ビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)と松竹がコラボレーション。“歌舞伎”をテーマにしたユニセックスウェアなどが、2023年1月11日(水)より、ビームス ジャパン新宿、渋谷、京都などで販売される。日本の伝統芸能“歌舞伎”がテーマビームス ジャパンは、“歌舞伎”をテーマとしたTシャツやトートバッグ、バンダナなどのアイテムを展開。“歌舞伎”の文字プリントや舞台の幕「定式幕」の3色カラーを用い、ビームス流に“歌舞伎”を表現した。文字には、松竹の「勘亭流」フォントを採用している。Tシャツ&バンダナには“歌舞伎”プリントをオンTシャツやバンダナには、“歌舞伎”の文字を前面にプリント。ホワイトのTシャツに「定式幕」の3色と“歌舞伎”の文字がよく映える。「ビームス ジャパン」ロゴ入りトートバッグ勘亭流の「ビームス ジャパン」ロゴが目を引くトートバッグ。「定式幕」カラーをイメージした2色と3色の2タイプが発売される。扇子&湯呑みなど日本を感じる小物類もその他にも、“歌舞伎”の文字総柄の扇子や湯呑みなど、日本ならではの小物アイテムが揃う。【詳細】ビームス×松竹コラボレーション発売日:2023年1月11日(水)取扱店舗:ビームス ジャパン新宿、ビームス ジャパン東急プラザ渋谷、ビームス ジャパン京都と公式オンラインショップ商品例:・歌舞伎 Tシャツ 5,500円サイズ S/M/L/XL・歌舞伎 バンダナ 2,200円・歌舞伎 扇子 3,850円・定式幕 トートバッグ 2tone 3,300円・定式幕トートバッグ 3tone 3,850円・〈つかもと〉歌舞伎 湯呑み 2,200円
2023年01月14日松竹大谷図書館の第95回所蔵資料展示『黙阿弥尽くし!―河竹黙阿弥没後130年―』が、本日1月11日(水) から3月1日(水) まで開催される。江戸末期から明治期における近代への激動のなか、江戸歌舞伎を集大成した狂言作者・河竹黙阿弥。白浪物から活歴物、松羽目物まで、その生涯で約360もの作品を遺し「江戸演劇の大問屋」と評された黙阿弥の作品は、没後130年を迎えた現代に至るまで繰り返し上演され人気を博している。2023年最初の展示となる今回は、松竹大谷図書館所蔵資料の中から、歌舞伎上演台本やプログラム、舞台写真はもちろんのこと、演劇・映画化された黙阿弥作品、関連資料など、「黙阿弥尽くし」でその魅力を紹介。なお1月の歌舞伎座公演『壽 初春大歌舞伎』では黙阿弥の演目が上演されている。雑誌『歌舞伎新報』黙阿弥新作連載黙阿弥作品上演台本<開催情報>第95回所蔵資料展示『黙阿弥尽くし!―河竹黙阿弥没後130年―』展示期間:1月11日(水)~3月1日(水) 平日10:00~17:00※休館日:土日祝日、毎月最終木曜展示場所:松竹大谷図書館閲覧室※入館無料※現在、資料のご利用は前日までの予約制となっておりますが、展示は予約なしでご覧頂けます。※展示資料は、変更する場合がございます。公式HP::
2023年01月11日株式会社 松竹マルチプレックスシアターズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:森口 和則、以下 SMT)は、2023年1月より公益財団法人日本相撲協会のサステナビリティパートナー企業として協業を開始いたします。日本相撲協会この度日本相撲協会が、1500年の歴史の中での学びを生かし、大相撲の力を通じて、世の中の持続的な発展に貢献していく「大相撲サステナビリティ」の活動を開始するにあたり、SMTもその目的と意義に賛同しパートナー企業として共創してまいります。SMTでは1月13日(金)より新宿ピカデリー他全国直営24劇場の幕間にて日本相撲協会ブランドムービー15秒を上映開始すると同時に、SMT Members(松竹マルチプレックスシアターズの各劇場で映画をお得に楽しむための会員組織 )限定の大相撲観戦チケットプレゼントキャンペーンを実施、また大相撲ファンクラブ( )や来場者対象のプレゼント企画景品としてSMT劇場招待券をご提供いたします。SMTではJリーグ、Bリーグチームとの各地域に根差したスポーツタイアップ活動を長年にわたり実施してまいりました。この度、1500年続く日本固有の国技である大相撲とのパートナーシップを通じて、当社の企業理念である「映画館事業を通じて夢と感動を分かち合い、潤いのある生活と地域文化を豊かにする」ことに貢献してまいります。大相撲ブランドムービー+SMTM大相撲キャンペーン告知はこちら 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月05日毎年恒例の南座・お正月公演の松竹新喜劇。今年はAプロ・Bプロの2部制で上演する。Aプロ『下町の友情』は親の代からのケンカ友達、クリーニング屋と炭屋の友情を描く人情喜劇。Bプロ『流れ星ひとつ』は家族のために婚期を逃した娘と娘の幸せを願う父親の、切なくもユーモアに満ちた家族の物語。芝居に続き、2演目とも渋谷天外、藤山扇治郎、久本雅美による新春の挨拶がある。この3人が顔をそろえる取材会が開催、作品の演目や役柄への意気込み、また卯年の来年に向けてそれぞれの目標と“飛び越えたいこと”を語った。「初笑い! 松竹新喜劇 新春お年玉公演」チケット情報お正月公演に選んだ2演目の理由を「『下町の友情』は、ぱぁ~っと派手。『流れ星ひとつ』は、新年の幕開けに女性の方たちにほっこりしっとりして帰っていただこうと。どちらも人情芝居のルーツのような作品なので」と天外。また今回は2作品とも初タッグの演出陣に。『下町』は漫才コンビ、令和喜多みな実であり、劇団コケコッコーを主宰する脚本・演出・俳優の野村尚平、『流れ星』はプラチナ・ペーパーズを立ち上げ、松竹作品も多数手掛ける堤泰之がそれぞれ初演出。「次の世代の演出家と一緒にやりたい。僕たちにもきっと刺激になる」と「激論を戦わせて」天外の提案が実現した。『下町』にはクリーニング屋の主人に天外、その息子に扇治郎が出演。「泣いて笑っての、新喜劇の十八番。心の底のつながりをケンカの笑いを散りばめて描いていますが、最終的に人間のもつ人情が表せたら。キレのあるお芝居が出来るとうれしい」と体力を心配しつつの天外。扇治郎は「すごくおもしろくて、たいくつするところがない作品。新喜劇で一番多くさせていただいている役ではないかと。たまに見る夢に出てくる天外さんはいつもクリーニング屋で(笑)」と言うぐらい印象が強い作品だそう。初めて『流れ星』に挑む久本は、婚期を逃した長女の役で「難しいですけど、ユーモアたっぷりの中に千代子ちゃんの可愛らしさや切なさが表現できたら。女性の方が観たら、こういう女心を『あぁ、わかるなぁ』って思うんじゃないかな。お正月にふさわしく『ええ時間やったな』と言われるお芝居になるよう頑張ります」。来年の目標は「健康第一、家庭円満。コロナで増えた体重を落とす。頑張って飛び跳ねるようになりたい」(天外)、「松竹新喜劇で日本中を飛び回りたい。で、生意気ですけど、新喜劇を支えていけるように自分も成長できれば」(扇治郎)、「健康第一。飛び越えるより、むしろ誰でもいいので私のところへ飛び込んできてほしい(笑)」。公演は1月2日(月)から9日(月)まで、南座にて。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2022年12月26日映画『月の満ち欠け』(12月2日公開)の公開直前イベントが21日に東京・早稲田松竹で行われ、大泉洋、目黒蓮(Snow Man)、廣木隆一監督が登場した。同作は佐藤正午による同名小説の実写化作。現代を生きる、愛する妻子を亡くした男性・小山内(大泉)と、27年前にある女性と許されざる恋をした男性・三角(目黒蓮)。無関係だった彼らの人生が、”瑠璃”(有村架純)という名の女性の存在で交錯する。作中にも出てくる早稲田松竹にサプライズ登場した3人。観客の行儀のいい反応に、大泉は「こういう舞台挨拶あるあるなんですけど、特にこの映画とかはジーンとくる系の映画ですから、出てもあんまり盛り上がらない。見る前のお客さんってうわ〜ってなるんだけど、こういう昨日は下手したら泣いてらっしゃるから」と苦笑する。「出る前になんかもう『サプライズですから大変なことになると思います!』と言われ、カメラマンからも距離が短いのでゆっくり歩いてくださいって言われてたんだけど、あれくらいの盛り上がりでゆっくり歩くのがきつい」とぼやいた。大泉はさらに「しかも俺ぐらいになると、先頭歩いてるとそろそろ『俺見てねーな』って。なんかもうみんな目黒蓮見てるから、『見られてねーけど』『知らねーけど』って感じ」と様子を再現し、「上映後にサプライズで! とかいうんですけど、忘れてましたわ、この感じ。いわゆる感動系の映画の後って、そう人間変われないんですよ。映画会社側のミスでしょうね」と語る。目黒も「確かに歩きづらかったですね。でもそれくらいこの作品に浸ってくださったのかなとは感じました」と苦笑していた。この日は1日中2人で一緒だったそうで、目黒は「僕、大泉さんがこれから嘘つくなというのが、顔でわかるようになりました」と告白。「これから嘘言って笑いを取りに行こうとしてる、大泉さんの準備段階の顔があるんです。ちょっと上を向き出して『あ、これいくな』というのがわかる」とその様子を真似する。一方大泉は、目黒について「僕の毒舌をそのまま受けちゃう子って、あんまりいないんです。たいがいの人は言い返してくるんですけど、そのまま受け止めて『いやいやいや、そんなことないじゃないですか』とか言うのが新鮮で、新しい笑いの形ができてるなって気がして、割といいコンビ。終わったら2人でやっていきたいかなあ」と希望する。コンビ名を聞かれた大泉が「洋ちゃんアンドめめ」と提案すると、目黒は「言う前に恥ずかしくなるのやめてもらっていいですか?」とツッコミ。大泉は「曲とか作ってもらって2人で出したいですね。なんなら監督も入って3人でもいいと思ってます。アーティストっぽいし、ラップかなあ? この感じ」と思案していた。
