ジュリアン・サンズの死因が、確定できなかったと発表された。行方不明になってから半年、遺体が発見されて1ヶ月が経過しており、このようなケースでは死因が確定できないことがよくあるとのことだ。サンズは、今年1月13日、ロサンゼルスの北東にあるサン・ガブリエル山に登りに出かけ、行方がわからなくなった。ヘリコプターやドローンを使って捜索をするも見つからなかったが、先月24日、ハイキングをしていた人によって発見された。享年65歳。サンズはイギリス、ヨークシャー州生まれ。代表作に『眺めのいい部屋』『ボクシング・ヘレナ』『ドラゴン・タトゥーの女』などがある。文=猿渡由紀
2023年07月25日米国の陸上選手で五輪金メダリストのトリ・ボウイさん(享年32)が先月2日、フロリダ州の自宅で遺体となって発見された。死因は不明とされてきたが、今週、ボウイさんの代理人が、出産に伴う合併症で命を落としていたことを公表した。CBS NEWSなどが報じている。USA TODAYは、ボウイさんの親しい友人らが、「数日間連絡が取れない」と警察に相談し、福祉調査に入った保安官代理が自宅のベッドの上で息絶えたボウイさんを発見したと報じた。USA TODAYが入手した検死官事務所の報告書によると、ボウイさんは死亡当時妊娠8カ月。陣痛中に呼吸不全と子癇(妊娠高血圧症候群に起因する痙攣発作)を起こして亡くなったという。代理人のキンバリー・ホランド氏は「残念ながら、メディアを含む多くの人々が、彼女が自分で何かをしたという憶測を立てていました。それにはとても傷つけられました。真実を知った今、謝罪の言葉が聞かれることを願っています」とコメントした。
2023年06月13日1973年7月、ブルース・リーは32歳の若さでこの世を去った。検視結果による死因は鎮痛剤の服用による脳の浮腫とされていたが、当時からドラッグのオーバードーズ説や暗殺説など、様々な憶測が飛び交っていた。死因究明のための裁判まで開かれたが、判決は「死因不明」。それから約半世紀経ち、新たな死因の可能性が提示された。腎臓疾患の専門誌「Clinical Kidney Journal」に、リーは「水の飲み過ぎ」で亡くなったかもしれないとの検証結果が掲載されている。リーは死亡当時、腎臓が余分な水分を排出できず、血液中のナトリウム濃度が極端に低くなる低ナトリウム血症を起こしていた可能性が高いという。公開されている情報を分析した結果、リーには低ナトリウム血症を引き起こす複数の危険因子があったと研究者は報告。慢性的に多量の水分を摂取していたことに加え、急激に喉の渇きをもたらすとされるマリファナの常用、腎臓の水分排泄能力を低下させる効果のある処方薬の服用などが指摘されているという。伝記作家のマシュー・ポリーの著作『Bruce Lee, A Life in 2018』の中で、晩年のリーは繰り返し水を飲み、死の当日には大量のマリファナを吸っていたことが記されていたと英SUNは伝えている。
2022年11月23日17日に52歳で死去したクリス・コーネルの死因が自殺であることが明らかになった。ロックバンド・サウンドガーデンやオーディオスレイヴのボーカルとして活躍したクリスが、ミシガン州デトロイトのMGMグランド・ホテルの一室で首を吊って死に至ったと検視局が発表した。ウェイン郡検視局は18日に声明を出し、「死因は縊死自殺であることが判明しました。検視報告はまだ完成していない状況です。現在のところ、これ以上の情報はございません」と発表した。死の数時間前には、クリスはサウンドガーデンのツアーの一環でフォックス・シアターでの満員御礼のコンサートでパフォーマンスを行っており、クリスの死は「突然で予期せぬ」死だったようだ。さらに、クリスはニューアルバムにも取り掛かっていたところだったと、ギターのキム・セイルがクリスの死の直前にビルボードに明かしていたばかりだった。「ここ数年、ちょこちょこ曲作りのセッションをしてたんだ。4人全員がみんな都合のついて集まる時期を調整してさ。お互いそれぞれがやってきたこと、自分で書いたものを見せ合って、このプロセスから何かできるかっていうのをみるためにね」(C)BANG Media International
