人気の演劇ユニット“地球ゴージャス”を率い、自ら作・演出を手掛ける岸谷五朗が、14年ぶりに外部の舞台で主演する。作品は『焼肉ドラゴン』などで知られる鄭義信(チョン・ウィシン)の作・演出による音楽劇『歌うシャイロック』。シェイクスピアの傑作『ヴェニスの商人』の高利貸しシャイロックを物語の中心に据えて再構成、さらにそれを全編関西弁で贈るというノンストップエンターテインメントだ。鄭は、岸谷の出世作となった映画『月はどっちに出ている』(1993年)で、崔洋一監督と共に脚本を担当した時からの「主演俳優と作家という付き合い」(岸谷)。共に演劇畑にいながら「こんなタッグの形は初めて」と楽しみながら稽古開始を待つ岸谷が来阪、作品の魅力や意気込みを語った。「歌うシャイロック」 チケット情報演出では『キンキーブーツ』など“地球ゴージャス”以外の作品も手掛けている岸谷だが、俳優として舞台で主演するのは2008年の祝祭音楽劇『トゥーランドット』以来。この2年間で4作品に関わる多忙な中「ラッキーにもこの期間にお話をいただき『やっとできる!』という感じでした。役者だけで出られる幸せって、ほんとにたまんないですね。ドキドキです」と喜びながらも、「3人で苦楽を共にした」崔監督を11月に亡くし「なおさら、この作品を成功させなければという強い意志になりました」。通常は終始悪役のシャイロックだが、今作は目線が違う。「当時のイギリスのユダヤ人への差別と迫害の中を、シャイロックがどう乗り越えていったか。その開き直りと人生に対する憤りがエナジーにつながっている。脚本を読んで、なんてかわいそうな親子なんだろうと。その時代時代にある常識の怖さなど、ただの『ヴェニスの商人』にはない多面的なおもしろさがあって、ウィシンさんらしい、ウィシンさんじゃないと書けない作品だと思います」と魅力を語る。さらに「関西弁にすることで、シェイクスピアが近所のおっちゃんに見えてくるという親近感が作品全体の魅力になり、何倍もおもしろくなっています」。その関西弁は、2003年のNHK連続テレビ小説『てるてる家族』で関西弁のイントネーションを音符にして覚えた特訓が生きた。「シャイロックは悪徳高利貸しなので、言葉が非常に乱暴。ドラマのお父さん役にはなかった関西弁の悪い言葉がいっぱい出てくるのも楽しいですね」。この2年間、自作の大阪公演が中止を余儀なくされてきた岸谷。まだ続くコロナ禍での上演に「我々は作品を作ることが攻撃であり、乗り越えることだと思っています」と力強く語った。公演は2月9日(木)から21日(火)まで京都・南座、2月25日(土)から27日(月)まで福岡・博多座、3月16日(木)から26日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2023年02月06日風光明媚な町並みが残る観光地、飛騨高山。江戸時代からこの地で暮らしの営みを続ける旧家、日下部家13代目当主が、「日下部家に訪れた大切なお客様」としてゲストをお迎えし、飛騨高山の奥深い魅力を五感で感じていただきたいと、本年10月10日に開業したラグジュアリーヴィラ「谷屋」(運営:有限会社日下部民芸館)は、ご法人様向け施設利用のご案内を2022年12月12日に開始いたします。谷屋日下部民藝館この度「谷屋」ではご宿泊プランに加え、施設を多目的にご利用いただける貸切りプランをご用意いたしました。谷屋は1階にお茶室を含めた和室が3部屋、本格的なキッチンが備わっています。こちらで各種ご会合、会議、商用撮影など多用途にお使いいただけるプランでございます。また、隣接する重要文化財 日下部家住宅の貸切りと谷屋のご宿泊を組み合わせたプランもご用意いたしております。企業様の展示会やご宴会、会議など、重要文化財の空間を貸切りでご利用いただけます。なお、日下部民藝館のご使用に関しましては文化財の保護が侵されない範囲でのご利用となります。<ご利用例>日下部民藝館を新商品の展示会場として、谷屋をお食事やご休憩の場として日下部民藝館をご宴会の会場として、谷屋を顧客様のご宿泊先として日下部民藝館を結婚披露宴の会場として、谷屋を新郎新婦様のご宿泊先として<ご利用料金>谷屋貸切り(6時間) 5万円~日下部民藝館+谷屋貸切り(6時間) 25万円~日下部民藝館+谷屋宿泊 50万円~(上記以外にご利用のお時間、ご利用の方法などご相談に応じます。)■施設概要【谷屋】所在地 : 岐阜県高山市大新町1-55アクセス: JR高山駅より徒歩15分URL : 【日下部民藝館】所在地 : 岐阜県高山市大新町1-52アクセス: JR高山駅より徒歩15分URL : ■会社概要名称 :有限会社日下部民芸館代表者:代表取締役 日下部 勝所在地:岐阜県高山市神田町1-29-3創設 :平成3年4月1日資本金:300万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月09日岸谷五朗・寺脇康文と豪華出演者によるエンターテインメントショー「Act Against Anything VOL.2『THE VARIETY 28』」(通称:AAA2022)が、11月26日(土) に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで開催。そのオフィシャルレポートが到着した。「Act Against Anything『THE VARIETY』」は、1993年に岸谷五朗の呼びかけでスタートした「Act Against AIDS『THE VARIETY』」の流れを汲むチャリティプロジェクト。岸谷五朗・寺脇康文、そして2007年から一緒に取り組んできた三浦春馬の想いとともに「Act Against Anything」と名称を改め、“一人でも多くの子供たちとその未来を守りたい”と、貧困、難病、教育問題など多くの困難に立ち向かう世界中の子供たちを支援するチャリティイベントとして2020年12月から新たなスタートを切った。本プロジェクトの利益は、その時々に支援を必要としている子供たちのために充てられる。約30年間続けてきたこのチャリティコンサートだったが、2020年の「Act Against Anything VOL.1『THE VARIETY 27』」は、コロナ禍により無観客の日本武道館からのインターネット生配信での開催となった。今回は4年ぶりの有観客公演となり、“4年ぶりブリ生舞台!全身全霊!心を込めて歌って踊って皆でチャリティ全員集合!”というサブタイトルがつけられた。映画・ドラマ・舞台を中心に活躍中の俳優陣や実力派アーティストたち、バラエティに富んだ総勢32名のメンバーが、その名の通り全身全霊のパフォーマンスで一夜限りのエンターテインメントショーを盛り上げた。ショーの冒頭、場内のBGMが途切れ暗転すると同イベントの開催に向けた想いと感謝を伝える岸谷五朗のメッセージがステージの左右に設置されたスクリーンに流れた。「1993年に始めた頃、30年先の未来にはもっと豊かな社会が、世界が広がっていると思っていました」「愛すべき後輩、三浦春馬と共に考えていたチャリティプロジェクトでもあります。彼の志を胸に頑張らせていただきます」。真摯な言葉に大きな拍手が寄せられる中、スクリーンには歴代のハイライトシーンが流れ、イベントの歴史を振り返った。オープニングを飾ったのは岸谷五朗、寺脇康文が黒い上下の衣装と触角をつけアリに扮装し、アリスの「チャンピオン」のカヴァーをアリスならぬ「アリっす」として披露。アコースティックギターを抱えたふたりが本家のモノマネとコントを交えながら歌い、会場の笑いを誘う。「アリ、がとう!」とステージを捌けたふたりに続いて登場したのはSkoop On Somebody。TAKEの歌とKO-ICHIROのキーボード、KO-HEYのカホンのアコースティックスタイルで、3人のハーモニーが美しい「sha la la」と、「このチャリティが一人でも多くの笑顔に繋がるように」と「祈り」の2曲を届けた。J-POPコーナーのトップバッターを飾ったのは、郷ひろみの「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-」をカヴァーした加藤和樹。魅惑の低音ヴォイスで会場を魅了していると、岸谷五朗と大村俊介(SHUN)による“初代 G-Shun Brothers”が現れ、手にした小型のサーキュレーターを使って加藤に風を浴びせたり、バックダンサーになって歌を盛り上げるシーンも。猪塚健太、新原泰佑、水田航生、溝口琢矢による後輩チームは、お揃いのダンスでももいろクローバーZの「Z女戦争」を、パワフルな歌声を聴かせた大野拓朗はウルフルズの「ガッツだぜ!!」を熱唱した。「皆様をお花畑にご招待します」という紹介を受けて登場したのは声優の花澤香菜。「Moonlight Magic」と「SHINOBI-NAI」の2曲を透明感のあるスイートヴォイスで届けた。その後は、“DREAM OF MUSICAL PART1”へ。甲斐翔真、小池徹平が緊迫感のあるツインヴォーカルで聴かせた『デスノート THE MUSICAL』の「ヤツの中へ」、『ライオン・キング』の「愛を感じて」では門山葉子、新原泰佑が柔らかなハーモニーを、加藤和樹は『ディア・エヴァン・ハンセン』の「Waving Through A Window」を歌い上げた。清水くるみと水田航生による『The Last 5 Years』の「The Next 10 Minutes」では、ステージの上を移動する階段を使い、ドラマチックなシーンを作り上げた。そして、鬼気迫るパフォーマンスで魅せたのは、『エリザベート』の「闇が広がる」を歌った劇中でトート役を演じる古川雄大とルドルフ役の甲斐翔真。体調不良のために出演を見合わせた城田優に代わり、このために急遽会場に駆けつけた古川と、ふたりの特別なステージに会場からは大きな拍手が贈られた。地球ゴージャスを彩る役者陣による迫力のステージチャリティ活動報告を行う「AAA報告」のコーナーでは、2020年に開催した日本武道館での無観客インターネット生配信による“AAA2020”で得た寄付金額と、その使い道について報告。