2022年11月21日『魔法少女まどか☆マギカ』や『PSYCHO-PASS サイコパス』で知られるニトロプラスと松竹によるオリジナルアニメ『REVENGER』の制作が発表された。制作発表にあわせて、PV第1弾、ティザービジュアル、場面写真が公開。公開されたPV第1弾では、闇に紛れる主人公が、刀を抜き、美しくも冷たい表情で相手に斬りかかる迫力のあるシーンが映し出されている。「人を斬る。残酷な運命に抗うために。」というセリフや、「運命を斬れ」というPV中に映し出される言葉は一体どんな意味を持つのだろうか。あわせて公開されたティザービジュアルには、刀を持ったひとりの男の姿が。その腕や刀には絡みついて離れない蔓があり、どこか彼の抱える深い闇や業を想起させる。しかし、男の周りには花が舞い、その視線の先には光が差し込んでいる。その様子が、今後彼に起こる変化や希望を期待させるものとなっている。今後明かされる、キャラクター、キャスト等の続報を心待ちにしたい。『REVENGER』制作決定(c)REVENGER製作委員会
2022年09月30日松竹9月公演『夏の夜の夢』が9月9日東京・日生劇場で開幕し、舞台写真と主演を務める中村芝翫よりコメントが到着した。本作は、16世紀末にヨーロッパで黒死病が大流行した際に、シェイクスピアが鬱屈としたロンドン市民を楽しませようと作った作品。演出は、蜷川幸雄の助手を長年勤めた井上尊晶が担当し、翻訳は日本を代表するシェイクスピア研究家である河合祥一郎、作品を鮮やかに彩る音楽に松任谷正隆と、2018年に新橋演舞場で上演された『オセロー』のスタッフが再タッグを組んだ。主演は、歌舞伎俳優中村芝翫が勤め、妖精の王オーベロンと公爵テーセウスの一人二役を演じる。また、オーベロンの妻ティターニアとテーセウスの妻ヒポリュテの二役に南 果歩、職人のニック・ボトムに宇梶剛士、青年ライサンダーにSixTONESのメンバーでジャニーズ公演以外の舞台に初出演となる髙地優吾、ライサンダーの恋人ハーミアに生駒里奈、ハーミアに恋するディミートリアスに元木聖也、彼に片想いするヘレナに堺 小春。さらに、中村松江、林 佑樹、プリティ太田、鳥山昌克、大堀こういち、原 康義と、個性豊かな面々が揃い、パック役はオーディションで選ばれた加藤 岳と野林万稔がWキャストで演じる。■中村芝翫 コメントシェイクスピア作品への出演は二回目になりますが、改めてシェイクスピア作品の素晴らしさを痛感しました。今回の舞台のような、僕や(南)果歩さん、宇梶(剛士)さんをはじめとする年上のキャストと若者4人の交流というのは、今の世の中にとっても、大事なテーマなのかなと考えています。是非多くの方々に観ていただけたら幸いです。<公演情報>『夏の夜の夢』2022年9月6日(火)~28日(水) 東京・日生劇場『夏の夜の夢』チラシ作:W.シェイクスピア訳:河合祥一郎演出:井上尊晶音楽:松任谷正隆【出演】中村芝翫 / 南 果歩 / 髙地優吾(SixTONES)/ 生駒里奈 / 元木聖也 / 堺 小春 / 中村松江 / 加藤 岳・野林万稔(Wキャスト)/ 林 佑樹 プリティ太田 鳥山昌克 / 大堀こういち / 原 康義 / 宇梶剛士 / 石井 武 / 久礼悠介 / 中村芝晶 / 牧野彩季 / 村井友映 / 伊奈聖嵐 / 神谷晴大 / 小菅聡大 / 鈴木琉音 / 張 适 / 長岡龍太郎 / 細田梨太 / 前田武蔵 / 森田美沓 / 芳林 憧【チケット料金】S席:13,000円A席:7,000円(全席指定・税込)公式サイト:
2022年09月10日2020年12月に劇場公開され、大ヒットを記録した『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』がBS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)にて10月2日(日)にノーカットでTV初放送されることが決定した。また、それを記念して、過去のSnow Man出演作が『BS松竹東急 秋のスノフェス‼』と題し、 6夜連続特集放送されることも発表された。『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』は、人気舞台『滝沢歌舞伎 ZERO』を初映画化したもの。舞台と映像を融合させつつ「舞台でも映画でもない」新たなエンタテインメントの形を目指した意欲作だ。この作品で映画単独初主演を果たしたSnow Manが、パワフルな「腹筋太鼓」をはじめ、アクション、ダンス、歌、歌舞伎、時代劇とバラエティに富んだ演目を披露。これが初監督となる滝沢秀明が、舞台を単に映像化するだけでなく、映像を見る観客へ向けて全てを新しく撮影し直すなど、彼らの魅力を存分に映し出したことで、日本全国を大いに沸かせた。この度、この 『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』 のTV初放送を記念して、BS松竹東急では主演のSnow Manに焦点をあてた特集を企画。『BS松竹東急 秋のスノフェス‼』と題して、フジテレビ系列で放送された『連続ドキュメンタリーRIDE ON TIME シーズン1 ~Snow Man「滝沢歌舞伎ZERO」飛躍の舞台へ~』の全4回と、2018年に劇場公開した映画『ラスト・ホールド!』(真壁幸紀監督 / 塚田僚一(A.B.C-Z)主演)をオンエアすることが決定した。新生Snow Manとして新しい扉を開いた舞台『滝沢歌舞伎ZERO』の初出演までの格闘の日々を追いかけたドキュメンタリーや、ボルダリング日本一を目指す大学生たちの奮闘をコミカルに描いた映画、そして究極の和のエンタテインメント『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』を通して、Snow Manの魅力を存分に堪能することができる。【『BS松竹東急 秋のスノフェス‼』放送予定】●『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME シーズン1 ~Snow Man「滝沢歌舞伎ZERO」飛躍の舞台へ~」(全4回)放送日時:9月27日(火)~30日(金) 夜11:00~●映画『ラスト・ホールド!』放送日時:10月1日(土) 夜7:00~●『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie 』 <TV初放送・ノーカット>放送日時:10月2日(日) 夜6:30~【放送チャンネル】BS松竹東急(BS260ch / 全国無料放送)局公式HP:
2022年08月18日Amazon プライムビデオ「プラス松竹」チャンネルにて、無料体験期間が本日8月10日より開始された。「プラス松竹」チャンネルでは、『男はつらいよ』シリーズ、『釣りバカ日誌』シリーズ、『必殺仕事人』シリーズ(劇場版含む)、「江戸川乱歩の美女シリーズ」など人気シリーズのほか、『東京物語』(小津安二郎監督)、『二十四の瞳』(木下恵介監督)、『青春残酷物語』(大島渚監督)、『幸福の黄色いハンカチ』(山田洋次監督)、『蒲田行進曲』(深作欣二監督)など、日本が世界に誇る巨匠たちによる名作群、そして『砂の器』『黒革の手帖』など松本清張原作サスペンス、さらには『鉄男』『野火』の塚本晋也監督作品や『宇宙大怪獣ギララ』『吸血鬼ゴケミドロ』など往年の特撮映画ファンほかコア層を刺激するマニアックな作品群、『ハチ公物語』など感動の動物映画まで、映画・TVドラマファンを飽きさせることのない充実の豪華ラインナップが見放題。そんな松竹が誇る数々の名作映画や松竹制作TVドラマの膨大なライブラリーを擁するAmazonプライムビデオ「プラス松竹」チャンネルが、本日8月10日から8月23日までの2週間の間に加入登録すると、(通常は14日間のところ)なんと60日間の無料体験が可能となっている。※無料体験期間終了後はAmazonプライム会費+月額330円※視聴可能作品は随時追加更新きたるお盆休みを含むこの機会に、ぜひ松竹作品群の豊饒な海に飛び込んでみよう。登録は コチラ() から
2022年08月10日芸能事務所の松竹芸能が23日、お笑いコンビ・TKOの木本武宏との契約を同日付で終了すると発表した。投資によるトラブルが報じられていた木本。同社は、公式サイトで「7月初旬に個人的な投資活動に関しトラブルが発生しているのではないかという情報が弊社に届いた為、本人への事情聴取を重ねてまいりました」と明かし、「結果、一部の情報は得られたものの、全容の把握には至りませんでした。また、事情聴取と並行し、弊社も独自で情報収集を行ってきましたが、具体的にどういったトラブルが起きているのか、本人がご迷惑をお掛けしている側なのか、被害を受けている側なのか等の全容の把握には未だ至っておりません」と現状を報告した。今のところ被害を受けたとの連絡はないものの、「今後トラブルの内容によっては、出演番組や関係取引先様等にご迷惑をお掛けする可能性がある」と判断。木本の出演番組について降板や出演者の変更などを申し入れていたという。現在も事実確認中だが、「一連の報道が過熱する事を受け、本人より退所の希望がございました為、本日をもって本人との契約を終了する事になりました」と経緯を伝えた。また、木本もツイッターを通じて「この度はお騒がせしてしまい申し訳ありません」と謝罪し、退所を報告。「必ず近日中に事の経緯をきちんと説明させて頂く所存です。ご迷惑をおかけした番組・スタッフ・スポンサー・友人の皆様、またこんな私の事を応援してくださったファンの皆様に心からお詫び申し上げます」とつづっている。
