女優の井桁弘恵が16日、沖縄・那覇の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットイベントに登場した。映画祭のゲストや関係者が集結するレッドカーペットは、新型コロナウイルスの影響で2020年と2021年は開催せず、昨年は感染予防・拡大防止に努めて3年ぶりに「国際通りレッドカーペット」を実施。そして今年は、観客との触れ合いも解禁して開催し、歓声が飛び交う中、参加者がサインに応じるなど、大きな盛り上がりを見せた。特別招待作品『釜石ラーメン物語』で主演を務める井桁は、今関あきよし監督とともにレッドカーペットに登場。美しいスタイルが際立つ花柄のワンピースをまとい、背中がざっくりと開いたデザインで後ろ姿でも観客を魅了していた。「お客さんの熱がすごくて、沖縄の天気の暑さもありますし、すごいあっという間でしたね。もっと長かったらいいのに、と思いました」と感想を述べ、「こんなたくさんの方が知ってくださって、カメラを向けてくださるのがうれしかったです」と笑顔を見せた井桁。今回が人生初のレッドカーペットとのことで、「こんな気持ちのいいところ初めてだったから、レッドカーペットのハードルが上がっちゃったなと思います」と笑った。また、この日の衣装について「いろんな花柄がミックスされたワンピースで、アロハっぽく、ちょっと南国の雰囲気も出たらいいなと思いこれを選びました」と説明。短い滞在ながら沖縄を楽しめているようで、「昨日雨だったんですけど、鍾乳洞に行ってちょっと観光もしつつ、沖縄料理もいただけたので満足です」と語った。2009年に「沖縄国際映画祭」としてスタートした同映画祭は、映画・音楽・ダンス・お笑い・ファッション・アート・スポーツなどの取り組みを通じ、沖縄の魅力を発信する総合エンターテインメントの祭典。今年は4月15日・16日の2日間にわたって開催される。
2023年04月16日約30キロの減量に成功したことが話題を呼んでいる歌手の華原朋美が16日、沖縄・那覇の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットイベントに登場した。映画祭のゲストや関係者が集結するレッドカーペットは、新型コロナウイルスの影響で2020年と2021年は開催せず、昨年は感染予防・拡大防止に努めて3年ぶりに「国際通りレッドカーペット」を実施。そして今年は、観客との触れ合いも解禁して開催し、歓声が飛び交う中、参加者がサインに応じるなど、大きな盛り上がりを見せた。特別招待作品『ザギンでシースー!?』の主題歌を担当した華原は、主演の伊藤健太郎をはじめ、暁月ななみ、岩城滉一らとともにカーペットに登場。ロングスカートに美肌がのぞくシースルーのトップスをあわせたコーディネートで魅了した。カーペット沿いの観客からの「朋ちゃん!」と名前を呼ぶ声に笑顔を見せていた華原。「私は出演者ではなく映画の主題歌を作詞と歌唱で担当させていただいているんですけど、沖縄の皆さんすごく応援していただいてとてもうれしい気持ちでいっぱいです」と感激していた。2009年に「沖縄国際映画祭」としてスタートした同映画祭は、映画・音楽・ダンス・お笑い・ファッション・アート・スポーツなどの取り組みを通じ、沖縄の魅力を発信する総合エンターテインメントの祭典。今年は4月15日・16日の2日間にわたって開催される。
2023年04月16日俳優の伊藤健太郎が16日、沖縄・那覇の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットイベントに登場した。映画祭のゲストや関係者が集結するレッドカーペットは、新型コロナウイルスの影響で2020年と2021年は開催せず、昨年は感染予防・拡大防止に努めて3年ぶりに「国際通りレッドカーペット」を実施。そして今年は、観客との触れ合いも解禁して開催し、歓声が飛び交う中、参加者がサインに応じるなど、大きな盛り上がりを見せた。特別招待作品『ザギンでシースー!?』で主演を務める伊藤は、共演の暁月ななみ、主題歌を担当した華原朋美らとともにカーペットに登場した。沖縄映画祭は2回目の参加だが、レッドカーペットは今回が初めてだという伊藤は「すごく天気もよくて。前に来たときは仕事の都合で(レッドカーペットは)歩けなかったので、今日は歩けてよかったなと思います」と笑顔でコメント。自身の名前を呼ぶ観客の声も聞こえ、「こんなにたくさん来てくださってうれしいです」と喜んだ。ただ、沖縄を楽しむ時間はまだなかったそうで「海を見ずに帰るのもなという感じなんですけど、たぶん見られずに帰るのかなと……」と残念そうな表情。これだけはやりたいことを聞かれると「本当は海に入りたいですけど、沖縄料理を食べて帰れたらいいかなと思います」と答えた。2009年に「沖縄国際映画祭」としてスタートした同映画祭は、映画・音楽・ダンス・お笑い・ファッション・アート・スポーツなどの取り組みを通じ、沖縄の魅力を発信する総合エンターテインメントの祭典。今年は4月15日・16日の2日間にわたって開催される。
2023年04月16日「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットイベントが16日、沖縄・那覇の国際通りで行われ、上映作品のキャスト・監督、吉本芸人らが多数参加した。2009年に「沖縄国際映画祭」としてスタートした同映画祭は、映画・音楽・ダンス・お笑い・ファッション・アート・スポーツなどの取り組みを通じ、沖縄の魅力を発信する総合エンターテインメントの祭典。今年は4月15日・16日の2日間にわたって開催される。映画祭のゲストや関係者が集結するレッドカーペットは、新型コロナウイルスの影響で2020年と2021年は開催せず、昨年は感染予防・拡大防止に努め、3年ぶりに「国際通りレッドカーペット」を実施した。そして今年は、観客との触れ合いも解禁して開催。歓声が飛び交う中、参加者がサインに応じたりハイタッチをしたり、大きな盛り上がりを見せた。特別招待作品と特別上映作品からは、『釜石ラーメン物語』の井桁弘恵、『ザギンでシースー!?』の伊藤健太郎、主題歌を担当した華原朋美、『ランサム』のユン・ソン、WOWOW連続ドラマW‐30『ドロップ』の細田佳央太、品川ヒロシ監督らが参加し、沖縄映画特集からは『「風が通り抜ける道」・・沖縄、すべての愛が存在する島』の山田邦子、『島に還る』の尚玄らがカーペットを歩いた。芸人も多数参戦し、沖縄出身のお笑いコンビ・ガレッジセール(ゴリと川田広樹)をはじめ、宮川たま子、麒麟の田村裕、大西ライオン、エルフらが登場。吉本新喜劇のゼネラルマネージャー・間寛平、「画業30年記念作品展『POP OUT』Pre-Exhibition」を開催しているジミー大西も参加した。さらに、桂文枝、西川きよし、大平サブロー、吉本興業ホールディングスの大崎洋会長、岡本昭彦社長も登場し、ラストを飾った。
2023年04月16日俳優の後藤大、女優の瑚々、お笑いコンビ・ガレッジセールの川田広樹が15日、「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」内で行われた「嘘の起源『絵掻きうた/ホワイト ライ』」の舞台挨拶に登壇した。嘘をテーマに新進気鋭の映画監督がそれぞれの作品を製作するショートムービープロジェクト「嘘の起源」。第1弾として「絵掻きうた」「ホワイト ライ」の2作品が制作され、同映画祭で初お披露目された。「絵掻きうた」は杉岡知哉監督が担当。現在放送中の『仮面ライダーギーツ』(テレビ朝日)で五十鈴大智役を演じている後藤が主演を務め、相手の抱える本当の気持ちが描く絵に現れてしまう似顔絵師に扮する。「ホワイト ライ」は谷口雄哉監督が担当。主演の瑚々が演じる就活生・楓花が過去の自分と向き合い成長していく姿を描く。後藤は「こういう国際映画祭に出演できて心の底から光栄です」と感激。「初めて主演を務めさせていただいたんですけど、素敵なキャストとスタッフさんと監督と一緒にやれてとっても楽しかったです。絵も全部描かせていただきました」と語った。瑚々は「自分を大画面で見てびっくりしました。ここに立つのが変な気持ちです」と心境を告白。「よかったですか? 皆さん」と観客に問いかけると、温かい拍手が起こった。「ホワイト ライ」で瑚々演じる主人公・楓花が通う大学の豊本教授を演じた川田は「セクハラ教授の豊本先生役のガレッジセールの川田です」と挨拶し、「セクハラまがいな感じで絡むという役だったので」と説明した。川田と後藤はこの日が初対面。川田は「顔も小さくて、髪もこんな感じなんですね。我々の昭和の時代にはこういう髪型の人はいなかったので、今日見たときびっくりしたんです。俺らの世代にはいなかった」と後藤の髪型に驚き、後藤は「エクステじゃなく地毛でやらせていただいています」と伝えた。
2023年04月15日俳優の後藤大が15日、「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」内で行われた「嘘の起源『絵掻きうた/ホワイト ライ』」の舞台挨拶に、瑚々、川田広樹(ガレッジセール)とともに登壇した。嘘をテーマに新進気鋭の映画監督がそれぞれの作品を製作するショートムービープロジェクト「嘘の起源」。第1弾として「絵掻きうた」「ホワイト ライ」の2作品が制作され、同映画祭で初お披露目された。「絵掻きうた」は杉岡知哉監督が担当。現在放送中の『仮面ライダーギーツ』(テレビ朝日)で五十鈴大智役を演じている後藤が主演を務め、相手の抱える本当の気持ちが描く絵に現れてしまう似顔絵師に扮する。「ホワイト ライ」は谷口雄哉監督が担当。主演の瑚々が演じる就活生が過去の自分と向き合い成長していく姿を描く。後藤は「こういう国際映画祭に出演できて心の底から光栄です」と感激。「初めて主演を務めさせていただいたんですけど、素敵なキャストとスタッフさんと監督と一緒にやれてとっても楽しかったです。絵も全部描かせていただきました」と語った。そして、相手の抱える本当の気持ちが絵に現れてしまう似顔絵師役について、「僕も小さいときからずっと絵を描いていて、後藤大としての本人のベースを強く役作りしたんですけど、嘘を見抜いてそれが絵に現れてしまうというのが、なるべく超能力にならないように繊細に演じるよう気をつけました」と説明。普段はどのような絵を描いているのか聞かれると、「ずっとデジタルで描いていたり、ボールペンで描いていたんですけど、ここ1年半ぐらいでアクリル絵の具とエアブラシを使うように」と答え、「展示も東京でよくやっているので、タイミングが合う際はぜひ足をお運びください」と呼びかけた。さらに、「僕は映画が本当に大好きで、絵を描くことも小さい時からずっと大好きで、その2つがこうやって重なって主演として映像に残していただいたことが本当にうれしくて、皆さんが足を運んで見に来てくれたことが本当に光栄です」と喜びを語り、「これからも役者としても絵描きとしても頑張るので、劇場に足を運んでください。そして展示にもぜひ遊びに来てください」と力を込めた。