“AAA2020”での寄付金の総額は919万7496円。そのうち、739万7496円は「公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン」を通じてウガンダの南スーダン難民・コンゴ民主主義人民共和国難民の子供たちへ向けた支援に、残りの180万円は「ChotoBela Foundation」を通じてバングラデシュのチッタゴン丘陵地帯の少数民族の子供たちへ向けた支援に充てられた。今回の寄付金は収支と寄付先が決まり次第、特設サイト内で報告される。中盤に登場した藤原さくらは、「まばたき」と「mother」をアコースティックギターとキーボードとのアンサンブルでしっとりと聴かせた。その後、ステージに再び登場した岸谷五朗と寺脇康文が今回のステージを支えるTHE VARIETY BANDのメンバー、エンペラー福田、高木茂治、五十嵐公太、会田敏樹、原田達也、高橋結子、中村百花、杉山真梨佳を呼び込むと、岸谷五朗・寺脇康文が主催する演劇ユニット「地球ゴージャス」のコーナーがスタート。『海盗セブン』の「海盗セブン」で地球ゴージャスを彩る役者陣がステージに集結。『星の大地に降る涙』から「今宵の宴」、『クザリアーナの翼』からは「ジャメーリアよ!蜂起せよ」「クザリアーナの翼」、桑田佳祐の楽曲による音楽劇『クラウディア』からは「真夏の果実」「匂艶 THE NIGHT CLUB」「Oh!クラウディア」「闘う戦士たちへ愛を込めて」の4曲をピックアップ。スクリーンにはそれぞれの演目の本番シーンが映し出され、過去と今がクロスする演出が感動を呼んだ。さらに『星の大地に降る涙』より「愛すべき未来へ」と、総勢13名による迫力のステージが展開された。続いて2021年に地球ゴージャスプロデュースとして公演したブロードウェイミュージカル『The PROM』から、アリッサ役を演じた三吉彩花が加わり、清水くるみとの「Dance with You」と、TAKEも加わった「It’s Time to Dance」の2曲を披露。凛としたパフォーマンスが印象に残った。そして門山葉子と田村芽実が圧倒的な歌声を聴かせた『クラウディア』の「FRIENDS」で “地球ゴージャス”コーナーを締めくくった。終盤の幕開けは、サンプラザ中野くんとパッパラー河合による「Runner」が盛り上げ、曲に合わせて大きなクラップが沸き上がった。そして「コロナ禍で過ごしてきたみなさん、そして我々みんなに応援歌をお届けしたいと思います」と「旅人よ〜The Longest Journey」を歌唱。続く“DREAM OF MUSICAL PART2”でも有名なミュージカルの中から名曲が続々と登場。甲斐翔真と田村芽実が『ウエスト・サイド・ストーリー』より「Tonight」を、小池徹平は『キンキーブーツ』より「Soul of a Man」を熱唱。大野拓朗と清水くるみが『ロミオ&ジュリエット』より「バルコニー(愛の誓い)」を、田村芽実は来年上演が予定されている『MEAN GIRLS』の「I’d Rather Be Me」を初披露し、パワフルに歌い上げた。『キンキーブーツ』の「Raise You Up/Just Be」では、小池徹平、杉山真梨佳、中村百花とエンジェルス役の穴沢裕介、森雄基、風間由次郎、佐久間雄生、浅川文也、シュート・チェンが、実際の舞台でも使用された豪華な“キンキーブーツ”を履いたパフォーマンスで、ステージを華やかに彩った。6名のダンサーを従え登場したのはDEAN FUJIOKA。真っ赤な照明の中でスリリングなロックナンバー「Apple」を聴かせた後、2曲目の「History Maker」では途中でスペシャルゲストにアーティスト・MIYAVIを呼び込んだ。黒いスーツ姿のDEANと、対照的な白いスーツ姿のMIYAVIとの熱いセッションに、着席していた観客も思わず立ち上がる。DEANがステージを去った後も、熱気そのままにMIYAVIが自身の楽曲「STRONG」を披露。スラップ奏法による骨太なギターサウンドに合わせて観客のボルテージが上がったところで観客は総立ちに。「子供たちの未来のために。一つになりましょう」と渾身のパフォーマンスで「The Others」を演奏し、まるでライブハウスにいるかのような一体感を作り上げた。UNHCRの親善大使として難民キャンプで世界各国に行くたびに無力感を感じていたと言うMIYAVIは、岸谷五朗の熱い想いに共鳴して今回の出演を決めたと語った。DEAN FUJIOKAは15年前からフィランソロピーというチャリティ活動を続けていると言う。彼らの社会貢献活動を紹介したところでステージに全出演者が集結。「THE VARIETY」で歌い継がれている「一人じゃないから」を全員で合唱し、3時間のステージは大団円を迎えた。エンディングで岸谷五朗は「4年ぶりの有観客のAAA、みなさんの顔を見ながら、この歌を歌いながら、感動しております」と語り、「感謝でいっぱいです。ありがとうございました」と、感謝の想いを会場に届けた。岸谷五朗「今回無事に終えられたことは奇跡のよう」終演後には、Act Against Anythingとして初の有観客イベントを終えた岸谷五朗、寺脇康文そして、DEAN FUJIOKA、MIYAVIの4人が集まり、それぞれ感想を語った。岸谷は「2020年のコロナ禍より多くの演劇が中止になってきたことから、今回無事に終えられたことを奇跡のように感じ、本当に感動した」と率直に胸の内を明かし、チャリティをする上でいつも勇気づけてくれるのはお客様だと感謝を述べ、寺脇も「会場全体からあたたかい空気が感じられて、非常に嬉しかった」と頬をゆるめた。また、今回初参加となったDEANとMIYAVIに対し、ふたりの圧巻のパフォーマンスに岸谷と寺脇も、これまでにない盛り上がりを見せてもらったと賞賛を贈った。DEANは、自らのチャリティ活動とAct Against Anythingの目的が自然と合致したと言い、「同じ目標のためにみんなが集まって、一緒に前に進めていくこと、自分もその一部になれたことが嬉しかった」と感想を述べた。一方、UNHCRの親善大使として活動するMIYAVIも「未来をどう作っていけるのだろう。自分たちに何ができるのだろう」と考える中で、「今回のAct Against Anythingのような場があることは有意義だ」と強調し、「アーティストだけでなく、お客様みんなと一緒に発信できることを嬉しく思う」と語った。最後に次回のAct Against Anythingに向けて、岸谷五朗と寺脇康文はチャリティを継続していく大変さに触れながらも、今後も「自分たちが出来ることを出来る限り、出来る範囲で、一生懸命チャリティに貢献していきたい」と今後も変わらない活動に意欲をみせ、また一歩未来へ歩み出した。<公演情報>Act Against Anything VOL.2『THE VARIETY 28』4年ぶりブリ生舞台!全身全霊!心を込めて歌って踊って皆でチャリティ全員集合!2022年11月26日(土) パシフィコ横浜 国立大ホール【出演】岸谷五朗 寺脇康文猪塚健太 / 大野拓朗 / 大村俊介(SHUN) / 甲斐翔真 / 加藤和樹 / 門山葉子 / 小池徹平 / サンプラザ中野くん・パッパラー河合 / 清水くるみ / Skoop On Somebody / 田村芽実 / チームエンジェルス from Kinky Boots(穴沢裕介/森雄基/風間由次郎/佐久間雄生/浅川文也/シュート・チェン) / DEAN FUJIOKA / 新原泰佑 / 花澤香菜 / 藤林美沙 / 藤原さくら / 古川雄大 /水田航生 / 溝口琢矢 / MIYAVI / 三吉彩花※岸谷五朗、寺脇康文以降の出演者クレジットは五十音順となります。■THE VARIETY BANDエンペラー福田 / 高木茂治 / 五十嵐公太 / 会田敏樹 / 原田達也 / 高橋結子 / 中村百花 / 杉山真梨佳セットリストM1.「チャンピオン」(アリス)アリっす(岸谷五朗/寺脇康文)M2.「sha la la」Skoop On SomebodyM3.「祈り」Skoop On SomebodyM4.「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-」(郷ひろみ)加藤和樹/初代 G-Shun Brothers(岸谷五朗/SHUN)M5.「Z女戦争」(ももいろクローバーZ)猪塚健太/新原泰佑/水田航生/溝口琢矢M6.「ガッツだぜ!!」(ウルフルズ)大野拓朗/2代目 G-Shun Brothers(岸谷五朗/SHUN)M7.「Moonlight Magic」花澤香菜M8.「SHINOBI-NAI」花澤香菜M9.「ヤツの中へ」(『デスノート THE MUSICAL』)甲斐翔真/小池徹平M10.「愛を感じて」(『ライオン・キング』)門山葉子/新原泰佑M11.「Waving Through A Window」(『ディア・エヴァン・ハンセン』)加藤和樹M12.「The Next 10 Minutes」(『The Last 5 Years』)清水くるみ/水田航生M13.「闇が広がる」(『エリザベート』)甲斐翔真/古川雄大M14.「まばたき」藤原さくらM15.「mother」藤原さくらM16.「海盗セブン」(『海盗セブン』)岸谷五朗/寺脇康文/猪塚健太/大野拓朗/甲斐翔真/門山葉子/SHUN/田村芽実/新原泰佑/藤林美沙/水田航生/中村百花/杉山真梨佳M17.「今宵の宴」(『星の大地に降る涙』)岸谷五朗/寺脇康文/猪塚健太/SHUN/新原泰佑/藤林美沙/水田航生/中村百花/杉山真梨佳M18.「ジャメーリアよ!蜂起せよ」(『クザリアーナの翼』)岸谷五朗/寺脇康文/猪塚健太/SHUN/新原泰佑/藤林美沙/水田航生/中村百花/杉山真梨佳M19.「クザリアーナの翼」(『クザリアーナの翼』)岸谷五朗/寺脇康文/猪塚健太/SHUN/新原泰佑/藤林美沙/水田航生/中村百花/杉山真梨佳M20.