トリコ・コム デ ギャルソン(tricot COMME des GARÇONS)は、日本のバッグブランド「テンベア(TEMBEA)」に別注した「バゲットトート(BAGUETTE TOTE)」を2020年3月6日(金)より発売する。トリコ・コム デ ギャルソンのコレクションにおいて、フラワーモチーフは欠かせない存在のひとつ。特に、2020年春夏コレクションでは、てんとう虫をあしらったストライプやポップなドット柄を交えて、愛らしくノスタルジーに表現した。その世界観を纏う今回の別注アイテムは、「テンベア」の最も定番的なキャンバス素材のバゲットトートがベース。生地の耳を活かしたディテール、シワ加工を施し、大胆かつ立体的な花の刺繍をあしらってアレンジを加えた。サイズは2種。カラーは生成と黒の単色、またはその組み合わせで各3色ずつを展開する。【詳細】バゲットトート 41,000円+税発売日:2020年3月6日(金)カラー:黒×黒×黒、生成×黒×黒、生成×生成×白バゲットトート スモール 28,000円+税発売日:2020年3月6日(金)カラー:黒×黒、生成×黒、生成×生成取り扱い店舗:伊勢丹新宿店およびトリコ・コム デ ギャルソン取り扱い店舗
2020年02月25日ステューシー(Stüssy)40周年記念の第1弾企画として、コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)とコラボレーションした限定ジャケットをリリース。ブラックカラーのメルトンウール地で仕立てたバーシティジャケットには、CDGレーベルの刺繍の下にはそれぞれブランドのダブルネームがあしらわれ、また右胸にはステューシー40周年を表す「1980 - 2020」が記されている。袖やバックには、シェニールパッチを配したデザインだ。「Stüssy & COMME des GARÇONS Varsity Jacket」限定ジャケットは、原宿、代官山、名古屋栄、大阪南のステューシー チャプター(Stüssy Chapter)と、CDG Storeにて1月15日より販売開始。
2020年01月15日コム デ ギャルソン・ガール(COMME des GARÇONS GIRL)初の単独店が、2019年11月22日(金)、新生・渋谷パルコにオープンする。コム デ ギャルソン・ガール初の単独店2015年春夏シーズンに誕生した、ガーリーな世界観で人気を博すコム デ ギャルソン・ガール初の単独店は、渋谷パルコの1階、渋谷公園通りに面する場所に位置する。店内では、コム デ ギャルソン・ガールのシーズンアイテムのほか、「コム デ ギャルソン・ガール スペシャル」と題した店舗限定アイテムをラインナップ。「CDG」などコム デ ギャルソンブランド同士のコラボレーションも初めて実現する。“初単独店だけ”の注目アイテムミッキー&ミニーモチーフの限定アイテム中でも最も目を引くのが、ミッキーマウスやミニーマウスモチーフのシリーズ。ストライプ柄の上にミッキーマウスと手書き風フラワーモチーフのグラフィックをあしらった、フルジップのフーディ、ブラウス、スカートを揃えた。また、Tシャツは、ミッキーマウスとミニーマウスを仲良く描いたデザインと、花に囲まれたミニーマウスを描いたデザインを展開する。ホワイトアトリエ バイ コンバースとのコラボ「オールスター」ホワイトアトリエ バイ コンバース(White atelier BY CONVERSE)とのコラボレーションスニーカーは、2018年に誕生した新ブランド「CDG(シーディージー)」とのトリプルタッグで実現。真っ白なキャンバス生地のオールスター(ALL STAR)をベースに採用し、ワンポイントに、“CDG GIRL”とドットのグラフィックを配している。CDGとのタッグによるコーチジャケットCDGのタッグでは、その他コーチジャケットも用意した。ピンク、レッド、ネイビーの3色を用意する。バッグにアイコニックなロゴを配したデザインで、軽やかな素材感が特徴。プレイ・コム デ ギャルソンとのタッグで限定ワンピースプレイ・コム デ ギャルソン(PLAY COMME des GARÇONS)とのコラボレーションでは、限定でポロワンピースとカットソーフーディを用意した。いずれもシンプルなデザインで、胸元にはお馴染みの赤い“ハートロゴ”があしらわれている。ルイスレザーズとのコラボレーションライダースルイスレザーズ(Lewis Leathers)とのコラボレーションでは、ピンクとレッドのレザーライダースを展開する。重厚感のあるレザーながら、色合いがポップなので、フェミニンなコム デ ギャルソン・ガールのアイテムとも相性抜群。人気のショッパーバッグ&復刻バッグが登場人気のショッパーバッグも限定デザインでラインナップ。ちょっとしたお出かけにも最適なA4サイズで展開する。また、メッシュ素材のメッセージバッグや、エナメルハンドバッグの復刻版など豊富にバリエーションが揃うバッグ類には注目だ。