主演の阿部力を筆頭に、ケンドーコバヤシやカンニング竹山らお笑い芸人たち、鈴木亜美、栗山千明と異色のキャスティングが注目を集めている『ゴーストライターホテル』。公開を目前に控えた本作で、夏目漱石の幽霊という難役に挑んだ“世界のナベアツ”こと桂三度のコメント映像がこのほどシネマカフェに到着した。偉大なる文豪たちが執筆のために泊り込んだというホテルを舞台に、小さい頃から見ていた小説家への夢を捨てきれない主人公・内海と、宮沢賢治や太宰治ら文豪たちの幽霊との奇妙な出会いを描いた“幽霊コメディ”エンターテインメント。映像の冒頭から「役づくりのために、夏目(漱石)さんの『こころ』を読ませていただきました!」と語り、自身の演技にご満悦の様子の三度さん。監督の演出や印象に残ったシーンについては、スタッフや主演の阿部さんに称賛を贈り、ボケることもなく淡々と答えてくれたのだが、太宰治の幽霊を演じた後輩芸人、フルーツポンチ・村上健志の演技について聞かれるとなぜか突然のダメ出し!「モタモタしとったねぇ…」と渋い顔をしつつ、役者目線のコメントで“演じる”ことについてとつとつと語る。世界のナベアツとして一世を風靡した三度さんだが、芸人としてでなく役者として決して妥協を許さない。とは言いつつも、芸人の血が徐々に疼き出してきたようで、撮影時のおもしろ話や今後やってみたい役柄に話題が及ぶと、芸人・桂三度としての話芸も十分に見せてくれている。TVでは見ることのできない、俳優・桂三度の一面を覗いてみては?『ゴーストライターホテル』は3月17日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ゴーストライターホテル 2012年3月17日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© テレビ朝日/吉本興業■関連記事:抱腹絶倒“幽霊コメディ”!『ゴーストライターホテル』試写会に10組20名様をご招待ケンドー・コバヤシ、ヒット祈願のはずが頭の中は「彼女できへんかな…」
2012年03月16日女優の栗山千明が海外の人気RPGを映画化した『ドラゴンエイジ -ブラッドメイジの聖戦-』(曽利文彦監督)で声優として長編アニメーションに初主演することになり、12月7日(水)、共演する谷原章介、GACKTと共に都内の教会で製作発表会見を行った。栗山さんは、谷原さんと共演した『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』など長編アニメでの声優経験はあるが、主演は初めて。無類の“アニメ好き”として知られ「とても光栄。本気で取り組みましたし、絶対的に見応えがある作品だと誓います」と熱っぽくアピールした。リアルな描写とハードな世界観が絶賛され、全世界で600万本を売り上げた傑作RPG「ドラゴンエイジ」シリーズを、曽利監督を始めとする“アニメ大国”日本のトップ・クリエーターによりCGアニメ化。世界を統治する“教会”に仕える女騎士・カサンドラ(栗山さん)が、教会をめぐる巨大な陰謀の鍵を握る少女を守るため、気のいい魔法使い・ガリアン(谷原さん)と共に壮大な冒険と戦いに巻き込まれる。GACKTさんは2人を追う騎士団のリーダー、ナイトコマンダーを演じる。栗山さんは「ストーリーもキャラクターも人間味にあふれているので、実写のお芝居のように取り組める部分も多かった。曽利監督からいろんなご提案をいただき、だんだん思い切り良く演じることができたから楽しかったです」と手応え十分。アクションシーンの多さも見どころで「実際に体を動かしながら、アフレコしたんです」と身も心もカサンドラになりきっていた様子。谷原さんは『ベクシル −2077日本鎖国−』で曽利監督とタッグを組んでおり「今回も信頼感があって、迷うことはなかった」。シーンによっては、まだ映像が完成していない部分もあったが「その分、表情やニュアンスなど、監督が的確なアドバイスをしてくださるので、すべてを委ねることができた」と満足そうな表情だ。一方のGACKTさんは「“リアル・ダークファンタジー”という言葉の意味を理解していただける作品」と完成間近だという本編に早くも太鼓判。主題歌「Until The Last Day」も手掛けており、「いつか消えてしまう命を全うしてみよう。そんな映画のテーマに沿った楽曲になった」と自負していた。そんな3人に対して、曽利監督は「それぞれのキャラクターを、それぞれのクリエイティビティで作り上げてくれた。声だけでキャラクターを自分のものにしているし、製作にあたるスタッフも映像がイメージしやすい」と大絶賛。「アクションが見どころだが、一番意識したのはドラマ性とのバランス」と語り、最先端のCGアクションと奥深いストーリー描写が融合した本作の完成が待ちきれない様子だった。『ドラゴンエイジ -ブラッドメイジの聖戦-』は2012年2月11日(土)より全国にて公開。■関連作品:ドラゴンエイジ -ブラッドメイジの聖戦- 2012年2月11日より全国にて公開