2017年05月20日ジョージ・マイケルの死因が、長年マネージャーを務めてきたマイケル・リップマンにより「心不全だった」と明かされた。警察による調査でも事件性は認められなかったようだ。「TMZ.com」によると、ここ数か月、ジョージは体重の増加に苦しんでいたとのこと。9月中旬に撮影された写真を見ると、確かにジョージだとはわからないほど変貌している。毎年クリスマス当日は、自宅近くの教会で行われる真夜中のミサを訪れるのが恒例だったというジョージ。しかし、ジョージが教会に現れることはなく、ベッドの上で安らかな眠りについている姿を長年の恋人でヘアスタイリストのファディ・ファワズさんが発見した。ファディさんは「Daily Telegraph」紙に「僕たちはクリスマスランチをする約束をしていました。彼を起こそうとベッドに近付いたら、亡くなっていたんです」「最近は何もかもが複雑な状況だったけれど、それでもジョージも僕もクリスマスを楽しみにしていたのですが…。すべてがダメになってしまった。みなさんにありのままの彼を忘れないでほしいです。彼は美しい人でした」と心境を語った。(Hiromi Kaku)
2016年12月27日プリンスの死因となった鎮痛剤フェンタニルが、医者からの処方ではなかったことが明らかになった。今年4月、プリンスはミネアポリスにあるプレイズリー・パークの自宅で同鎮痛剤の過剰摂取の末、帰らぬ人となっていたが、その薬が医者からの処方ではなかったことが分かり、誰かが殺人罪に問われる可能性はほぼ無くなったとTMZが報じている。さらにTMZは、鎮痛剤「ヒドロコドン」というラベルが貼られていたというその薬剤が違法入手したものだったと続けており、その入手元が明らかになれば、第三級殺人罪に問われる可能性もあるとしている。プリンスは亡くなる数日前、パーコセットという鎮痛剤を過剰摂取したために、その効果を解毒する「セーブショット」なるものを投与されていたのだが、そのときの状況をプリンスの友人でコラボレーターのジュディス・ヒルは「プリンスは生きるために戦っていた」と話していた。「私たちは時間の問題だって分かっていたわ。だから着陸しなければならなかったの。彼を助けるためのものが飛行機には何一つなかったからね。(私たちが病院に着いて)彼が目を覚ましたとき、私はとても安心したわ。だって彼は死んでしまったと思っていたから」と振り返った。そして、「彼は憂鬱(ゆううつ)な感じでもなかったしだるそうな感じでもなかったわ。彼はただ『ズートピア』が観たいって言ったの。私は自分の携帯電話を取りだして観せようとしたんだけど、彼は『違う違う、僕らは特別な時間と場所でそれを観るんだ』って言ったの。その一晩彼はとても協力的だったわ、治療が必要だってことを真剣に考えてた」とコメント。「自分の体のために正しいことをしなくちゃと思っていたし、心配していたからね。だから余計に私は心が痛むの。だって彼は回復しようとしていたんだもの。彼は私に『生きるために戦わなくちゃいけなかったんだ。僕は君の声が遠くの方から聞こえてきていたよ。だから、この声を追いかけよう、自分の体に戻るんだって言い聞かせたんだ』って話してくれたわ」と明かした。(C)BANG Media International
2016年08月24日歌手プリンスの死因は鎮痛剤「フェンタニル」の過剰摂取であることを、ミッドウェスト検視局が発表した。その結果を受け、その中毒性の高い強力なオピオイド剤の入手ルートを探る犯罪捜査が始動したようだ。警察関係者がTMZに伝えたところによると、捜査はその鎮痛剤を「不法に」所持していたことが捜査の焦点となり、州と連邦の警察どちらも捜査に携わっているという。同ウェブサイトは、薬を不法に処方もしくは調剤したことで患者が死亡した場合、第三級殺人罪で最高25年の懲役を科せられる可能性もあるとしている。以前には、プリンスはお尻の問題を抱えていたために鎮痛剤パーコセットの中毒に何年も悩まされていたといわれ、死の1週間前にはアセトアミノフェンとオキシコドンを含むその鎮痛剤を過剰摂取したために、その効果を解毒する「セーブショット」なるものを投与されていたと報じられていた。プリンスは4月21日、ミネアポリスにあるプレイズリー・パークの自宅で意識不明のところを発見されていた。お尻の問題を抱えていたために鎮痛剤パーコセットの中毒に何年も悩まされていたといわれ、死の1週間前にはアセトアミノフェンとオキシコドンを含むその鎮痛剤を過剰摂取したために、その効果を解毒する「セーブショット」なるものを投与されていたと報じられていた。また、長年杖をつくほどの状態だったというプリンスは、全股関節置換が必要であった状態だったにも関わらず、輸血がエホバの証人の教えに反するとして手術を受けるのを何度も拒んできたとみられている。(C)BANG Media International
