大阪府大阪市港区の水族館「海遊館」は、2013年1月18日から2月28日まで、「リアル謎解きプロジェクト 海遊館の失われた秘宝2」を開催する。参加料は3,200円(海遊館入館料含む)。同イベントは、同水族館に隠された暗号の謎を解き、伝説の秘宝である「黄金のジンベエザメ」を探し出すという参加型のゲームイベント。参加方法は、チケット窓口で事前に購入したチケットを提示し、入館券と「謎解きキット」引換券を手に入れる。館内のサービスカウンターで、引換券と「謎解きキット」を交換後、館内を探索し謎解きを行う。なお、大人を対象としたイベントのため、「謎解き」を難しく設定しているとのこと。チケットは、12月30日より「e+(イープラス)」で販売する。詳細は、同水族館公式ホームページから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月28日東急レクリエーションは12月18日、同社の直営映画館である「渋谷東急」を閉館することを発表した。このほど閉館する「渋谷東急」は、2003年6月の渋谷東急文化会館閉館に伴う直営映画館の代替館として、同年7月にオープンした。しかし、同館は10年間の定期建物賃貸借契約により賃借している物件で、2013年5月に契約期間満了を迎えるため、閉館することとなったという。同館の営業終了予定日は、2013年5月中旬となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月19日渋沢葉のワンマンライブが12月11日に東京・代官山UNITで行われた。このライブは今年11月にリリースされた2ndミニアルバム『花はここに咲いています』のリリース記念で行われ、彼女にとって初のワンマンライブ。会場には多くのファンが詰め掛けていた。彼女はピンクのドレスに身を包んで登場。安易に歓声や掛け声などを出せない、張り詰めた空気が会場を包む。ただ、それは初のワンマンという気負いから来る緊張感ではなく、彼女の存在感が会場を支配しているということ。音源でも感じてはいたが、改めて渋沢葉という存在の大きさを思い知る。1曲目は『ARE YOU PANPI?』からスタート。音楽と表現について、赤裸々に攻撃的につづったこの曲で、一瞬で観客の心を掴んでしまう。音源で聞くよりもより一層力強く、深みを増して聴こえるボーカルは、どの曲においても強く印象に残った。曲の合間でのMCは言葉少なだったが、バンドメンバーを紹介した時、ステージの上にいる人だけでなく、普段お世話になっている人の名前をずっと読み上げるところに、彼女のアーティストとしての真摯さを垣間見た様な気がした。新曲を交えながら、これまでの2枚の作品からほぼ全曲を披露した彼女。ある時は祈るように、ある時は叫んでいるように、ボーカルだけでなく全身で表現するその姿に、この日訪れたお客さんは皆、目を奪われた事だろう。一度本編が終わって、自然と出てきたアンコールに応えるように出てきた彼女。それまでは息のぴったりあったバックバンドと共にライブをしていたが、ここは1人で登場し、キーボードの前で新曲を披露。この曲がまた圧巻だった。これまでの2作に収録されていた楽曲を発展させた様な、彼女のネクストステージを予感させるような曲で、最後まで観客の心を魅了していた。初ワンマンという事を感じさせない、堂々たるステージ。渋沢葉というアーティストの今後に大きく期待を持たせるライブだった。
2012年12月13日『二十四の瞳』や『楢山節考』などの作品を手がけた巨匠・木下恵介の生誕100年を記念する新作映画『はじまりのみち』の撮影がこのほど終了し、木下監督の生誕100年の日となる本日、映画の場面写真が公開された。その他の写真『はじまりのみち』は、戦時中、木下が脳溢血で倒れた母を疎開させるためにリヤカーに乗せて山越えをした、という実話を主軸に、血気盛んな映画青年として軍部に睨まれ、松竹を一時離れるきっかけとなった『陸軍』の製作時のエピソードを盛り込みながら、子を想う母と、母を想う子の愛の物語を描く感動作。『クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』や『カラフル』などを手がた原恵一が監督を務める。本作の撮影は先月9日から行われ、静岡県浜松市を始め、長野県、群馬県、栃木県などロケ地を移りながら撮影が行われた。最終日は先月29日で、主人公・恵介(加瀬亮)と彼の母を乗せたリヤカーを共におす便利屋(濱田岳)の出演シーンを撮り終えて、全カットの撮影を完了。原監督は「俳優のみなさんや一所懸命に働いてくれたスタッフの姿を見て『いい映画にしなくてはいけない』と、気持ちを新たにしました」と語り「実写とアニメの一番大きな違いは季節と天気に左右されるということ」と約20日間におよぶ撮影を振り返った。このほど公開された場面写真は、疎開先に向かう途中の山で、昇ってくる朝日に向かって恵介、その兄の・敏三(ユースケサンタマリア)と母・たま(田中裕子)が手を合わせる場面。病で動くことさえ困難な母の身を案じる息子たちが、雨に濡れ、泥だらけになりながら山を越える場面は本作のハイライトといってよいだろう。木下恵介監督は今日からちょうど100年前の1912年12月5日に生まれ、映画監督として数々の傑作を生み出してきた。その作品は、人間の心理描写に重点を置き、人間の弱さや哀しみを描くものが多く、同時期に活躍した黒澤明監督のダイナミックな作風と比較されることも多い。しかし、現在開催中の回顧上映や研究を通じて、洗練された映像技法の導入や、コメディ描写のキレの良さなど“木下作品の新たな魅力”にスポットがあたりつつある。映画『はじまりのみち』も単純な伝記映画や、木下監督を賞賛するだけの作品ではないそうで、偉大な映画作家の“新たな魅力”にさらなる光をあてる作品に仕上がるのではないだろうか。『はじまりのみち』2013年6月1日(土)ロードショー