2011年12月07日戸田恵梨香&加瀬亮主演の人気ドラマの映画化として注目を集める『SPEC〜天〜』に栗山千明がある任務を負った捜査員の役で出演することが明らかになった。未解決事件の解決のために公安部に設立された「未詳事件特別対策係」、通称“ミショウ”。IQは高いがなぜか常に餃子くさい当麻紗綾(戸田さん)と、かつてSIT(警視庁特殊部隊)に所属した精鋭ながら、ある事件をきっかけに未詳に転属となった瀬文焚流(加瀬さん)が、未来予知や千里眼、人の心を読むなどといった普通の人間の能力をはるかに超えた特殊能力によって引き起こされた犯罪の捜査に挑む。かつての人気ドラマ「ケイゾク」(TBS)の続編という位置づけで昨年放送され、特殊能力(SPEC)を持つ者たちによる犯罪の謎解きや戸田さんと加瀬さんの“キレキャラ”による掛け合いが人気を呼んだ。今回、この映画版より登場する栗山さんが演じるのは、CIRO(サイロ/内閣情報操作室)特務班の一員である青池里子。帰国子女にして大人の色香全開の里子だが、かつてSITに所属していた経歴があり、ある事件の捜査のために未詳を訪れる。いきなり「里子」、「焚流」と互いをファーストネームで呼び合い、過去に何らかの関係があった様子の瀬文と青池に、当麻は心穏やかならず…。キレキレの名コンビに青池が加わることで、ドラマでは見られなかった三角関係が展開することに?栗山さんは「出演が決まったときは、ドラマシリーズに出演しているみなさんがとても個性的なので、私はどんな役なのか楽しみでした。撮影は、私は新参者なので緊張しています(笑)。『SPEC』は独特の世界観があるので、その中で自分がどういう立ち位置にいたらいいか考えながら、撮影に臨んでいます」と意気込みを語る。青池里子というキャラクターについては「里子は帰国子女で日本語があまり得意ではない、という設定を撮影初日の直前に聞かされまして(笑)、セリフを台本のまま覚えていたら、現場で全然変わっていて驚きました。『間違った日本語』の言葉が多くて、わざと間違えて言うのが意外と難しいなと思いました。あと、里子はアクションのシーンもいくつかあって、私はわりと苦手なので、カッコ良く決めたいなと思っています」と語っており、キャラクター、アクション両面で新たな栗山さんの一面が見られそう。なお、映画の直前にはスペシャルドラマ「SPEC〜翔〜」も放送されることになっており、映画と合わせて新たな敵の存在や、ドラマシリーズのラストに残された謎の答えが描かれる。『SPEC〜天〜』は2012年春、全国東宝系にて公開。■関連作品:SPEC〜天 (仮題) 2012年春、全国東宝系にて公開■関連記事:戸田恵梨香&加瀬亮「SPEC」映画化決定!スペシャルドラマと合わせて謎が明らかに
2011年09月16日映画『ブラック・スワン』の特別試写会が4月27日(水)、都内で行われ上映前に東京バレエ団のプリマドンナとして活躍する上野水香と女優の栗山千明がトークショーを行った。チャイコフスキーの「白鳥の湖」をモチーフに、“白鳥”のパートと“黒鳥”のパートを演じ分けるプリマドンナの座をめぐり、ライバルへの嫉妬や憧れから、ねじれた友情を発展させ、変貌していくバレリーナの姿を描いた本作。主人公のニナを演じたナタリー・ポートマンに悲願のアカデミー賞主演女優賞をもたらした作品でもある。この日は上野さんが純白、栗山さんが黒のドレスに身を包んで登場。ひと足先に作品を鑑賞した栗山さんは、ナタリーの演技について「鳥肌が立ちました。3か月ほどバレエの練習をしたと聞きましたが、3か月でそこまで?とびっくりしました」と興奮気味に感動を伝えた。上野さんも「短い間にバレリーナらしさを身につけていて、表現者として素晴らしいと思いました。演じることに全生命を懸けているということが伝わってきて感動しました」と大絶賛。上野さん自身、幾度となく「白鳥の湖」のプリマを務めあげてきたが「知れ渡った作品であり、いろんな人が踊ってきたので、プレッシャーも大きい。技術的にも難しいし、2役を演じるという課題もあります」とその難しさを明かす。その上で「対照的な白鳥と黒鳥ですが、“善”と“悪”ではなく、どちらも美しく魅力的。黒鳥を演じるときは、王妃をだますのを楽しむ、小悪魔的な役作りをしています」と笑みを浮かべた。栗山さんも幼少期にクラシックバレエを習っていたそうで「いまでもやっていてよかったと思います。モデルとしての見せ方、女優としての芝居などいろんなところで活きています」と明かす。ちなみに栗山さんは白鳥?それとも黒鳥?という問いには「憧れは黒鳥ですが…近いかというとそうでもないですね。かといって白鳥でもないし…」と苦笑交じりに答えていた。ナタリーは本作の振り付けを担当したフランス人振付師のバンジャマン・ミルピエと婚約し、現在、彼との間の子供を妊娠中だが、上野さんはミルピエによる振り付けについて「現代的で斬新。個性的で興味深いです」と語り、プロの視点から映画の見どころを明かしてくれた。