奈緒主演「ファーストペンギン!」第8話が11月23日オンエア。「さんし船団丸」に鈴木伸之演じる永沢が帰ってくる…ラストシーンに「戻ってきてくれるの嬉しすぎ」「途中退場だと思って寂しかった」などの感想が続々と寄せられている。多くの敵が潜む海に最初に飛び込む勇気ある1羽のペンギン“ファーストペンギン”のように、縁もゆかりもない“漁業の世界”に飛び込んだシングルマザーの奮闘の実話を基にした本作。漁協の妨害に遭いながらも魚を直販する「お魚ボックス」を成長させてきた岩崎和佳を奈緒さんが演じるほか、「さんし船団丸」を率いてきたが仲間の漁師たちに去られてしまう片岡洋に堤真一。「さんし船団丸」を辞めた永沢一希に鈴木さん。東京で医師をしている琴平祐介に渡辺大知。農林水産省の溝口静に松本若菜。「さんし船団丸」漁師の山中篤に梶原善、磯田高志に吹越満。和佳のママ友・山藤そよに志田未来。仲買人・重森梨花にファーストサマーウイカ。汐ヶ崎漁業協同組合組合長・杉浦久光に梅沢富美男といった面々が共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。船の転覆事故をきっかけに「さんし船団丸」から漁師たちが去って行き、片岡と小森賢太郎(北川尚弥)ら数人だけが残される。和佳は皆を呼び戻しに行こうと提案するが片岡は断固拒否。片岡は和佳が講演を行う水産フェアの会場で、新たに経験のある漁師を募集すればいいと言い出す。こうして和佳は全国から漁師たちが集う水産フェアの会場に、片岡を連れて行くことに。講演会終了後、和佳と片岡は元官僚のビジネスコーディネーター・波佐間成志(小西遼生)を紹介される。波佐間から「さんしと一緒にビジネスをしたい」と言われた和佳は目を輝かせるが、片岡はそんな2人の姿にモヤモヤして…というのが今回のストーリー。成志がペンギンのネクタイをしていることに触れ、笑顔を見せる和佳。そんな彼女と成志の様子を見て不満げな表情を浮かべる片岡…実は片岡も同じネクタイをしていたが、和佳はそのことに全く気付いてなかった…。「和佳ちゃん、片岡さんのネクタイもペンギン…」「【悲報】片岡さんのネクタイ気付かれず」「片岡さんもネクタイがペンギンだよ!!笑」「同じペンギンネクタイしてるんですけど~!?」といった反応多数。一方、銀行が融資を切り上げると言い出し、漁協が貸しはがしにくるなど危機的状況の「さんし船団丸」を成志を救う…小西さん演じる成志にSNS上では「いい人だったぁぁぁぁぁぁぁぁ!」「ちょっとあやしいな…とか思っててごめんなさい」という声と同時に「大丈夫か?本当に大丈夫なのか小西遼生??」など不安感を抱く視聴者の投稿も。さらに永沢が「さんし船団丸」に帰ってくるラストシーンにも「永沢くん戻ってきてくれるの嬉しすぎ」「永沢くんーーーーー!!途中退場だと思って寂しかった」「永沢くん戻ってきた。彼女とうまくいかなかったのかなぁ」などの感想が続々と寄せられている。【第9話あらすじ】永沢が戻って来たことに和佳とさんし船団丸の漁師たちは大喜び。波佐間は和佳に「浜の船団を一つの会社にまとめませんか?」と提案。片岡不在のまま波佐間と手を結んだ和佳は、浜尻公平(高杉亘)ら他の船団の漁師たちも巻き込み「浜の一企業化」実現に向けて動き出す…。「ファーストペンギン!」は毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年11月24日“漁業の世界”に飛び込んだシングルマザーを奈緒が演じる「ファーストペンギン!」の7話が11月16日オンエア。鈴木伸之演じる永沢の再登場に「毎回永沢くんタイムがあるのかな」「まさか、出戻ってくるんじゃ…」などの反応が上がっている。多くの敵が潜む海に最初に飛び込む勇気ある1羽のペンギンである“ファーストペンギン”。本作はファーストペンギンのように縁もゆかりもない“漁業の世界”に飛び込んだシングルマザーの実話を森下佳子がオリジナル脚本でドラマ化している。“ファーストペンギン”として漁協の妨害に遭いながらも「お魚ボックス」をヒットさせた岩崎和佳を奈緒さんが演じ、「さんし船団丸」の漁師たちのリーダー格である片岡洋に堤真一。「さんし船団丸」で漁師をしている山中篤に梶原善。「さんし船団丸」漁師の磯田高志に吹越満。片岡の義理の息子で和佳に様々なアドバイスをする琴平祐介に渡辺大知。彼女が妊娠して漁師を辞めた永沢一希に鈴木伸之。和佳のママ友で「さんし船団丸」を助ける山藤そよに志田未来。農林水産省の溝口静に松本若菜。汐ヶ崎漁港で仲買人をしている重森梨花にファーストサマーウイカ。汐ヶ崎漁業協同組合の組合長・杉浦久光に梅沢富美男といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。7話ではテレビ出演のおかげで「お魚ボックス」の売り上げは絶好調。人手が不足してきたため和佳は人員募集をする。漁協では地元の有力者・辰海一郎太(泉谷しげる)が「さんし船団丸」を潰す新たな作戦を実行しようとしていた。しばらくしてさんし船団丸には3名の新人が加入。どうやらその中の1人が辰海の差し金で紛れ込んだ人間らしい。一方、和佳は静から水産業界を救う「ジャンヌダルクになってもらえませんか」と言われ、漁業の6次化推進活動に協力して欲しいという依頼を受ける。