尾上松也が初主演し、ももいろクローバーZのリーダー・百田夏菜子が初のヒロイン役を務める映画『すくってごらん』が3月12日(金)公開される。本作よりバレンタインデーに合わせて、香芝誠(尾上)と生駒吉乃(百田)の切ない恋心を描いた特別映像が解禁となった。原作は世界初の金魚すくいマンガにして「このマンガがすごい!」にもランクインした傑作マンガ『すくってごらん』(大谷紀子 / 講談社)。メガホンを取ったのは、長編デビュー作『ボクは坊さん。』で高い評価を受けた俊英・真壁幸紀。原作と同じ奈良県を舞台に「和」の世界と斬新な映像表現を融合させ、大胆かつ優雅、そして華麗なるエンタテインメントが誕生した。物語は、とある失敗で左遷されたプライドは高いがネガティブな銀行員・香芝誠の、都会から遠く離れた地で出会った「金魚すくい」を通じた思いもよらない成長が描かれる。香芝を演じるのは映画初主演の尾上。彼が一目ぼれする美女・吉乃を初のヒロイン役となる百田が務める。公開された映像は、夢の様なデュエットシーンから始まる。電話ボックスの外にいる香芝と中にとじこもっているかのような吉乃が見つめ合い、手のひらを重ねながら歌う曲は『鼓動の理由』。百田はこのシーンについて「男性の方と声を重ねる機会があまりないので、すごく新鮮でした。松也さんの声と自分の声が重なるのも、実際にやってみないとどうなるかわからなかったですし、合わさったときにこんなふうにひとつの声になるんだとすごく感動しました」と振り返る。やがて香芝が吉乃の手をとって外へ連れ出す。ロマンティックなだけでなく、切なさを感じるのはメロディーはもちろん、王寺昇(柿澤勇人)を見つめ涙を流す吉乃、それを見てしまう香芝の姿や王寺を睨みつける香芝から、3人の関係が見え隠れするからだろう。一方、現実では、「好きになってくれはったんですね?」という吉乃の言葉に動揺する香芝。彼女のピアノを弾く姿や出会ったときからの表情のひとつひとつに反応し想いが募っていく。吉乃がピアノで弾いている曲は初披露で百田自身も演奏した『小赤』。香芝が吉乃の演奏に見惚れてしまう場面ゆえ、説得力が要求されるため、ほぼピアノ未経験の百田には難しかったという。しかし真壁幸紀監督は「そこに妥協しなくて心から良かったなと思います」と称賛の言葉を贈った。その後に続く『この世界をうまく泳ぐなら』は『小赤』と同じメロディでできている曲。本編では香芝と吉乃、王寺昇の3人によって歌われるが、今回の映像では香芝と吉乃の歌唱部分が流れている。さらに「この世界を~」の香芝のソロ部分の「語れ そっと 恋を」という歌詞部分もポイントなので『小赤』とのアレンジの違いと詞を楽しんでほしい。 最初は敬遠していた金魚すくいを楽しむ香芝とそれを見つめる吉乃。そして本映像は「Be my valentine(私の特別な人になって)…」で終わる。はたして香芝と吉乃の恋のゆくえは?本作は恋模様をシリアスにだけでなく、あるときはポップに、またあるときはコメディにまで昇華させている。同じメロディでアレンジが違う曲が多くあり、詞や曲調の変化から物語をより一層感じとれるようになっているのも特徴だ。音楽を担当したのは、東方神起やAAA、Every Little Thing含め数多くのアーティストに楽曲提供する音楽プロデューサーの鈴木大輔。彼による存在感のある音楽にも注目してほしい。映画『すくってごらん』3月12日(金)公開
2021年02月14日映画『すくってごらん』の真壁幸紀監督と座長を務めた尾上松也さん。互いを信頼し合い、本気で作品と向き合う撮影期間を通して作り出された、本作の「愛する表現」とはいったい。夜の撮影でも、毎カット、全力で歌ってました。――ラップや歌、スクリーンに映し出される言葉が、ポップな世界観を作り出していますね。真壁:原作の躍動感や優雅さは、音楽をフィーチャリングしたときにすごく合うんじゃないかと思ったんですよね。配信で大作も観られるなか、映画館だからこそ味わえる映画の魅力として、音にこだわりたいなと。松也:真壁さんのことは撮影に入る前から「どうかしてるぜ」って思ってました(笑)。金魚すくいの漫画に歌を入れて描こうとする、ぶっとび感ときたら。撮影に入るまで、どんな作品になるのか明確にイメージできるわけではなかったのですが、正直、監督のそのぶっとんだ感覚が好きだと思ったんですよね。真壁:松也さんなら、そんなわけのわからない映画に乗っかってくれるんじゃないかと。初主演でこれをやってくれる気概と器の大きさに感謝ですし、現場がすごくいい雰囲気だったのは、座長が楽しく現場をもり立ててくれたから。朝一番だけちょっと機嫌が悪かったけど(笑)。松也:朝だけがね、どの現場でも駄目なんですよ(笑)。真壁:夜の撮影が多かったから逆に良かったかも。夜は人間、疲れてくるものなんですけど、松也さんは集中してやってくれて、スタッフが眠い顔をしてるとそこをちゃんといじりつつ、共演者も引っ張ってくれてた。松也:「オンリー・ユー、オンリー・ミー」のシーンも、結構、夜遅い撮影でしたよね。「近所迷惑になるので、もう歌わなくていい」とスタッフさんたちに言われても、毎カット、本気で歌ってました。監督は何もおっしゃらなかったですし、香芝が勇気を出して一歩踏み出す瞬間には迷いがないほうがいいと思ったので、僕も歌っていいのかどうかという迷いは捨てました(笑)。歌わなくても、音楽は流してましたし。真壁:それは松也さんの役作りとして大切ですし、その全力の歌を聴いてる吉乃役の百田(夏菜子)さんの役作りにもすごく響く。実際、あれだけ歌われると、百田さんの芝居も変わりますよね。本当にいいものを撮れるなら、プロデューサー陣の声が聞こえないふりをするのは監督の仕事です(笑)。――監督が「愛する」という表現で大切にされていることは?真壁:エンターテインメントにおける恋愛ものでは、やっぱり大袈裟に描くことが主流なんですけど、そこにどう自分の目線を入れて作品にするかは考えてます。この脚本を書いてるときは、自分とは違う価値観を受け入れるかどうかだという話を結構してたんです。逆に言えば、価値観を受け入れるということは愛すること。香芝という出世命の人間が、金魚すくいばかりしてる町で、自分とは違う価値観の人たちと出会って成長していく。それが、大きな意味で人を愛するということになってる。松也:そんな香芝の成長が、最初と最後で点と点が繋がるようになればいいなと思って演じさせていただいていた気がします。そこは撮影に入ってからも結構悩んでいたところですね。真壁:物語の冒頭で出会う王寺昇(おうじ・のぼる)に最後、香芝が「お兄さん」と呼びかけるんですけど、それは松也さんのアイデアですね。松也:そもそも香芝は人のことを「お兄さん」と呼ぶヤツが好きではない。それなのに、王寺には初対面からそう呼ばれ、しかも自分が好きな吉乃が惚れている相手でもある。基本的には彼に対しては憎悪しかないのですが、最後の最後に一番嫌いだった相手を、一番嫌いな呼び方で呼ぶことで、香芝の中で変な偏見がなくなって、階段をひとつ上ったことを見せられたらなと思いました。真壁:100%晴れやかな「お兄さん」だったら嫌だなと思っていたんですけど、まだ受け入れきっていない感がありつつ、成長を感じさせるのがいいですよね。キャスティングって役者さんへのラブレターなんですけど、素晴らしい愛情を返していただきました。真壁幸紀1984年5月14日生まれ。東京都出身。『ボクは坊さん。』(‘15年)で劇場用長編映画監督デビューし、海外の映画祭でも注目を浴びる。監督作『すくってごらん』は3月12日、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。尾上松也1985年1月30日生まれ。東京都出身。1990 年に二代目尾上松也を名乗り初舞台。『メタルマクベスdisc2』など歌舞伎以外の舞台でも活躍。山崎育三郎、城田優と立ち上げたプロジェクト「IMY(アイマイ)」でも活躍。ジャケット¥36,000パンツ¥18,000(共にミスターオリーブ/ウォークインクローゼット TEL:03・5459・1885)シャツ¥31,000(ティーエスエス/ティーエスエス 代官山ストア TEL:03・5939・8090)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年2月17日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・椎名宣光ヘア&メイク・岡田泰宜(PATIONN)取材、文・杉谷伸子撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2021年02月12日恋心や愛を表現するときに、歌は大きな武器になる。大谷紀子さんの人気コミックが原作の『すくってごらん』で、尾上松也さんは改めてその事実に気づかせてくれる。演じることで大切なのは、そこに感情があるかどうか。ミュージカルでも活躍する歌舞伎界のホープが演じるのは、左遷された片田舎の町で金魚すくいの店を営む美女・生駒吉乃(いこま・よしの)に恋をする銀行員・香芝誠(かしば・まこと)。エリートコースからはずれた憂鬱な心の声や恋心が、赤と青のコントラストが美しい「和」の世界観の中、ラップや歌でポップに描かれる。中盤、街中で吉乃に想いをぶつける「オンリー・ユー、オンリー・ミー」は、恋の高揚感のみならず、身勝手さも浮かび上がらせる。「まさしく、愛を伝えるのに歌はぴったりな手段ですよね。自分の想いが爆発してしまったがゆえに左遷されたように、香芝は心に爆弾みたいなものを抱えている。吉乃に想いをぶつけるシーンでは台詞を歌として表現していますけれど、想いが爆発した表現として非常にしっくりきました。歌舞伎では踊りのときはもちろん、お芝居の中でも音楽を使って表現します。歌舞伎もミュージカルも映像作品も、演じるということにおいて重要なのはその中に感情があるかどうか。それを表現できるかどうかということなんです。もちろん、映画と歌舞伎では表現の技法は違いますし、この映画でも歌舞伎とは変えています。ですが究極は、愛の表現に限らず、表現という意味ではどのエンターテインメントもすべて同じだと思いますね」そのうえで、愛するという表現で大切にしていることは?「自分が人を愛した記憶を思い起こすというか。その人をイメージするわけではないですが、演じるうえではそのときの感情が大きく役に立つと思います。今回でいえば、何よりその瞬間に吉乃さんを愛してるという気持ちをちゃんと持つことですかね」自分の経験が反映されるとなると、当然、年齢を重ねることで変化もあるのだろうか。「全然違ってきますよね。