11月27日、ネスパス表参道・新潟館で高品質なアイテムを生み出す新潟・燕三条の名品と出会えるイベント「厳選!ものづくり Made in 新潟」が開催された。イベント会場にはそれぞれのブースで、新潟・燕三条の技術を活かした逸品がずらりと勢ぞろい。ブースを見渡すと、デザイン性の高い製品が多いことに驚く。思わず手にとってその品質を確かめたくなるものばかりだ。出展した多彩な企業の商品の中から、おうちスタイル編集部が気になったアイテムをピックアップしてご紹介。こちらは新潟県三条市「 株式会社坂源 」の生花用ハサミ。丸く可愛らしいデザイン性の高さだけでなく、手に取ると軽く優しい使い心地が実感できる。こちらの商品は、現在、渋谷ヒカリエで開催中の47都道府県のグッドデザイン賞受賞品を展示しているイベント「 47 GOOD DESIGN 」のメインビジュアルに起用されているので、目に留まった方も多いのでは。そして、こちらは「 株式会社タカヒロ 」のコーヒードリップポット。プロ仕様として手に届きにくかった専用コーヒードリップポットも、こちらはミニサイズの展開もあり、一般家庭でもこだわりの一杯を求める方に好評とのこと。綿密に計算された注ぎ口の広さ・角度によって、湯を注いだ際にコーヒー粉をふんわりと包み込み、初心者でも簡単にハンドドリップで美味しいコーヒーを楽しめるそう。角度によって様々な表情をみせる多様なカラーリングも美しい。ちょっと毛色の違う、こんな品も。新潟県三条市「 株式会社明間印刷所 」のレーザー加工技術を使用したペーパーアイテム。繊細かつ丁寧なカットで、美しく細工された招待状や席次表は、手に取ると思わず感動の声が出るほど。その製作技術は日本刀作りからルーツを持つという「 株式会社山村製作所 」の理容バサミ。研ぎ澄まされた刃と刃をピアノの調律のごとく重ねを調整した、プロが手放せない品だそう。古くからの確かな技術を大事に育み、新たなものづくりに活かしていく姿勢が伝わる逸品だ。そしてこちらは、近年はヨーロッパやアジアなど世界中に販路を拡大しているという「 株式会社 角利製作所 」の製品。木目とフォルムが美しいこちらは鰹節削り器、その名も「鰹音(かつお)」。台座の下に直接受け皿を置き鰹節を滑らせると、丹念に磨がれた刃で細やかで匂いたつ鰹節ができあがる。この「鰹音(かつお)」を製作・販売している角利製作所の取締役・加藤氏からは、ヨーロッパでの販売で垣間見えた“モノ選び”の本質をうかがうことができた。「本当に良いモノは、ブランドや流行で、値段や売れ行きが振り回されることはない。“人”が実際に手にとって使用し、その価格に値すると真に理解されたモノは、必ず売れ続け、生き残るんです」その言葉通り、どの商品を手にとっても、「ものづくり」への情熱とこだわりが伝わる品がずらり。地方産業の職人たちの情熱と技術から産まれる逸品を、ぜひその手で確かめてみてはいかが。-------------------------------------------------「厳選!ものづくり Made in 新潟」参加企業リスト ・磨き屋シンジケート (燕商工会議所) ・オークス 株式会社 ・杉山金属株式会社 ・株式会社 タカヒロ ・下村企販 株式会社 ・大岩彫金 ・株式会社マルト長谷川工作所 ・株式会社山村製作所 ・株式会社坂源 ・吉金刃物製作所 ・有限会社 石田製作所(ISHIDA FACTORY) ・株式会社 MGNET ・雑貨創造 ・株式会社 角利製作所 ・SHIKIEN 株式会社 ・株式会社 明間印刷所
2012年12月05日新潟県観光協会が運営する新潟県公式観光情報サイト「新潟観光ナビ」で、現在「スキー場2012-2013オープン情報&ゲレンデ情報」を公開中だ新潟県スキー場オープン情報では約60のスキー場の情報を掲載。オープン情報のほか、各スキー場の特徴などが紹介されている。また、新潟県スキー場ゲレンデ情報では、スノーボードパーク、スノーボード滑走、キッズゲレンデ、託児所、ナイター、滑走状況などがチェックできる。情報の更新は全施設ともクローズ日まで行われる予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日2012年7月14日(土)から新潟県新潟市内で開催中の「開港都市にいがた水と土の芸術祭2012」。当芸術祭の「アートプロジェクト」は閉幕日の12月24日(月・休)までメイン会場「万代島旧水揚場」の入場料が半額になる。「アートプロジェクト」は芸術専門家などから高い評価を得ている。この来場者数が10月末時点で前回の約40万人を超えたことから、閉幕日の12月24日(月・休)まで「水と土の芸術祭感謝月間」とすることになった。これにより、当日入場料通常一般1,000円が500円、学生・65歳以上800円を400円、高校生300円を100円に割引する。中学生以下は無料。ただし、チケットはメイン会場の窓口のみでの販売となる。同会場は、2年前まで魚のせりや水揚げが行われていた施設。漁業や港町の記憶の残る4つの施設全体に、全66作品のうち、20作品を展示している。約5カ月半にわたり開催されている同芸術祭は、2009年に続き2回目の開催。今回は「転換点」をテーマに、メイン会場をはじめ市内48カ所にアート作品を制作・展示する「アートプロジェクト」と、市民の企画実施による「市民プロジェクト」、自然との共生を考える「シンポジウム」を3本柱に、ライブ・パフォーマンス、食のイベントなども数多く開催している。メイン会場での今後のイベントとしては、12月2日(日)に当芸術祭ディレクターでありダンサーの堀川久子によるパフォーマンスや、12月13日(木)には映画『阿賀に生きる』の上映なども控えている。最終日の12月24日(月・休日)には、「大友良英オーケストラNIIGATA」が同市内にあるNEXT21市民プラザホールで開催される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月03日米どころ新潟県には非常に多くの酒蔵が存在し、それぞれに何種類ものお酒の銘柄を取り扱っています。では、そんな数多くあるお酒の中で地元の人がオススメする銘柄はどんなものなのでしょうか?今回は、新潟県在住の地酒通・大島健さんにご協力いただき、地元の方にオススメの銘柄を聞いてみました。●河忠酒造株式会社『想天坊大辛口』日本酒度が10もある辛口のお酒です。常温でもふわっとしたうまみがあっておいしいのですが、冷やして飲んだ方がすっきりしていてグイグイ飲めます。夕涼みをしながら塩を多めにふったゆでたての枝豆をつまみにグイっと飲むにはうってつけのお酒。散々飲んでいると思うのに飽きのこないお酒です。●中川酒造株式会社『越乃白雁 純米吟醸 越淡麗 無濾過生原酒』越淡麗という酒米を使ったすっきりとした後味と原種ならではのどっしりとした味わいがあるお酒です。