和佳が片岡に相談すると「受けたらいいんじゃないか」と回答、和佳は注文も人も増えた「さんし船団丸」の現状を心配するが、片岡は自分がなんとかすると答え電話を切る。しかしジャンヌダルクが誰か知らない片岡は永沢に電話し…というストーリーが展開。電話を受けた永沢は“はじめてのパパの育児講座”を受けている最中で、重りつきジャケットで妊婦体験をしながらジャンヌダルクについて説明する…。そんな永沢の姿に「永沢くん、また出てくるとは思わんかった…まさか、出戻ってくるんじゃ…」「永沢くん退場じゃなかった!育児講習行ってるのさすが」「パパ研修受けてる永沢くん可愛い」「こんなふうに、毎回永沢くんタイムがあるのかな」などの声が上がる。また今回のエピソードでは片岡の“成長”ぶりに触れた視聴者のコメントも多数。篤ら古参の漁師たちと新人との対立をおさめようとするなど、さんし船団丸の今後を考えて行動、発言する姿に「片岡さん回を増すごとに成長してる」「片岡さんの成長っぷりもこのドラマの見どころ」「片岡さんが一番成長してるんだなあ おじさんが一番成長するドラマ」といった反応も寄せられている。【第8話あらすじ】転覆事故をきっかけに漁師たちが去って行き、片岡と小森賢太郎(北川尚弥)ら数人だけがさんし船団丸に残る。和佳は皆を呼び戻しに行こうと提案するが片岡は断固拒否。片岡は和佳が講演を行う水産フェアの会場で新たに経験のある漁師を募集すればいい、と言い出し、和佳は、全国から漁師たちが集う水産フェアの会場に、片岡も一緒に連れて行くことに…。「ファーストペンギン!」は毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年11月17日奈緒主演の「ファーストペンギン!」。その5話が11月2日オンエア。鈴木伸之演じる永沢の唐突な“辞意”とその理由に「衝撃発言が意外すぎ」などの声がタイムラインを飛び交っている。シャチなど多くの敵が潜む海に、最初に飛び込む勇気ある1羽のペンギン“ファーストペンギン”…本作はファーストペンギンのように、縁もゆかりもない“漁業の世界”に飛び込んだシングルマザーと漁師たちの実話をモデルにしたオリジナルストーリーとなる。「さんし船団丸」の社長となり魚の直販ビジネス「お魚ボックス」を展開する岩崎和佳を奈緒さんが演じ、和佳に「浜を立て直してほしい」と頼み込んだ片岡洋に堤真一。片岡の漁船団「さんし船団丸」で働いている若手漁師・永沢一希に鈴木伸之。片岡を兄貴分として慕う「さんし船団丸」漁師の山中篤に梶原善。片岡の頼れる右腕でもある「さんし船団丸」漁師・磯田高志に吹越満。和佳のママ友・山藤そよに志田未来。仲買人の重森梨花にファーストサマーウイカ。和佳を応援する農林水産省の6次産業化プロジェクト担当・溝口静に松本若菜。和佳が先生と呼びビジネス面のアドバイスを与える琴平祐介に渡辺大知。「お魚ボックス」を様々な方法で妨害する汐ヶ崎漁業協同組合組合長・杉浦久光に梅沢富美男ちいったキャストも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。好調となってきた「お魚ボックス」の将来性を見込んで、銀行が融資をしてくれることになる。設備も整い、漁師たちの報酬もアップし、事務員としてそよが加わったことで漁師たちのモチベーションも上がる。そんななか琴平が「大事な話がある」と言って東京からはるばる和佳に会いにくる。和佳が琴平と話していると、たまたま近くにいた杉浦が琴平に「祐介!」と声をかける。実は琴平は片岡の亡くなった妻の連れ子で、急死した母方の支援を受け医学部に進学、医者になっていた。そして和佳の息子・進を診たことで2人は知り合いとなって、それ以来彼女に助言を与えるようになっていたのだ…。SNS上には「やっぱ息子やったか、先生!薄々そんな気がしてた」「琴平先生が片岡さんの息子だったのは以外な展開」などの反応が投稿されタイムラインがざわめくなか、杉浦からの電話で琴平が和佳とつながっていることを知った片岡は、2人が不倫関係で自分に復讐して浜を乗っ取ろうとしていると勝手に思い込み、怒り狂う…。そんな片岡に「片岡さんって本当に人の話を聞かなさすぎる」「また片岡さんの悪い癖でちゃったよ」「今週も堤さんの想像力が豊かすぎるw」「まーた片岡さんの一方的な妄言が始まった」などの声が続出。一方、ラストでは永沢が「さんし船団丸」を辞めると言い出す展開に。理由を聞かれ「子どもができた」と話す永沢に「永沢くん衝撃発言が意外すぎて」「まさかの「子供が出来た」発言にビックリ」「永沢くんの子供ができた…の相手はどなた?」「辞めてどうするのよ。何があったと言うんだよー」など、視聴者にも驚きと動揺の声が広がっている。【第6話あらすじ】永沢から突然「子どもができたから会社を辞める」と告げられた和佳は、遠距離恋愛中の永沢の彼女・白峰アイナに会いに行き事情を探ろうとする。しかしアイナは「ずっと一希に漁師をやめてほしかった」と和佳の説得を笑顔でかわす。そんななかテレビ局のディレクターから「『お魚ボックス』の将来性を見込んで取材をさせてほしい」と連絡が入る…。「ファーストペンギン!」は毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年11月03日アニメ『ちびまる子ちゃん』の人気キャラクター・永沢君をモチーフにした「永沢君のチョコパン」が登場。