好きという感情はあっても、一緒にいると悪い部分も見えてきたり、我慢しなくてはならないこともあります。20代前半の頃は、そういう自分にとって嫌なことは全部受け入れられなかった。ですが、年齢も経験も重ねるなかで、相手を変えるのは無理ですので、結局は、相手の駄目な部分や自分とは違う部分も受け入れられるかどうかだと考えるようになりました」それは吉乃が自分のことを愛してくれないという認めたくない現実を受け入れ、彼女の幸せを願うことに通じる。ポップなテイストの中に大人な視線があるこの作品を通して届けたいことは何だろう。「人を決めつけないということですよね。自分が変わることで周りも変わる。自分が勇気を持って踏み出さないかぎりは何も変わらないということは、恋愛だけにとどまらない、人に対する愛情というところ。生活において色々な方と接するなかで、誰しも大なり小なり苦手に感じる相手はいるでしょうけど、そういう方も角度を変えて見たら意外といい人だったりする。そういうことにふと気づくような作品になったらいいですね」この作品が幸せな余韻をくれるのは、その証拠だろう。映画館を後にするときには、思わず香芝が歌った歌を口ずさんでいる自分に気づくかもしれない。「音楽と映像美のチャレンジングな構成も純粋に楽しんでいただきたいですね。音楽と映画はニコイチだったりして、『ホール・ニュー・ワールド』が流れれば、『アラジン』のシーンが浮かぶ。欲を言えば、『オンリー・ユー、オンリー・ミー』がかかったら、観てくださった方の脳裏には香芝が吉乃に想いをぶつける情景が浮かんでくれるような映画になれたらいいですね」Q.松也さんにとって愛しさを感じるものはなんですか?スニーカー。『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』を観たら、エアジョーダンが急に欲しくなりました。『スター・ウォーズ』などずっと好きなものはあるのですが、こんなに急激にハマったのは初めて。もし、急に熱が冷めたら、買い集めたスニーカーが自分にとって何の価値もないものになってしまうのではないかと心配です。Q.愛する表現が印象的な映画があれば教えてください。『ラブ・アクチュアリー』。キーラ・ナイトレイが演じる親友の奥さんに惚れちゃった男が、玄関先で何も言わず、フリップを見せて愛を伝えて、君が幸せであればいいんだと何も求めないで帰っちゃう。あのシチュエーションがすごく素敵です。ある種、香芝の感情と似てますよね。せつないのですが、観ているこちらもすっきりする。Q.ラブとライクの違いはなんだと思いますか?ライクは、その人のいいところだけしか見ないこと。ラブは、その人の駄目なところも受け入れること。本当に愛してると言える友人たちが僕にはいるのですが、彼らのことは悪いところも全部知っていて、そこも好き。悪いところも含めて、その人ですから。そこまで思えない人のことは、まだラブまで至ってないのでしょうね。尾上松也1985年1月30日生まれ。東京都出身。1990 年に二代目尾上松也を名乗り初舞台。『メタルマクベスdisc2』など歌舞伎以外の舞台でも活躍。山崎育三郎、城田優と立ち上げたプロジェクト「IMY(アイマイ)」でも活躍。ジャケット¥36,000パンツ¥18,000(共にミスターオリーブ/ウォークインクローゼット TEL:03・5459・1885)シャツ¥31,000(ティーエスエス/ティーエスエス 代官山ストア TEL:03・5939・8090)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年2月17日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・椎名宣光ヘア&メイク・岡田泰宜(PATIONN)取材、文・杉谷伸子撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2021年02月12日尾上松也の初主演映画『すくってごらん』から、歌唱シーンや金魚すくいシーンなど、歌と笑いが収められた本予告編と本ポスターが完成。百田夏菜子が役名“生駒吉乃”として主題歌を歌うことが発表された。本予告では、たった1つの過ちで左遷され、気持ちが荒む香芝(尾上松也)が謎の美女・吉乃(百田夏菜子)と金魚すくいに出会うシーンが。偶然出会った吉乃にひと目惚れし、「お兄さん、こっち」といざなわれるまま、金魚すくいの店「紅燈屋」に迷いこむと、そこは夢と現実の境が曖昧になったかのような魅惑の世界。本作の見どころの1つである、優雅で斬新な映像表現を垣間見ることができる。そんな香芝は、取引先のカフェ店員・山添明日香(石田ニコル)に「かわいくて、切なげな姿に惚れちゃったんだ?」と見抜かれるが、彼は動揺しながらも認めたくない。仕事一筋で生きていくと決めたはずだが、明日香からキスをされ、さらに心揺れて「なんだー!!」と仁王立ちで叫ぶことに。左遷の地での予期せぬことの連続に、少しずつ変わっていく姿が印象的だ。そしてついに、「真剣勝負だ!」とポイを持って宣言する香芝。仕事しか知らなかった“元エリート”銀行員が人生の大逆転をかけた一世一代の大勝負に臨むのか!?また、本予告はもちろん、本編中に流れる歌は全てキャストの歌唱によるもの。「紅燈屋」のシーンで流れる「ゆらゆらゆらり~」という歌詞の曲は、今回初めて披露される百田さん演じる生駒吉乃の歌声。さらに、熱唱する香芝、ピアノを弾く吉乃と王寺昇(柿澤勇人)、山添明日香はギターを手に歌う姿も。本ポスターでは、「人生も恋も大ピンチ!」というコピーと、人生と恋の荒波にもまれ様々な表情を見せる香芝、彼にとって大きな存在の吉乃、そして王寺昇、山添明日香らが集まった明るく、遊び心あふれるコラージュに。百田さん演じる生駒吉乃が歌う主題歌のタイトルは「赤い幻夜」。詳細は、後日発表となっている。『すくってごらん』は3月12日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:すくってごらん 2021年3月12日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子/講談社
2021年02月03日2020年最大のヒットドラマとなった『半沢直樹』での好演も記憶に新しい尾上松也が、〈このマンガがすごい!〉大賞にもランクインした金魚すくいを題材にした原作漫画を、ユニークな世界観で映画化した『すくってごらん』で映画初主演を果たす。尾上松也演じる、東京本社から左遷された銀行員・香芝が、“金魚すくい”を通じて成長していく姿を、歌やダンスを盛り込みながら見つめていく本作。香芝が一目惚れするヒロイン・吉乃を演じるのは、人気アイドルグループ・ももいろクローバーZの一員であり、女優としても注目を浴びている百田夏菜子だ。3月12日の全国公開に向け、1月15日からはチケット発売が開始。ぴあ限定絵柄のクリアファイル付きムビチケも同日発売となる。初共演となったふたりが撮影を振り返った。突如として始まるラップに「どこからあんな発想が出てくるの?」── 原作の持つ“金魚すくい”という題材に加えて、映画版ではさらにユニークな世界が構築されています。おふたりとも登場シーンから歌を披露していますね。松也香芝は冒頭、柿澤(勇人)くん演じる王寺の車に乗った途端に歌い出してますからね。今回、いくつもの歌を歌いましたが、途中、ラップまでありますから。百田大好きですよ、あのラップ。松也僕も好きだけど、どこからあんな発想が出てくるんだろうと思いました(笑)。非常にトリッキーな演出で、なおかつあそこは急に英語になりますからね。英語でラップする機会なんてなかなかないですから、難しかったです。プラス動きもありましたし。銀行内でのシーンで、動きをみんなで合わせる必要があったので、事前にみんなで練習してから現場入りしました。それから、支店長が書類にハンコを押してリズムを刻むシーンがあるのですが、支店長が全然できなくて(笑)。百田そうだったんですか。松也何度もやりましたね。みんなで文句言ってプレッシャーをかけながら(笑)。── 百田さんは歌に加え、ピアノを弾くシーンもあります。百田そうなんです。幼稚園のときにピアニカを触ったことがあるくらいで、ピアノを弾いたことなんてありませんでした。最初に音源をいただいたときは、「だいぶピアノ弾いてる感じだけど、これをやるの?」と心配になりました。でもやっていくうちに楽しくなって、最初は、本編で使われるピアノの音は吹き替える予定だったんですけど、せっかく弾けるようになったんだから、音も自分の音にしたほうが伝わるねということで、レコーディングしたんです。歌のレコーディングには慣れていますが、ピアノのレコーディングは初めてでした。幻想的なデュエットシーンを成功させたのは、バスケット⁉── デュエット場面もありました。電話ボックスが登場するシーンはとても幻想的でしたが、松也さんは水を浴びていましたね。松也倉庫のようなスタジオに、セットを立て込んで撮影しました。百田最後に松也さんが電話ボックスを開けると、水がバシャ!と顔にかかって現実に戻るんですけど、1発で成功させないといけないので、緊張感がありましたよね。松也スタッフで事前に何回もテストをしたので、スタジオ内を何人もずぶ濡れの人が歩いてました(笑)。本番では、真正面から顔に水を受けましたが、なんとか1発で成功させました。── 初共演ですが、デュエットというのは、仲良くなるきっかけになるものですか?百田仲良くなれたのはバスケットですよね。松也そうそう!序盤に百田さんと踊り子さんたちが登場して、僕が不思議な世界に誘われていくシーンがあるんです。そこのリハーサルを、ロケ地近くの体育館でやった時に、せっかく体育館だし、百田さんもバスケ部だったということで、みんなでバスケをしたんです。フリースロー対決をして、負けた人がアイスクリームをおごることになって。百田私が勝ちました!松也あのとき、最初にバスケで仲良くなれたのはすごくよかったですね。百田それがあったから、デュエットも、よりやりやすかったのかもしれません。脚本からは想像しきれなかったオリジナリティ溢れる世界観が魅力── 完成作を観て、お互いのシーンで印象的だったところを教えてください。松也僕は後半、吉乃さんが王寺の歌っているところを見て、涙を流しているシーンがとても印象的でした。キレイだったのと当時に、香芝としては吉乃に惹かれているわけですから、複雑なシーンでした。そこから続く、石田ニコルさんの演じる明日香さんが加わっての、幼なじみ3人で話している場面も、自分は入れない感じがあって切なかったです。百田私は香芝さんと明日香さんのデュエットシーンです。