2012年12月05日中学生のころは、ドラマやアニメの影響で「高校の文化祭は出し物や模擬店などがあってすごく楽しい」というイメージがあったのですが、筆者が進学した高校の文化祭は出し物や模擬店は一切禁止。クラス全員で美術制作をするだけで終了と、寂しい文化祭でした。今回はこのような文化祭のガッカリエピソードを読者のみなさんから募集しました。さて、どんなガッカリエピソードが出てくるのでしょうか?調査期間:2012/8/28~2012/8/30アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)●文化祭の準備シーズンになるとほかの人の愚痴がすごくて……。私は色んな人の中立な立場にいたので愚痴聞かされてすごく疲れました(20歳/女性)やっぱりクラスメイト同士のあつれきが生まれるものですけど、その間に立つ人間にしわ寄せが来るのは勘弁です。●参加できるのは生徒だけで、一般の人が来場できる文化祭ではなかった(26歳/男性)防犯上の問題もありますけど、理想はいろいろな人が来る文化祭ですよね。●お化け屋敷をやったが、暗くするために部屋を閉め切ってしまい、暑くて中にいられなかった(45歳/男性)でも明るいとお化け屋敷じゃないですから(笑)。●模擬店は生徒会しかダメという意味不明なルールがあり、ほかのクラスは「○○の歴史」などの面白くなさそうなものばかりでした(25歳/女性)模擬店をやりたいがために生徒会に入った人もいそうですね。●友人の彼女の女子校の文化祭に行く予定でウキウキだったのですが直前でそのカップルが別れたために中止に……(30歳/男性)男子高校生にとって、「女子高の文化祭」というのはあこがれですからね。さぞ残念だったでしょう。●3年時に模擬店を出せる予定だったのですが、前年に隣県で大規模な食中毒があり自粛。代わりに何をやったのか覚えていない……(32歳/男性)当時、多くの学校で模擬店の中止があったそうですね。●模擬店はやってもよかったが、火を使ってはいけないのでどこも似たような内容のものばかりになった。タコヤキ屋がやりたかったのに……(24歳/女性)●3年に一度しかないこと。飲食の模擬店がないこと。女子高なのに、バザー目当てのおばさまが多いこと。ステージとか華やかなものがないこと(29歳/女性)散々でしたね(笑)。●大学受験の勉強のためというよく分からない理由で、文化祭と体育祭が1年ごとに交互にしか行われない高校だった。文化祭が2回、体育祭が1回だったのはうれしいが(29歳/女性)交互っていうのは珍しいですね。●自分が高校に進学した年度から文化祭の模擬店がなくなった(28歳/男性)これは悲しい(笑)。●まったく無名の芸能人が来た(40歳/女性)芸能人が来るだけマシだと思いますよ(笑)。高校の文化祭は催し物が多くて楽しいというイメージあるだけに、肩透かしを食らったときのガッカリ具合はハンパではありませんよね。私と同じく、ガッカリな文化祭をすごしたみなさんに、幸あれ!(貫井康徳@dcp)
2012年11月23日あちこちの学校で文化祭が開かれ、楽しそうな学生たちの様子が目に付く季節になりました。そこでマイナビニュース会員1,000人に「文化祭」についてアンケートをとりました。お化け屋敷や喫茶店など文化祭おなじみの出し物のほか、ちょっと変わった出し物も披露する学校も。今回は、みなさんが文化祭でやった面白い出し物をご紹介します。調査期間: 2012/10/9~2012/10/13アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数:1,000件・大学では、マグロの解体ショーをしていました(25歳/女性)盛り上がりそう!見て楽しい、食べておいしい出し物っていいですよね!・高校の時に校庭の中央に火をたいてその周りでフォークダンスをする行事がありました(29歳/女性)男女共学ならそこで恋が芽生えたりするのかも?・男子が女装して、女子が男装する逆ミスコンテストがあった(23歳/女性)・学校の顔コンテスト。なぜか学校の顔になる人、というのを選ぶコンテスト(29歳/女性)学校の顔になるってスゴイことですよね?選考の基準は何なのでしょう。顔の良しあし?頭の良しあし?・アームレスリング大会(22歳/女性)自分の強さをアピールできるいい機会かも。派手さはないですけど、声援とか飛び交って盛り上がりそうですね!・宝くじを買って文化祭の際に当選番号発表して当たれば賞金がもらえる(39歳/男性)文化祭の日までちょっとだけ夢を見られて、楽しそう。・大学の時になぜかイベントで戦隊もののヒーローが学園祭にやってくる(22歳/女性)それを目当てに近所の子どもやお母さまが集まってきたりして。