2020年2月22日(土)から24日(月・祝)まで、手作りパンのお店「麻布十番モンタボー」湘南モールフィル店と鵠沼海岸店にて発売される。同店と『ちびまる子ちゃん』のコラボレーションによって誕生した「永沢君のチョコパン」は、その名の通り、永沢君の顔の形をした限定チョコパン。その特徴的な表情はもちろんのこと、永沢君のシンボルであるユニークなヘアスタイルもリアルに表現。先端の尖ったチョコレートをのせることで、ツンと逆立つ独特のシルエットを再現している。またパンの中には、たっぷりのチョコクリームを詰め込んだ。なお同期間には、物語の主人公・まる子が好きなプリン味に仕上げた牛乳パン「北海道牛乳パン ちびまる子ちゃんのしあわせプディング」も発売される。【詳細】永沢君のチョコパン 220円(税込)北海道牛乳パン ちびまる子ちゃんのしあわせプディング 650円(税込)販売期間:2020年2月22日(土)~2月24日(月)販売店舗:■湘南モールフィル店/テイクアウト店住所:神奈川県藤沢市辻堂新町4-1-1TEL:0466-47-9505営業時間10:00~21:00■鵠沼海岸店/テイクアウト店住所:神奈川県藤沢市鵠沼海岸2-4-8TEL:0466-33-1337営業時間8:30~20:00
2020年02月24日悩める男女必見、これを見れば必ずモテる!?異性のハートを掴む話題の理論「恋愛工学」を提唱する藤沢数希の人気小説「ぼくは愛を証明しようと思う。」がドラマ化されることが決定。滝藤賢一と堀井新太をW主演に迎え、12月28日(木)深夜、全ての恋に悩む男女に贈る“激モテ指南ドラマ”が誕生する。ストーリー彼女の誕生日に彼女の浮気が発覚し、スマホを盗み見たばっかりに逆に責められ、高額のプレゼントだけはしっかり持っていかれた挙句にフラれるという、悪夢のような失恋を経験したばかりの渡辺正樹(堀井新太)は、クライアントの永沢圭一(滝藤賢一)につい落ち込んだ顔をみせてしまう。「僕でよければ話を聞く」という永沢の言葉が嬉しく、早速その夜、2人は永沢指定のバーで会うことに。渡辺は永沢を待っている間、ナンパした女性といきなりキスまでしてしまう凄腕の男性に遭遇する。何を隠そう、その人物こそ、仕事の顔とはまるで別人の永沢だった!永沢は“恋愛工学”のエキスパート。渡辺を「非モテコミット」と「フレンドシップ戦略」しか能がない、典型的な経験不足の非モテ男と診断し、さらに、モテ男になりたいという渡辺から「僕は女の子とセックスがしたいです!!」という切実なる本音を引っ張り出すと、その願いを100%叶えてやると約束。自ら手本を示しながら、渡辺にさまざまな恋愛テクノロジーを伝授していく!原作は“恋愛工学”提唱者・藤沢数希の話題作「恋も愛もすべてはテクノロジーが勝利する」――“恋愛工学”を提唱する藤沢氏が、この小説を出版したのは2015年。「どうやって女性を口説いてものにするのか」を体系化したメソッド“恋愛工学”は、ネット界を中心にたちまちセンセーショナルを巻き起こし、多くの信奉者を生み出した。昨年にはコミック版も刊行され話題作となっている。“恋愛工学の師匠”に滝藤賢一、“非モテ男”堀井新太がその実験台!?ドラマでは、“恋愛工学”を完璧に操る師匠と、モテ男を目指し“恋愛工学”を実践していく若者を軸に展開。“恋愛工学”の師匠・永沢圭一を演じるのは、コミカルからシリアスまで、清濁問わずどんな役柄にも傑出した演技力を発揮する滝藤賢一。また、師匠から教えを受けるモテない弁理士・渡辺正樹を、「3人のパパ」「ブラックリベンジ」や、来年放送の大河ドラマ「西郷どん」にも出演決定している堀井新太が演じる。男女の恋愛に「情」ではなく「テクノロジー」からアプローチするという新しい手法を用い、ポップでビター、最後にはホロリと泣ける、いまだかつてない純愛ドラマとして青年の成長譚を描く本作。また、小説に登場する「イエスセット」「タイムリミットメソッド」「道聞きオープナー」など、数々の恋愛テクノロジーも紹介していく。今回初共演となる2人からコメント到着!滝藤さんは、本作の印象について「これで本当に女性が落ちるのかな?」と思ったそうだが、「こういうメソッドがあるなら試してみたいですね。僕はもう結婚していて子どももいるので、恋愛では使うことはありませんが、初対面の方や子ども相手に使ってみたいと思います」と実践してみたいとコメント。また、自身の演じる役について、「どうして僕にオファーが来たんだろう」と不思議に思ったと言う滝藤さん。「ナンパもしたことないですし。41歳になってモテ男を演じられると思っていなかったので、俳優やっていて良かったなと。もう笑いが止まりません(笑)こんな役は最初で最後かもしれないから、ひとつひとつ噛みしめながら演じたいです!」と意気込み。堀井さんは、「すべてが理にかなっていて、僕的には納得。『恋愛工学』には説得力がある」と作品の印象を語り、今回はナンパから最終目的のベッドインまで、師匠の教えを従順に実践する若者役に挑戦する彼は、キャラクターについて「さみしい人なんだろうと思います。だから人に頼ってしまうし、自分の意見がないYESマンにもなっちゃう。演じる上では、彼がそうなった理由を探りながらも、邪念がなくピュアで何でも知りたいという青年に見えるように役を作っていきたいです」とコメントしている。また初共演となる滝藤さんについて、百戦錬磨なイメージを抱いていると言う堀井さん。