから味わえる面白さがあることが、早くも見えてきた。舞台『フェードル』チケット情報これまでにギリシャ悲劇やシェイクスピア劇を経験してきた大竹にとっても、古典は久しぶりとなる。持ちかけたのは、数々の賞を獲得した『ピアフ』などでタッグを組んでいる演出の栗山民也。「普通に劇場で準備してるときに、いきなり、『古典やろうよ』と言われて(笑)。私もずっとまたやりたいなと思っていたので、ぜひという感じでした」。古典劇に惹かれるのは、そこに「演劇の原点がある」と感じるからだ。今回の『フェードル』も同様である。「書かれている台詞の言葉に力があって、愛はとことん愛、憎しみはとことん憎しみ、というふうに中途半端なことがないんです。それだけのエネルギーを持った言葉を発するにはやはりこちらも強くないと。だから演劇の原点だなと想いますし、『フェードル』はとくに、登場人物それぞれが自分の発した言葉に翻弄されていくところが、すごく面白いなと思うんです」。『フェードル』は、17世紀のフランスの劇作家ジャン・ラシーヌが、ギリシャ悲劇『ヒッポリュトス』から題材をとって創り上げた作品。国を出たまま行方不明となっている王(今井清隆)を夫に持ちながら、義理の息子(平岳大)への思慕に狂わんばかりのフェードル。ついにその恋心を告白するも、王が突然帰還し、さらに息子には別に思う娘(門脇麦)がいることがわかり、運命は悲劇へと向かっていく。「改めて、人間って昔も今も何ひとつ変わっていないんだなと思います。たとえば不倫の恋をしてしまうこともそう。それを、“私はもう死んだほうがいい。死ぬの、死ぬの、死ぬの!”というふうに激しく描かれているので、きっと笑えると思うんですね。古典といっても難しい話ではなく、まさに今の私たちと同じ人間の話であって。人間って本当に愚かだなって笑ってもらえればいいなと思います」。演じる側としても古典は「アドレナリンがどんどん出てきて楽しい」ときっぱり。「だから、そのエネルギーを、たとえば闘牛を観て興奮するのと同じような感覚で観てもらえればいいなと(笑)。それぐらいエネルギーが放出されている舞台にしたいと思います」。人間が本来持つ激烈を見せつけられることで、生き方をも揺さぶられるかもしれない。公演は4月8日(土)から30日(日)まで東京・シアターコクーンにて。その後、新潟、愛知、兵庫を巡演。取材・文:大内弓子
2017年02月27日西内まりやと「flumpool」山村隆太のフレッシュな2人に、山崎育三郎、高岡早紀らも共演して、宮園いづみによる人気コミックをドラマ化した「突然ですが、明日結婚します」の第5話が2月20日(月)今夜放送となる。西内さんが“専業主婦希望”の大手銀行のエリートOL・高梨あすかに、山村さんが“結婚は絶対にしたくない”人気イケメンアナウンサー・名波竜にそれぞれ扮し、正反対ながら惹かれあっていく2人のラブストーリーが展開する。またあすかと名波の恋の行く手を阻む存在として、あすかにプロポーズするいずみ証券のエース営業マン・神谷暁人を山崎さんが、名波と以前不倫していた人気女優の桜木夕子を高岡さんがそれぞれ演じている。また、名波の悪友でアナウンス室長の三上響に沢村一樹、“恋愛も結婚もしたくない”あすかの先輩・桐山莉央に中村アン、あすかの同期で女子会仲間の牧瀬桃子に岸井ゆきの。そのほか森田甘路、葉山奨之、山賀琴子、鍵本輝(Lead)、加藤諒、古舘寛治、椿鬼奴、石野真子、杉本哲太といったキャスト。前回のラストで名波が見ていることを知ったうえで、あすかに突然キスした神谷。衝撃ラストにTwiterには「神谷めっちゃムカつく」「まじで神谷さん最悪ーーー」「せっかくあのふたり仲直りしたのに」など山崎さん演じる神谷への怒りのツイートが続々と投稿。「今まで以上に気になる終わり方しやがって」と今後の展開が気になるというコメントも多数ツイートされていた。気になる今夜の第5話だが、あすかが莉央(中村さん)や桃子(岸井さん)と一緒に小野(森田さん)の部屋でお好み焼きパーティーをする姿をそっと見つめる名波。