2020年12月13日の夜からは、ふたご座流星群がピークを迎えます。同月14日に日付が変わる頃、空の暗い場所では最大で1時間あたり55個前後の流星が観察できるかもしれません。ふたご座流星群で観察できる流星の数は、年間でも最大数となるのだとか。ふたご座流星群が見頃に!1時間あたり55個前後の流星が見られる時間帯は?平塚市博物館で天文を担当している藤井大地(@dfuji1)さんは、同月12日にTwitterを更新。2019年の同時期に撮影した、ふたご座流星群の写真を公開し、反響が上がっています。2019年12月14日の夕方から同月15日の深夜1時まで、南西・北西・北・南に向けた広角カメラがとらえた流星がこちらです。いよいよ明日、12月13日夜から14日未明にかけて、年間最大の流星数を誇る、ふたご座流星群がピークを迎えます。特に今年は新月なので、暗い流星まで観察できそうです。これは2019年12月14日夕方~15日1時までに流れた流星を、平塚から南西・北西・北・南に向けた広角カメラで見た様子です。 pic.twitter.com/ScOCsz6TUa — 藤井大地 (@dfuji1) December 12, 2020 白く細長い縦線になっているのはすべて流星!こんなにたくさんの星が流れていることに驚きますね。ふたご座流星群を観察するコツは?また、藤井さんは、流星を見るコツも紹介しています。空のどこに星が流れるか分からないため、視野の広いところでじっくり探すのがコツなのだとか。ふたご座流星群の場合は、夕方から明け方まで長く観察することができるため、普段観察をしない人でも流星を見られるチャンスかもしれません。2020年12月13日の深夜3時頃には、4秒間で4つの星が流れたそうです。こちらは2020年12月13日3時1分14秒~18秒に流れたふたご座流星群の流星を、富士から南東の空に向けた広角カメラで見た様子です。わずか4秒の間に、4個の流星が流れました。このように複数の流星が同時に流れる様子は、豆まき現象と呼ばれています。 pic.twitter.com/RZWiVrPzQU — 藤井大地 (@dfuji1) December 12, 2020 さらに、流星に混じって火球が流れることもあるといいます。火球が流れると、流星の痕や音が鳴る流星など珍しい現象が起こるかもしれませんよ!ふたご座流星群は、ひときわ明るい流星「火球」が流れることもあります。これは2019年12月16日0時15分に流れたふたご群の火球を、平塚から南西の空に向けた広角カメラで見た様子です。火球が流れると、流星が光った跡が残る流星痕や、同時に音が鳴る流星音など、珍しい現象が起こることもあります。 pic.twitter.com/rew58TqDz4 — 藤井大地 (@dfuji1) December 12, 2020 防寒対策をした上で、普段は流星の観察をしない人も、この機会に夜空を見上げてみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2020年12月13日2020年12月、最大で1時間あたり55個前後の流星が見られる『ふたご座流星群』がやってきます。流星がもっとも多く見られそうのは、同月13日の夜から14日の明け方にかけて。同月12日の夜、14日の夜も、もちろん見ることができます。最大で1時間あたり20個以上の流星が観測できると予想されています。国立天文台によると、どの日付も20時頃から流星が現れ始めて、22時頃に本格的に見ることができるそうです。もっとも数が多いのは、夜中を過ぎた頃。※写真はイメージ空全体に現れるため、広く見渡せるところでレジャーシートなどを敷いた上に寝転んで観察するといいそうです。道路などに寝転ぶと、事故の危険性があります。くれぐれも、安全の確保できる場所で観察をしましょう。また、観察は最低でも15分はしたほうがいいのだとか。防寒対策をしっかりとして、流星に願いを込めてみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2020年12月12日毎年12月14日前後に極大を迎える『ふたご座流星群』。しぶんぎ座流星群やペルセウス座流星群と並ぶ『3大流星群』として知られています。ふたご座の2等星であるカストルを放射点とし、毎年美しい天体ショーが繰り広げられるのです。2020年の『ふたご座流星群』をチェック!国立天文台によると、ふたご座流星群の極大は2020年12月14日の10時頃。天体観測をするにあたって、重要なのは月明かりです。空が明るいと、星が見えづらくなってしまいます。ですが、今回のふたご座流星群はそんな心配はいりません。同月15日は新月で月明かりが少ないため、とてもいい条件で星を観測することができるそうです!ほしぞら情報今年のふたご座流星群は、12月14日10時頃に極大を迎えると予想されています今年は、極大が日本で観察しやすい時間帯に比較的近い上、15日が新月のため月明かりの影響もなく、かなり良い条件で観察できます。 #国立天文台 pic.twitter.com/il7hsRdfjF — 国立天文台 (@prcnaoj) December 4, 2020 ふたご座は、有名なオリオン座のすぐ隣。また、明るい星で作られた冬の大三角形もそばにあります。そのため、最初はオリオン座の中心にあたる、3つに並ぶ明るい星を探してみてはいかがでしょうか。