今週公開を迎えるディズニーアニメーション映画『アナと雪の女王2』より、松たか子と神田沙也加が吹き替える本編映像が到着した。前作に引き続きエルサを松さん、アナを神田さんが担当している吹き替え版。今回到着したシーンは、前作で姉妹の絆を取り戻し、アレンデール王国で幸せに暮らす2人が、オラフやクリストフ、スヴェンと一緒にジェスチャーゲームを楽しんでいる場面だ。まず最初にアナは、口を尖らせ、眉間にシワを寄せたり、脚を蹴り上げたりと、体全体で表現。しかし、「黒くま」「ハンス王子」「人生最大の過ち」などと次々に当てにかかるも、全員不正解。続いて挑戦するのは、ムードメーカーのオラフ(声:武内駿輔)。前に出たオラフは、「字覚えたから簡単だもん!」とここで新事実を発表。自由自在に姿を変形させながら、「ユニコーン」「城」「ティーポット」「エルサ」などと次々と問題を出題するが、即座にクリストフ(声:原慎一郎)が当てまくり、男子チームが勝利!和気あいあいと楽しいひとときを過ごす仲間たちにほっこりする映像となっている。そんな幸せな日々を送りながらも、なぜ自分だけが周りの人と違い、特別な力を持っているのかという疑問を抱き、どこかで“このままではいられない”と感じ、その謎を解き明かすために新たな世界へ進むエルサ。一方のアナも、エルサとの幸せな生活を壊したくないと願い、彼女のことを守るためエルサと共に旅に出る。『アナと雪の女王2』は11月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アナと雪の女王2 2019年11月22日より日米同時公開Ⓒ2019 Disney. All Rights Reserved
2019年11月19日俳優の池松壮亮(29)が9月28日、都内で行われた主演映画「宮本から君へ」の公開記念舞台挨拶に出席した。新卒の営業マン・宮本浩(池松)が、仕事に恋に不器用に奮闘しながら成長する姿を描いたストーリー。一部スポーツ紙によると、サプライズで同作の主題歌「Doyouremember?」を歌うロックバンド・エレファントカシマシの宮本浩次(53)が登場。池松は「見えないかもしれませんが、鳥肌が立った」と大興奮で、「主題歌が映画のレベルをものすごく上げてくれた」と感謝したという。「若いころから演技派として注目を浴びていた池松さんですが、以前は『一番苦手なものは舞台挨拶』と公言するほど。あまり気の利いたコメントができませんでしたが、場数を踏んでいるうちにどんどんコメント力もアップ。今回も絶妙なコメントで会場をわかせていました」(舞台あいさつを取材した記者)同作は、出演するピエール瀧(52)が麻薬取締法違反で有罪判決となったことでも話題に。製作委員会の判断が注目されたが、最終的には改編や追加撮影は行わず公開することが決定していた。「8月に行われた完成披露試写の舞台あいさつで、池松さんはピエールさんについて言及。『共演者として、ピエールさんを一番近くで見ていた。あの人の目は本気でした。作品に大きな力を注いでくれた』など15分にわたって熱弁したのです。以前ならば考えられないような彼の姿に、観客や共演者らも心打たれたようでした」(前出・取材記者)
2019年09月29日映画『宮本から君へ』(公開中)の公開記念舞台あいさつが28日、都内で行われ、池松壮亮、蒼井優、一ノ瀬ワタル、真利子哲也監督、原作の新井英樹、宮本浩次が出席した。公開2日目となったこの日は、主演の池松壮亮らが登壇して舞台あいさつ。池松は「こんなに作品で"俺"って主語を使った作品はありませんでした。このご時世、"俺"って使う人は宮本浩次さんかローランドさんしかいませんから」と笑いを誘った。蒼井は「初めて週休6日で撮影したいなと思いました。基本的に馬車馬のように働いた方がノリやすく、パンチドランカー的に撮影が進んだ方が好きなタイプなんですけど、今回は3日目で体力や気力を使った感覚があり、ペース配分を間違えたと思いました」とハードな撮影に苦労したようだが、「スタッフさんやキャストの皆さんに助けられ、鼓舞して最後までやりました」と周囲の人々に感謝した。舞台あいさつ後半には主題歌「Do you remember?」を手掛けた宮本浩次も登壇し、キャスト陣らにバラの花束を贈呈して「本当に感動しました。何気なく心を揺さぶるシーンが随所に散りばめられていて本当に素晴らしい映画でした」と絶賛。すると池松は「今日まで2年半、宮本と対峙していましたが、すごく手強い人で、ずっと今日の今日まで宮本に試されているような気分でした。昨日、撮影以来台本を開くと面白いことが書いてあって、池松壮亮や宮本の人生なんてどうでもいいと、突っ切った先に振り向いたら宮本が浮かび上がればいいと思いました」と苦闘した自分を振り返り、涙ぐんだ。新井英樹の同名漫画を真利子哲也監督が実写映画化した本作。人生負けっぱなしの男・宮本(池松壮亮)が愛する靖子(蒼井優)の笑顔を取り戻すため、一世一代の勝負に挑む姿を感動的に描き出す。
2019年09月29日池松壮亮と蒼井優が共演する、バブル崩壊直前の日本で最も嫌われた伝説の漫画の実写化『宮本から君へ』(真利子哲也監督)から、宮本浩次が横山健をギターに迎えた主題歌「Do you remember?」が長尺で聞くことができる90秒の予告編が到着した。今回到着した主題歌「Do you remember?」が流れる予告編では、池松さん演じる人生負けっぱなしの男・宮本が、愛する靖子(蒼井さん)の笑顔を取り戻すため、一世一代の勝負に挑む姿が映し出される。幸せそうな宮本と靖子の姿から一転、拓馬(一ノ瀬ワタル)が登場し、2人の関係を打ち砕く“衝撃の事件”が起こってしまう!涙を流す宮本と靖子や、宮本が叫びながら拓馬に向かっていくも一瞬でやられてしまうシーンなど、宮本の全力で立ち向かう様子が覗ける。そして映像の最後では、スタントなしで挑んだ注目の宮本と拓馬の“非常階段の決闘シーン”の新たな映像が収録されている。なお、本作をいち早く鑑賞した著名人からは「原作を知っているのに涙が溢れてくる」(堀江貴文)、「がんばれ!宮本!」(向井秀徳)などと絶賛とエールを送るコメントが到着している。『宮本から君へ』は9月27日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:宮本から君へ 2019年9月27日より全国にて公開Ⓒ2019「宮本から君へ」製作委員会
2019年09月21日9月27日公開の映画『宮本から君へ』で共演する蒼井 優さんと池松壮亮さんが語る、お互いの意外な共通点とは。蒼井:池松君のことは15年以上前から知っているけど、子どもの頃からあまり変わってないよね。昔から大人だったというか、媚びない感じ。池松:昔はお互いもうちょっと尖ってましたよね(笑)。僕、よく言われるんですよ。「蒼井優さんに似てるね」って。蒼井:それは私も言われる…。池松:しっかり共演させてもらったのは映画『斬、』(2018年公開)がはじめてでしたけど、僕は「いつかこの人と組む日が来るんじゃないか」ってずっと思ってました。蒼井:俳優同士のそういう“香り”って私もあると思う。でもまさか、こんなにヘビーな作品で立て続けに共演するとは思わなかったな(笑)。池松:今回共演させていただいた映画『宮本から君へ』は、去年放送されたテレビドラマ版の続編。ドラマの撮影時からものすごい熱量だったのが、映画版ではさらにパワーアップしたという感じで…。蒼井:ここまで高カロリーな映画ってなかなかないと思う。クランクインして、私は3日で疲れ切っちゃった。池松:僕たち、映画では恋人同士なのに、ずっと叫んだり、罵り合ってましたよね。蒼井:池松君が演じた主人公の宮本は熱い男だけど、私の靖子役もなかなかのものだったよ。そもそも宮本と靖子は似たもの同士だよね。池松:しかもそんなふたりが一緒にいることで、お互い覚醒し合ってさらにヤバイことになっているという…。蒼井:あそこまで動物的になれる相手に出会えるって、すごいことだと私は思うけど。池松:ちなみに、靖子役との相性はどうでした?蒼井:私は「黙りたい」って常に思ってた(笑)。泣き叫びすぎて、休憩中はずっと道に生えてる草を見てたし。基本的に穏やかに生きたいと思っている人間ですから…。池松:目指せ、凪の人生(笑)。蒼井:ただ、宮本や靖子ほど青くはないけれど、歪んだことや理不尽なことに対して妥協できない感じは、私たちにも共通するところがあるかも。池松:そういう時、僕はわりと考えてから意見するけど、蒼井さんはすぐ反応して、あとで後悔するタイプですよね。蒼井:うん、吠えちゃう。池松:でも逆に、僕が感情的になった時はパッと引いて、「まあまあ」ってなだめてくれる。その察する能力にずいぶん助けられました。蒼井:池松君は私にとって、諦めない映画作りが一緒にできる、“同志”だと思ってるから。次に共演する時は、静かな作品をやろうね(笑)。池松:『凪』っていうタイトルはどうですか?蒼井:映画『凪 ~吠えない私たち~』。これで決まり!あおい・ゆう1985年8月17日生まれ。福岡県出身。映画『宮本から君へ』ではヒロインの中野靖子役を務める。出演映画『ある船頭の話』『ロマンスドール』も近日公開予定。ドレス¥19,000(クーパー ストリート)ブーツ¥19,000(マリアン) 共にスピック&スパン ルミネ新宿店 TEL:03・5905・7620いけまつ・そうすけ1990年7月9日生まれ。福岡県出身。主演を務める映画『宮本から君へ』が9月27日(金)公開。1990年代に人気となった新井英樹氏による同名漫画が原作。※『anan』2019年9月4日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・田畑アリサ(蒼井さん)ヘア&メイク・赤松絵利(ESPER/蒼井さん)取材、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2019年08月31日この秋上演の舞台、NODA・MAP『Q』:A Night At The Kabukiで2人のジュリエットとして共演する松たか子さんと広瀬すずさん。役者同士の相性を伺いました。昨年撮影の映画で共演。そして、この秋上演の野田秀樹さんの舞台『Q』:A Night At The Kabukiに共に出演する松たか子さんと広瀬すずさん。松:昨年、映画の撮影現場でお会いしたことがありましたが、すずちゃんってどの現場でも、軽やかな感じで順応されている印象があります。広瀬:よく、現場にスッといるよねとは言われます(笑)。松さんも、カメラの前でも自然にすとーんとしていらっしゃいますよね。力が入っていないようなんだけれど、立っているだけですごく意味を感じさせるので、自然と役のことを知りたくなるというか。松:今度の舞台に向けて、去年から何度か野田さんのワークショップがおこなわれていたんですが、すずちゃんがセンターに立った時、広い空間の中でそこにピントが合う感じがあって、それだけで私は「好き」って思っちゃった(笑)。そういう空気を纏えるってすごいことだし、誰にでもできることじゃないから。