5月23日、俳優の佐藤二朗(50)がTBSラジオ「たまむすび」に出演し、「嫁には嘘をつけない」と明かした。理由について、妻が佐藤の“アリバイ”をTwitterで検索しているからだという佐藤。過去に高円寺の飲み屋に通っていたことがTwitterで妻にばれ、高円寺を「出禁」になったという。また佐藤本人のアカウントからではなく、検索ワードに「佐藤二朗」や漢字違いの「佐藤二郎」「仏様」でも検索されると明かした。そんな告白に、Twitterでも《奥様のエゴサに笑った》などの声が上がっている。佐藤といえば、ほぼ毎日更新しているTwitterのつぶやきが人気だ。酔っぱらって“ろれつが回っていない”ツイートが多く、本人は何度も「酔っぱらったら呟かない」と決心したにもかかわらず更新しているという。妻についても5月15日に「酔ってツイートしている姿を妻に怒られた」とつぶやき、10万以上の「いいね」を記録。このように佐藤のツイートには妻や息子との日常を記したものも多いが、それが“監視”の対象となっているようだ。そんな佐藤だが、妻には感謝しているようだ。22万以上の「いいね」がついた過去のツイートでは《嫁よ。君のコロコロとした笑い声は、一瞬にして僕と息子を幸せにする》とつづっている。また5月19日放送の「情熱大陸」(毎日放送)では「人生の5分の4は嫁のおかげ」と明かしている。「嫁には嘘のつけない」佐藤だが、そのストレートな言葉が夫婦円満の秘訣なのかもしれない。
2019年05月24日セレッソ大阪の栄えあるエース・柿谷曜一朗選手にお話をお聞きしました。サッカーへの熱い思いやこだわりはもちろん、プライベートの情報もてんこ盛り! もっと惚れちゃう柿谷選手の素顔を公開します写真・角戸菜摘 文・伊藤順子桜の8番・柿谷曜一朗「普通にゴールを決めない」が僕のスタイルセレッソ大阪のエースナンバー「8」を背負う柿谷曜一朗選手。まるで足にボールが吸い付くかのようなトラップや軽快なドリブル、度肝を抜くプレーは、サッカー経験者や現役選手も唸るほどのうまさ。男女問わず、多くの人々を魅了し続けています。柿谷選手 普通の道をいくのではなく、難しいほうをトライしてみるのが好きなんです。例えば、まっすぐに蹴れば確実にゴールできる状況でも、そうしたくない。止めに入る相手をあえて待ってみたりと、シンプルにしなければいけない場面でこそ、何かひと手間を加えたいんです。だって、そうしたほうが何より自分が楽しいし、成功すれば観ている人に感動を与えられるから。僕の根底にあるのは、自分が楽しむこと。そのうえで、お客さんを感動させて、喜ばせることが僕の喜びなんです。ーー柿谷選手のプレーはエンターテインメントのように観る者を惹きつける魅力があると思っていましたが、ご自身でも意識しながらの動きなんですね。4月5日の川崎フロンターレ戦で決めた今季初ゴールもとても芸術的で、アウェイながらも場内は歓声に包まれていました。柿谷選手 観ている人が自分のことを「見ていて気持ちいいな」「楽しそうにやってるな」と思っていただければ。たまに、負け試合だったり、内容がよくない試合のときに、僕は笑っているつもりはないのだけど、笑っているように見えるらしくて批判されることがあるんです。でも、その笑って見えるときこそ僕は集中しているんですよ。一生懸命走るし、頑張るのは当たり前。それを前提に、サッカーは「僕の好きな仕事」と誇りを持って楽しんでいたいですね。でも、楽しいだけじゃダメということもよくわかっています。真司や乾くんは、ライバル。再び日本代表で輝きたいーー4歳でセレッソ大阪の下部組織のスクールに入り、国内ではずっと同クラブ(期限付き移籍を除く)でサッカー人生を歩んで来られました。同クラブにはかつて、香川真司選手や乾貴士選手もいましたが、柿谷選手にとって彼らはどんな存在なのでしょうか。柿谷選手 ライバルであり、今も意識しています。(香川)真司は同期で、乾(貴士)くんとも一時期一緒にプレーしていましたが、自分からフェードアウト(徳島ヴォルディスに期限付き移籍)してしまったので、もっとライバルとして認めて、尊敬していれば、よりよいサッカーができていたんだろうなと思います。あのとき、もっと彼らを信用して一緒に戦っていたら、さらに伸びていたんじゃないかな。ーー同クラブはいまも昔もタレント揃いで、後輩には、南野拓実選手もいらっしゃいますね。柿谷選手 あいつ自体は昔から変わらないけど、海外に行き、体も大きくなって、経験もついてきましたね。いま大活躍をして順調に良い方向へ進んでいると思うけど、じきに新しい壁にぶつかると思います。それとどう対峙するか、真価が問われると思いますね。でも、あいつは乗り越えられると僕は信じています。かわいい後輩だから応援していますよ。でも、(キッパリと)僕は負けるつもりもないです。ーーと言うと、視野に入ってくるのは日本代表ですね!柿谷選手 Jリーグで結果を出して、また呼ばれたいですね。昨年11月に生まれた娘のためにも、また輝きたいです。日本代表のお父さん、カッコいい!って思われたい。(笑)「しゃべらんかったら、かわいいのに」そう言われてしまう子が、好きなタイプーー今でも十分カッコいいですよ! 練習見学に来たセレ女(セレッソ大阪の女性サポーター)はみなさん「いい匂いがする」と大騒ぎです。柿谷選手 (笑顔で)ありがとうございますっ! でも、くさいよりマシでしょ、それだけです。めっちゃ汗かいてるし、臭いのは失礼かなと思って、僕なりのマナーですね。でも、自分のではなく、GKのキムジンヒョンやほかの選手のボディスプレーを勝手に使っています、シュシュッとね(笑)。香りも服もこだわりは全然ないんですよ。ーー髪型もいつもキマっていらっしゃいますし、意外ですね。柿谷選手 サッカー選手って、僕のなかでは、茶髪や金髪のイメージがあって。でも最近は、黒髪短髪の時代ですけど、僕はまだその波に乗れていないんです……(笑)。もう29歳だし、落ち着きたいんですけどね。ーーいつまでも、そのままでいていただきたいです。柿谷選手は、ワイルドでミステリアスなイメージをお持ちの方もいると思うのですが、ご自身はどのように思われますか?柿谷選手 え、ワイルド!? 見たまんまですよ、子どもっす。中学時代から変わっていない。娘が生まれても、さすがに責任感は強くなりましたけど、ほかは何も変わらないですね。下手したら、(生後4か月の)娘と同じ精神年齢かも(笑)。もう少し大きくなったら、ええ遊び相手になれる自信があります。ーー確かに、やんちゃ感はおありですね(笑)。ではズバリ、好みのタイプを教えてください。柿谷選手 無邪気な人がいいですね。よく、「しゃべらんかったらかわいい」キャラの女性がいますよね。そんな子が好きです。芸能人でいうなら、沢尻エリカさん。年齢は、上も下もあまり気にしません。そういう子に、勝っても負けても試合後に「おつかれさま~」と言われるだけで救われます。ーー好きな女性像をお聞きして、柿谷選手をぐっと身近に感じられた女性が増えそうです。では、逆に、柿谷選手が女性だったら、惚れてしまう選手はいますか?柿谷選手 川崎フロンターレの谷口彰悟選手、バリカッコいいです。技術もあるので、僕が日本代表の監督なら絶対メンバーに入れますね。それと、やっぱり南野は男前ですよね。僕は世間が南野フィーバーになってほしいと思っているんですよ。あれだけカッコいいのだから。でも、まだならない(笑)。ーーいえいえ、南野選手もいいですが、柿谷曜一朗旋風をまた巻き起こしてください! と取材陣は思ったのでした(笑)。 今後も、私たちの想像を超える華麗な技を魅せてくれるにちがいない柿谷選手。セレッソ大阪のピンクはもちろん、SAMURAI BLUEの藍色の袖を通した姿もぜひとも見たいところ。ずっとずっと応援します!Information
2019年04月26日三宅弘城(51)が大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(NHK総合)に出演すると3月19日に発表された。麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたピエール瀧容疑者(51)の代役を務めるという。瀧容疑者は「いだてん」で、中村勘九郎(37)演じる主人公・金栗四三とともに競技用の靴開発に取り組む足袋職人・黒坂辛作を演じていた。各メディアによると重要な役柄であったため、NHK側はやむをえず代役を立てることになったという。「三宅さんは『いだてん』の脚本家・宮藤官九郎さん(48)と同じ『大人計画』に所属しています。また15年の連続テレビ小説『あさが来た』やEテレの幼児向け番組『みいつけた!』、さらにグループ魂のドラマー・石鹸として05年の紅白歌合戦に出演するなどNHKとも縁が深い。それだけでなく三宅さんは、10年に上演された劇団☆新感線の舞台で主演俳優の代役を急遽務めたことが大きな話題に。10日ほどの稽古のみで演じ切り、見事にピンチを救いました。その実力や信頼感は業界でもトップクラスです」(劇団関係者)そんな“代役請負人”の起用が発表されると、Twitterでは「三宅弘城」「クドカンファミリー俳優」といった関連ワードがトレンド入りするほどの大反響が。また、喜ぶ声も上がっている。《信頼感があってとてもよい。奮え~!奮え~!三宅弘城!!》《ピエールももちろんよかったけど、それ以上に笑える芝居に期待してしまう》《なんだこの安心感。ますます面白くなりそうな予感しかしないけれども!》また三宅は瀧容疑者と“意外な関係”があった。宮藤が脚本を務めた02年のドラマ「木更津キャッツアイ」(TBS系)で共演しており、瀧容疑者演じるチンピラ・シガニー小池を逮捕する警察官役を務めたのだ。そのため《木更津キャッツアイでシガニー小池(ピエール瀧)を逮捕した警察官(三宅弘城)が いだてん 播磨屋の代役ってマジ?転んでもただでは起きないクドカンすき》《ピエール瀧の代役が三宅弘城って……木更津キャッツアイ的にもう笑うやん!こんなん笑うやん! 》《さてはクドカン、わざとやったな??》と、そのキャスティングを絶賛する声も上がっている。多くの期待を集め、代役を務める三宅。低迷する「いだてん」の救世主となるのだろうか。