「僕が色々な作品を見て一方的に持っているイメージですが、どの役も滝藤さんの味、深みが出ています。そんな滝藤さんが永沢をどう演じてくださるのか非常に楽しみです」と話している。「ぼくは愛を証明しようと思う。」は12月28日(木)深夜0時20分~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年12月06日9月3日(日)今夜放送の「情熱大陸」に2013年に発刊した「伝え方が9割」が115万部の大ベストセラーとなったコピーライターの佐々木圭一が登場。番組は3年前に独立し活躍の場を広げている佐々木さんの仕事とプライベートに密着する。1972年神奈川県生まれ、現在44歳の佐々木さんは、父の仕事の影響もあり子ども時代から転校を繰り返し、転校先の土地の方言が喋れなかったことなどから人とのコミュニケーションが苦手になったという。学生時代の唯一の友だちは「初代ファミコン」で人と話すよりも機械を触る方が楽という理由から、上智大学理工学部機械工学科に進学。大学では機械工学を専攻しロボットの研究に打ち込み同大学院を修了後、そんな自分を変えたいと一念発起して広告代理店・博報堂に入社。コピーライターとなるものの中々芽が出ずコピーを書いてもボツばかり。ボツにされ続けた事から当時は紙がムダという意味で「もっともエコでないコピーライター」というあだ名を付けられたほど。しかし、そんな膨大な時間と試行錯誤のなかである時ふと「伝え方の法則性」に行き着いたそう。そして2013年、著書「伝え方が9割」を発刊。“上手なデートの誘い方”や“相手の胸に刺さるコトバの作り方”といった日々の生活で役立つ「伝え方のコツ」を満載し、家庭や職場ですぐに使える実用性が大きな反響を呼んだ同書は大ベストセラーになった。2014年に独立、自身が代表を務める「ウゴカス」の代表となり広告制作の枠を超えTV出演や講演など活躍の場を広げた佐々木さんは、プライベートではトライアスロンが趣味で、5歳と2歳の娘が言うことを聞いてくれないと悩む姿も見せる。番組ではコピーライターの仕事の裏側に密着。“苦手な上司との付き合い方”や“子どもに嫌いな食べ物を食べてもらう方法”など、日々を効率よく進めるため“ライフハック”のヒントを紡ぎ出していく佐々木さんの姿を追うなかで、佐々木さんが本当に伝えたい“コミュニケーションのレシピ”ともいえる“伝え方が9割”の“残りの1割”に隠されたものに迫っていく。「情熱大陸」は9月3日(日)23時~TBS系にて放送。(笠緒)
2017年09月03日手塚治虫タッチのパロディー漫画『神罰』で知られ、著名作家の絵柄をまねたシモネタギャグを得意とする漫画家の田中圭一氏。デビュー当時からサラリーマンを兼業する"二足のわらじ漫画家"としても有名で、現在はBookLiveに勤務する一方で、京都精華大学の講師も務める。そのほか、「田中圭一のペンと箸-漫画家の好物-」(ぐるなび)、「うつヌケ~うつトンネルを抜けた人たち~」(文芸カドカワ/note)、「ハピラジ!」(ニコニコ生放送)など、インターネットを中心に幅広く活動している田中氏。今回、紙からインターネットへ移行した経緯や、インターネットの魅力、漫画家としての今後の展開などをインタビューした。――田中先生はインターネットを積極的に活用されていて、2013年に漫画発表の場を紙媒体からインターネットに移されたとのことですが、どういった経緯だったのでしょうか。ちょうどその少し前から僕の紙の本が売れなくなってきていて、世間でも、雑誌も売れない単行本も売れないという傾向が顕著になってきてますよね。だから、これから先、漫画家で食べていくのに希望的な状況じゃないなと思ったんです。そんな時に、電車で周りを見渡すとみんなスマホをいじっていたんですね。新聞や漫画雑誌を読んでる人はずいぶん減ったけどスマホは見ている。だったらスマホの中で自分の存在感を大きくすることが生き残りの1つの手だなと感じたんです。当初は、特にマネタイズは考えていなかったんですが、Twitterで面白いネタをつぶやいたり面白い画像を載せるとフォロワーが増えるし、これから先スマホやインターネットでみんなもっと情報を得るようになっていくだろうから、その中で生き残るための第1歩と考えたんです。――編集者で漫画原作者の竹熊健太郎さんにも後押しされたとか。竹熊さんが2010年くらいから、これからは「街のパン屋さんのような漫画家を目指せ」とおっしゃっていて。彼が紙の本からの仕事がなくなってスランプになっていた時期に、周りから勧められて『たけくまメモ』というブログを立ち上げたんですよ。そうしたら一気に固定ファンが数万人できて。これからの漫画家は、大手のメジャー雑誌に載ってミリオンセラーを出して豪邸を建ててというのが年々難しくなってくるから、数万人でもいいから固定ファンを捕まえてその人たちが欲しいもの、望むものを提供することでマネタイズをしていくのが良いと。それはすごく正しいなぁと思っていて。それを見ていたから、最初は自分も興味本位でおもしろ画像などを上げている内に、リツイートが増えて、フォロワーが増えて、「あー、これはメディアなんだ」とわかったです。――実際にSNSを始められて実感したんですね。当時、前の会社で「コミPo!」