2023年04月15日お笑いコンビ・ガレッジセールが15日、沖縄県那覇市内で行われた「島ぜんぶでおーきな祭 公式クレジットカード発行」概要発表記者会見で司会を務めた。次世代型提携クレジットカード「Nudge(ナッジ)」を提供しているナッジと、よしもとラフ&ピースがこのたび、「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」の公式クレジットカードとなる「島ぜんぶでおーきな祭ファンカード」クラブを共同で立ち上げ、沖縄国際映画祭協力会との連携のもと、カードの利用額の一部を活用し、沖縄の社会課題解決の支援に取り組むことを発表。クラブに加入し、普段の買い物などで「Nudge」のクレジットカードで決済するだけで、利用金額の一部が沖縄の社会課題解決の支援に活用される。会見には、ナッジ代表取締役の沖田貴史氏、沖縄国際映画祭協力会会長の安里繁信氏、沖縄国際映画祭協力会顧問の鈴木洋一氏、よしもとラフ&ピース代表取締役の和泉かな氏が出席。沖田氏は、「島ぜんぶでおーきな祭ファンカード」クラブについて、「ユーザーの方々がキャッシュレスに貢献していただいた金額の一部を沖縄の社会課題の解決、特に子ども食堂であったり、子供たちの遊びと学びに活用していきます」と説明し、「利用金額に応じた特典も沖縄の皆さまと一緒に考えて作っていく、そういったものを目指したいと思っています」と語った。ゴリは、同カードについて「沖縄県民としてとてもうれしいこと。未来を作っていくのは子供たちなので、未来への投資みたいなもの。クレジットカードでキャッシュレスで楽になった、プラス人の役に立っているという心の満足。心の現金も貯まっていく感じ」と述べ、「今のところ絶対書いてくださいね」とアピールして笑いを誘った。川田広樹も「塵も積もれば山となる。みんなが協力してくれたら沖縄がより豊かになるんじゃないかなと感じています」と期待。「沖縄の人たちの笑顔につながるのはうれしい」とも話していた。
2023年04月15日お笑いコンビ・ガレッジセールが15日、沖縄県那覇市の琉球新報ホールで行われた「島ラブ祭 ソーシャルビジネスコンテスト Powered by Yunus Social Business」で司会を務めた。沖縄県ではソーシャルビジネスの起業支援・普及啓発を目的としたインキュベーション推進を行う事業「島ぜんぶでうむさんラブ」を展開中。沖縄県がソーシャルビジネスアイランドとなることを目指している。同事業では、沖縄の社会課題を解決することを目的としたソーシャルビジネスのアイデアを形にし、事業プランの発表、または起業を目指すアカデミーを開催。この日、「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」内で行われた同コンテストで、アカデミーの集大成としてビジネスプランの発表が行われた。ガレッジセールは司会として登場。ゴリは「ソーシャルビジネスというと僕の中ではちょっとレベルの高い、我々芸人が踏み込めない領域というか、そういうイベントがあったら自分が行くかと思ったときに『う~ん……』って考えるんだけど、これだけのお客さんが来ている。それだけ沖縄の社会問題への興味がある人たち」と関心の高さに驚いた。同企画は今年で2回目の開催。川田広樹は「沖縄のためにという熱い気持ち。前回僕、涙しちゃいましたから」と昨年を振り返り、どこに感動して泣いたのか聞かれると「一言で言うと、うちなー魂さ~」と答えた。コンテストでは15組がプレゼンテーション。ガレッジセールの2人は、「熱い」「沖縄の問題の勉強になるし面白い」とそれぞれのプレゼンに感銘を受けていた。川田はまた、客席で見守っていた吉本興業ホールディングスの大崎洋会長に向かって「大崎(洋)会長、素晴らしい企画ですね! ありがとうございます」と話しかけ、「前回も感動して今回も感動しています。これこそ続けていくべきです。素晴らしい企画です」と熱く語った。ゴリは「みんなの夢を叶えてあげたいという気持ちになる」と言い、「吉本興業の資金を少し回せば15組全員の夢が叶うと思う。ダウンタウンのお二人のお給料を少し横流しすれば。簡単なんですよ。大崎さん次第なんですよ」と話して笑いを誘い、川田が「そんなことはないです」とツッコんでいた。そして、15組の中から観客による投票で、看取りに関するビジネスを提案した「看取り沖縄」が最高賞の「島ぜんぶでうむさんラブ(島ラブ)賞」に輝いた。
2023年04月15日映画監督・寺山修司の没後40年記念として、「寺山修司映画祭2023」が、2023年5月18日(木)から5月21日(日)まで、渋谷・ユーロスペースにて開催される。映像の魔術師・寺山修司とは?寺山修司は、一瞬のうちに虜にされてしまう幻想的でカルトな映像作品を多く手掛けたことで知られ、映像の魔術師とも呼ばれる映画監督。1960年に製作された『猫学Catllogy』以来、寺山の実験映画のどれもが「映画は世界を網膜に炊きつけるのではなく、網膜から『世界を引きずり出す』」ことを目指したものであり、独特の危険な仕掛けに満ちていた。また、寺山は絶えずスクリーンの意味を問い続けた。たとえば、実験映画『審判』では、釘を打ち込むことを促された観客により、白いスクリーンは釘で埋め尽くされ、長編映画『書を捨てよ町に出よう』では、ラストで何も映っていない真っ白のフィルムを映写し、「続きの物語は観客である諸君らに作ってもらいたい」と投げかけられる。寺山が仕掛ける実験的な映像により、観客も一体となってスクリーンの意義について考えさせられるのだ。そんな寺山の映像作品は、カンヌ映画祭やベルリン映画祭、エジンバラ映画祭といった海外の主要映画祭で数々の賞を受賞。幻想とエロティシズムに満ちた映像作品や、虚構と現実の地平線に築き上げられた独特の世界観など、多くの魅力に溢れている。寺山修司による長編・中編・実験映画を一挙上映「寺山修司映画祭2023」では、長編作品の『田園に死す』『書を捨てよ町へ出よう』『さらば箱舟』、中編作品『草迷宮』、実験映画『ローラ』『審判』『迷宮譚』『ジャンケン戦争』など計19作品を上映。寺山修司によるシュールでアバンギャルドな作品の数々を楽しむことができる。【詳細】寺山修司没後40周年 寺山修司映画祭2023「映画監督・寺山修司」開催期間:2023年5月18日(木)~5月21日(日)会場:ユーロライブ住所:東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F内容:・寺山修司の長編、中編、実験映画上映・寺山修司と天井棧敷の関連グッズの販売<上映作品>・長編作品『書を捨てよ町へ出よう』『田園に死す』『さらば箱舟』『上海異人娼館』・中編作品『草迷宮』・実験映画『迷宮譚』『消しゴム』『一寸法師を記述する試み』『青少年のための映画入門』『疱瘡譚』『マルドロールの歌』『ローラ』『審判』『檻囚』『トマトケチャップ皇帝』『ジャンケン戦争』『蝶服記』『書見機』『二頭女−影の映画』
2023年04月15日沖縄の魅力を発信する総合エンターテインメントの祭典「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」が15日、沖縄県で開幕した。「沖縄国際映画祭」として2009年にスタートし、2014年から「島ぜんぶでおーきな祭」と改称した同映画祭は、映画・音楽・ダンス・お笑い・ファッション・アート・スポーツなどの取り組みを通じ、沖縄の魅力を発信する総合エンターテインメントの祭典。今年は4月15日・16日の2日間にわたって開催される。今年のキャンペーンコピーは「お~」。驚きの「お~!」、感動の「お~!」、掛け声の「お~!」など、さまざまな意味が含まれている。映画部門は、「特別招待」「沖縄映画特集」「地域発信型映画」「特別上映」「クリエイターズ・ファクトリー」「シアタードーナツ連携企画」の6つの部門にて29プログラム(33作品)の上映を予定。同映画祭での上映が国内初・沖縄初などの作品もラインナップされている。イオンモール沖縄ライカムの映画祭コラボ企画では、2日間にわたって吉本芸人が登場し、楽しい企画で盛り上げる。国際通りの玄関口「パレットくもじ交通広場」では4年ぶりにラフピータウンが復活。お笑い・アイドル・カラオケ・ワークショップなど、様々なエンターテイメントステージを実施し、地域の魅力や企業の情報が盛りだくさんのブースエリアも併設されている。4月16日の最終日には「国際通りレッドカーペット」を実施。フィナーレでは沖縄県41市町村の首長、または首長が指名する当該市町村の人たちが、歌とパフォーマンスで地元の魅力や物産を全国に発信する「ハイサイ!うた自慢まち自慢2023 島ぜんぶでおーきな祭スペシャル」を開催し、「島ぜんぶでおーきな祭」の最後を締めくくる。
2023年04月15日今年のサンダンス映画祭で初上映され、A24が配給権を獲得したホラー映画『Talk to Me』(原題)の予告編が公開された。監督はオーストラリア出身のダニー&マイケル・フィリポウ。2人は双子の兄弟で、670万人の登録者を抱える「Racka Racka」というYouTubeチャンネルを共に運営している。そこで、A24が『Talk to Me』の配給権を獲得したことにも触れており、「夢が叶った!」と喜んでいた。映画の中心人物となるのは、母親を亡くし、その死を引きずっている少女ミア。死者と交信できる防腐処置が施された「手」の存在を知り、パーティーでその手を握ることに。新しいスリルに夢中になるが、それが恐ろしい超自然的な力を解放してしまう…。その様子が予告編で描かれている。映画ファンは「A24のホラーを待っていた。これは文字通り見逃せない作品だね。楽しみだ!」「A24は決して私たちをがっかりさせない。この映画もおもしろそう」と期待の声を寄せている。「ずっとフィリポウ兄弟を応援してきた。彼らの映画がサンダンスで上映されてA24の配給作品になった?本当にすごいことだ」「ついにオーストラリアの作品が世界で認められるようになるのはうれしい!それをダニーとマイケルがリードしてくれている」とフィリポウ兄弟の長年のファンから感慨深げなコメントも多く届いている。『Talk to Me』は7月28日に全米公開予定。(賀来比呂美)