その席で小野や桃子らは今度は皆であすかの実家に集まろうと盛り上がる。そしてあすかには、いずみ証券と新しく始める共同プロジェクトを担当しないかという打診が。3年ほどのプロジェクトで、キャリアアップにもつながるという。数日後、約束通りあすかの実家を訪れる莉央たち。だが名波だけは、夕子(高岡さん)の都合で番組の収録のスケジュールが変更になり、結局参加できないことに。そんななかでインフルエンザで休むことになった三上(沢村さん)の代役として経済番組の司会を頼まれた名波は、出演者である神谷の控室にあいさつに行く…というストーリーが展開。名波と神谷の直接対決はどうなる!?「突然ですが、明日結婚します」第5話は2月20日(月)21時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2017年02月20日西内まりやが月9初主演を務め、相手役をドラマデビューとなる「flumpool」の山村隆太が演じ、山崎育三郎、中村アン、沢村一樹らが共演するドラマ「突然ですが、明日結婚します」の第4話が2月13日(月)今夜放送となる。女性向け月刊コミック誌「プチコミック」連載中の宮園いづみによる同名コミックを原作に「専業主婦になりたい女」と「絶対に結婚したくない男」という、正反対の結婚観を持つ2人が惹かれあっていくというラブストーリーが展開。西内さんが、結婚したら「専業主婦になりたい」大手銀行のエリートOL・高梨あすかを、山村さんが「結婚は絶対にしたくない」人気イケメンアナウンサー・名波竜をそれぞれ演じている。「一緒にいたい」という想いを確かめ合って付き合うことになったあすかと名波。その頃夕子(高岡早紀)の夫で舞台俳優の上崎霖之助の不倫スキャンダルが報じられる。「モーニングYELL」のゼネラルプロデューサー・氷室(杉本哲太)は名波に騒動に巻き込まれないよう忠告する。名波があすかとの交際を先輩の三上(沢村一樹)に報告すると、三上は「ここならだれにも邪魔されない」といってスパの紹介券を手渡す。さっそくスパでふたりだけの時間を過ごすあすかと名波だが、名波のスマホに夕子から「もう私、ダメみたい」というメッセージが。夕子のことが心配になった名波は、あすかを残して彼女の元へと向かってしまう。夕子は、やってきた名波に「今夜だけ一緒にいてほしい」と懇願。名波はあすかに電話するが出なかったため「今日はごめん」とメッセージを送る。名波からの着信に気づいたあすかは彼に電話をするが、夕子は名波が席を外していたのをいいことに勝手に電話を切って着信履歴も削除してしまう。そんななか、あすかが神谷(山崎育三郎)と一緒に受けた街頭インタビューが放送され、高梨家やあすかの勤務先であるいずみ銀行内も大騒ぎになる…というのが4話のストーリー。前回の3話放送後もSNSでは「きゅんきゅんやばすぎ」「まりやちゃん可愛いすぎ」「山村さんイケメン過ぎて爆死」「ななりゅうタイプだwww」などの投稿が相次ぎ、ド直球なラブストーリーと西内さん、山村さんのフレッシュな魅力にハマる視聴者が続出の様子。今夜も2人の恋から目が離せない。「突然ですが、明日結婚します」第4話は2月13日(月)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年02月13日宮園いづみによる人気コミックを西内まりや主演、相手役に「flumpool」山村隆太を迎える月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」。毎話放送終了後に、「山村さんがカッコいい」との声が多数上がる本ドラマの第3話が、2月6日(月)今夜放送される。本作は「専業主婦になりたい女」と「絶対に結婚したくない男」が結婚にまつわる価値観が合わないままお互い惹かれあっていくという物語。本作で西内さんが演じる高梨あすかは多数の資格を持ち仕事もできる大手銀行のエリートOL。人一倍結婚願望が強く結婚したら「専業主婦になること」が夢だったが、5年付き合った彼氏から突然フラれ婚活もことごとく惨敗。