2019年03月19日作曲家・西村朗のオペラ《紫苑物語》が、2月17日に世界初演の幕を開けた。初日直前の2月15日、ゲネプロが報道陣らに公開された。【チケット情報はこちら】《紫苑物語》は、今シーズンから新国立劇場オペラ芸術監督に就任した大野和士の肝入り企画「日本人作曲家委嘱シリーズ」の第1弾。石川淳の同名小説を原作に、佐々木幹郎が台本を、笈田ヨシが演出を手がけた。芸術監督として初めて指揮するこの作品を、大野は「日本オペラの革命」と公言している。最初から緞帳が上がっている舞台は、照明装置を吊るしたバトンも降りたまま、聴衆に晒されている。そしてそのまま、客席の日常と物語空間をシームレスにつなぐように前奏曲が始まる。平安時代、先祖代々の和歌の家に生まれた国の守・宗頼は、歌よりも弓の道に関心を示すが、それを許さない父は、権勢の家の娘・うつろ姫との婚礼を用意して弓から遠ざける。こうした前段が前奏曲の間に無言劇で示されたあと、照明バトンが上がり、舞台はいきなり華やかな婚礼の宴のシーンに変わって、いよいよ本編が始まる。合唱が舞台いっぱいに広がった動的な空間の中で、うつろ姫が肉欲と権力欲の歌を歌い、音楽は高揚してゆく。やがて姫の「き・ら・い!」のひと言をきっかけに、なんとインドネシアのケチャが始まり舞台は興奮に包まれる。原作小説で石川淳が「鬼のうた」と書いた終幕の静かな旋律に至るまで、濃厚なエネルギーが渦を巻いて立ち昇ってくるような音楽の連続に息を飲む。西村の色彩豊かで官能的なオーケストレーションはもちろん健在。しかしそれが歌をマスクするようなことはなく、歌手の声ははっきりと聴こえる。かねて大野がこだわってきた重唱も効果的に多用されている。二重唱から四重唱まで、各人物が別々の思いをパラレルに歌うという、音楽劇だからこそ可能な手法が、ドラマツルギーをスピーティにし、音楽を豊かに広げる。歌手陣では、まず何と言っても主役の高田智宏(バリトン)。ほぼ出ずっぱりの宗頼役を渾身の熱演。うつろ姫役・清水華澄(メゾ・ソプラノ)の、欲望あらわなギラギラとしたインパクトもすごい。そのギラつきと対照をなす清廉な声(しかし存在は艶っぽい)が、小狐の化身で宗頼の愛人・千草役の臼木あい(ソプラノ)。超絶技巧満載の〈狐のカデンツァ〉は圧巻だ。奸臣・藤内の、原作よりも強調された「へたれ」具合を演じる村上敏明(テノール)も巧みだ。シリアスなばかりではない。たとえば「鼻から煙が出るほどに」という歌詞(うつろ姫)や、合唱のコミカルな動きには笑った。西村、佐々木、笈田と、関西出身の制作陣ならではのサービス精神と言えそうだ。ぐいぐい引き込まれる日本のオペラの新たな金字塔。必見だ。オペラ『紫苑物語』は、2月20日(水)、23日(土)、24日(日)。東京・新国立劇場オペラパレスで。取材・文:宮本明※高田智宏の「高」ははしごだか
2019年02月18日おっさんたちの公園シバイヌライフを描いたドラマ「柴公園」が、テレビ神奈川、TOKYO MXほかにて現在放送中。この度、主演を務める渋川清彦と共演の佐藤二朗が、登場する柴犬たちについてや、共演してみてのお互いの印象を語ってくれた。『人狼ゲーム』シリーズの綾部真弥監督が手掛ける本作は、街の公園で“柴犬連れおっさん3人”が、ダラダラと喋るだけの会話劇。柴犬を飼っているおっさんたちは、古い街に突如建ったタワマンに越してきた新参者。毎日、散歩で顔を合わせるが、お互いの名前も知らない適度な距離感。ベンチに座って話すのは、決まって他愛の無い世間話。ところが、やたらIQの高い3人の会話はいつもエスカレートし、柴犬たちは置いてけぼりに…。主演の渋川さんが演じているのは、赤柴のオス・あたるパパ役。渋川さんといえば、『パンク侍、斬られて候』『止められるか、俺たちを』などに出演し、2018年の映画出演数は14本を数え、映画関係者がいま最も起用したい俳優のひとり。そんな渋川さんが今作で連続ドラマ初主演を果たしている。一方、「勇者ヨシヒコ」シリーズや『銀魂』、「今日から俺は!!」などで唯一無二の存在感を発揮し、いまや日本のエンターテイメント界で欠かせない存在といえる佐藤さんは、芝二郎役で出演。「マメシバ」シリーズのあのニートが、今作にも登場している。――佐藤さんは4作品製作された「マメシバ」シリーズの芝二郎としての参加ですね。佐藤:小日向文世さんの「犬飼さんちの犬」にも芝二郎は登場してまして。中年おやじと小動物のシリーズですね。僕も30代で最初に芝二郎をやり始めて、まさか50歳手前になってまたこの役をできるとは思ってませんでしたけど。思い入れのある役なので嬉しいです。――渋川さんは佐藤さんの「マメシバ」シリーズはご存知でしたか?渋川:名前は知ってますけど…。佐藤:正直に言ってください。渋川:観てはいなかったです。佐藤:なんだと!渋川:す、すみません(苦笑)<おっさん3人+柴犬3匹の公園ダベリエンターテインメント>ということで、本作には可愛すぎる様々な柴犬たちが登場。渋川さんは、自由で気ままな赤柴のオス・あたるを飼っており、佐藤さんは赤柴の子犬・一郎と人生模索中(?)――今回渋川さんは、あたるパパとして連続ドラマと映画版と撮影されましたが、あたると一郎と、2匹を世話する場面も出てきますね。渋川:正直、あたるは初め一郎に緊張しているように思いました。一郎は誰かれ構わずわ~っと遊びに来るんですけど、あたるはそのテンションについていけてなかったんじゃないかなと。だから台本通りに仲良くとかはできないので、一郎は抱っこした状態であたるを散歩してました。暴れたら暴れたで臨機応変に。あまり決めずにやってましたね。監督もそうでしたし。佐藤:この間、渋川さんが一郎を抱っこしてるとき、ものすごく安定してました。頭を撫でたらすごく大人しくしてて。渋川:そうでしたね。佐藤:僕よりお上手でしたよ。渋川:そんなことないですよ(苦笑)。セカンドバックみたいにっていう、二朗さんのあの感じを盗みました。佐藤:安定すると安心するみたいですね。渋川:そうですね。ただやっぱりあたるのほうに自分は目が行ってしまいますね。一郎は、あんなにちっちゃくて可愛いから、みんな行くんですよね。だからまあ、僕はそこにはいかずに、あたるがやっぱり可愛いかなと。――それはやっぱりあたるパパとして触れてきたからですかね。渋川:うーん、分からないですけど。佐藤:何かちょっと分かる気はしますね。みんながわ~ってなってるほうじゃない側に愛着が沸くという。渋川:そうそう。なんか、二朗さんも僕もガラケーなんですよ。佐藤:ん?ごめんなさい、後半の部分にはあまり共感できないです。ガラケーは関係ないです。渋川:あはは。ガラケーの話をしたときに、半ば意地になってるところもあるとお話されていて、自分もそういうところがあるなと思ったんです。佐藤:でも渋川さんは、タブロイド、じゃなくて。渋川:タブレット(笑)。佐藤:そうそう、タブレットは持ってるんですよね?渋川:はい。佐藤:なので、若干リードされてるんですよねぇ。――作品の外で共通のお友達を通じて会ったりは。2人:ないですね。佐藤:共通の友人はたくさんいると思いますけどね。僕は渋川さんって、役のイメージもあって、ちょっと怖い人なのかなと思ってたんです。でも会って15秒くらいで、「あ、この人は話しやすい人だ」って思いましたね。年も近いし。ある意味、普通のおじさんという。渋川:そうですね。佐藤:今回、僕は絡む人が本当に少なくて。ほとんどが渋川さんとのシーンなんです。ぶっちゃけ2日間だけの撮影なんですが、特に1日目は渋川さんとずっと一緒で。非常に濃密なおやじふたりの楽しい時間を過ごせました。――濃密なお時間を過ごされてみて、どんな。佐藤:ちょ、ちょっと待って。おやじふたりの濃密な時間って。ちょっと違ったね。俺が表現を間違えた。渋川:ははは。佐藤:楽しい時間ね(笑)。「マメシバ」シリーズは4作あったんですけど、ひと癖ある芝二郎のことを分かっている人たちが相手だったんです。でもあたるパパは芝二郎を知りませんから。なんだこいつはってなりますよね。いきなりこんなヤツが現れて。それが新鮮でしたね。――渋川さんは佐藤さんとお芝居されていかがでしたか?渋川:いろいろと二朗さんの作品を拝見してきましたが、変なことをやってくるのかなと思ってたんです。佐藤:ははは。…どういうことですか!渋川:いや、きっとみなさんも感じると思うんです。どういうことを二朗さんがやってくるだろうと。いろんなことを仕掛けてくるだろうから、そこにどう対処していこうと思っていたら、すごく台本通りなんです。「う、うん」っていう芝二郎のキャラクターの感じも台本通り。すごく真面目な人なんだなと思って。佐藤:ちょっと、いま、良いこと言った!絶対使ってください!真面目な人で、台本通りだと!世間には勘違いしている人が多いので。渋川:しかもちゃんと計算されてやられてるんだなと思いました。佐藤:台本通りですよねっ。そこはもう本当にみなさんに伝えたい。もう一度。渋川:台本通りです。佐藤:もう満足です。この対談は僕にとって意味があった(笑)――佐藤さんは「柴公園」という作品を外からご覧になって、どういうところに面白みを感じますか?佐藤:永森裕二という人がいてですね、僕のときの「マメシバ」も、小日向さんの「犬飼さんちの犬」も、大杉漣さんの「ネコナデ」も彼が書いてるんです。渋川:全部。佐藤:全部そうなんです。中年おやじと小動物もの。いわゆる普通の動物映画とは違って、そんなにべたべたしないし、動物自身が大きな活躍をしたりとか、擬人化したり、動物が死んじゃって泣かせるとか、そういうのは一切なくて、動物は基本的にただそこにいるだけみたいな距離感が、ほかの動物映画とはちょっと違うんですよね。そこに加えて今回は会話劇ということで、またさらに違いますが、見事に今までのテイストもあって。観る人が観たらすごくぐっとくる作品だと思います。渋川:同感です。佐藤:ね。それと、佐藤二朗は、セリフを。渋川:台本通りに演じられています。佐藤:はははは!本作には、個性豊かな会話劇を繰り広げる3人のおっさんとして、渋川さんに加え、大西信満(じっちゃんパパ役)、ドロンズ石本(さちこパパ役)が出演。そのほか、ヒロイン・ポチママ役の桜井ユキ、校長先生役の山下真司、“謎の男”として水野勝も参加している。ドラマ「柴公園」は毎週木曜日23時~テレビ神奈川にて、ほか全国12局以上で放送中。映画『柴公園』は6月14日(金)より全国のイオンシネマ、シネマート新宿ほかにて公開。(cinemacafe.net)
2019年02月03日モデルの高橋ユウ(27)が14日、自身のブログを更新し、K-1ファイターの卜部弘嵩選手(29)と結婚したことを報告した。高橋は「いつも応援して下さっている皆さま、いつも支えて下さっている皆様へ」と書き出し、「先日、婚約していたK-1選手の卜部弘嵩さんと入籍しました」と報告。「強くて優しくて、世界一かっこよくて不可能を可能にするいつも前向きな彼と過ごせる日々がとても幸せです」と喜びをつづった。そして、「人生は何が起こるか分からない。その中で今世で彼と出逢わせてくれたこの世に感謝です!」と記し、「彼と共にたくさん笑い合え、高め合える家庭を築いていきたいと思います。今後とも温かく見守っていただけたら幸いです」とメッセージ。2ショット写真もアップした。また、今夜放送の日本テレビ系バラエティバラエティ番組『行列のできる法律相談所SP』に、夫の卜部、姉で女優の高橋メアリージュンと共に出演することも告知。「彼も出演し夫婦になって初共演、姉も一緒なのである意味家族共演させていただきます!さんまさんと皆さんと楽しい時間でした」と伝えた。