また香りが柔らかいので日本酒の香りが苦手な人でも大変飲みやすくなっています。新潟の有名どころのお酒しか飲んだことのない方には特におすすめします。●柏露酒造株式会社『純米にごり(JunmaiNigori)』見た目も飲み方も珍しい変わり種のお酒です。中身はすっきりとした味わいの飲みやすいにごり酒ですが、酒蔵さんはサイダーやリキュールで割って酒カクテルとして飲むことをおすすめしています。こういうお酒を嫌がる人もいるでしょうが、色んな可能性を探すことは大事だと思います。個人的にはピーチネクターで割るのがお気に入りです。●美の川酒造株式会社『純米越の雄町』新潟の主流である淡麗辛口と少し違った酒蔵さんのぬる燗できゅっといきたくなるお酒です。お米の味が強く感じるお酒なので味が濃くてコッテリとした料理にも全然負けません。心と体を温めたいときに、お鍋を囲んで一杯やるのに最高です。●越銘醸株式会社『純米酒越の鶴壱醸』油揚げで有名な栃尾の棚田を守ることを目的として作り始めたお酒です。越淡麗という酒米を使っていて昔ながらの新潟のお酒よりもうまみが強く、口当たりと香りのよいので冷で飲むのがおすすめなお酒です。新潟の淡麗辛口はちょっと苦手だなという人には一度これを飲んでもらいたいです。今回紹介した銘柄以外にも各酒蔵さんでおいしいお酒はたくさんありますので、ぜひ新潟にお越しの際は、新潟が誇る地酒の数々を堪能してください。大島さんによると、新潟だけで酒蔵は全部で92蔵あり、それぞれ何種類も銘柄を持ってるそうです。今回紹介したお酒以外にも、米作りと酒造りを手伝った人へ頒布される河忠酒造さんの『和創良酒』や地元の酒屋すみよし屋酒店さん一店舗のために作っている中川酒造さんの『いんごこき』、ほかにも各酒蔵の初しぼりや夏季限定の生酒などおすすめの地酒は数多くあるとのこと。毎年新潟では『にいがた酒の陣』という新潟のほぼすべての酒蔵さんのお酒を試飲できるイベントがあるので、日本酒好きな人は参加して、いろいろなお酒を味わってみるのもいいですね。(貫井康徳@dcp)河忠酒造株式会社中川酒造株式会社美の川酒造株式会社越銘醸株式会社にいがた酒の陣HP大島健さんが実行委員をしている『全日本丸太早切選手権大会』のHP。賞品に地酒が多数。
2012年11月30日福岡県北九州市のJR門司港駅(鹿児島本線)では、12月1~2日の2日間に限り、駅を覆う仮囲いを開放する。JR九州によれば、「仮囲いのない現在の門司港駅をご覧いただけるのはこれが最後のチャンス」とのことだ。国重要文化財にも指定されたレトロな木造駅舎で知られる門司港駅は、今年9月29日より駅舎保存修理工事に入り、駅の周囲は仮囲いで覆われている。テナントなどの撤去整理が終わり、これから本格的な工事が始まるが、その前に仮囲いが移設されるため、2日間限定で現在の駅舎全体を見られることに。駅舎内には入れない。JR九州はこの2日間、「門司港駅新たな旅立ち記念きっぷ ~0哩の軌跡~」を臨時窓口で販売。450セットを用意し、販売時間は各日9:00~17:00。なくなり次第終了となる。門司港駅では12月3日以降、調査を行うために駅前広場も含めて再び仮囲いを設置。来年3月以降、駅舎も素屋根で完全に覆い隠される。建物をいったん解体した後、傷んだ部材を修理・補強して再び組み立てなおすとのことで、工事期間は2018年3月までの予定。その間、門司港駅は仮駅舎での営業となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月24日JRグループの駅で最も標高の高い駅は小海線の野辺山駅。私鉄にこの高さを超える駅はない……と思ったら、あった。標高は2,450mで、野辺山駅の1,345mより1,000m以上も高い。ところがこの駅、鉄道事業法で定められた駅で、現在も営業しているというのに、やって来る乗り物はバスばかり。廃線でも建設途中でもなく、初めからレールがなかった。今後もレールが敷かれることはなさそうだ。鉄道の駅だけどバスしかこない。なんとも不思議な日本一高い駅の名前は室堂駅。富山県中新川郡立山町にある。立山黒部アルペンルートの経路のひとつで、駅の裏手から立山連峰を望める。開業は1971(昭和46)年。当時はバスターミナルだった。それが1996年に鉄道の駅となった。しつこいけれど、鉄道の駅になってもレールが設置されたことはなく、当時もいまもバスしか走っていない。どうしてこの駅が鉄道事業法で「鉄道駅」とみなされているのだろう。その理由は、バスが通常のバスではなく、トロリーバスだからである。運営会社は立山黒部貫光。室堂駅で案内される路線名は「立山トンネルトロリーバス」。室堂駅と大観峰駅を結んでいる。この3.7kmの路線は、法規上は鉄道路線となっている。鉄道事業法における鉄道事業の定義は「他人の需要に応じ、鉄道による旅客又は貨物の運送を行う事業(第2条)」となっている。条文の中の「鉄道」は、専用の軌道という意味。一般道路ではなく、自社専用の走行路を持っていれば、鉄のレールだろうとコンクリートだろうと、法的には鉄道と解釈される。この法律上の鉄道については、鉄道事業法施行規則の第4条で説明されている。鉄のレールで走る「普通鉄道」のほか、モノレールの「懸垂式鉄道」「跨座式鉄道」、新交通システムの「案内軌条式鉄道」、ケーブルカーの「鋼索鉄道」、リニモや中央新幹線のような「浮上式鉄道」、そして、トロリーバスの「無軌条電車」と、「これら以外の鉄道」となっている。室堂駅が開業した1971年は、立山トンネルを普通のバスが走っていた。しかし環境保全のために1996年にトロリーバスに転換された。立山トンネルトロリーバスは、専用のトンネル内で、バスに電力を供給する設備を備え、身内や自社の社員ではなく、よそからやってきた観光客を運ぶ。だから鉄道事業である。電気で動くパスは「電車」というわけだ。実際にこのバスに乗ると、運転席の後ろの電光掲示板に「レールはありませんが電車の仲間です」と説明が表示される。要するに、「専用の線路設備があり、他人のために人や物を運ぶから鉄道ですよ」というわけだ。似たような業態にロープウェイがあるけれど、こちらは鉄道事業法でも扱うものの、「索道」として、鉄道とは別の分類となっている。ただしロープウェイの乗り場も「駅」という。索道を含めると、日本で一番高い駅は中央アルプス観光が運行する駒ヶ岳ロープウェイの千畳敷駅となる。こちらは標高2,611.5mで、室堂駅より161m高い。でも前述のように、こちらは「鉄道駅」とはならない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月24日新潟県新潟市で「第3回にいがたアニメ・マンガフェスティバル」、略して「がたふぇすvol.3」が開催される。開催日時は11月10日(土)の10:00~20:00、11日(日)は10:00~18:00。