という漫画制作ソフトを発表する際に、プロモーションムービーを作って発売前に一部の関係者用にWEBにアップしたんですよ。その時にアルファブロガーの小飼弾さんにも見てもらったんだけど、「発表会が来週ありますよ」という告知をした時に、「ようやく発表ですね」と一部の関係者しか公開していなかったムービーのURLをうっかりTwitterに載せてしまって…。そしたら一気にダーッとリツイートされてサーバーもパンクして、その時にツイートをエゴサーチするとドンドン話題が増えていくのがリアルタイムで見れて、「バズられるってこういうことなんだ」とわかったんです。それまでもバズるとかバイラルっていう言葉は知っていたんだけど、1秒に何十人もリツイートされるという経験を初めてしたんですよ。――個人がすごい影響力を持つ、と。「コミPo!」でコンテストをした時、中に1人すごく面白い漫画を作ってくる人がいて、それがダ・ヴィンチ・恐山さんでした。彼は芸能人でもない普通の人なんだけど、彼のツイートはものすごく面白くて、それがドンドンとバズられて多くのフォロワーが付いたんです。その時、「Twitterって、有名人でなくてもバズられればフォロワーが集められるんだ」とあらためて思ったんですよ。僕も初めは、なにげなくおもしろ画像を投稿していたら、ついっぷるの人気画像ランキングに入って、僕のフォロワーじゃない人の目にも触れてドンドンとリツイートされて、フォロワーも増えたので、「これは面白いな」と思いました。ツイートや画像を何時ごろに上げればバズられやすいかとか、どんなネタが受けるのかとか、Twitterを使って、個人でのマーケティングリサーチをできることに気付いたんですね。――ご自身でマーケティングリサーチまでされているなんて驚きです。私はこれまで雑誌のアンケート結果ってあまり教えてもらえなかったんですよ。ギャグ漫画でページが少ないとアンケート上位に行くことは難しくて、編集さんも気を遣ってくれて「一部では好評みたいですよ」くらいしか教えてくれなかった。ただ、個人的には、今回こういうネタだからこういう反響があった、というデータが欲しかったんですね。この時間にこのタイミングでこのネタを上げたらリツイートされた、勝因は何だろう、自信満々のネタが全然ウケなかった、敗因は何だろう、みたいな。こんなことを繰り返し、ずーっと自分のデータとして蓄積していったんです。そこから、もちろんマネタイズは無視して、「ウケたいという気持ちだけで、いかに多くの人を笑わせられるか?」ということをやり始めたんです。――ファンの方と直接的な交流が生まれたんですね。そんなことをしているうちに、僕のネタ画像を見た編集者からWEBでの連載依頼が来て、そこに載った作品をTwitterやFacebookで情報発信してバズられて…という良いスパイラルになった。紙の雑誌に固執していたら、世の中に作品を発表できなかったかもしれない。これによって、「田中圭一をフォローしておくと面白いものが色々とくるぞ」というフォロワーとの信頼関係ができたっていうのは、これから電子化が進むという時期に、うまくSNSの波に乗れたなと思いますね。――そうしてインターネットの影響力を実感される中で、電子書籍の可能性と課題についてもお聞かせください。日本の家電メーカーにぜひ言いたいのは、日本って世界的に珍しく国民がすごく本を読む国だということ。日本人は知識欲が旺盛で、本を読むことが好きですよね。にもかかわらず、なんで電子書籍デバイスを日本人に合う形で作らないのかと思うんですよ。スマホはアメリカ製か韓国製で、手帳サイズで、さすがに漫画を読むにはきついですよね。タブレットは、サイズはちょうどいいですけど重い。だったら、もっと薄くて軽くてペラペラで、筒から巻物のように液晶画面がひゅっと出せて、雑誌の見開きサイズで読めるような端末ができるといいですよね。日本のメーカーが本気出せば簡単にできそうなもんじゃないですか。それによって電子書籍の市場ってもっと広がりそうなのに、やらないでしょ、どこも。電子書籍の漫画が読みづらいという人もいますが、新しいデバイスなら解決できる。ガラパゴスでもいい。日本市場って本に関しては大きいはずなので。――デバイスの進化には期待ですね。コンテンツ側で電子書籍に期待することはありますか。たくさん言いたいことはありますね。昔、ケータイコミックなどで音が出るものがありましたが、あまり流行らなかった。デジタルならではの面白い仕組みはあったんですが、それを最大限に使う作品・キラーコンテンツがなかった。やはりこういったものを普及させるのはキラーコンテンツありきですよ。例えば、デジタルデータなんだから、1ページ目からラストまで1本道である必要はないですよね。ゲームが得意としているストーリーの分岐とか、最初に自分の名前を登録すると、漫画の主人公の名前が自分の名前になるとか。分岐に関しても、アドベンチャーのように選ばせるのもあれば、ランダムに変わるというのもあるとか。そういった仕様も技術的には難しくない。問題は、そういう面白い仕組みを活かしたキラーコンテンツがあるかどうか。器を作ったら、器に見合う料理を考えなきゃいけなくて、漫画家さんなりクリエイターさんが、新しい仕組みに見合う作品を作って、1作品でもヒットが出れば、「この手法があるなら俺ならこう活用するぜ」という人が続々と出てくる。それが電子デバイスで本を読む新しい形にならないかなと思っています。