2018年10月14日プロレスラー、棚橋弘至さんは美しい。言葉を変えると、色気がある。鍛え上げられた肉体もそう感じさせる理由のひとつだが、艶っぽい表情にぐっとくるのは、私だけではないだろう。戦いの最中、相手の膝を集中攻撃するとき、棚橋さんは鬼になって、サディスティックな表情を浮かべる。相手の技を受け続けて、ボロボロになっているとき、棚橋さんの表情は切なくて、それでもなんとか希望をつかむんだといった、諦めない感情がにじみ出ている。一方、メディア出演で見せる、爽やかな笑顔。何十本もの取材対応後に行った『DRESS』での取材中にも、「ちょっと飴食べてもいいですか?血糖値を上げたくて(笑)」と、癒やし系の笑顔を見せてくれた。■棚橋弘至さん演じる悪役レスラー「ゴキブリマスク」あの独特のやわらかく、温かい微笑みは、棚橋さんがデビューして約20年、背負ってきたものや戦ってきたものの重さを現していると思う。幾多のつらい経験を乗り越え、自分自身と闘ってきた人の笑みなのだ。膝や肩、首、腕……棚橋さんは体中に爆弾を抱えている。年間150試合を超える戦いを20年近くも続けてくれば、満身創痍の状態になるのも無理はない。それでも戦い続け、夏の祭典「G1 CLIMAX 28」では今年、3度目の優勝を果たした。この戦いを見て涙した人は数多くいるだろう。優勝おめでとうございますと伝えると、「がんばったでしょ?」とにっこり微笑んだ棚橋さんは、9月21日公開の映画『パパはわるものチャンピオン』に主演する。演じるのは、10年前まで団体のトップレスラーだった大村孝志。彼は今、悪役レスラー「ゴキブリマスク」として戦っている。■「かつてのエース」に自分を重ねて「映画の仕事が来ました、と言われたときは『映画?マジすか!?』で1回目、『主演です』と言われて2回目、『パパはわるものチャンピオン』の主演ですと言われて3回目。3回びっくりしましたね」目を細めて優しく微笑んだ。お子さんの学校での読み聞かせ行事で、原作の絵本を読んだことがあり、そこで描かれている白タイツのコスチューム、金髪にメッシュ、筋骨隆々のプロレスラー、ドラゴン・ジョージは棚橋さんそのもの(※)だったことから、驚くのも無理はない。※岩崎書店の『パパはわるものチャンピオン』特設サイトでも、絵本の作者・板橋雅弘さんが「ドラゴン・ジョージは棚橋さんをイメージして描いた」と言及している。ただ、棚橋さんが演じたのは現在のエース、ドラゴン・ジョージ役ではなく、かつてのエースだった大村ことゴキブリマスク。オカダ・カズチカさんという強すぎる次世代の出現や度重なる怪我による欠場で、2015年頃から棚橋さんは自身が望むような結果を出せずにもがいていた。それは大村という、かつてのエースに重なる部分があったのではないか。■好きな仕事を理解してもらえない苦しみ「大村は僕に近かった、というのもあって、大村を演じる意識はあまりなかったです。むしろ、怪我の苦しみを誰よりもわかっているぶん、無理なく大村になれたというか。自分がエースだったという過去の栄光に引っ張られて、悪役のゴキブリマスクとして戦うことに誇りを持てない感覚は出せるかな、と感じていました」自分の役割を当の自分が受け入れられない、という状態はしんどい。正義のヒーローから悪役へという流れは、見る人によっては「落ちぶれた」と感じるかもしれないし、悪役の必要性を知らない子どもからすると、「正義のヒーローのほうがカッコいい」となるのも無理はない。実際、息子の祥太(寺田心)から「悪者のパパなんて大嫌いだ」「(悪者の)仕事なんてやめてほしい」など、純粋な気持ちをぶつけられるつらいシーンもある。プロレスが好きだから戦っていて、それを仕事にできているから、家族と生きていける。にもかかわらず、仕事を理解してもらえない苦悩を抱える大村の姿を見るのは悲しかった。■仕事に誇りを持ち始める……心境の変化も見てほしい「家を出る前に、家族から『危ないことしないでね』と言われることがあります。いやいや、これから危ないことしに行くんですよ、って思うんですけど(笑)、どんな試合をしてもいいけど、自分の脚で歩いて帰ってきてね、というメッセージだと捉えています」棚橋さんには、ふたりのお子さんがいる。彼らは幼いころから「お父さんはプロレスラー」だと理解していて、大きな試合はときどき見にきていたという。そんな棚橋家とは違い、大村家では祥太に自身がプロレスラーであること、加えて悪役をしていることを隠していたが、ひょんなことから大村=ゴキブリマスクだと、祥太にバレてしまう。劇中で、祥太から否定の言葉を投げかけられ、祥太の部屋の前に立ち尽くす大村の背中は、とても大きいはずなのに妙に小さく見えて、やりきれない気持ちになった。ただ、タッグパートナーのギンバエマスク(田口隆祐)や祥太、彼の友達とのやりとりのなかで、少しずつではあるけれど、大村は悪役の仕事に誇りを持ち始める。「(大村の)そんな心境の変化が伝わればいいなと思います」と話す棚橋さんに、どのシーンがそれを象徴しているのか尋ねると、少し間があった。棚橋さんは言葉を一つひとつ、丁寧に選ぶ。厳選した技を一つひとつ、見る者にわかりやすく繰り出す棚橋さんの態度は、リング外でもリング内でも変わらない。とても真摯な人なのだ。「あぁ、治療院でのシーンですね。担当医から『先のことを考えて』と言われたとき、食い気味に『先なんてない!』と返したら、監督からOKが出たんですよね。本当は静かな声で『先なんてない』でも良かったんですけど。アドリブだったので、やるじゃん、俺!って思いました」あははと朗らかに笑う。目尻にできる笑いジワが、やっぱり温かくて、太陽みたいで眩しい。■過去の栄光に引っ張られない先なんてない!は棚橋さんの心の奥底にある感情が、無意識に流れ出たものかもしれない。来年にはデビュー20周年、11月に42歳を迎える棚橋さんにとって、一つひとつの試合はもちろん、一瞬一瞬が貴重だ。プロレスが他の競技と比べて、“現役”でいられる期間が長いとはいえ、10年後もリングに立っていられるのか。ファンはデビュー30周年目の棚橋さんも見たいと望むけれど、未来のことは誰にもわからない。「20年近くプロレスをしてきて変わってきたのは、今の自分を受け入れるというか、今持っているハイフライフロー、ドラゴン・スクリューなどの得意技を活かしてどう戦うか、ということ。あれもこれもできたのに……という過去の自分に引っ張られるんじゃなくて、これだけ使えばいいとわかっていたら戦略を立てられる。G1もそういう感覚で戦ってきました」プロレスの話になると、表情がきりりと引き締まる。棚橋さんはプロレス界の今のトレンドを「足し算、掛け算みたいなプロレス」と表現する。たしかに、いろいろな技を繰り出し、「えっ、こんな技もあるの!?」と観客を沸かせるレスラーは少なくない。引き出しの多さに圧倒されることもある。■チャンピオンはみんなに“次”を見せる立場一方で、棚橋さんが目指すのは「引き算、割り算みたいなプロレス」だ。自身を「反骨心がすごい。それは昔から」と話す。時代に逆行したそのプロレスはシンプルで、わかりやすい。いろいろなものを削ぎ落とし、一つひとつ磨き抜かれ、高められた技を見せているとも言える。「G1でチャンピオンになった僕は、“次”を見せないといけない。周りはトップをとった後は何をしてくれるんだ?と期待していますから。一番になるのはゴールじゃなくてスタート。一番になった者はそこから波風を立てないといけないんです」取材中、『パパはわるものチャンピオン』の劇場が75館になった(2018年8月22日時点)と聞いて、「えーっ!そんなに増えたんですか!嬉しい!」と無邪気な表情を見せた棚橋さん。映画でも“トップ”をとったら、第二弾、第三弾を期待してもいいですか?編集後記棚橋さんは映画初主演について「日々、プレッシャーとの闘いでした」と振り返った。監督がOKと言うまで気が抜けないのは当然だが、自分のなかに「演技の正解」がなく、何が正解なのかわからない状態で演じるのは、暗い夜道を明かりなしで歩くようなものだろう。「めちゃくちゃ不安でしたよ」と強調した。それでも座長だからこそ、演技力では引っ張れなくても、現場を盛り上げて良い空気づくりに注力し、できることを全力でやりきったという。正解は見えてきましたかと問うと、「正解は見えてこなかったです。たぶん見つからない」。演技にもプロレスにも人生にも、正解なんてものはないのかもしれない。無我夢中で走っているとき、正解なんて見えてこないのかもしれない。それでも力を出し切って向き合うことで、自分がしてきたことを正解にしていけばいいのだ。そう思わせてくれたひとときでした。Text・Photo/池田園子■作品情報映画『パパはわるものチャンピオン』2018年9月21日(金)より全国公開出演:棚橋弘至、木村佳乃、寺田心、仲里依紗、他原作:『パパのしごとはわるものです』『パパはわるものチャンピオン』(作:板橋雅弘、絵:吉田尚令)監督・脚本:藤村享平主題歌:高橋優『ありがとう』(ワーナーミュージック・ジャパン/unBORDE)配給:ショウゲート(C)2018『パパはわるものチャンピオン』製作委員会
2018年09月18日モデルの高橋ユウと婚約者であるK-1ファイターの卜部弘嵩選手が16日、千葉・幕張メッセで開催された「Rakuten GirlsAward 2018 AUTUMN/WINTER」に出演し、2人でランウェイを歩いた。7月22日に放送された日本テレビ系『行列のできる法律相談所』で、卜部選手が公開プロポーズし、高橋が号泣して快諾した2人。今回、卜部選手がシークレットゲストとして登場し、高橋と2人並んで仲良くランウェイを歩いた。先端では、高橋が卜部選手の頬にキスし、2人とも照れ笑い。幸せオーラを漂わせた。「GirlsAward」は、2010年から年2回、「渋谷からアジアへ。そして世界へ。」をスローガンに開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。18回目となる今回は幕張メッセにて、「Heart Warming」をテーマに人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを開催し、観客3万3,300人が駆けつけた。撮影:蔦野裕
2018年09月16日ジャック・ブラックとケイト・ブランシェットの共演で話題の『ルイスと不思議の時計』で、俳優の佐藤二朗がジャックの吹き替えを担当することが分かった。またそれに併せて、佐藤さんの吹き替えによる特報映像も公開となった。スティーヴン・スピルバーグが設立したアンブリン・エンターテインメント製作の本作は、“ハリー・ポッターの原点”とも言われているジョン・ベレアーズの著書を実写化した、少年と魔法使いたちのマジックファンタジー。■佐藤二朗、洋画実写版吹き替え初挑戦!佐藤さんが吹き替えを担当するジャックが本作で演じているのは、主人公の叔父・ジョナサン。彼は、両親を亡くした甥であるルイスを引き取り愛情深く育てる反面、厳しさも見せる頑固親父。ところが、実はポンコツで、情けない一面も持つ愛すべきキャラクターだ。本作で初めて洋画実写版の吹き替えに挑戦した佐藤さんは、ジョナサンとの共通点を「ポンコツというところです。僕は日本でポンコツの10人くらいに入ると思います。長くなるので全部は言いませんが、まずは寒さに弱くて暑さに弱い、非常に面倒な体質なんです。弱いものが沢山あって、静電気にも弱いです。あと嫁、お化け屋敷にも弱いし、方向音痴です」と語り、自身のポンコツぶりをアピール。そんな佐藤さんだが、自身が吹き替えを担当するジャックについては『スクール・オブ・ロック』を観て良い俳優だとの印象を持っていたそうで、「光栄だと思ってやりました」とのこと。「ジャック・ブラックさんは良い意味でふざけたイメージがありますが、今回は、おちゃらけているけど甥っ子のルイスをすごく大事にしていたりなど、真剣なジャックさんの芝居を見れたので、僕もそこは外さないように一所懸命やりました」と、ジャック同様、真剣に取り組んだようだ。■佐藤さんの吹き替えによる特報もまた今回、佐藤さん吹き替えによる特報映像も公開となった。ルイスの“声”を務める「名探偵コナン」シリーズの高山みなみのナレーションと共に佐藤さんの“声の演技”にも注目が集まる。この秋、家族、友達、恋人…誰と観ても笑顔になれる、必見のファミリームービーをお楽しみに。『ルイスと不思議の時計』は10月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルイスと不思議の時計 2018年10月12日より全国にて公開Ⓒ2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO.,LLC