「真夏の果実」(『クラウディア』)甲斐翔真/門山葉子M21.「匂艶 THE NIGHT CLUB」(『クラウディア』)田村芽実/中村百花/杉山真梨佳M22.「Oh!クラウディア」(『クラウディア』)岸谷五朗/寺脇康文/大野拓朗M23.「闘う戦士たちへ愛を込めて」(『クラウディア』)岸谷五朗/寺脇康文/猪塚健太/大野拓朗/SHUN/新原泰佑/藤林美沙/水田航生/中村百花/杉山真梨佳M24.「愛すべき未来へ」(『星の大地に降る涙』)岸谷五朗/寺脇康文/猪塚健太/大野拓朗/甲斐翔真/門山葉子/SHUN/田村芽実/新原泰佑/藤林美沙/水田航生/中村百花/杉山真梨佳M25.「Dance with You」(『The PROM』)清水くるみ/三吉彩花M26.「It’s Time to Dance」(『The PROM』)TAKE/三吉彩花/岸谷五朗/寺脇康文/藤林美沙/中村百花/杉山真梨佳M27.「FRIENDS」(『クラウディア』)岸谷五朗/寺脇康文/猪塚健太/大野拓朗/甲斐翔真/門山葉子/SHUN/田村芽実/新原泰佑/藤林美沙/水田航生/中村百花/杉山真梨佳M28.「Runner」サンプラザ中野くん/パッパラー河合M29.「旅人よ~The Longest Journey」サンプラザ中野くん/パッパラー河合M30.「Tonight」(『ウエスト・サイド・ストーリー』)甲斐翔真/田村芽実M31.「Soul of a Man」(『キンキーブーツ』)小池徹平M32.「バルコニー(愛の誓い)」(『ロミオ&ジュリエット』)大野拓朗/清水くるみM33.「I’d Rather Be Me」(『MEAN GIRLS』)田村芽実M34.「Raise You Up/Just Be」(『キンキーブーツ』)小池徹平/杉山真梨佳/中村百花/チームエンジェルス(穴沢裕介/森雄基/風間由次郎/佐久間雄生/浅川文也/シュート・チェン)M35.「Apple」DEAN FUJIOKAM36.「History Maker」DEAN FUJIOKA/MIYAVIM37.「STRONG」MIYAVIM38.「The Others」MIYAVIM39.「一人じゃないから」ALL CAST関連リンクオフィシャルサイト:::
2022年11月29日岸谷五朗による“反戦三部作”の第1作「音楽劇『クラウディア』Produced by 地球ゴージャス」の製作発表会見が5月19日、都内で行われた。2004年に初演され、翌年には地球ゴージャス10周年記念公演として、アンコール上演された同作。この日、司会も務めた岸谷は「初演から18年後、まさかこんな世界情勢になっているとは思いませんでした。演劇は非力ですが、お客様ひとりひとりに反戦を訴える2022年版の作品なんだと、皆の心で一致している」と抱負を語った。桑田佳祐が書き下ろした「FRIENDS」をはじめ、サザンオールスターズの楽曲でつづられるジュークボックスミュージカル。劇中では、愛を禁じられ、戦いに明け暮れる“根國”と“幹國”というふたつの民族の物語が展開。あるとき神が定めた掟に背き、ふたつの恋が芽生えるが......。約12万人の観客を動員し、再演を熱望する声が多かった伝説の作品が18年振りに復活。山本寛斎事務所が亡くなった寛斎さんのDNAを受け継ぎ、衣裳を手がける。数々の舞台で演出を手掛ける岸谷だが、地球ゴージャス公演で、演出に専念するのは初めてのこと。「前回一緒に出演した寺脇(康文)さんも出たくてウズウズしているんですが、最後の盛り上がりでファーストキスのシーンがあるんですよ。寺脇さんも還暦を迎えまして。還暦のファーストキスは見たくないなと(笑)。頼むから出ないでくれと。そうなると、私だけ出るわけには」と笑いを誘い、「若いエネルギーを見せられると、俺も寺も出られないなと思った」と本音も明かした。そんな“若いエネルギー”にあふれたキャストが会見に勢ぞろい。大野拓朗と甲斐翔真 (細亜羅役Wキャスト)、廣瀬友祐と小栗基裕(毘子蔵役Wキャスト)、田村芽実と門山葉子(クラウディア役Wキャスト)、美弥るりか(織愛役)、上山竜治と中河内雅貴(ヤン役Wキャスト)、平間壮一と新原泰佑(龍の子役Wキャスト)、湖月わたる(神親殿役)が登壇し、「FRIENDS」の歌唱パフォーマンスも行った。大野拓朗甲斐翔真大野は初の地球ゴージャス参加で「本当にうれしいですね!」と喜びの声。岸谷による台本は「言葉ひとつひとつに、日本語の美しさを感じて、シェイクスピアを思い出しました。和製シェイクスピアなのかなと」と絶賛した。また、長年地球ゴージャスの舞台に立つことを夢見ていたという甲斐は「いつか、五朗さん、寺さんと同じ舞台に立ちたいと思って、お話をいただいたら、お二人がいない!それだけは残念です」と苦笑いだった。廣瀬友祐小栗基裕初演で岸谷が演じた毘子蔵役を務めることになった廣瀬と小栗は、「プレッシャーもあるんですけど、今は楽しさの方が強くて。五朗さんが生み出し、演じた毘子蔵に僕自身の血を通わせられたら」(廣瀬)、「毎日、期待と不安と喜びが秒単位でせめぎ合っている。ギリギリの状態で『今、俺生きているんだ』と感じながら、楽しい日々です」(小栗)と闘志を燃やしていた。田村芽実また、本田美奈子.さんが生前最後に演じたクラウディア役を受け継ぐ田村は「事務所の大先輩でもあり、小さな頃から大好きな尊敬する存在。うれしいという次元ではない、私でいいのかなという思いがあります」と心境を明かし、「これは生半可な気持ちではできない。きっと私の中で一緒に歌ってくれていると思うので、命がけで精いっぱいにワンステージ、ワンステージを生きたいと思います」と決意を固めていた。取材・文・撮影=内田涼<公演情報>音楽劇『クラウディア』Produced by 地球ゴージャス2022年7月4日(月)~24日(日)東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)2022年7月29日(金)~31日(日)大阪府 森ノ宮ピロティホール脚本・演出:岸谷五朗主題歌:サザンオールスターズ「FRIENDS」出演:大野拓朗、甲斐翔真 / 廣瀬友祐、小栗基裕 / 田村芽実、門山葉子 / 美弥るりか / 上山竜治、中河内雅貴 / 平間壮一、新原泰佑 / 湖月わたる ほか※大野拓朗と甲斐翔真、廣瀬友祐と小栗基裕、田村芽実と門山葉子、上山竜治と中河内雅貴、平間壮一と新原泰佑はWキャスト。
2022年05月20日俳優の岸谷五朗と岡山天音、女優の岸井ゆきのが出演する、Amazon Originalドラマ『No Activity/本日も異状なし』(17日よりAmazon Prime Videoにて独占配信、全6話)の特別映像が公開された。同ドラマは、出世を諦めたバツイチの万年ヒラ刑事・時田信吾(豊川悦司)と、元教習所の教官で人たらしな新米刑事・椎名遊(中村倫也)のバディが、麻薬捜査の張り込み中にやりたい放題ふざけまくり、騒動を巻き起こしていくコメディ。岸谷と岡山は、麻薬取引に絡む犯人グループで、お人よしで風変わりな小悪党・諌山(岸谷)とサイコパスな犯罪ストーカー・一条(岡山)を、岸井は偶然、麻薬取引を知ってしまい拉致されるSNS依存症の人質・茉莉を演じる。オーストラリアで大ヒットしたドラマ『No Activity』のリメイク版である同作のメガホンを取ったのは、映画『東京リベンジャーズ』(21)や『賭ケグルイ』シリーズを手掛けた英勉監督。脚本はお笑いコンビ・シソンヌのじろうが手掛ける。今回公開された特別映像では、岸谷らが3人での芝居について語っている。岡山、岸井と初共演となる岸谷は、「一条(岡山)や茉莉ちゃん(岸井)の芝居にかき乱された結果、とても素敵なキャラクターが生まれました。初共演だったということも良かったし、それが我々チームの面白さになったと思います」と初共演でいい化学反応が起こったことを明かした。岡山は同作について、「連続ドラマなのに同メンバーで、ワンシチュエーションで進行するエッジの効いた作品」と分析しつつ、「その中でどこに醍醐味があるかというと、3人の関係性の変化。こっちが変なこと言ったと思ったら、あれ? こっちのほうが変か? みたいにちょっとずつ関係性が変わっていったり、それぞれのキャラクターも最初の認識から変化していったりする」と魅力を説明。岸井にとっても、「事前にここでこうしようとかやっていくと、いやらしくなるかなって思ったので、この3人で“よーいはい”でやってみたときにどう感じるかを大事にしています。面白いです毎日(笑)」と共演が刺激になったようだ。また、撮影中のエピソードを聞かれた岸谷が、「ゆきのちゃんはセリフをとちると、カットもかかってないのにその前からやり始める。普通、自分で始めるってないでしょ(笑)」と舌を巻く場面も。それに対して岸井は、「以前、英監督とお仕事させていただいたときに、共演者とそういうことをやり始めて……そこで学んじゃったんですよね(笑)。そのとき監督から『おれの組以外じゃだめだよ』って言われて、今回はいけるか! と思ってやったら、ダメでした(笑)」と弁解。岡山も「岸井さんが戻るたびに、こっちも顔作り直してました。あ、戻るんだって(笑)」と対応していたことを打ち明けていた。