会場は新潟市中心部の万代エリア、古町エリア、白山・西大畑エリアの3カ所。各エリア間の移動には、無料シャトルバスの利用が便利。入場は無料だが、一部有料のイベントもある。万代エリアのイベントは、「がたふぇすvol.3オープニングセレモニー」に始まり、「天空の城ラピュタ」のシータ役、「ドラえもん」ドラミ役(初代)をつとめた、よこざわけい子さんによる「トークショー」のほか、「けいおん!」の中野梓役、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」高坂桐乃役の竹達彩奈さんのトークショーなどが行われる。そのほか、「パタリロ!」などの作品で知られる漫画家、魔夜峰央先生によるサイン会や、コスプレ体験ブースなども開催される。古町エリアでは、FMPORT「RADIOMANIART(WED.)あなたと星空の下で」公開収録&トークライブのほか、さまざまなテレビアニメの主題歌を歌っている石田燿子さんのミニライブが特別開催される。さらに「ホビージャパン」による展示、物販ブースの出店や、「第4.5弾痛車フェス」、「新潟アニソンLoversカラオケライブ」なども開催予定。白山・西大畑エリアでは「コスプレパレード」を開催。そのほか、「コスプレガタケットスペシャル」では国重要文化財や、大正時代の風情あふれる和風邸宅を舞台にコスプレが楽しめる。イベント詳細はがたふぇすvol.3ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月09日JR東日本盛岡支社は16日、気仙沼駅、盛駅、釜石駅、宮古駅のリニューアルを発表した。4駅とも工事を開始しており、12月上旬の完成をめざしているとのこと。東日本大震災で被災した三陸海岸沿岸部の活性化に貢献すべく、地域の拠点となる4駅がリニューアルされることに。デザインコンセプトは、「清らかな海、やさしい風の香り、美しい地形を感じる特徴をもった『親しまれる駅』 ~交流を生み出し、賑わいの場として、親しまれる駅~」(JR東日本盛岡支社)で、三陸海岸の特徴を取り入れたデザインとなる。リニューアルにあたり、気仙沼駅は「漁港のまち」、盛駅は「海岸のまち」、釜石駅は「鉄のまち」、宮古駅は「浜のまち」をそれぞれイメージしたという。気仙沼駅の駅舎は、三陸海岸の「岩」をイメージしたデザインに。岩を模したアプローチゲートを、駅舎の入口上部の庇(ひさし)で表現する。釜石駅では駅舎全体に「鉄」をイメージしたルーバーを配置し、宮古駅の駅舎は浄土ヶ浜をイメージした「砂浜」を表現したデザインに。現在は不通となっている大船渡線盛駅も、今回のリニューアルで駅舎にルーバー状の庇が配置され、待合室の窓や入口で碁石海岸の穴通し磯を表現するとのこと。なお、気仙沼駅に関しては一部列車の発着番線変更も発表されており、12月1日より新たに列車4本が1番線(駅舎側)発着に。一ノ関方面の大船渡線の列車21本(下り11本、上り10本)のうち、19本が駅舎側のホームを使用することになり、跨線橋の使用が少なくなることから乗換えなどの利便性が向上する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月21日H&M(へネス アンド マウリッツ)は2012年9月14日(金)に、東京駅直結ビルに大型駅隣接店舗「H&M TOKYO STATION」をオープンする。H&M TOKYO STATIONは、レディース、メンズ、アクセサリーで従来よりトレンド性のあるラインに加え、オフィスやアフター5にもぴったりのアイテムからベーシックアイテムまで幅広く用意した。さらに時間に制限のある旅行客、出張客までもが楽しむことのできるショッピングスポットを提案する。大型駅直結ビルへの出店は初となり、約700㎡の1フロア構成という小規模店舗も、当ブランドには稀な展開となった。そのため、限られたスペースを最大限に活かし大型駅を利用する多様な顧客層のニーズに応えたコレクションを考案している。同ブランドの他店と比べて特徴的なのは、メンズアイテムの店舗面積に閉める割合である。多くの同ブランド店舗がレディスに比べてメンズは4分の1ほどの店舗面積を用意しているにも関わらず、同店舗においてレディスとメンズは半分ずつの比率を占めている。メンズのビジネスルックを意識したYシャツやスーツ、ネクタイなどを多く取り揃えている理由として、H&M日本法人社長クリスティン・エドマン氏は、「日本人男性のファッション感度は高く、東京駅の利用客は男性が圧倒的に多い。お客様のニーズや周辺の環境に合わせた商品展開や、商品ディスプレイに取り組みたい。」とコメントした。メンズアイテムがビジネス用のフォーマルな商品展開が目立つ一方で、レディースアイテムはOL向きのオフィス用スタイルばかりではなく、華やかな柄のスキニーパンツや鮮やかな色使いのアイテムが目立つ。同日には、H&M岐阜モレラ店がオープンし、開店前の店舗には600人もの客が列を作った。さらに今年11月にはH&M仙台さくら野店、来春には大阪に最大面積を誇る店舗オープンを予定し、H&Mの勢いは増すばかりだ。今後は、路面店舗のみではなく郊外のショッピングセンターやエアポート、駅ビルへの新規店舗出店を視野に入れていることも明らかにした。ゴージャスなアクセサリーも豊富に揃うH&M日本法人社長のクリスティン・エドマンさん店舗名:H&M TOKYO STATIONオープン:2012年9月14日(金)住所:中央区八重洲2丁目1番1号ヤンマー東京ビルティングB1F店舗構成:1フロアアクセス:JR各駅「東京駅」八重洲中央口、八重洲南口、八重洲北口直結(東京駅八重洲地下中央口改札を出て直進)営業時間:10:00-20:00元の記事を読む
2012年09月14日新潟県内の美味しいものが大集合する「新潟うまさぎっしり博2012」が9月16日(日)、17日(月・祝)の両日、朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターで開催される。「新潟うまさぎっしり博2012」は、県内有名店のラーメンをはじめ、県内各地で人気を博している焼きそばのゾーン、「うま博」限定のスイーツ、日本酒などなど、定番のうまいものからご当地B級グルメまで、新潟県の味を一堂に楽しめる食のイベント。昨年は2日間で37,880人が来場した。今回は同日開催の「にいがた総おどり」「水と土の芸術際」とも連携し、新潟はフード、アート、パフォーマンスが盛り沢山。さらには県内のゆるキャラも登場し、会場をさらににぎやかにしてくれる。注目の「新潟グルメ」では、16の店が新潟の新しい郷土料理をめざして、地場の食材を使って創作。「県産野菜を使ったヘルシー冷製パスタ」「にいがた地鶏コロッケ」「新潟ぎっしりかき揚げ天茶」「新潟かつバーガー」「長岡野菜のタコライス」「佐渡天然ブリカツ丼」「みどりのピリ辛鶏ぶっかけそば」などが並ぶ。