日本橋三越本店は、5月10日まで、日本の暮らし美、暮らし文化を深堀りする同店5階リビングフロアのギャラリー ライフ マイニングで、京都の料亭、和久傳(わくでん)のもてなしの心を紹介する期間限定イベント「和久傳のしごとと遊び」を開催している。会場では和久傳がこれまで料亭として培ってきた「しごと」や、郷土への想いを通じて和久傳の顧客と共に共有してきた「遊び」が、和久傳が提供する料理のほか、和雑貨、陶磁器等を通じて表現される。和久傳の「しごと」を表現するスペースでは、和久傳の「日本料理を通し、受け継いで来た食と文化のすばらしさを伝えていきたい」という同店の想いの下、今回初めて披露される紫野和久傳の新商品料亭のだし「和醤」や、おもたせとして同店で人気を誇る、れんこん菓子「西湖」、京都の炊きもの「和煮(なごみに)」、季節の羊羹「笹ほたる」などが紹介されている。「遊び」のスペースでは、元首相で陶芸家としても知られる細川護煕による箸置きや花入れが展示、販売されているほか、染織史家で「染司よしおか」五代目当主の吉岡幸雄は、和久傳の夏の室礼を演出するテーブルファブリックやストールを提案。また、京都に店を構える「てっさい堂」からは豆皿や猪口、「門出和紙」は手書き季節絵入りの葉書、レターセット、「土楽」(「土」の字には「、」が入る)からは土鍋や器などが紹介される。尚、4月22日(午後2時から午後4時まで)には、吉岡幸雄による「日本の色」についてのトークショーが同店新館9階カルチャーサロンで開催される。(先着30名、会費無料、予約問い合わせ:三越日本橋本店ギャラリー ライフ マイニング 03-3274-8935)
2016年04月18日草津亭はこのほど、創業143年の料亭「草津亭」を割烹として新装開店した。○江戸饗応料理に遊び心を加味草津亭は1872年、東京都・駒込神明町で温泉割烹を創業。初代に「草津温泉の湯の花を持ち帰って店を開け」という大黒天の夢のお告げがあったことが名前の由来だそうだ。その後、日本橋、茅場町を経て、1885年から浅草2丁目で営んでいた料亭「浅草田甫 草津亭」を今年5月30日に閉店。浅草3丁目に場所を移して、今回の新装開店に至った。「新店舗では、江戸饗応料理の伝統を受け継ぎながらもちょっとした遊び心を加味した特別メニューを準備いたします」と同社代表取締役で六代目当主の藤谷政弘氏。西洋風料理や肉料理などの提供も考えているのだとか。ちなみに草津亭では、「三越日本橋」「三越銀座」「松屋浅草」「大丸東京」「エキュート上野」の都内5店舗で弁当の販売も行っている。○芸者衆を呼んで芸者遊びも座敷に浅草の芸者衆を呼んで芸者遊びが楽しめるのも、店の大きな特徴。浅草は1950年代半ばには料亭が約80軒あり、芸者衆は300名いたというが、現在では料亭7軒、芸者衆約25名に。草津亭もその貴重な店の一つとなっている。場所は、東京都台東区浅草3-18-10。営業時間は昼が11時30分~14時30分、夜が17時~22時となっている。客席は、カウンター8席、最大12席の座敷の合わせて20席を用意。座敷は4席、6席などのアレンジも可能とのこと。料理は昼が2,800円~(1人/税別)、夜が7,500円~(1人/税・サービス別)。芸者衆の玉代は2万3,000円(税込/芸者一人につき/2時間)。
2015年10月22日目黒雅叙園(東京都目黒区)では9月30日まで、「夏の竜宮城フェスタ 2015」を開催している。同施設では期間中、料亭ランチや文化財見学、都会の森を眺めながらのパーティプランなど、五感で夏が満喫できる企画を多数用意する。6月~9月の毎週金・土・日・月・祝日(6月29日・8月10日を除く)には、浴衣で料亭のランチと文化財の見学が楽しめる「浴衣で見学&料亭ランチ」を実施する。同企画の自由見学では、展覧会「神の手●ニッポン展」(~6月28日)や「和のあかり×百段階段展」(7月3日~8月9日)、文化財「百段階段」(8月14日~9月26日)を予定。ランチは、「日本料理 渡風亭」での食事となる。浴衣は着付けつきで、イベント後はそのまま持ち帰ることができる。また、園内のフォトスポットでの撮影が楽しめるほか、予約により専任フォトグラファーによる撮影も可能(キャビネサイズ台紙付・別途税込1,800円)。