すごく好きな曲ですが、あそこは特に大人な感じがあって引き込まれました。おふたりがすごく魅力的でした。松也僕は、あのときが映像で初のキスシーンだったんですよ。映像ファーストキス。百田奪うんじゃなくて、奪われてましたよね(笑)。松也すごく緊張してたんですが、ニコルさんにリハーサルの時からしれっとキスされて(笑)。ニコルさんも映像ファーストキスだったらしいんですけどね。── 改めて初主演&初ヒロインを務めた感想は?百田脚本だけでは想像しきれないことばかりの作品でした。しかも今回、共演させていただいた方々が、みなさん全然違うジャンルで活躍されている方ばかりだったことも新鮮で、撮影が楽しみでした。それに、自分がヒロインという重要なポジションでやらせていただくなんて想像もしていないことでした。松也でもいつも“週末ヒロイン”なわけでしょ。百田確かに週末はヒロインですけど。って、そういうのはいいですから!(笑)とにかく、この世界に飛び込んでみたいと思って挑戦させていただきました。みなさんとの関係性や掛け合いを大切にできたと思います。松也脚本からは想像ができないからこそ、興味が湧いて、魅力を感じた作品です。「これをどうやるの?」と(笑)。現場では、真壁(幸紀)監督が思い描いているものを形にしようという空気を作って、とにかくみんなで楽しくいられればいいという思いでした。引っ張っていけたかは自分では分かりませんが、そうしたいい空気にはなっていたと思います。ふたりとも、脚本からはどんな映画になるのか想像ができなかったと振り返る『すくってごらん』。大胆な映像表現と演出で、原作の持つオリジナリティをさらに発展させてみせた。不思議な城下町を訪れた主人公は、何を“すくって”みせるのか。達者な役者たちが生み出す世界に身を委ねて感じて欲しい。取材・文:望月ふみ撮影:稲澤朝博『すくってごらん』 3月12日(金)公開ムビチケ前売券(カード)発売中特典:A4オリジナルクリアファイル(数量限定)※ぴあ限定オリジナルクリアファイル付きムビチケ前売券(カード)は チケットぴあ() にて発売中原作者・大谷紀子による描き下ろしイラストのムビチケぴあ限定特典のオリジナルクリアファイル(C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子/講談社尾上松也さん、百田夏菜子さんのサイン入りチェキを2名様にプレゼントします!ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=97740401-ef6e-4a86-b3a5-d4fd2dc23277&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。
2021年01月15日尾上松也初主演映画『すくってごらん』より、4種類のキャラクターポスタービジュアルが公開された。とある失敗で左遷された、松也さん演じる銀行マンの香芝誠が、都会から遠く離れた地で出会った金魚すくいを通じて成長していく物語が描かれる本作。今回到着したキャラクターポスターは、金魚すくいの店「紅燈屋」で初めて金魚すくいに向き合う香芝をはじめ、暖簾をくぐる、百田夏菜子(「ももいろクローバーZ」)演じる「紅燈屋」の生駒吉乃。吉乃が「お兄さま」と呼ぶ、柿澤勇人演じる謎の男・王寺昇が、金魚カーに乗っている姿。奈良の古き良き街並みを背に写る、香芝に恋心を抱く石田ニコル演じる魅惑的なカフェ店員・山添明日香の4名がそれぞれ写し出されている。金魚のモチーフと共に、「“元”エリート銀行員」、「運命的に出会う謎の美女」などと、キャラクターについてのコピーも添えられている。さらに、1月15日(金)よりムビチケ前売券(カード)が販売される。こちらは、原作者・大谷紀子による描き下ろしイラスト。映画キャストにあわせ、松也さん演じる香芝と百田さん演じる吉乃が金魚すくいを楽しんでいる姿が描かれている。特典は、キャラクターポスターの写真が使用されたA4サイズのオリジナルクリアファイルとなっている(数量限定)。また「BE LOVE」3月号(2月1日発売)では、大谷さんの撮影ロケレポート漫画の掲載も予定されている。『すくってごらん』は3月12日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:すくってごらん 2021年3月12日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子/講談社
2021年01月14日大谷紀子の金魚すくい漫画を原作とした、尾上松也の映画初主演作『すくってごらん』より、本作の映像初公開となる特報映像、さらに場面写真も到着した。本作は、順風満帆なエリート銀行員人生から道を外れ、荒んだ気持ちを抱えて左遷の地にやってきた、松也さん演じる香芝誠が、世界一静かで優雅なスポーツといわれる「金魚すくい」や、それを取り巻く人々と出会い、成長していく物語。今回到着した映像では、本作のヒロイン・生駒吉乃(百田夏菜子)が、「一戦交えてってくださいな」と誘うシーンや、大きな水槽にたくさんの金魚が泳ぐ美しい映像。そして、生駒に「惚れちゃったんだ」と言い放つ山添明日香(石田ニコル)、「楽しんでいってくださいね」と言う王寺昇(柿澤勇人)など、恋の物語も期待膨らむシーンが見られる。さらに、『モアナと伝説の海』のマウイ役や、ミュージカルなど多くの舞台にも参加する松也さんが歌唱するシーンも挿入されている。『すくってごらん』は2021年3月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:すくってごらん 2021年3月、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子/講談社
2020年12月23日東京・歌舞伎座で12月26日(日)まで上演中の『十二月大歌舞伎』の第一部で舞踊劇『弥生の花浅草祭』に出演し、尾上松也とふたりで早替りによる4つの場面の踊り分けを披露。2021年1月には『壽 初春大歌舞伎』第三部『らくだ』で、朴訥で正直者だが酒によって豹変する紙屑買い・久六に初役で挑む片岡愛之助が、都内で取材会を行った。今月2日に幕が開いた『十二月大歌舞伎』について「歌舞伎座で四変化を勤められるのは本当にありがたいこと。このようなご時世の中、普段の窮屈さを忘れ、夢を持っていただければ嬉しいなと思います」と語る。さらに「元気いっぱいの(尾上)松也くんと勤められて嬉しいです。」と、話題を呼んだドラマ『半沢直樹』では一度も共演シーンのなかった松也との共演に喜びを滲ませる。来年1月の『壽 初春大歌舞伎』で演じる『らくだ』の「紙屑買久六」の役どころについて「屑屋は、上方から流れてきた屑屋ということで、大阪弁で勤めさせていただきます。江戸の言葉と、上方の言葉が混ざり合う、珍しいものじゃないでしょうか。久六のような役は、あまり勤めたことがない珍しい役どころで、僕自身も楽しみです」と初役への意気込みを語る。久六と、いわば久六を振り回す役どころの遊び人、手斧目(ちょうなめ)の半次とのかけあいが見どころとなる『らくだ』だが、半次を演じる中村芝翫については「(中村)芝翫兄さんには、小学生のころから可愛がっていただいています。(中村)福助兄さんとおもちゃを買ってきてくださり、一緒に遊んでくださっていた大先輩と一緒に歌舞伎座でお芝居ができることはありがたく、楽しみです」と微笑ましいエピソードも披露。ふたりのコンビネーションに期待が高まる。落語の人情噺を題材にした本作について、「歌舞伎を観たことのない方でも分かりやすい作品、マスクの中で楽しんでいただければ」と魅力をアピール。感染防止対策のため、8月から四部制で上演してきた歌舞伎座公演が、来月から再び三部制での上演となるが、「歌舞伎座は感染症対策をしっかりしていて、楽屋での挨拶回りはせず、終演後は速やかにお風呂に入って楽屋を出る」と歌舞伎座の徹底した対策ぶりを改めて強調しつつ、「舞台の早拵えよりも終演後の早拵えが大変だったのですが(笑)」とその苦労を笑みを交えつつこぼす。映像での活躍が歌舞伎鑑賞のきっかけになれば2020年を「当たり前のように舞台に立たせていただく、“普通”のことのありがたさを感じました。どのような職業の方もそうだと思いますが、当たり前の幸せを痛感した1年でした」と語り、年末恒例の「今年1年を漢字1文字で表すと」の質問には「命」と回答。「身の回りで亡くなられた方が多かった1年。命の儚さ、自分が生まれたことの意味や意義、命について考えさせられた1年でした」と振り返る。また、2021年は「歌舞伎と映像を半分半分できれは理想」と抱負を語る。「『半沢直樹』を見て、“黒崎役の人、歌舞伎に出てるんだ”と初めて僕のことを知って、歌舞伎を観に行き、“すごく楽しかったです”というメッセージを、お手紙やブログのコメントでいただきました。それがすごく嬉しくて、やってきたことが間違いではなかったんだなと思いました。テレビや映画をきっかけに歌舞伎を観に来ていただけたら、絶対に“こんなにわかりやすかったんだ” “こんなに楽しかったんだ”と言っていただける自信があります。そして古典や新作など、自分に合う歌舞伎を見つけていただければ幸いです」。愛之助出演の『十二月大歌舞伎』は12月26日(土)まで、『壽 初春大歌舞伎』は年明け1月2日(土)より27日(水)まで上演。『十二月大歌舞伎』第一部11:00~第二部13:30~第三部16:00~第四部19:15~2020年12月26日(土)まで『壽 初春大歌舞伎』第一部11:00~第二部14:45~第三部18:45~2021年1月2日(土)~27日(水)会場:東京・歌舞伎座
