中国の3都市を舞台に3つの短編で構成されるオムニバス映画『詩季織々』。新海誠監督作の『君の名は。』『秒速5センチメートル』で知られるコミックス・ウェーブ・フィルム(CWF)制作の最新作とあって注目を集めている本作だが、この度、本作初の映像となる特報映像と新ビジュアルが到着した。本作は、『陽だまりの朝食』『小さなファッションショー』『上海恋』と3つの短編で構成。失いたくない大切な思い出を胸に、大人になった若者たちの過去といまを紡いだ珠玉の青春アンソロジー。今回到着した映像は、「AnimeJapan 2018」のパブリックデイ(3月24日~3月25日)にCWFのブースにて上映が予定されている本作の特報映像。各物語の主人公にとって、失いたくない大切な思い出となる重要なシーンが登場。まず『陽だまりの朝食』では、監督の出身地・湖南省の美しい風景に、名物の三鮮米粉(さんせんビーフン)と祖母との思い出が描かれ、『小さなファッションショー』では、大都会・広州で、幼い頃の思い出を抱え懸命に生きる姉妹2人の姿が。そして『上海恋』では、監督の故郷である移りゆく上海の石庫門を舞台に、少年少女の瑞々しい青春模様が描かれている。そして、各作品のコンセプトとなる“衣食住”をモチーフにした新たなビジュアルも到着。“食”をテーマに監督自らの思い出をノスタルジーたっぷりに詩的に描く『陽だまりの朝食』(イシャオシン監督)。“衣”をテーマに広州の姉妹の物語を描く『小さなファッションショー』(竹内良貴監督)。“住”をテーマに描き、『秒速5センチメートル』のオマージュ作として注目を集める『上海恋』(リ・ハオリン監督)。それぞれ、切なくも心温まるストーリーを予感させるビジュアルとなっている。さらに、本作のムビチケカードが4月28日(土)に発売されることも決定。先着購入特典として、オリジナルミニクリアファイルがついてくる。『詩季織々』は2018年夏、テアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほかにて公開。(cinemacafe.net)
2018年03月22日『秒速5センチメートル』『君の名は。』の新海誠監督作品などで知られるコミックス・ウェーブ・フィルム(以下:CWF)制作の最新作『詩季織々』が、2018年夏公開されることが決定。本作は中国の3都市を舞台に、失したくない大切な思い出を胸に大人になった若者たちの、過去といまを紡いだ3つの短編からなる珠玉の青春アンソロジーとなっている。本プロジェクトは、中国で数々のアニメーション作品を制作し、中国のアニメ業界をリードするブランドHaoliners(ハオライナーズ)の代表も務めるリ・ハオリン監督が、10年近く前に『秒速5センチメートル』を観て新海監督に憧れ、熱烈なオファーをCWFに送り続けたことにより始動。今作ではリ・ハオリンを総監督に、実写映画出身でアニメ初挑戦となるイシャオシン、CGチーフとして長年に渡り新海作品を支え続けてきた竹内良貴を監督に起用。監督全員が30代前半と、日本と中国の若き才能が集結した。今作で自らの思いを重ね合わせ描くのは、中国の暮らしの基となる“衣食住行”――。■「食」をテーマに描く『陽だまりの朝食』(イシャオシン監督)北京で働く青年シャオミンは、ふと故郷・湖南省での日々を思い出す。祖母と過ごした田舎での暮らし、通学路で感じた恋の気配や学校での出来事…子ども時代の思い出の傍には、いつも温かい、心のこもったビーフンの懐かしい味があった。そんな中、シャオミンの祖母が体調を崩したとの電話が入る――。今作が初のアニメーション監督作品となるイシャオシン監督は、「原作は、私が6年前に書いた短文です。当時の私は田舎から北京に来たばかりで、頼れる人も、友も、仕事の目標もありませんでした。ある寒い冬の夜、あまりの寂しさから、故郷を想い、祖母や家族との懐かしの味とその思い出を物語にしました。その作品は共感を呼び、映画化の提案も多く頂きましたが、今回縁あってこの企画のお話をいただいたときに、この原作でアニメに初挑戦しようと決めました」と自身の思い出を込めたと明かしている。■「衣」をテーマに描く『小さなファッションショー』(竹内良貴監督)広州の姉妹、人気モデルのイリンと専門学校生のルル。幼くして両親を亡くした2人は、共に助け合いながら仲良く一緒に暮らしていた。しかし、公私ともに様々なことがうまくいかなくなってきたイリンはついルルに八つ当たりしてしまい、2人の間には溝ができ、大喧嘩をしてしまう…。劇場公開作品として初監督に挑む竹内監督は、「この作品を作るにあたり、中国の広州の街中を歩き回りました。近代的な真新しいビルが立ち並び、かと思えば昔ながらの町の風景もそこかしこに息づき、それらがものすごい速さで変化していくという、まさに時代の変化を絵に表したかのような光景がそこにはありました」と広州を表現。「この僕の作品は服をキーにして姉妹の関係性の変化を描いていますが、それを通して何か感じ取れるものが見終わった後に残ってくれれば幸いです」とメッセージを寄せている。■「住」をテーマに描く『上海恋』(リ・ハオリン監督)1990年代の上海。石庫門(せきこもん)に住むリモは、幼なじみのシャオユに淡い想いを抱きながら、いつも一緒に過ごしていた。しかし、あることがきっかけとなり、リモは石庫門から出ていき、お互いの距離と気持ちは離れてしまう。そして現代、社会人になったリモは、引っ越しの荷物の中に、持っているはずのないシャオユとの思い出の品を見つけるのだった。本作は、変わりゆく上海の街並みに思い馳せ、淡い初恋を瑞々しく繊細に描いた『秒速5センチメートル』のオマージュ作。リ・ハオリン監督は、「人の一生は一瞬で過ぎ去り、人は何かを忘れ、誰かと別れ、離れていってしまう。そんな儚く消えゆくものを、美しい映像としてずっと残したいと思いました」と今作制作のきっかけを語り、「舞台となる上海の石庫門は、1980年代に生まれた私たちの世代には“実家”のような存在です。狭い中で、家族の距離は近く、温かい。しかし、時代とともに、人がいなくなり、石庫門は徐々に取り壊されています。幼少期、いつまでもその家に家族一緒に暮らしていくと思っていたのに、いつしか離れ離れに、そして永遠に別れることになる。そんな”実家”への感情は”初恋”に似ていると思いました。『上海恋』ではアニメーションという言葉を通して、それらの感情を皆様にお届けできれば幸いです」とコメントしている。『詩季織々』は夏、テアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほかにて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年02月27日地上高60メートル、白銀の森の上を飛ぶ福井県池田町にある日本最大級の冒険の森「Tree Picnic Adventure IKEDA」では、2018年1月20日(土)よりウィンターシーズンが始まります。米どころ自慢のお餅をおしゃれなソースで食べる「Tree Picnic Adventure IKEDA」は、「木」や「森」とふれあうことができる施設です。施設では、季節毎に楽しむことができるアトラクションやイベントを行っています。ウィンターシーズンは、2018年1月20日〜3月4日(土日のみ営業、平日は団体のみ)の期間で開催され冬だからこそ楽しめるアトラクションを提供しています。また期間中には、米どころである池田町自慢のお餅を使った冬メニューも登場。お餅に添えるのは、町内自慢のやまびこ味噌やトマトソース、町内産のあずき、きな粉のソースです。お洒落すぎるお餅にビックリ!季節を感じるアトラクションを楽しむ期間中は、山の尾根間に張られた全長約1kmのワイヤーケーブルで最高地上高60mの森の上空を飛ぶ「スノージップライン」、スノーシューをはいて、施設内の森の中を散策する「スノーピクニック」を楽しくことができます。どちらのイベントも初めての人も安心して参加することができます。入場料は、無料。料金は、プログラム毎に有料となり、スノーシップ(90分)で4,500円(税込)、スノーピクニック・スノーシュー体験(2時間程度)、小人3,000円、中学生以上4,000円となります。(画像はプレスリリースより)【参考】株式会社まちUPいけだプレスリリース※「Tree Picnic Adventure IKEDA(ツリーピクニックアドベンチャー いけだ)」