広瀬:あの時は、初めてのことばかりで戸惑いしかなかったです。歩き方や声の出し方から教えていただいて、映像とは違うんだって…。松:私もまだ戸惑うことも多いですよ。ただ、本稽古の前に失敗を恐れずにいろいろ試せるし、野田さんに役と自分との相性を見極めてもらうためにも、ワークショップの時間を有意義に感じています。広瀬:確かに、その場で渡されたテキストに書かれた役で、共演の皆さんと即興でお芝居をしたんですけれど、声を聞いたり、触れ合ったりするだけで、相手の方との距離感とか温度差が掴めるんですよね。私は人見知りなので、お芝居を通して共演者の皆さんとコミュニケーションをとれたことで安心感がありました。松:私も冷めているのかもしれないけれど、現場を無理に盛り上げなくてもいいのかなと。結局のところ、作品を面白くしたいという思いで集まっている人たちですし、やるべきことに真摯に向かっていれば、作品は自然と面白くなるし、それが現場にいい空気を運んでくれると思うんです。今日はなんかいい感じかもっていう空気を、現場にいる全員が落とさずに上手くパスし合えたなって瞬間がたまにあって。それはすごく嬉しい。広瀬:その感じ、わかります。でもこれが姉(広瀬アリスさん)のように近い距離感の人が相手だと、自分の情が入って役として共有しにくかったりするんですけれど。松:(笑)。ひとりひとりの考え方や、アプローチの仕方が違っても、作品の前では全員がフェア。そこがとてもいいなって思っているんです。まつ・たかこ1977年6月10日生まれ。東京都出身。ドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)に出演中。11月に吹き替えを担当した映画『アナと雪の女王2 』が公開。来年には主演映画『Last Letter』が公開に。トップス¥68,000スカート¥55,000ネックレス¥39,000靴¥83,000(以上MM6 Maison Margiela/MM6 Maison Margiela Omotesando TEL:03・3408・8681)ひろせ・すず1998年6月19日生まれ。静岡県出身。放送中の連続テレビ小説『なつぞら』(NHK)で主演。初舞台となるNODA・MAP『Q』:A Night At The Kabukiは10月から東京、大阪、北九州で上演。ドレス¥48,000(バウム ウント フェルガーデン/ジャーナル スタンダード レサージュ 青山店 TEL:03・5778・4003)リング、人さし指・中指¥105,000薬指¥75,000(共にSHIHARA/SHIHARA Lab TEL:03・3486・1922)シューズはスタイリスト私物※『anan』2019年9月4日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・梅山弘子(KiKi inc/松さん)佐藤里沙(bNm/広瀬さん)ヘア&メイク・赤松絵利(ESPER/松さん)河北裕介(広瀬さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年08月31日池松壮亮主演映画『宮本から君へ』の公開に先立ち、先日行われた完成披露舞台挨拶に池松さんをはじめ、蒼井優、井浦新、一ノ瀬ワタル、真利子哲也監督らが参加した。この日、盛大な拍手で迎えられたキャストたち。主人公・宮本を演じた池松さんは「いよいよこういう日を迎えられて幸せに思います」と挨拶。出演しているピエール瀧について「あの人の目は本気でしたし、この作品にとんでもなく大きな力を注いでくれていたと思っています」と触れつつ、「もうあの瞬間に戻ることはできないというくらいスタッフ全員がパワーを注ぎ込んだ作品となっています」と並ならぬ思いを語っていた。また、ヒロイン・中野靖子役の蒼井さんも「生半可な気持ちでは立ち向かえない作品でした。すごい熱量の作品でしたので、自分たちもぼろぼろになりながら平成の終わりにみんなで挑みました」と言い、「その熱量が少しでも観客の方々に届けば」とコメント。さらに、靖子の心に住み着く元彼・風間裕二役の井浦さんは「これからとんでもないことが起きるので宮本から振り落とされないようにしっかりとしがみついて楽しんでください」と観客の期待を煽った。また、撮影中の驚きのエピソードを披露する場面も。愛する人のため“絶対に勝たなきゃいけないケンカ”に挑む撮影では、なんと、池松さんが撮影で自らの“歯”を抜こうとしていたという!「多くの人の人生のバイブルになっている作品なので、歯くらい捧げないと原作の新井先生にも認めてもらえないんじゃないだろうか」と心配していたゆえの行動だったそうだが、新井さんらに止められ、蒼井さんにも「歯は大事だよ」と言われた池松さんは、「なんか母親に止められているような、妙な説得力があって…皆さんも踏みとどまりたいことがあったら、蒼井さんに止めてもらうといいですよ」と会場の笑いを誘った。そして最後に、池松さんが「人間讃歌であり、壮大なラブレターのような作品になったと思います」とメッセージを送ると、真利子監督も「もちろん新井さんの描かれた『宮本から君へ』があってこそですが、自分が客観的に見てもすごい映画になりました」と本作への自信を覗かせていた。『宮本から君へ』は9月27日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:宮本から君へ 2019年9月27日より全国にて公開Ⓒ2019「宮本から君へ」製作委員会
2019年08月23日池松壮亮演じる熱血営業マン・宮本浩の暑苦しくも切ない生き様を描いた極限の人間讃歌エンターテインメント映画『宮本から君へ』。この度、本作の主題歌入り本予告映像が到着した。今回到着したのは、宮本浩次が横山健とコラボした主題歌「Do you remember?」の楽曲が流れる予告編。楽曲に合わせて、幸せそうな宮本と靖子(蒼井優)が映し出されるがそれは一瞬。拓馬(一ノ瀬ワタル)が登場すると、“究極の愛の試練”に直面した宮本と靖子が涙、そして靖子は「守ってくれるんじゃなかったの」と責めるシーンも。しかし、歌声に背中を押されるかのように、人生負けっぱなしの男・宮本が、愛する靖子と一緒に試練を乗り越えるため奮闘!まるで楽曲に宮本が呼応するかのような映像となっている。またラストでは、「本当に映画化できるのか?」と注目されている、宮本と拓馬の“非常階段の決闘シーン”も。実在する高層マンションの非常階段でスタントなしで挑んだ必見の場面だ。『宮本から君へ』は9月27日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:宮本から君へ 2019年9月27日より全国にて公開Ⓒ2019「宮本から君へ」製作委員会
2019年08月12日些細なことがきっかけで人生が思わぬ方向に転がり落ちることは、誰の身にも起こりうること。そこで、ある出来事が原因で仕事も恋人も失ってしまった女性が繰り広げる復讐を描いた話題作『よこがお』をご紹介します。今回は、こちらの方に見どころについてお話いただきました。写真・黒川ひろみ(筒井真理子)主演を務めた筒井真理子さん!【映画、ときどき私】 vol. 247映画、テレビ、舞台などで幅広く活躍し、多くの名監督から愛されている女優の筒井さん。本作は、「筒井さんの美しい横顔を撮ってみたい」という深田晃司監督たっての希望から生まれたヒューマンサスペンスです。そこで、現場の様子や演じるうえでの苦労などについて語っていただきました。―深田監督とは、脚本の執筆段階から話し合われていたそうですが、筒井さんから具体的に何か提案したことはありましたか?筒井さんプロットを受け取ったときに少しお話をさせていただいたくらいですが、そのときに話した私の実体験をひとつだけ脚本に入れていただきました。ネタバレになるので多くは言えませんが、市川実日子ちゃん演じる基子が子どもの頃に友達としていた“ある秘密の遊び”を妹に見られてしまったと語るシーン。それは、私が幼稚園のときに姉と友達がその遊びをしていたのを見てしまったというエピソードなんです。私は変わった話だと思っていたんですけど、監督もプロデューサーも意外なことに「子どもの頃ってそういうおかしなことするよね」と共感してくださって、採用していただきました。―役柄について、女性ならではの視点で意見されたこともありましたか?筒井さん深田監督は女性を描くのが上手な方なので、それは特になかったですね。監督は登場人物を書くときに、まずは性別を取り払って考えるそうですが、だからこそ「こんなこと言わないよね」みたいな違和感がないんです。それを聞いてから、女性を描くことに苦労されている方は、男と女が違うということを意識しすぎているのかもしれないと思うようになりました。―深田監督とは『淵に立つ』でもご一緒されていますが、筒井さんから見てどんな監督ですか?筒井さん深田監督はすーっと空気みたいな方で、不思議な安心感がある監督ですね。現場では、言いたいことや疑問を全部言ってきたので、妙な信頼関係があるように感じています。監督と一緒の取材で「いまだから聞きたいことはありますか?」と質問されたんですが、お互いに何もなくて……。気になることといえば、プライベートくらいかな。(笑)監督のおかげで現場は柔らかい雰囲気だった―それほど現場ではすべてを見せ合っていたんですね。筒井さんそうですね。おそらくそれは脚本を読んだだけで信頼感が生まれていたからだと思います。そのおかげで自分を追い込むことも安心でした。深田監督は「リラックスしてもらうのが一番」と考えているような方なので、現場はとにかく柔らかい雰囲気。だから「よーい、スタート!」とピリッとする感じではなく、「よーい、はいっ」みたいにふわっと入っていく感じです。―本作は「現在」、「過去」、「4年後」が交錯して描かれており、そのたびに容姿や内面において変化を求められたと思います。かなり繊細な表現が求められるなかで、難しさを感じたことはありませんでしたか?筒井さん特に前半部分の追いつめられるところでは、市子がどのくらい心身ともに疲弊しているのかということをちゃんとやらないと伝わらないだろうと思っていました。そこは台本にもいろいろと書き込んだ部分でもありますが、今回私がイメージとして使ったのは、花のしおれ具合。たとえば、「このシーンは花びらが1枚落ちるような感じ」とか、「ここは最後まで残っていた茎が折れる」とか、「ここから枯れ始める」とか、そういったことを頼りに演じていきました。―いままでも役作りをするときは、具体的に何かをイメージして取り組まれていたのですか?筒井さんここまで細かくイメージして挑んだのは、初めてだったと思います。『淵に立つ』のときは、前半と後半でわけて演じられましたが、今回は落ちていく過程がすさまじかったので、それぐらいしなければいけないと感じました。―市子ほどの強い復讐心を抱くことはなくとも、そういう気持ちがある種の原動力となることは多くの人が共感できる部分だと思いますが、筒井さんはどのように感じましたか?