2016年06月04日厚生労働省の発表によれば、平成25年に心臓疾患で亡くなった人の数は19万6,723人。これはがんに次ぐ第2位の死因です。若者にも増えているといわれる心臓疾患ですが、ちょっとしたことが心臓に負担をかけていることをご存知ですか?インドの健康情報サイト『the Health Site』が、心臓に負担をかける10の習慣を公開しました。もしかしたら、知らないうちにしてしまっていることがあるかも……。■1:乱れた食生活ファストフードや加工食品の過剰な摂取は心臓への負担大。また、単純な食べすぎも心臓にはよくありません。さらに気をつけなければならないのが、塩分の過剰摂取。あまりしょっぱくなくても、何気なく食べるスナック菓子には意外に多くの塩分が含まれています。■2:毎日デスクの前に座りっぱなしデスクの前に1日座りっぱなしでは、どうがんばっても運動不足になります。筋肉や心肺機能が衰えるのももちろんですが、デスクに向かって座っていると、ついついなにかつまんでしまいがち。カロリーが消費されないうえに、余分なカロリーまで摂取してしまいます。■3:喫煙たばこが体に悪いことはいうまでもありませんが、心臓疾患を患う喫煙者は依然として増え続けているようです。たばこは心臓だけでなく、全身に悪影響を及ぼします。健康を考えるなら、早めに禁煙しましょう。■4:急なアルコールの摂取適度な飲酒は問題ないという説もあるものの、急なアルコール摂取は心臓に負担をかけます。アルコールは血管を広げる作用があるので、心拍数が上がってしまうのです。一気飲みなどはもってのほかです。■5:いびきをかく意外なことですが、いびきも心臓に負担をかけている場合があります。いびきをかく人には動脈が硬化している人が多いため、心臓に負担がかかりやすいのです。■6:急な運動運動が体にいいのはもちろんですが、急な運動は命にかかわります。心臓に急に負担がかかり、最悪の場合は心臓麻痺に陥って死に至ります。必ずていねいに準備運動を行いましょう。■7:ストレスの多い生活ストレスも、間接的にではありますが、心臓に負担をかけます。大きなストレスを感じると心拍数が上がる他、体を動かしたくなくなるので運動不足にもなったり、過食してしまったりするのです。■8:ひとりでいることが多い社会と関わりを持たずにずっとひとりでいることも、長い目で見ると心臓にはあまりよくありません。気分の落ち込みがひどくなると、心臓にもよくないといわれているのです。■9:虫歯がある無関係に思えますが、虫歯になると、心臓疾患になるリスクが上がります。血中に流出した虫歯菌は、血液を固まりやすくするため、血圧が上がりやすくなるのです。■10:体のサインを見逃しているもっとも危険なのが、体のサインを見逃すこと。心臓病は命にかかわることが多い病気です。少しでもいつもと違うことがあったら、速やかに医療機関を受診しましょう。早期発見がなにより重要です。*意識しなくても、毎日動いてくれている心臓。体を支える大事な臓器ですから、きちんといたわって、健康を保ちましょう。(文/スケルトンワークス) 【参考】※10 daily habits that make your heart age faster-the Health Site※平成25年(2013)人口動態統計(確定数)の概況-厚生労働省
2016年03月05日日本人の三大疾病のひとつである、“がん”。死因の第1位になり、日本国民の3人に1人は、がんで死亡すると言われていますよね。しかし、日本の医療技術は目覚ましい進歩を続けています。抗がん剤よりも負担が少ない治療法が出ているのです。■高齢化でがん患者が10万人も増加がんに罹患する人は年々増加傾向にあり、国立がん研究センターのがん対策情報センターによると、2015年に新たにがんと診断される数は推定98万2,100人。これは2014年に出された予測よりも約10万人も増加しており、その原因は高齢化によるものだそうです。身近な病気となってしまったがんですが、昔と違い必ず死ぬというわけではなく、早期発見、早期治療により、完治できるようになりました。それでも、やはりがんにはなりたくないものです。もし、自分ががんになったり、身近な人がなったりしたらどうしますか?医学が進んだ現代。その治療法はさまざまで、内科的処置、外科的処置などの他にも、選択肢はありますが、保険が適用されるものはごく一部に限られています。世界中でがんに対する研究はされているものの、日本の治療は欧米諸国からは「ずいぶん遅れている」とかねてから言われており、患者にとっては歯がゆい状況です。■欧米と日本の一般的ながん治療の違い現在、欧米では“放射線治療”がファーストステップと言われている中で、日本での治療は手術、抗がん剤治療がまだまだポピュラー。