近鉄グループの文化事業である大和文華館では、8月18日(金)から9月24日(日)まで、特別企画展「文人サークルへようこそ―淇園・鶴亭・蕪村たちがお出迎え―」を開催いたします。江戸時代中期頃より、中国で隆盛した文人文化が日本に伝わってきます。中国の文人とは、身分的には高級官僚であり、治国・修身のための幅広い知識を持ち、詩書画に優れることが理想とされました。日本においては様々な身分の人々が文人文化に関心を持ち、中国の学問・文芸を深く学び、詩書画の創作を楽しみ、文人的な生き方を目指しました。武士や町人、農民といった身分を越えた文雅な交流は日本の文人文化の特徴であり、関心や志を同じくする人の輪―文人サークルが豊かに重なり合いながら発展しました。本展観では、柳沢淇園・鶴亭たち、与謝蕪村・呉春たち、岡田半江・田能村竹田たちなど、主に西の文人サークルに注目し、初公開の鶴亭作品をはじめ、交流が育んだ清新な絵画作品を展示します。墨蘭図 鶴亭筆 個人蔵(墨竹・墨蘭図 全10枚のうち1枚)(初公開作品)翰墨随身帖 与謝蕪村筆 大和文華館蔵(全12図のうち2図)<1> 展覧会について1.名 称 特別企画展「文人サークルへようこそ―淇園・鶴亭・蕪村たちがお出迎え―」2.会 期 2023年8月18日(金)~9月24日(日)月曜日休館<ただし、9月18日(月・祝)は開館し、翌19日(火)が休館>3.開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)4. 入館料 一般 630円 高校・大学生420 円 小学・中学生 無料5.主 催 大和文華館6.出陳品数 45件【中国 文人画の展開】冬景山水図 陸治筆 中国・明時代 大和文華館蔵閑屋秋思図 高其佩筆 中国・清時代 大和文華館蔵【中国から日本へ 文人文化の伝播】太平山水図集 蕭雲従編 中国・清時代 大和文華館蔵画史会要 大岡春卜編 日本・宝暦3年(1753)刊 大和文華館蔵【日本 文人サークルの豊かな交流】指墨竹図 柳沢淇園筆 日本・江戸時代 個人蔵墨竹・墨蘭図 鶴亭筆 日本・宝暦10年(1760) 個人蔵 初公開雁来紅に小禽図 鶴亭筆 日本・宝暦8年(1758) 個人蔵 初公開芋茎図 鶴亭筆 日本・宝暦10年(1760) 個人蔵 初公開蒹葭堂雑録 日本・安政6年(1859)刊 大阪府立中之島図書館蔵蘭石図屏風 与謝蕪村筆 日本・江戸時代 大和文華館蔵春林書屋図 呉春筆 日本・江戸時代 大和文華館蔵水辺柳蔭亭図 上田公長筆 日本・江戸時代 関西大学図書館蔵翰墨随身帖 田能村竹田筆 日本・江戸時代 大和文華館蔵山水図巻 岡田半江筆 日本・天保12年(1841) 関西大学図書館蔵山水画帖 富岡鉄斎筆 日本・明治44年(1911) 大和文華館蔵 など<2> 展覧会会期中のイベントについて1.特別講演「江戸時代における文人画家たちの交流を楽しく語ります」(1)日時・場所 9月17日(日)午後2時から講堂にて(2)講師 関西大学 名誉教授 中谷伸生氏2.日曜美術講座「初公開の鶴亭作品をめぐって」(1)日時・場所 9月10日(日)午後2時から講堂にて(2)講師 大和文華館 学芸部課長 宮崎もも3.講座美術の窓連続講座「歌麿-版画で心情の描出を試みる」第2回「歌麿、女絵師の頂に~歌麿様式の確立、美人大首絵の登場、歌麿流似顔絵、版技法の工夫」(1)日時・場所 9月3日(日)午後2時から講堂にて(2)講師 大和文華館 館長 浅野秀剛4.列品解説(1)日時・場所 毎週土曜日午後2時から(2)解説 大和文華館 学芸部5.無料招待デー 9月15日(金)6.学生(高校・大学生)無料招待デー 8月19日(土)・20日(日)・26日(土)・27日(日)※学生証提示で入館無料※何れのイベントも参加は無料ですが、入館料が必要です。※講堂の定員は100名です(先着順)。