2021年12月08日杉咲花主演の新水曜ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」に、鈴木伸之、奈緒、岸谷五朗が出演することが分かった。本作は、勝ち気だけど恋には臆病な盲学校生ユキコ(杉咲さん)と、喧嘩上等だけど根は純粋なヤンキー・森生(杉野遥亮)が、運命的に出会ってしまったことから始まる、笑って泣けて時々ハッとする新世代ラブコメディ。今回発表された3名が演じるのは、ユキコと森生に関わる重要人物。森生のライバルで隣町の元ボスヤンキー・金沢獅子王を演じる鈴木さんは「杉野君とは『東京リベンジャーズ』でご一緒したものの、その時には同じシーンが無かったので、今回はしっかり絡むことができる予感がして本当に楽しみです!また、僕は『湯を沸かすほどの熱い愛』という作品が大好きなので、杉咲さんという素敵な女優さんとお芝居ができること、光栄に思います!」と今作への参加を喜ぶ。“母親代わり”としてついついユキコに口うるさくしてしまう、超心配性な姉・赤座イズミ役の奈緒さんは「イズミはユキコの幸せを心から願うが故に心配が過ぎて冷静でいられない、かわいらしいお姉さんだなと思いました。優しさに包まれたこの作品の中で、ピュアな2人の恋を見守りながらイズミとしても成長できるようにがんばりたいです」と意気込んでいる。そして「今から、楽しみでなりません」と心境を明かした岸谷さんは、ユキコとイズミの優しい父・赤座誠二を演じる。写真家の父は、イズミとは異なりのほほんとした性格で、強い性格の娘たちにいつもタジタジだが、時に人生経験を感じさせる深い言葉が娘たちや周囲の人の心を打つのだ。岸谷さんは「原作の中にある、登場人物達の素直な心のツッコミが大好きなので、そんな世界観を二人の娘を持つ父親視点から演じられたら!と思っています」とコメントしている。「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」は10月、毎週水曜日22時~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年08月25日女優の恒松祐里、俳優の岸谷五朗がW主演を務める“イヤードラマ”『パパの恋人』(全5話・毎週金曜日新エピソード更新)が、音声サブスクリプションサービス「NUMA」にて、6日より配信スタートする。大事なことは、ファミリーレストランで話す。それがルールの花田家で、父ひとり・娘ひとりで仲睦まじく暮らしてきた緑郎と女子高生の双葉。ある日、ファミリーレストランで「付き合いたい人がいる」と明かした緑郎に対し、双葉は思いのほか動揺してしまう。父が紹介しようとしているのは女性でなく男性だった。母を亡くした娘と、妻を亡くした父。母の存在はなんだったのか、そして生まれてきた自分の存在の意味は? 果たして父娘の絆は、この事態を乗り越えることができるのか……。双葉を演じるのは、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』に出演し、Netflix『全裸監督シーズン2』でニューヒロインを演じ上げ話題の恒松。父親の緑郎役には、演劇界を牽引する地球ゴージャス主宰の岸谷。この作品は、LGBT総合研究所が監修に入り制作したオリジナル脚本で、ゲイの葛藤やそこに向き合う家族の姿を恒松と岸谷が繊細に丁寧に演じている。そのほか、NHK大河ドラマ『龍馬伝』、NHK連続テレビ小説『てっぱん』に出演した松田悟志と、子役の江口慶も出演。制作にはNHKエンタープライズのチームが入り、本格的な作品に仕上がっている。■恒松祐里コメント自分がよく理解していない物事は、知識が無いから怖いし、拒絶したり理解しようとしなかったりする。でも少しでも歩み寄ろうという気持ちがあれば、今まで見えなかった景色が見えてくるかもしれない。そんなことに気付かせてくれる作品だと思います。岸谷さんを始めとした素晴らしい方々と物語を紡ぐ事ができて嬉しかったです。たくさんの方に届きますように。■岸谷五朗コメント今回共演した恒松さんは、一つひとつのセリフを大事に、丁寧に表現されていました。彼女の内面の繊細さが、双葉という役の心情をきっちりと捉えていて、とても素晴らしかったと思います。監督もたくさんの経験を持つ監督であったので、耳だけで聴くドラマを表現するということが、役者としてとても手助けになりました。そして脚本が非常に練れていて、耳だけで聴くドラマとして、とても面白味もあり少しスリリングでもあり素敵な台本でした。
2021年08月06日東映は29日、新型コロナウイルスの影響で営業を休止していた丸の内TOEI、渋谷TOEIについて、「6月1日(月)より営業を再開する予定」と発表した。今回の営業再開は、東京都の指針を基に判断。これを機に、「館内にも光触媒ハイブリッド銀チタンコート剤による抗菌コート(キノシールド)を施し、安全に映画をご鑑賞いただける環境」を整えた。また、座席指定券は座席間隔を空けて販売するなどソーシャルディスタンスにも配慮。「発熱・咳などの症状があるお客様はご来場をお控えください。マスクの着用や入館時の手指のアルコール消毒など感染症拡大防止へのご協力をお願い申し上げます」と呼び掛け、「今後の新型コロナウイルス感染拡大状況によって営業再開に変更が生じる場合には速やかに劇場ホームページ等にてご案内いたします」としている。営業再開にあたり、東映を代表するヒットシリーズとなった東映実録路線から「仁義なき戦い」シリーズ、「県警対組織暴力」の6作のデジタル版上映が決定。今年2月に亡くなった日下部五朗プロデューサーの追悼、故・深作欣二監督生誕90年の節目としての上映となる。また、渋谷TOEIで上映延期となっていた「とーあに!これくしょん」も6月5日から上映開始。セルアニメーションの質感にこだわりながら、4Kデジタルリマスター化された東映ビンテージ・アニメを取り揃え、ファンの要望に応えた特集上映となっている。■丸の内TOEI・6月1日~6月4日『初恋』『星屑の町』ほか「デジタルで蘇る東映実録路線!~故・深作欣二監督生誕90年、日下部五朗プロデューサー追悼上映!!~」(6月5日~7月2日)・6月5日~6月18日『仁義なき戦い』(1973年)監督:深作欣二、主演:菅原文太『仁義なき戦い広島死闘編』(1973年)監督:深作欣二、主演:菅原文太『仁義なき戦い代理戦争』(1973年)監督:深作欣二、主演:菅原文太・6月19日~7月2日『仁義なき戦い頂上作戦』(1974年)監督:深作欣二、主演:菅原文太『仁義なき戦い完結編』(1974年)監督:深作欣二、主演:菅原文太『県警対組織暴力』(1975年)監督:深作欣二、主演:菅原文太■渋谷TOEI・6月1日~6月4日『犬鳴村』『デジモンアドベンチャーLAST EVOLUTION絆』ほか「とーあに!これくしょん」(6月5日~7月16日)・6月5日~6月11日『太陽の王子ホルスの大冒険』(1968年)『どうぶつ宝島』(1971年)・6月12日~6月18日『海底3万マイル』(1970年)『西遊記』(1960年)・6月19日~6月25日『サイボーグ009』(1966年)『サイボーグ009 怪獣戦争』(1967年)・6月26日~7月2日『マジンガーZ対デビルマン』(1973年)『マジンガーZ対暗黒大将軍』(1974年)・7月3日~7月9日『ながぐつ三銃士』(1972年)『長靴をはいた猫80日間世界一周』(1976年)・7月10日~7月16日『空飛ぶゆうれい船』(1969年)『グリム童話金の鳥』(1987年)
2020年05月29日3月22日(日)放送のフジテレビ系「ボクらの時代」では新田真剣佑、西川貴教、岸谷五朗のトークをお届け。岸谷さんが主宰する「地球ゴージャス」の舞台で主演を務める新田さん、過去の舞台で主演を務めた西川さんの3人が語り合ったこととは?アメリカで学生時代を過ごし高校卒業後、日本での活動を本格化。『ちはやふる』シリーズや「仰げば尊し」に出演し話題を集めると「同期のサクラ」やハリウッド映画『パシフィック・リム:アップライジング』などで国際的な活躍もみせる新田さん。1996年「T.M.Revolution」として活動開始。「HIGH PRESSURE」や「INVOKE」などを大ヒットさせると同時にそのキャラクター性も注目されTV番組などで活躍。「リトルショップ・オブ・ホラーズ」をはじめ舞台でもその魅力を開花させた西川さん。80年代から舞台、ドラマ、映画と幅広く活躍。近年では「校閲ガール」「中学聖日記」や『HIGH&LOW THE MOVIE2』などに出演。寺脇康文とともに主宰する地球ゴージャスの舞台も話題を呼んでいる岸谷さん。この3人が新田さんの誘いで集結。岸谷さん演出の舞台でそれぞれ主演を務めた新田さんと西川さんが、稽古中に見た岸谷さんの意外な一面や、舞台へのこだわりについて語り合うほか、彼らが俳優や歌手を目指したきっかけに関する話題で盛り上がる。新田さんが主演する地球ゴージャスの25周年記念作となる「星の大地に降る涙 THE MUSICAL」は、新田さんをはじめ、笹本玲奈、松本利夫(EXILE)、森公美子、寺脇康文らが出演。岸谷さんが出演だけでなく作、演出を手掛け、EXILEが主題歌「愛すべき未来へ」を提供。公演は3月20日(金・祝)より舞浜アンフィシアターで、5月3日(日・祝)より大阪フェスティバルホールで実施される。「ボクらの時代」は3月22日(日)7時~フジテレビでオンエア。(笠緒)
2020年03月21日「寺ちゃん」「五朗ちゃん」と呼び合う、岸谷五朗(55)と寺脇康文(58)。お互いが20歳と22歳のときに出会った2人が、その後始めた演劇ユニット・地球ゴージャスが結成25周年を迎える。二十五周年祝祭公演として上演する『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』(東京公演:舞浜アンフィシアターにて3月13日~4月13日、大阪公演:フェスティバルホールにて5月3~14日。※公演日程の詳細は公式ホームページでご確認を)。記念対談で見えてきたのは、「前世は夫婦でした(笑)」と語るとおりの、男らしい岸谷と世話女房のような寺脇、という絶妙なバディ関係!岸谷「僕ら、楽屋もずーっと一緒。スタッフがわざわざ別々に取ってくれてもお引っ越ししちゃう(笑)」寺脇「別々にいる意味がないから」岸谷「そうだね」寺脇「緊張するにせよ、不安になってるにせよ、うれしいにせよ、すべてのことを一緒に感じて分かち合うために。まあ、前世は夫婦だったからね(笑)」岸谷「プーケットに一緒に旅行に行ったときは笑ったな。寺ちゃんはいつも近場の温泉ばかりで海外に行かないから、『たまには海外行こうよ』って言ったら、『暖かい南の島がいい』ってぬるいこと言って(笑)」寺脇「ツインで予約したのに部屋に入ったら大きなダブルベッド一つだった」岸谷「お風呂はガラス張りで(笑)」寺脇「フロントに変更をお願いしたら『ノープロブレム』ってにこやかに笑って言われて(笑)」岸谷「エキストラベッドを入れてもらったけど小さくて、寺ちゃんは膝からハミ出しちゃってたよね(笑)」寺脇「初日以外、ずっと雨が降ってて最悪だったしね」岸谷「寺ちゃんが『ゾウに乗りたい~』とか子どもみたいに言いだしちゃってさ。