穏やかで友達トラブルとは無縁だったUpload By ゆきみ自閉スペクトラム症のある長男けんとは、赤ちゃんのころから、とにかくマイペースで穏やかな性格。好きなものに対するこだわりは強かったものの、遊んでいたおもちゃを誰かに取られてしまっても、お友達が遊んでいるおもちゃで遊びたいときも、ほとんど泣くことはせず、サラリとおもちゃを奪ったり、無理だなと思うとその場を離れて違う遊びをする…などの行動をとっていました。なので、赤ちゃんのとき、発達支援施設に通っていたとき、こども園の年少に至るまで、お友達トラブルとはほぼ無縁の生活。一人遊びが大好きで、集団行動にも参加していなかったのでトラブルは起きなそうだなーとママは呑気に考えていました。年長の夏。園のあとに通っていた発達支援施設の先生に「けんとくん、最近、自我が出てきたように感じます」と言われました。家で遊んでいる様子はそこまでの変化を感じていなかったので、さすが先生!よく見てくださってるなと感心し、感謝したのを覚えています。自我の出現と共に友達トラブル急増!?Upload By ゆきみ「自我が出てきたように感じる」と言われたころ、こども園の先生から「お友達を引っ張ってしまった」と報告を受けたのです。初めての友達トラブルにビックリ。表出言語が苦手でほぼ単語。さらに構音障害で発音が悪く、何を言っているのかわからない、けんと。自我が出てきたことで、やりたいこと、やってほしくないことを上手く伝えられなかったり、伝わらないことに苛立ったりしてお友達に手を出してしまうのではないか、と発達支援施設の先生から言われました。最初はお友達を引っ張ることが「ダメなこと」だというのが分かっていないような様子でした。それでも毎回、「お友達は引っ張りません」と伝えたり「引っ張っていいんだっけ?」と質問して答えてもらうようにしたら、少しずつダメなことなのだと理解し始めていきました。引っ張ってしまう園行事の練習期間中、「引っ張らない」を目標に定めた「できたカード」を毎日持たせていただきました。手を出しそうになったとき先生が「今日のできたカードは何だったっけ?」と声をかけてくださり引っ張らずにすんだ日もありました。そんな日は、嬉しそうに「できたよ☆」と自ら報告してくれて、頑張ったんだなーと私にも伝わってきました。抑えられない!?ションボリな様子の息子Upload By ゆきみ年長の3学期になると、行事のときに引っ張るだけではなく、好きなおもちゃを独り占めにしたくてお友達に手を出すようになってしまいました。先生からお話しを聞くと、3学期にクラスに導入されたおもちゃがけんとのとっても大好きなおもちゃだったため、「お友達と一緒に遊ぶ」と自分の思い通りに遊べないことが多く、ストレスになったり苛立ったりしている様子とのことでした。園のあとに通っていた発達支援施設でも、つくりたいものがあったのに壊されてしまい、お友達とケンカしてしまった。と、先生から報告を受けました。帰り道、けんと自身の口から「お友達を引っ張っちゃった」とションボリ報告をしてきてくれました。悪いことだと分かってはいるけど、自分の気持ちをコントロールできないんだ…ということが私にも伝わってきました。トラブルはいつまで?毎日心配が止まらないUpload By ゆきみ4月、小学校に入学しました。生活をしていく中でまだ通常学級で過ごす時間が短く、特別支援学級のクラスは年上のお兄ちゃんとお姉ちゃんしかいないため(1年生はけんとだけ)、大きなトラブルは今のところ起きていません。しかし、新しく通いはじめた放課後等デイサービスで、おもちゃの取りあいをしたり、1人で遊びたいのに邪魔をされたといって押してしまったり…と、トラブルが出てきています。まだまだ始まったばかりの小学校生活。これからお友達との関わりが増えていくにつれ、さらにトラブルも増えていってしまうかと心配です。小学校、放課後等デイサービスの先生方と連携して情報交換し、けんと自身が自分の心をコントロールできるようになったらいいなと願っています。執筆/ゆきみ(監修:初川先生より)「自我が出てきた」ことで、お友達に手を出してしまうことなどトラブルが急増すると、とても心配ですし、親としてやきもきすることも多くなりますね。ただ、「自我が出てきた」ことは大切な成長です。自分のやりたいことがある、こうしたいという強い思いがある。それ自体はとても大事なことです。何事にもやる気が持てず、あるいは常に受け身でいて、自分のやりたいことよりも友達を優先して譲るのみ…ということはトラブルが起きなかったとしても私はそれはそれで心配だなと感じてしまいます。お友達のことを引っ張ってはいけない、お友達に手を出してはいけない。それはその通りなのですが、その前の、けんとくんの気持ちをどう扱っているかは気になりました。理想としては遊びたいときに「(ぼくが)遊びたい」「これ(おもちゃ)使いたい」など言葉で気持ちを言えるといいなと思います。うまく言えないときは「せんせい!」と大人を呼ぶのもいいと思います。ともあれ、○○したいと強く思うこと自体は悪いことではないので、それはそれとして表出できたら(あるいは、大人がその部分を「けんとくんは、これで遊びたいんだよね」と代弁したりフォローしたりして尊重できたら)いいなと思います。その次にようやく、「でも手を出すのはいけないね」というところ。「○○したい」と強く思うと同時に、「手を出してはいけない」をやり抜くという2つの課題が課されている状態なのは、まだまだ難しいだろうな…と感じました。そんな中でも、けんとくんは、落ち着いているときにお母さんと一緒に「今日手を出しちゃった」と振り返ることができていましたね。ある意味とても気にしているということでもありますが、それほど何とかしようと考えているということでもあり、目標としては共有されている、そこまで発達してきているのだと感じました。どうしたら気持ちが伝わるか、どうしたらもめずに遊べるか、どうしたら先生に注意されずにスムーズに遊べるか。そうしたことをきっとトラブルの中で学んでいる面もあると思います。保護者の立場からすると、ひやひやする思いが続きますが、しかし、どんな塩梅で自分の気持ちを出したり、譲ったり、そのときにどんな手段を使うかということは実際にその場面を経験することで磨かれていきます。もうしばらくひやひやは続くと思いますが、先生方との連携の中で、一進一退しながらも成長してゆくことを信じて見守りましょう。
2022年05月31日病院での出来事わが家の息子は現在中学生。7歳のときに自閉スペクトラム症の診断を受けています。今回は息子が5歳のころに起きたゲームに関するトラブルのお話です。息子と病院に行った日のことです。基本的に一人で静かにブロックをしたり、ゲームをしたり、お人形での戦いごっこ遊びなどをして過ごすことが好きな息子ですが、その日は病院の待ち時間が長くなり珍しくうろうろと動き回り…。そんな息子の気を反らせたく、急遽スマホのアプリゲームをダウンロードしました。最初はすぐに飽きてしまうかな?と思ったのですが意外と夢中でゲームをする息子。5分くらい遊んだころでしょうか、診察の順番が来たので急いでゲームを止めて診察室へ。バタバタと診察室へ入り、私はそのままゲームアプリの存在を忘れていました。Upload By 発達ナビ編集部後日…なんと請求が!?ゲームアプリのことをすっかり忘れていたある日の事。携帯電話使用料の請求書を見てびっくり!なんと身に覚えのない4000円の請求が!4000円なんて使った覚えないし…不正利用?一体どこで…と頭を悩ませていたときでした。「あっ!病院のときのゲームアプリ!」そうです、息子がこのときに課金していたのです。どうりでゲームをする息子が楽しそうだったはず!と納得…。Upload By 発達ナビ編集部5分の間に4000円…理由が分かった私は笑うしかありませんでした…。笑っている私をみて息子はきょとん…。そんな息子に「携帯電話のアプリで遊ぶときはママと一緒のときだけにしようね」と言うと「はい!」といい返事をしましたが、ASDがあり発達のゆっくりな息子。いいお返事はしたものの、「課金」の意味もよく分かっていない様子でした。私はすぐにワンクリックで決済できないように設定を変更し、アプリは削除しました。4000円は…私の落ち度なので支払いました(泣)Upload By 発達ナビ編集部ゲームを使うにあたってのルールを決めたこれをきっかけにわが家ではゲームのルールを決めました。5歳の時点ではまだ「課金」の仕組みもよく分かっていなかったので、課金時に出てくる「パスワード入力画面=ここから先はすすめない」程度の認識でした。(まだ文字が読めなかったので、画面を画像として覚えていたようです)ダメと言われたことは基本やらないのでパスワード入力画面が出たら諦める、ということは理解できているようでした。