自分たちがやるのではなく、やってくるってことは、本格的なんでしょうね。・美容室。本当に髪を切る(30歳/女性)腕がよければいいけれど……。もし、ただの学生が切るのならちょっと勇気がいるかもしれません。その場の勢いでどんな髪型になってもいい!と思う人にはおすすめかも。・昔V6の番組でやっていた、「未成年の主張」を全校生徒の前でやって、それに出た(29歳/男性)・当時ウオーターボーイズがはやっていてまね事をやっていた気がします(26歳/男性)「未成年の主張」、懐かしいですね。参加した人は何を告白したのか気になるところ……。・スーパーマリオの世界体験。マリオになってゲームの中を歩ける(26歳/女性)実写版マリオ??土管とか毒キノコとか用意するんでしょうか。・男子は上半身裸で校歌に合わせて準備体操(23歳/女性)なにをするための準備体操なんでしょう(笑)。やっている本人たちはどんな気持ちなのか……なんて深く考えるのはやめましょう。・乗馬体験(32歳/男性)優雅ですね~。しかも馬が走れるくらい広い敷地のある学校っていうのがうらやましい。・男子のチアガール!ちょっと変でした・・・。(33歳/女性)ちょっと見てみたいかも。ムダ毛は処理してますよね?皆さん、面白い出し物を文化祭でされてますね。あなたは文化祭でどんな出し物をしましたか?(文/こうのゆみこ)
2012年10月27日シンガーソングライターの渋沢葉が12月11日(火)に初ワンマンライブを開催する事が決定した。【公演情報はこちら】渋沢葉は今年6月にミニアルバム『せきららら』でデビュー。土屋昌巳とチバユウスケをプロデューサーに迎え、詰め込まれた類まれなる創作力と表現力は耳の肥えた音楽業界関係者を唸らせた。11月21日(水)には早くも2枚目のミニアルバム『花はここに咲いています』をリリース。12月11日(火)に東京・代官山UNITで行われる初ワンマンライブはこのミニアルバムのリリース記念ライブとなる。なお、オフィシャルサイトではチケット一般発売に先がけてオフィシャルHP抽選先行を実施中。受付期間は10月25日(木)昼12時まで。■渋沢葉「花はここに咲いています」リリース記念ワンマンライブ日時:12月11日(火)開場:18時/開演:19時会場:代官山UNIT(東京都)一般発売日:11月10日(土)午前10時より席種/料金:All Standing /前売2,800円(税込・整理番号付・別途ドリンク代500円必要)
2012年10月12日東京都杉並区にあるアトリエを拠点に活動する“くらすこと”のテーマは、「子どもと一緒のスローなくらし」と「オーガニックライフ」。なかしましほさんのおやつ教室の開催や、作家ものの器をはじめとする日用品を扱う雑貨店の運営など、くらしをつつましくも豊かにしてくれるあれこれを手がけている。 そんな“くらすこと”がこの夏にスタートさせた新しい取り組みは、写真館。誰でも気軽に写真が撮れるようになったいまだからこそ、写真館で撮ってもらう写真は特別な一枚になる。昔ながらの街の写真館に“くらすこと”のエッセンスを取り入れて、スペシャルな、でも、自然な表情の家族の肖像を残そうというものだ。 撮影するのは、文化人やタレントなど著名人のポートレイトを数多く手がけているカメラマンの藤田二朗さん。「雑誌などに使われる写真は多くの人の目にふれるけれども、それは一定期間のこと。でも家族の肖像は、そのお家に飾ってもらえて、ずっと眺めてもらえて、長く大切にしてもらえる可能性が高いと思うんです。震災以降、誰かの心のなかにあたたかく残る仕事をしたいという思いがより強くなりました」と藤田さん。 また、写真を飾る台紙や額も魅力。基本プランとなる台紙は、1~3枚から選べるようになっている。オプションプランでは、作家もののオリジナルの額を用意。“くらすこと”の店でも人気の作家、工房イサドさんと枯白さんがそれぞれ、写真館のために一点一点つくりおろしている。誕生日、結婚記念日、七五三……。“くらすこと”の写真館でしか味わえない、「家族のきろく、家族のきおく」をつくってみては?【料 金】・基本プラン例:写真1枚入り台紙21,000円~・追加プラン例:台紙つき追加プリント5,250円、プリント1枚入り額8,400円など“くらすこと”の写真館 開館日:土曜日、日曜日(10:00~17:00)東京都杉並区高井戸西1-18-8 2F(京王井の頭線「富士見ヶ丘駅」から徒歩4分)TEL.03-5344-9178(電話でのお問い合わせは平日10:00~17:00)取材/神田こまるら