2018年08月23日映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』(8月17日公開)に出演する、佐藤二朗のインタビュー映像が9日、公開された。同作は、漫画家・空知英秋が『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の同名コミックを原作に、福田雄一監督が実写化のメガホンをとる。パラレルワールドの江戸を舞台に、宇宙からやってきた"天人(あまんと)”と侍・坂田銀時(小栗旬)の間に起こるさまざまな事件を描く。2017年に公開された映画『銀魂』は、最終興行収入38.4億円、2017年の実写邦画ではNo.1の成績を記録した。今回は原作でも人気の「真選組動乱篇」と「将軍接待篇」のハイブリッド作であることが明かされた同作。菅田将暉、橋本環奈、柳楽優弥、三浦春馬、窪田正孝、吉沢亮、勝地涼、夏菜、戸塚純貴、長澤まさみ、岡田将生、ムロツヨシ、キムラ緑子、佐藤二朗、堤真一、中村勘九郎、堂本剛と、前作から続投のキャスト、新キャストが続々と発表されている。今回公開されたのは、最初に出演が発表されながら、前作にて演じた鬼兵隊・武市変平太とは異なる役柄での出演となり、未だ役名が明らかになっていない佐藤の特別インタビュー映像。“俳優 佐藤二朗 本音を語る独占取材”と名付けられた同映像は映画撮影期間中に収録が行われた。役衣装のまま、取材に応じる佐藤は、続編制作決定に対する率直な感想や、また、佐藤の出演に関する世の中の反応についてコメント。このインタビューの続きは、テレビ東京系列にて放送を再開したアニメ『銀魂銀ノ魂篇』(毎週日曜 25:35〜)のO.A.後、全4回に分けて公開される。(C)空知英秋/集英社 (C)2018 映画「銀魂2」製作委員会
2018年07月09日映画『銀魂2掟は破るためにこそある』から、この度、“大物俳優・佐藤二朗~本音を語る~”と題し、本作に出演する佐藤二朗の特別インタビュー映像が到着した。連日、様々な情報が解禁され、その度大きな話題となっている本作。今回新たに公開されたのは、前作『銀魂』で演じた鬼兵隊・武市変平太とは異なる役柄で出演することとなっているが、未だ役柄は明らかになっていない佐藤さんのインタビュー映像。この収録は、映画撮影期間中に行われたそうで、役衣装のまま、続編制作決定について「またやるのか」といった率直な感想を述べる佐藤さんの姿が映し出されている。なお、このインタビューの続きは、テレビ東京系列にて放送を再開したTVアニメ「銀魂 銀ノ魂篇」のオンエア後、全4回に分けて公開される。『銀魂2掟は破るためにこそある』は8月17日(金)より全国にて公開。TVアニメ「銀魂 銀ノ魂篇」は毎週日曜日深夜1時35分~テレビ東京系にて放送。※テレビ大阪は毎週月曜日深夜1時5分~(7月9日は深夜1時10分~)放送(cinemacafe.net)■関連作品:銀魂2掟は破るためにこそある 2018年8月17日より全国にて公開©空知英秋/集英社 ©2018 映画「銀魂2」製作委員会
2018年07月09日デザイナー、クリエイティブディレクターの柳原照弘の個展「Layerscape」が、7月4日から8月7日まで、東京・銀座のクリエイションギャラリーG8で開催される。1616/ arita japan TY “Standard” Photo:Kenta Hasegawa柳原照弘は、家具やプロダクトのデザイン提供やインテリアの設計など中心に活動してきた。佐賀県とオランダ共同の有田焼プロジェクト、佐賀県有田焼創業400年事業「2016/」のディレクターを務め、ミラノサローネへの参加など、有田焼の伝統と革新的なデザインを融合させ、広く世界にアピール。また、海外ブランドへのデザイン提供や、家具・革小物・陶磁器などの分野で国内ブランドの設立に携わるなど、国境やジャンルを横断したプロジェクトを多数手がけている。常にベースにあるのは“デザインする状況をデザインする”という考え方。“どうデザインしたいか”ではなく、関わるひとと一緒に、求められているものは何か、本当に必要とされているものは何か、“だれが、何のために、どう使いたいか”ということに徹底的に向き合い、共に考え、その状況をデザインし、発信していく。そこからは、クライアントワークだけでない協同者との信頼関係の構築がうかがえる。Bijuu Photo:Takumi Otaひととものと空間が結びつき、どのような状況が生まれるか、それらの状況をまるごとデザインしたい、という柳原の考え方は、本展で、布を使用したインスタレーションによりアプローチされる。普段あたりまえにある光や風の揺らぎ。布によって作り出されたレイヤー。そこにひとが入ったとき、どのような表情の変化をみせるのか。来場者が存在することではじめて成立する、またその状況によって空間が刻々と変化する、実験に満ちた展覧会だ。会期中には柳原とゲストとのトークショーも開催。7月20日の19:10からは服部滋樹と原田祐馬、8月3日の19:10からは三木健を招く。入場無料、要予約で、予約はギャラリーのウェブサイト()にて受付けている。【展覧会情報】柳原照弘展「Layerscape」会期:7月4日〜8月7日会場:クリエイションギャラリーG8住所:東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F時間:11:00〜19:00休館日:日曜・祝日入場料:無料
2018年06月07日取材部屋に山田孝之にムロツヨシ、そして佐藤二朗(※パンチパーマ)が入ってきただけで、その場の空気に「笑」という色が帯びる――。「勇者ヨシヒコ」シリーズなど、おなじみ福田雄一監督作において、安定の笑いをもたらしてくれる3人。もちろん、今回の映画『50回目のファーストキス』でも、映画館が爆笑の渦に包まれることは言うまでもないが、ひとつ、大きく違うのは、本作が正真正銘、感動のラブストーリーであるということ。天文学者になる夢を抱えるプレイボーイと短期記憶障害を負ったヒロインの恋に、ハンカチが必要となること請け合いなのだが、これら熱い涙のシーンに3人はどのように向き合ったのか?アダム・サンドラー&ドリュー・バリモア主演のハリウッド映画『50回目のファースト・キス』の日本版リメイクとなる本作。事故の後遺症で新しい記憶が1日でリセットされてしまう短期記憶障害を負っている瑠衣(長澤まさみ)に恋する主人公で、天文学者になる夢を抱え、ハワイで働く大輔を山田さんが演じ、その親友をムロさん、そして瑠衣を傷つけまいと事故の日と全く同じ出来事を毎日繰り返す父親を佐藤さんが演じている。――「あの福田雄一監督がラブストーリーを」、「福田雄一に泣かされる!」と話題の本作ですが、みなさんはいつもとひと味違う福田作品をどのように受け止めたんでしょうか?山田:最初に話をいただいて、オリジナル版の映画を観たら、すごく面白かったし福田さんっぽいなと思ったんですよね。福田さんに合ってるなと。どこがって聞かれるとわかんないけど、テンポとかコメディ色とかですかね?これを日本でやるなら、福田さんだろうって思えたんです。実際、脚本を読んでも日本版としてうまいなと思いました。これは面白くなるなと。ムロ:僕は、福田さんとは一緒に舞台もやってて、福田さんが実は“いい話”も書けるってことは知ってたんでね。佐藤:実はね(笑)。ムロ:だから、すんなりと入れたんですけど。まあ、まさかこのメンバーでこういうラブストーリーをやれるとは思ってなかったんで。主人公とその親友、ヒロインの父親ってポジションで…。――完成した映画を観て、特に「泣けた!」というシーンは?ムロ:まあ、本人の前では絶対に言わないけど、佐藤二朗の涙には弱いので、そこかなぁ…?佐藤:目の前にいるよ(笑)!いや、僕もムロと同じなんですけどね。以前、福田の演出で「THE 39 STEPS」という舞台に出させてもらったんです。そのとき、渡部篤郎さんを撃つシリアスなシーンで、どうしようかと思ってたら、福田に「上手まで歩いてきて」と言われたんです。そうすると渡部さんを見ないで撃つことになるんだけど、そのひと言の演出で、シリアスなシーンがグッと良くなったの。――その経験もあって、福田監督が笑いだけでなく、シリアスな作品やラブストーリーでもいい演出をするであろうことはわかっていた?佐藤:WOWOWのシリアスなドラマ(「同期」)を書いたりもしてるしね。ネタとして「福田がラブストーリー…体調でも悪いのか?」とか言ってますけど、世間で言うほど実際は意外でもなくて。今回も、テーマは結構、重いものをはらんでいるけど、不思議なほど悲壮感なく描かれているところが福田らしいなと。老若にゃんにょ…(苦笑)。ムロ:わかりますよ。大丈夫です(笑)。佐藤:老いも若きも男性も女性も楽しんでもらえるんじゃないかと(笑)。――佐藤さんのお気に入りのシーンは?佐藤:僕は孝之が勤めてる旅行会社での、同僚の勝矢と山崎紘菜と一緒の3人のシーンが好きだね。テンポがよくて面白くて。山田:ホントですか(笑)?佐藤:ホント、山崎がね。映画の中で大輔が、瑠衣を元気づけるために作るビデオがあって、それを父親も見てグッとくるシーンがあるんだけど、芝居の中でビデオを見たとき、(ほかの共演者と比べて若い)山崎はまだ委縮して、ちょっと緊張してるのかな? と思ったの。でも、完成した映画で改めて見たら、すごく良くなってて、福田に「いい演出だね」ってメールしたもん。――福田監督によるラブストーリー自体に3人とも意外性は感じなかったようですが、実際の現場でもいつもとの違いや変化はなかったんですか?ムロ:僕はそんなに感じなかったけど…ただ、みなさんがよく想像するであろういつもの作品と比べて、コメディしなくていいシーンが多かったのは事実ですね。みなさん、お気づきかとは思いますが、僕らももちろん“役者”ですから…(笑)。山田:そうですね(笑)佐藤:あははは。うん、そこちゃんと言っとこうな(笑)!――決してコメディアンや芸人ではなく…。