小学生になり、理解力が増えていくと、課金の画面についても、その意味が理解できるようになり、ここからは「お金がかかる」と認識できるようになりました。そして小学校5~6年になると、課金の画面がでたら私に確認をするようになり、より安心してゲームをしている姿を見守ることができるようになりました。Upload By 発達ナビ編集部最初は驚いたけれど…最初は息子も訳の分からぬまま課金をしてしまいましたが、ちゃんとルールを決めて伝えることで、息子にとっても「やっていいこと」「いけないこと」が明確になり、母子ともに安心してゲームを楽しめるようになったと思います。ゲームのやりすぎには注意しつつ、これからも息子の成長を見守りたいと思います。エピソード参考/ななぱんちイラスト/taeko(監修:井上先生より)課金の話はよく親御さんから相談を受けます。基本的に親御さんのスマホの設定が課金できるような設定になっていることが多いです。ななぱんちさんのやられたように子どもと一緒にルールをつくりながらゲームを楽しめると良いと思います。病院受診の際の待ち時間は多くの親御さんにとって大きな悩みになっています。最近では診察の順番前になったら知らせてくれるサービスがある病院などもあるので、病院の中にある本屋さんやレストランなどで時間をつぶすこともできます。こういった病院が増えていくと良いですね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「祖父母や親戚関係」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「反抗期・思春期」のお悩みも追加募集!反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年05月28日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんはいませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。今回は実際に募集した「ママ友からのモヤッとした発言エピソード」を漫画にしてご紹介します!「お金がない、が口癖のママ友」出典:lamire誰かの家に遊びにいくと…出典:lamire冷蔵庫などを物色!出典:lamire勝手に持って行ってしまう始末出典:lamire文句を言った所…出典:lamire聞く耳を持たず…出典:lamireいかがでしたか?勝手に家を物色し、気に入ったものを奪ってしまう非常識な行動…。注意を意に介さない態度も最低すぎますよね…。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを漫画化しています。(lamire編集部)(イラスト/ちーず)"
2022年05月27日Instagramで家族の日常などを描いたマンガを公開している2児のママである小熊猫ころりさんと保育園入園前の息子さんとの体験マンガです。息子いっぺいくんが2〜3歳のころ、お友だちに手を出すことに悩んでいた小熊猫ころりさん。意を決して新しい子育て支援センターへ訪れてみました。そこはとてもアットホームでいっぺいくんも落ち着いて過ごすことができていましたが……。おもちゃを取られそうになり、突き飛ばしてしまう息子。やはりどうにもできないのでしょうか……。 息子が他の子を突き飛ばし、謝ろうとしたところ… 児童館、支援センター、何軒か行きましたが、「これくらいの子は貸してどうぞができなくて当たり前だよ」と言われたのは初めてでした。 相手の子が傷ついていたり痛そうだったら、もちろん心から謝罪します。相手の子が全然気にしてない様子でも、謝罪はします。いけないことだといっぺいに知ってもらうため。それと相手の親御さんが気を悪くしないように。非常識な親だと思われないように。どこに行っても気を張って、謝って、気まずくて、嫌になる。 「子どものすることだから」と思うケースもありますが、加害者側が言っていいことではない。 でもここのスタッフさんの対応に救われました。 他の子を突き飛ばしてしまったいっぺいくん。もちろん突き飛ばすことは悪いことだけれど「いっぺいくんの年齢なら貸し借りができなくて当たり前」という言葉に救われた小熊猫ころりさん。施設の方の言葉に思わずハッとさせられますね。著者:マンガ家・イラストレーター 小熊猫ころりいっぺい(2015年生まれ男の子)、にか(2017年生まれ女の子)、ぴんぴん(夫)と暮らすワーママです。日常の出来事をInstagramに投稿しています。
2022年05月18日今回はモナ・リザの戯言さんの投稿をご紹介! 「息子を命の危険にさらす義父」第1話です。甥っ子に会いに兄の家に遊びに行くソラ。両親も孫に会いに来るようで楽しみに兄の家に向かったのですが…。甥っ子に会いに行くため兄の家へ出典:lamire両親も兄の家へ出典:lamireすごい形相で…出典:lamireソラに助けを求めてくる父出典:lamire中から聞こえる怒号出典:lamire何があった??出典:lamire孫とお風呂に…出典:lamire窓から様子を伺うと…出典:lamire甥っ子が…!!出典:lamire兄の家に着くと父が裸で飛び出してきました。孫とお風呂に入っていたようなのですが、いったい何があったのでしょうか…!次回の配信もお楽しみに!(lamile編集部)(イラスト/モナ・リザの戯言)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年05月17日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。 今回は実際に募集した義実家トラブルエピソードをご紹介します!食材を持ち出す義妹以前、義両親と同居していたときのことです。頻繁に義妹が家にやってきて、勝手に冷蔵庫を開けて食材を持ち帰ったりしていました。姑に「うちで買っているものもあるからやめるように言ってほしい」とお願いしたところ、「うちの娘が実家で何しようと自由でしょ」と言われ…。考え方が圧倒的に合わないと思い、時期を見て同居を解消。その後もなぜか「冷蔵庫に食材を足して!そうじゃないと、義妹ちゃんが困るでしょ」と言われましたが無視しています。(会社員)音が鳴るものが嫌いな姑義父は他界してから結婚したので、義母1人との同居でした。私の子どももかわいがってくれて、海や川に遊びに連れて行ってくれたり、おもちゃを買ってくれたりしていました。ところが姑は、音が鳴るものが嫌いな性格。自分の機嫌が悪いときは子どものゲームの音や、遊んでいる声にも「うるさい!」と叫びます。風鈴や電話の着信も嫌いなんて変わっていますが、姑に合わせて生活せざるを得ませんでした…。自室もあったのに、共用のリビングにいて毎回うるさいと言われ、気を遣う毎日。しかし、義兄が大好きな姑は、同じことを義兄の子どもがしていても全く注意しません。その場で同じことをしてもうちの子どもだけ注意して、そんな生活に嫌気がさして主人が追い出しました。親戚中に私たちが悪いと言ってまわっていますが、よく状況を聞かずに悪く言う人たちとはこちらも付き合いたくありませんので、現在は自由に生活できています。(女性/看護師)いかがでしたか?こんな義家族と付き合うとなると骨が折れそうですね。せめて旦那さんだけは味方でいて欲しいものです…。以上、義実家トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年05月16日7歳差兄弟を子育て中のyokaさんの体験漫画「ママをやめた日」。仕事、家事、子育てをしながら順調だと思っていた私でしたが……。ついに、スクールカウンセラーとの面談の日yokaさんは、かかりつけの耳鼻科の先生に相談したところ、「多分、チック症でしょうね」と言われました。トモたんが通っている小学校の、スクールカウンセラーの面談を予約したいとパパに相談したところ、快い返事は貰えませんでしたが、放っておけないyokaさんは、面談予約をとります。 ついに、スクールカウンセラーの面談の日がやってきました。yokaさんは緊張しながらも、トモたんが年長の年に引っ越してきてからのことを、全て話しました。 スクールカウンセラーの先生は、黙って最後まで話を聞いてくれました。それから、「面談の予約があってから一週間トモたんの様子を見ていたこと、休み時間は席から離れず誰とも話さないこと、先生に呼ばれると固まってしまう」などトモたんの学校での様子を教えてくれました。 yokaさんは想像していた以上に、事態は深刻だと感じました。 担任の先生から見ると、大人しくて問題の無い良い子でも、引っ越し前の明るくて友達がたくさんいたトモたんを知っているyokaさんから見ると大変な事実ですよね。学校生活に不安がある中で、親身に話を聞いてくれる、スクールカウンセラーの存在はとても助かりますね。心配やことや不安に思うことがあるときは、抱え込まずに頼っていけたらいいですね。 ※この話は現在のものではなく、過去の体験談です。 著者:マンガ家・イラストレーター yoka2010年、2017年生まれの7歳差兄弟を育てるワーママです。子育て漫画や日常で思った事など色々描いてます♪