2019年秋冬コレクションもチェック2019年秋冬コレクションからは、“女の子”とリボンを描いたとびきりキュートなワンピースやブラウスを用意している。コム デ ギャルソン・ガールらしいドリーミーな新作アイテムも要チェックだ。【詳細】コム デ ギャルソン・ガールオープン日:2019年11月22日(金)住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ 1階■限定アイテム例・ディズニー ブラウス 26,400円(税込)・ディズニー ミニーマウス ロングTシャツ 12,650円(税込)・ディズニー ミッキーマウス&ミニーマウス Tシャツ 11,000円(税込)・ルイスレザーズ コラボレーションライダース 264,000円(税込)・ホワイトアトリエ バイ コンバース コラボレーションスニーカー 19,800円(税込)・CDGコーチジャケット 38,500円(税込)・ショッパーバッグ 14,000円(税込)
2019年11月23日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の2020年春夏コレクションが、2019年9月28日(土)、フランス・パリで発表された。今季はコム デ ギャルソン・オム プリュス 2020年春夏コレクションから続く、イギリスの小説家、ヴァージニア・ウルフの小説『オーランドー』をテーマとした物語の第2幕。『オーランドー』は、男性として生まれた青年が女性に変身し、女性として生きる歓びに目覚めていくという物語だ。なお、コム デ ギャルソンは、ウイーンの国立オペラ座150周年記念に上演されるオペラ『オーランドー』の衣装を担当。このオペラ座での上演の“第3幕”で完結する3部作のコレクションとなっている。ボリューミーなシルエット2019年春夏コレクションから、ブランドとしては比較的“静かな”コレクションを展開してきた川久保玲だが、今シーズンは巨大なシルエットや豪華絢爛なファブリックなど、ここ2シーズンとは全く異なる雰囲気が感じられる。アウター、ドレス、トップス、スカートなどあらゆるコレクションピースが、ランウェイ上でモデルが避け合うのも難しいほどボリューミーなものだ。たとえばファーストルックとして現れた西洋画のように優美な花柄のドレスには、ショルダーから肘に向かって緩やかな弧を描くふっくらとしたフォルムのパフスリーブを採用している。光沢感のあるストライプを走らせたスカートには、パニエのようなパーツを配して立体感を出した。パフスリーブやパニエ、裾に向かって広がっていくフレアシルエットのスカートなどは、中世ヨーロッパの貴族が纏うドレスを彷彿とさせる。コム デ ギャルソン・オム プリュスでは物語の鍵を握るジェンダーにフォーカスした川久保だが、今シーズンはヴァージニア・ウルフが生涯モットーとした“変革”と“開放”の精神をベースに、エレガンスを再解釈したもののように感じた。豪華絢爛な装飾やファブリックふんだんに散りばめた装飾や、華やかなファブリックも、今季の世界観を作り上げているものの1つ。ピンクのボトムスにはロマンティックなフラワーモチーフや立体的なフリルを贅沢にあしらっている。ジャケットは、ボディにプリントした“COMME des GARÇONS”のブランドロゴから、無数のフリンジを垂らした。きらきらと輝く糸を織り込んだオリエンタルな花柄ジャカードや、クラシカルな花柄を描いたキルトなどもコレクションに奥行きを生む。ボトムス&シューズにも存在感ボトムスに目をやると、ぽっこりとした立体パーツを配したり、太いロープを足に巻きつけたりしたかのようなパンツが顔を出している。かと思えば、太ももをくり抜いたハーフパンツやひざ部分にカッティングを施したボトムスも姿を現わした。ナイキ&レペットとコラボレーション足元にはナイキ(NIKE)とのコラボレーションスニーカーの他にも、写実的な絵画のようなグラフィックを全面にプリントしたレペット(Repetto)のショートブーツなどが登場した。
2019年10月02日グッチ(GUCCI)とコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)のコラボレーション第2弾となる新作バッグが登場。9月初旬にグッチ公式オンラインショップ(Gucci.com)とドーバー ストリート マーケットで展開される。グッチとコム デ ギャルソンのコラボレーション第2弾となる新作バッグは、コム デ ギャルソンのショッパー型バッグをベースに、ブラウンのクラフト紙の「インナー」にトランスペアレントの「殻」をまとわせたスタイル。インナーにはコム デ ギャルソンのロゴ、殻にはグッチのウェブ ストライプに加え、ブラック ローズ プリントがあしらわれている。グッチならではの装飾的なフラワープリントと、乗馬の世界とのつながりやアルチザンの歴史を物語るウェブ ストライプに、トランスペアレントな殻を組み合わせることによって、コンテンポラリーでインダストリアルな表情が際立ち、その結果、2つのブランドを代表するコードが融合したユニークなMade in Japanのアイテムが完成した。バッグには専用のパッケージを用意。ブラウンの薄紙で包まれ、バッグと同じブラック ローズ プリントが施されたスペシャルボックスに収められる。このバッグは、9月初旬、ドーバー ストリート マーケットで展開。また、エディションナンバー ラベル付きのスペシャルエディションが、グッチ公式オンラインショップ (Gucci.com)のみで数量限定発売される。