ムロ:役者です! そこで役者に集中できる時間がいつもよりは長かったです。いつもは、そういう時間に加えて「このシーン、成立させてくれるよね?」「何かちょっと足してくれるよね?」という無言の圧力との戦いがあるから(笑)。――恋と夢とどちらを選ぶべきか悩む大輔との2人の砂浜でのシーンも感動的です。ムロ:山田孝之とそういうシーンをやることはもうないのかな? とあきらめかけていた頃に巡ってきたんでね(笑)。肩の力を入れずに、ずっとやりたいと思っていたことがやれるんだなぁって。山田:楽しかったですね。もちろん大輔は悩んでるし、決断しなきゃいけないシーンなんだけど、真剣にやればやるほど「え?ムロさんと何やってるんだろう?」「ハワイのこんないいロケーションで、なんで泣きそうになってんだ?」って(笑)。佐藤:僕も、これは決して楽をしようと思って言うんじゃないけど(笑)、ムロが言ったのと全く同じです。ムロの発言を僕の意見として書いてほしい(笑)。いつも「なんか面白いことやってくれよ」という無言の圧力を感じてるのも同じ。だから今回、肩の力を抜いて、孝之や長澤と芝居ができるのは嬉しかったね。いつもは雲の上から孝之を見てたけど(※「ヨシヒコ」シリーズの仏)、やっと孝之と同じ目線で芝居ができると(笑)。――瑠衣を傷つけまいと、事故の日の新聞とニュース映像を用意し、毎日、同じ1日を繰り返そうとする父親の姿に涙する観客も多いかと思います。佐藤:すごくつらい境遇にいる娘を持った父親なので、そこは土台としてしっかりと持っていようと思っていました。そこに大輔が現れて「なんだこいつ?」って感じなんだけど、おそらくはそういう状況にいる父親って、誰かに助けてほしいという、藁(わら)をもすがる想いを抱いてると思うんですよ。その藁がこいつなのかも?と思い、頼りつつも、でもこいつはいずれハワイを出て行くんじゃないか? という思いもあって。そういう感情の変化を計算しつつの芝居を孝之とやれたというのは、この映画での一番の収穫というか、すごく嬉しいことでしたね。ムロ:(瑠衣の弟役の)太賀の存在が大きかったですよね。佐藤:そうなの。大きかったね。ムロ:太賀がいることで、この苦しい状況を笑いにしていいんだなって。「ボケ」と「ツッコミ」という言い方はあまりしたくないんだけど、僕らって実はボケ側の人間じゃないんですよ。どっちかというと受け身で「それ違うだろ」と言う側。太賀がいたことで、お父さんのいい部分がすごく出てたし。佐藤:太賀がいてよかったのは、まず僕自身にとって、同じシーンにいるときに彼が笑いを担ってくれたから、力を抜いて芝居に集中できたってこと。もうひとつ、物語にとってもそうで、全体として結構、悲惨なお話ですけど、そんな状況でも人は毎日、飯を食うし笑うし、そんな悲壮になってばかりいられないんです。彼の存在でそれが観客にも伝わるんだよね。ムロ:あのシーン、良かったね!車で病院に向かうところ!――自身の障害を知らされた瑠衣と父親、弟、大輔が、瑠衣が治療を受けていた病院に向かう車中のやり取りですね?ムロ:あのシーン、シリアスなはずが途中からコメディになっていくの。あれが福田さんの凄さですね。普通ならあそこはずっとシリアスなままでしょ。あそこにコメディ要素を入れるって、いま、他の監督にはない部分だなと思いますね。――山田さんは、いつもの福田組との違いは現場で感じられましたか?山田:いや僕自身、普段からこの監督だからこういうストーリーで…というスタンスがあるわけでもないので、あんまり「福田さんだから」とか関係ないんですけどね。まあとはいえ、ふとした瞬間に「なんで福田組で…」という思いはよぎるんですけど(笑)。佐藤:ふとした瞬間にな(笑)。山田:なんで福田さんとこんな真剣な話をしてるんだ? と(笑)。――久々のラブストーリーという点に関してはいかがでしたか?山田:楽しかったですね。正直、不安もすごくあったんですよ。10年近くやってなかったので、24~25歳の時と34~35歳じゃ感覚は全然違うし、あの当時みたいに素直に目の前の状況に笑ったり、泣いたりできるのかな?って。でもやってみたら、逆にいまのほうが素直にできましたね。無駄にあれこれ考えず、「見え方」とかを気にせずに自然とできたなと思います。――ここまでも十分に語っていただきましたが、改めて福田監督の凄さ、福田作品の魅力についてお聞かせください。ムロ:改めて言うと…(真剣なまなざしで佐藤さんのほうを向き直り)ふざけた“フリ”をできる人、普通のことをするのが実は難しいと知ってる人は、どうやったら普通のことをできるのか?とすごく考えてると思うんですよね。普通の状況がないと、逸脱した面白さって作れないんです。それは、福田さんもそうだし、僕の大好きな佐藤二朗という役者にも言えることだと思います。「普通」ということができるってことは、「ふざけたこと」をできるということ。そのバランスを福田雄一と佐藤二朗は持ってるんじゃないかと。佐藤:(こらえきれず)うはははは(笑)!ムロ:すごいでしょ?いまのやりとりの面白さ、文章にしたら絶対に伝わらないでしょ?佐藤:これ伝わらないよ(笑)。どういう顔でムロが言ってたのか…文章だけで読むとめっちゃ気持ち悪いわっ!ムロ:僕は面白いこととして言ったけど、文章で読んだらクソ真面目ですからね。山田:もったいないな。「ボクらの時代」であってほしかった…。ムロ:いや、「冗談」と言いつつ、それはホントです。普通ができることの難しさを知ってるんですよね。――山田さんは?山田:やっぱり笑いですよね。ジャンルで言うところのコメディとかそういうのはわかんないけど、笑いって全ての要素が詰まっていて、そうじゃないとできないと思うので。これだけずっと笑いをやり続け、求められるって、それだけですごいことだと思います。佐藤:僕の意見は、ムロと全く同じなので(笑)、インタビューの「ムロ」というのをそのまま「佐藤」にしてもらえたら大丈夫(笑)。(text:Naoki Kurozu/photo:EMI)■関連作品:50回目のファーストキス 2018年6月1日より全国にて公開© 2018 『50回目のファーストキス』製作委員会
2018年05月29日5月9日、俳優の佐藤二朗(49)がTwitterを更新。俳優の上川隆也(53)と誕生日、血液型も一緒であることを明かし、反響を読んでいる。 佐藤は「母さん。誕生日も血液型もこの方と一緒です」とツイート。そして「母さん。綺麗なお顔立ちの横にハンペン見えますか?それ僕です」というコメントとともに、同じ誕生日の上川とのツーショットをアップ。 写真には、現在テレビ東京系ドラマ『執事西園寺の名推理』で共演中の上川と一緒に、撮影現場でスタッフから2人の似顔絵が描かれたお誕生日ケーキで祝われている2人の姿もおさめられている。 さらに佐藤は「母さん、星座占いと血液型占いって何でしょう」と占いに対する疑問を投げかけた。佐藤と上川はともに5月7日産まれのA型である。 これに対しファンは「私もお二方と、誕生日も血液型も一緒です。本当に、星占いも血液型占いも当てになりません」「二朗さん、分かります。 ねー。誕生日一緒なのに、 見た目とかね、ありますよね。 私も、占いなんて! ってなっております」と占いに対してのコメントや、佐藤が自身をはんぺんと称したことから、「はんぺん大好きです!」「おでんの具でハンペン、1番好きですよ」とはんぺんに対するコメントも相次いている。
2018年05月09日映画やドラマばかりでなく、バラエティ番組や情報番組などで幅広い活躍をみせる俳優・佐藤二朗。その圧倒的な個性は、どんな短時間の出演でも強いインパクトを残すほどだが、4月からスタートするテレビドラマ「やれたかも委員会」(MBS:4/22~、TBS:4/24~)では、これまでの演技スタイルとは違う役柄に挑んでいる。本作について佐藤さんは「こういう役もありがたい」と語ったが、その真意はどこにあるのだろうか――。■いつもの佐藤さんのコミカルさを徹底排除佐藤さん演じる「やれたかも委員会」主宰者であり弧星塾塾長・能島譲は、相談者が語る異性との忘れがたき(でも、結局はやれなかった)エピソードに耳を傾け、「やれた」「やれたとは言えない」どちらかの札を上げる判定に命がけでのぞむ男だ。この設定のキャラクターを佐藤さんが演じると聞いたとき、数々の作品で強いインパクトを与えているコミカルな演技を想像した人は多かったのではないだろうか。佐藤さん自身も「こういったバカバカしい設定で僕が演じるとなると、笑える芝居を期待する人は多いんじゃないかな」と想定していたという。しかし、劇中ではこうしたコミカルな芝居はいっさい封印しているという。「山口(雅俊)監督も、今回は僕のコミカルな芝居は求めていないという話でした。あくまで、能島は相談者に対して真剣に寄り添い、大げさな言い方かもしれませんが、命をかけて判定を下す。ほかの邪念はいっさい排除しました」。確かに、バカバカしいことを真剣に、一生懸命行う姿がおかしみとして、笑いを巻き起こすこともあるが「そういったことを考えてしまうと、どうしても自分のなかで笑いの虫がうずいてしまい、いつものようなコミカルな演技になってしまうと思ったので、頭のなかから消しました」と徹底してコミカルな演技を排除したという。■俳優人生を振り返る!こうした演出に対して「ありがたいことです」としみじみと語った佐藤さん。その真意を問うと、自身の俳優活動をゆっくりと振り返り始める。俳優を始めたてのころは「課長1」や「刑事1」という名前のない役が多かったという佐藤さんは、俳優だけで食べていくためには、「尖った芝居」をする必要があったという。そこで「手垢のついた方ですが、短い出番のなかで“つめ跡”を残す必要があった」と佐藤さんの代名詞とも言える瞬発力抜群の演技を行うようになっていった。そして破壊力のあるコミカルな演技は、多くの人の印象に残り、短い出番でも癖のある役が佐藤さんに集まっていった。一方で「滞空時間が長くて、しっかりと演出家の意図に沿った芝居もできるぞ」という思いは常に持っていたという。だからこそ、本作で山口監督が、しっかりしたビジョンのもと、コミカルな演技を排除し、ストレートな芝居を佐藤さんに求めたことが「ありがたかった」というのだ。「もちろん『お任せしますので二朗さんの好きにやってください』と言われることも、ものすごく光栄だし楽しいことなんですよ」と佐藤さんは語るが「やっぱり俳優って欲張りなので、なんでもやりたいというか『できるぞ』って思われたいんでしょうね。これまで自由な芝居を存分にやらせてもらっているからこそ、こう思うのかもしれませんが…」と照れ笑いを浮かべる。■自分のことよりも作品のためになにができるかを考えた方が楽しい!さらに、こうした思いに至った理由には、俳優としてのある心境の変化も大きく起因しているという。「好感度を上げようと思っているわけでは全然なく(笑)、いまは自分のために芝居をするよりも、作品のためになにができるかと考える方が楽しいんです」。本作でも「疲れて油断すると、いつもの“面白いことをしよう”という虫が出てしまうことがあるのですが、そこを山口監督がしっかり軌道修正してくれる。仮に、いつものような演技をしたら、その部分だけは笑いが起こるかもしれませんが、作品全体を見れば、相談者に真剣に寄り添う能島であるべきだし、そう考えて演じていると楽しいんです」と“個よりも作品”という考え方が強かったという。ただ“とにかくつめ跡を残したい”と思っていた若い時代でも、佐藤さんには、絶対に守るべきことがあった。「どんなに目立つような芝居をしても、その行為が、作品としてクオリティを下げるものではいけないという思いは常に持っていました。しっかりと芝居の色合いやシーンの意味を理解し、なにがいいのかは最低限考えていました。まあ、そうじゃなければ評価はされないでしょうし、どこからも声はかからないですからね」と作品への愛は、俳優を始めたときから変わっていないようだ。「両手両足を縛られるような感じだった」と本作で山口監督から受けた演出を表現した佐藤さん。そんな佐藤さんが魂を込めた、とにかく真面目で真剣、そして命がけで「やれた」という札を出す能島をぜひ堪能してもらいたい。(text/photo:Masakazu Isobe)