『そんなの面白くない』って言ったら不機嫌になったから乗りに行ったね」寺脇「それまで『ゾウなんて』て言ってた五朗ちゃんが、いざ乗ったら『うっほー』なんてすごい喜んでた」岸谷「自然のなかに入ったらついね、叫んでた(笑)」寺脇「俺たちはケンカをしたことないけれど、五朗ちゃんが一緒に行ったお店をすぐ忘れちゃう癖は直してほしい。大阪に行ったときに『この前行ったすっぽん屋に行こうよ』って言ったら、『俺、行ってない』って言いだして」岸谷「ああ、その件ね(笑)」寺脇「『いや、すっぽん鍋食べたじゃん、2人で。心臓が一個しかなくて、ドクドク動いている心臓を五朗ちゃん食べなよ、って言った』って言っても、『俺じゃない誰かと行ったんだ』って頑として聞かなかった。でも、その店の玄関に行ったら『来た!来た!来た!』って。俺がうそついてるみたいに否定するのはやめてほしい」岸谷「ハハハ(笑)。俺は寺ちゃんに直してほしいところなんて何もないな」寺脇「ダメなところも含めて愛してくれてるんでしょう!欠点もかわいい、ってね(笑)」岸谷「えーーーー(笑)」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月08日「寺ちゃん」「五朗ちゃん」と呼び合う、岸谷五朗(55)と寺脇康文(58)の2人が主宰する演劇ユニット・地球ゴージャスが結成25周年を迎える。二十五周年祝祭公演として上演する『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』(東京公演:舞浜アンフィシアターにて3月13日~4月13日、大阪公演:フェスティバルホールにて5月3~14日。※公演日程の詳細は公式ホームページでご確認を)。記念対談で見えてきたのは、「前世は夫婦でした(笑)」と語るとおりの、男らしい岸谷と世話女房のような寺脇、という絶妙なバディ関係!寺脇「出会いは鮮明に覚えているんだよね。僕が22歳で五朗ちゃんが20歳。SET(三宅裕司〔68〕主宰の劇団スーパー・エキセントリック・シアター)の稽古場だった。当時新入りだった僕の前に赤いジャージ姿でリーゼントの怖そうなお兄ちゃんが来た。“どうしよう、カツアゲでもされるのかな”と思ったら『向こうにギャルがいるよ』って(笑)」岸谷「劇団の先輩女子をギャルって言ったんだよね(笑)。寺ちゃんは、ロン毛で爽やかだったな。映画に出てきそうな感じで」寺脇「劇団で力をつけてから映像のほうへ行こうと思っていたからね」岸谷「劇団を踏み台にしてね(笑)」寺脇「踏み台って(笑)」岸谷「その夜歓迎会があって、2人だけ残って朝まで飲んだね」寺脇「好きな映画、役者、アニメまで同じだった。『ブースカがさ……』って言ったら「“お金盗られてシオシオノパー”だろ」とかってすぐわかった(笑)」岸谷「僕と全然違うタイプで、人間的に面白い、というのも感じていて」寺脇「少しやんちゃ系の五朗ちゃんと、普通のなかに埋もれてる系の俺(笑)」岸谷「うまく言えないけど、なんか長い縁になりそうな予感はしたな」寺脇「まずはこの劇団(SET)のメインを2人でやろう、って(笑)」岸谷「そんな野望はあったね。俺たちがそろったらできるんじゃないかって」寺脇「でも、当時、僕らは役名もなくて暗号だった。俺が『兵士A』で、五朗ちゃんは『兵士B』(笑)」岸谷「俺はAにもなれなかった(笑)」寺脇「SETで役をもらえるようになって、メインを張れるようになって。そして劇団の本公演と別に岸谷五朗プロデュースの公演をやるようになると、“もっと自由な舞台を作りたい”ってお互いに思うようになったんだよね」岸谷「SETという劇団はすごく素晴らしくて、体が2つあったら両方に在籍したいぐらいだったけど、劇団という枠にとらわれない自由なキャスティングができるユニットプロデュース公演をやりたかった」寺脇「2人だけの芝居もできるし、100人の芝居もできる。外国人役があると、劇団では団員が金髪のカツラをかぶって鼻を高くしたりしてたけど、プロデュース公演なら、本当の外国の俳優さんに出てもらうことができる。毎年公演をやらなきゃいけない、という縛りもなくなるしね」岸谷「苦渋の選択で10年間ほどお世話になったSETを出て、2人でプロデュースユニットを始めた。あのころはまだそういうことする人が少なかったよね」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月08日「寺ちゃん」「五朗ちゃん」と呼び合う、岸谷五朗(55)と寺脇康文(58)の2人が主宰する演劇ユニット・地球ゴージャスが結成25周年を迎える。二十五周年祝祭公演として上演する『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』(東京公演:舞浜アンフィシアターにて3月13日~4月13日、大阪公演:フェスティバルホールにて5月3~14日。※公演日程の詳細は公式ホームページでご確認を)。記念対談で見えてきたのは、「前世は夫婦でした(笑)」と語るとおりの、男らしい岸谷と世話女房のような寺脇、という絶妙なバディ関係!寺脇「地球ゴージャス結成から25年たつけど、どの作品も子どものようにかわいいね。記念すべき1作目(’95年)は小さな劇場でやって」岸谷「それが当時は珍しい2カ月のロングランになった。新宿コマ劇場での公演(’06年)も思い出深いな。コマ劇場の名前の由来でもあるコマ状に上がっていく舞台装置を、あるだけ全部使ってやろう、と思って挑んだし」寺脇「劇場の人が『こんなふうに使ったことない』って驚いていたもんね」岸谷「『(こんなに使って)大丈夫かな』ってね(笑)」■新田真剣佑はセンスがすごい!岸谷「今度、二十五周年祝祭公演として上演する『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』は、11年前の再演だけど、主人公のシャチ役は三浦春馬(29)から新田真剣佑(23)に代わって。当時、春馬はこの作品で舞台人としての魂が一つ入ったというか、スイッチが入った感じがした。本当に素晴らしい演技で」寺脇「スポンジが水を吸うように稽古場でどんどんレベルアップしていった」岸谷「そしてこの作品を映像で見た新田くんが、『地球ゴージャスに出たい』と言ってくれて」寺脇「新田くんがいなかったら五朗ちゃんも『星の大地』を再演しようとはおもわなかったでしょ?」岸谷「そうかもしれない。あの身体能力とセンスはすごい。舞台に立つべき要素をすべて持っているからね。僕も三味線と大太鼓をやるからプレッシャーがすごい。11年前と同じようにはなかなかできない。稽古を始めてすぐ、日常生活ではつかない生の筋肉がついたよね」寺脇「(肩のあたりが)パンパンだよ」岸谷「俺たちふだん、ジムに通ってトレーニングして鍛えているけど、その筋肉とも違うんだよね」寺脇「そう。板前さんが自分の包丁を研ぐように、自分たちの武器は体だから、体をしっかり磨いておかないと。さびたまんまじゃダメだからね」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月08日有村架純が教師役で出演する現在放送中の火曜ドラマ「中学聖日記」に、俳優・岸谷五朗の出演が決定。12月4日(火)放送の第9話から晶の父役で出演する。女性向けマンガ雑誌 「FEEL YOUNG」(祥伝社)で連載中の漫画家・かわかみじゅんこによる同名漫画を実写化した本作は、片田舎の中学校を舞台に、優しい年上の婚約者がいながらも、勤務先の学校で出会った10歳年下の中学生・黒岩晶(岡田健史)に心惹かれていく教師・末永聖(有村さん)の禁断の純愛を描くヒューマンラブストーリー。先日の予告ですでに話題となっていたが、今回岸谷さんが2013年放送の「ぴんとこな」以来、約5年ぶりにTBSの連続ドラマに出演することが決定。今作での役柄は、岡田健史演じる晶の父・島崎康介。家具職人の康介は、妻・愛子(夏川結衣)とは晶が5歳のときに離婚。その後はバリ島で暮らしていたが帰国し、とある島で家具作りをしていた。13年の間、晶に会いたいという気持ちは変わらず、愛子に手紙を送り続けていたという。そんな中今回、手紙の内容を頼りに島へやってきた晶と再会。第5話で晶は、愛子に好きな人ができたため離婚をしたと聞いていたが、実は康介にも事情が…?また今回のオファーについて、「19歳から芝居をしていてこんなことって初めてなんですけど、この作品は神様がやれって言っている出会いだなと思いました」と役を引き受けた理由について話し始める岸谷さん。詳しく聞いてみると、「10月にやるはずだった仕事が1月に変更になって、スケジュールが空いたんです。そういうときは脚本を書きにニューヨークへよく行くんですが、9月にすでに行っていて。なので今回初めてバリ島に行って、 家具が面白いものが多いので見てたんです。そしたら事務所から『こういう役のお話がきています』と連絡があって」「誰か今の僕を見てるんじゃないかと思いましたね(笑)」と言い、「1話から作品を見させていただいたらバリの家具が出てきていて、康介の影がずっとあったので運命的だなとも思いました」と驚くほど運命的な理由があったと明かしている。しかし、そのときはまだ受ける返事はしていなかったそうだが、ここでさらに偶然が重なり、「地元の人しかいないような海の家で食事をしていたら1人だけ日本の方がいて、話してみたら『「中学聖日記」という作品にバリの家具を提供してるんです』って言うんです。これはもう誰か絶対バリに送り込んだなって(笑)」とコメント。撮影では、合間には岡田さんと親子のようなやりとりも見られたそう。「聖と晶の2人は、ヘビーなシーンもいっぱいあってこれから乗り越えるのも大変だと思いますけど、島のおっさんとしては最高に幸せな時間でした」と撮影をふり返っている。