2022年07月23日KDDIは、松竹マルチプレックスシアターズ(SMT)が運営する映画館(全国SMT劇場 ※東劇を除く・大阪ステーションシティシネマ・なんばパークスシネマ)にて、7月15日から「auシネマ割」をスタートする。「auシネマ割」は、映画鑑賞券やポップコーンを通常価格よりも安く購入できるauスマートパスプレミアム会員向けクーポン。大人は1,400円で鑑賞することができ、クーボン1枚につき鑑賞券3枚までが割引対象に。今回、提供開始を記念したスタートアップキャンペーンを実施し、8月25日まで1,200円での鑑賞が可能となる。
2022年06月30日映画配給会社の松竹が27日、2022-23年度の作品ラインナップを発表した。邦画12作品、洋画4作品、アニメ7作品、ODS 5作品とバラエティに富んだ計28作品が届けられるという。すでに発表済みの作品に加え、今回明らかになった注目作としては、池井戸潤原作のベストセラー小説『シャイロックの子供たち』(文春文庫刊)の映画化。『空飛ぶタイヤ』の本木克英監督と製作チームが再集結し、初の映画化に挑む。さらには2000年代ホラー映画No.1大ヒットを記録した『事故物件 恐い間取り』の記憶も新しい、ホラー映画の巨匠・中田秀夫監督による最新作も製作確定。すでに話題となっている、CLAMPによる人気コミックを蜷川実花監督が神木隆之介×柴咲コウで映画化した『ホリック xxxHOLiC』、司馬遼太郎の名著を小泉堯史監督が役所広司主演で映画化した『峠 最後のサムライ』、大人気シリーズ『HiGH&LOW THE WORST 続編(仮)』、名作に10年後のオリジナルストーリーも加えて実写映画化する『耳をすませ ば』など数多くの期待作が並ぶ。アニメ作品では、キャンプブームの火付け役となった人気アニメの劇場版となる映画『ゆるキャン△』、京都アニメーションより人気アニメシリーズの劇場版となる『「劇場版 Free!-the Final Stroke-」後編』と『劇場版 ツルネ(仮)』、伝説のエピソードを安彦良和により映像化した『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』、全編ライブアニメーション&完全オリジナルとなる最新作『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』、冬には辻村深月原作・本屋大賞受賞作『かがみの孤城』の劇場アニメ化、2023年には洋画でシルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサムら超豪華スターたち共演のアクション大作『Expendables4(原題)』など、魅力的な作品がそろった。・『MET ライブビューイング 2021-22 シーズン』・『銀河英雄伝説 Die Neue These 激突』・『プレゼント・ラフター』・『ウェディング・ハイ』・『東西ジャニーズJr. ぼくらのサバイバルウォ ーズ』・『シネマ歌舞伎『桜姫 東文章 上の巻/下の巻』・『劇場版 Free!- the Final Stroke-』・『ホリック xxxHOLiC』・『大河への道』・『帰らない日曜日』・『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』・『峠 最後のサムライ』・映画『ゆるキャン△』・『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows(仮題/原題)』・『モエカレはオレンジ色』・『劇場版 ツルネ(仮)』・『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジ LOVE スターリッシュツアーズ』・『HiGH&LOW THE WORST 続編(仮)』・『中田秀夫監督 ホラー最新作』・『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson’s Bar and Grill(仮題/原題)』・『耳をすませば』・『ある男』・『Last Film Show (英題)』・『月の満ち欠け』・『かがみの孤城』・『Sister(英題)』・『シャイロックの子供たち』・『Expendables4 (原題)』(C)2023 映画「シャイロックの子供たち」製作委員会
2022年02月28日2022〜2023年度に松竹から公開される映画および演劇や音楽など、映画ではない作品を最新のデジタル上映設備で楽しむODS作品のラインナップが発表された。注目作として、池井戸潤原作のベストセラー小説『シャイロックの子供たち』(文春文庫刊)の映画化が決定した。松竹からは2022〜2023年度にかけて、邦画12作品、洋画4作品、アニメ7作品、ODS5作品とバラエティに富んだ計28作品が公開される。ラインナップには伝説的人気コミックを蜷川実花監督が神木隆之介×柴咲コウで映画化した『ホリック xxxHOLiC』、司馬遼太郎の名著を小泉堯史監督が役所広司主演で映画化した『峠 最後のサムライ』、大人気シリーズ『HiGH&LOW THE WORST 続編(仮)』、あの名作に10年後のオリジナルストーリーも加えて実写映画化する『耳をすませば』など数多くの期待作が並ぶ。2000年代ホラー映画No.1 大ヒットを記録した『事故物件 恐い間取り』の記憶も新しい、ホラー映画の巨匠・中田秀夫監督による最新作の製作も決定している。さらに注目作として、『空飛ぶタイヤ』の本木克英監督と製作チームによる池井戸潤原作のベストセラー小説『シャイロックの子供たち』(文春文庫刊)の映画化が発表された。アニメ作品では、キャンプブームの火付け役となった人気アニメの劇場版となる映画『ゆるキャン△』、京都アニメーションより人気アニメシリーズの劇場版となる『「劇場版 Free!–the Final Stroke-」後編』と『劇場版 ツルネ(仮)』、伝説のエピソードを安彦良和により映像化した『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』、全編ライブアニメーション&完全オリジナルとなる最新作『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジ LOVE スターリッシュツアーズ』、そして冬には辻村深月原作・本屋大賞受賞作『かがみの孤城』の劇場アニメ化が予定されている。洋画では2023年に、シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサムら超豪華スターたち共演のアクション大作『Expendables4(原題)』が公開される。『シャイロックの子供たち』2023年公開
2022年02月28日松竹グループ合同女性オーディション「松竹 JAPAN GP GIRLS CONTEST」においてグランプリを獲得した中島瑠菜が、松竹エンタテインメントに所属となったことが発表となった。さらに蜷川実花によるスチール写真も解禁となっている。「松竹 JAPAN GP GIRLS CONTEST」は、次世代のTV・映画・演劇をはじめとしたエンタテインメント業界を担う女性を発掘、育成、発信していく松竹グループの一大プロジェクト。昨年10月31日にファイナルイベントが行われたが、そのなかで中島は「漫画が原作の映画やドラマに挑戦したい」、「たくさん努力して、皆さんに認めてもらえるような芯の強い女優さんになりたい」と語っていた。解禁されたスチールのカメラマンを務めた蜷川は、同オーディションの最終審査員でもある。所属の決まった中島は、すでに松竹映画へのメインキャストでの出演、2023年度版「松竹カレンダー」への出演が決定。今後の活躍に期待したい。<中島瑠菜・コメント>『松竹 JAPAN GP GIRLS CONTEST』でグランプリを受賞しました、熊本県出身の15歳・中島瑠菜です。小学生の時から憧れていた女優という夢の第一歩に立てたんだと嬉しい気持ちでいっぱいです。私は、自分の意思を持った芯の強い女優になりたいです。また、漫画が大好きなので漫画原作の作品にたくさん出演できたら嬉しいです。蜷川実花さんに撮影していただいたことは本当に嬉しくて、出来上がった写真はいつもの私とは違う大人っぽい雰囲気になっていてとても感動しました。今回撮影いただいた写真に相応しい女優になれるよう、精一杯頑張ります!<蜷川実花・コメント>中島さんをはじめ、受賞したみなさんが新しい世界へと踏み出す第一歩をお手伝いすることができ、嬉しかったです。撮影は、撮る側と被写体が感情やいろいろな思いを交換する時間でもあるので、セッションして、一緒にものをつくるのは楽しいことなんだということをお伝えできたらいいなと思いながら撮影に臨みました。とても緊張していたみたいですが、萎縮しすぎることなくカメラ前に立ってくれたので、彼女が本来持っているよさを引き出せたのではないかと思います。