2018年04月23日俳優の佐藤二朗(48)が自身のツイッターに投稿した“人としてのあり方”が素敵だと話題を呼んでいる。現在、ツイートには20万件を超える「いいね!」が押されている。 佐藤は3月11日に自身のツイッターを更新。「一流大学?勿論入れた方がいい。一流企業?勿論入れた方がいい。ただ息子よ。父いま酔ってる。酔ってるが言いたい」と息子に向けた言葉を切り出した。 つづけて「人の不幸をちゃんと悲しむ。人の幸せをちゃんと喜ぶ。そっちの方が、遥かに、遥かに尊い」と人としてのあり方をつづった。佐藤は「綺麗事か。綺麗事かもしれんが、酔ってる父は、わりと、それを断言したい」と強く語りかけた。 同ツイートは瞬く間に拡散され、4万6,000件以上のリツイートと、20万件以上のいいね!を記録。ファンからは「二朗さんのような父を持った息子さんは幸せですね」「素敵です!」「本当にそうだと思う」と共感するコメントが寄せられている。
2018年03月13日俳優で武道家の藤岡弘、が23日放送のTBS系情報番組『ビビット』(毎週月~金8:00~9:55)にVTR出演し、21日に亡くなった俳優・大杉漣さんへの思いを語った。2016年公開の映画『仮面ライダー1号』で大杉さんと共演した藤岡は、21日に訃報を聞き、「たまらなかったですね。一晩中寝られなかったですね」と悲痛な思いを明かした。同映画で大杉さんは、藤岡演じる本郷猛/仮面ライダー1号と戦う地獄大使役として出演。番組では、戦いに敗れそうになった地獄大使が「待て本郷、俺と戦ってくれ」と呼び止め、本郷猛が「体をいたわれ地獄大使」と返すと、「待て、頼む。待ってくれ本郷」と叫ぶシーンが紹介された。藤岡は「お互い見つめながら、『俺と戦ってくれ』と言った切ない哀願と『体をいたわれ地獄大使』と言ったあのシーンのあの言葉は、私の中でも一生忘れることができない」とそのシーンを振り返り、「いやーつらいね、つらい。あまりにも早すぎるね。この映像界にとっての大きな損失ですね。映画界にとっても」と早すぎる死を惜しんだ。また、「非常にきさくでね。あの強面の顔とは裏腹に、本当に人間くさい、心優しい温かい心の、とても深い方でしたね」と語り、「スタッフに差し入れでお芋をいただいて、みんなで焼いて食べた。非常に思いやりのある方で本当に楽しい撮影でした」と大杉さんの人柄が伝わるエピソードを語った。
2018年02月23日《クレマチス》2017年、木に彩色©Suda Yoshihiro/Courtesy of Gallery Koyanagi本物と見間違えるほどに精巧な花や草木の彫刻作品をインスタレーションで発表し、国内にとどまらず海外でも高い評価を受けている気鋭の美術作家、須田悦弘の展覧会「須田悦弘 ミテクレマチス」がヴァンジ彫刻庭園美術館にて開催される。独学で木彫の技術を身につけた須田は、薄い花びらや葉、細い蔓などを朴の木から繊細に彫り起こして彩色し、さまざまな植物を制作してきた。たった一輪の花や小さな雑草の作品が置かれることで空間全体の見え方が大きく変わり、私たちに新鮮な驚きをもたらす作品は、見ることそのものの意味を静かに問いかけているようだ。本展では、これまでも須田が関心を持って制作していたクレマチスを中心に、多数の最新作を展示。園芸品種としての歴史や、造形的な美しさへの関心から、対象を深く観察し作られる須田のクレマチスは、美に対する私たちの感性を刺激してやまない。さらに、作品と美術館の空間が密接に関係づけられる須田のインスタレーションという展示方法によって、ここだけでしか体験できない展示が生み出される。季節ごとに庭園を彩るクレマチスガーデンを併設する同美術館。春から秋にかけて約半年間の会期中、庭園ではさまざまなクレマチスが咲き、美術館と庭園の両方でクレマチスの競演を楽しめるだろう。なお、4月22日の15時から16時半に作家本人によるオープニングトーク、毎月第2・第4土曜日の15時15分からは学芸員によるギャラリートークが開催される他、今夏には作品の制作風景を特別公開予定。【展覧会情報】須田悦弘 ミテクレマチス会期:4月22日〜10月30日会場:ヴァンジ彫刻庭園美術館住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘 347-1時間:10:00~18:00(4~8月)、10:00~17:00(9・10月)(入館は閉館の30分前まで)休館日:水曜日(5月2日、8月15日は開館) 入館料:大人 1,200円(1,100円) 高・大学生 800円(700円) 中学生以下無料※( )内は20名以上の団体料金【イベント情報】須田悦弘、森啓輔(ヴァンジ彫刻庭園美術館学芸員)によるオープニングトーク日時:4月22日会場:ヴァンジ彫刻庭園美術館時間:15:00〜16:30定員:100名(全席自由・要予約)料金:当日の入館料のみ予約方法:電話にて受付(055-989-8785)※水曜休
2018年02月14日グラフィックデザイナー、ムービーディレクター、アートディレクターなど多彩な顔を持ち、幅広い分野で作品制作を行う安田昂弘の3度目となる個展「イマージュ(EMERGE)」が、中目黒のボイルド(VOILLD)にて、12月9日から2018年1月14日まで開催される。Takahiro Yasuda exhibition ‘The end of watch’ at VOILLD | 2016安田昂弘の作品は、研ぎ澄まされているようで遊び心のあるデザインや、シンプルで単調に見えて複雑に組み重なった線や面は、彼の思考とコンピューターグラフィックとしての美しさが反映され構図化されている。本展では、近年、安田昂弘が着目し疑問を抱き続け、作品を作る上での根本的な題材ともなっている「見る」という事を軸にされている。その興味や影響から感じる「気配」という曖昧な存在をグラフィックでどのように体現できるかに迫り、新たなマテリアルと印刷技法を用いて作品が制作された。会場ではグラフィックをベースにした平面作品、約10点を展示予定。また、12月8日の19時から22時には、アーティストを囲みオープニングレセプションを開催。同日の23時からは中目黒ソルファにてマッカチン(MACKA-CHIN)、DJ アッパーカット(DJ UPPERCUT)、トーキョー・ヘルス・クラブ(TOKYO HEALTH CLUB)らが出演するアフターパーティーも開催される。【展覧会情報】Takahiro Yasuda 3rd Solo Exhibition “EMERGE”会期:12月9日~2018年1月14日会場:ボイルド(VOILLD)住所:東京都目黒区青葉台3-18-10 カーサ青葉台B1F時間:14:00〜19:00、土日14:00〜18:00休館日:月曜、火曜、祝日(12月25日〜2018年1月5日)
2017年11月29日俳優の三宅弘城さんが、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)さんの舞台の裏側について明かしました。生来の明るさと軽妙さ、そして独特のトボけた妙味で、いまやドラマに映画にと活躍中の三宅弘城さん。「昔から、イケメンよりも面白い方がカッコいいと思っていたんですよね。ドリフが大好きで漫才ブームに熱狂して…。そもそもお芝居をやりたいと思ったことは一回もなく、たけし軍団に入りたかったくらいで」そんな時、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)さんが作・演出の劇団健康の舞台に出合う。「ここに入りたい、ここの世界に入ってみたいと思ったんですよね」劇団健康を前身に持つナイロン100℃は、いまや第44回公演を迎えるほどに。そして、三宅さんは劇団の看板のひとりに数えられる。「いまだに台本をもらうたびにワクワクするんですよ。稽古が進むうちに、徐々に台本が上がってきて、新しく作られたシーンがオープニングになったり、時にはセリフが差し替わることもあって、完成に近づいて、まさかこんな展開に?って、やってるこちら側が驚いたりすることも多いんです」次回作『ちょっと、まってください』は、KERAさんの3年ぶりとなる待望の書き下ろし。「今回、別役実さんの作品に近い不条理テイストになると聞いていたんですが、別役さんぽいシーンもあるんですけれど、やっぱりKERAさんなりの不条理なホンになってきててニヤニヤします」脚本もさることながら、またその演出にもエッジが利いている。「たとえば、テンポのいい芝居が続くと、急に、ここから空気を転調させたい、と言われるんです。その通りやると、不思議な間が生まれてクスッと笑えたりして。最近、KERAさんは他の作家さんの作品を演出することが増えてきて顕著になっていますけど、僕らが普通に読むだけじゃわからないような笑いどころを、演出でわかりやすく教えてくれるんです。“面白”を際立たせることのできる演出家なんだと思います」今回は乞食と金持ちの家族が、ちょっとずつ入れ替わる話なのだとか。「毎日稽古のたびに、こんな面白がり方もあるんだって驚かされます」みやけ・ひろき1968年1月14 日生まれ、神奈川県出身。グループ魂のドラマー・石鹸としても活躍中。放送中のドラマ『今からあなたを脅迫します』(NTV系)にも出演している。ナイロン100℃ 44th SESSION『ちょっと、まってください』劇団としては2年ぶりの本公演、3年ぶりの新作に。近年、劇作家としてはもちろん、チェーホフ作品など演出家としても高い評価を集めるKERAさんだけに期待が高まる。11月10日(金)~12月3日(日)下北沢・本多劇場作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演/三宅弘城、大倉孝二、みのすけ、犬山イヌコ、峯村リエ、水野美紀、遠藤雄弥、マギーほか全席指定6900円(税込み)キューブTEL:03・5485・2252三重、兵庫、広島、北九州、新潟公演あり。※『anan』2017年11月15日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・望月リサ