2018年01月18日こんにちは、島本薫です。「対詩ライブ」というイベントを耳にしたことはありますか?ふたりの詩人が数行ずつ言葉を紡ぎ、観客の前で一編の詩を書いていく「即興詩のかけあい」です。本日は、詩人を身近に感じられる「対詩ライブ」の魅力をお届けしましょう。■「対談」でも「対戦」でもない「対詩」のライブ詩人がいかにして詩を創作するのか。詩人とはどんな人たちなのか。詩と詩人を身近に感じられるイベントです。主催obla()t隣人のように、詩人を身近に。文学ではない場所で「詩的なもの」と出会う。そんなコンセプトで始まった「対詩ライブ」。「対詩」とは、ふたりの詩人が交互に5行以内の詩を書いて、12の倍数でひとまとまりの「詩」とするもので、複数の詩人が詩を書き継ぐ「連詩」の一種です。リレー形式の即興詩という世界初の試みを続けてきたのは、詩人の谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)さんと覚和歌子(かく・わかこ)さん。観客を前にしたそのライブでは、書き手はひとり静かな場所で自分と向き合いながら言葉を紡ぐわけにはいきません。ライブ終了までの限られた時間の中、どんなテーマの詩を書くことになるのかもわからない未知の旅に出発するのです。言葉を選び直したり、行をまるごと削ったり。詩作の様子はスクリーンに映し出され、詩が生み出されるスリリングな一瞬一瞬を、観客も共有します。「できました」という声を聞くどきどき感は、ライブでしか味わえないもの。また、短い詩がひとつ誕生するたび、詩人自らによる朗読や解説を聞くことができるのも、ライブならではの魅力でしょう。ところが、対詩ライブの面白さはそれだけではありません。観客は、生まれたばかりの詩や創作について、詩人にたずねることができるのです。■詩や詩人との距離が近くなる「対詩」では、ひとつの詩が出来あがると相手に詩作を引き継ぐわけですが、次の詩ができあがるまでの時間は待つ方の詩人と観客とのトークタイムとなり、さまざまな質問が飛び交います。「初めに書かれていたものからまったく違う詩になりましたけど、どういう流れでそうなったのですか?」「朗読で『工場』を『こうば』とお読みになっていましたが、『こうじょう』という読み方ではないのですね」谷川俊太郎さんも覚和歌子さんも気さくに質問に応じてくれ、「自分の書いた詩を発表していくにはどうしたらいいでしょう」といった創作の悩みから、時には「才能の源泉とは?」という難しい質問までもが飛び出します。「相手の詩ができあがるのを待っている間は、どんなことを考えているのですか?」「ひとりで詩を書くのと対詩とは、どんなところが違いますか?」そんなやりとりを重ねていくうちに、詩や詩人が身近になり、言葉というものがより愛おしくなっていく――それこそが「対詩ライブ」の魅力であり、多くのリピーターを生む理由なのでしょう。■連句から連詩へ、そして対詩へ、読者の心の中へ連詩には何を書くかを自分で決めなきゃいけないというストレスがない。よく自己表現と人は言うけれど、実は自己表現というものも他からの働きかけがあってはじめて可能になるんだってことを連詩は教えてくれるんです。谷川俊太郎日本の伝統文芸には、上の句(五・七・五)と下の句(七・七)を順に読んでいき、ひとつの詩を作り上げて楽しむ「連歌(連句)」という形式がありますね。これをもとに始まった詩の共作が「連詩」です。「他人がいると、思いがけないことがきっかけとなって言葉が出てくる」と語る、谷川俊太郎さん。「連詩は誰が作者というわけではなく皆で創るもの。こうした世界観は日本独特のもので、いい意味で我が消えているすごく美しい世界だと思うんですね」と話す、覚和香子さん。そんなふたりの創作の裏側や推敲の過程まで見せてしまう、スリリングなステージ上の連詩「対詩ライブ」。9年に渡る対詩作品と解説が、このたび一冊の本になりました。『対詩2馬力』著者:谷川俊太郎、覚和歌子装丁:大島依提亜出版社:ナナロク社発刊:2017年10月ライブは毎回チケットが完売という人気ぶりですが、詩が生まれる瞬間に、あなたもいつか立ち会ってみてください。■対詩ライブ:関連情報◆主催:obla()t(オブラート)◆谷川俊太郎公式サイト◆覚和歌子公式公認ファンサイト
2017年11月01日本の景色と実際の景色を並べるとまったく違う感動が「私が出版している『死ぬまでに行きたい! 絶景』のシリーズ本も旅先での必需品。世界中の絶景が紹介されていて、実際に絶景をひとつずつ制覇するときは、この本を持って行って、同じ構図で写真を撮ったりしています」行く国によって、違う魅力が「去年は、13回海外にいったんですけど、行く国によって受け取ることのできることが、全然違うと思うんです。例えば、南アフリカのような、”これからどんどん盛り上がっていくぞ”という発展途上国に行くと、すごくエネルギーをもらって。日本で、ぬくぬくしてちゃいけないなという危機感とか、自分も頑張んなきゃというモチベーションをすごく得られます」「逆に、タヒチみたいなゆったりとした南国に行くと、また違った体験や感じ方をすることができます。時間がゆったりとした場所に行くと、日常ってとても忙しいけど、休んでスイッチオフしても良い時間もあるんだなと、しみじみと感じることもできるんです。行く国の文化とか行く国の環境によって私が得られることは違うので、色んな国に行くことによって、様々な気分を味わえることが、旅の魅力でもあります。それがある限り、私はこれからもずっと旅に出るんだろうなと思っています」シリーズ累計55万部突破! 「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」シリーズ待望第4弾発売! 「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 体験編」が発売中。
2017年03月14日旅先では、コンタクトレンズも特別に!「ワンデーの使い捨てコンタクトレンズを使っているのですが、普段、日本で使っているものと海外旅行に持っていくものは度が違うんです。海外旅行に持っていくものの方が、ひとつ度が強いものにしていて、より遠くの景色や星が少しでも多く見えるようにしているんです」女性の海外一人旅でも安心のアイテムとは!?「私が海外旅行に行くときに気をつけていることがあって、それは左手薬指にリングをつけることなんです。リングをつけていると、海外の旅先で、男性にしつこく誘われたときなどに便利です。宗教の信仰が厚い国では不倫が絶対にNGな国もあるので、嘘でも結婚しているという証拠を見せるとひるんでくれます。女性の一人旅行の時は持っていくと、とっても安全ですよ」シリーズ累計55万部突破! 「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」シリーズ待望第4弾発売! 「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 体験編」が発売中。
2017年03月13日カメラ好きにはたまらない! 超機能的バック「これはカメラをいれるカメラバック。見た目はとてもかわいくてコンパクトなのですが、カメラのレンズを入れるレンズケースがついていたり、三脚を入れるポケット、背中にはPCを入れるスペースがあったりします。色んなガジェットを整理して安全に運ぶことができるのでオススメです」日常でも使えるスマホストラップ「旅先でとても便利なのが、このスマホ用ストラップ。ポケットがないと落としてしまったり、治安の悪い海外では盗まれてしまう恐れがあるので、どこかに肌身離さず身に着けていたいと思ったときに、これを見つけました。充電機のプラグに刺してストッパーを止めると、ピタッとつけることができます。写真もすぐに撮れて、地図を見るときも便利。全然落ちないので海外ではいつもこれをしています」シリーズ累計55万部突破! 「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」シリーズ待望第4弾発売! 「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 体験編」が発売中。
2017年03月10日一眼レフ以上の実力!? あると便利なおすすめカメラレンズ「これはスマートフォンに取り付ける用のレンズです。レンズが大きい方を外側にしてつけると、スマホの画角よりも広く撮ることが出来て、逆につけると単焦点の寄った絵が撮れます。一眼レフを持って行かないような気軽な旅行でも使えて、色んなバリエーションの写真が撮ることができるので重宝しています」意外なきっかけで旅にハマる可能性も!?「小さいころから歴史がすごく好きだったんです。例えば、ピラミッドの絵本を読みながら何千年も前の人が、どうやって石を運んでどうやって積み上げたのか、今でもできないと言われる技術をどのように行っていたのかなどを妄想するのが好きだったんです。実際にその場に行って、古代の人たちが踏んだかもしれない砂を自分も踏みしめて、古代の人たちが見たかもしれない景色を見てみたいと思ったのが、旅を始めたきっかけです。日本国内でも、遺跡や古墳を見に行ったり、大学生になってからは自分で海外に行けるようになったので、エジプトへも行ったりして、もっと歴史上の人たちと同じ光景を、この目で見て感じたいと思っています」シリーズ累計55万部突破! 「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」シリーズ待望第4弾発売! 「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 体験編」が発売中。