2019年09月04日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)とバカラ(Baccarat)は、コム デ ギャルソン 青山店にてイベント「クリスタリゼーション バカラ アット コム デ ギャルソン(CRYSTALLIZATION Baccarat at Comme des Garçons)」を2019年5月31日(金)から6月28日(金)まで開催する。「クリスタリゼーション バカラ アット コム デ ギャルソン」では、バカラのアイコニックなアイテムである「アルクール」グラスを、川久保玲が特別に手掛けたデザインで販売。1841年の発表以来、世界中の人々に愛用されてきたバカラのシンボルが、ドット柄を纏うことで、エレガントかつアヴァンギャルドな装いとなって店頭に並ぶ。また、ロゴ入りのスペシャルTシャツのほか、選りすぐりのビジューも展開。会場は、バカラのシャンデリアやビジューを飾ったゴージャスなインスタレーションで飾られる。クリスタリゼーション=“結晶”が煌めくような幻想的な空間で、ショッピングを楽しんでみては。【詳細】クリスタリゼーション バカラ アット コム デ ギャルソン期間:2019年5月31日(金)~6月28日(金)会場:コム デ ギャルソン 青山店住所:東京都港区南青山5-2-1・イベント内販売商品アルクール グラス(H9.4cm) 46,000円+税Tシャツ レディス S/M/L 10,000円+税、メンズ S/M/L/XL 11,000円+税
2019年05月24日ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)の2019-20年秋冬コレクションが、フランス・パリで2019年3月2日(土)に発表された。お人形モデルがペアで登場今季は”双子ルック”のモデル2名が同時に登場し、2つのデザインを一緒に見せる演出を実施。モデルたちは”ぐりんぐりん”の巻き髪をツインテールにして、まるでお人形のようだ。花柄ワンピースをどう着る?キーピースとなるのは、色とりどりの花々をのせたロング丈のワンピース。軽やかな風を運ぶフレアシルエットのもの、クラシックな印象のプリーツタイプなど、様々なスタイルで提案されているのだが、”何か”が変わっている。どのワンピースも2つのワンピースがドッキングされていて、前後でまたは左右で違う柄、形のワンピースが顔を出している。正面から見ると2枚のワンピースを重ね着しているようだが、バックスタイルをみると、1枚のワンピースになっていたり、見る角度によって驚きがある。中盤からは、ワンピースだけでなく、アウターやニット、スウェットトップスなど、様々な種類のファッションアイテムと花柄ワンピースが交わる。前からから見るとレイヤードしているのに、後ろではセパレートしていたり、やはり見る角度によって表情が違うのが特徴だ。共通しているのは、いずれも洋服をリメイクしたような温かみがあること。MA-1やダブルのコートなどは、2人のモデルが表と裏、リバーシブルで着用。表では、ワンピースの上にアウターを重ねているのに、裏を返すとアウターがワンピースのインナーになっていたりと、洋服をひっくり返すことで、アイテムそのものの役割も変わっている。足元はウエスタンブーツで統一。柔らかさのあるウェアが続いた今季、フットウェアで統一。スタッズをたくさん取り付けられていたり、ブランドらしいパンクな雰囲気を感じられた。
2019年03月06日コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)の2019-20年秋冬コレクションが1月18日、パリで発表された。コレクションの全体のテーマは「Finding Beauty in the Dark」。暗闇を通らなければ新しいことはない、という意味合い。暗闇の中、大音量なノイズでスタートしたコレクションは、黒のロングジャケットにインナーはメッシュの黒のワンピース。首から下げられた悪役プロレスラーを思わせる棘棘モチーフのロングネックレス・スタイルが続く。レーザーカットの人工スウェード、ベロア、スパンコールをはじめ、箔押し、グリッター、ウレタンなどのオーバープリントで表現される光沢感が、暗いランウェイと中指を突き立てたモデルによって妖しく動く。鎧のようにカットされたビニールが重ねられたドレス。ネックラインはレース。そのドレスから素足を出した男たちを覆うロングコート。内側がカットされたショートパンツ(チャンプ)はこのブランドらしい新しいアイテム提案だ。左半身だけにベロアのジャケットが重ねられ、ロングジャケットには錦繍のスペンサーが重ねられる。ツイードのジャケットは裾がバイアスにカットされ、前後、左右が違う表情。ウィメンズとメンズの境界線を探るかのようなすべてがソリッドで、ハンドメイドの重みが際立ったコレクション。Text by Tatsuya Noda