2012年09月18日各国さまざまな文化がありますが、日本にもステキな文化はたくさんあります。マンガやアニメ、ファッションなど多くの日本文化が外国に発信されていますが、日本の和を感じる日本ならではの文化を外国人はどう思っているのでしょうか。外国人20人に「ステキだと思う日本文化」について聞いてみました。・書道。自分も習いたいので、日本語を勉強しはじめた(イタリア/女性/30代後半)日本の書に魅せられる外国人って多いですよね。美術的な観点だけでなく、意味を知り、その奥深さを知る。とてもステキな文化です。・お風呂(温泉、銭湯)の習慣。お風呂に入ると清潔ですし、よく汗をかきスッキリしますし、血行も良くなるなど健康によく、リラックスもできます。また、露天風呂は自然が身近に感じられて気分が良くなります(ドイツ/男性/30代後半)そうですよね~、気持ちいいですよね~。あったかいお湯につかる瞬間なんて、気持ちよすぎて思わず「くはぁ~」って言っちゃったり(笑)。お風呂は最高です!・ウォシュレットそして水に流せるトイレットペーパー。ウォシュレットは場所をとらないで、冬は暖かい便座に座れて、必要に応じて清潔感を保たれます。そして、流せるトイレとペーパーで他人がふいた紙を見なくてすむし、においも残りません(ブラジル/女性/50代前半)日本のトイレは世界一?トイレットペーパーは種類もさまざまで、柔らかくて、香りがついているものもあったり。日本のトイレ製品は、お尻に優しいものが多いんですね。・職人精神。伝統を守ること、またプロの精神とこだわりがすばらしいと思う(韓国/女性/30代後半)技術だけでなく、伝統を守ろうと懸命に打ち込む心意気がステキです。後世にも受け継いでいってほしいです。・冬にみんながコタツで座ってみかんを食べることです。体も心も温かくなりそうです(中国/女性/20代後半)コタツでみかんって日本の文化なんでしょうか?(笑)。でも、家族がひとつの場所に集まって、ワイワイ言いながらみかんを食べるっていう光景は、なんだかほっこりします。・成人式です。成人式がないといつ大人になったかがわからないからです(シリア/男性/30代前半)近年ではモラルに欠けた人たちの言動が話題になったりもしますが、晴れ着姿で写真を撮ったり、懐かしい仲間と再会できたり、成人式にはいいところもありますもんね。・日本の建築やトンネル技術。世界一優れている技術である(ネパール/男性/40代前半)土木建築技術は日本が誇るもののひとつですが、日本人でもその技術のすごさを知らない人が多いかもしれません。こう見ていくと、日本には便利なものや、身も心も温まる文化が多いんですね。外国人もステキだと思うこれらの文化。日本人はそれを守り続けていくことが大事ですね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日各国さまざまな文化がありますが、日本にもステキな文化はたくさんあります。マンガやアニメ、ファッションなど多くの日本文化が外国に発信されていますが、日本の和を感じる日本ならではの文化を外国人はどう思っているのでしょうか。外国人20人に「ステキだと思う日本文化」について聞いてみました。・書道。自分も習いたいので、日本語を勉強しはじめた(イタリア/女性/30代後半)日本の書に魅せられる外国人って多いですよね。美術的な観点だけでなく、意味を知り、その奥深さを知る。とてもステキな文化です。・お風呂(温泉、銭湯)の習慣。お風呂に入ると清潔ですし、よく汗をかきスッキリしますし、血行も良くなるなど健康によく、リラックスもできます。また、露天風呂は自然が身近に感じられて気分が良くなります(ドイツ/男性/30代後半)そうですよね~、気持ちいいですよね~。あったかいお湯につかる瞬間なんて、気持ちよすぎて思わず「くはぁ~」って言っちゃったり(笑)。お風呂は最高です!・ウォシュレットそして水に流せるトイレットペーパー。ウォシュレットは場所をとらないで、冬は暖かい便座に座れて、必要に応じて清潔感を保たれます。そして、流せるトイレとペーパーで他人がふいた紙を見なくてすむし、においも残りません(ブラジル/女性/50代前半)日本のトイレは世界一?トイレットペーパーは種類もさまざまで、柔らかくて、香りがついているものもあったり。日本のトイレ製品は、お尻に優しいものが多いんですね。・職人精神。伝統を守ること、またプロの精神とこだわりがすばらしいと思う(韓国/女性/30代後半)技術だけでなく、伝統を守ろうと懸命に打ち込む心意気がステキです。後世にも受け継いでいってほしいです。・冬にみんながコタツで座ってみかんを食べることです。体も心も温かくなりそうです(中国/女性/20代後半)コタツでみかんって日本の文化なんでしょうか?(笑)。でも、家族がひとつの場所に集まって、ワイワイ言いながらみかんを食べるっていう光景は、なんだかほっこりします。・成人式です。成人式がないといつ大人になったかがわからないからです(シリア/男性/30代前半)近年ではモラルに欠けた人たちの言動が話題になったりもしますが、晴れ着姿で写真を撮ったり、懐かしい仲間と再会できたり、成人式にはいいところもありますもんね。・日本の建築やトンネル技術。世界一優れている技術である(ネパール/男性/40代前半)土木建築技術は日本が誇るもののひとつですが、日本人でもその技術のすごさを知らない人が多いかもしれません。こう見ていくと、日本には便利なものや、身も心も温まる文化が多いんですね。外国人もステキだと思うこれらの文化。日本人はそれを守り続けていくことが大事ですね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日「映画館といえばポップコーン!」というイメージ、ありますよね。元々はアメリカの映画館がスクリーンに投げつけられても傷がつきにくいという理由でポップコーンの販売を始め、食べていても音が出にくいこともあり、大きく広がることになったそうです。そんなポップコーンですが、実際どれくらいの人が映画館に行った際、ポップコーンを食べているのでしょうか? 