2017年03月09日最先端! 360度カメラ「THETA」で視界以上の思い出保存「これは『THETA』というカメラです。横にも縦にも360度の全天球の写真が撮れるんです。シャッターを1回切ると、縦横ともに180度の絵が撮れて、360度の全天球の写真が撮ることができるのが特徴。友達とカメラを囲んで写真を撮ったり、山頂で撮ると、その迫力がより伝わります」「”宇宙にいちばん近い場所”とも言われている、ハワイのハワイ島にあるマウナケアという山でのサンセットの瞬間は、特に感動的でした。4205メートルの山頂で雲海の中に夕日が沈む瞬間に、友達と8人で手をつないで写真を撮ったのですが、実際の絶景以上にかけがえのない思い出になっています 」シリーズ累計55万部突破! 「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」シリーズ待望第4弾発売! 「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 体験編」が発売中。
2017年03月09日より感動的な動画を撮るためにGoProを肌身離さず「もちろん、静止画での美しさもあると思うのですが、より臨場感や迫力のある絶景を撮る時は静止画よりも動画で撮ったほうが、絶景の凄さが伝わると感じています。GoProは、一眼レフのカメラが使えないような天候の荒い場所。例えば、豪雨の中や海の中、ビーチ沿いでも使えるのでとても便利です」死ぬまでに行きたい絶景のN0.1スポット「いちばん思い出に残っているイタリアへは、再び仕事で行きました。二度目は、ランペドゥーザ島というイタリアの最南端にある島に行ったんです。なぜ、その島に行ったかというと、『絶景〜』のFacobookページや本の中でも、すごく反響もあり、不動の人気を誇る絶景が、その島にあったんです。海にボートが浮いている景色なんですが、海水の透明度が高すぎて、まるで船が空を飛んでいるように見えるような面白い絶景。あまり、日本では馴染みがなく、アクセスも悪いこの島に実際に、旅行会社とツアーをプロデュースするというお仕事でした。実際に見てみると、写真でも美しいのですが、もっともっと感動する絶景。行って良かったと思いましたし、多くの人に同じ感動を共有したいと強く思いました」シリーズ累計55万部突破! 「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」シリーズ待望第4弾発売! 「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 体験編」が発売中。
2017年03月01日旅行に持って行くトランク、ついつい余分なものを持ちすぎてしまったり、逆に足りなくなってしまったり、帰りには、入りきらなくなってしまったり、なんて経験がある人もいるのでは?旅慣れている人たちに、愛用のトランクや、その中身、旅に欠かせないものなどを聞いてきました。そのまま水にも入れる! 旅行に最適「キーン」のサンダル「『キーン』のサンダルは、水の中にも入れるのでお気に入り! 旅行中に裸足で履いて歩くことができるので、凄く快適で疲れにくいというのと、そのまま、じゃぶじゃぶ川や海に入れてすぐ乾くので、旅行中に最適な一足です。」旅先に合わせて自分らしくコーディネート「世界中の国をイメージした柄のニット帽を必ず着用しています。ニット帽が自分のトレードマークで、行く国にあった帽子を買っていくのが好きなんです。例えば、これはアメリカのカウントダウンの時に買ったもの。寒そうだったので耳あて付きのものにしました。フランスに行くときにはフランスの国旗柄の帽子を買いました。アイスランドに行った時は、アイスランドの伝統柄のニット帽を買って向こうで被っていました。とても暖かかったです。」初めて行った国「イタリア」はいちばんの思い出「色々な国に行きましたが、イタリアがいちばん思い出に残っています。イタリアは二度行ったことがあるんですが、一回目は一人で一か月の滞在、しかも初めての海外旅行という経験でした」「日本との文化が違いや、イタリア人ってこんなにも日本人と違う性格をしているんだということに驚きました。本当に新しいことばかりで刺激だらけの毎日に感動を受けたんです。そのイタリアでの経験をきっかけに、もっといろんな国を見てみたいなと思ったことが旅にハマったきっかけ。なので、イタリアでの経験は思い出深く、私の原点とも言えます」シリーズ累計55万部突破! 「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」シリーズ待望第4弾発売! 「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 体験編」が発売中。
2017年02月28日旅行に持って行くトランク、ついつい余分なものを持ちすぎてしまったり、逆に足りなくなってしまったり、帰りには、入りきらなくなってしまったり、なんて経験がある人もいるのでは?旅慣れている人たちに、愛用のトランクや、その中身、旅に欠かせないものなどを聞いてきました。"死ぬまでに行きたい! 絶景"を見に行くための相棒は…「『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景』を作る上で欠かせないのが、この水色のトランク。プライベートでも、お仕事でも旅行に行くときにはいつも一緒。今は、毎月一回海外や日本の絶景に取材に行きながら、いろんな企業とプロデュースのお仕事をさせていただいたり、自分で色んな企画を出したりしています。」かわいくて機能的な、女性のために作られたトランク「今のお気に入りのトランクは、水色がかわいくてお気に入り。これはロフトの女性社員の方が商品企画をして作られたもので、女性によって作られた女性の為のトランクなんです。外側のかわいさはもちろん、中の仕切りなども華やかで見ているだけで旅行気分が高まります。そして、かわいいだけじゃなくて小分けにできるポーチがついているのも使えるポイント。わざわざ、収納用にいくつもポーチを持って行く必要がないので、とても助かっています。」シリーズ累計55万部突破! 「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」シリーズ待望第4弾発売! 「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 体験編」が発売中。
2017年02月27日小日向文世と深津絵里が夫婦役で共演する映画『サバイバルファミリー』。この度、本作の予告&特報映像が解禁された。東京に暮らす平凡な一家、鈴木家。お母さんが話しかけても、お父さんはテレビに夢中、息子はヘッドホンから流れる音楽に夢中、娘はスマホでLINEに夢中。一緒にいるのになんだかみんなバラバラな、よくある家族。そんな鈴木家に起こった緊急事態!ある朝起きたら、電化製品が全部とまってる!!我が家だけのことかと思ったら、お隣もそのお隣もそのずーっとお隣も。電化製品ばかりじゃない。電車に自動車、そればかりかガスや水道まで。連絡しようにも電話が通じない、会社に行くにも電車が動かない。1日だけ我慢すればと思ったのに、翌日になっても、その翌日になっても状況は変わらない。ただの停電かと思っていたけれど、どうもそうじゃない。突然訪れた超絶不自由な生活にほとほと困ってしまう人々。そんな中、亭主関白な父、義之(小日向文世)が下した一世一代の大決断!「東京を脱出する!」全ての電気が消えた世界の中で、家族に未来はあるのか!?超ダメ親父は、家族を守り切れるのか――!?『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』『ハッピーフライト』など数々の大ヒット作を生み出した矢口史靖監督の最新作『サバイバルファミリー』。キャストには、小日向さん演じる鈴木義之一家には、母・光恵役に深津さん、息子&娘役に泉澤祐希と葵わかな。さらにこの一家のほかにも、父・時任三郎、母・藤原紀香、長男・大野拓朗、次男・志尊淳の一家。渡辺えり、宅麻伸、柄本明、大地康雄ら豪華キャストも出演している。これまでの作品同様、矢口監督によるオリジナル脚本で描かれる本作。