2023年04月12日「冬のソナタ」の放送から韓流20周年を記念した「韓流映画祭2023」が5月12日(金)よりシネマート新宿・シネマート心斎橋にて開催。そのオープニング作品として、「KARA」のハン・スンヨン主演『ショー・ミー・ザ・ゴースト』が決定した。20年来の大親友のホドゥとイェジは、夢も希望も失った求職者。そんなある日、ホドゥは運良く、格安の家具付き賃貸住宅を手に入れ、実家を追い出されたイェジもそこに居候することに。完璧に思えたその家に、2人は次第に違和感を覚えるようになる。そして、不気味な幽霊に遭遇!しかし幽霊より怖いソウルの物価のせいで疲れてしまった2人は行くあてもなく、家を守るために幽霊を退治しようとするのだが…。本作は、親友同士が格安賃貸住宅へ引っ越した矢先に遭遇してしまった幽霊を退治しようとするホラーコメディ。イェジを演じる主演のハン・スンヨンはK-POPグループ「KARA」の再結成後、5月には単独ファンミーティングも開催するなど、精力的な活動の傍ら、近年では「恋のドキドキシェアハウス~青春時代~」など数々の話題ドラマ出演で俳優としても活躍。今作が長編映画初主演ながら、第25回富川国際ファンタスティック映画祭ではNH農協配給支援賞に選ばれるなど、高い評価を受けた。共演は「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」「偶然見つけたハル」「ナビレラ ーそれでも蝶は舞うー」など話題作に続々と出演し、俳優として着実なキャリアを積んでいるキム・ヒョンモク、「聖なるアイドル」「ここに来て抱きしめて」のホン・スンボムらが務める。『ショー・ミー・ザ・ゴースト』は5月12日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋の「韓流映画祭2023」にて上映。(text:cinemacafe.net)
2023年04月12日カンヌ映画祭のオープニング作品に『Jeanne du Barry』が選ばれた。フランス人女優マイウェンが主演と監督を兼任する歴史映画。ジョニー・デップがルイ15世役で出演する。フランス語映画で、デップのセリフもフランス語だ。デップは以前からフランスが好きで、フランスに不動産も所有している。フランス人歌手で女優のヴァネッサ・パラディとは14年、事実婚していた。映画祭の開幕日は5月16日。『Jeanne du Barry』は同じ日にフランスで公開となる。デップが映画に出演するのは2020年の『MINAMATA―ミナマター』以来、3年ぶり。文=猿渡由紀
2023年04月06日第27回釜山国際映画祭で、『パラサイト 半地下の家族』に次ぐ大傑作といわれた『高速道路家族』が4月21日(金)より日本上陸。『パラサイト 半地下の家族』の世界的大ヒットで、映画好きのみならず一般の人々までその存在を印象づけた韓国映画。その後も、国際的な注目作品が目白押しで発表され、音楽やグルメなど、そのほかのKカルチャーと共に世界を席巻している韓国映画の特徴の1つが、オリジナリティー溢れる設定で、思わず唸ってしまうような予想外の展開が待ち受けていること。そんな韓国映画を3作品ピックアップした。『高速道路家族』4月21日(金)公開高速道路で暮らすホームレス一家と家具屋を経営する裕福な訳あり夫婦2つの家族の出逢いが、予測不可能な展開を巻き起こす!テントで寝て、夜空の月を照明として暮らすギウ(チョン・イル)と3人の家族。彼らは、高速道路のサービスエリアを転々とし、再び遭遇することのない訪問者に2万ウォンを借りながら食いつないでいる。ある日、すでにお金を借りたことのあるヨンソン(ラ・ミラン)と別のサービスエリアで再び遭遇してしまう。不審に思ったヨンソンはギウを警察に届け出る。ヨンソンは残されたギウの妻ジスク(キム・スルギ)と子ども2人を放っておけず、家へ連れて帰り一緒に暮らすことになるが…。悲劇か喜劇か?本国では賛否両論の嵐を巻き起こしている、想像もつかない衝撃の結末に期待が高まる。『パラサイト半地下の家族』2020年全員失業中の一家が目指す、高台の豪邸。最高の就職先には、誰も知らない秘密があった…半地下住宅に住むキム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。ある日、たまたま長男のギウ(チェ・ウシク)が家庭教師の面接のため、IT企業のCEOを務めるパク氏(イ・ソンギュン)の豪邸を訪ねることに。そして、妹のギジョン(パク・ソダム)も兄に続いてその豪邸に足を踏み入れる。“半地下住宅”で暮らすキム一家と、“高台の豪邸”で暮らすパク一家。この相反する2つの家族が交差した先に、想像を遥かに超える衝撃の光景が広がっていくーー。『ビューティー・インサイド』2016年目覚めるたび、年齢も性別も違う外見になってしまう青年が、1人の女性に恋した、その先は…ウジンは18歳を境に、眠りから覚めると年齢や性別や国籍を問わず、それまでとは全然違う外見に変化する奇妙な運命を背負うことに。目が覚めるたびに外見が変わるため、人に会う仕事ができないウジンは、インターネットを駆使して家具デザイナーとして働いていた。ある日、ウジンは家具店で働くイス(ハン・ヒョジュ)に一目で恋に落ちてしまう。毎日、一見客のフリをしてその店に通い詰め、イスをデートに誘ったウジンは同じ顔でいるため3日連続で眠らずに過ごし、2人はロマンティックな3日間を過ごすが、うっかり電車で眠ってしまったウジンは全く別の顔に変わってしまう…。パク・ソジュンから上野樹里まで、ウジン役を演じた豪華俳優陣にも注目。『高速道路家族』は4月21日(金)はシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED高速道路家族 2023年4月21日よりシネマート新宿ほか全国にて公開ⓒ2022 Seollem film, kt alpha Co., Ltd. All Rights Reserved.
2023年04月02日翔愛学園の生徒になって楽しむオンラインコミュニティ「キャラフレ」では、毎年恒例の『学園祭』イベントを実施します。キャラフレが最も盛り上がる年2回の学園祭『2023皐月祭』は、5月13日から5月28日までの期間限定イベントです。ゲーム開発を手がける株式会社エイプリル・データ・デザインズ(本社:東京都世田谷区。代表取締役:濱田功志。以下、エイプリル。)は、ブラウザで手軽に楽しめる、多人数参加型学園コミュニティ「キャラフレ」( )にて、春の学園祭『2023皐月祭』開催の日程をお知らせします。春の学園祭『2023皐月祭』春の学園祭『2023皐月祭』翔愛学園の生徒になって楽しむ学園生活コミュニティ『キャラフレ』では、2010年のサービススタートより、年に2回の『学園祭』イベントを実施しています。通算26回目となる今回の学園祭は、バーチャルな学園内でユーザー同士が集まって行っている部活動やサークル活動の中でアイデアを出し合って、創作ストーリーやミニゲームを発表したり、オリジナルアイテムを配布するものです。昨年の11月に行われた秋の学園祭では56団体もの出展がおこなわれ、たいへん賑わいました。今回も団体ごとに得意分野を活かした、個性豊かな出展ブースが並ぶことでしょう。『キャラフレ』は、基本プレイ無料・アイテム課金のブラウザゲームで、どなたでも手軽に登録し、すぐに楽しんで頂けます。今なら、すでに活動中の部活に参加して、学園祭を創る活動にも間に合います。ご自宅のPCやスマートフォンから学園祭を気軽に体験してください。2023皐月祭 日程2023年5月13(土) 21:00 ~ 5月28日(日)21:00キャラフレ - charafre.net : テントブース出展募集皐月祭期間中は運動場にテントを張り、特設ブースを設けています。特設ブースでは学園を卒業したOB・OG生やカレッジ生徒を中心としたサークルによる出展と、企業や外部団体による期間限定アイテムの販売や交流会、コンテンツ配信をおこないます。※テントブース出展に関するお問い合わせ: info@charafre.net 運動場特設テントブース『2022年度末福袋』販売開始2023年3月31日(金)17:00~桜の開花目前の翔栄町では、毎年恒例の年度末福袋の販売がスタートします。男性・女性でフロアが分かれており、全9種類の福袋が発売されます。福袋は何が入っているか見えませんが、ショップを出なければダブリ無しで購入できます。(ショップを退出するとシャッフルされるため、同じ福袋が当たる可能性があります)女子は新作ワンピースと新作ウィッグ。男子は新作セット服(トップス+ボトムス)と新作ウィッグが必ず入っており、が必ず入っており、500コイン(有料ゲーム内通貨)で2セット分の衣装が揃うお買い得な福袋となっています。2022年度末福袋『イースター収穫祭』2023年4月1日(土) 15:00~ 4月9日(日)いっぱいゲーム内の教会に隣接する『フォレストファーム』で、素材アイテム「たまご」が収穫でき、一定個数を集めて「美術室」へ持っていくと、イースターにちなんだインテリアが作成できます。「たまご」をたくさん集めて自分の部屋をイースターに飾りましょう。『イースター収穫祭』翔愛学園の新学期は4月3日から2023年 4月3日(月)17:00~新学期翔愛学園では、年に3回ある期末試験の成績によって進級することができます。進級条件を満たした生徒には、新学期がはじまる4月3日(月)17:00以降に通知されます。進級するとクラス替えとなります。新しい教室で、新しい友だちを増やしましょう。キャラフレとは『キャラフレ』は、webブラウザで動作する学園生活コミュニティゲームです。プレイヤーはオンライン上の仮想学園、『翔愛学園』の生徒となり、ゲーム内のキャラクターや、ゲームに参加する他のプレイヤーとの出会いを通じて、学園生活を疑似体験することができます。webブラウザで動作するため、特別なアプリケーションをインストールする必要が無く、ノートPCやタブレット、スマートフォンでも快適に遊ぶことができます。キャラフレの特徴学園生活コミュニティ「キャラフレ」・「多人数同時参加型2Dアドベンチャーゲーム」という、独自システムを開発・採用。・2Dアドベンチャーゲームのシステムと多人数参加型オンラインゲームのシステムを融合。・“天使の羽”を集め、無料ポイントと交換。・チャット未経験者でもコミュニケーションを楽しめるゲームチャット。・豊富で個性的な登場人物。・たくさんの髪型や表情、細かく描き込まれたコスチュームなどで個性を演出。タイトル概要サービス名称:キャラフレURL: 対応ブラウザ:Microsoft Edge、Chrome、FireFox等主要なブラウザに対応価格:基本無料プレイ・アイテム課金開発:株式会社エイプリル・データ・デザインズ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月31日今年開催される「第76回カンヌ国際映画祭」批評家週間のオフィシャルポスターに、映画『aftersun/アフターサン』のスチールが採用された。昨年、同部門にて絶賛された本作。その成功が映画祭にも評価された結果、今回カンヌへの凱旋となった。ポスターに使用されている写真を撮影したのは、現場のスチールカメラマンであり、本作に出演もしているサラ・マハリン。登場人物たちの目に見えない温かい感情や、優しい気持ちが丁寧に写し出されている。これについて映画祭は「私たちを包み込み安心させてくれる、親密かつ優雅なジェスチャーをとらえた瞬間だ」と言い、「この写真は発見と出会いも表しており、2人のすばらしい役者が世代を超えて共鳴し、力強くもさりげなくこの瞬間を物語っている」とも説明。