2020年12月16日大谷紀子による漫画『すくってごらん』(講談社)が尾上松也主演で実写映画化され、2021年3月に全国公開されることが決定した。漫画『すくってごらん』は世界初の金魚すくい漫画であり、日本で最も支持されるマンガ賞<このマンガがすごい!>にもランクイン。映画化を熱望していたファンも多く、今回待望の実写化となった。同作を原作に、メガホンを取ったのは長編デビュー作『ボクは坊さん』で高い評価を得た真壁幸紀。奈良県を舞台に。原作と同じ奈良県を舞台に、エリート銀行員の人生から外れ、荒んだ気持ちを抱えて左遷の地にやってきた男・香芝誠が、世界一静かで優雅なスポーツといわれる「金魚すくい」を通して人と関わり合いや、成長していく物語を紡ぐ。そんな“元エリート”銀行員の香芝を演じるのは、今回が映画初主演となる尾上。TBSの日曜劇場『半沢直樹』でIT社長・瀬名を演じ、話題を集めた尾上がプライドだけは高いが、ネガティブな男を好演する。そして、香芝が一目ぼれする美女・生駒吉乃に抜擢されたのは、国民的アイドルでありながら、朝ドラ『べっぴんさん』に出演するなど、女優としても注目を浴びるももいろクローバーZの百田夏菜子。いつも元気いっぱいな百田が初のヒロイン役を務め、ミステリアスで大人の佇まいで主人公が左遷初日に運命的に出会い、一目ぼれをするミステリアスな女性を演じる。今までの元気いっぱいのイメージを封印し大人の佇まいで香芝を翻弄する。追加キャストや、詳しい公開日は後日発表。<尾上松也コメント>オファーを頂いたとき、金魚すくいのお話ということと、漫画を映画にするにあたってのアプローチの仕方が想像もつかない、なんて無茶なことをしようとしているんだと。ぜひ一緒にチャレンジしたいと思いました。出来上がったものを観たら、案の定ぶっとんだものになっていて、初主演のプレッシャーもありましたが、改めて出演してよかったと思いました。とにかく今までに見た事のない作品というのは間違いないです。非常に幻想的で、金魚と光のコラボレーションで魅せる日本ならではの映画、日本にしか出来ない映像美に満ちた作品になっています。<百田夏菜子コメント>台本をどんなに読み込んでも想像し切れなかった部分がたくさんあって、撮影中もどうなるんだろうと思っていましたが、吹き出してしまうようなシーンもいくつかあって、すごくおもしろい純粋に楽しい作品になりました。日本の良さや日本らしさがたくさん詰まっていて、日本人で良かったと思える瞬間もある映画です。そして、初ヒロインのほかにも私にとって初めての挑戦もたくさん詰まっています。まだ言えないこともたくさんあるので、みなさまには色々なことを楽しみにしていただきたいです。<監督:真壁幸紀コメント>配信全盛の時代に、映画館という空間でしか成立しない映画を作りたかった。その為には「稀代のエンターテイナー」である尾上松也さんの才能が必要でした。映画を見終わった後、誰もが「映画館で観なければ意味がない。松也さんしかこの役は出来ない」と思うはずです。『幕が上がる』を観て以来、ずっと役者としての百田夏菜子さんに興味がありました。圧倒的な”光“の中 に見える”影”がとても美しく、彼女を撮れば、まさしく”映画”になりました。主演のお二方の名前を見て、勘の良い方は「これは...」とお気づきかと思われますが、その予想すら超える“エンターティメント”を映画館に″体験”しに来てください。<大谷紀子コメント>長かった...!やっと...やっとここまで辿り着きました。映画化のお話を頂いたのが約4年前。コロナの影響もあって今このタイミングでの発表となりました。主演の香芝役を尾上松也さん、ヒロインの吉乃役を百田夏菜子さんに演じて頂けるという、贅沢かつ幸せな作品です。『すくってごらん』を描くにあたってお世話になった方々、読者の皆さまのお力あっての映画化です...!本当に感謝しかありません!!上映される頃には三密も解かれて楽しく鑑賞出来ることを願っています。『すくってごらん』2021年3月、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
2020年10月14日歌舞伎俳優の尾上松也が、映画『すくってごらん』で初主演を務めることが14日、明らかになった。ヒロインをももいろクローバーZのリーダー・百田夏菜子が務める。同作は大谷紀子による世界初の金魚すくい漫画の実写化作。思い描いていた順風満帆なエリート銀行員人生から外れ、荒んだ気持ちを抱えて左遷の地にやってきたプライドは高いがネガティブな男・香芝誠(尾上松也)が、金魚すくいの店を営む美女・吉乃(百田夏菜子)と出会い、世界一静かで優雅なスポーツといわれる「金魚すくい」やそれを取り巻く人々と出会い、成長していく。日曜劇場『半沢直樹』(TBS)でのIT社長・瀬名役も記憶に新しい松也は映画初主演で“元エリート”銀行員の香芝誠を演じる。さらに香芝が一目ぼれする美女・生駒吉乃役として、百田が初のヒロイン役を務める。主人公が左遷初日に運命的に出会い、一目ぼれをするミステリアスな女性を演じ、今までの元気いっぱいのイメージを封印し大人の佇まいで新たな一面を見せる。原作は世界初の金魚すくいマンガにして、『このマンガがすごい!』にもランクインした『すくってごらん』(大谷紀子/講談社)。映画化を熱望していたファンも多く、今回待望の実写化となった。メガホンをとったのは、長編デビュー作『ボクは坊さん』で高い評価を受けた俊英・真壁幸紀で、原作と同じ奈良県を舞台に、原作で描かれた城下町と金魚の持つ「和」の世界観を活かしながら、斬新な映像表現を駆使した新たなる物語を誕生させた。○尾上松也 コメントオファーを頂いたとき、金魚すくいのお話ということと、漫画を映画にするにあたってのアプローチの仕方が想像もつかない、なんて無茶なことをしようとしているんだと。ぜひ一緒にチャレンジしたいと思いました。出来上がったものを観たら、案の定ぶっとんだものになっていて、初主演のプレッシャーもありましたが、改めて出演してよかったと思いました。とにかく今までに見た事のない作品というのは間違いないです。非常に幻想的で、金魚と光のコラボレーションで魅せる日本ならではの映画、日本にしか出来ない映像美に満ちた作品になっています。○百田夏菜子 コメント台本をどんなに読み込んでも想像し切れなかった部分がたくさんあって、撮影中もどうなるんだろうと思っていましたが、吹き出してしまうようなシーンもいくつかあって、すごくおもしろい純粋に楽しい作品になりました。日本の良さや日本らしさがたくさん詰まっていて、日本人で良かったと思える瞬間もある映画です。そして、初ヒロインのほかにも私にとって初めての挑戦もたくさん詰まっています。まだ言えないこともたくさんあるので、みなさまには色々なことを楽しみにしていただきたいです。○真壁幸紀監督 コメント配信全盛の時代に、映画館という空間でしか成立しない映画を作りたかった。その為には「稀代のエンターテイナー」である尾上松也さんの才能が必要でした。映画を見終わった後、誰もが「映画館で観なければ意味がない。松也さんしかこの役は出来ない」と思うはずです。『幕が上がる』を観て以来、ずっと役者としての百田夏菜子さんに興味がありました。圧倒的な”光“の中 に見える”影”がとても美しく、彼女を撮れば、まさしく”映画”になりました。主演のお二方の名前を見て、勘の良い方は「これは...」とお気づきかと思われますが、その予想すら超える“エンターティメント”を映画館に″体験”しに来てください。○原作者・大谷紀子 コメント長かった……! やっと……やっとここまで辿り着きました。映画化のお話を頂いたのが約4年前。コロナの影響もあって今このタイミングでの発表となりました。主演の香芝役を尾上松也さん、ヒロインの吉乃役を百田夏菜子さんに演じて頂けるという、贅沢かつ幸せな作品です。『すくってごらん』を描くにあたってお世話になった方々、読者の皆さまのお力あっての映画化です……! 本当に感謝しかありません!! 上映される頃には三密も解かれて楽しく鑑賞出来ることを願っています。
2020年10月14日山崎育三郎、尾上松也、城田優による「IMY歌謡祭」が、Streaming+とPIA LIVE STREAMにてライブ配信されることが決定した。日本のミュージカル・演劇シーンをリードする山崎育三郎(I)、尾上松也(M)、城田優(Y)の3名が、日本初の新しいエンターテインメントを生み出すべく昨年立ち上げたプロジェクト「IMY」(アイマイ)。昨年4月には、第1弾公演として「IMY 旗揚げコンサート~まだ色々曖昧なトリオの明確な門出~」を開催。今回の歌謡祭は、第2弾公演となる。ライブ配信するのは、夜公演。昼公演とは少し企画内容が異なっている。なお、チケットは10月2日(金)10時~11日(日)20時まで販売される。「IMY歌謡祭 ライブ配信」は10月10日(土)Streaming+、PIA LIVE STREAMにて配信(19時開演)。※アーカイブ配信期間(見逃し配信)10月11日(日)0時~23時59分(cinemacafe.net)
2020年09月28日歌舞伎俳優・尾上松也が、ABEMAにて記念すべき初MCを務めるオーディション番組「主役の椅子はオレの椅子」が9月16日(水)22時より配信スタートとなる。19人の若手俳優たちが、舞台の「主役の椅子」を勝ち取るため、毎日オーディションに挑み、さらには共同生活も送るという内容で、熾烈なバトルが繰り広げられることが想像できる。「もしこの話が来ても…受けません(笑)」と笑顔を交えて話す松也さんだが、彼らと同じ年端の頃は歯を食いしばり、自分の生きる道を必死に模索していたという。歌舞伎はもとより、映像作品やミュージカル、バラエティー番組と躍進が続く裏には、知られざる努力もあった。松也さんの語ってくれた経験は、若手俳優たちの奮起のひとさじになるに違いない。俳優同士の熾烈なサバイバル・オーディション番組「話が来ても、受けない(笑)」――主役の座をかけてサバイバル生活をするというオーディション番組が始まります。内容を聞いたとき、どう感じましたか?松也:19人の俳優がともに生活をして、オーディションを受けて、舞台の主演から何かをつかもうとする、という内容なんですよね。自分は、歌舞伎をはじめ舞台が中心なものですから、最初「舞台の主演を競い合う」ことに、すごく魅力を感じました。少なからず、同じ演劇というものを志す人間として、どのような感じで挑戦するのかを見てみたいな、と思ったんです。――松也さんは、もはやオーディションを受けることはないと思いますが、演劇人として、俳優の先輩として、MCとして、いろいろな気持ちでご覧になりそうですか?松也:そうですね。僕も若い頃には、歌舞伎以外の分野で、オーディションを何度も受けていましたから。この番組に出る方たちは、10代ないし20代前半が中心ですけれど、板の上に立ったときの燃えたぎる情熱は、たぶんどんな立場になっても変わらないですし、逆に言うと忘れてはいけないこと。ですので、単純にドキュメンタリー番組として面白いところもありますが、僕自身は、この番組を通じて、かつて自分がオーディションを受けたときのことを思い返しながら、自分自身のこれまでの役者人生とこれからの考え方が変わるのかななど、照らし合わせながら見ていきたい気持ちです。――実際、その年の頃にこのお話がきていたら、受けていたと思います?松也:いや…これはきついです(笑)。僕なら絶対心が折れるから、もしこのお話しが来ても、僕は受けません(笑)。オーディションは受けに行きましたけど、この「一緒に生活する」ことが過酷だと思う。