新潟の焼きそばは「イタリアン」というB級グルメがあるが、ほかにも赤、黒、白の3色の焼きそばが名物だ。赤は妙高赤倉温泉の「レッド焼きそば」、黒は糸魚川の「ブラック焼そば」、そして、上越市の「謙信公義の塩ホワイト焼きそば」。それぞれの地産食材を生かしているのが特徴だ。そして、ラーメン。”新潟ラーメン”という括りはないが、県内には有名人気店がひしめいている。そんな中から、今回新潟市からは「究極あさっぱラーメン」、「NEO中華そば」が出店。長岡市からは「メキシカン豆乳坦々麺」、新潟市、小千谷市「スリーピースのみそラーメンみそ焙煎おまけ付き」、新潟市、柏崎市、弥彦村で人気の「下町煮干し中華の佐渡産甘海老油ちゃーしゅうめん」、上越市「醤喰ジャージャー麺~上越(麺)トリビュート」の6つの”新潟ラーメン”が味わえる。食後のスイーツは、16日と17日にそれぞれ5つが出展される。16日は、三条市「お月見モーモー」、新潟市「あんぽんたん」、新潟市「うまさぎっしりクレープ~安田ヨーグルトと県産フルーツの米粉クレープ包み~」、新潟市「和栗スフレロール」、糸魚川市「糸魚川産コシヒカリ使用ながーいもっちりプリンロール」。17日は、新潟市から「ごきげん卵の米粉和栗ロール」、村上市の「村恭のクレープ」、柏崎市「和栗の生クリーム大福」、長岡市から「バナナカボチャの米っ娘ロール」と「いちごミルクロール」と、県内の名店の自信の逸品を味わえる。さらに、日本酒コーナーには酒どころ新潟県の酒造会社から20社が参加。まさに「新潟うまさぎっしり博」だ。しかし、これだけは終わらない。協賛団体、企業のブースやPRブースも多数並びステージイベントも盛りだくさんだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月13日越後交通は10月1日より、高速バスの上越~池袋線と新潟~池袋線の夜行便を新宿駅西口まで延伸する。対象となるのは、上越~池袋線の上り6便(新宿駅西口4:55着)と下り5便(同23:10発)、新潟~池袋線の上り30便 / 32便(新宿駅西口5:00着)と下り29便 / 31便(同23:00発)。延伸による運賃の変更はない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日新潟県の糸魚川市近辺では、真っ黒な麺を使った焼きそばが評判だとか。果たしてその正体はいかに。今回、そのうわさの出どころである糸魚川市で、ブラック焼きそばの正体を探ってみた。この糸魚川市、場所は新潟県最西端の海に面したところに位置している。早速、街を散策するとそこらじゅうに「ブラック焼きそば」の旗ざしものがある。なるほど、街をあげてブラック焼きそばなるものを広めようとしているようだ。早速、持参のiPadで評判を検索。すると「糸魚川うまいもん会」公式HPなるものを発見した。恐る恐るのぞいてみると、そこには「めざせ!全黒制歯」という秀逸なキャッチコピー。糸魚川ブラック焼きそばのゆるキャラ「ブラック番長」なるものも存在するようだ。なんと、その姿は学ランを着ているイカ。きっと学ランはイカスミを表現しているのだろう。何はともあれ、まずはHPで紹介されていた「月徳飯店」というお店に行ってみることにした。この店は日本海に面した場所にあり、「日本海のよこはま」をキャッチコピーにするくらいの本格的な中華料理店。厳かな装飾の店内に落ち着きなく入店したせいか、店員からはいぶかしんだような視線を浴びてしまう。高ぶる気持ちを何とか抑え込み、かすれた声で「ぶ、ブラック焼きそばをひとつ!」と注文する。厨房(ちゅうぼう)からは、フライパンで炒める音とともに香ばしいにおいが漂ってくる。さすが本格的な中華料理店、たとえB級メニューでも手抜かりはないらしい。やがて、香ばしいにおいとはミスマッチなB級グルメ臭たっぷりの焼きそばが運ばれてきた。予想通り、真っ黒な麺の焼きそばが、皿からあふれんばかりに盛られている。トッピングは薄焼きたまごにマヨネーズ、ケチャップ、青のり、紅ショウガ。赤と黒のコントラストが、この地にはせた上杉謙信とそのライバル、武田信玄の映画をほうふつさせる。早速食べてみると、卵のプルプル感と腰のある黒い麺が絡まることでとてもマイルドだ。見た目のインパクトのある色味からは想像できない、優しい味という意外な展開となった。また、イカスミ特有の生臭さは、炒めることによって軽減されているのだろうか。ちなみに月徳飯店系列のお店には、黒酢をかけたものや目玉焼きをのせたものもあり、同じブラックでも大きく差別化を図っている。もう一軒、注目したのは「食べ処なかしま」だ。ここはいわゆるラーメン屋さん。この店のラーメンも非常においしいとのことだが、今回はブラック焼きそばの調査。ラーメンは次の機会に探るとする。店の雰囲気はと言うと、月徳飯店とは一転して厳かさはない。いかにもB級グルメを出す店という雰囲気すら漂っている。早速ブラック焼きそばを注文する。すると、驚くことに皿の上は黒一色。薄焼きたまごは乗ってなく、真っ黒な焼きそばがどんとさらに盛られているのだ。どこを見てもブラック、ブラック。皿の端に、申し訳なさそう程度の紅ショウガ。たしかにニンジンやキャベツをふんだんに使ってこそいるのだが、言うなれば「男のブラック!」。飛雄馬の後ろ姿をそっと見守る姉の明子のように添えられている紅ショウガが、どこか物悲しい。ただし、味は保証付き。どぎついブラックとは対照的に、マイルドで優しい味付けだった。一度ゆでた麺を炒めて出す手法で、絶妙な歯触りを再現する。●information「食べ処なかしま」新潟県糸魚川市中央2-16-10営業時間:11:00~21:00(火曜日定休日)聞くところによると「糸魚川ブラック焼きそば」は、食による地域活性化に取り組む飲食店の有志「糸魚川うまいもん会」が発起。「糸魚川名物になるものを!」という強い思いで創作した、新B級ご当地グルメだそうだ。現在、B-1グランプリ参加をめざして絶賛活動中とのこと。去年の9月はブラック焼きそば生誕一周年だったそうで、「イカげさまで1周年」キャンペーンが実施されたらしい。これまたステキなネーミングである。イカばかりがフィーチャーされている気がしてならない。肝心の「焼きそば」という単語があまり出てこないのは、同じB級グルメの雄「富士宮焼きそば」と差別化を図っているということだろうか。糸魚川ブラック焼きそばを提供している店舗は、2012年7月時点で27店舗。ひとつとして同じものはなく、それぞれの店のオリジナリティー溢(あふ)れるブラック焼きそばに仕上がっている。焼きそばの上に載せる具も様々だ。例えば卵。卵焼きで黄色と黒のリゲインもしくは阪神タイガースのような色味を出したり、温泉卵でとろ味を出してみたり。