誰も観たことのない世界を徹底してリアルに描きながら、矢口流ユーモアも満載の作品に仕上がっているようだ。またCGではなく、リアルな絵を求めて総移動距離、なんと10,000kmの日本全国オールロケを敢行し、さらにのべ1,500人ものエキストラが参加した壮大な撮影を実施し、矢口作品史上最大級のスケールの撮影となっているところも見どころだ。そしてこのほど到着したのは、ある日突然電気が消えてしまい、人々がパニックに陥る様子から始まる予告編。電車が止まり、スマホが使えなくなり、信号機が止まる…。それだけに留まらず、今度は水と食料が底をついてしまうのだ。また、小日さんが全力で豚を追いかけ、深津さんが泥だらけになるなど、キャストの体当たりの姿も登場!すべてがOFFになると、人間がONになる。いまだからこそ観なければならない矢口監督渾身の映像をまずはこちらから確認して。さらに、小日向さん始めとする鈴木一家が映画のタイトルコールにも挑戦。4人の息の合った明るいタイトルコールにも注目だ。『サバイバルファミリー』は2017年2月11日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年10月07日『ある愛の詩』のアーサー・ヒラー監督が亡くなった。92歳だった。ヒラーは、過去にアカデミーのプレジデントを務めたこともあり、現在のプレジデント、シェリル・ブーン・アイザックスは、アカデミーを代表してお悔やみの声明を発表している。その他の情報ヒラー監督はカナダ生まれ。トロントの大学を卒業し、カナダのテレビ局に勤務した後、渡米。50年代に『ガンスモーク』『ペリー・メイスン』などテレビ番組を監督し、60年代に『卑怯者の勲章』『美人泥棒』『ふたりの天使』などの映画を監督。70年に公開された『ある愛の詩』は世界的に大ヒットし、7部門でオスカーにノミネートされる。その後も『ホスピタル〈1971年〉』『ラ・マンチャの男』『大陸横断超特急』『喝采の陰で』『夢を生きた男 ~ザ・ベーブ~』など、幅広い作品を監督した。ヒラー監督が68年連れ添った妻は、今年6月に他界している。夫妻の間にはふたりの子どもと5人の孫がいる。文:猿渡由紀
2016年08月18日2月29日(月)、大阪・梅田のシアター・ドラマシティで『ETERNAL CHIKAMATSU -近松門左衛門『心中天網島』より-』が幕を開けた。深津絵里と中村七之助がW主演し、デヴィッド・ルヴォーが演出する近松門左衛門の代表作『心中天網島』。その魂は、約300年の時を超え、かつて人形浄瑠璃で初演した同じ大阪の地で、観客の胸にダイレクトに飛び込んで来た。休憩20分を含む約3時間近い芝居が、舞台に魅入られてアッと言う間。カーテンコールの拍手は鳴りやまず、総立ちの客席からルヴォーも登場した初日の観劇ルポを。『ETERNAL CHIKAMATSU -近松門左衛門『心中天網島』より-』チケット情報満員の客席。カンカンカン!と半鐘を鳴らす強い鐘の音で一気に消灯。目の前に吊られた歌舞伎幕がスルスルと開き、プロジェクションマッピングの映像だとわかる。その瞬間、ニューヨークの空撮映像が投影、リーマン・ショックのニュースを経て、大阪・道頓堀のネオン界へ。舞台は、大阪・ミナミ。借金と加齢に悩みつつ、「金のため」と売春で稼ぐハル(深津絵里)。常連客で妻子持ちのジロウと恋をしているが、ジロウの兄(音尾琢真)が訪れ離縁を迫る。ののしられ、「金のため」と別れを受け入れたハルは、自暴自棄になって街を歩き、川に行き当たる。遊女の涙であふれたと言われる幻の蜆川(しじみがわ)。そこにかかる幻想の橋の上で、ハルは遊女・小春(中村七之助)と出会い、江戸時代の古い恋の世界へ…。舞台上には小空間を形作る複数の平台。それらの組み合わせで場面転換がスピーディに行われる。近松門左衛門のような人物(中嶋しゅう)の案内で、『心中天網島』の物語に入り込み、眺めているハル。歌舞伎で有名な“河庄”や“しぐれの炬燵”の物語が描かれる中、観客はハルの視点で常に現代と結ばれ、共に江戸の物語を旅するよう。当時の風景や女性の心情がわかりやすく伝わり、近松の世界が新たな色合いで浮かび上がる。途中休憩で観客の顔が語っていた。自分たちは今、なんとおもしろい芝居を観ているのか、と。深津の非の打ちどころのない繊細な演技、歌舞伎の女方の様式美を存分に生かした七之助の魅力、中嶋の達者な案内役。心に闇を抱えて生きる現代人に突き刺さるセリフもいい。「生きているのに、死ぬほど苦しい」「心中を心づくしと言うのなら、死なないですむ心づくしはないのか」。男と女の愛が、死と生の物語が、鮮烈なインパクトを持って立ち上がり、最後には私たちを極上の優しさと切なさで包み込む。安易な予想を瞬時に振り切り、驚きのなかで着地させる見事な結末!「歌舞伎の演目を演出してほしい」と言っていた、かつての十八代目中村勘三郎との約束を、ルヴォーは見事に果たした。この舞台へ、そして息子・七之助の挑戦へ、勘三郎も天上から拍手を贈っているに違いない。取材・文:高橋晴代
2016年03月03日2月29日(月)、大阪・梅田のシアター・ドラマシティで『ETERNAL CHIKAMATSU -近松門左衛門『心中天網島』より-』が幕を開けた。深津絵里と中村七之助がW主演し、デヴィッド・ルヴォーが演出する近松門左衛門の代表作『心中天網島』。その魂は、約300年の時を超え、かつて人形浄瑠璃で初演した同じ大阪の地で、観客の胸にダイレクトに飛び込んで来た。休憩20分を含む約3時間近い芝居が、舞台に魅入られてアッと言う間。カーテンコールの拍手は鳴りやまず、総立ちの客席からルヴォーも登場した初日の観劇ルポを。『ETERNAL CHIKAMATSU -近松門左衛門『心中天網島』より-』チケット情報満員の客席。カンカンカン!と半鐘を鳴らす強い鐘の音で一気に消灯。目の前に吊られた歌舞伎幕がスルスルと開き、プロジェクションマッピングの映像だとわかる。その瞬間、ニューヨークの空撮映像が投影、リーマン・ショックのニュースを経て、大阪・道頓堀のネオン界へ。舞台は、大阪・ミナミ。借金と加齢に悩みつつ、「金のため」と売春で稼ぐハル(深津絵里)。常連客で妻子持ちのジロウと恋をしているが、ジロウの兄(音尾琢真)が訪れ離縁を迫る。ののしられ、「金のため」と別れを受け入れたハルは、自暴自棄になって街を歩き、川に行き当たる。遊女の涙であふれたと言われる幻の蜆川(しじみがわ)。そこにかかる幻想の橋の上で、ハルは遊女・小春(中村七之助)と出会い、江戸時代の古い恋の世界へ…。舞台上には小空間を形作る複数の平台。それらの組み合わせで場面転換がスピーディに行われる。近松門左衛門のような人物(中嶋しゅう)の案内で、『心中天網島』の物語に入り込み、眺めているハル。歌舞伎で有名な“河庄”や“しぐれの炬燵”の物語が描かれる中、観客はハルの視点で常に現代と結ばれ、共に江戸の物語を旅するよう。当時の風景や女性の心情がわかりやすく伝わり、近松の世界が新たな色合いで浮かび上がる。途中休憩で観客の顔が語っていた。自分たちは今、なんとおもしろい芝居を観ているのか、と。深津の非の打ちどころのない繊細な演技、歌舞伎の女方の様式美を存分に生かした七之助の魅力、中嶋の達者な案内役。心に闇を抱えて生きる現代人に突き刺さるセリフもいい。「生きているのに、死ぬほど苦しい」「心中を心づくしと言うのなら、死なないですむ心づくしはないのか」。男と女の愛が、死と生の物語が、鮮烈なインパクトを持って立ち上がり、最後には私たちを極上の優しさと切なさで包み込む。安易な予想を瞬時に振り切り、驚きのなかで着地させる見事な結末!「歌舞伎の演目を演出してほしい」と言っていた、かつての十八代目中村勘三郎との約束を、ルヴォーは見事に果たした。この舞台へ、そして息子・七之助の挑戦へ、勘三郎も天上から拍手を贈っているに違いない。取材・文:高橋晴代