父娘を演じたポール・メスカル、フランキー・コリオへの敬意も表現されている。本作で長編映画デビューを飾ったシャーロット・ウェルズ監督は、過去に3本のショートフィルムを製作し、2018年には「フィルムメーカー・マガジン」の“インディペンデント映画の新しい顔25人”に選出。本作の脚本も手掛けているが、描かれる父娘の姿は、監督本人の実体験に基づいたものであり、この物語はこれまでに世界中の映画賞228部門にノミネート、74部門での受賞を記録。今回の選出について監督は、「昨年の5月以降作品を高く評価してもらいましたが、実際、批評家週間のプログラミングチームは大きな賭けに出てくれたのです」とこの1年をふり返り、「今年のポスターを見て、とにかく誇らしく思います。昨年の5月21日、エンドクレジットが流れた時に湧いてきた誇り、批評家週間で初長編を上映することができた誇りとも重なります。『aftersun/アフターサン』を観客の皆さんと共有するチャンスをくれたこと、そして現場での1シーンを今年の顔に選んでくれたことに心から感謝します」と喜んだ。また、本作の前売り特典付きムビチケカードが本日より発売開始。特典は、劇中にも登場するインスタントフォトにヒントを得た<インスタントフォト・オリジナルポストカード>。宣材物担当のデザイナー・大島依提亜がこの前売り特典も手掛けており、20年前にソフィが父と過ごしたかけがえのないひと夏の思い出を閉じ込めた、90年代のローファイな雰囲気が感じられるデザインとなっている(※数量限定、なくなり次第終了)。『aftersun/アフターサン』は5月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:aftersun/アフターサン 2023年5月26日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国にて公開© Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022
2023年03月31日体験型放課後等デイサービスを行う株式会社IRIE LIFE(読み:アイリーライフ、所在地:沖縄県沖縄市、代表取締役:喜納 愛利)は、利用している子どもたちと地域の方々一緒に、心が動く体験イベント「IRIE CAMP(アイリーキャンプ)」を2023年4月8日(土)に沖縄県沖縄市の県総合運動公園で行います。クラウドファンディング達成■「IRIE CAMP(アイリーキャンプ)」開催の背景私自身、子どもの頃に体験したキャンプやBBQ、海、山、川等で遊んだ思い出が、大人になった今でも心に残っていて、ふと思い出すと温かい気持ちになります。その体験とそこでの人との関わりが、今の自分の価値観を形成し、人間性のベースとなる部分が養われたと思っています。子どもの頃にどれだけの人と関わったか、どれだけの体験をしてきたか、どれだけ心が動かされる場面があったか。子どもたちのこれからの人生をより豊かにするために、「心が動く体験」の機会を子どもたちに贈りたいと思い、IRIE CAMPを開催する運びとなりました。■「IRIE CAMP(アイリーキャンプ)」についてキャンプ道具やアウトドア用品を購入するため、2022年8月19日~10月31日の期間クラウドファンディングに挑戦し、目標金額の600,000円を超えた775,000円を達成することができました。今回集めた支援金で必要な道具類を購入し、クラウドファンディングを応援していただいた地域の方々と一緒にデイキャンプを楽しもうという企画です。■開催概要イベント名:IRIE CAMP(アイリーキャンプ)開催日時 :2022年4月8日(11:00~16:00)場所 :沖縄県総合運動公園 オートキャンプ場沖縄県沖縄市比屋根5丁目3-1参加人数 :子ども 20名、大人 10名 程度内容 :BBQ、キャンプファイヤー等地域の大人たちからタープの張り方、火の起こし方、BBQの焼き方等を習いながら子どもたち主体で実施。■会社概要会社名 : 株式会社IRIE LIFE事業所名: 放課後等デイサービスLaugh Base代表者 : 代表取締役 喜納 愛利設立 : 2022年4月5日開所日 : 2022年7月1日事業内容: 放課後等デイサービスURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月29日2022年9月13日に亡くなったジャン=リュック・ゴダールの特集上映「追悼 ジャン=リュック・ゴダール映画祭」が4月28日(金)より開催、メインビジュアル、上映作品とともに予告編が解禁された。『勝手にしやがれ』で世界を驚愕させて以降、“ヌーヴェル・ヴァーグ”の旗手として作品を発表するごとに注目を浴びると同時に、そんなカテゴライズを嘲笑うかのごとく観る者を挑発し、煙に巻き、固定観念に唾を吐き続けた映画監督。今回の映画祭では、1960年代と80年代を中心に、滅多にスクリーンでは観ることのできない全9作品をラインアップ。ビビッドな赤が目をひくメインビジュアルには、アンナ・カリーナが初めて出演したゴダール映画でもある『小さな兵隊』や各国で物議を醸した『ゴダールのマリア』はじめ全作品のスチールがデザインされている。また、予告編では『カルメンという名の女』での使用曲で印象深いベートーヴェン「弦楽四重奏曲」にのせたオープニングに始まり、『小さな兵隊』からアイコニックな『はなればなれに』のダンスシーン、「最も美しいゴダール映画の一本」とも評される『ゴダールの決別』まで上映作品を名シーンごとに紹介。時や国を超えて多くの映画作家に影響を与え、観客を驚かせてきたゴダールは何が革新的だったのか。何が称賛され、何が人々を熱狂させたのか。彼のいない映画はどうなっていくのか。“映画”を見つめる機会となりそうだ。『小さな兵隊』1960年極右のOAS(秘密軍事組織)およびこれと対立する組織FLN(アルジェリア民族解放戦線)の間で翻弄される男女のスパイを描いた長編第2作。60年に完成していたが、アルジェリア戦争を主題とし、両組織による拷問を批判的に描いたことで63年まで公開されなかったいわくつきの作品。アンナ・カリーナが初めて出演したゴダール映画で、2人は本作完成後に結婚した。『カラビニエ』1963年題名は「歩兵たち」の意。イタリア人作家ヨッポロの同名舞台劇に基づく寓話的反戦・反帝国主義風刺劇。前年に同劇を演出したロッセリーニが、脚本家の1人として名を連ねている。架空の国の貧しく学のない若者2人が、世界の富をわがものにできるとの甘言に釣られて「王様」からの徴兵に応じ出征、破壊と略奪の限りを尽くすが…。作品はジャン・ヴィゴに捧げられている。『はなればなれに』1964年先頃邦訳が刊行されたアメリカ人作家ヒッチェンズの小説に基づく作品。若者2人組とナイーヴな娘が織りなす三角関係と彼らの犯罪計画を軸とした、奔放な悲喜劇。物語の内と外を自在に出入りする、ゴダール自身の声によるナレーションもユニーク。タランティーノ、ベルトルッチ、ハートリーら本作への偏愛を隠さない映画作家やミュージシャンは数多い。『ウイークエンド』1967年各々愛人がいて、密かに互いを殺す機会をうかがうプチブル夫婦。2人は遺産相続のため妻の実家へと車を走らせるが、この長旅はトラブルや奇妙な人物たちを通じて次第に混沌とした非現実的なものへと変貌していく…性と政治の季節に作られたポストモダン的黒い喜劇。交通渋滞を描いたくだりの移動撮影にも注目。『パッション』1982年欧州古典絵画の数々を活人画として再現した芸術映画製作に取り組む野心的ポーランド人監督。国際的製作班による「(完成しない)映画作りを描いた映画」としての側面を備える本作は、夏の陽光に満たされたかつてのゴダール映画『軽蔑』を冬の光の中で再創造する。ここでも物語は芸術(創造行為)と生活(性や金銭を巡る諸問題)の間を往還する。『カルメンという名の女』1983年テロリストと思しき集団と共に銀行を襲撃する美貌の娘カルメンと、彼女と恋に落ちた警備員ジョゼフがたどる数奇な運命。そこにカルメンのおじで精神病院に入院中の元映画監督ジャン(ゴダール自身が演じている)およびベートヴェンの弦楽四重奏曲を練習する演奏家集団が交差しつつ、悲喜劇的なラストで全てが合流するゴダール流“カルメン映画”。『ゴダールのマリア』1985年聖母マリアをスイスの女子学生マリー(ミリアム・ルーセル)へと変換し、イエスの処女生誕の物語を現代に置き換えて語り直した挑発的な作品。カトリックの教義に言及しつつも、全裸シーンがあるためヨハネ・パウロ二世に批判され、上映禁止措置がとられた国もある。また抗議活動や爆破予告の対象となった劇場もあり、各国で物議を醸した。『ゴダールの探偵』1985年探偵と刑事、ボクシング関係者、飛行士夫妻、老いたマフィアらが滞在中のホテルで交差する姿を、スター俳優を起用して描いた犯罪群像悲喜劇。上記『マリア』の完成資金を稼ぐためにゴダールが引き受けた企画で、カサヴェテス、イーストウッド、ウルマーに捧げられているのも、それぞれ商業的要請の中で見事な犯罪劇を撮った彼らへのオマージュと受け取れる。『ゴダールの決別』1993年ある男がスイスの小村で数年前に起こった出来事を調査する。一連の回想を通じて明らかになるのは、夫が出張中、妻のもとに夫の姿を借りた神が訪れた、という摩訶不思議な話。ギリシャ神話中のゼウス神が夫に化けて人妻と時を過ごす伝説に着想を得た。カロリーヌ・シャンプティエの撮影と相まって、最も美しいゴダール映画の1本とも評される。「追悼 ジャン=リュック・ゴダール映画祭」は4月28日(金)~5月18日(木)までヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町にて開催。(text:cinemacafe.net)
2023年03月28日8月30日から開催される第80回ヴェネチア国際映画祭にて、俳優のトニー・レオンと監督のリリアーナ・カヴァーニが栄誉金獅子賞を受賞することが分かった。これまでに出演作3本(『非情城市』『シクロ』『ラスト、コーション』)が金獅子賞を受賞しているトニーは、「ヴェネチア・ビエンナーレから知らせを受け、大変驚くと共に光栄に思います。これまで一緒に仕事をしてきた映画製作者たちとこの賞をお祝いしたいですね。この賞は彼らへの贈り物でもあるのです」と受賞を喜んだ。ヴェネチア国際映画祭の常連で、監督作『卍/ベルリン・アフェア』が金獅子賞の候補になったこともあるリリアーナは、「このような素敵なサプライズをくださったヴェネチア・ビエンナーレに大変感謝しており、またとてもうれしく思います」とコメント。リリアーナの代表作には『愛の嵐』『フランチェスコ』『リプリーズ・ゲーム』などがある。栄誉金獅子賞は多くの優れた映画作品を生み出した映画人を称える賞で、これまでに黒澤明監督、宮崎駿監督、スティーヴン・スピルバーグ、スタンリー・キューブリック、クリント・イーストウッドらが受賞。昨年はカトリーヌ・ドヌーヴに贈られた。(賀来比呂美)