筒井さんそこに関しては意外と淡白なほうなので、自分のなかにそういう感情はあまりないんですよね。けっこうボヤっとした性格というのもあるかもしれませんが……(笑)。あとは、プライベートでつらいことがあったら仕事に夢中になるとか、逆に仕事でつらかったら友達と飲みに行くとか、私の場合はそういう気持ちをリリースしてしまうほうなんですよね。しかも、復讐というのは執着がないとできないものですが、私はここまでの執着がない性格。なので、この作品のなかでも監督と一番話し合ったのはその部分でしたし、そこをとらえるのは私にとって一番難しいところだったと思います。でも、市子の場合は、仕事もプライベートもすべてを失ってしまうわけで、どこにもぶつける場所がなくなってしまうわけですよね。そんなふうに「私はどこにも生きていく場所がないんだ」と感じたら、ああいう行動も理解することはできました。市子にとっては、復讐というよりも、生きるための拠り所だったのかもしれないと思っています。役者としての課題を感じた瞬間とは?―共演者の方々についてもおうかがいしますが、まずは物語のカギを握る基子役の市川実日子さんの印象について教えてください。筒井さん実日子ちゃんは明るいし、とにかくかわいかったですね。なので、最後のほうで実日子ちゃんに対して激しい感情を抱かないといけないシーンでは、違うことを思い浮かべないとできないなと思ったほどです。実日子ちゃんが好きなので、「かわいいな」とつい思ってしまって……。そういうところが、私の役者としての課題かなとも感じました。(笑)―ちなみに、どんなことを思い浮かべていたのでしょうか?筒井さんつらかったときに出会った人たちの顔をコラージュしたイメージやそのとき自分のなかでグッとくるものなどです。そうやって実日子ちゃんへの思いを自分のなかで打ち消しながら演じていました。―そして、市子の復讐に欠かせない人物でもある和道を演じたのは池松壮亮さんですが、ご一緒されてみていかがでしたか?筒井さんこれまで映画や舞台を拝見させていただきましたが、素晴らしい俳優さんだと思っていたので、ご一緒できてうれしかったです。実際に会ってみると、すごく落ち着いていますし、包容力もあるので、精神年齢がすごく高い方だなと思いました。―印象に残っているシーンはありますか?筒井さん今回、池松さんと最初に撮ったのは、行く場所がなくなった市子が絶望から道で吐いているシーン。しかも、そのときは髪の毛を染めたりする関係上、頭は白髪交じりでしたし、吐いてばかりいるひどい顔。そんな状態で「初めまして」となりましたが、それでも池松さんがいい感じで受け止めてくださったので、本当にありがたかったです。ベッドシーンでは「こんなに年が違うのにごめんなさい」と思いながら、演じていました。それを言葉にしたら終わっちゃうと思っていたので、ずっと言わずにいたんですが、心のなかでは申し訳ないと思っていたんですよ。(笑)そのほかにも私が勘違いして間違ったことをしても、何も言わずにニコニコしてくれて、「なんていい人なんだろう」と思いました。すべてが仕事に繋がってしまうのが役者―タイトルの『よこがお』に込められているように、誰でももうひとつの横顔を持っているものですが、筒井さんにもあまり知られていない一面がありますか?筒井さんそもそも私は自分が客観的にどう見られているのかということをあまりわかっていないので、どうなんでしょうか。ただ、役者というのはすべてが仕事に繋がってしまうところがあるので、プライベートとの境目があまりないように感じています。「なんでこんなに気にならないんだろう」とすごく大雑把なときもあれば、けっこう暗いなと自分で思うときもあるんですよね。たまに、深刻な気持ちで目が覚めたりすることもありますが、そういう朝は勢いよくバーッとカーテンを開けて、気分を変えるようにしています。―それでは最後に、ananwebの女性読者に向けてメッセージをお願いします。筒井さん私の経験から言うと、若い頃に観た映画や読んだ本というのは、自分のなかに残るもの。たとえば、私は遠藤周作さんの「わたしが・棄てた・女」を中学時代に読みましたが、そのときは男女の機微や社会のヒエラルキーなんてわかっていませんでした。それでも残ったのは、女性の踏みにじられた思いや男性の後ろめたさといった複雑な感情を追体験した記憶。そして、社会に出てから理不尽な思いをしたときに、「あのときの感情と同じだ」と感じることができたんです。もし、あの本を読んでいなければ「私が変なのかもしれない」という狭い考えに陥っていたかもしれませんが、「本がベストセラーになったということは多くの人が共感していることなんだ」と思えましたし、その瞬間に救われました。なので、みなさんもこの作品で市子と同じ経験を味わってもらえれば、きっとそれが自分の血となり、肉となるはずです。本当にいろいろな見方ができる作品ですし、「いままで観たことがない映画だ」と言ってくださる方が多いので、ぜひそういうところも覗きに来ていただきたいと思います。インタビューを終えてみて……。妖艶でミステリアスなイメージのある筒井さんですが、柔らかい笑顔とおっとりとした雰囲気には一瞬で魅了されてしました。まさに「美しい大人の女性」のお手本のような存在感。近づくことはできないとわかっていても、見習いたいと思いました。劇中で堪能することができる筒井さんのさまざまな“よこがお”にも注目です。予期せぬ展開に圧倒される!不条理な世界で絶望の淵に立たされたひとりの女性が、再び希望を見出して歩き出すまでを描いた本作。市子の叫びに、あなたの心も思わず共鳴してしまうはずです。いくつもの才能がぶつかり合って生まれた新たな衝撃作をお見逃しなく。ストーリー周囲から信頼されていた訪問看護師の市子。恋人との結婚も控え、順風満帆な日々を過ごしていた。ところがある日、訪問先の女子中学生が失踪し、意外な人物が犯人として逮捕されることに。その後、ある人物によってねじ曲げられた事実が世間に広められてしまい、市子は事件の関与を疑われることとなる。すべてを失った市子は復讐を誓い、ひとりの男性の前に姿を現すのだった……。ざわつきが止まらない予告編はこちら!作品情報『よこがお』7月26日(金)より角川シネマ有楽町、テアトル新宿他全国公開出演:筒井真理子/市川実日子池松壮亮/須藤蓮小川未祐/吹越満脚本・監督:深田晃司配給:KADOKAWA©2019 YOKOGAO FILM PARTNERS & COMME DES CINEMASヘアメイク:在間亜希子〔MARVEE〕スタイリスト:齋藤ますみ紺リボンワンピースVELLA(ベラ)/アクセサリーGOLDY
2019年07月25日『淵に立つ』の深田晃司監督オリジナル映画『よこがお』より、この度本作で初共演となった筒井真理子と池松壮亮の本編冒頭映像が到着した。本作は、無実の加害者に仕立てあげられた女・市子が、自分を見捨てた人生に復讐するため、自由奔放な“リサ”へと姿を変えてある計画を実行するという、女の哀しくも危険な復讐を描く極上のヒューマン・サスペンス。今回到着した映像は、美容院で筒井さん演じるヒロイン・市子と池松さん演じる和道が会話を交わすシーン。リサと名乗る市子は、「どこかでお会いした気がするんですけれど」と言う和道に対し、「いえ、初めてです」と答え、自分の身の上話を続ける――。いたってよくある美容院での会話にみえるが、市子が和道をじっと見つめる意味ありげな横顔からは、このあとの物語の波乱を予感させるかのよう。深田監督は、市子(リサ)と基子、2人の女性の間で揺れ動く美容師を演じた池松さんについて「和道役は、筒井さんと『演技力でも釣り合いながら対峙できる俳優さんでなければ』と思って池松さんにお願いしました」と起用理由を明かし、さらに「脚本ではもっとチャラい美容師役でしたが、20代後半とは思えない落ち着きぶりの池松さんが演じることで、ニュアンスが変わっていきました」とコメントしている。『よこがお』は7月26日(金)より角川シネマ有楽町、テアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:よこがお 2019年7月26日より角川シネマ有楽町、テアトル新宿ほか全国にて公開© 2019 YOKOGAO FILM PARTNERS & COMME DES CINEMAS
2019年07月24日講談師・神田松之丞が、6月29日に東京・サンリオピューロランドで開催された「問わず語りの松之丞の会 in サンリオピューロランド」に出演し、ハローキティとコラボした。オーケストラやオペラなど、今まで数多くのコラボイベントに出演してきた松之丞だが、キャラクターとの二人会は初めて。TBSラジオ『神田松之丞 問わず語りの松之丞』(毎週金曜 21:30~22:00)のオープニングでおなじみの口上から松之丞が登場し、さっそくハローキティを呼び込むと、ハローキティは珍しい着物姿で登場した。トークコーナーでは、松之丞からの質問に、ハローキティは身振り手振りを交えて返答。松之丞からのいじわるな質問には、思わず困ったような仕草もみせた。松之丞は、この日のために作ってきた「ハローキティ一代記」を披露。今年で45周年を迎えるハローキティの誕生秘話や知られざるエピソードを紹介し、「1974年10月、多くの国民が落胆をした長嶋茂雄の現役引退…、そのヒーロー長嶋と入れ替わりのように現れたのが、ハローキティでございます」と言うと、客席からは大きな笑い声と拍手が起こった。この他にも、子どもたちとの質問コーナーや、松之丞の言い立てに合わせてハローキティが張り扇を叩く講談体験コーナーなど、この日ならではの内容だった。ハローキティを送り出してからは、講談「違袖の音吉」(浪速侠客伝より)を披露。約30分にわたる熱演で、客席は笑いに包まれた。また、会場ではサンリオ監修による神田松之丞のキャラクターグッズ「みんなのまつのじょう」も販売された。同グッズは、TBSストア(赤坂店、東京駅店)、TBS公式オンラインショップTBSishopにて販売中だ。
2019年07月09日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、東京五輪を来年に控え五輪ムードが高まりつつあるいま、飛び込み競技をテーマにした映画『ダイブ!!』をご紹介します。■『ダイブ!!』Blu-ray発売中。価格/5,184円(税込み)。発売・販売/株式会社KADOKAWA’08年公開ながら、多数の要望により11年の時を経てBlu-rayが発売された本作。五輪選考会に向け、飛び込み競技に懸ける10代の3人の青春スポ根モノです。なんといっても見どころは、林遣都・池松壮亮・溝端淳平と、今や実力派俳優として人気の高い3人の10代のころが見られること。すでに活躍しつつも、当時は今後が期待される若手イケメンの位置にいた3人。現在の人気ぶりからこの作品を見てみると、11年前からすでにその才能の片りんを見せていることがわかります。平凡で素直な中学生・知季を林遣都が、両親が飛び込み選手という天才でクールな高校生・要一を池松壮亮が、大胆な技を持つ大人っぽい高校生・飛沫を溝端淳平が、と3人それぞれが役柄を見事に体現しているのです。そして撮影にあたって体脂肪率を1桁台まで絞ったという彼らの肉体美も特筆すべき点。飛び込み選手としてのリアリティを持たせている水着姿は必見。飛び込みも猛練習したそうで、スタントなしでダイブしているシーンもあります。五輪という大舞台を目標に、挑んだ者だけが体験しうるかけがえのない時間。3人の俳優が瑞々しい演技でそれを見せてくれます。