また、トマトソースを乗せてイタリア風のもあれば、イカスミの黒の上にさらに黒酢をかける、またはカレー風味にアレンジしているお店もある。ブラック焼きそばの世界は拡張し続けているのだ。しかも提供する店もラーメン屋であったり、レストランであったり、カフェであったりと様々。街全体がブラック焼きそばを中心に盛り上がりを見せている。決して有名人をスポークスマンに起用したわけでもなく、おそらく告知予算を多く持っているということもないだろう。でもこのムーブメントには勢いがある。地域の人々の心が一つになっているのが、外部の人間にも確実に伝わっていることだろう。ひとつのB級グルメとしても魅力的だが、町おこしとしても、広告としても、そのキャッチコピーにしても全てが魅力的なブラック焼きそばであった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月03日JR東日本はこのほど、山手線で導入を進めているホームドアの2014年度完成予定駅を発表した。すでに設置済みの恵比寿駅と目黒駅も含め、計18駅でホームドアが整備される。2014年度のホームドア完成が予定されるのは、御徒町駅、鶯谷駅、田端駅、有楽町駅、原宿駅、五反田駅、西日暮里駅の計7駅。具体的な完成日時については別途告知するという。同社はホームでの転落事故や列車との接触事故などの防止対策として、ホームドアの導入に取り組んでおり、2010年より恵比寿駅と目黒駅で使用開始した。本年度中に大崎駅と池袋駅でホームドアが完成する予定で、2013年度には大塚駅、巣鴨駅、駒込駅、新大久保駅、目白駅、高田馬場駅、田町駅にも設置される予定だ。残る未設置駅についても、現時点で大規模な改良が予定される新橋駅、渋谷駅、新宿駅、東京駅の4駅を除き、2017年度末の工事完成を見込んでいる。2015年度以降の完成予定駅については、「工事計画がまとまり次第、お知らせいたします」(JR東日本)としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月28日新潟っ子なら誰もが知っているB級グルメといえば何が思いつくだろうか。老いも若きも好んで食べているというその名も「イタリアン」。イタリア風の食べ物なのか、何なのか。早速調査してみた。「イタリアン」といえば一般的にはイタリアの郷土料理のことだと思うもの。しかし、ここ新潟ではそれが通用しない。この地でイタリアンといえば県民の誰もが知っているB級グルメを意味する。新潟ではどのくらい、このB級グルメが浸透しているのか、早速調査のために燕三条駅に降り立った。改札を出てすぐ、目の前を歩く30代くらいの人たち数人に声をかけてみる。すると返ってきた返事は口を揃えたように「小さい頃おやつとして食べた」「学校帰りによく食べた」という声。どうやら、非常に親しまれている味のようだ。おやつとして食べていたとするなら、イタリアンはお菓子なのだろうか。あるいはイタリアンと呼ばれるくらいだけに、パスタのような主食なのかもしれない。いつごろ食べていたのかといった内容からは、この食べ物がまったく想像ができない。道を歩くカップルに「イタリアンって何?」とたずねると、「紅ショウガが白い!」という答えが返ってきた。まったく本題に対する答えではない!ところが、その後も同様の回答が続くのだ。白い紅ショウガとおやつ。このふたつのキーワードを結びつけるものは果たして何なのだろうか。疑問は深まるばかりだ。ショウガが添えてあると答えればいいところを、なぜ「白い」紅ショウガという必要があるのだろうか。そうした疑問を持ちながらも調査を続行。やがて、ぼんやりとした概要が見えてきた。どうやらその正体は、めん類のようだということ。地域によって人気がふたつにわかれており、グルメファンたちの間では熱い論争を巻き起こしているようなのだ。さて、この謎のめん類であるイタリアンだが、どうやら大きく2種類あるらしい。上越と中越でわかれるこのふたつは同じイタリアンでも味が微妙に違う。聞き込みを続けた結果、これは「みかづき」と「Friend」というふたつのお店の違いによるものであることが分かった。上越で人気があるのはFreindで中越は「みかづき」。この両派閥が存在するだけに、新潟県民と会話する際は要注意なのだそうだ。この2大勢力を融和した、いわゆる国境ラインというものも新潟県には存在する。それが燕三条だ。新幹線の駅がある側で、ワシントンホテルの入っている燕側のイオンには「みかづき」が城を構えその勢力を保持している。そこから車で約10分。三条側のイオンには「Friend」があり、晩ご飯のデザートに新潟名産の洋梨「ルレクチェ」を買った主婦が、おやつとして「イタリアン」を食べている。このエリアに行けば、30分ほどの時間で両方の店にあるイタリアンをお持ち帰りして、国境の誰も手出しができない新幹線の高架下あたりで、両派閥を気にすることなくイタリアンの味を堪能できる。長くなってしまったが、そもそも「イタリアン」って何だろう?という疑問の答えを述べていなかった。ずばり、見た目は焼きそば、かかっているソースはミートソース。ただ、新潟県民に言わせると「焼きそばじゃないよね、あのめんは」「あれってミートソースなのかな」などとあいまいな答えしか返ってこない。途方に暮れて、ふと「みかづき」の看板をよく見てみるとそこには、こう書いてあった。「What kind of foods [italian]?Is it spagetti?or yakisoba? [Italian] is neither.[Italian] is [Italian]!!」 直訳すると 「イタリアン」ってどんな食べ物?スパゲティ?それとも焼きそば? 「イタリアン」はどちらでもない。「イタリアン」は「イタリアン」!! ということだそうだ。「『イタリアン』は『イタリアン』」と言いつつも、スパゲティや焼きそばっぽいと自分で分かっているところがなんともかわいいではないか。この文面の「イタリアン」の部分を「おれ」に置き換えると非常に分かりやすい。「おれ」ってどんな食べ物?スパゲティ?それとも焼きそば? 「おれ」はどちらでもない。おれは「おれ」!! 早速、それぞれの店で食べ比べてみることにする。まずは「みかづき」。自家製角太の中華めんの上にたっぷりとトマトソースがかかり、約40年もの間、同じスタイルで出し続けている定番メニューだ。注文をすると、厨房(ちゅうぼう)からは鉄板の上でめんともやし、キャベツをいためる音が聞こえてくる。そこに特製ソースを絡めて、まずは焼きそばを作る。その上に、トマトペーストをベースに作ったソースがかかって出来上がり。何ともミスマッチな様相なのだが、口にするとあら不思議。強い酸味を想像していたのだが、ソースにたっぷりと使った玉ねぎがほどよい甘さを醸し出す。濃厚なトマトソースにからんだ、コシのある焼きそばの歯触りが、口いっぱいに不思議なハーモニーを生み出すのだ。