2023年03月28日「イタリア映画祭2023」が、東京・有楽町朝日ホールにて2023年5月2日(火)から5月7日(日)まで、大阪・ABCホールにて6月10日(土)から6月11日(日)まで開催される。「イタリア映画祭」日本初公開14作品を一挙上映東京・大阪の2拠点で開催される「イタリア映画祭2023」は、が日本初公開となるイタリア映画作品14本を一挙に上映するイベント。イタリア喜劇のヒット作やスターが出演するエンタメ作品から、カンヌ国際映画祭など国際的な映画祭で注目を集めた映画まで、バラエティーに富んだ作品が集結している。パオロ・タヴィアーニの『遺灰は語る』がオープニング作品オープニング作品は、ノーベル文学賞受賞作家ピランデッロの“遺灰の旅”を題材にした『遺灰は語る』。数々の傑作を発表してきた、タヴィアーニ兄弟の弟パオロ・タヴィアーニが監督を務める。兄ヴィットリオがこの世を去ってから初めて、パオロが一人で監督した作品だ。また、スター俳優アレッサンドロ・ボルギとルイージ・ロ・カーショの共演作『デルタ』や、ペネロペ・クルスを主演に迎え、1970年代ローマの家族を描くエマヌエーレ・クリアレーゼ監督の『無限の広がり』といった作品も登場する。『旅するローマ教皇』など特別上映作品さらに、特別上映作品として3本の作品がラインナップ。ルイージ・ロ・カーショとエリオ・ジェルマーノが共演を果たした、ジャンニ・アメリオによる『蟻の王』(仮題)では1960年代末、同性愛差別のある中で、教え子の青年と恋に落ち、投獄された実在の詩人の人生に着想を得た物語を紡ぐ。また、ジャンフランコ・ロージがローマ教皇の旅の膨大な記録映像とともに、教皇の真の姿に迫るドキュメンタリー『旅するローマ教皇』や、世界を震撼させた事件の真相を浮き彫りにし、2022年カンヌ国際映画祭プレミア上映で絶賛されたマルコ・ベロッキオの超大作『夜のロケーション』もラインナップに名を連ねている。【詳細】イタリア映画祭2023上映作品:『スイングライド』『あなたのもとに走る』『ノスタルジア』『警官ジジのアドベンチャー』『デルタ』『無限の広がり』『乾いたローマ』『奇妙なこと』『キアラ』『はちどり』『遺灰は語る』『蟻の王』(仮題)『旅するローマ教皇』『夜のロケーション』■東京会場会期:2023年5月2日(火)~5月7日(日)会場:有楽町朝日ホール住所:東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11階※チケットは4月1日(土)12:00からあさチケにて発売。尚、システムの都合上、座席を選択して購入ができるのは、4月2日[日] 0:00から。・〈前売券〉作品1回券 一般1,500円/学生1,200円※『夜のロケーション』のみ、1回券 一般3,900円/学生3,300円・〈当日券〉作品1回券 一般1,900円/学生1,600円※『夜のロケーション』のみ、1回券 一般5,000円/学生4,200円■大阪会場会期:6月10日(土)~6月11日(日)会場:ABCホール住所:大阪府大阪市福島区福島1-1-30※チケットは4月21日(土)12:00(予定)からあさチケにて発売。
2023年03月26日各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。沖縄県・読谷村にある滞在型リゾート「星のや沖縄」では、2023年3月1日から沖縄で親しまれる月桃やパッションフルーツなどを使ったノンアルコールのペアリングメニューの提供を開始します。メインダイニングのディナーコース「琉球シチリアーナ」にて、その土地ならではの食材や料理に使用している食材と同じものを組み合わせるノンアルコールのペアリングメニューは、ワインペアリングとは違った美食体験を楽しめます。季節に合わせた料理とともに変わるノンアルコールのペアリングメニューは、見た目にも華やかなドリンクです。沖縄で親しまれる月桃やパッションフルーツ、パイナップル、ピパーチ(*1)といった食材を使い、星のや沖縄でしか味わうことのできない旬の恵みや料理とのマリアージュをノンアルコールで堪能します。(*1)ピパーチ「ヒハツモドキ(島コショウ)」を意味する沖縄の言葉背景星のや沖縄では「琉球シチリアーナ」のコンセプトのもと、沖縄で親しまれる食材とシチリア料理の技法を組み合わせたコース料理を提供しています。料理は相性の良いドリンクを掛け合わせることで味わいがさらに広がります。お酒をあえて飲まないライフスタイルを好む「ソバーキュリアス」という選択肢が増えているなかで、お酒を飲まない方にもより豊かな時間を過ごしてほしいという思いからノンアルコールのペアリングメニューを開発しました。ドリンクの思いがけない組み合わせによる絶妙な味わいをより一層深く堪能してほしいと考えています。「琉球シチリアーナ」とはイタリアのシチリア島は、沖縄と同様に美しい海と温暖な気候に恵まれています。新鮮な魚介や柑橘を食材に多用していることや、他地域からの影響を取り入れながら独自の料理文化を築いていることも似ている点です。類似性のある土地で用いられる料理法は、沖縄で親しまれる食材との相性も良いと考え「琉球シチリアーナ」を考案しました。沖縄とシチリアが合わさることで生まれる、新たな食の魅力を提案します。また料理に合わせて南イタリアを中心に90種以上のワインを取り揃えています。国内外のワインに精通するソムリエがセレクトする独創性のあるワインペアリングのコースでは、乾杯からデザートまで7種のワインとのマリアージュでディナーを堪能できます。沖縄ならではの食材を使用したノンアルコールペアリング沖縄で親しまれている食材の新たな魅力に出会う琉球シチリアーナに合わせて楽しむノンアルコールドリンクは、パイナップルやピパーチなどを使いました。ソムリエが厳選したノンアルコールペアリングは、同じコンセプトで作られた料理を掛け合わせることでワインペアリングとはひと味違うマリアージュを堪能することができます。月桃やパッションフルーツといった旬に合わせて異なる食材をモクテルに仕立て存分に味わいます。<2023年春のディナーコースペアリング例>・鰹とトマトの冷製カッペリーニ×発酵ジンジャーエール、パッションフルーツソーダ、シュラブ(*2)パッションフルーツの甘みや酸が料理を引き立てる乾杯にぴったりのスパークリングモクテルです。カッペリーニのカツオや生姜との相性も良く、コース料理の始まりに胸が高鳴ります。(*2)シュラブ果実酢をベースにハーブやフルーツ、スパイスを漬け込んだ炭酸飲料・ストゥッツィキーニ×月桃茶、パインジュース、ピパーチ沖縄で親しまれている月桃のお茶をベースにした、優しい甘さのモクテルは多様な前菜との相性の良い、バランスに優れた一杯です。・牛フィレ肉の月桃包み焼き×ローゼルティー、ノンアルコールメルロー、コーヒー豆ローゼルティーとノンアルコール赤ワインの組み合わせの仕上げに、ローストしたコーヒー豆を挽くことにより、香ばしさとほのかな苦味が広がります。ソースの甘酸っぱさや肉との一体感がより楽しめます。ノンアルコールのペアリングメニュー概要期間:2023年3月1日~6月30日料金:ノンアルコールペアリング6,050円(税・サービス料込、食事代別)対象:宿泊者備考:仕入れ状況により料理内容や食材が一部変更になる場合があります。■星のや「夢中になるという休息」をコンセプトに、各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。国内外に展開する各施設は、その土地の風土、歴史、文化などの本質を識る喜びを滞在に織り込み、訪れた人を日々の時間の流れから解き放ちます。URL:[ ]{ }■星のや沖縄海と共に暮らす、琉球文化を昇華させた「グスクの居館」。沖縄の史跡から発想を得た「グスクウォール」と自然海岸に囲まれた敷地に、色彩豊かな畑と庭、海に臨む客室や沖縄文化を体験する道場が広がる、沖縄の贅沢を集めた、海岸線に沿うリゾートです。〒904-0327沖縄県中頭郡読谷村儀間474/客室数:100室[ ]{ } 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月24日イタリアで開催される世界最大のアジア映画祭、第25回ウディネ・ファーイースト映画祭にて、『PLAN 75』の主演でも話題を呼んだ倍賞千恵子にゴールデン・マルベリー(生涯功労賞)が授与されることが決まった。第25回ウディネ・ファーイース映画祭では、昨年2022年の北野武監督に続いての倍賞さんの授与。最新主演作『PLAN 75』(2022年/早川千絵監督)とともに、ウディネ・ファーイースト映画祭の観客のために倍賞さん自ら選んだ傑作、『男はつらいよ』シリーズ1作目の『男はつらいよ』(1969年/山田洋次監督)と『家族』(1970年/山田洋次監督)の特別上映も行われ、倍賞さんが現地に赴き、映画祭にも参加する。『PLAN 75』倍賞さんは「ウディネ・ファーイースト映画祭功労賞を受賞し招待されたと聞き『え、何故?どうして『PLAN 75』で?』ビックリ。お聞きしたら、私が映画の世界に入ってから演じ仕事をして来た事に対しての生涯功労賞との事、とてもビックリ致しました」とコメント。また、「日本で仕事していた私を、外国の方が見ていて下さった事に大変驚き、感謝し、うれしく思っています。映画って素晴らしいですヨネ。ウディネ・ファーイースト映画祭の皆さん本当にありがとうございました。私、これからも精進してまいります」と改めて意気込みを語った。ゴールデン・マルベリー(生涯功労賞)を受賞される倍賞千恵子さんは、1941年生まれ。映画『男はつらいよ』シリーズ50周年記念作品である映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』を含む本シリーズ全作品(1969年~)にさくら役でお馴染み。1980年には『遙かなる山の呼び声』、『男はつらいよ寅次郎ハイビスカスの花』(共に山田洋次監督)にて第4回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞、『劇場版 機動戦士ガンダムI』『ジャングル大帝』『ハウルの動く城』など、アニメーションの世界でも声優としても活躍する。映画祭で上映される『PLAN 75』は、早川千絵監督の長編デビュー作で、2022年・第75回カンヌ国際映画祭にてカメラドール特別賞を受賞、イタリアではタッカーフィルム配給で今年5月11日より公開される予定。『PLAN 75』は企画開発中に、2019年のウディネ・ファーイースト映画祭の期間中に行われる「フォーカス・アジア」という業界関係者向けのネットワーキングセッションにも選出されていたプロジェクトであり、早川監督はこの年、オムニバス映画『十年Ten Years Japan』の一編『PLAN75』の監督としても、映画祭に参加していた。「第25回 ウディネ・ファーイースト映画祭」は4月21日(金)~4月29日(土)イタリア、ウディネにて開催。『PLAN 75』Blu-ray・DVDは4月26日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:PLAN75 2022年6月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2022『PLAN75』製作委員会 / Urban Factory / Fusee