2019年02月08日川久保玲によるコム デ ギャルソン・シャツ(COMME des GARÇONS SHIRT)が2019-20年秋冬コレクションを発表。
2019年02月07日コム デ ギャルソン・オム(COMME des GARÇONS HOMME)が、2019-20年秋冬コレクションを発表。
2019年02月07日グッチ(GUCCI)が、コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)とのコラボレーションバッグを発表した。コム デ ギャルソンはファッションに対するデザイン主導のミニマルなアプローチで、グッチはその折衷的でデコラティブなスタイルで知られており、共通点はないように見える2つのブランド。しかし今回、クリエイションの新しい可能性を探るという欲望に突き動かされている点で重なるものがあり、グッチのクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)とコム デ ギャルソンの創始者、川久保玲はともに挑戦することを決めた。コム デ ギャルソンのバッグをベースに、グッチのグリーン・レッド・グリーンのウェブ ストライプを縦に配してカスタマイズ。ブラウンのクラフト紙に独特なビニールの「殻」をまとわせることによって、コンテンポラリーでインダストリアルな要素をたずさえたショッパー型バッグに、乗馬の世界とのゆかりとアルチザンの歴史を物語るグッチのウェブ ストライプがあしらわれている。結果、2つのブランドを代表するコードが組み合わさった、ユニークなメイド イン ジャパンのバッグが完成した。このバッグは、11月23日にホリデーコレクションのひとつとして日本のコム デ ギャルソンとドーバー ストリート マーケットギンザで先行販売され、すでに完売。12月6日からは、各国のコム デ ギャルソンでも展開され、グッチはフィレンツェのグッチ ガーデン(Gucci Garden)でのみ取り扱う予定。
2018年12月05日ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで発表された。ファーストルックは、満開の花のようなドレス。ふわっと360度広がったスカート部分は、中に白いチュチュを仕込むことでドラマティックな表情になっている。エレガントで女性らしい、しかし素材はフェミニニティとは遠い存在のデニム。裂かれ継ぎはぎされ、華やかな世界に強いインパクトを投じる。ロックの中で見つけるロマンチシズム今シーズンは、本来出会うはずのないロックとロマンティックという2つの要素が、運命的に出会い、恋に落ちるように溶け合っていく。ロマンティックを表現するのは、ウエディングドレスの技術を使って作り上げたドレスで、そこにデニム生地やワークウェア、デイウエアをミックスすることで、ロックな精神を表現する。ヴィンテージ風に仕上げたオリジナルデニムデニムは全てオリジナルで仕上げた。ヴィンテージ風にみえるものも、全てストーンウォッシュ、ケミカルウォッシュなど洗いの方法を変えて作り上げている。パッチワークした端のほつれも一つひとつ細かく作り出し、横糸だけを残して内側にレースやチェック柄のテキスタイルを差し込んだパーツなどもある。ワークウェアとドレスの出会いオーバーオールは、シルクプリントのプリーツスカートやレースのスリップドレスとドッキングされた。サイドから見ると男性的なワークウェアであるのに、逆サイドから見るとフェミニンなスタイルだ。フレアシルエットのドレスは解体され、スカートの後ろ部分をカットオフ。トップスは白T、中にはデニムパンツを仕込んで、前からみるとドレス後ろから見るとラフなスタイルと意外性のある表情をつくっている。曖昧な境目デニムワンピースとボーダーのTシャツワンピースは、両者の境目が曖昧だ。テキスタイルが前に後ろに右に左に、複雑に交差してそのシルエットを作り上げている。また、シューズは今季もバッファローボブズ(BUFFALO BOBS)とリーボック(Reebok)とコラボレーション。バッファローとのシューズは“超厚底”になっていてボリューム満点だ。