第9話あらすじ父(岸谷五朗)からの手紙に書かれた「山江島」という言葉を頼りに、父を探すため家を出て一人フェリーに乗り込んだ晶(岡田健史)。二度と晶とは会わないと決めていた聖(有村架純)だったが、晶の言動を放っておけずフェリーに飛び乗る。そして、翌日ふたりは山江島に到着。一方、息子を失う不安に駆られた愛子(夏川結衣)は、思い余って勝太郎(町田啓太)の会社を訪ねていた。周囲を顧みない、まるで逃避行のような2人の行動に苛立ち、勝太郎は聖に何度も電話をかける。そんな中、聖と晶は山江島で非日常なひとときを過ごし、気持ちの変化を感じていた――。火曜ドラマ「中学聖日記」は毎週火曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2018年11月28日「カイジ」「アカギ」などギャンブル漫画の第一人者である福本伸行の「天 天和通りの快男児」が、今秋、テレビ東京ほかにて放送&配信されることが決定。岸谷五朗が主人公・天貴史役を務める。あらすじ麻雀の「理」に対して深い造詣を抱き、雀荘で素人相手に荒稼ぎをしていた井川ひろゆきは、ある日、麻雀の請負業(=代打ち)を営む天貴史(岸谷五朗)と出会う。天は、無類の勝負強さと強い意思をもつ代打ちで、ひろゆきは天に憧れ、麻雀の世界に没入していく。やがて天とひろゆきは、神域の男と呼ばれる伝説の雀士・赤木しげるや関西屈指の現役最強の雀士・原田克美らと出会い、日本の裏麻雀界の頂点を決める戦いに挑んでいく――。原作は1989年~2002年まで、「近代麻雀ゴールド」(竹書房)にて連載された福本氏による伝説の麻雀漫画。福本氏の代表的な作品「カイジ」「アカギ」「銀と金」よりも前に連載スタートしており、まさに福本ワールドの原点にして真骨頂と言える作品だ。主演に岸谷五朗! 未発表の共演者について「色濃い」今作で主演を務めるのは、俳優として様々な作品に出演し、演劇ユニット「地球ゴージャス」を主宰する岸谷五朗。無類の勝負強さと強い意志を持つ博徒・主人公の天貴史を演じる。初めて企画を聞いたとき、「この作品を連ドラにしようという目論み自体がチャレンジャー」と思ったという岸谷さんは、「とにかく登場人物がみんな個性的で面白い!キャラクターが濃いんです」と原作漫画を読んだ感想を明かし、「まだ名前は言えないのですが、このドラマのキャストも色濃いですよ。なるほどこの役はこの人になるのか!というキャスティング」とまだ明かされていない共演者についても少しコメント。また役作りに関しては、「まずは(麻雀の)手つきから、役作りを始めています。プロの先生から演技指導で麻雀牌の持ち方を教えて頂いたり、新幹線での移動時間などでも手になじむように牌をずっと触っていたり。あとは麻雀好きな会社のマネージャーと雀荘に行く予定を入れていたりします(笑)」とクランクイン前から徐々にキャラクターを作っていっているそう。本作の見どころについては、「麻雀という素材を扱った、人間の心理戦」と言い、「この人はこういう性格だからこの麻雀のスタイルになるのか、とか、この人はズルいところがあるから…やっぱり、とか(笑)。麻雀を知っている方はもちろん楽しめると思いますが、ルールを知らない方も勝負のかけひきや心理戦が面白いドラマになると思います。ご期待ください!」とメッセージを寄せている。テレ東×Paraviの本格タッグで贈る連ドラ第1弾本作は、テレビ東京グループと国内ドラマ数日本最大級を誇る動画配信サービス「Paravi(パラビ)」が本格的にタッグを組む連続ドラマ第1弾。福本作品を民放で初めてドラマ化した「銀と金」制作スタッフが再集結し、 伝説的麻雀漫画の連続ドラマ化に挑む!また本作は、テレビ東京、BSジャパンでの放送、「Paravi」で配信されることが決定している。原作者・福本伸行コメント天の、映像化。有難いです。あの傑作、銀と金を作ってくれたチームが、また、一肌脱いでくれるとの事。彼らなら、麻雀ドラマの面白さを、世に知らしめて頂けると、信じています!天役の岸谷五朗さん。受けてくださり、ありがとうございました!岸谷さんの、無頼な気配、飄々としているところ、主人公、天に被ります!これも、とても、楽しみです!! 頑張って下さい!福本伸行「天 天和通りの快男児」は2018年秋、テレビ東京にて放送。BSジャパンでも放送(放送時期未定)。Paraviにて配信。(cinemacafe.net)
2018年06月19日5月中旬の正午前、東京・赤坂にある広場に異彩を放つ2人の男性がやって来た。短髪の男性は寺脇康文(56)、サングラスをかけている男性は岸谷五朗(53)だ。ともにアディダスのトレーニングウェアという“お揃いファッション”。5分ほど仲良くストレッチを行うと、あうんの呼吸で走り始めた。 実はこの日、近くにある赤坂ACTシアターでは岸谷と寺脇が主催する演劇ユニット『地球ゴージャス』の舞台『ZEROTOPIA』が予定されていた。上演時間は14時。にもかかわらず、その直前に2人でジョギングへと出かけていたのだ。 「あの2人、“男の友情”という言葉ではくくれないほど仲がいいんです。劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)出身で岸谷さんは83年に、寺脇さんは84年に入団しています。以来34年間、ずっと交流が続いているんです。寺脇さんが初めて岸谷さんに会ったとき、『こいつとは一生の付き合いになる』と感じたそうです。退団後は94年に2人で『地球ゴージャス』を結成。公私ともに欠かせない“相棒”です」(舞台関係者) その絆は、周囲も入り込めないほど固く結ばれているという。 「岸谷さんと寺脇さんはとても面倒見がいいので、舞台稽古が終わるといつも出演者やスタッフを食事に連れて行ってくれます。でもなぜか最後には、2人だけで消えていって……。二次会まではみんなといっしょでも、三次会や四次会になると必ずといっていいほど抜け出すんです。あまりにも仲が良いので、周囲でも『(岸谷の)奥さんの岸谷香さん(51)も嫉妬するんじゃない!?』なんて言われているほどですよ(笑)」(前出・舞台関係者) この日も1時間のジョギング中、並んで走る2人からはほとばしる汗が。そして距離があまりにも近すぎて、腕と腕が触れ合うほど。巷では同性によるラブストーリードラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)が話題だが、これはまるでリアル“おっさんずラブ”!? 「いやいや、2人はドラマみたいな恋愛愛関係にはありませんよ(笑)。でも苦楽を共にしてきた2人はそれくらい信頼し合っています。息の合った演技は絶妙ですし、おかげで『地球ゴージャス』の人気は衰え知らずですね」(別の舞台関係者)
2018年05月30日ミュージカル「ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~」の稽古の模様が5月13日(金)、報道陣に公開され、主演の柿澤勇人、演出の岸谷五朗らが取材に応じた。柿澤さんは昨日亡くなった蜷川幸雄との思い出について語り、声を詰まらせた。アンディ・ウォーホルと並んで、1980年代のアメリカ現代アートを代表する存在とされるキース・へリングが31年という短い生涯を駆け抜けるさまを描き出す。この日は、オープニングに加え、キースがのちに恋人となるDJのカルロスと出会うディスコ「パラダイス」でのパワフルなナンバー、そして、全キャストで歌い上げるバラード「STAY」が披露された。岸谷さんはキースについて「これから人生いろんなことがある時期に亡くなってますが、駆け抜けた人生が魅力的」と語る。楽曲も多く、振り付けも複雑とあって「必死に戦ってます。丁寧に作って、いい感じに遅れています(笑)」とも。キースを演じる柿澤さんは「(稽古は)まだ第2幕に差し掛かった段階で、全貌がどうなるのか?みんなで探しています。熱い奴らが詰まって、80年代のいろんなものが混在したエネルギーが映し出されるんじゃないかと思います」と意気込みを口にした。昨日、演劇界の巨匠・蜷川さん死去のニュースが伝えられたが、岸谷さんは「ショックを受けていない演劇関係者はいないと思う。子どものころから見てたので…」と語る。さらに「演出家ってのは、やる前にはたくさん不可能があって、それを具現化していく仕事。本当にそれをものともせず、可能にしていった人でした」と語り、まさに本作でキースが時間が足りないと人生を駆け抜けていくさまに言及し「あの爆発的な蜷川さんの演出と共通してます。だからこそ、吠えるし、パワーを持ってないと作品作りができなかったんだと思います。僕らにはまだ芝居を作れる幸せがある。(蜷川さんが)見て、恥じない作品作れるように頑張りたい」と語った。柿澤さんは「海辺のカフカ」で蜷川演出を受け、世界ツアーにも参加した。蜷川さんの死について「いまでも信じられない」と悲痛な表情。「初演のときは、千本ノックでした(苦笑)。『死ね!このヤロー!』とか言われて、家に帰って泣いて、40度の熱出て…でも食らいついていきました。ムカついたけど、世界ツアーが成功したとき、『いい役者になったな』と言われて、励みになりました。いつも『自分を疑えよ』と言われてて、その言葉が胸にあります。あっちの世界でも僕の芝居を見て『相変わらず、つまんねー芝居してるな』って思われてるかも(苦笑)」と時折、言葉を詰まらせながら思い出を口にし「芝居を変えてくれた人、僕の考える世界を変えてくれた人です」と言い尽くせぬ感謝の思いを口にしていた。「ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~」は東京・シアタークリエにて6月6日(月)~22日(水)、大阪・森ノ宮ピロティホールにて6月25日(土)、26日(日)上演。(text:cinemacafe.net)