読者のみなさんにアンケートで聞いてみました。調査期間:2012/2/29~2012/3/4アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)Q.映画館でポップコーンを食べますか?はい……189人いいえ……811人圧倒的な差で『食べない』に回答が集中しました。映画を見に行くと、そこそこの割合でポップコーンを食べている人を見かけるのですが、数字に直すとやはりこのくらいになるのでしょうか。まず回答が多かった『食べない』と答えた人にその理由を聞いてみました。●食べながらだと映画に集中できない(33歳/男性)スクリーンを見ながらだとポップコーンをうまくつかめないこともありますし、ポップコーンに目を落とすとシーンを見逃す可能性が……難しいですよね。●まわりに迷惑かな?と考えてしまう(22歳/女性)ひとりだと気になりませんけど、やっぱり大勢のお客さんがいるとなると……。●量が多くて映画終了までに食べきれない。持って帰るのも邪魔だし……(25歳/女性)ボリュームがあるので食べきるのは至難のワザですね。捨てるのももったいないですから●食べるとのどが渇き、それで飲み物を飲むとトイレに行きたくなる可能性がある。悪循環(27歳/女性)非常に説得力のある意見。●歯に詰まる(30歳/男性)あ~、しかも取りにくいですし(笑)。『食べない』と答えた読者は、大半がここで挙げた理由のどれかでした。これらが『食べない』派の代表的な意見といっても過言ではないようです。次に『食べる』と答えた人に理由を聞きました。●映画館での醍醐味(だいごみ)のひとつだと思うので(24歳/女性)やっぱり映画館=ポップコーンってイメージありますもんね。●静かなシーンでおなかがなってしまうのを防ぐため(27歳/女性)シリアスなシーンで「グ~」と大きな音をたてるのは避けたい所。●映画館で食べるポップコーンはおいしいから(29歳/男性)シチュエーションがおいしさを後押ししてるのかもしれませんね!●食べようと思ってなくてもあの香りにつられてしまう(23歳/女性)私の場合はキャラメルのにおいにやられます(笑)。●デートなどでふたりでつまむと楽しいので(24歳/男性)ふたりなら食べきることもできそうです。大差でポップコーンを食べない人が多かったわけで……頻繁にポップコーンを食べる派の私としてはちょっと悔しい結果になりました。でも、食べない派の人も久しぶりに食べてみたら、もしかするとハマっちゃうかもしれませんよ!?と、最後にちょっと悪あがきをしておしまいにいたします。(貫井康徳@dcp)
2012年06月08日ワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘は6月9日・10日の2日間、通常より1時間早い午前8時にオープン。“早朝落語“と題し、「映画館落語 かもめ亭」を8時30分から上映する。同イベントは、ショッピングセンター「イオン」の早朝営業に合わせて企画。上映する「映画館落語 かもめ亭」は、文化放送が2007年から定期開催している落語会「浜松町 かもめ亭」を映画館で楽しめるように撮り下ろしたもので、桂歌丸師匠と三遊亭小遊三師匠の落語2席と色物1席、普段は見られない舞台裏の映像も盛り込んでいる。同映画は、ワーナー・マイカル・シネマズが映画以外のジャンルのコンテンツを提供するサービス「シアタス」として公開中で、実際に見た人からは「臨場感があり、寄席で見ているようだ」、「映画館で見ていることを忘れて笑った」、「気軽で良い」などの高い評価を得ているという。“早朝落語”「映画館落語 かもめ亭」は、ワーナー・マイカル・シネマズ 新百合ヶ丘において6月9日、10日に開催。午前8時オープン、8時30分上映開始。演目は桂歌丸「ネズミ」、三遊亭小遊三「蛙茶番」、ぺぺ桜井「色物」、ナビゲーターは林家たい平。鑑賞料金は1,500円(シニア割引はなし)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月07日5月に東京・日本武道館で6Daysライブを行う韓国出身の“野獣アイドル”2PM(トゥーピーエム)。同公演の先行販売に申し込みが殺到したため、6月5日(火)・6日(水)に神奈川・横浜アリーナで追加公演を開催することが決定した。2PMの公演チケット情報追加公演のチケット発売については、4月2日(月)14時に、2PMの公式ホームページ(にて発表される。なお、「2PM LIVE 2012 日本武道館6DAYS」のチケットは、3月31日(土)午前10時より一般発売される。チケットぴあでは、3月29日(木)11時まで最速抽選「いち早プレリザーブ」にて先行予約を受付中。【2PM LIVE 2012 日本武道館6DAYS】(タイトル未定)2012年5月24日(木)・25日(金)/28日(月)・29日(火)・30日(水)・31日(木)東京・日本武道館【2PM LIVE 2012】(タイトル未定)追加公演2012年6月5日(火)・6日(水)神奈川・横浜アリーナ