『ブラック・スワン』は5月11日(水)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。■関連作品:ブラック・スワン 2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.■関連記事:ナタリー&アシュトン “セフレ”の2人の独占インタビュー思わぬ“失言”に…ナタリー・ポートマンが悩める義母役を熱演!『水曜日のエミリア』予告編先行到着N・ポートマンが黒い狂気で舞う『ブラック・スワン』試写会に10組20名様ご招待【シネマモード】ドレス姿で受賞者がわかる!?オスカー・ファッションN・ポートマンディオールデザイナー、J・ガリアーノの人種差別発言に嫌悪感を表明
2011年04月27日先日、自分も含め村上春樹ファン同士で飲んでいるとき、「村上作品にでてくる主人公の男って、モテるよね」という話になりました。確かに、主人公はクールで理知的なうえにユーモアもあって、女性にモテてている印象が強いです。という訳で、今回は恐れ多くもノーベル文学賞の有力候補でもある世界的な大作家の小説作品を参考に、「女性をクールに口説く方法」を考えてみました。■相手の頭にクエスチョンマークを点灯させる「君が大好きだよ、ミドリ」「どれくらい好き?」「春の熊くらい好きだよ」(「ノルウェイの森」下巻172ページ/講談社文庫)まずは、映画が公開されたことでも話題の「ノルウェイの森」から。ヒロインの一人であるミドリにせがまれて主人公が言った言葉ですが、意味を簡単に要約すると「春の野原で可愛い子熊と出会い、その子熊と抱き合いながら丘をころころ転がって遊ぶくらい君のことが好き」ということらしいです。……どうでしょうか?モテそうでしょうか?これを実際の女子に言ったとしたら、頭に「クエスチョンマーク」が点灯してしまいそうです。でも、そこはやはり突拍子のないことがたくさん起こる村上作品。なんと、ミドリは「すごく素敵」と感動してしまうのでした。若い男女の心が通い合う、すてきなシーンですね。ちなみに、このせりふの前に主人公は「山が崩れて海が干上がるくらい可愛い」と言いますが、ミドリは「もっと素敵なこと言って」と、ややご不満な様子でした。もしかしたら過剰な例えを使うより、相手の頭に「クエスチョンマーク」を浮かばせる方が大切なのかもしれません。よし!さっそく明日から試してみよう!!……って、違うかな?■細かいほめ言葉をはさみ込む「君は可愛いし魅力的だし、足だって長いし頭だっていい。海老の皮だって上手くむける。きっと上手くいくさ。」(「1973年のピンボール」104ページ/講談文庫)次は、細かいほめ言葉をはさみ込むパターン。前半部分で相手を乗せといて、「海老の皮」でガクッと落とす。そして落としたところを「上手くむける」、「上手くいくさ」という軽快な韻を踏んで不意打ちし、いつの間にか励ましているという高等テクニックです。クール!おそらく、世界中のどこを探しても、「海老の皮のむき方」をほめる男性は少ないと思います。私は女性が髪を切ったのすら気づかないダメな男なので見習わなければいけません。ちょうど私の知り合いに「コーラを飲むのが速い」女性がいるので、今度、ほめ言葉に挟み込んでみようと思います。結果はどうなっても報告いたしません。皆さまのご想像にお任せします。■細かいことを言わずに、とにかくゴリ押し!「細かいことは今はとても説明できそうにない。でも僕を信用してほしい。僕は君を求めているし、それは僕にとってとても大事なことなんだ。そして君にとっても大事なことなんだ。嘘じゃないよ」(「ダンス・ダンス・ダンス」下巻338ページ/講談社文庫)「いやいやいや、細かくほめるってさっき言ってたけど」と突っ込んだ方は鋭い!のですが、村上作品では「細かいこと」は往々にして省かれます。実はこの場面、かなり"大人"で過激なシーン。それでも、主人公は「決まってるんだ。決まっていることを僕はこねくりまわしたくないんだ」と押し続けます。(続きは小説で確認してください)クールとは対極にありそうな口説き文句ですが、普段は積極的になれない「草食系男子」には学ぶところもありそうですね。ただ、このままのせりふで自分の気持ちを伝えたらほとんどの場合が引かれてしまうと思いますので、あくまで相手の気持ちを尊重して、肉食系になるときは肉食系になるというメリハリが必要なのかもしれません。今回は前後の文脈を詳しく説明せずにせりふを引用したので、内容に関しては実際に小説を読んでみてください。どれも名シーンばかりです。ただ、村上作品の主人公がモテるからといって、村上作品のファンが全員モテるわけではないのであしからず。どうでもいいことですが、村上作品の大ファンの僕は、まったくモテません。(宮崎智之/プレスラボ)【関連リンク】【コラム】アナタが思い出に残っている「口説き文句」を聞かせて!【コラム】カフェ店員が聞いた!お客さんの“口説き文句”の数々!【コラム】いつの間にか女性を落としているモテ男の必殺口説き術公開!