2023年03月23日『TBSドキュメンタリー映画祭 2023』2日目となる3月18日に『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』の舞台挨拶が行われ、オートレーサーの森且行と穂坂友紀監督が登壇した。2021年1月に落車事故で大怪我を負ったオートレーサー・森のリハビリの日々に密着したドキュメンタリー『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』。前日17日に、4月6日、地元の川口オートレース場で復帰すると発表したばかりの森は、現在の体調を問われると「徐々に良くなっていて、普段の生活には支障もなく、全然平気です!」と元気に挨拶。言わずとしれた元SMAPの森は、「仲間」と一瞬間をおいて、SMAPメンバーには「この映画のことは伝えていません」とニヤリとするも、「レース復帰については昨日公式に発表があって、メンバーにはその2日前には言いました」と絆を伺わせた。2年前に穂坂監督が森に直筆の手紙を送ったことから、本作の企画がスタート。森は「ここまでの長期密着は初めての経験。穂坂監督がしつこ過ぎて……」と笑わせつつ「ドキュメンタリーの中ではリハビリ3時間となっていたけれど、実際は1時間半くらいしかやっていない。ちょっと大げさですね」とジョーク。映画冒頭の浜辺を走るシーンに触れて「監督から走ってくれと言われて……」といたずらっぽく言って、穂坂監督を「そんな言い方はしていません! 語弊がありますよ!」とタジタジにしていた。見どころについて森は「僕がヘベレケになっている姿が見どころ。酔っ払い過ぎて使用NGすら出せなかった」と笑いつつも「ありのままの自分の姿を見てほしいという思いもあった」と説明。本編には使用されていないが、穂坂監督とはカラオケにも行ったそうで、穂坂監督が「カラオケでSMAPの曲を私がリクエストしたら3曲くらい歌ってくれた。『笑顔のゲンキ』とか『前に!』とか」と明かすと、森は「え~? あまり覚えていないな。でもいい曲だよね」と述べて、ファンを歓喜させていた。映画の完成を迎えて森は「一人では乗り越えられなかった。色々な方の支えとファンの皆さんの応援があったからこそ、ここまで来ている。あとは復帰するだけ」と意気込みながら「体調が思わしくなくて復帰が延びたけれど、自分としては負けてでもいいからレースに参加して、徐々に這い上がっていけばいいのかなと思う」と復帰への心境を語り、穂坂監督はタイトルの由来について「森さんだったら絶対にオーバルに戻ってくると信じてカメラを回し続けましたし、森さんは宣言したら絶対に実行する男。その気持ちをそのままタイトルに込めました」と解説。さらに穂坂監督は「無事に走り終えてくれたらいい」とエールを送り、森は「本当ですか? わかりました。一生懸命走りますが、着はわかりません。気合いでレースに臨んで一生懸命楽しんで走りたいです」と約束。穂坂監督は「この作品は森さんへのエールになればいいと思って作りました。でも完成版ではない。これからも取材を続けさせてもらいたい」と公開オファーし、これに森は「え? これからも? うーん、わかりました!」と快諾していた。最後に穂坂監督は「森さんのオートレースに対する愛はもちろんだけれど、兄弟愛や家族の応援、リハビリの先生たちの支えがあったからこそ復帰できたという人間関係の想いも描きました。そこにも注目してほしいです」とアピール。森は「この2年間の密着がなければ、もしかしたら途中で復帰を諦めていたかもしれない。こうして映画として残すことが出来て僕も幸せです。色々な人たちに観ていただき、様々なことを感じてほしい。そして完結版を目指して、これからも頑張っていきたいです」と闘志を燃やしていた。<イベント情報>TBSドキュメンタリー映画祭20233月17日(金)~30日(木)東京:ヒューマントラストシネマ渋谷3月24日(金)~4月6日(木)大阪:シネ・リーブル梅田3月24日(金)~4月6日(木)名古屋:伏見ミリオン座4月15日(土)~21日(金)札幌:札幌シアターキノ関連リンク公式サイト::
2023年03月20日約50本のアニメーション映画が一堂に会する、『第1回新潟国際アニメーション映画祭』のオープニングセレモニーが、3月17日新潟市の古町ルフル広場にて行われ、フェスティバルディレクターの井上伸一郎、国際審査員のジンコ・ゴトウ、デヴィッド・ジェステッド、審査委員⻑の押井守監督が登壇した。押井監督は「今回の最大の特徴は、世界的にも珍しい⻑編アニメーションに特化したコンペティションであることです。世界中から(コンペに)10本の作品が集まりました。アニメーションとひとことで言っても、僕やみなさんがご存知の日本のアニメーションがアニメーションの代表ではなく、アニメーションという形式にはいろんな可能性があると思います。10本が10本ともすべて絵柄も違えばスタイルも違う。アニメーションというのは非常に裾野が広い表現であることをぜひ自分の目で確かめていただきたいと思っています。10本の中から、今日的な意味がある新しい形式の作品を僕は選びたいと思います。この3人で慎重に審査いたします」と審査委員⻑としての抱負を語った。押井守監督また、第二次大戦後の日本のアニメーション文化の立上げに大きな役割を果たした、新潟出身の大川博と蕗谷虹児、二人の名を冠した「大川=蕗谷賞」の授賞式も行われ、『犬王』総作画監督の⻲田祥倫、中野悟史、『漁港の肉子ちゃん』 美術監督の木村真二、『THE FIRST SLAM DUNK』の東映アニメーション / ダンデライオンアニメーションスタジオ、『劇場版 呪術廻戦0』アニメーション制作スタジオのMAPPAらに、大川博の孫にあたる大川裕よりトロフィーが授与された。(※『劇場版「⻤滅の刃」無限列車編』の撮影監督・寺尾優一はビデオメッセージで参加。受賞作は、大川=蕗谷賞受賞の記念上映として、3月18日から21日までT・ジョイ新潟万代で、連日18時から日替わりで全作品上映される。※『THE FIRST SLAM DUNK』は、通常興行となります。)「大川=蕗谷賞」授賞式より授賞式に続き、日本・中国・ニュージーランド、3カ国を代表する5人の監督による4つのエピソードからなる『太素』のうち、日本で制作された2本、渡辺信一郎監督による『A Girl meets A Boy and A Robot』と森田修平監督『弦の舞』をアジアプレミアとして上映し、上映後に両監督によるトークを行った。海外でも人気の高い『東京喰種トーキョーグール』について“グローバルを意識しているか?”とMCに問われた森田監督は、「特に意識とかはしていなくて、ただ、昔から海外でよく評価されている先輩方の映像を見たときに、何かが違うぞと、間の取り方やレイアウトの取り方を見ていて。自分もテレビアニメーションをやる以上そういうのをぶっ込みたいなっていうのはあるので、それが自然な流れであって、海外だからウケようとかそういうのは無いです。『AKIRA』を見て映像を目指してきたので、そこは滲み出たというか、教育ですね。教育の賜物なんでしょうね」と語った。また、渡辺監督も「僕も『AKIRA』には多大な影響を受けたんで、『AKIRA』の影響っていうのはアニメを作っているスタッフの中で大きいんじゃないかなと思ってます。レトロスペクティブにうまく繋げたでしょ」と大友克洋特集上映に繋げて会場の笑いを誘った。アニメーション映画祭について、森田監督は「自分が本当に影響を受けてきた方々がたくさん参加されていて、なかなか見る機会がないので、ぜひみなさんにも見て楽しんでいただけたらなと思います」。渡辺監督は「実写映画の世界だと、たくさん映画祭があって監督・スタッフ同士の交流がよくあると思うんですけど、アニメの世界はあまりないんです。例えば他の監督と会ったりすることもあまりないので、こういう機会に今後は交流が進むと良いんじゃないかなと思ったりしています。映画祭が続いていくことで、アニメーションの作り手に興味を持つ人が増えて、「ちょっと今年も新潟行くか」みたいな風になっていくと良いんじゃないかな。音楽には、毎年フェスがあるけど、誰が出るかじゃなくて、フェス自体が信頼を得ている所は、出演者が発表になる前に売り切れちゃうんですよね。間違いないみたいな。(映画祭も)徐々にそういう風になっていけると良いんじゃないかなと。毎年新潟はいい人来るぞ、という感じになっていくと良いんじゃないかなと思います」とエールを送った。<イベント情報>『第1回新潟国際アニメーション映画祭』2023年3月17日(金)~22日(水)上映会場:新潟市民プラザ、T・ジョイ新潟万代、シネ・ウインド、クロスパル新潟イベント会場:新潟日報メディアシップ、古町ルフル広場、開志専門職大学、新潟大学駅南キャンパスときめいと公式サイト:
2023年03月20日ドキュメンタリー映画『アダマン号に乗って』が2023年4月28日(金)にヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国公開される。ベルリン国際映画祭“金熊賞”受賞作品ニコラ・フィリベール監督によるドキュメンタリー映画『アダマン号に乗って』は、第73回ベルリン国際映画祭コンペティション部門で最高賞“金熊賞”に輝いた、日仏共同製作によるドキュメンタリー映画。監督を務めたのは、世界的ヒット映画『ぼくの好きな先生』で知られる現代ドキュメンタリーの名匠、ニコラ・フィリベールだ。舞台はデイケアセンター「アダマン号」映画『アダマン号に乗って』の舞台は、フランス・パリの中心地、セーヌ川に浮かぶ木造建築の船「アダマン号」。精神疾患のある人々を迎え入れているデイケアセンターだ。運営するのは、精神科医療の世界で起こる“質の低下”や“非人間化”の波にできる限り抵抗しようとするチーム。絵画を制作したり、ダンスを踊ったり、ピアノを弾いたり…あらゆる文化活動を通じて患者の支えとなる時間と空間を提供し、社会と再びつながりを持てるようサポートしている。そんな患者もスタッフも区別なく、誰しもにとって生き生きと魅力的な場所「アダマン号」について、多様性が叫ばれる以前から多様な存在や価値が共にあることを優しい眼差しで映し続けてきたニコラ・フィリベールは“奇跡”だと表現する。第73回ベルリン国際映画祭コンペティション部門で唯一のドキュメンタリーであり、これまで金熊賞の名誉に輝いた数少ないドキュメンタリーの一つ『アダマン号に乗って』。ぜひこの機会に、劇場で鑑賞してみてはいかがだろう。【作品詳細】映画『アダマン号に乗って』公開日:2023年4月28日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開監督:ニコラ・フィリベール2022年/フランス・日本/フランス語/109分/アメリカンビスタ/カラー/原題:Sur L’Adamant/日本語字幕:原田りえ