2019年06月24日主演に池松壮亮、ヒロインに蒼井優を迎え、熱血営業マン・宮本浩の七転八倒を描いた伝説の漫画を映画化する『宮本から君へ』。この度、初映像となる特報映像が解禁となった。連続ドラマからの柄本時生や星田英利、古舘寛治、松山ケンイチなどに加え、井浦新、佐藤二朗ら、真利子哲也監督が「この映画の顔ぶれに微塵も悔いはありません」と語る、ひと癖もふた癖もある役者陣が集結した本作。映画では、原作の後半をベースに、池松さん演じる“宮本浩”と蒼井さん演じる“中野靖子”の前に立ちはだかる“究極の愛の試練”を二人が克服していく姿が描かれる。今回解禁となった特報では、人生負けっぱなしの男・宮本(池松壮亮)が靖子(蒼井優)に、「二人で結婚しよう! けっこん! けっこん!」と迫り、激しい剣幕で「やかましいっ!」と一喝する靖子とのやりとりから始まり、感情を激しくぶつけ合う姿が。“情熱だけは半端ない”宮本は、靖子の心に棲みつく元恋人・裕二(井浦新)からの発言に衝撃をうけながら、靖子から強烈なビンタをくらっても、靖子へまっすぐな思いを向け続ける。映像には、真淵拓馬(一之瀬ワタル)の姿も!何度でも、何度でも、立ち向かっていく宮本の情熱がそのまま焼き付いた激アツの特報は、作品同様に熱量MAX!熱血営業マン・宮本浩が“絶対に勝たなきゃいけないケンカ”に挑む!宮本の暑苦しくも切ない生き様が、すでに溢れる映像となっている。『宮本から君へ』は9月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:宮本から君へ 2019年秋、全国にて公開予定Ⓒ2019「宮本から君へ」製作委員会
2019年06月18日池井戸潤原作ドラマ「ノーサイド・ゲーム」に出演する新たなキャストが決定。松たか子、上川隆也、八代目中村芝翫が、大泉洋扮する主人公・君嶋隼人を取り巻くキャラクターを演じる。出世の道を絶たれた君嶋の再起をかけた戦いが描かれる本作。女優で歌手の松さんが演じるのは、君嶋の最大の理解者にして“夫を尻に敷く”妻・真希。池井戸作品初参加となった松さんは「池井戸さんの作品は“日々を生きている人に寄り添う”イメージで、コツコツ生きている人の大きな夢を描いたり、現実と理想を一致させてくれる展開が、見る人・読む人の共感を呼ぶのかなぁと思っています。その世界観になじんでいけるように頑張りたいと思います」と意気込み、「真希の言動で旦那さんが一歩踏み出せたりするような、無意識でも補い合えるチームワークを夫婦間・家族間で作れたらいいなと思っています」とコメントしている。また、君嶋が工場に飛ばされる原因となった企業買収先の「カザマ商事」3代目社長・風間有也役を、歌舞伎俳優の芝翫さん。君嶋を府中工場に飛ばし、ことあるごとに君嶋の前に立ちはだかる天敵、トキワ自動車常務取締役営業本部長・滝川桂一郎役を、現在「執事 西園寺の名推理」で“執事”を好演中の上川さんに決定した。大泉さんについて「“音のいい役者さん”」と表現する芝翫さんは、「今回がっちり組んでお芝居ができることで、わたしの中の新しい部分を引き出していただけると楽しみにしております」と共演に期待。上川さんは「大泉さんと現場でご一緒する機会は、これまで一度しかないのですが、画面を通して彼の姿を数限りなく見ている気がします。朗らかな印象が強いですが、今回の役回りはこれまでと一味違う『才気溢れていながら苦悩を強いられる役回り』で、わたしはその苦悩を強いる男・滝川を演じます。今までにない新鮮味を覚えています」と語り、「滝川を演じるにあたり、小細工せずにいけたらと思います。“企みながら企まない”というようなアプローチで臨みたいと考えています」とコメントしている。「ノーサイド・ゲーム」は7月、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年06月08日講談師・神田松之丞がパーソナリティを務めるTBSラジオ『神田松之丞 問わず語りの松之丞』(毎週金曜 21:30~22:00)の番組イベントが、6月29日に東京・サンリオピューロランドで開催される。同イベントでは、ゲストにハローキティを迎え、講談とサンリオキャラクターの異色のコラボが実現する。イベント当日は、松之丞がこの日のために書き上げた、講談「ハローキティ一代記」も披露される予定だ。6月29日に全2公演が行われ、チケットは一般券と親子券の2種類。親子券は「ローソンチケット」プレリク限定で、17日から31日まで申し込みを受付している。また、一般発売は6月8日(10:00~) にスタートする。
2019年05月18日池松壮亮が主演、蒼井優がヒロインを務める映画『宮本から君へ』の新キャストが発表された。映画では原作の漫画の後半をベースに、池松さん演じる宮本浩と、蒼井さん演じる中野靖子の前に立ちはだかる「究極の愛の試練」を克服していく姿が描かれる。そんな2人の関係をつなぐ重要なキャラクター、風間裕二役を、今年は『こはく』『嵐電』と2本の主演作が控える井浦新。裕二は、どうしようもない遊び人で、靖子の心に棲みつく元恋人だ。井浦さんは「撮影時、この作品が放つ生命感溢れる熱量に吹き飛ばされまいと、全身全霊で現場にしがみついていた。その中心で熱苦しいほどのエネルギーを生み出している池松君と蒼井さんのぶつかり合いは、正に鬼神の如く、その凄まじさを余すことなく味わえたことが、大きな喜びでした」と撮影をふり返り、「関わったシーンでの撮影では毎回がクライマックス、しかし初号を観たら始まりから終わりまで全編がクライマックスに漲っていた。なんてべらぼうな映画だ」と絶賛している。また、本作では“高層マンションの階段での決闘シーン”も描かれる。その注目のシーンで、宮本が立ち向かう怪物・真淵拓馬を演じるのは、元格闘家の一ノ瀬ワタル。ラグビー部に所属する巨漢にして怪力の持ち主で、紳士的な表と欲望に忠実な裏の2つの顔をもつ役どころだ。今回一ノ瀬さんは、体重を33kg増量し、撮影に挑んだそう。「僕が原作に出会った直後にこの役をやれるチャンスを頂き運命的なものを感じました。真淵拓馬は絶対に自分にしか出来ないという自信と強い想いがあります。この作品を撮り終わったら死んでも良いと覚悟して挑んだ作品です」と力強く語っている。さらに、真淵拓馬の父で宮本の得意先の部長・真淵敬三をピエール瀧。真淵敬三の親友・大野平八郎を佐藤二朗が演じることも発表された。原作漫画の大ファンであることから出演を即決したという佐藤さんは「僕が新井英樹作品を大好きな理由の1つが、何かを引きかえに描いてるとしか思えない、壮絶で豊饒なキャラクターたちだ。今回、そのキャラクターの1人を演じられることに悦びと畏れを感じつつ、皆で渾身の思いで拵えた作品です」と出演できたことへの喜びを語っている。なお、本作の製作委員会は“映画「宮本から君へ」の公開に際してのお知らせ”と題して、ピエール瀧の出演に関して説明する文書も発表した。以下、発表文書本作品には、麻薬取締法違反容疑で逮捕、同法違反罪で起訴されたピエール瀧氏が本作に出演をしております。尚、本作品の撮影は昨年9月29日~10月30日の期間に完了しております。事件発覚後、映画「宮本から君へ」製作委員会は幾度となく協議を重ねてまいりました。その結果、ピエール瀧氏は、今後も法律に従って裁定が下されることになり、それ以上の措置について、本作品が関与するものではないという結論に至り、製作委員会の総意として、本作品の改編・追加撮影を行わないまま、劇場公開することと致しました。議論を経ての結論であることをご理解頂ければ幸いに存じます。引き続きのご支援・ご鞭撻をお願い申し上げます。『宮本から君へ』は今秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:宮本から君へ 2019年秋、全国にて公開予定Ⓒ2019「宮本から君へ」製作委員会
2019年05月16日俳優・池松壮亮が主演を務める映画『宮本から君へ』(今秋公開)の追加キャストが16日、明らかになった。同作は1990 年から1994年まで講談社「モーニング」にて連載され、1992年に第38回小学館漫画賞青年一般部門を受賞した新井英樹のコミックを実写化。文具メーカー「マルキタ」の新人社員、恋にも仕事にも不器用な宮本浩(池松)の物語を描く。2018年4月にテレビ東京で連続ドラマとして放送され、第56回ギャラクシー賞テレビ部門「奨励賞」を受賞するなど大きな反響を呼んだ。この2人の関係をつなぐ重要キャラクター・風間裕二を井浦新が演じる。どうしようもない遊び人だが、靖子の心に棲みつく元恋人で、宮本と靖子の間で、奔放に振る舞いながらも2人の距離を近づけていく大切な役割を担っている。井浦は「撮影時、この作品が放つ生命感溢れる熱量に吹き飛ばされまいと、全身全霊で現場にしがみついていた。その中心で熱苦しいほどのエネルギーを生み出している池松君と蒼井さんのぶつかり合いは、 正に鬼神の如く、その凄まじさを余すことなく味わえたことが、大きな喜びでした。関わったシーンでの撮影では毎回がクライマッ クス、しかし初号を観たら始まりから終わりまで全編がクライマックスに漲っていた。なんてべらぼうな映画だ」とコメントした。同作では、原作が支持される一因ともなっている“高層マンションの階段での決闘シーン”も描かれるが、その決闘シーンで、宮本が立ち向かう怪物・真淵拓馬を一ノ瀬ワタルが演じる。ラグビー部に所属する巨漢にして怪力の持ち主で、紳士的な表と、欲望に忠実な裏の2つの顔をもつ難しい役柄となった。体重を33kg 増量し「絶対に勝てそうにない体」を作り上げた一ノ瀬はは「映画『宮本から君へ』がいよいよ公開します。僕が原作に出会った直後にこの役をやれるチャンスを頂き運命的なものを感じました。真淵拓馬は絶対に自分にしか出来ないという自信と強い想いがあります。より拓馬に近付く為2カ月間で 30kg以上の増量もしました。この作品を撮り終わったら死んでも良いと覚悟して挑んだ作品です。ありったけの魂を込めました。この映画、観てください!!!!!!!!」と気合を表した。また真淵拓馬の父で、宮本の得意先の部長である真淵敬三をピエール瀧被告が演じている。麻薬取締法違反容疑で逮捕・起訴された瀧だが、撮影は昨年の9月〜10月に行われており、製作委員会は議論の上、劇場公開を決定したという。また、真淵敬三の親友・大野平八郎は佐藤二朗が演じた。○真利子哲也監督 コメントついに実写化の舵が切られ、分厚くて重たい定本を握りしめ、ボロボロになるまで読み込み書き込み、かなり手強いこの原作をどうやったら映画にできるか、み んなで真剣に向き合いました。やがて一癖も二癖もある役者たちが集まってきて、現場はより一層の執念と活気で溢れました。 今、このタイミングにしか映画にできない自負がありました。ここで失敗したらもう誰も映像化できないという勝手な責任感もあり ました。宮本に負けず劣らず、這いつくばって完成させた映画をでっかいスクリーンで観たときの、理屈抜きで気持ちが開放され たあの感触。子供に返ったみたいに老いも若きも男も女も、みんな一緒になって朝まで語らって歌ってました。この映画の顔ぶれ に微塵も悔いはありません。○製作委員会 コメント本作品には、麻薬取締法違反容疑で逮捕、同法違反罪で起訴されたピエール瀧氏が本作に出演をしております。尚、本作品の撮影は昨年9月29日~10月30日の期間に完了しております。事件発覚後、映画『宮本から君へ』製作委員会は幾度となく協議を重ねてまいりました。その結果、ピエール瀧氏は、今後も法律に従って裁定が下されることになり、それ以上の措置について、本作品が関与するものではないという結論に至り、製作委員会の総意として、本作品の改編・追加撮影を行わないまま、劇場公開することと致しました。議論を経ての結論であることをご理解頂ければ幸いに存じます。引き続きのご支援・ご鞭撻をお願い申し上げます。