これで値段は320円。道行く人たちが、なぜ「おやつ」と呼んでいたのかうなずける。また、フォークで食べるのもここの特徴だろう。そして、その脇には「白い」紅ショウガがこっそりとたたずんでいたのだった……。2大勢力の片方ばかりを食べても比較にならない。ゆっくり味わいたい気分に後ろ髪をひかれつつ、もうひとつの「Friend」へと向かうことにした。こちらも「みかづき」同様、「イタリアン」のスタイルに違いはない。しかし、決定的な違いはそのソース。トマトベースの「みかづき」に対して、こちらはミートソース。「イタリアン」の濃厚さと比べると、味の深みで勝負している感がある。はしで食べるスタイルなのだが、中細めんなのでつかみやすく、また見た目よりもスッと腹におさまっていく。ひき肉たっぷりのソースとの絡みもバツグンだ。さらに、中華めんとの相性からなのかもしれないが、ギョーザとのセットが人気商品となっていた。どちらの店も、焼きそばとパスタの風味を同時に味わえるお得なグルメ、というのが調査後の感想だ。リーズナブルかつボリューム感もたっぷりで、「おやつ」ならぬ主食としても十分いけそうなメニューだった。今後、この2大勢力はますますデットヒートを繰り広げるに違いない。しかしそれは、切磋琢磨にお互いの味を高める至高の戦いであるに違いないのだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日新潟っ子なら誰もが知っているB級グルメといえば何が思いつくだろうか。老いも若きも好んで食べているというその名も「イタリアン」。イタリア風の食べ物なのか、何なのか。早速調査してみた。「イタリアン」といえば一般的にはイタリアの郷土料理のことだと思うもの。しかし、ここ新潟ではそれが通用しない。この地でイタリアンといえば県民の誰もが知っているB級グルメを意味する。新潟ではどのくらい、このB級グルメが浸透しているのか、早速調査のために燕三条駅に降り立った。改札を出てすぐ、目の前を歩く30代くらいの人たち数人に声をかけてみる。すると返ってきた返事は口を揃えたように「小さい頃おやつとして食べた」「学校帰りによく食べた」という声。どうやら、非常に親しまれている味のようだ。おやつとして食べていたとするなら、イタリアンはお菓子なのだろうか。あるいはイタリアンと呼ばれるくらいだけに、パスタのような主食なのかもしれない。いつごろ食べていたのかといった内容からは、この食べ物がまったく想像ができない。道を歩くカップルに「イタリアンって何?」とたずねると、「紅ショウガが白い!」という答えが返ってきた。まったく本題に対する答えではない!ところが、その後も同様の回答が続くのだ。白い紅ショウガとおやつ。このふたつのキーワードを結びつけるものは果たして何なのだろうか。疑問は深まるばかりだ。ショウガが添えてあると答えればいいところを、なぜ「白い」紅ショウガという必要があるのだろうか。そうした疑問を持ちながらも調査を続行。やがて、ぼんやりとした概要が見えてきた。どうやらその正体は、めん類のようだということ。地域によって人気がふたつにわかれており、グルメファンたちの間では熱い論争を巻き起こしているようなのだ。さて、この謎のめん類であるイタリアンだが、どうやら大きく2種類あるらしい。上越と中越でわかれるこのふたつは同じイタリアンでも味が微妙に違う。聞き込みを続けた結果、これは「みかづき」と「Friend」というふたつのお店の違いによるものであることが分かった。上越で人気があるのはFreindで中越は「みかづき」。この両派閥が存在するだけに、新潟県民と会話する際は要注意なのだそうだ。この2大勢力を融和した、いわゆる国境ラインというものも新潟県には存在する。それが燕三条だ。新幹線の駅がある側で、ワシントンホテルの入っている燕側のイオンには「みかづき」が城を構えその勢力を保持している。そこから車で約10分。三条側のイオンには「Friend」があり、晩ご飯のデザートに新潟名産の洋梨「ルレクチェ」を買った主婦が、おやつとして「イタリアン」を食べている。このエリアに行けば、30分ほどの時間で両方の店にあるイタリアンをお持ち帰りして、国境の誰も手出しができない新幹線の高架下あたりで、両派閥を気にすることなくイタリアンの味を堪能できる。長くなってしまったが、そもそも「イタリアン」って何だろう?という疑問の答えを述べていなかった。ずばり、見た目は焼きそば、かかっているソースはミートソース。ただ、新潟県民に言わせると「焼きそばじゃないよね、あのめんは」「あれってミートソースなのかな」などとあいまいな答えしか返ってこない。途方に暮れて、ふと「みかづき」の看板をよく見てみるとそこには、こう書いてあった。「What kind of foods [italian]?Is it spagetti?or yakisoba? [Italian] is neither.[Italian] is [Italian]!!」 直訳すると 「イタリアン」ってどんな食べ物?スパゲティ?それとも焼きそば? 「イタリアン」はどちらでもない。「イタリアン」は「イタリアン」!! ということだそうだ。「『イタリアン』は『イタリアン』」と言いつつも、スパゲティや焼きそばっぽいと自分で分かっているところがなんともかわいいではないか。この文面の「イタリアン」の部分を「おれ」に置き換えると非常に分かりやすい。「おれ」ってどんな食べ物?スパゲティ?それとも焼きそば? 「おれ」はどちらでもない。おれは「おれ」!! 早速、それぞれの店で食べ比べてみることにする。まずは「みかづき」。自家製角太の中華めんの上にたっぷりとトマトソースがかかり、約40年もの間、同じスタイルで出し続けている定番メニューだ。注文をすると、厨房(ちゅうぼう)からは鉄板の上でめんともやし、キャベツをいためる音が聞こえてくる。そこに特製ソースを絡めて、まずは焼きそばを作る。その上に、トマトペーストをベースに作ったソースがかかって出来上がり。何ともミスマッチな様相なのだが、口にするとあら不思議。強い酸味を想像していたのだが、ソースにたっぷりと使った玉ねぎがほどよい甘さを醸し出す。濃厚なトマトソースにからんだ、コシのある焼きそばの歯触りが、口いっぱいに不思議なハーモニーを生み出すのだ。これで値段は320円。道行く人たちが、なぜ「おやつ」と呼んでいたのかうなずける。また、フォークで食べるのもここの特徴だろう。そして、その脇には「白い」紅ショウガがこっそりとたたずんでいたのだった……。2大勢力の片方ばかりを食べても比較にならない。ゆっくり味わいたい気分に後ろ髪をひかれつつ、もうひとつの「Friend」へと向かうことにした。こちらも「みかづき」同様、「イタリアン」のスタイルに違いはない。しかし、決定的な違いはそのソース。トマトベースの「みかづき」に対して、こちらはミートソース。