2018年10月06日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで発表された。変化し続けるコム デ ギャルソンコム デ ギャルソンは、10シーズンに渡ってランウェイで芸術作品のようなショーピースを発表し、そのエッセンスを落とし込んだコマーシャルピースを展開する、という方法を行ってきた。しかし、今季からはよりシンプルな考え方に回帰した。ポイントは「ハサミを入れること」川久保玲が「静かなコレクション」と表現する今季の特徴は、カッティング。彼女が考える上質なもの、仕立てのよいクラシックなものにハサミを入れ、新しいものを作り上げる。そこには、今までのものを捨て、新境地へ臨む意気込みのようなものが感じられる。多くはテーラードがベースとなっていて、上質な素材のジャケットやジャンプスーツが並ぶ。中には総刺繍を施した生地も。カットされた位置はピースによって異なり、ウエストを真っ二つに切ったもの、ジグザグにカッティングしたもの、サイドにスリットのように入れたものなどがある。新しい肌に直接纏う隙間からのぞいているのは、タトゥのようなボディスーツ。ブランドのロゴや数字、ローズなどが薄手の素材に描かれている。まるで新しい肌に服を直接纏っているようだ。トレンチコートのアシンメトリーに長くなった身頃は、ロール状にまとめたり、蛇腹に畳んだりして、ベルトで留めるなど、様々な“纏い方”をアレンジできる。ハサミを入れた、ナイキコラボシューズシューズは、ナイキ(NIKE)とのコラボレーションによるもの。NIKE SHOXの凹凸ヒールにチェーンを通して、ブランドロゴのゴールドチェーンをあしらった。ナイキのロゴマーク周りやタンの部分が切りっぱなしになっている点からも、ハサミのエッセンスが感じられた。
2018年10月06日パリと郊外の境界線に程近い、エスパス・ルフェーヴルでショーを開催したジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)。特にテーマを設定してはいないが、「ロックの中のロマンティック」というイメージをコレクションに投影している。特筆すべきはデニムのアイテム。全てオリジナルで、一から作り上げ、ヴィンテージ素材は一切用いていない。無数のパーツで構成されているドレスやコートについては、非常に複雑な工程を経ている。布の横糸だけを残したデニム地の裏からレースやチェック地を貼り、ミシンでステッチをかけて固定し、ローエッジの風合いを出すために洗いをかけ、その工程を経たパーツ同士を縫合している。ジャカードでモチーフを表現したデニムのアイテムも登場。それぞれにTシャツがコーディネートされ、ドレスのような、キャミソールのような、ビスチェのようなアイテムを組み合わせてアシメトリーのルックを提案。バンドTシャツをイメージさせるプリントTシャツや、パンキッシュな有刺鉄線のプリントTシャツ、あるいは刺々しいチェーンネックレスなど、ロック的なディテールと、クチュール的なロングシルエットのドレスの組み合わせは、そのまま「ロックの中のロマンティック」を体現していた。
2018年10月04日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Purple #30』2018-19年秋冬号にあたるPurpleの今号は、この10年間でロサンゼルスへの関心が高まり、クリエイティブな人々が街に集まる中、この街の特有の神話、伝説、価値観、イメージ、夢、古今をテーマとする。エディ・スリマン(Hedi Slimane)のお気に入りモデルとして知られるグレース・ハーツェル(Grace Hartzel)を淡いシャーベットカラーで包んだコム デ ギャルソン(COMME des GARÇON)のエディトリアルページ他、ファッションページも充実。ボリュームあるハードカバーのスタイルがすっかり定着し、今回は白いクロス装に14種類の表紙ジャケットが制作された。【書籍情報】『Purple #30』出版社:Purple Institute言語:英語ハードカバー/492ページ/330×240mm発刊:2018年価格:5,800円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Purple #30』を購入する
2018年09月29日「夏KOMUNA」開催!ツリーハウスがシンボルのカフェ&コミュニティスペース「椿森コムナ」では、2018年8月31日までの間、夏の限定企画「夏KOMUNA」を開催します。日常を忘れさせる小さな森緑豊かな千葉公園に隣接し、高台を通り抜ける風が心地よい「椿森コムナ」は、都心にいながらアウトドア感覚を楽しめるコミュニティスペース。全米で人気NO.1のオレゴン州・ポーランドの「人と環境にやさしい街」というコンセプトにならってオープンし、2016年にはグッドデザイン賞を受賞しています。エリア内に設置されたツリーハウスやハンモックは、都会にいるのを忘れてしまうような非日常の世界。またオーガニックコーヒーや軽食を販売するキッチンカーや、様々なワークショップを行うイベントスペース等が用意されています。夏の思い出作りにどうぞこの夏限定のイベント「夏KOMUNA」は、子どもから大人まで楽しめる夏ならではの企画が満載。昼間は「ドライミスト」や「自由研究ワークショップ」、夜はアメリカのビール”BLUE MOON”を味わえる「リヤカーBAR」が登場します。都会にたたずむ小さな森のカフェで、夏の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社拓匠開発のプレスリリース※「椿森コムナ」公式サイト