ただ生活するだけではなく、毎日誰かが落とされていくのでね…。偏見かもしれませんが、芸能活動をする人方、特に第一線で活躍されている方の多くは我が強いですし、そういう方が生き抜いていかれる世界だと思うんです。それで言うと、団体行動に向いている人は早々いないと思いますし、僕自身も決して向いていない(笑)。だから、19人の皆さんは参加を決めただけで本当にリスペクトですよ。歌舞伎界で“主役の椅子”を取るため、松也さんが取った行動とは――松也さんの俳優としてのこだわりや信条など、教えていただけますか?松也:僕の大きなひとつの指針となっている言葉は、「継続は力なり」です。何でも諦めたらそこで終わりなので、自分の夢や理想があり本当につかみたいなら、どんなことがあってもその気持ちを絶やしてはいけないと思っています。…ですけど、続けるって大変に難しいことですよね。僕自身、折れそうになることは何度もありますが、何とかやってこられたのは、周りの人の助けと、やはり死ぬまでチャレンジ精神や向上心を持っていることで。実体験として、まだ何か花開くような兆しもないときから、そう信じてやってきて、結果的には花開いてつながったものが多いので、すごく大事なことかなと思っています。――本番組のMCしかり、歌舞伎以外にも、様々な活動をされていらっしゃいます。どうしてそこまでチャレンジ精神を持ち続けていられるんですか?バイタリティの秘訣は?松也:僕の中では…大きなコンプレックスが作用していると思います。歌舞伎界は世襲制が強いのですが、僕はもともと家柄のない人間なので、恵まれていたわけではなく、フィーチャーされづらい位置にいたんです。父は僕が二十歳のときに亡くなりましたので、なおさら「これは自分でなんとかしなくてはならない」と思いを強くしましたし、父がせっかく作ってくれたレールの上をただ歩くのでは、それこそ“主役の椅子”は取れません。歌舞伎界で“主役の椅子”を与えてもらうためには、歌舞伎以外の活動を通じて、多くの方に見ていただけるようになって、必要とされる存在にならなきゃいけない、という気持ちがあったんです。――歌舞伎以外の選択をする際、前例がなかったのもありますし、怖くはありませんでしたか?松也:おっしゃる通り、今の僕のような立ち位置でやっている人って、いないんですよね。今でも心細いです。それでも、失敗しようがしまいが、そこで動かないことには何も未来が拓けない状況でしたので、周りに何を言われようが「やるだけのことはやってみよう」と決意して始めました。「大丈夫、絶対に俺はこうなるんだ」というイメージを忘れずに継続させていたことが、自分の中では大きな力になったと思います。「穏やかな夜を欲してる」松也さんの意外な今の“推し”は…――情報解禁時のコメントでは「“推し”を探して見て頂ければ」とありました。今、松也さんが“推し”ている人、もしくはモノなど、ありますか?松也:モノになるんですが…この自粛期間中に、キャンドルにどハマりしました。今も絶賛ハマっています。緊急事態宣言のとき、断捨離をしたんですね。その中に、たまにいただくキャンドルがあって、普段はあまり使わないので捨てようかなと思ったんですけど、捨てる前に「せっかくだから1回つけてみようか」と。試しにつけたら、炎から目が離せなくなりました。そこから集め出して、今は毎晩20個近くのキャンドルを焚いて、夜を過ごしています。――一時的なブームで終わりそうですか?続きそうですか?松也:キャンドルに関しては、続きそうなんですよ。全メーカーを網羅したいと思っていますし、それが終わったら自分でも作ってみたくて(笑)。もともと、明るい蛍光灯みたいな色は好きじゃなくて、家の灯りはオレンジっぽい淡い色にしていたんです。だからか、キャンドルの炎は、すごくリラックスできる感じなんですよね。ホッとするんです。――自粛中も今も、1日の終わりに一息つける時間のおともとして役立っているんですね。松也:あまりそういう人間じゃないと思っていたんですけど、自粛期間中は、自分もいろいろストレスを感じていたようでして。「このままだとヤバいな」という感じもあったんです。家の中で、自分の癒やしになるようなこと、ストレス発散になるようなことはないかなと思ったときの出会いだったので、キャンドルは本当に落ち着きますね。…さらに言えば、リビングのテーブルの上にキャンドルを20個ほど載せて、焚いて、その前のテレビには焚火のYouTubeを流しています(笑)。ライトを全部消して、それだけで過ごすという。コロナ渦以前は、自分がそういうことで夜を落ち着いて過ごすなんて想像もしていなかったんですけど、「こんな穏やかな夜を欲してるのか」と思いますよ(笑)。これが今の僕の“推し”です。(text:赤山恭子)
2020年09月16日尾上松也(35以下、松也)えりさんとは家族ぐるみで身内みたいなお付き合いをさせていただいて。渡辺えり(65・以下、渡辺)そうそう、お母さん(元新派女優の河合盛恵さん)とは“えりもりコンビ”で『ぴったんこカン・カン』(TBS系)に出ました(笑)。妹の(春本)由香ちゃんとも今春、舞台『有頂天作家』で共演する予定でしたし。コロナの影響で延期になってしまったけど。松也4年前、舞台『狸御殿』でえりさんと共演させていただいたときは、毎晩のように飲みに行ってましたよね。渡辺あのときは母子役で。新橋演舞場は(故・中村)勘三郎さんゆかりの劇場だったので、私が何度も泣いて演技できなくなる日もあって。そのたびに松也くんがカバーして慰めてくれたんだよね。松也えりさんは大先輩ですけど、本当にどんな新人の方よりも探求心と向上心が強くて、見習わなくてはと驚かされました。渡辺松也くんは明るくて、人を甘えさせてくれる、ドンと来いという大きな親分肌のところがあって、一緒にお芝居してると勘三郎さんのたたずまいを思い出して、すごくうれしいんです。2人は8月21日からの舞台『消えなさいローラ』でも共演する。松也は現在、ドラマ『半沢直樹』に瀬名洋介役で出演中。実は渡辺も大の『半沢』ファンであり、話題は収録秘話へと移っていった。渡辺見てますよ、『半沢直樹』!皆さんの顔芸、すごいよね(笑)。松也ありがとうございます。現場では直前までフェースシールドをつけているので、本番では皆さんのテンションが急にあがるんです(笑)。渡辺7年前の第1作のときから見てたの?松也見てはいましたが、続編への出演が決まってから改めて全部見直しました。やはり、惹かれましたね。香川(照之)さんも(片岡)愛之助さんも、あれだけ大胆な演技をしても『半沢直樹』の中では普通に感じられる。笑えるのに説得力があるじゃないですか。僕も頑張らないとなと心しましたね。今回は残念ながら香川さんと(市川)猿之助さんとは現場が一緒になることがなくて……。渡辺瀬名社長が着ている、あの白いVネックのインナー、すごく似合ってるわよ!松也あの白いインナーはジャイさん(福澤克雄監督)が決めてくださったんです。皆さんスーツが多いなか、瀬名だけがカジュアルなのですが、服装には無頓着、先輩肌ってイメージで選んだそうです。渡辺スティーブ・ジョブズ(アップル社の創業者)をモデルにしたとかあったの?松也いや、原作を読んだ僕のイメージと、ジャイさんの思い描く瀬名像で構築しました。瀬名は正義漢で熱い男ですからね。歌舞伎の諸先輩方の怒った表情を想像したり、どんな演技をされるのかを予想したりしながらつくっていきました。渡辺大和田役の香川さん、第4話ではほんとに泣いてましたよね。松也香川さんは変幻自在ですよね。あの演技力には頭が下がります。原作では大和田は登場していないので、ドラマの演技はオリジナルなんです。渡辺会社のシーンでも何十人もエキストラ使って、緊張しない?松也僕の役は重要な役だとジャイさんから伺っていたので、撮影初日は緊張しましたね。堺雅人さんとの最初のからみでは堺さんがすごい長ゼリフで、それが完璧だった。専門用語がたくさん入ってるのに、まったくかまずに。そんな堺さんに引っ張られ、僕も負けていられないという気持ちになりました。堺さんは緊張してた僕を見て、『歌舞伎、これから先どうなるの?』とかフランクに気さくに話しかけてくださって。渡辺堺さん、私が演出した舞台にも出てくれたことがあったんですが、打ち合わせに20分遅れてきたから思わず雷落としちゃって。もっとやさしくしとけばよかった(笑)。ほかに印象に残ってるシーンある?松也僕が郷田社長(戸次重幸)のオフィスに乗り込んで詰め寄るシーンです。瀬名社長は短気なのでいきなりぶち切れ、堺さんが体を張って止めに入る場面があったんです。そのとき堺さんが「全然遠慮しないで振り払っていいよ」っておっしゃってくださったので、思いきりできました。「これぞ『半沢直樹』!」って感じでした。渡辺半沢さんとの剣道のシーンも素敵だったわね。松也あのシーンは1日がかりで撮ってたんですよ。道場を去るシーンでは、これからいよいよ反撃開始だと。そう思ったら思わず「うおー!」と口から奇声が出ちゃって!渡辺アドリブでしょ?監督から怒られなかった?松也逆にジャイさんが喜んでくださって、褒められたんです。渡辺それは私も鼻が高い(笑)。『消えなさいローラ』は松也にとって7カ月ぶりの舞台になる。松也僕、えりさんが演出される舞台にまた出演したいと言っていたので、今回ようやく夢がかないました。渡辺松也くんは私が演出した歌舞伎『新版 舌切雀』にも出てくださって、あれが初対面。松也あのときは僕はまだ22歳。当初はセリフもないお役だったのが、勘九郎さんが早変わりで2役勤めるはずが間に合わない。それでもう一つのお役を(片岡)孝太郎さんが勤めることになって、そのお役が僕に回ってきた。稽古中はえりさん、僕のことをかなり我慢してくださってましたよね(笑)。渡辺勘三郎さんに「あの子、大丈夫?」なんて失礼なことを言ったら「いい役者んだから我慢して見てやれよ」と怒鳴られて。稽古終わるころには反省してました。松也2人芝居は僕の人生で3回目。最初に稽古場入ったとき、お芝居ができる喜びでグッときました。1月の新春浅草歌舞伎以降、舞台に立っていませんから。渡辺コロナだから握手もハグもできなかったですけど(笑)。松也今回の舞台はミステリアスで、コメディでもあり、深い話なのでぜひご覧いただきたいです。「女性自身」2020年9月1日号 掲載