2016年03月03日第89回「キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式が13日、東京・文京シビックホールで行われ、受賞者の深津絵里、二宮和也、本木雅弘、広瀬すず、篠原篤、橋口亮輔らが出席した。映画誌『キネマ旬報』が主催する「キネマ旬報ベスト・テン」は、今年で89回目の開催。その年を代表する日本映画、外国映画をそれぞれ10本挙げるほか、主演男優賞や主演女優賞、新人男優賞、新人女優賞などを、映画評論家や映画記者らが選出する。『岸辺の旅』と『寄生獣 完結編』の2作品で主演女優賞を受賞した深津絵里は「このような素晴らしい賞に値するような芝居だとは疑問に思いますが」と謙そんしながら「プロデューサーや監督さん、そしてスタッフさん、ともに戦いに挑んだ共演者の皆さんに心から感謝したいと思います」と笑顔。続けて「特に『岸辺の旅』で夫が浅野忠信さんじゃなければあのような空気感、繊細な表現につながらなかったと思います。浅野さんの底知れぬお力のお陰でこの賞をいただけたと思っています」と共演した浅野に感謝しきりだった。一方、『母と暮せば』で主演男優賞を受賞した嵐の二宮和也は「自分がこの作品に出る役割は、応援してくれる若い方々に戦争というものを改めて学んでいただける機会をという責務がありました。それがちょっとでも叶い、しかも素晴らしい賞をいただけて本当にうれしく思っています」と喜びの声。本作で共演した吉永小百合については「テレビで見ているパブリックイメージはありましたが、それを遙かに超越していて、どんな人でも同じ対応をしている懐の広さには驚きましたね」と語った。新人女優賞に輝いたのは、『海街diary』に出演した広瀬すず。「このような大きな舞台に立てることは自分にとって不思議な感覚ですが、日々『海街diary』という思いが強くなってきて、大人になっても是枝裕和監督やお姉ちゃん(共演した綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆)に出会えたことが自分の人生にとって大きいと思っています。これからもお姉ちゃんたちの背中を見ながらこういったところに帰れるように頑張りたいと思います」と更なる活躍に意欲。本作の監督でもある是枝監督とはたまに会う機会があるといい、その度に「ネイルをしたりしているんですけど、『また色気づいちゃって!』とか『大人っぽくなっちゃって!』と言われます(笑)」と明かして会場を湧かせていた。○第89回『キネマ旬報ベスト・テン』受賞者一覧日本映画作品賞『恋人たち』(橋口亮輔監督)外国映画作品賞『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(ジョージ・ミラー監督)文化映画作品賞『沖縄 うりずんの雨』(ジャン・ユンカーマン監督)日本映画監督賞/日本映画脚本賞橋口亮輔監督(『恋人たち』により)外国映画監督賞ジョージ・ミラー監督(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』により)主演男優賞二宮和也(『母と暮せば』により)主演女優賞深津絵里(『岸辺の旅』、『寄生獣 完結編』により)助演男優賞本木雅弘(『日本のいちばん長い日』、『天空の蜂』により)助演女優賞黒木華(「『母と暮せば』、『幕が上がる』、『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』により)新人男優賞篠原篤(『恋人たち』により)新人女優賞広瀬すず(『海街diary』により)読者選出日本映画監督賞是枝裕和監督(『海街diary』により)読者選出外国映画監督賞デイミアン・チャゼル(『セッション』により)キネマ旬報読者賞川本三郎(キネマ旬報連載『映画を見ればわかること』により)
2016年02月14日第89回キネマ旬報ベスト・テン表彰式が2月13日(土)に開催。主演男優賞の二宮和也、主演女優賞の深津絵里、助演男優賞の本木雅弘、新人女優賞の広瀬すず、邦画1位の『恋人たち』の橋口亮輔監督、同作で新人男優賞に輝いた篠原篤らが出席した。映画雑誌「キネマ旬報」の主催で、米アカデミー賞よりも古い歴史を持つこちらの映画賞。批評家や映画記者たちによる投票結果を誌上で公開しているというのも大きな特徴となっている。二宮さんの受賞の影響もあり、この日の会場は例年以上に若い女性の姿が目立つ。二宮さんと深津さんが表紙を飾っている、受賞結果を掲載した発売中の本誌も売れ行き好調だという。『海街diary』で新人女優賞に輝いた広瀬さんは「監督との出会い、お姉ちゃんたちとの出会いは大きかったなぁと日々、改めて感じています」とメガホンを握った是枝裕和監督、姉を演じた綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆の存在の大きさを語り「これからもいろんな役に染まれるよう、お姉ちゃんたちの背中を見て頑張っていきたいと思います」とさらなる飛躍を誓った。最近でも、是枝監督とはメールを交換しているそうで「『また色気づいちゃって』とか『大人っぽくなっちゃって』とか言われます(笑)」と明かした。深津さんは『寄生獣 完結篇』『岸辺の旅』で主演女優賞を受賞。『寄生獣』ではモンスターでありつつも母性を宿す女を見事に演じたが、モンスターを演じるのは初めて?という問いに「初めてで最後だと思います」と笑う。幽霊となった夫と旅をする女性を演じた『岸辺の旅』について「夫を演じた浅野忠信さんがいなかったら、あの繊細な表現には繋がらなかった。浅野さんの底知れぬ力でこの賞をいただきました」と感謝を口にした。二宮さんは山田洋次監督の『母と暮せば』で長崎の原爆で亡くなるも、戦後数年を経て助産師として働く母の前に姿を現す青年を演じ主演男優賞を受賞。マイクの前に立った二宮さんは大きな声で「ありがとうございます!」と語りニッコリ。「僕はこの映画を1月20日に映画館で観ました。サービスデーだったんですけど、すごくいい映画でした」とユーモアたっぷりに語る。「自分の役割は、日ごろ、応援してくださっている若い方に戦争について改めて学んでいただくひとつのきっかけになることだと思ってました。その責務が少しでも果たせたら」と語った。受賞に対する「嵐」のメンバーの反応を尋ねると「朝、4人と一緒だったんですが、授賞式に行くと伝えると『おめでとう』『いってらっしゃい』と言ってくれました」と明かした。助演男優賞は『天空の蜂』『日本のいちばん長い日』の本木さん。挨拶に立った本木さんは数日前に西川美和監督の最新作『永い言い訳』の撮影を終えたことを明かしたが、同作では深津さん、そしてこの日は欠席となったが、助演女優賞に輝いた黒木華と共演していることを明かす。「深津さんが妻で、黒木さんは愛人ということで、今日は映画でも実現しなかった鉢合わせになるかと落ち着かず、罪悪感を感じてたんですが、危険を回避できました…」とほっとした表情で語り、会場は爆笑に包まれた。『日本のいちばん長い日』では昭和天皇を演じたが、引き受ける前に義母であり、原田眞人監督作品への出演経験のある樹木希林さんと話をしたと明かす。「『気楽に引き受けりゃいいのに』と(笑)。日本映画で昭和天皇を描くのは初めてであり、パイオニアになるというおまけ付きであり『できるできないは別として飛び込んでみるべき』と言っていただきました」と振り返った。(text:cinemacafe.net)■関連作品:日本のいちばん長い夏 2010年8月7日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほかにて公開(C) 2010 NHK アマゾンラテルナ海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会日本のいちばん長い日 2015年8月8日より全国にて公開(C) 2015「日本のいちばん長い日」製作委員会岸辺の旅 2015年10月1日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2015「岸辺の旅」製作委員会/COMME DES CINEMAS母と暮せば 2015年12月12日より全国にて公開(C) 2015「母と暮せば」製作委員会
2016年02月13日アルファオメガは、スクールアイドルプロジェクト『ラブライブ!』より、絢瀬絵里を1/7スケールの彩色済み完成品フィギュア「ラブライブ! 絢瀬絵里 ハロウィンVer.」として立体化。「プレミアムバンダイ」にて予約受付がスタートしている。2016年9月下旬発送予定で、価格は15,552円(税込)。絢瀬絵里は、「みんなで叶える物語」をキーワードにしてオールメディアで展開するスクールアイドルプロジェクト『ラブライブ!』に登場するキャラクターで、スクールアイドルグループ「μ’s(ミューズ)」のメンバー。TVアニメ版第1期では音ノ木坂学院の生徒会長を務めており、最初は穂乃果たちのスクールアイドルとしての活動に批判的だったものの、徐々に惹かれ、活動をともにするようになる。「ラブライブ! 絢瀬絵里 ハロウィンVer.」は、TVアニメ2期 Blu-ray&DVD第4巻のジャケットイラストに登場したハロウィンVer.の絢瀬絵里を立体化。ハロウィンらしいオレンジと黒を基調にした衣装で、いたずらっぽい笑顔が精細に表現されている。かぼちゃを模したバスケット、中に詰められた菓子などディテールも再現。特徴であるメリハリあるスタイルも健康的に造形されている。商品価格は15,552円(税込)で、「プレミアムバンダイ」の予約締切は後日アナウンス。商品の発送は、2016年9月下旬を予定している。(C)2013 プロジェクトラブライブ!