2018年08月05日川久保玲によるコム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)が2019年春夏コレクションを6月23日、パリファッションウィークで発表した。残念ながら、今回シートは得られずショーはスタンディング。2重のスタンディングの後ろから最初に見えたのは、モデルの髪型。黒のジャケットにモデルの頭頂部はグレイス・ジョーンズ(Grace Jones)のようなフラットのリーゼント。白人なら80年代キース・ヘリング(Keith Haring)やケニー・シャーフ(Kenny Scharf)と良くつるんでいた、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)回りで良く紹介されていたパフォーマーのジョン・セックス。懐かしい80年代のNYアートシーンを回想していると、ショーが進むうちにそれがソフビ人形のようなウィッグ、かぶりものであることに気付かされる。マルチカラーのボーダーのスーツはシャーリングが施され、サテンのピンクシャツ、グリーンのタイ、フラットヘッドではないが、ポマードで固めたウェービーなヘア。まるでダギー・フィールズ(DUGGIE FIELDS)、日本では資生堂のパーキージーンで覚えている方もいるかもしれない英国のイラストレーターだ。花柄やカラフルなボーダーにボウタイ、ショートパンツのルックはピーウィー・ハーマン(Pee-Wee Herman)でお馴染みのポール・ルーベンス(Paul Reubens)まで思い浮かべてしまう。日本の証券会社のCMにも起用されていた彼がセクシャルな話題で公から姿を消したことが、昨今の「me too」の問題提起につながるのか考えさせてしまうのが、コム デ ギャルソンというブランドの面白いところ。ここまで挙げたさまざまな人物の共通点は、彼らがアバンギャルド。ヒップなアウトサイダーな表情をしていながら、パブリックイメージはスーツで登場していたことだ。今シーズンのテーマは「クレージースーツ」。カモフラ柄シフォンのパーツを重ねたスーツや。身頃、袖にシャーリングを施したエドワーディアンスタイルのロングジャケットや、メッシュのアスレチックシャツを解体し、ハイテク素材で再構築したアスレジャーへの解答とも取れるデザインなど、スーツという枠に固定しながら、現在のあらゆるファッションの要素をコラージュしている。首にチェーンを巻き、ケージを背景にしたモデルたちがケージの中から出てきたのか。入ってきたのかは想像次第だ。Text: Tatsuya Noda
2018年07月10日コム デ ギャルソン・シャツ ボーイ(COMME des GARÇON SHIRT BOY)が、2019年春夏コレクションを発表した。
2018年07月05日川久保玲によるコム デ ギャルソン・シャツ(COMME des GARÇON SHIRT)が2019年春夏コレクションを発表した。
2018年07月04日川久保玲によるコム デ ギャルソン・シャツ(COMME des GARÇON SHIRT)が2018-19年秋冬コレクションショーを開催。
2018年05月14日コム デ ギャルソン・シャツ ボーイ(COMME des GARÇON SHIRT BOY)が2018-19年秋冬コレクションショーを開催。
2018年05月14日川久保玲によるコム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)は、工事中のシャトレ劇場の舞台を会場に2018-19年秋冬コレクションショーを開催した。コレクションタイトルは「White shock」。パンクを表現するときに用いられる黒を、今回はあえて白にしたといい、「通常行わないことが刺激をもたらす」としている。ブルゾンやジャケットにはウレタンを挟んだ素材を多用し、細かくカットしたパーツを、縫い代を表に出しながらパッチワークしている。モチーフとしては、建築物のタイルや小石を敷き詰めたコンクリートの地面、航空写真やアメリカンコミック、迷彩や文字をカットアップしたものなど様々で、互いに無関係なものが無機質に並べられている印象。一部を除いてジャケットやブルゾン類の身頃合わせはアシメトリーで、それによってヘムも斜めになったアイテムが多く見られた。ボトムには、バギーなショートパンツや丸みを帯びたサテンのキルティングのパンツなどをコーディネート。柔らかくて優しい雰囲気を醸し、無機質なプリントとの対比、素材の硬軟など、様々なコントラストを感じさせた。そして、ショー冒頭と後半、モデル達に合わせられたアーティスト下田昌克の手による恐竜の骨のマスクも、そのコントラストに強さを加えるものの1つとなっていた。