2016年05月13日今年で23年目となるエイズ啓発チャリティイベント「Act Against AIDS」(以下、AAA)が12月1日(火)、日本武道館にて行われ俳優・岸谷五朗を始め、寺脇康文、三浦春馬、吉高由里子、神木隆之介、「Perfume」ら豪華キャストが集結した。岸谷さんの呼びかけで1993年、代々木体育館からスタートした「AAA」の「ザ・バラエティ」。23年目となる今年は、神木さんら初登場のゲストも含め24組36名が出演。ミュージシャン、俳優、お笑いのジャンルを超えた豪華キャストのエンターテイメントショーを一目見ようと9,000人の観客が武道館に詰めかけた。オープニングでは「AAA STATION」と題し、タモリの格好に扮した岸谷さん、寺脇さん、三浦さんがそれぞれ“ゴロタモリ”“テラタモリ”“ハルタモリ”と名乗り客席側から登場。今回参加するアーティストたちを迎え入れる中、初参加となる神木さんが登場すると割れんばかりの黄色い声援が。その後“テラタモリ”に続き司会の3人が「髪切った?」「んなわけない」とタモリさんのモノマネを披露し、会場を沸かせた。その後、「ポルノグラフィティ」や岸谷香&高嶋ちさ子、サンプラザ中野くん&「バイきんぐ」の小峠英二の“ハゲ”を共通とした「坊坊主」という異色コンビ、さらには吉高さん率いる「Perfume」ならぬ「バキューム」の登場、神木さんや三浦さんの歌声披露、本家「Perfume」のパフォーマンスと続いた。イベントの収益金を全額チャリティとし、「ザ・バラエティ」の支援で昨年ラオスに小児病棟を設立。三浦さんは2月11日に来訪し、開院式のテープカットに参加したことを報告した。三浦さんは「みなさまのおかげでラオスで頑張っていける子どもたち、スタッフのみなさんがいます。いま一度エイズの事を恥ずかしがらずにいろんな方と語り合っていただけると嬉しく思います」と語った。主催の岸谷さんは、「世界で苦しんでいる子どもたちがたくさんいます。小さい一つ一つの力が集まることでこんなに大きな力になります。みんなで協力し合って頑張って生きていきましょう」と感謝の意を表した。最後にAAAのエンディング曲「一人じゃないから」を出演者全員で歌い、大盛況の中、終演した。(text:cinemacafe.net)
2015年12月01日俳優の岸谷五朗、寺脇康文が主宰する演劇ユニット「地球ゴージャス」。2015年3月29日(日)に結成20周年を記念した「地球ゴージャス20th Anniversary GALA CONCERT」を催し、大盛況の中、次なる新作公演を2016年1月9日(土)より赤坂ACTシアターをはじめとする全国4か所にて上演することを発表。このたび、城田優や蘭寿とむといった豪華キャスト陣の本作への出演が明らかになった。ドラマ・映画でも活躍を続けながらも、その圧倒的な華と歌唱力で、ミュージカル界でもスターの座を確立している城田さん。ディズニーの実写版『シンデレラ』では王子の声の吹き替えを担当し、日本版エンドソング「夢はひそかに」で披露された美声も話題を呼んだが、「エリザベート」(’10)「ロミオ&ジュリエット」(’11、’13)「4Stars」(’13)「ファントム」(’14)、そして今年の6月から帝国劇場でキャストを一新して上演される「エリザベート」への出演を経て、新たな色を吹き込むべく、「地球ゴージャス」最新作の主人公に挑む。また、宝塚歌劇団屈指の実力派として「ファントム」「オーシャンズ11」などの主演作を次々と務めトップスターに君臨し、芸能界にもファンの多いことで知られる蘭寿とむ。退団後も数多くの舞台出演が続き、いま、演劇界で引く手数多の彼女が、「地球ゴージャス」とどのような化学反応を起こすのかも見ものだ。さらに、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のヒロインを演じて以降、女優・歌手として人気を集めている大原櫻子。歌唱力・自然体の芝居力・煌めいた存在感を併せ持つ彼女が、満を持して今作品にて舞台初出演を果たす。また世界一のダンサーたちが集まるダンスエンタテイメント「WASABEATS」でも主演を務めるなど、若手俳優ではトップクラスのダンスの実力を誇りながらも、「レディベス」「オーシャンズ11」などの本格派ミュージカルに進出、今秋には「RENT」のエンジェル役が控える平間壮一に、「レ・ミゼラブル」「ジキル&ハイド」「GARANTIDO」、蜷川幸雄演出の「青い種子は太陽のなかにある」と出演作が目白押しのマルシアもキャストに決定した。ベテラン勢からフレッシュな層まで、「地球ゴージャス」史上最強に歌える、圧倒的に華やかな布陣で挑む「地球ゴージャス」14作品目となる待望の最新作。ストーリーなどの詳細はまだ明かされていないものの、強力なキャスト陣に、作品への期待は高まるばかりだ。(text:cinemacafe.net)
2015年05月11日東野圭吾の人気小説を映画化した『夜明けの街で』が10月8日(土)に公開を迎え、主演の岸谷五朗を始め、深田恭子、萬田久子、中村雅俊、若松節朗監督が舞台挨拶に登壇。映画をイメージしてこの日のために作られたスペシャルカクテルで乾杯し、映画の船出を祝った。温かい家庭を持つエリートサラリーマンと謎めいた派遣社員の不倫愛を中心に、15年前に起きた殺人事件の謎が明らかにされていくラブサスペンスで、岸谷さんは木村多江さん演じる妻と深田さん演じる不倫相手の間で揺れ動く。岸谷さんは「愛人と奥さんの間で、初めて愛することの重さを天秤にかけないといけない…そういう愛し方をしないといけないのはつらかった」と撮影をふり返りしみじみ。一方、天秤に掛けられる側の愛人・秋葉を演じた深田さんは「“不自由恋愛”をしている秋葉になかなか共感できなかった。男性にとってはミステリアスで魅力的に映るのかもしれませんが…」と理解不能だったよう。監督から細かく演出を受けて作り上げていったそうだが、司会者に手応えを問われると「手応えなんて申し上げられません」と苦笑いを浮かべていた。午前中の第1回目の上映前に行われたこちらの舞台挨拶。萬田さんは「午前中から観る映画ではないような気もしますが」と笑いつつ「気合いを入れてミステリアスな女性を楽しみました」と自信をのぞかせた。中村さんは本作で描かれる愛や憎悪について「人間が持っている本性って怖いなと思います。元々持っているものがある出来事でプッと出てくる。脆さや強さ、けなげさなどが同居していてそれが出たり隠れたり…」と語り、人間の恐ろしさを強調した。岸谷さんと中村さんは映画にちなんで「もしも目の前に美しい女性が現れたら?」と尋ねられると互いに「お先にどうぞ」とゆずりあい。「家に帰って萬田さんがいたら、1回ドア閉めますね」と岸谷さんが言えば、中村さんは「俺は入っていきます」。萬田さんは「2人ともウェルカムですよ」とニッコリ。“意見”を求められた深田さんは「楽しそうですね」と答え、会場は笑いに包まれた。最後はこの日のために用意され、観客にも配られた特製カクテルで、本作の英題でもある「ビフォア・サンライズ」の掛け声で乾杯。映画の旅立ちを会場全体で祝福した。『夜明けの街で』は全国にて公開中。■関連作品:夜明けの街で 2011年10月8日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 「夜明けの街で」製作委員会■関連記事:岸谷五朗、愛人・深キョンと本妻・木村多江のバースデイケーキに冷や汗深田恭子が映画『夜明けの街で』で新境地!「不倫は映画の中だけで楽しんで」東野圭吾、初ラブストーリー『夜明けの街で』予告到着久保田利伸が切なく歌い上げる
2011年10月09日映画『夜明けの街で』の完成披露試写会が9月27日(火)、映画の舞台となった横浜の「パシフィコ横浜」で開催され、岸谷五朗、深田恭子、木村多江、若松節朗監督が舞台挨拶に登壇。冒頭には久保田利伸がサプライズでエンディングテーマ「声にできない」を披露し、会場は熱狂に包まれた。さらに、舞台挨拶ではこの日が誕生日の岸谷さんのために“本妻”木村さんと“愛人”深田さんからそれぞれバースデイケーキが届けられたが、岸谷さんの選択は…?東野圭吾にとって初のラブストーリーとなった同名ベストセラーを映画化した本作。エリートサラリーマンと派遣社員の女性の不倫愛を中心に、15年前に起こった時効直前の殺人事件の謎が紐解かれていく。ステージの幕が開いて最初に久保田さんが登場すると、何も知らされていなかった客席からは驚きと喜びの歓声が。久保田さんは「カーテンが厳かに開いて、失敗しちゃいけないと緊張しました」とふり返ったが、数年前から思い描いていたという「声にできない」を熱唱。観客はその歌声に酔いしれた。横浜を舞台にした作品の完成披露を横浜で迎え、岸谷さんは「現実に働いているのは東京で、(妻役の)多江さんが待っているのも東京で、横浜には虚構の世界を求めているわけですが、ぴったりの海や夜景があって、演技の面でもすごく助けられました」としみじみ。岸谷さんの愛人役を演じた深田さんは「(横浜は)恋人たちが特別な気持ちになれる場所なんだなと感じました。すごく楽しい街ですが、その中で大桟橋はポツンと寂しさを感じるんです。そんな不思議な魅力がありました」と明かした。一方、貞淑な妻を演じた木村さんは「まさか横浜でダンナさんが浮気してるとは思わず、そこでレッドカーペットを歩くことになるとは…」と苦笑交じりで語り、会場の笑いを誘った。深田さんは「岸谷さんも(主人公)渡部も熱い人間味あふれるところが魅力的です」と共演の感想を語ったが、木村さんは岸谷さんとのシーンが深田さんよりも先に撮影されたことを明かし「そこでいかに幸せに演じるかで、後になって岸谷さんが苦しむことを分かっていたので、楽しく、尽くしました」とニヤリ。岸谷さんは「苦しかったです」と心情を明かした。この日が岸谷さんの誕生日だと明かされ「47ちゃいになりました(笑)!」と岸谷さんがおどけると、会場からは祝福の拍手がわき起こったが、深田さんはおもむろに岸谷さんの方に向き直り「私、ケーキを用意しました」。さらに木村さんも「私も用意しました」と語り、2つの種類の違うケーキが岸谷さんの前に運び込まれた。さてさてどちらを選ぶのか…?岸谷さんは「映画の中で散々苦しんだので、両方持って帰ります」と語り、冷や汗をぬぐっていた。『夜明けの街で』は10月8日(土)より全国にて公開。■関連作品:夜明けの街で 2011年10月8日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 「夜明けの街で」製作委員会■関連記事:深田恭子が映画『夜明けの街で』で新境地!「不倫は映画の中だけで楽しんで」東野圭吾、初ラブストーリー『夜明けの街で』予告到着久保田利伸が切なく歌い上げる