2016年02月05日近松門左衛門の代表作「心中天網島」をベースにした舞台「ETERNAL CHIKAMATSU」の製作発表が1月27日(水)、水天宮ピットで行われ、出演する深津絵里、中村七之助、伊藤歩と演出家のデヴィッド・ルヴォーらが出席した。「ETERNAL CHIKAMATSU」は、遊女小春、治兵衛、その妻・おさんの三角関係を描いた近松の「心中天網島」をベースに、究極の愛を描いた物語。演出家デヴィッド氏のオリジナルアイデアに基づき、作家の谷賢一が書き下ろす新作戯曲となっている。主演を務める深津さんと中村さんは、本作が初共演。中村さんの印象について、深津さんは「まだ信じられないような気持ちです。七之助さんは本当に軽やかな方で、すごく美しいんです。ものを作る姿勢が本当に素晴らしくて。一緒に芝居を1から作っていけることの喜びをすごく感じています。すでに美しさは負けているんですけど」と語り、伊藤さんも「美しさは降参です」と、女形で培った中村さんの可憐な美しさに触れた。首を振っていた中村さんだったが、「公開処刑、やめてください。今、心の中ではすごく小さくなっています」と恐縮しきりだった。一方、深津さんの印象を尋ねられると中村さんは絶賛。「もちろん綺麗だということは前提で、ミーハーなんですけど『踊る!大捜査線』のすみれさんだあ!、というイメージが強くて」と記者を笑わせた後、「舞台も拝見していて、映画『悪人』も素晴らしいですし、映像もドラマも舞台もできる女優さんは少ないと思っているので、本当に尊敬できる大先輩です」と、女優としての器の大きさを感じていたようだ。もともと本作は七之助さんの亡き父、勘三郎さんがデヴィッド氏と「歌舞伎で上演できれば」と話を進めていたものだという。その延長戦上にあるプロジェクトゆえに、中村さんは「父の願いは近松の作品を歌舞伎で演出することでしたが、父親が描いていたものをはるかに超えて、もっともっとスケールの大きいものになっているので、すごく楽しみです」と、希望をたたえた瞳で舞台への意気込みを語った。会見には、そのほか中嶋しゅう、音尾琢真が出席した。舞台「ETERNAL CHIKAMATSU」は、2月29日(月)~3月6日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて、3月10日(木)~27日(日)まで東京・Bunkamura シアターコクーンで公演。(cinamacafe.net)
2016年01月27日深津絵里、中村七之助が初共演かつダブル主演を勤める近松門左衛門の代表作『心中天網島』をベースにした舞台、『ETERNALCHIKAMATSU -近松門左衛門「心中天網島」より-』が2016年春、大阪、東京で上演されることが決定した。『ETERNAL CHIKAMATSU-近松門左衛門「心中天網島」より-』チケット情報遊女小春、治兵衛、その妻おさんの三角関係を軸に、究極の愛を描いた作品。演出は、『日陰者に照る月』でウエストエンド演劇賞を受賞後、様々な作品でトニー賞を受賞・ノミネートし続けている奇才、デヴィッド・ルヴォーだ。「今回の作品は、中村勘三郎さんと歌舞伎に取り組む約束をし、近松の世界を取り上げる話をしていました。そのプロジェクトの延長線上にあるものです。勘三郎さんのアイディアとエネルギーに支えられ、深津絵里さんと中村七之助さんに託すことで、より明確化するときが訪れたのだと思っています」とルヴォー。ルヴォーのオリジナルアイデアに基づき、作家の谷 賢一が戯曲を書き下ろす。共演には他に、映画・ドラマで特別な存在感を放つ伊藤歩、実力・人気ともに日本でオンリーワンの演劇集団TEAM NACS の音尾琢真、柔剛自在な演技力とその個性が光る中嶋しゅう、さらにNHK 連続テレビ小説『花子とアン』で一躍有名となった中島歩など、錚々たる俳優陣が名を連ねる。今作品を前にして深津は、「七之助さんとご一緒できて大変光栄です。この不思議なご縁を大事にしたいです。また、お稽古から贅沢な時間となりそうで、今からとても楽しみです」とコメント。七之助も、「深津さんはすてきな方ですばらしい大先輩。僕は現代劇で女性の方とのお芝居も初めてなので、新人のつもりで取り組みたいです。そして、有言実行の人だった父(勘三郎)の夢が、このような形で実現し、この上なくうれしいです。きっと父も喜んでくれていると思います」と意気込みを語った。『ETERNALCHIKAMATSU -近松門左衛門「心中天網島」より-』は、2016年2月29日(月)~3月6日(日)まで、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて、3月10日(木)~27日(日)まで、東京・Bunkamura シアターコクーンにて上演。チケットは12月12日(土)より一般発売開始。一般発売に先駆け、11月11日(水)11:00まで最速抽選「いち早プレリザーブ」を受付中。ぴあスペシャルシート(前方10列目まで)の受付も有。
2015年11月05日アルターは、スクールアイドルプロジェクト『ラブライブ!』より、「絢瀬 絵里」の水着姿を、1/7スケールPVC塗装済み完成品フィギュアとして立体化。発売は2016年2月の予定で、価格は11,800円(税別)。「電撃G’s Festival! COMIC Vol.36」付録タペストリーの衣装で立体化された本作。しっかり者な彼女が、舌を出して可愛らしく微笑む姿が魅力的な仕上がりで、豊満なプロポーションはもちろん、柔らかな肌の質感の表現も要注目だ。細部まで再現された水着の装飾やサンダルなどの小物類もこだわりの造形で、サングラスの着脱も可能となっている。原型制作はてるゆき氏が担当(原型協力:アルター)。(C) 2013 プロジェクトラブライブ!