2017年11月14日『「ポセイドンの牙」Version蛤』が10月13日(金)に開幕する。本作に出演する岡田達也と愛原実花、脚本・演出を手掛ける伊藤靖朗に話を聞いた。舞台『「ポセイドンの牙」Version蛤』チケット情報本作は、昨年6月に初演された「ポセイドンの牙」の2017年版。海と魚介類と女子が大好きな男子高校生5人組・スイサンズが、財政難に陥った高校を男子校にしないために伝説の“黄金の釣り針”を探しに海に行き……という物語で、エンターテインメント作品でありながら現代社会への痛烈な寓話劇となっている。初参加の岡田は本作について「表面的には笑いが散りばめられてるのですが、根底には、人間が生んだ文明に対する人間の冒涜だったり、人は生まれる時代も選べないし場所も選べないというテーマを僕は感じて。それを決して重くなく、楽しいシーンを交えながらも、じっと考えさせられる脚本です」と語る。少年たちの冒険譚と共に今の社会問題を深く描く本作。1年4か月ぶりという短めのスパンでの再演となるが、2017年版での変化について伊藤は「戦争と人間の業みたいなものを、2016年から2017年、そしてこの夏は殊更に強く感じるようになって。それに僕自身も打ちのめされるのですが、その一方で、負けてる場合じゃないよとも思うわけで。そういったことを男子たちの駆け抜ける姿に乗せたいですし、この作品をこのキャストでつくるというこの行為そのものにも気合いを込めたいです。より一層物事が迫ってきていることを体感できる作品になればと思っています」。そんな今作の稽古を愛原は「再演ってどうしても『初演のときは……』となると思うんですけど、伊藤さんはそうならず、全く新しい作品をつくろうとされているのを感じます。だからなのか、続投キャストと新キャストが両方いる稽古場でも最初から溶け込みやすかった。稽古がすごく楽しいです」。ポセイドン役の岡田と、英語教師役の愛原。岡田は「(ポセイドンは)トリックスター的な存在ですし破天荒な役なので、スイサンズに多大な迷惑と影響を与えられるといいなと今は思っています」、愛原も「スイサンズの子たちの成長に自分がどういう風に関われるか。役柄としても、彼らを俯瞰で見る立ち位置なので。そこを大事に、冷静にやっていきたいです」と、若手とは違う視点で本作に臨んでおり、伊藤も「立ちはだかるおふたりに若者たちがぶつかる、そのダイナミズムをお客様に味わっていただきたい」と語る。「この先を生きていく元気と活力を味わって持って帰っていただけたら」(伊藤)という本作は10月13日(金)から21日(土)まで、東京・紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2017年10月10日舞台芸術集団 地下空港を主宰する伊藤靖朗の脚本・演出で、2016年6月に発表された『ポセイドンの牙』。今秋、タイトル末尾に「Version蛤」と冠された新バージョンが上演されるにあたり、キャストの小早川俊輔、小松準弥、森田桐矢、および伊藤の4人が作品について語った。【チケット情報はこちら】本作は、中津県乙亀市の水産高校に通う男子高校生グループ・スイサンズの面々が、海底に眠る“黄金の釣針”をめぐって海の神々や深海の生物と戦う冒険譚。スイサンズのリーダー格・須永宇宙期(前田航基)、信仰とエロの間で煩悶するクリスチャン・道井磨多井(原嶋元久)、貝殻オタクの葛先賢人(小早川)、エロで頭がいっぱいの生方英(小松)、母親が外国人で視点がユニークな萩原安打尊(森田)の5人は、通学する高校が防衛人材育成の男子校に変わるのを全力で阻止しようとするが……。衣装の制服姿で撮影に臨んだ3人は、いずれも再演からの参加。自身の演じるキャラクターについて紹介を求めると、貝殻オタクを演じる小早川は「とにかく貝と触れ合って役をつかみます!」と抱負を述べた。小松もエロで頭がいっぱいな役どころを目の当たりにして「思春期の自分に戻って、とにかく“エロ”に生きます!」と勢いよく続き、森田は「“おバカ筆頭”キャラということで、現場を盛り上げられるようなムードメーカー的な存在になれたら」とほほ笑んだ。初演では男子高校生の軽妙な会話をバックに、戦争や環境問題に対する痛烈なメッセージが浮き彫りになった。再演の狙いを尋ねると、伊藤は「2016年の内容を、より鮮烈に世間にぶつける必要性があると感じた」とひと言。根底にあるのは、戦争へのステップを踏み、先鋭化する日本や世界情勢を嘆く思い。「劇中では、戦争をもう一度やり直そうとする者たちにスイサンズの少年たちが立ち向かう。打ち勝つためには彼らの若いパワー、止められない勢いが必要なんです」とキャラクターに込めた思いを打ち明け、3人に期待を寄せた。伊藤の話を聞いていた3人は、揃って「気が引き締まりました!」と背筋を伸ばす。貝オタクの役を担う小早川は「貝について、『美味しい』以外の特別な感情を持ったことがないのですが、貝を愛していきつつ、殻に閉じこもることなく、皆さんとたくさんコミュニケーションをとっていきたい」、小松は「スイサンズの5人はさまざまな葛藤を抱えながらも、とにかくエネルギッシュ。男子高校生ならではのエネルギーや仲間を思う気持ちを、みんなで心をひとつにして演じていきたい」とそれぞれ意気込み、森田は「作品の背景となる部分をもっと考えていきたいと思いました。何も知らないで演じるより深い演技ができそうです」と頼もしい一面を覗かせた。公演は、10月13日(金)から21日(土)まで、東京・紀伊國屋ホールにて。チケット発売中。取材・文:岡山朋代
2017年09月13日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との確執を告白し、騒動となった格闘家の角田信朗のブログ「ウェルエイジング日記」が26日、リニューアルされた。この日、メッセージとして「リニューアルに伴い、メッセージ・コメントは当ブログでは受け付けておりませんので、ご了承下さい」と発表。「本人宛のメッセージがある場合は下記のアドレスまでお送りください」とメールアドレスを記し、「今後とも宜しくお願い致します。スタッフ一同」としている。角田は16日に更新したブログで、過去にダウンタウンの番組でゲームのレフェリーのオファーを受けるも、K-1のミスジャッジ騒動の渦中だったため出演を辞退。そのことで松本を怒らせてしまい、それ以降、ダウンタウンの番組に全く呼ばれなくなってしまったと告白した。この発言に対し、松本は22日のフジテレビ系『ワイドナショー』で、収録の2日前に角田サイドがドタキャンし、代役が見つからなかったためにその日の収録が中止になったと明かし、「8年経ってブログでというのもルール違反」と苦言。その後、角田は23日にブログで「私の認識が甘く、松本氏を始め、お仕事に携わられた多数の方々にご迷惑をおかけ致しましたこと、誠に申し訳ありません」「恥じるべき自己中心的な行動だったと猛省しております」などと謝罪した。
2017年01月27日格闘家の角田信朗が23日、自身のブログを更新。お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との確執を告白したことについて謝罪した。角田は「この度は、私自身の思慮に欠ける突然の発信で、松本人志氏、そして関係各位の皆様に、大変不愉快な思いをさせてしまった事を、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。「8年前に松本氏から最初に頂いたお仕事のオファーを一旦受けたにも関わらず、事務所を通じて私からお断りした事は事実です。それが収録直前であった事も当時の記録で判明しております」とし、「私の認識が甘く、松本氏を始め、お仕事に携わられた多数の方々にご迷惑をおかけ致しましたこと、誠に申し訳ありません」と記した。そして、「信義則違反をしておきながら、その事実を省みずに一方的に、ブログ記事中で、こちら側が被害にあったかのような表現をしてしまった事は、全くもって私の不徳の致すところです」と続け、「また、私の中でくすぶっていたからと言って、8年も経ってからブログの記事という手段で一方的に伝達したことについては、今更ながら、恥じるべき自己中心的な行動だったと猛省しております」とつづった。さらに、「この度も、性懲りも無く、このような騒動を起こしてしまった事は、慚愧に堪えません。特に松本氏に対しては、私と松本氏の個人間の話では到底無かった事柄だったにもかかわらず、名指しでブログ記事に書くという軽率な行為を行ってしまい、弁明の余地もありません」と角田。「一連の騒動を反省し、まずはこのような形でお伝えさせて頂きました。改めまして心よりお詫び申し上げます」と反省の言葉を重ねた。角田は16日に更新したブログで、ダウンタウンの番組への出演を断ったところ松本を怒らせてしまい、それ以降、ダウンタウンの番組に全く呼ばれなくなってしまったと告白し、関係修復を懇願。この発言に対し、松本は22日のフジテレビ系『ワイドナショー』で、収録の2日前に角田サイドがドタキャンし、代役が見つからなかったためにその日の収録が中止になったと明かし、「8年経ってブログでというのもルール違反じゃないか」と苦言を呈していた。
2017年01月23日歌手の和田アキ子が21日、ニッポン放送のラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(毎週土曜11:00~13:00)に生出演し、角田信朗が原因で『ダウンタウンDX』の収録が中止になったとする話を否定した。角田は今月に入って自身のブログで、ダウンタウン・松本人志と確執があることを告白。10年前に『ダウンタウンDX』(読売テレビ・日本テレビ系)から出演オファーがあったものの、マネージャーから「松本さんが台本を見て角田の名前を見つけた途端に収録は中止や!!ということになった…」と聞かされたと明かしていた。しかし、この収録に参加したという和田は、中止になったということを明確に否定。和田は「マネージャーがおせんべいかおまんじゅうを持ってきて、『すいません、今日は角田が出る予定だったんですけど、都合で出られなくなってので、くれぐれもよろしくお伝えください』って言われた。でも番組は中止になっていません」と説明した。その後、和田は角田の弟子に空手を習っていたこともあり、角田に「どしたん?」と聞いたところ、「よく分からんのですけど、(K-1の)ミスジャッジの件からNGになったみたいで…」と言われたそう。ただ、和田は、それぞれに事情があるとして「松本アカンで、という話でもない」と伝えたそうだ。だが、それから年月がたって、角田がこの件を告白したことに、和田は「『は? どしたの? 今?』っていう感じです」と戸惑いを隠せない様子だった。和田は、27日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『ダウンタウンなう』(毎週金曜21:55~)で、「本音でハシゴ酒」企画にゲスト出演。この中で、ダウンタウン、坂上忍とともに「共演NGは誰か」という話題になっったそうだが、「(OAで)使われるかどうか分からない」とした。