2022年02月10日京都・南座の新春恒例「初笑い! 松竹新喜劇 新春お年玉公演」が1月2日(日)から開幕するのを前に取材会が行われ、渋谷天外、藤山扇治郎、ゲストの久本雅美ら出演者7名が登壇した。「お正月なので衣装代も奮発して、時代劇の“まげもの”2本をパーンと打ち上げます!」と威勢のいい天外に、久本も「お芝居観に来たなという贅沢感が味わえる」と続き、早くも一致団結のムードが漂う。出演者が五・七・五のカルタで意気込みを語るなど、お正月らしい趣向で盛り上げた。「初笑い! 松竹新喜劇 新春お年玉公演」チケット情報一本目は「藤山寛美二十快笑」にも選出される『お種と仙太郎』。嫁姑問題を描いた人情喜劇を扇治郎と久本の共演で贈る。扇治郎は「お風呂場とかでよく、久本姉さんこれやりはったらいいのにとかひとりで考えるんです。その5本の候補のうち、1本がこれでした」とドンピシャの配役に喜ぶ。観客には自粛疲れを思いやり「来年は劇場に足を運んでもらって。僕と久本さんでやる人情喜劇でホロリと沁みていただけたら嬉しいなと思います」久本は「扇ちゃんがお風呂場でも私のことを考えてくれてたなんて。気色悪いけど、嬉しいです(笑)」と冗談めかしつつ、姑役は藤山寛美をはじめ代々男優が演じてきただけに「緊張します」と続ける。「男性が女性を演じる時点でひとつ面白さが加わっているので、それを女性が演じるとなると本当に難しいお役やと思います。ほんまはええ家族なんやなと思ってもらえるように、可愛げがある意地悪ばあさんでありたい」と語る。二本目は松竹新喜劇随一の爆笑喜劇『お祭り提灯』。このたび、39年ぶりに曽我廼家の名跡を継承した曽我廼家一蝶、いろは、桃太郎ら若手が大役に挑む意欲作だ。提灯屋、徳兵衛役の一蝶は先輩らに「熱量だけは負けたくない」と気合十分。扇治郎を中心に「劇団の新たな屋台骨となれるよう精進したい」とやる気をみなぎらせる。11月の襲名披露公演では観客の拍手が胸に沁みたと言ういろはは1『お種と仙太郎』で嫁のお種、『お祭り提灯』で徳兵衛の妹役に挑む。「お種は素直で謙虚な娘だと思うので、私も初心を忘れず素直な気持ちで成長できるように頑張ります」。桃太郎は、藤山寛美の十八番でもある提灯屋の丁稚役に抜擢され「恐ろしさに身震いしました」と驚嘆しながらも、「共演の方々の力を借りつつ、いい意味で期待を裏切りたい」と覇気を見せた。取材会では、カルタの五・七・五で「なんでかな おちょやん出たのに 気づかれず」と朝ドラ『おちょやん』出演という今年のハイライトをユーモアたっぷりに振り返ったのは渋谷天笑。同じく次代を担う若手の一員として「南座の公演を頑張って、街で声をかけられる人間になりたい」と活躍を誓う。仲間の援護も頼もしい扇治郎は、来年は寅年で年男。「松竹新喜劇をまた観たいと思っていただけるよう、お客様のハートに噛みついて離さぬよう精進したい」と決意を語った。公演は1月2日(日)から10日(月・祝)まで南座にて。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2021年12月22日関西テレビの人気ドラマ「大阪環状線」を舞台化した、シリーズ第2弾『大阪環状線 大正駅編~愛のエイサープロポーズ大作戦~』が大阪松竹座で上演される。主演の今江大地(関西ジャニーズJr.)、ヒロインの阿部純子、共演の小柴陸(AmBitious/関西ジャニーズJr.)、小川菜摘、ドラマ版の制作も手掛けた演出の木村弥寿彦の5人が取材会で意気込みを語った。『大阪環状線 大正駅編 ~愛のエイサー プロポーズ大作戦~』チケット情報実家が沖縄居酒屋という音楽教師の亮太(今江大地)は、廃部の危機にある吹奏楽部を救うため、クリスマスコンサートのゲストにIT社長と婚約した話題の女優、美咲(阿部純子)を呼ぶことを思いつく。幼馴染でもある美咲に思いを伝えられずにいる亮太に気を揉む母の麗(小川菜摘)。そんな折、5名いる部員のひとり、島田空晴(小柴陸)が行方知れずとなる。「チラシには書かれていないのですが……」と、じつはミュージカル仕立ての作品になるという演出の木村。「皆さん踊りがうまいので、稽古を見ていたらどんどん楽しくなってきて。今江さんはかなりの美声で驚きました」。現在、予想外に歌とダンスが増殖中。中でもクリスマスコンサートの場面は「サプライズ演出もある。一番の盛り上がり!」と自信を見せる。美声を褒められた今江は、「先日出演した初ミュージカル『ドッグファイト』でもっと自由に歌っていいと学んだので、今回も自分らしく楽しく歌いたい」とし、トランペットによるソロ演奏があることも明かされた。本作が初舞台の阿部は大のミュージカルファン。「歌もダンスも初めて。沖縄民謡のエイサーも歌わせていただくので、緊張していますが頑張ります」。冒頭でギャグを披露し場を和ませたムードメーカーの小柴は、トランペットとサックスの“二刀流”に初挑戦。練習を重ね「今は『チューリップ』と『かえるのうた(かえるの合唱)』は吹けるようになりました」。社交ダンス風の振付にも挑むなど、多方面で新境地を開拓中だ。先日、なにわ男子の藤原丈一郎から「今江と小柴をお願いします」との連絡を受けたという小川。「私も息子が2人いますので、バシバシ可愛がってあげようかな」と、明るいお母さん役を地で行くコメント。見どころには「人との繋がり」を挙げる。「それが親子、兄弟、友達であったり、とても温かく描かれている。観終わった後に、自分の大事な人たちと会いたくなるんじゃないかな」。実際に教員免許を持つ今江が、教師役に挑む最新作。「自分の思いを伝えることは大切なことなんだというのが分かる舞台だと思います。中学生の頃からお世話になっている大阪松竹座のステージの真ん中に立てるのはすごく嬉しいこと。精一杯楽しみたいと思いますので応援のほどよろしくお願いいたします」と、晴れやかな表情で決意を語った。公演は12月11日(土)から25日(土)まで大阪松竹座にて。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2021年12月06日松竹株式会社メディア事業本部の藤井宏美と、ユーロスペース支配人の北條誠人がオンライン・コミュニティ「ミニシアタークラブ」で対談を行った。「ミニシアタークラブ」はミニシアターや映画好きのためのコミュニティ。そこにユーロスペースで特集上映されている「篠田正浩監督生誕90年祭『夜叉ケ池』への道モダニズムポップアートそしてニッポン」の企画者である藤井がゲストとして出演し、今回の対談に至ったのだという。現在上映中の『夜叉ヶ池』の話から特集上映に対する考え方などで盛り上がったトークセッションを以下にレポートする。――藤井の業務内容について。藤井:松竹のメディア事業部という部署に所属しています。劇場公開後のパッケージ、配信、TV、海外などいわゆる2次利用と言われるものの権利窓口を扱う部署です。その中で私は知財事業室というところにいるのですが、松竹の過去の作品をいかに多くの人に見ていただくかを考えて企画、推進していく仕事をしています。――特集上映開催までの経緯。藤井:篠田正浩監督と坂東玉三郎さんが登壇された初日舞台挨拶でもおっしゃってたんですが、昨年7月に、お二人が再会された時に、今の人たちにもう一度『夜叉ヶ池』を見てもらいたいですね、というお話になりその翌日には松竹に連絡をいただきました。『夜叉ヶ池』を多くの方に見ていただくには、現存のフィルムの状態やフィルム映写機がない劇場も多いことを考慮して4Kデジタルリマスター版を制作しようということになりました。デジタル化にあたってはいろんな方法があるんですが『夜叉ヶ池』ではフィルムの1コマ1コマを4Kでスキャンしリマスターしました。さらにそこから2次利用の素材も劇場上映用素材も作り、さらに篠田監督は海外でも非常に人気が高いので海外の映画祭でもかけられないか、など動き始めました。初日の舞台挨拶は北條さんに司会もしていただき本当に好評でした。北條:客層も幅広くて、盛況でした。※ユーロスペースでの『夜叉ヶ池 4Kデジタルリマスター』の上映は4Kデジタル上映マスター版をもとにした2K上映。――リマスターについて。北條:リマスターされる作品の条件というか基準などは何かあるんでしょうか?藤井:リマスターは、公開当時(の上映プリント)の状況を復元することなので、監修についていただける方、例えば当時を知るキャメラマンの方などに立ち会っていただけるかどうか、ということも重要な要素です。例えば小津監督作品でも『東京物語』からやったんですが、当時撮影助手でつかれていた川又昂キャメラマンに見ていただきました。あと『青春残酷物語』や『砂の器』なども。――特集上映の面白さとは。北條:篠田監督が今年90歳ということで、そのお祝いになるような企画ができないか?とはじめにお話をいただきました。その時、篠田監督の作品本数は非常に多いのでどうセレクトしていこうか?ということが頭をよぎりました。(笑)結果的に企画コンセプトとしては落ち着いたのは『夜叉ヶ池』に至るまでの10本を篠田監督に選んでいただくということで、上映作品を決定しました。司会:ユーロスペースの特集上映のジャンルを見るとかなり幅広く、バラエティーに富んでいると思うんですが狙いはあるんでしょうか?今年ですとイスラーム映画祭、相米慎二監督特集、タルコフスキー特集など。北條:日本映画に関して言いますと、全ての世代に向けて満遍なく、というのを意識しております。藤井:私たちは過去の作品や監督、俳優に新しいお客さんが出会って欲しいと思っているので、いろんな年代の客層がいらっしゃるユーロスペースさんは本当にありがたいです。『夜叉ヶ池』は玉三郎さんのファンと特撮ファンという要素があるので、まずは北條さんにご相談しました。――次の企画について。北條:次は小津120周年ですか?藤井:そうですね、2022年頃から準備に入ります。『周年』の企画というのは企画を立てやすいんですが、それ以外の企画も考えていきたいです。例えば、今を生きている私たちに考えるきっかけを与えてくれるような作品や監督、人物に焦点をあてたような。■配信情報ミニシアタークラブ対談「藤井宏美(松竹株式会社)×北條誠人(ユーロスペース支配人)」対談動画は、ミニシアタークラブに入会後、閲覧可能。■上映情報「篠田正浩監督生誕90年祭『夜叉ケ池』への道モダニズムポップアートそしてニッポン」7月30日(金)まで上映劇場:ユーロスペーストークショー7月17日(土)13:00回の上映後ゲスト:樋口真嗣(映画監督)聞き手:樋口尚文(映画評論家 / 映画監督)※オンライントークになる場合もあり。