2011年02月20日キム兄こと木村祐一の監督第2作『ワラライフ!!』の初日舞台挨拶が1月29日(土)、東京・シネマート新宿で行われ、木村監督をはじめ、お笑いコンビ「しずる」の村上純、吉川晃司、鈴木杏樹、田畑智子が登壇した。本作で映画初出演、そして初主演を飾った村上さんは「こんにちは。俳優の村上です」とすっかり俳優気分で挨拶。「共演者やスタッフ、ご覧いただくみなさん全員の作品。スクリーンをなめ回すように隅々まで観ていただければ。帰り道にいろんなワラライフを見つけてください」と多くのファンが詰め掛けた客席にメッセージを贈った。一方、木村監督は村上さんを含めて、出演陣の起用理由を「透明感」と説明。「スクリーンに映し出される姿に、観客のみなさんが共感したり、自分と置き換えることができる人にお願いしたかった」とキャスティングのこだわりを語った。これには村上さんも大いに頷き「透明感があるんだと思います」と自画自賛。撮影前に木村監督から「ごくごく普通のどこにでもいるような男を演じてほしい。村上だったらできる」と言われたことには、「芸人としてクセがないってことかと悩んだ」そうだが、「個性がない個性ということで、個性が出せるんじゃないかと…結果として透明感があります」とまんざらでもない様子だった。父親役の吉川さんは「そういう歳になったのかな…」としみじみ。家族で海水浴に行くシーンは、真冬に撮影したといい「みんな半袖で頑張っていたが、ふと監督を見るとフワフワのダウンジャケットを着ていて(笑)」と恨み節で、木村監督も「本当のこと言うと、お客さんが冷めますやん」とタジタジだった。鈴木さんは「吉川さんとご一緒するのは久しぶり。夫婦役は照れくさかったが、この機会をくださった木村監督に感謝したい」、田畑さんは「まるで実家に戻ったような感覚」とアットホームな現場をふり返った。舞台挨拶には、本作に出演する板尾創路も登壇し「本当に多才な男」と木村監督を絶賛していた。木村監督は「4回目の干支を迎えて、自分や家族のことをしんみり思い出す年頃になった。(公開日の)1月29日を家族の日に制定させていただき、家族と食事したり、実家に電話をかけたりしてもらえれば」。出演者で現在、出産間近の香椎由宇から「出席できず残念」とメールが届いたと報告した。親の引越しのため、久しぶりに実家に帰った修一(村上さん)は生家から荷物が運び出される様子を眺めながら、強い父(吉川さん)、忘れっぽい母(鈴木さん)、ませた姉(田畑さん)といった個性溢れる家族との笑いに満ちていた“ワラライフ”な日々を思い起こす…。監督の実体験を“隠し味”に、小さな幸せが何倍にも大きくなる日常の瞬間を細やかに描写する、味わい深いヒューマンドラマ。『ワラライフ!!』はシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開中。■関連作品:ワラライフ!! 2011年1月29日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2010年「ワラライフ!!」製作委員会■関連記事:キム兄、特製「ワラライフ!!シチュー」を先着50名に無料でふるまう吉川晃司&木村祐一来場!『ワラライフ!!』新社会人特別試写会に10組20名様ご招待。
2011年01月29日村上春樹の短編小説を映画化した『神の子どもたちはみな踊る』の予告編が到着!美しく彩られたその世界観が明らかになった。村上さんが阪神淡路大震災をモチーフに2000年に発表した短編作品を原作に、舞台をアメリカ・ロサンゼルスに移して描かれる本作。宗教活動に情熱を注ぐ美しい母・イヴリンに“神の子”として育てられた主人公のケンゴ。大人になった彼がある日、偶然見かけた“父親”と思しき耳の欠けた男を追いかけたことから思わぬ体験をすることになる。少年時代のケンゴは神の子として“父”に、野球の試合で外野フライが捕れるようにと必死でお祈りするが、一向に彼の願いが叶えられる気配はない。失望し、やがて信仰を捨てる決意をするケンゴだが、どこかで虚しさを抱え、恋人からの求婚にも応えられない。ケンゴを演じているのは、ニューヨークで舞台俳優として活躍するジェイソン・リュウ。