2019年05月16日『舟を編む』の石井裕也監督が奇跡の豪華キャストと“超新人”を主演に迎えて描く、いままでにない日本映画『町田くんの世界』。5月7日(火)、都内会場にて本作のジャパンプレミアが開催され、レッドカーペットにはW主演の“超新人”細田佳央太と関水渚を始め、岩田剛典、高畑充希、太賀、池松壮亮、北村有起哉といった超豪華キャストが集結!舞台挨拶では撮影時の裏話や、主演が超新人であることにちなんだキャストの新人時代のエピソードなどが語られた。この日、有楽町マリオン1階センターモールのレッドカーペットには約200人の観客が集結、全員で主人公にちなみ「町田くん」という掛け声で呼び込むと、ステージには豪華キャストがずらりと登場した。本作の主人公・町田一を演じた細田さんは、「初めてのレッドカーペットで緊張していますが少しでも映画の良さを伝えたいと思います!」と語り、町田くんのクラスメイトで人が嫌いな猪原奈々役を演じた関水さんは「皆さんと楽しみたいと思いますのでよろしくお願いいたします」と緊張を見せながら挨拶。1,000人を超える候補から主演の座を勝ち取った新人の2人が初めてのレッドカーペットイベントで初々しさを見せた。高畑充希「むちゃくちゃ可愛い映画に仕上がっています」続いて町田くんの同級生で、学校一の人気者である氷室雄を演じた岩田さんは「楽しんでますか?! 最後までよろしく!」と劇中の氷室さながらに会場のファンたちを沸かせると、町田くんの後輩・高嶋さくらを演じた高畑さんは「むちゃくちゃ可愛い映画に仕上がっています!」、猪原さんに恋する西野亮太を演じた太賀は「早く完成した本作を観て欲しい!」とアピール。週刊誌の記者・吉高洋平を演じた池松さんが「ものすごく良い映画ができました。令和元年だからこそ、観て欲しい映画です」と穏やかに語り、町田くんの父・町田あゆたを演じた北村さんは「監督の純粋な映画愛が注ぎ込まれています。そして主演の2人のみずみずしい演技をみてください」とアピールを上乗せ。そして石井監督は「中央にいるシンデレラボーイ・細田くん、彼のみずみずしい芝居を映画の中で観ることが出来ると思います。豪華キャストといっていましたが、スタッフも豪華です。命がけで作ったので楽しんで帰ってください」と語り、作品が初めて披露される喜びを思い思いに表現した。太賀「先輩らしくしたかったんですが…」主演が超新人で、周りの方々が超豪華キャストということで注目されている本作。石井監督は当初は主役を新人にしようとは考えていなかったという。「すごく難しい役なので、新人には難しいんじゃないかと思っていたら、出会ってしまったんです。細田少年に! とてもピュアで、この人しかいないと即決しました」とニヤリ。続けて「テクニックではなく、とにかく一生懸命。人生初のフルパワーで、もう二度とできないものを引き出した映画にしたいなと思っていました」と、新人だからこその演出のこだわりを明かした。主演への大抜擢となった超新人の細田さんは「撮影に入っていっぱいいっぱいで、僕らから皆さん声をかけることができませんでしたが、『学校どうなの?』と話しかけてくださって、緊張をほぐしてもらいました」とコメント。同じく関水さんは、「毎日とても緊張していて、先輩方が優しくしてくださいました。特に前田敦子さんが、休憩時間によくお話ししてくださって。日焼けをしやすいと話をしたら、日焼け止めをくれました。今でも袋にいれて保管しています! 嬉しかった」と、豪華キャストとの共演をふり返った。そんな初々しい新人2人と共演した豪華キャスト陣。岩田さんは「初々しさと素敵な演技を見せてくれました。クランクインする前に、石井監督から2人を芝居でめちゃくちゃにして欲しいと言われ、別の意味でプレッシャーを受けました(笑)」と吐露。太賀さんは「超新人の2人を前に、先輩らしくしたかったんですが、こちらもガチガチに緊張していたんです(笑)。監督からハッパをかけられて、それも楽しかった」と明かし、「2人を見ているのが楽しくて、石井監督とも久々にご一緒できたので、とても楽しい思い出ばかりです」と高畑さんも話し、新人との共演を楽しんだことを明かした。“超新人”細田佳央太&関水渚に先輩たちがアドバイスまた、先輩俳優たちからは、これから俳優として活動していく新人の2人へアドバイスも。岩田さんは新人時代に寝坊したことを告白。「初めて出演させてもらった舞台で、ゲネプロの日に遅刻。スライディング土下座をしました(笑)。現場で笑いはとれましたが、その1日は生きた心地がしなかったです」と言う。一方、高畑さんは「初めての映画で、沖縄ロケで食べすぎて、ファーストシーンとラストシーンがつながらなくなってしまいました(笑)。顔が満月みたいになってしまい…14歳の夏を反省しました。地方ロケでは、美味しいものが多いので気をつけてください」と爆笑失敗エピソードを披露。そして池松さんは「お芝居とかパフォーマンスとか、人を幸せにする岩田さんのような俳優になって欲しいですし、ピーターパンをやって夢を与える高畑さんにもなって欲しい。そして太賀くんのように屈折した大人にならないで欲しい(笑)」と笑いを誘うと、北村さんが「同意見です(笑)」と同調しつつ、「色々な人と出会って欲しい。こういう人が好き、こういう人が苦手と言うことがあればあるほど良い!」と、まるで劇中で見せた父親のような表情を見せた。関水渚、町田くんは「高校時代にいたら好きになっていた」本作の主人公である町田くんは“人が好き”というキャラクター。そのことについてMCに問われると、「一生懸命であることが素敵でカッコいいと改めて教えてくれた人です」と細田さん。関水さんは「とにかく人に優しい人です。高校時代にいたら好きになっていたと思うし、友達になりたいと思います」と明かす。岩田さんは「現代社会に生きる大人への処方箋」、高畑さんは「平和の象徴のような白い鳩みたい」、太賀さんは「当たり前の優しさを振り分けることが出来る人」、池松さんは「人間離れした聖人のような、天使のように美しい少年。映画のヒーローです」、石井監督は「想像力をくれる人」とそれぞれの言葉で町田くんという存在を表現。そんな中、北村さんは「あと走り方が面白い! ふとももは上がるんだけど進んでいかないという。そこも見どころです」と語ってくれた。岩田剛典の人生を変えたのは「EXILEのHIROさん」そんな、全ての人を分け隔てなく愛する町田くん。彼と出会った登場人物たちの世界までもが変わっていく様が描かれている本作にちなみ、人生を変えた人についてトークが及ぶと、「EXILEのHIROさんです。まっとうな答えですみません(笑)」と岩田さん。高畑さんは「選べません! 沢山いますし、その都度出会うべき人に出会っている」とコメント。太賀さんは「石井監督です! 18歳の頃に初めてお会いしていて、考え方や価値観が変わりました」と石井監督を前に恥ずかしそうに激白。すると池松さんも、「太賀さんと高畑さんと石井さんは10年ぐらいの付き合いなんです。それぞれお3方の活躍ぶりに影響を受けてきていますし、自分の人生でも大切な3人」と本作のメンバーが人生を変えたとしみじみ。そして、北村さんは「恥ずかしいです、妻です。もし妻に出会ってなかったら、今どうなっていたか分からない」と、はにかみながら告白した。そして、石井監督は「ここに登壇されている方々です。細田さんと関水さん以外はみんなご一緒した方々。勝負作だから、一緒に戦える仲間が必要で、最も信頼を寄せているといっても過言ではない方に出演をお願いしました」と、いままでの出会いが本作の撮影に繋がったことを感慨深げに語っていた。『町田くんの世界』は6月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:町田くんの世界 2019年6月7日より全国にて公開Ⓒ安藤ゆき/集英社Ⓒ2019 映画「町田くんの世界」製作委員会
2019年05月08日演技経験ほぼゼロの超新人を主演に迎えた石井裕也監督映画『町田くんの世界』から、豪華俳優陣が共演する本作でも特に注目の3人、高畑充希、前田敦子、池松壮亮のキャラクター場面写真が到着した。3人といえば、2010年放送のドラマ「Q10」で共演し、柄本時生を加えた4人による「ブス会」メンバーとしても知られる。本作で高畑さんが演じるのは、町田くん(細田佳央太)の後輩・高嶋さくら。町田くんの前ではぶりっ子全開だが、女子の前では毒舌を披露。あざと可愛い演技に注目だ。また前田さんが演じるのは、町田くんの同級生・栄りら。予測不能な町田くんと振り回される猪原(関水渚)を見守りながら、めまぐるしいスピードで過ぎていく日々に「ヤベェな青春って」と思わずつぶやく、コミカルな役どころだ。そして、本作が石井組6度目の出演となる池松さんが物語のキーパーソンとして登場。町田くんに出会うことで、自身の考え方が大きく揺らぎ始める週刊誌記者の吉高洋平を演じる。ドラマでの共演から9年。様々なジャンルで活躍中の3人が出演とあって、早くも「マジでメンバーがQ10(ドラマ)すぎて見たい」「Q10を彷彿とさせる、、、すき」と話題となっており、本作の公開に熱い期待が寄せられている。『町田くんの世界』は6月7日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:町田くんの世界 2019年6月7日より全国にて公開Ⓒ安藤ゆき/集英社Ⓒ2019 映画「町田くんの世界」製作委員会