2021年07月16日昨年の南座「吉例顔見世興行」以来、関西で今年初となる大歌舞伎の幕が開いた。大阪松竹座の「七月大歌舞伎」。コロナ禍で「待ってました!」の大向うの掛け声はなくとも、俳優も観客も熱い思いでこの日を迎えた。昼の部は、妖刀をめぐる物語で歌舞伎の様式美にあふれた夏芝居『伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)』。そして片岡仁左衛門、片岡孝太郎、片岡千之助の松嶋屋三世代がそろう粋で華やかな舞踊『お祭り』。夜の部は、明り取りの天窓の演出が印象に残る、血のつながりを越えた家族の情愛を描く『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)』「引窓(ひきまど)」。そして男女の悲恋と親子の情愛を描いた上方和事の代表作『恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)』「新口村(にのくちむら)」。この『伊勢音頭』と『引窓』に、「大阪が好き」と公言する松本幸四郎が東京から出演、意気込みを語った。「七月大歌舞伎」チケット情報「上方のお芝居は僕の好きな人間味あふれるお芝居が多いように思います。客席の反応もストレートで、楽しませてほしいという積極的な気持ちを感じて、とても刺激になります」と、大阪への愛を口にする幸四郎。今回の役を演じるのはどちらも2度目だ。『伊勢音頭』は主人公の侍・福岡貢役で「絵的にとても素敵な芝居で、憧れの役でした。怒りや悲しみ、喜びなどの感情をどれだけドラマチックに動かせるかがテーマです」。『引窓』では追われる身の濡髪長五郎。「大好きなお芝居です。長五郎は強い思いを持ちながらもそれを言わない。自分の気持ちを言うまでの思いを、お客様にどうやって伝えきるかを大切に演じたいです」。ただ、観ていただきたいのは自分の演技以上に、何よりも「歌舞伎です」と強く言う。「上方色のとても強い、歌舞伎を観た実感がある演目です。やっとこの日が来たので、しっかりと歌舞伎をしたい」。現在、他劇場では定員100%で販売する劇場もある中、客席をあえて50%のままに、さらに通常なら昼夜それぞれ三幕構成が多いが、今回は二幕構成にして上演する。また「共演者同士舞台の上でしか会えないんです」。それらはすべて、お客様に安心して劇場に来てもらうため、そして歌舞伎を守っていくための対応と、苦しい中でも劇場は姿勢を崩さない。「お客様も強い思いがあって劇場に足を運んでくださっている。そういう皆さんのお目があったからこそ、初日の幕が開きました。まったく世界が変わった中で、久しぶりに大阪松竹座での歌舞伎。ここから関西でも歌舞伎が開き続けていくと思います。その瞬間を見届けに来ていただきたいです」。公演は7月18日(日)まで、大阪松竹座にて上演中。取材・文:高橋晴代
2021年07月09日NHK連続テレビ小説『おちょやん』で取り上げられた松竹新喜劇が、6年ぶりに夏の京都・南座に登場する。演目は、藤山扇治郎が主演の新作喜劇『一休さん』と名作『愛の小荷物』の2本立て。『一休さん』には、『おちょやん』で主人公・千代の幼少期を演じ、千代の娘・春子役で再登場した毎田暖乃が客演、初舞台を踏む。またOSK日本歌劇団 特別専科の桐生麻耶も新喜劇に初参加。作・演出にはTHE ROB CARLTONの村角太洋を迎える。『愛の小荷物』にはお正月の南座公演でおなじみの久本雅美をゲストに、『大阪の 家族はつらいよ』で山田洋次監督と松竹新喜劇の新境地を開拓したわかぎゑふが演出を担当する。新型コロナウィルスの療養を経た劇団代表・渋谷天外の復帰公演でもあり、大阪でにぎやかに会見が行われた。「松竹新喜劇 夏まつり特別公演」チケット情報公演期間は夏の京都で暑さがピークを迎える祇園祭の時期に重なる。『一休さん』で茶屋の主人と将軍様の2役を演じる天外は、役替わりに「ちょっとおもしろい仕掛けを考えているところです」と話し、リハビリに励みながら久しぶりの舞台に臨む。青年期の一休さんを演じる扇治郎は、名作を数多く擁する新喜劇だが、「今の感覚で新作を書いていただけるのはありがたい。いろいろ学べて自分自身の幅が広がると思う」と喜ぶ。汗かきだそうで「今年の夏は涼しい劇場でお仕事させていただけて感謝でいっぱいです」。一休さんと信頼を結ぶ武士・蜷川新右衛門には「こんなにガッツリ会話劇に出るのは初めて」と言うOSKの桐生。本物の男性に混じっての男役は「不安も楽しみもありますが、違和感がないように工夫しつつ役に向き合いたい。一休さんと織りなすおもしろおかしい道中を、新右衛門なりにまっすぐ演じたい」。そして、話題の毎田は村の女の子・小夜役。「初舞台ですごく緊張していますけど『おちょやん』で共演した扇治郎さんもいてくださるし、精一杯頑張ります!」。また夏の南座は初参加の久本雅美は、売店のおばちゃん役で曽我廼家文童とコンビを組み、愛すべきおせっかい兄妹を演じる。「ほんわかしていて、グッときながらも笑っていただける人情劇にしたい。コロナ禍ですが、みなさんの心に少しでも元気の灯を灯せたら。ぜひ遊びに来ていただき、一緒に素敵な時間を過ごしたいと思っています」。天外は新作上演を「いい刺激になる。お客さんにそのチャレンジがわかっていただけるように」と話し、久本と共に「お客さんにたくさん入っていただき、汗をかくぐらいの熱い芝居にしたい」と意気込んでいる。松竹新喜劇 夏まつり特別公演は、7月10日(土)から18日(日)まで、京都・南座にて。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2021年06月28日本日6月21日(月)、22(火)日の二日間に渡って開催される、年に一度のAmazon Prime Day。この度、Amazon Prime Dayを記念し、映画会社松竹が2つのキャンペーンを実施する。ひとつめは、昨年公開された映画『事故物件 恐い間取り』が、Amazon Prime Videoで100円にてレンタル可能。“事故物件住みます芸人”として活躍する松原のベストセラーノンフィクション『事故物件怪談 恐い間取り』(二見書房刊)を映画化した本作。物語は、松原の実話をベースに、売れない芸人・山野ヤマメが先輩から「テレビに出してやるから事故物件に住んでみろ」と無茶ぶりされ、殺人事件が起きた事故物件に住むところから始まる。1軒目の部屋で撮影された映像の中には白いものが映っていたり、音声が乱れたり、番組からの期待も高まる中、ネタ欲しさに事故物件を転々としていくヤマメ。やがて様々な怪奇現象に遭遇し、“事故物件住みます芸人”としてブレイクを果たすが……。主人公・山野ヤマメを亀梨和也が演じたほか、奈緒、瀬戸康史らがキャストに名を連ねた。ふたつめは、Amazon Prime video「+(プラス)松竹」チャンネルが、6月22日までに加入すると最初の2カ月間が月額99円に(※以降月額330円)。人気作『男はつらいよ』、『釣りバカ日誌』、『必殺仕事人』各シリーズの他、世界の巨匠小津安二郎監督作品をはじめ、木下恵介、大島渚、野村芳太郎ほか巨匠・名匠・鬼才たちによる映画史を彩る逸品、松本清張サスペンス、さらには天知茂が明智小五郎を演じ毎回必ずあるセクシャルなシーンが話題だった単発TVドラマ「江戸川乱歩の美女シリーズ」まで、松竹が誇る映画、TVドラマシリーズの数々で豪華なラインナップが見放題となる。Amazon Prime Video映画『事故物件恐い間取り』()「+(プラス)松竹」チャンネル()「+(プラス)松竹」トップページ()
2021年06月21日松⽵芸能株式会社、株式会社松⽵エンタテインメント、松⽵株式会社による合同の⼤型⼥性オーディション『松⽵ JAPAN GP GIRLS CONTEST』(「ショウチク ジャパングランプリ ガールズコンテスト」が開催されることが決定した。演劇・映画を中⼼とした総合エンタテインメント企業・松⽵株式会社と、そのグループ企業で芸能プロダクションである松⽵芸能株式会社と株式会社松⽵エンタテインメントがこの夏、次世代のエンタテインメント業界を松⽵グループとともに彩っていく⼥性を発掘する⼤型オーディションを開催。松⽵芸能はお笑い芸⼈をはじめ、タレント・⽂化⼈・インフルエンサーなどが所属する幅広い総合プロダクションとして、松⽵エンタテインメントは森⼝瑤⼦、⽚岡愛之助、尾上松也をはじめとした俳優に特化したプロダクションとして、これからのエンタテインメント業界を担う新たな⼈材の『発掘』『育成』『発信』を行うこととなった。またスペシャルスポンサーに、国内最⼤級の電⼦書籍サービスを運営する株式会社BookLive(ブックライブ)を迎え、松⽵グループの持つエンタメ領域にとどまらない、さらに幅広いエンタテインメントでの展開を目指す。本日、6⽉1⽇(⽕)14:00よりLINE公式アカウントにてエントリー受付を開始。グランプリ及び特別賞受賞者には、【蜷川実花⽒によるスチール写真撮影】、【松⽵映画出演権(メインキャスト)】、【2023年版「松⽵カレンダー」出演権】、【松⽵芸能または松⽵エンタテインメント所属契約権】など多数の賞が用意されている。蜷川は2019年に松⽵が企画・配給した映画『⼈間失格 太宰治3⼈の⼥たち』(主演:⼩栗旬)で監督を務められた経緯もあり、本オーディションへの参加が決定した。松⽵映画への出演権や松⽵カレンダーへの出演権など、まさに松⽵がグループを挙げて開催する⼀⼤プロジェクト。2021年、新たなヒロインとなるべく、ぜひこのオーディションに参加してほしい。《コメント》■松⽵芸能株式会社 / 株式会社松⽵エンタテインメント代表取締役社⻑・関根康松⽵芸能にはお笑いから⽂化⼈・インフルエンサーまで幅広いジャンルのタレントが、松⽵エンタテインメントには舞台・映画・ドラマで活躍する俳優・⼥優が集まっており、両社は肩を並べ⽇々頑張っています。昨年は芸能所属の松原タニシ原作「事故物件・恐い間取り」が映画化され⼤ヒット、エンタメ所属ではコロナ禍の苦境の中、⽚岡愛之助・尾上松也らが「半沢直樹」など数々のドラマ・映画・バラエティーで活躍、本年は前⽥航基、前⽥旺志郎が続けてNHK朝の連続テレビ⼩説に出演するなど、⽬覚ましい活躍を⾒せています。⽇々変化が進むエンタメの世界で⼀緒に新しい未来を切り開く素敵な仲間に、このプロジェクトで出会えることを楽しみにしています。