参加料金は、1万186円(サービス料込・税別)。8月14日~31日の金・土・日・月には、文化財「百段階段」の見学を通して日本の伝統文化を学ぶ親子イベント「キッズツアー&ランチブッフェ」(税別2,477円~3,905円)を企画。また、8月12日~9月25日の平日には、文化財を背景に撮影できる、衣裳・着付・ヘアメイク付きの「文化財フォトウエディング」(税別8万8,800円)も実施する。そのほか「Cafe&Bar 結庵 YUI-AN」では、7月1日~8月31日の期間で「森のテラス パーティプラン」(1名につきサービス料・税込4,500円)を用意する。「西欧料理 クラブラウンジ」では9月30日まで、ディナーブッフェ「ハワイ・タヒチフェア」(サービス料込・税別1,905円~4,286円)を提供。ホテルショップの「メゾン・ジェ・トウキョウ」では8月31日まで、夏のフルーツを使用した季節限定のスイーツなどの販売を行う。
2015年06月15日●銀座に期間限定の「食べ比べ亭」パナソニックは6月3日から21日まで、東京・銀座に「食べ比べ亭」をオープンする。食べ比べ亭とは、「銀座米料亭 八代目儀兵衛」とのコラボレーションで実現した店舗。実際に足を運ぶと、米がおどる炊飯器とおどらない炊飯器での食べ比べ体験ができる。パナソニック独自の炊き技「Wおどり炊き」を搭載した最新の炊飯器「SR-SPX5シリーズ」は、6月1日に発売されたばかり。今回オープンする食べ比べ亭では、パナソニックの最上位モデルであるSR-SPX5シリーズで炊いたご飯を味わえる。SR-SPX5シリーズの詳細については以下の別記事を参照してほしい。■【レポート】パナソニック最新の炊飯器とオーブンレンジで「ほったらかし」の極意を学ぶ - ご飯もハンバーグも家電におまかせ■パナソニック、ご飯の甘みとハリがアップした最上位炊飯器「Wおどり炊き」通常、銀座米料亭 八代目儀兵衛で提供するのは土鍋で炊いたご飯だが、期間中のランチでは、SR-SPX5シリーズで炊いたご飯を提供。さらに、ランチメニューを注文した人は、おどり炊き搭載モデルと非搭載モデルで炊いたご飯の食べ比べも体験できる。○おどり炊きの威力を実感してコラボを決意五つ星お米マイスターでもあり、銀座米料亭 料理長も務める橋本晃治氏は、「はじめ、パナソニックさんから食べ比べ亭のお話をいただいた時は困惑した」と語った。というのも、銀座米料亭 八代目儀兵衛は土鍋を使って炊いたご飯を提供しているお店であって、パナソニックの電気炊飯器で炊いたご飯を出すのはコンセプトにそぐわないと思ったからだ。しかし、実際にWおどり炊きのSR-SPX5シリーズで炊いたご飯を食べた時に「ツヤと甘さ、粒の大きさなどで、おどり炊き非搭載モデルとのちがいが明らかに出ていた。私自身が、SR-SPX5シリーズをクオリティの高い炊飯器だと認めたので、今回のコラボレーションに踏み切った」とする。食べ比べ亭で使用している米は、銀座米料亭 八代目儀兵衛の主力商品でもあるブレンド米の「翁霞(おきなかすみ)」。ブレンド米というと、混ぜ物、ニセモノといわれることも多いが、橋本氏によれば「ブレンド米はワインでいうと"フルボディ"に当たり、重厚感のある味わいを楽しめる。シーズンや年によって、どの銘柄をどのくらいブレンドするか変えているが、今の時期は山形県の『ゆめごこち』、長野県飯山市の『こしひかり』、宮崎県の『ひのひかり』をブレンドしている」とのことだ。●Wおどり炊きで炊いたご飯をお腹いっぱい食べてきた○食べ比べにチャレンジ実際に筆者も、食べ比べ亭限定のオリジナルランチメニュー「ごはんのお供御膳」(税込1,720円)を注文。待っている間に、タブレット端末と食べ比べセットがテーブルにやってくる。タブレットの案内にしたがって、おどり炊き搭載モデルと非搭載モデルで炊いたご飯の食べ比べを楽しんでみよう。食べ比べが終わり、簡単なアンケートに回答すると、おみやげとしてブレンド米「翁霞」がプレゼントされる。食べ比べてみると、おどり炊き搭載モデルで炊いたご飯は、まさに芯からふっくら。単なるご飯好きである筆者にもよく分かるほど、ちがいは顕著で、甘み・ツヤ・香りなど、おどり炊き搭載モデルで炊いたご飯のほうが、おいしく感じられた。