12月の夜は冷え込むため、天体観測をする際は厚着をしたり、温かい飲み物を用意したりと防寒対策をしてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月06日毎年11月は『しし座流星群』が見られる時期です。33年ごとに活発になるしし座流星群。2001年には日本で1時間に千個を超える流星が観測されました。2020年も、2001年ほどまではいきませんが、しし座流星群を見ることができます。最低でも15分は観察しよう!2020年は11月17~18日の未明が、観測のチャンス!国立天文台によると、1時間に3個ほどの流星を見ることができるといいます。見る方向は気にする必要はないものの、月のある方向を正面にするのは避けるべきだそうです。観測するなら、人工的な灯りが少ないところやできるだけ空が広く見渡せるところがベストポジション。また、最低でも15分は空を見上げていたほうがよいでしょう。日中は温かくても、夜は冷えるところもあります。防寒対策をしながら空眺めてみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2020年11月17日広大な宇宙が繰り広げる、天体ショー。美しい星々や月を眺めていると、自然と心が落ち着くものですよね。毎年決まった時期に見ることができる流星群は、条件がよければたくさんの流れ星を見ることができます。2020年の『しし座流星群』がいよいよ!11月に極大を迎える『しし座流星群』の時期が、2020年もやって来ました。国立天文台によると、極大は11月17日。18日の未明が見頃とのことですが、極大時刻の条件がたいへん悪いため、天候や観測場所によるかもしれません。※写真はイメージおよそ33年ごとに活発になり、中でも1799年、1833年、1866年、1966年、2001年は大量の流れ星が観測された、しし座流星群。2001年には日本で1時間に千個を超える流星が観測されたといいます。早くも2034年頃が楽しみですね!地域によっては夜は冷え込むため、観測する際はしっかりと防寒することをおすすめします。[文・構成/grape編集部]
2020年11月07日2020年8月12日に極大を迎える、『ペルセウス座流星群』。すでに前日の11日から流星が飛び始めていますが、もっとも数多く観測できるのは12日の22時頃から明け方までとされています。ペルセウス座流星群は、『3大流星群』の1つとして、人気が高いこともあり、観測を心待ちにしている人も多いことでしょう。そんな、人々の期待をさらに盛り上げる動画を、写真家のKAGAYA(@KAGAYA_11949)さんが公開しました。肉眼でもしっかり観測できるペルセウス座流星群動画は2019年のペルセウス座流星群を撮影したもの。肉眼でもはっきり観測できる数々の流星をご覧ください。ペルセウス座流星群の流れ星が飛び始めています。最も数が多いのは8/12の晩から翌日明け方にかけて。その前後の夜も見られます。時間は21時頃から明け方まで。方角はどちらでも。星が良く見える場所で広い範囲をご覧ください。動画は昨年撮影したペルセウス座流星群の流星です(実際のスピード)。 pic.twitter.com/uFUyMevaev — KAGAYA (@KAGAYA_11949) August 10, 2020 ほんのわずかな間に、夜空を駆け抜ける流星たち。動画であっても、その美しい輝きに心を奪われます。これを実際の目で見ることができたら…と思うと、より一層、観測への期待が高まるというもの。なお、極大を迎える12日の夜は、暗い場所で観察すると最大で1時間あたり30個ほどの流星を見ることができる可能性もあるといいます。月のない方角が比較的、観測にはおすすめの方角で、できるだけ空の広い範囲を見渡すようにするのがいいとのこと。しっかり願いごとを唱えるのも忘れずに、ペルセウス座流星群を観測してみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2020年08月11日夜空を見上げると目にすることができる、美しい天体ショー。1月のしぶんぎ座流星群と12月のふたご座流星群に並んで多くの流れ星を観測できる『年間3大流星群』が、2020年の夏もやってきます。2020年のペルセウス座流星群をチェック!『年間3大流星群』の1つである、毎年8月に観測できるペルセウス座流星群。ペルセウス座流星群は明るい流星が多いため、さまざまな流星群の中でも観測しやすいといわれています。国立天文台によると、2020年のペルセウス座流星群の極大は8月12日の22時頃。2020年8月の星空情報・天文現象動画を公開しましたスター・ウィーク、ペルセウス座流星群、明けの明星(金星)、 伝統的七夕などをご紹介✨※この動画はYouTubeでも公開しています #国立天文台 pic.twitter.com/M1WBy1qYwZ — 国立天文台 (@prcnaoj) August 1, 2020 11~13日にかけて、多くの流星を見ることができると予想されています。極大を迎える12日の夜は、暗い場所で観察すると最大で1時間あたり30個ほどの流星を見ることができる可能性もあるのだとか!観測する際は、月のない方角がオススメ。かつ、できるだけ空の広い範囲を見渡すようにするのがいいようです。