ローマ法王ベネディクト16世の生涯が伝記映画化されるようだ。独プロデューサーのマルクス・メンデとペーター・ヴェッケルトは今回、カトリック教会のジャーナリストであるピーター・シーワルドが近日中に上梓するローマ法王の伝記本の映画化権を獲得したという。ピーターはこれまでにも法王のインタビューをまとめた本3冊を出版し、ベストセラーとなっているが、そのうち2冊は法王に就任する前のヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿時代のものだ。新刊本は2014年初頭に出版される見込みで、ピーターは今回の映画化作品では脚本にも監修として参加する模様だ。今回の映画化についてオデオン・フィルムは声明で「プロデューサー陣は国際的な映画を製作しようと考えています。法王が1927年にドイツのバイエルン州でヨーゼフ・ラッツィンガーとしてこの世に生を受けてからローマ法王に就任し、今日も素晴らしい活躍をなさっている様子をあらゆる面から描くつもりです」と発表している。今月3日(現地時間)からツイッターを開始したことで話題のローマ法王だが、レディー・ガガやスーザン・サランドンなどのセレブたちから批判されることも度々で、特にスーザンに至ってはローマ法王を「ナチ」呼ばわりしている。
2012年12月05日『ひとつ屋根の下』など数々のヒットドラマを手掛けた脚本家・野島伸司が、初めて舞台の脚本に挑戦。生のステージに築かれた新たな野島ワールド、『ウサニ』が開幕する。『ひとつ屋根~』で野島とタッグを組んだ演出家・永山耕三が演出を担い、テーマ音楽となるオリジナル曲を小室哲哉が書き下ろすなど、ドラマファン、音楽ファンも注目する話題の舞台だ。開幕前日の8月2日、公開リハーサルと会見が行われ、主演の溝端淳平と共演の平野綾、真野恵里菜、高岡早紀、山本耕史が登場し、本作への意気込みを語った。「ウサニ」チケット情報「23歳の僕には1回じゃ理解できない、深い愛の哲学を描いた不思議な世界」と溝端が言うように、現実と幻想の間を錯綜するストーリーは、次から次へと思いもよらぬ展開をみせる。青年コーゾー(溝端)が美味しいイチゴを作るため、アマゾンの奥地から持ち帰った伝説のへびイチゴの精霊は、ウサギに似たぬいぐるみ・ウサニ(平野と真野のWキャスト)に変身し、純真な愛をコーゾーへ注ぐ。その思いにほだされながらも謎の美女レーコ(高岡)との愛欲におぼれるコーゾー。そこにアマゾンの大蛇王スネーク(山本)が、ウサニを取り戻そうと現れる。ウサニ役の平野と真野は、愛らしい着ぐるみ姿で溝端を囲み「成立させるのが難しいほどの世界観。いろいろな視点から見ていただけたら」(平野)、「野島さんの初の舞台脚本にヒロインとして出させていただけて幸せ」(真野)とそれぞれコメント。浴衣姿の高岡が「この衣裳でわかるように、キャラクターが出て来るたびに違う世界が繰り広げられる。皆さんが今まで見たことのない世界に迷い込めるんじゃないかな」と落ち着いた自信の笑みを見せると、長い尾を持つ黄金の蛇に扮した山本も「かなり振り幅の広い世界観。いろいろなものを作り出してきた野島さんだけど、まだ新しいものが生まれるんだなと思った」と強く頷いた。ファンタジックな美術に彩られた舞台の上で展開するのは、コミカルかと思えばセクシー、はたまたスラップスティック。色合いの違うさまざまなシーンに意表を突かれる。“真実の愛とは?”“男はなぜ浮気をするのか?”といった深遠なテーマに向けて飛び交う言葉は、「見て見ぬフリが大事」「愛は使い捨てカイロのようなもの」等の野島流哲学だ。溝端が、まるでシェイクスピア悲劇を演じるかのように熱のこもった長い独白に全身全霊で挑み、健闘をみせていた。「のめり込むのが愛なのか、それとも居心地が良いのが愛なのか。そのふたつの対比が今回の舞台のカギなので、愛について考え直すきっかけになるのでは」と溝端。ファンタジーのヴェールに包まれた世界の奥で、辛辣な愛の痛みに出会う。そんな独特の魅力に満ちた舞台だ。公演は8月3日(金)から8月26日(日)まで東京・ルテアトル銀座 by PARCOにて上演。なお、限定公演日のみアフタートークイベントも開催する。取材・文:上野紀子
2012年08月03日JR北海道は4月1日より、花咲線(根室本線の釧路~根室間の愛称)にて「ルパン三世ラッピングトレイン」の運転を開始する。花咲線沿線にある浜中町は、『ルパン三世』の原作者、モンキー・パンチ氏の出身地。これが縁となり、浜中町では「モンキー・パンチプロジェクト」を立ち上げて地域活性化に取り組んでいる。このプロジェクトと連動し、花咲線の魅力づくりと沿線の活性化を図るべく、「ルパン三世ラッピングトレイン」が運転されることに。同線のキハ54型気動車1両の車体側面に、『ルパン三世』の主要キャラクターがデザインされた。運転初日となる4月1日には、茶内駅にて出発式を開催。モンキー・パンチ氏も出席し、式の開催中には、ラッピングトレインによる貸切列車も登場するという。