ちなみに彼は、脚本家としての顔も持っており、ガス・ヴァン・サントが監督を務め、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカに加え、日本から加瀬亮が参加することでも話題を呼んでいる『レストレス』(原題)の脚本を手がけている。また、ケンゴの恋人・サンドラを、ドイツの名女優ナスターシャ・キンスキーの娘でヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した『SOMEWHERE』(原題)にも出演しているソニア・キンスキーが演じており、劇中、大胆なヌードシーンに挑戦していることも話題を呼んでいる。今回到着した予告編でもソニアはその美しい肉体を披露!タイトルの通り、夜のグラウンドでひとり踊るケンゴは何を思い、何を見つけたのか――?まずは予告編をチェック!『神の子どもたちはみな踊る』は10月30日(土)よりシネマート六本木ほか全国にて順次公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:SOMEWHERE (原題) 2011年4月2日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 - Somewhere LLC 神の子どもたちはみな踊る 2010年10月30日よりシネマート六本木ほか全国にて順次公開© 2008 Kimmel Distribution, LLC.レストレス (原題) 2011年公開■関連記事:今年は村上春樹イヤー?「パン屋再襲撃」がキルステン・ダンスト出演で映画化!金獅子賞はソフィア・コッポラ作品!“元カレ”タランティーノ感激?日本勢は無冠村上春樹原作『神の子どもたちはみな踊る』ポスタービジュアル解禁!『ノルウェイの森』に強敵出現ソフィア・コッポラ新作に喝采!現地紙は最高点村上春樹原作の“逆輸入”短編映画でナスターシャ・キンスキーの娘がヌード披露
2010年10月01日8月21日(土)公開の映画『NECK ネック』に出演している栗山千明の朗読によって6月に4週にわたってラジオドラマとしてTOKYO FM「RADIO DRAGON」でオンエアされた、作家・舞城王太郎(映画原案)の書き下ろし短編小説「NECK a story」が未公開の新エピソードとあわせて公式サイトで配信されることが決まった。映画はお化けを作り出す研究を進める大学院生・杉奈と、彼女の実験に巻き込まれた彼女に恋する後輩、人気作家、その担当編集者らの恐怖体験を描いた“胸キュンホラー”。舞城王太郎が原案を担当しており、同じモチーフによる別の物語が舞台としてすでに上演されているほか、異なる複数の物語の文庫化、劇中の人気作家・越前魔太郎の名義による小説の雑誌への掲載など、様々なメディア展開が行われる。今回、配信が決まったラジオドラマは、映画同様“ネック”すなわち“首”をモチーフに舞城さんが書き下ろした短編小説を、自身、舞城さんの大ファンという栗山さんが朗読する形でラジオドラマとして放送されたもので、6月の放送時は第1話から4話がオンエアされ、今回、新たに未公開の第5話を加えて配信される。ちなみに、こちらの短編小説は、先日より「NECK」というタイトルで講談社より刊行された文庫の中に「NECK a story」の名で所収されている。ラジオドラマは7月29日(木)より公式サイト上で配信開始。映画『NECK ネック』は8月21日(土)よりシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開。映画『NECK ネック』公式サイト■関連作品:NECKネック 2010年8月21日よりシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010『NECK』製作委員会■関連記事:お化けが生まれる仕組みを科学する?『NECK』特別映像が到着相武紗季、溝端淳平らがネック・マシーン除幕式でくいだおれ太郎と対面!舞城王太郎が『NECK』Twitter上で新小説の連載をスタート!小松彩夏5年間の“初恋”は「気持ちを確かめ合っただけ」ドキドキを体験!『NECKネック』カップル限定試写会に45組90名様ご招待
2010年07月29日