2015年10月15日公開初日を迎えた映画『岸辺の旅』の舞台あいさつが10月1日、東京・新宿のテアトル新宿で行われ、深津絵里、浅野忠信、小松政夫、柄本明、黒沢清監督が出席した。本作はカンヌ国際映画祭のある視点部門で、日本人初の監督賞に輝いた黒沢清監督の最新作。原作は湯本香樹実の同名小説で、ダブル主演の深津絵里と浅野忠信が夫婦役となり、2人の旅を通して描かれるラブストーリーとなっている。深津は「いつも公開初日はやっと皆さんに見ていただける嬉しさと不安、そして今日を境にこの作品が私たちの元から離れる寂しい気持ちが行ったり来たりします」と複雑な心情を告白。また、劇中でのお気に入りを「一番最初にお世話になる方が小松さんです。浅野さんと3人で夕食を食べるシーンがとっても好きなんです」とあげながら、「小松さんがそこで唯一セリフじゃなくてアドリブを言います。小松さんのとても楽しいお話を聞きながら美味しいご飯を食べられたので、とても印象に残りましたね」と振り返った。その深津と共演を望んでいたのが、夫役の浅野忠信。「深津さんに対する絆や愛情がこの作品で芽生えたと思います。本当に深津さんじゃなかったらどうしようと思いましたよ。何年か前に三谷幸喜さんの作品で初めて共演してからいろんな関係が始まりました。この作品で花が開き、理想以上の関係というか絆を深めることができたので感謝しております」と絶賛。そんな浅野と深い愛情を表現した深津は「ありがたい言葉の数々、本当にうれしいです」と感謝し、「愛とか絆は形にあるものではないのに絶対的に強いもの。愛とか絆とかこの世から消えて欲しくないと思うし、愛こそがすべてだと分かる作品だと思います」と愛情の素晴らしさを訴えていた。
2015年10月02日映画『岸辺の旅』が10月1日(木)に公開を迎え、浅野忠信、深津絵里、小松政夫、柄本明、黒沢清監督が舞台挨拶に登壇した。湯本香樹実の同名小説を映画化し、本年度カンヌ国際映画祭「ある視点部門」で監督賞に輝いた本作。3年の失踪ののちに幽霊となって帰ってきた優介が妻の瑞希と共にその3年の道のりをもう一度たどる旅に出る。深津さんと夫婦を演じた浅野さんは「役と言うよりは深津さんへの愛情や絆がだんだん芽生えてきました」と述懐。「深津さんじゃなかったらどうなっていたか…?全然違う優介になっていたと思います。三谷(幸喜)監督の作品(『ステキな金縛り』)でお会いして、(より近い関係の役で)共演したいという思いを伝えていたんですが、こういう形で花開き、理想以上、想像していた以上の関係になれました」と充実した表情を見せた。深津さんは浅野さんの熱烈な“愛”に「ありがたいし嬉しいです」と笑顔。「愛とか絆は形あるものじゃないのに絶対的に強い。愛こそ全てだとよくわかる作品になっていると思います」と作品に込めた思いを口にした。小松さんと柄本さんのベテラン2人は自らのNG談議に花を咲かせ、笑いを誘う。小松さんは、浅野さんに背負われるシーンでのNGについて「またおんぶしてもらうの悪いなと思ってました。こう見えて、63キロあるから思いに決まってるんだけど、(浅野さんは)文句ひとつ言わない。舌打ちのひとつも来るかと思ったけど…」と申し訳なさそうに語りつつ「一番好きな画になってました」と完成した映画を見て感激したそう。柄本さんは「10回も20回もNG出して申し訳ない。でも心の奥で全然、申し訳ないと思っていない自分と出会えました(笑)」と告白。ずっと黒沢監督の作品が好きとあって「普段はそんなにNGを出す人間じゃないんですよ。甘えてるのかな…?」と首をかしげるが、黒沢監督は「弱ったなと思って見てましたが、憎たらしいのは編集さんが『このNGいいね』と言うんです。NGとはいえどこかに必ずいいところがあって、どれを使うか迷いました(苦笑)」と苦言を呈していた。尚、本作は日本に先駆けて9月30日よりフランス全土80館で公開中。黒沢監督は既にフランス人俳優を起用しての新作の撮影もフランスで終えており、改めてフランスを中心に海外での人気と評価の高さをうかがわせるが「ぜひ日本でも多くの人に見ていただければ」と呼びかけていた。『岸辺の旅』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:岸辺の旅 2015年10月1日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2015「岸辺の旅」製作委員会/COMME DES CINEMAS
2015年10月01日淡々とした静かな夫婦のやり取りから2人の凄みがにじみ出ている。深津絵里は3年もの間、失踪していた夫の帰還にひと言「おかえり」と声を掛け、浅野忠信は妻の作った白玉をほおばりながら「おれ、死んだよ」と告げる。そして、向こう岸へ行ってしまった夫と、こちら側で生きる妻、2人一緒の旅が始まる。黒沢清監督が湯本香樹実の小説を原作に作り上げ、今年のカンヌ国際映画祭ある視点部門”監督賞”を受賞した『岸辺の旅』がまもなく公開となる。過去に『ステキな金縛り』(三谷幸喜監督)、そして『寄生獣』(山崎貴監督)と共演作はあったものの、同じシーンでじっくりと向き合ったことはほとんどなかったという2人が夫婦役を演じた。「淡々とした静かなやり取り」と言っても、決して感情がないわけではない。愛情、喜び、不安、怒り、うしろめたさまで、ひしひしと伝わってくる。映画の開始数分で訪れる“スーパーナチュラル”な再会。2人はほとんど役について話し合うこともなく、これらのシーンに臨んだという。原作を読んで受け取った感覚を大切に妻・瑞希を作り上げていったという深津さんは「死んでしまった夫と旅をすることへの違和感は、最初からあまりなかったですね。一度、死んだ落ち武者と芝居(=『ステキな金縛り』)をしたこともありますし(笑)」と冗談めかしつつ冒頭の夫・優介との再会シーンについて振り返る。「原作を読んだ時からすごく印象的で、このシーン次第でこの映画の全てが決まると思って緊張して臨んだのを覚えています。ただ、瑞希にとっては優介は3年もの間、ずっと会いたいと思い続けてきたので、現れても怖い存在であるはずはないんですね。どこかで彼がもうこの世にいないことを受け止めつつ、慌てたり驚いたりすることもなく当たり前のように受け止めました。『あ、おかえり』という感じで」。この作品に参加した時期はちょうど「役者を始めたばかりの何もわかっていなかった頃にそうしていたように、自分がこれまで積み上げてきたことを大切にして、自分の経験を軸にした役作りを大切にするようになっていた時期だった」と語る浅野さん。優介という役に対しても、脚本にある描写を元に自身の想像を膨らませながら作り上げていった。「あの最初のシーンに意味を持たせるなら、優介の立場で言うなら精一杯の照れ隠しがああいう形になったんじゃないかと思います。じゃあ、そこで演じる上でどうしたかというと何も特別なことはしていません。(幽霊として瑞希の前に現れたという)強烈な事実があるからこそ、僕がヘタに意識して何かをしてはいけないと。そこに描かれていることをただ、やる――その方が衝撃が伝わるんじゃないかと思いました」。互いの芝居、リアクションに関しても「すんなりと入ってきた」と口を揃える2人。初めてここまで深く向き合い、セリフのやり取りをする中で見えてきたのは“似たもの同士”という感覚だった。深津さんは言う。「同世代ということで近しい感覚は持ってましたが、役柄との距離感――入り込み過ぎず、でもきちんと温度を持ってというバランスが自分と似ているなと感じました。『うまくやる』ということを避けようとするところや、目に見えないことがすごく大切だと思っている、そういう部分も同じでした。待ち時間に特別話さなくてもそこにいるだけで安心感がありました。それは夫婦という関係を築く上でとても大事なことですが、浅野さんはそれを“あえて”という風ではなく、体が知っているという感じで自然に理解し、できてしまうんです」。浅野さんは「同世代の俳優さんに対してはどの方にも仲間意識を持っている」と明かすが、特に深津さんとは今回の共演を経て「さらに強い感情を抱いた」とも。「夫婦役でこれだけ強烈な時間を一緒に過ごさせてもらって、もちろん、すぐにでもまたご一緒させていただきたいですが、たとえ共演しなくても常に一緒にいるような感覚がすごく強くあるんですよね。それこそ夫婦じゃないけど(笑)、大変な状況でも『きっと深津さんもなにかやってるだろうな』と思うと心強い。この作品を通じて育めた強い絆が確実にあると思います」。浅野さんにとっては2003年の『アカルイミライ』以来となる黒沢監督作品。先に述べた役作りの話と重なるが、浅野さん自身、このタイミングでの黒沢監督との再会に特別な感慨があるという。「覚えているのは『アカルイミライ』の時、なぜかはわからないけど、それまでの自分のやり方に限界を感じたんです。ありがたいことに周りからは『浅野さんはナチュラルな芝居をしますね』と言っていただけて、自分自身もそれを心掛け、追及していたけど、そこに飽きや限界を感じて、これまでイヤだと思っていた芝居の方向に目を向けたくなったんです。それから12年ほどやってみて、やはりそれも違う、元の自分の芝居の方向性の大切さに気付いて、一方でこの12年はすごく実になった部分もあって、そうした経験を活かしながらこれから…と思った時期にこうして黒沢監督とまたお会いできた。不思議な縁ですね。