一言でがんと言っても、できる部位は異なり、欧米では、皮膚がん、肺がん、前立腺がん、乳がんが多く、日本は胃がんがトップです。そのため、放射線治療よりも手術をする方が早いとされてきたことが、放射線治療を第一に考えなかったのも原因のひとつと考えられます。手術は痛みもあり、傷跡も残り、見た目にもよくありません。抗がん剤は、髪の毛が抜けたり、副作用があったり、全身への負担が大変大きく、なるべく使いたくないと思われる方がほとんどでしょう。しかし最近では、食生活の欧米化、生活スタイルの変化により、胃がん以外のがんにかかる人が増え、あらゆるがん治療が検討されるようになり、放射線治療への関心が高まり導入も進んできています。■放射線治療と従来の治療の大きな違いそれでは、この放射線治療は、手術や抗がん剤と比べてどんなメリットあるのでしょうか?簡単にまとめると以下の通り。・ピンポイントで照射するため正常な細胞を壊すことが少なく体への負担が少ない・治療期間、治療時間が短いため、入院しなくても良い・抗がん剤のような副作用の心配が少ない・手術をしたあとの傷跡が残ることがないもちろんメリットだけでなく、がんの部位、病変によっては対応できない場合や、保険治療できないこともあり、デメリットがないわけではありません。それでも、今後のがん治療として、放射線治療が主流になっていき、選ぶ人が増えていくことは間違いないでしょう。■注目の放射線治療は“トモセラピー”!さらに、放射線治療の中でも注目したいのが、トモセラピー。これは、元巨人軍・角盈男氏が前立腺がんで取り入れた治療法で、新聞に掲載されたあとに問い合わせが殺到したほどです。放射線治療とトモセラピーの違いは、複数のがんに対しても、対応可能であることの他に、他の放射線治療機で対応できない部位でも対応できる可能性があるということ。(適応外もあります)誰もが、健康で長生きしたいと考えます。もし、がんになって、手術をして入院になり、長期療養を余儀なくされる、抗がん剤を使用して苦しい思いをする、というのは、生きていても楽しいと思えるでしょうか?仕事をしながら、美味しいものを食べて、普通の生活をしながら、体への負担が少なく治療ができたらそちらの方が絶対にいいですよね。放射線の治療が注目され、増えつつある今、新たな治療法としてトモセラピーも増えていくはず。がんになったとき、女性が辛いのは頭髪が抜ける、手術跡が残る、といった副作用。負担はできるだけ少なくしたいもの。ひとつの治療法として、頭に入れておきたいですね。(文/Jeana)【参考】※トモセラピー-日本アキュレイ株式会社
2015年07月27日世界中を驚かせた突然の死から2か月。ロサンゼルス郡検視当局の毒物検査の結果、マイケル・ジャクソンの死因は強力な麻酔剤プロポフォールの過剰投与によるものであることが24日、明らかになった。テキサス州ヒューストンで公表された32ページにわたる捜査令状には、マーレイ医師が不眠症に悩むマイケルが亡くなるまでの6週間、毎晩プロポフォール50ミリグラムを点滴静注していたと供述したとある。依存症を避けるため、プロポフォール以外の薬も併せて投与することもあり、亡くなる当日の6月25日午前1時に精神安定剤10ミリグラム、午前2時と3時、5時、7時半に異なる催眠鎮静剤をそれぞれ2ミリグラムずつ投与した。それでもマイケルは眠りにつくことが出来ず、午前10時40分頃、マーレイ医師がマイケルからの度重なる要求に応じて、マイケルが「ミルク」と呼んでいた白い液体状のプロポフォール25ミリグラムを投与すると、ようやく眠った。マーレイ医師は10分ほどベッドサイドに付き添っていたが、トイレに行くため席を外し、2分足らずで戻るとマイケルの呼吸は停止していたという。AP通信によると、検視当局はマイケルの死を殺人とみなし、主治医のコンラッド・マーレイ氏を容疑者とする可能性もあるという。遺族の関係者は「当局や警察の捜査を全面的に信頼する。正義が果たされる日を待つ」と」と声明を発表した。死の前日まで、目前に控えたロンドン公演のリハーサルを精力的にこなしていたマイケル。その雄姿は映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』として10月28日(水)より世界同時公開される。(text:Yuki Tominaga)今年5月21日、ビバリーヒルズの医療センターを訪れた際の生前のマイケル。© Splash/AFLO■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】泥沼化するマイケル埋葬問題51歳の誕生日に決着?
2009年08月26日