2022年05月16日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。今回は実際に募集した義実家トラブルエピソード「勝手に車を購入してきた義両親」を漫画にしてご紹介します!「勝手に車を購入してきた義両親」出典:lamireプレゼントなのか…?出典:lamireローンを払う必要があるの!?出典:lamire余裕がないと伝えていたのに…出典:lamireどうにか払っているけど…辛い出典:lamireいかがでしたか?義両親セレクトの車…というだけでも嫌なのに、まさかのローン制!これから子どものためにお金を使いたいのに…ひどすぎます…。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを漫画化しています。(lamire編集部)(イラスト/@まひろ)"
2022年05月14日7歳差兄弟を子育て中のyokaさんの体験漫画「ママをやめた日」。仕事、家事、子育てをしながら順調だと思っていた私でしたが……。チック症について相談することに急に、変な咳をし始めたトモたん。最初はyokaさんは、アレルギー症状が出始めただけかな?と思い、あまり気に留めませんでした。すると、今までに見たことのない、変なまばたきが目立つようになりました。そこで、「チック症だ!」と思ったようです。 アレルギー性鼻炎で通院している耳鼻科の先生に、yokaさんが確認したところ、「多分、チック症でしょうね」と言われました。 トモたんが通っている小学校の、スクールカウンセラーの面談を予約しようと思い、パパにも情報共有のために相談すると、「何も問題ないのに、なんで相談するの?」と驚きの答えが返って来ました。 まさかの返答に、yokaさんはブチギレ! 怒りの勢いのままにパパを説き伏せ、最終的には「思うようにやったら良いんじゃない?」と言われたので、スクールカウンセラーの面談予約を取ることにしました。 チック症の症状が出てしまった息子を放っておけないyokaさんの気持ちもわかりますね。 ※この話は現在のものではなく、過去の体験談です。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター yoka2010年、2017年生まれの7歳差兄弟を育てるワーママです。子育て漫画や日常で思った事など色々描いてます♪
2022年05月13日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんは居ませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。今回は実際に募集した「ママ友からのモヤッとした発言エピソード」を漫画にしてご紹介します!「余計な口出しをするママ友」出典:lamire不安になった子どもが…出典:lamireその後お迎えに行くと…出典:lamire事情も聞かずに口出ししてきて…出典:lamireいろいろ考えた結果なのに…出典:lamire長々語られてモヤっと…!出典:lamireいかがでしたか?事情を知らないとはいえ、長々と説教じみた口出しをするママ友。思わずモヤモヤが止まらなくなるエピソードでした…。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを漫画化しています。(lamire編集部)(イラスト/@まひろ)"
2022年05月13日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんは居ませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。今回は実際に募集したママ友トラブルエピソードを2つご紹介します!「急に遊びに来た子どもの友達に…」子どもの友達が家に遊びに来たときのことでした。急に私の子どもが連れてきたので何も用意しておらず、「お腹がすいた」と言われたのでカップ麺を作りました。後日、子どもの友達のお母さん(ママ友)と会ったときに「お邪魔させてもらってありがとう」とは言われたのですが…。「カップ麺なんか今時子どもに食べさせると栄養も何もなく、これから成長していく子どもがかわいそうだよ」とも…。別に毎日食べているわけでもなく、たまたま食べてそんな風に言われるのは…とモヤっとしました…。(専業主婦)「育児を全否定してくるママ友」子どもを保育園へ通わせているときに近所のママ友に言われたことです。「普通の保育園なんかに入れてどうするの?これからの世の中はグローバル化が進んでいくのが決まっているのに」「小さいうちから子どもをインターナショナルスクールに通わせないなんてかわいそうすぎる」と、私たちの家庭の育児を全否定…。子育てに関して正解・不正解はないのでは…と心の中でモヤモヤしました…。(専業主婦)いかがでしたか?こんなママ友だと距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年05月06日7歳差兄弟を子育て中のyokaさんの体験漫画「ママをやめた日」。仕事、家事、子育てをしながら順調だと思っていた私でしたが……。友達が出来ないストレスから、息子の体に異変が!2学期が始まっても、友達が出来ないトモたん。人見知りなど全くしなかった、トモたんの幼少期を思い返しては、辛くなるyokaさん。ついに、ストレスをため込んでしまった、トモたんの体には異変が…… 急に、変な咳をし始めたトモたん。最初はyokaさんは、アレルギー症状が出始めただけかな?と思い、あまり気に留めませんでした。すると、今までに見たことのない、変なまばたきが目立つようになりました。 そこで、ハッとするyokaさん。 「チック症だ!」と思ったようです。 チックがなぜ起こるのかは、まだ完全にはわかっていませんが、脳のドーパミンという神経伝達物質のアンバランスが関係していると言われています。そのことが土台にあって心の状態によってチック症状が引き出されます。 yokaさんの推測のように、友だちができない心の状態が引き金になってしまったのかもしれませんね。 ※この話は現在のものではなく、過去の体験談です。 著者:マンガ家・イラストレーター yoka2010年、2017年生まれの7歳差兄弟を育てるワーママです。子育て漫画や日常で思った事など色々描いてます♪
2022年05月04日7歳差兄弟を子育て中のyokaさんの体験漫画「ママをやめた日」。仕事、家事、子育てをしながら順調だと思っていた私でしたが……。友達が出来ないまま2学期を迎え...4年生に進級してから、友達が出来ていないトモたんは、長い夏休みも変化がないままにゲームと動画漬けの毎日を過ごしていました。yokaさんは、そんなトモたんばかりを気にしていると、次男ナオたんのことが疎かになってしまう悪循環の日々に……。 2学期が始まっても、中々、友達が出来ないトモたん。友達との会話を忘れてしまったのか?と思うほど、クラスメイトと話していません。 たまに、同級生と帰ることもありましたが、別の友達が入って来るとキレて、1人でダッシュをして帰って来てしまうほどの重症です。 人見知りなど全くしなかった、トモたんの幼少期を思い返しては、辛くなるyokaさん。2人きりだと話せるけど、他の人が入ると話せなくなってしまうのは、大人になってきたのもあるのでしょうか…。焦らず見守りたいと思いつつ、友だちと仲良く付き合って欲しいとつい口を出したくなってしまいますよね。皆さんはこんな時どうしますか?※この話は現在のものではなく、過去の体験談です。 著者:マンガ家・イラストレーター yoka2010年、2017年生まれの7歳差兄弟を育てるワーママです。子育て漫画や日常で思った事など色々描いてます♪
2022年05月03日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。今回は実際に募集した義実家トラブルエピソード「勝手に断捨離してしまう義父」を漫画にしてご紹介します!「勝手に断捨離してしまう義父」出典:lamireトランクの中身を出してしまい!?出典:lamireなぜ私の車を使うの!?