12年前とはまた違う気持ちで挑みつつ、あの時よりも役を演じることが大変になってるし、まあ自分で大変な方向に行っちゃっているところもあるんですけど(苦笑)、でもそうすることで、その後に返ってくるものがあるんだと気づかせてもらったこの12年だったとも思います」。そんな浅野さんの言葉に深津さんも深くうなずく。深津さんにとっては本作は初めての黒沢作品。また野田秀樹演出の芝居などを通じ互いに面識はありつつも共演したことのなかった蒼井優との初めての、しかも短いながらも強烈な対峙など、40代を迎え、なお作品ごとに“初めて”と積み重ねていくことを楽しんでいる。「20代の時は20代が楽しいと思っていたのと同じように、“いま”が楽しいですね。特にいまの年齢になって、より自分のことがよくわかるし、いろんな感情を知って、役に立つこともありますし、すごく楽しい年代だなと感じています。役柄に関しても、無理をせず、拒否をせず、与えられ、求められているものこそが自分の年相応の役なんだと思っています。求められるままに自然に受け入れているという感じですね」。深津さんは、優介と瑞希の肌の触れ合いを「美しい」と語り、浅野さんはまさに幽霊が少し地上から足を浮かせて、残してきた人間のその後を眺めるかのように「この映画を一番楽しんで見てるのは、間違いなく僕だと思いますよ」と笑う。非日常の設定の中で静かにリアルに紡がれる愛を感じてほしい。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:岸辺の旅 2015年10月1日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2015「岸辺の旅」製作委員会/COMME DES CINEMAS
2015年09月30日「コスパ」ブランドより、『ソードアート・オンラインII』の新グッズとして、ゲーム内のアバター「シノン」のリアルである『朝田詩乃』が愛用している"メガネ"が発売される。発売は2016年1月下旬の予定で、価格は10,000円(税別)。左右から挟む特徴的な形状をしっかり再現。『朝田詩乃』のような伊達メガネ使いはもちろん、度付きレンズへの交換も可能なので、普段使いも問題なしだ。なお、開発に協力した「クーレンズ」の店舗に持ち込めば、加工料無料のレンズ代(税別2,500円~)のみで交換可能(所要時間1週間~10日)。詳細は、コスパ公式サイトをチェックしてほしい。(C)2014 川原 礫/KADOKAWAアスキー・メディアワークス刊/SAOII Project
2015年09月28日深津絵里と浅野忠信が初の夫婦役を演じる映画『岸辺の旅』。メガホンをとった黒沢清監督が本年度カンヌ国際映画祭「ある視点」部門「監督賞」を受賞した本作は、日本映画界を代表する2人の実力派俳優の共演に、黒沢監督初のロードムービーにして初のメロドラマといわれ、話題を呼んでいる。そんな本作で、深津さんが夫婦の旅のさなか、まさかの“もんぺファッション”を披露していることが分かった。夫の(浅野忠信)が失踪してから3年。ある日、突然、戻り、瑞希に「俺、死んだよ。」と告げる。そして優介に誘われるまま、2人で旅に出る瑞希。それは夫が失踪してから、自宅に戻ってくるまでの3年間でお世話になった人々を訪ねていく旅だった――。今回、黒沢監督とは初顔合わせとなる深津さんと、『アカルイミライ』以来12年ぶりの出演となった浅野さんという強力なタッグによって生み出された“究極のラブストーリー”は、夫が失踪していた間に暮らしていた場所や出会った人たちを訪ねていく旅に出かけていく物語。ひとつめの町では、新聞配達を生業とする孤独な初老の男性を、ふたつめの町では小さな食堂を営む夫婦を訪ね、最後に訪れるのが、柄本明演じる農家の家族が暮らす山奥の農園。夫の優介とその家にしばらく滞在する中で、深津さん演じる瑞希は、地元の人に交じって農家の仕事を手伝うことに。そのときの深津さんの姿は、まさかのもんぺにゴム長!まさに農家の主婦そのものの恰好で畑を歩く姿がとてもキュートで、ひと足先にマスコミ試写を鑑賞した女性たちから「もんぺを着てもおしゃれ」という声が上がっているほど。キュッと一つ結びにした清潔感たっぷりのヘアスタイルも魅力的な“もんぺファッション”を見事に着こなしている深津さんに注目してみて。『岸辺の旅』は10月1日(木)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月03日第68回カンヌ国際映画祭ある視点部門で「監督賞」を受賞した、黒沢清監督作『岸辺の旅』。深津絵里と浅野忠信という名優が魅せる夫婦の絆を描いた物語が高い評価を得た本作の、予告編がついに完成!カンヌでの熱気に満ちた会場の様子も盛り込んだ、感動と臨場感あふれる映像が到着した。「俺、死んだよ」――。3年間の空白を経て、妻の瑞希(深津絵里)の元に突然帰ってきた夫・優介(浅野忠信)が告げた言葉は思いもよらないものだった。そして、夫が過ごした最期の時間、かかわった人々をめぐる、夫婦ふたりの旅が始まった…。2010年に発表された湯本香樹実の原作を名匠・黒沢監督が映画化した本作は、死んだ夫を見おくるために夫婦ふたりで旅路をゆく、監督初のロードムービー。今回公開された予告編では、優介の過ごした美しい風景、お世話になった人々との触れ合いを、「あまちゃん」の大友良英が手掛ける音楽がドラマチックに彩り、物語をより一層盛り上げている。また、映像の冒頭には、カンヌ国際映画祭での、満員の観客席に響くスタンディングオベーションの様子も盛り込まれている。鳴り止まない熱い拍手に対し、主演の深津さんの感無量といった表情は、見ているこちらの胸にも迫るものがある。夫の死をきっかけに、改めてお互いを見つめ合ったふたりが経験する永遠の別れを描く、究極のラブストーリー『岸辺の旅』。深津さん、浅野さんを始め、小松政夫、蒼井優、柄本明ら存在感のある名優たちが集って描く、生と死を巡る奥深い物語を、まずはこちらの予告編でじっくりと味わってみて。『岸辺の旅』は10月1日(木)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月11日第68回カンヌ映画祭「ある視点」部門で監督賞を受賞した黒沢清監督の最新作『岸辺の旅』の予告編映像が公開になった。深津絵里と浅野忠信が主演を務め、旅をしながら夫の最期の時を共に過ごそうとする夫婦の姿を描いた感動作だ。その他の画像/予告編公開『岸辺の旅』は、湯本香樹実が2010年に発表した同名小説を、黒沢監督と『私の男』などの脚本も手がけている宇治田隆史の脚本で映画化するもので、3年間失踪した夫が突然帰ってきたことを機に、はなればなれになっていた夫婦が旅に出る姿を描く。このほど公開された予告編はカンヌ映画祭で黒沢監督、深津、浅野らが集まった観客が大歓声を受けている記録映像から始まり、続いて深津演じる瑞希のもとに3年ぶりに浅野演じる夫の優介が戻ってくる場面が続く。しかし、優介は帰宅するなり瑞希に「俺、死んだよ」と告げ、妻を旅に連れ出す。ふたりは旅を続けながら、優介が不在だった時間を少しずつ埋め、お互いの距離は改めて近づいていくが、優介がこの世界にいられる残り時間は少なくなっていく。予告編は抑制の効いた演技とセリフで観る者の想像力を刺激する深津と浅野の演技にまず魅了される。さらに大友良英と江藤直子が手がける美しい音楽、主人公ふたりが訪れる美しい風景にも注目だ。『岸辺の旅』10月1日(木)テアトル新宿ほか公開
2015年08月11日第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にて、黒澤清監督が日本人初の「監督賞」を受賞した『岸辺の旅』。浅野忠信と深津絵里という、日本映画界を代表する2人の実力派が初の夫婦役を演じ、W主演を務める”究極のラブストーリー”として話題を呼ぶ本作のポスタービジュアルが到着した。夫の優介(浅野忠信)が失踪してから3年。ある日、妻の瑞希(深津絵里)の元に突然、夫が帰ってきた。だが、帰宅した優介は「俺、死んだよ」と告げる。そして、優介がこれまでお世話になった人々を訪ね、それまで過ごした時間、知らなかった秘密を知る、夫婦ふたりの旅が始まった…。湯本香樹実が2010年に発表した小説を、世界的名匠・黒沢清監督が映画化した本作。本年度の第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門において、“日本人初の監督賞”に輝き、大きな注目を集めた。W主演という形で初の夫婦役を演じるのは、実力派として知られる深津さんと浅野さん。深津さんが『悪人』で第34回モントリオール世界映画祭「最優秀女優賞」を、浅野さんが『私の男』で第36回モスクワ国際映画祭「最優秀男優賞」を受賞しているという、まさに“国際派”の2人。今回解禁されたポスタービジュアルでは、失っていた3年間の時を埋めるように寄り添う2人の姿から、夫婦の互いへの深い愛情が伝わってくる。だが、それと同時に、物憂げな深津さんの表情や、弔いのような淡いピンクの花が、間近に迫った“永遠の別れ”を感じさせる、印象深く切ないポスターとなっている。死んだ夫とその妻の、永遠の別れへと続く旅路を描き、カンヌをも大きな感動に包んだ本作。実力派俳優たちによって紡がれる“究極のラブストーリー”の公開を、楽しみにしていて。『岸辺の旅』は10月1日(木)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月17日