2012年03月27日韓国出身の男性6人組“野獣アイドル”・2PM(トゥーピ-エム)が12月21日、東京・日本武道館で初アリーナ・ツアーの最終公演を開催し、2012年初夏に同会場で6日間公演を行うことを発表した。2PMのライブの写真会場に集まった1万人の熱気が高まる中、『HOT』『Hands Up』などの楽曲で激しいダンスを披露し、冒頭から熱いステージで盛り上げた6人。パフォーマンスでは、女性ダンサーと絡み、“野獣”らしさを見せる彼らだが、日本語でつっこみや冗談を言い合ったり、“尻文字”をして見せるなど、客席を爆笑させるキュートさも発揮。ソロ・コーナーでは、ジュノが作曲し、ウヨンが振付と衣装を担当したふたりのステージや、テギョンとニックンがダンスナンバーでファンを魅了。チャンソンは見事な“殺陣”で会場を沸かし、ジュンスはアーティストの才能を発揮したオリジナル楽曲を熱唱するなど、メンバーの個性をたっぷり披露した。そして、日本デビュー曲『Take off』では爽やかに、『I’m your man』ではネクタイダンスでセクシーに盛り上げ、代表曲の『Heartbeat』で本編を終えた。アンコールは、ファンへ贈る曲『Thank you』でスタート。この日は、ファンがサプライズとしてグリーンのペンライトで会場を埋め尽くし、メンバーを感動させた。さらに、曲のエンディングでは、ジュンスが日本のファンへの想いを込めて作った楽曲『離れていても』をファンが大合唱。「同じ思いであることをファンから告げる」という、思いもよらぬ歌のプレゼントに感激し涙を流すメンバーも。ジュンスが「みなさんのサプライズに、本当に感動しました。これかも、もっといい曲を作れるように頑張ります。次のライブで会いましょう!!」と意気込むと、チャンソンは「今日が、初めてのアリーナツアーの最後なんて信じられないです。本当にありがとうございます。疲れた時、大変な時は、この瞬間を思い出して元気になれると思います」と、メンバーそれぞれが感謝の言葉を述べた。最後はパーティー・チューンで武道館はクラブへと化し、ライブは幕を閉じた。12月5日の大阪城ホールからスタートしたツアー「2PM ARENA TOUR 2011“REPUBLIC OF 2PM”」は、6都市9公演で約10万人(12月4日のプレショウを含む)を動員。同ツアーの模様をドキュメントしたライブフォトマガジン『2PM ARENA TOUR 2011』は、12月29日(木)より全国書店、コンビニにて500円(税込)で発売される。ぴあBOOKSHOPでは、同ショップでの予約・購入者を対象にクリアファイルのプレゼントキャンペーンを2012年1月10日(火)11時まで実施中。詳細は、ぴあBOOKSHOP(まで。
2011年12月23日シンガー・ソングライターのASKAが来年1月22日(日)に日本武道館で行うコンサートの模様が、全国の映画館70館以上で生中継されることが決定した。その他の写真『ASKA CONCERT2012昭和が見ていたクリスマス!? Prelude to The Bookend』と題したこの公演はビッグバンドを従えてのプレミアムコンサートで、1月21日(土)、22日(日)に開催される。生中継されるのは2日間のうち22日(日)の模様で、全国のTOHOシネマズ、ワーナー・マイカル・シネマズなど、計77館という異例の規模での中継となる。ASKAがビッグバンドと競演するのは約2年ぶり。通常のコンサートとは異なる大編成のバンドによるこのステージでは、12月に発売される最新アルバム『BOOKEND』の楽曲も披露される予定だ。新たな表現スタイルに挑戦するASKAのステージを、大スクリーンで堪能してみてはいかがだろうか。ライブシネマ『ASKA CONCERT2012 昭和が見ていたクリスマス!? Prelude to The Bookend』のチケットは本日25日より発売中。チケットぴあでは12月12日12時より発売される。ライブシネマ『ASKA CONCERT2012 昭和が見ていたクリスマス!? Prelude to The Bookend』2012年1月22日(日)16時より全国の映画館にて全席指定:3300円(税込)
2011年11月25日大富豪の子女なのに麗子と中川がなぜか下町の人情物語にしっくりとなじんでいるのと同様に、一見ありえないピンクの制服と黄色のタテジマが香里奈と速水もこみちには自然に似合ってしまうから不思議なものだ。連載35年におよぶ人気漫画「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が連続TVドラマに続いて映画化!香取慎吾演じる両さんを脇でガッチリと支える麗子&中川を原作そのままに体現し、ファンそして地元・亀有の人々のハートをガッチリとわしづかみにした2人が、今回の映画版についてたっぷりと語ってくれた。黄色とピンクの制服は亀有の人に認めてもらえた証香里奈さんにとっては、このピンクの制服を着るのは3月の撮影以来のこと。やはり衣裳に袖を通すと様々な思いが込み上げてくるようで…。「『また来たな』という思いはありますね。普通、衣裳姿で敬礼とか恥ずかしいけど、この制服にはそういう恥ずかしさとかは全くないし」。もこみちさんも「恥ずかしさは全くないです、逆に地元の方やファンの方から麗子と中川として認めてもらえたという思いがある」とうなずきながら、『こち亀』効果とでも言うべき意外な変化を明かしてくれた。「この作品をきっかけにそれぞれのカラー(麗子:ピンク/中川:黄色)をすごく好きになったんです。