2022年05月03日子育てに孤独を感じる「孤育て」。妊娠・出産・子育てにひとりで向き合う多くのママたちが直面しています。長引くコロナ禍で、さらに閉塞感や孤独感が高まった人も少なくありません。そこでベビーカレンダーでは読者を対象に孤育てに関するアンケートを実施。浮き上がってきたのは、ひとりで向き合うことへの絶望感や悲しみの感情でした。それでも苦境から脱しようと立ち向かうエピソードも多数寄せられました。孤育てのリアルをお伝えします。周囲の助けのない育児は、ママの産後うつリスクを高める一因といわれています。ただでさえ妊娠・出産でホルモンバランスが崩れ、不安定になります。睡眠不足や疲労も蓄積します。そして、ワンオペ育児はプレッシャーと孤独感も襲ってきます。一番手を貸してほしい夫は仕事へ……。 べビーカレンダーのアンケートから、転職や出張、残業など夫の「仕事」に翻弄され、孤育てに陥いるママの実態が見えてきました。まだまだ子育てしやすい社会とは程遠い現実を、ママたちの声とともにお伝えします。 ■Episode1なんの相談もなく転職を決めた夫に翻弄され孤独に…(1歳男の子のママ)息子が生後3カ月のころ、夫が私に黙って突然転職活動を開始しました。最終面接が決まった時点で「転職するので引っ越すことになる」と事後報告されました。子どもが生まれたばかりのタイミング。慣れ親しんだ愛知から東京への突然の引っ越しは不安だったので、私は猛反発しました。何十回も話し合いを重ねましたが、結局東京の会社に転職することに……。「これから二人で子どもを育てるのに、スタートから足並みがそろわないなんて」と本当に孤独を感じました。 家事、育児を毎日頑張っても誰も褒めてくれません。寂しくなると涙もろくなります。夫に涙を見せるのが悔しいのでお風呂で泣くか、公園のブランコでよく泣いていました。離れてしまった地元の友達とLINEしたり、先輩ママに相談したりして孤独を解消しています。 ■Episode2第2子出産直後に夫が2カ月間の海外出張へ。2児を抱えた完全ワンオペ(0歳女の子、2歳男の子のママ) コロナ禍で第2子となる娘を出産し、1カ月が過ぎたころ、夫がヨーロッパに海外出張となりました。期間は2カ月間。時差もあってほとんど連絡が取れず……。息子のイヤイヤ期と娘の頻回授乳を繰り返す毎日で、産後の自分の体もつらく、心身ともにボロボロになりました。コロナ禍で外出もほとんどできず、夫不在で話し相手もない毎日。子どもが2人とも泣き止まないときもあり、八つ当たりしてしまうことも。毎日叫ぶくらいつらかったです。 そんな私を支えてくれたのは、同じくワンオペ育児をしている友人でした。たまたまLINEが来て、現状を伝えるとその日から毎日LINEでやり取りするように。お互いの子育てエピソードやたわいない話など、いろいろな話をLINEでやりとりしました。対面じゃなくても「誰かとつながっている」と感じられることで、孤独を乗り越えられました。友達がいなかったら今頃どうなっていたか……。その友人とは今も毎日LINEをしています。 ■Episode3出産予定日前後に夫が海外出張!隔離のため産後も会えず不安に(0歳女の子のママ)夫の海外出張の予定が決まったのは出産2カ月前のこと。ちょうど出産予定日前後に日程が重なってしまったのです。コロナ禍で夫の出産の立ち会いができなくなることは覚悟していましたが、まさか退院後も会えないとは予想していませんでした。 海外出張から帰国しても、10日間の隔離期間が必要で、私自身の気持ちを強く持ち続けることが大変でした。夫は臨月から退院後までの私の様子を直接知ることがなかったため、帰宅後もしばらく育児の感覚がつかめず、「本当に2人で子どもを育てていけるの?」と不安になりました。 孤独を解消するために産後ケア施設を利用しました。助産師さんに話を聞いてもらうことで心が落ち着き、家事や育児を家事代行、一時保育等のサービスに頼むことで何とかやっていける自信を持てた気がします。夫は今も休日出勤あり、月の残業時間100時程度という激務のためワンオペです。 ■Episode4朝早く夜遅い美容師の夫。1日中抱っこでワンオペ、楽しみがない日々(2歳、13歳の女の子のママ) 長女が0歳のとき、夫は美容師で朝早く夜遅い仕事なので、1日中ワンオペでした。初めての子育てということもあり、何をしても「これで合ってる?」「なんで泣いてる?」とずっと悩みっぱなし。1日中抱っこなので、自分のことは何もできず、楽しみも趣味もなくなり、ストレスが溜まる一方でした。 実家にも帰りましたが、母は職場で骨折してしまい入院。頼る人が誰もいなくなり、本当に孤独でした。孤独を解消するためにSNSなどに頼りましたが、解決策は見つからず、ただただ娘が大きくなるまで孤独な状況は続きました。1日中大人と話していないと落ち込みやすくなり、笑顔でいられなくなるので、実家の母とおしゃべりして発散していました。 ■Episode5夫が単身赴任に…育児の責任をひとりで背負う孤独感(1歳男の子、3歳女の子のママ)長女が生後11カ月のころ、夫の3カ月間の出張が決まりました。当時は誰も知り合いがいない町での賃貸暮らし。実家は祖父母の介護、義実家は遠方のため、2人っきりの生活が始まりました。 専門職の夫は出張先の後任がうまく決まらず、なんとそこから1年間帰って来ませんでした。2カ月に一度、週末だけ帰る単身赴任になりました。家族そろって一緒にいられる時間は本当に短く、泣いてお別れする娘の姿を見るのがとてもつらかったです。 夫不在の日々は育児の責任が私ひとりになり、夜は不安であまり眠れず、疲れやすくなっていました。成長を一緒に喜べる身近な人がいないのはとても寂しかったです。振り返ると、よくノイローゼにならずに乗り越えられたなと思います。賃貸の狭い部屋で、まだ会話ができない赤ちゃんの娘と2人っきりで過ごすことは私にとってもしんどかったです。 気晴らしに市の赤ちゃん広場を曜日ごとに巡っていました。そこで職員の方や一緒になったお母さんと話をすることで救われました。また、週末にはショッピングモールなどに出かけ、曜日感覚を失わないようにしていました。とにかく外出し、店員さんとでもいいので大人と話をするようにしていました。育児以外の意思決定(服の買い物など)をして、気分転換していました。 孤育ては、決して当事者だけの問題ではありません。養育者の長期出張や転勤、残業が原因でワンオペ育児になってしまわぬよう、企業側が配慮する必要もあるのではないでしょうか。2022年4月から育児・介護休業法が改正され、パパの育休の在り方も大きく変わろうとしています。企業の意識改革こそ、ママの孤独感を解消する近道なのかもしれません。 文・編集/大楽眞衣子 著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2022年04月29日皆さんは義実家から衝撃のLINEが届いたことはありますか? ウソのようなホントの話で、皆さん経験ある方も多いみたいです…。今回はそんな投稿から集めた「義実家LINEエピソード」をご紹介します。
2022年04月28日私は由里(ゆり)。子育てしながらパートタイムで働いている主婦です。一人息子の大和(やまと)は小学4年生。少し前まで母親の私にべったりでしたが、最近は学校の友達と放課後に遊ぶようになりました。そして友達の影響でゲームに興味を持ち始め……。次回に続く(全5話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ふくみみ
2022年04月28日トラブルの多い息子。上履きを隠された!?Upload By かなしろにゃんこ。小学校時代息子のリュウ太は、しょっちゅう周りとケンカをしていました。売り言葉に買い言葉で、いつ誰に恨まれていても仕方がない状態でした。そんなある日、息子は学校で誰かに上履きを隠されてしまったのです。上履きを隠されてしまい、仕方がなく裸足で過ごしていた息子。先生は、「上履きがない間はPTA来賓用のスリッパを履いていましょう」と持ってきてくれ、リュウ太はその間スリッパで過ごしていました。Upload By かなしろにゃんこ。机に座っていてもスリッパはすぐ脱げるため、リュウ太は授業中、座っている間は裸足になっていました。それが案外よかったようで、上履きがなくなってもテンションが下がることもなく「スリッパ意外にイイ」と気にいっていました。下駄箱からなくなってしまったときは怒ったものの、時間が経てば忘れて怒りがすぐに静まるのです。一方で先生は、「上履き隠し=いじめ」と感じたのでしょう、放課後必死に探してくれて「校舎の裏に落ちていました!」と上履きを見つけてくれました。あとから聞いたところリュウ太自身は先生が心配して探してくれている間、床に寝ころんだり、まったりして自分で探そうとはしなかったそうです。上履きがなくなったことはどうでもよくなって(完全に忘れていた?)、のびのび過ごしていたようでした。Upload By かなしろにゃんこ。私自身も(上履き隠し事件は誰でも通る道なのでは?)と深刻には捉えてはいませんでしたが、先生はこのようなトラブルが起きたことを謝ってくれました。