2020年08月19日山崎育三郎、尾上松也、城田優の3人によるプロジェクト「IMY」お披露目公演『IMY旗揚げコンサート~まだ色々曖昧なトリオの明確な門出~』が20日、東京・Bunkamuraオーチャードホールで行われた。公私ともに仲の良い3人は、1月に「常識に囚われず、今までにない新しい日本のミュージカルや演劇を作り出し、常にチャレンジ精神を持って取り組んでいき、更にはこれからの日本のエンターテインメント界を支える新しい人材との出会いにも積極的に取り組み、演劇界の底上げに少しでも尽力出来たらと思っております」と、「IMY」プロジェクト立ち上げと今回の公演を発表した。オープニングでは、城田が台本を担当し、3人で演出を考えた「IMY」がこの日に向けた企画を練っているシーンをミュージカル調に表現する場面からスタート。尾上が歌舞伎の見得を披露したり、城田がコミカルな演技で客席を笑わせたり、山崎が"プリンス"ぶりを発揮したりと、3人のキャラクターを活かした演出で魅了した。このシーンが終了すると、フォーマルな衣装に着替えた3人が客席から登場。黄色い歓声が上がり、3人が出演したミュージカル『エリザべート』から「キッチュ」「最後のダンス」の2曲を力強く歌い上げた。MCでは、客席にどこから来たのか問いかけ、コミュニケーションを取る場面も。年齢を聞く城田と松也に対し、山崎が「女性に対して年齢を聞くのは良くないよ」と語りかけ、プリンスぶりに会場が沸いた。笑いを取りつつ和やかな雰囲気の中、「これまでの成り立ち」や「今後への展望」を熱弁。「いつか日本のオリジナルミュージカルとして世界にも発信していければ」と意気込み、「今日はそんなIMYの第一歩です」と語ると、客席から拍手が湧き上がった。後半では3人がディズニーメドレーを披露し、その後は3人とも出演経験がある作品『ロミオ&ジュリエット』から「世界の王/ロミオ&ジュリエット」を熱唱した。クライマックスには、城田が作詞作曲した「数多の未来と愛」を披露。尾上と城田はこの日のためにギターとドラムに初挑戦し、山崎もピアノに挑み、見事な演奏で魅了。「これからIMYで作り上げるものを楽しみにしていてください」とステージを後にした。エンドロールでは、2020年2月28日に東京国際フォーラム・ホールAで第2弾のイベントを開催すると発表された。
2019年04月23日この秋からレギュラー化された「関ジャニ∞」のグルメバラエティ「ペコジャニ∞!」。11月20日(月)今夜は超定番メニュー「ハンバーグ」をテーマに、尾上松也、浅野ゆう子ら豪華ゲストを迎えてオンエア。今夜は誰が「No.1ハンバーグ」を食べられるのか…!?「関ジャニ∞」村上信五が番組MCを担当。「芸能界グルメ四天王」として寺門ジモン。プレゼンターには尾上さん、「関ジャニ∞」安田章大&錦戸亮。ペコラーとして「関ジャニ∞」横山裕、渋谷すばる、丸山隆平、大倉忠義と浅野さん、いとうあさこ、ヒロミが出演する本番組。老若男女“誰もが好きな人気メニュー”をテーマに、芸能界屈指の食通たちが“日本一美味しい”と思う一品を熱くプレゼン。番組認定の「芸能界グルメ四天王」、芸能界の“知られざる”「新グルメスター」、そして「関ジャニ∞メンバー+専門家」の3組がバトルを繰り広げ、腹ペコなパネラーである「ペコラー」が一番食べたい一品に投票。多数決1位になったメニューに投票した人だけがそのグルメを食べられるという“腹ペコ”ガチバトルが展開する。これまで「焼きそば」「オムライス」「生姜焼き」といったいずれも誰もが一度は口にしたことがあるであろう定番メニューでのバトルが行われてきたが、今夜はついに定番中の定番ともいえる「ハンバーグ」が登場。今回プレゼンターとして登場する“チーム・関ジャニ∞”は、安田さんと錦戸さん。究極のハンバーグをプレゼンするべく、今回は究極の肉を求めてロケへ!錦戸さんは初のプレゼンターに挑戦だが、はたして勝利なるか!?六代目尾上松助を父に持ち「鳴神」の鳴神上人、「弁天娘女男白浪」の弁天小僧菊之助などの大役を任される一方、新春浅草歌舞伎の最年長のリーダー役も務めるなど歌舞伎俳優としてはもちろん、蜷川幸雄演出による騒音歌舞伎(ロックミュージカル)「ボクの四谷怪談」や帝国劇場ミュージカル「エリザベート」、今年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」の今川氏真役など俳優としても輝かしい実績を誇る尾上さん。この夏には「さぼリーマン甘太朗」にスイーツ男子役で主演しているだけに、尾上さんがプレゼンする「No.1ハンバーグ」にも期待が高まる。一方、80、90年代にはトレンディドラマに、最近では数多くの2時間ドラマに出演。『劇場版 SPEC』シリーズなどの映画作品にも出演し、常に女優として一線で活躍を続ける浅野さん。最近では「真田十勇士」や「ハムレット」など舞台での活動も目立つ浅野さんが選ぶ「No.1ハンバーグ」にも注目したいところだ。今回はどんな対決が繰り広げられるのか、オンエアをお楽しみに。「ペコジャニ∞!」は11月20日(月)22時~TBS系にて放送。(笠緒)
2017年11月20日歌舞伎俳優の尾上松也が連続ドラマ初主演を務めるグルメドラマ「さぼリーマン甘太朗」。このほど、本作のゲスト俳優として、尾上さん演じる主人公・甘太朗が働く出版社のエースであり、ライバル役に健太郎、販売営業部の新人役に八木将康の出演が決定した。吉朝出版で営業マンとして勤務する飴谷甘太朗(あめたにかんたろう)は、独身のメガネイケメン。仕事をテキパキこなし周囲の信頼も厚いが、ひた隠しにする秘密があった。それは仕事をサボってする、甘味巡り!甘味なるサボりの世界を堪能するべく、飴谷甘太朗は今日も仕事を手早く終わらせ、外回りに出向くのであった――。松也さんが独身のメガネイケメンながら、超絶“スイーツ男子”に扮することで話題を呼ぶ本作。このたび、さらに本作を盛り上げるゲストが発表。まず、第4話(8月3日(木)放送)から登場するのは、dTV・FOD共同製作ドラマ「パパ活」に現在出演中、WOWOW連続ドラマW「春が来た」、映画『先生!』や主演を務める『デメキン』が待機する注目俳優・健太郎さん。演じる吉朝出版・販売営業部で営業職として働く財部豊は、営業成績を甘太朗に抜かれたことにより、彼をライバル視している。「出演が決まり原作漫画を読んでみたらとても面白く、甘太朗独特の世界観を味わえると思うとワクワクしました」と語る健太郎さん。「財部はずっとニコニコしているのですが、内心では甘太朗へのライバル心が強く、秘めた思いと裏腹の笑顔は顔がつりそうになることも多々あり苦戦しました」とそのキャラクターに言及、見どころは「やはり毎回でてくるおいしそうなスイーツだと思います。甘いものが好きな方は深夜には観ない方がいいかもしれません(笑)」と明かす。さらに、「甘太朗のライバルとしては、特に妄想シーンで最高に楽しませていただきました。ライバル2人が魅せる妄想シーンをぜひ注目してご覧ください!」とアピールした。また、第5話(8月10日(木)放送)に登場するのは、「劇団EXILE」の一員として、舞台やドラマで幅広く活躍する八木さん。吉朝出版・販売営業部で営業職として働く、新人社員・五ヶ瀬宏樹役を務める。根性だけはある元高校球児で、甘太朗を慕っている役どころだ。「撮影期間が3日間という短い時間でしたが、松也さんをはじめキャスト皆様、スタッフの皆様の現場の雰囲気が本当に良くて、それに押される感じで自分も楽しく終えることができました。五ヶ瀬はプロ野球選手を目指していたということで、自分も高校までは同じく野球一筋でした。そういう面でも五ヶ瀬と自分がリンクするところが多くて最後にクランクアップしたときはもう終わってしまうのかと思い、とても寂しくなったのを覚えています」とふり返っている。彼らのほか、主人公・甘太朗を取り巻く同僚に石川恋、上司に皆川猿時らが出演している本作。個性豊かなキャストが、さらに盛り上げてくれそうだ。木ドラ25「さぼリーマン甘太朗」は毎週木曜日深夜1時~テレビ東京にて放送中。BSジャパン放送にて毎週火曜日23時~放送中。Netflixにて毎週金曜日先行配信中。(text:cinemacafe.net)
2017年07月20日歌舞伎俳優・尾上松也が連続ドラマ初主演を務める、木曜深夜ドラマ枠“木ドラ25”第2弾「さぼリーマン甘太朗」。この度、松也さんが甘味に情熱を燃やす様子を垣間見ることが出来る、本作の予告編が到着した。甘味なるサボりの世界へようこそ。吉朝出版で営業マンとして勤務する飴谷甘太朗(尾上松也)は、独身のメガネイケメン。仕事をテキパキこなし周囲の信頼も厚いが、ひた隠しにする秘密があった。それは、スイーツ…!甘味なるサボりの世界を堪能するべく、飴谷甘太朗は今日も仕事を手早く終わらせ、外回りに出向くのであった…。主演の松也さんが演じるのは、吉朝出版の営業マンだが、実は仕事をサボってスイーツを食べることが趣味の独身メガネイケメン・飴谷甘太朗。そして、甘太朗の同僚・土橋香奈子役に石川恋、スパルタ営業部長・三宅徹役を皆川猿時が扮する。本作で注目なのが、老舗の甘味処から知られざる名店まで、ドラマで甘太朗がスイーツを堪能するのは全て実在する店ということ。また、ハイスピードカメラを多用した映像の数々や、VFXで表現される「スイーツに酔いしれる甘太朗の脳内イメージ」も見どころの一つ。従来のグルメドラマとは一線を画す、異次元スイーツドラマとなるようだ。このほど到着した予告編では、あんみつやガトーショコラ、メロン、抹茶ババロア…と様々な甘味の登場からスタート。そんな美しく繊細な甘味たちに目を奪われていると、松也さん演じる甘太朗が満面の笑みで水天宮前の甘味処「初音」のあんみつを食べる姿や、ルンルンと足取り軽く甘味の園へ向かう様子が映し出される。そして、ハイスピードカメラで捉えた小麦粉に卵が落とされる瞬間、あんみつの寒天と小豆がはじけ踊る瞬間と、テレビ東京が得意とするグルメドラマの新たな真髄を垣間見ることができる。また、すっかり甘味の園に浸った甘太朗は、その甘味のおいしさに白目で昇天し、思わず顔がメロンに!と、これまで見たことのない、新たな松也さんが覗ける映像となっている。木ドラ25「さぼリーマン甘太朗」は7月13日(木)より毎週木曜日深夜1時~テレビ東京にて放送予定。BSジャパン放送にて7月18日(火)より毎週火曜日23時~放送。Netflixにて7月7日(金)より配信開始予定。(cinemacafe.net)