同日の根室駅12時24分発釧路行が、定期列車として最初の運転に。その後の運転計画については、JR北海道釧路支社のホームページにて案内されるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月19日決してかわいらしさだけでなく1979年に製作された宮崎駿監督作品『ルパン三世 カリオストロの城』。強きをくじき、弱きを助ける義賊・ルパン三世の魅力が全編にみなぎる名作です。ルパンと、ヒロイン・クラリスとの淡いロマンスも忘れがたいですよね。もしこの名作が実写化されるとしたら、ヒロインはどの女優に演じてもらいたいですか?男性305名に理由とともにお聞きしています。>>女性編も見るQ.『ルパン三世 カリオストロの城』を実写化するとしたら、ヒロインを演じてほしい女優を教えてください(複数回答)1位新垣結衣16.6%2位綾瀬はるか8.3%3位蒼井優6.5%4位上戸彩6.4%5位宮崎あおい5.8%(敬称略)■新垣結衣……・「清楚なところがヒロインぴったり」(24歳/そのほか/事務系専門職)・「好きな女優だから。清楚なイメージが合っていると思う」(27歳/情報・IT/技術職)・「演技がうまいのでぜひやってみてもらいたい」(25歳/医療・福祉/専門職)・「お嬢さまの役が似合いそう」(25歳/小売店/販売職・サービス系)・「かわいいのはもちろん、あの清純なイメージはガッキーでしか無理」(39歳/機械・精密機器/技術職)■綾瀬はるか……・「清潔感があり、お姫様というイメージがある」(29歳/機械・精密機器/営業職)・「お姫様っぽいけど、おてんばな役どころもうまくこなせそう」(31歳/電機/営業職)・「天然で純粋な感じ」(29歳/医療・福祉/専門職)■蒼井優……・「おしとやかに見えるところがアニメと合っているような感じがする」(27歳/情報・IT/技術職)・「ピュアな感じがイメージにピッタリ」(34歳/電機/技術職)・「清楚ではかなげな印象がある」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■上戸彩……・「きれいで優雅だけど、おちゃめな点もありそうだから」(25歳/金融・証券/営業職)・「今までいろいろな役を演じているのでこの作品もうまく演じてくれそう」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「ヒロインのイメージにピッタリ」(33歳/運輸・倉庫)■宮崎あおい……・「清純な感じがヒロインに合っている」(32歳/情報・IT/技術職)・「演技がうまいと思う」(28歳/ソフトウェア/技術職)・「なんとなくイメージと合いそうな気がする」(23歳/学校・教育関連/専門職)総評男性から「ヒロインを演じてほしい」という声が最も多く集まったのは、新垣結衣さん。支持率は2位の倍ですから、まさにダントツです。「かわいらしさ」、「透明感」といった容姿だけでなく、「しとやかさの中に利かん気を秘めていそうだから」など内面的な魅力からも、「ヒロインにぴったり!」という声が目立ちます。「可憐でありながら、困難にくじけないイメージもある」という声は、2位綾瀬はるかさん、3位蒼井優さん、4位上戸彩さんにも共通して寄せられています。『ルパン三世カリオストロの城』のヒロインは、かわいらしさに加えてシンの強さも備えている必要があります。多くの男性がそう認識しているようです。調査時期:2011年12月5日~12月11日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:男性305名(そのほかと回答した82名を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】ルパン三世を演じてほしい芸能人【ランキング男性編】『ルパン三世』の不二子を演じてほしい有名人【ランキング男性編】『耳をすませば』を実写化したらヒロインを演じてほしい若手女優完全版(画像などあり)を見る
2012年02月22日周囲も驚く、突然の賀来千香子と宅麻伸の離婚おしどり夫婦で有名だった俳優の宅麻伸(55)と女優の賀来千香子(50)が、10日に離婚届を都内の区役所に提出した。2人は先月下旬から離婚へ向けた話し合いを始め、すぐに合意し、わずか2週間で18年の結婚生活にピリオドをうった。2人の突然の離婚に周囲は寝耳に水と驚いている。2010年に夫婦プラチナアワードに出席永遠に色褪せない夫婦として表彰されるプラチナ夫婦アワードで、宅麻と賀来の2人は第3回 プラチナ夫婦アワードを受賞、夫婦揃って出席し、おしどり夫婦ぶりを世間に見せていた。2人が婚約した1994年当時、宅間の浮気や不倫騒動といったスキャンダルに巻き込まれ、婚約破棄とも噂される中、2人はゴールインした。離婚の原因は賀来の舞台の仕事などで長期にすれ違い生活が続いたことで、何か感じるところがあったのではと言われている。また、2人の間には子供はいない。元の記事を読む