2018年05月12日渡辺淳弥によるジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)が、パリで2018-19年秋冬コレクションショーを開催した。今シーズン、コレクションの中心アイテムとなったのは多様なブレザー。フォルムへの探求はベーシックなアイテムに立ち返り、裏打ちされた確かな技術を要するカッティングにより七変化させていくという、情報化・消費化社会の現代において服の本質をついたような渡辺淳弥アプローチであった。
2018年05月09日コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)やメゾン マルジェラ(Maison Margiela)の貴重なアーカイヴをセレクトしたショップ「Archive Store」が3月7日、渋谷・神南にオープンする。コム デ ギャルソン「ドレス」2017年近年、ラフ シモンズ(Raf Simons)やメゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela、現 マルタン マルジェラ)、ヘルムート ラング(Helmut Lang)といった、デザイナーたちの過去の名作に注目が集まっている。消費され価値が更新されていくモードの流れに埋もれることなく、それらの作品は時と共に輝きを増している。ヴィンテージという概念にも当てはまらず、アートとも異なる、そんな貴重な「アーカイブ」が一堂に集まる場所がこれからの時代に必要なのではないか、という思いから「Archive Store」が誕生した。店内では、2003年のディオール オム(Dior Homme)のナポレオンジャケットや、2003年のラフ シモンズのカスタムボンバージャケット、1999年のメゾン マルジェラ アーティザナル コレクションのドッグタグネックレス、メゾン マルジェラのインビテーションプレートといったデザイナーたちの貴重な過去の作品をラインアップ。ティファニー(TIFFANY&Co.)や、ヨウジヤマモトなどのブランドも取り扱う他、定期的にポップアップイベントを開催。特定のブランドのアーカイブだけを集めたイベントや、様々なブランドからキュレーションされた企画展などが予定されている。メゾン マルジェラ アーティザナル コレクション「Artisanal Bottle Cap Vest」2006年3月7日から3月31日までは、洋服やファッションに対するマルジェラの哲学が最も色濃く反映された「アーティザナル(Artisanal)」コレクションから、傑作と呼ばれるアイテムたちを集めたエキシビジョンを開催。「0」「0 10」を冠した同コレクションは、世界中から集めたヴィンテージ、アンティークをひとつひとつ解体し、構成要素を綿密に検討した後、再構築した特別な作品たちを展開。 また、手作業によって仕上げられるため生産数は限りなく少なく、完成までに膨大な時間が掛けられている。時を経ても異彩を放ち続ける珠玉の名作たちを、「Archive Store」で堪能してみては。【店舗情報】Archive Store住所:東京都渋谷区神南1-12-16 和光ビルB2F公式サイト:www.archivestore.jp【イベント情報】Archive Store オープニングレセプション日程:3月7日時間:19:00〜21:00OPENING POPUPMaison Martin Margiela” Archive Items会期:3月7日〜3月31日
2018年03月09日ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)の2018-19年秋冬コレクションが、フランス・パリで発表された。キーワードは、ベーシックになっているものを新しく構築すること。新しい着眼点から洋服と向き合うことで洋服そのものにより豊かな表情をもたらしているように映る。テーラードジャケットやトレンチコート、MA-1、ダウンジャケット、スカジャンなど男性的な要素の強いピースが主役。かっちりとしていて知的、またはスポーティーでワイルド。そういったアイテムそのものの印象は壊れていないが、シルエットそのものは原型を維持することなくアレンジされる。アームはストンと落ちるストレートなラインは消え、テキスタイルをふんだんに使ったドレープ、フレアなシルエットといったフェミニンなスタイルで登場する。かと思えばボディよりずっと長くアームをとってシャープに決めたもの、斜めにカットアウトしてフレンチスリーブ風にしたものもある。ジャケットと相性のよい白シャツ。クラシックなピースは、昨シーズンもブランドが取り組んでいたプリーツ加工によってベーシックから距離をとる。アームラインとボディの一部分にランダムにプリーツを配して、アシンメトリーなフォルムとアンバランスなシルエットを構築させた。テーラードのピースが多い中、印象的に差し込まれたフラワーファブリック。どこか懐かしみを感じさせるレトロなフラワープリントは、ソフトな質感のワンピースに取り入れられた。やはりここでも定番を崩すことがキーワードに。本来は首下~胸元で止まっているはずの襟口がデコルテを強調するように、大きく開かれている。今季のニュースは2つのブランドとのコラボレーションシューズの登場だ。ドイツのバッファローとのコラボレーションでは厚底スニーカーを提案。リアルパイソンで仕上げたシューズはエッジの効いた仕上がりだ。またリーボック(Reebok)とは、スタッズ付きのハイカットスニーカーをデザインしている。