2017年06月28日歌舞伎俳優・尾上松也を主演に、原作・萩原天晴(漫画・アビディ井上)による人気コミックを実写ドラマ化する「さぼリーマン甘太朗」。この度、主人公・飴谷甘太朗を取り巻く同僚・上司に石川恋、皆川猿時が出演決定。また、甘太朗がスイーツを食べたときの脳内を表現した衝撃のポスタービジュアルが解禁された。甘味なるサボりの世界へようこそ。吉朝出版で営業マンとして勤務する飴谷甘太朗(尾上松也)は、独身のメガネイケメン。仕事をテキパキこなし周囲の信頼も厚いが、ひた隠しにする秘密があった。それは、スイーツ…!甘味なるサボりの世界を堪能するべく、飴谷甘太朗は今日も仕事を手早く終わらせ、外回りに出向くのであった…。原作は、「中間管理録トネガワ」で話題の原作・萩原氏(漫画・アビディ井上)による人気コミック「さぼリーマン 飴谷甘太朗」。主演を務めるのは、本作が連続ドラマ初主演となる尾上さん。演じる主人公・甘太朗は、営業マンとして勤務する独身のメガネイケメン。仕事を完璧にこなし周囲の信頼も厚いが、彼は、周りにヒミツで「仕事をサボってスイーツを食べること」。そんな“さぼリーマン”な甘太朗の勤務する吉朝出版の社員でミステリアスな同僚・土橋香奈子役に、石川恋がキャスティング。大ヒット書籍「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の表紙モデルに抜擢され、話題となった彼女。本作への出演に「ヒロインという形で参加することができ本当に嬉しいです」と述べ、「一番の見どころは、原作をそのまま実写化したようなシュールな『さぼリーマン』独特の世界観、そして、きっと誰も見たことのないスイーツの素晴らしさを表す新しい描写…!個人的には甘太朗と土橋の謎めいた関係にも注目です!」と、期待をつのらせた。そして、スパルタ営業部長・三宅徹役に皆川猿時。「正直に申し上げます。しょっぱいのが好きなんです。ええ。辛いのも好きなんです。そんな普通のおじさん、皆川猿時、46歳です。なんかでも最近、甘いのも気になってきました。影響されやすいんです。そんな自分が嫌いじゃないです。あと、尾上松也くんってホントに綺麗な顔してるんですよ、奥さん。そんなわけで、キュンキュンしながら撮影しております。お楽しみに」と個性あふれるコメントを寄せた。木ドラ25「さぼリーマン甘太朗」は7月13日より毎週木曜日深夜1時~テレビ東京にて放送予定。BSジャパン放送にて7月18日より毎週火曜日23時~放送。Netflixにて7月7日(金)より配信開始予定。(text:cinemacafe.net)
2017年06月06日ディズニー映画の最新作『モアナと伝説の海』のプレミアイベントが3月1日(水)、ベルサール六本木にて行われ、日本版声優を務めた屋比久知奈、尾上松也、夏木マリが登壇した。オープニングでは3人が劇中で披露した歌を歌う予定だったが、ベテランの夏木さんが間違えてしまうというハプニングが起こり、「ごめんなさい!もう一度お願いします!緊張しました!」と屋比久さんや観客に懇願した。温かく拍手で“もう一度”のチャンスを与えられた夏木さんらは、見事成功し美声を披露した。『モアナと伝説の海』は、日本でも大ヒットとなった『アナと雪の女王』、第89回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『ズートピア』に続く最新作。美しい海と島を心から愛する少女モアナ(屋比久さん)が、世界に平和をもたらす女神の“心”を取り戻すために大海原に飛び出すスペクタクル・アドベンチャー。尾上さんは伝説の英雄マウイの声を、夏木さんは優しいモアナのタラおばあちゃんの声を演じる。オープニングでは屋比久さんが「どこまでも ~How Far I’ll Go~」を、尾上さんが「俺のおかげさ」を、夏木さんが「いるべき場所」をそれぞれ熱唱し、屋比久さんと夏木さんはフラダンスも踊ってみせた。予想外のハプニングも起こったが、屋比久さんは動じない様子で歌い上げ、「緊張したんですけど、お二人と一緒にパフォーマンスをすることができて本当に幸せで。楽しく歌いました!」と満面の笑みを見せた。ずっと恐縮した様子を見せていた夏木さんは、「屋比久さんの歌声に聞き惚れていたら、自分のことをすっかり忘れて…、何しに来たか忘れちゃって(笑)。1回納品したときに、また歌うと思いませんでしたよね?」と尾上さんに同意を求めた。堂々と力強い歌声を聞かせてくれた尾上さんも同意し、「めちゃくちゃ緊張しました!一番新人である屋比久さんが一番落ち着いていて、僕とまさかの大先輩の夏木マリさんはずっとうろちょろしていて(笑)」と登場前の舞台裏の緊張も明かし、屋比久さんの健闘を笑顔で讃えていた。『モアナと伝説の海』は3月10日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:モアナと伝説の海 2017年3月10日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年03月01日2016年8月19日発売の『FRIDAY』が、女優の瀧本美織さん(24)と歌舞伎俳優の尾上松也さん(31)の深夜デートを報じました。記事によると、現場はある8月の夜の中目黒。深夜まで食事を楽しんだふたりは仲睦まじく寄り添って歩き、 同じタクシーに乗り込んで夜の都会に消えたとのことです。しかし、何よりも目を引くのは2人の奇抜すぎるファッションです。まるで浴衣のような珍妙なワンピースを着ている瀧本さん、いったいどう表現したらいいのか言葉が見つからない柄のド派手Tシャツに身を包んだ尾上さん。また瀧本さんは「Kis-My-Ft2」の藤ヶ谷太輔さんに二股をかけられた上に捨てられたばかり。その次に選んだ男性もやはり女癖の悪さで有名な尾上さんであったことに、ネット上では「男の趣味も服の趣味も悪い」という呆れ声が聞かれています。●『騙されやすそう』『案外尻軽なんだね』ネット上では呆れ声続出『尾上って元AKBの前田敦子とつきあってた人でしょ?女癖最低だって聞いたけど大丈夫なの?』『瀧本はフワフワしてていかにも騙されやすそうだよな。コイツは顔もキモいし性格も最悪。ただ歌舞伎俳優ってだけの男だよ。逃げて!』『藤ヶ谷といい尾上といい、選ぶのは見事にチャラ男ばっかり。清楚なフリして案外尻軽なのね』『ジャニーズとか梨園とか、要するにブランドが好きなんでしょ。藤ヶ谷にポイ捨てされて、ジャニーズの圧力で仕事も干されたから、ここらで梨園の妻に落ち着きたいってことなんじゃないの』『瀧本美織くらいならもっといい男選べるはずなのにね。ホントに趣味悪いね』●ありえないファッションセンスにツッコミをいれる声も多数もちろん、彼らの奇抜な服装に目を奪われた人からも続々とコメントがよせられています。『服ダッサwww悪目立ちしてる』『マスク&目深にかぶった帽子。なのに、なにその柄物!見て見て!撮って撮ってぇ!って感じなの?』『私服が衝撃的過ぎて記事の内容が頭に入ってこない……どこに売ってるんだこんな服』『松也なりの勝負服なんだよ。許してやれ』『服の趣味が同じってことは、似た者同士のお似合いカップルなんだよww』『もし自分の彼氏が待ち合わせにこのTシャツ着て登場したら、他人のふりして即効帰る』『この服でマスク。よく職質されなかったもんだ』といったツッコミをいれる声が多く見られました。あまりにも目立ちすぎる深夜のお忍びデート。2人の関係だけでなく、今後のファッションからも目が離せそうにありませんね。【画像出典元】・瀧本美織オフィシャルブログ「Miori Takimoto」Powered by Ameba/●文/パピマミ編集部
2016年08月22日歌舞伎俳優の尾上松也が、16日に放送されるフジテレビ系ドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』(毎週木曜22:00~22:54)の最終回にゲスト出演することが14日、明らかになった。尾上が同局の連続ドラマに出演するのは初めて。このドラマは、主演の松下奈緒演じる、女子力ゼロの独身で実家暮らしの女性教師・立木早子が、運命の結婚相手を見つけようと奔走する姿を描くもの。尾上が演じるのは、商社マンの十条慎介。早子の同僚・ミカ先生(貫地谷しほり)が参加したスーツで決めた外資系サラリーマンの飲み会に、男性側のメンバーとして一人だけ普段着で、遅れてやってくる。十条は京都在住なのだが、休みが取れたので祖父とリンゴ狩りに行き、その帰りに参加したという。飲み会メンバー全員に土産として紙に包まれたリンゴを渡したのだが、ミカの紙だけに、連絡先が書かれていた。そんな十条について、尾上は「非常に素直で純粋な男」と表現。台本を読んだ感想として「それぞれの登場人物のその後が気になりました!」と語る。また、「結婚というのは、恐らく、お互いの良いところも悪いところも含めて受け入れた上で、譲りあいをする必要がある」と持論を展開。続けて、「ミカ先生と十条は、マイペースでユニークな2人なので、そのかみ合ってるようなかみ合ってないような…ほほ笑ましいかけあいを見ていただきたい」と呼びかけた。
2016年06月14日歌舞伎俳優の尾上松也が、5月31日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『人気者から学べ そこホメ!?SP』(19:00~)で、ディズニーランドでの失敗談を披露した。話題の芸能人をゲストに招き、スタッフの独自取材によって導き出した"成功の秘訣"を褒める同番組。スイーツ作りはプロ級の腕前で、自撮りにも凝る。女子力が高い一面を堂々と披露しているところが人気の秘訣と分析され、松也は「意外ですね。ただ好きなだけで」「まさかこういう結果とは」とびっくり。また、無類のディズニー好きであることも認め、仕事が早く終わった日や休日はディズニーランドに「まず行けるかどうか」を考えるほど。多忙になったことで頻度は減ったが、それでも年に10回は足を運んでいるという。松也は「本当にディズニーランドに行くと楽しくなっちゃって」と切り出し、かねてより憧れていた「ディズニーランドでダブルデート」をした日を回顧。念願叶ってテンションが上がり、「面白いことをやろうと思って、はしゃぎまくった」が、「ことごとくスベった」。当時交際していたのは関西出身の女性。数日後に呼び出され、「面白くない」とダメ出しをされてフラれてしまったという。松也の苦い思い出にスタジオは爆笑。松也は「『スベってんねん!』と言われてフラれてしまいました」と自らネタにしながら、周囲の反応にうれしそうだった。
2016年06月01日歌舞伎俳優の尾上松也が8月10日(月)、都内で行われた海外ドラマ「GOTHAM/ゴッサム」のPRイベントに出席。腐敗した街で正義を貫く主人公の姿に、「彼の勇気はすばらしい。挑戦する気持ちが大切ですね。僕だったら、恐らく長いものに巻かれると思う」と話していた。クリストファー・ノーラン監督が生み出した『ダークナイト』3部作で知られる“ゴッサム・シティ”を舞台に、その前日譚として、若き日のゴードン刑事の活躍とダークヒーローの誕生前夜を描いた海外ドラマ。もともと『バットマン』シリーズの大ファンだと言い、「ファンとしては『ゴッサム』と言うタイトルだけで惹かれるものがある」と尾上さん。「あえてゴードンを主人公にしているのがニクイ。彼や悪役たちがどんな軌跡をたどって、映画につながるのか、将来を想像しながら楽しめる」とファン目線で楽しみ方を語り、「バットマンを知らなくて、刑事ドラマとして見応えがある」と語った。また、「ゴッサムがもつ独特の雰囲気が伝わってくる。(映画に比べて)より現実的な世界観の作り方がすごい。申し分ないですね」と興奮しきり。「The OC」でも主役を務めた人気スターのベン・マッケンジーが、ゴードンを演じており「男気を感じる俳優さん」とホレボレしていた。(text:cinemacafe.net)