2012年02月11日歌舞伎をはじめ、日本初のオペラや翻訳劇にも出演した近代の名優、七世松本幸四郎が襲名してから今年でちょうど100年目となる。これを記念して、七世幸四郎の曾孫である市川染五郎、尾上松緑、市川海老蔵の3人が中心となり、七世幸四郎ゆかりの作品を上演する『日生劇場十二月歌舞伎公演』が12月7日(水)、同劇場にて開幕する。『日生劇場十二月歌舞伎公演』チケット情報染五郎は、100年ぶりの復活上演となる『碁盤忠信』で佐藤忠信役を務める。「七代目幸四郎というと、曽祖父ではありますが私にとっては伝説の名優です。『碁盤忠信』は100年前、曽祖父が襲名披露で演じた演目です。僅かに残る台本と向き合い、衣裳や音楽など荒事の新作を作るつもりで取り組みたいと思っています」と語った。また、個人的な思いとして「それぞれが自分の役割をしっかり務め、その結果、『誰がよかったですか』とお客さまに判定していただく、対決という感じで務めてみたいと思っています。私たち3人は一生この世界で同時代を生きていくわけですから歌舞伎の灯を消さないよう、力を合わせて頑張っていきたいです」と話した。茨木童子の伝説を題材にした舞踊劇の大曲『茨木』に挑む松緑は、「(『茨木』は)これを第一歩に生涯かけて務め続けられればと思っています。初役ですのでコクとまではいかないと思いますが、何とか墨絵の重厚感みたいなものが出せればと思っています」と気合の入ったコメントを寄せた。また、夜の部に3人揃って出演する『勧進帳』について「親戚3人で一年の締めくくりとしてやれることが楽しみですね」と話し、共演するふたりについても「染五郎さんとは気心が知れていて、今後ふたりで継承していきたい演目が多くあります。海老蔵さんとも互いの息はよくわかっているつもりです」と語った。海老蔵は近代随一と言われた七世の弁慶役について「今回は曽祖父が生涯におよそ1600回以上務めたとされる『勧進帳』の弁慶を務めさせていただきます。この作品自体、祖先の七代目團十郎が作ったものですので、やはり市川家のひとりとして、気を引き締めて務めていかなければなりません」と心境を語った。また「3人とも将来は歌舞伎界を支えていかねばならない立場。この公演をきっかけに改めて(歌舞伎と)真摯に向き合い、しのぎをけずり、芸道精進していきたいですね」と話していた。公演は東京・日生劇場にて12月25日(日)まで上演。チケットは発売中。なおチケットぴあでは、花道シートと厳選レストランでの食事がセットになった企画チケット及び、平日限定の筋書付チケットを発売中。
2011年11月30日来月行われる新橋演舞場『吉例顔見世大歌舞伎』は、七世尾上梅幸の十七回忌、ならびに二世尾上松緑の二十三回忌の追善公演として、故人とゆかりの顔ぶれと演目を揃えて上演される。上演に先立ち、9月26日、昭和を代表する歌舞伎の名優・七世梅幸と二世松緑のふたりを偲ぶ会が日比谷の東京會舘で開催された。会場には、歌舞伎界を中心に800名を越える各界の著名人が出席し、出席者は開場とともにふたりの写真が並ぶ祭壇に献花を捧げた。「吉例顔見世大歌舞伎」チケット情報七世梅幸の長男・尾上菊五郎、孫・尾上菊之助、二世松緑の孫、当代・尾上松緑はそれぞれ壇上から出席者に挨拶し、坂田藤十郎の発声により献杯を行った。菊五郎は「ふたりを全然知らないお客様も増えています。大恩人のふたりの孫たちが、一生懸命頑張ってくれているので大分肩の荷もおりました。松緑おじさんの気配り・目配り、芯に立つ人は、こうでなくてはならないなというところを当代の松緑が引き継いでくれています。今日の会場は、父が大好きで、結婚式も挙げた場所。皆様に来ていただけて本当に嬉しい。お祭り騒ぎが好きでしたからね。沢山のお客様に観ていただいて当人たちを喜ばせたい。そのためには、なんでもやります」と挨拶。松緑は「祖父(二世松緑)から技術的な事を教えてもらう前に亡くなった。菊五郎のお兄さんをはじめ、これまで菊五郎劇団の方々に教えて頂きました。祖父が生きている間に、恩返しは爪のかけら程もできなかったが、自分の子供が舞台に出るぐらいにさせて頂いた、劇団というところへの恩返しが、ひとかけらでも出来ればという気持ちが強いです。まずはご覧になって頂くお客様に喜んでいただけるというのが一番。来てよかったと笑って帰って頂けるように、1か月間、舞台を勤めたい」と舞台への意気込みを語った。菊之助は「祖父に話をもっと聞いておけばと、役をさせて頂くときに思います。稽古の時には、厳しかったです。教わったものは数少ないですが、その中のひとつにまだ学生だった頃に、祖父と父とご一緒させて頂いた『三人道成寺』というのがありまして、そのお稽古をつけて頂いたのが厳しかったですけれども有難かったです」と思い出話を披露。ふたりの名優の映像や、故人と親しくしていた著名人による思い出話など、会場は終始和やかなムードに包まれていた。公演は11月1日(火)から11月25日(金)まで、東京・新橋演舞場にて上演。 チケットは発売中。
2011年09月27日