2011年09月27日人気ミステリー作家・横山秀夫の4つの短編を、仲村トオル、岸谷五朗、玉山鉄二、渡部篤郎という4人の人気俳優をそれぞれ主演に据えて映像化した「横山秀夫サスペンス」。WOWOWで放送された本作がこのたび、DVDでリリースされ、4作品をまとめた予告編も到着した。『半落ち』、『出口のない海』、『クライマーズ・ハイ』などの映画化作品をはじめ、その著作が数多く映像化されている横山秀夫。数々の名作の中から「真相」(双葉社刊)に収録されている「18番ホール」、「他人の家」の2作と、「看守眼」(新潮者刊)に収められている「自伝」、「静かな家」をそれぞれ約1時間のドラマとして映像化した本作。「18番ホール」は、地元の村の再開発の話を聞いて村長選に立候補した男が主人公。実は彼には12年前のある秘密を隠すため、何としても当選する必要があった。当初は楽勝と思われていたが、強力な対抗馬の存在で徐々に暗雲が…。『行きずりの街』の公開を控える仲村トオルが当選のために必死で奔走する主人公に挑む。「静かな家」は「誤報」というタイトルで岸谷五朗を主演に映像化。ある地方新聞の記者が、写真展の日程を誤って報道してしまうのだが、それに端を発して謎めいた事件が…。「自伝」の主人公で、母に捨てられたトラウマを抱えて生きるライターを演じるのは『ノルウェイの森』がまもなく公開となる玉山鉄二。彼の元に家電量販店の会長の自伝執筆の依頼が。取材の初日、その会長は人を殺した過去を告白。そこから衝撃的な真実が明らかになる。「他人の家」は強盗事件で服役し、いまは妻との静かな暮らしを望みつつも前科のせいで行くあてをなくした男が、近所のがんを患った老人の申し出で、彼の養子に入り家を受け継ぐ約束をする。ここから、彼と妻は、恐るべき事件に巻き込まれることになる。渡部篤郎が再起を図る前科者の悲哀を見事に表現している。日本随一のミステリー作家の作品を原作にした4人の実力派俳優の物語が一挙に楽しめる本作。男たちの運命は――?「横山秀夫サスペンス」DVDは発売中(同時レンタル中)。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「横山秀夫サスペンス DVD-BOX」価格:4,980円(税込)発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント© 2010 WOWOW■関連作品:行きずりの街 2010年11月20日より全国にて公開© 2010「行きずりの街」製作委員会クライマーズ・ハイ 2008年7月5日より丸の内TOEI1ほか全国にて公開© 「クライマーズ・ハイ」フィルム・パートナーズ■関連記事:【TIFFレポート】仲村トオル俳優デビュー25周年50度カクテル一気飲み「ファイヤー!」仲村トオル、チャン・ドンゴンとの再会に感激!『行きずりの街』韓国公開も即決定ハズレなし!「映画館大賞2010」まもなく発表中谷美紀が選ぶ「1本」は?尾野真千子インタビュー「ここで隠したら一緒になれない気がした」と“覚悟”明かす堺雅人が語る太宰、そして『人間失格』――。「近代文学と“再会”できました」
2010年11月02日映画『キラー・ヴァージンロード』の初日舞台挨拶が9月12日(土)、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、初監督となった岸谷五朗とW主演の上野樹里と木村佳乃、共演の寺脇康文、小出恵介らがコミカルなトークを展開した。本作は、結婚式前日にアパートの大家を誤って殺害してしまったひろ子(上野さん)が、偶然知り合った自殺願望を抱く福子(木村さん)と共に逃避行を繰り広げるブラックコメディ。満場の観客に迎えられた岸谷監督は「ようやく産声をあげ、映画が幸せな思いをしています。今回、自分は出なかったんですが、役者ってすごいっていうことを改めて目の当たりにしました」と感慨深げ。だがキャスト陣について語り出すとトーンが一転し、「樹里と佳乃は振り切り過ぎ。振り切る女優の凄さを見せつけられました」とツッコミ口調に。すかさず木村さんは「振り切ったつもりはないです」、上野さんも「普通だよね」と切り返し。初共演の木村さんについて「現場では2人で行動していたんです。2人で成長した感じ。とにかくニヤニヤしているんですよ。あたしが普通にしていてもおかしいみたいで…」と天然キャラ全開で語る上野さんに、岸谷さんは「そりゃみんな、おかしいと思っているよ。なんか楽屋の会話みたいになっちゃってすみません」と主演女優のトークにやんわりダメ出ししてみせ、観客の笑いを誘った。さらに、小出さんが「監督から『物語のキーを握る役だから』と言われ、意気込んで行ったら撮影は1日だけでした」とトボケ気味に話すと、岸谷さんは「この小出のイメージが欲しかった」とニヤリ。岸谷さんと25年来の付き合いのある気心の知れた仲で、今回、カツラをかぶり怪演を見せている寺脇さんには「『相棒』で間違った(かっこいいイメージの)方向に行っていたので、それを修正しようと。本気で寺脇の凄さを表せるのは俺しかいない」といたずらっ気たっぷり。寺脇さんは「五朗の映画じゃなかったらここまでやらない。(岸谷さんの)愛情というより暴力です。出なきゃ殴られるって感じでした」と仲の良さ(?)をうかがわせた。一方、この日は岸谷さんらの所属事務所アミューズの新人タレントで、30日間かけて47都道府県を回る本作の宣伝行脚をしてきた福田彩乃も来場。ボロボロになったキャリーケースを引きながら「チケットを727枚売りました」と達成感から笑顔ながら大粒の涙をこぼす一幕も。その福田さんに対して岸谷さんは、本作のビジュアルがプリントされた新品キャリーケースをプレゼントし、苦労をねぎらうと思いきや「もう1回行っといで。そうしたらまた727枚ね、フフ」と鬼監督ぶりを発揮していた。『キラー・ヴァージンロード』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:キラー・ヴァージンロード 2009年9月12日より全国東宝系にて公開© 2009 「キラー・ヴァージンロード」製作委員会■関連記事:岸谷五朗、上野樹里を「役の言葉で喋れる女優」仲良し寺脇は“脇役賞”?上野樹里、先輩・木村佳乃の結婚願望にツッコミ!「人並みにって何ですか?」
2009年09月12日“結婚したい女”と“死にたい女”の奇妙な逃亡劇を描いた、俳優・岸谷五朗の初監督作品『キラー・ヴァージンロード』。9月12日(土)の公開を控え、同1日(火)、本作の試写会が開催され、上映前に岸谷監督に主演の上野樹里、寺脇康文を交えて絶妙なトークが繰り広げられた。「あなたの街の宣伝マン募集!試写会」と銘打たれた、一風変わったこの試写会には、1,500人もの応募から選ばれた観客が、一般の宣伝マンとして集結。宣伝用の映画のポスターやパンフレットなどが配布され、さらに観客は配られたハチマキを巻いて上野さんら登壇者を迎えた。この光景に岸谷監督が「ほんの少し恥ずかしいです。一生懸命作ったので観て感動してください!」と言うと、上野さんは「観てないのに宣伝するなんてすごいです」、寺脇さんも「観てたら宣伝しようと思いませんよ」と割って入り、会場を笑いに包んだ。キャスティングに話が及ぶと、10代の頃から上野さんを知る岸谷監督は、「とてつもない魅力のある、がむしゃらな子で、たくさんの力をつけていい女優になって輝き出したので“今だ”と思った。役に乗り移る、役の言葉で喋れる女優」と大絶賛。これに対し、上野さんは監督の演出について「役者さんでもあるので、お芝居でやって演出してくれるので本番は一発で撮れました。“楽しくてしょうがない”という五朗ワールドを感じ取れると思います」と笑顔で返した。一方、カツラにメガネの変装姿で撮影に挑んだ寺脇さんは「この役で僕の役者人生は終わりました。ヅラ・オン・ヅラの特殊メイクは3時間もかかりました。僕のところだけディレクターズカットしてほしいです」と、25年もの付き合いになる岸谷さんの作品を一貫して否定。これに対し、監督は「康文くんは、『相棒』で随分かっこいい役をやってて世間が勘違いしてると思ったので、本当の寺脇康文のすごさを出そうと思いました。“脇役賞”を受賞しますね」と反撃を見せ、2人の絶妙な掛け合いに会場は沸いた。また、トークショーに続き、事前に観客から募った本作のおもしろ宣伝プランが披露され、その中からグッドアイディア賞2つが岸谷監督と上野さんから発表された。その内容とは、“ウェディングドレスを着てポスターを掲げ、街を歩く”と“ウェディングドレスを着てバイクに乗りながら、旗を立てて宣伝する”とのこと。実際にこの奇抜なアイディアを実行してもらうべく、考案者には映画ののぼりと本物のウェディングドレスがプレゼントされ、この太っ腹な贈り物に会場から歓声が起こった。なお現在、本作のプロモーション活動として、上野さん扮する、ウェディングドレス姿で逃亡する花嫁・沼尻ひろ子に因んで、タレントの福田彩乃がウェディングドレス姿で30日間、30万円で全国47都道府県を回る「どん尻ビリ子の30日間逃亡日記」を実施中。既に、映画鑑賞券500枚を売り健闘を見せており、9月12日(土)の公開初日にゴールインを予定している。『キラー・ヴァージンロード』は9月12日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:キラー・ヴァージンロード 2009年9月12日より全国東宝系にて公開© 2009 「キラー・ヴァージンロード」製作委員会■関連記事:上野樹里、先輩・木村佳乃の結婚願望にツッコミ!「人並みにって何ですか?」
2009年09月02日