○ご飯を楽しむためのセット今回いただいたのは、ツヤツヤでほかほかの炊きたてご飯に、全国各地のおかずがセットになった「ごはんのお供御膳」。豪華すぎて、配膳されてきた時は思わず言葉を失った。具体的には、SR-SPX5シリーズで炊いたご飯と、岩手県産の「海宝漬」、長崎県産の「ごま鯵」、東京都産の「やき豚」、京都府産の「漬物」、静岡県産の「うなぎ蒲焼」、神奈川県産の「釜揚げしらす」、福岡県産の「明太子」の7種類のおかず、味のり、お茶漬け用だし、お味噌汁がセットになっている。橋本氏いわく「お皿の上の方が薄味のおかず、下の方が濃い味のおかず。薄味のものからいただいて、蒲焼きやごま鯵など濃い味のものはお茶漬けにしていただいてもおいしい」とのことだ。運ばれてきたご飯は、ほかほかのあつあつ。それをほおばると「幸せ」としか言いようがない。ふっくら、かつもちもちの食感で、ご飯だけでも箸が進む。おかずをいっしょに食べると、ますます手が止まらず、おかわりしてしまった。特に筆者が気に入ったのは味のりとしらす。どちらもご飯のおいしさをよく引き立てていた。ひと口分残しておいた明太子、お茶漬け用のあられと三つ葉をご飯にのせてから、だしを注いだ明太子茶漬けで〆。お茶漬け用としては、ご飯の粘りが少し強いかもしれないが、1度で2度楽しめるのも心ニクイ。○食べ比べ亭の概要食べ比べ亭の開催概要は以下の通り。期間:2015年6月3日~2015年6月21日定休日(予定):6月10日、6月17日営業時間:ランチタイム11:00~15:30(15:00ラストオーダー)※夜営業時のメニューでは、従来通り儀兵衛オリジナル土鍋釜を使用。ただし、一部のメニューはパナソニックの「Wおどり炊き」で炊いたご飯を提供する。
2015年06月03日ポカポカな春のご陽気に誘われてお弁当を持ってどこかに出掛けたくなりますね。お弁当の語源ですが、「当座の用を弁ずる」ことで“とりあえず空腹を満たすためのもの”という意味が込められています。平安時代には、弁当の原型であるにぎり飯を包んだだけのものがあったりしたそう。空腹を満たすことには変わりありませんが、今では料亭弁当や有名駅弁など “とりあえず” ではなく “お楽しみ” な存在として様変わりしたお弁当。今回は、形を変えながらも、今なお昔の味を楽しめる『江戸っ子弁当』をご紹介します。江戸の味を気軽に堪能できる創業160余年、日本橋弁松総本店あまたあるお弁当ですが、江戸が色濃く薫るお弁当を知っていますか? それは日本橋に店を開いて、凡そ160年になる『日本橋弁松総本店』のお弁当です。江戸が世界に先んじて百万人都市となり、江戸の町人文化が華ひらきはじめる文化文政時代。文化7(1810)年に、日本橋に樋口与一が開いた食事処。盛りいいと人気をよび、魚河岸で働く男たちで賑わいをみせていました。でも時間に追われる河岸の男たちは、大盛りの飯や菜を残しがち。そこで残ったご飯や菜を包んで持ち帰らせたところ、それが評判に。それならと三代目松次郎が食事処を畳んで、弁当専門店を嘉永3(1850)年に開業。弁当屋の松次郎を略した愛称、『弁松』がそのまま屋号になりました。今に残る弁当専門店として、日本一の歴史を持つ『日本橋弁松総本店』。そんな弁松の一番のこだわりは、砂糖と醤油をたっぷりと使った『甘辛の濃ゆい味』。江戸から続く味と言いますが、なぜこのような味に?弁松八代目・樋口純一さんによると「日持ちするようにとか、砂糖が高価な時代なので見栄を張りたくさん入れた江戸ッ子気質、魚河岸の肉体労働者に向けた弁当なのでカロリーを高く味つけをはっきりさせた、など諸説いろいろ」あるとか。確かに煮物や焼き物は、かなり甘めです。でもこの甘さが病みつきになっている人も多いとか。かくいうワタシもそのひとりです。「江戸から続いてきたこの味は、好き嫌いがはっきりとわかれます。毎日食べるお弁当ではなく、嗜好品として召し上がって欲しいです」と樋口さん。しかし160年以上にわたる歴史を紡げたのは、好き嫌いが分かれるほど突き抜けた個性派弁当だったからでしょうね。甘煮と書く “うまに” から締めスイーツ豆きんとんまでさて『甘辛の濃ゆい味』の折詰弁当を彩る、江戸の味をいくつか見ていきましょう。