そのとき、先生は「以前ケンカなどをした子かもしれません、リュウ太くんに仕返ししたいけど面と向かってできない場合はこのような形で嫌がらせをすることがあります。上履きを隠した子も、悩んでいたり悔しい思いをしているということなのかもしれません」とおっしゃっていました。先生は上履きを隠した子に心当たりがあるようでしたが、今回は犯人捜しなどせず、しばらく様子を見てみることを教えてくれました。Upload By かなしろにゃんこ。上履き隠しトラブルは、息子の普段の行動にもワケがある?Upload By かなしろにゃんこ。息子に聞いてみると、「これまでほかの人に対して競争心を持ったり、ライバル視などをしたことはない」と言います。嫌がらせをされない限り、自分から無条件で誰かを攻撃したりもしないので、思い返せばこれまで起きた対人トラブルは、周りがリュウ太に干渉してきてトラブルになる、というパターンばかりでした。しかし、売られたケンカは買ってしまうリュウ太。そのときの相手を言い負かすような行動が、誰かを苦しめていた…?対人トラブルがあると「苦しんでいるのはこっちじゃ!」と思ってばかりいましたが、それだけでもないのだと知りました。ただ、そう思っても仕返しのために上履きを隠すという心理は理解しがたく、私はモヤモヤした気分になったのでした。ですが、リュウ太自身は上履きを隠されても「スリッパ最高!」とダメージを感じていないので、それでもうヨシとしておこうと思いました。Upload By かなしろにゃんこ。これでは上履き隠しをした子は、仕返しのためにやったのだとしてもスッキリしないでしょう(笑)。 作戦失敗と感じたかもしれません。その後、靴を隠されたことが一度あった程度で、履物のトラブルはなくなりました。もしかしたら隠した方も深い気持ちはなく、遊びのノリだったのかもしれません。とはいえ、当時のことをどう思っているのか成人になった息子にこのときの話を聞いてみると、嫌な思い出になっていなかったことが分かりました。スリッパの対応などを素早く提案してくれた先生に感謝です。執筆/かなしろにゃんこ。(監修:井上先生より)子どもが上履きを隠されたという事実を知ったときに親としては、かなり動揺すると思います。先生が丁寧に説明をしてくださり、その後の対応もうまくされたのだと思います。上履きを隠されたリュウ太さん自身が、あっけらかんとしていることは親の立場から見ると肩透かしをされた感じかもしれませんが、お子さんによっては極端に不安を感じ学校に行くのが怖くなってしまうお子さんもいるので、それを考えると逆に安心されたのではないでしょうか。学校の中のトラブルに関して親は、実際にその場にいないですし直接関与できないのですが、先生としっかり連携していくことで解決していける問題は多いと思います。
2022年04月26日きいちゃんの癇癪問題前回のコラムではきいちゃんがとても癇癪をおこすこと、そのために困ったエピソードを書きました。こういうきいちゃんみたいな激しい性格は、ダウン症のある子どもには珍しいのかな?と思い、周りのダウン症のある子どもを育てるママ友達に聞いてみたり、そのお子さんを観察してみたりしました。すると、「ダウン症のある子どもたちは天使ー…」という言葉そのままの、いつもニコニコしてて素直な子どもがたくさんいると分かった一方、きいちゃんのようにすぐ癇癪をおこす子どももたくさんいることが分かりました。それはそうですよね、定型発達でもいろんな性格の人がいるのですから、当たり前といえば当たり前のことです。Upload By 星きのこ先輩ママに癇癪について相談したところ…しかし問題は、癇癪から自傷行為、他傷行為をしてしまう子どももいるということです。きいちゃんは自傷行為、他傷行為はしないものの、思い通りにならないと物を投げたり、八つ当たりをします。しかもしょっちゅう…。そのあまりの癇癪ぶりを見て、私は不安になり、悩みました。そんな折、親の会(同じ障害を持つ子どもの親の集まり)に参加させていただく機会があり、ちょうどきいちゃんの癇癪に悩んでいた私は先輩ママさんに、そのことを相談してみました。すると、先輩ママさんは、「そんなの大丈夫よー。」と笑いながら、そのママさんのお子さんが小さかったころ(注:今は成人しています)のことを話してくださいました。先輩ママ(以下、先)「うちの子はね、今は穏やかになったんだけどね、子どものころはひどかったのよー。うちの子なんか周りの子によく手をだしたりね。」私「ひ、ひえーーーっ!!」先「保育園に迎えに行くとね、ズラーッと同じクラスの子が私の前に列をつくってね、一人ひとり、「今日は○○君にここを叩かれた」「僕はここ」なんて言って、私に傷を見せてくれてね。もう毎日、毎日、その子たち一人ひとりにごめんね、ごめんねと謝ってね…」私「あわわわ、聞いてるだけで胃が痛くなります…!」先「あのころはどうしようかと本当に悩んだけど、大きくなったら兄弟の中で一番優しい子に育ってくれてね。私が庭の草むしりをしていると、フラーッといなくなったかと思ったら、自動販売機でコーラを買ってきてくれて差し入れしてくれたり、肩を揉んでくれたりしてくれるの。」私「え、や、優しい…!(ジーン…)」先「だからね、そんなに今は心配しないで。大きくなったらちゃんと分かってくれるから。」Upload By 星きのこ実際にはきいちゃんが成長して、本当に先輩ママさんのお子さんのように穏やかで優しい子に育つかは分かりません。でも成長と共に、癇癪が和らぐ可能性もあるんだ…!という希望を私に持たせてくれました。そして、きいちゃんと同じように物を投げたりする子どもを持つ同年齢のママにもどう対処してるか聞いてみると「私はとにかく物を投げても気づかないふりしてるわ!だって反応したら面白がって余計にエスカレートするから。」というアドバイスをもらい、なるほどと思いました。Upload By 星きのこ私のきいちゃん癇癪対処法最近、私はそれをさらにアレンジ?して「きいちゃんの気をそらす」作戦を実行しています。例えばきいちゃんが物を投げ始めると、もっときいちゃんが興味を持つものをきいちゃんの前に差し出し、きいちゃんの気をそらせて「物を投げる」という行為を忘れさせるのです。きいちゃんの大好きな恐竜のフィギュアを持っていったり、普段はあまり見せないようにしているテレビをこのときは「テレビを見る?」と気をそらすのに使ったりします。すると、投げるのをやめてそっちに意識が行き、癇癪がおさまることが多いです。(もちろんテレビの見せすぎには注意ですが…)全てのお子さんに効果があるかは分かりませんが、同じ悩みを持つお母さんは機会があれば試してみてください。そして、「こうやったらいいよ!」という癇癪の対処法を知っている方は、是非私にも教えてください(笑)。Upload By 星きのこ執筆/星きのこ(監修:鈴木先生より)注意引きや要求をかなえるために癇癪をおこしているお子さんには「無反応」が基本です。「いい意味での無視」とも言います。子どもの行動は見ているけど反応しないことです。子どもは大人の顔色をうかがって嫌がることを繰り返しやるのです。大人が反応すればするほど子どもにとっては面白いのです。大人が反応しないとやる意義が薄れてやらなくなるのです。何をしたらダメではなく、何をしたらいいかを示すことも重要です。「廊下を走るな!」と言うよりは、「こっちに来てウサギに餌をやろうよ」と言った方が次の行動にスムーズに移せるのです。その結果走るのをやめています。ここで重要なのは「否定文」ではなく、「肯定文」で言うことです。それでも癇癪がおさまらないような場合は抗精神病薬の投薬という方法もあります。一生飲むわけではなく、目安は2年間です。イライラが抑えられ穏やかになります。服薬に関しては経験豊富な神経発達専門医との相談が必要です。
2022年04月15日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。今回は実際に募集した義実家トラブルエピソード「息子の偏食を理解しない義母」を漫画にしてご紹介します!「息子の偏食を理解しない義母」出典:lamire夫の実家に事情を伝えたのに…出典:lamire義母の意味の分からない主張に唖然…