買い物に行ってもついつい黄色いものに目が行ってしまいます(笑)」。もこみちさん曰く「すっかりピンクが似合うというイメージが定着した」という香里奈さんも「元々、好きな色でしたが最近特に増えましたね。ピンクと黄色と青(=両津)を見ると反射的に『こち亀』を思い出しちゃいます」と笑う。TVドラマが放送されたのは一昨年の夏。それから1年以上の時を経ての再集結となった。もこみちさんは映画化が決定したときの喜びをこう明かす。「TVドラマの撮影を終える頃に、シリーズ化や映画化でまた一緒にできたらいいね、という話はしていたのですが、それから1年半が経ってこうして実現してとにかく嬉しかったです。やっぱり“ファミリー”ですから。1日でも早く台本を読みたい、早く会いたいという気持ちでした」。「同じメンバーでできると聞いて、安心感があった」と香里奈さん。さらに劇場版では深田恭子がゲストヒロインとして加わり、映画らしいスケールの大きな物語に仕上がっている。「元々ある『こち亀』の物語に、ゲストの方が入ることで映画ならではの面白さが加わっています。ドラマと比べておふざけの部分を少し抑えて、両ちゃんもふざけるだけでなくちゃんとしているところもいっぱいあります(笑)」。あえてオリジナリティを出さず「常に原作を意識」スケールアップといえば、中川も世界的財閥の御曹司らしい活躍を見せる。事件を隠蔽しようとする警察上層部の動きに対して、すぐその場で電話でTV局の買い取りを模索したり、挙句には自前のヘリコプターで両さんを援護!ヘリの模様は「中川らしい柄(笑)」(香里奈さん)となっているが、撮影には意外な苦労も?「結構、大変だったんですよ、実際には操縦していないので。(ヘリを)揺らされながらの演技だったんです…遊園地にいるみたいでした(笑)」。35年も連載が続く人気漫画の登場人物を演じるというのはどういう経験なのだろうか。実写化にあたって、特に心がけたことは?そう尋ねるともこみちさんは「この作品で“自分”を出そうとすることはなかった」と首を振る。「漫画は僕が生まれる前から連載されていて、広い世代に愛されている作品。映像化と聞いて嬉しかったけど、そこで自分なりの演技やオリジナリティを出すつもりはなかったです。原作に頼るというわけではないですが、みんなが知っている『こち亀』を変に工夫するのではなく、きっちりと原作のキャラクターを身に着けて臨めたら、という気持ちでした」。香里奈さんが意識したのは麗子が持っている“気品”の部分。「麗子はこうやって座らないだろう、とかそういう所作の部分は意識しましたね。ファンにしてみたら、絶対に原作と違う部分はあると思いますが、原作の良いところを念頭に置いて、本筋からブレないようにと考えながら演じてました」。「読めない3人」を結びつけた亀有の街香里奈さん、もこみちさん、そして香取さん。ドラマのときからの付き合いとなる3人だが、現場での雰囲気や関係性について、もこみちさんは何より香取さんの持つ、周囲を惹きつける力の大きさを語る。「現場は本当に明るいです。香取さんはすごく優しく接してくださるし、現場をまとめて、盛り上げてくれる。すごく愛情深いんです」。香里奈さんも「(香取さんは)決してまとめようとはしていないんだけど、付いて行ってしまう。『行こう』って思わせるんです」と語り、その不思議なカリスマは、まさに両さん!さらに香里奈さんは、撮影を離れての3人の不思議な関係性についても言及。「3人とも個性的で独特…読めない3人ですね(笑)。行動パターンも違うし、普段、何やっているのかも知らない。互いに『何考えてるんだろう?』って思ってる感じ。話を聞いても想像がつかないんですよね(笑)」。もこみちさんも「言われてみると確かに…」と笑うが、そんな我が道を往く3人を亀有の人情と愛が結びつけたと言える。もこみちさんは今回、商店街の人々に「おかえり」と言ってもらえたことが何より嬉しかったという。「亀有の方たちって本当に人が大好きなんですよね。撮影中でも『差し入れ持って来たよ!』と入ってきたり(笑)。物語を通して、町の人たちと一緒に成長しているのを感じるんです。ぜひ…シリーズ化したい!」。「一緒に歩んで行けるのが本当に幸せ」と香里奈さん。2人ともすっかり亀有の住人になったよう。コテコテの下町人情劇にどっぷりと浸かった2人の姿を見てほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!〜 2011年8月6日より全国にて公開©秋本治・アトリエびーだま/集英社 © 2011『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE』製作委員会■関連記事:レトロ調からポップカラーまで!日本女優陣を彩るサマーワンピースに注目香取慎吾、地元・亀有をジャック!名実ともに寅さんと並ぶ葛飾のスターに?香取慎吾熱唱!『こち亀』シリーズ化に原作者・秋本治もお墨付き香取慎吾主演『こちら葛飾区亀有公園前派出所』親子試写会に50組100名様ご招待キャスト登壇『こちら葛飾区亀有公園前派出所』完成披露試写会に10組20名様ご招待