まず「野菜の甘煮」ですが、甘煮と書いて “うまに” と読ませる煮物。素材を別々に煮て合わせる煮物ですが、甘くて濃ゆい味にするために普通の煮物に比べると手間も時間も三倍はかかるそうです。そしてお弁当の王様「玉子焼」。ふんわりと柔らかく、だしの効いた玉子焼。なんと当日の未明からその日に入れるものを焼いているとか。また今でも手焼きで焼いているそうです。「蛸の桜煮」は、江戸百人一首に『雪と見る笹折詰の弁当は月の玉子や花のさくら煮』と詠まれている、弁松ならではの味。じっくり煮込み桜色になった蛸に吉野葛の餡をからめます。柔らかくて、サクッと噛みきれる蛸。でき上がるまで3日間かかるだけあります。弁松スイーツとの呼び声が高い「豆きんとん」。おせち料理でお馴染みのきんとんは、「金団」と書き「財をなす」意味ですが、弁松は “豆きんとん” ですから「豆に働いて財をなす」という意味だとか。甘煮、甘い玉子と続いて、最後の締めは甘い豆きんとんで。弁松弁当で使われる折箱は、昔ながらの経木で作られています。経木とは、薄くスライスした板のこと。昔は、紙の代わりに杉や檜の板にお経を書き留めたことから、そう呼ばれています。底板まで木を使っている折箱は、今では珍しいそうです。蓋を開けた瞬間、木の香りが漂うのも弁松ならではの味わいです。歌舞伎、相撲、寄席など江戸文化とあわせていただきます!嗜好品として楽しんで欲しいと八代目が語る、弁松の折詰。どこでいただいてもおいしいのですが、江戸文化が薫る場所やシチューションでいただくと気分があがること間違いなし!個人的に、歌舞伎を観に行く際には、近くの百貨店で仕入れて幕間に楽しんでいます。お花見はもちろん、寄席や相撲を楽しみながら、隅田川くだりの船内なんてのもオツですね。『甘辛の濃ゆい味』と江戸文化を楽しむ、そんな行楽はいかがでしょうか?取材協力/日本橋弁松総本店東京都中央区日本橋室町1-10-703-3279-2361営業時間/9:30~15:00(土・日曜、祝日~12:30)休日/無休(正月休み除く)
2015年04月30日JTB国内旅行企画はこのほど、AユニットJTB「おせちの鉄人」の販売を開始した。「おせちの鉄人」は、北海道から九州までの日本各地の旅館・ホテル・料亭などのおせち料理を、年末に自宅に配送するサービスで、2002年から販売している。2014年度は、昨年度まで近畿・中国四国に限定していた販売エリアを、全国(東北~九州)に拡大する。また、2014年度より選びやすいよう7つのテーマを設けた。「名旅館」「京都」「料亭」「ホテル」「中華」「有名レストラン」「日本各地」といったテーマの中から、好みのおせち料理を選ぶことができる。ラインアップは、全167種で、JTBならではの名旅館・ホテルなどの宿泊施設、料亭・レストランなどの料理に定評のある施設を厳選。さらに鬼怒川温泉「鬼怒川金谷ホテル」をはじめ17施設24商品を新たに追加した。「おせちの鉄人」用に開発したJTB限定販売のオリジナルおせちは6施設9商品。夫婦や少人数向けの少量サイズおせちは、31施設36商品展開する。申込締め切り日は、12月16日。配送期間は12月29日~31日。申し込みは、JTB東北・JTB関東・JTB首都圏・JTBコーポレートセールス・JTB中部・JTB東海・JTB西日本・JTB関西・JTB中国四国・JTB九州の各店舗、JTB京阪トラベル各店、JTB提携販売各店(一部除く)で受け付ける。
2014年10月17日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「カブラ蒸し」を含めた全4品。カブラ蒸しは少し手間がかかりますが、旬のおいしさが味わえる一品です。お家でぜひ料亭気分を。 カブラ蒸し 今が旬のカブは甘みがあっておいしい。おもてなしにも最適。 牛肉と糸コンの佃煮 一味唐辛子が佃煮の味を引き立てます。白いご飯が進む一品。 タコとワカメの酢の物 作り置き甘酢でまろやかな酢の物。すっぱいお酢が苦手な方にも! シャキシャキモヤシのみそ汁 モヤシはたっぷりの水につけておくと、歯ごたえが良くて美味! ⇒今週の献立一覧はこちら レシピ制作: E・レシピ
2012年12月20日