――田中先生もそういう作品を作ってみたいですか。作りたいですね。たとえば、(主人公が複数存在し物語が並行して進む)ザッピングの作品ができないか、とか。とある夫婦が登場する作品で、奥さん目線では幸せなストーリーなんだけど、旦那さん目線では悲劇だとか。他には、最初のページで「あなたはどの漫画家が好きですか」というアンケートがついていて、手塚治虫とか松本零士とか選択肢を選んでもらって、ストーリーは同じでも、選んだ作家の絵柄に変わるとか。手塚治虫の絵で読んだ後に松本零士の絵に切り替えると微妙に違っていて、「こう違うんだ」というようなところを楽しむとか。デジタルの時代の表現方法の1つだと思います。――いろんな可能性がまだまだあるんですね。あるんですよ。誰かがキラーコンテンツを出して、そればブレイクした時こそ、新時代が来ると思います。僕も実験的に、なにかやってみたいと思うんですよね。ホラー漫画は僕の絵じゃ合わないかもしれないけど、じつはやりたいんですよ。例えば作品の中に、"読んだら死んじゃう漫画"というものが登場して、登場人物がその漫画を読んで次々に死んでいくというストーリー。これは、当然フィクションなので、実際にこのデジタル漫画を読んだ読者が死ぬわけじゃない。でも、ストーリーを読み進めていくと、最後に「この漫画は絶対に読み返してはいけない」と書いてあるページが開かれて、作品は終わる。それを、たまたま2回目に読んだ読者がいたとしたら、冒頭に「なぜ読み返すなと言ったのに読んだのか!」と書いてあって、つまり1回目に読んだときと中身が変わってしまっている。この恐怖ってハンパないと思います。これで読者が作品の中にイッキに引き込まれていくとか。――田中先生は現在、電子書籍の「BookLive!」にお勤めですが、最近話題の漫画家さんへのインタビューコーナー「わが生涯に一片のコマあり」についても教えてください。どういった経緯で始まった企画なんですか。BookLiveの社員の方から、以前に私が実施した藤田和日郎先生のインタビューがすごく好評だったので、ああいうものを定期的にできないかという依頼があったんです。コーナー化するにあたっては、ネットで読ませるための文字数の上限やテーマ設定など、いろいろと改良が必要な点がありました。そうした時にある方から、「"作者の渾身の1コマ"に絞ってはどうですか」というアイデアが出た。それならワンテーマだし文章も短くて済むし、焦点もはっきりする。他でもやっていないと。そして別の方が「わが生涯に一片のコマあり」というぴったりのタイトルを考えてくれた。そうしてこのインタビュー企画が始まりました。第1回ゲストの新條まゆ先生が、こちらが望んでいたとおりのお話をしてくれましてね。新條先生の連載が打ち切りになりそうだった時期に、「渾身の1コマ」を描くことで盛り返して人気が回復して行った、というような。そこで弾みがついてコーナーが続いています。――このコーナーはTwitterなどでもすごく評判なのですが、インタビュー時にこういうことを聞こうというのは何かあるのでしょうか。そうですね。僕も漫画家なので、この作品のここはすごく苦労して描いててるなっていうのがわかるんです。例えば東村アキコさんの場合は、『マカロニほうれん荘』(鴨川つばめ/秋田書店)や岡田あーみんさんの漫画が大好きで、それが引き出しになっていて今の作品を描いているとおっしゃっていて。自分もギャグ漫画家として、小さい頃好きだった漫画はあれとこれとこれで、それが組み合わさって今の漫画になっているというのがあるので、すごくわかるというか、お互い「そうだよね」というのがあるのは作家同士ならではだと思いますね。――なるほど。漫画家同士だからこそわかる世界観が、あのインタビューを生んでいるんですね。そうした幅広い活動をされている田中先生ですが、今年から京都精華大学で「ギャグマンガコース」の講師もされています。そのお話もぜひ聞かせてください。本当は竹熊健太郎さんの助手で入る予定だったんだけど、急きょ竹熊さんが休学されるということになって、あとは任せたと(笑)。経験もないし、忙しくて準備もできてないしで、バタバタとしたスタートでした。始めてみて思ったのは、生徒に教えるためにはロジックを自分で整理して伝えなきゃいけないということ。今まで直感で、つまり右脳でやっていたものをロジカルに整理することで自分にも気づきがあったんです。例えば、読者に「こっちだよ」とわざと思考をミスリードさせておいて、実はこっちだったみたいな意外性というかギャップが笑いを生むんだ…とかね。――教えることを通じて、田中先生ご自身も表現の理論を改めて整理できたんですね。どうしてこれは面白いんだろう、と常に分析しながら見るという視点も持つようになって、他の仕事にも良い効果が生まれましたね。先ほどのインタビューコーナーも、この作品はどうして泣けるんだろう、とか分析しながら作品を読んでいますし、今ぐるなびで連載している『ペンと箸』も、事実をそのままの順番で漫画にするのではなく、話の順番を入れ替えることでより感動が伝わるな、とか。いろいろと並行してやっている仕事がそれぞれ役に立っているんです。――これまで若い漫画家志望の方に教える機会はあったのでしょうか。今まで何人か、漫画家志望の若いアシスタントが来たことはあったけど、あまりギャグ漫画家になりたいという人はいなかったから、教えられることがあまりなかったですね。