以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月16日江戸時代後期を代表する文人画家のひとりである椿椿山(つばき ちんざん/1801-1854)を関東圏では初めて本格的に紹介する展覧会が、東京の板橋区立美術館で、3 月18 日(土)から4 月16 日(日)まで開催される。江戸に生まれた椿山は、はじめは幕府の下級役人を勤めながら、絵師の金子金陵(かねこ きんりょう)に師事し、またのちに渡辺崋山(わたなべ かざん)に学んだ画家だ。渡辺崋山が高名であることから、「崋山の弟子」という視点から語られることが多かったというが、同展はその椿山の魅力を重要文化財にも指定されている代表作をはじめとした作品群で紹介し、その画業の全貌に迫る展覧会となる。椿山が特に制作に力を注いだ花鳥画は、そのみずみずしい色彩と軽やかな筆致の作風が多くの人々に親しまれ、江戸のみならず地方からも注文を受けるほど人気を博したという。同展でも、写生に基づいてリアルな質感表現を追求したものから、形にとらわれない大胆な筆づかいのものまで、その画業を通して生み出された様々な花鳥画を見ることができる。また西洋の陰影法なども採り入れた崋山の表現を受け継いだ椿山は、肖像画も得意とした。対象をありのままに写し取るだけではなく、その人となりをどう表すかに試行錯誤を重ねた結果、肖像画のジャンルでも新たな境地を拓いたのだとか。椿山のその探究ぶりは、師の崋山を描いた画稿と、ほぼ10年をかけて完成させた作品《渡辺崋山像》とを比べてみると、よく見えてくる。同展でもうひとつ興味深いのは、椿山の人柄の紹介に力が入れられていること。好奇心旺盛で、すぐにメモをとる人物であったことや、温和な努力家だったこと。また、師の崋山が「蛮社の獄」で捕らえられたときには救済のために奔走するなど、誠実で忠孝に篤い人物だったことなどが、作品や資料を通じて明らかになっていく。近年は「奇想」の画家の紹介が多い江戸絵画にあって、美しい色彩の軽妙端麗な作品群と、真面目で清廉な人柄がどこか新鮮に感じられるだろうか。江戸絵画の新たな魅力に出会える展覧会となりそうだ。<開催情報>『椿椿山展―軽妙淡麗な色彩と筆あと』会期:2023年3月18日(土)~4月16日(日)※会期中大幅な展示替えあり会場:板橋区立美術館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜料金:一般650円、大高450円、小中200円※土曜は高中小無料公式サイト:
2023年03月03日江戸時代後期の京都を代表する陶工にして画家である文人・木米(もくべい/1767〜1833)の没後190年を記念して、その生涯と芸術の全貌をたどる展覧会が、2月8日 (水)から3月26日(日)まで、東京・六本木のサントリー美術館で開催される。木米の時代の「文人」とは、中国の文人の詩書画の世界に憧れをもち、中国の学問や芸術の素養を身につけた人々のこと。京都祇園の茶屋「木屋」に生まれた木米は、10代の頃から儒学者・高芙蓉(こうふよう)のもとで篆刻などを習うと同時に、古器物の鑑賞もたしなみ、文人としての修養を積んでいく。30代で中国の陶磁専門書『陶説』に出会った木米は、その書の翻刻を手がけつつ、本格的に陶業に打ち込み始める。京焼の奥田頴川(おくだえいせん)に学び、のちに京都の青蓮院の御用焼物師を許されて、名工としての才能を発揮。50代後半からは、絵画にも精力的に取り組んだ。同展は、中国の書籍や古陶磁の研究を土台として、広い視野から個性あふれる作陶を行った木米の煎茶器から茶陶まで、多岐にわたる名品を一堂に紹介するもの。中国、朝鮮、日本の古陶磁から着想を得るも、外見を忠実に写し取るのみにはとどまらず、様々な古器から抜き出した形や文様を独自の視点で再構成し、ときに遊び心も発揮して新たな美をひらいていく創造性が木米の焼き物の特徴だという。同展でもうひとつ焦点があてられているのは、同時代の文人たちがお互いの個性を尊重しながら構築したネットワークである。親友画家・田能村竹田(たのむらちくでん)、儒学者の頼山陽(らいさんよう)、僧の雲華(うんげ)、蘭方医の小石元瑞(こいしげんずい)など、親しい文人たちと交わした書簡や書画からは、その博識ぶりやユーモアが敬愛を集めていたという木米自身の人柄も見えてくる。