2022年04月09日ウーマンエキサイトでも人気連載のスイス在住のケイコモエナさんのエピソードです。お友達トラブルで、夜驚症になってしまった娘ゆあちゃん。日に日にエスカレートする嫌がらせに、ケイコモエナさんがとった行動とは…。「子ども同士のトラブル」についてどう思うか、読者の意見も合わせてご紹介します。■憧れの「家族ぐるみの付き合い」がスタートケイコモエナさんは斜め向かいに引越してきた家族のママ&娘(マリー)ちゃんと仲良くなります。娘たちも歳がほぼ一緒で楽しそうに遊ぶようになったのですが…。いきなり怒りだしたマリー。ケイコモエナさんはその時マリー行動が理解できず…。■娘の夜驚症がはじまった…※当時診察してもらった先生のセリフを再現しており、全ての症状を断定するものではありません。また、一説では下記の見解もあるため、症状でお困りの方は医師の診断を仰いでください。びっくりするくらい大きな声で泣き叫んで飛び回る子どもを見て、救急車でも呼ぼうかと思ったケイコモエナさん。ですが、落ち着くと子どもは何も覚えてない…娘ゆあちゃんの夜驚症は毎晩続き、ある日突然マリーとの登園を拒否しはじめます。原因はなんとマリーの嫌がらせでした。子どもの問題に親が出ていくなんて、という考えもありますが、これは黙っているわけにはいきません…。ケイコモエナさんがとった行動は?こちらは2021年2月3日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に集まった読者からのコメントをご紹介します。■こういう子どもは大人がしっかり言わないとだめ!?「子どもの問題に、大人は下手に介入しない方がいい」などとも聞きますが、いじめが深刻化している昨今、「大人は黙って見ていればいい」という問題でもなくなっているようです。マリーをしかったケイコモエナさんに賛成の意見が多数寄せられました。・子どもを守れるのは親だけだからどんな時でも味方になってあげたいと思いました。 感情に任せてって言ってますが、当たり前のこと。 もっと怒りをぶつけても良かったのではないかと思いました。・大人がよその子叱ることだって大事だ!先生だと、たしかに中立だけど、その分、流しちゃう子どもだっている。けど、相手の親なら、後ろめたい子なら、ダイレクトに伝わるだろうし。あと、言い方もよかった!相手を悪く言わず、許さない!と言うと、怒ってると、分かりやすいし。・こういう子は大人がハッキリ言わないとダメだよ。調子に乗るし、大人を舐めてかかるから。子どもなんだからしょうがないは、大人の逃げだと思う。・子どもと関わる仕事をしています。 筆者さんの対応は大正解だったと思います。子育てに正解はないと言いますが、今回のこの件、意外にマリーは“人としてしてはいけないこと”を教えてもらってなかったんだと思います。大人だから、子どもだからではなく、“人として”接することはとても大事な事だと思います。「子育てに正解はない」とは言いますが、国が違えばさらに、さまざまな考えが溢れています。海外で子育てすることの大変さにも意見が寄せられました。・海外で子育てをすると幼稚園教諭が子どもを休み時間だからと観ていないことが普通で子どもに解決させる主義には驚きました。日本でそういう幼稚園が存在したら、大問題に発展しまいますよね。国が変われば幼稚園教諭の考えも変わるんだなと思いました。・異文化の中での子育て、大変だろうと思い子どものために親は常に味方でいるのはやっぱり大切なんだな。子どものために最良の方法考えて動くことが1番だよねと思いました。▼漫画「娘が夜驚症になった話」
2022年04月06日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんは居ませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。今回は実際に募集したママ友トラブルエピソードを2本ご紹介します!「偏見があるママ友」うちは結婚が遅くひとりっ子予定なのですが、子沢山な息子のお友達ママに「兄弟がたくさんいた方が刺激が多くてひとりっ子よりもいい」と何度も言われました。また「ひとりっ子はわがまま」や「我慢が足りなくなる」とのことも…。ノビノビと好きなことをして育てているため、かなりモヤッとした覚えがあります。ひとりっ子でも兄弟がいても関係ないと思っています。(女性)「あつかましいママ友」おいしいパンのサブスクをやっていた私。ママ友も「やりたい」と言い、勝手に「あなたが申し込んで」と言われ、私がやることになりました。しかし、ちょうど仕事が忙しい時期と重なり、すぐに申し込まなかったことに怒り「あなたに頼んだ私がバカだった」とキレられてしまい…。それを別のママ友に悪口として言いふらされ、ほかのことでも利用されるだけされて、もううんざりで嫌なったので私は遠くへ引っ越し。ほかの人のことも利用するところは利用し裏で悪口を言っていたので、人として信用できない女でした…。(女性)いかがでしたか?こんなママ友だと距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年04月01日大人気マンガシリーズ、今回はのりママ@スカッとする話!(@gibo_episode)さんの投稿をご紹介! 「突撃襲撃してくる迷惑義母に息子がひとこと」第3話です。勝手に子どものお迎えに行っていた義母…。もう我慢できなくなった典子さんは…!?【#3】 <突撃襲撃してくる迷惑義母に息子がひとこと>出典:instagram何故か私が説教されて…!?出典:instagram夫に相談することに…出典:instagramカギを新しくして合鍵は渡さない!出典:instagramこれだけ好き勝手されるなら…
2022年03月31日かつて、息子を危険にさらしたつらい思い出が残る京町家。星田さんと生後1カ月の息子の身に何が起こった!?当時暮らしていた京町家で、生後1カ月の長男にぃくんが突然連れ去られてしまったことを思い出した星田さん。一体なぜそんな事件が起こってしまったのか!? 引っ越し後の生活は……話は星田さん夫婦がこの町で暮らし出したころにさかのぼります。 星田さん夫婦は、結婚を機に、憧れだった京町家での暮らしをスタート。 両隣に住んでいたのは、気さくに声をかけてくれる福島さんと距離を置かれているように感じる花町の芸妓の新田さん。 日中は仕事でほぼ家を空けて過ごしていたため、両隣の住人以外をほとんど知らないほどに、この町に馴染む努力をしていませんでした。 夫婦2人の生活ではそれでも良かったものの、長男を出産し、里帰りから戻った後からそのことがジワジワと確実に星田さんのストレスのタネになっていくのです。 隙間なく建つ町家では、生活音が聞こえやすく「裏のおじさん、またラジオうるさいな……」「隣の新田さんが帰ってきたから物音に気を付けないと」と何かと気を遣う日々。 外に出たいと思っても「こんなスッピンのボロボロの格好でもし同僚に会ったりしたら恥……」とためらってしまい、家の中にいるのに安らげる場所がありませんでした。著者:マンガ家・イラストレーター 星田つまみ
2022年03月25日癇癪がない?Upload By まる昨年末に自閉スペクトラム症の診断を受けた息子リュウ(3歳)。今までひどい癇癪やパニックがない、おっとり鈍感タイプだ。友人たちにも「リュウちゃんは本当におっとりしてて優しいよね~」とよく言われる。叱っても泣くのを我慢することがあったり、泣いていてもそんなに長時間泣くことはなく親の私でも驚くほど切り替えが早い。人見知りや場所見知りで困ったこともほとんどない。こう言うとすごい楽な子じゃん!と誤解されがちだがそれなりに心配がある。癇癪などで、嫌な気持ちを今の小さいうちに表現したりすることで気持ちの切り替えや伝え方などを学んでいくと聞く。「小さいうちに体験して学んでおかないと、大人になって力が強くなってから思い通りにいかなくて暴れたりするとママの力じゃ抑えられないから今癇癪がある方がいいんだよ」と言われたことがある。息子はすでによく食べるお陰で年齢よりも大きく成長している、親戚中から将来はお相撲さんかな〜⁇と言われるくらい。これで将来手がつけられない癇癪などされたらたまったもんじゃない。息子が診断される前の私の中の自閉スペクトラム症のイメージが「癇癪、こだわりが強い、多動」などがあった。2歳ごろのリュウは癇癪とこだわりがあまりないが多動ではあった。静かに移動するので外で本当にすぐ見失う。私が買い物の棚を見ているほんの一瞬でいなくなるのだ。忍者か。それは保育園でも同じようで公園などでもそろ~っといなくなるらしい。迎えに行ったときに先生から「静かな多動」といわれて笑ってしまった。息子はおっとりタイプの性格…そうなると保育園ではUpload By まる発達障害かもと言われてから初めて支援センターで心理士さんと面談した際、「この子はおとなしいしぼーっとしているタイプの子なので、大人数の保育園などに入れると放置されやすくなるかもしれない。自ら学びを吸収しようと動くタイプでもない、そうなるとこれまで以上に発達が遅くなる危険があるのでちゃんと大人が一緒に関わるようにした方がいい」と言われた。現在通っている保育園は少人数制で先生の人数も多くよく見てもらえ、息子にとても合っていた。母子家庭ということもあり先生方にもすごく気にしてもらっていたので感謝しかない。2歳児までの保育園なので残念ながら3月で卒業だが、来年度からは、新しい保育園に転園するが、そこでは加配保育士(※)をつけていただけることが決まっている。※加配保育士とは:障害の診断を受けた子どもを対象に配置される保育士で、子ども2人につき1人を基準として配置されることが一般的。ついにきたイヤイヤ期(3歳前後)Upload By まるおとなしいと思っていた息子だが、徐々に3歳ごろからイヤイヤで大騒ぎするようになった。バナナを食べると言うのでむいてあげ、黒ずみを見つけたのでそこだけ取ると欠けたバナナが気に入らなくて泣いて投げつけてきたり、パンを食べるときに半分にして渡すと半分にしたことに怒って泣きじゃくったり。お散歩中駅に電車を見にいきたいと道路でひっくりかえって大泣きしたり、スーパーであっちこっち行く息子と買い物ができなくて手をがっちり捕まえると離せと大泣きして転がったり…私も思ったように動けず買いたいものも買えなく、泣きながら帰宅することも多々あった。