「イタリアン」の濃厚さと比べると、味の深みで勝負している感がある。はしで食べるスタイルなのだが、中細めんなのでつかみやすく、また見た目よりもスッと腹におさまっていく。ひき肉たっぷりのソースとの絡みもバツグンだ。さらに、中華めんとの相性からなのかもしれないが、ギョーザとのセットが人気商品となっていた。どちらの店も、焼きそばとパスタの風味を同時に味わえるお得なグルメ、というのが調査後の感想だ。リーズナブルかつボリューム感もたっぷりで、「おやつ」ならぬ主食としても十分いけそうなメニューだった。今後、この2大勢力はますますデットヒートを繰り広げるに違いない。しかしそれは、切磋琢磨にお互いの味を高める至高の戦いであるに違いないのだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日JR東日本新潟支社は、上越新幹線大宮~新潟間が今年の11月15日で開業30周年を迎えるにあたり、開業30周年を記念したイベントを、越後湯沢駅、長岡駅、新潟駅周辺および新潟県佐渡市などで開催する。この記念企画の第1弾として、7日より長岡駅の駅ビル「CoCoLo長岡」にて、「SLばんえつ物語」と上越新幹線のパネル展がスタート。14日からは越後湯沢駅にて、「レルヒさんを探せ!!」謎解きイベントが、さらに28日からは長岡駅近くの新潟県立歴史博物館にて、「上越新幹線開業30周年記念展『奇跡の新幹線』」がそれぞれ開催される。このほか、新潟駅では毎週土曜日に駅南口広場にて産直市を開催。佐渡の「ファミリーオ佐渡相川」では、7月中の毎週土曜日に「浜焼き」を1人につき1品サービスするほか、7月14日から8月31日まではこどもを対象に花火をプレゼントするなど、各エリアにて独自の企画を実施する。今後、第2弾の企画も順次発表される予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月13日「河川蒸気」って知ってる?これは、お中元ギフトとして年間70万個以上売れている、黒糖風味の蒸しカステラに独自の小豆クリームをやさしく包んだ、新潟を代表する和スイーツだ。変わった名前の由来は、昭和初期に信濃川や阿賀野川水系で活躍した「蒸気船」が新潟の近代交通のうぶ声であり、経済・文化の一大革命であったこと。新潟県の下越地方には、お盆やお彼岸などには必ずと言っていいほど、この「河川蒸気」を花と一緒に手向ける風習があり、お盆やお彼岸の時期に実家の仏壇にお供えするため、嫁いだ娘さんがちょっとした手土産をもって帰るそう。ふわふわボリューミーなこの“隠れたご当地銘菓”、贈り物にぜひいかが?お問い合わせ:菜菓亭 公式サイト
2012年07月07日廣済堂は、求人情報サービスWorkin(ワーキン)新潟版において、イメージキャラクター「Negicco(ねぎっこ)」を起用したプロモーション企画の第2弾を、7月2日から開始した。Negiccoは2003年の結成以来、人気のご当地アイドルとして活躍を続ける。今回の企画では、フリーマガジンWorkinFree(ワーキンフリー)新潟版の表紙に、新たなNegiccoのポートレートがお目見えするほか、新しいテレビCM、ラジオミニ番組の放送がはじまる。CMソングには6月20日リリースの新曲「あなたとPop With You!」を起用。テレビCMの映像はYouTubeの公式チャンネルでも配信中だ。あわせて、求職者向けの懸賞キャンペーン「全力応援!仕事探しサマーキャンペーン」も実施。Workinウェブサイトで、アンケートに回答した人の中から抽選で、Negiccoのサイン入り新曲CDやライブチケット、オリジナルデザインQUOカードなどがプレゼントされる。期間は7月2日から7月31日まで。詳細はWorkinウェブサイトのキャンペーンページで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月03日幸福駅(北海道)の公式ホームページ「幸福駅発」は22日、観光PRのための新キャラクター「みゆき&めぐみ」を公開した。ブログ「みゆきの幸福日記」もスタートしている。39年前、NHKの番組『新日本紀行』で放送されたのをきっかけに、幸福駅(旧国鉄広尾線)は全国的にその名を知られるようになり、「愛国から幸福行き」のきっぷが爆発的に売れるなど、同じ広尾線の愛国駅とともに一大ブームを巻き起こした。その後、広尾線は廃線となったが、幸福駅と愛国駅は駅名の縁起の良さから観光地として存続し、現在も国内・国外を問わず多くの観光客が訪れる。「みゆき&めぐみ」は、来年でブーム40周年を迎えるにあたり、幸福駅と愛国駅のPRキャラクターとして制作されたもので、北海道出身・在住のイラストレーターであり原画家の「みけおう」さんがデザインした。ともに当地に住む「駅神様」という設定だ。「みゆき」は幸福駅周辺を担当する新米の駅神様で、慎重すぎる性格でおとなしく見られがち。しかし一度決めたらやり抜く芯の強さも持っている。得意の歌と癒しのチカラで、駅を訪れる人々を幸せに導く。一方、「めぐみ」は愛国駅周辺を担当する駅神様。社交的で活発な性格で、人と人を結びつけるのが大好きだが、たまに早とちりしてしまうことも。恋愛占いが得意で、人々に愛を広めていく。2人は「幸福駅発」や「みゆきの幸福日記」などを通じ、幸福駅と愛国駅のPRを行う。7月中旬より、幸福駅のお土産店にて公式グッズも発売予定とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日はるやま商事はジェイアール東日本企画の協力の下、JR東日本が推進するさまざまな環境保全技術(エコメニュー)を駅に導入する取り組み「エコステ」のモデル駅第1号であるJR四ツ谷駅へ、盛夏用ユニフォームを製作し提供する。今回提供するユニフォームは、はるやま商事が「エコステ」の取り組みをサポートするため、新素材生地を採用したクールビズ対応シャツをオリジナルデザインで製作した。この新生地素材は、接触冷感・高通気性・吸水速乾・ストレッチ性・手入れが簡単といった特徴を持つ。男性用デザインは、ブルーのボタンダウンシャツ。袖口にJRロゴを刺しゅうし、青色のパイピングラインを配置。右胸部に「ecoste YOTSUYA」の文字を緑色で刺しゅうした。女性用デザインは、ピンクのボタンダウンシャツで、パイピングがピンク色、刺しゅうが緑色となっている。着用は6月1日から始まっており、夏の期間、省エネ環境の中でも働きやすく、駅利用者の見た目にも涼しいユニフォームにより、エコ活動を推進する。はるやま商事は夏期、JR四ツ谷駅へ「エコステ×はるやま」の広告を掲出することで、エコに向けた取り組みの告知とともにエコ意識の啓発を図る。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月06日グランセナフットボールクラブ(新潟)は5月3日、ゴールデンウィークイベントとして親子を対象とした「親子deサッカー教室」を開催する。