新型コロナウイルス感染症が流行しているため、誰かと一緒に星を見る場合はソーシャルディスタンス(社会的距離)や感染対策を忘れないようにしてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月02日知床ドリーム(@hayakawa0622)さんは、北海道の知床峠で撮影した写真をTwitterに投稿。美しい星空の1枚に、うっとりしてしまいます。昨夜の知床峠の星空です♪この様な星空会えるのは年に1回あるかどうか。快晴で月が出てなくて羅臼の漁火が無いのが条件です。 #星空 #知床峠 #知床 #北海道 #天の川 pic.twitter.com/uExR9FRP6A — 知床ドリーム (@hayakawa0622) July 18, 2020 天の川がくっきりと見え、降ってきそうなくらいたくさんの星が夜空に輝いています。このような星空は、知床峠でも条件がそろわないとなかなか見ることができないそうです。ネット上でも「これはすごい!」と感動の声が上がりました。宇宙の壮大さを感じる光景に、心が癒されますね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月22日次に地球で見られるのは5千年後といわれている、『ネオワイズ彗星』。2020年3月に発見された新彗星であるネオワイズ彗星は、7月現在、見頃を迎えています。ネット上にはネオワイズ彗星を撮影した写真が数多く投稿されており、中でも、KenKen(@KenKenPhoto)さんが撮影した2枚が、映画『君の名は。』のようだと話題に。雨天が続く中、奇跡的にとらえたネオワイズ彗星をご覧ください。なんとか撮れたネオワイズ彗星が思ってた以上に『君の名は。』でした昨日も天気微妙でしたが、雨続きで今までもこの先もチャンスがなさそうだったのでトライしました!次は5000年後!?(愛媛県大洲市・昨晩撮影) #ネオワイズ彗星 #NEOWISE #C2020F3 #彗星 #東京カメラ部 pic.twitter.com/C7TCdQAsMj — KenKen (@KenKenPhoto) July 17, 2020 愛媛県大洲市にある綱掛岩の後ろを流れる、ネオワイズ彗星。まるで物語が始まるかのような、はたまたクライマックスを迎えるかのような、ドラマティックな瞬間です。【ネットの声】・シチュエーションが、とっても感動的です!・現実の光景とは思えないぐらい素敵。・想像以上に『君の名は。』で心を奪われた…。国立天文台によると、ネオワイズ彗星は、7月後半では夕方の北西の低い空に見えるようになるとのこと。前述した通り、ネオワイズ彗星が次に見られるのは5千年後のため、ぜひこの機会にあなたも7月の夜空を見上げてみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2020年07月18日2020年3月、新しい彗星が発見されました。その名も『ネオワイズ彗星(C/2020 F3)』。淡い尾をひいており、いわゆる『ほうき星』とよばれているものです。当初は、肉眼では見えにくいほどの明るさと予想されていましたが、7月初旬には1~2等級の明るさで肉眼でも見られるほどになりました。7月上旬にドイツで撮影されたネオワイズ彗星(C/2020 F3)国立天文台によると、「7月前半には明け方の北東の低い空に見られるも、7月半ばを過ぎると高度が低くなり、見えづらくなる」といいます。また、7月後半になると、夕方の北西の低い空に見えるようになるのだとか。7月7日早朝、石垣島天文台で #ネオワイズ彗星 を撮影。ネオワイズ彗星は当初の予想より明るく、現在はおよそ1等級。7月中旬頃まで明け方の北東の空に見られます。7月中旬以降は夕方から宵にかけて北西の空に見えるようになり、明るさは徐々に暗くなるでしょう。 #国立天文台 pic.twitter.com/QDJ8XSmBNV — 国立天文台 (@prcnaoj) July 9, 2020 市街地や、薄明の空では見えにくいものの双眼鏡を使うと見えやすくなるそうです。また、適切な設定をすればカメラでの撮影も可能。次、太陽に近づくのは5000年以上先といわれています。このチャンスを無駄にしたくありませんね![文・構成/grape編集部]
2020年07月14日kashal(@kashal_photo)さんがTwitterに投稿した美しい天の川の写真をご紹介します。夜22時頃から深夜にかけて、栃木県の日光市付近で撮影に挑んだkashalさん。当日は撮影する前まで雨が降っていたり、発雷があったりしたもののとても美しい写真を撮影することができたといいます。思わず息をのんでしまう夜空がこちら!雷雨を抜けた先には満天の星空が待っていました #東京カメラ部 #PASHADELIC #天の川 #MilkyWay pic.twitter.com/n0zmvpbnaK — kashal@写真アカ (@kashal_photo) June 17, 2020 雷雨の後とは思えないほどのきれいな夜空。悪天候だったにもかかわらず、こんなに美しい景色に出会えたのは奇跡でしょう!投稿には「ロマンチック」「とても素敵」などの声が寄せられていました。まさに星が降るような景色ともいえる、満天の星空。写真を見るだけでも心が洗われますね![文・構成/grape編集部]
2020年06月22日