療育でのイヤイヤもUpload By まる1番大変だったのは2歳9ヶ月ごろ療育に通い出したとき。最初は週1回通っていた(現在週2回)ので慣れるのに時間がかかったせいもあるかもしれない。行くたびにリトミックに参加したくない、教室から出たいと怒って大泣き、なにも参加できず「この療育に通って何の意味があるんだろう」と毎週ぐったりしていた。何ヶ月か過ぎたとき、不機嫌に泣いている息子を見てため息をついていると先生に「癇癪とまではいかないけど、ちゃんと自分の嫌なことは嫌って表現できているから大丈夫よ。それに前より『聞く』ことができていますね。これをお片づけしたらそっちのおもちゃ出そうね、とか聞き分けて自分で納得して動くこともできるようになってきているから!」と言ってもらえて安心したことを覚えている。もうすぐ4歳の息子、最近は…Upload By まるリュウはもうすぐ4歳になる。スーパーや道端で寝っ転がって泣くことやスーパーであっちこっち行くことも、1年ほどの間で少なくなってきた(日によってはある)。お陰で私が泣きながら買い物から帰宅することもなくなったし、療育でもすべてではないが多少参加できるようになってきた。先日療育で絵本の読み聞かせ中に座って居られなくて笑いながら逃げ回っている息子にちょっとイライラしていると先生が「でもさ!リュウちゃん変わったよ!最初のころ思い出してみて!ずっとドアのところで泣いてたんだよ!?」と言われてハッとした。一つできるようになるとできなかったことを忘れてしまう。この記事を書くまでイヤイヤで外で泣いて転がっていたことも忘れていて、うちの子大変なときあったっけ…?と考えていたほどだ。今も大変なことは多いが、少し前を思い出すと成長しているなぁと思える。執筆/まる(監修:井上先生より)癇癪が強いか弱いかというのは、周囲の受け止め方の違いもあったりするので、大きな癇癪がないことに対して過度に気にされる必要はないかと思います。リュウくんはその理由が比較的はっきりしていますね。そのような場合大人も原因が推測できるので、癇癪の代わりになる周囲に伝わる言葉や行動を教えていくチャンスにしていくこともできると思います。ただ、大人の要求水準が高すぎるとバトルになってしまうので、まるさんのように事前に予告をしたり、100%できなくても25%で良しという行動にしたり(25%ルール)、できている部分ややろうとしている部分に注目してそこを少しずつ増やしていけるようにすると良いと思います。まるさんの努力によって、リュウくんも少しずつ自分の感情をコントロールしたり、コミュニケーションに置き換えたりすることができてきたのだと思います。
2022年03月19日母親の負担がまだまだ大きい現代の子育て。コロナ禍では親子だけで家の中で過ごすことが増え、より孤立感が高まると危惧されています。孤立する子育て「孤育て」の背景を支援団体や専門家に尋ねました。妊婦や子育て中の親を無償で訪問し、話をしながら一緒に家事や育児をするサービスサービス「ホームスタート」。NPO法人ホームスタート・ジャパンが中心となり、提携する全国の子育て支援団体などが地域でボランティア(ホームビジター)を派遣している。 NPO法人ホームスタート・ジャパン対象は妊婦、乳幼児(未就学児)がいる家庭 「すごいわよ!そんなに頑張らなくてもいいのよ」 ビジターのこの言葉に救われたのは、第一子を産んだあとにこのサービスを利用した30代の女性だ。コロナ禍の冬は、乳児を連れて外出する気にもなれず引きこもっていた。抱っこしていないと泣く状況が続き、初めての子育ては緊張感と隣り合わせの状況だった。「『赤ちゃんは泣くもんだし、大丈夫よ』と言い続けてもらえて。それが心の拠り所になりました。子どもを抱っこしてもらっている間、作りたい料理を作ることもできて、自分の気持ちに余裕ができるのを感じました。一緒におしゃべりすることも楽しみで、『一生懸命がんばってるね』と労ってくれると励みになりました」と、この女性は振り返る。 こうした利用者の声から、事務局長の山田幸恵さんはコロナ禍でも「そこにいること」の大切さを実感している。 「そこにいるから一緒に手を動かせる。上の子と手作りおもちゃで遊ぶこともできるし、離乳食を一緒に作ったり、味見したり、交代で抱っこしたり、買い物に行ったりできる。お母さんと一緒にいる支援の意味を改めて感じています」と話す。 共感だけでなく、一緒に手伝ってもらえるとより孤立感が解消「孤立感の解消には精神的なサポートと物理的なサポートがセットであることが重要」と語るのは家庭支援にくわしい明治大学文学部心理社会学科教授、加藤尚子先生だ。 「子育ての悩みを相談して『そうですよね、確かに大変ですよね』と共感的に話を聞いてもらうことも大事なのですが、それと同時にセットで子育てを手伝ってくれる物理的サポートがあることが、一番の子育て支援になるんです。そうすることで、より親の負担感も減りますし、孤立感の解消につながるのでメンタルヘルス的にも効果があります」 サービスを利用する気になれない人の支援が課題政府が目指す児童福祉法改正案では、支援対象者の家庭を訪問し、家事や育児を支援する訪問型支援サービスの新設が盛り込まれており、加藤先生はこれを「大きな前進」と評価する。 「これはまさにセットでの支援なので効果的です。児童福祉法改正案は前進といえるでしょう。しかも自分から申し込むサービスではないこともポイントです。世の中にはたくさんの子育てサービスがあります。都内の場合だと、母子健康手帳をもらうときにドサッとたくさんの資料やクーポン券をもらいます。それだけ子育て支援サービスはたくさんあるんです。 でも実際には自分から調べない人、利用する気にならない人が山ほどいる。そういう人ほど困っていることが多いんです。利用者からアクセスして探す方式ではなく、いかにサービス提供者からアクセスするアウトリーチ方式にしていくかというところが今後の課題です」 母親ひとりの子育て、人類の歴史上ではイレギュラーそもそも孤立感が問題になる現代の子育ては、長い人類の歴史から見ると「非常にイレギュラーな状態だ」と加藤先生は指摘する。 「家庭のなかでお母さんがひとりで子育てするという考え方は、決して普遍的なヒトの子育ての姿ではないんです。本来ヒトの子育ては複数の子どもを複数の手と目で育てるものです」 大きく変化したのは高度経済成長期だった。ホモサピエンスの10万年の歴史で考えるとつい最近のことだ。それまでの進化の歴史において、人びとは地縁や血縁など何らかのつながりがある集団のなかで、たくさんの手で複数の子どもを育てる形態が主流だった。そのほうがヒトにとって好都合だったからだ。ところが高度経済成長で急激に経済事情が変わり、核家族の母親がひとりで育てる形態が主流になり、子育ての孤立化が社会問題になっていった。 「心理学的に見ると、2〜3人の大人が3〜4人の子どもを育てるより、1人の大人が1人の子どもを育てるほうが不安や負担感は大きい。さらに働いている母親と専業主婦を比較調査した研究では、専業主婦のほうが圧倒的に母親としての自己効力感(※)が低いということが分かっています。いずれも『自分一人で子どものことを見なくてはいけない』というイレギュラーな状態だからこそ、しんどさが大きい。子育てを自分一人の問題にしないこと。まずはいろんな人に話を聞いてもらうことが大事です」と加藤先生はアドバイスする。(※)自己効力感:自分は目標を達成するために適切な行動をとり、遂行できる能力がある、と認知している状態。「自分ならできる」といった、自分の能力や可能性を信じる気持ちを指す。 子育てはみんなで担うもの。つい2〜3世代前までは、住み慣れた地域や大家族のもとで子育てをしてきた。誰かの手を借りることは当たり前。これを知っているだけで、サービスを利用しやすくなるかもしれない。ベビーカレンダーではいつでも無料で助産師などの専門家に個別相談ができる「専門家相談」を開設。ママ同士で相談し合える場もある。ちょっと手を伸ばせば届く支援をじょうずに活用してみては。 <取材協力>・NPO法人ホームスタート・ジャパン・明治大学文学部心理社会学科教授/臨床心理士/公認心理師加藤尚子(かとうしょうこ)先生大学院修士課程まで教育学を学んだ後、臨床心理学を専攻。臨床心理士として教育相談所、知的障害児施設のセラピストなどを経たあと、大学に職を移し現職。臨床心理学、コミュニティ心理学を専門とし、教育学、社会福祉学の学位を持つ。専門は、児童虐待を受けた子どもやさまざまな被害体験によるトラウマを受けた人の治療、子どもに関わる保育士、教師、施設職員などへの助言(コンサルテーション)など、アタッチメント・トラウマや養育に関わる臨床心理学。 著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2022年03月15日公園に行った後、当たり前のようにシャワーを貸して欲しいという友達。できればプライベートスペースは見られたくないんだけど……。これって私の心が狭いの!?3人の子ども達の育児に奮闘中のオニハハ。さん(@onihaha3)が体験した、旧友との再会で起こった事件をご紹介します。