2019年04月20日4月15日(月)深夜の「映画天国」では東出昌大、池松壮亮、菅田将暉、松坂桃李ら豪華キャストが共演した『デスノート Light up the NEW world』の特別版をオンエア。お馴染み「さらば青春の光」のコントは『キングダム』をテーマに披露される。2003年から連載され2006年には日本のメディア芸術100選マンガ部門に選ばれた大人気コミックを原作に、2006年に藤原竜也、松山ケンイチらの共演で実写映画化された『デスノート』。その後スピンオフなども作られ、世界で根強い人気を保ってきた本シリーズが復活。前作から10年後を舞台に完全オリジナルストーリーが展開する本作。今回は劇場公開時の本編を再編集した特別版をオンエア。「そのノートに名前を書かれた人間は、死ぬ」という死神のノート“デスノート”が人間界に再び現れ、謎の心臓麻痺で犯罪者たちが次々と死ぬ10年前の“キラ事件”と同様の事態が勃発する。警視庁デスノート対策本部の特別捜査官・三島創(東出さん)、「L」の後継者・竜崎(池松さん)が捜査に乗り出し、ある事件で1冊のデスノートを手に入れる。そのノートの持ち主・死神ベポ(声:松坂桃李)が口にしたのは「人間界に6冊のノートが存在する」という驚愕の事実だった――。昨年は『寝ても覚めても』『ビブリア古書堂の事件手帖』などに出演、月9ドラマの映画版となる『コンフィデンスマンJP』の公開も控える東出さん。昨年はカンヌ国際映画祭最高賞受賞作の『万引き家族』に出演、今年も『町田くんの世界』や『宮本から君へ』などの公開が控える池松さん。先日まで放送されていた「3年A組-今から皆さんは、人質です-」も話題沸騰、この夏には『アルキメデスの大戦』の公開が控える菅田さん。この3人を主軸に、死神ベポの声に春ドラマ「パーフェクトワールド」で主演を務める松坂さん、大河ドラマ「いだてん」など各所に引っ張りだこの川栄李奈、さらに藤原竜也、松山ケンイチ、戸田恵梨香、中村獅童らが前作から続投する。映画天国『デスノート Light up the NEW world 特別版』は4月15日(月)深夜25時59分~日本テレビでオンエア。(笠緒)
2019年04月15日4月3日発売の『anan特別編集えいがのおそ松さんOFFICIAL BOOK』。完成までの道のりを語ります!anan編集部いくつもの奇跡が実現(涙)。6つ子愛が凝縮した一冊に!1月のとある日。『anan特別編集 えいがのおそ松さん OFFICIAL BOOK』の表紙&グラビア打ち合わせのために、お忙しいキャラクターデザインの浅野直之さんが恐れ多くも、編集部にいらしてくださいました。ananとしては初めて“映画公式”ムックに取り組ませていただくことになり、anan編集部「おそ松さん」チーム(私、担当デスク、担当編集)は感激の一言。とはいえ、その重責は計り知れず、きっちりその責任を果たさねば…と、プレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、今まで様々なタイミングでご一緒させていただいてきた中での「おそ松さん」への愛をしっかり込めて、6つ子の素晴らしさ、面白さをしっかり皆さまに良き形でお届けできるように…と、身を引き締めました。浅野さんとの打ち合わせは、「描く」ための打ち合わせ…というよりも、ananが表紙&グラビア撮影時にカメラマンさんと「撮る」ためにする打ち合わせとほぼ同じ形を踏襲しています。浅野さん曰く、「何か降りてくる」のを絞り出す(出させる?)までの、「圧がすごい」らしいのですが(汗)。そして今回も! 懲りることなく、私(たち)には野望がありました。それは、「おそ松さん」の魅力である、6つ子たちが群れている世界をリアルな風景としてとらえて、その時間の流れを表現できないか、ということ。映画が高校時代…ということもあり、子ども時代の6つ子、18歳の頃の6つ子、テレビシリーズ開始当時の6つ子、そして映画公開直前ぐらいの“今”の6つ子。その時どきで6つ子たちは、それぞれメンタルが違うんではないか、と。その微妙な変化を楽しむ…、そう! 松野家のアルバムを見ているような世界を描いていただけないかと考えてしまったのです。かつ、それぞれのソロカットも今の姿に加え、高校時代のアルバム写真の中から編集部がお借りしてきた感じで掲載できないか、と。身ぶり手ぶり、相変わらず前のめりで、でもおそるおそる、とはいっても、もの凄い枚数になるご相談。浅野さんも、もはや我らの変さはご承知なのか…?「あ、面白そうですね。いいですよ」(あっさり、浅野さん)「ええええええ、マジですか!!!!!」(厚かましく言っておきながら驚愕の編集部)「え、ええええ? いいんですか? 浅野さん、凄い枚数ですよ!」(焦るぴえろ担当者さん)「ええええええ、ありがとうございます!」(いただいた言葉は絶対拾うことを忘れない編集部)と、いうことで、表紙含め驚異の18枚描き下ろしが決まったのでした。パチパチパチパチ(半分、脅しのようですが…)。ご快諾(?)いただいてから、また奇跡の連続。浅野さんの描く子ども時代、高校時代の記念写真風6つ子は、ありえない可愛さ。ラフをいただくたびに、編集部一同、悶絶。狂喜乱舞。もう、思い残すことはありません(涙)。いや、違う!! 何より必見なのは、ソロの高校時代の写真。その風景は、まさに見たかった6つ子の学校生活。もう、ああ、6つ子たち、こうだったのね…と、当時の空気感を彷彿させる神カットの数々で、映画の中から飛び出してきたよう。涙なしでは見られません! ぜひ誌面でお楽しみください。浅野さんには、これまで4度にわたってananに描き下ろしをご提供いただいてきましたが、我らの圧と汗と熱をどのように受け止めていらっしゃったのか、内心ビクビクしつつ心境を伺いました。インタビューの最後には、今後のことについて意外な発言も飛び出しました!そして、もうひとりの神、お忙しい脚本家の松原秀さんも、編集部に来てくださり、打ち合わせさせていただきました。今回なんと、誌上初!? 6つ子のリアル座談会(って何?)が実現。松原さんは、ご本人の中にすべての6つ子がいらっしゃるのか、ご相談すると、「こういう感じでしょうか?」とすぐ、その状況の中で、彼はこう、彼はこう…と、それぞれのセリフが飛び出してきます。「ああ、この方の中に6つ子がいるんだな」と、改めて感動…。そんな松原さん監修による、ソロインタビュー&座談会も必読です。そして、そして、今回のもうひとつの目玉!(いくつあるんだ…汗)櫻井孝宏さん、中村悠一さん、神谷浩史さん、福山潤さん、小野大輔さん、入野自由さん、6人の撮り下ろしグラビア&ロングインタビュー!!!!!! ananの名にかけて(?)、超素敵なグラビアを目指しました。大人の男たちのかっこよさをご堪能ください。インタビューでは、プロフェッショナルとしての貴重なお話を伺うことができました。そして、皆さまそれぞれの「おそ松さん」への思い、なにより、おそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松に対する愛の話は、涙なくしては読めません。もちろん、藤田陽一監督、松原秀さんには『えいがのおそ松さん』についてたっぷりお話を伺い、さらに、音響監督・菊田浩巳さん、色彩設計・垣田由紀子さん、美術監督・田村せいきさん、プロデューサー・富永禎彦さんという、「おそ松さん」を支えている方々にも貴重なインタビューをさせていただきました。どなたにも共通しているのは、「おそ松さん」への愛とファンの方への感謝の言葉。anan編集部「おそ松さん」チーム一同、編集作業中、何度もその愛の深さにしみじみ涙にくれました。構想&制作期間約6か月。そんなこんなで、これほどの贅沢があるだろうか…いや、ない! と断言できるほど、たくさんの愛が詰まった一冊に仕上がりました。「おそ松さん」を愛する人々すべてに手に取っていただけたら幸いです。(編集長K)information書籍詳細『anan特別編集 えいがのおそ松さん OFFICIAL BOOK』 定価1500円(税込)赤塚不二夫・えいがのおそ松さん製作委員会 2019
2019年04月02日2019年3月14日(木)より、「コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City」にて、ヒーリングプラネタリウム作品『Milky Way & The Moon -忘れられない、天の川へ-』が上映されます。俳優・池松壮亮さんがナレーションを担当することが決定しました。「コニカミノルタプラネタリウム“満天”」とは?東京・池袋「サンシャインシティ」にある「コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City」は、全天ドームスクリーンで最新鋭の投影機「Infinium Σ」から映し出される、臨場感あふれるプラネタリウム体験ができる施設です。「雲シート」「芝シート」でゆったり鑑賞できるひじ掛けつきのリクライニングシートのほか、雲のように白くてふわふわの5組限定シート「雲シート」や寝転んだまま星空鑑賞ができる3組限定の「芝シート」も完備。カップルやお友達と一緒に、ゆったりと鑑賞したい方におすすめです。『Milky Way & The Moon -忘れられない、天の川へ-』2019年3月20日(水)に施設開業15周年を迎える「コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City」。『Milky Way & The Moon -忘れられない、天の川へ-』は、15周年を記念して上映されるヒーリングプラネタリウム作品です。奇跡の夜を再現!天の川と満月の物語満月に近い夜は月明りが暗い星々の輝きを妨げてしまうため、「天の川と月は一度に見られない」といわれていますが、「月食」では満月の夜でも天の川を見ることができます。本作では、特に深い食分(欠けた部分の全体に対する割合)だったといわれる、2000年の夏の夜に起きた月食を再現。美しい天の川と月の共演をプラネタリウムで体験できます。ASMRを取り入れた極上のプラネタリウム体験本作は、音や視覚全般から得られる“心地よさ”を感じられる「ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)」の発想を取り入れて制作されています。「波の音」「雨の音」など、人間が心地よいと感じる環境音とやさしいナレーションから、星の瞬きや香りまで、極上の癒やし空間を創出します。俳優・池松壮亮さんがナレーションを担当本作のナレーションは、ハリウッド映画『ラストサムライ』への出演以降、多くの映画・ドラマに出演し活躍する、実力派俳優・池松壮亮さんが担当します。予告編で一足先に池松さんのナレーションを体感してみて!公式HPで公開中の予告編は、人間の頭部や耳の構造を模した「ダミーヘッドマイク」を用いて収録されています。公開に先駆けて池松さんのナレーションを体感できるので、ぜひヘッドフォンやイヤフォンの良音で聴いてみてくださいね。英語副音声ナレーションはシンガーソングライター・LUCAさんが担当英語副音声ナレーションは、坂本龍一さんのアルバムにヴォーカリストとしての参加経験を持つ、シンガーソングライター・LUCAさんが担当。確かな表現力で、海外のお客さまにも本作の感動を伝えていきます。