特に木米の絵画は、友人への贈り物とした山水図が多いという。清らかで自由奔放な画風も魅力的だが、交友関係や人柄も想像しながら鑑賞すると、しみじみとした味わいがより増すに違いない。<開催情報>『没後190年木米』会期:2023年2月8日(水)〜3月26日(日)※会期中展示替えあり会場:サントリー美術館時間:10:00~18:00、金土・2月22日(水)、3月20日(月)は 20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:火曜(3月21日は18:00まで開館)料金:一般1,500円、大高1,000円公式サイト:
2023年01月25日近鉄グループの文化事業である大和文華館では、2022年2月18日(金)から4月3日(日)まで、「特別企画展 東アジア文人の肖像―書画と文房具―」を開催いたします。豊かな教養をもって詩書画に親しみ、自らもそれを作る「文人(ぶんじん)」は、古くから中国で文学、芸術といった文化の発展を促してきました。書画のみならず、書斎の文房具、飾り物などにも歴史の重みや雅趣をもとめた中国の文人趣味は、朝鮮や日本などに伝わり、それぞれの国で多彩な発展を遂げます。本展覧会は、12~20世紀の中国・朝鮮・日本における文人の書画と、書斎道具の計53件を一堂に展示し、東アジアで展開した豊かな文人文化をご覧いただくものです。また開催中には、館内の文華苑において、色とりどりの梅や桜などが開花し、春の花々の美しさを楽しむことができます。黄地紫彩花卉人物文尊式瓶 景徳鎮窯中国・明時代 大和文華館蔵墨梅図冊(第12図) 汪士慎筆中国・清時代 大和文華館蔵<1> 展覧会詳細について1.名称 特別企画展 東アジア文人の肖像―書画と文房具―2.会期 2022年2月18日(金)~4月3日(日)3.休館日 毎週月曜日(但し3月21日〈月・祝〉は開館し、翌22日〈火〉が休館)4.開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)5.入館料 一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無料6.主催 大和文華館7.出陳品数 53件(一例)※所蔵館表記のないものは、すべて当館蔵品です。【1.古代憧憬】・青銅怪獣文鎮子 中国・戦国時代・故事人物図冊 伝・趙孟頫筆 中国・明末期-清初期 黒川古文化研究所蔵・黄地紫彩花卉人物文尊式瓶 景徳鎮窯 中国・明時代・【重要文化財】 秋塘図 伝趙令穣筆 中国・北宋時代【2.文房精粋】・五彩荷葉硯 中国・明時代・竜図墨 中国・明時代・螺鈿花卉文筆 中国・明時代・青花透彫蛙蓮華算木文角水滴 朝鮮・朝鮮時代・藍色硝子獅子形鈕印材 中国・清時代【3.書画同源】・七絶詩 文徴明筆 中国・明時代・墨竹図 詹景鳳筆 中国・明時代・墨梅図冊 汪士慎筆 中国・清時代【4.山紫水明】・紫竹庵図 伝管道昇筆 中国・元時代・澗泉松声図 浦上玉堂筆 日本・江戸時代【5.伝神写照 ー清時代の文人肖像画ー】・聴松図巻 王翬・楊晋合作 中国・清時代・石林浄香図 李鴻仁写照・高鳳翰補景 中国・清時代 個人蔵・坐石聴松図巻 湯貽汾筆 中国・清時代 黒川古文化研究所蔵ほか<2> 会期中のイベントについて1.特別講演「清代文人の苦楽―高鳳翰(こうほうかん)と汪(おう)士(し)慎(しん)―」(1)日時・場所 3月13日(日)午後2時から講堂にて(2)講師 京都国立博物館研究員 森橋なつみ氏2.日曜美術講座「中国の肖像表現にみる文人へのあこがれ」(1)日時・場所 3月27日(日)午後2時から講堂にて(2)講師 大和文華館 学芸員 都甲さやか3.講座 美術の窓 連続講座「広重―風土と旅情を描く―」第5回「広重―生涯と画業〔後編〕~東海道五拾三次以降の画業について~」(1)日時・場所 3月6日(日)午後2時から講堂にて(2)講師 大和文華館 館長 浅野秀剛4.