2018年03月08日コム デ ギャルソン・オム(COMME des GARÇONS HOMME)が、2018-19年秋冬コレクションを発表。
2018年02月06日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)とコンバース アディクト(CONVERSE ADDICT)のコラボレーションスニーカーが登場。2017年11月10日(金)に発売される。ベースとなったのは、60年代のヴィンテージディテールを追求しながら、機能面も充実させた「CHUCK TAYLOR」のハイカットスニーカー。シャープなシルエットのトウキャップ、大きな星マークと2つの小さな星マークが横に並んだ三ツ星デザインのヒールラベルなど、クラシカルなデザインが魅力だ。さらに、温度調整素材を採用したアッパーや高機能なインソール&アウトソールを搭載し、機能性も兼ね揃えている。今回は、コム デ ギャルソンとコラボレーションすることで特別なデザインに。側面に施された、シリコン製の「CDGロゴ」がポイントだ。またソールやアンクルパッチをブラックにすることでシックに仕上げた。カラーはナチュラルとブラックの2色展開となっている。【詳細】コム デ ギャルソン×コンバース アディクト発売日:2017年11月10日(金)価格:28,000円+税取り扱い:コム デ ギャルソン青山店、コム デ ギャルソン直営店9店舗、ドーバーストリートマーケットギンザほか【問い合わせ先】コンバースインフォメーションセンターTEL:0120-819-217
2017年11月03日トリコ・コム デ ギャルソン(tricot COMME des GARÇONS)が2018年春夏コレクションを発表した。
2017年11月02日川久保玲によるコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)は、パリ16区内のロシア大使館を会場に2018年春夏コレクションを発表した。テーマは「マルチディメンショナル・グラフィティ」。他のアーティストの作品を組み合わせて、グラフィティを立体的に見せる、というコンセプトのもとにコレクションを構築。使用されたイメージは、ルネッサンス期の画家アルチンボルド、漫画家・イラストレーターの高橋真琴、戦国時代の水墨画家、雪村といったアーティストたちの作品群。それらをフィーチャーするという形ではなく、1つの素材と捉えてカットアップし、ポルカドット、フローラルプリントのファブリックや、布を何層にも重ねて裂いたものなどを組み合わせている。独自のボリューム感と立体感を作出し、凹凸あるグラフィティ(落書き)が完成していた。さらに小さなプラスチック製のオモチャを集積した装飾をコーディネートして、ナイーヴな側面も加えるが、それが一種ダークな世界観を生み出しているから不思議だ。何気なしに目にしてきたイメージが、想像だにしない形状で現れると新鮮なショックを覚えるが、今回のコレクションはそれを巧みに利用したともいえ、コム デ ギャルソンらしいマジックともいえるのかもしれない。
2017年10月11日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)が“闇市”をテーマにしたポップアップショップ「black market COMME des GARCONS」を、10月9日まで阪急うめだ本店 9階 祝祭広場にてオープンしている。全国の百貨店では初開催となる同ポップアップ。1990年代に発表された川久保玲デザインのアーカイブが復刻モデルで登場する他、限定ウエアやインテリア用品など、30種以上の黒いアイテムが数量限定で用意される。1991年に製作された名作Tシャツを忠実に復刻した「ARCHIVE T-SHIRT1」(1万2,500円)と「ARCHIVE T-SHIRT2」(9,500円)や、人気のPVCクラフトペーパーバッグの限定カラーとなるブラック(1万500円)、大きなバックルがアクセントのトート(6,000円)、超人気アイテム「ALPHA MA-1」(6万8,000円)、1980年代に川久保玲が手掛けた幻の家具シリーズから「ARCHIVE CHAIR1」(9万5,000円)などがラインアップ。さらに、伝説のニットを復刻した「HOLE SWEATER」(3万5,000円)や、新アイテム「MOUNTAIN PARKER」(3万4,000円)、「SHELLPARKER」(2万4,000円)が世界初公開される。
2017年09月14日