「haruka nakamura」の完全オリジナル楽曲作中では、独自の世界観で高い支持を集める音楽家・haruka nakamuraさんが、全編にわたって書き下ろした完全オリジナル楽曲を使用。さらに、唯一無二の歌声と称されるAimer(エメ)さんの代表曲をリミックスした楽曲も使用されます。“満天”が誇る圧倒的にリアルな星空のなかで響き渡る、淡く美しいピアノの旋律とAimerさんの歌声は、感動必至です。「NEAL'S YARD REMEDIES」のアロマの香りでリラックス上映中は、英国発祥のスキンケアブランド「NEAL’S YARD REMEDIES(ニールズヤード レメディーズ)」のアロマの香りに包まれる、香りの演出も楽しめます。レモンの果皮から丁寧に抽出したフレッシュな香りの「レモン オーガニック」と、ブレンドエッセンシャルオイルのなかでも一番人気の「ウーマンズ バランス」の2種のアロマを使用。天然のやさしいアロマが心地よく香り、リラックスできますよ。『Milky Way & The Moon -忘れられない、天の川へ-』作品概要上映期間2019年3月14日(木)~上映時間約45分鑑賞料金一般シート 1,700円/芝シート 3,900円/雲シート 4,200円※芝シート・雲シートは上記金額に大人2名分の料金を含んでいます。製作音楽:haruka nakamura/Aimerナレーション:池松壮亮英語副音声:LUCAアロマ提供:NEAL’S YARD REMEDIES※上映時間・休館日・追加上映回などはシーズンによって異なります。最新情報はウェブサイトでご確認ください。スポット情報スポット名:コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City住所:東京都豊島区東池袋3-1-3 サンシャインシティワールドインポートマートビル屋上電話番号:03-3989-3546
2019年03月07日お笑い芸人のカンニング竹山が12日、自身のツイッターを更新。白血病を告白した競泳女子の池江璃花子選手についてコメントした。相方・中島忠幸さんを2006年に白血病で亡くしている竹山。ツイッターでは「池江さん、絶対に治る!絶対に治ります!」と祈りを込めた。池江選手は同日、ツイッターで白血病であることを公表。「私自身、未だに信じられず、混乱している状況です」と心境を打ち明け、「今は少し休養と取り、治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います」とつづった。
2019年02月12日タレントの武井壮が12日、自身のツイッターを更新。白血病を告白した競泳女子の池江璃花子選手についてコメントした。武井は「ものすごくやるせない気分。。」と悲痛な思いと吐露。「神様たのむよ。。全力で祈る。。」と池江選手のために祈った。池江選手は同日、ツイッターで白血病であることを公表。「私自身、未だに信じられず、混乱している状況です」と心境を打ち明け、「今は少し休養と取り、治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います」とつづった。
2019年02月12日俳優の渡辺謙が12日、自身のツイッターで、白血病を公表した競泳女子・池江璃花子選手にエールを送った。池江選手はツイッターで白血病と診断されたことを公表。「私自身、未だに信じられず、混乱している状況です。ですが、しっかり治療をすれば完治する病気でもあります」「今後の予定としては、日本選手権の出場を断念せざるを得ません。今は少し休養を取り、治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います。これからも温かく見守っていただけると嬉しいです」とコメントした。渡辺は「池江璃花子さんのニュースを目にしました。僕も同じ病気を経験しました。何故今自分がと絶望感に苛まれているのではないかと思います。どんな状況かは分かりませんが、今の医学を信じ、自分の生命力を信じ、前を向いて焦らずにしっかり治療に専念して下さい。祈っています」とエールを送った。渡辺は1989年、急性骨髄性白血病を発症したが復帰。その後、1994年に再発したが、1995年に復帰を果たした。
2019年02月12日昨年、ドラマ化もされた新井英樹の漫画「宮本から君へ」が、映画化されることが決定。ドラマに引き続き主演に池松壮亮を、ヒロインには蒼井優を迎える。原作漫画は、社会に蔓延する様々なテーマを、容赦ない人間描写と圧倒的な世界観で描き続けてきた漫画家・新井英樹が、熱血営業マン・宮本浩の七転八倒の記録を描いた作品。1990年に「モーニング」(講談社)で連載スタートし、第38回小学館漫画賞 青年一般部門を受賞した。ドラマでは、宮本が営業マンとして奮闘する姿に焦点を置いた“サラリーマン篇”が描かれたが、今回の映画では宮本とヒロイン中野靖子を中心に繰り広げられる“極限の人間賛歌”が描かれるエンターテインメント作品になっている。ドラマ版に続き、宮本浩を演じる池松さんは「ボロボロになるまで読み漁ったこの偉大な原作の力をお借りして、時代の変わり目に強烈な人間賛歌を残すべく、身も心も捧げたつもりです」と並みならぬ思いを語り、「蒼井さんとは『斬、』から立て続けの共演となりますが、今度は宮本と靖子として、物語の中の人生の試練を共にする事が出来たと思っています。その存在にいつも救われました」と蒼井さんとの共演をふり返った。また、ヒロイン・中野靖子を演じる蒼井さんは「全身で感情をぶつけ合うシーンの連続だった為、撮影3日目には既にヘトヘトでした。こんなに早く疲弊した現場は初めてです」と大変な撮影だったと明かし、「体力、集中力、瞬発力、そして声量が基本的にどのカットにも必要だったのですが、共演者の皆様と労り合い、励まし合い、スタッフの皆様に助けていただき、なんとかクランクアップすることが出来ました。こんなに高カロリーな作品はなかなか無いと思います。公開を楽しみにしていただければと思います」とコメントしている。塚本晋也監督作『斬、』に続けての共演となる池松さんと蒼井さんのほか、松山ケンイチ、柄本時生、星田英利、古舘寛治らドラマ版のキャストが再集結。さらに今後も、映画版の新たな豪華キャストが発表されるという。なお、本作でもドラマ同様、『ディストラクション・ベイビーズ』「ディアスポリス 異邦警察」の真利子哲也監督がメガホンをとる。『宮本から君へ』は今秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年01月10日俳優・池松壮亮が主演を務める映画『宮本から君へ』(今秋公開)が公開されることが10日、明らかになった。同作は1990 年から1994年まで講談社「モーニング」にて連載され、1992年に第38回小学館漫画賞青年一般部門を受賞した新井英樹のコミックを実写化。文具メーカー「マルキタ」の新人社員、恋にも仕事にも不器用な宮本浩(池松)の物語を描く。2018年4月にテレビ東京で連続ドラマとして放送され、第56回ギャラクシー賞テレビ部門「奨励賞」を受賞するなど大きな反響を呼んだ。監督・脚本は、ドラマ版に続き映画『ディストラクション・ベイビーズ』で注目を集める真利子哲也監督が務め、『あゝ、荒野』(17)、『愛しのアイリーン』(18)のスターサンズが制作。ドラマ版に続き主演する宮本役の池松、ヒロイン・中野靖子役の蒼井優、さらに松山ケンイチ、柄本時生、星田英利、古舘寛治らが再集結した。ドラマでは、主人公の宮本浩が営業として奮闘する姿に焦点を置いた“サラリーマン篇”が描かれたが、劇場公開される映画では、宮本浩と中野靖子を中心に繰り広げられる“極限の人間賛歌”が描かれるエンターテイメント作品になっている。新キャストも加わった映画版は昨年9月29日にクランクインし、10月30日にクランクアップした。「この物語を完結させるまでは、死ぬに死ねない」と語る真利子哲也監督を筆頭に全キャスト・スタッフが全身全霊をかけて挑んだ。○池松壮亮 コメントこの原作が手元に来てから、随分と時間が経ってしまったような気がします。ボロボロになるまで読み漁ったこの偉大な原作の力をお借りして、時代の変わり目に強烈な人間賛歌を残すべく、身も心も捧げたつもりです。蒼井さんとは『斬、』から立て続けの共演となりますが、今度は宮本と靖子として、物語の中の人生の試練を共にする事が出来たと思っています。その存在にいつも救われました。そのほかキャストそれぞれの、抜群のアクトも楽しみにしていただければと思います。まだ仕上げ真っ最中でどうでるか分かりませんが、生きてゆく覚悟、信じる覚悟、そして人生を感じるような映画になるんではないかと期待しています。傲慢な男ですが、今秋、宮本からあなたへ、よろしくお願いします。○蒼井優 コメント全身で感情をぶつけ合うシーンの連続だった為、撮影3日目には既にヘトヘトでした。こんなに早く疲弊した現場は初めてです。体力、集中力、瞬発力、そして声量が基本的にどのカットにも必要だったのですが、共演者の皆様と労り合い、励まし合い、スタッフの皆様に助けていただき、なんとかクランクアップすることが出来ました。こんなに高カロリーな作品はなかなか無いと思います。公開を楽しみにしていただければと思います。○真利子哲也 コメントはじめて『宮本から君へ』の映画化に声かけられたのは2012年の夏。十代の頃から読み耽っていた新井英樹さんの原作に、二つ返事で引き受けました。ただ覚悟を決めたところでなかなか実現に及ばず、気づけば6年が経ちました。これだけ時間がかかったのは生半可な気持ちで映画化するような原作ではないからで、集まるべくして集まったキャストとスタッフの面々。特に池松くんと蒼井さんのこの映画に対する意気込みたるや並大抵ではなくて、その芝居はさることながら、それぞれ歩んできた役者としての人生が重なる奇跡をみたと思える現場でした。平成最後の夏の終わりに池松壮亮と蒼井優を中心に据えて『宮本から君へ』を撮影できたことが、この原作にとって最高の瞬間だったと断言できる映画になりました。○新井英樹コメント映画版『宮本から君へ』の最初の陣中見舞いロケ現場となった王子・飛鳥山公園で池松くんとふたり、隠れタバコを喫いに歩いていたときの会話ボク「『宮本から君へ』の映画では、オレ、ブン殴られたいんだよ」池松「俺もですよ」ドラマの「世界」を構築・牽引した宮本浩こと池松壮亮本人がそう言うか……と。ドラマ版で観た蒼井優さん扮する中野靖子の輝きは驚きでした。全話通してもゲスト出演には思えない、違和感すら覚えるあの存在の力。写真家・佐内正史さんがドラマ版の打ち上げトークショーで放った名言「真利子には愛はあるけど情はない」(笑) 言い得て妙!! いや、真芯だ!! これ表現者として最強なんですよ!!この三人が原作の、ある意味本番パートで「自分こそが一番」と生命力バトルを繰り広げるってだけで胸が高鳴り「原作クソ喰らえ!!」と殴り倒されたがってるボクの夢を叶えてくれそうです!!