列品解説(1)日時・場所 毎週土曜日 午後2時から展示場にて(2)解説 大和文華館 学芸部※新型コロナウィルス感染拡大の状況によっては、列品解説はスライドによる展覧会解説となる場合があります。※何れのイベントも参加は無料ですが、入館料が必要です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月09日西島秀俊が主演を務める「真犯人フラグ」の特別編が12月26日オンエア。「あなたの番です」から出演した峯村リエ演じる赤池の“考察”に視聴者から様々な反応が上がるとともに、柄本時生演じるぷろびんと東海オンエアとのコラボにも大きな反響が上がっている。企画・原案を秋元康が手がけ「あなたの番です」の制作スタッフが再結集した本作。中堅運送会社・亀田運輸に勤務、前回のラストで息子・篤斗が“犯人”だと示唆した相良凌介を西島さんが演じるほか、不倫していた過去が明かされた妻の真帆に宮沢りえ。縛られた映像が送られてきた娘・光莉に原菜乃華。凌介と血のつながりがない可能性もある篤斗に小林優仁。凌介を支えるなかで愛人疑惑も沸き上がった二宮瑞穂に芳根京子。凌介の娘・光莉と交際している学生起業家・橘一星に佐野勇斗。凌介とは学生時代からの友人でBAR「至上の時」を営む日野渉に迫田孝也。合鍵で凌介の部屋に出入りし、狂気的な言動が恐怖を呼ぶ菱田朋子には桜井ユキ。相良家の新居を担当する住宅メーカーの営業マンだが、かつて真帆と不倫していた林洋一に深水元基。凌介を追うYouTuber・ぷろびんこと徳竹肇に柄本さん。事件を担当する刑事・阿久津浩二に渋川清彦。“猫おばさん”に平田敦子。謎の葬儀屋・本木陽香に生駒里奈。“バタコさん”こと木幡由実に香里奈といったキャストも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回の特別編ではBAR「至上の時」で忘年会をしようと、久住譲(袴田吉彦)、シンイー(金澤美穂)、尾野幹葉(奈緒)、藤井淳史(片桐仁)、赤池美里(峯村さん)ら「あなたの番です」のキャラクターたちが来店。早速話題の炊飯器失踪事件について推理を始めるのだが、藤井が転んで負傷し帰宅。入れ替わりで榎本早苗(木村多江)と正志(阪田マサノブ)も現れ…というストーリーが展開。炊飯器旦那事件に詳しい赤池が物語を振り返るのだが、彼女の情報源がぷろびんのYouTubeチャンネルであることに「赤池さんがぷろびん見てるのなんか草」「赤池さんぷろびんのファンなの面白すぎwwwwww」などの声が。さらに赤池はぷろびんが東海オンエアとコラボしてることを熱く語りコラボ動画まで見せる。実は劇中だけでなく現実世界でもYouTube上にもぷろびんと東海オンエアのコラボ映像がアップされており「コラボなんてしてたか?って思って調べたら今日の動画ぷろびんとコラボしてて笑った」「東海オンエアとぷろびんがコラボしてるの熱すぎて草」「真犯人フラグのぷろびん、ガチで東海オンエアとコラボしてんのおもろい」といった反応が続々と上がる。また赤池は凌介“二重人格説”や“記憶障害説”“双子説”を唱えるのだが、これに対しSNS上には「天国と地獄のことだよね!?」「天国と地獄のはなし???」などの投稿が次々と寄せられる。渉役の迫田さんが日曜劇場「天国と地獄」で演じた役柄を連想させるワードに「マスターは天国と地獄が脳裏によぎったね?」といった声のほか、「双子説は有り得る気がする笑」「双子ってのもヒントなのかなー」など、赤池のセリフを“ヒント”と捉え考察する投稿も。一方尾野が沐浴の練習に使う人形を使って“二択刑事”阿久津の口調を真似るシーンもあり「尾野ちゃん!?その二択セリフ…まさか赤ちゃんのお父さんて!?ww」「え、尾野ちゃんの子供阿久津????」「尾野ちゃんの赤ちゃん阿久津説出て来てて草」と、阿久津が尾野の子どもの父親なのでは?とするツイートも多数上がっている。(笠緒)