そんななか出席した結婚式で新郎の友人として披露宴の司会をしていた人気イケメンアナウンサー・名波竜と出会う。名波はキー局のTNNに勤務、NYから帰国後すぐに帯情報番組を担当するほどの人気アナだが、元の家庭環境に過去の不倫騒動などもあって、あすかとは反対の“結婚したくない男”になっている。そんな名波を演じるのが、今作が俳優初挑戦となる山村さんだ。また、あすかが勤める銀行の系列証券会社エース営業マンであすかにプロポーズ、名波の恋のライバルになるいずみ証券のエース営業マン・神谷暁人には、ミュージカルからドラマまで幅広く活躍する山崎育三郎。あすかが親しい先輩で自分磨きに精を出す“恋愛も結婚もしたくない女”桐山莉央には、モデルから女優へと活動範囲を広げた中村アン。あすかの同期で女子会仲間でもありドライな“効率良く結婚したい女”牧瀬桃子には岸井ゆきの。あすかの先輩でよき相談相手、名波とも親友で同居している小野広紀には森田甘路。名波を高く評価するアナウンス室室長である“結婚した男”三上響に沢村一樹といったキャストが共演する。前回放送の2話のラストシーンで神谷からプロポーズされたあすか。莉央、桃子とカナママ(椿鬼奴)の店「Luz」を訪れそのことを皆に打ち明けると、莉央たちは神谷があすかの「専業主婦になりたい」という希望も叶えてくれると聞いて「結婚しちゃえ」とはやし立てる。一方、名波はあすかの実家に泊まったときのことを小野に話す。自分の家と違って普段から冗談を言い合うようなあすかの両親の姿に驚いたという名波。そんな折、あすかは「時間があれば約束をしていた食事を作りに行く」と名波にメール。名波から「明後日なら大丈夫」という返信をもらったあすかは莉央たちも誘い、準備を進める…というのが今回のストーリー。今夜はどんなステキな山村さんが見られるのか、いまから楽しみな視聴者も多いはず。「突然ですが、明日結婚します」第3話は2月6日(月)21時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2017年02月06日「flumpool」のボーカル・山村隆太と女優の山賀琴子が2月1日(水)、都内でフジテレビ系月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」のトークショーを行った。イケメンアナウンサー役で俳優初挑戦の山村さんは「やけにスタッフが脱がせたがる。『お風呂入るから』とか聞いていないことを言われた」と新人俳優としての洗礼を浴びている様子で「しかもそのお風呂のお湯が最初は濁っていなくて透明だった。『どうやって撮るねん!』と思って『撮影を止めてもらっていいですか?』と入浴剤を入れてもらった。入れていなかったら丸見えでしたからね。今後も脱ぎシーンがあるみたいで、芸能界怖い」と怯えていた。それでも今回の俳優デビューは「30代になると生きることにも慣れてくるし、惰性でダメな方に行く。そんな新鮮味がなくなったときに、俳優という新しいことに挑戦できた」と刺激に。「すべての経験が初めてで、初めてライブステージに立ったような感覚。役者をやらせてもらって、毎日のように心が折れるところがないくらい折れているけれど新鮮。充実しています」と晴れ晴れとした表情だった。ただドラマがスタートして「エゴサしているけれど、自分の名前が全然出てこない。役名か“flumpoolの人”としか書かれていない」とネット上の書き込みに不満げで「僕は山村隆太と申します。名前だけでも覚えて帰ってください。ちゃんと名前でツイートして」と呼びかけた。漫画家・宮園いづみによる同名コミックを連続ドラマ化。結婚したいOL・高梨あすか(西内まりや)と絶対に結婚したくないイケメンアナ・名波竜(山村さん)の恋模様を描く。「突然ですが、明日結婚します」は、毎週月曜日21時よりフジテレビ系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2017年02月01日