2011年08月04日世界で映画館が一番多い国はアメリカ、2位がインド…ならば世界で映画館が一番多い街はどこなのだろう。ミャンマーはヤンゴンの街を歩きながら、なぜかそんなことを考えた。自分が予想していたより映画館の数が多かったからかもしれない。ヤンゴン中央駅の近くだけで映画館は4、5館ある。シネコンタイプの映画館もあるが、それぞれが独立したどこか懐かしさの残る映画館もある。大きなイメージポスターが張られている映画館もあれば、手描きの看板で描かれている映画館もあり、ハリウッド映画、インド映画、ミャンマー映画とこの街では様々な映画を観ることができる。中には韓国映画を特集している映画館もあった。入場料は500チャット(約50円)程度から1,000チャット(約100円)程度と席によって値段が変わる。インドと同じように2階席の方が1階席より値段が高くなる。少しヤンゴンの物価に触れておくと、僕がよく行っていた屋台のコーヒー1杯が300チャット(約30円)、ミャンマービール(モンドセレクションの金賞を受賞したこともあり美味いビールである)1本が1,000チャット(約100円)程度である。人が流れ込んでいく光景に吸い寄せられるようにインド映画が上映されている映画館に入った。『イージーライダー』のインド版のようなバイク旅のロードムービーだった。そういえば少し前にマレーシアのペナン島で観たインド映画も車旅のロードムービーだった。インド映画に欠かせない歌と踊りはいつものようにあるのだが、そこに「旅」という要素が加わることが主流になりつつあるのかもしれない。翌日はミャンマー製作の映画を観ることにした。意外かと思われるかもしれないが、ミャンマーでは映画が結構、製作されており、日本でも2年ほど前からミャンマー映画祭なるものが東京で開催されている。今回観たミャンマー映画は、まるで結婚式の披露宴で流しているホームムービーのようなアットホームな雰囲気が客席に漂わせていた。そして、まさに映画の内容も結婚式に至るまでのラブコメディだった。前日のインド映画とは予算も全く違うのだろうが、客の入りはあまり変わらないように思えた。きっとアットホームな映画もミャンマーの人々にとっては生活に欠かせないのだろう。映画館を出ると若い太ったお坊さんが露天でハリウッド映画が10作品程度入っているDVDを選んでいた。間違いなく違法コピーのDVDである。入っている作品を一つずつチェックしながら舌打ちしている。「何だよ。これ観た作品ばっかりじゃねぇかよ」とでも吹き出しをつけてあげたかった。お坊さんと違法コピーのDVDと舌打ちというセットに、どこか微笑んでしまう。映画という文化がこの街の生活の中に入り込んでいることだけは間違いなさそうだ。(photo/text:ishiko)
2009年09月30日友人と飲みながらいままで回った世界の映画館の話をしていたときのことである。「一番暑かった映画館は?」彼は予想外の質問をぶつけてきた。「クーラーがない小学校の体育館で観た映画かなぁ」。咄嗟にそう答えて頭をはたかれた。おそらく彼は南国の浜辺の島にスクリーンを立てた屋外上映のようなシチュエーションを答える僕を期待していたのだろう。しかし、それ以外に思い浮かばなかったのである。たいていどの国でも映画館はクーラーが効いている。西アフリカのブルキナファソで観る予定だった野外の映画館は暑そうだったのだが、僕が行った日に上映がなく、結局、街中のクーラー付きの映画館に行ってしまった。よっていまだに僕の人生の中では小学校の体育館で観た映画上映会の暑さに勝る映画館は現れていないのである。マレーシアはペナン島。高温多湿な島である。マレーシアは基本的にマレー人が7割近くを占める国だが、ペナン島には華人が多く、インド系タミル人の居住区もあると聞く。ぶっかけ飯で賑わう食堂で、香草で煮込んだ豚肉をつまみ、ビールを飲んでいた。目の前の映画館を見つめながら。林海象監督の「私立探偵濱マイクシリーズ」に登場しそうな、つまり横浜は黄金町にあった名物映画館「横浜日劇」を思い出させる味のある映画館だった。食事を終えると、そのまま映画館に向かった。インド映画を上映していた。ということはこのあたりはインド系タミル人が多く住む地域なのかもしれない。チケット売り場の男性もチケットを切ってくれた男性もインド系タミル人だった。ドアの前にかかるカーテンをくぐり、500席程度の会場へ入っていくと客の入りは10名程度。冷房が強烈に効いている。席に座るとすぐにウエストポーチから折りたたみのウインドブレーカーを取り出して羽織った。しかし、それだけでは寒さをしのげそうにない。椅子の上で体操座りをして、できるかぎり身体を小さくしてウインドブレーカーの中に足まで入れ込んだ。寒さに震えながら、インド映画は始まった。仲良し4人組の男たちが、誘拐事件に巻き込まれ、女性を助けるという分かりやすいストーリーである。言葉など分からなくても問題はない。問題は場内の寒さだけである。Tシャツ、短パン、サンダルで来るべき映画館ではなかった。30分後には身体が完全に冷え切ってしまい、足先も冷たくなってきた。映画上映中にトイレに二回も立つという人生で初めての経験をすることとなったのである。もちろんビールの影響もあるのだろうが、この場内の寒さの影響も間違いない。今度、友人に会ったら、暑い映画館はいまだに見つかっていないが、寒い映画館は見つけたことを伝えよう。しかし、寒い映画館と言っておきながら、マレーシアのペナン島と言ったら、また頭をはたかれるような気がする。(text/photo:ishiko)
2009年09月02日