2023年03月20日TBSが立ち上げたドキュメンタリー映画のブランド「TBS DOCS」のもと、今回で3回目を迎える『TBSドキュメンタリー映画祭2023』が3月17日(金) 、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開幕。ラインナップの一作である『東京SWAN 1946 〜戦後の奇跡「白鳥の湖」全幕日本初演〜』の上映を前に、ダンサーで俳優の宮尾俊太郎、浅川紫織、宮武由衣監督、映画祭アンバサダーのLiLiCoが舞台挨拶を行った。挨拶に立ったLiLiCoは「TBSは良質なドキュメンタリーをどんどん生み出していて、それをこうやってスクリーンで見られる。初日にたくさんの皆さんにお集まりいただき、本当にうれしいです。本気の人間が、生きる希望を与えてくれる。きっと皆さん、帰り道は、ステップ軽く踊り出したくなるはず」と喜びを語り、映画祭のオープニングを華々しく宣言した。LiLiCo『東京SWAN 1946 〜戦後の奇跡「白鳥の湖」全幕日本初演〜』は敗戦直後の1946年、京城出身の青年・島田廣が、自身のバレエの才能を見出したロシア人の師匠、エリェナ・パァヴロヴァの悲願を成し遂げるために、焼け跡の東京で『白鳥の湖』全幕初演という前代未聞の無謀な挑戦に奔走する姿を追った歴史秘話。以前からドラマ製作の過程で、バレエの歴史に関心を抱いていたという宮武監督は「いろいろな書物を調べ、終戦後にこんな出来事があったんだと驚いた」と振り返り、「どん底にいた日本人の心を、当時は高尚で手が届かないとされたバレエで、どんな風に感動させたのか。そこに何があったのか知りたくなった」と本作の着想を明かした。宮武由衣劇中で当時の公演を“再現”した宮尾は、「そこにどんな意義や意味があるのか、監督と話したが、どうやら監督もふわっとしていて(笑)」。宮武監督は「そのせいで、宮尾さんは常に不機嫌でした」と恐縮しきりだったが、改めて宮尾は「偉人たちを突き動かした使命感に触れ、心で踊るとはどういうことか改めて考えた」と試みの意義を強調。自身が抱えたコロナ禍での葛藤と照らし合わせながら、「ぜひ、皆さんも自分と置き換えながら、見てほしい」と客席にアピールした。宮尾俊太郎また、宮尾と共演した浅川も「ついつい美しさにこだわってしまっていると気づかされた。心こそが一番大事だと、改めて学びました」といい、「当時はパラシュートの生地で衣装を作ったと聞き、驚きました」と話していた。浅川紫織取材・文・撮影:内田涼<イベント情報>TBSドキュメンタリー映画祭20233月17日(金)~30日(木)東京:ヒューマントラストシネマ渋谷3月24日(金)~4月6日(木)大阪:シネ・リーブル梅田3月24日(金)~4月6日(木)名古屋:伏見ミリオン座4月15日(土)~21日(金)札幌:札幌シアターキノ<上映ラインナップ>『カリスマ 〜国葬・拳銃・宗教〜』監督:佐井大紀『通信簿の少女を探して 〜小さな引き揚げ者 戦後77年あなたは今〜』監督:匂坂緑里『サステナ・ファーム トキと1%』監督:川上敬二郎『アフガン・ドラッグトレイル』監督:須賀川拓『東京SWAN 1946 〜戦後の奇跡「白鳥の湖」全幕日本初演〜』監督:宮武由衣『シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢』【東京限定上映】監督:寺井到『ダリエン・ルート “死のジャングル”に向かう子どもたち』監督:萩原豊『魂の殺人 〜家庭内・父からの性虐待〜』監督:加古紗都子『War Bride 91歳の戦争花嫁』監督:川嶋龍太郎『KUNI 語り継がれるマスク伝説 〜謎の日本人ギタリストの半生〜』監督:佐藤功一『それでも中国で闘う理由 〜人権派弁護士家族の7年〜』監督:延廣耕次郎『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』監督:穂坂友紀『やったぜ!じいちゃん』【名古屋限定上映】監督:仲尾義晴『93歳のゲイ』【大阪限定上映】監督:吉川元基『劇場版 ヤジと民主主義』【札幌限定上映】監督:山﨑裕侍・長沢祐関連リンク公式サイト::
2023年03月17日ジャンル映画祭を席巻した韓国映画『オオカミ狩り』より本編映像が解禁された。『メタモルフォーゼ/変身』『共謀者』などのキム・ホンソン監督が、2017年にフィリピンへ逃亡した韓国人犯罪者47名の集団送還のニュースから着想を得て作り上げた本作。8年ぶりの映画復帰作『パイプライン』も記憶に新しいソ・イングクが第一級殺人の国際手配犯を熱演、新境地をひらいた。この度解禁となったのは、ソ・イングク扮するパク・ジョンドゥを始めとしたフィリピンへ逃亡した極悪犯罪者たちが、護送官たちに引き連れられこのあと地獄と化す貨物船へ乗船し、一人ずつ罪状と名前を確認する本編シーン。船内では、犯罪者一人一人が少しずつ離れたところで手錠と足枷をされた状態で連行される。そこで登場したジョンドゥの本人確認をするべく、罪状が読み上げられるのだが、第一級殺人の国際手配犯というだけあり、その犯罪歴はまさに圧巻。「13名に対する殺人および殺人教唆。強姦…」と、凶悪な罪状の数々が述べられる。ジョンドゥだけでなく、一見すると犯罪者にはみえないチャン・ドンユン扮するドイルは「特殊暴行17件」と刑事ですら「派手な罪状」と言葉にするほど。ほかにも少し年老いた犯罪者も登場し、この後の展開が気になるキャラクター紹介シーンとなっている。ソ・イングクは、「今作は本当に面白いしジョンドゥという役に完全に魅了されました。”これは絶対に演じたい”と思ったんです」と自身初となる悪役への熱い思いを語った。併せてジョンドゥの新画像も解禁。キム・ホンソン監督絶賛の四白眼で、護送官を見上げるその顔には、乗船してすぐのはずなのに、口元はすでに流血が見られる…一体何が?ソ・イングクを虜にした非情なキャラクター、パク・ジョンドゥの、極悪な犯罪者としての顔と不気味なカリスマ性を感じられる映像と新画像となっている。『オオカミ狩り』は4月7日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オオカミ狩り 2023年4月7日より新宿バルト9ほか全国にて公開ⓒ 2022 THE CONTENTS ON & CONTENTS G & CHEUM FILM CO.,LTD. All Rights Reserved.
2023年03月17日本日3月17日より開催中の『TBSドキュメンタリー映画祭 2023』より、三浦透子ら著名人のコメントが到着した。今年で3回目となる本イベントは、ドキュメンタリー番組を放送し続けてきたTBSが実施する映画祭で、東京を皮切りに大阪、名古屋と場所を移した後、初となる札幌でも開催。アンバサダーは映画コメンテーターのLiLiCoが務める。併せて、ぴあではTBSが良質のドキュメンタリー映画の発信地となるべく立ち上げた新ブランド「TBS DOCS」(TBSドキュメンタリーフィルムズの略称)を特集。社会派からエンタメ色が濃いものまでバラエティ豊かな15作品を紹介している。<著名人 コメント>『通信簿の少女を探して 〜小さな引き揚げ者 戦後77年あなたは今〜』■三浦透子(俳優)一枚の通信簿との偶然の出会いの先に何が在るのか。何も無いかもしれない、何の確信もない中、そこにある物語を信じて追い続けたディレクターの匂坂さんの思いに強く感銘を受けました。改めて、この作品に参加させていただけたことをとても嬉しく思います。TBSドキュメンタリー映画祭を通して、より多くの方に観ていただきたいです。■角田光代(小説家)通信簿の持ち主をさがす旅は、悲惨な戦争の疵痕へとたどり着く。しかし何より私が胸張り裂ける思いになったのは、満州からの引き揚げ者が差別されていたという事実だ。こんなにも困難な時代にも、人は差別をするのかと衝撃を受けた。そして同時に、そんなことには負けず、破天荒なほど自分自身であり続けた通信簿の持ち主に、人の持ち得る強さを見せてもらった気がした。『魂の殺人 〜家庭内・父からの性虐待〜』■東小雪(公認心理師 / LGBTアクティビスト)これまでタブーとされてきた実父からの性虐待を、顔と名前を出して語り出した当事者たち。「恥」を加害者に返す。その当事者の力。自らの生きる力を取り戻そうとする人たちの力強い姿が、映像でやっと見られた。『ダリエン・ルート “死のジャングル”に向かう子どもたち』■前嶋和弘(上智大学教授)こんな渾身のドキュメンタリー、みたことがない。陸路でアメリカを目指すハイチの家族に記者とカメラが命がけで密着。ともに川を超え、ジャングルを突き進む。その行路を牛耳るギャングのボスにも丁寧に話を聞く。汗、泥、ほこり、湿気まみれの空気。それが混ざり合った匂い――。観るものが現場を追体験できるのは、徹底した移民目線だからだ。その視線の奥にあるのは、日本人という第三者の優しいまなざしだ。苦難を乗り越える原動力である夢(アメリカンドリーム)は、子どもたちの笑顔と重なる。■長有紀枝(立教大学教授、難民を助ける会(AAR)会長)統計や数字でしかなかった遠い国の難民問題が、大切な友人や家族のものがたりになる。数字の羅列がヒューマンストーリーとして立ち上がる。なぜ、命をかけるのか。なぜ危険な旅にでるのか。その答えがここにある。同時に命をかけた大脱出ができるのは体力のある若者・健康な家族というのも現実。お年寄りや障害者は動くこともできない裏の現実を考えさせる映画でもある。※順不同、敬称略<イベント情報>『TBSドキュメンタリー映画祭 2023』3月17日(金)〜30日(木) 東京・ヒューマントラストシネマ渋谷3月24日(金)〜4月6日(木) 大阪・シネ・リーブル梅田3月24日(金)〜4月6日(木) 愛知・伏見ミリオン座4月15日(土)〜21日(金) 北海道・シアターキノ■「TBSドキュメンタリー映画祭2023」LiLiCoインタビュー映画祭公式HP::