2019年01月10日TOKYO MXでは1月1日(火)に菅田将暉、池松壮亮、中条あやみらが出演し人気コミックを実写化した『セトウツミ』をオンエアする。原作は此元和津也による同名コミック。関西のとある河原で、男子高校生の瀬戸と内海が放課後にまったりゆったりとしゃべる様子を描いた作品で、ウィットに富んだ台詞と絶妙なユーモアと“間”のセンスがクスッと笑えて、なんだかしんみり胸を打つ。そんなシニカルな「会話」の面白さだけで読者を魅了、人気を博した同作を『まほろ駅前』シリーズで瑛太、松田龍平の“ほっこりバディ”を描き、『光』や『日日是好日』などで知られる大森立嗣が監督を務め実写化。塾通いのインテリ眼鏡・内海役には『ラストサムライ』で鮮烈なデビューを飾り『劇場版 MOZU』や『ディストラクション・ベイビーズ』『デスノート Light up the NEW world』、『万引き家族』や『散り椿』「宮本から君へ」など数々の作品で知られる池松さん。元サッカー部のお調子者・瀬戸役には『ディストラクション・ベイビーズ』『デスノート Light up the NEW world』では池松さんと共演しているほか、『溺れるナイフ』『銀魂』『火花』『となりの怪物くん』など主演、メインキャスト級の作品を続々とヒットさせている菅田さん。ヒロインの女子高生・樫村役にはモデル出身、本作出演後には『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』や『覆面系ノイズ』などで女優としてブレイク、先日公開された『ニセコイ』もヒット中の中条さんと、若手の実力派が集結。また『帝一の國』で菅田さんとも共演、『氷菓』『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』などで知られる岡山天音や『焼肉ドラゴン』『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』などで注目のバイプレーヤー・宇野祥平らも共演する。『セトウツミ』は1月1日(火)14時30分~TOKYO MXでオンエア。(笠緒)
2018年12月31日大人になってもクズでニートだけど、どこか憎めない6つ子を描いたTVアニメ「おそ松さん」の完全新作となる劇場版『えいがのおそ松さん』。この度、本作のアフレコレポートが到着した。現在、鋭意制作中だという本作。アニメーション制作と並行して、11月某日には豪華声優陣によるアフレコが行なわれた。コの字に設置されている長椅子のセンターに座っていたのは、6つ子の長男・おそ松役の櫻井孝宏。動物が登場するシーンの合間には、“動物に嫌われる櫻井さん”のエピソードトークで盛り上がり、また本番前に居ないキャストを呼びにいったり、6人で合わせるセリフは「最後の一音まで言いましょうか」など率先して音響監督に聞くなど、現場でも長男らしい一面が。そしてカラ松役の中村悠一は、上田燿司(デカパン役)が兼ね役をニヒルに演じたときや、トト子の可愛さを説く遠藤綾(トト子役)に「なんなんだよ、このキャラ(笑)」とツッコんでみたり、歌うシーンには「本当に苦手なんだよ…」と苦笑いしてみたり。一方のチョロ松役・神谷浩史は歌のシーンに全力投球!本番直前にはブース内で突然高らかに歌い上げ、場の空気を温める場面もあった。またムードメーカーぶりを大いに発揮していたのは、一松役・福山潤。「よろしくお願いしまぁす!」と本番毎に言い、場の空気を高め、後輩声優にも優しく声をかける姿も。十四松役の小野大輔は、マイク前で声を発した瞬間十四松になり、キラーワードを繰り出してはほかのキャストを爆笑させ、末っ子・トド松役の入野自由は、いきなり沸点に到達するトド松の見事なキレ芸を披露していた。丁寧且つ順調に進行していった今回アフレコ。完全新作エピソードだけに、長時間にわたる収録となったが、無事オールプアップ。そんなアフレコを終え、櫻井さんは「『日本よ、これがおそ松だ』と言っていいほどの圧倒的なストーリーでした。2023年の公開をお楽しみに!え!来年なの!?」とお茶目なコメントを寄せている。なお、映画化を記念して発売される「おそ松さん第1期 DVD&Blu-ray BOX」のスペシャル企画として、“おそ松さん総選挙”がスタート。第1期ふり返り特設サイト「松まとめ」もオープンした。劇場版『えいがのおそ松さん』は2019年3月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:えいがのおそ松さん 2019年3月15日より全国にて公開© 赤塚不二夫/えいがのおそ松さん製作委員会 2019
2018年12月06日2017年、第33回サンダンス映画祭(ショートフィルム部門)にて、日本映画初のグランプリを獲得した監督・長久允。この度、佐々木蔵之介、永瀬正敏、菊地凛子、池松壮亮、村上淳など日本を代表する豪華俳優陣に、『そして父になる』の二宮慶多、モデルで女優の中島セナらを迎えた同監督の長編映画デビュー作『ウィーアーリトルゾンビーズ』(英表記『WE ARE LITTLE ZOMBIES』)の公開が2019年6月に決定した。埼玉県・狭山市で実際にあった事件を題材としたサンダンス映画祭グランプリ受賞作『そうして私たちはプールに金魚を、』ではサンダンス映画祭審査委員から「これまで誰も見たことがない!何にも似ていない!」とその圧倒的なオリジナリティと表現力が絶賛され、“ネオジャパニーズ”と称された長久允監督。本作は、過去にジム・ジャームッシュ(『ミステリー・トレイン』)やクエンティン・タランティーノ(『キル・ビル』)、デイミアン・チャゼル(『セッション』『ラ・ラ・ランド』)といったフィルムメーカーを生んだサンダンスの地で、新時代を代表するかのように圧倒的な存在感を放ち喝采を浴びた長久監督の期待の長編デビュー作となる。■“音楽を通じて成長する子どもたち”に新しい才能が集結キャストには、『そして父になる』にて福山雅治の“息子”役を演じたほか『旅猫リポート』にも出演した二宮慶多。モデル活動のほか、テレビCMや『クソ野郎と美しき世界』での好演も記憶に新しい中島セナ。ドラマ「嘘の戦争」や映画『泣き虫しょったんの奇跡』など多くの作品に出演する水野哲志。天才似顔絵師“モンドくん”として話題、今作が映画初出演の奥村門土という4人の新しい才能が揃い、瑞々しくもかつてない少年少女像を描き出す。また、彼らを取り巻く大人たちに佐々木蔵之介、工藤夕貴、池松壮亮、初音映莉子、村上淳、西田尚美、佐野史郎、菊地凛子、永瀬正敏など日本を代表する豪華名優たちも、監督の才能に共感して大集結。“音楽を通じて成長する子どもたち”といった普遍的な物語を、まるで冒険RPGゲームを想起させるかのようなギミック満載の映像表現や、天性のリズム感で放たれる台詞回しなど、その独創的スタイルが観るものの想像力を映像を紡ぐ。■ドット画のポスター&特報映像が目を引く!さらに特報映像とポスター画像が解禁。意味深なキーワードがおり込まれた映像に、キャストたちがドット画で表現された色彩溢れるポスターからは、まさに比類なき日本映画の誕生を予感させる。本作は、来年1月末に開催される第35回サンダンス映画祭「World Cinema Dramatic Competition部門」への正式招待が決定。サンダンス映画祭へ向けたスクリーニング後、異例の早さで招待が決定したという。映画祭からの期待が高い表れであり、映画祭での上映がワールドプレミアの場となり、公式上映・授賞式には長久監督も現地入り、短編部門に続いてのグランプリ受賞への期待も高まっている。数々の新時代の才能を発掘してきた映画祭だけに、サンダンス映画祭での上映後、長久監督が初長編映画にして世界から注目を集めることも期待される。■監督&キャストからコメント到着!池松壮亮「出会えて良かった」長久允監督僕の大好きな役者さんやミュージシャン、アーティストの方々で作り上げた「フェスみたいな映画」です。騒がしくもありますが、暗い部屋にうずくまってる誰かひとりの心に届いてほしいです。実際、試写で僕は何回も泣いてしまいました。はやく皆様に観ていただきたいです。そしてなんと、サンダンス映画祭長編コンペ部門正式招待(涙)!映画を志していたものの道を逸れてしまい、この十数年、広告業界での仕事に追われて、少し遠回りしてしまいましたが…来年、憧れのサンダンスという地で、念願の長編作品を上映できること、コンペで勝負できること、大変嬉しく思います。二宮慶多(劇中バンド「LITTLE ZOMBIES」ボーカル・ヒカリ役)最初から最後まで、興奮しました。テンポよくどんどん場面が変わって、息つくひまもなく、一つ一つの映像にメッセージを感じました。こんな、楽しい映画に出演させていただき、ありがとうございました。水野哲志(劇中バンド「LITTLE ZOMBIES」ドラム・イシ役)すごい!何これ!こんな風になったの?とびっくり!!スクリーンに僕だけが写っていることに驚いて感動しました!奥村門土(劇中バンド「LITTLE ZOMBIES」ベース・竹村役)初めて演技をしている自分の姿や声をスクリーンで観るのはとても不思議な気持ちでした。でも撮影のいろんな思い出が蘇ってきて楽しくあっという間に感じました。特にライブのシーンはすごく迫力があって好きです。中島セナ(劇中バンド「LITTLE ZOMBIES」キーボード・イクコ役)この時ああだったなぁ。と思い出が蘇ったり、カメラアングルや編集の仕方など、撮った時には想像できなかったけれど、ゲームのように編集されていて面白かったです!工藤夕貴(ヒカリの伯母・リエ役)ちょっと変わった子どもたちの目線で切り取られた世界。長久監督ならではの映像と音楽は、映画の新しい形と言えるかもしれません。世界に向けて発信されるこの作品を、みなさん楽しみにしていてください。池松壮亮(劇中バンド「LITTLE ZOMBIES」マネージャー・望月役諦めと無関心を気取りつつも生きている、生きようしている。言葉、間合い、リズム、浮かび上がるモーション、とても好みの脚本でした。暴れまくっていました。長久監督は、前作から感じた通り抜群のセンスを持った方で、日本映画に現れてくれた事を感謝したいくらいです。出会えて良かったと思います。そしてサンダンスがこの映画にどう反応してくれるか、とても楽しみにしています。zombiesの始まったばかりの人生が、世界の誰かの人生に寄り添うことが出来るとマネージャーとして確信しています。そうでなくとも僕だけは信じています。菊地凜子(イクコの母・ユウコ役)とてもロックでポップな音楽映画だけど、凄くチクチクヒリヒリする、とてもリッチな脚本に浸らせてもらいました。長久監督は映画少年のようなダイヤの瞳と強い熱意を持っていて、そのパワーに皆がいつの間にか引き込まれていく、とても素敵な監督でした。まずはサンダンスのコンペおめでとうございます!サンダンスのカラーとこの作品のカラーが重なった時に、絶対に世界の映画ファンへと響くこと間違いなしです。本当に心から楽しみにしています。そして公開されこのムーブメントが皆様に届く日を楽しみにしております。『ウィーアーリトルゾンビーズ』(WE ARE LITTLE ZOMBIES)は2019年6月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年11月29日