■松⽵株式会社代表取締役社⻑・迫本淳⼀コロナウイルスの蔓延により、エンタテインメント業界はかつてない危機に直⾯しています。このピンチをチャンスに変えていくために、コンテンツを発信する側の私たちにはさらなる進化が必要です。今回のプロジェクトを通じて、次世代のエンタメ界を背負って⽴ち、⼈々の視線を釘付けにできるような新しい存在にめぐり合えることを楽しみにしています。さまざまなステージで⼀緒に仕事をしましょう。皆さまからのご応募、お待ちしています。《所属タレントからの応援メッセージ》■TKO ⽊本武宏 (松⽵芸能 所属)「こんなオーディションあるんや、⾯⽩そうやし受けるだけ受けてみようか」意外にこんな⼈がスターになったりする世界です。受けるだけ受けてみたらどうでしょ?■キンタロー。(松⽵芸能 所属)今回開催される『松⽵ JAPAN GP GIRLS CONTEST』、映画で共演できることを楽しみに待ってます。■安⽥⼤サーカス クロちゃん (松⽵芸能 所属)夢は⾒るものじゃない、叶えるもの!夢を叶えたい⼥の⼦、待ってるしんよ!■森⼝瑤⼦ (松⽵エンタテインメント 所属)⼩さな頃から⼥優になるのが夢でした。17 歳でミス松⽵に選ばれるまで、たくさんのオーディションに挑戦しましたが、不思議と⼥優以外の道は1度も考えませんでした。「ゆめは叶う」。この⾔葉を私はずっと信じています。皆さんと撮影現場でお⽬にかかれる⽇を楽しみにしていますね。■⽚岡愛之助 (松⽵エンタテインメント 所属)どんな魅⼒を持った⽅が松⽵を⽬指して下さるのか、今からとても楽しみです。このオーディションへの挑戦が皆さんの⼈⽣にとって素晴らしい経験になることを⼼から願っています。■尾上松也 (松⽵エンタテインメント 所属)松⽵の未来を担うニューヒロインが誕⽣する事を、⼤変楽しみにしています。皆さん、是⾮応募して下さい。【オーディション概要】『松⽵ JAPAN GP GIRLS CONTEST』募集要項:13歳〜24歳(2022年4⽉1⽇時点)の⼥性※特定のプロダクションに所属していない⽅に限る募集ジャンル:⼥優 / モデル / タレント / 声優<グランプリまたは特別賞受賞者>・蜷川実花⽒によるスチール写真撮影・松⽵映画出演権(メインキャスト)・2023 年版「松⽵カレンダー」出演権・松⽵芸能 または 松⽵エンタテインメント所属契約権 ほか<スケジュール>・エントリー期間:2021年6⽉1⽇(⽕)〜7⽉11⽇(⽇)・書類審査:2021年7⽉中旬・1次審査:2021年7⽉22⽇(⽊・祝)〜25⽇(⽇)@東京・⼤阪・福岡・2次審査:2021年7⽉下旬〜8⽉中旬・3次審査:2021年8⽉下旬・ファイナル:2021年10⽉下旬※新型コロナウイルス感染症の感染拡⼤状況によりスケジュールは変更になる可能性があります。主催:松⽵芸能株式会社 / 株式会社松⽵エンタテインメント / 松⽵株式会社企画・制作:松⽵芸能株式会社 / 株式会社松⽵エンタテインメントスペシャルスポンサー:株式会社 BookLive
2021年06月01日8月13日(金)~26日(木)まで新橋演舞場、9月1日(水)~15日(水)まで大阪松竹座にて上演される松竹の公演「喜劇 老後の資金がありません」に出演するキャスト全員のビジュアル写真が公開された。『喜劇 老後の資金がありません』の原作は、垣内美雨による小説。“老後の資金”をテーマに普通の主婦が四苦八苦する物語が大きな共感を呼び、26万部突破の大ベストセラーとなった。今回は、喜劇に定評のあるマギーの脚色・演出により、初めて舞台化する。老後2000万円問題が話題になり、先行きの見通せない将来に大きな関心が集まる現代。様々な壁にぶつかりながらも懸命に奮闘する主人公たちの姿に、泣き笑いしながらも大いに共感できるはず。主演は渡辺えりと高畑淳子。同い年の二人は意外にも舞台初共演となる。その他の出演に、羽場裕一、宇梶剛士、長谷川稀世、原嘉孝、松本幸大(ジャニーズJr.)、一色采子、明星真由美、多岐川華子と豪華キャストが集結。今夏、最も共感できる喜劇に注目してほしい。【公演概要】新橋演舞場8月、大阪松竹座9月公演 『喜劇 老後の資金がありません』原作:垣谷美雨(中央文庫刊) / 脚色・演出:マギー出演:渡辺えり、高畑淳子羽場裕一、長谷川稀世、原嘉孝、多岐川華子、一色采子、明星真由美、松本幸大(ジャニーズJr.)、宇梶剛士●2021年8月13日(金)~26日(木) 新橋演舞場(東京都中央区銀座6-18-2)ご観劇料(税込・予定):1等席 12,000円 / 2等席 8,500円 / 3階A席:4,500円 / 3階B席:3,000円 / 桟敷席13,000円●2021年9月1日(水)~15日(水) 大阪松竹座(大阪市中央区道頓堀1-9-19)ご観劇料(税込・予定):1等席 12,000円 /2 等席:7,000円 / 3等席:4,000円チケット一般発売日:7月4日(日)10:00より電話予約・WEB販売開始松竹ホームページ:
2021年04月30日松竹株式会社が「未来の観劇体験」をテーマにしたアプリ『INTO by Shochiku』と、そのアプリ内で楽しめるAR歌舞伎コンテンツ『Reverse Reality ~KABUKI Performance“Shakkyo”~』(以下、『Reverse Reality』)をリリースすることを発表した。2018年に「Entertainment×Technology」を事業領域とするジョイントベンチャー・ミエクル株式会社を設立し、歌舞伎やお笑い、お化け屋敷を題材としたデジタルコンテンツやサービスの研究開発を実施し、2019年10月には社内にイノベーション推進部を設置するなど、ARやVRなどの技術を使った観劇体験の開発を目指してきた松竹。今回リリースされる『INTO by Shochiku』は、エンタテインメントと先端技術を掛け合わせた「未来の観劇体験」がテーマのアプリとなる。『Reverse Reality』では、伝統芸能・歌舞伎とAR技術を融合させることより、時間や場所を問わず歌舞伎舞踊をARで表示、PCやタブレットで配信される特別な背景映像と合わせた観劇など、歌舞伎の新たな楽しみ方を提案。スマートフォンやタブレットのカメラ越しに、歌舞伎俳優・片岡愛之助扮する獅子が現れ、約6分間の舞踊を披露する。AR技術を用いることで自分のいる場所が“舞台”となり、目の前で俳優の演技や、蝶や牡丹が舞う空間演出を楽しめるのがこのコンテンツの醍醐味だ。また、歌舞伎舞踊の『石橋(しゃっきょう)』を題材とした本コンテンツは、獅子が毛を大きく振る場面も見どころ。ARの立体的な映像表現との親和性が高く、実際の舞台公演にも劣らない躍動感と迫力を表現する。さらに、俳優の表現には、ボリュメトリックキャプチャ技術を使用。実際の俳優を撮影した映像から3Dデータを生成し、勇ましい表情や美しい毛の流れといった細部まで再現した映像を360°の自由な視点から楽しむことが可能となる。アプリは1月15日(金)にリリース予定。なかなか劇場に足を運べない方も、初めて歌舞伎を観る方もこの機械に伝統芸能を楽しんでほしい。主演:片岡愛之助コメント歌舞伎をはじめ、演劇業界は新型コロナウイルスの感染拡大により大ダメージを受けました。ただそんななか不幸中の幸いか、このように歌舞伎を“だれでも”“どこでも”体験していただける機会をつくることができました。エンターテイメントとしての新しい歌舞伎のカタチが、今ここに生まれたと思っています。この新しい歌舞伎の楽しみ方を、特に若い世代の方々に是非体験していただきたいと思います。劇場で歌舞伎を観劇することにハードルの高さを感じていた人、そもそも歌舞伎に興味を持っていなかった人。一人でも多くの方にこのアプリを通じて歌舞伎の魅力を知っていただき、「今度は生の舞台を観てみたい!」と思っていただけたら大変嬉しく存じます。【アプリ概要】『INTO by Shochiku』コンテンツ:『Reverse Reality ~KABUKI Performance“Shakkyo”~』提供開始日:2021年1月15日(金)予定対応:iOS/iPad OS:13.7以降、Android:10以降料金:無料
2021年01月05日特別企画「100人が選ぶ松竹映画」が特設サイト( )にて本日より公開された。「100人が選ぶ松竹映画」は、各界で活躍する100名が「好きな松竹映画」を選び、その作品についてのコメントを寄せたもの。1920年に松竹キネマ合名社を設立し蒲田撮影所を開所して以来、100年にわたり約5,000本の名作、話題作を製作・配給し続けてきた。今年は「松竹映画100周年」の記念の年としてこれまで1年をかけて国内での特集上映、展示、海外映画祭での特集上映、TVでの特集放映など、さまざまな取り組みを行ってきたが、その締めくくりとして「100人が選ぶ松竹映画」が企画された。6月から参加しているポン・ジュノ監督や松坂桃李に加え、山田洋次、倍賞千恵子、大泉洋、広瀬すずらも参加。俳優陣からは、竹中直人や毎熊克哉、お笑い芸人では、上島竜兵(ダチョウ倶楽部)、昴生(ミキ)、木本武宏(TKO)、映画監督では、本広克行、山崎貴、橋口亮輔、音楽業界からは、石井竜也、堀込高樹(KIRINJI)、コトリンゴらが参加している。・山田洋次『東京物語』世界中の映画人が、この作品を映画史の中でのNo.1にあげることについて異論はない筈です。この作品が作られた松竹大船撮影所で修行したことを、そして小津監督の謦咳に接する機会があったことを、ぼくは心から誇りに思っています。・倍賞千恵子『下町の太陽』当時私が歌ったデビュー曲「下町の太陽」がヒットしたことがきっかけで映画化されたのがこの作品です。私も下町育ちなので、 町工場や路地など、住んでいた町と映画に出てくる町が似ていて、まるで近所に住んでいそうな人が出てきて、撮影がとても楽しかったのを覚えています。この作品で、私は「庶民派女優」と呼ばれるようになって、そしてこれが山田洋次監督との初めての仕事で、ここから『男はつらいよ』シリーズにつながっていったのだと思うと、自分の俳優人生を決定づけた、大切な記念すべき作品です。」