2021年12月27日小芝風花主演、松本まりか、毎熊克哉、「妖怪シェアハウス」の7話が9月12日放送。今回は峯村リエ演じる“大阪のおばちゃん”キャラの黄泉醜女が登場。池谷のぶえ演じる座敷童子との“超濃い”デュエットに視聴者から歓喜の声が上がっている。本作は人に嫌われることを恐れ、空気ばかり読んで生きてきた目黒澪が、究極のダメ男に恋をした結果、お金に仕事に住まいまで奪われ、妖怪たちが生活するシェアハウスにたどり着いたことから始めるホラーコメディー。小芝さんが澪役を演じるほか、澪が身を寄せるシェアハウスの住人として大倉孝二がぬらりひょん=沼田飛世役、松本まりかがお岩さん=四谷伊和役、毎熊克哉が酒呑童子=酒井涼役、池谷さんが座敷童子=和良部詩子役で。味方良介がシェアハウスの大家で陰陽師の末裔でもある水岡譲役、大東駿介が澪の上司・原島響人役にそれぞれ扮する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。原島が既婚者だということを知ってしまった澪。ぎくしゃくする2人だが新しい童話企画の話を原島にしたところ、好感触で児童文学の懸賞に応募することを提案され、澪は俄然やる気を出す。そんななか座敷童子が外出で不在に。すると酒井が「座敷童子が留守の間は必ず悪いことが起こる」と言い出す…。その夜、澪は会社の帰り道、背後から誰かがつけてくる気配を感じる。猛ダッシュで帰宅し部屋で仕事していると、突然髪の毛を引っ張られ肩に何かが乗ったように重くなる。さらに壮絶なラップ現象が発生しシェアハウスが停電してしまう。その時水岡は暗闇に女の顔を目撃、これは澪に憑りついた生霊の仕業ではないかと考える。生霊には太刀打ちできないという妖怪たちは、対抗するため黄泉醜女(峯村リエ)を呼び出す。醜女と水岡、妖怪たちが協力し生霊を捕えてみると、彼女は原島の離婚した妻だった…というのが今回のストーリー。古事記に登場する古の存在ながら、全身ヒョウ柄ファッションで演歌を歌い、韓流ドラマを愛する“大阪おばちゃん”スタイルの黄泉醜女に「黄泉醜女が出るなんて予想しなかった」「黄泉醜女さんキャラ濃かったな~(笑)」などの反応が。醜女の説得で澪と生霊は“和解”。毎度おなじみ妖怪たちとのパーティーが始まるのだが、そこで披露されたのが座敷童子と醜女とのデュエットによる「大阪ラプソディー」。この“特濃”デュエットにも「黄泉醜女の志子と、座敷わらしの詩子のデュエット最高」「のぶえさんとリエさんのデュエット個人的永久保存版」など、池谷さんと峯村さんの共演に喜びの声がSNSに多数投稿されている。(笠緒)
2020年09月13日2表情を彩るのは赤いリップだけ アイシャドウもチークも使わない。顔に印象的な色をのせるとしたら、赤いリップだけだ。そしてそれはオンクル(伯父さん)スタイルと相性がいい、という発見。赤リップは、昔のようにフェミニンさを強調するメイクではない。伯父さんには絶対まねできない、女性だけに許されたおしゃれ心なのに、塗るとどこか男前な表情になる。 半袖ブラウス¥13,000 / Pilgrim Surf+Supply(ピルグリム サー + サプライ)、腰に巻いたG ジャン¥40,000、パンツ¥28,000/ともにフィルメランジェ 3いつも手元に『新古今和歌集』を国語の授業でしか読んだことがない、なんてもったいない。情緒豊かな和歌の表現に触れると、普段何気なく見ている風景が違って見える。近所の散歩がもっと楽しくなる。特別な風景がなくたって、まわりにはいつも四季があるから。恋をしているときは、「恋歌」のページばかりを開いてしまう。昔の人の“ 忍ぶ恋” や、“ 粋” の世界に酔いしれる。 天つ空豊明に見し人のなほ面影のしひて恋しき 前大納言公任 (訳)豊明に見たあなたの面影が、今もやはり、どうしようもなく恋しいことだ。『新編日本古典文学全集43新古今和歌集』(小学館刊)より『新編日本古典文学全集43新古今和歌集』峯村文人/校注・訳(小学館刊)、カップ¥2,500 /出西窯(ビショップ) 4映画館には1人で行きたい公開の何か月も前から楽しみにしている映画だったらなおさらだ。