でも今は、大学でギャグ漫画家になりたいという人に教える訳だからやりがいもあります。京都精華大には「ストーリーマンガコース」と「ギャグマンガコース」があって、ストーリーマンガコースに落ちたからギャグマンガコースに来た人もいるんだけど、そうした中にもすごくギャグセンスのある学生もいる。プロになろうと思ってなくてもポテンシャルがあったり、センスを秘めている人はいっぱいいて、そういう人には「君はギャグに向いているから磨いていこうよ」という話もできますよね。――違う道を目指そうとしていた人が、ギャグ漫画家になって良い作品を生み出して、読者を楽しませていくというのは素晴らしいですね。本人もたぶん、ストーリーマンガコースに行ってたら生徒数も多くて競争率が高かったりで挫折してしまったかもしれないけど、ギャグマンガコースは人数も少ないから、その中で「イケてるぞ」となれば、自信もつくんじゃないでしょうか。竹熊健太郎さんが「電脳マヴォ」っていう無料の漫画サイトをやってるんですが、ギャグマンガコースで才能を持った人はそこでも紹介していきたいと言っていて、生徒さんが納得してくれればそこに作品をアップして世の中の多くの人に見てもらう機会を持つというのも、ありかなと思っています。そこで編集者の目に止まって商業誌デビューを果たす、という道もあるかもしれないですし。――インターネットならではの作品の見せ方ですよね。「note」っていうSNSで人気の『岡崎に捧ぐ』という漫画がものすごく読まれていて、作者の山本さほさんは、現在いろんなところから引っ張りになっているんですよ。内容は「ちびまる子ちゃん」的な作品なんですが、「ちびまる子ちゃん」よりももう20才くらい下の世代にすごくささっていて。ちびまる子って10年ごとに、つまり年代ごとに作ればいいんじゃないかと思ったりね(笑)。とにかくその漫画、面白いんですよ。ネットで人気を博して商業誌に行くっていうのもあるんですよね。こういう言い方はよくないんだけど、漫画家志望って編集さんとそりが合わなくて、デビューはしたものの連載を取れないまま何年かの時間をすり減らしてしまうこともある。でもネットに上げると、支持してくれる人が何人いるかが数字でわかるので、結果が悪ければすべて自分の責任です。冷酷ではあるものの非常に平等な発表の仕方ですよね。そういう方法でのデビューもあると思ってまして、竹熊さんの「電脳マヴォ」などからデビューするというのもあると思うんですね。――このようにファンの方と直接つながれる時代に、出版社の役割とは何だとお考えでしょうか。やっぱり大手の出版社の編集さんって、すごく特殊なノウハウを貯めている方がいて、新人が持ち込みしてきてから一人前にして世に送り出すまでのトレーナーとして一流な人もたくさんいるんですよ。それを分っていない人は編集者を軽視する発言をしがちですよね。WEBとかブログで人気になった漫画家さんが10年、20年と食べていけるかというのは、トレーナーの力量も大きいと思います。あとはアシスタントに入ってそこの先生に学ぶとかね。そういう道のメリットもたくさんあると思いますよ。ネットはそういう工程をすっとばせるから便利だと言われがちですけど、最初はビギナーズラックでヒットを打てても、2打席目から打てない人もいて、とにかく編集者や師匠から教えや、漫画家としての基礎体力作りを軽視してはいけないと思いますね。――ある作家エージェントの方がおっしゃっていたんですが、「0を1まで売るのはエージェントの役割だけど、1を100にするのはやはり出版社さんが強い」と。どちらが良いではなくて、それぞれ役割があるということでしょうか。大手の出版社さんって編集者が優秀だからミリオンセラーが出ると思われていますが、それに加えて営業の方のスキルも高いからだと思いますよ。僕も営業やっていたからわかるんですが、良いものを良いと伝えて書店さんを説得するのは営業さんの力なんですよね。だから1万部を100万部にするのは、販促やキャンペーンも含めた営業力だと思うんですよ。ネットで作品を出した人がそこまで行けるかというと、営業さんが後押ししてくれないとなかなか難しいですよね。ネットでヒットした『きょうの猫村さん』(ほしよりこ/マガジンハウス)とか、『となりの801ちゃん』(小鳥アジコ/宙出版)とかは、紙の本になって初めて大きくマネタイズができたわけじゃないですか。ネットだとただの人気者で終わってたかもしれない。だから、出版社が今も作家さんにお金をもたらす重要な役割を担っているのは確かですよね。今後は電子書籍ストアとか先ほどの「note」とかで作家が直接売るというの時代が来るかもしれませんが、それはそれで作家自身の営業力が必要だと思いますよ。ネット上には様々なコンテンツがものすごくたくさんあるので。――田中先生が先日から参加されている「ハピラジ!」についても教えてください。ニコ生(ニコニコ生放送)で「ハピラジ!」というWEBラジオを始めることになりまして。この番組というかシリーズは、声優さんを中心にやってきて、漫画家は僕が初かもしれません。番組としては、企画の担当者が面白いコーナーとかを考えてくれていて、ニコ生を使うので、音だけじゃなくて時々絵を描いたり大喜利のようなこともやっていきます。僕が描いた絵に声優さんが声を当てたり、4コマ漫画の3コマまでを僕が描いて4コマ目を募集とか。