2017年01月21日格闘家の角田信朗が17日、自身のブログを更新し、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との確執を告白したことについて、売名行為ではないと主張した。「波紋」というタイトルで更新した角田は、「ボクが投げ掛けたメッセージは思わぬ波紋を呼び…」と書き出し、「瞬く間に各ネットニュースがこれを取り上げ遂にはフジテレビの『みんなのニュース』が電話インタビューを依頼してきてそれが今日の生放送で流れるという事態に発展してしまいました」と伝えた。その上で、「よく"炎上商法"みたいな言われ方で売名行為だと叩かれるタレントさんがいますが憚りながらこの角田信朗今さら売名行為に走らなくてもそれなりに足跡は残してきてますので(笑)」と売名を否定。スポンサーの名前などを挙げて「一時期の様なバブリーな勢いは無くてもちゃんと人生を全うしていますから下世話なアクションを起こす必要はさらさら無いのです」と説明した。そして、「ボクは"松本人志"というこの世界の達人に何か言いたいのではなくて元から何の因縁もなかったボクと松ちゃんの関係がこうなった裏に不都合な真実の裏で自らの保身の為にこそこそしていつまでたっても関係修復に尽力しない連中がいたとしたらそいつらを燻し出してやろう…とまぁ、そこまで言いませんが(笑)ただただこうなってしまった事が残念なだけで」と、約8年前の"事件"で生まれた確執を告白した思いをつづった。続けて、「そんな事をわざわざほじくり返したら業界からは疎ましがられて売名どころか敬遠され居場所がなくなるかも知れませんだから長いものには巻かれて寄らば大樹の陰そんな生き方をボクが望むと思いますか?(笑)」とコメント。さらに、自身の生き方を記し、「ボクが投げ掛けた波紋を関係各所がどう受け止めどう動くかはわかりませんがボクは"流水"つまり水の低きに流れるが如く自然体で振る舞うだけです」と締めくくった。
2017年01月18日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との確執を告白した格闘家の角田信朗が17日、再びブログを更新し、確執の原因を推測した。角田は16日のブログで、「ある事件」をきっかけにダウンタウンの番組に全く呼ばれなくなったと告白していたが、「続 松ちゃんに伝えたいこと」というタイトルで再びこの件について言及。「ダウンタウンの松ちゃんとのちょっとしたボタンの掛け違いのお話をしましたがアクセス数が急上昇してそれなりに反響があったのだなと思います」と書き出し、「いつか松ちゃんの元に想いが届くといいのですが」と期待した。また、「携帯にあの時僕の相談に乗ってくれた芸人さんからのメールが今も大切に保存されている事を思い出しました」と文面を紹介。2009年3月3日に送られてきたというメールは、「了解いたしました!!いろんな人を介して気持ちが間違って伝わりしこりを残すというのがありがちな世界です。そういうのが一番つまらないですね。ですので、角田さんの誠意伝わるよう努力いたします。ご安心ください!!なにか変わったことありましたら連絡しますので。ご丁寧にありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します」という内容だった。角田は「ボク自身が誤解を解くために取るべきだった行動取れた行動は他にもたくさんあったかも知れません」としながらも、「ボクはこのメールの言葉に全てを託した事も間違いであったとは思っていません」ときっぱり。「正しく伝わる事も間違って伝わることも含めてそれもご縁なのです」とした。そして、この芸人が数日後に携帯番号もメールアドレスも変えて連絡が取れなくなったこと、収録現場のスタッフが角田の直談判の申し出を頑なに拒んだことから、「当人同士の図り知らないところで何かの因子が働いてボタンの掛け違いはより複雑になったのだろうなぁ」と推測。「どこの世界にも不都合な真実は存在するのですそれが世の中の仕組みなのです」とつづった。
2017年01月17日格闘家の角田信朗が16日、自身のブログを更新。お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との確執を告白し、真実が本人に伝わって関係修復につながることを願った。角田は「ダウンタウン松ちゃんに伝えたいこと」というタイトルで更新。かつては日本テレビ系『ダウンタウンDX』や、浜田雅功が司会を務めるフジテレビ系『ジャンクSPORTS』に頻繁に出演していたことを説明した上で、「ある事件をきっかけにボクはダウンタウンの番組に全く呼ばれなくなってしまったのです」と告白した。事の発端は、あるダウンタウンの人気番組の制作から「芸人対抗・叩いて被ってジャンケンポン選手権」のレフェリーをやってほしいと出演オファーがあったこと。角田は喜んだが、「当時K-1はジャッジやレフェリングに様々な問題提起が為され物議を醸していた時期でしたミスジャッジの存在やそれこそ武田幸三引退試合のボクのレフェリング然り世界に広がる競技を統括する最高責任者のボクが果たしてそんな状況下でバラエティー番組に出て『叩いて被ってジャンケンポン』のレフェリーを務める事が格闘技ファンから許容されるだろうか」とジレンマがあったという。そして、K-1のイベントサイドからも自粛してほしいと言われたため、泣く泣く経緯を説明してレフェリーは断った角田。その際、「レフェリーが無理でも解説として実況席に座るとか何か別の形で松ちゃんからのお申し出に応える事は出来ませんか?」と提案したというが、結局出演はなくなり、ショックを受けたという。それから1年後、『ダウンタウンDX』から久しぶりに出演依頼があり、久々のダウンタウンとの共演、そして、松本に直接当時のお詫びができるチャンスがきたと喜ぶも、収録当日に中止に。マネージャーから「松本さんが台本を見て角田の名前を見つけた途端に収録は中止や!!ということになった…」と理由を聞かされた角田は、「もうとっくに丸く治まったことだと思っていただけにまさに青天の霹靂でした」と当時の心境を明かした。それから約10年が経過。角田は「松ちゃんの提案にボクの出演を安請け負いして名乗り出た担当者がまさかのNGの回答に松ちゃんに対する自分の体面を保つ理由を作るには他人(角田)を悪者にするしかなかったのではないか?」と推測しているそうで、「ボクは今でもダウンタウンが大好きで番組は欠かさず観て笑うたびに一抹の寂しさも痛感しています」と思いをつづった。さらに、「あの時強引にでも松ちゃんの控え室に乗り込んでいって直接経緯を説明すれば絶対にこんなふうにはなっていなかったろうという想いは強いです」と打ち明け、「このブログに書くことでこの真実が回り回って松ちゃんのもとに届くことを祈っています」と関係修復を願った。
2017年01月16日現在放送中の「嘘の戦争」で主演を務める草なぎ剛が、香取慎吾と「アンタッチャブル」山崎弘也の人気番組「おじゃMAP!!」に出演することが分かった。「SMAP」解散後、香取さんと草なぎさんが揃ってテレビに出演するのは今回が初となる。香取さんと山崎さんが、日本中のあちこちにいきなりおじゃまする人気ロケバラエティ番組「おじゃMAP!!」。今回は、番組内の大人気企画“最新の「バスツアー」を体験企画”を放送。東京から日帰りで家族や友達、カップルでも楽しめ、かつ予算1万円を切った低コストで旬な食&スポットを存分に楽しむことができる静岡と新潟のバスツアーを紹介する。静岡を回るのは、香取さんと山崎さんに加え、ゲストの草なぎさん。3人は「いちご狩り」や、富士山も駿河湾を一望できる絶景、黄金色のウニしゃぶしゃぶ、美しいイルミネーションが有名な伊豆ぐらんぱる公園などを堪能!いちご狩りでは、「すべてが新鮮!」と大感激した草なぎさん。最初は3粒しか食べられないといっていたものの、そんないちごに手がすすむ。また、香取さんもパックで食べるのと全然違う!と感激。そして、いちごに食らいつく3人の前に一般のツアー参加者の中から手強い“いちご狩りが得意なお父さん”が出現。お父さんと3人のどちらが多くイチゴを獲得できるのか!?また、昼食のウニしゃぶしゃぶには、おいしい食べ方を紹介され3人そろってどんどん箸が進む。まだまだ食べたがる山崎さんを一人置いて、香取さんと草なぎさんの2人だけで沼津港を散策する時間も。一方、新潟に向かったのは、「嘘の戦争」で草なぎさんと共演する安田顕、菊池風磨、さらに彦摩呂、黒沢かずこの4人。新潟のおいしい食&雪景色を大いに堪能。江戸時代の宿場町の風情を楽しめる「三国街道塩沢宿」では餅つき体験を楽しんだり、昼食には「黒毛和牛サーロイン牛カツ&ローストビーフ丼」または「特上海鮮北海丼」のどちらか好きなどんぶりを選ぶという幸せを味わい新潟の絶品グルメに舌鼓を打ったり。また、菊池さんのリードのもとまさかのスキー場へ。雪振りしきるスキー場でバナナボートに挑戦するが、安田さんに大変なことが起こってしまう!?それぞれのバスツアーが珍道中!笑って楽しめる、バスツアーならではの温かい交流にあふれた旅の様子をぜひお楽しみに。「おじゃMAP!!」は1月18日(水)19時~フジテレビにて放送。「嘘の戦争」は毎週火曜日21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年01月12日グラフィックデザイナーでムービーディレクターの安田昂弘による個展「TAKAHIRO YASUDA EXHIBITION “The end of watch”」が、11月11日から12月1日まで東京・中目黒のギャラリー・ボイルド(VOILLD)にて開催される。アートディレクションやグラフィックデザインだけでなく、視覚表現を軸に様々なクリエイション活動を行う安田昂弘。コンピューターという一つのメディアを駆使しながら、都度異なったアプローチで制作を行っている。研ぎ澄まされているようで遊び心のあるデザインや、シンプルで単調に見えて複雑に組み重なった線や面など、その思考とコンピューターグラフィック(CG)としての美しさが反映され構図化された作品の数々を生み出してきた。15年に開催された「share_me」に続く2度目の新作個展となる同展では、“見る”ということにフォーカス。何を選ぶにも自分が試されているような感覚に陥り、単純に好きなものを好きと言えないような、見ているものに見られているような世界があることに着目し、“見る/見られる”ことへの興味や影響をテーマにした、グラフィックをベースにした平面作品が約20点展示される。【イベント情報】「TAKAHIRO YASUDA EXHIBITION “The end of watch”」会場:ボイルド住所:東京都目黒区青葉台3-18-10 カーサ青葉台地下1階会期:11月11日~12月1日時間:12:00~20:00(土・日曜日は18:00まで)休館日:月曜日、祝日
2016年11月01日