好きなドリンクやフードを買って、自分のベストポジションの座席をキープ。観ている間は気兼ねなく笑い、泣き、時には眠ってしまったっていいのだ。観終わった後は、寄り道なんてしない。まるで映画の登場人物のような気分で、余韻にひたりながら帰途につく。その時間もいい。 ジャケット¥62,000、オールインワン¥27,000/ ともにFWK by ENGINEERED GARMENTS × BEAMS BOY(ビームス 銀座)、キャップ¥2,900/オリーブ デ オリーブ、メガネ¥40,000 /白山眼鏡店WALLS、リング各¥26,000 /ともにBill Wall Leather(インターナショナルギャラリービームス)、バッグ¥22,000 / YVES ANDRIEUX(ジャーナル スタンダード ラックス 銀座店) 5普段の花は行きつけの花屋さんで記念日にブーケをもらううれしさはとびきり格別なもの。でも、花は特別なものではない。花上手は暮らし上手、そんな風に思うから、暮らしの中で花とうまくつきあいたい。普段着の花を選ぶための行きつけの花屋さんを持っておきたい。部屋に飾る花は、誰に見せるわけでもない。〝きれいだなぁ〞〝あぁ、いい香り〞という自分の気持ちのために選ぶ。 オールインワン¥55,000 / SEMIS(キーロ)、めがね¥42,000 / CUTLER AND GROSS(ブリンク・ベース)、ストール¥79,000 / DANIELA GREGIS(ドーバー ストリート マーケット ギンザ)、リュック¥10,000 / FICOUTURE(スティーブン アラン トーキョー) MAG BY LOUISEマンションの1室にあるショップは、ディレクター・河村敏栄さんが選ぶセンスのいい花が買えるだけでなく、“ スナックルイーズ” として女性が1人で立寄りやすいお酒と料理の店という顔も持つ。週末にはブーケやアレンジのワークショップも。東京都渋谷区西原3-18-3-2BOPEN : 土・日曜(不定休)www.louise-flower.com onkul vol.5より
2018年08月19日東京都文京区で「文の京(ふみのみやこ)ゆかりの文人銘菓」と題して文京区にゆかりのある文人にちなみ創作されたお菓子が、10月1日から発売されている。森鴎外生誕150年記念事業の一環として行われるもの。販売されるのは文京区内の17か所の菓子店。森鴎外にちなんだお菓子は、鴎外の代表作である「山椒大夫」をイメージした「ケーク・アンジュ」、乳製品、小麦粉、卵を使用しないヘルシーなお菓子、「文のいやし」がある。鴎外の住居「観潮楼」をイメージした「観潮楼銅鑼の音」、観潮楼にあった銀杏をモチーフにした「観潮楼のいちょうサブレ」、鴎外も好んだと言われる食べ物を盛り込んだ「テベールおうがい」など。「鴎外の思い出リンゴのコンポートとマスカルポーネのムース」は小説「舞姫」の題材となった、ドイツ時代の若かりしころの鴎外とエリーゼとの恋をイメージしたもの。「抹茶バウムクーヘン」もドイツ時代の鴎外を感じさせる一品。さらに「鴎外餅」、「エリス」、「抹茶漬け」、「お玉」が販売されている。夏目漱石にちなむお菓子は、その名も「そうせき」、作品「吾輩は猫である」をモチーフにした「吾輩は猫である」、「猫のひとりごと」、「吾輩はねこパンチである…」、「虞美人草」をイメージした「卵糖~パティシエが作ったカステーラ~」。ほかにも樋口一葉のイメージとしたお菓子として作品「にごりえ」に登場する桃をあしらった「一葉の桃」がある。文京区はかつて幕府の教育機関「昌平坂学問所」があり、その跡地に師範学校、女子師範学校が設立された。さらに東京大学があった事からその周辺に多くの出版社が集まった。それに伴い森鴎外、夏目漱石、樋口一葉などの文人が居を構えた地域。そのほか、坪内逍遥、石川啄木なども文京区に住んだ。詳細は文京区HPを確認のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日