「汚れちゃったからちょっとシャワー借りるね」 公園に行った後、当たり前のように言う友達。浴室掃除してあったっけ!? できれば見られたくないんだけど……。 え!? もうやめて~!! シャワーだけではなく、勝手に食器棚や冷蔵庫を開ける友達。さすがにそれはやりすぎじゃない……!? 著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2022年03月13日現在、小学生の息子を子育て中のママ、私さんは昔から人付き合いが苦手でした。そのため、息子が通っている小学校のママ友たちと、なかなか馴染めずにいました。しかし、そんなある日、息子が家に友だちを連れてくることになって……?? 「勧誘熱心☆マルチママ友」 第1話 新しいマンションに引っ越した私さん一家。 人見知りの私さんは、自分が人見知りであることから、小学生の息子がみんなと仲良くできるか不安になってしまい、ついつい口うるさくなってしまいました。 そんなある日、息子が家に友だち連れてくることに。 息子の友だちが家に遊びに来ることがうれしかった私さんは、「ゆっくりしてってね!」と言ってジュースを出したり、積極的に友だちに話しかけます。 そして、しばらくすると「ピンポーン」とチャイムが……! 息子の友だちのママがお迎えにきたことがわかると、「挨拶しなくちゃ」と張り切る私さん。 これがA子さんとの出会いでした。 私さんはこれから何が起こるのか、このときはまだ知る由もなく……。 作画:藤森咲著者:ライター 私ママ友からのお誘い、断れますか? 引越し先のマンションがマルチの巣窟だったときのトラブルを綴っています。
2022年03月12日大人気マンガシリーズ、今回はのりママ(@gibo_episode)さんの投稿をご紹介! 「冷凍食品とか無理だから」第7話です。すっかり反省したように見えた夫。でも、義母が早朝に家にやって来て…!?こんな朝早くに…!?出典:instagram大量の荷物まで出典:instagramそう言った後…出典:instagramとんでもないことを言い出す義母出典:instagram台所を使い出し…!?出典:instagram恥ずかしくないの!?出典:instagram勘弁してくれ…!出典:instagramさらに、義母の説教が始まり…?出典:instagram迷惑など全く考えず、早朝に押しかける義母。夫のマザコンっぷりに驚きですね…!次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@gibo_episode)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年03月06日人づき合いが苦手な息子は、中学校でもトラブル多発Upload By かなしろにゃんこ。ADHDと広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)がある息子、リュウ太。小学生のときは、意見が合わないと周りの子と衝突してしまい、うまく人間関係を築けなかったり、人づきあいの悩みがありました。不器用な息子を見ては、親の私も心配で悩んでいました。小1から小6まで息子は、「からかい甲斐がある」と同じ学年の男子からケンカを売られることが頻繁にありました。息子がからかいに対してすぐ反応するのを面白がっていたようです。そんな息子も中学生になると気の合う友達ができて、グループ行動になり、楽しい学校生活を送っていました。しかし、仲の良い友達以外の人との小競り合いは中学校になってもありました。息子は、目立ちたがり屋で、状況を考えずに大声ではしゃいでしまうところがあります。そんな息子をよく思わない同級生もいて、それがトラブルに発展してしまうことがよくありました。違うクラスの話したことがない同級生から、突然文句を言われることもあったようです。息子は「なんで急に関わりがあまりない人に文句を言われなくちゃいけないんだろう?」と家に帰ってきてはいつもグチを言っていました。中2のころ、大けがをするトラブルがUpload By かなしろにゃんこ。人づき合いが苦手な息子は、小学生のときは同級生に暴力をふるってしまうというトラブルが何度もあり、親子でその謝罪ばかりしていました。そのときに「今後は何があっても絶対に暴力はふるわないこと、手を出さないこと」を約束しました。ケンカっぱやい息子ではありますが、中学生になってもそのことだけは、ずっと守ってくれていました。そんな中2のころ、息子は当時足を骨折していたにもかかわらず自分よりも体格のいい男の子とトラブルになり、さらにケガさせられてしまいました。息子は手は出さなかったものの、相手を言葉で挑発して刺激してしまったのです。息子は「お母さんとした『相手に手は出さない』って約束を守ると、逆に自分を守れないよな~」と不満気でした。このトラブルでは、相手のお子さんが学校から厳しく指導される案件となりました。Upload By かなしろにゃんこ。相手は、わが家まで親子で謝罪に来てくれました。息子とトラブルになった同級生は(オレは謝りたくない)というような顔をしていて、頭を軽く下げた程度の謝罪でしたが、保護者の方は誠心誠意謝罪してくださいました。私は、「ケンカは両成敗」「相手がけがをしてもおあいこ」と思っています。ケガをさせてしまった方だけが悪いとは思っていないので、謝りに来てくれた保護者の方には「うちも悪いんです。すみません」と言いました。「申し訳ない…」と頭を下げる相手の保護者の方の気持ちがとても分かるので責める気になれませんでした。小学生のころは、息子が友達に手を出してしまい謝罪をするということばかりでしたが、このトラブルで”けがをさせられた親”の立場になりました。息子にはヒドイと思われるだろうと思い、本人には話せませんでしたが、「うちの子が傷ついて悲しいな、イヤだな」という気持ちよりも、「息子が相手にケガをさせたのではなくてよかった」とホッとしてしまったのが本心でした。ケンカになる前に感情をコントロールするUpload By かなしろにゃんこ。このトラブルのあと、ケンカを売られても怒らずに気持ちをコントロールする方法を改めて息子と話し合いました。息子は、性格上イラっとしたときにスルーすることはできないけれど、相手に嫌なことを言われたら文句で返すことはやめて、“相手にしたくない”という態度で受け流すことにすると言いました。その甲斐があってか、文句を言われたり、「からかいがいがある」と思って声をかけられたりしても、あまりケンカにならずに済むようになっていきました。Upload By かなしろにゃんこ。それでもなお、ケンカを売られるようなことがなくなったわけではありませんでしたが、受け流すことで相手とこじれることはなくなりました。全てをうまくコントロールができるわけではなく、売られたケンカの3割くらいは受け流すことができたというレベルですが、“腹が立って、相手を強く攻撃したい気持ちが消えずにイライラしてしまっていた”という以前に比べて、息子はだいぶ我慢できるようになりました。息子に聞いたところ、ケンカを仕掛けてくるような人は「退屈でイライラしてしまう幼稚な人」というキャラクターに置き換えることで、感情のコントロールが少しずつできるようになったのだそうです。それからしばらくして息子は中3になり、卒業前はなんと、中2までしょっちゅうケンカをしていた子とゲームの話で盛り上がり、家に遊びに行くほど仲良くなりました。もしかしたらお互いに気になっていて素直に仲良くなれずにケンカという関わりになっていたのかもしれないな?なんて思いました。中学は人づきあいで子どもの気持ちもいろいろ複雑になりますが、その後、わが家では息子に「つき合いのコツ」だけを提案して、あとは本人に任せるという方法にしました。反抗期なので、親のアドバイスに対して「干渉してくるなよ!」と息子は文句を言っていましたが、あとから「お母さんのアドバイスは大事な場面で取り入れてた」と教えてくれました。Upload By かなしろにゃんこ。現在、23歳になった息子は23歳になった現在、息子は、混んでいる商業施設などの駐車場で2台分の駐車スペースに斜めに停めている(通称:番長停め)人に腹が立って仕方がないんだそうです。そんなときには「車の持ち主は、トイレのために急いでいて、きちんと停められなかった可哀想な人」というキャラクターに置き換えて「怒りの気持ち」を「笑い」に転換する方法でイライラしないように工夫しているそうです。執筆/かなしろにゃんこ。(監修:井上先生より)感情のコントロールは、とても大きな課題だと思います。本人は頭で理解していても、その場では感情をコントロールするのが難しいということはとても多くあることだと思います。かなしろさんのお子さんが言われるように、怒りの感情が起き上がりそうになったときに怒りの対象をユニークな捉え方に変換するというのはとてもいい方法だと思います。また受け流し方を具体的に学ぶこともすごく大切です。それも具体的なセリフを考えてあげるのはお子さんにとってすごく分かりやすいと思います。またうまく感情がコントロールできたとこに対して周囲の人が「よく我慢したね」と伝えるように、肯定的な態度で接することもとても重要だと思います。
2022年02月28日