ラジオなんだけど、ところどころ絵も入っている感じで今の時代ならではの番組ですね。――田中先生はTwitterやFacebookも活用されていますが、ニコ生をやろうと思ったのはなぜですか。もともとニコ生は個人でもやりたかったんですが忙しくて手をつけられていなかったところに、ハピラジ!のお話をいただいてぜひやらせてくださいと。一人で全部やるのは大変ですからね。FacebookとTwitterとニコ生は個人で出来るプロモーションとして、3つでセットと考えています。Twitterは瞬発力、バイラル力はあるけど、すぐタイムラインが流れてしまう。Facebookはもう少し滞留しますし、もう少しお友達限定というクローズドな部分がある。音声は生放送でリアルタイム性がある。この3つを組み合わせるのが1番効果的だと思っていたんです。だから、ニコ生を始めたのはちょうどいいタイミングでした。今後、以前に勤めていたソフト会社で企画していた『ライブアニメ』という、音声に反応してアニメのキャラが操作できるソフトを使った放送などもやってみたいなと思っています。アニメキャラによる生放送です。――次々と新しい取り組みをされている田中先生ですが、最後に、漫画家・田中圭一としての今後の展開について教えてください。僕が今52歳だから、健康にペンが握れるのはあと20年なんですよね。土日しか描いてないから、計算するとあと単行本15冊しか死ぬまでに出せないな、と最近考えています。つまり、残された時間と描ける作品数は限られています。なので、山のようにある「やりたい企画や作品」の中から「何を諦めて、何をやるか」を考えなきゃいけない歳なんですよね、52歳って。これまで温めて実現できていない企画の中で早めに着手しないとダメなものを、優先的にやっていきたいと思っています。ここ2、3年はそこに力を注ぎたいなと。さっき言ったインタラクティブな漫画もその1つなのでぜひ実現したいですね。
2014年12月26日「自分の考えていることが思ったとおりに相手に伝わらない」。この悩みに頭を抱えている人は数多く存在します。あなただけではないのです! では、この問題をどうしたら解消できるのでしょうか。45万部を超えた大ベストセラー『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんに話を伺いました。■2013年は日本人にとって“伝え方元年”「2020年大会のオリンピック東京招致決定は、日本人が国際舞台において伝え方で勝利した、歴史的な瞬間でした。滝川クリステルさんの『お・も・て・な・し』という言葉も印象的でしたが、安部首相のプレゼンにも、私自身は心を惹かれました。なぜかと言うと、人が票を入れたくなるような技術が盛り込まれていたからです。安部首相のプレゼンでのコトバを要約すると、以下になります。『東京を選ぶということは、スポーツで世界をより良くしようとする国を選ぶことです』IOCの実現したいことは、スポーツを通して世の中を良くすることです。つまり、相手の好きなこと=IOCが実現したいことを、そのまま表現していたのです。これまで“伝え下手”だと言われてきた日本人がプレゼンで勝利したことで、国全体が明るい雰囲気になったと思います」DJポリスの活躍やドラマから名セリフが生まれるなど、2013年はまさに「伝え方」が鍵を握る1年でしたね。「DJポリスは人が動きたくなる『チームワーク化』という技術を使って、やんちゃな若者達の心を動かしたのです。お願いをする時に相手対自分と対立するのではなく、『一緒にやりましょう』と同じ方向を向くと、思わず聞いてしまうという本能を人は持っているんです。ドラマの名セリフにも、伝える技巧がきちんと組み込まれています。例えば『半沢直樹』では、正反対のコトバを使うとセリフが強くなる『ギャップ法』が用いられていました。流行語大賞に選ばれた『倍返しだ!』というコトバの前に、『やられたら、やり返す』というギャップを前に持ってくることで、あのセリフが強烈に浸透したのです。2013年ほど名言が生まれた年は珍しいですよね。人々がいかに伝え方が重要か、という事実に気づいた1年でもありました。日本人は“学ぶモード”に入ると一気にレベルを上げられる特長を持っているので、なるべく早い時点で伝える技術を身につけることをオススメします」■伝え方は「センス」ではなく「技術」ですが、自分の気持ちや意思を思いどおりに伝えることに、苦手意識を持つ人も多いかと。「それは、伝え方にはセンスが必須という先入観があるからです。伝え方に必要なことは、センスではなく技術。料理を例に挙げてみましょう。キャベツの千切り初心者の小学生が知識もないままにトライしても、上手く切ることができませんが、母親に教えてもらうだけで格段にレベルが上がります。この例でもわかるとおり、技術もないままに上手く伝えようとするのは、初めて千切りをする小学生と同じ状況なのです。技術は、先に技術を身につけた人から教えてもらえば、誰にでも習得できる、ということです」技術はプロから学ぶのが近道! ということで、次回からは伝え方の第一人者・佐々木さんに、読者からの質問に答えていただきます。 ・「伝え方」のお悩みにアドバイスしてほしい方募集! ・『伝え方が9割』の佐々木圭一氏に聞く、心に響く伝え方
2014年01月30日