2015年08月10日ミュージカル、バラエティと幅広く活躍する尾上松也。彼が毎年夏に行い、大切にしているという歌舞伎自主公演『挑む』シリーズ。今年8月に上演される『挑む~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)』について話を聞いた。『挑む~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)』チケット情報毎年新たなことに挑戦している『挑む』シリーズだが、今年は「近年まれにみる挑戦」と語る松也。「大きな劇場(KAAT)で演じるということもそうですし、すべてを生演奏で演じることもひとつのチャレンジです。また、自主公演で一度演じている『二人椀久』という演目を再び、今回は僕と大先輩の片岡孝太郎さんというキャストで上演します。『二人袴(ふたりばかま)』という演目に関しては元々の名作狂言を尊重しつつも、いちから、オリジナルのつもりで作ります」おめでたいときに演じられる歌舞伎の代表的な踊りを操り人形仕立てにした「操り三番叟」、惹かれあう男女の幻想的な舞が強い印象を残す「二人椀久」、ドタバタコメディのような「二人袴(ふたりばかま)」と、さまざまな演目が一度に楽しめる。「『操り三番叟』と『二人椀久』は僕の発案で、市川蔦之助くんが『二人袴(ふたりばかま)』をやりたいと。それをみんなに相談して、『面白そうだね』ということで決まりました。だいたいの構成やアイデアは僕が出しますが、メンバーからもいろいろな意見が出て、全員でいいと思えるものを上演するようにしています。みんな忙しくて実際集まれないことも多いので、だいたいLINEで相談します」本当にやりたいことを実現するため、この公演に関わる歌舞伎俳優全員がどんな仕事もいとわず動くのだという。「舞台に立って何かを演じるということだけでなく、制作する側でもあるという意識が強いんです。最初の頃は、僕がひとりでがむしゃらに突っ走りすぎて、みんなを置いてきぼりにすることもあった。でも、今は本当にみんなが一丸となってやってくれるようになりました。僕も、ほかのメンバーも、プロデューサー的な面や、裏方的な仕事を兼務しながらつくっている公演です」年を重ねるごとに制作陣も含め、チームワークがどんどんよくなってきた。しかし、それに甘んじてはいけないという思いも持っているのだとか。「毎年経験を重ねて、スムーズにいくことも多くなりました。だからこそ、そこに落ち着くのではなく、自分たちにプレッシャーをかける意味でも毎年未知の領域に足を踏み入れる要素を作るようにしています。もちろん、すべてはご来場くださるお客様に満足していただければと。歌舞伎を初めて観る方にも楽しいと思える公演にしたいと思っていますので、ぜひとも観にきていただきたいですね」『挑む~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)』は8月8日(土)昼の部11:30~、夜の部16:30~KAAT(神奈川芸術劇場)にて上演。また、公演への意気込みと松也の素顔を感じることができるイベント『歌舞伎トークパーティwith尾上松也』も6月21日(日)に開催。取材・文:釣木文恵
2015年06月18日1月2日、東京・浅草公会堂で初日を迎えた『新春浅草歌舞伎』。同公演の初日上演を前に鏡開きが行なわれ、尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助らが出席した。新春浅草歌舞伎は毎年、次代を担う若手が大役に挑戦するという、若手歌舞伎俳優の登竜門として知られる人気興行だが、今年は全員が20代という異例の若さで行なわれる。尾上松也は「僕以外のメンバーが全員平成生まれで、若いメンバーで公演をさせて頂くことは光栄ですし、また責任もあると感じています。1か月興行を、これだけの責任を持ったポジションでさせて頂くことはなかなか無いことです。これまで浅草歌舞伎を支えてくださった地元の皆様、先輩方、お客さまのためにも精一杯力を出し合って、ご満足頂ける舞台を勤めていきたいと思っています」とコメント。また、同日より東京・歌舞伎座で開幕した初春大歌舞伎に市川猿之助が出演することについて触れ、「去年まで浅草を引っ張ってくださっていた猿之助さんが、新開場して初めての歌舞伎座出演ということで、僕たちにとって大きな壁になるのではないかと心配しているところですが、それを乗り越えろと気合いを入れてくれていると思い、負けないように頑張ります」と意気込んだ。中村歌昇は出演者が一新されたことについて「それぞれが一生懸命勤めていくつもりでおります。しかし一生懸命さだけではなく、この公演ならではのものを出して行かなければならないと思っています」と話した。また、坂東巳之助は「緊張しております。しかし今、自分の中から沸々と湧き上がってくるのはワクワク感。そして7人で並び立てることの嬉しさを武器に、盾に、千秋楽まで立ち止まることなく走り抜けたいと思います」と語った。『新春浅草歌舞伎』は1月26日(月)まで、東京・浅草公会堂で開催。
2015年01月06日来年1月東京・浅草公会堂で上演する「新春浅草歌舞伎」の製作発表が11月7日、都内で行われ、尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助らが出席した。【チケット情報はこちら】新春浅草歌舞伎は毎年、歌舞伎界の次代を担う若手が大役に挑戦するという、若手歌舞伎俳優の登竜門として知られる人気興行だが、今年は出演者全員が20代という異例の若さ。仮名手本忠臣蔵の五段目・六段目での早野勘平など、大役を演じる松也は意気込みについて「私が出演するのは今回が3回目で、これまでは先輩がいて、胸を借りられるという恵まれた環境で演じる事ができました。ただ、今回の新春浅草歌舞伎は出演者の中で僕だけが昭和生まれ、全員20代という事で、メンバーもガラッと変わったので、来年から新たなスタートを切るような気持ちでいないといけないなと思っています。大役を務める喜びもありますが、同時により多くの方に、この世代だからこその歌舞伎をお見せすることができたらと思います」と決意を述べた。また、坂東巳之助は陸上用のバトンを取り出し「これは2年前に浅草歌舞伎に出演した折に、猿之助のお兄様から「次から浅草歌舞伎は頼んだぞ」と言われて受け取ったバトンです。ただ今年の浅草歌舞伎ではまだ我々だけでやるという訳に行かず、一度鏡開きの際にお返ししたのですが、また千秋楽に「今度こそ頼んだぞ」と渡されました。そして今回、このバトンを手に、やっと我々の世代で走り出す事ができるのを心より嬉しく思っています」と猿之助とのエピソードを交え答えた。報道陣から、先輩がいなくなって、宣伝や興行の盛り上げ方に不安があるのでは、と言う質問には松也が「ひとりひとりが、どうやってお客様を呼ぼうかとか、こうして大役を務めるのだから恥にならないようにやろうと言っていて、このメンバーで作品に挑む事ができて本当に良かったなって思います。宣伝も大事ですが、せっかく来ていただいたお客様に「つまんない」と言われたら何もならないので、ひとりでも多くのお客様に来て頂く努力をしつつ、しっかりと芝居も成立させようと思っています」とコメント。続けて、巳之助が「宣伝をする、そして劇場に来ていただいたお客様に満足いただく、その両方を満たすために、この7人でちょくちょくご飯を食べに行って、結束を深め、そのお店にポスターを貼ってもらうというのはいかがでしょうか(笑)」とアイデアを出すと、会場は笑いに包まれた。「新春浅草歌舞伎」は1月2日(金) から26日(月)まで、東京・浅草公会堂で開催。チケットの一般発売は11月20日(木)午前10時より。なお、チケットぴあでは先行抽選プレリザーブを実施中。受付は11月17日(月)午前11時まで。
2014年11月11日歌舞伎俳優の尾上松也が10月23日(木)、東京・タワーレコード渋谷店で開催された「DCコミックス バットマン75周年記念 渋・原ジャックイベント」のオープニングに出席。「バットマン」シリーズの大ファンを公言する尾上さんは、爽やかな白のジャケットにバットマンのロゴTシャツを合わせたスタイルで登場すると、“バットマン愛”を熱く語り尽くした。バットマンの生誕75周年を記念し、バットマングッズを集めた期間限定ショップ、 ゲームやフォトロケが楽しめるコーナー、バットマンカフェなど、バットマンファン垂涎のイベントの数々が東京の渋谷・原宿エリアで開催中。尾上さんは、「ティム・バートン監督でマイケル・キートン主演の『バットマン』(’89)を観たときに、ものすごい世界観に圧倒された」と子どもの頃からのバットマンファン。自宅には多数のフィギュアも所有しているそうで、「バットマンの魅力は完璧じゃないところ。スーパーマンみたいな超人的な力を持ってるわけじゃなく、人間そのものなので欠点もあるけれど、正義感を貫く男のかっこよさがある」とリスペクトを表した。また、ステージに集結したバットマンのコスプレイヤー“75”名たちに、「このコスチュームはどこに売ってるんですか?」と聞くなど興味津々。「獅童さんもスパイダーマンのコスチュームを持っているので、僕もバットマンの衣装をオーダーメイドで作ってみたい!」とハロウィンへの期待を膨らませていた。そんな先輩の中村獅童さんは、交際中の元読者モデルとの再婚を先日発表したが、尾上さんも「おめでたい。獅童さんが幸せになってくれるなら、慕っている後輩としてはすごくうれしい」と祝福。そこで、交際が報じられている女優の前田敦子さんとの結婚予定について突っ込まれると、「考えられないですね」と思わず苦笑い。すると隣りにいたバットマンが尾上さんを守るように芸能レポーターの前に立ちはだかり、報道陣の笑いを誘っていた。「DCコミックス バットマン75周年記念 渋・原ジャックイベント」は、渋谷・原宿エリアにて10月23日(木)~11月3日(月・祝)までの12日間開催される。(text:cinemacafe.net)
2014年10月23日