(一部抜粋)・大泉洋『蒲田行進曲』私の好きな松竹映画は『蒲田行進曲』です。初めて見たのは、10代半ばくらいだったでしょうか。今まで見てきた映画やドラマとは役者の芝居が明らかに違う気がして、とても惹きつけられたのを覚えています。今思えば、この映画の役者の演技は映画の演技というより、つかこうへいさんの舞台の熱気をそのまま映像で再現したような演技だったのではないでしょうか。ヤスの階段落ちの後の平田満さんと風間杜夫さんの熱演がめちゃめちゃかっこよかった。スピーディーな物語の展開、心を鷲掴みにされる役者達の演技。今でも、こんな映画に出られたら良いなぁと憧れる作品です。・広瀬すず『舟を編む』言葉集め、それは馬締さんにとっては宝探しのようで、あのキュートさがとっても魅力的でした。言葉を落としていくような感覚で使いたくなくなる気持ちになりました。言葉を発することで時代を感じるように、私ももう少し歳を重ねたら、この映画に新たな共感が生まれ、より楽しい世界を見られるのかなと思いました。自分だけに送ってくれる言葉で、どれほど救われていくのか、これからの人生の楽しみが増えました。高揚を感じながら、モノ作りするということは、深呼吸も大切ですね。とても優しい作品でした。100人の選出者は下記の通り。山田洋次(映画監督)/ 倍賞千恵子(俳優) / 朝原雄三(映画監督)/ 足立紳(脚本家)/ 安藤紘平(映画作家、早稲田大学名誉教授) / 石井竜也(アーティスト)/ ダチョウ倶楽部・上島竜兵(芸人) / 上田慎一郎(映画監督) / 大泉洋(俳優) / 沖田修一(映画監督) / 乙一(作家・映画監督) / 笠井信輔(フリーアナウンサー) / TKO・木本武宏(お笑い芸人) / 黒沢清(映画監督) / ミキ・昴生(お笑い芸人) / コトリンゴ(音楽家) / 紺野ぶるま(芸人) / 近藤良平(振付家・ダンサー) / 澤本嘉光(CMプランナー / クリエイティブ・ディレクター) / オジンオズボーン・篠宮暁(お笑い芸人) / 嶋浩一郎(クリエイティブ・ディレクター、編集者) / 高崎卓馬(電通 エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター) / 竹中直人(俳優) / 立川志らく(落語家) / 塚本晋也(映画監督) / 中野量太(映画監督) / 橋口亮輔(映画監督) / 林家たま平(落語家) / 樋口尚文(映画評論家・映画監督) / 広井王子(演出家・プロデューサー) / 広瀬すず(女優) / 富貴晴美(作曲家) / 堀込高樹(KIRINJI・ミュージシャン) / ポン・ジュノ(映画監督) / 毎熊克哉(俳優) / 松坂桃李(俳優) / 松原タニシ(事故物件住みます芸人) / みなみかわ(お笑い芸人) / 本木克英(映画監督) / 本広克行(映画監督・演出家) / goen°・森本千絵(コミュニケーションディレクター・アートディレクター) / 安川午朗(劇伴音楽家) / 山崎貴(映画監督) / 飯島千鶴(川越スカラ座番組編成担当) / 池ノ辺直子(映画予告篇ディレクター) / 石井達也(リアルサウンド映画部編集部) / 石塚慶生(松竹プロデューサー) / 石飛徳樹(朝日新聞記者) / 磯谷貴彦(岐阜土地興業株式会社取締役企画本部長) / 市山尚三(映画プロデューサー) / 榎本雅之(株式会社浜松市民映画館シネマイーラ館主) / 大崎章(映画監督) / 大高宏雄(映画ジャーナリスト、文化通信社・特別編集委員) / 大塚史貴(映画.com 副編集長) / 岡 大(映画ナタリー編集長) / 岡政人(ぴあ編集長) / 奥田誠治(松竹エグゼクティブプロデユーサー) / 景山理(シネ・ヌーヴォ、シネ・ピピア代表) / 木全純治(シネマスコーレ代表取締役) /酒井宏幸(テアトルサンク支配人) / 柴田寿美子(萩ツインシネマ支配人) / 下田桃子(MOVIE WALKER PRESS編集長) / 下村麻美(シネマトゥデイ編集長) / 徐昊辰(映画ジャーナリスト) / 関口裕子(映画ジャーナリスト・編集者) / 高島幹雄(フリーランス・ディレクターなど) / 田上真里(長野相生座・ロキシー取締役支配人) / 竹石研二(深谷シネマ館長) / 竹内守(株式会社京都映画センター代表取締役) / 立田敦子(映画ジャーナリスト) / 蔡剣平(映画研究者・評論家) / 椿原敦一郎(シネマシティ株式会社番組編成部部長) / ディック・ステゲウェルンス(日本近現代史家(准教授)) / 戸川喜史(株式会社序破急取締役銀幕部長) / ドン・ブラウン(字幕翻訳者) / 内藤由美子(シネマヴェーラ渋谷支配人) / 西本佳弘(宇部シネマスクエア7支配人) / 野中俊雄(有楽興行株式会社専務取締役) / 花俟良王(映画館「新文芸坐」勤務) / 平池由典(文化通信記者) / ファブリス・アルデュイニ(パリ日本文化会館映画担当) / フィルマークマ(国内最大級の映画レビューサイトのマスコットキャラクター) / 深田誠剛(プロデューサー) / 北條誠人(ユーロスペース支配人) / 細谷美香(映画ライター) / 洪相鉉(全州国際映画祭プログラミングアドバイザー) / マーク・シリング(映画評論家) / 前野裕一(キネマ旬報副編集長) / 増當竜也(映画文筆) / 増谷文良(川喜多記念映画文化財団鎌倉市川喜多映画記念館専任担当) / 水川満(福武観光株式会社本部長) / 溝口秀治(TOHOシネマズ番組編成) / 宮久保伸夫(大蔵映画株式会社目黒シネマ劇場支配人) / 村岡実(佐世保シネマボックス太陽支配人) / 森裕介(ミッドランドシネマ名古屋空港支配人) / 森健太郎(株式会社コロナワールドシネマ事業部次長) / 矢島孝(松竹プロデューサー) / 矢田部吉彦(東京国際映画祭作品選定ディレクター) / 山崎紀子(シネ・ヌーヴォ支配人)■公開情報松竹映画100周年記念特集上映「松竹映画100周年 “監督至上主義”の映画史」11月21日(土)~12月25日(金)神保町シアター上映スケジュール: 「松竹映画100年の100選」公式サイト:
2020年12月09日歌舞伎俳優の坂東玉三郎が大阪松竹座でお正月公演「坂東玉三郎 初春特別舞踊公演」を上演するのを前に11月20日、京都市内で取材会を行った。公演は花道の使用を避けるなど、コロナ対策を徹底する。玉三郎は「今はどこを見てもコロナの話題ばかり。舞台ではお客様に苦しい現実を忘れていただくのが何より大事。演劇とはそういうものです」と力を込める。「坂東玉三郎 初春特別舞踊公演」チケット情報演目は3つ。『お年賀 口上』で幕を明け、27年ぶりの上演で初役を勤める『賤の小田巻(しずのおだまき)』、18年に新作舞踊として初披露した『傾城雪吉原(けいせいゆきのよしわら)』を上演する。口上は「幸せ感溢れるものにしたい」と、目にも豪華な内掛の衣裳を披露する趣向を考えた。京都の職人が1年がかりで仕立てたという貴重な紅い鳳凰柄のものから、『天守物語』で披露した2枚、さらに『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)』で特別に仕立てた1枚の計4枚を候補に挙げる。「お客様には華やかなものをお見せしたい。口上でも充実してお楽しみいただければと考えました」。『賤の小田巻』は源義経の愛妾で、今は捕らわれの身となった静御前が主人公。宿敵・頼朝とその妻政子に舞を所望され、その席で義経の身の安全を祈願したことから頼朝の不興をかった故事に由来した人気曲目のひとつ。哀愁の中にも繊細な情趣や華麗さがある。玉三郎は「静御前が現実にどれだけ悲しんだかというよりも、その風情を見せるのが大事」と極意を語る。衣裳は格調高い唐織着流し。以前『船弁慶』の静御前で着用したものが3枚あると言い、公演中はそこから「その日の気分で自由に選んで着ようと思います」。『傾城雪吉原』は、恋人を思い春を待つ傾城が、四季折々の風情と共に、古風な趣と格式で魅せる幽艶な舞踊劇だ。玉三郎は長唄の名曲『高尾懺悔』から恨みの歌詞を抜くなどして改曲、新作『傾城雪吉原』として魅力も新たに蘇らせる。「能楽でも世阿弥らがお客様に楽しんでいただくために、昔からあったものを改曲し、目新しく華やかに見せていくことがあったと思います。長唄『高尾懺悔』が名曲ながらあまり上演されなかったのは、亡霊が四季を踊るという地味なものだったから。それを華やかにしたいと『傾城雪吉原』に仕上げました。冒頭の雪景色は『鷺娘』のような雰囲気もあり、最後は「春は来にけり」の歌詞で終わらせました」。9月からコロナ渦での公演を再開させた玉三郎。改めて観客への感謝と決意を口にする。「この状況下でお客様が前売券を買って劇場に来てくださることのありがたさ、大劇場で幕を開けられることの幸せをつくづく感じます。まずはお客様を安全第一にお迎えし、その情熱に応えたい。現実を忘れていただけるような時間を提供できればと思います」。公演は1月2日(土)から19日(火)まで、大阪松竹座にて上演。チケットは12月2日(水)午前10時より一般発売。取材・文:石橋法子
2020年12月02日大阪の芝居街・道頓堀の伝統を伝える劇場として、歌舞伎をはじめ、喜劇やミュージカルなど幅広い作品を上演している大阪松竹座が、9月18日(金)より初のステージ体験ツアーを開催する。「大阪松竹座 初のステージ体験ツアー」チケット情報大正12(1923)年に関西初の洋式劇場として開場した大阪松竹座。歌舞伎には欠かせない「花道」をはじめ、「廻り舞台」や「迫り」などさまざまな舞台で使用されるステージ機構があり、ツアーではそれらを実際に舞台の上に立ち体験できる。また、ツアー中は写真撮影も可能だ。多くのスターの故郷として愛され続けているそのステージで、彼らと同じ景色を楽しめるこの機会を見逃す手はない。また館内では、フランス人画家ベルナール・ビュッフェの『暫』、中島千波の四季折々をテーマにした12枚の日本画、小田次男の『伊達娘恋緋鹿子(お七)』などの名画が並ぶほか、特別展示として、大阪松竹座の過去の公演ポスターをはじめ、パンフレットや台本など貴重な資料の展示も予定している。「大阪松竹座 初のステージ体験ツアー」は、9月18日(金)から27日(日)まで開催。9月3日(木)一般発売開始。