2023年03月17日学校法人国際文化学園の美容考古学研究所では、土偶、埴輪のヘアメイクから縄文、弥生、古墳時代の美容を研究、歴史的遺物から当時の髪型や化粧を類推して再現することを主とする活動の一環として、毎月末の最終水曜日に定例サロンを無料開催しています。今月のテーマは「沖縄からじ結い」です。沖縄にはからじ結いという独特の結髪法があります。からじ結いとは、頭頂に髷(まげ)を作り、その根元に残りの髪を整えて巻きつけ、簪(かんざし)で差し留めたものや、左右のビンを少し非対称にまとめるものなどがあります。身分や職業、生活習慣などによって様々なバリエーションがあり、髪の結い方が異なっていました。沖縄からじ結い 1沖縄からじ結い 2頬杖土偶からじ結いの髪型には、縄文時代中期の土偶にそっくりなものがあります。重要文化財にも指定されている風張1遺跡(青森県八戸市)から出土された頬杖土偶は、まさにからじ結いとも捉えられるような土偶髪型ではないでしょうか。沖縄と縄文との関連性はよく言われることですが、髪型からも、その深い結びつきが考えられるのではないでしょうか。今月のサロンは、3月22日(水)16:30より国際文化学園美容考古学研究所(渋谷区神泉町1-4 国際文化理容美容専門学校渋谷校 6号館B棟4F)にて開催いたします。ゲストに、玉木流琉装からじ結い研究所師範の久保頼野さんを講師にお招きし、会場で実際にモデルの髪を結っていただきます。沖縄の伝統装束と共に、琉球文化と縄文との関係について、会場の皆様と考案していきたいと思います。どなた様も無料でご参加いただけますので、お気軽にご参加ください。玉木流琉装からじ結い研究所 東京支部解説 久保頼野(玉木流琉装からじ結い研究所 師範)アドバイザー:譽田亜紀子(文筆家)【開催日時】第21回 美容考古学勉強会日時:2023年3月22日(水)16:30~会場:国際文化学園美容考古学研究所 ※会場が変更になる場合もございます(渋谷区神泉町1-4 国際文化理容美容専門学校渋谷校 6号館B棟4F)費用:無料▼参加希望の方はこちらより▼国際文化学園 美容考古学研究所主任研究員 篠原博昭TEL : 03-6416-5348Mail : shinohara@kokusaibunka.ac.jp Facebook: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月14日各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。沖縄県・読谷村にある滞在型リゾート「星のや沖縄」のダイニングでは、2023年3月1日に沖縄で親しまれている食材の新たな魅力に出会う「琉球シチリアーナ」春のディナーコースを提供開始します。春のディナーコースではカツオや島らっきょう、ゼンマイなど沖縄の春を彷彿させる食材をふんだんに取り入れました。シャキシャキとした春野菜の食感や、月桃の香りを楽しめるコースです。春の味覚を引き立てる独創的なペアリングとともに、新たな食材の魅力を伝えます。カツオとトマトの冷製カッペリーニ琉球シチリアーナとはイタリアのシチリア島の料理は、イタリア本土にはない独特な食文化が特徴です。歴史や地理的な理由から様々な国の影響を受け、今もなお、古代ギリシャ、カルタゴ、ローマ、アラブ、ノルマンなどの各時代の文化を色濃く残しています。これは、他地域からの影響を取り入れながら独自の料理文化を築いている沖縄とよく似ている点です。また、シチリア島は沖縄と同様に、美しい海と温暖な気候に恵まれています。手に入れやすい新鮮な魚介や柑橘を食材に多用していることも、沖縄料理と類似しています。このような類似性のある土地で用いられる料理法であれば、沖縄で親しまれる食材との相性も良く、組み合わせることで新たな魅力を引き出すことができると考え、「琉球シチリアーナ」を考案しました。<春のディナーコース>Antipasto freddo車海老と人参の前菜魚介のスープのジュレとたっぷりの車海老に、甘みのある人参のピュレをあわせました。あえてシンプルに仕立てた料理は、上にあしらった「海ぶどう」のぷちぷちとした食感とともに、食材の豊かな味わいを堪能できます。Pastaカツオとトマトの冷製カッペリーニ濃厚で甘みのあるトマトとカツオを合わせました。春の訪れを感じるカツオはじっくりと焼き上げて酒盗の旨味をきかせたソースとともに味わいます。泡には生姜の香りを合わせ、風味豊かに仕立てました。豊かな海を感じる華やかな一皿です。Stuzzichinoストゥッツィキーニ琉球王朝時代に宮廷料理で使われていた東道盆(とぅんだーぶん)から着想を得た、前菜の盛り合わせです。もともとは漆器で作られていた蓋付きの器で、来客をもてなす際にさまざまな料理を少しずつ盛り合わせて振る舞われていました。シチリアと読谷村の街並みが融合した風景を描いた鮮やかな焼き物の器の中に、一口サイズの料理を散りばめ、華やかにおもてなしを表現しています。Pasta豚肉ラグーのトンナレッリ豚肩ロースをケッパーとともに柔らかく煮込んだラグーソースと沖縄で親しまれている豚の塩漬け肉「スーチカ」を組み合わせました。「宮古ゼンマイ」と呼ばれるシャキシャキとした食感を感じるゼンマイは、軽やかな味わいです。仕上げにレモンを削り、爽やかな香りが広がります。Pesceミーバイのカルトッチョ沖縄で「ミーバイ」と呼ばれるハタ科の白身魚をイタリアの伝統調理法「カルトッチョ」で仕上げました。「ミーバイ」を海老のすり身と一緒に紙に包んでふっくらと蒸しあげました。昆布だしや魚介の旨味をたっぷりと閉じ込めたスープとそら豆や芽キャベツとともに味わいます。Carne牛フィレ肉の月桃包み焼き香ばしく焼き上げた牛フィレ肉を島らっきょうや島菜などの野菜と合わせました。焦げ目をつけた月桃の葉が華やかに香ります。沖縄で親しまれている「油味噌」とトマトの酸味がアクセントのソースが、お肉の旨味をより一層引き立てます。Primo Dolceパイナップルとミントのグラニータシチリア生まれの氷菓「グラニータ」。香りの良いミントと合わせたモヒート風味のアイスをシャリシャリとした食感の粗目の氷にし、その上にパイナップルとパッションフルーツの氷を載せて2種のグラニータに仕上げました。最後のデザートに向けてリフレッシュできる甘酸っぱく爽やかな味わいです。Dolceタンカンのカッサータドライフルーツを詰め込んだシチリアで親しまれる冷たいデザート「カッサータ」を、沖縄を代表する柑橘「タンカン」を使い、アレンジしました。タンカンの爽やかな甘みやレモンの酸味、ナッツの芳ばしい香りが広がるアーモンドのメレンゲやピスタチオソース、下に隠れたチョコレートムースで味わいの変化を楽しみます。「琉球シチリアーナ」春のディナーコース概要期間:2023年3月1日~6月30日料金:1名15,730円(税・サービス料込、宿泊料別)予約:公式サイト([ ]{ })にて前日まで受付対象:宿泊者備考:仕入れ状況により、料理内容や食材が一部変更になる場合があります。星のや沖縄総料理長政井茂(まさいしげる)プロフィール2001年リゾナーレ八ヶ岳(山梨県・北杜市)の料理長に就任。素材の持つ可能性を最大限に引き出す調理法を見極め「この土地ならではの食材との出会い」を提供することを大切に、研鑽を積む。2021年、星のや沖縄総料理長に就任。新たに出会う沖縄食材の可能性を日々探究している。「琉球シチリアーナ」の料理にあわせたワインペアリング星のや沖縄のダイニングでは、シチリアを含む南イタリアを中心に90種以上のワインを取り揃えています。国内外のワインに精通するソムリエがセレクトする独創性のあふれるペアリングのコースでは、乾杯からデザートまで7種のワインとのマリアージュでディナーを堪能できます。料理を際立たせる、沖縄とシチリア双方の要素を取り入れた器ダイニングでは、「琉球シチリアーナ」のコンセプトをより鮮やかに表現するため、沖縄とシチリア双方の要素を取り入れた器を使用しています。・おもてなしの器「東道盆(とぅんだーぶん)」前菜で登場する蓋つきの器は、独特の色使いや模様のユニークさなど、力強く個性的な作風が特徴の小孫氏の作品です。琉球で大切なお客様をもてなす際に使われていた器「東道盆(とぅんだーぶん)」をモチーフに作られました。本来は漆器で作られる東道盆を、コンセプトに合わせ、読谷村で親しみのある陶で制作しています。蓋の表には、シチリアの街と沖縄の海と太陽を、裏にはシチリア語や日本語を織り交ぜた文字を模様のように散りばめ、シチリアと沖縄の要素が融合した「琉球シチリアーナ」を表現しています。<小孫哲太郎(こまご てつたろう)氏>沖縄の大学で陶芸を学び、伝統技法やちむんを体得。 糸満工芸陶苑で修業後、現在は千葉県にアトリエを構え、一点物ばかりを制作する。 メッセージ性の強さを感じる渾身の象嵌(ぞうがん)やトロピカルな色彩感覚が特徴。・シチリアの海と太陽を想起させる器シチリアを想起させるカラフルでポップなデザインの器は、栢野氏の作品です。栢野氏の作品から「シチリア」らしさを感じ、器の制作を依頼しました。思いついた柄を鉛筆でラフ書きして、後から色付けをする、狙って作らない作風が生み出す個性的な作品が揃いました。シチリアのシンボルであり「トリナクリア」と呼ばれる3本足のデザインや、レモン、バジル、オリーブなどのモチーフを取り入れています。<栢野紀文(かやの のりふみ)氏>岡山県出身。陶芸家吉川正道氏に弟子入りし、7年間の下積みを経て独立。カラフルな釉薬を使った、サーカスの賑わいを感じさせるポップなデザインが魅力。自身のひょうひょうとしたキャラクターも人を惹きつけてやまない。・存在感を放つ、マットでシンプルなやちむんテーブルセットからアフタードリンクまでコースを通してテーブルを彩る器は、沖縄県名護市で活動する紺野氏の作品です。ダイニングの雰囲気に馴染むシンプルでナチュラルな色合い、マットで気品のある表面の仕上がりに、紺野氏の個性が光っています。沖縄の素材にこだわって作られる、力強くもどこか異国情緒をまとった作品が、ダイニングを上品に演出します。<紺野乃扶子(こんの のぶこ)氏>沖縄県立芸術大学工芸専攻陶芸コース卒業後、名護市「土の実ファーム」の築窯に関わり、現在も同窯にて制作活動中。釉薬をあまり塗らない、マットでシンプル、ナチュラルな作品が中心。一つ一つ手作業で作られる微妙に違った形や風合いに愛着が湧く。料理を引き立たせるダイニングの建築設計高さ5mの天井が生み出す開放的な空間が広がり、海と白い砂浜を連想させる、青と白を基調とした内装。青い壁の塗料にはわずかにシルバーを混ぜ、海中を泳ぐ小魚や水面の光を表現。白い壁には砂粒ほどの大きさの骨材を混ぜ、自然な風合いを出しました。海のすぐ側にありながら窓を全てオープンにせず、海の存在を感じながらもテーブルの上に意識を向ける。沖縄の食材とシチリア料理の出会いを、ゆっくり楽しめる空間を用意しています。■星のや「夢中になるという休息」をコンセプトに、各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。国内外に展開する各施設は、その土地の風土、歴史、文化などの本質を識る喜びを滞在に織り込み、訪れた人を日々の時間の流れから解き放ちます。URL:[ ]{ }■星のや沖縄海と共に暮らす、琉球文化を昇華させた「グスクの居館」。沖縄の史跡から発想を得た「グスクウォール」と自然海岸に囲まれた敷地に、色彩豊かな畑と庭、海に臨む客室や沖縄文化を体験する道場が広がる、沖縄の贅沢を集めた、海岸線に沿うリゾートです。〒904-0327沖縄県中頭郡読谷村儀間474/客室数:100室[ ]{ } 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月14日