同時に5月3日から6日に「個人スキルアップ」「試合したい子集まれ!」「ブラジルテクニック」の3イベントも行う。同フットボールクラブの「親子deサッカー教室」は毎年恒例のイベントで、2012年は5月3日に開催。年中・年長・小1の親子2人1組で行う。この親子サッカーをきっかけにサッカーを始める人もいるという。当日は、親子でのボール遊びや親子サッカーゲームを行い、20~25組(総勢50名程度)のサッカー教室になる予定とのこと。屋根付フットサルコート(人工芝)で行うため、雨天でも開催となる。参加費は500円(1組)。教室終了後、希望の人にはクラブハウスでランチが用意される(お子様ランチ500円、大人日替りランチ700円)。また、同イベントのほか、5月3日から6日まで、小学1~4年を対象とした「個人スキルアップ」、当日集まった小学1~4年生までのメンバーでチームを作り、ゲームを行う「試合したい子集まれ!」、ブラジルのサッカーテクニックが学べる「ブラジルテクニック」の3つのイベントも同時開催する。申し込みは、グランセナフットボールクラブまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月25日日本旅行は25日より、鉄道写真家・広田泉氏と行く1泊2日の旅「会津モリモリツアー」を販売開始する。会津鉄道芦ノ牧温泉駅とひたちなか海浜鉄道那珂湊駅の「姉妹駅」提携記念で企画された。姉妹駅の提携は、「歴史ある古い駅舎が現役で使われている」「駅前食堂がある」「女性の駅長、駅員が活躍している」「駅に猫がいる」「地元の鉄道を愛する応援団がいる」などの点が会津鉄道とひたちなか海浜鉄道の両社に共通していることから結ばれたもの。ツアーでは参加者自らの手で、芦ノ牧温泉駅に姉妹駅提携記念プレートを設置。また、より深く思い出に刻んでもらうために、参加者より「自分宛ての手紙」を預かり、10年後に芦ノ牧温泉駅で返却するという。広田氏と両社社員によるトークショーも実施する予定だ。広田氏が教える「コンパクトデジカメで撮る鉄道写真」教室や、懇親会といったオプションも用意されている。往復の乗車券として使用するのは、比較的長めのフリータイムにも使いやすい「ゆったり会津 東武フリーパス」。東武鉄道下今市駅から会津鉄道西若松駅まで、さらにJRの西若松~喜多方間と、広範囲の移動が可能だ。旅行代金は大人1名2万4,500~2万5,000円。なお、東京観光財団の指定する「被災地応援ツアー」に該当するため、参加者が東京都の在住・在勤・在学のいずれかの場合には1名に対して3,000円の補助金が支給される(申し込み時に問い合わせが必要)。販売開始は25日午後3時で、日本旅行新宿法人営業部でのみ取り扱う。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日東武鉄道は20日、とうきょうスカイツリー駅にてリニューアルオープン式典を行った。東京スカイツリータウンの玄関駅として、先進性と下町の伝統を生かしたデザインの駅に生まれ変わった。今回のリニューアルで改札口が増設され、浅草駅寄りの正面改札はこの日から供用開始。コンコースには、澄川喜一氏のデザインによる駅パブリックアート「TO THE SKY」が設置されている。ホームの膜屋根は、1897年カーネギー社製のレールなど、改修前のホーム屋根の骨組を生かしたデザインで、自然光を取り入れた明るい空間に。東京スカイツリータウンにも導入される地域冷暖房システムを駅コンコースの空調に活用するなど、快適に利用できる駅となった。鉄道利用や東京スカイツリータウン観光の案内を担う「ステーションコンシェルジュ」も配置されるという。リニューアルオープン式典には、東武鉄道代表取締役社長の根津嘉澄氏、東京タワースカイツリー取締役社長の鈴木道明氏、駅パブリックアート「TO THE SKY」をデザインした澄川喜一氏らが出席。東京スカイツリー公式キャラクター「ソラカラちゃん」や押上・業平橋地区活性化協議会キャラクター「おしなりくん」も駆けつけ、とうきょうスカイツリー駅のリニューアルを祝った。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月21日「着物で古町」実行委員会は、かつて新潟に当たり前のようにあった「笑顔のある賑やかさ」「人と人の心のふれあい」をいま一度、地域に呼び戻すきっかけとすることを目的に、新潟の文化情報を発信するイベント「着物で古町」を、4月14日及び5月12日・13日に開催する。新潟市古町では街並み保全や地域の活性化・地域住民の交流を目的に、「古町どんどん」などさまざまなイベントが官公民を問わず実施されている。「着物で古町」は、今まで着物に親しみのない若い世代の地域参画のきっかけとして、また着物は持っているけど披露する場が少なかった年配の人にも、小さな子どもの晴れ姿を見る機会を増やし、その子どもにも親しみを得てもらうためにも、交流の場を提供する。実行委員会では当イベントが、新潟県を代表する催しとして認知度を上げていけるよう、また長く継続できるように取り組んでいくという。古町の活性化から新潟県全体の活性化へ、さらに、新潟県から全国・全世界へと発信していく新潟の象徴として、着実に成長させていきたいと語る。来場数は4万人以上を想定。当日は着物を所持しない人のために、着物のレンタルも行う。着物及び着付けを含めて3,000円で提供。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月05日JR四国はこのほど、高松駅の愛称を「さぬきうどん駅」とすることを発表した。29日よりこの愛称が設定され、同日から快速「マリンライナー」のラッピング列車も運転を開始する。同社と香川県は、「うどん県。それだけじゃない香川県」プロジェクトと「瀬戸内国際芸術祭2013」を通じ、相互に連携・協力する観光パートナーシップ協定を締結した。協定期間は今月29日より2014年3月31日まで。この期間、高松駅に「さぬきうどん駅」の愛称が導入され、駅名標にも愛称を掲出。記念撮影用の看板やスタンプも設置されるほか、男性の駅接客社員は「うどんネクタイ」を着用し、「うどん県バッジ」も用意される。また、快速「マリンライナー」のグリーン車・指定席車両1両に、「うどん県。それだけじゃない香川県」プロジェクトの「アート編」ポスターをモチーフとしたラッピングを施し、約1年間運転する予定。同列車の運転初日となる今月29日には、高松駅で「さぬきうどん駅」披露およびラッピング列車出発式が行われるとのことだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月27日