2020年09月02日アイドルグループ・ジャニーズWESTが1日、大阪松竹座にて一夜限りのスペシャルライブ「Johnny’s DREAM IsLAND 2020→2025 ~大好きなこの街から~」を生配信で開催した。先の7月28日を「なにわの日」とし、関ジャニ∞、ジャニーズWEST、関西ジャニーズJr.ら関西ジャニーズの総勢73人が、彼らの地元関西を象徴する「日本万国博覧会記念公園太陽の広場」に集結。2時間に及ぶ無観客ライブを、オンラインで有料生配信するという、初の試みを成功させた。このスペシャルライブを皮切りに、関西ジャニーズのグループが大阪松竹座で、単独ライブを無観客&生配信で届けていく。そのトップバッターを務めたのが、アルバム『W trouble』やシングル「証拠」のセールスが好調、勢いが止まらないジャニーズWESTだ。重岡大毅は「松竹座という劇場は、僕たちが10代から20代にかけて、お世話になっていた劇場です。毎年、春夏冬と公演をさせてもらっていました。稽古期間も全て合わせると約半年間くらいは松竹座にいたんじゃないかと思います。僕たちは、歌、ダンス、お芝居、バラエティ、全てのエンターテインメントの一歩目をこの松竹座で踏みだし、その道の過酷さ、苦しさ、夢、感動など全てを感じながら、歩き続けてきました。大人になった今になって思うことは、僕たちの『青春』というものは、松竹座にあります」と大阪松竹座への思いを語った。重岡が「青春の松竹座」と表現するように、彼らはこの場所で、関西ジャニーズJr.として春夏冬と毎年のように公演を行い、悲喜こもごもを仲間と分かち合ってきた。2014年にジャニーズWESTとしてデビューをしてからは、同年4月に行った「ジャニーズWEST コンサート デビュー記念なにわともあれ、ほんまにありがとう!」以来、7人揃っての凱旋公演は6年3カ月ぶりとなる。このライブは、オンラインでもファンのみんなとつながる「俺らの絆は深いんやー! ライブ」(名称は桐山照史が考案)というテーマのもと、ゼロディスタンスで一体感を味わえる、オンラインならではの工夫が施された内容になった。その一例が、ジャニーズのライブでは定番の「応援団扇」。星型のペンライトで装飾された客席を、このライブのためにファンが送ってくれた応援団扇が埋め尽くす。メンバーへのメッセージや似顔絵などが描かれた熱い想いが伝わる力作の数はなんと、10日間で約1万枚にのぼったという。全19曲を終えた彼らのパフォーマンスには、ジャニーズWESTがこの大阪松竹座で歩んできた年月の長さと重さ、そして成長がにじみ出ており、彼らのスキルと力強さが前面に押し出された約1時間40分に。2020年の夏には、Wドームライブも決定するほど大きくなったジャニーズWESTのホームであり原点、大阪松竹座。今後、関ジャニ∞、そして関西ジャニーズJr.の公演が続いていく。
2020年08月02日お笑いコンビ・TKOの木下隆行が、所属事務所の松竹芸能を15日で退所することが5日、明らかになった。松竹芸能が発表した。今後はフリーとして引き続き芸能活動を行っていく予定。TKOは解散ぜず、相方の木本武宏は引き続き松竹芸能に所属する。松竹芸能は「今までご支援いただきましたファンの方々や、関係者各位の皆様には心より感謝申し上げます」とコメントした。木下は、週刊誌などで後輩芸人へのパワハラ行為が報じられ、テレビ出演もなくなっていた。
2020年03月05日2020年にハリウッド映画『GODZILLA VS. KONG』(原題)、2021年には『シン・ウルトラマン』と 大作特撮映画の公開が相次ぐなか、映画配給会社の松竹と東映が史上初のタッグを組んだ完全オリジナル脚本の大作特撮コメディ映画『大怪獣のあとしまつ』が、主演に山田涼介(Hey! Say! JUMP)、ヒロインに土屋太鳳を迎えて製作されることが決定した。“特撮映画” で倒された怪獣の “その後” とは?誰が、どうやって後始末している?ある日突然、この国を襲う大怪獣が、死んだ。ビックリするほど巨大な死体に、ガス爆発も時間の問題。片付けられなきゃ国家崩壊の危機!?この尻ぬぐい、誰が、どうやって...。未曽有の国家的危機の現場指揮の任務を背負わされたのは、首相直属の特殊部隊の帯刀(おびなた)アラタ。そんな彼の前に、環境大臣秘書で元婚約者の雨音(あまね)ユキノが現れて...。 ふたりは前代未聞の無理難題“巨大な死体の後片付け”に、知恵と工夫と愛(!?)で立ち向かうことに。誰もが知る“特撮映画” の、誰も見たことのない “その後の世界” を描く、 超インポッシブルなミッションを巡る空想特撮エンターテイメントが、いま、はじまる――。この超大型プロジェクトの監督・脚本を担うのは、ドラマ「時効警察」シリーズなどの映像作品や、「タモリ倶楽部」などのバラエティ番組で唯一無二の世界観を生み出し続けてきた映像作家・三木聡。山田涼介「全力でふざけて、面白く仕上げて行きたい」主人公の帯刀アラタ役に扮するのは、俳優として確固たるポジションを築く山田涼介。本格的なコメディ映画は初挑戦となるだけに、「すごく迷いがありました。ただ台本を読ませて頂いて、ふざけた情景のなかに超真面目な主人公のギャップ...これは面白い!と思い、ぜひ出演させて頂こうと思いました!」と打ち明け、「とにかく三木監督の期待に応えられるよう、全力でふざけて、面白く仕上げて行きたい」とコメント。初共演となる土屋さんにも「彼女の今作での“ツッコミ”が楽しみです」と語る。「松竹さんと東映さん、業界激震の前代未聞の初タッグがホントにこの作品で良いんですか!? と内心思いつつも、映画界の巨頭が組んで全力で“遊ぶ“ことにすごく意義があるなと!」と、自身でも楽しみな様子。土屋太鳳「全ヒーローへの恩返しを込め」さらに、ヒロインの雨音ユキノ役には、名実ともにトップを走る国民的女優・土屋太鳳。 「私はヒーローが好きです。特撮と呼ばれる作品には、人生において大切なことも、許されないことも、それをさえ許すことも、でも忘れてはな らないことも...たとえば現実を風刺するリアルな危機感も...ありとあらゆるものが含まれていて、ヒーローはその真ん中で輝き、苦しみ、闘って、たくさんの勇気を教えてくれました」と熱く語る。子ども時代、特撮映画に「のめり込み、衝撃的に感動した」と明かし、本作では「山田涼介さん演じる主人公を支えるチームの一員として、全ヒーローへの恩返しを込め、踏んばります!」と意気込む。三木監督はそんな2人に、「山田くんは欠落した過去を持つ主人公を、ときにクールに、また、ときに青い炎ともいうべき情熱を持って芝居づくりに臨んできてくれてますし、土屋さんは予想できない表情と的確なセリフトーンでやや負の面を持った新しい特撮もののヒロインを演じてくれる...はず」と期待を込めてコメント。また、前代未聞の初タッグに、東映の代表取締役社長・多田憲之氏は「松竹さんと手を組めるのであれば、大掛かりかつ面白い嘘がつけると東映内部でも話が進みました」とコメント、松竹の代表取締役社長・迫本淳一氏は「松竹の『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』シリーズに代表される“庶民的人情”と東映さんの“義理人情”。その両方の“人情”がぶつかると、どうなるのか?とても期待しております」と語っている。『大怪獣のあとしまつ』は今春撮影予定、2020年以降、全国公開予定。(text:cinemacafe.net)
2020年02月27日大阪松竹座で1月3日(金)から27日(月)まで壽初春大歌舞伎がされる。昼の部は、幕末の京都を舞台にした『お秀清七 九十九折(つづらおり)』、変化舞踊の『大津絵道成寺』、世話物『艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)酒屋』の3本。夜の部は『義経千本桜 川連法眼館の段』『夕霧名残の正月』『大當り伏見の富くじ』。昼の部では『大津絵道成寺』が華やかな舞踊で、楽しい気分になる。江戸時代に庶民の間で流行した大津絵に描かれた藤娘・鷹匠・座頭・船頭・鬼の5役を、片岡愛之助1人で踊り分ける演出がみどころ。矢の根の五郎(松本幸四郎)も登場し、お正月らしさも満載だ。愛之助は夜の部『義経千本桜』の通称「四の切」で佐藤忠信/狐忠信も勤める。静御前は中村壱太郎、義経は片岡秀太郎。『夕霧名残の正月』は、「正月もの」ではるが、少し物悲しい。病によってこの世を去った遊女、夕霧の四十九日に、彼女の恋人であった藤屋伊左衛門(中村鴈治郎)が会いに来る。 すっかり落ちぶれていた伊左衛門は、初めて夕霧の死を知り、起請を香華の代わりに手向けようとすると、在りし日の姿の夕霧(中村扇雀)が現れるが、やがて夕霧は消えていく。『酒屋』も情緒あふれる上方らしい世話物。殺人を犯した夫半七をめぐり、半七の親、正妻お園、お園の親、そして正式な妻ではないが子まで生した三勝が、それぞれに半七を思いやる気持ちがやるせない。夜の部の最終演目は『大當り伏見の富くじ』。元となる作品『鳰の浮巣(におのうきす)』は、松竹新喜劇の『浮かれかご』になっているものを、2012年2月、松本幸四郎が中心となり松竹座で歌舞伎へと復活させた。「とにかくお目出度くて、とにかく笑える、2分に一回は場内が笑いに包まれるようなお芝居を創りたい」という幸四郎の情熱が伝わったか、文字通り「大當り」した本作が、同じ大阪で7年ぶりの再演が実現した。老若男女が笑って泣ける。初笑いで打ち出しという、初春にうってつけの演目といえよう。文:仲野マリ
2020年01月02日